JP2021048799A - 散布支援システム - Google Patents

散布支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021048799A
JP2021048799A JP2019174568A JP2019174568A JP2021048799A JP 2021048799 A JP2021048799 A JP 2021048799A JP 2019174568 A JP2019174568 A JP 2019174568A JP 2019174568 A JP2019174568 A JP 2019174568A JP 2021048799 A JP2021048799 A JP 2021048799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray amount
height difference
amount
unit
spraying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019174568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7293070B2 (ja
Inventor
一哉 平澤
Kazuya Hirasawa
一哉 平澤
知宏 西川
Tomohiro Nishikawa
知宏 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2019174568A priority Critical patent/JP7293070B2/ja
Priority to PCT/JP2020/036228 priority patent/WO2021060454A1/ja
Publication of JP2021048799A publication Critical patent/JP2021048799A/ja
Priority to US17/694,992 priority patent/US20220192081A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7293070B2 publication Critical patent/JP7293070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C15/00Fertiliser distributors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C21/00Methods of fertilising, sowing or planting
    • A01C21/007Determining fertilization requirements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01BSOIL WORKING IN AGRICULTURE OR FORESTRY; PARTS, DETAILS, OR ACCESSORIES OF AGRICULTURAL MACHINES OR IMPLEMENTS, IN GENERAL
    • A01B79/00Methods for working soil
    • A01B79/005Precision agriculture
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C21/00Methods of fertilising, sowing or planting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C21/00Methods of fertilising, sowing or planting
    • A01C21/005Following a specific plan, e.g. pattern
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G7/00Botany in general
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01MCATCHING, TRAPPING OR SCARING OF ANIMALS; APPARATUS FOR THE DESTRUCTION OF NOXIOUS ANIMALS OR NOXIOUS PLANTS
    • A01M7/00Special adaptations or arrangements of liquid-spraying apparatus for purposes covered by this subclass
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C15/00Surveying instruments or accessories not provided for in groups G01C1/00 - G01C13/00

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Insects & Arthropods (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Fertilizing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】圃場の地形に対応して散布物の散布を行うことができるようにする。【解決手段】散布支援システムは、圃場の高低差を取得する高低差取得部と、圃場に散布する散布物の予定散布量を取得する散布量取得部と、高低差取得部が取得した高低差に基づいて、散布量取得部が取得した予定散布量を補正する散布量補正部と、散布量補正部によって補正された補正後の予定散布量である補正散布量を出力する散布量出力部と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、散布支援システムに関する。
従来、圃場への施肥量を設定する技術として、特許文献1に示すものが知られている。
特許文献1の施肥量設定方法は、圃場内の今期生育中の作物の葉色および茎数に関する情報を取得し、取得した葉色および茎数に関する情報から作物の吸収窒素量を求める段階と、吸収窒素量から今期投入済み窒素施用量を減算することで、現在の地力窒素量を求める段階と、地力窒素量と作物を生育させるための適正窒素量から次期の作物を生育させるために必要な次期生育用窒素施用量を求める段階とを有している。
特開2018−82648号公報
特許文献1の施肥量設定方法では、葉色および茎数から吸収窒素量を求めて、さらに次期の窒素施用量を求めている。しかし、この方法で求められるのは、吸収窒素量の推定値であり、実際の吸収窒素量とは異なる可能性があるほか、土壌の保肥力の大小を必ずしも正確に捉えるわけではないため、作物に適した窒素施肥量を常に求めることができるわけではないのが実情である。また、圃場における地形によっては、吸収窒素量または窒素施肥量が同じであっても、その後の作物の成長が異なる場合がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、圃場の地形に対応して散布物の散布を行うことができる散布支援システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
散布支援システムは、圃場の高低差を取得する高低差取得部と、前記圃場に散布する散布物の予定散布量を取得する散布量取得部と、前記高低差取得部が取得した高低差に基づいて、前記散布量取得部が取得した前記予定散布量を補正する散布量補正部と、前記散布量補正部によって補正された補正後の予定散布量である補正散布量を出力する散布量出力部と、を備えている。
散布支援システムは、前記圃場を複数の区画に分割する分割設定部と、前記複数の区画毎の散布量を設定する散布量設定部と、を備え、前記散布量取得部は、前記散布量設定部で設定された前記区画毎の予定散布量を取得し、前記高低差取得部は、前記複数の区画毎の高低差を取得し、前記散布量補正部は、前記複数の区画毎の高低差に基づいて前記区画毎の予定散布量を補正する。
散布支援システムは、前記高低差と、前記補正係数との対応関係を示す補正情報を記憶する記憶部を備え、前記散布量補正部は、前記予定散布量に前記補正情報で示された補正係数を乗算もしくは加算することによって、前記予定散布量を補正する。
前記散布量取得部は、無人飛行体又は農業機械によって測定された高低差を取得する。
散布支援システムは、前記作物の収量と前記作物に含有される成分との関係に基づいて前記予定散布量を演算する散布量設定部を備えている。
本発明によれば、圃場の地形に対応して散布物の散布を行うことができる。
散布支援システムを示す図である。 圃場と作付けエリアを説明する説明図である。 高低差を説明する説明図である。 収量マップM1及び散布量マップM2を表示した設定画面T1を示す図である。 収量マップM1、散布量マップM2及び高低差マップM3を表示した設定画面T1を示す図である。 補正情報の一例を示す図である。 実収量Dnとタンパク含有率Xnとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、散布支援システムを示している。散布支援システムは、例えば、散布物の散布に関する支援を行うシステムである。散布物は、例えば、肥料等である。散布支援システムは、コンピュータを備えている。
コンピュータは、例えば、農家、営農会社等に設置された管理コンピュータ1aと、管理コンピュータ1a等が接続可能なサーバ1bとを含んでいる。管理コンピュータ1aは、例えば、管理者や作業者等に割り当てられたパーソナルコンピュータ(PC)である。なお、管理コンピュータ1aは、スマートフォン、タブレット、PDA等の携帯端末であってもよい。
図1に示すように、サーバ1bは、散布を支援する散布支援装置であって、様々なデータ(情報)を取得可能である。サーバ1bは、例えば、圃場における作物の収量を示す収量データ、作物の化学成分を示す作物成分データ、作物の生育状況を示す生育データ、圃場の高低差データを取得可能である。このうち、収量データ及び作物成分データは、例えば、作物の収穫時に収穫機20で検出する。収穫機20は、作物を収穫可能なコンバインである。収穫機20は、測定装置20aと、通信装置20bと、位置検出装置20cとを有している。測定装置20aは、収穫した作物の重量(収量)を検出するロードセル、収穫した作物のタンパク量、水分量を測定する分光分析装置である。位置検出装置20cは、収穫機20の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星のデータに基づいて、収穫機20などの位置(緯度、経度)を検出する。
通信装置20bは、少なくとも収穫機20で取得した情報、例えば、収量データ、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)、位置検出装置20cで検出された位置(位置データ)をサーバ1bなどに送信する。サーバ1bは、収量データ、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)及び位置データを受信すると、受信した収量データ、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)及び位置データを記憶部(データベース)10に記憶する。
図2A、2Bに示すように、高低差データは、圃場F1において、少なくとも作物を作付けする作付けエリアA1のデータであって、予め定められた基準Z1から土の表面(土壌の表面)までの差(高低差)ΔH1を数値化したものである。高低差データの元データと、生育データの元データのそれぞれは、例えば、マルチコプター等の無人飛行体30で検出可能である。高低差ΔH1は、基準Z1よりも土の表面が高い場合は、プラスの数値になり、基準Z1よりも土の表面が低い場合は、マイナスの値になる。
マルチコプター30は、本体30aと、本体30aに設けられたアーム30bと、アーム30bに設けられた回転翼30cと、本体30aに設けられたスキッド30dとを有している。回転翼30cは、飛行するための揚力を発生させる装置で、回転力を付与するロータとロータの駆動によって回転するブレード(プロペラ)とを含んでいる。
また、マルチコプター30は、撮像装置(測定装置)30eを有している。撮像装置30eは、赤外線カメラ等で構成され、圃場の作物を撮像可能な装置である。また、マルチコプター30は、位置検出装置30fを有している。位置検出装置30fは、マルチコプター30の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星のデータに基づいて位置(緯度、経度)を検出する。マルチコプター30は、圃場および圃場周縁の上空を飛行して、圃場上の作物を空撮し、撮像装置30eで撮像した画像(撮像画像)に、位置検出装置30fで検出された位置を対応付けて撮像データとする。
撮像データは、マルチコプター30に設けられた記憶部30gに記憶される。マルチコプター30の記憶部30gに記憶された撮像データは、USBメモリ、SDカード等の電子記憶媒体31に転送され、当該電子記憶媒体31に記憶される。電子記憶媒体31に記憶された撮像データは、管理コンピュータ1a、又は、管理コンピュータ1aとは別に空撮サービス会社等に設置された固定型の管理コンピュータ1cに転送される。転送された撮像データは管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cに記憶される。また、管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cがサーバ1bにログイン後、当該管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cに記憶された撮像データは、当該サーバ1bに送信される。サーバ1bは、撮像データを受信すると、受信した撮像データを記憶部(データベース)10に記憶する。サーバ1bは、撮像データ(撮像画像)を解析することで、DVI、RVI、NDVI、GNDVI、SAVI、TSAVI、CAI、MTCI、REP、PRI、RSI等の植生指標などにより生育データを生成する。サーバ1bによって生成した生育データは記憶部10に記憶する。上述した植生指数は一例であり、限定されない。
また、サーバ1bは、複数枚の撮像データ(撮像画像)を比較して、差分を演算することにより、高低差データを生成する。
なお、高低差データは、無人飛行体30以外の、トラクタ21等の農業機械によって測定してもよい。例えば、トラクタ21は、位置検出装置21aと、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)21bとを有している。位置検出装置21aは、位置検出装置20cと構成が同様であるため説明を省略する。慣性計測装置21bは、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等を有している。慣性計測装置21bは、トラクタ21の車体に設けられ、慣性計測装置21bによって、車体のロール角、ピッチ角、ヨー角等を検出することができる。トラクタ21が圃場内において作業を行った場合、慣性計測装置21bによって上下の高さ変動値を測定して、高さ変動値を高低差データとしてもよいし、位置検出装置21aによって、トラクタ21の高さ変動値を測定して、高さ変動値を高低差データとしてもよい。
また、管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cによって、撮像データから生育データ及び高低差データを生成して、生成した生育データ及び高低差データを管理コンピュータ1a又は管理コンピュータ1cからサーバ1bに送信してもよい。
このように、サーバ1bは、収量データ、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)、生育データ及び高低差データを取得してデータベースとして記憶部10に保存することができる。
以下、収量データ、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)、生育データ及び高低差データには、位置(緯度、経度)等の位置情報が含まれているとして説明を進める。
さて、サーバ1bは、上述した収量データ等を参照しながら、圃場に散布する散布計画を作成することができる。散布計画とは、少なくとも所定の圃場において、圃場内のどの部分にどれだけの散布量の散布物(肥料等)を散布するかを設定する計画である。
サーバ1bは、分割設定部61と、散布量設定部62とを備えている。分割設定部61及び散布量設定部62は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
例えば、管理コンピュータ1aがサーバ1bにログインすると、当該管理コンピュータ1aの表示部40にメニュー等を選択するメニュー画面が表示される。表示部40は、液晶モニタ等により構成されている。
メニュー画面において、散布計画のアイコン、ボタン等が選択されて所定の操作が行われると、管理コンピュータ1aは、サーバ1bに対して、散布計画の作成の要求を行う。サーバ1bは、図3Aに示すような散布計画を立てるための設定画面T1を管理コンピュータ1aに表示する。
設定画面T1は、収量マップM1を表示する収量マップ表示部51と、散布量マップM2を表示する散布量マップ表示部52と、メッシュ設定部53とを含んでいる。収量マップ表示部51は、サーバ1bの記憶部10に記憶されている収量データの収量を可視化した収量マップM1を表示する。散布量マップ表示部52は、収量データ等によって設定された散布量を可視化した散布量マップM2を表示する。
メッシュ設定部53は、収量マップM1及び散布量マップM2を所定の区画に区切って表示する場合に、区画1つ当たりの縦の長さL1と横の長さL2とを設定する部分である。メッシュ設定部53に、縦の長さL1及び横の長さL2が入力されると、分割設定部61は、収量マップM1及び散布量マップM2のそれぞれに、縦の長さL1及び横の長さL2の大きさの区画Qnを作成する。なお、区画Qnに対応する位置(緯度、経度)は、区画Qnに紐付けられていて区画Qnが分かると、位置も把握することが可能である。
分割設定部61は、1つの圃場を示す収量マップM1に対して、1つの収量マップM1を、縦の長さL1及び横の長さL2にて、複数の区画Qn(区画数n:n=1,2,3・・・n)に分ける。分割設定部61は、複数の区画Qnにそれぞれ対応する収量データの収量(実収量)Dnj(区画数:n=1,2,3・・・n、1区画当たりの収量のデータ数:j=1,2,3・・・j)に基づいて、1区画当たりの収量Dnを演算する。分割設定部61は、例えば、1区画に2つの収量Dn1、Dn2が含まれる場合は、収量Dn1、Dn2を加算した収量を、1区画当たりの収量Dnに設定する。
また、分割設定部61は、1つの圃場を示す散布量マップM2に対して、1つの散布量マップM2を、縦の長さL1及び横の長さL2にて、複数の区画Qn(区画数n:n=1,2,3・・・n)に分ける。
散布量設定部62は、複数の区画Qn毎の収量Dnに基づいて、区画Qn毎の予定散布量Fnを設定する。例えば、散布量設定部62は、「予定散布量Fn=基準散布量+(基準収量−実収量Dn)×定数」により、予定散布量Fnを設定する。なお、基準散布量及び基準収量は予めサーバ1bにより定められた値であり、定数は、収量を施肥量に換算する数値である。即ち、散布量設定部62は、実収量Dnが基準収量よりも少ない場合は予定散布量Fnが多くなるように設定し、実収量Dnが基準収量よりも多い場合は予定散布量Fnが少なくなるように設定する。なお、上述した予定散布量Fnの求め方は一例であり、例えば、基準収量を目標収量に置き換えてもよいし、実収量Dnの大きさに応じて複数段の収量ランクを設定して、収量ランクに応じて予定散布量Fnを設定してもよい。
以上のように、分割設定部61による区画Qnの設定、散布量設定部62による予定散布量Fnの設定が完了すると、収量マップ表示部51には、収量Dnに対応した収量マップM1が表示され、散布量マップM2には、予定散布量Fnに対応した散布量マップM2が表示される。例えば、収量マップ表示部51には、収量Dnの大きさに応じて色が変化する収量マップM1が表示され、散布量マップM2には、予定散布量Fnの大きさに応じて色が変化する散布量マップM2が表示される。
したがって、分割設定部61及び散布量設定部62によって収量Dnに応じた予定散布量Fnの設定、即ち、散布計画の作成を行うことができる。
さて、サーバ1bは、高低差ΔH1に応じて予定散布量Fnの補正を行うことが可能である。図1に示すように、サーバ1bは、高低差取得部65と、散布量取得部66と、散布量補正部67と、散布量出力部68とを含んでいる。高低差取得部65、散布量取得部66及び散布量補正部67は、サーバ1bに設けられた電気・電子部品、電気回路、当該サーバ1bに格納されたプログラム等から構成されている。
高低差取得部65は、例えば、設定画面T1に表示された高低差ボタン54が選択されると、サーバ1bの記憶部10に記憶されている高低差データを取得する。
高低差取得部65が高低差データを取得すると、サーバ1b(分割設定部61)は、取得した高低差データを、収量マップM1及び散布量マップM2と同様に、複数の区画Qn(区画数n:n=1,2,3・・・n)に対応する区画高低差Knを作成する。分割設定部61は、例えば、1区画に複数の高低差を示すデータKnp(区画数:n=1,2,3・・・n、1区画当たりの高低差のデータ数:p=1,2,3・・・j)がある場合には、1区画のデータ数pの中で最も高低差が大きいデータpmaxを、区画高低差Knに設定する。例えば、1番目の区画Q1に対応する3つのデータK11、K12、K13が存在する場合、データK11、K12、K13の中で最も高低差が高い値を、1番目の区画Q1に対応する区画高低差K1に設定する。
なお、上述した区画高低差Knの設定は一例であり、データKnpの平均値を区画高低差Knに設定してもよいし、データKnpの分布のうち信頼性が高い3σ以内のデータの平均値を区画高低差Knに設定してもよいし、区画高低差Knの設定方法は限定されない。また、図3Bに示すように、区画高低差Knを求めた後は、設定画面T1に、区画高低差Knを示す高低差マップM3を表示してもよい。
散布量取得部66は、高低差ボタン54が選択された時点で、散布量設定部62によって設定された予定散布量Fnを取得する。即ち、散布量取得部66は、区画Qnに対応した予定散布量Fnを取得する。
散布量補正部67は、散布量取得部66によって予定散布量Fnを取得した後は、高低差取得部65が取得した高低差、即ち、区画高低差Knに基づいて、散布量取得部66が取得した予定散布量Fnを補正する。図4に示すように、サーバ1bの記憶部10は、高低差と、補正係数W1との対応関係を示す補正情報を記憶している。図4に示すように、高低差が基準内である場合は、補正係数W1は1.0、高低差がプラス側で大きくなるにつれて補正係数W1は1.0を超える値になり、高低差がマイナス側で小さくなるにつれて補正係数W1は1.0よりも小さくなる。散布量補正部67は、補正散布量Gn=予定散布量Fn×補正係数W1により、予定散布量Fnの補正を行う。
より詳しくは、散布量補正部67は、区画Qnに対応した区画高低差Kn及び予定散布量Fnを取得する一方、補正情報を参照する。散布量補正部67は、取得した区画高低差Knが補正情報で示された標準内であれば、区画高低差Knに対応する補正係数W1を1.0に設定し、取得した区画高低差Knが補正情報で示された標準以外であれば、区画高低差Knに対応する補正係数W1を、区画高低差Knの大きさに合わせて補正情報から抽出し、抽出した補正係数W1を上述した式に適用することによって、予定散布量Fnを補正した補正散布量Gnを求める。
なお、補正散布量Gnの求め方は上述した例に限定されず、例えば、補正散布量Gn=予定散布量Fn+補正係数W1によって求めてもよい。この場合、高低差がプラス側ではW1は正の値、基準内では補正係数W1は0、高低差がマイナス側では補正係数W1は負の値となる。
散布量補正部67は、全ての区画Qnに対応した予定散布量Fnの補正、即ち、補正散布量Gnを求めると、求めた補正散布量Gnを記憶部10に記憶する。なお、補正散布量Gnには、区画Qnの位置情報が紐付けられていて、補正散布量Gnは、どの位置における散布量であるかは把握することが可能である。
散布量出力部68は、例えば、管理コンピュータ1aから散布計画の要求があった場合、補正散布量Gn及び当該補正散布量Gn(区画Qn)に対応する位置(緯度、経度)を、管理コンピュータ1aに送信する。管理コンピュータ1aは、補正散布量Gn及び区画Qnに対応する位置(緯度、経度)を取得すると画面上に、補正散布量Gnを示すマップ(散布量マップ)を表示することが可能である。
上述した実施形態では、収量Dnに基づいて、予定散布量Fnを求めていたが、これに加え、作物成分データ(タンパク含有率、水分含有率)に基づいて、予定散布量Fnを求めてもよい。
散布量設定部62は、複数の区画Qn毎の収量Dnと、複数の区画Qn毎のタンパク含有率Xn(n=1,2,3・・・・)に基づいて、区画Qn毎の予定散布量Fnを設定する。散布量設定部62は、サーバ1bに設けられた収量タンパクの評価データベース13を参照する。図5に示すように、評価データベース13は、収量Dnとタンパク含有率Xnとの関係と、散布量G1〜G9との関係を示している。例えば、散布量設定部62は、収量Dnが収量>Aで且つ、タンパク含有率Xnがタンパク<Dである場合、散布量G3を予定散布量Fnに設定する。予定散布量Fnの設定後は、上述した方法と同様に、散布量補正部67が予定散布量Fnの補正を行う。
散布支援システムは、圃場の高低差を取得する高低差取得部65と、圃場に散布する散布物の高低差取得部65を取得する散布量取得部66と、高低差取得部65が取得した高低差に基づいて、散布量取得部66が取得した予定散布量Fnを補正する散布量補正部67と、散布量補正部67によって補正された補正後の予定散布量Fnである補正散布量Gnを出力する散布量出力部68と、を備えている。これによれば、圃場の高低差に応じて散布物の予定散布量Fnを補正しているため、高低差に応じた散布物の散布を行うことができる。
散布支援システムは、圃場を複数の区画に分割する分割設定部61と、複数の区画毎の散布量を設定する散布量設定部62と、を備え、散布量取得部66は、散布量設定部62で設定された区画毎の予定散布量Fnを取得し、高低差取得部65は、複数の区画毎の高低差を取得し、散布量補正部67は、複数の区画毎の高低差に基づいて区画毎の予定散布量Fnを補正する。これによれば、例えば、1つの圃場を複数の区画に分けて、複数の区画に対する高低差に応じた散布物の散布量を行うことができる。即ち、1つの圃場に着目した場合に、任意の箇所の高低差を考慮した散布物の散布を行うことができる。
散布支援システムは、高低差と、補正係数との対応関係を示す補正情報を記憶する記憶部10を備え、散布量補正部67は、予定散布量Fnに補正情報で示された補正係数を乗算もしくは加算することによって、予定散布量Fnを補正する。これによれば、補正係数によって簡単に予定散布量Fnを補正することができる。
散布量取得部66は、無人飛行体又は農業機械によって測定された高低差を取得する。これによれば、無人飛行体又は農業機械によって農作業を行った際の高低差を用いて、予定散布量Fnを補正することができる。
散布支援システムは、作物の収量と作物に含有される成分との関係に基づいて予定散布量Fnを演算する散布量設定部62を備えている。これによれば、収量と作物の成分との関係に応じて予定散布量Fnを求めたうえで、高低差による補正も行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
30 :無人飛行体
61 :分割設定部
62 :散布量設定部
65 :高低差取得部
66 :散布量取得部
67 :散布量補正部
68 :散布量出力部
Dn :収量
Dn1 :収量
Dn2 :収量
F1 :圃場
Fn :予定散布量
G1〜G9 :散布量
Gn :補正散布量
Qn :区画
W1 :補正係数
ΔH1 :高低差

Claims (5)

  1. 圃場の高低差を取得する高低差取得部と、
    前記圃場に散布する散布物の予定散布量を取得する散布量取得部と、
    前記高低差取得部が取得した高低差に基づいて、前記散布量取得部が取得した前記予定散布量を補正する散布量補正部と、
    前記散布量補正部によって補正された補正後の予定散布量である補正散布量を出力する散布量出力部と、
    を備えている散布支援システム。
  2. 前記圃場を複数の区画に分割する分割設定部と、
    前記複数の区画毎の散布量を設定する散布量設定部と、
    を備え、
    前記散布量取得部は、前記散布量設定部で設定された前記区画毎の予定散布量を取得し、
    前記高低差取得部は、前記複数の区画毎の高低差を取得し、
    前記散布量補正部は、前記複数の区画毎の高低差に基づいて前記区画毎の予定散布量を補正する請求項1に記載の散布支援システム。
  3. 前記高低差と、前記補正係数との対応関係を示す補正情報を記憶する記憶部を備え、
    前記散布量補正部は、前記予定散布量に前記補正情報で示された補正係数を乗算もしくは加算することによって、前記予定散布量を補正する請求項1又は2に記載の散布支援システム。
  4. 前記散布量取得部は、無人飛行体又は農業機械のいずれかで測定された高低差を取得する請求項1〜3のいずれかに記載の散布支援システム。
  5. 前記作物の収量と前記作物に含有される成分との関係に基づいて前記予定散布量を演算する散布量設定部を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の散布支援システム。
JP2019174568A 2019-09-25 2019-09-25 散布支援システム Active JP7293070B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174568A JP7293070B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 散布支援システム
PCT/JP2020/036228 WO2021060454A1 (ja) 2019-09-25 2020-09-25 散布支援システム及びサーバ
US17/694,992 US20220192081A1 (en) 2019-09-25 2022-03-15 Spreading support system and server

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019174568A JP7293070B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 散布支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021048799A true JP2021048799A (ja) 2021-04-01
JP7293070B2 JP7293070B2 (ja) 2023-06-19

Family

ID=75154800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019174568A Active JP7293070B2 (ja) 2019-09-25 2019-09-25 散布支援システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220192081A1 (ja)
JP (1) JP7293070B2 (ja)
WO (1) WO2021060454A1 (ja)

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068709A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Yamaha Motor Co Ltd 無人ヘリコプタのデータ管理方法およびデータ管理装置
JP2009247463A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2013234935A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kubota Corp 施肥量設定方法、施肥量設定装置、施肥量設定プログラム
JP2013233117A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kubota Corp 農作業支援システム
JP2014071709A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kubota Corp 農業支援システム
JP2014113864A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Hitachi Solutions Ltd 散布支援装置
CN205150253U (zh) * 2015-11-26 2016-04-13 江西天祥通用航空股份有限公司 一种新型直升机外挂农药喷洒机
CN106714554A (zh) * 2016-04-29 2017-05-24 深圳市大疆创新科技有限公司 无人机的喷洒控制方法和无人机
JP2017112942A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 井関農機株式会社 苗移植機
JP2018111429A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 東光鉄工株式会社 ドローンを使用した農薬散布方法
WO2018168564A1 (ja) * 2017-03-12 2018-09-20 株式会社ナイルワークス 圃場の水深測定用ドローン
JP2018166472A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社クボタ 散布支援システム
JP2018198562A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 井関農機株式会社 作業車両
JP2019008749A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 株式会社クボタ 圃場の空撮システム

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008068709A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Yamaha Motor Co Ltd 無人ヘリコプタのデータ管理方法およびデータ管理装置
JP2009247463A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Fujifilm Corp 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2013234935A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kubota Corp 施肥量設定方法、施肥量設定装置、施肥量設定プログラム
JP2013233117A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kubota Corp 農作業支援システム
JP2014071709A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Kubota Corp 農業支援システム
JP2014113864A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Hitachi Solutions Ltd 散布支援装置
CN205150253U (zh) * 2015-11-26 2016-04-13 江西天祥通用航空股份有限公司 一种新型直升机外挂农药喷洒机
JP2017112942A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 井関農機株式会社 苗移植機
CN106714554A (zh) * 2016-04-29 2017-05-24 深圳市大疆创新科技有限公司 无人机的喷洒控制方法和无人机
JP2018111429A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 東光鉄工株式会社 ドローンを使用した農薬散布方法
WO2018168564A1 (ja) * 2017-03-12 2018-09-20 株式会社ナイルワークス 圃場の水深測定用ドローン
JP2018166472A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社クボタ 散布支援システム
JP2018198562A (ja) * 2017-05-26 2018-12-20 井関農機株式会社 作業車両
JP2019008749A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 株式会社クボタ 圃場の空撮システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021060454A1 (ja) 2021-04-01
JP7293070B2 (ja) 2023-06-19
US20220192081A1 (en) 2022-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11651478B2 (en) Methods for agronomic and agricultural monitoring using unmanned aerial systems
US20200334766A1 (en) Agricultural field management system
US10151839B2 (en) Systems and methods for determining crop yields with high resolution geo-referenced sensors
US11793108B2 (en) Agriculture support system, agriculture support device and agriculture support method
US8731836B2 (en) Wide-area agricultural monitoring and prediction
ES2942415T3 (es) Detección automática de valores atípicos de datos de cosecha
US10393722B2 (en) Soil quality measurement device
US20190162855A1 (en) Systems and methods for determining crop yields with high resolution geo-referenced sensors
BR102017022222B1 (pt) Métodos para reduzir e para corrigir uma polarização de sistema de sensoreamento, e, máquina agrícola
JP6507927B2 (ja) 植物生育指標測定装置、該方法および該プログラム
JP6755209B2 (ja) 収量情報表示システム
JP6605523B2 (ja) 圃場情報表示システム
WO2021060454A1 (ja) 散布支援システム及びサーバ
JP7225002B2 (ja) 散布支援装置及び散布支援システム
JP6862299B2 (ja) 圃場の空撮システム
Jiménez López et al. Crops diagnosis using digital image processing and precision agriculture technologies
EP2986930A1 (en) A method for measuring basal area of trunks in a forest based on decoding of photos taken of the forest cover
JP6742491B2 (ja) 圃場情報表示システム
JP2019120520A (ja) 気象管理装置及び気象管理システム
López et al. Crops Diagnosis Using Digital Image Processing and Precision Agriculture Technologies Diagnóstico de Cultivos Utilizando Procesamiento Digital de Imágenes y Tecnologías de Agricultura de Precisión

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230607

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7293070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150