JP4667060B2 - Gps付作業機での圃場位置認識システム - Google Patents

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Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)付作業機を用いて圃場位置を認識するためのGPS付作業機での圃場位置認識システムに関する。
市販のGPS用の電子地図データには、道路や建物等の位置情報は詳細に記載されているが、田や畑等の圃場の位置情報は全く記載されておらず、農業関係者からはこの圃場の位置データも書き込まれた電子地図データが要望されている。しかしながら、日本全国の圃場をその持ち主とともに調べて、電子地図データに入力するとなると手間の掛かる大変な作業であり、一方、農業関係者にとっては少なくとも自分の圃場又は自分の作業する圃場が電子地図データ上に記載されていれば十分である。
例えば、特許文献1には、GPS付作業機を用いて、圃場作付け状況の確認を行う際に、耕作者の申請内容と実際に作付けされている圃場作付け状況との照合・確認を、正確かつ迅速に行う圃場作付け状況確認システムが開示されているが、この圃場作付け状況確認システムにおいても、予め圃場の位置情報が書き込まれた電子地図データを作成しておくことが必要であり、この点については特許文献1には何ら記載されていない。
特開2004−220149号公報
従来の技術では、元の地図データは圃場の詳細な位置が記録されておらず、書き換えることもできず、作業後に位置データを記憶しておくので、次の作業時には、元の地図データに前回作業の位置データを重ね合わせて、今回作業する圃場位置データとするため、メモリの使用量が大きくアクセスのために時間がかかり応答遅れが生じることになり、素早い応答が望まれていた。本発明では、GPS付作業機を用いて簡単な構成で圃場位置を認識することができるGPS付作業機での圃場位置認識システムを提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータが該圃場位置データ内に所定の割合以上あるか否かで判定するGPS付作業機での圃場位置認識システムである。
請求項2においては、作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータの平均位置が、該圃場位置データの平均位置から所定の距離内にあるか否かで判定するGPS付作業機での圃場位置認識システムである。
請求項3においては、前記制御手段(20)は、前記GPS付作業機(2)とデータを受け渡しする管理サーバ(3)に設けられたものである。
請求項4においては、前記制御手段(20)は、前記GPS付作業機(2)に設けられたものである。
請求項5においては、前記GPS付作業機(2)での圃場位置認識システム(1)は、複数台のGPS付作業機(2)を有し、各GPS付作業機(2)の制御手段(20)は前記圃場位置データを共有するものである。
請求項6においては、前記GPS付作業機(2)は、前記作業開始時と前記作業終了時とを、圃場での作業において、GPS付作業機(2)の運転席近傍に設けられた作業クラッチや副変速レバー等の操作手段の操作に基づき、又はエンジン回転数や負荷率の変化を検知して、この変化に基づき検出するように構成した検出手段(23)を備えたものである。
本発明は、以上のように構成したことにより、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明では、作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータが該圃場位置データ内に所定の割合以上あるか否かで判定するGPS付作業機での圃場位置認識システムであるので、GPS付作業機を用いて作業を行いながら自動的に新規圃場位置データの登録を行うことができ、簡単な構成で圃場位置を認識することができて、利便性が向上する。
この発明では、電子地図データがあってもなくても圃場位置を認識することができ、電子地図データがある場合には、該電子地図データ上に圃場位置データが上書きされ、電子地図データがない場合には、座標マップ上に圃場位置データが書き込まれるように構成される。また、この発明では、作業開始時から作業終了時までの間に作業機が移動した移動軌跡が標されたGPSデータを用いて、圃場認識処理を行うため、ポイント位置のみで圃場認識を行うよりも認識精度が向上する。
また、電子地図データがなくても、解析した位置座標を用いて圃場の特定を行うことができる。
請求項2に記載の発明では、作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータの平均位置が、該圃場位置データの平均位置から所定の距離内にあるか否かで判定することを特徴とするGPS付作業機での圃場位置認識システムであるので、GPS付作業機を用いて作業を行いながら自動的に新規圃場位置データの登録を行うことができ、簡単な構成で圃場位置を認識することができて、利便性が向上する。
この発明では、電子地図データがあってもなくても圃場位置を認識することができ、電子地図データがある場合には、該電子地図データ上に圃場位置データが上書きされ、電子地図データがない場合には、座標マップ上に圃場位置データが書き込まれるように構成される。また、この発明では、作業開始時から作業終了時までの間に作業機が移動した移動軌跡が標されたGPSデータを用いて、圃場認識処理を行うため、ポイント位置のみで圃場認識を行うよりも認識精度が向上する。
また、電子地図データがなくても、解析した位置座標を用いて圃場の特定を行うことができる。
請求項3に記載の発明では、前記制御手段は前記GPS付作業機とデータを受け渡しする管理サーバに設けられており、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏する。
請求項4に記載の発明では、前記制御手段は前記GPS付作業機に設けられており、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏する。
請求項5に記載の発明では、複数台のGPS付作業機が作成した圃場位置データを順次上書きした電子圃場地図データを作成することができ、該複数台の作業機は該電子圃場地図データを共有することができて、利便性が向上する。また、同じ圃場で、先に作業を行った作業機から、その作業開始時から作業終了時までの間に作業機が移動した移動軌跡が標されたGPSデータとともに作業記録を付して、後に作業を行う作業機へ受け渡しすることができ、該後に作業を行う作業機は該作業記録を有効に活用することができる。
請求項6に記載の発明では、自動的に作業開始時と作業終了時とを検出することができ、作業開始時と作業終了時とを手動で入力する手間を省くことができて、作業性が向上する。
次に、本発明に係るGPS付作業機2での圃場位置認識システム1の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。
まず、GPS付作業機2での圃場位置認識システム1の構成を説明する。図1、図2に示すように、圃場位置認識システム1は、複数台の作業機2・2・・・と、各作業機2との間でデータを受け渡しする外部制御手段である管理サーバ3と、を備えている。例えば、図1に示すような、道路9に沿って民家10が建てられ、道路9に沿って複数の圃場11・11・・・が位置している場合、民家10や道路9等の位置データについてはGPS用の市販の電子地図データ上に記載されているが、田や畑等の圃場11・11・・・の位置データについては市販の電子地図データ上には記載されていない。つまり、田や畑等の圃場11・11・・・の畦や境界等を示すデータは記載されていない。
この圃場位置認識システム1は、GPS付作業機2を用いて圃場11で作業を行いながら、自動的にその圃場11の圃場位置データをGPS用の市販の電子地図データ上又はX座標とY座標とが付された座標マップ上に作成していくシステムであり、各作業機2に搭載された制御手段20と管理サーバ3とは作成された圃場位置データを共有するように構成されている。
この圃場位置認識システム1は、トラクタや、コンバイン、田植機、防除機等の作業機2にGPS(Global Positioning System)を搭載して、該GPSにより検出された作業開始時から作業終了時までの間に、作業機2が移動した移動軌跡データ(以下、GPSデータという)に基づき、電子地図データ上にはない圃場位置が認識されるように構成されている。
図2に示すように、作業機2に搭載した制御手段20は、地球の周回軌道を回る複数のGPS衛星から電波を受信するGPS受信手段21と、管理サーバ3との間でデータを送受信する送受信手段22と、作業開始時と作業終了時とを圃場での作業に関連付けて検出する検出手段23と、GPS受信手段21により作業開始時から作業終了時までの間に受信した受信データに基づき位置座標を解析したGPSデータを格納する記憶手段24と、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に記憶手段24に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが記憶手段24に登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして記憶手段24に登録する認定手段25と、該GPSデータと該圃場位置データとを表示する表示手段26と、備えている。
この制御手段20は、作業機2に搭載した作業機コントローラや、作業機2に設置したPDA(Personal Digital Assistant)やPC(Personal Computer)等の端末装置で構成され、表示手段26は液晶ディスプレイ等で構成されている。
検出手段23は、例えば、作業機2の運転席近傍に設けられた作業クラッチや副変速レバー等の操作手段の操作に基づき作業開始時と作業終了時とを検出するように構成したり、エンジン回転数や負荷率の変化を検知して、この変化に基づき作業開始時と作業終了時とを検出するように構成したり、作業機2がコンバインである場合は、籾タンクの変化や籾の排出状態を検知して作業開始時と作業終了時とを検出するように構成して、作業開始時と作業終了時とを手動で入力する手間を省き、作業性の向上が図られている。あるいは、作業機2の運転席近傍に作業開始スイッチを設けて、該作業開始スイッチを手動でON・OFFすることで、作業開始時と作業終了時とを検出するように構成してもよい。
または、作業機2に機体本体の傾きを検出する傾斜センサを設けて、該傾斜センサにより作業機2が圃場に入るときの傾きと、作業機2が圃場から出るときの傾きと、を検出して、これにより作業開始時と作業終了時とを検出するように構成してもよく、検出手段23の構成は特に限定はしないものとする。
複数台の作業機2・2・・・からのデータを統括管理する制御手段としての管理サーバ3は、作業機2との間でデータを送受信する送受信手段32と、作業機2のGPS受信手段21により作業開始時から作業終了時までの間に受信した受信データに基づき位置座標を解析したGPSデータを受信して格納する記憶手段34と、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが既に記憶手段34に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが記憶手段34に登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして記憶手段34に登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う認定手段35と、該GPSデータと該圃場位置データとを表示する表示手段36と、備えている。この管理サーバ3は、PC(Personal Computer)やワークステーション等の端末装置で構成され、表示手段36は液晶ディスプレイ等で構成されている。
次に、作業機2の制御手段20において、圃場位置が認識されるまでの流れを図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。作業機2が圃場11に入って作業を開始し、作業機2の検出手段23により作業開始時が検出されると(ステップS1)、この時点からGPS受信手段21で受信された受信データに基づき解析された位置座標データが作業機2の記憶手段24に順次読み込まれていく(ステップS2)。そして、作業機2による作業が終了して、検出手段23により作業終了時が検出されると(ステップS3)、作業開始時から作業終了時までの間に記憶手段24に読み込まれていった位置座標データに基づきこの作業での作業機2の移動軌跡を標すGPSデータが作成され(ステップS4)、作業機2の認定手段25では、このGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが記憶手段24内に登録されているか否かをチェックする(ステップS5)。
そして、記憶手段24にこのGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが既に登録されている場合は(ステップS5)、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い(ステップS6)、記憶手段24にこのGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は(ステップS5)、該GPSデータをティーチングして新規圃場位置データとして記憶手段24に登録し(ステップS7)、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う(ステップS8)。こうして認識された圃場位置データが作業機2の表示手段26上に表示されて(ステップS9)、作業機2に搭乗する作業者は視覚を通じて圃場位置を確認することができるようになっている。
次に、管理サーバ3において、圃場位置が認識されるまでの流れを図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。作業機2が圃場11に入って作業を開始し、作業機2の検出手段23により作業開始時が検出されると(ステップS1)、この時点からGPS受信手段21で受信された受信データに基づき解析された位置座標データが送受信手段22を介して送信され、管理サーバ3では該位置座標データを送受信手段32で受信して、管理サーバ3の記憶手段34に順次格納されていく(ステップS2)。そして、作業機2による作業が終了して、検出手段23により作業終了時が検出されると(ステップS3)、作業開始時から作業終了時までの間に管理サーバ3に送信されて、管理サーバ3の記憶手段34に格納されていった位置座標データに基づきこの作業での作業機2の移動軌跡を標すGPSデータが作成され(ステップS4)、管理サーバ3の認定手段35では、このGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが記憶手段34内に登録されているか否かをチェックする(ステップS5)。
そして、記憶手段34にこのGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが既に登録されている場合は(ステップS5)、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い(ステップS6)、記憶手段34にこのGPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は(ステップS5)、該GPSデータをティーチングして新規圃場位置データとして記憶手段34に登録し(ステップS7)、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う(ステップS8)。そして、この新規圃場位置データは管理サーバ3の送受信手段32により管理サーバ3の管理下にある全ての作業機2・2・・・(但し、この新規圃場データの送信元の作業機2は除く。)に送信されて、各作業機2では該新規圃場位置データを送受信手段22で受信して、該新規圃場位置データは各作業機2の記憶手段24に新規登録される。
以上のようにして認識された圃場位置データは管理サーバ3の表示手段36上に表示させることもでき(ステップS9)、管理サーバ3を操作するオペレータは視覚を通じて圃場位置を確認することができるようになっている。
圃場名称の設定について補足すると、この圃場名称の設定は、目的の圃場11での作業開始前に作業者が作業機2の制御手段20に圃場名称を含む圃場情報を直接入力したり、予め管理サーバ3で作業順序と圃場名称を含む圃場情報を設定しておいて、圃場11で実作業を行ったときに自動認識されるように構成したり、予め管理サーバ3で作業順序と圃場名称を含む圃場情報を記録しておいて、圃場11で実作業を行ったときに自動認識されるように構成したりする方法があり、この圃場名称の設定方法は特に限定はしないものとする。
前記ステップS4でのGPSデータの作成について説明すると、このGPSデータは、例えば、図4に示すように、作業開始時から作業終了時までの間に順次読み込まれていく位置座標データ40の中から緯度最大地点41、緯度最小地点42、経度最大地点43、経度最小地点44が求められ、この四地点41・42・43・44で囲む領域がGPSデータ50Aとして作成され(図4(a)参照)、あるいは、この四地点41・42・43・44から緯度最大地点41と同緯度で経度最大地点43と同経度の地点46、緯度最大地点41と同緯度で経度最小地点44と同経度の地点47、緯度最小地点42と同緯度で経度最大地点43と同経度の地点48、緯度最小地点42と同緯度で経度最小地点44と同経度の地点49とが求められて、この四地点46・47・48・49で囲む領域がGPSデータ50Bとして作成される(図4(b)参照)。または、このGPSデータは、作業開始時から作業終了時までの間に順次位置座標データ40が読み込まれて、その平均値(平均緯度・経度)が求められて、該平均値がGPSデータ50Cとして作成されるように構成されている(図4(c)参照)。
また、前記ステップS5でのGPSデータの照合は、例えば、次のようにして行われる。まず、作業を行いながら取得されたGPSデータ50A(50B)が図4(a)又は図4(b)に示すように複数の頂点で構成される場合、該GPSデータ50A(50B)と記憶手段24(34)内の既存の圃場位置データ60との重なりは、該GPSデータ50A(50B)が該圃場位置データ60内に所定の割合以上あるか否かで判定されるように構成する。この構成では、市販の電子地図データがなくても、解析した位置座標を用いて圃場の特定を行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
また、作業を行いながら取得されたGPSデータ50Cが図4(c)に示すように平均値で構成される場合、該GPSデータ50Cと記憶手段24(34)内の既存の圃場位置データ61(平均値)との重なりは、該GPSデータ50Cが該圃場位置データ61から所定の距離R内にあるか否かで判定されるように構成する。また、この取得されたGPSデータ50Cから解析した走行距離と、作業機2の車速と作業時間とから求めた実際の走行距離とが略等しければ、このGPSデータ50Cの平均位置は信頼できると判断することができる。この構成でも、市販の電子地図データがなくても、解析した位置座標を用いて圃場の特定を行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
以上のような構成で、GPS付作業機2を用いて作業を行いながら作業機2の記憶手段24と管理サーバ3の記憶手段34とに自動的に新規圃場位置データの登録を行うことができ、簡単な構成で圃場位置を認識することができて、利便性が向上する。この構成では、市販の電子地図データがあってもなくても圃場位置を認識することができ、電子地図データがある場合には、該電子地図データ上に圃場位置データが上書きされ、電子地図データがない場合には、座標マップ上に圃場位置データが書き込まれるように構成される。また、この構成では、作業開始時から作業終了時までの間に作業機が移動した移動軌跡が標されたGPSデータを用いて、圃場認識処理を行うため、ポイント位置のみで圃場認識を行うよりも認識精度が向上する。
さらに、管理サーバ3及び各作業機2の制御手段20では、複数台のGPS付作業機2・2・・・が作成した圃場位置データを順次上書きした電子圃場地図データを作成することができ、該複数台の作業機2・2・・・は該電子圃場地図データを共有することができて、利便性が向上する。また、同じ圃場で、先に作業を行った作業機2から、その作業開始時から作業終了時までの間に作業機2が移動した移動軌跡が標されたGPSデータとともに作業記録を付して、後に作業を行う作業機2へ受け渡しすることができ、該後に作業を行う作業機2は該作業記録を有効に活用することができる。
以上のように、GPS付作業機2での圃場位置認識システム1が構成され、複数台の作業機2・2・・・を統括管理する管理サーバ3では、各作業機2から収集した圃場位置データを集計して図化することで、圃場電子地図データを作成することができるようになっている。また、この管理サーバ3では、各作業機2からGPSデータを受信するときに、該GPSデータとともに各作業機2の作業データ(例えば、何年何月何日に田植や耕運等の情報)を受信するようにしておけば、作業記録を蓄積しておくことができ、その後、作業者は必要に応じて管理サーバ3からID認証を行うなどして作業記録を簡単に入手することができ、前回の作業記録に基づき次の作業を行ったり、毎年の作業計画に役立てるのに利用するなど、利便性が向上する。
道路9の周辺に配置される圃場11・11・・・を示す図。 GPS付作業機2と管理サーバ3の制御構成を示すブロック図。 圃場位置が認識されるまでの流れを説明するフローチャート。 GPSデータ50A・50B・50Cの作成を説明する図。 GPSデータ50A(50B)と既存の圃場位置データ60との照合を説明する図。 GPSデータ50Cと既存の圃場位置データ61との照合を説明する図。
1 圃場位置認識システム
2 作業機
3 管理サーバ
9 道路
10 民家
11 圃場
20 制御手段
21 GPS受信手段
22 送受信手段
23 検出手段
24 記憶手段
25 認定手段
26 表示手段
32 送受信手段
34 記憶手段
35 認定手段
36 表示手段

Claims (6)

  1. 作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータが該圃場位置データ内に所定の割合以上あるか否かで判定することを特徴とするGPS付作業機での圃場位置認識システム。
  2. 作業機に搭載されたGPS(Global Positioning System)により、作業開始時から作業終了時までの間に検出されたGPSデータを格納し、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが、既に登録されている場合は、該圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行い、該GPSデータと位置座標が重なる圃場位置データが登録されていない場合は、該GPSデータを新規圃場位置データとして登録し、該新規圃場位置データに基づき圃場位置の認識を行う制御手段(20)を備えたGPS付作業機(2)における圃場位置認識システムにおいて、前記GPSデータと前記圃場位置データとの重なりは、該GPSデータの平均位置が、該圃場位置データの平均位置から所定の距離内にあるか否かで判定することを特徴とするGPS付作業機での圃場位置認識システム。
  3. 前記制御手段(20)は、前記GPS付作業機(2)とデータを受け渡しする管理サーバ(3)に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGPS付作業機での圃場位置認識システム。
  4. 前記制御手段(20)は、前記GPS付作業機(2)に設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGPS付作業機での圃場位置認識システム。
  5. 前記GPS付作業機(2)での圃場位置認識システム(1)は、複数台のGPS付作業機(2)を有し、各GPS付作業機(2)の制御手段(20)は前記圃場位置データを共有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGPS付作業機での圃場位置認識システム。
  6. 前記GPS付作業機(2)は、前記作業開始時と前記作業終了時とを、圃場での作業において、GPS付作業機(2)の運転席近傍に設けられた作業クラッチや副変速レバー等の操作手段の操作に基づき、又はエンジン回転数や負荷率の変化を検知して、この変化に基づき検出するように構成した検出手段(23)を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGPS付作業機での圃場位置認識システム。
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