JP4667667B2 - インナーミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両室内に配設されるインナーミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の展開により、車両の情報ネットワーク化が推し進められている。これに伴い、車両室内には、各種情報システムのヒューマンマシンインターフェイス(HMI:Human Machine Interface)が搭載されるようになっている。通常、こうしたHMIは、運転席の近辺など、運転者にとって操作しやすい箇所に配設されている。例えば、ETCシステム(Electronic Toll Collection system:自動料金収受システム)では、HMIとしてのETC車載器が運転席の近辺に配設されるようになっている。
【0003】
一般に、運転席の近辺には、種々の操作装置や表示装置等が配設されているため、ETC車載器を配設するためのスペースを確保することが困難な場合がある。そこで従来では、このETC車載器をインナーミラー内に配設し、インナーミラーを多機能化させることが提案されている。以下、こうした従来のインナーミラーについて説明する。
【0004】
図8に示すように、インナーミラー51は、車両52の室内53の前方位置において、運転席54と助手席55との間に配設されている。図9及び図10に併せ示すように、このインナーミラー51は、ケース56と鏡部57とを備え、鏡部57が車両の略後方を向くように車両のルーフ(図示略)に固定されている。また、ケース56の運転席側の側面(鏡部57の右側の側面)には、ICカード59を挿通可能なスリット58が透設されている。
【0005】
図10に示すように、ケース56内には、ETC車載器を構成するインターフェイス部59及びデータ処理部60が収容されている。インターフェイス部59には、スリット58と連通するカード挿入部59aが設けられている。このカード挿入部59aは、ICカード59を、鏡部57の鏡面に対してほぼ平行方向から挿抜可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のインナーミラー51では、スリット58の幅はICカード59の挿入部位の幅とほぼ同等に設定されており、同スリット58に対するICカード59の挿入位置が決まっていた。このため、挿入位置を正確に合わせないと、ICカード59をインナーミラー51に挿着することができない。
【0007】
また、インナーミラー51に対してICカード59を挿抜する際に操作者にとって最適となる位置は、体格、利き手、癖などにより千差万別である。このため、操作者によっては、インナーミラー51に対するICカード57の挿抜動作を容易に行うことができない。
【0008】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄型の記録媒体を挿着可能なインナーミラーにあって、該記録媒体の挿抜を容易に行うことができるインナーミラーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両室内の前方位置における運転席と助手席との間で支持されるハウジングと、そのハウジングの前面に取り付けられる反射鏡と、前記ハウジングに設けられ、所定のデータが記録された薄型の記録媒体を挿着可能な挿着部と、前記記録媒体のデータの読み出し及び同記録媒体へのデータの書き込みのうちの少なくとも一方を行うインターフェイス部とを備えるインナーミラーであって、前記挿着部における前記記録媒体の挿入口は、同記録媒体の挿入部位の幅よりも広く設けられ、同挿入口の幅方向における任意の位置で前記記録媒体を挿抜可能となっており、前記インターフェイス部は、前記挿着部に対する記録媒体の挿着状態を検出する検出手段と、該記録媒体とのデータのやり取りを行うデータ入出力手段と、そのデータ入出力手段と該記録媒体とを相対した位置に移動させる移動手段とを備えることを要旨とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のインナーミラーにおいて、前記挿入口は、前記ハウジングの前面において同ハウジングの幅方向に延びるように設けられていることを要旨とする。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のインナーミラーにおいて、前記検出手段は、前記挿着部の近辺において、同挿着部の幅方向に複数個配設され、隣り合う検出手段の間隔は、前記記録媒体の挿入部位の幅よりも狭く設定されていることを要旨とする。
【0012】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインナーミラーにおいて、前記挿着部は前記記録媒体を挿入可能な溝部によって構成され、前記検出手段は、前記データ入出力手段よりも前記溝部の底面に近い箇所に設けられていることを要旨とする。
【0013】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、挿着部は幅方向における任意の位置で記録媒体を挿抜可能となっている。そして、記録媒体の挿着状態が検出手段によって検出されると、移動手段によってデータ入出力手段と記録媒体とが相対した位置に移動される。このため、挿着部のどの位置に記録媒体を挿着しても、データ入出力手段と記録媒体とのデータのやり取りが確実に行われる。よって、操作者の好みに応じた記録媒体の挿着動作を行うことが可能となり、インナーミラーに対する記録媒体の挿抜を容易に行うことが可能となる。
【0014】
請求項2に記載の発明によると、挿入口はハウジングの前面に設けられている。このため、操作者は挿入口を容易且つ確実に視認することが可能となる。よって、インターフェイス部に対する記録媒体の挿抜を容易に行うことが可能となる。また、通常インナーミラーのハウジングは、幅方向に長く形成されている。このため、挿入口をハウジングの幅方向に延びるように設けることにより、挿入口の全長を長く確保することができる。よって、挿着部に対して記録媒体を挿入可能な範囲を広くすることが可能となる。
【0015】
請求項3に記載の発明によると、隣り合う検出手段の間隔は、記録媒体の挿入部位の幅よりも狭く設定されている。このため、記録媒体を挿着部のどの位置に挿入しても、記録媒体の挿着状態が検出手段によって検出することが可能となる。
【0016】
請求項4に記載の発明によると、検出手段は、データ入出力手段よりも溝部の底面に近い箇所に設けられている。このため、検出手段は、溝部の底面まで記録媒体が挿入されたときに、記録媒体の挿着を検出する。換言すれば、溝部に対して記録媒体が中途半端に挿入された状態においては、記録媒体の挿着を検出しない。よって、不完全挿着状態で記録媒体とデータ入出力手段とのデータのやり取りが行われてしまうことはない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、インナーミラー11は、車両1の室内2の前方位置において、運転席3と助手席4との間に配設されている。図2及び図3に併せ示すように、インナーミラー11は、ハウジング12、反射鏡13及び固定部14を備えている。ハウジング12の前面12aには開口部12bが設けられ、その開口部12bに反射鏡13が固定されている。また、ハウジング12の上面には固定部14が連結されている。詳しくは、固定部14は支持軸14aを備え、その支持軸14aとハウジング12とが球面対偶となっている。このため、ハウジング12は、支持軸14aを中心として三次元3軸方向に回転可能となっている。
【0018】
図2及び図3に示すように、ハウジング12の前面12aにおける反射鏡13の下方には、溝部15が設けられている。この溝部15は、ハウジング12の幅方向に沿って延設されている。より詳しくは、溝部15は、同ハウジング12の側面(各図における右側面)12cから側面(各図における左側面)12dにわたって直線的に延設されている。したがって、本実施形態では、その長さ(幅)は、反射鏡13の幅よりも大きく、ハウジング12の幅と等しくなっている。このため、図2に示すように、溝部15の幅W1は、記録媒体としてのICカード20の挿入部位20aの幅W2よりも広くなっている。そして、反射鏡13に正対した状態において溝部15は可視状態となる。なお、ICカード20は略長方形の板状をなしている。本実施形態においてその「挿入部位20a」とは同ICカード20の幅広側の側縁を指すものとする。また、溝部15は、ICカード20を1/2〜2/3程度挿入可能な深さで設けられている。
【0019】
一方、図3に示すように、ハウジング12内には、ETC車載器を構成するインターフェイス部17及びデータ処理部18が収容されている。
インターフェイス部17は、検出部31、データ入出力部32及びモータ33を備えている。
【0020】
検出部31はフォトインタラプタなどの光センサによって構成されている。具体的には、図3に示すように、溝部15の内壁15aに発光素子31aが埋設され、内壁15bに受光素子が溝部15の内面に露出した状態で埋設されている。より詳しくは、検出部31は、溝部15の各内壁15a,15bの底面15cに近接する箇所において、発光素子31aと受光素子31bとが溝を挟んで対向した状態で配設されている。このため、溝部15内へのICカード20の挿入が検出部31によって検出可能となっている。また、図4に示すように、検出部31は、ハウジング12の幅方向に沿って、所定間隔C1毎に複数個(ここでは6個)配設されている。この所定間隔C1は、ICカード20の挿入部位20aの幅W2よりも狭い間隔に設定されている。このため、溝部15のどの位置にICカード20を挿入しても、いずれかの検出部31によってその挿入が確実に検出される。なお、本実施形態において所定間隔C1は、ICカード20の挿入部位20aの幅W2の2/3程度に設定されている。
【0021】
図3〜図5に示すように、ハウジング12の側面12cの近辺における溝部15の後面12e側には、モータ33が配設されている。また、図5に示すように、ハウジング12の側面12d近辺における溝部15の後面12e側には、ローラ34が配設されている。そして、モータ33の回転軸33a及びローラ34には、コンベアベルト35が巻回されている。図5に示すように、これら回転軸33a及びローラ34は、正面視でコンベアベルト34が溝部15の上下に位置するように設定されている。このため、モータ33の駆動時には、同図に矢印F1で示すように溝部15の上下位置でコンベアベルト35が幅方向に移動する。そして、こうしたコンベアベルト35にデータ入出力部32が取着されている。本実施形態においてデータ入出力部32は、第1データ入出力部32a及び第2データ入出力部32bによって構成されている。各データ入出力部32a,32bは略「L」字状をなし、その基端がコンベアベルト35に取着されている。詳しくは、第1データ入出力部32aはコンベアベルト35における溝部15の上方箇所に取着され、第2データ入出力部32bはコンベアベルト35における溝部15の下方箇所に取着されている。これらデータ入出力部32a,32bは、コンベアベルト35を移動させたときにハウジング12の中央付近で対向するように、それぞれコンベアベルト35に取着されている。よって、本実施形態においては、モータ33、ローラ34及びコンベアベルト35がデータ入出力部32の移動手段として機能する。
【0022】
また、溝部15の各内壁15a,15bにおいて各検出部31が埋設された箇所よりも開口部側には、ハウジング12の幅方向に延びる孔部36a,36bが透設されている。そして、各データ入出力部32a,32bの先端は、これら孔部36a,36bに挿通され、溝部15の内面とほぼ面一となっている。また、各データ入出力部32a,32bの先端には、図2及び図4に斜線で示すICカード20の端子部20bと接触する端子部(図示略)が設けられている。
【0023】
そして、図6に示すように、これら検出部31、データ入出力部32及びモータ33は、データ処理部18に電気的に接続されている。
図4に示すように、データ処理部18は、ハウジング12内において検出部31、データ入出力部32、モータ33、ローラ34及びコンベアベルト35と干渉しない箇所に配設されている。図6に示すように、このデータ処理部18は、有料道路の料金所に設けられた路側アンテナ21と相互通信を行うようになっている。詳しくは、路側アンテナ21は、料金所の入口付近及び出口付近にそれぞれ設置されている。また、図6に示すように、データ処理部18は、アンテナ22、送受信部23、制御部24及びSAM部25を備えている。そして、検出部31及びモータ33は制御部24に接続され、データ入出力部32はSAM部25に接続されている。
【0024】
制御部24は、溝部15に対するICカード20の挿着を検出部31によって検出すると、モータ33に対して駆動信号を出力する。これによりモータ33が駆動し、データ入出力部32をICカード20と相対した位置まで移動させる。そして、制御部24は、データ入出力部32の端子部とICカード20の端子部20bとが接触し、データ入出力部32とICカード20とのデータのやり取りが可能となった位置でモータ33の駆動を停止する。このため、溝部15の任意の位置にICカード20が挿着されても、ICカード20とデータ処理部18との間でのデータのやり取りが可能となる。
【0025】
こうしたインナーミラー11を搭載した車両が有料道路に入る場合、入口付近に設置された路側アンテナ21から所定のデータを暗号化した電波が出力される。データ処理部18は、その電波をアンテナ22を介して送受信部23によって受信すると、その電波をパルス信号に復調して受信信号を生成し、その受信信号を制御部24に出力する。そして、制御部24は、その受信信号をSAM部25によって解読させ、その解読データをデータ入出力部32に出力する。これにより、データ入出力部32は、該解読データをICカード20に書き込む。なお、前記所定のデータとは、料金所データ、時間データ、車種データ等である。つまり、ICカード20には、有料道路に入った場所、時間、車種(軽自動車、普通自動車、トラック、バス等)などのデータが書き込まれる。
【0026】
一方、該車両が有料道路から出る場合、出口付近に設置された路側アンテナ21から応答要求信号を含む電波が出力される。制御部24は、この応答要求信号を受信すると、前記ICカード20に書き込んだ料金所データをデータ入出力部32によって読み出し、SAM部25によってそのデータを暗号化する。そして、制御部24は、その暗号化されたデータを送受信部23によって所定周波数の電波に変調し、アンテナ22から出力する。つまり、制御部24は、車両が有料道路に乗り込んだ場所や車種データ等をICカード20から読み出し、それら情報を暗号化して路側アンテナ21に送信する。路側アンテナ21は、料金所データ及び車種データから算出した利用料金や利用日時等を示すデータを、データ処理部18に出力する。そして、制御部24は、そのデータをICカード20に書き込む。
【0027】
また、制御部24には、操作部26及び表示部27が電気的に接続されている。これら操作部26及び表示部27は、前記ハウジング12の前面12aなどに設けられている(図示略)。そして、操作部26が操作されると、その操作態様に応じて表示部27に料金所情報や目的地迄の料金情報などが表示されるようになっている。
【0028】
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)溝部15は幅方向における任意の位置でICカード20を挿抜可能となっている。そして、ICカード20の挿着が検出部31によって検出されると、モータ33によってデータ入出力部32がICカード20と相対した位置に移動される。このため、溝部15のどの位置にICカード20を挿着しても、データ入出力部32とICカード20とのデータのやり取りを確実に行わせることができる。よって、操作者の好みに応じたICカード20の挿着動作を行うことができ、インナーミラー11に対するICカード20の挿抜を容易に行うことができる。
【0029】
(2)溝部15におけるICカード20の挿入口は、ハウジング12の前面12aに設けられている。このため、操作者はICカード20の挿入口を容易且つ確実に視認することができる。よって、溝部15に対するICカード20の挿抜を容易に行うことができる。また、通常インナーミラー11のハウジング12は、幅方向に長く形成されている。このため、溝部15をハウジング12の幅方向に延びるように設けることにより、溝部15の全長を長く確保することができる。よって、溝部15に対してICカード20を挿入可能な範囲を広くすることができる。
【0030】
(3)隣り合う検出部31の間隔は、ICカード20の挿入部位20aの幅よりも狭く設定されている。このため、ICカード20を溝部15のどの位置に挿入しても、ICカード20の挿着状態が検出部31によって確実に検出することができる。
【0031】
(4)検出部31は、データ入出力部32よりも溝部15の底面15cに近い箇所に設けられている。このため、検出部31は、溝部15の底面15cまでICカード20が挿入されたときに、ICカード20の挿着を検出する。換言すれば、溝部15に対してICカード20が中途半端に挿入された状態においては、ICカード20の挿着を検出しない。よって、ICカード20の不完全挿着を防止することができ、不完全挿着状態でICカード20とデータ入出力部32とのデータのやり取りが行われてしまうことを防止することができる。
【0032】
(5)モータ33は、データ入出力部32を移動させることにより、同データ入出力部32をICカード20に相対させるようになっている。このため、ICカード20を移動させる場合よりもモータ33の駆動負荷が小さくなり、幅狭のコンベアベルト35、小型・小電力用のモータを使用することができる。すなわち、移動手段の小型化を図ることができ、インナーミラー11の大型化を防止することができる。
【0033】
(6)データ入出力部32は2つ設けられ、第1データ入出力部32aが溝部15の上方、第2データ入出力部32bが溝部15の下方にそれぞれ設けられている。このため、端子部20bが上方を向いた状態でICカード20が溝部15に挿着されたときには、第1データ入出力部32aによってデータのやり取りが行われる。また、端子部20bが下方を向いた状態でICカード20が溝部15に挿着されたときには、第2データ入出力部32bによってデータのやり取りが行われる。よって、すなわち、ICカード20の端子部20bが上方・下方のどちらを向いた状態で溝部15に挿着された場合であっても、データのやり取りを行わせることができる。
【0034】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態において各検出部31は、データ入出力部32の先端よりも、溝部15の底面15cに近接する箇所に配設されている。しかし、各検出部31は、データ入出力部32の先端よりも、溝部15の開口部側に配設されてもよい。
【0035】
・ 前記実施形態において各検出部31は、フォトインタラプタ等の光センサによって構成されている。しかし、各検出部31は、光センサに限らず、例えばICカード20の非挿着時に互いに接触する電極を、溝部15の内壁15a,15bにそれぞれ設けてもよい。このようにしても、ICカード20の挿着時には各電極同士が離間して非導通状態となるため、溝部15に対するICカード20の挿着状態を確実に検出することができる。
【0036】
・ 前記実施形態においてICカード20は、幅広の側縁が挿入部位20aとなっている。しかし、ICカード20の幅狭の側縁が挿入部位20aとなっていてもよい。
【0037】
・ 前記実施形態では、モータ33及びコンベアベルト35を用いて移動手段が構成されている。しかし、移動手段は、例えばリニアモータなどによって構成されてもよい。つまり、移動手段としては、データ入出力部32を溝部15に沿って移動させ、ICカード20と相対する位置に位置決め可能な機構であれば、何でも適用可能である。
【0038】
・ 前記実施形態においてモータ33及びコンベアベルト35は、ICカード20を移動させるようになっている。しかし、ICカード20をデータ入出力部32と相対する位置に移動させるようにしてもよい。
【0039】
・ 前記実施形態では、データ入出力手段として2つのデータ入出力部32a,32bが用いられている。しかし、これらデータ入出力部32a,32bのうちの一方を省略してもよい。
【0040】
・ 前記本実施形態において溝部15は、ハウジング12の前面12aにおける反射鏡13の下方に設けられている。しかし、溝部15は、反射鏡13の上方に設けられてもよい。また、溝部15は、前面12aに限らず、ハウジング12の下面などに設けられてもよい。但し、鏡面13に正対した状態で可視となる部位に溝部15を設けることがより望ましい。
【0041】
・ 前記実施形態では、薄型記録媒体としてICカード20を用いている。しかし、記録媒体は、ICカード20に限らず、磁気カード等のカード型記録媒体や、フロッピーディスク、CD−ROM、ミニディスク等のディスク型記録媒体や、メモリスティック等の板状記録媒体など、薄型の記録媒体であれば何でも適用可能である。
【0042】
・ 前記実施形態では、ハウジング12内にデータ処理部18が搭載されている。しかし、データ処理部18は、ハウジング12内に必ずしも搭載されていなくてもよい。
【0043】
・ 前記実施形態におけるインナーミラー11では、有料道路における自動料金収受を行うようになっている。しかし、インナーミラー11は、有料道路の料金収受に限らず、例えば、ファーストフードのドライブスルーにおける料金収受や、駐車場やガソリンスタンドにおける料金収受を行うようになっていてもよい。また、インナーミラー11は、こうした料金収受に限らず、例えば会社の駐車場の出入口に設けられたゲートや車庫のシャッター等を開閉するようになっていてもよい。
【0044】
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインナーミラーにおいて、前記移動手段は、前記入出力手段を移動させて前記記録媒体と相対させること。この技術的思想(1)に記載の発明によれば、移動手段の小型化を図ることができ、インナーミラーの大型化を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、インナーミラーに対する記録媒体の挿抜を容易に行うことができる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、挿着部に対して記録媒体を挿入可能な範囲を広くすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体を挿着部のどの位置に挿入しても、記録媒体の挿着状態を検出手段によって確実に検出することができる。
【0047】
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体が挿着部に対して不完全に挿着された状態でデータのやり取りが行われてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のインナーミラーを搭載した車両の室内を示す平面図。
【図2】同実施形態のインナーミラーを示す斜視図。
【図3】同実施形態のインナーミラーの一部を破断して示す部分斜視図。
【図4】同実施形態のインナーミラーの概略平面図。
【図5】同実施形態のインナーミラーの一部を図4のA−A線にて破断して示す正面図。
【図6】同実施形態のインナーミラーに搭載されるデータ処理部の内部構成を概略的に示すブロック図。
【図7】従来のインナーミラーを搭載した車両の室内を示す平面図。
【図8】従来のインナーミラーを示す斜視図。
【図9】従来のインナーミラーの一部を破断して示す平面図。
【符号の説明】
1…車両、11…インナーミラー、12…ハウジング、13…反射鏡、15…挿着部としての溝部、17…インターフェイス部、20…記録媒体としてのICカード、31…検出手段としての検出部、32,32a,32b…データ入出力手段としてのデータ入出力部、33…移動手段としてのモータ。

Claims (4)

  1. 車両室内の前方位置における運転席と助手席との間で支持されるハウジングと、そのハウジングの前面に取り付けられる反射鏡と、前記ハウジングに設けられ、所定のデータが記録された薄型の記録媒体を挿着可能な挿着部と、前記記録媒体のデータの読み出し及び同記録媒体へのデータの書き込みのうちの少なくとも一方を行うインターフェイス部とを備えるインナーミラーであって、
    前記挿着部における前記記録媒体の挿入口は、同記録媒体の挿入部位の幅よりも広く設けられ、同挿入口の幅方向における任意の位置で前記記録媒体を挿抜可能となっており、
    前記インターフェイス部は、前記挿着部に対する記録媒体の挿着状態を検出する検出手段と、該記録媒体とのデータのやり取りを行うデータ入出力手段と、そのデータ入出力手段と該記録媒体とを相対した位置に移動させる移動手段とを備えることを特徴とするインナーミラー。
  2. 前記挿入口は、前記ハウジングの前面において同ハウジングの幅方向に延びるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインナーミラー。
  3. 前記検出手段は、前記挿着部の近辺において、同挿着部の幅方向に複数個配設され、隣り合う検出手段の間隔は、前記記録媒体の挿入部位の幅よりも狭く設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインナーミラー。
  4. 前記挿着部は前記記録媒体を挿入可能な溝部によって構成され、前記検出手段は、前記データ入出力手段よりも前記溝部の底面に近い箇所に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインナーミラー。
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