JP3655430B2 - 作物収穫機及び作物処理設備、並びに、それらを用いた作物処理システム及び作物処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作物を収穫する作物収穫機、その作物収穫機にて収穫された作物を収穫後において後処理する為の作物処理設備、並びに、それらを用いた作物処理システム及び作物処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
作物収穫機にて作物の収穫作業が行われた後に、収穫された作物は、その後に作物収穫機の機外にて所定の後処理が行われることになる。例えば作物の一例として稲籾等の穀粒の場合であれば、収穫された後の穀粒が、穀粒を乾燥させて貯蔵させたりする穀物乾燥処理施設等に持ち込まれた後に、適宜、穀物処理が行われるようになっている。
【0003】
そして、従来では、作物の上述したような後処理を行うに際して、その後処理されるときの調整用情報として、計測されることになる作物の状態、例えば、上記穀粒の場合においては、穀粒の含有水分又は収穫重量等の各種の情報は、前記穀物乾燥処理施設側に設けられた計測手段にて適宜計測され、その計測情報に基づいて、前記後処理の一例として、例えば、乾燥処理や貯蔵処理又はその後の出荷処理等を、前記計測情報に基づいて仕分けられて作物の状況に適した状態で行うように構成されていた。
尚、前記調整用情報として計測される作物の状態としては、含有水分や重量以外に、例えば、作物が食されるときの食味の評価値や、外観形状が異常である作物の含有割合(形質品位)等も合わせて計測されるようにしたものもあった(例えば、特開平3‐201941号公報参照)。
【0004】
又、作物収穫機による収穫作業においては、作物の状態(例えば、上記したような水分、食味等)は何ら考慮されずに、単に収穫作業のみが行われるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成においては、例えば、収穫された作物が上記したような処理施設に持ち込まれるような場合においては、その処理施設に持ち込まれた後に、作物の状態(水分や食味等)が計測されることになり、作物の状態の計測の為に余計な処理時間が必要となり、全体としての処理時間がそれだけ長くかかり、処理効率が低下するという不利な面があった。しかも、このような施設では、複数の作物収穫機からの作物が集中したような場合においては、上述したような余計な処理時間の為に、不要な待ち時間が多くなってしまう等の不都合もあった。
【0006】
又、上述したような処理施設は、作物収穫機の所有者である作物の生産者が所有する場合は少なく、1つの処理施設を複数の生産者が共同で利用する場合が多い。そして、複数の作物収穫機により収穫された作物の夫々が、処理施設に集合する状態で持ち込まれて、作物の状態が計測されるので、上述したような作物の調整用情報は、処理施設側にて管理されることになり、例えば、この設備管理者側から個々の作物生産者に対して自己の作物の情報(上記したような、水分情報、食味情報、収穫重量情報等)が提供されることがある。
しかしながら、上記処理施設においては、複数の生産者による多くの情報を管理するので、各生産者毎にきめの細かい管理を行うことは難しい場合があり、生産者側にて、作物の状態を詳細に把握することができていないのが実情であった。
【0007】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、請求項1〜請求項11の目的は、収穫後の後処理等を効率よく行えるようにしたり、作物の状態を正確に判別できるようにすること等が可能になる作物収穫機を提供する点にある。
【0008】
又、請求項12及び請求項13の目的は、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の作物収穫機にて収穫された作物の後処理を効率よく実行することができる作物処理設備を提供する点にある。
【0009】
請求項14及び請求項15の目的は、収穫後の後処理を効率よく行うことができる作物処理システムを提供する点にある。
【0010】
請求項16及び請求項17の目的は、収穫後の後処理を効率よく行うことができる作物処理方法を提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の特徴構成によれば、作物収穫機に備えられた作物状態計測手段により、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として作物の状態が計測されて、作物収穫機に備えられた情報出力手段により、作物状態計測手段にて計測された作物の状態の計測情報を出力できることになる。
【0012】
前記作物の状態としては、作物の含有水分や食味あるいは外観品位等があり、このような作物の状態が作物収穫機側にて計測されて、且つ、その計測情報が出力できるので、出力される計測情報を、例えば、後処理の一例としての作物処理が行われる処理設備にて利用することで、この処理設備側にて上記したような作物の状態を計測する手間が省けるので、それだけ該設備における後処理を能率よく行うことが可能となる。
【0013】
又、作物収穫機側にて作物の状態の計測情報を出力できるので、この計測情報を利用して作物収穫機の収穫用作動状態を作物の状態に適したものに調整することも可能となり、収穫作業そのものをより適正なものにできる利点もある。
【0014】
又、請求項1に記載の特徴構成によれば、作物の状態についての計測情報が、それが計測された計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて出力できることになる。従って、作物の状態がどのような時刻に計測されたか、又は、計測されてからどの程度時間が経過しているか等についての情報も加味した状態で、計測情報をより精度よく管理することができる。
尚、計測情報の出力の形態としては、例えば、フロッピーディスク等の記憶媒体に記憶して出力させる形態、無線通信にて出力させる形態、あるいは、計測情報を人間が目視にて確認できるように単に表示させて出力させる形態等、各種の実施形態が考えられる。
【0019】
請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項1又は2の作物収穫機において、前記作物状態計測手段にて計測された作物の状態の計測情報に基づいて、作動部調整手段によって、収穫用の作動部の作動状態が作物の状態に応じた適正状態に調整できることになる。
【0020】
つまり、上記したような作物の状態は、機外にて後処理されるときの調整用情報として用いるだけでなく、収穫作業の際にも利用して、作物の状態に適した作動状態に調整するのである。例えば、作物の状態に応じて、収穫時の作物の搬送速度を変化させたり、脱穀処理を行う場合には脱穀処理に伴う作物に対する扱処理速度を変更させて、作物の損傷を抑制する等、作物管理をより適正なものにできる等の利点がある。
【0021】
請求項4に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項3の作物収穫機において、前記作物の状態として作物の含有水分が計測されることになる。
作物の含有水分が多い場合には、収穫時において損傷を受けるおそれが大であったり、収穫後に貯留されているとき比較的短時間で作物の品質が低下したりする等の不都合があるが、この含有水分が計測されてその計測情報が出力されるので、含有水分が多い場合には、収穫作業に伴う作物への衝撃を緩和させるようにしたり、収穫後に時間遅れの少ない状態で後処理を行う等の対策をとることが可能となる。
例えば、作物の一例として穀粒の場合には、含有水分が多いときには脱穀処理による衝撃を緩和させたり、後処理として乾燥処理等を時間遅れ少なく実行させること等が可能となる。
【0022】
請求項5に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項3の作物収穫機において、前記作物の状態として作物の食味が計測されることになる。
従って、作物収穫機にて作物の食味についての計測情報が出力されるので、生産者側において収穫した作物の食味が判別できることになり、しかも、異なる食味毎に仕分けした状態で、その後の作物管理を行うことが可能になる等の利点がある。
【0023】
請求項6に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項3の作物収穫機において、前記作物の状態として作物の外観品位が計測されることになる。
ここで、外観品位とは、成熟の程度が低い場合や、損傷を受けている場合、あるいは、色が異常である等、作物の外観から判断される不具合物の混入する割合等をいう。
このような作物の外観品位についての計測情報が出力されるので、生産者側において収穫した作物の外観品位が判別できることになり、その後の作物管理に利用することが可能になる等の利点がある。
【0024】
請求項7に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項3の作物収穫機において、前記作物の状態として収穫された作物の重量が計測されることになるので、生産者側において収穫した作物の収穫量管理がより適切に行える。
【0025】
請求項8に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項3の作物収穫機において、作物の含有水分、食味、外観品位、あるいは、重量のうちのいずれか2つ以上のものが計測されることになる。従って、2種類以上の情報が併せて計測されるので、生産者側での作物管理がより適切に行える。
【0026】
請求項9に記載の特徴構成によれば、請求項1〜請求項8の作物収穫機において、前記出力情報手段は、前記作物の状態の計測情報を機外に出力可能に構成されているので、機体の外部に出力された後に、例えば、作物の後処理が行われる設備等において前記計測情報を有効に利用することが可能となる。
【0027】
請求項10に記載の特徴構成によれば、請求項9の作物収穫機において、前記出力情報手段は、機体から分離自在な記憶媒体に記憶された状態で、前記作物の状態の計測情報を出力可能に構成されている。
【0028】
つまり、前記計測情報が記憶媒体に記憶された状態で、機外に出力可能であるから、取扱いが容易であり、作業者が例えば後処理用の設備等においてその記憶情報を利用することが可能であるとともに、その後も作業者が保管しておいて、自己の作物管理に利用することも可能となる。
【0029】
請求項11に記載の特徴構成によれば、請求項9の作物収穫機において、前記出力情報手段は、前記作物の状態の計測情報を無線通信にて出力可能に構成されている。
【0030】
従って、計測情報が、作物収穫機から無線通信によって機外にそのまま出力させることで、機外の受信設備を例えば作物の後処理用の設備に備えさせることにより、この設備側において収穫時の計測情報を得ることができるので、例えば、記憶媒体に記憶させて作業者が運搬する等の煩わしい作業が不要となる。しかも、計測情報を、複数箇所に設けられた受信設備に対して同時に送信することも可能で、作業者側にて別途受信設備を備えておけば、同時に計測情報を取得して作物管理の為の情報として利用することも可能となる。
【0031】
請求項12に記載の特徴構成による作物処理設備は、請求項1〜請求項11のうちのいずれかの作物収穫機に備えられる前記作物状態計測手段にて計測されて前記情報出力手段から出力される前記作物の状態の計測情報に基づいて、前記収穫後の後処理を実行する後処理実行手段が備えられる。
【0032】
従って、この作物処理設備においては、作物処理を実行するに先立って予め作物の状態についての計測情報が作物収穫機側から与えられて、その計測情報に基づいて後処理を実行するから、後処理を実行する前に作物処理設備側にて作物の状態を計測する必要がなく、それだけ、作物の処理を効率よく行うことが可能となる。
【0033】
請求項13に記載の特徴構成による作物処理設備は、前記後処理実行手段は、収穫された作物としての穀粒を、前記作物状態計測手段の計測情報に基づいて、前記作物の状態が互いに異なる作物毎に仕分けた状態で、作物の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うように構成されている。
【0034】
従って、作物収穫機側から与えられる穀物の状態の計測結果に応じて適切な処理条件になるように仕分けて、乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うので、作物の処理を効率よく行うことが可能であるとともに、穀粒の状態に応じた適切な処理が行えるので、穀粒の品質等を低下させたりする不都合を回避できるとともに、異なる品質毎に出荷させることが可能で、出荷後の流通過程で品質毎に仕分ける等の手間が省ける利点がある。
【0035】
請求項14に記載の特徴構成による作物処理システムは、作物を収穫する作物収穫機に、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、前記作物の状態を計測する作物状態計測手段と、その作物状態計測手段にて計測された前記作物の状態の計測情報を機外に出力可能な情報出力手段とが備えられ、前記情報出力手段は、前記作物状態計測手段の計測情報を、その計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて出力可能に構成され、前記作物の前記後処理を実行する作物処理設備に、前記作物状態計測手段にて計測されて前記情報出力手段から出力される前記作物の状態の計測情報に基づいて前記収穫後の後処理を実行する後処理実行手段が備えられている。
【0036】
従って、この作物処理システムにおいては、作物収穫機に備えられた作物状態計測手段により、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として作物の状態が計測されて、作物収穫機に備えられた情報出力手段により、作物状態計測手段にて計測された作物の状態の計測情報が出力され、作物処理設備側では、それに備えられた後処理実行手段が、作物収穫機から出力された前記計測情報に基づいて収穫後の作物の後処理を実行することになる。
【0037】
前記作物の状態としては、作物の含有水分や食味あるいは外観品位等があり、このような作物の状態が作物収穫機側にて計測されて、且つ、その計測情報が出力できるので、出力される計測情報を、例えば、後処理の一例としての作物処理が行われる処理設備にて利用することで、この処理設備側にて上記したような作物の状態を計測する手間が省けるので、それだけ該設備における後処理を能率よく行うことが可能となる。
【0038】
尚、計測情報の出力の形態としては、例えば、フロッピーディスク等の記憶媒体に記憶して出力させる形態、無線通信にて出力させる形態、あるいは、計測情報を人間が目視にて確認できるように単に表示させて出力させる形態等、各種の実施形態が考えられる。
【0039】
従って、作物収穫機側にて作物の状態を計測して、その計測情報が作物処理設備に与えられて、その計測情報に基づいて後処理が実行されるから、後処理を実行する前に作物処理設備側にて作物の状態を計測する必要がなく、それだけ、作物の処理を効率よく行えるとともに、収穫時の計測情報に基づく適切な後処理を行うことができ、全体として、作物管理を適切に行うことができるシステムを提供できるに至った。
【0040】
請求項15に記載の特徴構成による作物処理システムは、請求項14の作物処理システムにおいて、作物収穫機にて収穫された作物としての穀粒を、作物状態計測手段の計測情報に基づいて、作物の状態が互いに異なる作物毎に仕分けた状態で前記作物の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うように構成される。
【0041】
従って、作物収穫機側から与えられる穀物の状態の計測結果に応じて適切な処理条件になるように仕分けて、乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うので、作物の処理を効率よく行うことが可能であるとともに、穀粒の状態に応じた適切な処理が行えるので、穀粒の品質等を低下させたりする不都合を回避できるとともに、異なる品質毎に出荷させることが可能で、出荷後の流通過程で品質毎に仕分ける等の手間が省ける利点がある。
【0042】
請求項16に記載の特徴構成による作物処理方法は、作物を収穫する作物収穫機に備えられた作物状態計測手段により、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、前記作物の状態が計測され、情報出力手段によりその計測情報が、その計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて機外に出力される。そして、前記作物の状態の計測情報が作物処理設備に入力され、作物の状態の計測情報に基づいて収穫後の後処理が行われることになる。
【0043】
従って、後処理を実行する前に作物処理設備側にて作物の状態を計測する必要がなく、それだけ、作物の処理を効率よく行えるとともに、収穫時の計測情報に基づく適切な後処理を行うことができるものとなった。
【0044】
請求項17に記載の特徴構成による作物処理方法では、前記後処理として、前記作物としての穀粒の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理が行われることになる。
【0045】
従って、穀物の状態の計測結果に応じて適切な処理条件になるように仕分けて、乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理が行われるので、作物の処理を効率よく行うことが可能であり、穀粒の状態に応じた適切な処理が行えるので、穀粒の品質等を低下させたりする不都合を回避できるとともに、異なる品質毎に出荷させることが可能で、出荷後の流通過程にて品質毎に仕分ける等の手間を省くことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1に本発明に係る作物収穫機の一例であるコンバインを示している。このコンバインは、機体の前部に、機体の走行に伴って植立穀稈を刈り取るとともに、機体後方に向けて搬送する刈取前処理部1を備え、左右一対のクローラ走行装置2を備えた機台上に、操縦部3、エンジン4、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置6、脱穀された穀粒(作物の一例)を貯留するグレンタンク7等を備えて構成されている。
【0047】
このコンバインには、図2に示すように、作物(穀粒)が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、作物の状態を計測する作物状態計測手段SKと、その作物状態計測手段SKにて計測された作物の状態の計測情報を出力可能な情報出力手段JSとが備えられている。
詳述すると、前記グレンタンク7の内部に、作物の状態として、収穫された穀粒の含有水分を計測する水分計8、穀粒の食味を計測する食味計9、穀粒の外観品位を計測する外観品位計10の夫々が備えられている。これらの水分計8、食味計9、外観品位計10の夫々が作物状態計測手段SKに相当する。水分計8及び外観品位計10は、従来より穀物乾燥処理施設等において慣用されている周知構造のものである。
前記食味計9は、近赤外光の吸収スペクトルを利用した成分分析方法を用いた周知構造のものであって、近赤外光を穀粒に当てて、その透過光の分光分析に基づいて吸収スペクトルを解析して、その解析結果により、穀粒に含まれる例えばタンパク質、アミロース等の成分量を判別して、それらに基づいて食味を計測するようになっている。
そして、これらの計測手段は、刈取収穫作業に伴って連続的にグレンタンク内に供給される穀粒を適宜サンプリングして、上記したような計測を行うようになっている。
尚、グレンタンク7の下部には、タンク内に貯留される穀粒の重量を計測する計量手段としての計量機11も設けられている。
【0048】
又、このコンバインには、複数の人工衛生からの電波を受信することにより自己の現在位置を検出することができる、周知技術である所謂、GPS(Global−Positioning−System)を利用した位置検出装置12が備えられている。この位置検出装置12は、コンバインの現在位置を、予め計測されている各圃場の位置情報と対応可能な状態で座標データとして検出できるようになっている。
【0049】
そして、図3に示すように、前記水分計8、食味計9、外観品位計10及び位置検出装置12の夫々の検出情報が入力されるとともに、それらの入力情報に基づいて、夫々の計測情報を、位置検出情報と対応つけて記憶媒体の一例であるフロッピーディスクFDに記憶させた状態で機外に出力させるべく制御するコンバイン側の制御装置KHと、フロッピーディスクFDに書き込み記憶させるフロッピーディスクドライブFDDとが備えられている。従って、制御装置KH、フロッピーディスクドライブFDDにより情報出力手段JSが構成されることになる。そして、この情報出力手段Jは、前記作物状態計測手段SKの計測情報を、その計測時点の時刻と対応つけて出力可能に構成されている。
【0050】
上記フロッピーディスクFDに書き込み記憶される情報について説明する。
コンバインにてある圃場で収穫作業を実行するに伴って、穀稈が刈り取られて脱穀処理が行われ、脱穀後の穀粒が連続的にグレンタンク7内に供給されることになるが、上記したように、これらの穀粒を適宜サンプリングして含有水分、食味、外観品位が夫々計測される。それと並行して、その計測された位置が位置検出装置12により座標データとして検出される。そして、図4に示すように、計測位置情報と対応つけた状態で、各計測データがフロッピーディスクFDに書き込み記憶されるのである。又、異なる圃場でのデータは、異なる圃場毎に同様なデータが記憶されていくことになる。尚、圃場での収穫量(重量)も併せて記憶される。又、図示はしないが、生産者の識別情報(例えば、電話番号や住所、氏名等)も記憶される。更に、図4に示す計測情報に各データの計測時間、つまり、データの計測時点の時刻を加える構成としている。
【0051】
そして、コンバインにて収穫された穀粒は、穀粒の乾燥処理や貯蔵を行う作物処理設備に持ち込まれて、処理されることになる。尚、このような作物処理設備は、コンバインの所有者である作物の生産者が所有する場合は少なく、1つの処理設備を複数の生産者が共同で利用する場合が多い。そして、複数のコンバインにより収穫された作物(穀粒)の夫々が、処理設備に集合する状態で持ち込まれて、処理設備側にて管理されることになる。
【0052】
前記作物処理設備には、図2に示すように、前記コンバインに備えられる作物状態計測手段SKにて計測されて情報出力手段JSから出力される作物の状態の計測情報に基づいて収穫後の後処理を実行する後処理実行手段OJが備えられている。
具体的に説明すると、前記作物処理設備は、図5に示すように、収穫されて持ち込まれた穀粒が荷受部13にて受入れられ、受入れられた穀粒が複数の貯留タンク14のいずれかに一時貯留される。つまり、荷受処理が連続的に行われても、貯留タンク14にて一時貯留することで対応できるようにしている。そして、いずれかの貯留タンク14のうちのいずれかの穀粒を乾燥機15により所定含有水分になるまで乾燥処理して、複数の貯蔵タンク16のいずれかに貯蔵させておく。その後、いずれかの貯蔵タンク16内の穀粒を籾摺部17にて籾摺処理した後に出荷部18より外部に出荷するようになっている。
この作物処理設備には、上述したような複数の貯留タンク14や貯蔵タンク16に対する供給や排出を選択的に行うための複数の切換機構19が備えられるとともに、これらの切換機構19に切り換えを指令する設備側の制御装置SHが備えられている。この制御装置SHには、コンバインからフロッピーディスクFDにて記憶される状態で出力される前記計測情報が入力され、この計測情報に基づいて、荷受けされた穀粒の含有水分、食味、外観品位等の品質に応じて、互いに異なる品質毎に仕分けられて、その後の処理(乾燥、貯蔵、籾摺、出荷)が実行されるように穀粒の搬送状態、つまり、前記各切換機構19の切り換え操作や、乾燥機15での乾燥条件の変更等、各部での処理が実行されるように構成されている。このような処理が、収穫後の後処理に対応し、図5に示す各部の構成が後処理実行手段OJに対応することになる。
又、制御装置SHには、持ち込まれる穀粒の生産者別の収穫量(重量)も予め入力されており、収穫量や上記したような品質等の情報が各生産者側に出力データとして提供されるようになっている。
【0053】
従って、作物処理設備において、ほぼ同じような品質の穀粒毎に出荷させるようにしたり、又、含有水分に応じて乾燥処理の条件を適切なものにさせる等、穀粒の管理が行い易いものになるとともに、このような設備側で、上記したような穀粒の品質を予め計測する手間も不要で、処理能率を向上させることができる。
【0054】
上記構成のコンバインと作物処理設備により、穀粒の収穫後の後処理を効率よく行うことができる作物処理システムが構成されることになる。
【0055】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、記憶媒体としてフロッピーディスクFDに前記各計測情報が記憶される状態で情報出力される形態としたが、記憶媒体として、フロッピーディスクFDに代えて磁気記憶式のメモリカード、フラッシュメモリを利用したICカード、あるいは、印字用紙に印刷した状態で出力させるような各種の記憶媒体を用いてもよい。
【0056】
(2)上記実施形態では、情報出力手段JSとして、記憶媒体に前記計測情報を記憶させて機外に出力させるようにしたが、このような構成に代えて、例えば、図6に示すように、コンバイン側に送信装置21を備えるとともに、作物処理設備側に受信装置22を備えて、前記計測情報を無線通信にて機外に出力させる構成としてもよい。
又、図7に示すように、前記計測情報を、コンバインにおける操縦部3に備えられた表示部23に、前記計測情報を単に表示させるだけの構成としてもよい。このようにすれば、この表示内容に応じて、作業者がその後の後処理(作物処理設備における各処理等)を適切に行うように管理することになる。
更に又、前記表示部23が、計測情報を表示した状態で機体から取り外し可能として、手で持ち運べるようにしてもよい。
【0057】
(3)上記実施形態では、前記作物状態計測手段SKの計測情報をその計測時点の時刻と対応付けて出力させるように構成したが、前記作物状態計測手段SKの計測情報を計測時点からの経過時間と対応付けて出力させるようにしてもよい。具体的には、記憶媒体自体に経過時間を計測する計時手段が備えられ、その計測結果も併せて出力可能に構成するものや、コンバイン側に計時手段が備えられて、無線通信するときに同時に計測時点からの経過時間の情報を通信するような構成であってもよい。
【0058】
(4)上記実施形態では、情報出力手段JSが前記計測情報を機外に出力させるだけの構成としたが、このような構成に加えて、図8に示すように、前記計測情報に応じて、脱穀装置6内にて穀稈の扱処理を行う、収穫用の作動部の一例としての扱胴24の回転数を変速操作自在な扱胴変速装置25(作動部調整手段の一例)を、作物の状態に応じた適切な状態になるように、自動的に操作させるようにしてもよい。
このように構成すれば、例えば、穀粒の含有水分が多い場合や、食味が特に良好であるような場合に、扱胴の回転数を標準的な値よりも低い値にさせて、穀粒の損傷を極力抑制するようにさせる等の作物管理を行うことが可能となる。
【0059】
収穫用の作動部としては、上記したような扱胴変速装置に限らず、搭載エンジンの回転数を変更させる手段や、あるいは、穀粒を搬送させるスクリュー式搬送装置の回転速度を変更させる手段等、各種の作動部に適用でき、それらの複数を同時に制御するような場合等であってもよく、要するに、作物の状態に応じた適切な作動状態に制御するものであればよく、対象は限定されない。
【0060】
(5)上記実施形態では、作物の状態として、作物の含有水分、食味、外観品位、重量の夫々を同時に計測する構成としたが、それらのうちのいずれか2種のものを同時に計測する構成、それらのうちのいずれか1種のものだけを計測する構成、あるいは、上記以外の作物の品質に係わる情報を計測するものでもよい。
【0061】
(6)上記実施形態では、作物収穫機として、コンバインの場合を例示したが、本発明はコンバインに限らず、例えば、大根、人参等の野菜収穫機や、いぐさの収穫機等、どのような作物収穫機であってもよい。
【0062】
(7)上記実施形態では、作物処理設備として、穀粒を乾燥処理した後に貯蔵タンク16に貯蔵させるような構成としたが、このような構成に代えて、乾燥処理した後に貯蔵することなく、すぐに籾摺処理して出荷させるような処理設備であってもよい。
【0063】
(8)上記実施形態では、作物処理設備として穀粒の乾燥貯蔵用の処理設備に場合を例示したが、このような構成に限らず、上記したような野菜類、いぐさ等の作物の品質の管理や出荷用の管理等を行う処理設備であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】作物処理システムを示す図
【図3】コンバインの制御ブロック図
【図4】計測情報を示す図
【図5】作物処理設備の概略構成図
【図6】別実施形態の情報出力手段を示す図
【図7】別実施形態のコンバインの制御ブロック図
【図8】別実施形態のコンバインの制御ブロック図
【符号の説明】
11 計量手段
12 位置検出手段
24 作動部
25 作動部調整手段
JS 情報出力手段
OJ 後処理実行手段
SK 作物状態計測手段
Claims (17)
- 作物を収穫する作物収穫機であって、
作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、前記作物の状態を計測する作物状態計測手段が備えられ、その作物状態計測手段にて計測された前記作物の状態の計測情報を出力可能な情報出力手段が備えられ、
前記情報出力手段は、前記作物状態計測手段の計測情報を、その計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて出力可能に構成されている作物収穫機。 - 機体の現在位置を検出する位置検出手段が備えられ、前記情報出力手段は、前記作物状態計測手段の計測情報を、前記位置検出手段の検出情報と対応つけて出力可能に構成されている請求項1記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段にて計測された前記作物の状態の計測情報に基づいて、収穫用の作動部の作動状態を作物の状態に応じた適正状態に調整するための作動部調整手段が備えられている請求項1又は2記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段が、前記作物の含有水分を計測するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段が、前記作物の食味を計測するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段が、前記作物の外観品位を計測するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段が、前記収穫された作物の重量を計測するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記作物状態計測手段が、前記作物の含有水分、食味、外観品位、あるいは、重量のうちのいずれか2つ以上を計測するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記情報出力手段は、前記計測情報を機外に出力可能に構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記情報出力手段は、機体から分離自在な記憶媒体に記憶された状態で、前記作物の状態の計測情報を機外に出力可能に構成されている請求項9に記載の作物収穫機。
- 前記情報出力手段は、前記作物の状態の計測情報を無線通信にて機外に出力可能に構成されている請求項9に記載の作物収穫機。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の作物収穫機にて収穫された作物の後処理を実行する作物処理設備であって、
前記作物収穫機に備えられる作物状態計測手段にて計測されて前記情報出力手段から出力される前記作物の状態の計測情報に基づいて前記収穫後の後処理を実行する後処理実行手段が備えられた作物処理設備。 - 前記後処理実行手段は、
収穫された作物としての穀粒を、前記作物状態計測手段の計測情報に基づいて、前記作物の状態が互いに異なる作物毎に仕分けた状態で、作物の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うように構成されている請求項12記載の作物処理設備。 - 作物を収穫する作物収穫機に、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、前記作物の状態を計測する作物状態計測手段と、その作物状態計測手段にて計測された前記作物の状態の計測情報を機外に出力可能な情報出力手段とが備えられ、
前記情報出力手段は、前記作物状態計測手段の計測情報を、その計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて出力可能に構成され、
前記作物の前記後処理を実行する作物処理設備に、前記作物状態計測手段にて計測されて前記情報出力手段から出力される前記作物の状態の計測情報に基づいて前記収穫後の後処理を実行する後処理実行手段が備えられている作物処理システム。 - 前記作物収穫機にて収穫された作物としての穀粒を、前記作物状態計測手段の計測情報に基づいて、前記作物の状態が互いに異なる作物毎に仕分けた状態で前記作物の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うように構成された請求項14記載の作物処理システム。
- 作物を収穫する作物収穫機に備えられた作物状態計測手段により、作物が収穫された後に機外にて後処理されるときの調整用情報として、前記作物の状態を計測し、
前記作物収穫機に備えられた情報出力手段により、前記作物状態計測手段にて計測された前記作物の状態の計測情報を、その計測時点の時刻、又は、計測時点からの経過時間と対応つけて機外に出力して、
前記情報出力手段から出力される前記作物の状態の計測情報が、前記作物の前記後処理を実行する作物処理設備に入力され、前記作物処理設備において、前記作物の状態の計測情報に基づいて、前記収穫後の後処理を行うようにした作物処理方法。 - 前記後処理として、前記作物としての穀粒の乾燥処理、籾摺処理、及び、出荷処理を行うようにした請求項16記載の作物処理方法。
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