JP6222961B2 - 農業管理支援システム - Google Patents
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Description
特許文献1では、作業者の位置および作業者の動きに関する動きデータを取得する行動記録データ取得部と、行動記録データ取得部によって取得された前記作業者の位置に応じて、作業者が作業を行っている圃場候補を選択する圃場候補選択部と、行動記録データ取得部によって取得された作業者の動きデータから特徴量を抽出する特徴量抽出部と、特徴量抽出部によって抽出された特徴量を用いて、前記作業者が行った作業種別を特定する作業種別特定部と、作業種別特定部によって特定された作業種別に基づいて、圃場候補選択部によって選択された前記圃場候補のなかから前記作業者が作業を行った圃場を特定する圃場特定部と、作業種別特定部によって特定された作業種別と、圃場特定部によって特定された圃場とを対応付けて作業記録として記録する作業記録部とを備えている。
即ち、農業管理支援システムは、農業機械が農作業を行ったときの農作業データを収集するデータ収集部と、前記農作業データを検出したときのデータ検出時刻を算出する第1計時部と、前記農作業データ及びデータ検出時刻を記憶する第1記憶部と、前記データ収集部で収集した農作業データ及びデータ検出時刻を送信する第1通信部と、を有するデータ収集装置と、前記農作業を行う作業者が所持する携帯端末と、を備え、前記データ収集装置は前記農業機械に設けられ、且つ前記携帯端末と無線通信可能であり、前記携帯端末は、前記第1通信部から送信された農作業データ及びデータ検出時刻を前記無線通信により受信する第2通信部と、時刻を算出する第2計時部と、農作業の開始及び終了を指定する作業指定部と、農作業の作業計画を入力する計画入力部と、前記第2通信部が受信した農作業データ及びデータ検出時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の開始時の開始時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の終了時の終了時刻、前記計画入力部に入力された作業計画を記憶する第2記憶部と、を備えていることを特徴とする。
農業管理支援システムは、農業機械が農作業を行ったときの農作業データを収集するデータ収集部と、前記農作業データを検出したときのデータ検出時刻を算出する第1計時部と、前記農作業データ及びデータ検出時刻を記憶する第1記憶部と、前記データ収集部で収集した農作業データ及びデータ検出時刻を送信する第1通信部と、を有するデータ収集装置と、前記農作業を行う作業者が所持する携帯端末と、を備え、前記データ収集装置は前記農業機械に設けられ、且つ前記携帯端末と無線通信可能であり、前記携帯端末は、時刻を算出する第2計時部と、農作業の開始及び終了を指定する作業指定部と、前記第1通信部から送信された農作業データ及びデータ検出時刻を前記無線通信により受信すると共に、受信した農作業データ、データ検出時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の開始時の開始時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の終了時の終了時刻を設置型コンピュータに送信する第2通信部とを備え、前記設置型コンピュータは、農作業の作業計画を入力する計画入力部と、前記携帯端末の第2通信部から送信された農作業データ、データ検出時刻、開始時刻、終了時刻を、前記計画入力部に入力された作業計画と共に記憶する記憶部と、を備えていることを特徴とする。
農業管理支援システムの前記携帯端末は、測位衛星からの信号に基づいて作業位置を検出する位置検出部を備えていることを特徴とする。
また、作業者が農作業時に所持する携帯端末によって簡単に作業報告書を作成することができる。例えば、作業者は、農作業を行う圃場の近くで農作業が終わった後に直ぐに作業報告書を作成することができる。
また、例えば、農作業時には、農作業の開始及び終了、農作業データを携帯端末で取得し、農作業後に、農作業の開始及び終了、農作業データを設置型コンピュータに送信することにより、設置型コンピュータによって簡単に作業報告書を作成することができる。
[第1実施形態]
本発明の農業管理支援システムは、圃場において農作業を行った農作業データを管理することができるシステムである。
図1に示すように、農業管理支援システム1は、農業機械2に搭載されたデータ収集装置(データ収集部)3と、作業者が農作業のときに所持する携帯端末4とを備えている。
データ収集装置3は、無線通信を行う通信装置(第1通信部)31を備えている。この通信装置31は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)などの無線通信を行うことができる。そのため、このデータ収集装置3では、農作業時に農業機械2から出力された農作業データを取得して、Wi-Fiによる無線通信によって収集した農作業データを携帯端末4に送信することができる。なお、携帯端末4とデータ収集装置3(通信装置31)との無線通信の通信距離は近距離であって、例えば、0〜20mの範囲に設定されている(通信距離の最大値が20m)。
具体的には、携帯端末4は、記憶部43と、表示部46と、計画入力部48とを備えている。
図2は、表示部46に表示された作業計画画面Nの一例を示している。
作業計画画面Nにおいて、日付、圃場、農作業を行う農業機械の有無、作業項目の入力は、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力インターフェースを用いて行うことができる。また、作業計画の入力項目(日付、圃場、農業機械の有無、作業項目)に入力する内容は、直接、入力インターフェースを用いて入力してもよいし、予め各入力項目から選択できる内容を携帯端末4に登録しておき、プルアップやプルダウンメニュー等によって選択してもよい。
このように、携帯端末4を用いれば、例えば、農作業を行う圃場の近くで作業計画を立てることができる。即ち、農作業を行う圃場(現場)を見た上で、当該圃場で行う作業計画をたてることができる。なお、作業計画を立てるための項目数、内容、入力方法等は上述したものに限定されない。
さて、携帯端末4は、記憶部43、表示部46及び計画入力部48の他に、計時部44と、作業指定部45とを備えている。
さらに、携帯端末4は、無線通信を行う通信装置(第2通信部)41を備えている。この通信装置41は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(登録商標)などの無線通信を行ったり、移動体通信網(例えば、携帯電話通信網)による無線通信を行う。
以下、農業管理支援システム1について、農業機械2としてトラクタを例にあげ、さらに、詳しく説明する。
に限定されない。
データ収集装置3の通信装置31は、携帯端末4(通信装置41)に対して認証情報(例えば、SSIDなどのネットワーク名)を含むビーコンを出力する。また、データ収集装置3の通信装置31は、ビーコンを受信した携帯端末4からプローブリクエスト(プローブ要求)があり、プローブリクエスト時に携帯端末4から送信されたSSIDが自己のものであるとき、認証処理に移行する。
例えば、図5に示すように、トラクタ2Aに搭載された通信装置31aの周りに、複数(例えば、3名)の作業者A、B、Cが所持する各携帯端末4a、4b、4cがあり、このうち通信装置31aには、携帯端末4aの認証情報と、携帯端末4cの認証情報とが登録されているとする。この場合、通信装置31aは、携帯端末4a及び携帯端末4cに作業機側情報を送信するが、作業機側情報を送信しない。なお、通信装置31と携帯端末4(通信装置41)との接続に用いる認証情報は、例えば、MACアドレス、固有ID、ネットワークキー等などがあるが、例示したものに限定されない。また、後述する作業者特定情報を認証情報として用いてもよい。
作業者は、例えば、携帯端末4に格納した農業支援ソフトを起動して、当該携帯端末4
の表示部46に作業計画画面Nする(S1)。そして、作業計画画面Nにおいて、日付入力部N1、圃場入力部N2、機械入力部N3、作業項目入力部N4のそれぞれに、日付、圃場、農作業を行う農業機械の有無、作業項目が入力され、表示部46に表示された登録ボタンを選択が選択されると、計画入力部48は、入力された作業計画のデータとして記憶する(S2)。このようにすれば、例えば、作業者が農作業を行う当日、農作業を行う圃場に到着したときなどにその場で、作業計画を作成することができる。
携帯端末4は、SSIDが予め登録されたものであるか否かを検索する(S8)。携帯端末4が受信したSSIDが当該携帯端末4に登録されている場合(S8、yes)、携帯端末4は、SSIDを有する通信装置31に対してプローブ要求等を行う(S9)。携帯端末4は、受信したSSIDが当該携帯端末4に登録されていない場合、プローブ要求を行わない。
次に、作業計画から作業報告書を作成する方法について説明する。
図7は、作業計画から作業報告書を作成する例を示したものである。
図7(a)に示すように、作業計画においては、日付、圃場、農業機械の有無、作業項目が決められた状態である。上述したように、携帯端末4には、作業開始時刻及び作業終了時刻が入力されることから、携帯端末4で設定された作業計画は遂行されたものとすることができる。そのため、作業計画で決定した各項目(日付、圃場、農業機械の有無、作
業項目)を、図7(b)に示すように、作業報告書の各項目に置き換える(転用する)ことによって、作業計画を作業報告書にすることができる。
携帯端末4は、作業報告書を作成するための作成用情報(作業計画のデータ、農作業データ、作業開始時刻、作業終了時刻等)を記憶しているため、携帯端末4はこれらを用いて作業報告書を作成する。
図1に示すように、携帯端末4は、作業報告書を作成する報告書作成部49を備えている。報告書作成部49は農業支援ソフトウェアを構成するプログラム等から構成されている。
[第2実施形態]
第2実施形態は、設置型コンピュータ(パーソナルコンピュータ、サーバ等)によって、作業計画を立てることができるものである。
携帯端末4は、通信装置41と、記憶部43と、計時部44と、作業指定部45と、表示部46とを備えている。記憶部43、計時部44及び作業指定部45は、第1実施形態
と同様であるため説明を省略する。
計画入力部48は、第1実施形態で示した携帯端末4と同じように、作業計画画面Nにおいて、日付入力部N1、圃場入力部N2、機械入力部N3、作業項目入力部N4のそれぞれに、日付、圃場、農業機械の有無、作業項目が入力された後、登録ボタンを選択が選択されると、これらを作業計画のデータとして、記憶部53に記憶する。
次に、作業者が農作業を開始してから終了するまでの設置型コンピュータ7、携帯端末4、データ収集装置3の動作について説明する。
作業者は、農作業を行う事前準備として、設置型コンピュータ7に格納した農業支援ソフトを起動する。そうすると、設置型コンピュータ7の表示部56に、作業計画画面Nが表示される(S30)。そして、作業計画画面Nにおいて、日付入力部N1、圃場入力部N2、機械入力部N3、作業項目入力部N4のそれぞれに、日付、圃場、農作業を行う農業機械の有無、作業項目が入力され、表示部46に表示された登録ボタンを選択が選択されると、計画入力部48は、入力された作業計画を保持する(S31)。保持された作業計画は、作業計画のデータとして記憶部53に記憶される(S32)。
次に、設置型コンピュータ7の作業計画のデータを携帯端末4に転送する(S33)。作業計画のデータは、携帯端末4の記憶部43に記憶される(S34)。なお、設置型コンピュータ7から携帯端末4への作業計画のデータの転送は、有線であっても無線であってもよい。
、携帯端末4は、記憶部43に記憶されているネットワークキーの送信を行う(S42)。ネットワークキーによって認証が成立する(S43)と、データ収集装置3(通信装置31)は、記憶部33に記憶されている農作業データ等の作業機側情報を携帯端末4に送信する(S44)。なお、ネットワークキー等の認証情報によって携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信が確立後、農作業の開始の指定(作業開始時刻の入力)に関係なく、作業機側情報を携帯端末4に送信してもよいが、農作業の開始の指定が行われた後に、データ収集装置3(通信装置31)は、携帯端末4に作業機側情報を送信のが望ましい。
設置型コンピュータ7は、自己が有する作成用情報(作業計画のデータ、農作業データ)と、携帯端末4が有する作業開始時刻及び作業終了時刻を用いて作業報告書を作成する。具体的には、図8に示すように、設置型コンピュータ7は、作業報告書を作成する報告書作成部49を備えている。
さて、図10に示すように、携帯端末4に、作業位置を検出する位置検出装置(位置検出部)40を設けて、農作業時の作業位置を検出できるようにしてもよい。
このように、携帯端末4によって作業位置を検出すれば、農作業中の作業者の動きを把握することができる。また、農作業の開始から農作業の終了までの作業位置と、圃場毎の
位置を有する圃場マップとを用いれば、どこの圃場で農作業を行ったかを抽出することができる。
2 農業機械(トラクタ)
3 データ収集装置(データ収集部)
4 携帯端末
6 測位衛星
7 設置型コンピュータ
8 制御装置
10 走行車両
11 エンジン
12 変速装置
13 キャビン
14 運転席
15 3点リンク機構
16 作業装置
31 通信装置(第1通信部)
40 位置検出装置(位置検出部)
41 通信装置(第2通信部)
43 記憶部
44 計時部
45 作業指定部
47a 開始ボタン
47b 終了ボタン
46 表示部
48 計画入力部
49 報告書作成部
53 記憶部
Claims (5)
- 農業機械が農作業を行ったときの農作業データを収集するデータ収集部と、前記農作業データを検出したときのデータ検出時刻を算出する第1計時部と、前記農作業データ及びデータ検出時刻を記憶する第1記憶部と、前記データ収集部で収集した農作業データ及びデータ検出時刻を送信する第1通信部と、を有するデータ収集装置と、
前記農作業を行う作業者が所持する携帯端末と、
を備え、
前記データ収集装置は前記農業機械に設けられ、且つ前記携帯端末と無線通信可能であ
り、
前記携帯端末は、
前記第1通信部から送信された農作業データ及びデータ検出時刻を前記無線通信により受信する第2通信部と、
時刻を算出する第2計時部と、
農作業の開始及び終了を指定する作業指定部と、
農作業の作業計画を入力する計画入力部と、
前記第2通信部が受信した農作業データ及びデータ検出時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の開始時の開始時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の終了時の終了時刻、前記計画入力部に入力された作業計画を記憶する第2記憶部と、
を備えていることを特徴とする農業管理支援システム。 - 前記携帯端末は、農作業データ、前記開始時刻及び前記終了時刻、作業計画に基づいて作業報告書を作成する報告書作成部を有していることを特徴とする請求項1に記載の農業管理支援システム。
- 農業機械が農作業を行ったときの農作業データを収集するデータ収集部と、前記農作業データを検出したときのデータ検出時刻を算出する第1計時部と、前記農作業データ及び
データ検出時刻を記憶する第1記憶部と、前記データ収集部で収集した農作業データ及びデータ検出時刻を送信する第1通信部と、を有するデータ収集装置と、
前記農作業を行う作業者が所持する携帯端末と、
を備え、
前記データ収集装置は前記農業機械に設けられ、且つ前記携帯端末と無線通信可能であ
り、
前記携帯端末は、
時刻を算出する第2計時部と、
農作業の開始及び終了を指定する作業指定部と、
前記第1通信部から送信された農作業データ及びデータ検出時刻を前記無線通信により受信すると共に、受信した農作業データ、データ検出時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の開始時の開始時刻、前記第2計時部で計時された時刻であって作業指定部によって指定された農作業の終了時の終了時刻を設置型コンピュータに送信する第2通信部とを備え、
前記設置型コンピュータは、
農作業の作業計画を入力する計画入力部と、
前記携帯端末の第2通信部から送信された農作業データ、データ検出時刻、開始時刻、終了時刻を、前記計画入力部に入力された作業計画と共に記憶する記憶部と、
を備えていることを特徴とする農業管理支援システム。 - 前記設置型コンピュータは、農作業データ、前記開始時刻及び前記終了時刻、作業計画に基づいて作業報告書を作成する報告書作成部を有していることを特徴とする請求項3に記載の農業管理支援システム。
- 前記携帯端末は、測位衛星からの信号に基づいて作業位置を検出する位置検出部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の農業管理支援システム。
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