JPH0784442A - 多色画像形成装置 - Google Patents
多色画像形成装置Info
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- JPH0784442A JPH0784442A JP5250971A JP25097193A JPH0784442A JP H0784442 A JPH0784442 A JP H0784442A JP 5250971 A JP5250971 A JP 5250971A JP 25097193 A JP25097193 A JP 25097193A JP H0784442 A JPH0784442 A JP H0784442A
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- JP
- Japan
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- toner
- developing
- potential
- voltage
- bias
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光ドラム上に形成した3値レベルの電位に
よる2種類の潜像を、それぞれトナーの極性が異なる2
つの現像器により、現像スリーブに直流電圧と交流電圧
を重畳した交互電圧の印加下に現像するに際し、反転ト
ナーが互の他の色の画像部に付着するのを防止して、各
色の混色のない鮮明な2色画像を得ることである。 【構成】 交互電圧の1周期内の、現像スリーブから感
光ドラムにトナーを移動させる方向の電圧の印加時間T
1 の交互電圧のピーク電圧と、交互電圧の直流電圧VDC
との差分V1 、感光ドラムから現像スリーブにトナーを
移動させる方向の電圧の印加時間T2 の交互電圧のピー
ク電圧とVDCとの差分V2 を、V2 <V1とした。 【効果】 反転トナーが互の他の色の画像部に付着する
のを防止することができ、各色の混色のない鮮明な2色
画像を得ることができる。
よる2種類の潜像を、それぞれトナーの極性が異なる2
つの現像器により、現像スリーブに直流電圧と交流電圧
を重畳した交互電圧の印加下に現像するに際し、反転ト
ナーが互の他の色の画像部に付着するのを防止して、各
色の混色のない鮮明な2色画像を得ることである。 【構成】 交互電圧の1周期内の、現像スリーブから感
光ドラムにトナーを移動させる方向の電圧の印加時間T
1 の交互電圧のピーク電圧と、交互電圧の直流電圧VDC
との差分V1 、感光ドラムから現像スリーブにトナーを
移動させる方向の電圧の印加時間T2 の交互電圧のピー
ク電圧とVDCとの差分V2 を、V2 <V1とした。 【効果】 反転トナーが互の他の色の画像部に付着する
のを防止することができ、各色の混色のない鮮明な2色
画像を得ることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機或いはカ
ラープリンタ等の多色画像形成装置に関する。
ラープリンタ等の多色画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、潜像担持体である感光ドラムに対
して帯電、露光、現像を複数回繰り返して、感光ドラム
上に色の異なる複数色のトナー像を重ね合わせて形成
し、そのトナー像を転写紙上に一括して転写し、カラー
画像を得る多色画像形成装置が種々提案されている。
して帯電、露光、現像を複数回繰り返して、感光ドラム
上に色の異なる複数色のトナー像を重ね合わせて形成
し、そのトナー像を転写紙上に一括して転写し、カラー
画像を得る多色画像形成装置が種々提案されている。
【0003】その複数色のトナー像、例えば2色のトナ
ー像を形成する方法として、図7に示すように、感光ド
ラム上に3値レベルの電位を用い、その中間の電位(V
H )レベルよりも高い電位(VD )レベル及び低い電位
(VL )レベルで、2種類の潜像を同時に又は順次形成
し、潜像形成後、その高い電位レベルの潜像及び低い電
位レベルの潜像を、それぞれトナーの極性が異なる2つ
の現像器により順次現像し、感光ドラム上に2色のトナ
ー像を得る方法がある。
ー像を形成する方法として、図7に示すように、感光ド
ラム上に3値レベルの電位を用い、その中間の電位(V
H )レベルよりも高い電位(VD )レベル及び低い電位
(VL )レベルで、2種類の潜像を同時に又は順次形成
し、潜像形成後、その高い電位レベルの潜像及び低い電
位レベルの潜像を、それぞれトナーの極性が異なる2つ
の現像器により順次現像し、感光ドラム上に2色のトナ
ー像を得る方法がある。
【0004】この方法は、互に異極性の2種類のトナー
を用いることから混色が起こりにくいという利点があ
る。その反面、前記の中間レベルを高電位レベルの略半
分とし、中間レベルを白地部の電位としているため、各
色の潜像コントラストが低い。そのため、図7の高電位
(VD )レベルの潜像を現像するための現像器の現像ス
リーブに、破線で示される電位の直流現像バイアスを印
加しても、高電位部の潜像電位(VD )と現像スリーブ
間に生じる電界(電位差a)が小さく、十分にトナーが
飛翔しないために、適正な画像濃度が得られない。これ
に対し潜像コントラストを得るために、より一層高電位
に帯電させると、感光体の劣化が激しく好ましくない。
を用いることから混色が起こりにくいという利点があ
る。その反面、前記の中間レベルを高電位レベルの略半
分とし、中間レベルを白地部の電位としているため、各
色の潜像コントラストが低い。そのため、図7の高電位
(VD )レベルの潜像を現像するための現像器の現像ス
リーブに、破線で示される電位の直流現像バイアスを印
加しても、高電位部の潜像電位(VD )と現像スリーブ
間に生じる電界(電位差a)が小さく、十分にトナーが
飛翔しないために、適正な画像濃度が得られない。これ
に対し潜像コントラストを得るために、より一層高電位
に帯電させると、感光体の劣化が激しく好ましくない。
【0005】そこで特開平3−175462号では、接
触現像に直流バイアスに代えてチョッパー式直流バイア
スを用いることが提案されており、上記したトナー飛翔
を増加させることができる。このチョッパー式直流バイ
アスは、通常の現像のDCバイアスに加えて現像促進側
のバイアスを周期的に印加するものである。このような
バイアスを接触現像に対してでなく、非接触現像に用い
た場合には、十分に濃度が得られないことが分った。
触現像に直流バイアスに代えてチョッパー式直流バイア
スを用いることが提案されており、上記したトナー飛翔
を増加させることができる。このチョッパー式直流バイ
アスは、通常の現像のDCバイアスに加えて現像促進側
のバイアスを周期的に印加するものである。このような
バイアスを接触現像に対してでなく、非接触現像に用い
た場合には、十分に濃度が得られないことが分った。
【0006】その理由は、接触現像では現像剤が感光ド
ラムに接触して存在するので、現像ニップ部での電界強
度が高いのに対し、非接触現像では電界強度が弱いため
である。そのため非接触現像には、直流バイアス、又は
直流バイアスに加えて振幅の大きな交流バイアスを印加
する方法が提案されている。
ラムに接触して存在するので、現像ニップ部での電界強
度が高いのに対し、非接触現像では電界強度が弱いため
である。そのため非接触現像には、直流バイアス、又は
直流バイアスに加えて振幅の大きな交流バイアスを印加
する方法が提案されている。
【0007】振幅の大きな交流バイアスを用いれば、上
記した濃度が得られないという問題は解決する。これ
は、図8に示されるように、例えば3値レベルの潜像の
高電位レベルを現像する場合、交流バイアスを破線で示
したように現像スリーブに印加するものである(直流成
分は従来と同じ)。
記した濃度が得られないという問題は解決する。これ
は、図8に示されるように、例えば3値レベルの潜像の
高電位レベルを現像する場合、交流バイアスを破線で示
したように現像スリーブに印加するものである(直流成
分は従来と同じ)。
【0008】このとき交流バイアスの1周期内で、感光
ドラム上の高電位レベルと交流バイアスを印加されてい
る現像スリーブとの間に、電位差bと電位差cの電界が
交互に生じる。現像スリーブ上のトナーの極性を正とす
ると、電位差bは現像スリーブから感光ドラムへトナー
を移動させる方向に働き、逆に電位差cは感光ドラム上
に付着したトナーを現像スリーブへと引き戻す方向に働
く。
ドラム上の高電位レベルと交流バイアスを印加されてい
る現像スリーブとの間に、電位差bと電位差cの電界が
交互に生じる。現像スリーブ上のトナーの極性を正とす
ると、電位差bは現像スリーブから感光ドラムへトナー
を移動させる方向に働き、逆に電位差cは感光ドラム上
に付着したトナーを現像スリーブへと引き戻す方向に働
く。
【0009】電位差bは図7の電位差aよりも大きいの
で、十分なトナーが感光ドラム上へと移動し、又引き戻
し電界cはbより小さいので、感光ドラムからトナーが
過剰に引き戻されることがなく、その結果、十分な濃度
で且つ適度な引き戻しにより鮮鋭な画質で画像を得るこ
とができる。
で、十分なトナーが感光ドラム上へと移動し、又引き戻
し電界cはbより小さいので、感光ドラムからトナーが
過剰に引き戻されることがなく、その結果、十分な濃度
で且つ適度な引き戻しにより鮮鋭な画質で画像を得るこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予め3
値レベルの潜像を形成してから高電位レベルの潜像を一
色のトナーで現像し、引き続き低電位レベルの潜像をも
う一色のトナーで現像する本方式においては、交流バイ
アスを印加するために、以下のような特有な問題があっ
た。
値レベルの潜像を形成してから高電位レベルの潜像を一
色のトナーで現像し、引き続き低電位レベルの潜像をも
う一色のトナーで現像する本方式においては、交流バイ
アスを印加するために、以下のような特有な問題があっ
た。
【0011】感光ドラムの高電位レベルの潜像を現像す
るために、交流バイアスを現像スリーブに印加すると、
感光ドラムと現像スリーブ間に発生する最大の電位差
は、現像しようとしていない低電位部との間に図8のd
のように生じ、この電位差dは電位差b、cよりも大き
い。これは、通常、交流バイアスを印加する場合でも、
白地部(本方式では中間電位レベル)のカブリを防止す
るために、直流バイアスを中間電位レベルとの間にeな
る電位差を設けるようにして、交流バイアスに重畳して
いるためである。
るために、交流バイアスを現像スリーブに印加すると、
感光ドラムと現像スリーブ間に発生する最大の電位差
は、現像しようとしていない低電位部との間に図8のd
のように生じ、この電位差dは電位差b、cよりも大き
い。これは、通常、交流バイアスを印加する場合でも、
白地部(本方式では中間電位レベル)のカブリを防止す
るために、直流バイアスを中間電位レベルとの間にeな
る電位差を設けるようにして、交流バイアスに重畳して
いるためである。
【0012】このとき電位差dが次のように画質に悪影
響を与える。前述したように、高電位部を現像するトナ
ーを正極性としているが、現像器内での帯電不良やトナ
ー同士の摩擦で反対極性に帯電するに至ったトナー(反
転トナー。この例では負極性トナーである)が、この電
位差dに従って感光ドラム上の低電位レベルに付着して
しまう。然もこの反転トナーを感光ドラムから現像スリ
ーブに引き戻す電界はfの電位差で、反転トナーの飛翔
電界の電位差dよりもはるかに小さく、引き戻し力が弱
い。
響を与える。前述したように、高電位部を現像するトナ
ーを正極性としているが、現像器内での帯電不良やトナ
ー同士の摩擦で反対極性に帯電するに至ったトナー(反
転トナー。この例では負極性トナーである)が、この電
位差dに従って感光ドラム上の低電位レベルに付着して
しまう。然もこの反転トナーを感光ドラムから現像スリ
ーブに引き戻す電界はfの電位差で、反転トナーの飛翔
電界の電位差dよりもはるかに小さく、引き戻し力が弱
い。
【0013】このため高電位部を現像する筈のトナーの
うちの通常の帯電極性と反対に帯電した反転トナーが、
低電位部に付着してしまい、鮮明な2色画像が得られな
くなってしまう。
うちの通常の帯電極性と反対に帯電した反転トナーが、
低電位部に付着してしまい、鮮明な2色画像が得られな
くなってしまう。
【0014】更にもともと高電位レベルと中間電位レベ
ル間の電位差が小さいので、画像濃度を得るためには前
述した交流成分の振幅を大きくし、電位差bを大きくし
なければならないが、このとき当然、電位差dも大きく
なるため、反転トナーの低電位部への付着現象はより顕
著になる。
ル間の電位差が小さいので、画像濃度を得るためには前
述した交流成分の振幅を大きくし、電位差bを大きくし
なければならないが、このとき当然、電位差dも大きく
なるため、反転トナーの低電位部への付着現象はより顕
著になる。
【0015】このように、3値レベルの潜像の片側一方
を現像するにあたっては、潜像コントラストが低いとい
う問題があり、その対策として現像バイアスに交番電界
を用いると、3値潜像の他方の電位の部分に反転トナー
の付着が生じてしまい、画像上に混色を生じるという問
題があった。従来、この混色を防止する十分な技術は提
案されていなかった。
を現像するにあたっては、潜像コントラストが低いとい
う問題があり、その対策として現像バイアスに交番電界
を用いると、3値潜像の他方の電位の部分に反転トナー
の付着が生じてしまい、画像上に混色を生じるという問
題があった。従来、この混色を防止する十分な技術は提
案されていなかった。
【0016】又当然、3値電位レベルの潜像を同時に形
成しない方法(例えば1色目潜像形成→現像→再帯電→
2色目潜像形成→現像のプロセス;ネガ露光による1色
目潜像形成→現像→ポジ露光よる2色目潜像形成→現像
のプロセス)では、上記問題は発生しないが、これらの
方法では、像露光手段を2つ持たねばならないために、
装置の大型化やコスト増が問題となる。
成しない方法(例えば1色目潜像形成→現像→再帯電→
2色目潜像形成→現像のプロセス;ネガ露光による1色
目潜像形成→現像→ポジ露光よる2色目潜像形成→現像
のプロセス)では、上記問題は発生しないが、これらの
方法では、像露光手段を2つ持たねばならないために、
装置の大型化やコスト増が問題となる。
【0017】従って本発明の目的は、上述した混色の問
題を簡単な構成で解決し、鮮明な多色画像を得ることが
できる画像形成装置を提供することである。
題を簡単な構成で解決し、鮮明な多色画像を得ることが
できる画像形成装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば本発明
は、一様に帯電した潜像担持体上に3つの電位レベルを
用い、その中間の電位(VH )レベルよりも絶対値で高
い電位(VD )レベル及び低い電位(VL )レベルで2
種類の潜像を形成し、この高い電位レベル及び低い電位
レベルの潜像を、現像剤のトナーの極性が異なる2つの
現像器によって、少なくとも後に現像される潜像に対し
ては非接触現像法を行なうようにして、前記現像器の現
像剤担持体に直流電圧と交流電圧を重畳した交互電圧を
印加した下で現像する多色画像形成装置において、前記
交互電圧の1周期内の、現像剤担持体から潜像担持体に
向かう方向にトナーを移動させる方向の電圧の印加時間
をT1 、潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向にト
ナーを移動させる方向の電圧印加時間をT2 、交互電圧
の直流電圧をVDCとして、前記時間T1 における交互電
圧のピーク電圧とVDCの差分をV1 、前記時間T2 にお
ける交互電圧のピーク電圧とVDCの差分をV2としたと
きに、V1 とV2 との間に、 V2 <V1 の関係を有することを特徴とする多色画像形成装置であ
る。
多色画像形成装置にて達成される。要約すれば本発明
は、一様に帯電した潜像担持体上に3つの電位レベルを
用い、その中間の電位(VH )レベルよりも絶対値で高
い電位(VD )レベル及び低い電位(VL )レベルで2
種類の潜像を形成し、この高い電位レベル及び低い電位
レベルの潜像を、現像剤のトナーの極性が異なる2つの
現像器によって、少なくとも後に現像される潜像に対し
ては非接触現像法を行なうようにして、前記現像器の現
像剤担持体に直流電圧と交流電圧を重畳した交互電圧を
印加した下で現像する多色画像形成装置において、前記
交互電圧の1周期内の、現像剤担持体から潜像担持体に
向かう方向にトナーを移動させる方向の電圧の印加時間
をT1 、潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向にト
ナーを移動させる方向の電圧印加時間をT2 、交互電圧
の直流電圧をVDCとして、前記時間T1 における交互電
圧のピーク電圧とVDCの差分をV1 、前記時間T2 にお
ける交互電圧のピーク電圧とVDCの差分をV2としたと
きに、V1 とV2 との間に、 V2 <V1 の関係を有することを特徴とする多色画像形成装置であ
る。
【0019】好ましくは、前記低い電位(VL )レベル
の潜像を現像する現像器の現像剤担持体に印加する交互
電圧に関して、前記電位VD 、VDCと電位差V1 、V2
との間に、V1 −|VD −VDC|<V2 +|VD −VDC
|を有し、又|VD −VDC|<V2 の関係を有するよう
にすることができる。更に前記高い電位(VD )レベル
の潜像を現像する現像器の現像剤担持体に印加する交互
電圧に関して、前記電位VL 、VDCと電位差V1 、V2
との間に、V1 −|VDC−VL |<V2 +|VDC−VL
|の関係を有し、又|VL −VDC|<V2 の関係を有す
るようにすることができる。
の潜像を現像する現像器の現像剤担持体に印加する交互
電圧に関して、前記電位VD 、VDCと電位差V1 、V2
との間に、V1 −|VD −VDC|<V2 +|VD −VDC
|を有し、又|VD −VDC|<V2 の関係を有するよう
にすることができる。更に前記高い電位(VD )レベル
の潜像を現像する現像器の現像剤担持体に印加する交互
電圧に関して、前記電位VL 、VDCと電位差V1 、V2
との間に、V1 −|VDC−VL |<V2 +|VDC−VL
|の関係を有し、又|VL −VDC|<V2 の関係を有す
るようにすることができる。
【0020】又好ましくは、前記交互電圧が、前記T
1 、T2 、V1 、V2 の間に、T1 V1 =T2 V2 の関
係を満たすデユーティバイアスとされ、更に前記交互電
圧が、パルスバイアスとされ得る。又前記現像剤が一成
分現像剤とされる。
1 、T2 、V1 、V2 の間に、T1 V1 =T2 V2 の関
係を満たすデユーティバイアスとされ、更に前記交互電
圧が、パルスバイアスとされ得る。又前記現像剤が一成
分現像剤とされる。
【0021】
実施例1 図1は、本発明の多色画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。本実施例は2色画像形成装置を示す。
略構成図である。本実施例は2色画像形成装置を示す。
【0022】図1において、符号1は潜像担持体の感光
ドラムで、感光ドラム1は矢印A方向に回転し、その感
光ドラム1の表面を帯電器2が一様に帯電する。帯電器
2は、ここではコロナにより負帯電を行なっている。帯
電された感光ドラム1の表面は露光手段により像露光3
を受け、画像情報に基づいた潜像が3値レベルで形成さ
れる。
ドラムで、感光ドラム1は矢印A方向に回転し、その感
光ドラム1の表面を帯電器2が一様に帯電する。帯電器
2は、ここではコロナにより負帯電を行なっている。帯
電された感光ドラム1の表面は露光手段により像露光3
を受け、画像情報に基づいた潜像が3値レベルで形成さ
れる。
【0023】この露光手段がアナログ方式であれば、感
光ドラム1の感光体の分光感度特性を工夫して、例えば
白色光と赤色光に対する感光ドラムの感度を変えて、原
稿画像の黒、赤、白部に対する3値潜像を形成すればよ
く、光源や光学系を工夫して3値潜像を形成してもよ
い。露光手段がデジタル方式、つまりレーザを用いた露
光方式であるならば、図示しない画像読み取り装置によ
り原稿画像中の黒、赤、白部を判別して、それぞれに応
じてレーザ輝度又は発光時間等を変えて3値潜像を形成
することができる。
光ドラム1の感光体の分光感度特性を工夫して、例えば
白色光と赤色光に対する感光ドラムの感度を変えて、原
稿画像の黒、赤、白部に対する3値潜像を形成すればよ
く、光源や光学系を工夫して3値潜像を形成してもよ
い。露光手段がデジタル方式、つまりレーザを用いた露
光方式であるならば、図示しない画像読み取り装置によ
り原稿画像中の黒、赤、白部を判別して、それぞれに応
じてレーザ輝度又は発光時間等を変えて3値潜像を形成
することができる。
【0024】感光ドラム1上に形成された3値レベルの
潜像は、その高電位部を第1色目の第1現像器4により
正規現像され、低電位部を第2色目の第2現像器5によ
り反転現像される。又は低電位部を第1色目の第1現像
器4により反転現像され、高電位部を第2色目の第2現
像器5により正規現像される。そのために第1、第2現
像器4、5のトナーの極性は、互に異極性となってい
る。
潜像は、その高電位部を第1色目の第1現像器4により
正規現像され、低電位部を第2色目の第2現像器5によ
り反転現像される。又は低電位部を第1色目の第1現像
器4により反転現像され、高電位部を第2色目の第2現
像器5により正規現像される。そのために第1、第2現
像器4、5のトナーの極性は、互に異極性となってい
る。
【0025】次いでポスト帯電器6により感光ドラム1
上に形成された2色のトナー像にコロナを付与して、そ
のうち一方のトナー像のトナーの極性を反対極性に変
え、他方のトナー像のトナーの極性にそろえる。更に転
写帯電器7によりポスト帯電器6とは逆極性のコロナ
を、感光ドラム1と転写帯電器7との間に供給された転
写材8の裏面に付与して、同一極性にそろえられた感光
ドラム1上のトナーを引き付け、2色のトナー像を転写
材8上に転写する。転写材8上に転写されたトナー像
は、定着装置9によって定着され、転写材8上に固定さ
れた2色画像が得られる。
上に形成された2色のトナー像にコロナを付与して、そ
のうち一方のトナー像のトナーの極性を反対極性に変
え、他方のトナー像のトナーの極性にそろえる。更に転
写帯電器7によりポスト帯電器6とは逆極性のコロナ
を、感光ドラム1と転写帯電器7との間に供給された転
写材8の裏面に付与して、同一極性にそろえられた感光
ドラム1上のトナーを引き付け、2色のトナー像を転写
材8上に転写する。転写材8上に転写されたトナー像
は、定着装置9によって定着され、転写材8上に固定さ
れた2色画像が得られる。
【0026】図1において、符号10は感光ドラム1上
に残留したトナーを除去するクリーニング装置、11は
感光ドラム1上に残留した電荷を消去する除電装置であ
る。
に残留したトナーを除去するクリーニング装置、11は
感光ドラム1上に残留した電荷を消去する除電装置であ
る。
【0027】現像器4及び5の構成については、後で詳
しく説明するが、例えば図2又は図5に示すようになっ
ており、例えば図2の現像器の現像剤担持体である現像
スリーブ42上には、トナーが薄層に塗布され、現像
時、図示しないバイアス電源から現像スリーブ42に現
像バイアスが印加される。
しく説明するが、例えば図2又は図5に示すようになっ
ており、例えば図2の現像器の現像剤担持体である現像
スリーブ42上には、トナーが薄層に塗布され、現像
時、図示しないバイアス電源から現像スリーブ42に現
像バイアスが印加される。
【0028】本発明の特徴である3値レベル潜像の電位
と現像バイアスとの関係を図3を用いて説明する。3値
レベルの潜像では、原稿画像の黒部、白部、赤部をそれ
ぞれ高電位部、中間電位部、低電位部としてあり、おお
よその電位は黒部:−700V、白部:−400V、赤
部:−100Vである。
と現像バイアスとの関係を図3を用いて説明する。3値
レベルの潜像では、原稿画像の黒部、白部、赤部をそれ
ぞれ高電位部、中間電位部、低電位部としてあり、おお
よその電位は黒部:−700V、白部:−400V、赤
部:−100Vである。
【0029】以下、第1現像器4で高電位部を現像する
ときに、本発明を適用した場合について説明する。第1
現像器4は黒部(高電位部VD )を正規現像するため
に、現像スリーブ42には図3の破線で示された交互電
圧を現像バイアスとして印加した(一点鎖線の水平線は
交流バイアスに重畳された直流バイアスVDCを示す)。
即ち、現像バイアスの交流成分にデューティー比を設
け、これに直流電圧を重畳して現像スリーブに印加し
た。
ときに、本発明を適用した場合について説明する。第1
現像器4は黒部(高電位部VD )を正規現像するため
に、現像スリーブ42には図3の破線で示された交互電
圧を現像バイアスとして印加した(一点鎖線の水平線は
交流バイアスに重畳された直流バイアスVDCを示す)。
即ち、現像バイアスの交流成分にデューティー比を設
け、これに直流電圧を重畳して現像スリーブに印加し
た。
【0030】図3に示すように、交互電圧のT1 の時間
の間に印加されているピークバイアスと、これに重畳さ
れている直流バイアスVDCとの差分をV1 とし、T2 の
時間の間に印加されているピークバイアスと、直流バイ
アスVDCとの差分をV2 とすると、V2 <V1 となるよ
うに、デューティー比を変化させたものである(T1V1
=T2 V2 でT1 <T2 の関係にある)。
の間に印加されているピークバイアスと、これに重畳さ
れている直流バイアスVDCとの差分をV1 とし、T2 の
時間の間に印加されているピークバイアスと、直流バイ
アスVDCとの差分をV2 とすると、V2 <V1 となるよ
うに、デューティー比を変化させたものである(T1V1
=T2 V2 でT1 <T2 の関係にある)。
【0031】この交互バイアスによるトナーの挙動を説
明する。現像器4は高電位部を正規現像するもので、感
光ドラム1の電位(ドラム電位)は負で、トナーの極性
は正である。
明する。現像器4は高電位部を正規現像するもので、感
光ドラム1の電位(ドラム電位)は負で、トナーの極性
は正である。
【0032】そのために図3のT1 の時間の間、ドラム
電位はスリーブ電位(現像スリーブ上の電位)よりも低
い(マイナス方向)ので、ポジトナー(正規トナー)
(図中、正規トナーをt(+)で示す)は電位差bに従
って感光ドラム1に飛翔する。
電位はスリーブ電位(現像スリーブ上の電位)よりも低
い(マイナス方向)ので、ポジトナー(正規トナー)
(図中、正規トナーをt(+)で示す)は電位差bに従
って感光ドラム1に飛翔する。
【0033】逆にT2 の時間の間は、ポジトナーは感光
ドラムから現像スリーブ上に引き戻される。このとき電
界は電位差c′によるもので、従来よりも小さいが、そ
の分引き戻し時間が長くなっている。そのため、従来と
比較して最大濃度及びカブリ濃度の点では大きな差異は
なく、良好な画像が得られる。
ドラムから現像スリーブ上に引き戻される。このとき電
界は電位差c′によるもので、従来よりも小さいが、そ
の分引き戻し時間が長くなっている。そのため、従来と
比較して最大濃度及びカブリ濃度の点では大きな差異は
なく、良好な画像が得られる。
【0034】一方、従来の問題点である現像器4内の反
転トナーの挙動について説明する。感光ドラム上には電
位の異なる3つの領域が存在するが、この反転トナー
(極性は負極性)が最も付着し易い箇所は、既述したよ
うに低電位部(よりプラスに近い領域)であって、図3
のT2 の時間の間に現像スリーブと感光ドラムとの間に
生じる電位差d′によるものである。
転トナーの挙動について説明する。感光ドラム上には電
位の異なる3つの領域が存在するが、この反転トナー
(極性は負極性)が最も付着し易い箇所は、既述したよ
うに低電位部(よりプラスに近い領域)であって、図3
のT2 の時間の間に現像スリーブと感光ドラムとの間に
生じる電位差d′によるものである。
【0035】この電界に応じて反転トナー(負極性トナ
ー)(図中、反転トナーをt′(−)で示す)は低電位
部に付着する。ところが本実施例では、交流成分にデュ
ーティー比を設けることにより、このd′の電位差を従
来よりも小さく抑えることができ、そのため反転トナー
が低電位部に付着する機会を少なくすることができる。
又反転トナーを低電位部から引き戻す電界は、電位差f
によって与えられるが、これは従来と同じであるため、
全体としては付着力が低下した分だけ、反転トナーの付
着が減少する。
ー)(図中、反転トナーをt′(−)で示す)は低電位
部に付着する。ところが本実施例では、交流成分にデュ
ーティー比を設けることにより、このd′の電位差を従
来よりも小さく抑えることができ、そのため反転トナー
が低電位部に付着する機会を少なくすることができる。
又反転トナーを低電位部から引き戻す電界は、電位差f
によって与えられるが、これは従来と同じであるため、
全体としては付着力が低下した分だけ、反転トナーの付
着が減少する。
【0036】従来の場合には、先の図8に示されるよう
に、現像器内の正規帯電トナーを高電位部に現像するた
めの電位差bよりも、反転トナーを低電位部に付着させ
る電位差dの方が大きかった。本実施例の場合には、図
3に示されるように、反転トナーを低電位部に付着させ
る電位差d′を従来よりも低く抑え、更にその電位差
d′を電位差bよりも小さく設定しているのである。
に、現像器内の正規帯電トナーを高電位部に現像するた
めの電位差bよりも、反転トナーを低電位部に付着させ
る電位差dの方が大きかった。本実施例の場合には、図
3に示されるように、反転トナーを低電位部に付着させ
る電位差d′を従来よりも低く抑え、更にその電位差
d′を電位差bよりも小さく設定しているのである。
【0037】このように、本実施例では、交互電圧の交
流成分にデューティー比を設けて、図3の時間T1 間の
ピークバイアスと直流バイアスVDCの差分V1 、時間T
2 間のピークバイアスと直流バイアスVDCの差分V2
を、V2 <V1 とすることにより、低電位部への反転ト
ナーの付着を極力抑えることができた。
流成分にデューティー比を設けて、図3の時間T1 間の
ピークバイアスと直流バイアスVDCの差分V1 、時間T
2 間のピークバイアスと直流バイアスVDCの差分V2
を、V2 <V1 とすることにより、低電位部への反転ト
ナーの付着を極力抑えることができた。
【0038】以上では、本発明を第1現像器4に適用し
て、高電位部を第1色目で現像する場合を説明したが、
第2現像器5に適用して、高電位部を第2色目で現像す
ることもできる。但し、上述したデューティー比を第2
現像器に適用する場合、T1/(T1 +T2 )は、以下
のように設定する必要がある。
て、高電位部を第1色目で現像する場合を説明したが、
第2現像器5に適用して、高電位部を第2色目で現像す
ることもできる。但し、上述したデューティー比を第2
現像器に適用する場合、T1/(T1 +T2 )は、以下
のように設定する必要がある。
【0039】第2現像器5で第2色目に黒部の高電位部
VD を正規現像するのに使用する場合には、f<d′、
即ち、 V1 −|VL −VDC|<V2 +|VL −VDC| の関係を満たすように、V1 、V2 、ひいてはT1 /
(T1 +T2 )のデューティー比を決定することが必要
である。
VD を正規現像するのに使用する場合には、f<d′、
即ち、 V1 −|VL −VDC|<V2 +|VL −VDC| の関係を満たすように、V1 、V2 、ひいてはT1 /
(T1 +T2 )のデューティー比を決定することが必要
である。
【0040】これは、第2現像器に印加される現像バイ
アスの影響により、第1現像器による現像で感光ドラム
上に初めに形成された第1色目トナー像が乱されること
がないようにするためである。図3を用いて説明する。
アスの影響により、第1現像器による現像で感光ドラム
上に初めに形成された第1色目トナー像が乱されること
がないようにするためである。図3を用いて説明する。
【0041】先ず、第1現像器4が低電位部VL を現像
する(第1現像)。この低電位部の現像は、ドラム電位
が負であるので、負極性トナー(図中、t(−)で示し
たトナーである)を用いた反転現像で行なう。
する(第1現像)。この低電位部の現像は、ドラム電位
が負であるので、負極性トナー(図中、t(−)で示し
たトナーである)を用いた反転現像で行なう。
【0042】第2現像器5が高電位部VD を現像する
(第2現像)時、現像バイアスを図3の破線のように印
加すると、電位差fは感光ドラム上の第1現像された負
極性トナーt(−)を、第2現像器5の現像スリーブに
引き戻す方向に作用し、電位差d′は感光ドラム上の第
1現像された負極性トナーt(−)を、感光ドラム上に
押付け又は引き戻す方向に作用する。そのため第2現像
器の現像バイアスは、第1色目トナー像を乱さないため
に、押付ける電界d′を大きくしてf<d′とする必要
がある。逆に引き戻す電界fを強くしてd′<fとした
場合は、第1色目トナー像を乱すことになる。
(第2現像)時、現像バイアスを図3の破線のように印
加すると、電位差fは感光ドラム上の第1現像された負
極性トナーt(−)を、第2現像器5の現像スリーブに
引き戻す方向に作用し、電位差d′は感光ドラム上の第
1現像された負極性トナーt(−)を、感光ドラム上に
押付け又は引き戻す方向に作用する。そのため第2現像
器の現像バイアスは、第1色目トナー像を乱さないため
に、押付ける電界d′を大きくしてf<d′とする必要
がある。逆に引き戻す電界fを強くしてd′<fとした
場合は、第1色目トナー像を乱すことになる。
【0043】この場合、第1現像されたトナーの帯電量
が非常に高い場合は、感光ドラムとの鏡映力により強く
付着しているために、感光ドラム上から離れにくい。し
かし、そのような場合でも、帯電量の不十分な第1現像
されたトナーの存在を考慮して、上記のようにf<d′
とすることにより、感光ドラム上の第1色目トナー像を
確実に乱さないようにする。
が非常に高い場合は、感光ドラムとの鏡映力により強く
付着しているために、感光ドラム上から離れにくい。し
かし、そのような場合でも、帯電量の不十分な第1現像
されたトナーの存在を考慮して、上記のようにf<d′
とすることにより、感光ドラム上の第1色目トナー像を
確実に乱さないようにする。
【0044】以上のように、第2現像器5により3値レ
ベル潜像の片側一方のレベルの潜像を現像する際には、
現像バイアスにデューティー比を設けた交番電界を用い
ることにより、3値潜像の他方のレベルの電位部に反転
トナーの付着を防止すると共に、デューティー比をV1
−|VL −VDC|<V2 +|VL −VDC|満たす範囲に
設定することにより、第1現像されたトナー像を乱さな
いようにして、これにより第1色目トナー像、第2色目
トナー像のそれぞれ内に互に他の色のトナーの混色がな
く、然も乱れのない鮮明な2色画像を得ることができ
る。
ベル潜像の片側一方のレベルの潜像を現像する際には、
現像バイアスにデューティー比を設けた交番電界を用い
ることにより、3値潜像の他方のレベルの電位部に反転
トナーの付着を防止すると共に、デューティー比をV1
−|VL −VDC|<V2 +|VL −VDC|満たす範囲に
設定することにより、第1現像されたトナー像を乱さな
いようにして、これにより第1色目トナー像、第2色目
トナー像のそれぞれ内に互に他の色のトナーの混色がな
く、然も乱れのない鮮明な2色画像を得ることができ
る。
【0045】以上、第1現像器4で高電位レベル部を現
像する場合と、第2現像器5で高電位レベル部を現像す
る場合の現像バイアスの条件について説明した。
像する場合と、第2現像器5で高電位レベル部を現像す
る場合の現像バイアスの条件について説明した。
【0046】本発明では、以上の条件に加えて、デュー
ティー比T1 /(T1 +T2 )が0.5未満の交互電圧
を使用し、好ましくはデューティー比が0.1〜0.4
のものを使用する。デューティー比が0.4よりも大と
なると、デューティーバイアスの効果が低下し、デュー
ティー比が0.1より小となると、トナーの振動電界に
対する応答性が低下して、階調領域の再現性が低下す
る。より好ましくはデューティー比は0.2〜0.35
である。
ティー比T1 /(T1 +T2 )が0.5未満の交互電圧
を使用し、好ましくはデューティー比が0.1〜0.4
のものを使用する。デューティー比が0.4よりも大と
なると、デューティーバイアスの効果が低下し、デュー
ティー比が0.1より小となると、トナーの振動電界に
対する応答性が低下して、階調領域の再現性が低下す
る。より好ましくはデューティー比は0.2〜0.35
である。
【0047】交互電圧の周波数は、1.0kHz〜4.
0kHzであることが好ましい。周波数が1.0kHz
より小となると、階調性が良くなるが、地カブリを十分
に解消することが難しくなる。これは、トナーの往復動
の回数が少なくなる低周波領域では、中間電位部におい
ても、トナーを飛翔させる電界による感光ドラムへのト
ナーの押付け力が強くなり過ぎ、引き戻し電界によるト
ナーの剥ぎ取り力によっても、中間電位部(VH )に付
着したトナーを十分に除去できないためと考えられる。
0kHzであることが好ましい。周波数が1.0kHz
より小となると、階調性が良くなるが、地カブリを十分
に解消することが難しくなる。これは、トナーの往復動
の回数が少なくなる低周波領域では、中間電位部におい
ても、トナーを飛翔させる電界による感光ドラムへのト
ナーの押付け力が強くなり過ぎ、引き戻し電界によるト
ナーの剥ぎ取り力によっても、中間電位部(VH )に付
着したトナーを十分に除去できないためと考えられる。
【0048】又高電位部(VD )を画像として現像する
場合、前述のd′<bの電位レベルの設定を行なって
も、低電位部(VL )に反転トナーが付着して、反転カ
ブリを生じる。
場合、前述のd′<bの電位レベルの設定を行なって
も、低電位部(VL )に反転トナーが付着して、反転カ
ブリを生じる。
【0049】交互電圧の周波数が4.0kHzより大と
なると、トナーが感光ドラムに十分に接触しないうちに
引き戻し電界が印加されることになり、現像性が著しく
低下する。つまり、トナー自身が高周波電界に応答でき
なくなる。特に非対称の振動バイアス電界の場合、周波
数1.5kHz〜3.0kHzで最適な画像性を示し
た。
なると、トナーが感光ドラムに十分に接触しないうちに
引き戻し電界が印加されることになり、現像性が著しく
低下する。つまり、トナー自身が高周波電界に応答でき
なくなる。特に非対称の振動バイアス電界の場合、周波
数1.5kHz〜3.0kHzで最適な画像性を示し
た。
【0050】以下に、本実施例の具体例を示す。
【0051】感光ドラムとして赤外に感度のピークを有
するOPC感光体を用い、一様に−700Vに負帯電
し、これにレーザによるデジタル露光で画像露光を行な
って、感光ドラム上に3値レベルの潜像を形成した。
するOPC感光体を用い、一様に−700Vに負帯電
し、これにレーザによるデジタル露光で画像露光を行な
って、感光ドラム上に3値レベルの潜像を形成した。
【0052】露光のための画像の読み取りは、CCDセ
ンサ上に色分解フィルターを配置して行ない、3色に分
光して画像の各画素ごとに色判別をし、黒ならばレーザ
の照射は行なわず、赤ならばレーザを照射し、白ならば
赤の場合の1/2の輝度でレーザを照射した。その結
果、黒部の電位は−700V、赤部の電位は−100V
で、白部の電位が−400Vとなるように設定して、3
値レベルの潜像を得た。
ンサ上に色分解フィルターを配置して行ない、3色に分
光して画像の各画素ごとに色判別をし、黒ならばレーザ
の照射は行なわず、赤ならばレーザを照射し、白ならば
赤の場合の1/2の輝度でレーザを照射した。その結
果、黒部の電位は−700V、赤部の電位は−100V
で、白部の電位が−400Vとなるように設定して、3
値レベルの潜像を得た。
【0053】黒部(高電位部)の現像には第1現像器4
を、赤部(低電位部)の現像には第2現像器5を用い
た。これら第1、第2現像器4、5は、図2の構成の現
像器を用いた。
を、赤部(低電位部)の現像には第2現像器5を用い
た。これら第1、第2現像器4、5は、図2の構成の現
像器を用いた。
【0054】図2に示す現像器40は、内に磁性トナー
(一成分磁性現像剤)を収容しており、撹拌部材41
a、41bによりトナーを撹拌し、現像スリーブ42に
供給するようになっている。現像スリーブ42に供給さ
れたトナーは、現像スリーブ42の矢印B方向への回転
と、その内側に固定設置されたマグネットローラ43の
磁気力とによって、同方向に搬送される。その搬送途
上、トナーは現像剤量規制部材44により規制され、現
像スリーブ42上に薄層に塗布された後、感光ドラム1
との再近接位置近傍の現像領域45へ至る。
(一成分磁性現像剤)を収容しており、撹拌部材41
a、41bによりトナーを撹拌し、現像スリーブ42に
供給するようになっている。現像スリーブ42に供給さ
れたトナーは、現像スリーブ42の矢印B方向への回転
と、その内側に固定設置されたマグネットローラ43の
磁気力とによって、同方向に搬送される。その搬送途
上、トナーは現像剤量規制部材44により規制され、現
像スリーブ42上に薄層に塗布された後、感光ドラム1
との再近接位置近傍の現像領域45へ至る。
【0055】トナーは絶縁性であり、非磁性の現像スリ
ーブ42との摩擦により帯電される。第1現像器4にお
けるトナーの帯電極性は、感光ドラム上の3値潜像の高
電位部(負)を正規現像するために、正極性とされてい
る。トナーの摩擦帯電量は、トナーの処方や粒径、加電
制御剤の添加、現像スリーブ42の表面性、更には規制
部材44と現像スリーブ42間の距離、トナーのパッキ
ングの強さ(トナー密度)等に依存する。本実施例で
は、スチレンアクリル系の平均粒径8μmの磁性トナー
を用い、流動性付与のためにシリカを外添して使用し
た。
ーブ42との摩擦により帯電される。第1現像器4にお
けるトナーの帯電極性は、感光ドラム上の3値潜像の高
電位部(負)を正規現像するために、正極性とされてい
る。トナーの摩擦帯電量は、トナーの処方や粒径、加電
制御剤の添加、現像スリーブ42の表面性、更には規制
部材44と現像スリーブ42間の距離、トナーのパッキ
ングの強さ(トナー密度)等に依存する。本実施例で
は、スチレンアクリル系の平均粒径8μmの磁性トナー
を用い、流動性付与のためにシリカを外添して使用し
た。
【0056】現像スリーブ42は、非磁性ステンレスの
スリーブ基体表面に、400番程度のガラスビーズによ
りブラスト処理を施して用いた。規制部材44は磁性ス
テンレス製で、厚さ1.2mmであった。規制部材44
の現像スリーブ42との間隙は200μmとした。この
とき、トナーの摩擦帯電量は約15〜20μC/g、塗
布量は約0.8〜1.2mg/cm2 となった。
スリーブ基体表面に、400番程度のガラスビーズによ
りブラスト処理を施して用いた。規制部材44は磁性ス
テンレス製で、厚さ1.2mmであった。規制部材44
の現像スリーブ42との間隙は200μmとした。この
とき、トナーの摩擦帯電量は約15〜20μC/g、塗
布量は約0.8〜1.2mg/cm2 となった。
【0057】マグネットローラ43は4極に着磁されて
おり、現像領域45に位置する現像極は感光ドラム1に
対向し、約800〜1200ガウスの磁力で現像スリー
ブ42上の磁性トナーを穂立ちさせる。この状態で、前
述した交互電界の作用によりジャンピング現像が行なわ
れる。現像スリーブ42と感光ドラム1との最近接位置
の間隙は300μmとし、現像スリーブ42の回転は感
光ドラム1と同方向で、その周速は感光ドラム1の周速
の約1.5倍とした。
おり、現像領域45に位置する現像極は感光ドラム1に
対向し、約800〜1200ガウスの磁力で現像スリー
ブ42上の磁性トナーを穂立ちさせる。この状態で、前
述した交互電界の作用によりジャンピング現像が行なわ
れる。現像スリーブ42と感光ドラム1との最近接位置
の間隙は300μmとし、現像スリーブ42の回転は感
光ドラム1と同方向で、その周速は感光ドラム1の周速
の約1.5倍とした。
【0058】現像バイアスは、直流成分VDC:−500
V(白部電位(VH )の−400Vよりも100V低
い)、交流成分:デューティー比が33%(図3でT
1 :T2=1:2の状態)、ピーク・ツウ・ピーク電圧
が1200V、周波数が1.8kHzで、これらを重畳
した交互バイアスである。従ってV1 =800V、V2
=400Vとなる。
V(白部電位(VH )の−400Vよりも100V低
い)、交流成分:デューティー比が33%(図3でT
1 :T2=1:2の状態)、ピーク・ツウ・ピーク電圧
が1200V、周波数が1.8kHzで、これらを重畳
した交互バイアスである。従ってV1 =800V、V2
=400Vとなる。
【0059】このとき、黒部(高電位部VD )は十分な
濃度で現像され、又白地部にはカブリがなく、更に赤部
(低電位部VL )にも反転トナーの付着がないことが確
認された。
濃度で現像され、又白地部にはカブリがなく、更に赤部
(低電位部VL )にも反転トナーの付着がないことが確
認された。
【0060】以上は、第1現像器4による黒部(高電位
部)の現像であるが、第2現像器5による赤部(低電位
部)の現像は反転現像で行なうので、本実施例では、以
下の点を異ならせた。
部)の現像であるが、第2現像器5による赤部(低電位
部)の現像は反転現像で行なうので、本実施例では、以
下の点を異ならせた。
【0061】即ち、第2現像器5の磁性トナーは、内添
した磁性粒子により赤色を呈するものを用い、帯電極性
を現像器4のトナーとは逆の負極性とした。現像バイア
スは、白部電位の−400Vを中心に第1現像器4に印
加した波形を反転させた、直流成分VDC=−300Vを
有した波形を印加した。
した磁性粒子により赤色を呈するものを用い、帯電極性
を現像器4のトナーとは逆の負極性とした。現像バイア
スは、白部電位の−400Vを中心に第1現像器4に印
加した波形を反転させた、直流成分VDC=−300Vを
有した波形を印加した。
【0062】現像器4の場合と同様、十分な画像濃度が
得られ、白地部のカブリがなく、黒部(高電位部VD )
にも反転トナーの付着がなかった。
得られ、白地部のカブリがなく、黒部(高電位部VD )
にも反転トナーの付着がなかった。
【0063】次に、本発明における現像バイアスの効果
を、従来の現像バイアス及び本実施例とデューティー比
の条件を変えた比較例の現像バイアスと比較するため
に、図4に示した4種類のバイアスを用いて試験した結
果について説明する。
を、従来の現像バイアス及び本実施例とデューティー比
の条件を変えた比較例の現像バイアスと比較するため
に、図4に示した4種類のバイアスを用いて試験した結
果について説明する。
【0064】図4に示したタイプ1の現像バイアスは、
図8を用いて説明した従来の現像バイアスであり、本実
施例の現像バイアスを示すタイプ2と大きさを比較する
ために、タイプ2と同一縮尺に縮めて再度掲げた。タイ
プ1の現像バイアスによれば、最も強い電界dの作用に
より反転トナーが低電位部VL に付着する。
図8を用いて説明した従来の現像バイアスであり、本実
施例の現像バイアスを示すタイプ2と大きさを比較する
ために、タイプ2と同一縮尺に縮めて再度掲げた。タイ
プ1の現像バイアスによれば、最も強い電界dの作用に
より反転トナーが低電位部VL に付着する。
【0065】タイプ2は、図3に示した本実施例1の交
互電圧にデューティー比を設けた現像バイアスであり、
図3を縮小して再度掲げた。タイプ2の現像バイアスで
は、d′を従来よりも小さく設定したので、VL 部への
反転トナーの付着は見られなかった。より詳細に検討を
行った結果、本実施例において反転カブリを防止するた
めには、d′<bとなるように、デューティー比を設け
るのが好ましいことが分った。
互電圧にデューティー比を設けた現像バイアスであり、
図3を縮小して再度掲げた。タイプ2の現像バイアスで
は、d′を従来よりも小さく設定したので、VL 部への
反転トナーの付着は見られなかった。より詳細に検討を
行った結果、本実施例において反転カブリを防止するた
めには、d′<bとなるように、デューティー比を設け
るのが好ましいことが分った。
【0066】通常、反転トナーは正規帯電トナーとの摩
擦帯電によって生じるので、その保有する帯電量の絶対
値は正規帯電トナーの帯電量とほぼ同等であり、正規帯
電トナー中に極小量で含まれている。そのため正規帯電
トナーを現像するための電位差bよりも小さな電位差
d′とすることにより、反転トナーの低電位部VL への
付着、現像を防ぐことができると考えられる。
擦帯電によって生じるので、その保有する帯電量の絶対
値は正規帯電トナーの帯電量とほぼ同等であり、正規帯
電トナー中に極小量で含まれている。そのため正規帯電
トナーを現像するための電位差bよりも小さな電位差
d′とすることにより、反転トナーの低電位部VL への
付着、現像を防ぐことができると考えられる。
【0067】但し、反転トナーの付着に関するパラメー
タは、上記の反転トナーの帯電量であったり、或いは交
番電界の周波数であったりし、又本実施例では磁性トナ
ーを用いるので、更に現像極の強さやトナー中に含まれ
る磁性体量であったりすることがある。従って必ずしも
この限りでないが、d′<bに設定するのが好ましいと
考えられる。
タは、上記の反転トナーの帯電量であったり、或いは交
番電界の周波数であったりし、又本実施例では磁性トナ
ーを用いるので、更に現像極の強さやトナー中に含まれ
る磁性体量であったりすることがある。従って必ずしも
この限りでないが、d′<bに設定するのが好ましいと
考えられる。
【0068】タイプ3の現像バイアスは、タイプ2に比
べて更にデューティー比を大きくしている。高電位部V
D に対して現像スリーブ電位が常に下回っており(電界
bとc″の向きが同方向で逆転しない)、そのためVD
部に付着したトナーのうちの一部を再び現像スリーブ方
向に引き戻すことができないので、若干、鮮鋭さに欠け
た滲んだような画像となった。従って好ましくは|VD
−VDC|<V2 となるように、現像バイアスにデューテ
ィー比を設けることがよいが、これも実際は、正規帯電
トナーの帯電量や現像バイアス条件、現像極のパターン
に依存するので、必ずしもこの限りではない。
べて更にデューティー比を大きくしている。高電位部V
D に対して現像スリーブ電位が常に下回っており(電界
bとc″の向きが同方向で逆転しない)、そのためVD
部に付着したトナーのうちの一部を再び現像スリーブ方
向に引き戻すことができないので、若干、鮮鋭さに欠け
た滲んだような画像となった。従って好ましくは|VD
−VDC|<V2 となるように、現像バイアスにデューテ
ィー比を設けることがよいが、これも実際は、正規帯電
トナーの帯電量や現像バイアス条件、現像極のパターン
に依存するので、必ずしもこの限りではない。
【0069】タイプ4の現像バイアスは、タイプ3より
も更にデューティー比を大きくしたものである。そのた
めにd″<f′と逆転が生じ、この条件で第2現像器5
を高電位部VD の現像に使用した場合、第1色目に現像
されたトナー像からトナーが、電位差f′により第2現
像器の現像スリーブ上に引き戻され、第1色目のトナー
像が乱されるという現象が発生した。
も更にデューティー比を大きくしたものである。そのた
めにd″<f′と逆転が生じ、この条件で第2現像器5
を高電位部VD の現像に使用した場合、第1色目に現像
されたトナー像からトナーが、電位差f′により第2現
像器の現像スリーブ上に引き戻され、第1色目のトナー
像が乱されるという現象が発生した。
【0070】以上から本実施例においては、現像バイア
スに設けるデューティー比をタイプ2のように設定する
のが最も好ましい。
スに設けるデューティー比をタイプ2のように設定する
のが最も好ましい。
【0071】尚、現像部における感光ドラムと現像スリ
ーブとの最小間隙は50〜500μmが好ましく、これ
は、後に記載する実施例2及び3においても同じであ
る。
ーブとの最小間隙は50〜500μmが好ましく、これ
は、後に記載する実施例2及び3においても同じであ
る。
【0072】実施例2 本実施例において、潜像は実施例1と同様な条件で形成
した。図1の第1、第2現像器4、5として図5に示す
構成の現像器を用い、非磁性トナー(一成分非磁性現像
剤)を使用して現像を行なった。
した。図1の第1、第2現像器4、5として図5に示す
構成の現像器を用い、非磁性トナー(一成分非磁性現像
剤)を使用して現像を行なった。
【0073】図5に示す現像器40′は、内に非磁性ト
ナーを収容しており、撹拌羽根41′によりトナーを撹
拌して塗布ローラ46′に供給し、そのトナーを塗布ロ
ーラ46′が現像スリーブ42′に供給するようになっ
ている。トナーは矢印B方向に回転する現像スリーブ4
2′や弾性ブレード44′との摩擦により帯電され、帯
電されたトナーは鏡映力により現像スリーブ42′に付
着したまま弾性ブレード44′を擦り抜け、現像領域4
5へ搬送される。
ナーを収容しており、撹拌羽根41′によりトナーを撹
拌して塗布ローラ46′に供給し、そのトナーを塗布ロ
ーラ46′が現像スリーブ42′に供給するようになっ
ている。トナーは矢印B方向に回転する現像スリーブ4
2′や弾性ブレード44′との摩擦により帯電され、帯
電されたトナーは鏡映力により現像スリーブ42′に付
着したまま弾性ブレード44′を擦り抜け、現像領域4
5へ搬送される。
【0074】現像領域で現像に使用されずに残ったトナ
ーは、現像スリーブ42′の回転により現像器40′内
に戻され、塗布ローラ46との摩擦によって掻き落とさ
れる。トナーの帯電極性は、実施例1のときと同様、第
1現像器4では正極性である。
ーは、現像スリーブ42′の回転により現像器40′内
に戻され、塗布ローラ46との摩擦によって掻き落とさ
れる。トナーの帯電極性は、実施例1のときと同様、第
1現像器4では正極性である。
【0075】弾性ブレード44′はシリコーンゴム製と
し、弾性ブレード44′を現像スリーブ42′に線圧1
5〜20g/cmでカウンター当接した。現像器4のト
ナーには、カーボンブラックで着色したスチレンアクリ
ル系の平均粒径8μmの非磁性トナーを用い、流動性付
与のためにシリカを外添して使用した。
し、弾性ブレード44′を現像スリーブ42′に線圧1
5〜20g/cmでカウンター当接した。現像器4のト
ナーには、カーボンブラックで着色したスチレンアクリ
ル系の平均粒径8μmの非磁性トナーを用い、流動性付
与のためにシリカを外添して使用した。
【0076】このとき、トナーの摩擦帯電量は約25〜
30μC/g、塗布量は約0.6〜0.8mg/cm2
であった。このトナー帯電量は、実施例1での磁性トナ
ーの帯電量の15〜20μC/gに比べ高いが、これ
は、磁性トナーは磁力によっても現像スリーブに引き付
けられるので問題ないが、本実施例の非磁性トナーは鏡
映力によってのみ現像スリーブに付着しているので、帯
電量を大きくして鏡映力を強くしておかないと、感光ド
ラムに飛翔し易く、カブリを生じてしまうためである。
30μC/g、塗布量は約0.6〜0.8mg/cm2
であった。このトナー帯電量は、実施例1での磁性トナ
ーの帯電量の15〜20μC/gに比べ高いが、これ
は、磁性トナーは磁力によっても現像スリーブに引き付
けられるので問題ないが、本実施例の非磁性トナーは鏡
映力によってのみ現像スリーブに付着しているので、帯
電量を大きくして鏡映力を強くしておかないと、感光ド
ラムに飛翔し易く、カブリを生じてしまうためである。
【0077】上記の現像器を感光ドラムに対し、現像ス
リーブ42′と感光ドラム1間の間隙を約280μmで
配設し、感光ドラム1と同方向で約1.5倍の周速で現
像スリーブ42′を回転した。
リーブ42′と感光ドラム1間の間隙を約280μmで
配設し、感光ドラム1と同方向で約1.5倍の周速で現
像スリーブ42′を回転した。
【0078】現像バイアスは、直流成分VDC:−500
V、交流成分:デューティー比が33%(T1 :T2 =
1:2)、ピーク・ツウ・ピーク電圧が1350V、周
波数が1.8kHzで、これらを重畳したものを用い
た。従ってV1 =900V、V2 =450Vとなる。本
実施例ではトナーの鏡映力が強いために、このように、
実施例1のときよりも現像スリーブ〜感光ドラム間の間
隙を小さくし、且つピーク・ツウ・ピーク電圧を大きく
して、電界強度を強くした。
V、交流成分:デューティー比が33%(T1 :T2 =
1:2)、ピーク・ツウ・ピーク電圧が1350V、周
波数が1.8kHzで、これらを重畳したものを用い
た。従ってV1 =900V、V2 =450Vとなる。本
実施例ではトナーの鏡映力が強いために、このように、
実施例1のときよりも現像スリーブ〜感光ドラム間の間
隙を小さくし、且つピーク・ツウ・ピーク電圧を大きく
して、電界強度を強くした。
【0079】以上は第1現像器4による黒部(高電位
部)の現像であるが、第2現像器5では赤部(低電位
部)の反転現像を行ない、現像器4に加えた現像バイア
ス波形を白部電位−400Vを中心に反転した、直流成
分が−300Vを有した波形を印加した。第2現像器5
で使用したトナーは、トナー着色剤としてカーボンブラ
ックの代わりに赤色顔料を用いた点が、第1現像器4の
トナーと異なる。
部)の現像であるが、第2現像器5では赤部(低電位
部)の反転現像を行ない、現像器4に加えた現像バイア
ス波形を白部電位−400Vを中心に反転した、直流成
分が−300Vを有した波形を印加した。第2現像器5
で使用したトナーは、トナー着色剤としてカーボンブラ
ックの代わりに赤色顔料を用いた点が、第1現像器4の
トナーと異なる。
【0080】本実施例でも、実施例1と同様、良好な結
果を得ることができた。
果を得ることができた。
【0081】以上では、一成分現像器に本発明を適用し
た場合を示したが、本発明は、二成分現像器にも同様に
適用できる。
た場合を示したが、本発明は、二成分現像器にも同様に
適用できる。
【0082】即ち、二成分現像剤は周知の通り、フェラ
イト粒子等の磁性粒子に樹脂コーティング等を施し、高
抵抗(107 〜1012Ω・cm)としたキャリアに、非
磁性トナー(実施例2で使用したトナー)を数%(重量
%)程度混合してなっており、トナーの摩擦帯電電荷
は、キャリア粒子との摩擦によって付与される。そのた
めキャリアはトナーと逆極性に帯電され、先に述べた一
成分現像剤であるトナー中の逆極性に帯電した反転トナ
ーと同じ挙動を示すものは、二成分現像剤ではキャリア
である。本発明を二成分現像器に適用することにより、
このキャリアの感光ドラムへの付着を防ぎ、キャリアが
記録材上に転写されることを防止することができる。
イト粒子等の磁性粒子に樹脂コーティング等を施し、高
抵抗(107 〜1012Ω・cm)としたキャリアに、非
磁性トナー(実施例2で使用したトナー)を数%(重量
%)程度混合してなっており、トナーの摩擦帯電電荷
は、キャリア粒子との摩擦によって付与される。そのた
めキャリアはトナーと逆極性に帯電され、先に述べた一
成分現像剤であるトナー中の逆極性に帯電した反転トナ
ーと同じ挙動を示すものは、二成分現像剤ではキャリア
である。本発明を二成分現像器に適用することにより、
このキャリアの感光ドラムへの付着を防ぎ、キャリアが
記録材上に転写されることを防止することができる。
【0083】感光ドラム上にキャリアが付着すると、そ
のキャリアが感光ドラムのクリーナブレードを傷つけ、
クリーニング不良を発生させる等の弊害があるので、こ
れを防ぐ効果もある。
のキャリアが感光ドラムのクリーナブレードを傷つけ、
クリーニング不良を発生させる等の弊害があるので、こ
れを防ぐ効果もある。
【0084】尚、現像器4、5を二成分現像器として本
発明を適用する場合、高電位部を現像する現像器では、
二成分現像剤が感光ドラムと接触でも非接触でもよい
が、低電位部を現像する現像器5の場合、二成分現像剤
を感光ドラムと非接触とした状態で、交互電界下で現像
する非接触現像法が好ましい。
発明を適用する場合、高電位部を現像する現像器では、
二成分現像剤が感光ドラムと接触でも非接触でもよい
が、低電位部を現像する現像器5の場合、二成分現像剤
を感光ドラムと非接触とした状態で、交互電界下で現像
する非接触現像法が好ましい。
【0085】実施例3 以上の実施例では、現像バイアスの交流成分にデューテ
ィー比を設けたが、本実施例では、現像バイアスの交流
成分をパルスバイアス(断続交互電圧)とした。一般的
にパルスバイアスの効果として階調性の向上が期待され
る。
ィー比を設けたが、本実施例では、現像バイアスの交流
成分をパルスバイアス(断続交互電圧)とした。一般的
にパルスバイアスの効果として階調性の向上が期待され
る。
【0086】図6に、3値レベルの潜像電位とパルスバ
イアスとの関係を示す。パルスバイアスを重畳した現像
バイアスにおいても、図の1周期内の時間T1 における
電位差V1 、T2 おける電位差V2 に、V2 <V1 を達
成している。
イアスとの関係を示す。パルスバイアスを重畳した現像
バイアスにおいても、図の1周期内の時間T1 における
電位差V1 、T2 おける電位差V2 に、V2 <V1 を達
成している。
【0087】このパルスバイアスを、実施例1の一成分
磁性現像剤である磁性トナーを用いた、図1の現像器4
に適用した場合を示すと、潜像形成、現像器の条件を前
述した通りとし、現像バイアスを、直流成分VDC:−5
00V、交流成分:V1 が800V、V2 が400Vと
して、1周期の1/3だけ交流バイアス分のない直流電
圧分が印加されるようにした。そのパルスバイアスの周
期は、図6中に図示した通りで、周波数は1.8kHz
とした。
磁性現像剤である磁性トナーを用いた、図1の現像器4
に適用した場合を示すと、潜像形成、現像器の条件を前
述した通りとし、現像バイアスを、直流成分VDC:−5
00V、交流成分:V1 が800V、V2 が400Vと
して、1周期の1/3だけ交流バイアス分のない直流電
圧分が印加されるようにした。そのパルスバイアスの周
期は、図6中に図示した通りで、周波数は1.8kHz
とした。
【0088】この直流電圧印加時間(交互電圧中断時
間)は、交流電圧周期の1/5〜2周期分が好ましい。
1/5周期以下では断続電圧の効果が現れなくなり、又
2周期以上では濃度薄となる。
間)は、交流電圧周期の1/5〜2周期分が好ましい。
1/5周期以下では断続電圧の効果が現れなくなり、又
2周期以上では濃度薄となる。
【0089】このとき、実施例1よりも中間電位部(V
H 部)、即ち白地部へのカブリが若干増加したが、低電
位部(VL 部)、即ち赤部への反転トナーの付着はみら
れず、更にd′の値を若干大きく設定しても、同様に反
転トナーの付着はみられず、本発明の効果を示してい
た。従って交互電界の剥ぎ取り方向のピーク電圧V2 を
若干大きくすることができ、そのために飛翔方向のピー
ク電圧V1 も大きくすることが可能であり、全体的に現
像特性を更に向上させることができる。
H 部)、即ち白地部へのカブリが若干増加したが、低電
位部(VL 部)、即ち赤部への反転トナーの付着はみら
れず、更にd′の値を若干大きく設定しても、同様に反
転トナーの付着はみられず、本発明の効果を示してい
た。従って交互電界の剥ぎ取り方向のピーク電圧V2 を
若干大きくすることができ、そのために飛翔方向のピー
ク電圧V1 も大きくすることが可能であり、全体的に現
像特性を更に向上させることができる。
【0090】これは、図3と図6を比較すると明らかな
ように、本実施例(図6)の方が正規帯電トナーを電位
差bで高電位部に現像した後に、電位差c′で引き戻す
時間が少なく、若干現像され易いために、カブリが増加
すると共に、反転トナーを低電位部に現像する電界d′
が付加される時間が短いため、反転トナーの付着が少な
く、そのためd′の値を若干大きく設定しても反転トナ
ーの付着が少ないと考えられる。
ように、本実施例(図6)の方が正規帯電トナーを電位
差bで高電位部に現像した後に、電位差c′で引き戻す
時間が少なく、若干現像され易いために、カブリが増加
すると共に、反転トナーを低電位部に現像する電界d′
が付加される時間が短いため、反転トナーの付着が少な
く、そのためd′の値を若干大きく設定しても反転トナ
ーの付着が少ないと考えられる。
【0091】カブリの増加に対しては、例えば現像バイ
アスの直流成分VDCの絶対値を若干高めたり、或いは現
像主極の磁束密度を増して、引き戻し力を強めることに
より対応することができる。本実施例ではVDCを絶対値
で30Vだけ高めることにより、地カブリをなくすこと
ができた。
アスの直流成分VDCの絶対値を若干高めたり、或いは現
像主極の磁束密度を増して、引き戻し力を強めることに
より対応することができる。本実施例ではVDCを絶対値
で30Vだけ高めることにより、地カブリをなくすこと
ができた。
【0092】以上、一成分現像剤として磁性トナーを用
いる実施例1にパルスバイアスを適用した場合を示した
が、一成分現像剤として非磁性トナーを用いる実施例2
に適用しても同様の効果が得られた。勿論、引き戻し時
間T2 は、図3と図6とで一致させてもよい。
いる実施例1にパルスバイアスを適用した場合を示した
が、一成分現像剤として非磁性トナーを用いる実施例2
に適用しても同様の効果が得られた。勿論、引き戻し時
間T2 は、図3と図6とで一致させてもよい。
【0093】以上の実施例では、説明を簡単にするため
に、潜像の電位レベルを3値としたが、勿論、多値とし
て各色毎の階調を持たせてもよい。例えば輝度変調でも
よいし、パルス幅変調でもよいし、或いは3レベルの輝
度変調にパルス幅変調を加えてもよい。又潜像形成は、
3値レベルの潜像の形成が同時である必要はなく、1色
目の現像前に形成されていれば、3値レベルの潜像を順
次形成してもよい。感光ドラムは正帯電感光体(例えば
α−Si)を使用してもよい。
に、潜像の電位レベルを3値としたが、勿論、多値とし
て各色毎の階調を持たせてもよい。例えば輝度変調でも
よいし、パルス幅変調でもよいし、或いは3レベルの輝
度変調にパルス幅変調を加えてもよい。又潜像形成は、
3値レベルの潜像の形成が同時である必要はなく、1色
目の現像前に形成されていれば、3値レベルの潜像を順
次形成してもよい。感光ドラムは正帯電感光体(例えば
α−Si)を使用してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、潜像
担持体上に3値レベルの電位を用い、その中間の電位
(VH )レベルよりも高い電位(VD )レベル及び低い
電位(VL )レベルで2つの潜像を形成し、その中間電
位部よりも高いレベル及び低いレベルの潜像を、それぞ
れ現像剤のトナーの極性が異なる2つの現像器により、
それらの現像剤担持体に直流電圧と交流電圧を重畳した
交互電圧の印加下に現像するに際し、交互電圧の1周期
内の、現像剤担持体から潜像担持体に向かう方向にトナ
ーを移動させる方向の電圧の印加時間T1 における交互
電圧のピーク電圧と、交互電圧の直流電圧VDCとの差分
V1 、潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向にトナ
ーを移動させる方向の電圧印加時間T2 における交互電
圧のピーク電圧とVDCとの差分V2 を、V2 <V1 と
し、且つ高電圧のピーク値と3値レベル潜像の電位レベ
ル値との関係を規定したので、トナーの正規な帯電極性
と逆極性に帯電した反転トナー、或いは二成分現像剤で
あればトナーと逆極性に帯電したキャリアが、互の他の
色の画像部に付着するのを防止することができ、各色の
混色のない鮮明な2色画像を得ることができる。又第2
現像時に既に像担持体上に形成されている第1色目トナ
ー像を乱すことがなく、各色共に濃度や鮮鋭さの良好な
画像を得ることができる。
担持体上に3値レベルの電位を用い、その中間の電位
(VH )レベルよりも高い電位(VD )レベル及び低い
電位(VL )レベルで2つの潜像を形成し、その中間電
位部よりも高いレベル及び低いレベルの潜像を、それぞ
れ現像剤のトナーの極性が異なる2つの現像器により、
それらの現像剤担持体に直流電圧と交流電圧を重畳した
交互電圧の印加下に現像するに際し、交互電圧の1周期
内の、現像剤担持体から潜像担持体に向かう方向にトナ
ーを移動させる方向の電圧の印加時間T1 における交互
電圧のピーク電圧と、交互電圧の直流電圧VDCとの差分
V1 、潜像担持体から現像剤担持体に向かう方向にトナ
ーを移動させる方向の電圧印加時間T2 における交互電
圧のピーク電圧とVDCとの差分V2 を、V2 <V1 と
し、且つ高電圧のピーク値と3値レベル潜像の電位レベ
ル値との関係を規定したので、トナーの正規な帯電極性
と逆極性に帯電した反転トナー、或いは二成分現像剤で
あればトナーと逆極性に帯電したキャリアが、互の他の
色の画像部に付着するのを防止することができ、各色の
混色のない鮮明な2色画像を得ることができる。又第2
現像時に既に像担持体上に形成されている第1色目トナ
ー像を乱すことがなく、各色共に濃度や鮮鋭さの良好な
画像を得ることができる。
【図1】本発明の多色画像形成装置の一実施例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】本発明で使用する現像器の一例を示す構成図で
ある。
ある。
【図3】図1の画像形成装置の感光ドラムの表面電位と
現像器に印加した現像バイアスとの関係を示す説明図で
ある。
現像器に印加した現像バイアスとの関係を示す説明図で
ある。
【図4】本発明で使用する現像バイアスと従来及び比較
例の現像バイアスを比較して示す説明図である。
例の現像バイアスを比較して示す説明図である。
【図5】本発明で使用する現像器の他の例を示す構成図
である。
である。
【図6】本発明の多色画像形成装置の他の実施例におけ
る感光ドラムの表面電位と現像器に印加した現像バイア
スとの関係を示す説明図である。
る感光ドラムの表面電位と現像器に印加した現像バイア
スとの関係を示す説明図である。
【図7】従来の多色画像形成装置における感光ドラムの
表面電位と現像器に印加した現像バイアスとの関係を示
す説明図である。
表面電位と現像器に印加した現像バイアスとの関係を示
す説明図である。
【図8】従来の多色画像形成装置の他の例における感光
ドラムの表面電位と現像器に印加した現像バイアスとの
関係を示す説明図である。
ドラムの表面電位と現像器に印加した現像バイアスとの
関係を示す説明図である。
1 感光ドラム 4、5 現像器 6 ポスト帯電器 7 転写帯電器 40、40′ 現像器 42、42′ 現像スリーブ 44、44′ ブレード
Claims (8)
- 【請求項1】 一様に帯電した潜像担持体上に3つの電
位レベルを用い、その中間の電位(VH )レベルよりも
絶対値で高い電位(VD )レベル及び低い電位(VL )
レベルで2種類の潜像を形成し、この高い電位レベル及
び低い電位レベルの潜像を、現像剤のトナーの極性が異
なる2つの現像器によって、少なくとも後に現像される
潜像に対しては非接触現像法を行なうようにして、前記
現像器の現像剤担持体に直流電圧と交流電圧を重畳した
交互電圧を印加した下で現像する多色画像形成装置にお
いて、前記交互電圧の1周期内の、現像剤担持体から潜
像担持体に向かう方向にトナーを移動させる方向の電圧
の印加時間をT1 、潜像担持体から現像剤担持体に向か
う方向にトナーを移動させる方向の電圧印加時間をT
2 、交互電圧の直流電圧をVDCとして、前記時間T1 に
おける交互電圧のピーク電圧とVDCの差分をV1 、前記
時間T2 における交互電圧のピーク電圧とVDCの差分を
V2 としたときに、V1 とV2 との間に、 V2 <V1 の関係を有することを特徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項2】 前記低い電位(VL )レベルの潜像を現
像する現像器の現像剤担持体に印加する交互電圧に関し
て、前記電位VD 、VDCと電位差V1 、V2との間に、 V1 −|VD −VDC|<V2 +|VD −VDC| の関係を有する請求項1の多色画像形成装置。 - 【請求項3】 前記電位VD 、VDCと電位差V2 との間
に、 |VD −VDC|<V2 の関係を有する請求項1又は2の多色画像形成装置。 - 【請求項4】 前記高い電位(VD )レベルの潜像を現
像する現像器の現像剤担持体に印加する交互電圧に関し
て、前記電位VL 、VDCと電位差V1 、V2との間に、 V1 −|VDC−VL |<V2 +|VDC−VL | の関係を有する請求項1、2又は3の多色画像形成装
置。 - 【請求項5】 前記電位VL 、VDCと電位差V2 との間
に、 |VL −VDC|<V2 の関係を有する請求項1、2、3又は4の多色画像形成
装置。 - 【請求項6】 前記交互電圧が、前記T1 、T2 、V
1 、V2 の間に、 T1 V1 =T2 V2 の関係を満たすデユーティバイアスである請求項1、
2、3、4又は5の多色画像形成装置。 - 【請求項7】 前記交互電圧が、パルスバイアスである
請求項1、2、3、4、5又は6の多色画像形成装置。 - 【請求項8】 前記現像剤が一成分現像剤である請求項
1、2、3、4、5、6又は7の多色画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250971A JPH0784442A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 多色画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5250971A JPH0784442A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 多色画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0784442A true JPH0784442A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=17215756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5250971A Pending JPH0784442A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 多色画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784442A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009157041A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009205111A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Kyocera Mita Corp | 現像バイアス制御装置、現像装置および画像形成装置 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5250971A patent/JPH0784442A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009157041A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009205111A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Kyocera Mita Corp | 現像バイアス制御装置、現像装置および画像形成装置 |
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