JP2019191972A - 農作業支援システム、サーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末 - Google Patents

農作業支援システム、サーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末 Download PDF

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【課題】経験の少ない農従事者が、適切な作業計画に従って日々の農作業を容易に行うことのできる農作業支援システムを提供することである。【解決手段】圃場に割り当てられた携帯端末20と、管理者端末装置10と、前記携帯端末及び前記管理者端末装置のそれぞれとの情報通信が可能なサーバ装置30とを有し、管理者端末装置10は、作業計画情報を、操作部での操作に従って、生成する作業計画作成手段と、前記作業計画情報を前記サーバ装置に送信する作業計画送信手段と、を備え、前記サーバ装置30は、前記作業計画情報から、タスク情報を生成するタスク情報作成手段と、前記タスク情報を前記携帯端末に提供するタスク情報提供手段と、を備え、前記携帯端末20は、前記タスク情報を、作業指示情報として、表示する表示手段を有する、構成となる。【選択図】 図1

Description

本発明は、圃場における作業者の農作業を支援する農作業支援システム、及びそのシステムに用いられるサーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末に関する。
従来、農作業に必要な情報を提示して作業者の農作業を支援する農業教示システム(農作業支援システム)が知られている(特許文献1参照)。この農作業教示システムは、携帯型端末を用いて、所定の品目を栽培するための圃場に供給すべき供給物質(農薬・肥料)の使用前に、使用者に対して当該供給物質の使用制限に関する使用制限情報を提示する。また、この農業教示システムでは、使用者が携帯型端末に入力した当該供給物質の使用量情報が記憶され、供給物質についての使用実績回数が使用制限回数に達していない場合には、使用者に対して、当該供給物質の使用量の入力を促すようにしている。
上記システムによれば、農作業者に対して、農薬や肥料の使用制限に関する情報や、実際に使用された農薬や肥料の量を提供することができる。その結果、農作業者は、そのような農薬や肥料に関する有益な情報基づいて、圃場に対して農薬や肥料を過剰に散布することを未然に防止することができる。
特開2009−28005号公報
ところで、各圃場での、例えば、土づくり、農薬散布、肥料散布、水やり等の農作業についての作業計画は、現在及び過去の気象の状況、土の状態、過去の作付け状態等、様々な知見が必要である。このため、経験の少なく多くの知見を有することのない農従事者が、各圃場での農作物の育成において、適正な作業計画を作ることは難しい。
一方、上述したような経験が豊かで様々な知見を有する者の数は少ない。このため、そのような農従事者が、適正な作業計画を立てることは可能であっても、その作業計画に従って農作業できる範囲は限られてしまう。
上述した従来のシステムでは、経験の少ない農従事者が、適切な作業計画(農薬や肥料の散布、水やり、葉かき、土づくり等の作業計画)に従って日々の作業を容易に行うことについては、考慮されているとはいいがたい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、経験の少ない農従事者が、適切な作業計画に従って日々の農作業を容易に行うことのできる農作業支援システム、及びその農作業支援システムに用いられるサーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末を提供するものである。
本発明に係る農作業支援システムは、圃場に割り当てられた携帯端末と、管理者端末装置と、前記携帯端末及び前記管理者端末装置のそれぞれとの情報通信が可能なサーバ装置とを有し、前記管理者端末装置は、前記圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を、操作部での操作に従って、生成する作業計画作成手段と、前記作業計画作成手段にて生成された前記作業計画情報を前記サーバ装置に送信する作業計画送信手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記管理者端末装置からの前記作業計画情報から、前記圃場において各日に行うべき作業を示すタスク情報を生成するタスク情報作成手段と、前記タスク情報生成作成手段にて生成される前記タスク情報を前記携帯端末に提供するタスク情報提供手段と、を備え、前記携帯端末は、前記サーバ装置から提供されるタスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示する表示手段を有する、構成となる。
このような構成によれば、管理者端末装置では、操作部を操作することにより、圃場での農産物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報が生成され、その作業計画情報が前記管理者端末装置からサーバ装置に送信される。サーバ装置では、前記管理者端末装置からの前記作業計画情報から、前記圃場において各日に行うべきタスク情報が生成され、そのタスク情報が、前記圃場に割り当てられた携帯端末に提供される。そして、前記携帯端末では、前記タスク情報が、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示される。
農作業者は、前記携帯端末を所持することにより、表示されるタスク情報(作業指示情報)から、圃場において、各日に行うべき作業を知ることができる。
本発明に係る農作業支援システムにおいて、前記携帯端末は、前記表示手段により表示された前記作業指示情報により指示される作業が、当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を、操作部での操作に従って、前記サーバ装置に送信する日報送信手段を有する、構成とすることができる。
このような構成によれば、携帯端末において表示された作業指示情報(タスク情報)により指示される作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報が、当該携帯端末からサーバ装置に送信される。タスク情報の基礎となる作業計画情報(作業情報、日程情報)を取得しているサーバ装置は、携帯端末からの日報情報が、作業が行われるべき日に行われたか否かの単純な情報であっても、その日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による農作業が行われているか否かを表す情報を得ることができる。
本発明に係る農作業支援システムにおいて、前記日報送信手段は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかを表す情報を、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として送信する、構成とすることができる。
このような構成によれば、携帯端末において表示された作業指示情報(タスク情報)により指示される作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべきに日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかの情報を表す情報が、当該携帯端末からサーバ装置に送信される。タスク情報の基礎となる作業計画情報(作業情報、日程情報)を取得しているサーバ装置は、携帯端末からの日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による作業が行われたこと、その作業が延期されたこと、及びその作業が中止されたこと、のそれぞれを表す情報を得ることができる。
本発明に係る農作業支援システムにおいて、前記サーバ装置は、前記携帯端末からの前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場で実際に行われた作業の履歴を表す情報を、前記管理者端末装置により読み出し可能に蓄積した作業履歴データベースを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、作業指示情報(タスク情報)により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報、特に、前記作業が当該作業の行われるべき日におこなわれたことを表す日報情報から、圃場で実際に行われた作業の履歴を表す情報が生成され、その情報が作業履歴データベースに蓄積される。管理者端末装置は、サーバ装置の前記作業履歴データベースから読み出す情報と作業計画情報とに基づいて、圃場において、いつ、どのような作業が行われたか、行われなかったかについての情報を得ることができる。
本発明に係る農作業支援システムにおいて、前記サーバ装置は、前記携帯端末からの前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われる作業の変更の履歴を表す情報を、前記管理者端末装置により読み出し可能に蓄積した作業変更履歴データベースを有する構成とすることができる。
このような構成により、作業指示情報(タスク情報)により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報に基づいて、圃場にて行われる作業の変更履歴を表す情報が生成され、その情報が作業変更履歴データベースに蓄積される。管理者端末装置は、サーバ装置の前記作業変更履歴データベースから読み出す情報から、圃場で行われる作業が、作業計画情報にて表されるものから変更されていることを表す情報を得ることができる。
本発明に係る農作業支援システムにおいて、前記管理者端末装置は、前記操作部での操作に従って、前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を生成する変更情報生成手段と、前記変更手段により生成された前記変更情報を前記サーバ装置に送信する変更情報送信手段と、を有し、前記サーバ装置は、前記管理者端末装置からの前記変更情報に基づいて、提供すべきタスク情報を変更するタスク情報変更手段、を有し、前記タスク情報提供手段は、前記タスク情報変更手段により得られる新たなタスク情報を前記携帯端末に提供する構成とすることができる。
このような構成により、管理者端末装置が、操作部での操作により、作業計画情報の変更部分を表す変更情報をサーバ装置に送信すると、サーバ装置は、管理者端末装置からの変更情報に基づいて携帯端末に提供すべきタスク情報を変更する。そして、サーバ装置は、変更により得られた新たなタスク情報を前記携帯端末装置に提供する。携帯端末では、前記新たなタスク情報を取得すると、そのタスク情報が、ある日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示される。
本発明に係るサーバ装置は、圃場に割り当てられた携帯端末との情報通信が可能なサーバ装置であって、前記圃場での農作業の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を取得する作業計画取得手段と、前記作業計画取得手段により取得された前記作業計画情報に基づいて、前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を前記携帯端末に提供するタスク情報提供手段と、を有する構成となる。
このような構成によれば、作業計画情報(作業情報、日程情報)が取得されると、その作業計画情報に基づいて、圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報が生成される。そして、このタスク情報が、前記圃場に割り当てられた携帯端末に提供される。携帯端末において、タスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示させることができる。
本発明に係るサーバ装置において、前記タスク情報を各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として表示する携帯端末から、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を取得する日報取得手段を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、サーバ装置では、タスク情報の基礎となる作業計画情報(作業情報、日程情報)が取得されているので、携帯端末からの日報情報が、作業が行われるべき日に行われたか否かの単純な情報であっても、その日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による農作業が行われているか否かを表す情報を得ることができる。
本発明に係るサーバ装置において、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかの情報を含む構成とすることができる。
このような構成によれば、作業指示情報(タスク情報)により指示される作業が当該作業の行われるべき日に行われたことを表す日報情報として、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべきに日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかの情報が、当該携帯端末から取得される。タスク情報の基礎となる作業計画情報(作業情報、日程情報)を取得しているサーバ装置は、携帯端末からの日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による作業が行われたこと、その作業が延期されたこと、及びその作業が中止されたこと、のそれぞれを表す情報を得ることができる。
本発明に係るサーバ装置において、前記日報取得手段にて取得される前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われた作業の履歴を表す情報を、外部の装置により読み出し可能に蓄積した作業履歴データベースを有する、構成とすることができる。
このような構成によれば、作業指示情報(タスク情報)により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報、特に、前記作業が当該作業の行われるべき日に行われたことを表す日報情報から、圃場で実際に行われた作業の履歴を表す情報が生成され、その情報が作業履歴データベースに蓄積される。タスク情報の基礎となる作業計画情報を有する外部の装置は、サーバ装置の前記作業履歴データベースから読み出す情報と前記作業計画情報とに基づいて、圃場において、いつ、どのような作業が行われたか、行われなかったかについての情報を得ることができる。
本発明に係るサーバ装置において、前記日報取情報得手段にて取得される前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われる作業の変更の履歴を表す情報を、外部の装置により読み出し可能に蓄積した作業変更履歴データベースを有する、構成とすることができる。
このような構成によれば、作業指示情報(タスク情報)により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報に基づいて、圃場にて行われる作業の変更履歴を表す情報が生成され、その情報が作業変更履歴データベースに蓄積される。タスク情報の基礎となる作業計画情報を有する外部の装置は、サーバ装置の前記作業変更履歴データベースから読み出す情報から、圃場で行われる作業が、作業計画情報にて表されるものから変更されていることを表す情報を得ることができる。
本発明に係るサーバ装置において、前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を取得する変更情報取得手段と、前記変更情報取得手段にて取得された前記変更情報に基づいて、提供すべきタスク情報を変更するタスク情報変更手段と、を有し、前記タスク情報提供手段は、前記タスク情報変更手段により得られる新たなタスク情報を前記携帯端末に提供する、構成とすることができる。
このような構成によれば、作業計画情報の変更部分を表す変更情報が取得されると、その変更情報に基づいて携帯端末に提供すべきタスク情報が変更される。そして、変更により得られた新たなタスク情報が前記携帯端末装置に提供される。携帯端末では、前記新たなタスク情報を取得すると、そのタスク情報を、ある日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示させることができる。
本発明に係る管理者端末装置は、圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を、操作部での操作に従って、生成する作業計画作成手段と、前記作業計画作成手段にて生成された前記作業計画情報を、該作業計画情報から前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を生成し、該タスク情報を前記圃場に割り当てられた携帯端末に提供する、サーバ装置に送信する作業計画送信手段と、を有する構成となる。
このような構成によれば、操作部を操作することにより、圃場での農産物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報が作成され、その作業計画情報がサーバ装置に送信される。サーバ装置では、前記作業計画情報から、前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報が生成され、そのタスク情報が、前記圃場に割り当てられた携帯端末に送信される。前記携帯端末では、前記タスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として表示させることができる。
本発明に係る管理者端末装置において、前記操作部での操作に従って、前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を生成する変更情報生成手段と、前記変更情報生成手段にて生成された前記変更情報を前記サーバ装置に送信する変更情報送信手段と、を有する構成とすることができる。
このような構成によれば、操作部での操作により、作業計画情報の変更部分を表す変更情報が生成されると、その変更情報がサーバ装置に送信される。サーバ装置では、管理者端末装置からの変更情報に基づいて携帯端末に提供すべきタスク情報を変更することができ、その変更により得られた新たなタスク情報を前記携帯端末装置に提供することができる。その結果、携帯端末では、その新たなタスク情報を、ある日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示させることができる。
本発明に係る携帯端末は、圃場に割り当てられ、サーバ装置との情報通信が可能な携帯端末であって、前記サーバ装置から提供される前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を取得するタスク情報取得手段と、前記タスク情報取得手段により取得された前記タスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示する表示手段と、を有する構成となる。
このような構成によれば、サーバ装置から提供される、圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報が取得されると、そのタスク情報が、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示される。農作業者は、この携帯端末を所持することにより、表示されるタスク情報から、圃場において、各日に行うべき作業を知ることができる。
本発明に係る携帯端末において、前記表示手段により表示された前記作業指示情報により指示される作業が、当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を、操作部での操作に従って、前記サーバ装置に送信する日報送信手段を有する、構成とすることができる。
このような構成によれば、表示された作業指示情報(タスク情報)により指示される作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報がサーバ装置に送信される。前記タスク情報が、圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程情報に基を含む作業計画情報づいて、前記サーバ装置にて生成されるものであれば、前記日報情報を取得する前記サーバ装置は、前記日報情報が、作業が行われるべき日に行われたか否かの単純な情報であっても、その日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による農作業が行われているか否かを表す情報を得ることができる。
本発明に係る携帯端末において、前記日報送信手段は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかを表す情報を、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として送信する、構成とすることができる。
このような構成によれば、表示された作業指示情報(タスク情報)により指示される作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべきに日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたことのいずれかの情報を表す情報が、サーバ装置に送信される。前記タスク情報が、圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程情報に基を含む作業計画情報づいて、前記サーバ装置にて生成されるものであれば、前記日報情報を取得するサーバ装置は、前記日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による作業が行われたこと、その作業が延期されたこと、及びその作業が中止されたこと、のそれぞれを表す情報を得ることができる。
本発明に係る農作業支援システムによれば、管理者端末装置において、例えば、経験の豊富な様々な知見のある管理者が操作部を操作して、作業計画情報を生成すれば、その作業計画情報に基づいて生成される、圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報が、サーバ装置を介して前記圃場に割り当てられた携帯端末に提供され、その携帯端末において、前記タスク情報が、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として表示される。従って、経験の少ない農従事者であっても、前記携帯端末に表示される作業指示情報(タスク情報)に従って作業を行えば、経験の豊富な様々な知見のある管理者が作成した適切な作業計画に従って日々の農作業を容易に行うことができることになる。
本発明に係るサーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末は、前記農作業支援システムに用いることができる。
図1は、本発明の実施の一形態に係る農作業支援システムを示す図である。 図2は、図1に示す農作業支援システムにおける管理サーバが備えるデータベースを示す図である。 図3Aは、図1に示す農作業支援システムの利用者に係る登録情報(その1:契約者)を示す図である。 図3Bは、図1に示す農作業支援システムの利用者に係る登録情報(その2:圃場、担当作業者)を示す図である。 図3Cは、図1に示す農作業支援システムの利用者に係る登録情報(その3:管理者)を示す図である。 図4は、図1に示す農作業支援システムの動作を示すシーケンス図である。 図5は、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その1)を示す図である。 図6は、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その2)を示す図である。 図7は、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その3)を示す図である。 図8Aは、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その4)を示す図である。 図8Bは、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その5)を示す図である。 図9Aは、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その6)を示す図である。 図9Bは、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その7)を示す図である。 図10は、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その8)を示す図である。 図11は、管理者端末装置における作業計画の入力画面(その9)を示す図である。 図12は、管理者端末における作業計画の入力画面(その10)を示す図である。 図13は、管理サーバで生成されるタスク情報の一例を示す図である。 図14は、携帯端末での表示例(その1)を示す図である。 図15は、携帯端末での表示例(その2)を示す図である。 図16は、携帯端末での表示例(その3)を示す図である。 図17は、携帯端末での表示例(その4)を示す図である。 図18は、携帯端末での表示例(その5)を示す図である。 図19は、管理者端末における作業計画変更の入力画面を示す図である。 図20は、管理者端末におけるナビ画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係る農作業支援システムは、図1に示すように構成される。
図1において、この農作業支援システムは、管理者が使用する管理者端末装置10(管理者PC)、複数(例えば、3つ)の圃場A、B、Cのそれぞれに割り当てられた携帯端末20a、20b、20c(例えば、スマートフォン)及び管理サーバ30(サーバ装置)を有している。管理者端末装置10は、公衆ネットワーク100(例えば、インターネット)を介して管理サーバ30と情報通信が可能である。また、携帯端末20(携帯端末を総称する場合には参照番号20を用いる)は、所定の移動体通信網及び公衆ネットワーク100を介して管理サーバ30と情報通信が可能である。
管理サーバ30は、種々のデータベースを備えている。これらのデータベースには、主なデータベースとして、図2に示す、利用者DB31、作業予定DB32a、作業履歴DB32b、変更履歴DB32c、収穫履歴DB33、病気発見DB34及びナビDB35が含まれている。利用者DB31は、この農作業支援システムの利用者に関する情報(契約者、圃場、作業者、管理者等)を格納している。作業予定DB32aは、作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報、及び作業日程情報から生成される日々に行うべき情報を示すタスク情報を格納している。作業履歴DB32bは、各圃場において実際に行われた作業の履歴を表す情報を格納している。変更履歴DB32cは、変更された作業の履歴を表す情報を格納している。収穫履歴DB33は、各圃場における農作物の収穫量の履歴を表す情報を格納している。病気発見DB34は、各圃場において発生した病気に関する情報を格納している。ナビDB35は、病名DB、対策名DB、農薬DB、肥料DBを含み、各病気に対する対策、有効な農薬、有効な肥料についての情報を格納している。管理者端末装置10は、管理サーバ30にアクセスすることにより、前述した各データベース(DB)の情報を読み出して取得することが可能である。
利用者は、自身のコンピュータ、あるいは管理者端末装置10から各種情報を管理サーバ30に登録する。具体的には、図3Aに示すような契約者に関する情報、図3Bに示すような、管理単位となるグループに属する圃場と、各圃場の作業者(ユーザ)及び作業者の識別番号に関する情報、及び図3Cに示すような、管理者、管理者が担当する管理グループ及び管理者の識別番号に関する情報、が管理サーバ30に登録される。
この農作業支援システムでは、管理者端末装置(管理者PC)10、管理サーバ30及び携帯端末20が、図4に示すような手順に従って処理を行う。
まず、作業計画は次のようにして作成される。
管理者端末装置10が、管理者による操作部での操作に従って、管理サーバ30にアクセスして管理者の識別番号を送ると、管理サーバ30は、送られた識別番号と利用者DB31に登録された管理者の識別番号(図3C参照)とを比較して認証処理を行う。認証がとれると、管理サーバ30は、作業計画入力画面を管理者端末装置10に提供する。これにより、管理者端末装置10では、圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を生成可能な状態になる。そして、管理者は、管理者端末装置10を操作して、管理サーバ30の各種データベース(図2参照)を参照しつつ、作業計画を作成する(作業計画作成手段)。
具体的には、図5に示す基本情報入力画面では、作付け年度、圃場、農作物の品目、定植日等の基本的な情報を入力することができる。図6に示す作付け計画入力画面では、は種から収穫までの主な作業スケジュールに関する情報をタイムライン上に設定することができる。例えば、図7に示すように、タイムライン上のある位置を指定(タップ操作)することにより、ポップアップウィンドウが現れ、そのポップアップウィンドウにおいて作業名及び日程に係る情報を入力することができる。作付け計画入力画面(図6参照)には、は種から収穫までの作業ケジュールのほか、栽培条件(培地、かん水、品種)についての情報を入力することができる。
図8Aに示す土づくり入力画面(図6に示す作付け計画入力画面における土づくりボタンの操作で読み出すこともできる)では、土づくりの各項目(土壌改良、元肥、春肥、秋肥)に対して、使用する肥料、その量、及び日程を入力することができる。日程設定のボタンを操作すると、図8Bに示す設定ウィンドウが表示される。この設定ウィンドウにおいて、土づくりの項目(元肥等)と、その日程を設定することができる。
図9Aに示す農薬入力画面では、圃場毎に、繰り返し散布すべき農薬についての情報を入力することができる。例えば、圃場Bにおいて開始日9月20日から3週に1度(水曜日)の頻度で散布する農薬(GGG水和剤、KKK水和剤)が、ローテーションAのグループの農薬として入力されている。また、圃場Bにおいて開始日9月20日から3週に1度(金曜日)の頻度で散布する農薬(DDD-1000、KKK水和剤)が、ローテーションBのグループの農薬として入力されている。また、図9Bに示す農薬入力画面では、圃場毎に、農薬とその散布日のついての情報を入力することができる。例えば、圃場Bにおいて散布すべき農薬(BBB、DDD)が設定され、その散布の開始日及び終了日(任意)が入力される。
図10に示す灌水追肥レシピの入力画面では、灌水追肥のレシピを入力することができる。この入力画面では、前述した作付け計画のタイムラインが表示されており、追加ボタン(プラスマーク)をクリックすることにより、図11に示すような設定ウィンドウが表示される。この設定ウィンドウによって、灌水追肥の期間、頻度、資材名、使用量、希釈率に係る情報の入力が可能である。設定ウィンドウでの入力が終了すると、図10に示す灌水追肥レシピの入力画面において、作付け計画のタイムラインに沿って、実行すべき灌水追肥レシピの期間を表す太矢印が表示される。
また、任意の作業についての情報は、図12に示す作業情報入力画面によって入力することができる。この作業情報入力画面において、作業名、作業予定日、作業日数、繰り返し周期、適用圃場の各情報を入力することができる。
図4に戻って、上述したように、作業計画作成に係る種々の入力画面に対しての情報(作業に関する作業情報、日程に関する日程情報)の入力が終了した後、管理者端末装置10において送信に係る操作が行われると、管理者端末装置10は、前述したようにして入力された作業計画情報を管理サーバ30に送信する(作業計画送信手段)。管理サーバ30は、前記作業計画情報(作業情報、日程情報)を取得すると、その作業計画情報を作業予定DB32aに格納する。その後、管理サーバ30は、前記作業計画情報から、各日に行うべき作業を示すタスク情報を生成する(タスク情報生成手段)。このタスク情報は、例えば、図13に示すように、その作業を行うべき日付(〇月〇日)についての情報、及びその日に行うべき作業(作業名:農薬(ローテーションA)、その種類・量・希釈率、散布方式等)についての情報を含む。生成されたタスク情報は、作業予定DB32aに格納される。
次に、農作業を行う際についての動作について説明する。
圃場で農作業を行う作業者によって所持される携帯端末20が、その作業者による操作に従って、管理サーバ30にアクセスしてその作業者の識別番号を送ると、管理サーバ30は、送られた識別番号と利用者DB31に登録された利用者の識別番号(図3B参照)とを比較して認証処理を行う。認証がとれると、管理サーバ30は、本日のタスク情報(図13参照)を携帯端末20に送る(タスク情報提供手段)。なお、本日以外の日(例えば、前日及び翌日の少なくとも一方)のタスク情報を送るようにしてもよい。
管理サーバ30からのタスク情報を取得した携帯端末20は、そのタスク情報を、各日(本日等)に行うべき情報を指示する作業指示情報として、例えば、図14に示すように、表示する(作業指示画面:表示手段)。この作業指示画面に表示される情報(作業指示情報)は、タスク情報に基づいており、作業の日付(○月〇日)、及び行うべき作業の作業項目(農薬散布(ローテーションA)、葉かき作業等)を表している。なお、作業項目に対するタップ操作が行われると、その作業項目の詳細な内容(例えば、農薬散布の場合、図9Aや図9Bで入力した情報)が表示される。
作業者は、携帯端末20に表示された作業指示情報(タスク情報)に従って本日の農作業を行うことができる。そして、その農作業が終了後、作業者が、図14に示す作業指示の画面において、終了した作業に対応した日報ボタンのタップ操作を行うと、携帯端末20には、図15に示す日報の入力画面が表示される。この入力画面において、作業者が「完了」の項目をタップ操作すると、携帯端末20は、前記日報ボタンに対応した作業(例えば、農薬散布(ローテーションA))が完了した旨の日報情報を生成する。そして、この日報の入力画面(図15参照)において、送信ボタンが操作されると、携帯端末20は、前記日報情報(作業完了)を管理サーバ30に送る(日報送信手段)。そして、管理サーバ30は、その受信した日報情報に基づいて、指定された作業が指定された日に行われたことを表す情報を作業履歴DB32b(図2参照)に格納する。
一方、本日に行うべき作業を行うことなく、図14に示す作業指示の画面において、作業者が、行わなかった作業に対応する日報ボタンを操作した場合にも、携帯端末20には、図15に示す日報の入力画面が表示される。この場合、作業者は、その入力画面において、「延期」の項目及び「中止」の項目のいずれかをタップ操作することができる。例えば、「延期」の項目のタップ操作がなされると、携帯端末20は、図16に示すような、理由の入力画面を表示する。この理由の入力画面では、「天候不良」、「時間がなかった」、「資材不足」、「忘れ」の各項目の入力がタップ操作によって可能であるとともに、コメント欄に他の理由を文字入力することも可能である。理由の入力操作が終了した後に、送信ボタンが操作されると、携帯端末20は、指定された日に指定された作業が行われずに延期されたこと、及びその理由を表す日報情報を管理サーバ30に送る(日報送信手段)。
なお、図14に示す作業指示の画面において、「中止」の項目のタップ操作された場合も、「延期」の項目が操作された場合と同様に、図16に示す理由の入力画面での入力操作が可能である。そして、送信ボタンが操作されると、携帯端末20は、指定された日に指定された作業が行われずに中止されたこと、及びその理由を表す日報情報を管理サーバ30に送る(日報送信手段)。
そして、管理サーバ30は、その受信した日報情報に基づいて、指定された作業が指定された日に行われずに、延期されたこと、または中止されたこと、及びその理由を表す情報を変更履歴DB32c(図2参照)に格納する(DB更新)。
なお、圃場の農作物に病気が発生した場合、作業者は、携帯端末20を操作することにより、図17に示すような病気発見の入力画面を携帯端末20に表示させることができる。この入力画面では、その病気の発生の程度(一部、散見、全体蔓延)を選択入力することができる。また、前記入力画面のコメント欄に更に詳しい病気の状況を文字入力することができる。病気発生についての情報の入力が終了した後、送信ボタンの操作がなされると、携帯端末20は、入力された病気発生についての情報(程度、他コメント)をその日付とともに管理サーバ30に送る。そして、管理サーバ30は、受信した病気発生についての情報を日付に対応付けて病気発見DB34に格納する。
また、農産物の収穫作業を終えた場合、作業者は、携帯端末20を操作することにより、図18に示すような収穫量の入力画面を携帯端末20に表示させることができる。この入力画面では、収穫量(kg(重さ)、ケース(個数))を入力することができるとともに、コメント欄に、例えば、出来栄え等の情報を入力することができる。このような収穫に関する情報が入力された後、送信ボタンが操作されると、携帯端末20は、入力された収穫に関する情報をその日付とともに管理サーバ30に送る。そして、管理サーバ30は、受信した収穫に関する情報を日付に対応付けて収穫履歴DBに格納する。
管理者は、管理者端末装置10から管理サーバ30にアクセスすることで、作業履歴DB32b、変更履歴DB32c、収穫履歴DB33、病気発見DB34の内容を閲覧することができる。その閲覧の結果、作業計画を変更する必要があるときには、管理者端末装置10において、その作業計画を変更することができる。作業計画の変更は次のようにして行われる。
図4において、前述した作業計画の作成の場合と同様に、管理者端末装置10が、管理者による操作部での操作に従って、管理サーバ30にアクセスして管理者の識別番号を送ると、管理サーバ30は、送られた識別番号と利用者DB31に登録された管理者の識別番号(図3C参照)とを比較して認証処理を行う。認証がとれると、管理サーバ30は、作業計画変更画面を管理者端末装置10に提供する。例えば、農薬の散布レシピを変更する場合、管理者端末装置10からの要求に応じて、図19に示すような作業計画変更画面が管理者端末装置10に提供される。
管理者端末装置10は、作業計画変更画面(図19参照)を表示した状態で、管理サーバ30のナビDB35にアクセスして、農薬に関するナビ情報を取得することができる。取得された農薬に関するナビ情報は、管理者端末装置30において、前記作業計画変更画面とは別のウィンドウに、例えば、図20に示すような農薬・活性剤の特性や適用対策等を表す支援画面として表示させることができる。管理者は、その農薬・活性剤の支援画面に表示された情報を見ながら、圃場の農産物の状況に適した農薬等を選択して、作業計画変更画面(図19参照)に入力することができる(変更情報生成手段)。管理者端末装置10の作業計画変更画面において、農薬に関する情報及びその農薬散布の日程情報(開始日、終了日、頻度、1回のみ等)の入力が終了した後、送信ボタンの操作が行われると、管理者端末装置10は、その作業計画変更画面に入力された情報を、変更作業情報として管理サーバ30に送る(変更情報送信手段)。
前記変更作業情報を受信した管理サーバ30は、その変更作業情報を変更履歴DBに格納する。そして、管理サーバ30は、その変更作業情報に基づいて提供すべきタスク情報を変更する(タスク情報変更手段)。このタスク情報は、作業予定DB32aに格納される。その後、前述したように携帯端末20から、変更されたタスク情報で示される日付において、アクセスがあると、管理サーバ30は、その変更後の新たタスク情報を携帯端末20に送信する(タスク情報提供手段)。この新たなタスク情報を受信した携帯端末20は、その新たなタスク情報を、各日(本日)に行うべき情報を指示する作業指示情報として作業表示画面(例えば、図14参照)に表示する。これにより、作業者は、携帯端末20の作業指示画面に表示された作業指示情報に従って、農作業を行うことできる。そして、前述したのと同様に、携帯端末20の操作によって、日報情報を管理サーバ30に送信することができる。その日報情報を受信した管理サーバ30では、前述したのと同様に、作業履歴DB32b、変更履歴DB32cの更新がなされる。
前述したような農作業支援システムによれば、管理者端末装置10において、例えば、経験の豊富な様々な知見のある管理者が操作部を操作して、作業計画情報を生成すれば、その作業計画情報に基づいて生成される、圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報が、管理サーバ30を介して前記圃場に割り当てられた携帯端末10に提供され、その携帯端末10において、前記タスク情報が、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として表示される。従って、経験の少ない農従事者であっても、携帯端末10に表示される作業指示情報(タスク情報)に従って作業を行えば、経験の豊富な様々な知見のある管理者が作成した適切な作業計画に従って日々の農作業を容易に行うことができることになる。
携帯端末10から管理サーバ30に送信される日報情報が、作業が行われるべき日に行われたか否か(作業完了、作業不実施)の単純な情報であっても、作業計画情報を格納した作業予定DB32aを備えた管理サーバ30では、その日報情報に基づいて、前記作業計画情報の内容による農作業が行われているか否かを表す情報を作業履歴DB32b、変更履歴DB32cに反映させることができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態及びその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、これらを本発明の範囲から除外するものではない。
本発明に係る農作業支援システムは、経験の少ない農従事者が、適切な作業計画に従って日々の農作業を容易に行うことができるという効果を有し、圃場における作業者の農作業を支援する農作業支援システムとして有用である。
10 管理者端末装置
20、20a、20b、20c 携帯端末(スマートフォン)
30 管理サーバ(サーバ装置)

Claims (17)

  1. 圃場に割り当てられた携帯端末と、管理者端末装置と、前記携帯端末及び前記管理者端末装置のそれぞれとの情報通信が可能なサーバ装置とを有し、
    前記管理者端末装置は、
    前記圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を、操作部での操作に従って、生成する作業計画作成手段と、
    前記作業計画作成手段にて生成された前記作業計画情報を前記サーバ装置に送信する作業計画送信手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記管理者端末装置からの前記作業計画情報から、前記圃場において各日に行うべき作業を示すタスク情報を生成するタスク情報作成手段と、
    前記タスク情報生成作成手段にて生成される前記タスク情報を前記携帯端末に提供するタスク情報提供手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記サーバ装置から提供されるタスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示する表示手段を有する、農作業支援システム。
  2. 前記携帯端末は、前記表示手段により表示された前記作業指示情報により指示される作業が、当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を、操作部での操作に従って、前記サーバ装置に送信する日報送信手段を有する、請求項1記載の農作業支援システム。
  3. 前記日報送信手段は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかを表す情報を、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として送信する、請求項2記載の農作業支援システム。
  4. 前記サーバ装置は、前記携帯端末からの前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場で実際に行われた作業の履歴を表す情報を、前記管理者端末装置により読み出し可能に蓄積した作業履歴データベースを有する、請求項2または3記載の農作業支援システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記携帯端末からの前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われる作業の変更の履歴を表す情報を、前記管理者端末装置により読み出し可能に蓄積した作業変更履歴データベースを有する、請求項2乃至4のいずれかに記載の農作業支援システム。
  6. 前記管理者端末装置は、
    前記操作部での操作に従って、前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を生成する変更情報生成手段と、
    前記変更手段により生成された前記変更情報を前記サーバ装置に送信する変更情報送信手段と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記管理者端末装置からの前記変更情報に基づいて、提供すべきタスク情報を変更するタスク情報変更手段、を有し、
    前記タスク情報提供手段は、前記タスク情報変更手段により得られる新たなタスク情報を前記携帯端末に提供する、請求項1乃至5のいずれかに記載の農作業支援システム。
  7. 圃場に割り当てられた携帯端末との情報通信が可能なサーバ装置であって、
    前記圃場での農作業の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を取得する作業計画取得手段と、
    前記作業計画取得手段により取得された前記作業計画情報に基づいて、前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を生成するタスク情報生成手段と、
    前記タスク情報生成手段により生成された前記タスク情報を前記携帯端末に提供するタスク情報提供手段と、を有するサーバ装置。
  8. 前記タスク情報を各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として表示する携帯端末から、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を取得する日報取得手段を有する、請求項7記載のサーバ装置。
  9. 前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかの情報を含む請求項8記載のサーバ装置。
  10. 前記日報取得手段にて取得される前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われた作業の履歴を表す情報を、外部の装置により読み出し可能に蓄積した作業履歴データベースを有する、請求項8または9記載のサーバ装置。
  11. 前記日報取得手段にて取得される前記日報情報に基づいて生成される、前記圃場にて行われる作業の変更の履歴を表す情報を、外部の装置により読み出し可能に蓄積した作業変更履歴データベースを有する、請求項8乃至10のいずれかに記載のサーバ装置。
  12. 前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を取得する変更情報取得手段と、
    前記変更情報取得手段にて取得された前記変更情報に基づいて、提供すべきタスク情報を変更するタスク情報変更手段と、を有し、
    前記タスク情報提供手段は、前記タスク情報変更手段により得られる新たなタスク情報を前記携帯端末に提供する、請求項7乃至11のいずれかに記載のサーバ装置。
  13. 圃場での農作物の育成に際して行うべき作業を表す作業情報とその作業を行うべき日程を表す日程情報とを含む作業計画情報を、操作部での操作に従って、生成する作業計画作成手段と、
    前記作業計画作成手段にて生成された前記作業計画情報を、該作業計画情報から前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を生成し、該タスク情報を前記圃場に割り当てられた携帯端末に提供する、サーバ装置に送信する作業計画送信手段と、を有する管理者端末装置。
  14. 前記操作部での操作に従って、前記作業計画情報の変更部分を表す変更情報を生成する変更情報生成手段と、
    前記変更情報生成手段にて生成された前記変更情報を前記サーバ装置に送信する変更情報送信手段と、を有する請求項13記載の管理者端末装置。
  15. 圃場に割り当てられ、サーバ装置との情報通信が可能な携帯端末であって、
    前記サーバ装置から提供される前記圃場において各日に行うべき作業を表すタスク情報を取得するタスク情報取得手段と、
    前記タスク情報取得手段により取得された前記タスク情報を、各日に行うべき作業を指示する作業指示情報として、表示する表示手段と、を有する携帯端末。
  16. 前記表示手段により表示された前記作業指示情報により指示される作業が、当該作業の行われるべき日に行われたか否かを表す日報情報を、操作部での操作に従って、前記サーバ装置に送信する日報送信手段を有する、請求項15記載の携帯端末。
  17. 前記日報送信手段は、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに延期されたこと、及び前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われずに中止されたこと、のいずれかを表す情報を、前記作業指示情報により指示された作業が当該作業の行われるべき日に行われなかったことを表す日報情報として送信する、請求項16記載の農作業支援システム。
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