JP2007257112A - 自動改札機 - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触型ICカードに対する通信範囲(交信範囲)が広く、かつ省電力化を実現することのできる自動改札機を提供する。
【解決手段】自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、前記アンテナ部は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って設けられ複数個のアンテナを有し、それらアンテナは、そのアンテナ部にかざされ又はタッチされようとしている前記情報記録媒体を検出する検出器の検出信号に基づいてアンテナを選択的に駆動するアンテナ駆動手段により駆動制御されることを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、前記アンテナ部は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って設けられ複数個のアンテナを有し、それらアンテナは、そのアンテナ部にかざされ又はタッチされようとしている前記情報記録媒体を検出する検出器の検出信号に基づいてアンテナを選択的に駆動するアンテナ駆動手段により駆動制御されることを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明は、非接触型ICカードからなる情報記録媒体を処理する自動改札機に係り、特に、広い通信範囲を得ることができ、さらに省電力化を図ることのできる自動改札機に関する。
従来、この種の非接触型ICカードからなる情報記録媒体を処理できる非接触式の自動改札機は、その自動改札機の本体に設けられているアンテナの交信範囲(通信範囲)内に情報記録媒体が入ると、その情報記録媒体に記憶されているデータ(カードデータ)が読み取られ、その読み取られたデータを基に入出場処理(入場処理又は出場処理を意味している。)が行われるように構成されている(特許文献1参照)。
また、非接触式の自動改札機は、自動改札機の本体の筐体上面に設けられているアンテナ部に情報記録媒体をかざして又はそのアンテナ部に軽くタッチすることによりその情報記録媒体に記録されているデータが読み取られるように構成されているため、そのアンテナ部に的確にかざし又はタッチされないと読取不良を起こしてしまうという問題点を有している。このため、この読取不良を防止するために複数のアンテナを備えて読み取り範囲を広げた、すなわち通信範囲を広げた自動改札機も提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−4319号公報
特開平10−208094号公報
しかしながら、上記従来の非接触式の自動改札機は、アンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされなくとも、その自動改札機の本体が稼動している間、常時、所定の電波(ポーリング信号)を送出しているので消費電力が大きくなるという欠点があった。しかもこの消費電力は、アンテナの数を増加させるとその分だけ消費電力が大きくなるという欠点があった。
さらに、上述のアンテナの数を増加させて情報記録媒体に対する通信範囲を広げた場合、あるいはその通信範囲を広げるためにアンテナの送信出力を増加させた場合は、隣接する自動改札機の本体から送信されている電波と干渉したり、または利用者(旅客)の所持する電子機器に悪影響を及ぼすおそれがあった。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、情報記録媒体に対する通信範囲を広げることができ、それでいて消費電力を少なくすることのできる自動改札機を提供することにある。
本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、前記アンテナ部は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って設けられ複数個のアンテナを有し、それらアンテナは、そのアンテナ部にかざされ又はタッチされようとしている前記情報記録媒体を検出する検出器の検出信号に基づいてアンテナを選択的に駆動するアンテナ駆動手段により駆動制御されることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをアンテナ部内に配置して構成したことを特徴としている。
請求項3に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをその自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置して構成したことを特徴としている。
請求項4に記載の自動改札機は、検出器のセンサは反射型センサからなることを特徴としている。
請求項5に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器がアンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出したときに駆動を開始させることを特徴としている。
請求項6に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器が情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをアンテナ部内に配置して構成したことを特徴としている。
請求項3に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをその自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置して構成したことを特徴としている。
請求項4に記載の自動改札機は、検出器のセンサは反射型センサからなることを特徴としている。
請求項5に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器がアンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出したときに駆動を開始させることを特徴としている。
請求項6に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器が情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴としている。
本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、前記アンテナ部に前記情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出する検出器と、その検出器が前記情報記録媒体を検出したときに前記アンテナ部の駆動を開始させるアンテナ駆動手段とを設けたことを特徴としている。
請求項8に記載の自動改札機は、検出器はアンテナ部内に配置されていることを特徴としている。
請求項9に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置されていることを特徴としている。
請求項10に記載の自動改札機は、検出器のセンサは反射型センサからなることを特徴としている。
請求項11に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器が情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴としている。
請求項8に記載の自動改札機は、検出器はアンテナ部内に配置されていることを特徴としている。
請求項9に記載の自動改札機は、検出器は自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置されていることを特徴としている。
請求項10に記載の自動改札機は、検出器のセンサは反射型センサからなることを特徴としている。
請求項11に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段は検出器が情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の自動改札機は、アンテナ部は自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って設けられ複数個のアンテナを有し、それらアンテナは、そのアンテナ部にかざされ又はタッチされようとしている情報記録媒体を検出する検出器の検出信号に基づいてアンテナを選択的に駆動するアンテナ駆動手段により駆動制御されるので、複数個のアンテナの分だけ通信範囲が広がり、読取不良を未然に防止することができ、また、アンテナが選択的に駆動されるから消費電力を少なくすることができる。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、検出器を自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをアンテナ部内に配置して構成したので、検出器を簡単に実施することができる。
請求項3に記載の自動改札機は、検出器を自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをその自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置して構成したので、検出器を簡単に実施することができる。
請求項4に記載の自動改札機は、検出器のセンサを反射型センサで構成しているので、容易に実施することができる。
請求項5に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段がアンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出器が検出したときに駆動を開始させるので、より消費電力を少なくすることができる。
請求項6に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段が情報記録媒体を検出器が検出しなくなったときに駆動を停止させるので、より消費電力を少なくすることができる。
本発明の請求項2に記載の自動改札機は、検出器を自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをアンテナ部内に配置して構成したので、検出器を簡単に実施することができる。
請求項3に記載の自動改札機は、検出器を自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをその自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置して構成したので、検出器を簡単に実施することができる。
請求項4に記載の自動改札機は、検出器のセンサを反射型センサで構成しているので、容易に実施することができる。
請求項5に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段がアンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出器が検出したときに駆動を開始させるので、より消費電力を少なくすることができる。
請求項6に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段が情報記録媒体を検出器が検出しなくなったときに駆動を停止させるので、より消費電力を少なくすることができる。
本発明請求項7に記載の自動改札機は、アンテナ部に情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出する検出器と、その検出器が情報記録媒体を検出したときにアンテナ部の駆動を開始させるアンテナ駆動手段とを有しているので、消費電力を少なくすることができる。
請求項8に記載の自動改札機は、検出器がアンテナ部内に配置されているので、容易に実施することができる。
請求項9に記載の自動改札機は、検出器が自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置されているので、容易に実施することができる。
請求項10に記載の自動改札機は、検出器のセンサが反射型センサからなるので、容易に実施することができる。
請求項11に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段が情報記録媒体を検出器が検出しなくなったときに駆動を停止させるので、より消費電力を少なくすることができる。
請求項8に記載の自動改札機は、検出器がアンテナ部内に配置されているので、容易に実施することができる。
請求項9に記載の自動改札機は、検出器が自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置されているので、容易に実施することができる。
請求項10に記載の自動改札機は、検出器のセンサが反射型センサからなるので、容易に実施することができる。
請求項11に記載の自動改札機は、アンテナ駆動手段が情報記録媒体を検出器が検出しなくなったときに駆動を停止させるので、より消費電力を少なくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動改札機の本体(以下、「改札機本体」という。)Gを構成する一対の筐体のうち、一方の筐体G1を改札通路P側から見たときの正面図である。この改札機本体Gの筐体G1の入口側(図1において右側)の上面には、磁気券からなる乗車券(この改札機本体Gが空港用のときは搭乗券、この改札機本体Gが船舶用のときは乗船券)を投入するための投入口1が設けられているとともに、その投入口1よりも改札通路Pの内側の上面には、図示しない無線通信機能を備えたICカードからなる、本発明の情報記録媒体に相当する非接触型ICカード(後述する図2の「C」参照)と交信するためのアンテナ部Aが設けられている。なお、このアンテナ部Aについては後述する。
また、この筐体G1の出口側の上面には、利用者へ乗車券を返却するための取出口2が設けられている。さらに、この改札機本体Gの内側には、図示しないが、投入口1から投入された乗車券を取出口2又は集札箱(図示せず)まで搬送するカードハンドラが設けられている。
図中、D1,D2はドアであり、このうちドアD1は改札通路Pの出口側(図1に示す例では左側)に設けられ、ドアD2は改札通路Pの入口側に設けられている。これらドアD1,D2は後述する制御器によって開閉制御されて利用者の改札通路Pの通過を許可したり、または阻止できるように構成されている。そして、改札通路Pの出口側のドアD1は、乗車券類(乗車券、搭乗券又は乗船券等の磁気券、非接触型ICカード)を基にして開閉制御され、改札通路Pの入口側のドアD2は、改札通路Pを利用者が逆進してきたとき、すなわち、改札通路Pを出口側から入口側に進入したときに閉じられるとともに、改札機本体Gが稼動停止中に閉じられるように構成されている。
図1中、3a〜3fは、光電素子からなる透過型人間検知器であって、改札機本体Gの筐体G1,G2の(筐体G2は図示しないが、改札通路Pを挟んで筐体G1と対向して設けられている。)側面に所定の間隔を保って設けられている。さらに、この人間検知器は、改札機本体Gの筐体G1,G2の上面の改札通路Pと反対側で、その改札通路Pの通過方向に沿って設けられたセンサ取付ボックス4内にそれぞれ設けられている赤外線を利用した測距式の反射型人間検知器5a〜5cによっても構成されている。この反射型人間検知器5a〜5cは、改札通路P内の大人の利用者を検知できるように、改札通路Pの床面から所定高さ以上の物体(利用者)を検知できるように構成されている。したがって、透過型人間検知器3a〜3f及び反射型人間検知器5a〜5cの両方で検知されたときは、その利用者を大人の利用者と判定し、反射型人間検知器5a〜5cで検知されることなく透過型人間検知器3a〜3fのみで検知されたときは、その利用者を子供(小児)の利用者と判定することができる。
上記透過型人間検知器3a〜3fは、改札通路P内への利用者の進入及び進出を検出するとともに、改札通路Pのほぼ中央部に設けられている透過型人間検知器3c,3dは、他の透過型人間検知器よりも間隔が狭く設けられていて、これら透過型人間検知器3c,3dの検知順序により利用者の進行方向を検知できるように構成されている。
上記改札機本体Gの筐体G1の側面には、利用者に対して音声により所定の案内を行うためのスピーカ6が取付けられている。また、この改札機本体Gの筐体G1の上面の出口側には、利用者に対して文字により所定の案内を行うための表示画面7が取付けられている。さらに、筐体G1のセンサ取付ボックス4の上面で改札通路Pの出口側には、係員に対して無効券の発生及び利用者が子供である旨を報知するための報知灯Lが設けられている。
図2(a)は、上記アンテナ部Aの部分の拡大図である。この図から明らかなように、このアンテナ部A内には、複数のアンテナA1〜A6が改札通路Pの通過方向(図1の矢印参照)に沿って並設させている。そしてそのアンテナ部A内には、その改札通路Pの通過方向に沿って、かつ所定の間隔を保って複数の赤外線を利用した測距式の反射型のセンサS1〜S5が配置されていて、アンテナ部Aにかざされようとしている非接触型ICカード又はそのアンテナ部Aにタッチされようとしている非接触型ICカードを検出できるように構成されている。
このアンテナ部Aの外形は、筐体G1の上面位置から少し突出するように設けられていて、その平面形状は改札通路Pの方向に沿って長い長方形を呈し、その上部は、電波及び光線を通す材質、例えば透明強化ガラスからなるカバーで覆われている。また、そのカバーの表面には、図示しないが、このカバーの部分が非接触型ICカードと交信するためのアンテナの箇所であることを示すためのマークが刻印により表示されている。
上述の例では、非接触型ICカードを検出するセンサS1〜S5をアンテナ部A内に設けたが、これをセンサ取付ボックス4内に設けるようにしてもよい。このセンサ取付ボックス4内にセンサS1〜S5を設けた例は図3に示されている。
なお、上述した例では、アンテナ部A内に配置するアンテナの数を6個としたがこれ以上であっても、あるいはこれよりも少なくてもよい。アンテナ部Aの長さ(改札通路Pの通過方向の長さ)を30cm程度にしたときは、読取不良をほとんど防止できるので、上述の例のように6個のアンテナで十分である。また、上述の例では、センサの数を5個としたがこの数に限定されるものでない。しかし、後述する図2(b)〜図2(d)に示されるように、アンテナ部A上の非接触型カードを間断なく検出できるように配置することが好まれる。さらに、このセンサは、赤外線を利用した測距式の反射型センサとしたが、超音波や電波等を利用した他の形式のセンサとしてもよい。
図1中、10は、改札機本体Gの制御動作を司る筐体G1内に設けられた制御器であり、本発明の所定の入出場処理を司る部分に相当している。この制御器10は、図4に示されるように、CPUを中心に形成される演算部20を有している。この演算部20は、メモリ21に記憶されているシステムプログラム及びワーキングデータを用いて所定の演算処理を行えるように構成されている。そして、この演算部20には、図示しないI/O装置を介してカードハンドラを駆動制御するカードハンドラドライバ22と、ドアD1,D2のドア駆動機構を駆動制御するドアドライバ23と、非接触型カードを検出するセンサS1〜S5の検出信号を処理するカード検出ドライバ24と、各人間検知器3a〜3f,5a〜5cの検知信号を入力するセンサアンプ25とが接続されている。またこの演算部20には、非接触型ICカードを処理するためのリーダライタ26も接続されている。このリーダライタ26には、切換回路27を介してアンテナ部A内の各アンテナA1〜A5が接続されている。上記切換回路27は、センサS1〜S5で検出された非接触型ICカードの位置によってアンテナ部A内のアンテナA1〜A6を選択して駆動できるように構成されている。そしてこれらアンテナA1〜A6は、非接触型ICカードとデータ授受を行う機能と、その非接触型ICカードに電力を供給するための機能とを有している。なお、この演算部20には、表示画面7の表示内容を駆動制御する表示ドライバや報知灯Lを駆動制御するランプドライバ等も接続されているが、ここでは省略されている。
後述する図2(b)〜図2(d)に示される非接触型ICカードCは、無線通信機能を備えたICカードからなり、その外形形状はカード状を呈している。なお、この非接触型ICカードCの機能を携帯電話機(PHSを含む)やPDA等の利用者の携帯する情報端末機に組込むこともできる。したがって、本発明で情報記録媒体というときは、携帯電話等の携帯型情報端末機を含んでいる。
以下、図5のフローチャート及び図2(a)〜図2(d)を用いて制御動作を説明するが、先ず最初に磁気券が使用されたときについて説明する。今、改札機本体Gが稼動していて、磁気券が投入口1に投入されたとする。投入口1に磁気券が投入されると非接触型ICカードCとの競合を回避するために、その磁気券に対する入出場処理が終了するまでリーダライタ26による処理は禁止される。
投入口1に投入された磁気券は、周知の自動改札機と同様の入出場処理が行われる。すなわち、投入口1に投入された磁気券は、そこに記録されているデータが読取られ、その読取られたデータを基にしてCPU20において所定の入出場の演算処理が行われる。そして、その演算処理の結果、入出場を許可できるときは、ドアD1が開かれて(改札機本体Gがノーマルオープン型のときはそのまま)利用者の改札通路Pの通過が許されるとともに、投入口1に投入された磁気券が定期券のように利用者に返却する必要のある磁気券の場合は、その磁気券に新たな入出場データが記録された後、取出口2に排出されて返却される。また、投入口1に投入された磁気券が普通乗車券のような場合で、かつ出場処理場合は、その磁気券は筐体G1内に設けられた図示しない集札箱へ集札される。
上述の所定の入出場の演算処理の結果、入出場が許可できないときは、ドアD1が閉じられて利用者の改札通路Pの通過が拒否されるとともに、表示画面7及びスピーカ6を介して精算案内等の所定の案内が行われ、また、投入口1に投入された磁気券は取出口2に排出されて返却される。
磁気券を用いた所定の入出場処理が終了すれば、非接触型ICカードCの処理が可能となる。このとき、アンテナ部Aに非接触型ICカードCがタッチ又はかざされた場合(以下、かざしで説明する。)、その非接触型ICカードCがセンサS1で検出されたとする(ステップ100肯定。図2(b)参照。以下、ステップを「S」とする。)。センサS1により非接触型ICカードCが検出されるとアンテナ部A内のアンテナA1,A2の駆動が開始される(S102。図2(a)〜図2(d)中、網掛けのアンテナは、駆動状態を示している。)。そしてこのときには、非接触型ICカードCと磁気券との混信を避けるために、投入口1に設けられている図示しないシャッタが閉じられて磁気券の投入が禁止される。
アンテナ部A上で非接触型ICカードCが移動し、他のセンサで検出された場合は、その検出されたセンサに対応するアンテナが駆動される(S104〜S118。図2(b),(c)参照)。なお、図示しないが、最初に、例えばセンサS3で非接触型ICカードCが検出された場合は、そのセンサS3に対応したアンテナA3,A4が駆動される。
この非接触型ICカードCを用いた入出場処理は、周知の非接触式の自動改札機と同様に行われる。すなわち、非接触型ICカードCがアンテナ部Aの交信範囲に入ると非接触型ICカードCはそのアンテナ部A側から送出された電力波を受けて駆動され、非接触型ICカードCに記憶されている定期券データやSFカードデータ等のカードデータが改札機本体Gに取込まれる。そして、その取込まれたカードデータは、CPU20における入出場用の演算処理に用いられる。
上述の演算処理の結果、入出場を許可できるときは、ドアD1が開かれて利用者の改札通路Pの通過が許可されるとともに、新たな入出場データ(カードデータ)がアンテナ部Aを介して非接触型ICカードCに送出されてその非接触型ICカードCのメモリに書き込まれる。また、上述の演算処理の結果、入出場を許可できないときは、ドアD1が閉じられるとともに、表示画面7及びスピーカ6を介して精算処理等の所定の案内が行われる。この非接触型ICカードCを用いた処理が終了し、又はアンテナ部A上に非接触型ICカードCの検出が無くなったときにアンテナ部Aの駆動は停止される(S120、S122肯定、S124)。
上記構成からなる自動改札機は、アンテナ部Aは非接触型ICカードCがかざされるまで駆動を停止しているので、消費電力を少なくすることができ、しかも非接触型ICカードCが検出されても必要なアンテナだけ駆動されるので、より消費電力を少なくすることができる。さらに、アンテナ部A内のアンテナは、複数個からなるので通信範囲を広げることができる特長を有している。
なお、上述の例では、自動改札機の本体は、磁気券も処理できる兼用型に構成されているが、非接触型ICカードCのみを処理する専用型とすることもできる。
G…自動改札機の本体(改札機本体)
G1…筐体
A…アンテナ部
A1〜A6…アンテナ
C…情報記録媒体(非接触型ICカード)
P…改札通路
S1〜S5…センサ
1…投入口
2…取出口
10…制御器
G1…筐体
A…アンテナ部
A1〜A6…アンテナ
C…情報記録媒体(非接触型ICカード)
P…改札通路
S1〜S5…センサ
1…投入口
2…取出口
10…制御器
Claims (11)
- 自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、
前記アンテナ部は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って設けられ複数個のアンテナを有し、それらアンテナは、そのアンテナ部にかざされ又はタッチされようとしている前記情報記録媒体を検出する検出器の検出信号に基づいてアンテナを選択的に駆動するアンテナ駆動手段により駆動制御されることを特徴とする自動改札機。 - 請求項1に記載の自動改札機において、前記検出器は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサを前記アンテナ部内に配置して構成されていることを特徴とする自動改札機。
- 請求項1に記載の自動改札機において、前記検出器は、前記自動改札機の本体の改札通路の通過方向と同方向に沿って、かつ所定の間隔を保って設けられた複数個のセンサをその自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置して構成されていることを特徴とする自動改札機。
- 請求項1から3のいずれかに記載の自動改札機において、前記検出器のセンサは、反射型センサからなることを特徴とする自動改札機。
- 請求項1から4のいずれかに記載の自動改札機において、前記アンテナ駆動手段は、前記検出器がそのアンテナ部に前記情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出したときに駆動を開始させることを特徴とする自動改札機。
- 請求項1から5のいずれかに記載の自動改札機において、前記アンテナ駆動手段は、前記検出器が前記情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴とする自動改札機。
- 自動改札機の本体に設けられているアンテナ部に無線通信機能を備えたICカードからなる情報記録媒体がかざされたとき又はそのアンテナ部にタッチされたときに、その情報記録媒体に記憶されている所定のデータに基づいて所定の入出場処理を行う自動改札機において、
前記アンテナ部に前記情報記録媒体がかざされ又はタッチされようとしていることを検出する検出器と、
前記検出器が前記情報記録媒体を検出したときに前記アンテナ部の駆動を開始させるアンテナ駆動手段と、
を設けたことを特徴とする自動改札機。 - 請求項7に記載の自動改札機において、前記検出器は、前記アンテナ部内に配置されていることを特徴とする自動改札機。
- 請求項7に記載の自動改札機において、前記検出器は、前記自動改札機の本体の改札通路内の利用者を検知する人間検知器のセンサ取付ボックス内に配置されていることを特徴とする自動改札機。
- 請求項7から9のいずれかに記載の自動改札機において、前記前記検出器のセンサは、反射型センサからなることを特徴とする自動改札機。
- 請求項7から10のいずれかに記載の自動改札機において、前記アンテナ駆動手段は、前記検出器が前記情報記録媒体を検出しなくなったときに駆動を停止させることを特徴とする自動改札機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006078200A JP2007257112A (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 自動改札機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007257112A true JP2007257112A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38631331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006078200A Withdrawn JP2007257112A (ja) | 2006-03-22 | 2006-03-22 | 自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007257112A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101276517B1 (ko) * | 2010-12-30 | 2013-06-18 | 주식회사 포스코아이씨티 | 절전기능을 구비한 역무 자동화 시스템 |
JP2014211777A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | クロイ電機株式会社 | 非接触カードリーダ |
-
2006
- 2006-03-22 JP JP2006078200A patent/JP2007257112A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101276517B1 (ko) * | 2010-12-30 | 2013-06-18 | 주식회사 포스코아이씨티 | 절전기능을 구비한 역무 자동화 시스템 |
JP2014211777A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | クロイ電機株式会社 | 非接触カードリーダ |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090602 |