JP4666328B2 - カーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造 - Google Patents

カーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のフロントピラー部に取り付けられるカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、図10及び図11に示すように自動車の乗員を衝突時の衝撃から、より安全に保護するため、車室内の側面にもエアバッグ装置が設けられるようになった。特に、自動車側面からの衝撃に対し乗員頭部TがサイドガラスG等と衝突するのを防ぐために、エアバッグAを裏側に収容したエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュ80が、車体のフロントピラー部95に取り付けられるようになった。前記エアバッグAは、カーテン状に広がることから、一般にカーテンエアバッグといわれている。前記カーテンエアバッグAは、自動車衝突時、インストルメントパネルP付近に設けられているインフレータIから発生するガスによって図11に示すように膨張しはじめ、それにより車室側に押し曲げられたピラーガーニッシュ80の側縁部と車体のフロントピラー部95との隙間から、車室内へ膨出し図10の鎖線Bのように展開するようになっている。
【0003】
前記カーテンエアバッグを内蔵したピラーガーニッシュ80にあっては、前記カーテンエアバッグAの膨張展開時、ピラーガーニッシュ80に極めて大きな押圧力が車室内向きに加わるため、ピラーガーニッシュ80が車体のフロントピラー部95から外れて飛散しないように取り付けられる必要があった。
【0004】
そこで、図10のX−X断面を示す図12に示すように、インサート射出成形によって金属ピン等の固定部材85をピラーガーニッシュ80の裏側に一体に設け、前記固定部材85における軸部87の端部に形成されている拡大係止部88を、フロントピラー部95のインナーパネル91に形成されている係止孔96に挿入係止することによって、前記カーテンエアバッグAの膨張時の押圧によってもピラーガーニッシュ80がフロントピラー部95から外れないようにすることが提案されている。符号Fはフロントガラス、Cはエンジンルームからの配線、101はオープニングトリム、102はグラスランチャンネル、103はボディフレームを示す。なお、ピラーガーニッシュ80の下端については、インストルメントパネルPに形成した差込孔等に挿入されて固定される。
【0005】
しかし、前記インサート成形でピラーガーニッシュと一体にした金属ピン等の固定部材85を用いる取付構造にあっては、ピラーガーニッシュの交換によって不要なピラーガーニッシュが発生した際や廃車等の際に、金属製の固定部材85と合成樹脂製のピラーガーニッシュ部分とを分離させて金属及び合成樹脂の再利用を行おうとしても、合成樹脂製のピラーガーニッシュから金属製固定部材を分離させることが容易ではなかった。そのため、昨今におけるリサイクル性の要求を十分に満たすのが難しいという不都合な点がある。また、一般的にインサート射出成形においては、金型内へのインサート(ここでは金属ピン等の固定部材)のセット作業が煩わしく、ピラーガーニッシュの生産コストが高くなるという不利な点もある。
【0006】
さらに、前記金属ピン等の固定部材を用いる取付は、前記インナーパネル91の係止孔96を一端が大径の孔となった長孔とし、その大径の孔に前記固定部材の拡大係止部88を位置合わせして挿入した後、前記ピラーガーニッシュを長孔に沿ってスライドさせることにより、前記拡大係止部88を大径の孔から抜けない位置にずらす作業が必要であり、しかも前記位置合わせ作業等はピラーガーニッシュによって隠れるピラーガーニッシュ裏側とインナーパネルに対して行わねばならないため、作業しにくい問題がある。
【0007】
また、前記金属ピン等の固定部材は剛性があって自由に屈曲変形できないため、カーテンエアバッグの膨張によるピラーガーニッシュの押し曲げ又は押し広げ時に、ピラーガーニッシュの動きを制限するおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前記の点に鑑みなされたもので、カーテンエアバッグの膨張展開時にピラーガーニッシュがスムーズに押されてカーテンエアバッグの車室内への膨張展開を容易にするのみならず、ピラーガーニッシュが脱落したり破損することがなく、しかもピラーガーニッシュの生産コストを抑えることができ、またリサイクル性を向上させることができ、さらには取付が簡単なカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項1の発明は、合成樹脂製のピラーガーニッシュが車体のフロントピラー部に固定され、前記ピラーガーニッシュとフロントピラー部間に収容されたカーテンエアバッグの膨張時におけるピラーガーニッシュの連結手段が、前記ピラーガーニッシュとフロントピラー部間に設けられたカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造において、前記連結手段が、前記フロントピラー部に脱着可能に取り付けられた係止部材と、該係止部材及び前記ピラーガーニッシュ裏側を繋ぐ紐状部材とよりなり、前記車体のフロントピラー部に係止部材装着孔が形成され、前記係止部材は、前記係止部材装着孔より大径の基部の中央に軸部材挿通孔が形成されて該基部の裏面の軸部材挿通孔周囲に複数の脚片が前記係止部材装着孔へ挿入可能に立設された係止部材本体と、前記係止部材本体の基部の軸部材挿通孔に挿入される軸部材とよりなって、前記軸部材の長さ方向中間部には、前記軸部材挿通孔への軸部材挿入途中に前記複数の脚片を内側から外方へ押して前記係止部材装着孔より広げて係止部材本体が係止部材装着孔から抜けないようにする拡大部が形成されるとともに、該拡大部には前記軸部材の抜き方向に対して脚片の先端が係止して該脚片の広がり形状を維持し、前記軸部材の挿入方向に対しては係止を解除する脚片係合部が形成され、前記軸部材には前記紐状部材が取り付けられ、前記脚片係合部への脚片先端の係止状態から軸部材の更なる挿入によって、前記脚片先端の係止が解除されるとともに前記脚片の押し広げが解除又は緩和されて、前記脚片が係止部材装着孔から抜け出られるようになり、カーテンエアバッグの膨張前にはピラーガーニッシュと車体のフロントピラー部間で紐状部材が弛みを有し、前記カーテンエアバッグの膨張によって紐状部材が弛み無く引っ張られるようにし、前記カーテンエアバッグの膨張時に引っ張られた前記紐状部材を介して前記軸部材が抜き方向へ引っ張られた際に、前記軸部材の拡大部の脚片係合部に脚片の先端が係合して係止することにより前記軸部材が前記軸部材挿通孔から抜けるのが防止され、広がった前記脚片によって係止部材本体が前記フロントピラー部の係止部材装着孔から抜けるのが阻止され、ピラーガーニッシュが前記紐状部材によって前記フロントピラー部に連結された状態で維持されて前記フロントピラー部から脱落、飛散するのが防止されるようにしたことを特徴とするカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造に係る。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1において、連結手段とは異なる位置のピラーガーニッシュ裏側と車体のフロントピラー部に設けられた嵌合部品により、前記ピラーガーニッシュがフロントピラー部に固定されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る取付構造によってカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュが取り付けられた車室内を示す概略図、図2は図1の2−2断面図、図3は図1の3−3断面図、図4は図1のカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュにおける取付前の裏面斜視図、図5は紐状部材及び係止部材の一例を示す斜視図、図6は図1のピラーガーニッシュにおける係止部材の係止時を示す断面図、図7は図1のピラーガーニッシュにおける係止部材の取り外し時を示す断面図、図8は連結手段の他の例を示す斜視図、図9は図8の連結手段の取付時を示す斜視図である。
【0012】
図1とその2−2断面を示す図2及び3−3断面を示す図3のように、この発明の一実施例におけるピラーガーニッシュ10は、裏面側にカーテンエアバッグAが折り畳まれた状態で自動車のインストルメントパネルP上方の車体のフロントピラー部60に取り付けられて、フロントピラー部60の車室内側を覆う。そして自動車衝突時にはインストルメントパネルP付近に設置されているインフレータIの作動によりガスがカーテンエアバッグA内に圧入され、そのガスの圧入によってカーテンエアバッグAが膨張してピラーガーニッシュ10の車両後方側11(すなわちサイドガラスG側)の側縁12を車室内側へ押し、それによって生じたピラーガーニッシュ10の側縁12と車体のフロントピラー部60との隙間からカーテンエアバッグAがサイドガラスG内側で展開して乗員の主として頭部を保護するようになっている。図2及び図3における符号Fはフロントガラス、Cはエンジンルームからの配線、61はオープニングトリム、62はグラスランチャンネル、63はボディフレーム、64はインナーパネルを示す。
【0013】
前記ピラーガーニッシュ10は、射出成形によって成形された合成樹脂製のもので、車室内側へ膨らむ湾曲形状の横断面形状をした所要長さのカバー体からなり、車両前後方向と対応する幅方向の略中央位置を境として車両後方側11(サイドガラスG側)の裏面がカーテンエアバッグAを収容する部分とされ、この実施例では、車両前方側14(すなわちフロントガラスF側)の裏面がエンジンルームからの電源コードC等を収容する部分になっている。
【0014】
前記ピラーガーニッシュ10を構成する樹脂は適宜とされる。しかし、該ピラーガーニッシュ10は、通常50cm以上の長尺の部品とされるため、夏期の高い車室内温度等による熱膨張で寸法変化が生じ易く、しかも高温下では樹脂の軟化によってピラー部への取付部付近の強度が低下し易い性質がある。また、自動車の使用場所や季節を考慮すると、低温(−35℃)から高温(90℃)の範囲においてカーテンエアバッグの膨張時にピラーガーニッシュの破壊や飛散が生じにくいようにする必要があり、さらには、車体のフロントピラー部への取付作業性の点から樹脂を適宜の硬さ(柔らかさ)とする必要がある。かかる点から、ピラーガーニッシュを構成する樹脂としては、アイゾッド衝撃強度(−35℃、JIS K 7110)が196N・m/m(20kg・cm/cm)より大、曲げ弾性率(JIS K 7203)が4.41×10MPa(4,500kg/cm)より大、耐熱変形温度(0.45MPa(4.6kg荷重)、JIS K 7207)が90℃より大、線膨張係数(−35℃〜90℃、ASTM D 696)が10℃・cm/cmより小のTPO(ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー)が特に好ましい。
【0015】
この例のピラーガーニッシュ10は、下端がインストルメントパネルPに形成された差込孔(図示せず)に挿入固定され、中間部の連結部21と固定部51,51とによって車体のフロントピラー部60に取り付けられている。この実施例ではピラーガーニッシュ10の長さ方向に沿って上方から所定間隔で順に連結部21、固定部51、固定部51が設けられており、フロントピラー部60のインナーパネル64には連結部21と対応する位置に係止部材装着孔65が、また固定部51と対応する位置に嵌合部品嵌合孔66が形成されている。
【0016】
前記連結部21は、カーテンエアバッグAの膨張時における連結手段22のために設けられている。この例における連結部21では、図4からも明らかなように、前記ピラーガーニッシュ10の裏面所定部に突部15が形成され、該突部15に紐状部材挿入孔16が貫通形成されている。
【0017】
この例における連結手段22は、図5にも示すように、係止部材23と紐状部材37とよりなる。前記係止部材23は、車体のフロントピラー部60に脱着可能に取り付けられるものであって、合成樹脂製の係止部材本体24と軸部材29とよりなる。
【0018】
前記係止部材本体24は、フロントピラー部60におけるインナーパネル64の係止部材装着孔65より大径の外径からなる円盤状の基部25と、該基部25の中央に軸部材挿通孔26が形成されて当該基部裏面の軸部材挿通孔26周囲に立設された複数の脚片27とよりなる。前記軸部材挿通孔26は、軸部材29が挿入可能な大きさからなる。また、前記脚片27は、インナーパネル64の係止部材装着孔65に挿入可能な大きさ及び本数に形成されている。この例の脚片27は4個からなり、各脚片27の先端が内向きに屈曲形成された爪28となっているとともに、各脚片27間に隙間27Sを生じるように脚片27が筒形状に配置されている。
【0019】
前記軸部材29は、前記係止部材本体24の基部25側から軸部材挿通孔26に挿入されて、前記脚片27を外側へ押し広げたり、その押し広げを解除または緩和するためのものである。この例の軸部材29は、軸部材先端から中間までの挿入側部分aと、それに続く基部側部分bとよりなる。前記挿入側部分aは、前記係止部材本体24の軸部材挿通孔26に挿入される部分であって、前記軸部材挿通孔26に挿入可能な太さからなり、前記基部側部分bとの境界に形成されたフランジ部30と軸部材先端に形成された円錐形先端部31との間の側部外周面には、軸方向に沿う4本のガイドリブ32が放射状に形成されている。このガイドリブ32は、前記軸部材29の挿入側部分aが前記係止部材本体24の軸部材挿通孔26に挿入される際に、前記脚片27間の隙間27Sに位置して軸部材29の軸方向スライドを妨げることなく軸部材29のガタツキを押さえるようになっている。
【0020】
また、前記軸部材29の挿入側部分aにおける軸方向中央部には、拡大部33が前記ガイドリブ32間に形成されている。この拡大部33は軸部材29が軸部材挿通孔26から係止部材本体24内に挿入される際、前記脚片27先端の爪28がこの拡大部33の位置にきたとき、脚片先端の爪28を外方へ押して前記インナーパネル64の係止部材装着孔65から抜けない大きさに脚片27を押し広げるものである。この例の拡大部33は、二つの円錐を底面で接合して軸部材29の軸方向に沿って設けた形状からなり、最大径部分の外周に脚片係合部34が形成されている。
【0021】
前記脚片係合部34は、軸部材29の抜き方向Xに対しては脚片先端の爪28と係止して軸部材29が抜けないようにするとともに脚片27を広がった状態で維持し、それとは反対の挿入方向Yに対しては脚片先端の爪28の係止を解除して軸部材29の更なる挿入を可能にするようになっている。この実施例の脚片係合部34は、前記ガイドリブ32を介して環状となった溝からなり、該溝の軸部材先端側内面(挿入側内面)cがほぼ平面、あるいは軸部材29の軸中心側へ傾斜したすり鉢状とされ、前記溝の反対側となる基部側内面(抜き方向側内面)dがフランジ部30側へ傾斜した斜面となっている。このような溝形状としたことによって、前記軸部材29の抜きに対して脚片先端の爪28が脚片係合部34に係止して軸部材29の抜きを阻止し、脚片先端の爪28が拡大部33からずれるのを防ぐ。またY方向への軸部材29の更なる挿入により、軸部材先端の爪28が脚片係合部34を乗り越えて前記拡大部33とフランジ部30間の小径部35に移動し、それによって前記脚片27の押し広げを解除または緩和し、前記インナーパネル64の係止部材装着孔65を脚片27が通過できるようにする。なお、前記係止部材23の形状等は、図示のものに限られるものではない。
【0022】
前記軸部材29の基部側部分bは、前記軸部材挿通孔26へ軸部材29を挿入等する際に利用される部分であり、この例ではさらに紐状部材挿入孔36が形成されて紐状部材37が通されるようになっている。
【0023】
前記紐状部材37は、前記カーテンエアバッグAの膨張によるピラーガーニッシュ10の押圧時にピラーガーニッシュ10の裏側とフロントピラー部60の係止部材23間を連結してピラーガーニッシュ10の脱落や飛散を防ぐためのものであり、釣り糸等に利用されているポリアミド樹脂やポリエチレン等高強度繊維と称されているものが好適である。この紐状部材37は、前記軸部材29の紐状部材挿入孔36とピラーガーニッシュ裏側10の突部15の紐状部材挿入孔16とに通されて、商品タグにおける紐部材等の結合に用いられる結合部品38によって環状にされている。この例の結合部品38は、側面に係合孔39の開いた筒状体40と、該筒状体40に挿入されて前記係合孔39に筒状体40内から係合する係合突起41が形成されたピン部材42とよりなって、前記紐状部材37の一端が前記筒状体40に連結され、他端がピン部材42に連結される。
【0024】
前記固定部51は、カーテンエアバッグAの膨張前の平常時におけるピラーガーニッシュ10のガタツキ防止用のものである。この例の固定部51は、図4にも示すように、ピラーガーニッシュ10の裏面に箱状座部17が突出形成されている。この箱状座部17は、下端側が開口18となって該開口18から続く嵌合部品挿入スリット19が底面17aに形成されたもので、前記嵌合部品挿入スリット19を介して開口18内に収容された嵌合部品53の頭部55を、前記底面17aとピラーガーニッシュ10裏面間で保持するようになっている。
【0025】
前記嵌合部品53として、この例では嵌合孔と嵌合する公知のクリップが使用されている。図示のものは、いわゆるダルマクリップと称されるものであって、前記嵌合部品挿入スリット19に挿入可能な太さの軸部54の一端に前記箱状座部17の開口18内に収容可能で、しかも前記嵌合部品挿入スリット19を通過できない大きさの頭部55が形成され、他端(先端)にフロントピラー部60のインナーパネル64の嵌合部品嵌合孔66に嵌合する先端拡大部56が形成されている。なお、前記軸部54の中間部には鍔(つば)部57が形成され、該鍔部57と前記頭部55とで箱状座部17の底面17aを挟むようになっている。
【0026】
前記ピラーガーニッシュ10のフロントピラー部60への取付は次のようにして行われる。まず、前記ピラーガーニッシュ10の裏側の連結部21と固定部51に連結手段22と嵌合部品53が取り付けられる。前記ピラーガーニッシュ10への連結手段22の取付は、ピラーガーニッシュ10裏側の突部15の貫通孔16と軸部材29の紐状部材挿入孔36に、前記紐状部材37を挿入して結合部品38で紐状部材37を環状にすることによって行われる。前記軸部材29は挿入側部分aが係止部材本体24内に軸部材挿通孔26から挿入されて軸部材29の先端が脚片先端の爪28間から突出し、前記脚片27が平常の閉じた状態とされている。また、前記嵌合部品53のピラーガーニッシュ10への取付は、前記ピラーガーニッシュ10裏側の箱状座部17に嵌合部品53の頭部54を装着することにより行う。
【0027】
その状態で、図6のA及びB図のように、前記フロントピラー部60のインナーパネル64に形成されている係止部材装着孔65に、係止部材本体24の脚片27側を、該係止部材本体24内に挿入されている軸部材29の挿入側部分とともに、車室内側から挿入する。そして、前記係止部材本体24の基部25が係止部材装着孔65の車室内側の表面に当接することによって、係止部材23が位置決めされる。次いで、前記軸部材29をさらに押して、前記拡大部33の脚片係合部34に脚片先端の爪28が係合して係止するまで係止部材本体24内に挿入する。それによって、図6のC図のように、前記脚片27が外側へ押し広げられて、係止部材本体24が係止部材装着孔65から抜けなくなる。それらの作業時、前記紐状部材37の長さに応じてピラーガーニッシュ10を動かすことができるため、作業が容易である。
【0028】
次いで、前記ピラーガーニッシュ10の下端をインストルメントパネルPに形成されている差込孔(図示せず)に挿入する。その際の作業も、前記ピラーガーニッシュ10とフロントピラー部60間が紐状部材37で連結され、紐状部材37によって、ピラーガーニッシュ10が可動なため、作業が容易である。
【0029】
その後、前記固定部51の嵌合部品53の位置をインナーパネル64の嵌合部品嵌合孔66に位置合わせして、前記ピラーガーニッシュ10の表側から固定部51を強く押すことによって嵌合部品53の先端拡大部56を嵌合部品嵌合孔66に嵌合させれば、ピラーガーニッシュ10の取付が完了する。その際、前記嵌合部品53と嵌合部品嵌着孔66との位置合わせも、前記紐状部材37が弛みを有するため、ピラーガーニッシュ10をフロントピラー部60から浮かせてピラーガーニッシュ10とフロントピラー部60間に隙間を形成し、その隙間からピラーガーニッシュ10の裏側とフロントピラー部60のインナーパネル64表面を見ながら、ピラーガーニッシュ10の位置合わせをできるため、作業が容易である。
【0030】
前記ピラーガーニッシュ10が取り付けられた自動車の衝突等によって、カーテンエアバッグAが膨張すると、前記ピラーガーニッシュ10が裏側から車室内へ押され、それによって前記嵌合部品53がインナーパネル64の嵌合部品嵌合孔66から外れてピラーガニッシュ10とフロントピラー部60間に隙間を生じ、その隙間を通ってカーテンエアバッグAが車室内に展開する。その際、前記ピラーガーニッシュ10が紐状部材37を弛みなく引っ張り、該紐状部材37を介して軸部材29を抜き方向(車室内方向)Xへ強く引っ張る。しかし、前記のように軸部材29の拡大部33の脚片係合部34に脚片先端の爪28が係合して係止することにより軸部材29が軸部材挿通孔26から抜けるのを防止し、しかも広がった脚片27によって係止部材本体24がインナーパネル64の係止部材装着孔65から抜けるのを阻止するため、前記ピラーガーニッシュ10が紐状部材37によってフロントピラー部60に連結された状態で維持され、前記フロントピラー部60から脱落したり飛散するのが防止される。
【0031】
カーテンエアバッグAの膨張後、ピラーガーニッシュ10を外す場合には、図7のA〜C図に示すように、前記係止部材23の軸部材29を車室内側から押して更に係止部材本体24内に挿入する。それによって、前記脚片先端の爪28は軸部材29の拡大部33における脚片係合部34に対する係止が解除されて、前記拡大部33とフランジ部30間の小径部35に移動し、それまでの外方への広がりが解除または緩和され、前記係止部材装着孔65よりも小さな閉じた形状となる。その後、前記係止部材本体24及び軸部材29を車室内方向へ引っ張れば、前記係止部材23がインナーパネルの係止部材装着孔65から外れ、ピラーガーニッシュ10が取り外せる。なお、前記ピラーガーニッシュ10下端がインストルメントパネルの差込孔に挿入されたままのときは、適宜の時点でピラーガーニッシュ10を差込孔から抜く。
【0032】
なお、図8及び図9に示す連結手段22Aは参考例であり、公知のネジ部材75等でインナーパネル64の固定用孔67等に固定されるタイプの係止部材23Aを用いるものである。この図示の係止部材23Aでは、合成樹脂製からなり、ネジ部材75挿通用孔71が設けられた固定用板部72と、その縁に細くなった屈曲可能部73を介して形成された紐状部材取付用環状部74とで構成され、該紐状部材取付用環状部74に前記紐状部材37が取り付けられる。
【0033】
【発明の効果】
以上、図示し説明したように、請求項1の発明に係るカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造によれば、カーテンエアバッグの膨張時にピラーガーニッシュが紐状部材によって車体のフロントピラー部と連結されているため、フロントピラー部から脱落や飛散するおそれがない。しかも紐状部材を切断すれば連結手段をピラーガーニッシュから外すことができるため、連結手段とピラーガーニッシュが異なる材質から形成されていてもリサイクルが容易になる。さらにピラーガーニッシュの構造のみならず取付構造についても複雑にならず、コストアップを生じるおそれもない。
【0034】
さらに請求項1の発明によれば、カーテンエアバッグの膨張前には紐状部材に弛みが存在するため、ピラーガーニッシュの取付作業あるいは取り外し作業時に、作業のし易い位置にピラーガーニッシュを動かしながら作業することもできる。
【0035】
請求項1の発明によれば、カーテンエアバッグの膨張時には係止部材が車体のフロントピラー部から外れず、前記係止部材と紐状部材によってピラーガーニッシュが車体のフロントピラー部に連結されるため、ピラーガーニッシュの脱落や飛散が防止され、またカーテンエアバッグ膨張後等のピラーガーニッシュ取り外し等の際には、係止部材の軸部材を押して係止部材本体内に更に挿入することにより係止部材を車体のフロントピラー部から外することができるようになるため、取り外し作業も容易である。
【0036】
請求項2の発明によれば、連結手段とは異なる位置のピラーガーニッシュ裏側と車体のフロントピラー部間に設けられた嵌合部品により、前記ピラーガーニッシュがフロントピラー部に固定されているため、平常時におけるピラーガーニッシュのガタツキを防止することができ、しかも、ピラーガーニッシュの取付に際して紐状部材の弛みを利用してピラーガーニッシュとフロントピラー部間に隙間を設けて嵌合部品の嵌合作業を行うこともできるため、取付作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る取付構造によってカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュが取り付けられた車室内を示す概略図である。
【図2】 図1の2−2断面図である。
【図3】 図1の3−3断面図である。
【図4】 図1のカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュにおける取付前の裏面斜視図である。
【図5】 紐状部材及び係止部材の一例を示す斜視図である。
【図6】 図1における係止部材の係止時を示す断面図である。
【図7】 図1における係止部材の取り外し時を示す断面図である。
【図8】 連結手段の参考例を示す斜視図である。
【図9】 図8の連結手段の取付時を示す斜視図である。
【図10】 従来のカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュが取り付けられた車室内の概略図である。
【図11】 図8に示すカーテンエアバッグの膨張時を示す概略図である。
【図12】 従来のカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ピラーガーニッシュ
21 連結部
22,22A 連結手段
23,23A 係止部材
24 係止部材本体
25 基部
26 軸部材挿通孔
27 脚片
28 脚片先端の爪
29 軸部材
33 大径部
34 大径部の脚片係合部
37 紐状部材
51 固定部
53 嵌合部品
60 車体のフロントピラー部
75 ネジ部材
A カーテンエアバッグ
F フロントガラス
G サイドガラス
I インフレータ
P インストルメントパネル

Claims (2)

  1. 合成樹脂製のピラーガーニッシュが車体のフロントピラー部に固定され、前記ピラーガーニッシュとフロントピラー部間に収容されたカーテンエアバッグの膨張時におけるピラーガーニッシュの連結手段が、前記ピラーガーニッシュとフロントピラー部間に設けられたカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造において、
    前記連結手段が、前記フロントピラー部に脱着可能に取り付けられた係止部材と、該係止部材及び前記ピラーガーニッシュ裏側を繋ぐ紐状部材とよりなり、
    前記車体のフロントピラー部に係止部材装着孔が形成され、
    前記係止部材は、前記係止部材装着孔より大径の基部の中央に軸部材挿通孔が形成されて該基部の裏面の軸部材挿通孔周囲に複数の脚片が前記係止部材装着孔へ挿入可能に立設された係止部材本体と、前記係止部材本体の基部の軸部材挿通孔に挿入される軸部材とよりなって、
    前記軸部材の長さ方向中間部には、前記軸部材挿通孔への軸部材挿入途中に前記複数の脚片を内側から外方へ押して前記係止部材装着孔より広げて係止部材本体が係止部材装着孔から抜けないようにする拡大部が形成されるとともに、該拡大部には前記軸部材の抜き方向に対して脚片の先端が係止して該脚片の広がり形状を維持し、前記軸部材の挿入方向に対しては係止を解除する脚片係合部が形成され、
    前記軸部材には前記紐状部材が取り付けられ、
    前記脚片係合部への脚片先端の係止状態から軸部材の更なる挿入によって、前記脚片先端の係止が解除されるとともに前記脚片の押し広げが解除又は緩和されて、前記脚片が係止部材装着孔から抜け出られるようになり、
    カーテンエアバッグの膨張前にはピラーガーニッシュと車体のフロントピラー部間で紐状部材が弛みを有し、前記カーテンエアバッグの膨張によって紐状部材が弛み無く引っ張られるようにし、
    前記カーテンエアバッグの膨張時に引っ張られた前記紐状部材を介して前記軸部材が抜き方向へ引っ張られた際に、前記軸部材の拡大部の脚片係合部に脚片の先端が係合して係止することにより前記軸部材が前記軸部材挿通孔から抜けるのが防止され、広がった前記脚片によって係止部材本体が前記フロントピラー部の係止部材装着孔から抜けるのが阻止され、ピラーガーニッシュが前記紐状部材によって前記フロントピラー部に連結された状態で維持されて前記フロントピラー部から脱落、飛散するのが防止されるようにしたことを特徴とするカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュの取付構造。
  2. 連結手段とは異なる位置のピラーガーニッシュ裏側と車体のフロントピラー部間に設けられた嵌合部品により、前記ピラーガーニッシュがフロントピラー部に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ内蔵ピラーガーニッシュ。
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