JP6862337B2 - 気象管理装置及び気象管理システム - Google Patents
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Description
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、簡単に気象データを取得することができる気象管理装置及び気象管理システムを提供することを目的とする。
気象管理装置は、農業機械に設けられた気象検出装置で検出された気象データを取得する気象取得部と、前記気象取得部で取得した気象データを提供する気象提供部と、複数の圃場を場所として設定する気候データ作成部と、を備え、前記気象取得部は、複数の農業機械のそれぞれにおいて前記気象検出装置で検出された複数の気象データを取得し、前記気候データ作成部は、前記場所に対応する前記複数の気象データを時系列に対応付けることで気候データを作成し、前記気象提供部は、前記場所に対応する前記気象データであって前記作成した気象データを提供可能である。
前記気象検出装置で検出された気象データを送信する通信装置と、前記通信装置が送信した気象データを取得する気象データ取得部と、前記気象取得部で取得した気象データを提供可能な気象提供部と、複数の圃場を場所として設定する気候データ作成部と、を有する気象管理装置と、を備え、前記気象取得部は、複数の農業機械のそれぞれにおいて前記気象検出装置で検出された複数の気象データを取得し、前記気候データ作成部は、前記場所に対応する前記複数の気象データを時系列に対応付けることで気候データを作成し、前記気象提供部は、前記場所に対応する前記気象データであって前記作成した気象データを提供可能である。
図1に示すように、気象管理システムは、気象管理装置1を備えている。気象管理装置1は、例えば、農家、営農会社、農業機械メーカ、農業のサービス会社等に設置された固定型のコンピュータ、管理者、作業者等が持ち運ぶことができる携帯型のコンピュータである。この実施形態では、気象管理装置1、固定型のコンピュータであって、例えば、サーバである。
まず、トラクタ、コンバイン、田植機、マルチコプターの農業機械の構成、及び、農業機械による気象データの取得について説明する。
図1に示すように、トラクタ10は、車体11と、原動機12と、変速装置13とを備えている。車体11は、車輪型又はクローラ型の走行装置を支持している。車体11は、走行装置によって走行することが可能である。原動機12は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、電動モータ等である。変速装置13は、走行装置の変速ができると共に、車体11の前進、後進の切り替えを行うことができる。車体11には、運転席14が設けられ、運転席14には操縦装置15が設けられている。車体11の後部には、3点リンク機構等で構成された連結部16が設けられている。連結部16には、インプルメント(アタッチメント)17が着脱可能である。インプルメント17を連結部16に連結することによって、車体11によってインプルメント17を牽引することができる。インプルメント17は、耕耘する耕耘機、肥料を散布する施肥機、薬剤を散布する薬剤散布機、種を撒く播種機、収穫を行う収穫機等である。
図4に示すように、例えば、4月〜6月までの期間において、床土作り、畦作り、田越し、代掻き等の作業を、トラクタ1に装着したインプルメント17に行った場合、気象検出装置75Aは、床土作り、畦作り、田越し、代掻き等の作業単位で気象データを検出し、記憶部20Aに記憶することができる。なお、トラクタは、田植機40やコンバイン30が作業する時期に重複して、例えば、8月頃まで作業した場合は、4月〜8月の期間の気象情報を取得することができる。
図4に示すように、例えば、8月〜9月までの期間において、稲の収穫作業を、コンバイン30で行った場合、気象検出装置75Bは、収穫の作業単位で気象データを検出し、記憶部20Bに記憶することができる。
また、田植機40は、位置検出装置70Cを備えている。位置検出装置70Cは、位置(緯度、経度)を検出する装置であり、位置検出装置70Aと同様の構成であるため説明を省略する。田植機40は、気象検出装置75Cを備えている。気象検出装置75Cは、車体41等に装着されていて、コンバイン30の周りの気象データを取得する。気象検出装置75Cは、気象検出装置75Aと同様の構成であるため説明を省略する。
図4に示すように、例えば、6月〜7月までの期間において、田植作業を、田植機40で行った場合、気象検出装置75Cは、田植の作業単位で気象データを検出し、記憶部20Cに記憶することができる。
図2に示すように、気象管理装置1は、気象取得部2を備えている。気象取得部2は、気象管理装置1に設けられた電気・電子部品、当該気象管理装置1に格納されたプログラム等から構成されている。
上述したように、気象取得部2は、トラクタ10で行った床土作り、畦作り、田越し、代掻き等のそれぞれの作業時における第1気象情報を作業単位で取得する。また、気象取得部2は、田植機40で行った田植時の第3気象情報を作業単位で取得する。また、気象取得部2は、コンバイン30で行った収穫時の第2気象情報を作業単位で取得する。つまり、気象取得部2は、農業機械で作業を行った場所に対応付けられた気象データを含む気象情報であって、複数の農業機械のそれぞれにおいて気象検出装置75A、75B、75で検出された複数の気象データを含む複数の気象情報(第1気象情報、第2気象情報、第3気象情報)を取得することができる。
トラクタ10、コンバイン30、田植機40には、それぞれ通信装置60A、60B、60C、60Dが設けられている。通信装置60A、60B、60Cは、気象管理装置1に直接通信及び間接通信のいずれかを行う通信モジュールであって、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、LPWA(Low Power, Wide Area)、LPWAN(Low-Power Wide-Area Network)等により無線通信を行うことができる。また、通信装置60A、60B、60Cは、例えば、携帯電話通信網又はデータ通信網などにより無線通信を行うことができる。
上述した実施形態では、トラクタ10、コンバイン30、田植機40のそれぞれに通信装置60A、60B、60Cが設けられている場合に、気象取得部2によって気象データを含む気象情報を取得することについて説明したが、通信装置以外でも気象情報の取得が可能である。
図2に示すように、気象管理装置1は、記憶部3を備えている。記憶部3は、気象情報を記憶する。
気象提供部4は、気象取得部2で取得した気象データを、少なくとも携帯端末61及び固定端末64のいずれかに提供する。この実施形態では、携帯端末61が気象管理装置1に対して、気象データの要求を行った場合、気象提供部4は、携帯端末61の要求に応じて、気象データを提供する。
時間入力部80には、年、月、日、日等の時間が入力可能である。エリア入力部81には、予め設定された場所が入力可能である。データ表示部82は、時間入力部80に入力された時間及びエリア入力部81に入力された場所における気象データを表示する。時間入力部80において、2017年4月1日〜2017年11月1日が入力され、場所が、新潟第1地区が入力された場合、気象提供部4は、2017年4月1日〜2017年11月1日の期間で新潟第1地区に対応する気象データを、記憶部3から抽出し、抽出した気象データを表示する。詳しくは、気象提供部4は、記憶部3に記憶された第1気象情報、第2気象情報、第3気象情報のうち、気象データの検出時間が2017年4月1日〜2017年11月1日の間に入り且つ、位置(緯度、経度)が新潟第1地区に入る気象データを抽出し、抽出した気象データを数字、グラフ等でデータ表示部82に表示する。
気象取得部2は、複数の農業機械のそれぞれにおいて気象検出装置75A、75B、75Cで検出された複数の気象データを取得し、気象提供部4は、複数の気象データを提供可能である。これによれば、例えば、作業の期間が異なるトラクタ10、田植機40、コンバイン30のそれぞれで気象データを確認することができる。
気象データ作成部5は、複数の圃場を1つの場所(地域)として設定し且つ設定された地域に対応する複数の気象データを時系列に対応付けることで気候データを作成する。言い換えれば、気象データ作成部5は、複数の圃場を1つのグループとして設定して、設定された1つのグループにおける複数の気象データを時系列に対応付けることで気象データを作成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 気象取得部
3 記憶部
4 気象提供部
5 気象データ作成部
10 トラクタ
11 車体
12 原動機
13 変速装置
14 運転席
15 操縦装置
16 連結部
17 インプルメント
19 制御装置
20A 記憶部
20B 記憶部
20C 記憶部
20D 記憶部
30 コンバイン
31 車体
32 原動機
33 グレンタンク
34 刈取装置
35 制御装置
36 測定装置
40 田植機
41 車体
42 原動機
43 変速装置
44 苗植付装置
45 苗載せ台
46 制御装置
60A、60B、60C 通信装置
63 入出力装置
75A、75B、75C 気象検出装置
76A、76B、76C 気象検出装置
80 時間入力部
81 エリア入力部
82 データ表示部
Claims (2)
- 農業機械に設けられた気象検出装置で検出された気象データを取得する気象取得部と、
前記気象取得部で取得した気象データを提供する気象提供部と、
複数の圃場を場所として設定する気候データ作成部と、
を備え、
前記気象取得部は、複数の農業機械のそれぞれにおいて前記気象検出装置で検出された複数の気象データを取得し、
前記気候データ作成部は、前記場所に対応する前記複数の気象データを時系列に対応付けることで気候データを作成し、
前記気象提供部は、前記場所に対応する前記気象データであって前記作成した気象データを提供可能である気象管理装置。 - 農業機械に設けられ、且つ気象データを検出する気象検出装置と、
前記気象検出装置で検出された気象データを送信する通信装置と、
前記通信装置が送信した気象データを取得する気象データ取得部と、前記気象取得部で取得した気象データを提供可能な気象提供部と、複数の圃場を場所として設定する気候データ作成部と、を有する気象管理装置と、
を備え、
前記気象取得部は、複数の農業機械のそれぞれにおいて前記気象検出装置で検出された複数の気象データを取得し、
前記気候データ作成部は、前記場所に対応する前記複数の気象データを時系列に対応付けることで気候データを作成し、
前記気象提供部は、前記場所に対応する前記気象データであって前記作成した気象データを提供可能である気象管理システム。
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JP2017253453A JP6862337B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 気象管理装置及び気象管理システム |
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