JP5160962B2 - 計画栽培支援装置、計画栽培支援方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

計画栽培支援装置、計画栽培支援方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

農産物の計画栽培を支援する計画栽培支援装置及び方法等の技術分野に関する。
従来から、農作物の栽培管理を支援することが可能なコンピュータシステムが種々提案されている。一例として、特許文献1には、各農作物(農産物)生産者の各農地において生産される農作物の種類、品種、作付け面積、過去の収穫実績及び各農地における輪作形態等の生産情報を記録した生産情報データベースと、食品製造業者等の各需要者が必要とする農作物の種類、品種、使用時期及び使用量等を記録した需要情報データベースを備え、最低生産量算出手段により前記生産情報に基づいてそれぞれの時期の各農地における各農作物の最低生産量の予測値を算出し、該予測値に基づいて、供給配分決定手段により需要者への農作物の供給配分を農作物の種類、品種、供給可能時期毎に決定する農業支援システムが開示されている。
特開2005−151851号公報
ところで、一般に、農産物の栽培依頼者である例えば小売業者(例えば、大手スーパー)や外食、加工業者、卸売業者等は、契約している生産者団体に対して、必要とする農産物の出荷時期及び出荷量等を指定して栽培依頼を行うことで、当該生産者団体から当該農産物を入手するようにしている。かかる生産者団体には、多くの生産者が所属しており、上記栽培依頼を受けた場合、当該団体に所属する生産者の中から当該栽培依頼に係る農産物を栽培可能な生産者を選んでその生産者に当該農作物を栽培させるようにしている。
しかしながら、農産物を栽培するためには、国(農林水産省)により定められた栽培基準(例えば、登録農薬や登録肥料とそれらの使用基準値)、産地(例えば、都道府県)毎に定められた栽培基準、栽培依頼者毎に定められた栽培基準など様々な栽培基準が存在するため、生産者団体は、これらの様々な栽培基準を考慮した上で上記栽培依頼に係る農産物を栽培可能な生産者を選定することは容易なことではなかった。加えて、生産者団体は、各生産者の過去の農産物の栽培実績をも考慮した上で上記栽培依頼に係る農産物を栽培可能な生産者を選定することは容易ではない。
また、農産物の栽培は天候や外敵に影響されるため、栽培依頼者により指定された出荷時期に指定された出荷量の農産物を確保できない場合や、上記栽培基準を満たさない場合が生じる可能性が有り、かかる場合において、上記栽培依頼に係る農産物の不足分を他の生産者から迅速に補うことは困難であった。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、様々な栽培基準を考慮した上で栽培依頼に係る農産物を栽培可能あるいは栽培中の生産者を迅速に選定することを可能とし、農産物の計画栽培を効率良く支援することが可能な計画栽培支援装置、計画栽培支援方法、及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、農産物の計画栽培を支援する計画栽培支援装置であって、農産物を栽培するために最低限必要な基本となる基本栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記基本栽培基準と、当該基本栽培基準より厳しい複数の個別栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記個別栽培基準と、を示す栽培基準情報を登録する栽培基準情報データベースと、農産物を栽培可能な複数の生産者に関する生産者情報を登録する生産者情報データベースと、特定の農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を入力する栽培指示情報入力手段と、前記栽培指示情報に応じた前記個別栽培基準が示す前記使用制限情報により、前記基本栽培基準が示す前記使用制限情報を当該基本栽培基準より厳しい使用制限情報に絞り込んで新たな栽培基準を決定する栽培基準決定手段と、農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を入力する栽培履歴情報入力手段と、前記入力された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録する栽培履歴情報登録手段と、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培した実績のある生産者または当該新たな栽培基準で前記農産物を現在栽培中の生産者を前記登録された栽培履歴情報に基づいて選定する生産者選定手段と、前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報であって、前記生産者選定手段により選定された生産者に関する生産者情報を含む栽培計画情報を出力する栽培計画情報出力手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の計画栽培支援装置において、前記選定された生産者に対応する前記登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、前記栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定する栽培条件判定手段を更に備え、前記生産者選定手段は、前記栽培条件判定手段により前記栽培計画に示される条件を満たさないと判定された場合には、前記選定された生産者以外の生産者であって、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を新たに選定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の計画栽培支援装置において、前記栽培指示情報入力手段は、ネットワークを介して特定の農産物の栽培依頼者の端末装置から送信された当該農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を受信し、前記栽培計画情報出力手段は、前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報を、ネットワークを介して、前記選定された生産者が使用する端末装置に対して送信することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の計画栽培支援装置において、ネットワークを介して各前記生産者が使用する端末装置から送信された農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を受信する栽培履歴情報受信手段を更に備え、前記栽培履歴情報登録手段は、前記受信された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の計画栽培支援装置において、ネットワークを介して前記栽培依頼者の端末装置又は前記生産者が所属する生産者団体の端末装置から送信された栽培履歴情報の閲覧指示を示す閲覧指示情報を受信する閲覧指示情報受信手段と、前記閲覧指示に対応する前記登録された栽培履歴情報を含む生産者情報を前記ネットワークを介して前記栽培依頼者の端末装置又は前記生産者が所属する生産者団体の端末装置に対して送信する栽培履歴情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の計画栽培支援装置において、前記生産者情報を受信した前記端末装置上に表示された当該生産者情報の閲覧者により指定された生産者を示す生産者指定情報を受信する生産者指定情報受信手段を更に備え、前記生産者選定手段は、前記受信された生産者指定情報に基づいて、前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を選定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項4乃至6の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、前記選定された生産者に対応する前記登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、前記栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定する栽培条件判定手段を更に備え、前記生産者選定手段は、前記栽培条件判定手段により前記栽培計画に示される条件を満たさないと判定された場合には、前記選定された生産者以外の生産者であって、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を新たに選定し、前記栽培計画情報出力手段は、前記栽培計画を示す栽培計画情報を、ネットワークを介して前記新たに選定された生産者が使用する端末装置に対して送信することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、前記栽培計画には、少なくとも、前記農産物の出荷時期及び出荷量、並びに当該農産物を栽培するための前記新たな栽培基準が示されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、前記個別栽培基準には、前記農産物の産地に特有の栽培基準、前記農産物の栽培依頼者に特有の栽培基準、及び前記生産者が所属する生産者団体に特有の栽培基準のうちの少なくとも何れか一方の栽培基準が含まれることを特徴とする。
請求項10に記載のコンピュータプログラムの発明は、コンピュータを、請求項1乃至の何れか一項に記載の計画栽培支援装置として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、計画栽培支援装置を用いて農産物の栽培を行う生産者の選定を支援する計画栽培支援方法であって、前記計画栽培支援装置が、農産物を栽培するために最低限必要な基本となる基本栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記基本栽培基準と、当該基本栽培基準より厳しい複数の個別栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記個別栽培基準と、を示す栽培基準情報を栽培基準情報データベースに登録する工程と、特定の農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を入力する工程と、前記栽培指示情報に応じた前記個別栽培基準が示す前記使用制限情報により、前記基本栽培基準が示す前記使用制限情報を当該基本栽培基準より厳しい使用制限情報に絞り込んで新たな栽培基準を決定する工程と、農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を入力する工程と、前記入力された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録する工程と、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培した実績のある生産者または当該新たな栽培基準で前記農産物を現在栽培中の生産者を前記登録された栽培履歴情報に基づいて選定する工程と、前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報であって、前記選定された生産者に関する生産者情報を含む栽培計画情報を出力する工程と、を含むことを特徴とする。
特定の農産物の栽培指示を示す栽培指示情報に応じた個別栽培基準により、基本栽培基準を修正して新たな栽培基準を決定し、決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を前記生産者情報に基づいて選定し、新たな栽培基準で農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報を出力するように構成したので、様々な栽培基準を考慮した上で栽培依頼に係る農産物を栽培可能な生産者を迅速に選定することができ、農産物の計画栽培を効率良く支援することができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、農産物(例えば、みず菜、トマト、きゅうり等の農作物)の計画栽培を支援する計画栽培支援システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1. 計画栽培支援システムの概要構成]
先ず、本実施形態に係る計画栽培支援システムの概要構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る計画栽培支援システムSに概要構成例を示す図である。
図1に示すように、計画栽培支援システムSは、農産物の計画栽培を支援するサーバSV(計画栽培支援装置の一例)と、農産物の栽培依頼者(出荷先)により使用されるパーソナルコンピュータ(以下、PC(端末装置の一例)という)1と、生産者団体により使用されるPC2と、農産物を栽培する生産者a〜eにより使用されるPC3a〜3e及び携帯型端末4a〜4eと、を備えている。PC1、PC2、及びPC3a〜3eは、Webブラウザ機能により、インターネット等から構築されるネットワークNWを介してサーバSVに接続し、サーバSVとの間でデータの送受信を行うことが可能になっている。また、各携帯型端末4a〜4eは、専用ケーブル(例えば、USBケーブル)を介して各PC3a〜3eに接続しデータの送受信を行うことが可能になっている。
ここで、農産物の栽培依頼者は、例えば、小売、外食、加工業者等であり農産物の出荷先に当たる業者である。また、生産者団体は、複数の生産者を統括する農業協同組合等の団体であり、一般に、契約している栽培依頼者との間で生産者に代わって農産物の取引に係る商談を行う。図1の例では、生産者団体には、生産者a〜cが所属しているが、生産者d及びeのように、生産者団体に所属していない生産者も存在する。なお、図1の例では、PC1及びPC2は、夫々1台ずつ示しているが、実際には栽培依頼者毎、生産者団体毎に複数存在する。
このような構成において、サーバSVは、農産物の栽培依頼者と生産者団体(又は生産者)との間の取引を仲介し、農産物の計画栽培を効率良く支援することができるようになっている。
[1−1. サーバの構成及び機能等]
次に、サーバSVの構成及び機能等について説明する。
図2は、サーバSVの概要構成例を示す図である。図2に示すように、サーバSVは、ネットワークNWを介してPC1、2、及び3a〜3eとの間で通信を行うための通信部11、オペレーティングシステム(O/S),各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部(例えば、ハードディスク)12、CPU,ROM,及びRAM等から構成された制御部13等を備えて構成されており、これらの構成要素は、システムバス14を介して相互に接続されている。
記憶部12には、栽培依頼者に関する基本情報を栽培依頼者毎に区別して登録する栽培依頼者基本情報データベース(DB)121、生産者団体に関する基本情報を生産者団体毎に区別して登録する生産者団体基本情報データベース122、農産物を栽培可能な生産者に関する基本情報を生産者毎に区別して登録する生産者基本情報データベース123、農産物を栽培するための圃場に供給される供給物質に関する基本情報を供給物質毎に区別して登録する供給物質基本情報データベース124、農産物を栽培するための栽培基準を示す栽培基準情報を登録する栽培基準情報データベース125、農産物の栽培計画を示す栽培計画情報を栽培依頼者毎及び生産者毎に区別して登録する栽培計画情報データベース126、及び農産物の栽培経過や栽培実績を示す栽培履歴情報を生産者毎に区別して登録する栽培履歴情報データベース127等が構築されている。
ここで、上記栽培依頼者に関する基本情報には、栽培依頼者のID(識別情報)、パスワード、名称、住所、電話番号、及び電子メールアドレス、並びに、契約している生産者団体のID等が含まれる。
また、上記生産者団体に関する基本情報には、生産者団体のID、パスワード、名称、住所、電話番号、及び電子メールアドレス、並びに契約している栽培依頼者のID等が含まれる。
また、上記生産者に関する基本情報には、生産者のID、パスワード、名称、住所、電話番号、電子メールアドレス、生産者が所属する生産者団体のID及び名称、及び生産者が所有する圃場に関する圃場情報等が含まれる。この圃場情報には、圃場のID、名称、住所、地番、面積、分類、及び当該圃場で栽培される農産物のID及び名称等が含まれる。
また、上記供給物質に関する基本情報には、農薬や肥料のID、名称、用途、種類、仕様(例えば、毒性のレベル等)、使用制限量、使用制限回数、使用制限時期、含有成分の名称、適用される農産物の名称、及び適用される害敵(例えば、害虫)の名称等が含まれる。
また、上記栽培基準情報に示される栽培基準は、例えば、農産物を栽培するための圃場に供給すべき供給物質の使用を制限するための基準(農産物毎に定められる)であり、かかる情報には、例えば、登録農薬や登録肥料とそれらの使用基準値(使用量、希釈倍率、使用回数、仕様等)が含まれる。そして、当該栽培基準は、農産物を栽培するために最低限必要な基本となる基本栽培基準と、当該基本栽培基準より厳しい複数の個別栽培基準と、に分けられる。基本栽培基準としては、例えば、国(農林水産省)により定められた国栽培基準が該当する。一方、個別栽培基準としては、産地(例えば、都道府県や市長村)毎に定められた産地栽培基準(例えば、千葉県や茨城県に特有の栽培基準)、生産者団体毎に定められた生産者団体栽培基準(生産者団体に特有の栽培基準)、栽培依頼者毎に定められた依頼者栽培基準(栽培依頼者に特有の栽培基準)等が該当する。これらの栽培基準は、例えば、変更、追加がある度に更新される。
また、上記栽培計画情報には、例えば、栽培対象となる農産物のID及び名称、出荷先となる栽培依頼者のID及び名称、生産者及びその圃場のID及び名称、栽培基準、出荷予定時期、出荷予定量、栽培開始予定日、各作業(例えば、施肥、防虫、防菌、防除、収穫、及び出荷等)予定日、及び栽培終了予定日等が含まれる。
また、上記栽培履歴情報には、例えば、栽培対象となる農産物のID及び名称、生産者及びその圃場のID及び名称、出荷先となる栽培依頼者のID及び名称、各作業実施日及び作業内容(例えば、防除に使用された農薬の名称、使用量、及び希釈倍率等)、出荷実績量等が含まれる。
そして、制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを読み出し実行することにより、例えばWebサーバとしての機能し、ID及びパスワードの認証によるログイン後にPC1等からのリクエスト(例えばHyperText Transfer Protocolに基づくリクエスト)に応じて、所定のページ(例えばHTML(HyperText Markup Language)データ等からなる)をネットワークNWを介してPC1等に送信したり、PC1等から送信されたデータを記憶部12に記憶するための制御を行うと共に、本発明における栽培指示情報入力手段(栽培指示情報受信手段)、栽培基準決定手段、生産者選定手段、栽培計画情報送信手段(栽培計画情報出力手段)、栽培履歴情報入力手段(栽培履歴情報受信手段)、栽培履歴情報登録手段、閲覧指示情報受信手段、栽培履歴情報送信手段、生産者指定情報受信手段、及び栽培条件判定手段等として機能するようになっている。
より具体的には、PC1を使用する栽培依頼者のログイン後、制御部13は、当該PC1からネットワークNWを介して送信された当該農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を受信、入力すると、当該栽培指示情報に応じた個別栽培基準により、基本栽培基準を修正して新たな栽培基準を決定(作成)する。例えば、栽培指示情報には、栽培指示に係る農産物、栽培指示先の生産者団体(生産者団体を介することなく、生産者であっても良い)、栽培を希望する産地、希望出荷時期、希望出荷量(何t)、栽培方法(例えば、当該栽培依頼者の栽培基準等を含む)等を示す情報が含まれており、これにより、上記「栽培指示情報に応じた個別栽培基準」が特定される。
なお、上記栽培指示情報をPC1からネットワークNWを介して受信、入力する方法以外にも、例えば、サーバSVの運営者側が、当該栽培指示情報を記載したシートを栽培依頼者からファックスや郵送で受け取り(又は直接受け取り)、当該情報をオペレータが入力装置を用いて(例えばキーボード入力)サーバSVに入力するようにしても良い。あるいは、サーバSVの運営者側が、当該栽培指示情報が記録(栽培依頼者の例えばPCで記録)された記録媒体(光ディスクや半導体メモリ等のPCに着脱可能な記録媒体)を栽培依頼者から郵送又は直接受け取り、当該記録媒体をオペレータが読み取り装置に装着することによりサーバSVに入力するようにしても良い。
図3は、新たな栽培基準が決定される様子を示す概念図であり、図4は、新たな栽培基準が決定される具体例を示す図である。図3の例では、新たな栽培基準は、国栽培基準が、産地栽培基準、生産者団体栽培基準、及び依頼者栽培基準により絞り込まれるかたちで修正されて決定されている。
一方、図4の例では、ある農産物についての国栽培基準T1が産地栽培基準T4により絞り込まれてT2となり、さらに依頼者栽培基準T5により絞り込まれて新たな栽培基準T3が決定されている(複数の栽培基準の最大公約数に設定されるイメージ)。より具体的には、国栽培基準T1には、使用可能な農薬として、AAAA、BBBB、CCCC、及びDDDDの4つが登録されているが、産地栽培基準T4には、このうち、DDDDは登録されていないので、国栽培基準T1を産地栽培基準T4で絞り込むと、栽培基準T2に示すように、使用可能な農薬として、AAAA、BBBB、及びCCCCの3つに絞り込まれる。また、産地栽培基準T4におけるCCCCの希釈倍率、使用量、及び使用回数は、国栽培基準T1におけるCCCCの希釈倍率、使用量、及び使用回数よりも厳しいので、厳しい方の産地栽培基準T4に合わせられる(絞り込まれる)。こうして絞り込まれた栽培基準T2には、使用可能な農薬として、AAAA、BBBB、及びCCCCの3つが登録されているが、依頼者栽培基準T5には、このうち、AAAAは登録されていないので、栽培基準T2を依頼者栽培基準T5で絞り込むと、新たな栽培基準T3に示すように、使用可能な農薬として、BBBB及びCCCCの2つに絞り込まれる。また、依頼者栽培基準T5におけるBBBBの希釈倍率及び使用量は、栽培基準T2におけるBBBBの希釈倍率及び使用量よりも厳しいので、厳しい方の依頼者栽培基準T5に合わせられる(絞り込まれる)。
なお、産地栽培基準は、後述するように生産者の圃場が選定された時に特定される場合もあり、かかる場合、上記絞り込みは、生産者の圃場が選定された後に行われる。
そして、制御部13は、決定した新たな栽培基準で上記農産物を栽培可能な1以上の生産者及びその圃場を生産者情報(例えば、生産者に関する基本情報及び栽培履歴情報)に基づいて選定するようになっている。
例えば、制御部13は、上記栽培指示情報に示される栽培指示先の生産者団体に属する生産者のうち、上記新たな栽培基準で上記農産物を栽培した実績のある生産者(あるいは上記農産物を現在栽培中の生産者)を栽培履歴情報に基づき選定し、さらに、当該選定した生産者が所有する圃場のうちから、上記栽培指示情報に示される希望出荷量の農産物を栽培するのに必要な圃場を選定(例えば、必要な圃場の面積に基づき選定)する。これにより、例えば、希望出荷量が10tであるとすると、生産者aの圃場a1及び圃場a2で3tずつ栽培、生産者bの圃場b1で4t栽培というように決定される。
また、上記生産者及び圃場の選定は、生産者団体による指定に基づいて行われるように構成しても良い。例えば、PC2を使用する生産者団体のログイン後、制御部13は、当該PC2からネットワークNWを介して送信された栽培履歴情報の閲覧指示を示す閲覧指示情報を受信すると、当該閲覧指示に対応する生産者(例えば、当該生産者団体に所属する生産者)を検索し、当該検索された生産者に関する基本情報及び栽培履歴情報を含む生産者情報を、ネットワークNWを介して当該PC2に対して送信する。こうして送信された生産者情報は、例えば一覧形式でPC2のディスプレイ上に表示され、当該生産者情報の閲覧者により所望の生産者及び圃場が指定されると、指定された生産者及び圃場を示す生産者指定情報がサーバSVに送信される。なお、当該閲覧者は、例えば、栽培履歴情報もとに、栽培依頼に係る農産物の栽培実績のある(つまり、過去に栽培して出荷実績のある)生産者ばかりでなく、現在当該農産物を栽培中の生産者も指定することができる。例えば、商談の成立が遅れた場合や、天候や外敵被害後の補充の場合は、現時点の栽培履歴情報をもとに「栽培中の」生産者を選定することが想定される。
そして、制御部13は、当該PC2から送信された生産者指定情報を受信すると、当該生産者指定情報に示される生産者及びその圃場を選定する。
また、上記生産者及び圃場の選定は、栽培依頼者による指定に基づいて行われるように構成しても良い。例えば、制御部13は、PC1からの栽培指示情報の受信後に当該PC1からネットワークNWを介して送信された栽培履歴情報の閲覧指示を示す閲覧指示情報を受信すると、当該閲覧指示に対応する生産者を検索(例えば、検索条件(例えば、農産物、産地、出荷実績量等)にしたがって検索)し、当該検索された生産者に関する基本情報及び栽培履歴情報の一部を含む生産者情報を、ネットワークNWを介して当該PC1に対して送信する。こうして送信された生産者情報は、例えば一覧形式でPC1のディスプレイ上に表示され、当該生産者情報の閲覧者により所望の生産者及び圃場が指定されると、指定された生産者及び圃場を示す生産者指定情報がサーバSVに送信される。そして、制御部13は、当該PC1から送信された生産者指定情報を受信すると、当該生産者指定情報に示される生産者及びその圃場を選定する。
以上のようにして生産者及びその圃場を選定すると、制御部13は、上記新たな栽培基準で農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報を栽培計画情報データベース126に登録する。かかる栽培計画情報には、上記選定された生産者及び圃場のID及び名称、栽培対象となる農産物のID及び名称、出荷先となる栽培依頼者のID及び名称、上記決定された新たな栽培基準、出荷予定時期、出荷予定量、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日等が含まれる。なお、各作業予定日は、PC2を通じて生産者団体による入力に基づいて行われるように構成しても良い。
そして、制御部13は、例えば、当該栽培計画情報が登録されたことが記述された電子メールを上記選定された例えば生産者a及びbの電子メールアドレス宛に送信する。当該電子メールを見た例えば生産者aはPC3aを通じてログインすることにより、上記栽培計画情報データベース126に登録された栽培計画情報をサーバSVからPC3aにダウンロードすることができる。
このように例えばPC3aにダウンロードされた栽培計画情報は、専用ケーブルを介して携帯型端末4aに転送され、携帯型端末4aにおいて、栽培基準、出荷予定時期、出荷予定量、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日等を含む栽培計画が設定される。
なお、上記栽培計画情報をネットワークNWを介してPC3aにダウンローする方法以外にも、例えば、サーバSVの運営者側や、生産者団体が、当該栽培計画情報を記載した栽培計画表をプリントアウト(出力)して生産者に配布ようにしても良い。あるいは、或いはサーバSVの運営者側や、生産者団体が、当該栽培計画情報を記録媒体(光ディスクや半導体メモリ等のPCに着脱可能な記録媒体)に記録(出力)して生産者に配布ようにしても良い。
こうして、例えば、携帯型端末4aを使用する生産者aは、携帯型端末4aを用いて、栽培記録を行うことができる。かかる栽培記録では、各作業実施日及び作業内容等の情報が記録される。携帯型端末4aに記録された各作業実施日及び作業内容等の情報は、農産物の栽培経過を示す栽培履歴情報(後述する記帳情報ファイルに格納)として、例えば生産者aからの転送指示により携帯型端末4aから専用ケーブルを介してPC3aに転送され、更にPC3aからサーバSVにアップロードされ、栽培履歴情報データベース127に登録される。
なお、上記栽培履歴情報の収集にあたって、携帯型端末4aを用いず、各生産者又は生産者団体がPCから入力(例えばキーボード入力)しサーバSVにアップロードしても良い。あるいは、或いはサーバSVの運営者側が、当該栽培履歴情報を記載したシートを各生産者又は生産者団体からファックスや郵送で受け取り(又は直接受け取り)、当該情報をオペレータが入力装置を用いて(例えばキーボード入力)サーバSVに入力するようにしても良い。あるいは、サーバSVの運営者側が、当該栽培指示情報が記録された記録媒体(光ディスクや半導体メモリ等のPCに着脱可能な記録媒体)を各生産者又は生産者団体から郵送又は直接受け取り、当該記録媒体をオペレータが読み取り装置に装着することによりサーバSVに入力するようにしても良い。
このように登録された栽培履歴情報は、これを送信した生産者が所属する生産者団体や、栽培履歴情報に係る農産物の栽培指示をした栽培依頼者により閲覧可能となる。
また、制御部13は、上記登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、当該栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定し、栽培計画に示される条件を満たさないと判定した場合には、当該栽培計画に示される条件を満たさないと判定された生産者以外の生産者であって、決定された新たな栽培基準で農産物を栽培可能な例えば生産者cを新たに選定し、上記と同様、栽培計画を示す栽培計画情報を栽培計画情報データベース126に登録する。これにより、当該栽培計画情報は、上記と同様、サーバSVからPC3cを通じて携帯型端末4cに転送されることになる。
ここで、上記栽培計画に示される条件を満たさない例として、例えば、実際の作業実施日が栽培計画情報に示される作業予定日から所定期間遅れている場合や、栽培計画情報に示される栽培基準を満たさない場合(例えば、害虫の異常発生によって、農薬の使用制限量や使用制限回数を上回った場合)、さらには、登録農薬情報の改正等により栽培計画情報に示される栽培基準がより厳しく変更された場合等が挙げられる。
[1−2. 携帯型端末の構成及び機能等]
次に、携帯型端末4a〜4eの構成及び機能等について説明する。なお、携帯型端末4a〜4eの構成及び機能は同様であるので、ここでは、代表として携帯型端末4aについて説明する。
図5は、携帯型端末4aの概要構成例を示す図である。
図5に示すように、携帯型端末4aは、使用者からの操作指示を受け付ける各種操作ボタンを備える操作部101、各種情報を表示するディスプレイを備える表示部102、各種情報を音声出力するスピーカを備える音声処理部103、他の携帯型端末との間で無線通信を行うための無線通信部104、PC3aに接続するためのPC接続部105、バーコードを読み取るバーコードリーダ106、オペレーティングシステム(O/S),各種プログラム及びデータ等を記憶する記憶部(例えば、ハードディスク或いはメモリカード)107、CPU,ROM,及びRAM等から構成された制御部108、及び携帯型端末4aの各部に電源を供給する電源部(例えば、充電電池)109等を備えて構成されており、これらの構成要素は、システムバス110を介して相互に接続されている。このような構成の携帯型端末4aは、使用時には使用者により持ち運ばれる一方、非使用時には図示しない専用のクレードル(Cradle)にセットされることにより電源部109に充電されるようになっている。
記憶部107には、農薬の基礎情報(農薬に関する情報)が格納される農薬情報ファイル、肥料の基礎情報(肥料に関する情報)が格納される肥料情報ファイル、使用者の基礎情報(使用者に関する情報)が格納される使用者情報ファイル、圃場の基礎情報及び栽培計画情報(圃場に関する情報)が格納される圃場情報ファイル、作業についての記帳情報が格納される記帳情報ファイル、及び圃場の土壌情報が格納される土壌情報ファイル等が記憶されている。これらのファイルは、例えばシステム管理者により作成され、例えば生産者aによる携帯型端末4aの入手時(例えば、購入時又は貸与時)に記憶部107に事前記憶されるか、或いは、サーバSVからPC3a経由で携帯型端末4aに提供され記憶部107に記憶されることになる。
また、記憶部107には、サーバSVからPC3a経由で受信された栽培計画情報が例えば管理テーブルに設定される。
そして、生産者aは、上記栽培計画情報に示される栽培計画にしたがって栽培指示された農産物の栽培を行う際に、携帯型端末4aを用いて栽培記録を行うことになる。この栽培記録は、生産者aによる操作部101らの操作指示にしたがって表示部102におけるディスプレイ上に所定の画面が表示されて行われる。
図6は、圃場ステージにおける、ある作業についての記録を行うための画面の遷移例を示す図である。
図6の例では、画面71における圃場リスト欄71aに、圃場及び農産物の名称のリストが表示されており、当該リストにおける各圃場及び農産物の名称は、生産者aによる操作部101の操作により上下移動するカーソル71bにより選択可能になっている。
また、図6に示す画面71には、参照ボタン71dが設けられており、生産者aが操作部101を操作して参照ボタン71dを指定すると、カーソル71bにより名称が選択されている圃場について既に登録された情報を閲覧するための圃場カレンダの画面(図示せず)が表示されることになる。
更に、図6に示す画面71には、選択ボタン71eが設けられており、生産者aが操作部101を操作して選択ボタン71eを指定すると、制御部108は、カーソル71bにより名称が選択されている圃場を選択し、当該圃場を示す圃場情報、及び当該農産物のID及び名称、並びに当該作業内容を示す作業情報をRAMに一時格納し、農薬選択等の処理に移行する。
この農薬選択等の処理において、制御部108は、先ず、上記選択された圃場に対して使用可能な一又は複数の農薬(上記栽培計画情報に含まれる栽培基準にて規定された農薬)の名称を管理テーブルから読み込んで当該農薬の名称等が表示された図6に示す画面72を表示部102におけるディスプレイ上に表示させる。
図6に示す画面72には、農薬検索タブ72aと害敵検索タブ72bが設けられており、画面72は農薬検索タブ72aが選択(デフォルト設定)されている場合の画面である。
図6の例では、画面72における農薬リスト欄72cに、上記読み込まれた農薬の名称のリストが表示されており、当該リストにおける各農薬の名称は、生産者aによる操作部101の操作により上下移動するカーソル72dにより選択可能になっている。また、当該カーソル72dで名称が選択された農薬については、その使用実績回数、及び使用制限回数(上記栽培計画情報に含まれる栽培基準にて規定された使用回数)が管理テーブルから取得され、図6に示す画面72における使用実績回数表示欄72eに使用実績回数が表示され、使用制限回数表示欄72fに使用制限回数が表示されるようになっている(画面73でも同様)。
更に、図6に示す画面72には、次へボタン72hが設けられており、生産者aが操作部101を操作して次へボタン72hを指定すると、制御部108は、カーソル72dにより名称が選択されている農薬を選択し、選択された農薬を生産者aに確認させるための画面74の表示を経て(画面74に設けられた“はい”ボタン74aの指定後)、当該選択された農薬を示す情報及び当該農薬の使用年月日(例えば、本日)を示す使用年月日情報を、上記RAMに一時格納された圃場情報等に対応付けて格納し、農薬の使用時期制限表示処理に移行する。
一方、図6に示す画面72において、生産者aが操作部101を操作して害敵検索タブ72bを指定すると、制御部108は、上記選択された圃場に対して使用可能な一又は複数の農薬(上記栽培計画情報に含まれる栽培基準にて規定された農薬)に対応付けられている適用害敵の名称を農薬情報ファイルから読み込み、当該適用害敵のうち一つの適用害敵を選択(デフォルト設定)する。そして、制御部108は、当該選択した適用害敵に対応付けられている一又は複数の農薬(当該害敵に対して有効な農薬)の名称を農薬情報ファイルから読み込み、当該適用害敵の名称及び当該農薬の名称等が表示された図6に示す画面73を表示部102におけるディスプレイ上に表示させる。これにより、生産者aは、害敵から使用農薬を選択することができる。
図6の例では、画面73における害敵リスト欄73aに、上記読み込まれた害敵の名称のリストが表示されているとともに、画面73における農薬リスト欄73cに、上記読み込まれた農薬(害敵リスト欄73aでカーソル73bにより名称が選択されている害敵に対して有効な農薬)の名称が表示されている。ここで、害敵リスト欄73aにおける各害敵の名称は、生産者aによる操作部101の操作により上下移動するカーソル73bにより選択可能になっており、当該カーソル73bにより新たな害敵の名称が選択された場合、当該害敵に対応付けられている一又は複数の農薬(当該害敵に対して有効な農薬)の名称が農薬情報ファイルから読み込まれ農薬リスト欄73cに表示されることになる。
また、当該画面73には、画面72と同様、次へボタンが設けられており、生産者aが操作部101を操作して次へボタンを指定すると、制御部108は、カーソル73dにより名称が選択されている農薬を選択し、選択された農薬を生産者aに確認させるための画面74の表示を経て(画面74に設けられた“はい”ボタン74aの指定後)、農薬の使用時期制限表示処理に移行する。
次に、使用時期制限表示処理においては、制御部108は、上記選択された農薬に対応付けられている使用制限時期を示す使用制限時期情報及び農薬使用に当たっての使用時期制限の注意事項を記したコメントを示すコメント情報を農薬情報ファイルから読み込み、使用制限時期情報及びコメント情報が表示された図6に示す画面75を表示部102におけるディスプレイ上に表示させる。これにより、農薬の使用時期に基づく使用制限情報が生産者aに対して提示されることになる。なお、農薬の使用時期に基づく使用制限情報は、音声処理部103を通じてスピーカから音声出力されるように構成しても良い。
図6に示す画面75には、OKボタン75aが設けられており、生産者aが操作部101を操作してOKボタン75aを指定すると、制御部108は、選択された一の農薬に対応する管理テーブルを参照し、当該農薬についての使用実績回数が使用制限回数に達しているか否かを判別(適正チェック)する。そして、当該農薬についての使用実績回数が使用制限回数に達している場合には、制御部108は、使用回数制限の注意事項(使用制限回数に達している場合の注意事項)を記したコメントを示すコメント情報を農薬情報ファイルから読み込み、当該コメント情報が表示された図6に示す画面77を表示部102におけるディスプレイ上に表示(つまり、エラー表示)させる。これにより、上記選択された農薬についての使用制限回数に基づく使用制限情報が生産者aに対して提示されることになり、当該生産者aが当該圃場に対して当該農薬を過剰に散布することを事前に防止することができる。なお、使用実績回数が使用制限回数に達している場合であっても入力することは可能である。
一方、上記選択された農薬についての使用実績回数が使用制限回数に達していない場合には、制御部108は、使用回数制限の注意事項(使用制限回数に達していない場合の注意事項)を記したコメントを示すコメント情報を農薬情報ファイルから読み込み、当該コメント情報が表示された図6に示す画面76を表示部102におけるディスプレイ上に表示(確認表示:使用制限回数に基づく使用制限情報の提示(音声出力でも良い))させ、当該画面76に設けられたOKボタン76aが指定されると、希釈倍率入力処理に移行する。
次に、希釈倍率入力処理においては、制御部108は、先ず、上記選択された農薬の希釈倍率(上記栽培計画情報に含まれる栽培基準にて規定された希釈倍率)の範囲が表示された図6に示す画面78を表示部102におけるディスプレイ上に表示させる。
図6の画面78における符号78a部には、上記希釈倍率の範囲が表示されており、更に、当該画面78には、希釈倍率入力欄78b及び次へボタン78cが設けられている。そして、生産者aが、操作部101を操作して、使おうとしている農薬の希釈倍率を希釈倍率入力欄78bに入力し、次へボタン78cを指定すると、制御部108は、当該入力された希釈倍率が希釈倍率の範囲内にあるか否かを判別(適正チェック)する。当該入力された希釈倍率が希釈倍率の範囲内にある場合には、制御部108は、当該入力された農薬の希釈倍率を示す希釈倍率情報を、上記RAMに一時格納された圃場情報等に対応付けて格納し、使用量入力処理に移行する。一方、当該入力された希釈倍率が希釈倍率の範囲内にない場合には、制御部108は、希釈倍率制限の注意事項を記したコメントを示すコメント情報を農薬情報ファイルから読み込み、当該コメント情報(例えば、希釈倍率がの下限値(2000倍)を下回っていますなどの情報)が表示された画面(図示せず)を表示部102におけるディスプレイ上に表示(つまり、エラー表示)させる。これにより、農薬の希釈倍率が適正値範囲外になることを事前に防止することができる。なお、農薬の希釈倍率が適正値範囲外になっても希釈倍率を入力することは可能である。
次に、使用量入力処理においては、制御部108は、先ず、上記選択された農薬の使用量(上記栽培計画情報に含まれる栽培基準にて規定された使用量)を示す使用量情報を管理テーブルから読み込み、当該農薬の使用量の範囲(例えば、10a当たりの使用量の範囲)が表示された図6に示す画面79を表示部102におけるディスプレイ上に表示させると共に、上記選択された圃場に対して予め設定された面積を示す面積情報を圃場情報ファイルから読み込み、当該面積に応じた農薬の使用量の範囲を計算し(例えば、当該面積が15aであったとすると、上記10a当たりの使用量の範囲を15a当たりの使用量の範囲に換算)、当該計算後の使用量の範囲を、図6に示すように画面79の符号79a部に表示させる。これにより、生産者aは、選択した実際の圃場の面積に応じた農薬の使用量を即座に把握することができる。
そして、図6に示す画面79には、使用量入力欄79b及び次へボタン79cが設けられている。これにより、当該農薬の使用量の入力が生産者aに対して促されることになる。そして、生産者aが、当該使用量の入力の促しに応じて、操作部101を操作して、使おうとしている農薬の使用量を使用量入力欄79bに入力し、次へボタン79cを指定すると、制御部108は、当該入力された使用量が使用量の範囲内にあるか否かを判別(適正チェック)する。当該入力された使用量が使用量の範囲内にある場合には、制御部108は、当該入力された農薬の使用量を示す使用量情報を、上記RAMに一時格納された圃場情報等に対応付けて格納し、発生状況入力処理に移行する。一方、当該入力された使用量が使用量の範囲内にない場合には、制御部108は、使用量制限の注意事項を記したコメントを示すコメント情報を農薬情報ファイルから読み込み、当該コメント情報(例えば、使用量がの上限値(450l)を超えていますなどの情報)が表示された画面(図示せず)を表示部102におけるディスプレイ上に表示(つまり、エラー表示)させる。これにより、農薬の使用量が適正値範囲外になることを事前に防止することができる。なお、農薬の使用量が適正値範囲外になっても当該使用量を入力することは可能である。
次に、発生状況入力処理においては、制御部108は、先ず、図6に示す画面80を表示部102におけるディスプレイ上に表示させる。
図6に示す画面80には、発生状況リスト欄80a、コメント入力欄80c、及び次へボタン80dが設けられている。この発生状況リスト欄80aには、発生状況(予防のため(害虫が多いか否かは定かではないが予防のために散布)、少ない(害虫が少ない)、多い(害虫が多い))のリストが表示されており、各発生状況は、生産者aによる操作部101の操作により上下移動するカーソル80bにより選択可能になっている(この発生状況により農薬を散布した理由を後から分かる)。
また、生産者aは、操作部101を操作して、自身が気づいたこと等をコメント入力欄80cに入力することができる。そして、生産者aが操作部101を操作して、次へボタン80dを指定すると、制御部108は、上記カーソル80bにより選択されている発生状況を示す発生状況情報と、上記コメント入力欄80cに入力されたコメントとを、上記RAMに一時格納された圃場情報等に対応付けて格納し、栽培記録を確認させるための画面(図示せず)の表示を経て(当該画面に設けられたOKボタン(図示せず)の指定後)、上記RAMに一時格納されている使用年月日情報、使用供給物質情報、希釈倍率情報、使用量情報、発生状況情報、圃場情報、作業情報、当該農産物のID及び名称、生産者のID及び名称、並びに出荷先となる栽培依頼者のID及び名称の組を含む栽培履歴情報を記帳情報ファイルに登録し、且つ栽培計画情報に示される栽培基準を満たすか否かを判定し、その判定結果を記帳情報ファイルに登録する。更に、制御部108は、上記農薬についての使用実績回数及びその含有成分についての使用実績回数に1加算して記憶(管理テーブルを更新)し、当該処理を終了する。こうして、栽培記録が完了することになる。
なお、圃場ステージにおける防虫の作業についての栽培記録が行われる場合を例にとって説明したが、圃場ステージにおける防菌及び除草の作業についても上記と同様に栽培記録を行うことができる。また、育苗ステージにおける防虫、防菌、除草の作業についても上記と同様に栽培記録を行うことができる。
以上のようにして栽培記録された記帳情報ファイルは、上述したように、生産者aからの転送指示により携帯型端末4aから専用ケーブルを介してPC3aに転送され、更にPC3aからサーバSVにアップロードされ、当該記帳情報ファイルに含まれる情報が栽培履歴情報データベース127に登録される。
なお、上記栽培記録は、作業を行う前の事前記録の例であるが、作業を行った後の事後記録についても同様に適用できる。
[2. 計画栽培支援システムの動作]
次に、本実施形態に係る計画栽培支援システムの動作について説明する。
図7は、本実施形態に係る計画栽培支援システムSの動作例を示すシーケンス図である。
図7において、栽培依頼者のログイン(栽培依頼者のID及びパスワードによる)後、栽培依頼者のオペレータの操作にしたがってPC1から栽培指示入力要求がなされると(ステップS1)、サーバSVは、栽培依頼者基本情報データベース121を参照して当該栽培依頼者と契約している生産者団体のIDを特定し、その生産者団体のIDに対応付けられている生産者団体の名称を生産者団体基本情報データベース122から取得し、当該生産者団体のID及び名称を含むデータと栽培指示入力画面データをネットワークNWを介してPC1に送信する(ステップS2)。これにより、PC1のディスプレイ上に栽培指示入力画面が表示されると共に、当該栽培指示入力画面上に上記生産者団体の名称(複数の生産者団体がある場合、その名称リスト)が表示される。
このような栽培指示入力画面上で、栽培依頼者のオペレータは、キーボードやマウス等の操作部を用いて、所望の生産者団体の名称を選択し、さらに所望の農産物の栽培指示内容を入力して栽培指示実行ボタンを押下すると、PC1は、選択された生産者団体のID及び栽培指示内容を含む栽培指示情報を、ネットワークNWを介してサーバSVに送信する(ステップS3)。なお、栽培指示内容には、例えば、産地Aと産地Bに当該栽培依頼者に特有の依頼者栽培基準でXX月にYtずつ農産物Zを出荷する指示内容が含まれる(つまり、農産物の名称、産地の名称、依頼者栽培基準、希望出荷時期、及び希望出荷量の指示が含まれる)。
上記栽培指示情報を受信したサーバSVは、当該栽培指示情報に応じた個別栽培基準により、基本栽培基準を修正して新たな栽培基準を決定(作成)する(ステップS4)。例えば、上述したように、国栽培基準が、産地栽培基準及び依頼者栽培基準により絞り込まれるかたちで修正されて新たな栽培基準が決定される。
次いで、サーバSVは、上記栽培指示情報に含まれる農産物の名称、産地の名称、希望出荷時期、及び希望出荷量と、新たな栽培基準と、の組を、上記受信された生産者団体のIDに対応付けて記憶する(ステップS5)。そして、サーバSVは、栽培指示があったことが記述された電子メールを上記生産者団体の電子メールアドレス宛にメールサーバに送信(栽培指示有通知)する(ステップS6)。こうして、当該電子メールはメールサーバを通じてPC2により受信されることにより、当該生産者団体は、契約している栽培依頼者からの栽培指示があったことを認識することになる。
そして、当該生産者団体のログイン(生産者団体のID及びパスワードによる)後、当該生産者団体のオペレータの操作にしたがってPC2から、上記栽培指示(電子メールに記述された栽培指示)に対する栽培計画作成要求がなされると(ステップS7)、サーバSVは、生産者団体のIDをキーとして、生産者基本情報データベース123から当該生産者団体に所属する各生産者のID、名称、及び各生産者が所有する圃場に関する圃場情報等を検索、取得すると共に、栽培履歴情報データベース127から上記各生産者のIDに対応する栽培履歴情報(農産物の出荷が完了したもの)を検索、取得し、更に、当該生産者団体のIDに対応付けられて記憶されている栽培指示に係る農産物の名称、産地の名称、希望出荷時期、希望出荷量、及び栽培基準等の組の情報を取得する(ステップS8)。
そして、サーバSVは、上記取得した各生産者のID、名称、各生産者が所有する圃場に関する圃場情報、及び栽培履歴情報を含む生産者情報と、上記栽培指示に係る農産物の名称、産地の名称、希望出荷時期、希望出荷量、及び栽培基準等の情報を含むデータと、栽培計画作成画面データをネットワークNWを介してPC2に送信する(ステップS9)。これにより、PC2のディスプレイ上に栽培計画作成画面が表示されると共に、当該栽培計画作成画面上に、例えば、上記生産者の名称、圃場の名称、圃場の面積、当該圃場で栽培された農産物の栽培及び出荷実績等が生産者毎に対応付けられたリストが表示され、且つ上記栽培指示に係る農産物の名称、産地の名称、希望出荷時期、希望出荷量、及び栽培基準等が表示される。
このような栽培計画作成画面上で、生産者団体のオペレータは、表示された、栽培指示に係る農産物の名称、産地の名称、希望出荷時期、希望出荷量、及び栽培基準を考慮し、操作部を用いて、栽培指示に係る農産物を栽培させる生産者の名称及び圃場の名称を指定すると共に、そこでの出荷予定量を入力(例えば、希望出荷量が10tであるとすると、生産者aの圃場a1及び圃場a2で3t、生産者bの圃場b1で4tというように入力)し、更に、出荷予定時期、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日等を入力して栽培計画作成実行ボタンを押下すると、PC2は、上記指定された生産者及び圃場を示す生産者指定情報、及び上記入力された出荷予定量、出荷予定時期、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日等を含む栽培計画指定情報を、ネットワークNWを介してサーバSVに送信する(ステップS10)。
上記生産者指定情報及び栽培計画指定情報を受信したサーバSVは、当該生産者指定情報に示される生産者及びその圃場を選定し(ステップS11)、選定した生産者のID及び名称と、選定した圃場のID及び名称と、当該圃場に割り当てる出荷予定量、出荷予定時期、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日と、栽培対象となる農産物のID及び名称と、出荷先となる栽培依頼者のID及び名称と、上記新たな栽培基準と、の組を含む栽培計画情報を栽培計画情報データベース126に登録する(ステップS12)。
なお、生産者及びその圃場の選定は、上記生産者指定情報の指定によらず、サーバSVが、上記栽培指示情報に示される栽培指示先の生産者団体に属する生産者のうち、上記新たな栽培基準で上記農産物を栽培した実績のある生産者を栽培履歴情報に基づき自動的に選定(例えば、生産者団体に属する生産者の中から、栽培指示に係る農産物を所定量以上栽培した実績のある生産者を選定)し、さらに、当該選定した生産者が所有する圃場のうちから、上記栽培指示情報に示される希望出荷量の農産物を栽培するのに必要な圃場を選定(例えば、必要な圃場の面積に基づき選定)するように構成しても良い。
そして、サーバSVは、当該栽培計画情報が登録されたことが記述された電子メールを上記選定された例えば生産者a及びbの電子メールアドレス宛にメールサーバに送信(栽培計画情報登録通知)する(ステップS13)。こうして、当該電子メールはメールサーバを通じて例えばPC3a及び3bにより受信されることにより、当該生産者は、栽培計画情報が登録されたことを認識することになる。
そして、当該生産者のログイン(生産者のID及びパスワードによる)後、当該生産者の操作にしたがって例えばPC3aから、上記栽培計画情報のダウンロード要求がなされると(ステップS14)、サーバSVは、当該生産者のIDをキーとして、上記のように登録された栽培計画情報を栽培計画情報データベース126から取得し、当該栽培計画情報をネットワークNWを介してPC3aに送信する(ステップS15)。このように例えばPC3aにダウンロードされた栽培計画情報は、専用ケーブルを介して携帯型端末4aに転送され、携帯型端末4aにおいて、栽培基準、出荷予定時期、出荷予定量、栽培開始予定日、各作業予定日、及び栽培終了予定日等を含む栽培計画が管理テーブルに設定される。
その後、例えば生産者aは、上記栽培計画情報に示される栽培計画にしたがって栽培指示された農産物の栽培を行う際に、上述したように、携帯型端末4aを用いて栽培記録を行うことになる。こうして作成された記帳情報ファイルは、携帯型端末4aから専用ケーブルを介してPC3aに転送され、更にPC3aからサーバSVに送信される(ステップS16)。
上記記帳情報ファイルを受信したサーバSVは、当該記帳情報ファイルに含まれる栽培履歴情報を栽培履歴情報データベース127に登録する(ステップS17)。次いで、サーバSVは、例えば、当該登録された栽培履歴情報が例えば収穫予定日以前の作業にかかるものである場合に、当該登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、上述したように当該栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定(記帳情報ファイルに含まれる判定結果を利用しても良い)し(ステップS18)、栽培計画に示される条件を満たさないと判定した場合には、サーバSVは、栽培計画条件を満たさない事象が発生したことが記述された電子メールを上記生産者団体(上記記帳情報ファイルの送信元の生産者が所属する生産者団体)の電子メールアドレス宛にメールサーバに送信(計画条件不具備事象発生通知)する(ステップS19)。こうして、当該電子メールはメールサーバを通じてPC2により受信されることにより、当該生産者団体は、栽培計画条件を満たさない事象が発生したことを認識することになる。その後、上記ステップS7〜S12と同様の流れで、当該栽培計画に示される条件を満たさないと判定された生産者以外の生産者であって新たな栽培基準で農産物を栽培可能な生産者が新たに選定され、ステップS13〜S15と同様の流れで、当該新たに選定された生産者に対して栽培計画情報が提供されることになる。これにより、栽培指示に係る出荷予定量を補うことができる。
以上説明したように上記実施形態によれば、サーバSVが、農産物の栽培指示を示す栽培指示情報に応じた個別栽培基準により、基本栽培基準を修正して新たな栽培基準を決定し、決定した新たな栽培基準で上記農産物を栽培可能な1以上の生産者及びその圃場を生産者情報に基づいて選定し、上記新たな栽培基準で農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報を生産者に提供するように構成したので、基本栽培基準をベースとした様々な栽培基準があっても、これらの様々な栽培基準を考慮した上で上記栽培依頼に係る農産物を栽培可能あるいは栽培中の生産者を迅速に選定し、当該生産者に対して上記栽培計画にしたがった栽培依頼を迅速に行うことができる。
また、各生産者は、上記栽培計画情報にしたがって農産物の栽培及び栽培記録を携帯型端末で行い、その栽培経過を示す栽培履歴情報が、適宜、当該携帯型端末からサーバSVにアップロードされ栽培履歴情報データベース127に登録されるようにし、生産者団体及び栽培依頼者が登録された栽培履歴情報をPCから閲覧できるように構成したので、生産者団体や栽培依頼者は、リアルタイムに栽培経過を確認でき、生産者に対して適切な指導等を行うことができる。更に、栽培履歴情報が栽培履歴情報データベース127に栽培履歴情報が蓄積されていくので、上記栽培基準で農産物を栽培可能な生産者の選定に当たって、生産者団体や栽培依頼者は、蓄積された栽培履歴情報から所望の生産者を効率良く指定することができる。
更に、上記適宜登録される栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、当該栽培計画に示される条件を満たすか否かが判定され、栽培計画に示される条件を満たさない場合には、当該栽培計画に示される条件を満たさないと判定された生産者以外の生産者であって、上記栽培基準で農産物を栽培可能な生産者が新たに選定され、その生産者に栽培依頼がなされるように構成したので、例えば、実際の作業実施日が栽培計画情報に示される作業予定日から所定期間遅れている場合や、害虫等の外敵の異常発生によって、農薬の使用制限量や使用制限回数を上回った場合等が生じた場合であっても、栽培依頼者は、予定される栽培基準で出荷予定時期に出荷予定量を確保することできる。
なお、上記実施形態において、例えば、登録農薬情報の改正等により栽培基準が変更されることにより、栽培基準情報データベース125に登録された栽培基準情報が変更された場合には、サーバSVは、当該変更された栽培基準に基づき新たな栽培基準を決定(例えば、栽培依頼者からの要求により依頼者栽培基準が変更された場合、当該依頼者栽培基準を含む個別栽培基準により、基本栽培基準を修正して新たな栽培基準を決定)し、当該決定された新たな栽培基準が含まれる栽培基準変更情報を、該当する各生産者のPC(例えば、生産者aのPC3a)にネットワークNWを介して送信することになる。このように例えばPC3aに送信された栽培基準変更情報は、専用ケーブルを介して携帯型端末4aに転送され、携帯型端末4aにおいて、管理テーブルに既に設定されている栽培基準が変更されることになる。こうして例えば携帯型端末4aにおいて変更された栽培基準は、上述した、農薬の希釈倍率、使用量、使用回数等の適正チェックの際に用いられる。
また、栽培基準情報データベース125に登録された栽培基準情報が変更された場合には、上記ステップS18及びS19と同様の動作が行われる。つまり、サーバSVは、栽培計画に示される条件として、変更された栽培基準に基づく新たな栽培基準を満たすか否かを判定し、満たさない場合には、当該条件を満たさない事象が発生したことが記述された電子メールを上記生産者団体の電子メールアドレス宛にメールサーバに送信することになる。これにより、生産者団体等は栽培基準が変更されたことを把握し、その対応を図ることが可能となる。
更に、上記実施形態を利用した発展形態として、例えば栽培された農産物の出荷時等に、生産者が、個々の農産物(その加工食品でも良い)又は出荷梱包に対して上記システムS内において他と重複しない個別の識別番号を付与し、当該識別番号を有するバーコードやQRコード等を表示するラベル(ラベル作成装置により作成)を個々の農産物又は出荷梱包に対して添付(印刷又は貼り付け)すると共に、上記農産物等に対して付与された識別番号を上記携帯型端末に入力して上述した栽培履歴情報に含めてサーバSVにアップロードする(これにより栽培履歴情報データベース127に登録される)ように構成しても良い。この構成によれば、その後、販売拠点において、例えば消費者等が、上記農産物等のラベルに表示されたバーコードやQRコード等をリーダにより読み込ませることで、当該識別番号は近くに設置された拠点端末に送られ、さらに当該識別番号が含まれる検索要求が当該拠点端末からサーバSVに送信される。これにより、サーバSVは、受信した識別番号をキーとして栽培履歴情報を栽培履歴情報データベース127から検索し、当該検索された栽培履歴情報に含まれる農産物の名称、産地、収穫日、出荷日、及び使用農薬等の情報を拠点端末に返信し、当該拠点端末は、かかる情報を表示することになる。これにより、消費者は販売拠点で農産物(又はその加工食品)を購入する際に、栽培履歴を確認することができる。
本実施形態に係る計画栽培支援システムSに概要構成例を示す図である。 サーバSVの概要構成例を示す図である。 新たな栽培基準が決定される様子を示す概念図である。 新たな栽培基準が決定される具体例を示す図である。 携帯型端末4aの概要構成例を示す図である。 圃場ステージにおける、ある作業についての記録を行うための画面の遷移例を示す図である。 本実施形態に係る計画栽培支援システムSの動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1、2、3a〜3e PC
4a〜4e 携帯型端末
SV サーバ
NW ネットワーク
S 計画栽培支援システム
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
14 システムバス
101 操作部
102 表示部
103 音声処理部
104 無線通信部
105 PC接続部
106 バーコードリーダ
107 記憶部
108 制御部
109 電源部
110 システムバス

Claims (11)

  1. 農産物の計画栽培を支援する計画栽培支援装置であって、
    農産物を栽培するために最低限必要な基本となる基本栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記基本栽培基準と、当該基本栽培基準より厳しい複数の個別栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記個別栽培基準と、を示す栽培基準情報を登録する栽培基準情報データベースと、
    農産物を栽培可能な複数の生産者に関する生産者情報を登録する生産者情報データベースと、
    特定の農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を入力する栽培指示情報入力手段と、
    前記栽培指示情報に応じた前記個別栽培基準が示す前記使用制限情報により、前記基本栽培基準が示す前記使用制限情報を当該基本栽培基準より厳しい使用制限情報に絞り込んで新たな栽培基準を決定する栽培基準決定手段と、
    農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を入力する栽培履歴情報入力手段と、
    前記入力された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録する栽培履歴情報登録手段と、
    前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培した実績のある生産者または当該新たな栽培基準で前記農産物を現在栽培中の生産者を前記登録された栽培履歴情報に基づいて選定する生産者選定手段と、
    前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報であって、前記生産者選定手段により選定された生産者に関する生産者情報を含む栽培計画情報を出力する栽培計画情報出力手段と、
    を備えることを特徴とする計画栽培支援装置。
  2. 請求項1に記載の計画栽培支援装置において、
    前記選定された生産者に対応する前記登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、前記栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定する栽培条件判定手段を更に備え、
    前記生産者選定手段は、前記栽培条件判定手段により前記栽培計画に示される条件を満たさないと判定された場合には、前記選定された生産者以外の生産者であって、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を新たに選定することを特徴とする計画栽培支援装置。
  3. 請求項1に記載の計画栽培支援装置において、
    前記栽培指示情報入力手段は、ネットワークを介して特定の農産物の栽培依頼者の端末装置から送信された当該農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を受信し、
    前記栽培計画情報出力手段は、前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報を、ネットワークを介して、前記選定された生産者が使用する端末装置に対して送信することを特徴とする計画栽培支援装置。
  4. 請求項に記載の計画栽培支援装置において、
    ネットワークを介して各前記生産者が使用する端末装置から送信された農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を受信する栽培履歴情報受信手段を更に備え
    前記栽培履歴情報登録手段は、前記受信された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録することを特徴とする計画栽培支援装置。
  5. 請求項に記載の計画栽培支援装置において、
    ネットワークを介して前記栽培依頼者の端末装置又は前記生産者が所属する生産者団体の端末装置から送信された栽培履歴情報の閲覧指示を示す閲覧指示情報を受信する閲覧指示情報受信手段と、
    前記閲覧指示に対応する前記登録された栽培履歴情報を含む生産者情報を前記ネットワークを介して前記栽培依頼者の端末装置又は前記生産者が所属する生産者団体の端末装置に対して送信する栽培履歴情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする計画栽培支援装置。
  6. 請求項に記載の計画栽培支援装置において、
    前記生産者情報を受信した前記端末装置上に表示された当該生産者情報の閲覧者により指定された生産者を示す生産者指定情報を受信する生産者指定情報受信手段を更に備え、
    前記生産者選定手段は、前記受信された生産者指定情報に基づいて、前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を選定することを特徴とする計画栽培支援装置。
  7. 請求項4乃至6の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、
    前記選定された生産者に対応する前記登録された栽培履歴情報に示される栽培経過に基づいて、前記栽培計画に示される条件を満たすか否かを判定する栽培条件判定手段を更に備え、
    前記生産者選定手段は、前記栽培条件判定手段により前記栽培計画に示される条件を満たさないと判定された場合には、前記選定された生産者以外の生産者であって、前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培可能な1以上の生産者を新たに選定し、
    前記栽培計画情報出力手段は、前記栽培計画を示す栽培計画情報を、ネットワークを介して前記新たに選定された生産者が使用する端末装置に対して送信することを特徴とする計画栽培支援装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、
    前記栽培計画には、少なくとも、前記農産物の出荷時期及び出荷量、並びに当該農産物を栽培するための前記新たな栽培基準が示されていることを特徴とする計画栽培支援装置。
  9. 請求項1乃至の何れか一項に記載の計画栽培支援装置において、
    前記個別栽培基準には、前記農産物の産地に特有の栽培基準、前記農産物の栽培依頼者に特有の栽培基準、及び前記生産者が所属する生産者団体に特有の栽培基準のうちの少なくとも何れか一方の栽培基準が含まれることを特徴とする計画栽培支援装置。
  10. コンピュータを、請求項1乃至9の何れか一項に記載の計画栽培支援装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム
  11. 計画栽培支援装置を用いて農産物の栽培を行う生産者の選定を支援する計画栽培支援方法であって、
    前記計画栽培支援装置が、
    農産物を栽培するために最低限必要な基本となる基本栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記基本栽培基準と、当該基本栽培基準より厳しい複数の個別栽培基準であって前記農産物を栽培するための圃場に供給すべき農薬及び肥料の少なくとも何れか一方の供給物質の使用を制限する使用制限情報を示す前記個別栽培基準と、を示す栽培基準情報を栽培基準情報データベースに登録する工程と、
    農産物を栽培可能な複数の生産者に関する生産者情報を生産者情報データベースに登録する工程と、
    特定の農産物の栽培指示を示す栽培指示情報を入力する工程と、
    前記栽培指示情報に応じた前記個別栽培基準が示す前記使用制限情報により、前記基本栽培基準が示す前記使用制限情報を当該基本栽培基準より厳しい使用制限情報に絞り込んで新たな栽培基準を決定する工程と、
    農産物の栽培経過又は栽培実績を示す栽培履歴情報を入力する工程と、
    前記入力された栽培履歴情報を、前記各生産者に関する生産者情報に含めて登録する工程と、
    前記決定された新たな栽培基準で前記農産物を栽培した実績のある生産者または当該新たな栽培基準で前記農産物を現在栽培中の生産者を前記登録された栽培履歴情報に基づいて選定する工程と、
    前記新たな栽培基準で前記農産物を栽培させるための栽培計画を示す栽培計画情報であって、前記選定された生産者に関する生産者情報を含む栽培計画情報を出力する工程と、
    を含むことを特徴とする計画栽培支援方法
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