JP4666455B2 - 陳列面傾斜可変型商品陳列棚及び商品陳列棚 - Google Patents

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Description

本発明は、主にスーパー、百貨店、専門店、コンビニエンスストアー等の店内において商品を陳列するのに用いられ、陳列面の前方傾斜角度を多段で切替できる陳列面傾斜可変型商品陳列棚及び商品陳列棚に関する。
従来、スーパー、百貨店、専門店、コンビニエンスストアー等の店内において前方傾斜で商品を陳列する陳列棚としては、予め陳列面が前方傾斜となった陳列棚がある。また、水平な陳列面に対して、奥に嵩上げ用の部材を設置しその上に板状の陳列板を置き傾斜させた陳列棚がある。
例えば、特開2004−8424号公報には、商品を載置する緩斜面及び緩斜面の反対側にあり上端で該緩斜面と連続する急斜面とで構成される斜面部と、前記緩斜面に連続すると共に平板面に横溝を複数条配設したピッチ調整部とからなる商品陳列台が開示されている。この商品陳列台は斜面を利用した陳列形態を演出できる。また、特開2002−58571号公報には、予め陳列面が前方傾斜となった陳列台が開示され、また、その陳列台の陳列面に着脱自在に嵌め込まれる補助台を設置して種々の陳列傾斜を演出する商品陳列補助台が開示されている。
特開2004−8424号公報(請求項1、図1) 特開2002−58571号公報(請求項1、図14)
しかしながら、予め陳列面が前方傾斜となった陳列棚の場合、陳列角度は一定であり、陳列する商材毎に適した傾斜面を得ることはできない。また、陳列する商材毎に適した傾斜面を得るためには、別途、そのような傾斜面を有する陳列棚が必要となり、設置コストを上昇させてしまう。また、水平陳列面や傾斜陳列面に商品陳列補助台を設置して、種々の傾斜面を演出する方法は、少なくとも2つ以上の部材が必要であり、設置コストを上昇させると共に、保管場所なども必要となる等の問題がある。特に、板状の陳列板の全体を前方傾斜とする場合、商品の陳列面は大きな傾斜角度は必要としないが、2〜3段で微細な種々の陳列傾斜面を得たい場合がある。また、板状の陳列板は、前方端にPOSレールを形成したものであったり、商品仕切り板が嵌合する嵌合溝が形成されていたり、通常ゴンドラで使用される陳列棚にある機能を備える必要がある。
従って、本発明の目的は、商品の多様化、頻繁に起こる模様替えに十分に対応できる微細な傾斜角度を有する傾斜面の全体を簡単な操作で自在に設定できると共に、従来のゴンドラで使用される陳列棚にあるような、POSレールや、商品仕切り板又はPOP板を嵌め込める嵌合溝を有する陳列棚を提供すること、すなわち、陳列面を多段に設定する角度可変機構が顧客から見えない通常の陳列棚の外観を演出できる陳列面傾斜可変型商品陳列棚及び商品陳列棚を提供することにある。
すなわち、本発明、左右の両側板と、該両側板の前方端を連結し左右方向に延在する前方連結部材と、両側板の後方に付設され、水平状態における陳列本体部の後端が当接する係止部を有する後方係合部と、前方端が該前方連結部材に回動自在に取り付けられる陳列面を有する陳列本体部と、該陳列本体部の裏側に付設され、該陳列本体部の後方の上げ下げにより、該陳列本体部を水平状態から種々の前方傾斜の陳列面にする角度可変機構と、を備え、前記角度可変機構は、2つの前方下り傾斜面が前後方向に連続する両側板に固定の第1案内部と、該第1案内部より下方に位置すると共に、後方下り傾斜面と該後方下り傾斜面の内側後方に位置する開口が上を向く2つの嵌合溝を有する両側板に固定の第2案内部と、該第1案内部と該第2案内部に当接又は係合するものであって、該陳列本体部のやや後方の裏面に回動自在に取り付けられる本体部から屈曲した先端部を有する可動軸と、を備えることを特徴とする陳列面傾斜可変型商品陳列棚を提供するものである。
また、本発明左右の両側板と、該両側板の前方端を連結し左右方向に延在する前方連結部材と、両側板の後方に付設され、水平状態における陳列本体部の後端が当接する係止部を有する後方係合部と、前方端が該前方連結部材に回動自在に取り付けられる陳列面を有する陳列本体部と、該陳列本体部の裏側に付設され、該陳列本体部の後方の上げ下げにより、該陳列本体部を水平状態から種々の前方傾斜の陳列面にする角度可変機構と、を備え、前記角度可変機構は、前方下り傾斜面を形成する両側板に固定の第3案内部と、前記両側板を連結するものであって該第3案内部の下方に位置する後方連結部材と、該第3案内部に当接又は係合するものであって、該陳列本体部のやや後方の裏面に回動自在に取り付けられる本体部から屈曲した先端部を有する可動軸と、該後方連結部材に嵌合する開口が下方を向く前後2つの嵌合溝を有し、該可動軸の本体部に固定される嵌合部と、を備えることを特徴とする陳列面傾斜可変型商品陳列棚を提供するものである。
また、本発明、前記陳列本体部は、碁盤目の嵌合溝を表面に形成してなる板状物である前記陳列面傾斜可変型商品陳列棚を提供するものである。
また、本発明、前記嵌合溝に仕切り板を設置してなる前記陳列面傾斜可変型商品陳列棚を提供するものである。
また、本発明、前記陳列本体部は、前方端にPOSレールを形成したものであり、前記前方連結部材は該POSレールの裏面に付設したものである前記陳列面傾斜可変型商品陳列棚を提供するものである。
また、本発明、前記陳列面傾斜可変型商品陳列棚の複数台を上下鉛直方向又は上下前方傾斜方向に多段で設置してなる商品陳列棚を提供するものである。
本発明の陳列面傾斜可変型商品陳列棚によれば、商品の多様化、頻繁に起こる模様替えに対応できる微細な傾斜角度を有する傾斜面の全体を簡単な操作で自在に設定できる。また、従来のゴンドラで使用される陳列棚にあるような、POSレール、POP板あるいは商品仕切り板を嵌め込める嵌合溝を有する陳列棚、すなわち、陳列面を多段に設定する角度可変機構が顧客から見えない通常の陳列棚の外観を演出できる。また、本発明の商品陳列棚によれば、各段毎の陳列面の傾斜角度を変えて上下多段の陳列面を形成すれば、種類の異なる各商材に好適な陳列面を演出でき、顧客吸引力を高めることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態における陳列面傾斜可変型商品陳列棚(以下、単に「商品陳列棚」とも言う。)を図1〜図9に基づいて詳述する。図1は本発明の第1の実施の形態である商品陳列棚の斜視図、図2は図1の商品陳列棚の陳列本体部と角度変換機構の動きを説明する図、図3は可動軸の先端部の動き(軌跡)を示す図、図4は陳列本体部が水平状態にある商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図5は図4の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図、図6は略10度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図7は図6の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図、図8は略18度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図9は図8の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。なお、本明細書において、「前」は顧客側、すなわち、POSレール側を言う。
商品陳列棚10は、右側板2bと、左側板2aと、両側板2a、2bの前方端を連結し左右方向に延在する前方連結部材3と、両側板2a、2bの後方に付設され、水平状態における陳列本体部1の後端が当接する係止部451を有する後方係合部45a、45bと、前方端が前方連結部材3に回動自在に取り付けられる陳列面101を有する陳列本体部1と、陳列本体部1の裏側に付設され、陳列本体部1の後方の上げ下げの操作により、陳列本体部1を水平状態から種々の前方傾斜の陳列面101にする角度可変機構4と、を備える。
左側板2a及び右側板2bは左右対称であり、同じ機能を奏するため、一方の左側板2aのみを説明する。左側板2aは、陳列本体部1が取り付けられる枠体の左右の骨組みの一部であって、後方側がやや高さのある板状物である。左側板2aの先端内側には、丸棒部材である前方連結部材3の一端が固定され、後方端内側には、後方係合部45aの側端が固定されている。また、左側板2aのやや高さのある部分の内側には、第1案内部41及び第2案内部42の側端が固定されている。そして、第2案内部42の内側には後方連結部材44の一端が固定され、枠体の強度を保つと共に、安定化させている。前方連結部材3は本例の丸棒部材に限定されず、陳列本体部1との係合形態によって適宜決定されるものであり、陳列本体部1側が丸棒部材であれば、前方連結部材3は丸棒部材に嵌合する嵌合凹部材となる。
左側の後方係合部45aと右側の後方係合部45bは左右対称であり、同じ機能を奏するため、一方の左側の後方係合部45aのみを説明する。左側の後方係合部45aは、水平状態における陳列本体部1の後端を支持すると共に、別途の支持基台(図16の符号9を参照)のフランジ部、桟部材又は棒部材等の係合部材に取り付けられるものである。本例の後方係合部45aは開口が斜め前方下を見るようなフック452を左側板2aに固定すると共に、段差の係止部451を形成する前方下りの傾斜面453を有している。水平状態にある陳列本体部1の後端はこの係止部451に当接して安定化される。
陳列本体部1は、平面視が矩形状の陳列板であって、前方端には、商品名や価格等の表示カード等を差込みにより設置するPOSレール13が付設され、表面の陳列面101は碁盤目の嵌合溝11、12が形成され、後方端には不図示の後方転落防止板やPOSカード等が嵌る二重横溝14が形成されている。縦嵌合溝11に仕切り板6aを設置すれば、陳列商品を左右に区画でき、横嵌合溝12に仕切り板6bを設置すれば、陳列商品の前方への転落を防止できるか、あるいは陳列商品を前後方向に区画することができる。なお、縦嵌合溝11や横嵌合溝12には、上記仕切り板の他、例えばPOP板を設置してもよい。また、不図示の箱型の陳列補助台の設置も可能となる。陳列本体部1の裏面先端には、前方連結部材3を回動自在に支持する第1嵌合凹部102を有し、裏面やや後方には、可動軸43の本体部432が嵌合する第2嵌合凹部103を有する。
可動軸43は、その長さの大部分を占める直線丸棒部材からなる本体部432と、本体部432から直角に屈曲して延出し、更に外側に直角且つ本体部432と平行になるように屈曲して角度可変機構4の嵌合溝に嵌合する先端部431を形成している。陳列本体部1の第2嵌合凹部103と可動軸43の本体部432の嵌合は、遊嵌状態であるため、可動軸43は陳列本体部1に対してぶら下り状態にあり、僅かな外力により回動する。また、陳列本体部1が水平状態にある場合、可動軸43の先端部431は第2案内部42の後方下り傾斜面422の前方位置aに置かれた状態にある。
本例における角度可変機構4は、2つの前方下り傾斜面411、412が前後方向に連続する側板2aに固定された第1案内部41と、第1案内部41より下方に位置すると共に、後方下り傾斜面422と後方下り傾斜面422の内側後方に位置する開口が上を向く2つの嵌合溝b、cを有する側板2aに固定された第2案内部42と、第1案内部41と第2案内部42に当接又は係合する可動軸の先端部431から形成される。
すなわち、第1案内部41は高く持ち上げられた陳列本体部1を下ろした場合、可動軸の先端部431が第1案内部41の最上部dの位置に降り、更に陳列本体部1が下ろされて水平状態となった場合、可動軸の先端部431が第2案内部42の後方下り傾斜面422の前方位置aに来るようにするものである。従って、第1案内部41の設置位置は、陳列本体部1の持ち上がりにより移動する可動軸の先端部431との位置関係で決定される。第1案内部41は、L字断面部材であって、L字の一方の部材が側板2aに固定され、他方の部材が傾斜面を形成する。
第2案内部42は、可動軸の先端部431との嵌りにより陳列本体部1に傾斜を与えるものである。すなわち、第2案内部42の2つの嵌合溝b、cが付設される小側板421は側板2aから所定の距離離れた位置にある。この所定の距離は可動軸の先端部431長さよりやや短めであって、可動軸の先端部431の上下移動を円滑にしている。なお、角度可変機構4は、右側板2b近傍にも設置されている。
図1、図4及び図5に示すような陳列本体部1が水平状態にある商品陳列棚10は、別途の支持基台に設置されて、陳列面101が水平状態にある商品陳列棚10を形成する。陳列面101は必要に応じて、商品仕切り板6a、6bが設置されたり、POSレール13にカードが表示されたりして、機能的で意匠性に優れた陳列面が演出される。
次に、角度可変機構4を作動させて、陳列面101に2段階の前方下り傾斜面を形成する場合を説明する。先ず、図4の状態にある商品陳列棚10の陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、符号イの位置にある可動軸43も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部431は重力により下方に垂れるため、先端部431は第2案内部42の後方下り傾斜面422に沿って後方移動し、更に第2案内部42の小側板421の上端面に沿って移動し、遂には嵌合溝bに嵌る(図3の矢印)。なお、先端部431が嵌合溝bに嵌る際、作業者は概ねの検討を付けて陳列本体部1を若干下げる操作を行う。持ち上げる操作のみでは、可動軸の先端部431は嵌合溝bに嵌ることなく、更に第2案内部42の小側板421の上端面に沿って移動してしまうからである。図6及び図7は先端部431が嵌合溝bに嵌った状態であり、本例では陳列本体部の陳列面101は約10度の前方下り傾斜を有することになる。
次に、図6の状態にある商品陳列棚10の陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、符号ロの位置にある可動軸43も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部431は重力により下方に垂れるため、先端部431は嵌合溝bに沿って上方に上がり、第2案内部42の小側板421の上端面に沿って移動し、嵌合溝cに嵌る(図3の矢印)。なお、先端部431が嵌合溝cに嵌る際は、先端部431が嵌合溝bに嵌める場合と同様に、作業者は概ねの検討を付けて陳列本体部1を若干下げる操作を行う。図8及び図9は先端部431が嵌合溝bに嵌った状態であり、本例では陳列本体部の陳列面101は約18度の前方下り傾斜を有することになる。
次に、図8の状態にある商品陳列棚10を陳列面が水平状態にある図1(図4)の商品陳列棚10の状態にする。同様に陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、符号ハの位置にある可動軸43も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部431は重力により下方に垂れるため、先端部431は嵌合溝cを外れて嵌合溝cの上方且つやや前方寄りに持ち上がる。更に、陳列本体部1の後方が持ち上がると、可動軸43の陳列本体部1との係合部109の位置が、第1案内部41の最上端(最後尾)414より前方に来るため、この時点で陳列本体部1の後方を下げると、可動軸の先端部431は図3の符号dの位置に降り、更に下げると、先端部431は第1案内部41の傾斜面411に沿って移動して、当初位置の符号aで示される位置に来ると共に、陳列本体部1の後方端が後方係合部の係止部451に当接する。
第1の実施の形態例の陳列面傾斜可変型商品陳列棚によれば、陳列商品の多様化に対応できる微細な2段の傾斜角度を有する傾斜面、水平陳列面を含めて3段階の陳列面を簡単な操作で自在に設定できると共に、従来のゴンドラで使用される陳列棚にあるような、POSレールや商品仕切り板を嵌め込める嵌合溝を有する陳列棚、すなわち、陳列面を多段に設定する角度可変機構が顧客から見えない通常の陳列棚の外観を演出できる。
次に、本発明の第2の実施の形態における商品陳列棚を図10〜図15を参照して説明する。図10は本発明の第2の実施の形態である商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図11は図10の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図、図12はα度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図13は図12の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図、図14はα度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図、図15は図14の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。なお、図11、13及び15においては、実際には隠れる可動軸の腕部733の形状も明確にするため示した。
第2の実施の形態における商品陳列棚において、第1の実施の形態における商品陳列棚と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図10〜図15において、図4〜図9と異なる点は角度可変機構である。すなわち、本例の角度可変機構7は、前方下り傾斜面711を形成する側板2aに固定の第3案内部71と、両側板2a、2bを連結するものであって第3案内部71の下方に位置する後方連結部材(固定軸)74と、第3案内部71に案内される可動軸73の先端部731と、開口が下方を向く2つの嵌合溝g、fを有する該可動軸の本体部の両側に固定される嵌合部72と、からなる。なお、角度可変機構7は、右側板2b近傍にも設置されている。
第3案内部71は高く持ち上げられた陳列本体部1を下ろした場合、可動軸の先端部731が第3案内部71の最上部eの位置に降り、更に陳列本体部1が下ろされた場合、可動軸の先端部731が第3案内部71の前方側に来るように案内するものである。従って、第3案内部71の設置位置は、陳列本体部1の持ち上がりにより移動する可動軸の先端部731との位置関係で決定される。第3案内部71は、L字断面部材であって、L字の一方の部材が側板2aに固定され、他方の部材が傾斜面を形成する。
嵌合部72は、天板と両側板からなる小ケース状であって、両側板の側端(図10では下方端面)に嵌合溝が形成されてなるものである。嵌合部72の可動軸73への固定は、陳列本体部1が水平状態の場合、天板が陳列本体部1の陳列面と平行になるような位置である。図10及び図11に示すように、陳列本体部1が水平状態の場合、陳列本体部1の後方端が後方係合部45bの段差の係止部451に当接しており、可動軸73の腕部733の下端が後方連結部材74に当接している。
次に、角度可変機構7を作動させて、陳列面101に2段階の前方下り傾斜面を形成する場合を説明する。先ず、図10の状態にある商品陳列棚10の陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、可動軸73も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部731と嵌合部72は重力により下方に垂れるため、嵌合部72は後方連結部材74に沿って上昇する。そして、嵌合部72の側端形状(図10中では下端形状)に沿って陳列本体部1が持ち上がり、遂には嵌合溝fに後方連結部材74が嵌り込む(図12及び図13)。なお、嵌合部72の嵌合溝fに後方連結部材74が嵌る近傍では、作業者は概ねの検討を付けて陳列本体部1を若干下げる操作を行う。図12及び図13は嵌合部72の嵌合溝fに後方連結部材74が嵌った状態であり、本例では陳列本体部の陳列面101はα度の前方下り傾斜を有することになる。
次に、図12の状態にある商品陳列棚10の陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、嵌合部72も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部731及び嵌合部72は重力により下方に垂れるため、嵌合部72は後方連結部材74に沿って上昇する。そして、嵌合部72の側端形状に沿って陳列本体部1が持ち上がり、遂には嵌合溝gに後方連結部材74が嵌り込む(図14及び図15)。なお、嵌合部72の嵌合溝gに後方連結部材74が嵌る近傍では、作業者は概ねの検討を付けて陳列本体部1を若干下げる操作を行う。図14及び図15は嵌合部72の嵌合溝gに後方連結部材74が嵌った状態であり、本例では陳列本体部の陳列面101はα度の前方下り傾斜を有することになる。
次に、図14の状態にある商品陳列棚10を陳列面が水平状態にある図10の商品陳列棚10の状態にするには、同様に陳列本体部1の後方を手で持ち上げる。この際、可動軸73も陳列本体部1と共に持ち上がり、先端部731及び嵌合部72は重力により下方に垂れる。嵌合部72は嵌合溝gを外れて嵌合部72の下端が、第3案内部71の最上端(最後尾)より前方に来るため、この時点で陳列本体部1の後方を下げる。これにより、可動軸の先端部731は第3案内部71の傾斜面711に沿って移動して、当初位置に来ると共に、陳列本体部1の後方端が後方係合部に当接する。この第2の実施の形態における陳列面傾斜可変型商品陳列棚によれば、第1の実施の形態における陳列面傾斜可変型商品陳列棚と同様の効果を奏する。
次に、本発明の実施の形態における商品陳列棚を図16を参照して説明する。図16は本実施の形態における商品陳列棚を横から見た概略図である。商品陳列棚20は、陳列面傾斜可変型商品陳列棚10の3台を、基台9の桟部材921に上下前方傾斜方向に3段で設置したものである。基台9は水平部材91と、垂直部材93と、水平部材91と垂直部材93に差し渡しで設置される傾斜部材92となり、傾斜部材92には、適宜のピッチで桟部材921が形成されている。本例の商品陳列棚20によれば、各段毎の陳列面の傾斜角度を換えて陳列面を形成すれば、種類の異なる各商材に好適な陳列面を演出でき、顧客吸引力を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態である陳列面傾斜可変型商品陳列棚の斜視図である。 図1の商品陳列棚の陳列本体部と角度変換機構の動きを説明する図である。 本例の商品陳列棚の可動軸の先端部の動き(軌跡)を示す図である。 本例の陳列本体部が水平状態にある商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図4の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 10度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図6の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 18度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図8の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 本発明の第2の実施の形態である陳列面傾斜可変型商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図10の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 α度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図12の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 α度の前方下り傾斜とした商品陳列棚の一部が切断された斜視図である。 図14の商品陳列棚の内部構造を示す横から見た概略図である。 本実施の形態における商品陳列棚を横から見た概略図である。
符号の説明
1 陳列本体部
2a、2b 両側板
3 前方連結部材
4、7 角度可変機構
6a、6b 仕切り板
10 陳列面傾斜可変型商品陳列棚
11、12 嵌合溝
13 POSレール
14 二重横溝
20 商品陳列棚
41 第1案内部
42 第2案内部
43 可動軸
44、74 後方連結部材(固定軸)
71 第3案内部
72 嵌合
101 陳列面
102 第1嵌合凹部
103 第2嵌合凹部
45a、45b 後方係合部
422 後方下り傾斜面
431 先端部
432 本体部
451 段差の係止部
452 フック
453 傾斜面

Claims (6)

  1. 左右の両側板と、
    該両側板の前方端を連結し左右方向に延在する前方連結部材と、
    両側板の後方に付設され、水平状態における陳列本体部の後端が当接する係止部を有する後方係合部と、
    前方端が該前方連結部材に回動自在に取り付けられる陳列面を有する陳列本体部と、
    該陳列本体部の裏側に付設され、該陳列本体部の後方の上げ下げにより、該陳列本体部を水平状態から種々の前方傾斜の陳列面にする角度可変機構と、を備え、
    前記角度可変機構は、
    2つの前方下り傾斜面が前後方向に連続する両側板に固定の第1案内部と、
    該第1案内部より下方に位置すると共に、後方下り傾斜面と該後方下り傾斜面の内側後方に位置する開口が上を向く2つの嵌合溝を有する両側板に固定の第2案内部と、
    該第1案内部と該第2案内部に当接又は係合するものであって、該陳列本体部のやや後方の裏面に回動自在に取り付けられる本体部から屈曲した先端部を有する可動軸と、を備えることを特徴とする陳列面傾斜可変型商品陳列棚。
  2. 左右の両側板と、
    該両側板の前方端を連結し左右方向に延在する前方連結部材と、
    両側板の後方に付設され、水平状態における陳列本体部の後端が当接する係止部を有する後方係合部と、
    前方端が該前方連結部材に回動自在に取り付けられる陳列面を有する陳列本体部と、
    該陳列本体部の裏側に付設され、該陳列本体部の後方の上げ下げにより、該陳列本体部を水平状態から種々の前方傾斜の陳列面にする角度可変機構と、を備え、
    前記角度可変機構は、
    前方下り傾斜面を形成する両側板に固定の第3案内部と、
    前記両側板を連結するものであって該第3案内部の下方に位置する後方連結部材と、
    該第3案内部に当接又は係合するものであって、該陳列本体部のやや後方の裏面に回動自在に取り付けられる本体部から屈曲した先端部を有する可動軸と、
    該後方連結部材に嵌合する開口が下方を向く前後2つの嵌合溝を有し、該可動軸の本体部に固定される嵌合部と、を備えることを特徴とする陳列面傾斜可変型商品陳列棚。
  3. 前記陳列本体部は、碁盤目の嵌合溝を表面に形成してなる板状物であることを特徴とする請求項1又は2記載の陳列面傾斜可変型商品陳列棚。
  4. 前記嵌合溝に仕切り板を設置してなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の陳列面傾斜可変型商品陳列棚。
  5. 前記陳列本体部は、前方端にPOSレールを形成したものであり、前記前方連結部材は該POSレールの裏面に付設したものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の陳列面傾斜可変型商品陳列棚。
  6. 請求項1〜のいずれか1項記載の陳列面傾斜可変型商品陳列棚の複数台を上下鉛直方向又は上下前方傾斜方向に多段で設置してなることを特徴とする商品陳列棚。
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