JP6235397B2 - 農業支援システム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
即ち、農業支援システムは、圃場に作付けする作物と前記圃場とを関係づけ、前記作物を育てるのに必要な材料を設定する作付計画を行う、作付計画設定手段と、前記作付計画設定手段で設定した前記圃場と、前記圃場で行う農作業と、前記農作業を行う期間と、前記農作業で使用する前記材料とを含む作業内容を作成する作業内容作成手段とを備えており、前記作付計画設定手段は、前記作業内容作成前に、前記作付計画設定手段で設定された材料の材料費を算出する演算部を備え、前記作業内容作成手段は、前記作付計画設定手段とは別に前記材料を設定可能であることを特徴とする。
前記作付計画設定手段は、前記材料の使用量を圃場毎に設定すると共に、前記圃場毎に設定された各使用量に基づいて全使用量を集計し、前記演算部は、集計された全使用量と前記材料の単価に基づいて、前記作物を栽培するための前記材料の材料費を算出することを特徴とする。
前記作付計画設定手段は、前記材料である種子の使用量を設定する種子設定部と、育苗に必要な材料の使用量を設定する育苗設定部とを備えていることを特徴とする。
また、材料の使用量を圃場毎に設定するだけで簡単に作物を栽培するための材料費を算出することができる。
また、種子や育苗についての使用量を設定するだけで、種子及び育苗に関する材料費を算出することができる。
また、農作業者が農作業をする時などに、所持する携帯端末に労働時間情報を入力するだけで人件費を求めることができる。
図1は、農業支援システムの全体図を示したものである。
図1に示すように、農業支援システム1は、農業の支援を行うものであって、農業に関する様々な支援を行うサーバ2を備えている。サーバ2は、主に、管理者等が作成する様々な計画(作付計画)の作成支援を行うことができる。この作付計画では、作物を育てるのに必要な材料費を算出することができる。
図26に示すように、トラクタ4は、前後に車輪が取り付けられた走行車両(走行車体)10に、エンジン11、変速装置12等を搭載して構成されている。エンジン11の後方には、独立搭載型のキャビン13が設けられており、キャビン13内には運転席14が
設けられている。また、走行車両2の後部には、様々なインプルメント等を装着することができるようになっている。詳しくは、走行車両2の後部には、3点リンク機構15が昇降可能に設けられると共に、エンジン11からの動力を伝達するPTO軸が設けられている。3点リンク機構15には、肥料散布装置、耕耘装置、農薬散布装置、播種散布装置、収穫装置などの作業装置16が着脱自在となっている。なお、図26は、肥料散布装置を3点リンク機構15に取り付けた例を示している。
携帯端末3bは、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等で構成されている。図1に示すように、携帯端末3bは、農作業時に農作業者U2が所持することとされていて、当該携帯端末3bは各農作業者U2に割り当てられている。例えば、2台の携帯端末3bと、2人の農作業者U2(作業者A、作業者B)が居るとき、1台目の携帯端末3bは「作業者A」に割り当てられ、2台目の携帯端末3bは「作業者B」に割り当てられている。以降、説明の便宜上、農作業者のことを「作業者」といい説明を進めることがある。
第2通信部22は、データ収集装置5やサーバ2と無線通信を行うものであって、通信装置で構成されている。第2通信部22は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)などによりデータ収集装置5との無線通信を行う。また、第2通信部22は、例えば、データ通信網や携帯電話通信網などによりサーバ2との無線通信を行う。第2記憶部23は、識別情報の他、データ収集装置5やサーバ2から送信されたデータを記憶する。
図2に示すように、サーバ2は、作付計画の設定を行う作付計画設定手段30と、作付計画を記憶する作付計画記憶手段(作付計画データベース)31を備えている。作付計画設定手段30は、サーバ2に格納されたプログラム等から構成されている。なお、作付計画記憶手段は、データを所定の規則に応じて記憶(記録)した作付計画データベース31の他に、データを単に記憶したものであってもよい。
管理コンピュータ3aがサーバ2にログインをして、当該管理コンピュータ3aから作付計画作成の要求があると、この要求に応じて作付計画設定手段30は、作付計画画面を管理コンピュータ3aのモニタに表示する処理を行う。なお、この実施形態では、作付計画画面は、図3に示す第1画面Q1と、図4に示す第2画面Q2とに分かれていて、作付計画設定手段30は、各画面Q1、S2を管理コンピュータ3aのモニタに表示する。作付計画画面は、1つの画面で構成してもよい。
基本入力部32bには、作付けする作物(品種)、作業形態(自作作業、受託作業)、作物の栽培法、各種期間(作業予定期間、播種予定期間、移植予定期間、収穫予定期間などの基本情報を入力(設定)することができる。
図5に示すように、圃場設定画面Q3には、管理者が所有又は借り受けている全圃場が、圃場マップM上に示される。ここで、サーバ2(作付計画設定手段30)は、圃場マップM上において選択された圃場の数を、圃場入力部32eに入力する圃場数に設定する。また、サーバ2(作付計画設定手段30)は、圃場マップM上においてカーソル26等により選択された各圃場の面積の総和が、圃場入力部32eに入力する総圃場面積に設定する。
育苗入力部32hには、育苗を行う床土の種類、床土の使用量、床土の単価、床土の金額、床土に散布する肥料名、ph調整剤、床土の消毒方法、覆土の種類、覆土の使用量、覆土の単価、覆土の金額、覆土の銘柄を、種子情報として入力することができる。また、育苗入力部32hには、苗を入手する場合での苗入手情報が育苗情報として入力できるようになっている。具体的には、育苗入力部には、苗の入手先、入手した苗の使用量と、苗の単価、苗の金額などを苗入手情報として入力することができる。
直播入力部32iには、直播きを行う資材、資材の使用量、資材の単価、資材の金額などの直播情報として入力することができる。この直播入力部32iでは、少なくとも、作物を栽培する材料の1つである資材(鉄粉、焼石膏、カルパーなど)の使用量と、資材の単価が入力可能となっている。この資材の使用量及び資材の単価の設定は、図2に示すように、作付計画設定手段30が有する直播設定部30cにより行われる。言い換えれば、作付計画設定手段30は、プログラム等から構成された直播設定部30cを有していて、この直播設定部30cは、作付計画画面の直播入力部32iに、少なくとも資材の使用量と、資材の単価とを入力する部分を表示して、入力された入力値を保持することで、資材の使用量及び資材の単価を設定可能としている。
農薬入力部32jには、散布する農薬名、農薬の使用量(散布量)と、農薬の単価、農薬の金額などの農薬情報として入力することができる。この農薬入力部32jでは、少なくとも、作物を栽培する材料の1つである農薬の使用量が入力可能となっている。この農薬の使用量の設定は、図2に示すように、作付計画設定手段30が有する農薬設定部30dにより行われる。言い換えれば、作付計画設定手段30は、プログラム等から構成された農薬設定部30dを有していて、この農薬設定部30dは、作付計画画面において、少なくとも農薬の使用量を表示して、入力された入力値を保持することで、農薬の使用量を設定可能としている。なお、農薬入力部32jに示された設定(設定部)を選択することにより、農薬設定部30dは、農薬名に対応した農薬の単価を入力する入力画面を表示し、単価を設定可能である。
肥料入力部32kには、散布する肥料名、肥料の使用量(散布量)と、肥料の単価、肥料の金額などの肥料情報として入力することができる。この肥料入力部32kでは、少なくとも、作物を栽培する材料の1つである肥料の使用量が入力可能となっている。この肥料の使用量の設定は、図2に示すように、作付計画設定手段30が有する肥料設定部30eにより行われる。言い換えれば、作付計画設定手段30は、プログラム等から構成された肥料設定部30eを有していて、この肥料設定部30dは、作付計画画面において、少なくとも肥料の使用量を表示して、入力された入力値を保持することで、肥料の使用量を設定可能としている。なお、肥料入力部32kに示された設定(設定部)を選択することにより、肥料設定部30dは、肥料名に対応した肥料の単価を入力する入力画面が表示で、単価を設定可能である。
作付計画画面において、例えば、第1画面の完了ボタンを選択することによって、作付計画の設定(作成)を完了することができる。なお、上述した作付計画画面に入力された情報(基本情報、担当者情報、売上情報、圃場情報、種子情報、育苗情報、直播情報、農薬情報、肥料情報)、即ち、作付計画は、作付計画データベース31に記憶される。この作付計画データベース31に記憶された作付計画は、例えば、管理コンピュータ3aを用いて作付計画名を指定することにより、既に作成した昨年の作付計画を、当該管理コンピュータ3aのモニタ上に表示することができる。なお、作付計画の作成を行うに際して、昨年の作付計画を、作成中の作付計画上に表示し、昨年の作付計画を微調整することによって、今年の作付計画を作成してもよい。
従来、複数の作物(品種)から特定の作物を決定するという作付計画を作成するに際して、農作業に関する事項(どの圃場でいつどのような作業を行うかという行動計画)を考慮しながら計画の作成を進めるのが一般的であったが、本発明では、まず、作付計画の段階で、圃場に投入する材料の材料費(総材料費)を設定しているため、収支予測を把握することができ、より経営戦略的な農業を行うことができる。
肥料入力部32kの設定ボタン33を選択すると、図6に示すように、各肥料(第1肥料、第2肥料、第3肥料、第4肥料)の使用量を、圃場毎に設定可能な肥料設定画面Q4が表示される。肥料設定画面Q4における各肥料の使用量等の設定は、肥料設定部30eによって実行される。図6の肥料設定画面Q4では、単価を入力する入力部(図示省略)が表示されていて、この入力部に各肥料の単価も入力して単価を設定可能である。
例えば、改良表示部34aに表示された使用設定ボタン36aを選択すると、図7に示すように、肥料設定画面Q4には、第1肥料入力部37aが表示される。この第1肥料入力部37aには、作付計画で設定した全ての圃場(圃場入力部32eや圃場設定画面Q3で設定された圃場)の一覧が表示される。また、第1肥料入力部37aには、各圃場の名称、圃場面積、第1肥料の使用量(個別使用量)、変更ボタン38aが表示される。ここで、変更ボタン38aを選択すると、例えば、第1肥料の個別使用量を変更するダイアログ39aが表示され、ダイアログ39aに使用量を入力することによって、圃場に対応する第1肥料の個別使用量を変更することができる。第1肥料入力部37aに示された圃場毎での第1肥料の個別使用量の総合計が、改良表示部34aに表示された総使用量となる。
次に、作業内容及び作業内容の指示について説明する。
図2に示すように、サーバ2は、作業内容を作成する作業内容作成手段40と、作業内容を記憶する作業内容記憶手段(作業内容データベース)41とを備えている。作業内容作成手段40は、サーバ2に格納されたプログラム等から構成されている。作業内容記憶手段は、データを所定の規則に応じて記憶(記録)した作業内容データベース41の他に、データを単に記憶したものであってもよい。
管理コンピュータ3aがサーバ2に接続し、当該管理コンピュータ3aから作業内容の作成の要求があると、この要求に応じて作業内容作成手段40は、図9に示すように、作業内容を作成するための作業作成画面Q5を起動して、当該作業作成画面Q5を管理コンピュータ3aに表示する。図9を用いて、作業内容の作成、作業作成画面Q5及び作業内容作成手段40について説明する。
作業内容作成手段40は、作付計画を選択するための作付計画選択部43を作業作成画面Q5に表示する。この作付計画選択部43には、作付計画データベース31から取得した作付計画の一覧表(作付計画の名称の一覧表)が示されており、一覧表の中から所定の作付計画が選択可能である。例えば、作付計画選択部43で「コシヒカリ2013」が選択されると、作業作成画面Q5で作成する作業内容は、「コシヒカリ2013」の作付計画に関連付けられる。
また、作業内容作成手段40は、農業機械4を選択するための機械選択部48と、肥料(肥料名)を選択する肥料選択部49、散布する肥料量を表示する散布量表示部50とを作業作成画面Q5に表示する。
ンプルメントが使用機械として表示されていることを示している。
作業作成画面Q5において、作付計画、圃場、農作業(作業項目)、作業者(農作業者)、作業時刻、肥料、散布量が表示され、「登録」が選択されると、作業内容作成手段40は、作業作成画面Q5に表示された項目(圃場、農作業、作業者、作業時刻、肥料、散布量)を作業内容とし、この作業内容を作付け計画と関連付けて作業内容データベース41に記憶する。なお、作業内容作成手段40によって作成する作業内容は、上述したものに限定されず、例えば、圃場で使用する肥料や肥料の散布量を表示できるようにしてもよいし、その他の農作業を表示できるようにしてもよい。
図2に示すように、サーバ2は、農作業者に割り当てられた携帯端末3b(農作業者の携帯端末3b)に作業内容を送信する作業指示手段51を備えている。作業指示手段51は、サーバ2に格納されたプログラム等から構成されている。
図10に示すように、例えば、複数の作業内容(第1作業内容、第2作業内容、第3作業内容)が作業内容データベース41に記憶されていたとする。この場合、作業者Aの携帯端末3bから作業内容の要求があると、作業指示手段51は、「作業者A」向けの第1作業内容を作業内容データベース41から抽出して、当該第1作業内容を対象農作業者である「作業者A」の携帯端末3bに送信する。また、作業者Bの携帯端末3bから作業内容の要求があると、作業指示手段51は、「作業者B」向けの第2作業内容及び第3作業内容を作業内容データベース41から抽出して、当該第2作業内容及び第3作業内容を対象農作業者である「作業者B」の携帯端末3bに送信する。
図2に示すように、携帯端末3bは、取得手段52と、表示手段54とを備えている。取得手段52、表示手段54は、携帯端末3bに格納されたプログラム等から構成されている。
取得手段52は、作業内容データベース41に記憶されている作業内容をサーバ2を介して取得する。具体的には、取得手段52は、携帯端末3bがサーバ2にログイン時に、サーバ2に対して作業内容の要求を行い、要求に応じてサーバ2から送信された作業内容を受信すると、受信した作業内容を第2記憶部23に記憶する。
図12(a)に示すように、メインメニュ画面M1には、勤務の有無を通知する勤務ボタン55が示され、出勤時刻及び作業時間が示されている。農作業者等が勤務ボタン55をタップすると、携帯端末3bとサーバ2との間でログイン処理が実行され、ログインが許可されると、携帯端末3bの第2通信部(通信手段)22はサーバ2に出勤時刻を通知する。また、再度、勤務ボタン55をタップすると、携帯端末3bの第2通信部(通信手段)22はサーバ2に退勤時刻を通知する。つまり、勤務ボタン55を押すことによって、作業者は、出勤時刻及び退勤時刻をサーバ2に送信することができる。なお、出勤時刻及び退勤時刻をサーバ2に送信する場合、出勤時刻及び退勤時刻の他に、携帯端末3bを識別する第1識別情報や作業者を識別する第2識別情報をサーバ2に送信する。また、農作業者等が勤務ボタン55をタップすると、取得手段52がサーバ2に対して作業内容の要求を行う。
さて、農業支援システム1では、農作業者に割り当てられた携帯端末3b、即ち、農作業時などに農作業者が所持する携帯端末3bに、入力された労働時間情報に基づいて、農業に関する人件費を算出することができる。労働時間情報とは、労働時間を算出することができる情報を含んでいて、例えば、出勤時刻及び退勤時刻、或いは、作業の実施時間、或いは、作業開始時刻及び作業終了時刻などの情報である。上述した実施形態において、勤務ボタン55を選択することにより設定した出勤時刻及び退勤時刻が労働時間情報であり、報告書に含まれる作業の実施時間、或いは、作業開始時刻及び作業終了時刻が労働時間情報である。また、労働時間とは、作業者が労働を行ったとみなすことができる時間ある。上述したように、出勤時刻及び退勤時刻においては、出勤時刻から退勤時刻までの時間が労働時間となる。また、実施時間においては、実施時間そのものが労働時間であり、作業開始時刻及び作業終了時刻においては、作業開始から作業終了までの時間が労働時間となる。
図2に示すように、サーバ2は、人件費を求める人件費算出手段65を備えている。このサーバ2等に格納されたプログラム等から構成されている。
図16は、人件費算出手段65にて人件費を求める第1例の流れを示している。まず、第1例について説明する。
管理コンピュータ3aがサーバ2にログイン後、当該管理コンピュータ3aから人件費の算出の要求があると(S6)、人件費算出手段65は、要求のあった管理コンピュータ3aに、作業者の作業者情報(作業者の名前、作業者の住所、作業者の登録番号等)、人件費を算出する期間(算出期間)、作業者の単価(時給)の要求を行う(S7)。管理コンピュータ3aから作業者情報及び期間が返信される(S8)と、人件費算出手段65は、管理コンピュータ3aから返信された作業者情報及び労務データベース66の第2識別情報に基づき、当該作業者情報に対応する第2識別情報を特定する(S9)。例えば、作業者情報が作業者の名前である場合、この作業者の名前と一致する名前を有する第2識別情報を抽出する。即ち、人件費算出手段65は、人件費の算出の対象となる作業者を特定する。
第2例は、報告書を用いて、所定の圃場における作業者の人件費を求める手順を示した図である。
図19に示すように、農作業者は、農作業の終了後、報告確認画面M8に示された登録ボタン63を選択して報告書の内容を確定し、確定した報告書をサーバ2に送信する(S20)。そのため、サーバ2の報告書データベース67には、各作業者からの報告書が逐次、記憶されることになる。
そして、各作業者の人件費を合計して、同一の圃場における総人件費を求める(S23)。同一の圃場における総人件費の算出が終了すると、図21に示すような圃場毎の第2人件費テーブルを作成する(S24)。そして、第2人件費テーブルを労務データベース66に記憶するに記憶する(S25)。この第2人件費テーブルも、管理コンピュータ3aがサーバ2にログインすることによって、当該管理コンピュータ3a側に表示することができる。なお、図21の第2人件費テーブルは、人件費を圃場毎に示した一覧表であるが、当該第2人件費テーブルは、図21に示したものに限定されない。
図22は、人件費算出手段65にて人件費を求める第3例の流れを示している。
人件費を算出するに際して、人件費算出手段65は、報告書データベース67を参照し、所定の算出期間内で且つ所定の農作業を行った農作業者(実施作業者)と、実施作業者から報告された実施時間とを抽出する(S31)。例えば、図23に示すように、管理者が管理する全ての圃場(圃場A、圃場B、圃場C)で且つ4/2〜9/30までの期間(算出期間)に、田植えを行った作業者A、作業者B、作業者Cを抽出する。また、各作業者の実施時間を抽出する。なお、算出期間の指定、農作業の指定は、管理コンピュータ3aがサーバ2にログインして、当該管理コンピュータ3aが行う。
なお、第1例では、携帯端末3bに入力された出勤時刻及び退勤時刻に基づいて、作業者の人件費を算出していたが、これに代え、第2例及び第3例に示したように、所定の作業者から報告された報告書に示された実施時間に基づいて、所定の作業者における人件費を求めてもよい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 サーバ
3 コンピュータ(ノード)
3a 管理コンピュータ
3b 作業者コンピュータ(携帯端末)
4 農業機械
5 データ収集装置
29 演算部
30 作付計画設定手段
30a 種子設定部
30b 育苗設定部
30c 直播設定部
30d 農薬設定部
30e 肥料設定部
31 作付計画記憶手段(作付計画データベース)
40 作業内容作成手段
41 作業内容記憶手段(作業内容データベース)
65 人件費算出手段
66 労務データベース
67 報告書データベース
Claims (5)
- 圃場に作付けする作物と前記圃場とを関係づけ、前記作物を育てるのに必要な材料を設定する作付計画を行う、作付計画設定手段と、
前記作付計画設定手段で設定した前記圃場と、前記圃場で行う農作業と、前記農作業を行う期間と、前記農作業で使用する前記材料とを含む作業内容を作成する作業内容作成手段とを備えており、
前記作付計画設定手段は、前記作業内容作成前に、前記作付計画設定手段で設定された材料の材料費を算出する演算部を備え、
前記作業内容作成手段は、前記作付計画設定手段とは別に前記材料を設定可能であることを特徴とする農業支援システム。 - 前記作付計画設定手段は、前記材料の使用量を圃場毎に設定すると共に、前記圃場毎に設定された各使用量に基づいて全使用量を集計し、前記演算部は、集計された全使用量と前記材料の単価に基づいて、前記作物を栽培するための前記材料の材料費を算出することを特徴とする請求項1に記載の農業支援システム。
- 前記材料は、農薬及び肥料とされ、前記農薬の使用量を設定する農薬設定部と、前記肥料の使用量を設定する肥料設定部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の農業支援システム。
- 前記作付計画設定手段は、前記材料である種子の使用量を設定する種子設定部と、育苗に必要な材料の使用量を設定する育苗設定部とを備えていることを特徴とする請求項1〜3にいずれかの記載の農業支援システム。
- 農作業者の労働時間情報を入力する携帯端末を備え、前記携帯端末に入力された労働時間情報に基づいて、前記農作業者の人件費を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の農業支援システム。
Priority Applications (1)
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