JP4665290B2 - 間隔測定装置及び面形状測定装置 - Google Patents

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    • G01B11/14Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring distance or clearance between spaced objects or spaced apertures

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光の干渉を利用して、光学素子の間隔や厚さ等を測定する間隔測定装置及び光学素子等の面形状を測定する面形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光の干渉を利用して光学素子、例えばレンズ等の被検面の形状を測定する面形状測定装置がある。これらの面形状測定装置は、例えば形状が既知の曲面からなる参照面を有するフィゾーレンズを備えている。光軸に平行な光束をそのフィゾーレンズによって法線方向に広げて被検レンズの被検面に当て、光を参照面と被検面とで反射させて干渉させている。つまり、参照面と被検面との間の空気層を光路長差とした干渉を起こさせ、干渉の結果で得られる干渉縞に基づき、光学素子の形状等を測定している。しかしながら、この方法で得られた形状は、参照面と被検面との間隔が明らかでないため、被検面が法線に沿って一様に拡大または縮小した形状を有していても、それを把握することはできない。従って、真の形状を測定するためには、被検面上の少なく一箇所における参照面からの距離を既知にする必要がある。そこで、被検面と参照面との間の間隔を直接に非接触で測定する間隔測定装置が必要になっている。
【0003】
この種の間隔測定装置としては、例えば図6に示すようなマイケルソン型干渉計を利用したものが知られている。この間隔測定装置は、所定波長の測定光を出射する光源101と、光学系102とハーフミラー103とを備えている。光学系102は、図示しないピンホール及びコリメートレンズ等からなり、光源101から出射された測定光を平行光束にしてハーフミラー103に入射させるようになっている。ハーフミラー103は、入射光束の一部を反射し、残りを透過する機能を有している。これにより、光源101側から入射した光束の一部が、間隔測定の対象である2枚のガラス104,105側へ反射され、残りの光束が反射ミラー106側へ透過される。
【0004】
ガラス104,105側に反射された光束に対して、ガラス104のハーフミラー103側の表面、該ガラス104の裏面及びガラス105のハーフミラー103側の表面は、それぞれ反射面104a,104b,105aとなっている。前記反射ミラー106は、図示しない移動ステージに取り付けられ、該移動ステージとともに図6中の矢印の方向に移動可能になっている。反射ミラー106は、ハーフミラー103を透過した光束を反射してハーフミラー103に戻すようになっている。
【0005】
ガラス104,105で反射した光束は、計測光としてハーフミラー103を透過して受光素子107に入射する。一方、反射ミラー106で反射した光束は、参照光としてハーフミラー103で反射されて該受光素子107に到る。これらの計測光と参照光とは、受光素子107上で干渉されるようになっている。そして、受光素子107により、干渉光が光電変換され、干渉信号として外部に出力される。
【0006】
図7には、光源101に可干渉距離が測定する間隔よりも十分小さいものを使用したときの受光素子107に入射される干渉光の強度と、反射ミラー106の位置との関係が示されている。ここで、計測光が、ハーフミラー103で分離され、ガラス104の反射面104aで反射され、再びハーフミラー103に到る光路の光路長をA1とする。また、計測光が、ハーフミラー103で分離され、ガラス104の反射面104bで反射され、再びハーフミラー103に到る光路の光路長をA2とする。さらに、計測光が、ハーフミラー103で分離され、ガラス105の反射面105aで反射され、再びハーフミラー103に到る光路の光路長をA3とする。加えて、参照光が、ハーフミラー103で分離され、反射ミラー106で反射され、再びハーフミラー103に到る光路の光路長をBとする。
【0007】
ハーフミラー103により、反射面104a,104b,105aで反射した計測光は、反射ミラー106で反射した参照光と光路長差に応じて干渉することになる。つまり、各計測光と参照光とは、光路長A1,A2,A3と光路長Bとがほぼ等しくなった時に干渉し、このときに強度変化する干渉光が得られる。よって、反射ミラー106の位置をずらすことにより、光路長Bが光路長A1とほぼ等しくなると、受光素子107に入射される干渉光の強度は、図7の左側のように変化する。光路長Bが光路長A2とほぼ等しくなると、受光素子107に入射される干渉光の強度は、図7の中央のように変化する。反射ミラー106の位置をさらにずらし、光路長Bが光路長A3とほぼ等しくなると、受光素子107に入射される干渉光の強度は、図7の右側のように変化する。
【0008】
なお、計測光と参照光とが分離されてハーフミラー103で再び合成されるまでの間で、計測光及び参照光が、例えば屈折率が低い媒質から入射して屈折率の高い媒質との境界面で反射するような場合、例えば反射面104a、105aで反射する場合では、位相の180度反転、いわゆる位相の飛びを生じる。この場合、干渉光の強度分布は、図7の104bの干渉光の強度変化に対する104a,105aの干渉光の強度変化のように、その振幅のほぼ中心に対して反転した状態となる。
【0009】
そして、受光素子107が干渉光の強度分布に対応して出力する干渉信号と移動ステージで設定される反射ミラー106の位置とに基づいて、ガラス104の厚みや、ガラス104,105の間隔等が求められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来構成の間隔測定装置では、マイケルソン型干渉計を基本構成にしているので、計測光の光路長A1,A2,A3と参照光の光路長Bとをほぼ等しくしないと、強度が変化する干渉光が得られない。そのため、例えばガラス104,105がハーフミラー103から遠くに配置されている場合には、反射ミラー106も同様に該ハーフミラー103から離す必要があった。
【0011】
また、例えばガラス104をフィゾーレンズにしたときには、光源101からの計測光をガラス104の光軸に平行にして該ガラス104に入射させる。そして、計測光の一部を、参照面をなす該ガラスの反射面104bからその法線方向に沿って出射させるとともに、被検面をなすガラス105の反射面105aにて反射させ、再びガラス104に入射させる。
【0012】
ここで、ガラス104にその光軸に平行に計測光を入射させるとともに、ガラス104,105で反射した計測光を前記光軸に平行にしてハーフミラー103に戻すために、複数枚のレンズからなるヌルレンズ系が必要になる。この場合、ヌルレンズ系における光路長が長くなるため光路長Bが長くなり、これに伴って光路長Aが長くなる。よって、装置全体が大きくなるという問題があった。
【0013】
また、前記従来構成の間隔測定装置では、参照光の光路を筐体内に収容して、空気の揺らぎの影響や埃りの影響を低減することはできる。しかしながら、計測光の光路は、その都度被検物の形状や配置状態が異なるため、前記筐体内に収容するのは困難である。そのため、計測光は空気の揺らぎの影響を受けやすく、参照光と計測光の条件が異なることになり、間隔の測定値に誤差が含まれる可能性があるという問題があった。
【0014】
さらに、各光路長A1,A2,A3と光路長Bとをそれぞれ等しくするために、ガラス104,105とハーフミラー103との距離に応じて、反射ミラー106の初期位置や移動可能距離を設定する必要がある。このため、計測対象となるガラス104,105の形状や配置状態に応じて、装置の構造を設計する必要があり、装置の汎用性を著しく低下させているという問題があった。
【0015】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目されてなされたものである。その目的としては、光学素子の間隔や厚さを高精度で測定できるとともに、小型でかつ汎用性に優れた間隔測定装置を提供することにある。また、その他の目的としては、被検物の形状や配置状態の影響を低減でき、光学素子の面形状を高精度で測定できるとともに、小型でかつ汎用性に優れた面形状測定装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明では、光源から出射された光束を第1の面に照射させるとともに、前記第1の面を透過した前記光束を第2の面に照射させ、前記第1の面及び第2の面からの反射光に基づいて該第1及び第2の面の間隔を求める間隔測定装置において、前記第1及び第2の面からの反射光を第1の光束及び第2の光束に分割する分割手段と、前記分割手段で分割された前記第1の光束と第2の光束を干渉させる干渉手段と、少なくとも前記第1の光束の光路長を前記第2の光束と干渉させる前に変化させる光路長変更手段と、前記干渉手段で干渉した干渉光の光情報と前記光路長とに基づいて前記第1及び第2の面の間隔を求める測長手段とを、備え、前記干渉手段は前記第1の光束と前記第2の光束とに基づいて互いに位相の反転した第1の干渉光と第2の干渉光とを発生させるとともに、前記測長手段は前記第1及び第2の干渉光をそれぞれ別々に検出する第1検出手段及び第2検出手段を有することを特徴とするものである。
【0017】
この間隔測定装置では、第1及び第2の面から反射した光が分割手段によって第1及び第2の光束に分割され、この第1及び第2の光束がそれぞれ計測光と参照光として干渉手段によって干渉させられる。ここで、少なくとも第1の光束は光路長変更手段により光路長が変更される。そして、例えば第1の面で反射し第1の光束として干渉手段に入射した光束の光路と、第2の面で反射し第2の光束として干渉手段に入射した光束との光路長とが等しければ、干渉光はそのコントラストが最大の値をとる。また、第1の面で反射し第2の光束として干渉手段に入射した光束の光路と、第1の面で反射し第1の光束として干渉手段に入射した光束との光路長とが等しければ、干渉光はそのコントラストが最大の値をとる。そして、測長手段により、干渉手段で干渉した第1の光束と第2の光束との干渉光の強度分布と各光路長とから第1及び第2の反射面の間隔が求められる。また、この間隔測定装置では、前記干渉手段の前記第1の光束と前記第2の光束との干渉光を無駄なく利用できる。
【0018】
ここで、第1の光束と第2の光束とでは、その光路長は、分割手段と干渉手段との間のみで変更され、その他の部分は同じになっている。このため、被検物の形状や配置状態に左右されることなく、各光束の光路長を設定することができ、装置全体の小型化を図ることができるとともに装置の汎用性を向上させることができる。
【0019】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記測長手段は、前記干渉光のコントラストが最大になったときの前記光路長に基づいて前記第1及び第2の反射面の間隔を求めるようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
この間隔測定装置では、第1及び第2の面の間隔が、干渉光のコントラストが最大になったときの各光束の光路長から、より容易かつより高精度に求められる。
【0022】
求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記測長手段は、前記第1検出手段の検出結果と前記第2検出手段の検出結果との差に基づいて前記第1及び第2の面間の間隔を求めるようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
この間隔測定装置では、位相が反転した第1及び第2の干渉光の差分をとることにより、一方の干渉信号の変化分をほぼ倍に増幅することができる。このため、干渉光におけるS/N比を向上でき、耐ノイズ性を向上できる。
【0024】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記光源と前記第1及び第2の面との間に、前記光源から出射された光束を反射または透過させ、所定方向と直交方向の直線偏光を透過または反射させる光束中継手段と、該所定方向の直線偏光の光束を円偏光の光束に変換する変換手段とを備え、前記第1及び第2の面からの反射光を前記変換手段及び前記光束中継手段を介して前記分割手段に導くようにしたことを特徴とするものである。
【0025】
この間隔計測装置では、光源から出射された光束が光束中継手段と変換手段により、円偏光の光束となって第1及び第2の面に与えられる。そして、この円偏光の光束は、第1及び第2の面で反射される際に、その回転方向が反転される。そして、この第1及び第2の面から反射した光束が、変換手段を介して前記所定方向とは直交方向の直線偏光に変換される。これにより、この直交方向の直線偏光からなる光束は、光束中継手段を介して光源側に戻ることなく、ほぼ全量が分割手段に入射する。このため、光学素子の間隔を測定する際に、反射光の無駄を著しく低減することができる。
【0026】
請求項の発明では、請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記分割手段から前記干渉手段に到る各光路の環境をほぼ一定に保つ環境調節手段を設けている。
【0027】
この間隔測定装置では、第1及び第2の面からの反射光は前記分割手段にいたるまで光路が共通であるため、空気の揺らぎや埃等の外乱の影響を受けにくい。しかし、前記分割手段から前記干渉手段にいたる各光路は独立しているため、外乱の影響を受けやすい。そこで、環境調節手段により、各光路が受ける外乱を低減することにより、間隔測定の精度を向上することができる。
【0028】
請求項に記載の発明は、光源からの面形状測定用光束を所定の参照面及び測定対象物の被検面に照射し、該参照面及び被検面から反射した反射光束に基づいて該被検面の形状を求める面形状測定手段を備えた面形状測定装置において、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の間隔測定装置を備え、前記参照面及び被検面からの反射光に基づいて該参照面と前記被検面との間隔を測定するようにしたことを特徴とするものである。
【0029】
この面形状測定装置では、参照面と被検面との間隔が間隔測定装置にてより高精度に求められ、求められた参照面と被検面との間隔に基づいて被検面の形状が面形状測定手段にてより高精度に求められる。
【0030】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記参照面及び前記被検面と前記面形状測定手段との間の前記面形状測定用光束の光路中に配置され、前記面形状測定用光束の光軸とほぼ平行に前記参照面及び前記被検面へ間隔測定用光束を導くための間隔測定用光学手段を備えたことを特徴とするものである。
【0031】
この面形状測定装置では、面形状測定用光束の光路内において、間隔測定用光束がその面形状測定用光束と平行な状態で参照面及び被検面に導かれる。このため、面形状測定用光束の光路内において、参照面と被検面との間隔をより高精度かつ確実に測定することができる。これにより、被検物の面形状を容易にかつより高精度に測定することができる。
【0032】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記間隔測定用光学手段は、前記面形状測定用光束と前記間隔測定用光束との光路を切り替える光路切替手段を備えたことを特徴とするものである。
【0033】
この面形状測定装置では、光路切換手段による切り替えで、面形状測定用光束または間隔測定用光束が選択され、参照面及び被検面に照射される。これにより、面形状測定時に間隔測定用光束が面形状測定手段側に導かれたり、間隔測定時に面形状測定用光束が間隔測定手段側に導かれたりするのを回避することができる。従って、面形状測定及び間隔測定の精度を高く維持することができる。
【0034】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記間隔測定用光学手段は、前記面形状測定用光束の光路内に挿脱可能に配置され、前記間隔測定用光束をほぼ全反射する可動反射手段からなることを特徴とするものである。
【0035】
この面形状測定装置では、光源からの間隔測定用光束がすべて面形状測定用光束の光路内に導かれるとともに、参照面及び被検面で反射した光がすべて間隔測定手段に入射される。このため、参照面と被検面との間隔測定時において、間隔測定用光束を無駄なく使用することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の間隔測定装置の概要を、図1〜図3に基いて説明する。
【0039】
この間隔測定装置は、光源11と、該光源11から出射された光を平行光束にする平行光学系12と、該平行光学系12からの平行光束を測定対象側へ反射するビームスプリッタ13とを備えている。
【0040】
光源11としては、白色光を出射する白色光源或いは低コヒーレント光を出射するスーパールミネッセントダイオード(SLD)等が使用される。SLDを使用するときには、コヒーレント長が数μmから数10μmのSLD光を出射するものを選択することが望ましい。光源11の近傍には、光束中継手段としての偏光ビームスプリッタ13を配置する。この偏光ビームスプリッタ13は、所定方向の直線偏光を反射するとともに、その所定方向に対する直交方向の直線偏光を透過するようになっている。この偏光ビームスプリッタ13の近傍に変換手段としてのλ/4板14が置かれており、前記所定方向の直線偏光は、このλ/4板14を通過する際に、所定方向周りの円偏光に変換される。
【0041】
図1における測定対象は、偏光ビームスプリッタ13で反射された平行光束の光軸上に、自身の光軸が一致するように並べて配置された2枚のガラス15,16である。偏光ビームスプリッタ13に近い方のガラス15において、ガラス16と対向する裏面は、第1の反射面15aを構成し、ビームスプリッタ13からの光束の一部を反射し、残りを透過する。また、ガラス16において、ガラス15と対向する表面は、第2の反射面16aを構成し、ガラス15を透過した光束を反射する。この第1及び第2の反射面15a,16aでの反射に際して、所定方向周りの円偏光は、その向きが反転され逆方向周りの円偏光になる。
【0042】
ガラス15,16で反射した光はλ/4板14に入射し、前記所定方向に対して直交方向の直線偏光に変換される。λ/4板14を透過したガラス15,16で反射した光は、偏光ビームスプリッタ13に進むようになっている。ここで、この偏光ビームスプリッタ13は前記直交方向の直線偏光のみを透過するようになっているため、前記ガラス15,16で反射した光はそのほとんどが偏光ビームスプリッタ13を透過して分割手段を構成する分割ビームスプリッタ17に進む構成になっている。
【0043】
分割ビームスプリッタ17は、偏光ビームスプリッタ13側から入射した光を第1の光束をなす計測光Mと第2の光束をなす参照光Rとに分割する。すなわち、この分割ビームスプリッタ17は、偏光ビームスプリッタ13側から入射した反射光の一部を参照光Rとして透過するとともに、残りを計測光Mとして直交方向に反射する。分割ビームスプリッタ17で反射された計測光Mの光軸上には、その計測光Mを屈曲させるコーナーキューブ18が配置されている。分割ビームスプリッタ17を透過する参照光Rの光軸上には、前記コーナーキューブ18と同様のコーナーキューブ19が配置されている。
【0044】
コーナーキューブ18は、光路長変更手段である移動ステージ20に取り付けられ、図1中の矢印の方向に移動可能になっている。移動ステージ20の近傍には、その移動ステージ20の位置を検出する図示しないステージ位置センサ20aが配設されている。前記コーナーキューブ18で屈曲された計測光Mは、反射ミラー21aによって反射されて干渉手段である合成ビームスプリッタ22に入射するようになっている。一方、コーナーキューブ19は静止状態に固定されており、このコーナーキューブ19で屈曲された参照光Rは、反射ミラー21bによって反射されて合成ビームスプリッタ22に入射するようになっている。
【0045】
合成ビームスプリッタ22は、計測光Mと参照光Rとを干渉させて、位相が反転した第1の干渉光と第2の干渉光を発生するとともに、これらを2方向に分けて出力する機能を有している。一方の第1の干渉光は、合成ビームスプリッタ22を透過した計測光M1と該合成ビームスプリッタ22で反射された参照光R1とが合成されたものとなる。この第1の干渉光は、第1検出手段としての第1受光素子23に入射するようになっている。ここで、この第1の干渉光における計測光M1は、合成ビームスプリッタ22を透過するため位相の反転が生じない。また、この第1の干渉光における参照光R1は、合成ビームスプリッタ22で反射される。このとき参照光R1は、屈折率の低い媒質から入射して屈折率の高い媒質の境界面で反射するため、位相は反転する。
【0046】
他方の第2の干渉光は、合成ビームスプリッタ22で反射された計測光M2と該合成ビームスプリッタ22を透過した参照光R2とが合成されたものとなる。この第2の干渉光は、第2検出手段としての第2受光素子24に入射するようになっている。ここで、この第2の干渉光における計測光M2は、合成ビームスプリッタ22で反射されるが、屈折率の高い媒質から入射して屈折率の低い媒質の境界面で反射するため、位相の反転は生じない。また、この第2の干渉光における参照光R2は、合成ビームスプリッタ22を透過するため、位相の反転が生じない。これにより、第1の干渉光ではR1の位相が反転するのに対し、第2の干渉光ではR2の位相が反転しないので、第1受光素子23に入射する第1の干渉光の光情報としての強度と、第2受光素子24に入射する第2の干渉光の光情報としての強度とは、互いに位相が反転したものとなる。
【0047】
各受光素子23,24及び前記ステージ位置センサ20aの出力信号は、測長手段を構成する主制御系25に入力されるようになっている。この主制御系25は、それら各受光素子23,24及び前記ステージ位置センサ20aの出力信号に基づき、第1の反射面15a及び第2の反射面16aの間隔を求めるようになっている。また、主制御系25は、間隔測定装置全体の動作を制御するようになっている。
【0048】
光源11、平行光学系12、ビームスプリッタ13、ビームスプリッタ17,22、コーナーキューブ18,19、反射ミラー21a,21b及び受光素子23,24は、環境調節手段である筐体30に収容されている。この筐体30内は、前記主制御系25の制御の下で、温度、湿度等の環境が一定に保たれるようになっている。
【0049】
次に、図1の間隔測定装置により、第1の反射面15aと第2の反射面16aとの間隔を測定する場合の測定原理を説明する。
光源11が出射した光は、平行光学系12により平行光束となり、偏光ビームスプリッタ13に入射する。偏光ビームスプリッタ13は、平行光学系12から入射した平行光束をλ/4板14を透過してガラス15,16側へ反射する。
【0050】
ガラス15の第1の反射面15a及びガラス16の第2の反射面16aは、偏光ビームスプリッタ13側から入射した平行光束をλ/4板14を透過してそれぞれ偏光ビームスプリッタ13側へ反射する。ガラス15,16で反射した光は、偏光ビームスプリッタ13を透過して分割ビームスプリッタ17に到る。
【0051】
分割ビームスプリッタ17は、ガラス15,16で反射した光を参照光Rと計測光Mとに分割し、参照光Rをコーナーキューブ19に、計測光Mをコーナーキューブ18にそれぞれ入射させる。コーナーキューブ18は計測光Mを屈曲させて反射ミラー21aへ入射させ、該反射ミラー21aが計測光Mを反射して合成ビームスプリッタ22に入射させる。コーナーキューブ19は、参照光Rを屈曲させて反射ミラー21bへ入射させ、該反射ミラー21bが参照光Rを反射させて合成ビームスプリッタ22へ入射させる。
【0052】
合成ビームスプリッタ22は、反射ミラー21aから入射した計測光Mの一部を第1受光素子23側へ透過させるとともに、該計測光Mの残りを第2受光素子24側へ反射させる。一方、合成ビームスプリッタ22は、反射ミラー21bから入射した参照光Rの一部を第1受光素子23の方へ透過させるとともに、該参照光Rの残りを第2受光素子24の方へ反射させる。よって、各受光素子23,24には、計測光M1,M2と参照光R1,R2との合成光がそれぞれ入射されることになる。但し、第1受光素子23に入射される第1の干渉光と第2受光素子24に入射される第2の干渉光とは、前述したように、成分の参照光R1,R2の位相が互いに逆転しているので、干渉光の強度の位相が反転している。
【0053】
合成ビームスプリッタ22に実際に入射する参照光Rには、反射及び透過によって異なった経路を通過した複数の光束が含まれる。ここで、第1の反射面15aと第2の反射面16aとの間隔を計測する場合には、反射面15aで反射して偏光ビームスプリッタ13、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由した光束と、ガラス15を透過して反射面16aで反射して偏光ビームスプリッタ13、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由した光束とを利用する。以下、説明の簡素化のため、これらの2つの光束における光源11から合成ビームスプリッタ22に到る光路をRの光路といい、光路長をrという。
【0054】
一方、合成ビームスプリッタ22に実際に入射する計測光Mについても、反射及び透過によって異なった経路を通過した複数の光束が含まれる。ここで、第1の反射面15a及び第2の反射面16aの間隔を計測する場合は、反射面15aで反射してビームスプリッタ13、ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由した光束と、ガラス15を透過して反射面16aで反射してビームスプリッタ13、ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由した光束とを利用する。以下、説明の簡素化のため、これらの2つの光束における光源11から合成ビームスプリッタ11に到る光路をMの光路といい、その光路長をmという。
【0055】
また、第1の反射面15aと第2の反射面16aとの間隔をDとすると、反射面15aで反射された光束が分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に到る参照光Rの光路と、反射面16aで反射された光束が同様の光路を経由して合成ビームスプリッタ22に到る参照光Rの光路との差は、2Dとなる。同様に、反射面15aで反射された光束が分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由して合成ビームスプリッタ22に到る計測光Mの光路と、反射面16aで反射された光束が同様の光路を経由して合成ビームスプリッタ22に到る計測光Mの光路との差は、2Dとなる。
【0056】
本実施形態では、合成ビームスプリッタ22により、参照光Rと計測光Mとを干渉させ、コーナーキューブ18の位置に応じて強度変化する干渉光を発生させる。ここで、参照光Rの光路長rは固定であるのに対して、計測光Mの光路長mは移動ステージ20によって可変である。
【0057】
移動ステージ20によって光路長mと光路長rとがほぼ等しいとき(m=r)、図2のように、光源11から放射されてガラス15の第1の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L15r と、光源11から放射されて該反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及反射ミラー21aを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L15m1とは、図2の破線枠内に示すように、光路長がほぼ等しくなる。このため、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変化する干渉信号が得られる。また、光源11から放射されてガラス16の第2の反射面16aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L16r と、光源11から放射されてガラス16の第2の反射面16aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由してビームスプリッタ22に至る光L16m1とは、図7の破線枠内に示すように、光路長がほぼ等しくなる。このため、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変化する干渉信号が得られる。したがって、光路長mと光路長rとが等しくなる近辺では、第1受光素子23は、図3の中央の波形を干渉信号として主制御系25に出力する。
【0058】
一方、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合(m<r)、光源11から放射されてガラス15の第1の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L15r の光路長と、光源11から放射されてガラス16の第2の反射面16aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L16m2の光路長とがほぼ等しくなる。このため、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変化する干渉信号が得られる。したがって、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合では、第1受光素子23は、図3の左側の波形を干渉信号として主制御系25に出力する。
【0059】
光路長rに対して光路長mが約2D長い場合(m>r)、光源11から放射されてガラス16の第2の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L16r の光路長と、光源11から放射されてガラス15の第1の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L15m3の光路長とがほぼ等しくなる。このため、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変化する干渉信号が得られる。したがって、光路長rに対して光路長mが約2D長い場合では、第1受光素子23は図3の右側の波形を干渉信号として主制御系25に出力する。
【0060】
一方、第2受光素子24は、前記第1受光素子23とは位相が反転した干渉信号を主制御系25に出力する。つまり、第2受光素子24は、図3の干渉信号の強度を中心値CVで反転させた干渉信号を出力する。主制御系25は、各受光素子23,24がそれぞれ出力する干渉信号の差信号を求める。差信号を求めることにより、干渉信号の強度変化を2倍に増幅できS/N比が向上するとともにオフセット分をキャンセルすることができる。主制御系25は、差信号における包絡線の極大値或いは極小値を補間等で推定する。
【0061】
ここで、光路長mと光路長rとがほぼ等しい場合において、干渉信号の差が極大値或いは極小値を取るときの移動ステージ20の位置をX0とする。また、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合において、干渉信号の差が極大値或いは極小値を取るときの移動ステージ20の位置をX1とする。さらに、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合において、干渉信号の差が極大値或いは極小値を取るときの移動ステージ20の位置をX2とする。そして、主制御系25は、(X1+X2)/2の計算或いは、|X0−X1|または|X0−X2|の計算を行うことにより、第1及び第2の反射面15a,16aの距離、つまり間隔を求める。
【0062】
以上のように構成した第1の実施形態の間隔測定装置は、以下のような効果が得られる。
(イ) この間隔測定装置では、第1の反射面15a及び第2の反射面16aで反射した光束を、分割ビームスプリッタ17に入射させ、該分割ビームスプリッタ17で参照光Rと計測光Mとに分割する構成となっている。そして、それらの参照光Rと計測光Mとを、合成ビームスプリッタ22で干渉させるようになっている。このため、偏光ビームスプリッタ13からガラス15,16までの距離が長くても、この間の計測光M及び参照光Rの受ける空気の揺らぎ等の影響が共通になるので、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を、より高精度に測定することができる。
【0063】
(ロ) この間隔測定装置では、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を求めるために、移動ステージ20及びコーナーキューブ18で調整する計測光Mの光路長mを、偏光ビームスプリッタ13からガラス15,16までの距離に関わらず任意に設定できる。このため、偏光ビームスプリッタ13からガラス15,16までの距離が長くなっても、間隔測定装置が大型化することがないだけでなく、小型化することも可能となる。
【0064】
(ハ) この間隔測定装置では、偏光ビームスプリッタ13からガラス15,16までの距離に関わらず、筐体30内の構成を共通化できる。このため、間隔測定装置に広い汎用性を持たせることができ、その生産効率が向上して低コスト化することができる。
【0065】
(ニ) この間隔測定装置では、第1及び第2受光素子23,24を備え、両受光素子23,24が互いに位相の逆転した干渉信号を出力し、両方の干渉信号の差を求めるようになっている。このため、例えば1つの受光素子23のみを使用した場合よりも、参照光Rと計測光Mとの干渉による強度変化をほぼ2倍に増幅して取り出すことができ、間隔測定における感度が向上できる。従って、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を、さらに高精度に測定することができる。また、分割ビームスプリッタ17及び合成ビームスプリッタ22で透過または反射される光束をもれなく受光することができて、無駄がない。さらに、
(ホ) この間隔測定装置では、各受光素子23,24から出力される干渉信号の強度が最大または最小となったときの参照光Rと計測光Mとの光路長r,mの差から第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を求めるようになっている。ここで、参照光Rの光路長rは固定であり、計測光Mの光路長mは移動ステージ20の位置を検出することで容易かつ正確に求まる。このため、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を、容易かつ高精度に求めることができる。
【0066】
(ヘ) この間隔測定装置では、光源11は所定方向の直線偏光を出射するとともに、ガラス15,16との間に偏光ビームスプリッタ13及びλ/4板14が配設されている。このため、平行光学系12からの平行光束のほとんど全てをガラス15,16に供給できるとともに、ガラス15,16で反射された光束のほとんど全てを、分割ビームスプリッタ17に無駄なく導くことができる。従って、第1及び第2受光素子23,24により多くの光束を入射させることができ、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を、さらに高精度に測定することができる。
【0067】
(ト) この間隔測定装置では、その構成の大部分が環境が一定に保たれた筐体30内に収容されている。このため、計測光M及び参照光Rの受ける空気の揺らぎ等の影響を著しく低減することができ、第1及び第2の反射面15a,16aの間隔をより高精度に測定することができる。
(第2の実施形態)
前記第1の実施形態では、間隔測定装置の基本構成をマッハツェンダ型干渉計で構成したが、図4のように、マイケルソン型干渉計で構成することも可能である。
【0068】
図4において、図1中の要素と共通する要素には、共通の符号が付されている。この間隔測定装置は、第1の実施形態と同様の光源11、平行光学系12、偏光ビームスプリッタ13及びλ/4板14を有し、ガラス15,16に対して光束を入射する構成になっている。ガラス15の第1の反射面15a及びガラス16の第2の反射面16aで反射した光束は、偏光ビームスプリッタ13を透過して分割手段及び干渉手段を構成するハーフミラー41に入射する。ハーフミラー41は、ガラス15,16側から入射された光の一部を可動反射ミラー42側に計測光Mとして反射させ、残りを参照光Rとして透過させて固定反射ミラー43へ入射する機能を持っている。
【0069】
可動反射ミラー42は、移動ステージ20に固定されて第1の実施形態のコーナーキューブ18と同様に移動するようになっており、ハーフミラー41から入射された計測光Mを該ハーフミラー41へ向けて反射する。固定反射ミラー43は固定され、ハーフミラー41から入射された参照光Rを再び該ハーフミラー41へ反射する。ハーフミラー41は、反射ミラー42側から入射された計測光Mの一部を受光素子44側へ透過させ、反射ミラー43側から入射した参照光Rの一部を受光素子44側へ反射させるようになっている。
【0070】
よって,受光素子44には,計測光Mと参照光Rの干渉光が入射されることになる。受光素子44は、入射された光の強度に対応する干渉信号を主制御系25に出力するものである。
【0071】
この間隔測定装置では、ハーフミラー41が計測光Mと参照光Rとを分割するとともに計測光Mと参照光Rとを干渉させる。ここで、計測光Mと参照光Rとが干渉する前に、移動ステージ20で可動反射ミラー42の位置をずらせて計測光Mの光路長を変化させる。これにより,第1の実施形態の図3と同様の干渉信号が得られる。図3と同様の干渉信号が得られると、主制御系25は、干渉信号の包絡線における極大値或いは極小値から反射面15a,16aの間隔が求められる。そして、主制御系25は、極大値或いは極少値を干渉信号の補間によって求め、第1の実施形態と同様に、移動ステージ20の位置からガラス15,16の間隔を求める。
【0072】
以上の構成の第2の実施形態の間隔測定装置では、第1の実施形態と同様の効果に加えて、下記の効果が得られる。
(チ) この間隔測定装置では、ハーフミラー41が計測光Mと参照光Rとを分離するとともに計測光Mと参照光Rとを干渉させるようになっている。このため、合成ビームスプリッタ22等が不要になり、装置のさらなる小型化が可能になる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の面形状測定装置の概要を、図5を参照しつつ説明する。
【0073】
図5の面形状測定装置は、面形状測定手段であるフィゾー型干渉計51と、ヌルレンズ系52と、フィゾーレンズ53とを有している。前記フィゾー型干渉計51は、例えばHe−Neレーザ光からなる面形状測定用光束Lsを発生する光源としてのレーザ光源54を内蔵している。
【0074】
前記ヌルレンズ系52は、干渉計51から出射された前記光束Ls及び干渉計51に戻る前記光束Lsをフィゾーレンズ53の光軸に平行にする役割を担っている。ヌルレンズ系52を通過した前記光束Lsは、フィゾーレンズ53に入射するようになっている。
【0075】
前記フィゾーレンズ53は、参照面53aを有しており、その参照面53aがレンズ、ミラー等の光学素子からなる測定対象物の被検面55に対向するように配置されている。前記フィゾーレンズ53は、参照面53aにおいてヌルレンズ系52側から入射した前記光束Lsの一部を反射させるとともに、残りを透過する機能を有している。フィゾーレンズ53を透過した前記光束Lsは、該レンズ53の参照面53aの法線方向に進み、測定対象物の被検面55で反射され、同じ光路を戻る構成になっている。
【0076】
この面形状測定装置には、さらに、筐体30内に収容された第1の実施形態の間隔測定装置が、間隔測定手段の間隔測定ユニット56として組み込まれている。間隔測定ユニット56から出射された間隔測定用光束Ldは、間隔測定用光学手段としてのダイクロイックミラー57に入射するようになっている。このダイクロイックミラー57は、ヌルレンズ系52と干渉計51との間に常時配置されている。ダイクロイックミラー57は、間隔測定用光束Ldをその光軸が面形状測定用光束Lsの光軸に平行になるように折り曲げ、該間隔測定用光束Ldをヌルレンズ系52を介してフィゾーレンズ53及び被検面55に入射させるように機能する。
【0077】
この面形状測定装置は、フィゾーレンズ53の参照面53aと被検面55との相対距離を求めるとともに該被検面55の形状を測定をする装置である。すなわち、フィゾー型干渉計51が出射した面形状測定用光束Lsは、ダイクロイックミラー57を透過してヌルレンズ系52に入射する。ヌルレンズ系52は、干渉計51側から入射した面形状測定用光束Lsを平行にしてフィゾーレンズ53へと透過させる。フィゾーレンズ53は、ヌルレンズ系52から入射した面形状測定用光束Lsの一部を反射してヌルレンズ系52側へ戻す。フィゾーレンズ53を透過した面形状測定用光束Lsは法線方向に広がり、被検面55で反射されて該フィゾーレンズ53を透過してヌルレンズ系52に戻る。
【0078】
ヌルレンズ系52は、参照面53a及び被検面55側から反射された面形状測定用光束Lsを干渉計51に戻す。干渉計51には、参照面53aで反射した面形状測定用光束Lsと被検面55で反射した面形状測定用光束Lsとが、同じ光路を通過して入射する。このため、これらの反射した面形状測定用光束Lsが干渉し、干渉計51にて干渉縞が生じることになる。干渉計51では、図示しない受光素子により、干渉縞を電気信号に変換し、該電気信号に基づき被検面の形状データを得る。
【0079】
一方、間隔測定ユニット56が出射する間隔測定用光束Ldは、ダイクロイックミラー57で反射して面形状測定用光束Lsの光軸と平行に進み、ヌルレンズ系52を介して参照面53a及び被検面55に達する。間隔測定用光束Ldは、面形状測定用光束Lsと同様に、参照面53a及び被検面55で反射し、ヌルレンズ系52を透過してダイクロイックミラー57に入射する。ダイクロイックミラー57は、ヌルレンズ系52側から進んできた間隔測定用光束Ldを反射して間隔測定ユニット56に入射させる。間隔測定ユニット56は、内部で第1の実施形態と同様の処理を行って参照面53a及び被検面55の間隔を求める。この結果、フィゾーレンズ53の参照面53aの曲率半径が既知であれば、該曲率半径に、面形状測定の結果と間隔測定の結果を加味することで、被検面55の曲率半径の値もより高精度に求められる。
【0080】
なお、被検面55や参照面53aから反射した面形状測定用光束Ls及び間隔測定用光束Ldは、両方ともダイクロイックミラー57に進む。ここで、面形状測定用光束Lsに、例えばHe−Neレーザを使用した場合、その波長は633nmである。この場合、間隔測定用光束Ldに、波長が680nmのLSD光を使用することが望ましい。このようにすることで、両光束Ls,Ldを十分に分離することができるとともに、その波長が比較的近いためヌルレンズ系52等で発生する収差を少なくすることができる。
【0081】
このような構成の面形状計測装置では、以下のような効果が得られる。
(リ) この面形状測定装置では、第1の実施形態の間隔測定装置が間隔測定ユニット56として組み込まれている。このため、間隔測定ユニット56での被検面55と参照面53aとの間の間隔測定結果を勘案して、フィゾー型干渉計51により被検面55の形状をより高精度に測定できるようになる。
(変形例)
なお、上記各実施形態は、例えば以下のようなが種々の変形が可能である。
【0082】
・ 第3の実施形態では、ダイクロイックミラー57をフィゾー型干渉計51からの面形状測定用光束Lsの光路内に常時配置して、間隔測定及び面形状測定の両方を同時にできるようにした。これに対して、例えば図5に一点鎖線で示すように、例えば面形状測定用光束Lsの光路内に出没する光路切替手段としてのシャッタ61を設けるとともに、間隔測定用光束Ldの光路内に出没する光路切替手段としてのシャッタ62を設けて、面形状測定用光束Ls及び間隔測定用光束Ldの光路を適宜切り替えるように構成してもよい。
【0083】
この場合、参照面53aと被検面55との間隔測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路内にシャッタ61を挿入するととも間隔測定用光束Ldの光路内からシャッタ62を退避させて、間隔測定ユニット56からの間隔測定用光束Ldを参照面53a及び被検面55に導く。一方、面形状の測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路内からシャッタ61を退避させるととも間隔測定用光束Ldの光路内にシャッタ62を挿入し、フィゾー型干渉計51からの面形状測定用光束Lsを参照面53a及び被検面55に導く。このようにした場合、間隔測定用光束Ldが干渉計51内に導かれたり、面形状測定用光束Lsが間隔測定ユニット56内に導かれたりすることがなく、面形状測定及び間隔測定の精度を高く維持することができる。
【0084】
・ 第3の実施形態では、ダイクロイックミラー57をフィゾー型干渉計51からの面形状測定用光束Lsの光路内に常時配置して、間隔測定及び面形状測定の両方を同時にできるようにした。これに対して、例えば図5に二点鎖線で示すように、ダイクロイックミラー57を可動反射手段としての全反射ミラー65に変更し、その全反射ミラー65を面形状測定用光束Lsの光路内に挿脱可能に配置してもよい。
【0085】
この場合、参照面53aと被検面55との間隔測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路内に全反射ミラー65を挿入して、間隔測定ユニット56からの間隔測定用光束Ldを参照面53a及び被検面55に導く。一方、面形状の測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路内から全反射ミラー65を退避させ、フィゾー型干渉計51からの面形状測定用光束Lsを参照面53a及び被検面55に導く。このようにした場合、前記各実施形態の効果に加えて、間隔測定用光束Ldを、無駄なく使用することができる。
【0086】
・ 第1の実施形態では、2個の受光素子23,24を設け、位相が反転した干渉信号を出力させてS/N比を向上させていたが、S/N比を向上させる必要がないときには、第2の実施形態のように、1個の受光素子23のみを設けて干渉信号を出力するようにしてもよい。
【0087】
・ 第1及び第2の実施形態では、光源11とガラス15,16との間に、偏光ビームスプリッタ13とをλ/4板14とを配置したが、λ/4板14を省略するとともに偏光ビームスプリッタ13を通常のビームスプリッタに変更してもよい。
【0088】
・ 第3の実施形態では、第1の実施形態の間隔測定装置を組み込んだ構成にしているが、第2の実施形態の間隔測定装置を組み込んでもよい。
・ 第1の実施形態において、2つのコーナーキューブ18,19をともに、移動可能に配置してもよい。この場合、両コーナーキューブ18,19の位置から、参照光Rと計測光Mとの光路長の差を求め、その光路長の差に基づいて第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を求める。
【0089】
・ 第3の実施形態において、ダイクロイックミラー57に代えて、ハーフミラーを採用してもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1に記載の発明によれば、装置から第1及び第2の面までの距離とは無関係にその干渉光の状態が変化するので、装置全体を小型化することができる装置の汎用性を向上させることができる。また、第1の面からの反射光と第2の面からの反射光を無駄なく利用できる。
【0091】
請求項2に記載の発明によれば、第1の面と第2の面との間隔を、より容易かつより高精度に求めることができる
【0092】
請求項に記載の発明によれば、干渉光におけるS/N比を向上でき、耐ノイズ性を向上でき、一層高精度に間隔測定を行うことができる。
請求項に記載の発明によれば、反射面から反射する光の無駄を著しく低減することができる。
【0093】
請求項に記載の発明によれば、第1及び第2の反射面で反射する光束が受ける空気の揺らぎや埃等の外乱の影響を共通化でき、間隔測定の精度を向上することができる。
【0094】
請求項に記載の発明によれば、より高精度に求められた参照面と被検面との間隔に基づいて、被検面の形状をより高精度に求めることができる。
請求項に記載の発明によれば、面形状測定用光束の光路内において、参照面と被検面との間隔をより高精度かつ確実に測定することができ、被検物の面形状を容易にかつより高精度に測定することができる。
【0095】
請求項に記載の発明によれば、面形状測定時に間隔測定用光束が面形状測定手段側に導かれたり、間隔測定時に面形状測定用光束が間隔測定装置側に導かれたりするのを回避することができる。従って、面形状測定及び間隔測定の精度を高く維持することができる。
【0096】
請求項に記載の発明によれば、参照面と被検面との間隔測定時において、間隔測定用光束を無駄なく有効に使用することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の間隔測定装置を示す概略構成図。
【図2】 図1の間隔測定装置における光路長の説明図。
【図3】 図1の受光素子の入射する干渉光の特性図。
【図4】 本発明の第2の実施形態の間隔測定装置を示す概略構成図。
【図5】 本発明の第3の実施形態及び変更例の面形状測定装置を示す概略構成図。
【図6】 従来の間隔測定装置の一例を示す概略構成図。
【図7】 図6の受光素子に入射する干渉光の特性図。
【符号の説明】
11…光源、13…光束中継手段としての変更ビームスプリッタ、14…変換手段としてのλ/4板、17…分割手段としての分割ビームスプリッタ、15a…第1の面としての第1の反射面、16a…第2の面としての第2の反射面、20…光路長変更手段としての移動ステージ、22…干渉手段としての合成ビームスプリッタ、23…第1検出手段としての第1受光素子、24…第2検出手段としての第2受光素子、25…測長手段を構成する主制御系、30…環境調節手段としての筐体、41…分割手段及び干渉手段を構成するハーフミラー、51…面形状測定手段を構成するフィゾー型干渉計、53a…参照面、54…被検面、56…間隔測定手段を構成する間隔測定ユニット、57…間隔測定用光学手段としてのダイクロイックミラー、61,62…光路切替手段をなすシャッタ、65…可動反射手段をなす全反射ミラー、M…第1の光束としての計測光、M1…第1の干渉光の1成分をなす計測光、M2…第2の干渉光の1成分をなす計測光、Ld…間隔測定用光束、Ls…面形状測定用光束、R…第2の光束としての参照光、R1…第1の干渉光の1成分をなす参照光、R2…第2の干渉光の1成分をなす参照光。

Claims (9)

  1. 光源から出射された光束を第1の面に照射させるとともに、前記第1の面を透過した前記光束を第2の面に照射させ、前記第1の面及び第2の面からの反射光に基づいて該第1及び第2の面の間隔を求める間隔測定装置において、
    前記第1及び第2の面からの反射光を第1の光束及び第2の光束に分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された前記第1の光束と第2の光束を干渉させる干渉手段と、
    少なくとも前記第1の光束の光路長を前記第2の光束と干渉させる前に変化させる光路長変更手段と、
    前記干渉手段で干渉した干渉光の光情報と前記光路長とに基づいて前記第1及び第2の面の間隔を求める測長手段とを、備え
    前記干渉手段は前記第1の光束と前記第2の光束とに基づいて互いに位相の反転した第1の干渉光と第2の干渉光とを発生させるとともに、前記測長手段は前記第1及び第2の干渉光をそれぞれ別々に検出する第1検出手段及び第2検出手段を有することを特徴とする間隔測定装置。
  2. 前記測長手段は、前記干渉光の光情報として、前記干渉光のコントラストが最大になったときの前記光路長に基づいて前記第1及び第2の反射面の間隔を求めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の間隔測定装置。
  3. 前記測長手段は、前記第1検出手段の検出結果と前記第2検出手段の検出結果との差に基づいて前記第1及び第2の面間の間隔を求めるようにしたことを特徴とする請求項に記載の間隔測定装置。
  4. 前記光源と前記第1及び第2の面との間に、前記光源から出射された光束を反射または透過させ、所定方向と直交方向の直線偏光を透過または反射させる光束中継手段と、所定方向の直線偏光の光束を円偏光の光束に変換する変換手段とを備え、前記第1及び第2の面からの反射光を前記変換手段及び前記光束中継手段を介して前記分割手段に導くようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項のうちのいずれか一項に記載の間隔測定装置。
  5. 前記分割手段から前記干渉手段に到る各光路の環境をほぼ一定に保つ環境調節手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の間隔測定装置。
  6. 光源からの面形状測定用光束を所定の参照面及び測定対象物の被検面に照射し、該参照面及び被検面から反射した反射光束に基づいて該被検面の形状を求める面形状測定手段を備えた面形状測定装置において、
    請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の間隔測定装置を備え、前記参照面及び被検面からの反射光に基づいて該参照面と前記被検面との間隔を測定するようにしたことを特徴とする面形状測定装置。
  7. 前記参照面及び前記被検面と前記面形状測定手段との間の前記面形状測定用光束の光路中に配置され、前記面形状測定用光束の光軸とほぼ平行に前記参照面及び前記被検面へ間隔測定用光束を導くための間隔測定用光学手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の面形状測定装置。
  8. 前記間隔測定用光学手段は、前記面形状測定用光束と前記間隔測定用光束との光路を切り替える光路切替手段を備えたことを特徴とする請求項に記載の面形状測定装置。
  9. 前記間隔測定用光学手段は、前記面形状測定用光束の光路内に挿脱可能に配置され、前記間隔測定用光束をほぼ全反射する可動反射手段からなることを特徴とする請求項に記載の面形状測定装置。
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