JP5972818B2 - 作業管理支援装置及び作業管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、作業場での作業を管理する作業管理支援装置及び作業管理システムに関する。
近年、圃場などの作業場で作業を行う作業者(農作業者)の作業を把握したいという要望が高まってきている。農作業における作業者の作業開始や作業終了を把握しようとする技術として、特許文献1に示すものがある。
特許文献1では、カメラを用いて作業開始時に圃場の状態を撮像すると共に、作業終了時に圃場の状態を撮像するものである。そして、撮像した画像の時刻から作業開始及び作業終了を把握しようとするものである。
特開2011−18303号公報
特許文献1は、作業者が作業開始時に圃場の状態を確実に撮像し、作業終了時に圃場の状態を確実に撮像すれば、作業開始及び作業終了を把握することができる。しかしながら、作業者が撮像を忘れてしまうこともあり、この場合には、作業開始や作業終了を把握することができない。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、作業者が作業場で作業を開始した開始時刻や作業を終了した終了時刻を把握することができる作業管理支援装置及び作業管理システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、本発明の作業管理支援装置、作業者が指定した作業指定時刻と前記作業者が使用する作業機が稼働した時刻及び時刻に対応する稼働情報を含む稼働状態を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した作業指定時刻で得られる作業指定時間帯と作業機の前記稼働情報の前記時刻とに基づいて作業者が作業を開始した開始時刻及び/又は作業者が作業を終了した終了時刻を算出する演算処理部と、時間経過を表示する時間経過表示部と、前記時間経過表示部に沿って作業者の作業指定時間帯を表示する作業者表示部と、前記時間経過に沿って作業機の稼働情報を取得した時刻を表示する機械表示部と、前記開始時刻及び/又は終了時刻を表示する時刻表示フレームを含む表示部と、を備え、前記演算処理部は、前記作業指定時間帯内に入る稼働情報の前記時刻を複数抽出し、前記抽出した複数の時刻の中で最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点と一致する時刻を前記開始時刻とし、且つ、前記抽出した複数の時刻の中で最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点と一致する時刻を前記終了時刻としていることを特徴とする。
本発明の作業管理支援装置では、前記表示部には、前記時間経過表示部に沿って移動自在で且つ前記時間経過表示部に対応する時刻を指し示す指定表示具が表示されており、前記演算処理部は、前記指定表示具で指し示された指定時刻が前記作業者の作業指定時間帯の範囲内で且つ前記機械表示部で示した稼働状態の時間経過と重複している場合に、前記指定時刻を、前記稼働開始時点と一致する時刻又は前記稼働終了時点と一致する時刻とする。
本発明の作業管理システムは、作業者が作業を行ったとされる作業指定時刻を指定する携帯端末と、前記作業者が使用する作業機が稼働している稼働状態と、前記携帯端末で指定された作業指定時刻を取得する作業管理支援装置とを備え、前記作業管理支援装置は、作業者が指定した作業指定時刻と前記作業者が使用する作業機が稼働した時刻及び時刻に対応する稼働情報を含む稼働状態を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した作業指定時刻で得られる作業指定時間帯と作業機の前記稼働の前記時刻と基づいて作業者が作業を開始した開始時刻及び/又は作業者が作業を終了した終了時刻を算出する演算処理部と、時間経過を表示する時間経過表示部と、前記時間経過表示部に沿って作業者の作業指定時間帯を表示する作業者表示部と、前記時間経過に沿って作業機の稼働情報を取得した時刻を表示する機械表示部と、前記開始時刻及び/又は終了時刻を表示する時刻表示フレームを含む表示部と、を有し、前記演算処理部は、前記作業指定時間帯内に入る稼働情報の前記時刻を複数抽出し、前記抽出した複数の時刻の中で最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点と一致する時刻を前記開始時刻とし、且つ、前記抽出した複数の時刻の中で最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点と一致する時刻を前記終了時刻としていることを特徴とする。
発明によれば、作業者が作業場で作業を開始した開始時刻や作業を終了した終了時刻を把握することができる。また、本発明によれば、作業機の稼働状態を用いて簡単に作業の開始時刻を求めることができる。また、本発明によれば、作業機の稼働状態を用いて簡単に作業の終了時刻を求めることができる。
発明によれば、作業者が予め指定した作業指定時刻から求められる作業指定時間帯と、作業機の稼働状態との関係を簡単に把握することができる。
また、本発明によれば、作業者が予め指定した作業指定時刻から求められる作業指定時間帯と作業機の稼働状態とを見ながら、作業時刻や作業終了時刻の抽出等を行うことができる。
発明によれば、例えば、作業者が作業時に携帯端末を所持することにより簡単に作業指定時刻を指定することができる。また、作業者が作業終了後や作業中などに、作業者が作業場で作業を開始した開始時刻や作業を終了した終了時刻を把握することができる。
第1実施形態における作業管理システムの全体図である。 作業開始指定時刻及び作業終了指定時刻を指定する説明図である。 作業管理支援装置に記憶されているデータの一例を示す図である。 作業機の稼働状態から作業開始時刻、作業終了時刻を求める説明図である。 表示部の一例を示す図である。 第2実施形態における表示部の説明図である。 第3実施形態における作業管理システムの全体図である。 トラクタの全体構成を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態による作業管理支援装置及び作業管理支援装置を備えて作業管理システムを説明する。時刻とは、「時」、「分」、「秒」の少なくとも1つを用いて時の一点を指すものであるが、「年」、「月」、「日」を用いて時を指し示すものであってもよい。
[第1実施形態]
本発明の作業管理システムは、作業場において作業を行った作業者や作業機の作業を管理することができるシステムである。この作業管理システムは、例えば、農作物等を栽培する圃場(作業場)で農作業を行った作業者、或いは、圃場で農作業を行った農業機械(作業機)の様々な管理を行うものである。以下、説明の便宜上、作業場を圃場、作業を農作業、作業機を農業機械とし、作業管理システムについて説明する。
図1に示すように作業管理システム1は、トラクタ、コンバイン、田植機などの農業機械2に搭載されたデータ収集装置3と、作業者が農作業の際に所持する携帯端末4と、作業管理支援装置5を備えている。
データ収集装置3は、農業機械2が稼働したときの稼働情報(稼働状態)を収集するもので、例えば、農業機械の負荷情報(速度、エンジン回転数)、施肥量、収穫量などの農作業に関する稼働情報を農作業データとして収集する。なお、農作業データとして収集する内容(項目)は、予めデータ収集装置3等に設定されている。
データ収集装置3は、無線通信を行う通信装置31を備えている。この通信装置31は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)など
の無線通信を行うことができる。そのため、このデータ収集装置3では、農作業時に農業機械2から出力された農作業データを取得して、収集した農作業データをWi-Fiによる無線通信によって外部に送信することができる。
なお、通信装置31は、農業機械2を特定(識別)するための作業機特定情報も外部に送信することが望ましい。作業機特定情報は、農業機械などの作業を行う作業機を特定するものであればどのようなものであってもよく、例えば、製造番号、機種、型式番号等である。このように作業機特定情報を農作業データと共に送信するようにすれば、どの農業機械2の農作業データであるかを識別することが可能となる。
携帯端末4は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯型コンピュータなどである。この携帯端末4は、農作業時に作業者が所持することにより、農作業における様々な補助(サポート)を行うものある。
具体的には、携帯端末4は、衛星測位システム(Global Positioning System,Galileo、GLONASSなど)によって自己の位置(自己位置)を検出する位置検出装置40を備えている。この位置検出装置40は、測位衛星(例えば、GPS衛星)6から送信された信号(GPS衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、受信した信号に基づいて自己位置(例えば、緯度、経度)を検出する。また、位置検出装置40は、GPS衛星6から送信された送信時刻等に基づいて自己位置を検出した時の検出時刻も求める。このようなことから、携帯端末4では、作業者が農作業を行うときに携帯端末4を所持することにより、作業者の位置(作業者位置という)と、作業者位置を検出したときの検出時刻を取得することができる。
携帯端末4は、時刻を算出する計時部44と、農作業の開始又は終了を示す作業指定時刻を指定する作業時刻指定部45とを備えている。作業時刻指定部45は、図2に示すように、携帯端末4の表示部46に表示された作業開始ボタン47aが選択時されると、選択時に計時部44が指し示した時刻を、作業開始指定時刻とする。また、作業時刻指定部45は、表示部46に表示された作業終了ボタン47bが選択時されると、選択時に計時部44が指し示した時刻を、作業終了指定時刻とする。このように、携帯端末4の作業時刻指定部45によって、作業指定時刻(作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)を指定することができる。なお、携帯端末4の表示部46は、様々な情報を表示すると共に入力インターフェースとしても機能を有するタッチパネル等で構成されていることが望ましい。
また、携帯端末4は、無線通信を行う通信装置41を備えている。この通信装置41は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)などの無線通信を行ったり、移動体通信網(例えば、携帯電話通信網)による無線通信を行う。
このようなことから、携帯端末4は、データ収集装置3との無線通信によって農作業データを取得することができると共に、取得した農作業データ、農作業時の作業者の作業者位置、作業者位置を検出した検出時刻、作業時刻指定部45によって指定した作業指定時刻(作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)などを、移動体通信網の無線通信によって外部に送信することができる。なお、携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信の通信距離は近距離であって、例えば、0〜20mの範囲に設定されている(通信距離の最大値が20m)。
通信装置41は、携帯端末4、即ち、携帯端末4を所持する作業者を特定するための作業者特定情報(例えば、電話番号、固有ID番号など)も外部に送信することが望ましい。このようにすれば、携帯端末4を所持している作業者が誰であるかを識別することができる。
まとめると、このような作業管理システム1では、農作業を行った時の作業機側情報(農作業データ、作業機特定情報など)をデータ収集装置3で収集する。また、農作業を行った携帯側情報(作業者位置、検出時刻、作業者特定情報、作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)を携帯端末4側で取得することができ、これら作業機側情報や携帯側情報は、携帯端末4から外部へ送信することができる。
さて、携帯端末4から外部に送信された作業機側情報及び携帯側情報は、農作業の管理
を行う作業管理支援装置5に保存することができる。この作業管理支援装置5は、ネットワーク上に配置されたサーバにより構成されている。
サーバ5は、作業機側情報として携帯端末4から送信された農作業データを整理することにより、例えば、農作業終了後の作業日報の作成、作業計画の作成、農作業の分析、経営計画等を作成することができる。
次に、農業機械2(データ収集装置3)から携帯端末4を介してサーバ5に、作業機側情報及び携帯側情報を送信する流れについて、トラクタを例にあげ詳しく説明する。
図8に示すように、トラクタ2は、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等を搭載して構成されている。エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン13が設けられており、キャビン13内には運転席14が設けられている。また、走行車両10の後部には、3点リンク機構15が昇降可能に設けられると共に、エンジン11からの動力を伝達するPTO軸が設けられている。3点リンク機構15には、肥料散布装置、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置16が着脱自在となっている。なお、図8は、肥料散布装置を3点リンク機構15に取り付けた例を示している。
図1に示すように、トラクタ2には、データ収集装置3の他に、制御装置8が搭載されている。この制御装置8は、トラクタ2の走行系制御や作業系制御等を行うものであって、走行系制御として、エンジンの動作を制御したり、作業系制御として、運転席の周囲に設けられた操作レバーや操作スイッチなどの操作具からの入力を受けると、入力値に従って3点リンク機構15の昇降、PTO軸の出力(回転数)などの動作を制御する。トラクタ2の走行系制御や作業系制御を行うときの制御信号や制御を行うための各種検出信号(例えば、センサが検出した信号)は、車両用通信ネットワークに出力されて、トラクタ2の各部に伝達される。なお、制御装置8による走行系制御や作業系制御は、上述したものに限定されない。
データ収集装置3は、トラクタ2が動作しているときの農作業に関する様々なデータを各種センサや制御装置8等が接続された車両用ネットワーク等を介して自動的に収集する。例えば、トラクタ2の後部に作業装置16として耕耘装置が連結されてトラクタ2が動作したときは、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などのデータが車両用通信ネットワークに出力される。データ収集装置3は、ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深などを農作業データとして取得する。
また、作業装置16が肥料散布装置、農薬散布装置、播種散布装置である場合は、車速、エンジン回転数、散布量(肥料散布量、農薬散布量、播種散布量)などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、肥料散布量(施肥量)、農薬散布量、播種散布量を農作業データとして取得する。或いは、作業装置16が収穫装置である場合は、車速、エンジン回転数、収穫量などのデータが車両通信ネットワーク上に出力され、データ収集装置3は、車速、エンジン回転数、収穫量を農作業データとして取得する。なお、この他に、農作業データは、コンバインであるときは、例えば、刈り取りクラッチのON又はOFF、田植機であるときは、植え付けクラッチのON又はOFF、トラクタであるときは、PTO軸の出力(回転数)、3点リンク機構15の昇降の高さなどである。また、農作業データは、農業機械2が稼働しているかしていないかを示す稼働フラグであってもよい。
また、データ収集装置3は、様々な情報を一時的に記憶する第1記憶部(バッファ)33を備えている。この第1記憶部33には、農作業データ、作業機特定情報が記憶される。農作業データは、トラクタ2が移動する毎、又は、トラクタ2が動作する毎に、逐次、第1記憶部33に記憶される。また、データ収集装置3は、時間を計時する計時部34が設けられている。農作業データの検出時に計時部34が計時した時間を、データ検出時間として第1記憶部33に記憶する。なお、計時部34で計時する時間は、トラクタ2が稼働した稼働時間を累積した稼働累積時間(アワメータ)であってもよいし、時刻(年、月、日、時、分、秒)であってもよいし、経過時間をカウントアップしたカウンタの数値で
あってもよい。
データ収集装置3の通信装置31は、後述するように、携帯端末4との認証が成立すると、第1記憶部33に記憶された農作業データ(ロータリーの回転数、ロータリーの負荷、エンジン回転数、車速、耕深等)、作業機特定情報などの作業機側情報を携帯端末4に送信する。なお、通信装置31は、データ検出時間も農作業データとして携帯端末4に送信する。
例えば、データ収集装置3と携帯端末4との通信を行う前に、予め、携帯端末4に、接続対象であるデータ収集装置3の認証情報(例えば、SSID、ネットワークキーなど)を予め入力(登録)しておく。即ち、接続対象となるデータ収集装置3の認証情報を、携帯端末4の第2記憶部43に予め記憶しておく。
そして、データ収集装置3から認証情報を含むビーコンを送信している状況下にて、携帯端末4が接続対象となるデータ収集装置3の通信エリア内に入り、当該携帯端末4がデータ収集装置3から発信されるビーコンを受信すると、携帯端末4の通信装置41は、認証情報をデータ収集装置3に送信する。データ収集装置3は、携帯端末4から送信された認証情報を受信すると、当該データ収集装置3に記憶されている認証情報を用いて携帯端末4との認証を行う。認証が成立し、データ収集装置3と携帯端末4との接続が確立すると、データ収集装置3の通信装置31は、作業機側情報を携帯端末4に送信する。携帯端末4は、作業側情報を受信すると第2記憶部43に作業機側情報を記憶する。
また、携帯端末4の位置検出装置40は、当該携帯端末の位置検出機能をオンした場合、自己位置を逐次検出する。この自己位置は、第2記憶部43に検出時刻(自己位置を検出した時刻)と共に逐次記憶される。このように、第2記憶部43には、データ収集装置3から送信された作業機側情報(農作業データ、作業機特定情報等)が記憶されると共に、携帯側情報(自己位置、検出時刻、作業者特定情報、作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)が記憶される。
さて、携帯端末4がサーバ5にアクセスを行い、サーバ5によって携帯端末4からのアクセスが許可される(携帯端末4とサーバ5との認証が成立する)と、携帯端末4の通信装置41は、第2記憶部43に記憶された作業機側情報をサーバ5に送信すると共に、携帯側情報をサーバ5に送信する。携帯端末4からサーバ5に送信される携帯側情報のうち、携帯端末4の自己位置は作業者位置としてサーバ5に送信することとしている。
一方、作業管理支援装置であるサーバ5は、外部からの様々なデータ(情報)を受信(取得)する情報取得部51を備えている。この情報取得部51は、携帯端末4から送信された作業機側情報(農作業データ、作業機特定情報)及び携帯側情報(作業者位置、検出時刻、作業者特定情報、作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)を受信(取得)する。なお、情報取得部51は、少なくとも作業者位置及び検出時刻を取得するものであればよい。
サーバ5は、作業機側情報、携帯側情報、作業場(圃場)に関する作業場情報などを記憶する第3記憶部52を備えている。第3記憶部52は、例えば、図3(a)に示すように、作業機側情報として作業機特定情報、農作業データ(エンジン回転数、施肥量、データ検出時間等)を記憶する。また、第3記憶部52には、例えば、図3(b)に示すように、携帯側情報として作業者特定情報、作業者位置(緯度、経度)、検出時刻、作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)を記憶する。この他、第3記憶部52には、作業場情報として作業場(圃場)を含むマップ(作業場マップ)を記憶する。作業場マップは、作業場(圃場)を示す画像や図の他、作業場の場所を示すための位置(緯度、経度)を有している。
さて、本発明の作業管理支援装置(サーバ5)は、作業者が農作業を開始した開始時刻や農作業を終了した終了時刻などを、農業機械(トラクタ2)の稼働情報(稼働状態)によって設定することができる。
以下、作業管理支援装置(サーバ5)について詳しく説明する。
図1に示すように、サーバ5は、演算処理部53と、表示部54とを備えている。
演算処理部53は、CPU等により構成されていてサーバ5において様々な演算処理を行うものである。表示部54は、液晶、タッチパネル等から構成されていて、第3記憶部52に記憶された様々な情報(作業機側情報、携帯側情報、作業場マップ)やインターフェース等を介して入力された情報等を表示するすることができるものである。
演算処理部53について詳しく説明する。
演算処理部53は、作業者が指定した作業指定時刻(作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)と、トラクタ2が稼働しているときの稼働情報(稼働状態)とに基づいて、作業者が農作業を開始した開始時刻、作業者が農作業を終了した終了時刻を算出するものである。
図4は、作業者が指定した作業指定時刻と、トラクタ2の稼働状態との関係を示したものである。図4を用いて演算処理部53における処理について説明する。
図4(a)に示すように、作業開始指定時刻は、例えば、作業者が農作業を開始する際に、携帯端末4の表示部46に表示された作業開始ボタン47aをタップして選択することにより設定された時刻である。また、作業終了指定時刻は、例えば、作業者が農作業を終了する際に、携帯端末4の表示部46に表示された作業終了ボタン47bをタップして選択することにより設定された時刻である。図4(a)では「5時00分」が作業開始指定時刻であり、「12時30分」が作業終了指定時刻である。なお、これらの作業開始指定時刻及び作業終了指定時刻は、携帯端末4からサーバ5が携帯側情報を受信した際に、第3記憶部52に記憶される。
一方、図4(b)は、トラクタ2の稼働情報から得られたトラクタ2の稼働状態を表示バーによって例示したものである。図4(b)では、表示バーが示されている時刻では、トラクタ2が稼働していることを示し、表示バーの表示が無い時刻では、トラクタ2が稼働していないことを示している。
詳しくは、図4(b)は、稼働情報の1つであるエンジン回転数を用いてトラクタ2の稼働の有無(稼働状態)を表したもので、エンジン回転数が零であるときは、トラクタ2は稼働していないとして、稼働時刻に対応する位置には表示バーを示しておらず、エンジン回転数が零以外であるときは、トラクタ2は稼働しているものとして、表示バーを示している。図4(b)では、トラクタ2のエンジンは連続して稼働しており、トラクタ2が稼働始めた稼働開始時点の時刻である「6時00分」に表示バーの先端部を表示している。また、トラクタ2が稼働終了した稼働終了時点の時刻である「12時00分」に表示バーの後端部を表示している。
まず、稼働情報が図4(b)に示すように連続している場合について説明する。
入力インタフェース等によって演算開始の指示がなされると、演算処理部53は、作業開始指定時刻から作業終了指定時刻までの時間帯(作業指定時間帯:5時00分〜12時30分)を求める。
次に、演算処理部53は、求めた作業指定時間帯(5時00分〜12時30分)と、第3記憶部52に記憶されているエンジン回転数を検出したデータ検出時間(稼働状態の時間経過)との照合を行う。この照合では、演算処理部53は、第3記憶部52に記憶された各データ検出時間の中で、作業指定時間帯に入る各データ検出時間における最初の時間(6時00分)を抽出する。そして、表示バーの先端に対応するデータ検出時間(6時00分)に対応する時刻を、作業を開始した開始時刻とする。つまり、演算処理部53は、作業指定時間帯に入る稼働状態(データ検出時間)を求め、稼働状態(データ検出時間)の中で最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点と一致する時刻を、開始時刻とする。
また、演算処理部53は、照合において、第3記憶部52に記憶された各データ検出時間の中で、作業指定時間帯に入る各データ検出時間における最後の時間(12時00分)を抽出する。そして、表示バーの後端に対応するデータ検出時間(12時00分)に対応する時刻を、作業を終了した終了時刻とする。つまり、演算処理部53は、作業指定時間帯に入る稼働状態(データ検出時間)を求め、稼働状態(データ検出時間)の中で最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点と一致する時刻を、終了時刻とする。
さて、図4(b)では、トラクタ2の稼働が連続してたが、図4(c)に示すように、
トラクタ2の稼働が、例えば、数分〜数十分程度の間隔で繰り返される場合がある。
この場合も、演算処理部53は、作業指定時間帯(5時00分〜12時30分)に入っているデータ検出時間を第3記憶部52から抽出する。そして、演算処理部53は、抽出したデータ検出時間の中で最初の時間(6時00分)を抽出し、抽出した最初の時間(最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点)を開始時間とする。また、演算処理部53は、抽出したデータ検出時間の中で最後の時間(12時00分)を抽出し、抽出した最後の時間(最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点)を終了時間とする。
なお、上述した実施形態では、稼働情報の1つであるエンジン回転数を用いて、トラクタ2の稼働状態を求めているが、稼働状態を求めることができる他の稼働情報を用いてもよい。例えば、データ収集装置3で収集した農作業データのうち、農作業時にトラクタ2が動いているかいないかの判断ができる情報(農作業が行われたことが判断し易い情報)を、稼働情報として採用してもよい。農作業として施肥作業を行ったときは、施肥量の農作業データを得ることができ、農作業として収穫作業を行ったときは、収穫量の農作業データを得ることができるため、このような施肥量や収穫量等を用いてトラクタ2の稼働状態を求めるようにしてもよい。
表示部54は、作業者が作業を開始した作業開始時刻(演算処理部53で求めた作業開始時刻)、作業を終了した作業終了時刻(演算処理部53で求めた作業終了時刻)を表示したり、トラクタ2の稼働状態を表示したり、作業者の作業者位置を表示する。
図5は、表示部54の一例を示したものである。
表示部54は、作業を振り返ることができる振り返り画面Sを表示可能なものであって、位置表示部56と、時間経過表示部60と、作業者表示部61と、機械表示部80とを備えている。
位置表示部56は、矩形状の表示フレームから構成され、この表示フレーム内に作業者位置、作業場マップ等を表示する。時間経過表示部60は、表示部54(振り返り画面S)に表示する時間の流れ(時間経過)を認識し易くするためのものであって、位置表示部(表示フレーム)56の周囲に表示されている。
詳しくは、位置表示部56の下側に時間経過表示部60が設けられている。この時間経過表示部60は、表示フレーム56の下端に沿って左右方向に所定の間隔で配置された目盛線60aと、目盛線60a上に数字等によって時刻を示した時刻表示体60bとで構成されている。また、時間経過表示部60は、時間の流れを示す直線上の時間軸60cが目盛線60aの下側であって当該目盛線60aに沿って設けられている。
最小値を示す目盛線60a(時刻表示体60b)の近傍や最大値を示す目盛線60a(時刻表示体60b)の近傍には、時刻表示体60bに示される数値(時刻)を変更する変更部62が示されている。変更部62を入力インタフェースを用いて選択すると、時刻表示体60bの時刻を増減させることができる。
作業者表示部61は、作業者に関する様々な情報を表示するものである。作業者表示部61は、時間経過表示部60の下側に設けられたもので、作業者を識別(特定)するための作業者名を表示する作業者名表示部65と、作業者の作業等に関する情報(作業関連情報)を時間経過と共に表示する作業者時間表示部66とを備えている。作業者名表示部65は、時間経過表示部60(表示フレーム56)の下側であって時間軸60cよりも左側に設けられ、作業者時間表示部66は、時間経過表示部60(表示フレーム56)の直下に設けられている。
作業者名表示部65は、作業者名を表示するものである。例えば、振り返り画面Sに表示する作業者名が予めサーバ5に登録されている場合は、作業者名表示部65は、サーバ5に登録された作業者名を表示する。或いは、作業者特定情報と作業者名とが予め関連付けられてサーバ5の第3記憶部52に記憶されている場合は、作業者名表示部65は、作業者特定情報に対応する作業者名を表示する。なお、作業者名表示部65が作業者名を表示する方法は上述したものに限定されない。
作業者時間表示部66は、作業者名表示部65に表示された作業者(表示作業者ということがある)に対応する作業関連情報を表示するものである。この作業者時間表示部66
は、作業指定時刻(作業開始時刻及び作業終了時刻)を、作業関連情報の1つとして表示する。
具体的には、作業者時間表示部66に作業指定時刻を表示するに際し、まず、演算処理部53は、表示作業者の作業指定時刻が第3記憶部52に記憶されているか否かを判断する。ここで、表示作業者の作業指定時刻が第3記憶部52に記憶されている場合、演算処理部53は、当該表示作業者の作業指定時刻を第3記憶部52から抽出して、作業指定時刻を時間帯で示すための作業指定時間帯を求める。例えば、演算処理部53は、第3記憶部52に記憶された作業開始指定時刻から作業終了指定時刻を作業指定時間帯とする。
作業者時間表示部66は、演算処理部53によって求められた作業指定時間帯に入る時刻が、時間経過表示部60に表示されている場合(目盛線60aや時刻表示体60bで示した時刻が作業指定時間帯の時刻と重複している場合)、作業指定時間帯を直線状の表示バー69により表示する。具体的には、作業者表示部65は、時間軸60cにおいて、作業開始指定時刻の「05時00分」と同じ時刻を示す位置の直下に、作業指定時間帯の初めを示す表示バー69の先端を表示する。また、作業者表示部65は、時間軸60cにおいて、作業指定時間帯の「12時30分」と同じ時刻を示す位置の直下に、作業指定時間帯の終わりを示す表示バー69の後端を表示する。
また、作業者時間表示部66は、作業指定時間帯を表示した位置とは別の位置に、演算処理部53によって求めた作業開始時刻及び作業終了時刻を表示する。具体的には、作業者時間表示部66は、振り返り画面Sに設けられた時刻表示フレーム79を備えており、例えば、上述したように、作業開始時刻が6時00分、作業終了時刻が12時00分である場合は、時刻表示フレーム79に、「6時00分」、「12時00分」を表示する。
機械表示部80は、作業機(トラクタ)に関する様々な情報を表示するものである。機械表示部80は、時間経過表示部60の下側に設けられたもので、作業機を識別(特定)するための作業機名を表示する作業機名表示部81と、トラクタの稼働情報を時間経過と共に表示する稼働表示部82とを備えている。作業機名表示部81は、時間経過表示部60の下側であって時間軸60cよりも左側に設けられ、稼働表示部82は、時間経過表示部60の直下に設けられている。
作業機名表示部81は、振り返り画面Sに表示する作業機名を予めサーバ5等に登録しておいた場合、登録済の作業機名をサーバ5から読み込んで表示するものである。サーバ5に複数の作業機名が登録されている場合には、各作業機名を上から順番に表示する。或いは、作業機特定情報と作業機名とが予め関連付けられてサーバ5の第3記憶部52に記憶されている場合は、作業機名表示部81は、作業機特定情報に対応する作業機名を表示する。なお、作業機名表示部81が作業機名を表示する方法は上述したものに限定されない。
稼働表示部82は、作業機名表示部81に表示されたトラクタ(表示機械ということがある)の稼働情報を表示するものである。具体的には、稼働表示部82に稼働情報を表示するに際し、まず、演算処理部53は、表示機械の稼働情報(例えば、エンジン回転数、データ検出時間)が第3記憶部52に記憶されているか否かを判断する。ここで、表示機械の稼働情報が第3記憶部52に記憶されている場合、演算処理部53は、当該表示機械の稼働情報を第3記憶部52から抽出して、稼働時間帯を求める。即ち、演算処理部53は、稼働開始時点でのデータ検出時刻から稼働終了時点でのデータ検出時刻までの時間帯を、稼働時間帯とする。
稼働表示部82は、演算処理部53によって求められた稼働時間帯に入る時刻が、時間経過表示部60に表示されている場合、稼働時間帯を直線状の表示バー83により表示する。具体的には、作業者表示部65は、時間軸60cにおいて、稼働開始時点の時刻の「06時00分」と同じ時刻を示す位置の直下に、稼働時間帯の初めを示す表示バー83の先端を表示する。また、作業者表示部65は、時間軸60cにおいて、稼働時間帯の「12時00分」と同じ時刻を示す位置の直下に、稼働時間帯の終わりを示す表示バー83の後端を表示する。
位置表示部56は、作業者名表示部65に表示された表示作業者の作業者位置Qを表示
するもので、作業者名表示部65に一人の作業者名が表示されている場合は、その作業者名に対応する作業者の作業者位置Qを表示する。また、作業者名表示部65に、複数の作業者名が表示されている場合は、位置表示部56は、入力インターフェース等で指定された作業者の作業者位置Qを表示する。
このように、表示部54に、作業者名、作業指定時間帯(作業開始指定時刻や作業終了指定時刻を含む時間帯)、作業機名、稼働時間帯(稼働開始時点や稼働終了時点を含む時間帯)を表示することにより、作業指定時間帯と、稼働時間帯との関係を把握することができる。また、作業開始時刻及び作業終了時刻を表示することにより、これら作業開始時刻及び作業終了時刻と、作業指定時間帯及び稼働時間帯との関係を把握することができる。
しがたって、作業者が表示部54を見ることにより、例えば、自分が指定した作業指定時刻がどの時間帯であって、実際に作業機による作業がどの時刻や時間帯に行っていたかを農作業後に振り返ることができる。しかも、演算処理部53によって求めた作業開始時刻や作業終了時刻が表示されるため、作業機を用いて農作業を行った時刻を確認することができ、作業日報等の作成を支援することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、表示部54(振り返り画面S)に指定表示具63を表示し、この指定表示具63で指定された指定時刻を用いて、作業開始指定時刻や作業終了指定時刻を演算処理部53によって求めるようにしたものである。
次に、指定表示具63による作業開始指定時刻や作業終了指定時刻について説明する。
図6に示すように、表示部54は、位置表示部56、時間経過表示部60、作業者表示部61と、機械表示部80とを備えている。位置表示部56、時間経過表示部60、作業者表示部61及び機械表示部80は上述した実施形態と同様である。
図6に示すように、指定表示具63は、時間経過表示部60(時間軸60c)に沿って直線的に左右方向に移動するものである。指定表示具63は、マウス、キーボード、或いは、タッチパネル等の入力インターフェースの操作(指示)によって移動させることができるようになっている。
指定表示具63には指定する時間をピンポイントで指し示す指定部64が示されており、指定表示具63(指定部64)の停止位置に対応する時間経過表示部60(時間軸60c)上の時刻が、指定表示具63(指定部64)によって指し示された時刻(指定時刻)となる。
また、図6に示すように、振り返り画面Sには、2つの指定表示具63が表示されている。振り返り画面Sの左側(時間軸60cの時間経過から見て過去)に配置された指定表示具63a(第1指定具という)は、第1の指定時刻(第1指定時刻という)を指定するものである。また、振り返り画面Sの右側(時間軸60cの時間経過から見て未来)に配置された指定表示具63b(第2指定具という)は、第1指定時刻とは異なる第2指定時刻(第2指定時刻という)を指定するものである。
位置表示部56は、第1指定具63aで指定された第1指定時刻に対応する作業者位置を表示したり、第2指定具63bで指定された第2指定時刻に対応する作業者位置を表示する。例えば、作業者名表示部65に表示した作業者Aが選択された状況下で、第1指定具63aによって6時00分が第1指定時刻として指定された場合、演算処理部53は、6時00分に対応する作業者Aの作業者位置を第3記憶部52から検索する。作業者位置が存在する場合は、位置表示部56は、作業者Aの作業者位置を作業場マップMと共に表示する。
或いは、位置表示部56は、第1指定時刻から第2指定時刻の時間帯で作業者位置を表示する。例えば、作業者名表示部65に表示した作業者Aが選択された状況下で、第1指定具63aによって6時00分が第1指定時刻として指定され、且つ、第2指定具63bによって9時00分が第2指定時刻として指定された場合、演算処理部53は、6時00分〜9時00分までの時間帯に対応する作業者Aの作業者位置を第3記憶部52から検索する。作業者位置が存在する場合は、位置表示部56は、作業者Aの作業者位置を作業場
マップMと共に表示する。
なお、作業者位置の表示は、各作業者位置をプロット点として示してもよいし、各作業者位置を連続的に繋げた軌跡(作業者軌跡)として表示してもよい。
図6に示すように、演算処理部53は、第1指定具63aで指定された第1指定時刻が、作業者時間表示部66に表示されている作業指定時間帯の範囲内で、且つ、稼働表示部82で表示されている稼働時間帯(稼働状態の時間経過)と重複している場合、第1指定時刻を、稼働開始時点と一致する時刻とみなし、この稼働開始時点の時刻を作業開始指定時刻とする。
例えば、第1指定時刻が「6時03分」である場合、第1指定時刻は作業指定時間帯(例えば、5時00分〜12時30分)までの範囲内であり、第1指定時刻は、稼働時間帯(例えば、6時00分〜12時00分)と重複しているため、第1指定時刻は、稼働開始時点と一致する時刻であるとみなし、この稼働開始時点の時刻とされた「6時03分」を作業開始時刻とすることができる。
また、演算処理部53は、第2指定具63bで指定された第2指定時刻が、作業者時間表示部66に表示されている作業指定時間帯の範囲内で、且つ、稼働表示部82で表示されている稼働時間帯(稼働状態の時間経過)と重複している場合、第2指定時刻を、稼働終了時点と一致する時刻とみなし、この稼働終了時点の時刻を作業終了指定時刻とする。
例えば、第2指定時刻が「11時57分」である場合、第2指定時刻は作業指定時間帯(例えば、5時00分〜12時30分)までの範囲内に入っており、第2指定時刻は、稼働時間帯(例えば、6時00分〜12時00分)と重複しているため、演算処理部53は、第2指定時刻は、稼働終了時点と一致する時刻であるとみなし、この稼働終了時点の時刻とされた「11時57分」を作業終了時刻とすることができる。
これによれば、指定表示具63(第1指定具63a、第2指定具63b)によって、作業者の位置を表示できると共に、振り返り画面Sを見ながら作業開始時刻と作業終了時刻とを設定することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、作業管理支援装置5を作業者が所持する携帯端末で構成したものである。図7に示すように、携帯端末5は、自己位置を検出する位置検出装置40と、データ収集装置3との通信を行う通信装置41と、計時部44と、作業時刻指定部45と、表示部46と、情報取得部71と、第3記憶部72と、演算処理部73と、位置表示部76とを備えている。位置検出装置40及び通信装置41は、上述した実施形態と同様の動作を行うため説明を省略する。
また、演算処理部73は、上述したサーバ5の演算処理部53と同様の動作を行うため説明を省略する。また、表示部46及び位置表示部76も上述したサーバ5の表示部54及び位置表示部56と同様の動作を行うため説明を省略する。即ち、上述したサーバの演算処理部53、表示部54及び位置表示部56のそれぞれを、携帯端末4の演算処理部73、表示部46及び位置表示部76として読み替えればよい。
情報取得部71は、上述したように、データ収集装置3から作業機側情報(農作業データ、作業機特定情報)が送信されて通信装置が41が作業機側情報を受信すると、受信した作業機側情報を取得する。また、情報取得部71は、位置検出装置40が自己位置(作業者位置)及び検出時刻を検出すると、これら自己位置及び検出時刻を取得する。さらに、情報取得部71は、作業時刻指定部45によって作業指定時刻(作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)が指定されると、これらの時刻を取得する。なお、情報取得部71は、少なくとも作業機の稼働情報(稼働状態)及び作業指定時刻を取得するものであればよい。
第3記憶部72は、情報取得部71が取得した作業機側情報(農作業データ、作業機特定情報)、携帯側情報(作業者位置、検出時刻、作業機特定情報、作業開始指定時刻、作業終了指定時刻)、作業場マップ等を記憶するものである。なお、第3記憶部72も、サーバ5の第3記憶部52と同様に作業機側情報、携帯側情報を記憶するものである。
携帯端末5によれば、サーバと同様に、作業機の稼働情報(稼働状態)に基づいて、作
業開始時刻、作業終了時刻を検出したり、表示部74に作業者位置や作業場マップを表示することができる。
なお、第3実施形態で示した時間経過表示部60(目盛線60a、時刻表示体60b、時間軸60)、作業者表示部61(作業者名表示部65、作業者時間表示部66)、機械表示部80(作業機名表示部81、稼働表示部82)を携帯端末5に設けてもよいし、表示バー69、指定表示具63(第1指定具63a、第2指定具63b)を携帯端末5に設けてもよい。また、その他の変形例として、作業管理支援装置5を、作業者の住宅又は作業者が所属している会社等に設置した設置型コンピュータで構成してもよい。設置型コンピュータの場合は、上述した携帯端末5、或いは、サーバ5を設置型コンピュータに読み替えればよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、農業機械の一例としてトラクタを例にあげ説明したが、コンバインであってもよい。コンバインには、収穫した穀物のタンパク質を検出するセンサや収穫量を検出する計量器等が設けられており、コンバインに適用した場合には、収穫量、タンパク質などを農作業データとして取得することができ、圃場毎の収穫量やタンパク質などを整理することが可能となる。或いは、トラクタやコンバインだけでなく、農業機械は、田植機であってもよい。また、作業機として、農業機械だけでなく、バックホーの建設機械に適用してもよい。上述した実施形態では、農作業データ等を携帯端末4を介してサーバ5(作業管理支援装置)に送信するようにしていたが、これに代え、通信装置31を移動体通信網(例えば、携帯電話通信網)によって通信を行えるように構成し、通信装置31からサーバ5に農作業データ等を送信するようにしてもよい。
1 作業管理システム
2 農業機械
3 データ収集装置
4 携帯端末
5 作業管理支援装置
6 測位衛星
8 制御装置
10 走行車両
11 エンジン
12 変速装置
13 キャビン
14 運転席
15 3点リンク機構
16 作業装置
31 通信装置
33 第1記憶部
34 計時部
40 位置検出装置
41 通信装置
43 第2記憶部
44 計時部
45 作業時刻指定部
46 表示部
47a 作業開始ボタン
47b 作業終了ボタン
51 情報取得部
52 第3記憶部
53 演算処理部
54 表示部
56 位置表示部
60 時間経過表示部
60a 目盛線
60b 時刻表示体
61 作業者表示部
62 変更部
63 指定表示具
63a 第1指定具
63b 第2指定具
64 指定部
65 作業者名表示部
66 作業者時間表示部
69 表示バー
71 情報取得部
72 第3記憶部
73 演算処理部
74 表示部
75 時刻入力部
76 位置表示部
80 機械表示部
81 作業機名表示部
82 稼働表示部
83 表示バー

Claims (3)

  1. 作業者が指定した作業指定時刻と前記作業者が使用する作業機が稼働した時刻及び時刻に対応する稼働情報を含む稼働状態を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した作業指定時刻で得られる作業指定時間帯と作業機の前記稼働情報の前記時刻とに基づいて作業者が作業を開始した開始時刻及び/又は作業者が作業を終了した終了時刻を算出する演算処理部と
    時間経過を表示する時間経過表示部と、前記時間経過表示部に沿って作業者の作業指定時間帯を表示する作業者表示部と、前記時間経過に沿って作業機の稼働情報を取得した時刻を表示する機械表示部と、前記開始時刻及び/又は終了時刻を表示する時刻表示フレームを含む表示部と、
    を備え、
    前記演算処理部は、前記作業指定時間帯内に入る稼働情報の前記時刻を複数抽出し、前記抽出した複数の時刻の中で最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点と一致する時刻を前記開始時刻とし、且つ、前記抽出した複数の時刻の中で最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点と一致する時刻を前記終了時刻としている作業管理支援装置。
  2. 前記表示部には、前記時間経過表示部に沿って移動自在で且つ前記時間経過表示部に対応する時刻を指し示す指定表示具が表示されており、
    前記演算処理部は、前記指定表示具で指し示された指定時刻が前記作業者の作業指定時間帯の範囲内で且つ前記機械表示部で示した稼働状態の時間経過と重複している場合に、前記指定時刻を、前記稼働開始時点と一致する時刻又は前記稼働終了時点と一致する時刻とすることを特徴とする請求項1に記載の作業管理支援装置。
  3. 作業者が作業を行ったとされる作業指定時刻を指定する携帯端末と、
    前記作業者が使用する作業機が稼働している稼働状態と、前記携帯端末で指定された作業指定時刻を取得する作業管理支援装置とを備え、
    前記作業管理支援装置は、作業者が指定した作業指定時刻と前記作業者が使用する作業機が稼働した時刻及び時刻に対応する稼働情報を含む稼働状態を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した作業指定時刻で得られる作業指定時間帯と作業機の前記稼働の前記時刻とに基づいて作業者が作業を開始した開始時刻及び/又は作業者が作業を終了し
    た終了時刻を算出する演算処理部と、
    時間経過を表示する時間経過表示部と、前記時間経過表示部に沿って作業者の作業指定時間帯を表示する作業者表示部と、前記時間経過に沿って作業機の稼働情報を取得した時刻を表示する機械表示部と、前記開始時刻及び/又は終了時刻を表示する時刻表示フレームを含む表示部と、
    を有し、
    前記演算処理部は、前記作業指定時間帯内に入る稼働情報の前記時刻を複数抽出し、前記抽出した複数の時刻の中で最初に稼働が開始したとされる稼働開始時点と一致する時刻を前記開始時刻とし、且つ、前記抽出した複数の時刻の中で最後に稼働が終了したとされる稼働終了時点と一致する時刻を前記終了時刻としていることを特徴とする作業管理システム。
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