JP2009247463A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】内視鏡で撮像した画像から、被写体の表面の凹凸情報を高精度で得ることができる。
【解決手段】画像処理装置は、被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素が散布されている状態で撮像された被写体の第1画像を取得する画像取得部と、第1画像における色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出する形状算出部とを備える。形状算出部は、第1画像における部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を処理する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。本発明は、特に、被写体の表面の凹凸形状を算出する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
生体の内部の状態を可視化する技術として、たとえば、CT、MRによって撮像された生体の断層像に基づいて生体を立体的に表示するためのワイヤフレーム画像を生成する技術が考案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、および特許文献3参照。)。また、臓器表面にメチレンブルー色素を散布することによって、臓器表面の凹凸形状を視覚的に強調する技術が考案されている(たとえば、特許文献4参照。)。
特開平10−234663号公報 特表2001−513923号公報 特開平10−31761号公報 特開平8−307890号公報
また、酸素飽和度などの生体内情報画像を観察画像とは別に表示する技術が考案されている(たとえば、特許文献5参照。)。また、画像から抽出した輝度信号に基づいて、奥行きを推定する技術が考案されている(たとえば、特許文献6参照。)。また、画像から判別した異常組織をマーカーと同時にサムネイル表示する技術が考案されている(たとえば、特許文献7参照。)。
特開2005−278854号公報 特開2001−103513号公報 特開2006−198106号公報
しかしながら、上記技術では、生体を立体的に表示するためのワイヤフレーム画像を生成するためには、CT、MRなどの大規模な医療機器により、生体の断面画像を多数撮像する必要がある。また、内視鏡で撮像した画像からでは、生体の表面の凹凸情報を高精度で得ることができないので、高精度のワイヤフレーム画像を生成できない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、画像処理装置であって、被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素が散布されている状態で撮像された被写体の第1画像を取得する画像取得部と、第1画像における色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出する形状算出部とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100のブロック構成の一例を示す。以降の説明では、画像処理装置の一例としての撮像装置100について説明する。撮像装置100は、色素散布部105、発光部110、撮像部115、撮像制御部120、画像取得部130、動き検出部135、形状画像生成部140、高低差格納部145、形状算出部150、画像領域特定部160、ワイヤフレーム画像生成部170、および表示部180を備える。
撮像装置100は、内視鏡であってよい。撮像装置100が内視鏡である場合、発光部110および撮像部115は、生体内に挿入される内視鏡の挿入部の先端に設けられてよい。他の例においては、発光部110は、挿入部の外部に設けられ、内視鏡の挿入部に設けられたライトガイドを介して、生体に光を照射してもよい。また、撮像部115は、挿入部の外部に設けられ、内視鏡の挿入部に設けられたライトガイドを介して、生体からの光を受光してもよい。
また、以降の説明において、被写体は、生体であってもよい。色素は、生体の色と異なる色であることが好ましい。また、色素は、生体の体液より比重が大きい色素であることが好ましい。たとえば、色素は、インジゴカルミン、メチレンブルーであってもよい。
色素散布部105は、被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素を被写体の表面に散布する。発光部110は、光を発する。たとえば、発光部110は、白色光を発する。
発光部110は、複数の発光部を有してもよい。たとえば、発光部110は、主にB波長領域(420nm〜490nm)の光を発する第1発光部、主にG波長領域(490nm〜600nm)の光を発する第2発光部、および主にR波長領域(600nm〜750nm)の光を発する第3発光部を有してもよい。第1発光部は、主にB波長領域の光を発光するLEDであってもよい。また、第1発光部は、主にB波長領域の光を透過するフィルタを有してもよい。
第2発光部は、主にG波長領域の光を発光するLEDであってもよい。また、第2発光部は、主にG波長領域の光を透過するフィルタを有してもよい。第3発光部は、主にR波長領域の光を発光するLEDであってもよい。また、第3発光部は、主にR波長領域の光を透過するフィルタを有してもよい。
撮像部115は、被写体の第1画像を撮像する。また、撮像部115は、被写体の第2画像を撮像する。第1画像とは、色素が散布されている状態で撮像された画像を示す。第2画像とは、色素が散布されていない状態で撮像された画像を示す。
たとえば、撮像部115は、色素散布部105が色素を被写体に散布する前に被写体の第1画像を撮像する。たとえば、撮像部115は、色素散布部105が色素を被写体に散布した後に被写体の第2画像を撮像する。
撮像部115は、複数の受光部を有してもよい。たとえば、撮像部115は、主にB波長領域の光を受光する第1受光部、主にG波長領域の光を受光する第2受光部、および主にR波長領域の光を受光する第3受光部を有してもよい。この場合、第1受光部、第2受光部、および第3受光部は、複数の受光素子をそれぞれ有してもよい。撮像部115は、第1受光部の受光素子、第2受光部の受光素子、および第3受光部の受光素子が規則的に配列されたCCDまたはCMOSであってよい。他の例においては、第1受光部、第2受光部、および第3受光部は、それぞれ異なるCCDまたはCMOSであってよい。
撮像制御部120は、色素散布部105、発光部110、および撮像部115を制御する。たとえば、撮像制御部120は、色素散布部105による散布タイミングを制御する。また、撮像制御部120は、発光部110による発光タイミングを制御してもよい。また、撮像制御部120は、撮像部115による撮像タイミングを制御してもよい。
たとえば、撮像制御部120は、色素散布部105が色素を被写体に散布する前に、発光部110に光を発光させ、同時に撮像部115に被写体の第2画像を撮像させる。そして、撮像制御部120は、色素散布部105が色素を被写体に散布した後に、発光部110に光を発光させ、同時に撮像部115に被写体の第1画像を撮像させる。
画像取得部130は、被写体の第1画像を取得する。画像取得部130は、撮像部115によって撮像された、被写体の第1画像を取得してもよい。画像取得部130は、他の撮像装置によって撮像された、被写体の第1画像を取得してもよい。
画像取得部130は、被写体の第2画像をさらに取得してもよい。画像取得部130は、撮像部115によって撮像された、被写体の第2画像をさらに取得してもよい。画像取得部130は、他の撮像装置によって撮像された、被写体の第2画像をさらに取得してもよい。
動き検出部135は、撮像部115と被写体との相対的な動きを検出する。動き検出部135は、ジャイロセンサーなどにより、撮像部115と被写体との相対的な動きを検出してもよい。動き検出部135は、複数の画像から、撮像部115と被写体との相対的な動きを検出してもよい。この場合、動き検出部135は、複数の画像に含まれている血管、はさみ、病変、切り口などのランドマークに基づいて、撮像部115と被写体との相対的な動きを検出してもよい。
形状画像生成部140は、画像取得部130が取得した被写体の第2画像の色情報から画像取得部130が取得した被写体の第1画像の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成する。たとえば、形状画像生成部140は、被写体の第2画像の画素毎に、当該画素の色情報から画像取得部130が取得した被写体の第1画像の対応する画素の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成する。
形状画像生成部140は、被写体の第2画像の部分領域毎に、当該部分領域の色情報から画像取得部130が取得した被写体の第1画像の対応する部分領域の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成する。形状画像生成部140は、動き検出部135が検出した動き情報に基づいて、被写体の第2画像の画素または部分領域に対応する、被写体の第1画像の画素または部分領域を特定してもよい。
高低差格納部145は、他の色成分に対する色素の色成分の強度毎に、被写体の表面の凹凸の高さを対応付けて格納する。たとえば、高低差格納部145は、他の色成分であるR成分に対する色素の色成分であるB成分の強度毎に、被写体の表面の凹凸の高さを対応付けて格納する。高低差格納部145は、形状算出部150は、他の色成分に対する色素の色成分の強度が強いほど、被写体の表面の凹凸の高さが高くなるように、上記高さを格納してもよい。
形状算出部150は、画像取得部130が取得した被写体の第1画像における色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出する。形状算出部150は、被写体の第1画像における画素毎の色素の色成分の強度から、画素毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、被写体の第1画像における画素毎の色素の色成分の強度が強いほど、画素の高さが高くなるように、部分領域毎の高さを算出してもよい。形状算出部150は、被写体の表面に溜まっている色素の水面を基準とする高さを算出してもよい。形状算出部150は、いずれかの凹部または凸部の頂点を基準とする高さを算出してもよい。
形状算出部150は、被写体の第1画像における部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、被写体の第1画像における部分領域毎の色素の色成分の強度が強いほど、部分領域毎の高さが高くなるように、部分領域毎の高さを算出してもよい。
形状算出部150は、被写体の第1画像における複数の画素を含む部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、被写体の第1画像における4×4、8×8、または16×16画素を含む部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。
形状算出部150は、被写体の第1画像および被写体の第2画像に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、形状画像生成部140が被写体の第1画像および被写体の第2画像から生成した形状画像の色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出してもよい。
形状算出部150は、形状画像生成部140が生成した形状画像における色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出してもよい。形状算出部150は、形状画像における画素毎の色素の色成分の強度から、画素毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、形状画像における画素毎の色素の色成分の強度が強いほど、画素毎の高さが高くなるように、部分領域毎の高さを算出してもよい。
形状算出部150は、形状画像における部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、形状画像における部分領域毎の色素の色成分の強度が強いほど、部分領域毎の高さが高くなるように、部分領域毎の高さを算出してもよい。
形状算出部150は、形状画像における複数の画素を含む部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、形状画像における4×4、8×8、または16×16画素を含む部分領域毎の色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。
形状算出部150は、色素の色成分の他の色成分に対する色素の色成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。たとえば、他の色成分であるR成分に対する、色素の色成分であるB成分の強度から、部分領域毎の高さを算出してもよい。また、形状算出部150は、部分領域毎の高さを、高低差格納部145から取得してもよい。たとえば、形状算出部150は、被写体の第1画像または形状画像における画素または部分領域毎に、画素または部分領域の色素の色成分の強度に対応付けられている高さを、高低差格納部145から取得してもよい。
形状算出部150は、被写体の第2画像の輝度情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、輝度が光源との距離の二乗に反比例するという性質を利用することにより、被写体の表面の凹凸形状を算出してもよい。
画像領域特定部160は、ワイヤフレーム画像を生成する対象とする、画像領域を特定する。画像領域特定部160は、形状算出部150が算出した凹凸形状から、予め定められている単位面積あたりの高低差が基準値以上の画像領域を特定してもよい。
ワイヤフレーム画像生成部170は、形状算出部150が算出した凹凸形状に基づいて、被写体の表面のワイヤフレーム画像を生成する。たとえば、ワイヤフレーム画像生成部170は、形状算出部150が算出した凹凸形状に基づいて、生体の表面のワイヤフレーム画像を生成する。ワイヤフレーム画像生成部170は、画像領域特定部160が特定した画像領域のワイヤフレーム画像を生成してもよい。
たとえば、ワイヤフレーム画像生成部170は、形状算出部150が算出した被写体の表面の凹凸の高さのピーク座標を差分または微分により算出したうえで、近接するピーク座標を結ぶ線分を、ワイヤフレーム画像のワイヤとして算出してもよい。この場合、ワイヤフレーム画像生成部170は、線分同士がピーク点を経ず、かつ交差しないように、線分を算出してもよい。
表示部180は、画像取得部130が取得した被写体の第2画像に、ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像を重畳して表示する。たとえば、表示部180は、画像取得部130が取得した生体の表面の第2画像に、ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像を重畳して表示する。
表示部180は、動き検出部135が検出した動き情報に基づいて、第2画像とワイヤフレーム画像とを重畳する位置を合わせてもよい。たとえば、表示部180は、動き検出部135が検出した動き情報に基づいて、第1画像と第2画像との間の被写体の動きベクトルを算出してもよい。そして、表示部180は、算出した被写体の動きベクトルに基づいて、第2画像とワイヤフレーム画像とを重畳する位置を合わせてもよい。
図2は、色素が散布されていない状態の被写体の一例を示す。図2において、被写体の一例としての生体210の表面は、生体の体液の一例としての粘膜220に覆われている。
図3は、色素が散布された状態の被写体の一例を示す。図3において、生体210の表面には、色素散布部105により、色素の一例としてのインジゴカルミン310が散布されている。ここで、インジゴカルミン310は、粘膜220よりも比重が大きいので、粘膜220の層と生体210との間において、層を形成する。
インジゴカルミン310の層の表面から、生体210の表面までの深さが深い場所ほど、インジゴカルミン310の層が厚い。したがって、撮像部115が撮像した第1画像において、生体210の表面までの深さが深い場所が写し出されている領域ほど、当該領域に含まれるインジゴカルミン310の色成分の濃度が濃い。
図4は、撮像部115が撮像した第2画像の一例を示す。図4において、画像400は、色素が散布されていない状態で撮像部115によって撮像された被写体の第2画像を示す。
画像400では、被写体に色素が散布されていないので、たとえば、医師は、画像400からは、生体の表面の色を容易に判断することができる。しかしながら、画像400では、色度および明度が、生体の表面の高さに依存していないので、たとえば、医師は、画像400からは、生体の表面の凹凸部を判断することができない。
図5は、撮像部115が撮像した第1画像の一例を示す。図5において、画像500は、色素が散布された状態で撮像部115によって撮像された被写体の第1画像を示す。
画像500では、色素散布部105により被写体に色素が散布されており、被写体の表面の凹部には、散布された色素がたまっている。被写体の表面においては、深さが深い場所ほど、散布された色素の層が厚い。このため、画像500において、生体の表面の深さが深い場所が写し出されている領域ほど、当該領域に含まれる色素の色成分の濃度が濃い。
形状算出部150は、図5に示した画像500の色情報から、図4に示した画像400の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成してもよい。たとえば、形状算出部150は、図5に示した画像500の画素毎に、当該画素の色情報から、図4に示した画像400の対応する画素の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成してもよい。また、形状算出部150は、図5に示した画像500の部分領域毎に、当該部分領域の色情報から、図4に示した画像400の対応する部分領域の色情報を減算することによって、被写体の表面に散布された色素の色情報を含む形状画像を生成してもよい。
図6は、被写体の表面の凹凸形状を算出する単位としての部分領域の一例を示す。画像600は、色素が散布された状態で撮像部115によって撮像された被写体の第1画像を示す。画像600は、部分領域611、部分領域612、部分領域613、および部分領域614を含む。それぞれの部分領域は、4×4画素を含む。
画像600において、RGBそれぞれの画素の配列およびRGBの画素数の比率は、一例であり、このような配列に限らない。また、画像600において、部分領域の構成は、4×4画素に限らず、たとえば、8×8画素、16×16画素などであってもよい。
たとえば、形状算出部150は、部分領域ごとに、当該部分領域に含まれる複数の画素毎の色素の色成分の強度から、高さを算出してもよい。たとえば、形状算出部150は、部分領域ごとに、式(Gの強度の合計/Gの画素数)の算出結果と(Rの強度の合計/Rの画素数)の算出結果との比または差を算出してもよい。そして、部分領域ごとに、形状算出部150は、算出した値に対応付けられている高さを高低差格納部145から取得することにより、高さを算出してもよい。
図7は、ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像の一例を示す。図7に示す画像700は、ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像を示す。
ワイヤフレーム画像生成部170は、形状算出部150が算出した被写体の正面の凹凸形状に基づいて、画像700を生成してもよい。ワイヤフレーム画像生成部170は、画像領域特定部160が特定した画像領域のワイヤフレーム画像として、画像700を生成してもよい。
図8は、表示部180による表示処理の一例を示す。図8において、画像400は、撮像部115によって撮像された被写体の第2画像を示す。画像700は、ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像を示す。
たとえば、表示部180は、画像400と画像700とを重畳して、画面800に表示する。表示部180は、画像400と画像700とを並べて表示してもよい。また、表示部180は、画像400または画像700のいずれか一方を表示してもよい。また、表示部180は、種種の画像処理が施された画像400を表示してもよい。
動き検出部135は、撮像部115と被写体との相対的な動きを検出する。この場合、表示部180は、動き検出部135が検出した動き情報に基づいて、画像400と画像700とを重畳する位置を合わせてもよい。
このように、本実施形態の撮像装置100によれば、被写体の表面に散布された色素の色情報に基づいて、被写体の表面の凹凸形状を算出するので、内視鏡で撮像した画像からであっても、被写体の表面の凹凸情報を高精度で得ることができる。したがって、CT、MRなどの大規模な医療機器を必要とせずに、高精度のワイヤフレーム画像を生成することができる。
図9は、撮像装置100のハードウェア構成の一例を示す。撮像装置100は、CPU周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、および表示デバイス1580を有する。入出力部は、I/Oコントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信I/F1530、ハードディスクドライブ1540、およびCD−ROMドライブ1560を有する。レガシー入出力部は、I/Oコントローラ1584に接続されるROM1510、FDドライブ1550、およびI/Oチップ1570を有する。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、RAM1520をアクセスするCPU1505、およびグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、およびRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示デバイス1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
I/Oコントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信I/F1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、およびデータを格納する。通信I/F1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、および通信I/F1530に提供する。
I/Oコントローラ1584には、ROM1510と、FDドライブ1550、およびI/Oチップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、撮像装置100が起動時に実行するブート・プログラム、あるいは撮像装置100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。FDドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、および通信I/F1530に提供する。I/Oチップ1570は、FDドライブ1550、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。CPU1505により実行されるプログラムは、撮像装置100を、図1から図8に関連して説明した撮像装置100が備える各機能部として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDまたはPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして撮像装置100に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態に係る撮像装置100のブロック構成の一例を示す。 色素が散布されていない状態の被写体の一例を示す。 色素が散布された状態の被写体の一例を示す。 撮像部115が撮像した第2画像の一例を示す。 撮像部115が撮像した第1画像の一例を示す。 被写体の表面の凹凸形状を算出する単位としての部分領域の一例を示す。 ワイヤフレーム画像生成部170が生成したワイヤフレーム画像の一例を示す。 表示部180による表示処理の一例を示す。 撮像装置100のハードウェア構成の一例を示す。
符号の説明
100 撮像装置
105 色素散布部
110 発光部
115 撮像部
120 撮像制御部
130 画像取得部
135 動き検出部
140 形状画像生成部
145 高低差格納部
150 形状算出部
160 画像領域特定部
170 ワイヤフレーム画像生成部
180 表示部
210 生体
220 粘膜
310 インジゴカルミン
400 画像
500 画像
600 画像
611 部分領域
612 部分領域
613 部分領域
614 部分領域
700 画像
800 画面
1505 CPU
1510 ROM
1520 RAM
1530 通信I/F
1540 ハードディスクドライブ
1550 FDドライブ
1560 CD−ROMドライブ
1570 I/Oチップ
1575 グラフィック・コントローラ
1580 表示デバイス
1582 ホスト・コントローラ
1584 I/Oコントローラ
1590 フレキシブルディスク
1595 CD−ROM
1598 ネットワーク通信装置

Claims (13)

  1. 被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素が散布されている状態で撮像された前記被写体の第1画像を取得する画像取得部と、
    前記第1画像における色情報に基づいて、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する形状算出部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記形状算出部は、前記第1画像における部分領域毎の前記色素の色成分の強度から、前記部分領域毎の高さを算出する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記形状算出部は、前記色素の色成分の他の色成分に対する前記色素の色成分の強度から、前記部分領域毎の高さを算出する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像取得部は、前記被写体である生体の体液より比重が大きい色素が散布されている状態で撮像された前記第1画像を取得する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記生体の表面の前記第1画像を撮像する撮像部と、
    前記色素を前記生体の表面に散布する色素散布部と
    をさらに備え、
    前記画像取得部は、前記撮像部によって撮像された前記第1画像を取得する請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記形状算出部が算出した凹凸形状に基づいて、前記被写体の表面のワイヤフレーム画像を生成するワイヤフレーム画像生成部
    をさらに備える請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記形状算出部が算出した凹凸形状から、予め定められている単位面積あたりの高低差が基準値以上の画像領域ワイヤフレームを特定する画像領域特定部
    をさらに備え、
    前記ワイヤフレーム画像生成部は、前記画像領域特定部が特定した画像領域の前記ワイヤフレーム画像を生成する請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記色素が散布されていない状態で撮像された前記被写体の第2画像に、前記ワイヤフレーム画像を重畳して表示する表示部
    をさらに備える請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像取得部は、前記色素が散布されていない状態で撮像された前記被写体の第2画像をさらに取得し、
    前記形状算出部は、前記第1画像および前記第2画像に基づいて、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記第2画像の色情報から前記第1画像の色情報を減算することによって、前記色素の色情報を含む形状画像を生成する形状画像生成部
    をさらに備え、
    前記形状算出部は、前記形状画像の色情報に基づいて、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記形状算出部は、前記形状画像における部分領域毎の前記色素の色成分の強度から、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素が散布されている状態で撮像された前記被写体の第1画像を取得する画像取得段階と、
    前記第1画像における色情報に基づいて、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する形状算出段階と
    を備える画像処理方法。
  13. 画像処理装置用のプログラムであって、コンピュータを、
    被写体の表面の凹凸形状を視覚的に強調する色素が散布されている状態で撮像された前記被写体の第1画像を取得する画像取得部、
    前記第1画像における色情報に基づいて、前記被写体の表面の凹凸形状を算出する形状算出部
    として機能させるプログラム。
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