JP2004219741A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】現像剤飛散による弊害を抑制し、良好な画像を出力することができる画像形成装置を提供すること。
【構成】静電潜像を担持して回転する感光ドラム(潜像担持体)と、該感光ドラム表面に対向する現像容器40の開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極NSを有するマグネット(磁界発生手段)42を有し、 磁性トナー(現像剤)45を所定方向に担持搬送する現像スリーブ(現像剤担持体)41と、 該現像スリーブ41上の現像剤層厚を規制する磁性ブレード(磁性体規制部材)43と、前記現像スリーブ41の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像スリーブ41の外周面に対して間隙S−Sgapを介して前記現像容器40にそれぞれ対面配設された端部シールと、を有する画像形成装置において、前記端部シールを現像容器40の開口部両端に取り付けられた磁石シール48で構成する。
【選択図】 図1
【構成】静電潜像を担持して回転する感光ドラム(潜像担持体)と、該感光ドラム表面に対向する現像容器40の開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極NSを有するマグネット(磁界発生手段)42を有し、 磁性トナー(現像剤)45を所定方向に担持搬送する現像スリーブ(現像剤担持体)41と、 該現像スリーブ41上の現像剤層厚を規制する磁性ブレード(磁性体規制部材)43と、前記現像スリーブ41の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像スリーブ41の外周面に対して間隙S−Sgapを介して前記現像容器40にそれぞれ対面配設された端部シールと、を有する画像形成装置において、前記端部シールを現像容器40の開口部両端に取り付けられた磁石シール48で構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、潜像担持部材上に形成された潜像を現像するための現像装置を有する複写装置、画像形成記録装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置には、電子写真プロセスを利用した複写機やレーザビームプリンタがあるが、該画像形成装置の構成及び動作を図7に基づいて簡単に説明する。
【0003】
装置本体内部(以下、「機内」と称する)には、潜像担持部材としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と称する)1が配置されている。本例では、感光ドラム1としてアモルファスシリコン感光体を使用しており、その断面構成を図8に示す。
【0004】
図8において、101はAl等の導電性支持体、104は導電性支持体、102は導電性支持体101からの電荷の注入を阻止するための電荷注入阻止層としての光導電層であり、この光導電層102は光導電性を示す少なくとも非晶質シリコン系材料で構成されている。又、103は光導電層102を保護するための表面保護層、105は導電性支持体101からの反射を防止するための長波長光吸収層である。
【0005】
而して、感光ドラム1は、所定の周速度(プロセススピード)で図示矢印R1方向に回転駆動され、その表面に対して後述の各画像形成プロセスが繰り返し実行される。
【0006】
そして、感光ドラム1は、矢印R1方向の回転過程においてコロナ放電器等の一次帯電器2により、所定の極性と表面電位に帯電処理され、次いで露光部3(カラー原稿画像の色分解に基づく結像露光光学系や画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザビームを出力するレーザスキャナによる走査露光光学系)による画像露光Lを受け取ることにより目的の画像に対応した静電潜像が形成される。
【0007】
ところで、画像形成装置は、感光ドラム1の回転方向(矢印R1方向)について固定的に配置された現像器4を有しているが、この現像器4の詳細を図3に基づいて説明する。
【0008】
図9に示す現像器4において、40は現像容器であり、この現像容器40は、装置の長手方向(図7の紙面に直角方向)に延在する開口部を有し、その開口部に現像スリーブ41が回転自在に設置されている。この現像スリーブ41は、開口部の図9において左略半周面を現像容器40内に突入し、右略半周面を現像容器40外へ露出し、感光ドラム1と対向するようにして回転自在に横設されている。ここで、現像スリーブ41は、例えばアルミニウムやSUS等の材料で構成されている。
【0009】
又、現像スリーブ41と感光ドラム1との間には突き当てコロ46により僅かな微小間隙(S−Dgap)が設けられ、現像スリーブ41は、感光ドラム1の回転方向R1に対して矢印R4a方向に回転駆動される。
【0010】
そして、現像スリーブ41内には、磁界発生手段としてのマグネット42が設けられており、本実施の形態では、マグネット42は永久磁石で構成されている。このマグネット42は、現像スリーブ41の回転に拘らず固定的な磁界を発生できるように現像スリーブ41内に非回転状態で配置されている。
【0011】
更に、現像容器40内の現像スリーブ41の近傍には、現像剤規制部材としての板状の磁性ブレード43が設けられており、この磁性ブレード43は、現像容器40の開口部に固定端を支持され、対向する自由端を現像スリーブ41に近接させている。そして、マグネット42の磁極の1極(N極)が磁性ブレード43に略対向するように配置されている。
【0012】
而して、攪拌部材44により現像スリーブ41上に担持された磁性トナー45は、その後の現像スリーブ41の回転に伴い、磁性ブレード43の現像スリーブ対向部に搬送される。そして、磁性トナー45は、磁性ブレード43と現像スリーブ41の間隙に形成された磁気的な規制部(S−Bgap)により層厚を規制されて現像スリーブ41上に薄層に形成された後、規制部(S−Bgap)を抜け出して感光ドラム1と微小間隙(S−Dgap)を開けて対向した現像領域へと搬送される。そして、現像領域において現像スリーブ41と感光ドラム1との間に、現像バイアスとして直流に交流を重畳した交互電圧を印加することにより、現像スリーブ41上の磁性トナー45が感光ドラム1上の静電潜像に対向して転移・付着して静電潜像をトナー像として現像して可視化する。
【0013】
次に、磁性トナー45の軸方向へのシール構成を図10に基づいて説明する。
【0014】
磁性体端部シール47は、現像スリーブ41の外周に沿って断面略円弧状に成形された磁性体である。この磁性体端部シール47は、現像スリーブ41に内包されたマグネット42の両端部容器側の外周面に対して非接触に配置され、間隙(S−Sgap)を隔てて現像容器40に組み付けられている。
【0015】
現像スリーブ41と磁性体端部シール47との間にはマグネット42によって発生した磁界が発生し、近傍の磁性トナー45の挙動はそれに支配されるため、現像スリーブ41の端部から現像容器40外への磁性トナー45の飛散は抑制されている。同様に、磁性ブレード43と磁性体端部シール47との当接部もマグネット42によって発生した磁界により磁力吸着されているため、接着剤等は一切使用していない。
【0016】
続いて、現像器4による画像形成について説明する。
【0017】
先ず、感光ドラム1の表面を一次帯電器2により表面電位Vd=+400Vに一様に帯電する。次いで、波長680μmの半導体レーザにより600dpiでPWMによる露光Lを行って感光ドラム1上に静電潜像を形成する。このときのレーザパワーは静電潜像がVl=+50Vになるように設定している。
【0018】
続いて、S−Bgap:250μm、S−Dgap:250μmとした現像器4により現像を行って静電潜像をトナー像として可視化する。
【0019】
使用する現像剤はネガ帯電性の磁性トナーであり、現像バイアスVdcは+200Vの直流電圧に2700Hz、1500Vpp、50%Dutyの交流電圧を重畳し、ジャンピング現像を実現している。これは、正規現像における現像コントラストVcont=200V、カブリ取りコントラストVback=+150Vに設定しているためである。
【0020】
次いで、給紙カセット8から給紙ローラ9によって転写材(紙葉体)Pが1枚ずつ分離され、分離された転写材Pは、レジストローラ対10と転写ガイド11を経て、転写装置5(コロナ帯電器)で形成される転写部へと所定のタイミングで給送される。
【0021】
ここで、転写装置5には、0V或は転写工程とは逆のトナーの帯電極性と同じバイアス(本例ではマイナス)がバイアス電源から印加される。更に、所定のタイミングで給送されてきた転写材P上には、トナー像を転写する際に、トナー帯電極性(本例ではマイナス)と逆極性(プラス)の転写バイアスがバイアス電源により転写装置5に印加されている。
【0022】
以上の一連の画像形成プロセスを繰り返すことにより、トナー画像は、転写部に次々と送られてくる後続の転写材Pに転写されていく。
【0023】
感光ドラム1上のトナー像が転写された転写材Pは、搬送ガイド12を経て定着器6へ導入され、所定値に加熱温調された定着ローラ6aと加圧ローラ6bによって加熱・加圧されることによりトナー像の定着処理を受け、最終的なカラー画像形成物として出力される。尚、トナー像転写後の感光ドラム1は、クリーニング装置7によって清掃される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、磁性端部シールによる現像スリーブ端部からのトナー飛散対策は十分ではないという問題があった。
【0025】
磁性端部シール、現像容器及び現像スリーブのそれぞれの寸法誤差や組付誤差によってS−Sgapが所定値より拡大すると、そこに掛かる磁性トナーへの磁力支配が弱まり、現像容器外へのトナー飛散は増大する。
【0026】
又、トナーの耐久劣化に伴ってS−Sgap近傍のトナーが凝集し、磁力吸着されている磁性ブレードと磁性端部シールの当接部に間隙が生じてトナーが漏れてしまう。その理由としては、磁性端部シール周りに発生している磁界は元々マグネットによるもので、本来、現像スリーブ上のトナーを周方向に搬送させるための磁気特性となっているため、磁性端部シール周りの飛散防止に必要な磁力が不十分であることが挙げられる。
【0027】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、現像剤飛散による弊害を抑制し、良好な画像を出力することができる画像形成装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、静電潜像を担持して回転する潜像担持体と、
前記潜像担持体表面に対向する現像容器開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極を有する磁界発生手段を有し、 現像剤を所定方向に担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する磁性体規制部材と、
前記現像剤担持体の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像剤担持体の外周面に対して間隙を介して前記現像容器にそれぞれ対面配設された端部シールと、
前記端部シールを現像容器開口部両端に取り付けられた磁石シールと、
を有する画像形成装置において、
前記磁石シールをNS極を多磁極に着磁させて構成し、現像剤担持体内部の磁界発生手段長さをLm、磁性体規制部材長さをLb、磁石シール幅をWs、磁石シール間距離をDsとすると、これらの間に、
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds
なる関係を成立せしめ、前記磁性体規制部材と前記磁石シールとの接合部を磁石シールによる磁力で吸着したことを特徴とする。
【0029】
ここで、前記現像剤担持体で使用する現像剤は、磁性トナーのみから成ることが望ましい。
【0030】
前記現像剤担持体を前記潜像担持部材に対して非接触に保持することが望ましい。
【0031】
前記現像剤担持体部材上の現像剤層厚を前記現像剤担持部材と前記潜像担持体との間隙より小さく設定することが望ましい。
【0032】
前記現像剤担持体と前記潜像担持体との間隙を、前記現像剤担持体に備えられた前記潜像担持部材への当接部材により規制することが望ましい。
【0033】
前記現像剤担持部材に、直流電圧と交流電圧が重畳されたバイアスを印加することが好ましい。
【0034】
前記磁石シールを希土類磁石によって構成することが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0036】
<実施の形態1>
図1は本実施の形態に係る画像形成装置の現像器の概略構成を示す図であり、本図においては図10に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0037】
本実施の形態は、端部シールに磁石シール48を用いることを特徴としており、該磁石シール48の形状及び取付位置は、従来の磁性体端部シール47(図10参照)と同様である。尚、磁石シール48としては希土類磁石を用いる。
【0038】
磁石シール48を構成する磁石材料としては、Nd−Fe−Bの磁性粉末を含有するナイロンバインダを備えた射出成形品が用いられている。
【0039】
又、磁石シール48は、図2に示すように、現像スリーブ41に対向する側の円弧状内周面にN、S極を多磁極(6極)着磁して構成されており、その磁気特性として、現像スリーブ41との間隙S−Sgap:400±200μmの位置で磁束密度の法線方向ピーク値Brs:100〜220×10−3T(テスラ)を示す。
【0040】
そこで、磁石シール48の内周面に働く周方向断面の磁界は図3に示すようになり、隣接する異極磁石との間に磁力線が発生しており、近傍の磁性トナー45はこれに従属した挙動を示す。これにより、間隙S−Sgapではその磁界によって磁性トナー45によるシールドが形成されることによって、そこから現像容器40外への磁性トナー45のトナー飛散が抑制される。
【0041】
現像スリーブ41内のマグネット42のシール位置での磁束密度の法線方向ピーク値:Brm:60〜100×10−3T(テスラ)であることから、従来に対して磁石シール48の内周面近傍の磁性トナー45への磁力支配が高まり、磁性トナー45の飛散が大幅に低減していることが分かる。
【0042】
又、磁石シール48の内周面端部周りの磁界は、図3に示すように、外周面に周り込むように磁力線が発生するため、磁性ブレード43と当接部におけるの磁気的吸着力が向上することによって、当接部からの磁性トナー45の漏れが抑制される。
【0043】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0044】
本実施の形態では、前記実施の形態1に加え、磁石端部シールの軸方向取付位置の最適化を提案する。
【0045】
前記実施の形態1で用いた磁石シール48(幅:4mm)について、その内周面に働く軸方向断面の磁束密度布を図4に示す。
【0046】
図4から明らかなように、磁石シール48の内周面に働く軸方向断面の磁束密度布は、幅中央部をピークに両端方向に磁束密度が低下している。前述のように、磁石シール48近傍の磁性トナー45は磁石シール48の磁界に従属した挙動を示すため、磁石シール48の外側端部における磁性トナー45の飛散が懸念される。
【0047】
そこで、図5に示すように、磁石シール48の幅方向中央部が、対向するスリーブ内マグネット42の両端部になるように磁石シール48を配置する。これにより、磁石シール48の中央部から外側端部に掛けてマグネット42端部に向けて磁力線が集中して強い磁界が発生することによって、磁石シール48の幅方向外側端部近傍の磁性トナー45は現像容器40の内方向へ回収される挙動を示し、現像スリーブ41上を回転搬送されたトナー層幅はマグネット幅にほぼ等しくなる。そのため、トナー層を規制する磁性ブレード43の幅は磁力当接する磁石シール48の外側端部までが必要長さとされる。
【0048】
従って、図5から
スリーブ内マグネット長さをLm、磁性ブレード長さをLb、磁石シール幅をWs、現像容器における互いの磁石シール間距離をDsとすると、
よって、
長手寸法を上記式に当て嵌るように設定することによって端部からの磁性トナー45の飛散は更に低減される。
【0049】
又、マグネット42は現像スリーブ41内でガタつきが大きいために実際には以下の状態に保たれている。
【0050】
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds … ▲3▼
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0051】
本実施の形態では、前記実施の形態1,2の構成に対して、従来構成とのトナー飛散の比較をすることによってその効果を確認し、現像容器、他の設計が容易であり、環境に優しい構成を提案する。
【0052】
従来の磁性体端部シール構成と前記実施の形態2における式▲1▼〜▲3▼を満たす磁石シール構成において以下の耐久試験を行った。
【0053】
・現像器のみの回転耐久を500時間(現像器寿命相当)行う。
【0054】
・間隙S−Sgapを100μmから50μm毎に変更する。
【0055】
・各間隙S−Sgapにおける端部からのトナー漏れ量を測定する。
【0056】
以上の結果を図6に示す。
【0057】
現像器としての許容できるトナー漏れ量を10mgとすると、間隙S−Sgapの許容範囲は、従来の構成:150±50μm、本実施の形態の構成:400±300μmとなる。
【0058】
実際の設計を考慮すると、従来構成で許容される間隙S−Sgapは、非常に厳しい品質管理と高コストが必要になる。
【0059】
これに対して、本実施の形態の構成では、設計公差を従来から更に広げることができ、単品及び組み付けに掛かるコストの低減が可能となる。又、磁石シール内周面のトナーを除去することによって磁石シールを半永久的に再利用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、静電潜像を担持して回転する潜像担持体と、前記潜像担持体表面に対向する現像容器開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極を有する磁界発生手段を有し、 現像剤を所定方向に担持搬送する現像剤担持体と、 前記現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する磁性体規制部材と、前記現像剤担持体の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像剤担持体の外周面に対して間隙を介して前記現像容器にそれぞれ対面配設された端部シールと、を有する画像形成装置において、前記端部シールを現像容器開口部両端に取り付けられた磁石シールと、を有する画像形成装置において、
前記磁石シールをNS極を多磁極に着磁させて構成し、現像剤担持体内部の磁界発生手段長さをLm、磁性体規制部材長さをLb、磁石シール幅をWs、磁石シール間距離をDsとすると、これらの間に、
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds
なる関係を成立せしめ、前記磁性体規制部材と前記磁石シールとの接合部を磁石シールによる磁力で吸着したため、現像剤飛散による弊害を抑制し、良好な画像を出力することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における現像器の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における磁石シールに発生する磁力線を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1における磁性ブレードに働く磁力を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態2における磁石シール内周面の幅方向磁束密度分布図である。
【図5】本発明の実施の形態2における現像器の長手方向概略図である。
【図6】本発明の実施の形態3における回転耐久試験結果を示す図である。
【図7】従来の画像形成装置の断面図である。
【図8】従来構成におけるアモルファスシリコン感光体の概略断面図である。
【図9】従来の現像器の概略図である。
【図10】従来の現像端部シール構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持体)
40 現像容器
41 現像スリーブ(現像剤担持体)
42 マグネット(磁界発生手段)
43 磁性ブレード(磁性体規制部材)
45 磁性トナー(現像剤)
48 磁石シール
Ds 磁石シール間距離
Lb 磁性体規制部材長さ
Lm 磁界発生手段長さ
Ws 磁石シール幅
【発明の属する技術分野】
本発明は、潜像担持部材上に形成された潜像を現像するための現像装置を有する複写装置、画像形成記録装置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置には、電子写真プロセスを利用した複写機やレーザビームプリンタがあるが、該画像形成装置の構成及び動作を図7に基づいて簡単に説明する。
【0003】
装置本体内部(以下、「機内」と称する)には、潜像担持部材としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と称する)1が配置されている。本例では、感光ドラム1としてアモルファスシリコン感光体を使用しており、その断面構成を図8に示す。
【0004】
図8において、101はAl等の導電性支持体、104は導電性支持体、102は導電性支持体101からの電荷の注入を阻止するための電荷注入阻止層としての光導電層であり、この光導電層102は光導電性を示す少なくとも非晶質シリコン系材料で構成されている。又、103は光導電層102を保護するための表面保護層、105は導電性支持体101からの反射を防止するための長波長光吸収層である。
【0005】
而して、感光ドラム1は、所定の周速度(プロセススピード)で図示矢印R1方向に回転駆動され、その表面に対して後述の各画像形成プロセスが繰り返し実行される。
【0006】
そして、感光ドラム1は、矢印R1方向の回転過程においてコロナ放電器等の一次帯電器2により、所定の極性と表面電位に帯電処理され、次いで露光部3(カラー原稿画像の色分解に基づく結像露光光学系や画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザビームを出力するレーザスキャナによる走査露光光学系)による画像露光Lを受け取ることにより目的の画像に対応した静電潜像が形成される。
【0007】
ところで、画像形成装置は、感光ドラム1の回転方向(矢印R1方向)について固定的に配置された現像器4を有しているが、この現像器4の詳細を図3に基づいて説明する。
【0008】
図9に示す現像器4において、40は現像容器であり、この現像容器40は、装置の長手方向(図7の紙面に直角方向)に延在する開口部を有し、その開口部に現像スリーブ41が回転自在に設置されている。この現像スリーブ41は、開口部の図9において左略半周面を現像容器40内に突入し、右略半周面を現像容器40外へ露出し、感光ドラム1と対向するようにして回転自在に横設されている。ここで、現像スリーブ41は、例えばアルミニウムやSUS等の材料で構成されている。
【0009】
又、現像スリーブ41と感光ドラム1との間には突き当てコロ46により僅かな微小間隙(S−Dgap)が設けられ、現像スリーブ41は、感光ドラム1の回転方向R1に対して矢印R4a方向に回転駆動される。
【0010】
そして、現像スリーブ41内には、磁界発生手段としてのマグネット42が設けられており、本実施の形態では、マグネット42は永久磁石で構成されている。このマグネット42は、現像スリーブ41の回転に拘らず固定的な磁界を発生できるように現像スリーブ41内に非回転状態で配置されている。
【0011】
更に、現像容器40内の現像スリーブ41の近傍には、現像剤規制部材としての板状の磁性ブレード43が設けられており、この磁性ブレード43は、現像容器40の開口部に固定端を支持され、対向する自由端を現像スリーブ41に近接させている。そして、マグネット42の磁極の1極(N極)が磁性ブレード43に略対向するように配置されている。
【0012】
而して、攪拌部材44により現像スリーブ41上に担持された磁性トナー45は、その後の現像スリーブ41の回転に伴い、磁性ブレード43の現像スリーブ対向部に搬送される。そして、磁性トナー45は、磁性ブレード43と現像スリーブ41の間隙に形成された磁気的な規制部(S−Bgap)により層厚を規制されて現像スリーブ41上に薄層に形成された後、規制部(S−Bgap)を抜け出して感光ドラム1と微小間隙(S−Dgap)を開けて対向した現像領域へと搬送される。そして、現像領域において現像スリーブ41と感光ドラム1との間に、現像バイアスとして直流に交流を重畳した交互電圧を印加することにより、現像スリーブ41上の磁性トナー45が感光ドラム1上の静電潜像に対向して転移・付着して静電潜像をトナー像として現像して可視化する。
【0013】
次に、磁性トナー45の軸方向へのシール構成を図10に基づいて説明する。
【0014】
磁性体端部シール47は、現像スリーブ41の外周に沿って断面略円弧状に成形された磁性体である。この磁性体端部シール47は、現像スリーブ41に内包されたマグネット42の両端部容器側の外周面に対して非接触に配置され、間隙(S−Sgap)を隔てて現像容器40に組み付けられている。
【0015】
現像スリーブ41と磁性体端部シール47との間にはマグネット42によって発生した磁界が発生し、近傍の磁性トナー45の挙動はそれに支配されるため、現像スリーブ41の端部から現像容器40外への磁性トナー45の飛散は抑制されている。同様に、磁性ブレード43と磁性体端部シール47との当接部もマグネット42によって発生した磁界により磁力吸着されているため、接着剤等は一切使用していない。
【0016】
続いて、現像器4による画像形成について説明する。
【0017】
先ず、感光ドラム1の表面を一次帯電器2により表面電位Vd=+400Vに一様に帯電する。次いで、波長680μmの半導体レーザにより600dpiでPWMによる露光Lを行って感光ドラム1上に静電潜像を形成する。このときのレーザパワーは静電潜像がVl=+50Vになるように設定している。
【0018】
続いて、S−Bgap:250μm、S−Dgap:250μmとした現像器4により現像を行って静電潜像をトナー像として可視化する。
【0019】
使用する現像剤はネガ帯電性の磁性トナーであり、現像バイアスVdcは+200Vの直流電圧に2700Hz、1500Vpp、50%Dutyの交流電圧を重畳し、ジャンピング現像を実現している。これは、正規現像における現像コントラストVcont=200V、カブリ取りコントラストVback=+150Vに設定しているためである。
【0020】
次いで、給紙カセット8から給紙ローラ9によって転写材(紙葉体)Pが1枚ずつ分離され、分離された転写材Pは、レジストローラ対10と転写ガイド11を経て、転写装置5(コロナ帯電器)で形成される転写部へと所定のタイミングで給送される。
【0021】
ここで、転写装置5には、0V或は転写工程とは逆のトナーの帯電極性と同じバイアス(本例ではマイナス)がバイアス電源から印加される。更に、所定のタイミングで給送されてきた転写材P上には、トナー像を転写する際に、トナー帯電極性(本例ではマイナス)と逆極性(プラス)の転写バイアスがバイアス電源により転写装置5に印加されている。
【0022】
以上の一連の画像形成プロセスを繰り返すことにより、トナー画像は、転写部に次々と送られてくる後続の転写材Pに転写されていく。
【0023】
感光ドラム1上のトナー像が転写された転写材Pは、搬送ガイド12を経て定着器6へ導入され、所定値に加熱温調された定着ローラ6aと加圧ローラ6bによって加熱・加圧されることによりトナー像の定着処理を受け、最終的なカラー画像形成物として出力される。尚、トナー像転写後の感光ドラム1は、クリーニング装置7によって清掃される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、磁性端部シールによる現像スリーブ端部からのトナー飛散対策は十分ではないという問題があった。
【0025】
磁性端部シール、現像容器及び現像スリーブのそれぞれの寸法誤差や組付誤差によってS−Sgapが所定値より拡大すると、そこに掛かる磁性トナーへの磁力支配が弱まり、現像容器外へのトナー飛散は増大する。
【0026】
又、トナーの耐久劣化に伴ってS−Sgap近傍のトナーが凝集し、磁力吸着されている磁性ブレードと磁性端部シールの当接部に間隙が生じてトナーが漏れてしまう。その理由としては、磁性端部シール周りに発生している磁界は元々マグネットによるもので、本来、現像スリーブ上のトナーを周方向に搬送させるための磁気特性となっているため、磁性端部シール周りの飛散防止に必要な磁力が不十分であることが挙げられる。
【0027】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、現像剤飛散による弊害を抑制し、良好な画像を出力することができる画像形成装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、静電潜像を担持して回転する潜像担持体と、
前記潜像担持体表面に対向する現像容器開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極を有する磁界発生手段を有し、 現像剤を所定方向に担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する磁性体規制部材と、
前記現像剤担持体の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像剤担持体の外周面に対して間隙を介して前記現像容器にそれぞれ対面配設された端部シールと、
前記端部シールを現像容器開口部両端に取り付けられた磁石シールと、
を有する画像形成装置において、
前記磁石シールをNS極を多磁極に着磁させて構成し、現像剤担持体内部の磁界発生手段長さをLm、磁性体規制部材長さをLb、磁石シール幅をWs、磁石シール間距離をDsとすると、これらの間に、
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds
なる関係を成立せしめ、前記磁性体規制部材と前記磁石シールとの接合部を磁石シールによる磁力で吸着したことを特徴とする。
【0029】
ここで、前記現像剤担持体で使用する現像剤は、磁性トナーのみから成ることが望ましい。
【0030】
前記現像剤担持体を前記潜像担持部材に対して非接触に保持することが望ましい。
【0031】
前記現像剤担持体部材上の現像剤層厚を前記現像剤担持部材と前記潜像担持体との間隙より小さく設定することが望ましい。
【0032】
前記現像剤担持体と前記潜像担持体との間隙を、前記現像剤担持体に備えられた前記潜像担持部材への当接部材により規制することが望ましい。
【0033】
前記現像剤担持部材に、直流電圧と交流電圧が重畳されたバイアスを印加することが好ましい。
【0034】
前記磁石シールを希土類磁石によって構成することが望ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0036】
<実施の形態1>
図1は本実施の形態に係る画像形成装置の現像器の概略構成を示す図であり、本図においては図10に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0037】
本実施の形態は、端部シールに磁石シール48を用いることを特徴としており、該磁石シール48の形状及び取付位置は、従来の磁性体端部シール47(図10参照)と同様である。尚、磁石シール48としては希土類磁石を用いる。
【0038】
磁石シール48を構成する磁石材料としては、Nd−Fe−Bの磁性粉末を含有するナイロンバインダを備えた射出成形品が用いられている。
【0039】
又、磁石シール48は、図2に示すように、現像スリーブ41に対向する側の円弧状内周面にN、S極を多磁極(6極)着磁して構成されており、その磁気特性として、現像スリーブ41との間隙S−Sgap:400±200μmの位置で磁束密度の法線方向ピーク値Brs:100〜220×10−3T(テスラ)を示す。
【0040】
そこで、磁石シール48の内周面に働く周方向断面の磁界は図3に示すようになり、隣接する異極磁石との間に磁力線が発生しており、近傍の磁性トナー45はこれに従属した挙動を示す。これにより、間隙S−Sgapではその磁界によって磁性トナー45によるシールドが形成されることによって、そこから現像容器40外への磁性トナー45のトナー飛散が抑制される。
【0041】
現像スリーブ41内のマグネット42のシール位置での磁束密度の法線方向ピーク値:Brm:60〜100×10−3T(テスラ)であることから、従来に対して磁石シール48の内周面近傍の磁性トナー45への磁力支配が高まり、磁性トナー45の飛散が大幅に低減していることが分かる。
【0042】
又、磁石シール48の内周面端部周りの磁界は、図3に示すように、外周面に周り込むように磁力線が発生するため、磁性ブレード43と当接部におけるの磁気的吸着力が向上することによって、当接部からの磁性トナー45の漏れが抑制される。
【0043】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0044】
本実施の形態では、前記実施の形態1に加え、磁石端部シールの軸方向取付位置の最適化を提案する。
【0045】
前記実施の形態1で用いた磁石シール48(幅:4mm)について、その内周面に働く軸方向断面の磁束密度布を図4に示す。
【0046】
図4から明らかなように、磁石シール48の内周面に働く軸方向断面の磁束密度布は、幅中央部をピークに両端方向に磁束密度が低下している。前述のように、磁石シール48近傍の磁性トナー45は磁石シール48の磁界に従属した挙動を示すため、磁石シール48の外側端部における磁性トナー45の飛散が懸念される。
【0047】
そこで、図5に示すように、磁石シール48の幅方向中央部が、対向するスリーブ内マグネット42の両端部になるように磁石シール48を配置する。これにより、磁石シール48の中央部から外側端部に掛けてマグネット42端部に向けて磁力線が集中して強い磁界が発生することによって、磁石シール48の幅方向外側端部近傍の磁性トナー45は現像容器40の内方向へ回収される挙動を示し、現像スリーブ41上を回転搬送されたトナー層幅はマグネット幅にほぼ等しくなる。そのため、トナー層を規制する磁性ブレード43の幅は磁力当接する磁石シール48の外側端部までが必要長さとされる。
【0048】
従って、図5から
スリーブ内マグネット長さをLm、磁性ブレード長さをLb、磁石シール幅をWs、現像容器における互いの磁石シール間距離をDsとすると、
よって、
長手寸法を上記式に当て嵌るように設定することによって端部からの磁性トナー45の飛散は更に低減される。
【0049】
又、マグネット42は現像スリーブ41内でガタつきが大きいために実際には以下の状態に保たれている。
【0050】
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds … ▲3▼
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0051】
本実施の形態では、前記実施の形態1,2の構成に対して、従来構成とのトナー飛散の比較をすることによってその効果を確認し、現像容器、他の設計が容易であり、環境に優しい構成を提案する。
【0052】
従来の磁性体端部シール構成と前記実施の形態2における式▲1▼〜▲3▼を満たす磁石シール構成において以下の耐久試験を行った。
【0053】
・現像器のみの回転耐久を500時間(現像器寿命相当)行う。
【0054】
・間隙S−Sgapを100μmから50μm毎に変更する。
【0055】
・各間隙S−Sgapにおける端部からのトナー漏れ量を測定する。
【0056】
以上の結果を図6に示す。
【0057】
現像器としての許容できるトナー漏れ量を10mgとすると、間隙S−Sgapの許容範囲は、従来の構成:150±50μm、本実施の形態の構成:400±300μmとなる。
【0058】
実際の設計を考慮すると、従来構成で許容される間隙S−Sgapは、非常に厳しい品質管理と高コストが必要になる。
【0059】
これに対して、本実施の形態の構成では、設計公差を従来から更に広げることができ、単品及び組み付けに掛かるコストの低減が可能となる。又、磁石シール内周面のトナーを除去することによって磁石シールを半永久的に再利用することも可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、静電潜像を担持して回転する潜像担持体と、前記潜像担持体表面に対向する現像容器開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極を有する磁界発生手段を有し、 現像剤を所定方向に担持搬送する現像剤担持体と、 前記現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する磁性体規制部材と、前記現像剤担持体の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像剤担持体の外周面に対して間隙を介して前記現像容器にそれぞれ対面配設された端部シールと、を有する画像形成装置において、前記端部シールを現像容器開口部両端に取り付けられた磁石シールと、を有する画像形成装置において、
前記磁石シールをNS極を多磁極に着磁させて構成し、現像剤担持体内部の磁界発生手段長さをLm、磁性体規制部材長さをLb、磁石シール幅をWs、磁石シール間距離をDsとすると、これらの間に、
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds
なる関係を成立せしめ、前記磁性体規制部材と前記磁石シールとの接合部を磁石シールによる磁力で吸着したため、現像剤飛散による弊害を抑制し、良好な画像を出力することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における現像器の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における磁石シールに発生する磁力線を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1における磁性ブレードに働く磁力を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態2における磁石シール内周面の幅方向磁束密度分布図である。
【図5】本発明の実施の形態2における現像器の長手方向概略図である。
【図6】本発明の実施の形態3における回転耐久試験結果を示す図である。
【図7】従来の画像形成装置の断面図である。
【図8】従来構成におけるアモルファスシリコン感光体の概略断面図である。
【図9】従来の現像器の概略図である。
【図10】従来の現像端部シール構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持体)
40 現像容器
41 現像スリーブ(現像剤担持体)
42 マグネット(磁界発生手段)
43 磁性ブレード(磁性体規制部材)
45 磁性トナー(現像剤)
48 磁石シール
Ds 磁石シール間距離
Lb 磁性体規制部材長さ
Lm 磁界発生手段長さ
Ws 磁石シール幅
Claims (1)
- 静電潜像を担持して回転する潜像担持体と、
前記潜像担持体表面に対向する現像容器開口部に回転自在に配設され、その内部に複数の磁極を有する磁界発生手段を有し、 現像剤を所定方向に担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体上の現像剤層厚を規制する磁性体規制部材と、
前記現像剤担持体の軸方向に沿って前記開口部の両端部において、前記現像剤担持体の外周面に対して間隙を介して前記現像容器にそれぞれ対面配設された端部シールと、
前記端部シールを現像容器開口部両端に取り付けられた磁石シールと、
を有する画像形成装置において、
前記磁石シールをNS極を多磁極に着磁させて構成し、現像剤担持体内部の磁界発生手段長さをLm、磁性体規制部材長さをLb、磁石シール幅をWs、磁石シール間距離をDsとすると、これらの間に、
2×Ws+Ds=Lb>Lm>Ds
なる関係を成立せしめ、前記磁性体規制部材と前記磁石シールとの接合部を磁石シールによる磁力で吸着したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2006301351A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Kyocera Mita Corp | 磁気シールを有する現像装置、および前記現像装置を備えた画像形成装置 |
JP2009244611A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Ricoh Co Ltd | 現像装置並びにこれを備える画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
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-
2003
- 2003-01-15 JP JP2003007299A patent/JP2004219741A/ja active Pending
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