JP2001324308A - 間隔測定装置及び面形状測定装置 - Google Patents

間隔測定装置及び面形状測定装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子の間隔、厚さあるいは面形状を高精
度で測定できるとともに、小型でかつ汎用性に優れた間
隔測定装置及び面形状測定装置を提供する。 【解決手段】 光源11からの光束を第1及び第2反射
面15a,16aで反射させ、分割ビームスプリッタ1
7で入射した光を互いに位相が反転した計測光Mと参照
光Rとに分割し、合成ビームスプリッタ22でこれらの
計測光Mと参照光Rとを干渉させる。ここで、移動ステ
ージ20でコーナーキューブ18を動かして計測光Mの
光路長を変化させることにより、干渉光のコントラスト
を変化させる。干渉光のコントラストとステージ20の
位置から反射面15a,16aの距離を求める。これに
より、偏光ビームスプリッタ13から第1及び第2の反
射面15a,16aまでの距離が長くなる場合であって
も、装置全体を大型化することなく、反射面15a,1
6aの間隔が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の干渉を利用し
て、光学素子の間隔や厚さ等を測定する間隔測定装置及
び光学素子等の面形状を測定する面形状測定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光の干渉を利用して光学素
子、例えばレンズ等の被検面の形状を測定する面形状測
定装置がある。これらの面形状測定装置は、例えば形状
が既知の曲面からなる参照面を有するフィゾーレンズを
備えている。光軸に平行な光束をそのフィゾーレンズに
よって法線方向に広げて被検レンズの被検面に当て、光
を参照面と被検面とで反射させて干渉させている。つま
り、参照面と被検面との間の空気層を光路長差とした干
渉を起こさせ、干渉の結果で得られる干渉縞に基づき、
光学素子の形状等を測定している。しかしながら、この
方法で得られた形状は、参照面と被検面との間隔が明ら
かでないため、被検面が法線に沿って一様に拡大または
縮小した形状を有していても、それを把握することはで
きない。従って、真の形状を測定するためには、被検面
上の少なく一箇所における参照面からの距離を既知にす
る必要がある。そこで、被検面と参照面との間の間隔を
直接に非接触で測定する間隔測定装置が必要になってい
る。
【0003】この種の間隔測定装置としては、例えば図
6に示すようなマイケルソン型干渉計を利用したものが
知られている。この間隔測定装置は、所定波長の測定光
を出射する光源101と、光学系102とハーフミラー
103とを備えている。光学系102は、図示しないピ
ンホール及びコリメートレンズ等からなり、光源101
から出射された測定光を平行光束にしてハーフミラー1
03に入射させるようになっている。ハーフミラー10
3は、入射光束の一部を反射し、残りを透過する機能を
有している。これにより、光源101側から入射した光
束の一部が、間隔測定の対象である2枚のガラス10
4,105側へ反射され、残りの光束が反射ミラー10
6側へ透過される。
【0004】ガラス104,105側に反射された光束
に対して、ガラス104のハーフミラー103側の表
面、該ガラス104の裏面及びガラス105のハーフミ
ラー103側の表面は、それぞれ反射面104a,10
4b,105aとなっている。前記反射ミラー106
は、図示しない移動ステージに取り付けられ、該移動ス
テージとともに図6中の矢印の方向に移動可能になって
いる。反射ミラー106は、ハーフミラー103を透過
した光束を反射してハーフミラー103に戻すようにな
っている。
【0005】ガラス104,105で反射した光束は、
計測光としてハーフミラー103を透過して受光素子1
07に入射する。一方、反射ミラー106で反射した光
束は、参照光としてハーフミラー103で反射されて該
受光素子107に到る。これらの計測光と参照光とは、
受光素子107上で干渉されるようになっている。そし
て、受光素子107により、干渉光が光電変換され、干
渉信号として外部に出力される。
【0006】図7には、光源101に可干渉距離が測定
する間隔よりも十分小さいものを使用したときの受光素
子107に入射される干渉光の強度と、反射ミラー10
6の位置との関係が示されている。ここで、計測光が、
ハーフミラー103で分離され、ガラス104の反射面
104aで反射され、再びハーフミラー103に到る光
路の光路長をA1とする。また、計測光が、ハーフミラ
ー103で分離され、ガラス104の反射面104bで
反射され、再びハーフミラー103に到る光路の光路長
をA2とする。さらに、計測光が、ハーフミラー103
で分離され、ガラス105の反射面105aで反射さ
れ、再びハーフミラー103に到る光路の光路長をA3
とする。加えて、参照光が、ハーフミラー103で分離
され、反射ミラー106で反射され、再びハーフミラー
103に到る光路の光路長をBとする。
【0007】ハーフミラー103により、反射面104
a,104b,105aで反射した計測光は、反射ミラ
ー106で反射した参照光と光路長差に応じて干渉する
ことになる。つまり、各計測光と参照光とは、光路長A
1,A2,A3と光路長Bとがほぼ等しくなった時に干
渉し、このときに強度変化する干渉光が得られる。よっ
て、反射ミラー106の位置をずらすことにより、光路
長Bが光路長A1とほぼ等しくなると、受光素子107
に入射される干渉光の強度は、図7の左側のように変化
する。光路長Bが光路長A2とほぼ等しくなると、受光
素子107に入射される干渉光の強度は、図7の中央の
ように変化する。反射ミラー106の位置をさらにずら
し、光路長Bが光路長A3とほぼ等しくなると、受光素
子107に入射される干渉光の強度は、図7の右側のよ
うに変化する。
【0008】なお、計測光と参照光とが分離されてハー
フミラー103で再び合成されるまでの間で、計測光及
び参照光が、例えば屈折率が低い媒質から入射して屈折
率の高い媒質との境界面で反射するような場合、例えば
反射面104a、105aで反射する場合では、位相の
180度反転、いわゆる位相の飛びを生じる。この場
合、干渉光の強度分布は、図7の104bの干渉光の強
度変化に対する104a,105aの干渉光の強度変化
のように、その振幅のほぼ中心に対して反転した状態と
なる。
【0009】そして、受光素子107が干渉光の強度分
布に対応して出力する干渉信号と移動ステージで設定さ
れる反射ミラー106の位置とに基づいて、ガラス10
4の厚みや、ガラス104,105の間隔等が求められ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構成の間隔測定装置では、マイケルソン型干渉計を基
本構成にしているので、計測光の光路長A1,A2,A
3と参照光の光路長Bとをほぼ等しくしないと、強度が
変化する干渉光が得られない。そのため、例えばガラス
104,105がハーフミラー103から遠くに配置さ
れている場合には、反射ミラー106も同様に該ハーフ
ミラー103から離す必要があった。
【0011】また、例えばガラス104をフィゾーレン
ズにしたときには、光源101からの計測光をガラス1
04の光軸に平行にして該ガラス104に入射させる。
そして、計測光の一部を、参照面をなす該ガラスの反射
面104bからその法線方向に沿って出射させるととも
に、被検面をなすガラス105の反射面105aにて反
射させ、再びガラス104に入射させる。
【0012】ここで、ガラス104にその光軸に平行に
計測光を入射させるとともに、ガラス104,105で
反射した計測光を前記光軸に平行にしてハーフミラー1
03に戻すために、複数枚のレンズからなるヌルレンズ
系が必要になる。この場合、ヌルレンズ系における光路
長が長くなるため光路長Bが長くなり、これに伴って光
路長Aが長くなる。よって、装置全体が大きくなるとい
う問題があった。
【0013】また、前記従来構成の間隔測定装置では、
参照光の光路を筐体内に収容して、空気の揺らぎの影響
や埃りの影響を低減することはできる。しかしながら、
計測光の光路は、その都度被検物の形状や配置状態が異
なるため、前記筐体内に収容するのは困難である。その
ため、計測光は空気の揺らぎの影響を受けやすく、参照
光と計測光の条件が異なることになり、間隔の測定値に
誤差が含まれる可能性があるという問題があった。
【0014】さらに、各光路長A1,A2,A3と光路
長Bとをそれぞれ等しくするために、ガラス104,1
05とハーフミラー103との距離に応じて、反射ミラ
ー106の初期位置や移動可能距離を設定する必要があ
る。このため、計測対象となるガラス104,105の
形状や配置状態に応じて、装置の構造を設計する必要が
あり、装置の汎用性を著しく低下させているという問題
があった。
【0015】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目されてなされたものである。その目的と
しては、光学素子の間隔や厚さを高精度で測定できると
ともに、小型でかつ汎用性に優れた間隔測定装置を提供
することにある。また、その他の目的としては、被検物
の形状や配置状態の影響を低減でき、光学素子の面形状
を高精度で測定できるとともに、小型でかつ汎用性に優
れた面形状測定装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願請求項1に記載の発明では、光源から出射され
た光束を第1の面に照射させるとともに、前記第1の面
を透過した前記光束を第2の面に照射させ、前記第1の
面及び第2の面からの反射光に基づいて該第1及び第2
の面の間隔を求める間隔測定装置において、前記第1及
び第2の面からの反射光を第1の光束及び第2の光束に
分割する分割手段と、前記分割手段で分割された前記第
1の光束と第2の光束を干渉させる干渉手段と、少なく
とも前記第1の光束の光路長を前記第2の光束と干渉さ
せる前に変化させる光路長変更手段と、前記干渉手段で
干渉した干渉光の光情報と前記光路長とに基づいて前記
第1及び第2の面の間隔を求める測長手段とを、備えた
ことを特徴とするものである。
【0017】この間隔測定装置では、第1及び第2の面
から反射した光が分割手段によって第1及び第2の光束
に分割され、この第1及び第2の光束がそれぞれ計測光
と参照光として干渉手段によって干渉させられる。ここ
で、少なくとも第1の光束は光路長変更手段により光路
長が変更される。そして、例えば第1の面で反射し第1
の光束として干渉手段に入射した光束の光路と、第2の
面で反射し第2の光束として干渉手段に入射した光束と
の光路長とが等しければ、干渉光はそのコントラストが
最大の値をとる。また、第1の面で反射し第2の光束と
して干渉手段に入射した光束の光路と、第1の面で反射
し第1の光束として干渉手段に入射した光束との光路長
とが等しければ、干渉光はそのコントラストが最大の値
をとる。そして、測長手段により、干渉手段で干渉した
第1の光束と第2の光束との干渉光の強度分布と各光路
長とから第1及び第2の反射面の間隔が求められる。
【0018】ここで、第1の光束と第2の光束とでは、
その光路長は、分割手段と干渉手段との間のみで変更さ
れ、その他の部分は同じになっている。このため、被検
物の形状や配置状態に左右されることなく、各光束の光
路長を設定することができ、装置全体の小型化を図るこ
とができるとともに装置の汎用性を向上させることがで
きる。
【0019】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記測長手段は、前記干渉光のコン
トラストが最大になったときの前記光路長に基づいて前
記第1及び第2の反射面の間隔を求めるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0020】この間隔測定装置では、第1及び第2の面
の間隔が、干渉光のコントラストが最大になったときの
各光束の光路長から、より容易かつより高精度に求めら
れる。
【0021】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記干渉手段は前記
第1の光束と前記第2の光束とに基づいて互いに位相の
反転した第1の干渉光と第2の干渉光とを発生させると
ともに、前記測長手段は前記第1及び第2の干渉光をそ
れぞれ別々に検出する第1検出手段及び第2検出手段を
有することを特徴とするものである。
【0022】この間隔測定装置では、前記干渉手段の前
記第1の光束と前記第2の光束との干渉光を無駄なく利
用できる。請求項4に記載の発明では、請求項3に記載
の発明において、前記測長手段は、前記第1検出手段の
検出結果と前記第2検出手段の検出結果との差に基づい
て前記第1及び第2の面間の間隔を求めるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0023】この間隔測定装置では、位相が反転した第
1及び第2の干渉光の差分をとることにより、一方の干
渉信号の変化分をほぼ倍に増幅することができる。この
ため、干渉光におけるS/N比を向上でき、耐ノイズ性
を向上できる。
【0024】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のうちのいずれか一項に記載の発明において、前
記光源と前記第1及び第2の面との間に、前記光源から
出射された光束を反射または透過させ、所定方向と直交
方向の直線偏光を透過または反射させる光束中継手段
と、該所定方向の直線偏光の光束を円偏光の光束に変換
する変換手段とを備え、前記第1及び第2の面からの反
射光を前記変換手段及び前記光束中継手段を介して前記
分割手段に導くようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0025】この間隔計測装置では、光源から出射され
た光束が光束中継手段と変換手段により、円偏光の光束
となって第1及び第2の面に与えられる。そして、この
円偏光の光束は、第1及び第2の面で反射される際に、
その回転方向が反転される。そして、この第1及び第2
の面から反射した光束が、変換手段を介して前記所定方
向とは直交方向の直線偏光に変換される。これにより、
この直交方向の直線偏光からなる光束は、光束中継手段
を介して光源側に戻ることなく、ほぼ全量が分割手段に
入射する。このため、光学素子の間隔を測定する際に、
反射光の無駄を著しく低減することができる。
【0026】請求項6の発明では、請求項1〜請求項5
のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記分割
手段から前記干渉手段に到る各光路の環境をほぼ一定に
保つ環境調節手段を設けている。
【0027】この間隔測定装置では、第1及び第2の面
からの反射光は前記分割手段にいたるまで光路が共通で
あるため、空気の揺らぎや埃等の外乱の影響を受けにく
い。しかし、前記分割手段から前記干渉手段にいたる各
光路は独立しているため、外乱の影響を受けやすい。そ
こで、環境調節手段により、各光路が受ける外乱を低減
することにより、間隔測定の精度を向上することができ
る。
【0028】請求項7に記載の発明は、光源からの面形
状測定用光束を所定の参照面及び測定対象物の被検面に
照射し、該参照面及び被検面から反射した反射光束に基
づいて該被検面の形状を求める面形状測定手段を備えた
面形状測定装置において、前記参照面と前記被検面との
間隔を測定する間隔測定手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0029】この面形状測定装置では、参照面と被検面
との間隔が間隔測定手段にてより高精度に求められ、求
められた参照面と被検面との間隔に基づいて被検面の形
状が面形状測定手段にてより高精度に求められる。
【0030】請求項8に記載の発明では、請求項7に記
載の発明において、前記参照面及び前記被検面と前記面
形状測定手段との間の前記面形状測定用光束の光路中に
配置され、前記面形状測定用光束の光軸とほぼ平行に前
記参照面及び前記被検面へ間隔測定用光束を導くための
間隔測定用光学手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0031】この面形状測定装置では、面形状測定用光
束の光路内において、間隔測定用光束がその面形状測定
用光束と平行な状態で参照面及び被検面に導かれる。こ
のため、面形状測定用光束の光路内において、参照面と
被検面との間隔をより高精度かつ確実に測定することが
できる。これにより、被検物の面形状を容易にかつより
高精度に測定することができる。
【0032】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記間隔測定用光学手段は、前記面
形状測定用光束と前記間隔測定用光束との光路を切り替
える光路切替手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0033】この面形状測定装置では、光路切換手段に
よる切り替えで、面形状測定用光束または間隔測定用光
束が選択され、参照面及び被検面に照射される。これに
より、面形状測定時に間隔測定用光束が面形状測定手段
側に導かれたり、間隔測定時に面形状測定用光束が間隔
測定手段側に導かれたりするのを回避することができ
る。従って、面形状測定及び間隔測定の精度を高く維持
することができる。
【0034】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の発明において、前記間隔測定用光学手段は、前記
面形状測定用光束の光路内に挿脱可能に配置され、前記
間隔測定用光束をほぼ全反射する可動反射手段からなる
ことを特徴とするものである。
【0035】この面形状測定装置では、光源からの間隔
測定用光束がすべて面形状測定用光束の光路内に導かれ
るとともに、参照面及び被検面で反射した光がすべて間
隔測定手段に入射される。このため、参照面と被検面と
の間隔測定時において、間隔測定用光束を無駄なく使用
することができる。
【0036】請求項11に記載の発明では、請求項7〜
請求項10のうちいずれか一項に記載の発明において、
前記間隔測定手段は、前記参照面及び被検面を前記第1
及び第2の反射面とする前記請求項1〜請求項6のうち
いずれか一項に記載の間隔測定装置からなることを特徴
とするものである。
【0037】この面形状測定装置では、間隔測定装置が
大型化することがなく、面形状測定装置全体が大型化す
るのを抑制することができるとともに、光学素子等のよ
り高精度な面形状の測定が可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態の間隔測定装置の概要を、図1〜図3に基い
て説明する。
【0039】この間隔測定装置は、光源11と、該光源
11から出射された光を平行光束にする平行光学系12
と、該平行光学系12からの平行光束を測定対象側へ反
射するビームスプリッタ13とを備えている。
【0040】光源11としては、白色光を出射する白色
光源或いは低コヒーレント光を出射するスーパールミネ
ッセントダイオード(SLD)等が使用される。SLD
を使用するときには、コヒーレント長が数μmから数1
0μmのSLD光を出射するものを選択することが望ま
しい。光源11の近傍には、光束中継手段としての偏光
ビームスプリッタ13を配置する。この偏光ビームスプ
リッタ13は、所定方向の直線偏光を反射するととも
に、その所定方向に対する直交方向の直線偏光を透過す
るようになっている。この偏光ビームスプリッタ13の
近傍に変換手段としてのλ/4板14が置かれており、
前記所定方向の直線偏光は、このλ/4板14を通過す
る際に、所定方向周りの円偏光に変換される。
【0041】図1における測定対象は、偏光ビームスプ
リッタ13で反射された平行光束の光軸上に、自身の光
軸が一致するように並べて配置された2枚のガラス1
5,16である。偏光ビームスプリッタ13に近い方の
ガラス15において、ガラス16と対向する裏面は、第
1の反射面15aを構成し、ビームスプリッタ13から
の光束の一部を反射し、残りを透過する。また、ガラス
16において、ガラス15と対向する表面は、第2の反
射面16aを構成し、ガラス15を透過した光束を反射
する。この第1及び第2の反射面15a,16aでの反
射に際して、所定方向周りの円偏光は、その向きが反転
され逆方向周りの円偏光になる。
【0042】ガラス15,16で反射した光はλ/4板
14に入射し、前記所定方向に対して直交方向の直線偏
光に変換される。λ/4板14を透過したガラス15,
16で反射した光は、偏光ビームスプリッタ13に進む
ようになっている。ここで、この偏光ビームスプリッタ
13は前記直交方向の直線偏光のみを透過するようにな
っているため、前記ガラス15,16で反射した光はそ
のほとんどが偏光ビームスプリッタ13を透過して分割
手段を構成する分割ビームスプリッタ17に進む構成に
なっている。
【0043】分割ビームスプリッタ17は、偏光ビーム
スプリッタ13側から入射した光を第1の光束をなす計
測光Mと第2の光束をなす参照光Rとに分割する。すな
わち、この分割ビームスプリッタ17は、偏光ビームス
プリッタ13側から入射した反射光の一部を参照光Rと
して透過するとともに、残りを計測光Mとして直交方向
に反射する。分割ビームスプリッタ17で反射された計
測光Mの光軸上には、その計測光Mを屈曲させるコーナ
ーキューブ18が配置されている。分割ビームスプリッ
タ17を透過する参照光Rの光軸上には、前記コーナー
キューブ18と同様のコーナーキューブ19が配置され
ている。
【0044】コーナーキューブ18は、光路長変更手段
である移動ステージ20に取り付けられ、図1中の矢印
の方向に移動可能になっている。移動ステージ20の近
傍には、その移動ステージ20の位置を検出する図示し
ないステージ位置センサ20aが配設されている。前記
コーナーキューブ18で屈曲された計測光Mは、反射ミ
ラー21aによって反射されて干渉手段である合成ビー
ムスプリッタ22に入射するようになっている。一方、
コーナーキューブ19は静止状態に固定されており、こ
のコーナーキューブ19で屈曲された参照光Rは、反射
ミラー21bによって反射されて合成ビームスプリッタ
22に入射するようになっている。
【0045】合成ビームスプリッタ22は、計測光Mと
参照光Rとを干渉させて、位相が反転した第1の干渉光
と第2の干渉光を発生するとともに、これらを2方向に
分けて出力する機能を有している。一方の第1の干渉光
は、合成ビームスプリッタ22を透過した計測光M1と
該合成ビームスプリッタ22で反射された参照光R1と
が合成されたものとなる。この第1の干渉光は、第1検
出手段としての第1受光素子23に入射するようになっ
ている。ここで、この第1の干渉光における計測光M1
は、合成ビームスプリッタ22を透過するため位相の反
転が生じない。また、この第1の干渉光における参照光
R1は、合成ビームスプリッタ22で反射される。この
とき参照光R1は、屈折率の低い媒質から入射して屈折
率の高い媒質の境界面で反射するため、位相は反転す
る。
【0046】他方の第2の干渉光は、合成ビームスプリ
ッタ22で反射された計測光M2と該合成ビームスプリ
ッタ22を透過した参照光R2とが合成されたものとな
る。この第2の干渉光は、第2検出手段としての第2受
光素子24に入射するようになっている。ここで、この
第2の干渉光における計測光M2は、合成ビームスプリ
ッタ22で反射されるが、屈折率の高い媒質から入射し
て屈折率の低い媒質の境界面で反射するため、位相の反
転は生じない。また、この第2の干渉光における参照光
R2は、合成ビームスプリッタ22を透過するため、位
相の反転が生じない。これにより、第1の干渉光ではR
1の位相が反転するのに対し、第2の干渉光ではR2の
位相が反転しないので、第1受光素子23に入射する第
1の干渉光の光情報としての強度と、第2受光素子24
に入射する第2の干渉光の光情報としての強度とは、互
いに位相が反転したものとなる。
【0047】各受光素子23,24及び前記ステージ位
置センサ20aの出力信号は、測長手段を構成する主制
御系25に入力されるようになっている。この主制御系
25は、それら各受光素子23,24及び前記ステージ
位置センサ20aの出力信号に基づき、第1の反射面1
5a及び第2の反射面16aの間隔を求めるようになっ
ている。また、主制御系25は、間隔測定装置全体の動
作を制御するようになっている。
【0048】光源11、平行光学系12、ビームスプリ
ッタ13、ビームスプリッタ17,22、コーナーキュ
ーブ18,19、反射ミラー21a,21b及び受光素
子23,24は、環境調節手段である筐体30に収容さ
れている。この筐体30内は、前記主制御系25の制御
の下で、温度、湿度等の環境が一定に保たれるようにな
っている。
【0049】次に、図1の間隔測定装置により、第1の
反射面15aと第2の反射面16aとの間隔を測定する
場合の測定原理を説明する。光源11が出射した光は、
平行光学系12により平行光束となり、偏光ビームスプ
リッタ13に入射する。偏光ビームスプリッタ13は、
平行光学系12から入射した平行光束をλ/4板14を
透過してガラス15,16側へ反射する。
【0050】ガラス15の第1の反射面15a及びガラ
ス16の第2の反射面16aは、偏光ビームスプリッタ
13側から入射した平行光束をλ/4板14を透過して
それぞれ偏光ビームスプリッタ13側へ反射する。ガラ
ス15,16で反射した光は、偏光ビームスプリッタ1
3を透過して分割ビームスプリッタ17に到る。
【0051】分割ビームスプリッタ17は、ガラス1
5,16で反射した光を参照光Rと計測光Mとに分割
し、参照光Rをコーナーキューブ19に、計測光Mをコ
ーナーキューブ18にそれぞれ入射させる。コーナーキ
ューブ18は計測光Mを屈曲させて反射ミラー21aへ
入射させ、該反射ミラー21aが計測光Mを反射して合
成ビームスプリッタ22に入射させる。コーナーキュー
ブ19は、参照光Rを屈曲させて反射ミラー21bへ入
射させ、該反射ミラー21bが参照光Rを反射させて合
成ビームスプリッタ22へ入射させる。
【0052】合成ビームスプリッタ22は、反射ミラー
21aから入射した計測光Mの一部を第1受光素子23
側へ透過させるとともに、該計測光Mの残りを第2受光
素子24側へ反射させる。一方、合成ビームスプリッタ
22は、反射ミラー21bから入射した参照光Rの一部
を第1受光素子23の方へ透過させるとともに、該参照
光Rの残りを第2受光素子24の方へ反射させる。よっ
て、各受光素子23,24には、計測光M1,M2と参
照光R1,R2との合成光がそれぞれ入射されることに
なる。但し、第1受光素子23に入射される第1の干渉
光と第2受光素子24に入射される第2の干渉光とは、
前述したように、成分の参照光R1,R2の位相が互い
に逆転しているので、干渉光の強度の位相が反転してい
る。
【0053】合成ビームスプリッタ22に実際に入射す
る参照光Rには、反射及び透過によって異なった経路を
通過した複数の光束が含まれる。ここで、第1の反射面
15aと第2の反射面16aとの間隔を計測する場合に
は、反射面15aで反射して偏光ビームスプリッタ1
3、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ19
及び反射ミラー21bを経由した光束と、ガラス15を
透過して反射面16aで反射して偏光ビームスプリッタ
13、分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ1
9及び反射ミラー21bを経由した光束とを利用する。
以下、説明の簡素化のため、これらの2つの光束におけ
る光源11から合成ビームスプリッタ22に到る光路を
Rの光路といい、光路長をrという。
【0054】一方、合成ビームスプリッタ22に実際に
入射する計測光Mについても、反射及び透過によって異
なった経路を通過した複数の光束が含まれる。ここで、
第1の反射面15a及び第2の反射面16aの間隔を計
測する場合は、反射面15aで反射してビームスプリッ
タ13、ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18
及び反射ミラー21aを経由した光束と、ガラス15を
透過して反射面16aで反射してビームスプリッタ1
3、ビームスプリッタ17、コーナーキューブ18及び
反射ミラー21aを経由した光束とを利用する。以下、
説明の簡素化のため、これらの2つの光束における光源
11から合成ビームスプリッタ11に到る光路をMの光
路といい、その光路長をmという。
【0055】また、第1の反射面15aと第2の反射面
16aとの間隔をDとすると、反射面15aで反射され
た光束が分割ビームスプリッタ17、コーナーキューブ
19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプリ
ッタ22に到る参照光Rの光路と、反射面16aで反射
された光束が同様の光路を経由して合成ビームスプリッ
タ22に到る参照光Rの光路との差は、2Dとなる。同
様に、反射面15aで反射された光束が分割ビームスプ
リッタ17、コーナーキューブ18及び反射ミラー21
aを経由して合成ビームスプリッタ22に到る計測光M
の光路と、反射面16aで反射された光束が同様の光路
を経由して合成ビームスプリッタ22に到る計測光Mの
光路との差は、2Dとなる。
【0056】本実施形態では、合成ビームスプリッタ2
2により、参照光Rと計測光Mとを干渉させ、コーナー
キューブ18の位置に応じて強度変化する干渉光を発生
させる。ここで、参照光Rの光路長rは固定であるのに
対して、計測光Mの光路長mは移動ステージ20によっ
て可変である。
【0057】移動ステージ20によって光路長mと光路
長rとがほぼ等しいとき(m=r)、図2のように、光
源11から放射されてガラス15の第1の反射面15a
で反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナーキュー
ブ19及び反射ミラー21bを経由して合成ビームスプ
リッタ22に至る光L15r と、光源11から放射されて
該反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、
コーナーキューブ18及反射ミラー21aを経由して合
成ビームスプリッタ22に至る光L15m1とは、図2の破
線枠内に示すように、光路長がほぼ等しくなる。このた
め、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変
化する干渉信号が得られる。また、光源11から放射さ
れてガラス16の第2の反射面16aで反射し、分割ビ
ームスプリッタ17、コーナーキューブ19及び反射ミ
ラー21bを経由して合成ビームスプリッタ22に至る
光L16r と、光源11から放射されてガラス16の第2
の反射面16aで反射し、分割ビームスプリッタ17、
コーナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由して
ビームスプリッタ22に至る光L16m1とは、図7の破線
枠内に示すように、光路長がほぼ等しくなる。このた
め、各受光素子23,24では、干渉によって強度が変
化する干渉信号が得られる。したがって、光路長mと光
路長rとが等しくなる近辺では、第1受光素子23は、
図3の中央の波形を干渉信号として主制御系25に出力
する。
【0058】一方、光路長rに対して光路長mが約2D
短い場合(m<r)、光源11から放射されてガラス1
5の第1の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッ
タ17、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを
経由して合成ビームスプリッタ22に至る光L15r の光
路長と、光源11から放射されてガラス16の第2の反
射面16aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コー
ナーキューブ18及び反射ミラー21aを経由して合成
ビームスプリッタ22に至る光L16m2の光路長とがほぼ
等しくなる。このため、各受光素子23,24では、干
渉によって強度が変化する干渉信号が得られる。したが
って、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合で
は、第1受光素子23は、図3の左側の波形を干渉信号
として主制御系25に出力する。
【0059】光路長rに対して光路長mが約2D長い場
合(m>r)、光源11から放射されてガラス16の第
2の反射面15aで反射し、分割ビームスプリッタ1
7、コーナーキューブ19及び反射ミラー21bを経由
して合成ビームスプリッタ22に至る光L16r の光路長
と、光源11から放射されてガラス15の第1の反射面
15aで反射し、分割ビームスプリッタ17、コーナー
キューブ18及び反射ミラー21aを経由して合成ビー
ムスプリッタ22に至る光L15m3の光路長とがほぼ等し
くなる。このため、各受光素子23,24では、干渉に
よって強度が変化する干渉信号が得られる。したがっ
て、光路長rに対して光路長mが約2D長い場合では、
第1受光素子23は図3の右側の波形を干渉信号として
主制御系25に出力する。
【0060】一方、第2受光素子24は、前記第1受光
素子23とは位相が反転した干渉信号を主制御系25に
出力する。つまり、第2受光素子24は、図3の干渉信
号の強度を中心値CVで反転させた干渉信号を出力す
る。主制御系25は、各受光素子23,24がそれぞれ
出力する干渉信号の差信号を求める。差信号を求めるこ
とにより、干渉信号の強度変化を2倍に増幅できS/N
比が向上するとともにオフセット分をキャンセルするこ
とができる。主制御系25は、差信号における包絡線の
極大値或いは極小値を補間等で推定する。
【0061】ここで、光路長mと光路長rとがほぼ等し
い場合において、干渉信号の差が極大値或いは極小値を
取るときの移動ステージ20の位置をX0とする。ま
た、光路長rに対して光路長mが約2D短い場合におい
て、干渉信号の差が極大値或いは極小値を取るときの移
動ステージ20の位置をX1とする。さらに、光路長r
に対して光路長mが約2D短い場合において、干渉信号
の差が極大値或いは極小値を取るときの移動ステージ2
0の位置をX2とする。そして、主制御系25は、(X
1+X2)/2の計算或いは、|X0−X1|または|
X0−X2|の計算を行うことにより、第1及び第2の
反射面15a,16aの距離、つまり間隔を求める。
【0062】以上のように構成した第1の実施形態の間
隔測定装置は、以下のような効果が得られる。 (イ) この間隔測定装置では、第1の反射面15a及
び第2の反射面16aで反射した光束を、分割ビームス
プリッタ17に入射させ、該分割ビームスプリッタ17
で参照光Rと計測光Mとに分割する構成となっている。
そして、それらの参照光Rと計測光Mとを、合成ビーム
スプリッタ22で干渉させるようになっている。このた
め、偏光ビームスプリッタ13からガラス15,16ま
での距離が長くても、この間の計測光M及び参照光Rの
受ける空気の揺らぎ等の影響が共通になるので、第1及
び第2の反射面15a,16aの間隔を、より高精度に
測定することができる。
【0063】(ロ) この間隔測定装置では、第1及び
第2の反射面15a,16aの間隔を求めるために、移
動ステージ20及びコーナーキューブ18で調整する計
測光Mの光路長mを、偏光ビームスプリッタ13からガ
ラス15,16までの距離に関わらず任意に設定でき
る。このため、偏光ビームスプリッタ13からガラス1
5,16までの距離が長くなっても、間隔測定装置が大
型化することがないだけでなく、小型化することも可能
となる。
【0064】(ハ) この間隔測定装置では、偏光ビー
ムスプリッタ13からガラス15,16までの距離に関
わらず、筐体30内の構成を共通化できる。このため、
間隔測定装置に広い汎用性を持たせることができ、その
生産効率が向上して低コスト化することができる。
【0065】(ニ) この間隔測定装置では、第1及び
第2受光素子23,24を備え、両受光素子23,24
が互いに位相の逆転した干渉信号を出力し、両方の干渉
信号の差を求めるようになっている。このため、例えば
1つの受光素子23のみを使用した場合よりも、参照光
Rと計測光Mとの干渉による強度変化をほぼ2倍に増幅
して取り出すことができ、間隔測定における感度が向上
できる。従って、第1及び第2の反射面15a,16a
の間隔を、さらに高精度に測定することができる。ま
た、分割ビームスプリッタ17及び合成ビームスプリッ
タ22で透過または反射される光束をもれなく受光する
ことができて、無駄がない。さらに、 (ホ) この間隔測定装置では、各受光素子23,24
から出力される干渉信号の強度が最大または最小となっ
たときの参照光Rと計測光Mとの光路長r,mの差から
第1及び第2の反射面15a,16aの間隔を求めるよ
うになっている。ここで、参照光Rの光路長rは固定で
あり、計測光Mの光路長mは移動ステージ20の位置を
検出することで容易かつ正確に求まる。このため、第1
及び第2の反射面15a,16aの間隔を、容易かつ高
精度に求めることができる。
【0066】(ヘ) この間隔測定装置では、光源11
は所定方向の直線偏光を出射するとともに、ガラス1
5,16との間に偏光ビームスプリッタ13及びλ/4
板14が配設されている。このため、平行光学系12か
らの平行光束のほとんど全てをガラス15,16に供給
できるとともに、ガラス15,16で反射された光束の
ほとんど全てを、分割ビームスプリッタ17に無駄なく
導くことができる。従って、第1及び第2受光素子2
3,24により多くの光束を入射させることができ、第
1及び第2の反射面15a,16aの間隔を、さらに高
精度に測定することができる。
【0067】(ト) この間隔測定装置では、その構成
の大部分が環境が一定に保たれた筐体30内に収容され
ている。このため、計測光M及び参照光Rの受ける空気
の揺らぎ等の影響を著しく低減することができ、第1及
び第2の反射面15a,16aの間隔をより高精度に測
定することができる。 (第2の実施形態)前記第1の実施形態では、間隔測定
装置の基本構成をマッハツェンダ型干渉計で構成した
が、図4のように、マイケルソン型干渉計で構成するこ
とも可能である。
【0068】図4において、図1中の要素と共通する要
素には、共通の符号が付されている。この間隔測定装置
は、第1の実施形態と同様の光源11、平行光学系1
2、偏光ビームスプリッタ13及びλ/4板14を有
し、ガラス15,16に対して光束を入射する構成にな
っている。ガラス15の第1の反射面15a及びガラス
16の第2の反射面16aで反射した光束は、偏光ビー
ムスプリッタ13を透過して分割手段及び干渉手段を構
成するハーフミラー41に入射する。ハーフミラー41
は、ガラス15,16側から入射された光の一部を可動
反射ミラー42側に計測光Mとして反射させ、残りを参
照光Rとして透過させて固定反射ミラー43へ入射する
機能を持っている。
【0069】可動反射ミラー42は、移動ステージ20
に固定されて第1の実施形態のコーナーキューブ18と
同様に移動するようになっており、ハーフミラー41か
ら入射された計測光Mを該ハーフミラー41へ向けて反
射する。固定反射ミラー43は固定され、ハーフミラー
41から入射された参照光Rを再び該ハーフミラー41
へ反射する。ハーフミラー41は、反射ミラー42側か
ら入射された計測光Mの一部を受光素子44側へ透過さ
せ、反射ミラー43側から入射した参照光Rの一部を受
光素子44側へ反射させるようになっている。
【0070】よって,受光素子44には,計測光Mと参
照光Rの干渉光が入射されることになる。受光素子44
は、入射された光の強度に対応する干渉信号を主制御系
25に出力するものである。
【0071】この間隔測定装置では、ハーフミラー41
が計測光Mと参照光Rとを分割するとともに計測光Mと
参照光Rとを干渉させる。ここで、計測光Mと参照光R
とが干渉する前に、移動ステージ20で可動反射ミラー
42の位置をずらせて計測光Mの光路長を変化させる。
これにより,第1の実施形態の図3と同様の干渉信号が
得られる。図3と同様の干渉信号が得られると、主制御
系25は、干渉信号の包絡線における極大値或いは極小
値から反射面15a,16aの間隔が求められる。そし
て、主制御系25は、極大値或いは極少値を干渉信号の
補間によって求め、第1の実施形態と同様に、移動ステ
ージ20の位置からガラス15,16の間隔を求める。
【0072】以上の構成の第2の実施形態の間隔測定装
置では、第1の実施形態と同様の効果に加えて、下記の
効果が得られる。 (チ) この間隔測定装置では、ハーフミラー41が計
測光Mと参照光Rとを分離するとともに計測光Mと参照
光Rとを干渉させるようになっている。このため、合成
ビームスプリッタ22等が不要になり、装置のさらなる
小型化が可能になる。 (第3の実施形態)本発明の第3の実施形態の面形状測
定装置の概要を、図5を参照しつつ説明する。
【0073】図5の面形状測定装置は、面形状測定手段
であるフィゾー型干渉計51と、ヌルレンズ系52と、
フィゾーレンズ53とを有している。前記フィゾー型干
渉計51は、例えばHe−Neレーザ光からなる面形状
測定用光束Lsを発生する光源としてのレーザ光源54
を内蔵している。
【0074】前記ヌルレンズ系52は、干渉計51から
出射された前記光束Ls及び干渉計51に戻る前記光束
Lsをフィゾーレンズ53の光軸に平行にする役割を担
っている。ヌルレンズ系52を通過した前記光束Ls
は、フィゾーレンズ53に入射するようになっている。
【0075】前記フィゾーレンズ53は、参照面53a
を有しており、その参照面53aがレンズ、ミラー等の
光学素子からなる測定対象物の被検面55に対向するよ
うに配置されている。前記フィゾーレンズ53は、参照
面53aにおいてヌルレンズ系52側から入射した前記
光束Lsの一部を反射させるとともに、残りを透過する
機能を有している。フィゾーレンズ53を透過した前記
光束Lsは、該レンズ53の参照面53aの法線方向に
進み、測定対象物の被検面55で反射され、同じ光路を
戻る構成になっている。
【0076】この面形状測定装置には、さらに、筐体3
0内に収容された第1の実施形態の間隔測定装置が、間
隔測定手段の間隔測定ユニット56として組み込まれて
いる。間隔測定ユニット56から出射された間隔測定用
光束Ldは、間隔測定用光学手段としてのダイクロイッ
クミラー57に入射するようになっている。このダイク
ロイックミラー57は、ヌルレンズ系52と干渉計51
との間に常時配置されている。ダイクロイックミラー5
7は、間隔測定用光束Ldをその光軸が面形状測定用光
束Lsの光軸に平行になるように折り曲げ、該間隔測定
用光束Ldをヌルレンズ系52を介してフィゾーレンズ
53及び被検面55に入射させるように機能する。
【0077】この面形状測定装置は、フィゾーレンズ5
3の参照面53aと被検面55との相対距離を求めると
ともに該被検面55の形状を測定をする装置である。す
なわち、フィゾー型干渉計51が出射した面形状測定用
光束Lsは、ダイクロイックミラー57を透過してヌル
レンズ系52に入射する。ヌルレンズ系52は、干渉計
51側から入射した面形状測定用光束Lsを平行にして
フィゾーレンズ53へと透過させる。フィゾーレンズ5
3は、ヌルレンズ系52から入射した面形状測定用光束
Lsの一部を反射してヌルレンズ系52側へ戻す。フィ
ゾーレンズ53を透過した面形状測定用光束Lsは法線
方向に広がり、被検面55で反射されて該フィゾーレン
ズ53を透過してヌルレンズ系52に戻る。
【0078】ヌルレンズ系52は、参照面53a及び被
検面55側から反射された面形状測定用光束Lsを干渉
計51に戻す。干渉計51には、参照面53aで反射し
た面形状測定用光束Lsと被検面55で反射した面形状
測定用光束Lsとが、同じ光路を通過して入射する。こ
のため、これらの反射した面形状測定用光束Lsが干渉
し、干渉計51にて干渉縞が生じることになる。干渉計
51では、図示しない受光素子により、干渉縞を電気信
号に変換し、該電気信号に基づき被検面の形状データを
得る。
【0079】一方、間隔測定ユニット56が出射する間
隔測定用光束Ldは、ダイクロイックミラー57で反射
して面形状測定用光束Lsの光軸と平行に進み、ヌルレ
ンズ系52を介して参照面53a及び被検面55に達す
る。間隔測定用光束Ldは、面形状測定用光束Lsと同
様に、参照面53a及び被検面55で反射し、ヌルレン
ズ系52を透過してダイクロイックミラー57に入射す
る。ダイクロイックミラー57は、ヌルレンズ系52側
から進んできた間隔測定用光束Ldを反射して間隔測定
ユニット56に入射させる。間隔測定ユニット56は、
内部で第1の実施形態と同様の処理を行って参照面53
a及び被検面55の間隔を求める。この結果、フィゾー
レンズ53の参照面53aの曲率半径が既知であれば、
該曲率半径に、面形状測定の結果と間隔測定の結果を加
味することで、被検面55の曲率半径の値もより高精度
に求められる。
【0080】なお、被検面55や参照面53aから反射
した面形状測定用光束Ls及び間隔測定用光束Ldは、
両方ともダイクロイックミラー57に進む。ここで、面
形状測定用光束Lsに、例えばHe−Neレーザを使用
した場合、その波長は633nmである。この場合、間
隔測定用光束Ldに、波長が680nmのLSD光を使
用することが望ましい。このようにすることで、両光束
Ls,Ldを十分に分離することができるとともに、そ
の波長が比較的近いためヌルレンズ系52等で発生する
収差を少なくすることができる。
【0081】このような構成の面形状計測装置では、以
下のような効果が得られる。 (リ) この面形状測定装置では、第1の実施形態の間
隔測定装置が間隔測定ユニット56として組み込まれて
いる。このため、間隔測定ユニット56での被検面55
と参照面53aとの間の間隔測定結果を勘案して、フィ
ゾー型干渉計51により被検面55の形状をより高精度
に測定できるようになる。 (変形例)なお、上記各実施形態は、例えば以下のよう
なが種々の変形が可能である。
【0082】・ 第3の実施形態では、ダイクロイック
ミラー57をフィゾー型干渉計51からの面形状測定用
光束Lsの光路内に常時配置して、間隔測定及び面形状
測定の両方を同時にできるようにした。これに対して、
例えば図5に一点鎖線で示すように、例えば面形状測定
用光束Lsの光路内に出没する光路切替手段としてのシ
ャッタ61を設けるとともに、間隔測定用光束Ldの光
路内に出没する光路切替手段としてのシャッタ62を設
けて、面形状測定用光束Ls及び間隔測定用光束Ldの
光路を適宜切り替えるように構成してもよい。
【0083】この場合、参照面53aと被検面55との
間隔測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路
内にシャッタ61を挿入するととも間隔測定用光束Ld
の光路内からシャッタ62を退避させて、間隔測定ユニ
ット56からの間隔測定用光束Ldを参照面53a及び
被検面55に導く。一方、面形状の測定を行う場合に
は、面形状測定用光束Lsの光路内からシャッタ61を
退避させるととも間隔測定用光束Ldの光路内にシャッ
タ62を挿入し、フィゾー型干渉計51からの面形状測
定用光束Lsを参照面53a及び被検面55に導く。こ
のようにした場合、間隔測定用光束Ldが干渉計51内
に導かれたり、面形状測定用光束Lsが間隔測定ユニッ
ト56内に導かれたりすることがなく、面形状測定及び
間隔測定の精度を高く維持することができる。
【0084】・ 第3の実施形態では、ダイクロイック
ミラー57をフィゾー型干渉計51からの面形状測定用
光束Lsの光路内に常時配置して、間隔測定及び面形状
測定の両方を同時にできるようにした。これに対して、
例えば図5に二点鎖線で示すように、ダイクロイックミ
ラー57を可動反射手段としての全反射ミラー65に変
更し、その全反射ミラー65を面形状測定用光束Lsの
光路内に挿脱可能に配置してもよい。
【0085】この場合、参照面53aと被検面55との
間隔測定を行う場合には、面形状測定用光束Lsの光路
内に全反射ミラー65を挿入して、間隔測定ユニット5
6からの間隔測定用光束Ldを参照面53a及び被検面
55に導く。一方、面形状の測定を行う場合には、面形
状測定用光束Lsの光路内から全反射ミラー65を退避
させ、フィゾー型干渉計51からの面形状測定用光束L
sを参照面53a及び被検面55に導く。このようにし
た場合、前記各実施形態の効果に加えて、間隔測定用光
束Ldを、無駄なく使用することができる。
【0086】・ 第1の実施形態では、2個の受光素子
23,24を設け、位相が反転した干渉信号を出力させ
てS/N比を向上させていたが、S/N比を向上させる
必要がないときには、第2の実施形態のように、1個の
受光素子23のみを設けて干渉信号を出力するようにし
てもよい。
【0087】・ 第1及び第2の実施形態では、光源1
1とガラス15,16との間に、偏光ビームスプリッタ
13とをλ/4板14とを配置したが、λ/4板14を
省略するとともに偏光ビームスプリッタ13を通常のビ
ームスプリッタに変更してもよい。
【0088】・ 第3の実施形態では、第1の実施形態
の間隔測定装置を組み込んだ構成にしているが、第2の
実施形態の間隔測定装置を組み込んでもよい。 ・ 第1の実施形態において、2つのコーナーキューブ
18,19をともに、移動可能に配置してもよい。この
場合、両コーナーキューブ18,19の位置から、参照
光Rと計測光Mとの光路長の差を求め、その光路長の差
に基づいて第1及び第2の反射面15a,16aの間隔
を求める。
【0089】・ 第3の実施形態において、ダイクロイ
ックミラー57に代えて、ハーフミラーを採用してもよ
い。
【0090】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の発明によれば、装置から第1及び第2の面まで
の距離とは無関係にその干渉光の状態が変化するので、
装置全体を小型化することができる装置の汎用性を向上
させることができる。
【0091】請求項2に記載の発明によれば、第1の面
と第2の面との間隔を、より容易かつより高精度に求め
ることができる。請求項3に記載の発明によれば、第1
の面からの反射光と第2の面からの反射光を無駄なく利
用できる。
【0092】請求項4に記載の発明によれば、干渉光に
おけるS/N比を向上でき、耐ノイズ性を向上でき、一
層高精度に間隔測定を行うことができる。請求項5に記
載の発明によれば、反射面から反射する光の無駄を著し
く低減することができる。
【0093】請求項6に記載の発明によれば、第1及び
第2の反射面で反射する光束が受ける空気の揺らぎや埃
等の外乱の影響を共通化でき、間隔測定の精度を向上す
ることができる。
【0094】請求項7に記載の発明によれば、より高精
度に求められた参照面と被検面との間隔に基づいて、被
検面の形状をより高精度に求めることができる。請求項
8に記載の発明によれば、面形状測定用光束の光路内に
おいて、参照面と被検面との間隔をより高精度かつ確実
に測定することができ、被検物の面形状を容易にかつよ
り高精度に測定することができる。
【0095】請求項9に記載の発明によれば、面形状測
定時に間隔測定用光束が面形状測定手段側に導かれた
り、間隔測定時に面形状測定用光束が間隔測定手段側に
導かれたりするのを回避することができる。従って、面
形状測定及び間隔測定の精度を高く維持することができ
る。
【0096】請求項10に記載の発明によれば、参照面
と被検面との間隔測定時において、間隔測定用光束を無
駄なく有効に使用することができる。請求項11に記載
の発明によれば、面形状測定装置全体が大型化するのを
抑制することができるとともに、光学素子等のより高精
度な面形状の測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の間隔測定装置を示
す概略構成図。
【図2】 図1の間隔測定装置における光路長の説明
図。
【図3】 図1の受光素子の入射する干渉光の特性図。
【図4】 本発明の第2の実施形態の間隔測定装置を示
す概略構成図。
【図5】 本発明の第3の実施形態及び変更例の面形状
測定装置を示す概略構成図。
【図6】 従来の間隔測定装置の一例を示す概略構成
図。
【図7】 図6の受光素子に入射する干渉光の特性図。
【符号の説明】
11…光源、13…光束中継手段としての変更ビームス
プリッタ、14…変換手段としてのλ/4板、17…分
割手段としての分割ビームスプリッタ、15a…第1の
面としての第1の反射面、16a…第2の面としての第
2の反射面、20…光路長変更手段としての移動ステー
ジ、22…干渉手段としての合成ビームスプリッタ、2
3…第1検出手段としての第1受光素子、24…第2検
出手段としての第2受光素子、25…測長手段を構成す
る主制御系、30…環境調節手段としての筐体、41…
分割手段及び干渉手段を構成するハーフミラー、51…
面形状測定手段を構成するフィゾー型干渉計、53a…
参照面、54…被検面、56…間隔測定手段を構成する
間隔測定ユニット、57…間隔測定用光学手段としての
ダイクロイックミラー、61,62…光路切替手段をな
すシャッタ、65…可動反射手段をなす全反射ミラー、
M…第1の光束としての計測光、M1…第1の干渉光の
1成分をなす計測光、M2…第2の干渉光の1成分をな
す計測光、Ld…間隔測定用光束、Ls…面形状測定用
光束、R…第2の光束としての参照光、R1…第1の干
渉光の1成分をなす参照光、R2…第2の干渉光の1成
分をなす参照光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA04 AA09 BB03 CC10 EE05 FF03 GG12 GG16 GG22 GG23 GG38 GG47 GG59 HH06 2F065 AA22 AA53 BB01 BB05 BB22 CC21 DD02 DD04 DD11 FF49 FF52 FF61 FF67 GG01 GG05 GG24 HH10 HH13 JJ01 JJ05 JJ09 LL00 LL04 LL10 LL17 LL20 LL36 LL37 LL46 PP02 QQ25 QQ27 QQ32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光束を第1の面に照
    射させるとともに、前記第1の面を透過した前記光束を
    第2の面に照射させ、前記第1の面及び第2の面からの
    反射光に基づいて該第1及び第2の面の間隔を求める間
    隔測定装置において、 前記第1及び第2の面からの反射光を第1の光束及び第
    2の光束に分割する分割手段と、 前記分割手段で分割された前記第1の光束と第2の光束
    を干渉させる干渉手段と、 少なくとも前記第1の光束の光路長を前記第2の光束と
    干渉させる前に変化させる光路長変更手段と、 前記干渉手段で干渉した干渉光の光情報と前記光路長と
    に基づいて前記第1及び第2の面の間隔を求める測長手
    段とを、備えたことを特徴とする間隔測定装置。
  2. 【請求項2】 前記測長手段は、前記干渉光の光情報と
    して、前記干渉光のコントラストが最大になったときの
    前記光路長に基づいて前記第1及び第2の反射面の間隔
    を求めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    間隔測定装置。
  3. 【請求項3】 前記干渉手段は前記第1の光束と前記第
    2の光束とに基づいて互いに位相の反転した第1の干渉
    光と第2の干渉光とを発生させるとともに、前記測長手
    段は前記第1及び第2の干渉光をそれぞれ別々に検出す
    る第1検出手段及び第2検出手段を有することを特徴と
    する請求項1または請求項2のうちいずれか一項に記載
    の間隔測定装置。
  4. 【請求項4】 前記測長手段は、前記第1検出手段の検
    出結果と前記第2検出手段の検出結果との差に基づいて
    前記第1及び第2の面間の間隔を求めるようにしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の間隔測定装置。
  5. 【請求項5】 前記光源と前記第1及び第2の面との間
    に、前記光源から出射された光束を反射または透過さ
    せ、所定方向と直交方向の直線偏光を透過または反射さ
    せる光束中継手段と、所定方向の直線偏光の光束を円偏
    光の光束に変換する変換手段とを備え、前記第1及び第
    2の面からの反射光を前記変換手段及び前記光束中継手
    段を介して前記分割手段に導くようにしたことを特徴と
    する請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の
    間隔測定装置。
  6. 【請求項6】 前記分割手段から前記干渉手段に到る各
    光路の環境をほぼ一定に保つ環境調節手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に
    記載の間隔測定装置。
  7. 【請求項7】 光源からの面形状測定用光束を所定の参
    照面及び測定対象物の被検面に照射し、該参照面及び被
    検面から反射した反射光束に基づいて該被検面の形状を
    求める面形状測定手段を備えた面形状測定装置におい
    て、 前記参照面と前記被検面との間隔を測定する間隔測定手
    段を備えたことを特徴とする面形状測定装置。
  8. 【請求項8】 前記参照面及び前記被検面と前記面形状
    測定手段との間の前記面形状測定用光束の光路中に配置
    され、前記面形状測定用光束の光軸とほぼ平行に前記参
    照面及び前記被検面へ間隔測定用光束を導くための間隔
    測定用光学手段を備えたことを特徴とする請求項7に記
    載の面形状測定装置。
  9. 【請求項9】 前記間隔測定用光学手段は、前記面形状
    測定用光束と前記間隔測定用光束との光路を切り替える
    光路切替手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載
    の面形状測定装置。
  10. 【請求項10】 前記間隔測定用光学手段は、前記面形
    状測定用光束の光路内に挿脱可能に配置され、前記間隔
    測定用光束をほぼ全反射する可動反射手段からなること
    を特徴とする請求項8に記載の面形状測定装置。
  11. 【請求項11】 前記間隔測定手段は、前記参照面及び
    被検面を前記第1及び第2の反射面とする前記請求項1
    〜請求項6のうちいずれか一項に記載の間隔測定装置か
    らなることを特徴とする請求項7〜請求項10のうちい
    ずれか一項に記載の面形状測定装置。
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