JP2000347502A - 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents
現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置Info
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Abstract
装置において、現像装置始動時におけるトナー飛散及び
不良画像、現像装置停止時における現像剤担持体間の現
像剤滞留を防止すると共に、長時間放置後や現像装置始
動時に現像剤担持体上に現像剤を安定して均一に担持さ
せることのできる現像装置及びこの現像装置を備える画
像形成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 現像装置2の動作開始時に上記回転方向
下流側に配設される現像スリーブ30が上記回転方向上
流側に配設される現像スリーブ20より先に回転を開始
するよう設定されていることにより達成される。
Description
像担持体体に現像剤を付与することにより、該潜像を現
像剤像として可視化する現像装置及びこの現像装置を備
える画像形成装置に関するものである。
潜像担持体上を一様に帯電させた後、アナログ露光又は
半導体レーザー或いはLEDによる画像露光を行い、該
潜像担持体上に静電潜像を形成した後、該静電潜像を現
像装置によって現像剤像として可視像化し、記録媒体た
る転写材に上記現像剤像を転写した後、該転写材を潜像
担持体から分離し定着装置によって定着処理を施すこと
によって定着画像として出力する画像形成装置が知られ
ている。
ついて図10に基づき説明する。
a−Si等の光導電層を備え矢印B方向に回転される潜
像担持体たる感光ドラム101を有している。
の感光ドラム101の表面が、一次帯電器103によっ
て、例えば−700Vに一様帯電される。
12により、感光ドラム101上の露光部の表面電位を
例えば−200Vに減衰させ、感光ドラム101上に画
像の画像信号に応じた潜像を形成する。画像露光112
には、例えば半導体レーザー或いはLEDアレーが用い
られる。
たる現像器102により上記潜像を現像してトナー像と
して可視化する。乾式一成分現像剤を用いた現像装置
は、簡易でキャリア等の交換が要らないため高耐久高寿
命であり、例えば磁性一成分トナーを用いたジャンピン
グ現像等がある。尚、現像器102は負に帯電した黒ト
ナーを用いる。又、現像時、現像器102に備えられた
現像剤担持体たる現像スリーブには現像バイアスとし
て、−500V程度の直流バイアスを印加して、感光ド
ラム101上の潜像を反転現像させる。
を用いて転写前処理を施し(通常はDC若しくはACに
よるコロナの付与、又は光除電などを組み合わせたりす
る)、感光ドラム101に供給された転写材上に転写帯
電器104により転写する。
装置たる定着器107に送ってトナー像を転写材上に定
着し画像が得られる。一方、現像に供されず感光ドラム
101上に残った転写残りのトナーをクリーニング装置
106により除去し、次の画像形成に備える。
に、従来の現像装置においては、特開平03−2040
84に記載されているように2成分磁気ブラシを用いた
現像装置に現像スリーブを複数備えて対応していたり、
又、特開平02−188778に記載されているように
複数の現像剤担持体たる現像スリーブを備え、各現像ス
リーブと潜像担持体たる感光体との距離を感光体の回転
方向下流側の現像スリーブほど近づけることにより、現
像スリーブから感光体へのトナーの補給量の均一化を図
っている現像装置が知られている。
像装置においては、画像形成装置の小型化を図るため
に、特公平3−5579に開示されているように、現像
スリーブの小型化を施した現像装置が知られている。
置にあっては、画像の濃度維持の点で優れ、潜像担持体
の回転方向上流に配設された現像スリーブのためのトナ
ー層厚規制には磁性ブレードなどが用いられるのに対し
て、下流の現像スリーブは上流の現像スリーブでトナー
層厚規制を行うため、複数の現像スリーブの間に別途ト
ナー層厚規制部材を設ける必要がなくコンパクト性に優
れ省スペースである。
複数の現像スリーブを備える現像装置にあっては、互い
に隣接する現像スリーブの回転方向は互いに逆方向であ
るため、現像装置の動作始動時においては、従来のよう
にそのまま現像スリーブを回転させるとトナー飛散をし
て、潜像担持体の回転方向下流部に配設される転写帯電
器を汚して転写不良やワイヤー汚れによる画像不良を起
こしたり、出力画像先端部にトナーが付着(以下、先端
画像不良という)する虞があった。
像装置にあっては、潜像担持体の回転方向上流側に配設
された現像スリーブのためのトナー層厚規制には磁性ブ
レードなどが用いられるのに対して、潜像担持体の回転
方向下流側に配設される現像スリーブは隣接する上記回
転方向上流側の現像スリーブによってトナー層厚規制を
行うため、長時間放置後や現像装置始動時に上記回転方
向下流側の現像スリーブ上にトナー層を安定均一にコー
トすることは困難であった。
像装置にあっては、現像装置停止時においても停止後に
現像剤が現像スリーブ間で溜まった状態になり、その
後、現像装置を始動すると更に飛散レベル、画像不良レ
ベル、ワイヤー汚れによる画像不良を悪化させることと
なる。
備える現像装置において、現像装置始動時におけるトナ
ー飛散及び不良画像、現像装置停止時における現像剤担
持体間の現像剤滞留を防止すると共に、長時間放置後や
現像装置始動時に現像剤担持体上に現像剤を安定して均
一に担持させることのできる現像装置及びこの現像装置
を備える画像形成装置の提供を目的とする。
明は、回転可能な潜像担持体上に形成された潜像を現像
剤によって可視像化する現像装置であって、現像剤を収
容する現像剤容器と、潜像担持体と対向配設され現像剤
を担持する複数の現像剤担持体とを有し、各現像剤担持
体は、内部に固定配置され周方向に複数の磁極を有する
磁界発生手段を備えており、互いに隣接する現像剤担持
体は、潜像担持体の回転方向上流側の現像剤担持体が、
潜像担持体の回転方向下流側の現像剤担持体に担持され
た現像剤量を規制するよう互いに近接して配設されてい
る現像装置において、現像装置の動作開始時に上記回転
方向下流側の現像剤担持体が上記回転方向上流側の現像
剤担持体より先に回転を開始するよう設定されているこ
とを特徴とする現像装置である。
連の画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒
体に記録する画像形成装置であって、上記現像装置を備
えることを特徴とする画像形成装置である。
て添付図面に基づき説明する。
実施形態にかかる画像形成装置ついて説明する。
の概略構成を示す。
は、プロセススピードが460mm/secで毎分90
枚の白黒デジタル複写機であって、潜像担持体たる感光
体にφ108のa−Siドラム感光体を用いている。a
−Siドラム感光体は、有機感光体に比べ、高耐久で寿
命が300万枚以上あり、高速機に向いているという特
徴がある。
すように、潜像担持体たる感光ドラム1が帯電器3によ
り例えば+500Vに一様帯電された後、600dpi
で画像露光12がなされる。画像露光12は半導体レー
ザーを光源として画像信号により変調されたレーザービ
ームであり、レーザービームはモーターにより一定の回
転数で回転する多面鏡により偏光され、結像レンズを経
て、折り返しミラーで反射された後、感光ドラム1上を
ラスタ走査されその露光部の表面電位を例えば+100
Vに減衰させて像状の潜像を形成する。該レーザービー
ムの波長は680mmである。
ナー像として現像する。
寿命1000k枚までメンテナンスの要らない高耐久な
現像方式である黒の磁性1成分現像剤を用いた現像であ
り、複数の現像剤担持体たる現像スリーブを用いた正規
現像を行う。
のトナーがなくなると、圧電素子22がそれを検知し
て、マグロール24を回転させてホッパー9B内のトナ
ーが現像装置2内に補給されるようになっている。
よってトナー像にされた後、該トナー像は、ポスト帯電
器10によって総電流−200μA(AC+DC)で帯
電させた後、矢印方向に進む転写材に転写帯電器4によ
って転写され、トナー像の転写された転写材は定着装置
たる定着器7に送られ該トナー像が定着される。
いて詳しく説明する。
メンテの要らなく高耐久高信頼性で生産性の高い一成分
磁性トナーであり、またトナーはネガトナーで粒径は
7.0μmであり、外添剤としてSiO2が1.0%ま
ぶされている。
現像スリーブ20,30を有している。
あるφ20のアルミA2017の上にFGB#300で
ブラスト処理をした後、その表面にコーティングをおこ
なったものである。
30のAl表面を保護するための膜であり、現像スリー
ブの回転周期で発生する所謂スリーブゴースト画像を防
止するとともに現像スリーブ表面の耐久性を高めるため
のものである。
にフェノール樹脂、結晶性グラファイト及びカーボンを
100:36:4の重量比割合で混合して、膜厚10μ
mで150℃環境で硬化させた膜を用いた。コーティン
グの厚さは、安定かつ均一な膜を形成するために、10
μm程度となっている。この場合、樹脂の重量Bに対す
る樹脂以外のもの(結晶性グラファイト+カーボン)の
重量Pの比B/Pは、1/2.5である。尚、グラファ
イトとカーボンの比はカーボンの分散性より9:1が好
ましい。
に、現像スリーブ20,30は、内部に周方向に6極の
磁極を有するマグネット20a,30aと、現像スリー
ブ20,30の外周に沿って現像スリーブ20,30の
軸線方向両端部近傍に設けられ2本スリーブ用の主に鉄
よりなるモルグロイ(KNメッキ、透磁率10−6)で
作製された磁性シール部材2dとを有している。
部材2dとのギャップは、近接する周面全体に亘り40
0μm±100μmとなっている。
となっており、マグネット30aの長さL2は305m
mとなっている。
ては、現像スリーブ20,30の軸線方向(長手方向)
において、磁性シール部材2dの外側の端部の位置とマ
グネット20a,30aの端部の位置とを一致させるの
が一番好ましい。
側よりマグネットが外に出ると、上記軸線方向の外にも
磁力が存在してしまい、該磁力によってトナーが外に運
ばれてしまい、トナー漏れを引き起こす虞があるからで
ある。
グネットの端部が中に入り過ぎると、本来、磁性シール
部材とマグネットの間で磁気ブラシを形成して、トナー
漏れを無くすための磁性シール部材が、磁性シール部材
の外端部では磁力が存在しないのにもかかわらず、現像
スリーブ上には磁性シール部材の幅で磁気ブラシを形成
するため、現像スリーブの軸線方向端部に担持されたト
ナーは、外側に漏れると同時にトナー層厚も大きくな
り、ボタ落ちする虞がある。
0,30の軸線方向(長手方向)において、現像スリー
ブとマグネットとの関係等のガタを考慮して図4に示す
ようにマグネット20a,30a端から1mm内側に入
ったところに磁性シール部材2dの端部が位置するよう
になっている。
れ、図5及び表1に示すような6極の磁場パターンを有
するマグネット20aを備え、感光ドラム1の周速度
(周面の移動速度)に対して130%の周速度で回転す
るようになっている。
ード2gによって層厚を規制されるようになっている。
尚、現像スリーブ20と磁気ブレード2gとの距離S−
Bgapは250μmであり、現像スリーブ20と感光
ドラム1との距離S−Dgapは250μmである。
又、現像スリーブ20には、図6に示すようなVpp1
500V、周波数2.7kHzの矩形波を+200Vの
DCバイアスに重畳したACバイアスが印加され、磁性
一成分非接触現像が行われるようになっている。従っ
て、本実施形態において、現像コントラストは飛翔方向
に300V、かぶりとりコントラストが100Vとな
る。
20のアルミA2017にAI表面を保護するための膜
を形成したものを用いており、現像スリーブ30の内部
には、図3及び表2に示すような6極の磁場パターンよ
りなるマグネット30aを備えている。
0V、周波数2.7kHzの矩形波を+200VのDC
バイアスに重畳したACバイアスが印加されるようにな
っている。
印加されるACバイアスは、現像スリーブ20に印加さ
れるACバイアスと同一なので、現像スリーブ20,3
0に印加されるACバイアスのための電源を共用して一
つの電源より供給することによりコストダウンを図るこ
とができると共に、電源のためのスペースが少なくて済
むので省スペース化を図ることができる。
度に対して130%の周速度で回転するようになってい
る。
感光ドラム1の回転方向上流側に配設される現像スリー
ブ20により行われる。現像スリーブ20と現像スリー
ブ30との間の距離は300μmとなっており、これ
は、現像スリーブ20から感光ドラム1へのトナー供給
量と現像スリーブ30から感光ドラム1へのトナー供給
量とが等しくなるようにするためである。このようにす
ることで、現像スリーブ30上のトナーコート量(w
S)を約1.0mg/cm2規制している。現像スリー
ブ30と感光ドラム1との距離S−Dgapは250μ
mである。
いて、各現像スリーブによる単位時間あたりのトナー供
給量を揃えることは、複数現像スリーブの現像特性を一
致させ、階調性を安定させる制御を可能にする上で最も
重要である。
光ドラムの回転方向下流側の現像スリーブ上のトナーコ
ート(トナー量規制)を感光ドラムの回転方向上流側の
現像スリーブによって行い、互いに隣接する現像スリー
ブの回転方向が互いに逆方向である系において、トナー
飛散、画像不良、ワイヤー汚れを改善したものである。
特に、負極性トナーはトナー飛散のレベルがかなり悪い
ため、本方式における効果が大きい。
に現像スリーブ上のトナー層厚を規制するための部材等
を設けていないので、よりコンパクトな構成になってい
る。
ーブ20は、磁性ブレード2gによって現像スリーブ2
0上のトナー規制が行われた後、現像スリーブ30のト
ナーを規制するようになっており、現像スリーブ30
は、現像スリーブ20がトナー規制部でトナーの進行方
向と逆方向に回転することにより現像スリーブ30上の
トナーが規制されるようになっている。
ーブ20及び現像スリーブ30の間にはトナーが溜りや
すく、このトナーは十分帯電されてないため、画像形成
始動時にはトナー飛散を引き起こし、現像装置下の転写
帯電器部にトナーが積もったり、トナーが舞って一次帯
電器のワイヤー汚れを促進し、しいてはワイヤー汚れを
原因とする画像不良を生じる虞があった。又、画像先端
部にこの溜まったトナーが原因となり画像の先端に汚れ
が生じる虞があった。
メインモータの回転(感光ドラムの回転)とのタイミン
グチャートを示す。
ける現像スリーブ及びメインモータの駆動タイミングシ
ーケンスを示す。
ず、メインモータが始動した後、静電潜像を感光ドラム
上に形成し、該静電潜像が現像部にくる手前で感光ドラ
ムの回転方向上流側の現像スリーブ、感光ドラムの回転
方向下流側の現像スリーブとも現像工程のため、同時に
駆動する。そして、現像工程終了後、上記回転方向上流
側の現像スリーブ、上記回転方向下流側の現像スリーブ
とも同時に回転を停止する。
は、画像形成順に第一現像部にきた時に上記回転方向上
流側の現像スリーブを回転させ、上記回転方向下流側の
現像スリーブはその後回転し、回転終了後もこの順番で
停止する。
態では、画像形成始動時の上記回転方向下流側の現像ス
リーブが上記回転方向上流側の現像スリーブより先に回
転を開始することを特徴とする。
態にかかる画像形成装置の実力を表3に示す。
に、トナー飛散、ワイヤー汚れ、先端画像不良ともレベ
ルが改善されていることがわかる。これは、上記回転方
向下流側の現像スリーブを先に回転させることで、隣接
する現像スリーブ間の現像剤溜り部分のトナーを上記回
転方向下流側の現像スリーブに先にコートしてしまうた
めである。特に、一成分トナーはコートが薄層であるた
め、隣接する現像スリーブ間に現像剤溜り部分を生じや
すい。
示す通りである。
数 ○:250k枚 △:100k枚〜250k枚 ×:100k校以下 <先端画像不良>(主観評価) ○:250k枚までOK ×:100枚以内に発生 又、本実施形態にかかる現像スリーブの駆動タイミング
のシーケンスについては図9に示すとおりである。
の小型現像システムであるとともに複数の現像スリーブ
を有する小型な現像装置において、現像剤始動時にトナ
ー飛散や不良画像が出力されるのを防ぐこと、又、長時
間放置後や現像装置始動時においても現像スリーブ上の
トナーコートを均一にかつ安定に保つこと、更に、現像
装置停止後に現像剤が現像スリーブ間で溜まった状態に
ならないようにし、トナートナー飛散や、不良画像が出
力されるのを防ぐことを可能にし、濃度が高濃度でかつ
安定した現像装置を提供することができる。 (第二
の実施形態)次に、本発明の第二の実施形態について説
明する。尚、第一の実施形態と同様の構成に関しては、
同一符号を付し、その説明を省略する。
装置の動作終了)時に、潜像担持体の回転方向上流側の
現像剤担持体が潜像担持体の回転方向下流側の現像剤担
持体より先に回転を終了することにより、第一の実施形
態における効果に加え、更にトナー飛散、ワイヤー汚
れ、先端画像不良について改善したものである。
に備えられた現像装置2について詳しく説明する。
一成分磁性トナーを用いており、図2に示すように、非
磁性部材であるφ20のアルミA2017の上にFGB
#600でブラスト処理をした後、その表面にコーティ
ングを施した2本の現像剤担持体たる現像スリーブ2
0,30を有している。上記コーティングは、現像スリ
ーブの回転周期で発生する所謂スリーブゴースト画像を
防止するとともに現像スリーブ表面の耐久性を高めるた
めのものである。
ドラム1の周速度に対して150%の周速度で回転する
ようになっており、現像スリーブ20上のトナーは、磁
気ブレード2gによって層厚を規制されるようになって
いる。尚、感光ドラム1と現像スリーブ20との距離S
−Bgapは250μmであり、現像スリーブ20と感
光ドラム1との距離S−Dgapは200μmである。
うなVpp1400V、周波数2.7kHzの矩形波を
+200VのDCバイアスに重畳したACバイアスがさ
れることによって磁性一成分非接触現像が行われる。従
って、現像スリーブ20による現像コントラストは、飛
翔方向に300V、かぶりとりコントラストが100V
となる。
すようなVpp1400V、周波数2.7kHzの矩形
波を+200VのDCバイアスに重畳したACバイアス
が印加されるようになっている。
印加されるACバイアスは、現像スリーブ20に印加さ
れるACバイアスと同一なので、現像スリーブ20,3
0に印加されるACバイアスのための電源を共用して一
つの電源より供給することによりコストダウンを図るこ
とができると共に、電源のためのスペースが少なくて済
むので省スペース化を図ることができる。
度に対して150%の周速度で回転するするようになっ
ており、現像スリーブ30上のトナーの層厚規制は現像
スリーブ20によって行われるようになっている。尚、
現像スリーブ20及び現像スリーブ30の距離S−Bg
apは200μmであり、感光ドラム1と現像スリーブ
30との距離S−Dgapは260μmである。
る。
装置の動作終了)時に、潜像担持体の回転方向上流側の
現像剤担持体が潜像担持体の回転方向下流側の現像剤担
持体より先に回転を終了することである。
の回転とメインモータの回転(ドラム回転)との駆動タ
イミングチャートを示す。
ず、メインモータが始動した後、静電潜像を感光ドラム
上に形成し、該静電潜像が現像部にくる手前で感光ドラ
ムの回転方向上流側の現像スリーブ、感光ドラムの回転
方向下流側の現像スリーブとも現像工程のため、同時に
駆動する。そして、現像工程終了後、上記回転方向上流
側の現像スリーブ、上記回転方向下流側の現像スリーブ
とも同時に回転を停止する。
は、画像形成順に第一現像部にきた時に上記回転方向上
流側の現像スリーブを回転させ、上記回転方向下流側の
現像スリーブはその後回転し、回転終了後もこの順番で
停止する。
態では、画像形成始動時の上記回転方向下流側の現像ス
リーブが上記回転方向上流側の現像スリーブより先に回
転を開始することを特徴とすると共に、画像形成終了時
に、上記回転方向下流側の現像スリーブが上記回転方向
上流側の現像スリーブより先に回転を終了することを特
徴とする。
イミングのシーケンスについては図9に示すとおりであ
る。
にあっては、画像終了時に現像スリーブ間にトナーが溜
まったままで終了するのを防ぎ、次の画像形成開始時に
備えるようになっているので、更にトナー飛散、ワイヤ
ー汚れ、先端画像不良を改善することができる。
の小型現像システムであるとともに小型の現像装置にお
いて、現像剤始動時にトナー飛散や不良画像が出力され
るのを防ぐこと、又、長時間放置後や現像装置始動時に
おいても現像スリーブ上のトナーコートを均一にかつ安
定に保つこと、更に、現像装置停止時においても停止後
に現像剤が現像剤担持体間で溜まった状態にならないよ
うにし、トナー飛散や、不良画像が出力されるのを防ぐ
ことを可能にし、濃度が高濃度でかつ安定した現像装置
を提供することができる。
の実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同
様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略
する。
潜像担持体の回転方向上流側の現像剤担持体が、潜像担
持体の回転方向下流側の現像剤担持体が一回転した後に
回転を開始することにより、第一の実施形態及び第二の
実施形態における効果に加え、更にトナー飛散、ワイヤ
ー汚れ、画像不良を良くし、上流、下流部でのトナーコ
ートを安定させ、均一な高画質化を図ったものである。
トナーのリユースが可能な画像形成装置に、本発明の現
像装置を適用したことである。リユース系トナーは、基
本的には転写されずに残りクリーニングで回収された廃
トナーであるために、劣化によって新しいトナーと比較
して、トリボが極端に小さいために飛散が更に悪くな
る。本実施形態はこれらのことを鑑みて実施したもので
ある。
成システムであって、プロセススピードが500mm/
s、110枚/分であり、潜像担持体としてa−Siド
ラムを用いた画像形成装置たるデジタル複写機について
説明する。
デジタル複写機に備えられた潜像担持体たる感光ドラム
201の表面を、一次帯電器203により+500Vに
一様帯電する。
1表面を波長680μmの半導体レーザーによって60
0dpiでPWMによる露光212を行って、感光ドラ
ム201上に静電潜像を形成する。次に、現像装置たる
現像器202により反転現像し、トナー像として可視化
する。
ジ極性の磁性一成分トナーを用い、ジャンピング現像を
行なうようになっている。これは、従来の2成分現像剤
を用いた場合ではキャリアの交換を10万枚ごとにサー
ビスマンが行わねばならずメンテフリーでないためリユ
ースの利点があまり反映できないため、それに対して乾
式磁性一成分トナーを用いた場合はノーメンテで済むか
らである。
スは2000Hz、1500Vpp、Duty50%の
交流電圧に+400Vの直流電圧を重畳したバイアス電
圧を印加するようになっている。S−Bgapは250
μmとなっており、S−Dgapは250μmとなって
いる。
上に総電流+200μA流してトナー像を帯電させた
後、矢印C方向に進む転写材に転写帯電器204により
転写し、定着器207に送ってトナー像を定着する。
ナーをクリーニング装置206により除去、回収して搬
送パイプ8を通して廃トナー(リユーストナー)を現像
ホッパー209に戻す。
材が内部にあり、回転することでリユーストナーを運ぶ
ようになっている。更に詳細を述べると図8に示すよう
に運ばれたリユーストナーは現像ホッパー209Bに入
れられ再利用される。
に入れられ、マグローラ221A,221Bにより磁力
でそれぞれのトナーは引きつけられ、マグローラ221
A,221Bが回転することにより現像器202内にト
ナーは運ばれるようになっている。尚、本実施形態では
リユーストナーと新たなトナーとを現像器内で混ぜる方
法を採用したが、ホッパー内に混合するスペースを設け
混ぜても構わない。
現像スリーブ20,30に送られ、感光ドラム201上
の潜像の現像に供される。マグローラ221Aの通常の
回転速度は2回転/分でマグローラ221Bの回転速度
を変化させる。マグローラ回転の信号は現像器2内のピ
エゾセンサー(図示せず)(TDK製)にトナーの自重
がかからなくなり、振動するとトナー供給信号が発せら
れるようになっている。通常、マグローラ221Bの回
転速度はマグローラ221Aの回転速度に対して10/
90(マグローラ9A:マグローラ9B=9:1)とな
っている。
ドラム201の回転方向上流側の現像スリーブ20が、
感光ドラム201の回転方向下流側の現像スリーブ30
が回転した後に回転を開始することである。
の回転とメインモータの回転(ドラム回転)との駆動タ
イミングチャートを示す。
ず、メインモータが始動した後、静電潜像を感光ドラム
上に形成し、該静電潜像が現像部にくる手前で感光ドラ
ムの回転方向上流側の現像スリーブ、感光ドラムの回転
方向下流側の現像スリーブとも現像工程のため、同時に
駆動する。そして、現像工程終了後、上記回転方向上流
側の現像スリーブ、上記回転方向下流側の現像スリーブ
とも同時に回転を停止する。
は、画像形成順に第一現像部にきた時に上記回転方向上
流側の現像スリーブを回転させ、上記回転方向下流側の
現像スリーブはその後回転し、回転終了後もこの順番で
停止する。
態では、画像形成始動時の上記回転方向下流側の現像ス
リーブが上記回転方向上流側の現像スリーブより先に回
転を開始することを特徴とすると共に、画像形成終了時
に、上記回転方向下流側の現像スリーブが上記回転方向
上流側の現像スリーブより先に回転を終了し、更に、画
像形成始動時に、潜像担持体の回転方向上流側の現像剤
担持体が、潜像担持体の回転方向下流側の現像剤担持体
が一回転した後に回転を開始することを特徴とする。
イミングのシーケンスについては図9に示すとおりであ
る。
像剤担持体の回転開始からの時間と該回転方向下流側の
現像剤担持体上でのトナーコート量との関係を示す。
現像剤担持体のトナー層厚規制を上記回転方向上流側の
現像剤担持体により行う現像装置で一成分磁性現像剤を
用いる系においては、図8に示すように、回転開始から
一定時間たった後、トナーコート量が安定する。
で示すように上記回転方向下流側の現像剤担持体がおよ
そ一回転した後である。
msした後に現像スリーブ20の回転を開始させるシー
ケンスを採用している。
にあっては、第一の実施形態及び第二の実施形態より更
にトナー飛散、ワイヤー汚れ先端画像不良を改善するこ
とができると共に、トナーコートの安定性を良くするこ
とができる。
応の現像システムであるとともに、高速機対応の小型現
像システムにおいて複数の現像スリーブを有する小型の
現像装置において、現像剤始動時にトナー飛散や不良画
像が出力されるのを防ぐこと、又、長時間放置後や現像
装置始動時においても現像スリーブ上のトナーコートを
均一にかつ安定に保つこと、更に、現像装置停止時にお
いても停止後に現像剤が現像剤担持体間で溜まった状態
にならないようにし、トナー飛散や、不良画像が出力さ
れるのを防ぐことを可能にし、濃度が高濃度でかつ安定
した現像装置を提供することができる。
る発明によれば、複数の現像剤担持体を備える現像装置
において、現像装置始動時におけるトナー飛散及び不良
画像、現像装置停止時における現像剤担持体間の現像剤
滞留を防止すると共に、長時間放置後や現像装置始動時
に現像剤担持体上に現像剤を安定して均一に担持させる
ことができる。
の概略構成を示す断面図である。
の概略構成を示す断面図である。
と、現像剤担持体表面とその支持部材の現像剤担持体端
面近傍との間をシールするための磁性シール部材との位
置関係を説明するための図である。
と、現像剤担持体表面とその支持部材の現像剤担持体端
面近傍との間をシールするための磁性シール部材との現
像剤担持体の軸線方向における位置関係を説明するため
の図である。
の概略構成を示す断面図である。
に印加される現像バイアスを説明するための図である。
の概略構成を示す断面図である。
担持される現像剤量との関係を説明するためのグラフで
ある。
おける潜像担持体及び各現像剤担持体の回転駆動のタイ
ミングを説明するためのタイミングチャートである。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 回転可能な潜像担持体上に形成された潜
像を現像剤によって可視像化する現像装置であって、現
像剤を収容する現像剤容器と、潜像担持体と対向配設さ
れ現像剤を担持する複数の現像剤担持体とを有し、各現
像剤担持体は、内部に固定配置され周方向に複数の磁極
を有する磁界発生手段を備えており、互いに隣接する現
像剤担持体は、潜像担持体の回転方向上流側の現像剤担
持体が、潜像担持体の回転方向下流側の現像剤担持体に
担持された現像剤量を規制するよう互いに近接して配設
されている現像装置において、現像装置の動作開始時に
上記回転方向下流側の現像剤担持体が上記回転方向上流
側の現像剤担持体より先に回転を開始するよう設定され
ていることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 現像剤担持体は、現像装置の動作終了時
に、潜像担持体の回転方向上流側の現像剤担持体が、潜
像担持体の回転方向上流側で該現像剤担持体に隣接する
現像剤担持体より先に回転を終了するよう設定されてい
ることとする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 現像担持体は、現像装置の動作開始時
に、潜像担持体の回転方向上流側の現像剤担持体が、潜
像担持体の回転方向下流側で該現像剤担持体に隣接する
現像剤担持体が一回転した後に回転を開始するよう設定
されていることとする請求項1又は請求項2に記載の現
像装置。 - 【請求項4】 各現像剤担持体は、それぞれ隣接する現
像剤担持体の回転方向が互いに逆方向であることとする
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の現像装
置。 - 【請求項5】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
れた画像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の現像装置
を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15630299A JP3809300B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15630299A JP3809300B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347502A true JP2000347502A (ja) | 2000-12-15 |
JP3809300B2 JP3809300B2 (ja) | 2006-08-16 |
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ID=15624849
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JP15630299A Expired - Fee Related JP3809300B2 (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002062731A (ja) * | 2000-06-09 | 2002-02-28 | Canon Inc | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2003015411A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Canon Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP15630299A patent/JP3809300B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4620900B2 (ja) * | 2000-06-09 | 2011-01-26 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
JP2003015411A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-17 | Canon Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP4669164B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2011-04-13 | キヤノン株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
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