JPH09211989A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

Info

Publication number
JPH09211989A
JPH09211989A JP8040291A JP4029196A JPH09211989A JP H09211989 A JPH09211989 A JP H09211989A JP 8040291 A JP8040291 A JP 8040291A JP 4029196 A JP4029196 A JP 4029196A JP H09211989 A JPH09211989 A JP H09211989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
carrier
developing
developer
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8040291A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Mizoguchi
佳人 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8040291A priority Critical patent/JPH09211989A/ja
Publication of JPH09211989A publication Critical patent/JPH09211989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1番目の2成分現像器の現像剤に由来する
磁性キャリアが、第2番目以降の磁性1成分現像器の現
像剤担持体に付着、混入しても、そのキャリアを現像剤
担持体上から除去し、また現像器中の所定箇所に拘束し
て再付着するのを防止し、すじむら等のない高品位多色
画像を形成可能とすることである。 【解決手段】 磁性1成分現像器の第2現像器の現像ス
リーブ423内マグネットローラ424は、複数の磁極
のうち2つの磁極N2、S2を、現像部よりもスリーブ
回転方向下流側位置に有する。第2現像器は磁界発生手
段からなるキャリア取り部材を有し、そのキャリア取り
部材を、マグネットローラの磁極N2、S2間の現像ス
リーブ上の位置であって、マグネットローラから発生さ
れた磁界の磁気拘束力分布Frが極小となる位置Aの近
傍に対向した、第2現像器の位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばフルカラ
ーや多色の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の多色画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、異なる色の現像剤(トナー)を各
々収納する複数の現像器を備え、電子写真法を用いて1
回または複数回の記録サイクルにより、像担持体である
感光ドラム上に可視の多色画像を形成し、この多色画像
を記録材に一括転写し、定着して、所望の多色画像を得
る多色画像形成装置が盛んに提案されている。
【0003】このような従来の多色画像形成装置、たと
えばデジタル2色プリンタの概略構成図を図7に示す。
【0004】図7に示す2色プリンタは、ドラム形状の
導電性基体上に光導電層を形成した感光ドラム1を有
し、この感光ドラム1は図の矢印方向に定常回転する。
感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って、感光
ドラム1に一様帯電を行う帯電器21、感光ドラム1上
に第1の潜像を形成するレーザー光学系からのレーザー
照射(像露光)31、第1の潜像を現像してトナー像と
して可視化する第1現像器41、感光ドラム1に再び帯
電を行なう帯電器(再帯電器)22、感光ドラム1上に
第2の潜像を形成するレーザー光学系からのレーザー照
射(像露光)32、第2の潜像を現像してトナー像とし
て可視化する第2現像器42(第1現像器内のトナーと
異なる色のトナーを収納している)、感光ドラム1上に
形成された2色のトナー像の記録材(紙等)への転写性
を同等に制御する転写前帯電器5、2色のトナー像を記
録材に転写する転写帯電器6、感光ドラム1上の残留ト
ナーを除去するクリーナ7、感光ドラム1の表面を除電
する前露光(図示せず)等、が配設されている。
【0005】もちろん、上記プリンタは、単色のプリン
タとしても使用できるが、2色画像形成時には、帯電器
21、22で感光ドラム1を一様に帯電し、特定の色信
号に基ずく像露光31、32で各色の潜像を形成し、そ
れぞれ潜像に対応する色トナーを収納した現像器41、
42により現像して、感光ドラム上に2色のトナー像を
重ね合わせて形成し、この2色トナー像を転写帯電器6
で記録材に一括転写し、図示しない定着器を通過させる
ことにより、2色の永久画像を得る。
【0006】像露光31、32の光源としては、詳述し
ないが、半導体レーザー81、82が用いられ、これら
からのレーザー光をポリゴンスキャナー9で感光ドラム
1にラスタ走査したり、LED等を用いるのが一般的で
ある。図示しない原稿読み取り部(リーダー)では、た
とえばR、G、Bの3色の読み取りが可能なCCDを用
いて原稿の色分解画像データを作成し、これらから必要
があれば赤、黒の2色の信号を生成したりして、第1、
第2の画像データを作成し、この画像データに応じて半
導体レーザー81、82やLED等を駆動し発光させて
いる。
【0007】第1現像器41は2成分現像器であり、収
容されている2成分現像剤は周知の通り、フェライト粒
子等の磁性粒子に樹脂コーティング等を施して高抵抗と
したキャリアに、非磁性トナーを数重量%混合してなっ
ており、トナーの摩擦帯電電荷は、キャリア粒子との摩
擦によって付与される。第2現像器42は、磁性1成分
現像剤を収容した1成分ジャンピング現像器で、図8に
この断面図を示す。
【0008】図8において、符号421は第2現像器4
2の現像剤を収容する容器であり、磁性トナー(磁性1
成分現像剤)が収容されている。現像容器421内に
は、トナーを搬送、撹拌する搬送・撹拌手段422a、
422bが設置され、これらの回転によりトナーは、現
像スリーブ423方向に搬送され、また新旧のトナーが
撹拌混合される。現像スリーブ423は、現像容器42
1の感光ドラム1と対面した開口部に、回転可能に配設
されている。現像スリーブ423は、感光ドラム1と対
向した現像ニップ部で感光ドラム1の回転方向と同方向
となるように、すなわち感光ドラム1と順方向に回転さ
れる。
【0009】この現像スリーブ423は非磁性導電性に
形成され、内側にマグネットローラ424が固定配置さ
れている。マグネットローラ424には、その周方向に
沿って磁極N1、S1、N2、S2が設けられている。
現像スリーブ423の略頂部位置の上方には、これと所
定間隔を開けて磁性部材製のトナー規制部材が、マグネ
ットローラ424の磁極N1と対向するように設置され
ている。
【0010】第2現像器42は、感光ドラム1上に2色
のトナー像を重ねて形成し、2色トナー像を得るという
2色プリンタの特徴から、感光ドラム1上に形成された
第1のトナー像を現像スリーブ423ないしその上のト
ナーによりはぎ取りるのを防止するために、現像スリー
ブ423を感光ドラム1に対して非接触とする現像方式
が一般的に用いられている(特開昭56−14456
2)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2色プリンタでは、第2現像器42による第1のト
ナー像のはぎ取りを防止できても、第1現像器41の2
成分現像剤中のキャリアが感光ドラム1上に付着する
と、たとえ、第2現像器42の現像スリーブ423を感
光ドラム1と非接触としても、キャリアがマグネットロ
ーラ424の磁気的な吸引力により現像スリーブ423
上に付着して、第2現像器42中に混入してしまうとい
う問題があった。
【0012】感光ドラム1へのキャリアの付着は、通常
の画像形成中にもほんのわずかづつ発生するが、複写動
作中に停電やブレーカーが落ちたりして、プリンタ本体
が高電圧を制御できないような状況下では、特に発生し
やすい。
【0013】上記の第2現像器42へのキャリア混入が
起こると、現像時に現像スリーブ423上へのトナーコ
ーティング不良を引き起こし、最悪の場合は、現像した
ベタのハーフトーン画像中等に、すじむらや細々とした
画像抜けとして現れ、画像品位の低下を招く。
【0014】従来から、このキャリア混入に対しては、
特開昭59−2056に示されるように、感光ドラム上
に付着したキャリアが第2現像器にくる前の感光ドラム
の部分に対向して、キャリア除去部材を設ける等の対策
があったが、キャリアの除去が十分でなかった。
【0015】そこで、現像器内に誤って混入してしまっ
たキャリアを取り除く手段として、特公平4−4782
5に示されるように、現像スリーブに接触またはそのご
く近傍にキャリア塞ぎ止め板を設けて、現像スリーブ上
からキャリアを除去する方法が提案されているが、現像
スリーブ上に磁気的に付着しているキャリアを機械的に
はぎ取るようにしているので、キャリア除去の確実性の
点で実用化が困難であった。
【0016】従って、本発明の目的は、第1番目の2成
分現像器の現像剤に由来する磁性キャリアが、第2番目
以降の磁性1成分現像器の現像剤担持体に付着、混入し
ても、その磁性キャリアを現像剤担持体上から除去する
とともに、現像器中の所定箇所に拘束して現像剤担持体
上に再付着するのを防止し、現像剤担持体上に良好にコ
ーティングしたトナーによる現像により、すじむらや細
い画像抜けのない高品位の多色画像を得ることを可能と
した多色画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明にかか
る多色画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、複数の潜像が順次形成される像担持体の周囲にそ
の回転方向に沿って、前記複数の潜像を1つずつ現像す
る複数個の現像器が配置され、該複数個の現像器のうち
の上流側から第1番目の現像器は、トナーと磁性キャリ
アとからなる現像剤を使用する2成分現像器であって、
前記複数の潜像のうちの第1番目の潜像を現像し、第2
番目以降の各現像器は磁性トナーからなる現像剤を使用
する磁性1成分現像器であって、第2番目以降の各潜像
を現像し、前記複数の潜像の現像後、像担持体上に形成
された複数色のトナー像を記録上に一括して転写する多
色画像形成装置において、前記第2番目以降の各現像器
の現像剤担持体内に固定配置された磁界発生手段は、現
像剤担持体と像担持体とが対向した現像部よりも現像剤
担持体の回転方向下流側に位置された2つの磁極を少な
くも有し、前記各現像器は第2の磁界発生手段を有し、
該第2の磁界発生手段は、前記2つの磁極間の現像剤担
持体上の位置であって、前記第1の磁界発生手段から発
生された磁界の磁気拘束力分布が極小となる位置の近傍
に対向した位置において、前記各現像器に配置したこと
を特徴とする多色画像形成装置である。
【0018】本発明によれば、前記2つの磁極間の現像
剤担持体上の磁気拘束力分布が極小となる位置での該磁
気拘束力の大きさを磁気力F2 とし、該極小となる位置
での前記第2の磁界発生手段から発生された磁界の磁気
吸引力の大きさを磁気力F1としたとき、F1 >F2 と
なるように設定される。前記第2番目以降の各現像器の
現像剤担持体が像担持体に対して非接触とされる。好ま
しくは、前記第2の磁界発生手段の前記2つの磁極が同
極性の反撥極である。前記第1番目の現像器の現像剤の
磁性キャリアの平均粒径が30〜100μmである。前
記第2番目以降の各現像器の現像剤である磁性トナーの
平均粒径が5〜12μmである。また、前記第2の磁界
発生手段に、前記第1番目の現像器による現像に先立っ
て予め磁性キャリアを拘束させることができる。前記第
2の磁界発生手段に予め拘束させた磁性キャリアは、前
記第1番目の現像器の現像剤の磁性キャリアよりも、粒
径および磁化率の少なくとも1つが大きいようにするこ
とができる。前記第2の磁界発生手段を前記第2番目以
降の各現像器に、前記2つの磁極間の現像剤担持体上の
磁気拘束力分布が極小となる位置に対して進退可能に設
置することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる多色画像形
成装置を図面に則して詳しく説明する。
【0020】実施例1 本発明は、図7に示した多色画像形成装置に具現化する
ものとして説明する。従って、本発明の多色画像形成装
置の全体的構成および機能については説明を省略し、本
発明の特徴部について説明する。
【0021】図1は、本発明の多色画像形成装置におけ
る第2現像器を示したもので、本発明の特徴を最も良く
表す。この第2現像器42は、現像スリーブ423に付
着した混入キャリアを除去するためのキャリア取り部材
427を設けた点が、先の図8に示した従来の第2現像
器42と異なる。キャリア取り部材427は磁界発生手
段からなり、本実施例では永久磁石を用いた。
【0022】現像スリーブ423内のマグネットローラ
424は、その周方向に沿って4つの磁極N1、S1、
N2、S2を有し、磁極N1は現像スリーブ423の略
頂部位置に、磁極S1は現像スリーブ423と感光ドラ
ム1とが対向した現像部近辺の位置に配置されている。
磁極N2は現像部よりも現像スリーブ回転方向下流側の
位置に、磁極S2はさらにその下流側の位置に配置さ
れ、これら2つの磁極N2、S2は、現像スリーブ42
3の下側に対応した部分に位置されている。
【0023】キャリア取り部材427は、図1に示され
るように、現像容器421における現像スリーブ423
下方の位置に非接触に設けられている。詳しくは、現像
スリーブ423上に付着した混入キャリアをはぎ取りや
すくするために、2つの磁極N2、S2間の現像スリー
ブ423上の位置であって、マグネットローラ424か
らの磁界の磁気拘束力分布が極小となる位置Aに対し、
キャリア取り部材417を、その位置A付近に対向した
現像容器421の位置に設置した。キャリア取り部材4
27は、現像スリーブ423上の位置Aとの間にギャッ
プDを有し、現像スリーブ423と非接触である。
【0024】本発明では、現像スリーブ423上の位置
Aもしくはその近傍におけるマグネットローラ424か
らの磁界の磁気拘束力分布の磁気拘束力の大きさ、つま
り磁気拘束力の極小値を磁気力F2 とし、該位置Aにお
けるキャリア取り部材427からの磁界の磁気吸引力の
大きさを磁気力F1 としたとき、 F1 >F2 となるように磁極力F1 を設定することにより、現像ス
リーブ423上に付着した混入キャリアを確実に取り除
き、その取り除いたキャリアが現像スリーブ423上に
再付着しないように、キャリア取り部材427の近辺に
拘束するようにした。
【0025】図2は、マグネットローラ424の作り出
す磁束密度と磁力を示す図である。図2において、実線
a1 で示した曲線は、マグネットローラ424の磁極に
より発生する現像スリーブ径方向の磁束密度分布であ
る。この磁束密度分布を磁束密度分布Brと称す。破線
b1 で示した曲線は、マグネットローラ424により現
像スリーブ423上に生じる磁気力のスリーブ径方向分
布である。これは、磁性トナーおよび磁性キャリアを現
像スリーブ423の径方向に引き付ける磁気力であるた
め、磁気拘束力分布Frという。
【0026】磁束密度分布Brの測定は、ホール素子を
用いたプロープを現像スリーブ423の近傍に固定し、
マグネットローラ424のみを回転させながら、プロー
ブに接続したガウスメータにより測定することにより得
られる。磁気拘束力分布Frの測定は、磁性体の小球を
現像スリーブ423の近傍に固定し、その磁性体にシャ
フトを介して荷重変換器(ストレインゲージ)に接続
し、同様にマグネットローラ424を回転させながら、
荷重変換器の出力を計測することにより行なった。
【0027】図2の磁気拘束力分布Frから分かるよう
に、マグネットローラ424の磁極N2の近傍からS2
の近傍にかけて磁気拘束力が極小値を示す位置があり、
現像スリーブ423上のこの位置が上記の位置Aであ
り、位置Aでの磁気拘束力の極小値が上記の磁気力F2
である。
【0028】本実施例では、上述したように、キャリア
取り部材427を、マグネットローラ424による磁気
拘束力分布Fr上の極小の位置Aもしくはその近傍に対
応した位置に配置した。つまり、現像スリーブ423上
に付着した混入キャリアを、現像スリーブ423上の磁
気拘束力が最も弱まる磁気力F2 の位置Aの近くで、キ
ャリア取り部材427によるF2 <F1 なる磁気力F1
によりはぎ取ることになるので、良好にはぎ取ることが
できる。
【0029】好ましくは、キャリアはぎ取り部材427
を現像容器421にはめ込み式に設けて、現像スリーブ
423上の位置Aに対してギャップDを調節できるよう
に、キャリアはぎ取り部材427を進退自在とすれば、
混入キャリアのはぎ取り時、現像スリーブ423上の位
置Aにキャリア取り部材427による磁気吸引力F1を
容易に確保できるので、現像スリーブ423上からの混
入キャリアのはぎ取りがより確実になる。
【0030】本実施例では、前述したように、キャリア
取り部材427には棒状の磁石を用いた。その磁束密度
分布を図3に示す。この棒状の磁石427は、棒状の磁
性体の周方向上の反対側に位置する部分に2極の磁極
S、Nを長手方向に沿って着磁したもので、実線cで示
す磁束密度分布を有し、破線dで示す分布の磁気力を発
生する。
【0031】図3に示すように、棒状の磁石427の磁
極Sを現像スリーブ423上の位置Aに向け、図1に示
されるよう、現像スリーブ423とギャップDだけ離し
て配置した。棒状の磁石427が位置Aの近傍に発生す
る磁気力は、図3の分布dの磁気吸引力が距離Dだけ離
れた位置Aで作用する力であり、前述した磁気力F1で
ある。磁性体の着磁量や、ギャップDの量を調整するこ
とにより、 F1 >F2 なる関係に設定することができる。
【0032】上記のような構成とすることにより、図7
に示した2成分現像器の第1現像器41による第1現像
時に感光ドラム1上に付着した磁性キャリアが、磁性1
成分現像器の第2現像器42中に混入しても、その混入
キャリアを現像スリーブ423上から除去して、キャリ
ア取り部材427およびその近傍で磁気的に拘束するこ
とができ、現像スリーブ423上に混入キャリアが再び
付着されないようにすることができる。
【0033】一方、現像スリーブ423上にコートされ
ている磁性トナーは、現像スリーブ423上に静電吸着
しているために、キャリア取り部材427による磁極力
によって剥されることはない。磁性トナーは、5〜12
μm程度の粒径が一般的で微粒子であり、その表面積が
大きく静電気を帯びやすいので、現像スリーブ423上
への静電吸着力が強い。磁性キャリアは、30〜100
μm程度の粒径が大きいものを用いるので、重量が重く
磁気的にひかれやすく、キャリア取り部材427による
磁極力によって剥されやすい。
【0034】以下に本発明の実験例を詳述する。
【0035】まず、画像形成プロセスについて図6を用
いて説明する。画像形成装置は図7の2色プリンタを用
いた。図6(A)〜(F)は、図7の2色プリンタにお
ける各画像形成工程での感光ドラム1の表面電位を示し
た。
【0036】図7において、矢印方向に回転する感光ド
ラム1の表面を帯電器21により、たとえば−600V
に一様に帯電する(図6(A))。第1の半導体レーザ
ー81から第1の画像信号により変調された第1のレー
ザービーム31を射出し、その第1レーザービーム31
を回転多面鏡9により偏光して感光ドラム1上をラスタ
走査させ、露光部の表面電位をたとえば−100Vに減
衰させて、感光ドラム1上に第1潜像が形成される(図
6(B))。
【0037】第1の潜像は、前述した第1現像器41に
より負に帯電したトナーを有する2成分現像剤により反
転現像される。このとき得られた第1トナー像の電位
(トナー層電位)は、トナーの電荷により−100V程
度下がって−200V程度となる(図6(C))。
【0038】次に、感光ドラム1を第2帯電器(再帯電
器)22により再び帯電する。この再帯電は第1トナー
像の電位を第1の非画像部電位に近付けるものであっ
て、その結果、再帯電後の第1の画像部電位は−500
V程度、第1の非画像部電位は−650V程度となる
(図6(D))。
【0039】次いで、第2の半導体レーザー82から第
2の画像信号により変調された第2のレーザービーム3
2を射出し、第2レーザービーム32を回転多面鏡9に
より偏光して、感光ドラム1上をラスタ走査させ、露光
部の表面電位をたとえば−100Vに減衰させて、感光
ドラム1上に第2潜像が形成される(図6(E))。そ
の後、第2の潜像は、前述した第2の現像器42により
負に帯電した1成分磁性現像剤により反転現像される。
(図6(F)) 以上がいわゆるネガネガ再帯電方式と言われるプロセス
であり、これにより感光ドラム1上に2色のトナー像に
よる2色画像を形成するものである。
【0040】感光ドラム1は、ここでは、680nm付
近に感度を有するOPC感光体を用い、第1、第2の帯
電器21、22には共にスコロトロン帯電器を使用し
て、コロナ帯電し、露光は第1、第2の露光31、32
共、680nmの可視光レーザーを用いて、感光ドラム
1上に600dpiのデジタル静電潜像を形成した。
【0041】第1現像器41は接触2成分現像法を実行
する2成分現像器である。第1現像器41に用いた2成
分現像剤は、周知の通り、フェライト粒子等の磁性粒子
に樹脂コーティング等を施し、高抵抗(107 〜1012
Ωcm)とした粒径30〜100μm程度のキャリア
に、粒径5〜12μm程度の非磁性トナーを数%(重量
%)程度混合してなっており、そのトナーの摩擦帯電電
荷はキャリア粒子との摩擦によって付与され、−10〜
−20μC/g程度の摩擦帯電電荷量を有する。
【0042】この2成分現像剤は、現像スリーブ内に固
定配置されたマグネットローラに保持されながら、回転
する現像スリーブにより搬送される。現像スリーブは、
現像剤の搬送性を持たせるために、アランダムビーズを
用いたサンドブラスト(#400番程度)を施してあ
り、現像剤の搬送量は20〜100mg/cm2 程度で
ある。
【0043】現像剤は、現像スリーブと感光ドラム1と
が対向した現像ニップ(500μmのギャップが保持さ
れている)において穂立ちし、感光ドラム1に接触す
る。現像時、現像スリーブには現像バイアスとして、D
Cバイアスの他にACバイアスを重畳して印加するが、
このACバイアスはSin波、矩形波、Duty波、ブ
ランクパルス波など周知のものを使用することができ
る。本実験では、周波数2.0kHz、ピークツウピー
ク電圧2.0kvVppの矩形波を用いた。現像DCバ
イアスVDCは−500Vとしており、背景部電位の−6
00Vとの差の100Vがキャリア付着を促進する側の
バイアスとなる。
【0044】もちろん、第1現像器41に非接触2成分
現像法を採用してもよく、このときは現像剤の搬送量を
増加したり、現像ACバイアスのピークツウピーク電圧
を大きくしたり等の変更をすればよい。
【0045】第2現像器42は、図1を参照して説明し
たように、磁性トナーを用いて非接触現像法を実行する
磁性1成分現像器である。
【0046】本実施例では、磁性トナーは絶縁性であ
り、第2現像器42の非磁性の現像スリーブ423との
摩擦により帯電される。この磁性トナーの摩擦帯電量
は、トナーの処方や粒径、電荷制御剤の添加、現像スリ
ーブの表面性、さらには現像スリーブとトナー規制部材
425の距離、トナーのパッキングの強さ等に依存す
る。
【0047】本実験では、磁性トナーとしてスチレンア
クリル系の平均粒径8μmのものを使用し、流動性付与
のためにシリカを外添している。また、現像スリーブ4
23は、非磁性ステンレスのスリーブ基体表面に#40
0番程度のガラスビーズによりブラスト処理を施して用
いた。規制部材425は磁性ステンレス製で、厚さ1.
2mm、現像スリーブ423との間隙は200μmとし
た。このとき現像スリーブ423上のトナーの摩擦帯電
量は、約−10〜−15μC/g程度であり、コート量
は0.7〜1.2mg/cm2 であった。
【0048】マグネットローラ424の4極の磁極N
1、S1、N2、S2の磁束密度は、規制部材425に
略対向した磁極N1が約900ガウス、感光ドラム1に
対向した磁極S1が約1100ガウスであり、また磁極
N2が約750ガウス、S2が約650ガウスとした。
【0049】感光ドラム1と現像スリーブ424間のギ
ャップは250μm程度で、現像バイアスにはACバイ
アスを重畳した。ACバイアスは、Sin波、矩形波、
Duty波、ブランクパルス波等周知のものを使用して
よく、ここでは周波数2.7kHz、ピークツウピーク
電圧1.4kvVppのDuty30%波を用いた。D
Cバイアスは−550Vとした。
【0050】なお、トナー規制部材425として弾性ブ
レードを用い、これを現像スリーブ423に当接させ
て、現像スリーブ423上の磁性トナーとの摩擦帯電に
より、トナーに摩擦帯電電荷を持たせるようにしてもよ
い。このとき弾性ブレードをシリコンゴム製とし、ステ
ンレス製現像スリーブ423への当接圧を線圧15〜2
0g/cmでカウンター当接して、トナーの摩擦帯電電
荷量を−10〜−20μC/g、塗布量0.4〜0.8
mg/cm2 程度として用いる。この場合、現像バイア
スは従来のものでよい。
【0051】キャリア取り部材427は、図3の磁極
S、Nが共に900ガウスに着磁された棒状の永久磁石
を用いた。キャリア取り部材427の小型化のために、
ここでは希土類の磁石とした。もちろん、スペースに余
裕があれば安価なプラスチックマグネット等を用いても
よい。
【0052】現像スリーブ423とキャリア取り部材4
27とのギャップDは、D=0.5mmとした。このた
め現像スリーブ423上の位置A近辺での磁気力F1
は、図3に示される場合よりも小さく約2/3となる
が、それでも、マグネットローラ424により位置A近
傍に発生される磁気力F2 よりは、大きいことがわか
る。
【0053】以上のような条件で2色の画像形成を行っ
たところ、第2現像器42に混入したキャリアが長期に
わたり現像スリーブ423上にコートされず、すじむら
や細い画像抜けのない高品位の2色画像を得ることがで
きるのを確認できた。また、画像形成中のメイン電源の
オフ等を行っても変化はなく、混入キャリアが現像スリ
ーブ423上にコートされるには至らなかった。
【0054】実施例2 本実施例は、実施例1の図1の第2現像器42におい
て、その現像スリーブ423内マグネットローラ424
の磁束密度パターンを変えた点が、実施例1と異なる。
本実施例におけるマグネットローラ424の磁束密度パ
ターンを図4に示す。
【0055】図4に示すように、本実施例におけるマグ
ネットローラ424は、現像スリーブ423の回転方向
に沿って磁極N1、S1、N2、N3、S2の5極とし
て、現像スリーブ423と感光ドラム1との現像部より
も下流側に磁極N2とN3の反発極を設けた。このマグ
ネットローラ424は、図4に示すような磁束密度分布
a2 を有し、磁気拘束力分布b2 を生じる。
【0056】このような反発極N2、N3を設けると、
図1の現像スリーブ423上には反発極N2、N3の極
間で、図4に示すように、磁気拘束力がゼロとなる位置
A′が存在するので、この位置A′またはその近傍に向
けてキャリア取り部材427を対向させると、現像スリ
ーブ423上に付着したキャリアを吸引、除去する効果
が、実施例1のときよりも大きくなる。
【0057】この場合、磁性トナーもキャリア取り部材
427に引かれやすくなるが、磁性トナーの摩擦帯電量
を高くする等によって、磁性トナーの現像スリーブ42
3に対する静電付着力を高めることにより、対処するこ
とができる。
【0058】比較例1 実施例1、2の比較例として、図1の第2現像器42の
現像スリーブ423内マグネットローラ424として、
図5に示すような磁束密度分布a3 を有するものを使用
して実験した。このマグネットローラ424は、図2に
示したマグネットローラに類似しているが、磁気拘束力
分布を測定してみると、図5に示すような分布b3 のよ
うになり、磁極N2、S2間の現像スリーブ423上の
位置に磁気拘束力分布の極小値を持たないことがわかっ
た。
【0059】このようなマグネットローラ424を第2
現像器42に用いた以外は実施例1と同様にして、2色
の画像形成を行ったところ、第2現像器42内に混入し
たキャリアに対するマグネットローラ423の引き付け
力が強いために、キャリア取り部材427によるキャリ
アの吸引、除去が不十分になって、現像スリーブ423
上にキャリアが残存し、その結果、得られた画像にはす
じむら等の画質低下を生じた。
【0060】もちろん、キャリア取り部材427の磁気
力をより大きくしたり、キャリア取り部材427と現像
スリーブ423上の位置AとのギャップDを狭めれば、
キャリア除去効果が向上するが、第2現像器42の設計
の許容量の低下やコストの増大が大幅に生じるので、実
用的でない。
【0061】実施例3 本実施例は、図1の第2現像器42において、キャリア
取り部材427の近傍に磁気ブラシ形成用のキャリアを
予め拘束させた点が、実施例1および2と異なる。この
ようにキャリア取り部材427の近傍に予めキャリアを
拘束すれば、第1現像器41の2成分現像剤に由来する
キャリアの第2現像器42への混入に前もって、キャリ
ア取り部材427から現像スリーブ423上の位置A付
近に伸びる磁気ブラシを形成できるので、混入して来た
キャリアを磁気ブラシにより現像スリーブ423上から
はぎ取ることでき、キャリア取り部材427によるキャ
リア除去が補助されて、除去効果が高まる。
【0062】キャリア取り部材427の近傍に磁気ブラ
シ形成用のキャリアを確実に保持するためには、キャリ
ア取り部材427として、実施例1、2で使用した棒状
の磁石よりも大きな磁気吸引力を発生できるもの、たと
えば強力な電磁石を用いることが好ましい。あるいは、
混入キャリアをよりも粒径の大きいキャリアを使用した
り、磁化率の大きなキャリアを使用することによって
も、キャリア取り部材427に前もって拘束させるキャ
リアの保持力を高めることを実現できる。
【0063】以上、本発明の多色画像形成装置をいくつ
かの実施例により説明したが、本発明は実施例に記載し
た以外の構成の多色画像形成装置にも適用することがで
きる。
【0064】たとえば本明細書では、感光ドラム1とし
てマイナス帯電性のOPC感光体を用い、その感光ドラ
ム1上に形成した第1、第2の静電潜像は、負極性トナ
ーを用いた2成分現像器41、同じく負極性トナーを用
いた非磁性1成分現像器42により反転現像したが、感
光ドラム1としてa−Siドラムを用いてもよい。この
場合、感光ドラム1の帯電は、オゾン発生量低下等のメ
リットからプラス帯電を採用することが一般的であり、
これに応じて現像器41、42に使用するトナーも、正
極性帯電のトナーとなる。
【0065】静電潜像の形成方法については詳述しなか
ったが、画像データに応じてレーザーまたはLED等を
発光させる時間を変調するパルス幅変調法(PWM)を
用いて、1画素中に256階調を持たせるようにしても
よく、あるいは2値的なデジタル潜像としてもよい。2
値等の階調数の低い潜像形成方法を用いる場合は、画像
に階調性を持たせるために、600dpi以上の高解像
度化の下に2値ないしは16値程度の階調数で、周知の
誤差拡散法やディザ法等を用いるようにすればよい。
【0066】さらに、転写前の感光ドラム1上の2色の
トナー像の帯電量を揃えるための転写前帯電器5につい
ても詳述しなかったが、良く知られているように、コロ
トロン、スコロトロン帯電器を用い、ACまたはDC電
圧の印加することにより、トナー像の帯電量を制御する
ことができる。もちろん、これに転写前露光等を併用し
て、感光ドラム1の表面電位を減衰させておけば、後の
工程の2色のトナー像の転写、分離に対し有効であり、
良く知られている手法である。
【0067】感光ドラム1を工程の最後で除電する前露
光については、それに使用する光の波長、強度等を適切
に設定して、前に形成した画像のゴーストがでないよう
にすることに留意する必要がある。
【0068】いずれにしろ、当業者であれば、以上述べ
た技術を本発明に組み合わせて用いることが可能である
ことは容易に理解されるであろう。
【0069】また実施例では、多色画像形成方法とし
て、トナーの帯電極性と感光ドラム1の帯電極性が、す
べて同一であるような2色画像の形成方法(いわゆるネ
ガネガ再帯電方式)を説明したが、2色画像形成方法に
は、この他にも、いわゆるネガポジプロセス(特開昭5
5−137538)や3値プロセス(特開昭52−81
855)等がある。これらの2色画像形成方法は、正規
現像と反転現像の組み合わせであるが、本発明が有効で
あることは明らかである。さらに、本発明は3色以上の
多色画像形成方法にも適用することが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体の周囲にその回転方向に沿って配設された複数
個の現像器のうち、磁性1成分現像器からなる第2番目
の以降の各現像器が、その現像剤担持体内に固定配置さ
れた磁界発生手段に、現像剤担持体と像担持体とが対向
した現像部よりも現像剤担持体の回転方向下流側に位置
された2つの磁極を少なくも有し、また、各現像器は第
2の磁界発生手段を有し、その第2の磁界発生手段を、
上記第1の磁界発生手段の2つの磁極間の現像剤担持体
上の位置であって、第1の磁界発生手段から発生された
磁界の磁気拘束力分布が極小となる位置の近傍に対向し
た位置において各現像器に配置したので、第2の磁界発
生手段からの磁界による磁気力を、現像剤担持体上の第
1の磁界発生手段による磁気拘束力が最も弱いところに
及ぼすことができる。
【0071】従って、2成分現像器からなる第1番目の
現像器の現像剤に由来する磁性キャリアが、第2番目以
降の各現像器の現像剤担持体に付着、混入しても、第2
の磁界発生手段による磁気力を適当に設定することによ
り、混入キャリアを現像剤担持体上から除去し、またそ
の除去した混入キャリアを第2の磁界発生手段もしくは
その近傍に拘束して、現像剤担持体に再付着するのを防
止できる。これにより、第2番目以降の各現像器の現像
剤担持体上にトナーを良好にコーティングして現像する
ことができ、すじむらや細い画像抜けのない高品位の多
色画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色画像形成装置の一実施例における
第2現像器を示す概略構成図である。
【図2】図1の第2現像器の現像スリーブ内マグネット
ローラの磁束密度分布と磁気力分布を示す図である。
【図3】本発明の一実施例において画像形成装置に設置
したキャリア取り部材、およびその磁束密度分布と磁気
力分布を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例における第2現像器のマグ
ネットローラの磁束密度分布と磁気力分布を示す図であ
る。
【図5】比較例で用いた第2現像器のマグネットローラ
の磁束密度分布と磁気力分布を示す図である。
【図6】本発明の多色画像形成装置における画像形成プ
ロセスを説明する図である。
【図7】従来の多色画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図8】図7の多色画像形成装置における第2現像器を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 21、22 帯電器 31、32 像露光 41 第1現像器 42 第2現像器 423 現像スリーブ 424 マグネットローラ 425 トナー規制部材 427 キャリア取り部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の潜像が順次形成される像担持体の
    周囲にその回転方向に沿って、前記複数の潜像を1つず
    つ現像する複数個の現像器が配置され、該複数個の現像
    器のうちの上流側から第1番目の現像器は、トナーと磁
    性キャリアとからなる現像剤を使用する2成分現像器で
    あって、前記複数の潜像のうちの第1番目の潜像を現像
    し、第2番目以降の各現像器は磁性トナーからなる現像
    剤を使用する磁性1成分現像器であって、第2番目以降
    の各潜像を現像し、前記複数の潜像の現像後、像担持体
    上に形成された複数色のトナー像を記録上に一括して転
    写する多色画像形成装置において、前記第2番目以降の
    各現像器の現像剤担持体内に固定配置された磁界発生手
    段は、現像剤担持体と像担持体とが対向した現像部より
    も現像剤担持体の回転方向下流側に位置された2つの磁
    極を少なくも有し、前記各現像器は第2の磁界発生手段
    を有し、該第2の磁界発生手段は、前記2つの磁極間の
    現像剤担持体上の位置であって、前記第1の磁界発生手
    段から発生された磁界の磁気拘束力分布が極小となる位
    置の近傍に対向した位置において、前記各現像器に配置
    したことを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記2つの磁極間の現像剤担持体上の磁
    気拘束力分布が極小となる位置での該磁気拘束力の大き
    さを磁気力F2 とし、該極小となる位置での前記第2の
    磁界発生手段から発生された磁界の磁気吸引力の大きさ
    を磁気力F1としたとき、 F1 >F2 となるように設定した請求項1の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2番目以降の各現像器の現像剤担
    持体が像担持体に対して非接触である請求項1または2
    の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の磁界発生手段の前記2つの磁
    極が同極性の反撥極である請求項1、2または3の多色
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1番目の現像器の現像剤の磁性キ
    ャリアの平均粒径が30〜100μmである請求項1、
    2、3または4の多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第2番目以降の各現像器の現像剤で
    ある磁性トナーの平均粒径が5〜12μmである請求項
    1、2、3、4または5の多色画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の磁界発生手段に、前記第1番
    目の現像器による現像に先立って予め磁性キャリアを拘
    束させた請求項1、2、3、4、5または6の多色画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の磁界発生手段に予め拘束させ
    た磁性キャリアは、前記第1番目の現像器の現像剤の磁
    性キャリアよりも、粒径および磁化率の少なくとも1つ
    が大きい請求項7の多色画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の磁界発生手段を前記第2番目
    以降の各現像器に、前記2つの磁極間の現像剤担持体上
    の磁気拘束力分布が極小となる位置に対して進退可能に
    設置した請求項1、2、3、4、5、6または7の多色
    画像形成装置。
JP8040291A 1996-02-05 1996-02-05 多色画像形成装置 Pending JPH09211989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8040291A JPH09211989A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 多色画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8040291A JPH09211989A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 多色画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09211989A true JPH09211989A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12576510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8040291A Pending JPH09211989A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 多色画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09211989A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6650858B2 (en) 2001-06-29 2003-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus featuring first and second developing systems
US6704534B2 (en) * 2000-08-29 2004-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Developing device having minimum magnetic field strength adjacent regulating member
US9046824B2 (en) 2013-03-25 2015-06-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image forming apparatus
JP2016151728A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置、並びに現像装置に用いる現像剤担持体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6704534B2 (en) * 2000-08-29 2004-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Developing device having minimum magnetic field strength adjacent regulating member
US6650858B2 (en) 2001-06-29 2003-11-18 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus featuring first and second developing systems
US9046824B2 (en) 2013-03-25 2015-06-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image forming apparatus
JP2016151728A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置、並びに現像装置に用いる現像剤担持体
CN105911834A (zh) * 2015-02-19 2016-08-31 京瓷办公信息系统株式会社 显影装置、图像形成装置和用于显影装置的显影剂承载体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2853104B2 (ja) 画像形成装置
US4937630A (en) Image forming apparatus employing non-magnetic and magnetic toner
KR950000746B1 (ko) 컬러(color)기록장치
JPH09211989A (ja) 多色画像形成装置
JP3170901B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH08305170A (ja) 画像記録装置
JPS6363063A (ja) 2色電子写真装置
JP3671525B2 (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP3055328B2 (ja) 現像方法
JPH0373864B2 (ja)
JP3116187B2 (ja) 画像形成方法
JP2637091B2 (ja) 記録装置
JPH10161386A (ja) 多色画像形成装置
JPH08202110A (ja) 画像形成装置
JPH11184222A (ja) 画像形成装置
KR920002923B1 (ko) 컬러전자사진장치
JP3110953B2 (ja) 画像形成装置
JPH08146758A (ja) 現像方法及びその装置
JPH0784442A (ja) 多色画像形成装置
JPH0540393A (ja) カラー画像形成装置
JPH08297415A (ja) 現像方法及びその装置
JPH08137270A (ja) 現像装置
JPH0670724B2 (ja) 画像形成装置
JPS60159763A (ja) カラー記録方法
JPH0550746B2 (ja)