JPH063107A - 干渉計システム - Google Patents

干渉計システム

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Publication number
JPH063107A
JPH063107A JP4165727A JP16572792A JPH063107A JP H063107 A JPH063107 A JP H063107A JP 4165727 A JP4165727 A JP 4165727A JP 16572792 A JP16572792 A JP 16572792A JP H063107 A JPH063107 A JP H063107A
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JP
Japan
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light
polarization
polarized
optical path
beam splitter
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Application number
JP4165727A
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English (en)
Inventor
Soichi Nakamura
荘一 中村
Shiro Sugimori
四郎 杉森
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH063107A publication Critical patent/JPH063107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 干渉計システムにおいて、測長精度を低下さ
せずに小型化する 【構成】 「互いに直交する方向に直線偏光を行う偏光
成分を有する平行光束化された偏光ビーム」を偏光方向
に応じて分割する分割手段5、分割された2つの偏光ビ
ーム51、52の各々の光路において被測定物34と共
に移動する平面状の反射面9c、14cを有する反射手
段9、14、反射手段と対向して配置され反射手段との
間で(n+1)回ビームを往復させることで被測定物の
移動距離の2×(n+1)倍の光路長変化を得る固定光
学素子7、12、被測定物の移動距離に比例する位相差
を持った互いに直交する方向に偏光する一対の偏光ビー
ムを合致させる合致手段15とを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナノメーターオーダー
の精度で絶対測長を行なう光学式干渉計システムに関
し、特に、従来より極めて小型の干渉計に関するもので
ある。このような干渉計は、電子顕微鏡の試料室内での
寸法測定用、高精度のXYテーブルにおける移動距離測定
用、半導体製造装置でのICパターン寸法測定用等に使用
される。
【0002】
【従来の技術】従来、微細な線幅の測定を行なう場合に
は、例えば、『計測自動制御学会論文集 vol.26 no.9
(1990) 「マイクロパターン絶対測長装置の開発」』に
見られるように、電子顕微鏡で被測定物を観測しながら
干渉計による測長を行っている。ここで使用される干渉
計としては、例えば、参照光と測定光との光路差を増倍
させて高精度での測長を可能とした光路差増倍差動干渉
測長装置(以下、単に「測長装置」と略す)が用いられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとしする課題】ところが、従来の測
長装置は非常に大きく、電子顕微鏡の試料室に配置する
に際しては、該試料室を前記測長装置に合わせて大型化
する必要があった。そのため、電子顕微鏡の構成自体が
大型化してしまった。本発明は、従来の測長装置の測長
精度を低下させることなく、該装置を小型化することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、「互いに直交する方向に直線偏光を行う偏光成
分を有する平行光束化された偏光ビーム」を偏光方向に
応じて分割する分割手段、前記分割された2つの偏光ビ
ームの各々の光路において被測定物の移動と共に移動す
る平面状の反射面を有する反射手段、該反射手段と対向
して配置され前記反射手段との間で(n+1:nは整
数)回前記偏光ビームを往復させることで前記被測定物
の移動距離の2×(n+1)倍の光路長変化を得る固定
光学素子、および前記被測定物の移動距離に比例する位
相差を持った互いに直交する方向に偏光する一対の偏光
ビームを合致させる合致手段、とで干渉計システムを構
成した(請求項1記載の発明:以下、第1発明とい
う)。
【0005】また、前記第1発明が、前記「互いに直交
する方向に直線偏光を行う偏光成分を有する平行光束化
された偏光ビーム」を、互いに直交した偏光成分を有す
る偏光ビームから形成するか、または直線偏光ビームを
紙面に45°傾いた直線偏光の平行光束とすることで形成
する光源部を備えるようにした(請求項2記載の発
明)。
【0006】さらに、前記第1発明が、被測定物を移動
させると共に前記反射手段が設置された移動基板と、前
記反射手段および固定光学素子にそれぞれ設けられた互
いに直交する反射面と、前記反射手段および固定光学素
子のいずれか一方に設けられた前記直交する反射面に各
々45°の角度で交わる測定基準反射面と、該測定基準反
射面への入射光および該基準反射面からの反射光が各々
通過するように前記測定基準反射面と対向して配置され
た 1/4波長板と、を有し、前記測定基準反射面に入射す
る偏光ビームがS偏光の時は出射する偏光ビームがP偏
光に、また入射する偏光ビームがP偏光の時は出射する
偏光ビームがS偏光に変換するようにした(請求項3記
載の発明)。
【0007】また、前記第1発明において、分割手段が
前記合致手段を兼ねるようにした(請求項4記載の発
明)。さらにまた、前記第1発明が、前記合致手段から
出射した偏光ビームを2方向に分割するビームスプリッ
タ、該2分割された偏光ビームの各光路中に設置された
1/2波長板、前記2分割されたビームの1方の偏光ビー
ムの光路中に設置された 1/4波長板、前記2分割された
偏光ビームがそれぞれ前記 1/2波長板および 1/4波長板
を通過した後の光路中に設置された偏光ビームスプリッ
タ、および該偏光ビームスプリッタにより分割した偏光
ビームを各々光伝搬手段に導入するための結像手段、と
を有する出力光学系を備えるようにした(請求項5記載
の発明)。
【0008】
【作用】従来の測長装置では、測定光を反射させるため
にコーナキューブを使用していた。しかし、このコーナ
キューブは、高さ寸法が大きいため、各光学素子間との
アライメント上、他の光学素子にも同程度の高さ寸法を
要求していた。そのため、測長装置の高さ寸法が前記コ
ーナキューブの寸法に制約されてしまい、該測定の小型
化を難しくしていた。これに対して、本発明では、コー
ナキューブの代わりに平行平面を有するプリズムを使用
している。このプリズムは、コーナキューブに比較して
高さ寸法を遥かに小さくすることができる。また、前記
プリズム部分の高さを低くすることで他の光学素子の高
さも同様に低くすることができる。その結果、干渉計を
小型化(特に高さ方向)することが可能となる。
【0009】また、従来はコーナキューブと固定プリズ
ムとの間に複数回光(ビーム)を往復させることで、光
路差を倍増させていたが、本発明では、平行平面を有す
る反射手段(例えば、移動プリズム)と固定光学素子
(例えば、固定プリズム)とを対向させて配置するか、
あるいは反射手段と平行平面を有する固定光学素子とを
対向させて配置することにより、この両者の間で複数回
光(ビーム)を往復させて光路差を倍増することで光学
的分解能を高めるようにした。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す概略平面図
である。本実施例は、例えば電子顕微鏡における試料を
移動させる際に、その移動量を、「試料を載置する載置
台が設けられた移動基板」の移動量を測定することで求
めるように構成してある。本実施例の干渉計は、基板3
6に配置された、光源から出射した光(レーザ光)を偏
光方向に応じて2つに分割する光学系(以下、偏光分割
光学系という)と、分割された2つのレーザ光を別々の
光学系を通して各々被測定物(前記移動基板)に設置さ
れた反射手段に照射し、この反射手段よる2つの反射光
の間に光路差を生じさせると共に、該光路差を増倍させ
る光学系(以下、光路差増倍光学系という)と、前記2
つの反射光を干渉させた干渉光を測定して移動量を求め
る光学系(以下、出力光学系という)、の3つの光学系
により構成されている。
【0011】前記偏光分割光学系は、直線偏光ビーム
(以下、単にレーザ光という)を出射するレーザ光源
1、前記レーザ光を伝搬させる偏波面保存ファイバ2、
前記レーザ光を平行光束化するコリメートレンズ3、1/
2 波長板4、および前記レーザ光を偏光方向に応じて2
つに分割する偏光ビームスプリッタ5とで構成されてい
る。
【0012】前記光路差増倍光学系は、レーザ光の進路
を90°変える直角プリズム6、3か所の反射面を有する
直角プリズム7、12、および1/4 波長板8、13とを
備えている。また、4つのたわみ梁37で基板36に支
持された移動基板34上に設置された、各々平行平面9
c、14cを有する直角プリズム9、14とを有してい
る。移動基板34には該基板34を移動させる駆動手段
としてピエゾ素子33が設置され、移動基板34を図中
X方向に移動させることで載置台35に載置された試料
10を移動させることができる。なお、この光路差増倍
光学系は、平行平面9c、14cに対する入射光および
反射光の光軸方向が、前記X方向と同方向となるように
配置されている。
【0013】前記出力光学系は、直角プリズム9、14
で反射した各反射光を2つに分割するビームスプリッタ
15、分割された一方のレーザ光の光路中に設置された
1/4波長板21、直角プリズム22、両光路に対して配
置された1/2 波長板16、両光路のレーザ光に対して偏
光方向に応じて2つに分離する偏光ビームスプリッタ1
7、23、各偏光ビームスプリッタ17、23で分離さ
れたうちの一方の光路中に設置された直角プリズム1
9、25、および反射光の各光路に対して設置された結
像レンズ18、20、24、26とを備えている。さら
に、前記各結像レンズにより集光されたレーザ光を各々
伝搬するライトガイド27、28、29、30と、これ
らライトガイドからの干渉光を信号処理部32に導く石
英系のファイバ31とを有している。信号処理部32
は、ライトガイドによって送られた前記4つの光信号
(干渉光)を電気信号に変換するディテクタ、互いに逆
位相の信号を減算する差動アンプ、一周期毎にパルスを
発生させて計数する周期カウンタ、一周期中の位相を多
分割する分割カウンタ、これら周期カウンタと分割カウ
ンタにおける2つのデータを加算した値に波長を乗じる
CPU、および CPUでの結果を移動基板34の移動量とし
て表示する表示手段、とを有している。
【0014】次に、測定時のレーザ光の伝搬について説
明する。レーザ光源1から出射した直線偏光ビーム(以
下、レーザ光という)は、偏波面保存ファィバ2内を伝
搬してコリメートレンズ3に入射して平行光束化され
る。そして、1/2 波長板4を通過することで紙面に対し
て45°傾いた直線偏光となって偏光ビームスプリッタ5
に入射する。レーザ光は、偏光ビームスプリッタ5によ
って、前記光路差増倍光学系における差動系を形成する
S(直線)偏光の第1の測定光(図中、左方向へ進む)
51とP(直線)偏光の第2の測定光(図中、右方向へ
進む)52とに分離され、光路差増倍光学系に進む。
【0015】偏光ビームスプリッタ5で反射された第1
の測定光51は、直角プリズム6により進行方向を90°
変えられ直角プリズム7に入射する。そして、この第1
の測定光51は直角プリズム7の各反射面と直角プリズ
ム9の各反射面との間で反射を繰り返した(図では一往
復させた場合を示し、反射面7a、9a、9b、7b、
7cの順で反射する)後、1/4 波長板8を通過して直角
プリズム9の平行平面9cに入射してここで反射する。
反射した第1の測定光は、再度1/4 波長板8を通過する
ことでP偏光となり、入射時とは逆の経路を通って偏光
ビームスプリッタ5に向かう。
【0016】一方、偏光ビームスプリッタ5を通過した
第2の測定光52は、直角プリズム6を経て直角プリズ
ム12に入射する。そして、参照光51と同様に直角プ
リズム12と平行平面14cを有する直角プリズム14
との間で反射を繰り返した(図では一往復させた場合を
示し、反射面12a、14a、14b、12b、12c
の順で反射する)後、1/4 波長板13を通過して直角プ
リズム14の平行平面14cに入射してここで反射す
る。反射した第2の測定光52は、再度1/4 波長板13
を通過することでS偏光となり、逆の経路を通って偏光
ビームスプリッタ5に向かう。
【0017】戻ってきた各測定光51および52は、偏
光ビームスプリッタ5で重ねられて互いに干渉する。こ
の干渉光は、ビームスプリッタ15に入射して2方向に
分割される。ビームスプリッタ15を透過したレーザ光
(干渉光)は、1/2 波長板16により偏光面を45°傾け
られた状態で偏光ビームスプリッタ17に入射し、透過
光と反射光とに分離される。この偏光ビームスプリッタ
17における反射光の光軸と透過光の光軸は互いに直交
しており、干渉強度は逆相(即ち0°と180 °の位相信
号)となる。
【0018】一方、ビームスプリッタ15で反射したレ
ーザ光(干渉光)は、1/4 波長板21により前記参照光
と測定光の位相差が90°になる。この後、直角プリズム
22により進行方向を90°変えられて1/2 波長板16を
通過し、偏光ビームスプリッタ23に入射する。この偏
光ビームスプリッタ23で分離された透過光と反射光の
光軸は、前記偏光ビームスプリッタ17の場合と同様に
互いに直交しているため、位相差が180 °となっている
(つまり、90°と270 °の位相差信号が得られる)。
【0019】このようにして0°、180 °、90°、270
°の信号が得られる。これらの4つの信号は、各々結像
レンズ18、20、24、26により集光されてそれぞ
れレーザ光を伝搬するライトガイド27、28、29、
30内に導入される。そして、石英系ファイバ31によ
り信号処理部32に送られる。信号処理部32では、前
記4つの信号をディテクタで検出して電気信号に変換し
た後電気的に増幅する。そして、互いに逆位相の信号を
差動アンプ(図示せず)で減算することにより、90°の
位相差をもつ2つの信号を得る。この信号は一周期毎に
パルスを発生させて計数する周期カウンタと一周期中の
位相を多分割する分割カウンタ(共に図示せず)とに入
力される。 CPU(図示せず)では前記周期カウンタと分
割カウンタにおける2つのデータを加算し、この加算後
の値に波長を乗じることで、その結果を移動基板34の
移動量として表示する。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明では、反射手段とし
てコーナキューブの換わりに三角形の底辺に平行な平面
を持つプリズムを使用することで、干渉計の高さ寸法を
極めて小さくすることができる。そのため、電子顕微鏡
の試料室のようにスペースが限られている場所にも設置
することができる。また、XYテーブルや半導体製造装置
における高精度寸法測定用としても使用することができ
る。
【0021】さらに、本発明の干渉計を備えた干渉測長
装置を電子顕微鏡の試料室に設置すれば、光の波長を基
準とした絶対測定が可能となるので従来の比較測定より
も高い精度で測定することができる。なお、本発明は、
空気(大気)の「ゆらぎ」による測定誤差を除去するた
めに、2つの異なる波長の光(2色の光)を用いてこの
光の干渉によって同時に同一測定物の測長を行う光学系
を有する「2波長干渉計」においても適用できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の構成を示す概略平面図
である。
【図2】は、図1のAA’断面を示す概略図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 偏波面保存ファイバ 3 コリメートレンズ 4 1/2 波長板 5 偏光ビームスプリッタ 7 3カ所の反射面を有する直角プリズム 8 1/4 波長板 9 平行平面を有する直角プリズム 10 試料 12 3カ所の反射面を有する直角プリズム 13 1/4 波長板 14 平行平面を有する直角プリズム 15 ビームスプリッタ 16 1/2 波長板 17 偏光ビームスプリッタ 21 1/4 波長板 23 偏光ビームスプリッタ 31 石英系ファイバ 32 信号処理部 33 ピエゾ素子 34 移動基板 36 固定基板 37 たわみ梁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ナノメーターオーダー
の精度で絶対測長を行なう光学式干渉計システムに関
し、特に、従来より極めて小型の干渉計に関するもので
ある。このような干渉計は、電子顕微鏡の試料室内での
寸法測定用、高精度のXYテーブルにおける移動距離測定
用、半導体製造装置でのICパターン寸法測定用等に使用
される。
【従来の技術】従来、微細な線幅の測定を行なう場合に
は、例えば、『計測自動制御学会論文集 vol.26 no.9
(1990) 「マイクロパターン絶対測長装置の開発」』に
見られるように、電子顕微鏡で被測定物を観測しながら
干渉計による測長を行っている。ここで使用される干渉
計としては、例えば、参照光と測定光との光路差を増倍
させて高精度での測長を可能とした光路差増倍差動干渉
測長装置(以下、単に「測長装置」と略す)が用いられ
ていた。
【発明が解決しようとしする課題】ところが、従来の測
長装置は非常に大きく、電子顕微鏡の試料室に配置する
に際しては、該試料室を前記測長装置に合わせて大型化
する必要があった。そのため、電子顕微鏡の構成自体が
大型化してしまった。本発明は、従来の測長装置の測長
精度を低下させることなく、該装置を小型化することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的のために、本発
明では、「互いに直交する方向に直線偏光を行う偏光成
分を有する平行光束化された偏光ビーム」を偏光方向に
応じて分割する分割手段、前記分割された2つの偏光ビ
ームの各々の光路において被測定物の移動と共に移動す
る平面状の反射面を有する反射手段、該反射手段と対向
して配置され前記反射手段との間で(n+1:nは整
数)回前記偏光ビームを往復させることで前記被測定物
の移動距離の2×(n+1)倍の光路長変化を得る固定
光学素子、および前記被測定物の移動距離に比例する位
相差を持った互いに直交する方向に偏光する一対の偏光
ビームを合致させる合致手段、とで干渉計システムを構
成した(請求項1記載の発明:以下、第1発明とい
う)。また、前記第1発明が、前記「互いに直交する方
向に直線偏光を行う偏光成分を有する平行光束化された
偏光ビーム」を、互いに直交した偏光成分を有する偏光
ビームから形成するか、または直線偏光ビームを紙面に
45°傾いた直線偏光の平行光束とすることで形成する光
源部を備えるようにした(請求項2記載の発明)。さら
に、前記第1発明が、被測定物を移動させると共に前記
反射手段が設置された移動基板と、前記反射手段および
固定光学素子にそれぞれ設けられた互いに直交する反射
面と、前記反射手段および固定光学素子のいずれか一方
に設けられた前記直交する反射面に各々45°の角度で交
わる測定基準反射面と、該測定基準反射面への入射光お
よび該基準反射面からの反射光が各々通過するように前
記測定基準反射面と対向して配置された 1/4波長板と、
を有し、前記測定基準反射面に入射する偏光ビームがS
偏光の時は出射する偏光ビームがP偏光に、また入射す
る偏光ビームがP偏光の時は出射する偏光ビームがS偏
光に変換するようにした(請求項3記載の発明)。ま
た、前記第1発明において、分割手段が前記合致手段を
兼ねるようにした(請求項4記載の発明)。さらにま
た、前記第1発明が、前記合致手段から出射した偏光ビ
ームを2方向に分割するビームスプリッタ、該2分割さ
れた偏光ビームの各光路中に設置された 1/2波長板、前
記2分割されたビームの1方の偏光ビームの光路中に設
置された 1/4波長板、前記2分割された偏光ビームがそ
れぞれ前記 1/2波長板および 1/4波長板を通過した後の
光路中に設置された偏光ビームスプリッタ、および該偏
光ビームスプリッタにより分割した偏光ビームを各々光
伝搬手段に導入するための結像手段、とを有する出力光
学系を備えるようにした(請求項5記載の発明)。
【作用】従来の測長装置では、測定光を反射させるため
にコーナキューブを使用していた。しかし、このコーナ
キューブは、高さ寸法が大きいため、各光学素子間との
アライメント上、他の光学素子にも同程度の高さ寸法を
要求していた。そのため、測長装置の高さ寸法が前記コ
ーナキューブの寸法に制約されてしまい、該測定の小型
化を難しくしていた。これに対して、本発明では、コー
ナキューブの代わりに平行平面を有するプリズムを使用
している。このプリズムは、コーナキューブに比較して
高さ寸法を遥かに小さくすることができる。また、前記
プリズム部分の高さを低くすることで他の光学素子の高
さも同様に低くすることができる。その結果、干渉計を
小型化(特に高さ方向)することが可能となる。また、
従来はコーナキューブと固定プリズムとの間に複数回光
(ビーム)を往復させることで、光路差を倍増させてい
たが、本発明では、平行平面を有する反射手段(例え
ば、移動プリズム)と固定光学素子(例えば、固定プリ
ズム)とを対向させて配置するか、あるいは反射手段と
平行平面を有する固定光学素子とを対向させて配置する
ことにより、この両者の間で複数回光(ビーム)を往復
させて光路差を倍増することで光学的分解能を高めるよ
うにした。
【実施例1】図1は、本発明の一実施例を示す概略平面
図である。本実施例は、例えば電子顕微鏡における試料
を移動させる際に、その移動量を、「試料を載置する載
置台が設けられた移動基板」の移動量を測定することで
求めるように構成してある。本実施例の干渉計は、基板
36に配置された、光源から出射した光(レーザ光)を
偏光方向に応じて2つに分割する光学系(以下、偏光分
割光学系という)と、分割された2つのレーザ光を別々
の光学系を通して各々被測定物(前記移動基板)に設置
された反射手段に照射し、この反射手段よる2つの反射
光の間に光路差を生じさせると共に、該光路差を増倍さ
せる光学系(以下、光路差増倍光学系という)と、前記
2つの反射光を干渉させた干渉光を測定して移動量を求
める光学系(以下、出力光学系という)、の3つの光学
系により構成されている。前記偏光分割光学系は、直線
偏光ビーム(以下、単にレーザ光という)を出射するレ
ーザ光源1、前記レーザ光を伝搬させる偏波面保存ファ
イバ2、前記レーザ光を平行光束化するコリメートレン
ズ3、1/2 波長板またはポラライザー4、および前記レ
ーザ光を偏光方向に応じて2つに分割する偏光ビームス
プリッタ5とで構成されている。前記光路差増倍光学系
は、レーザ光の進路を90°変える直角プリズム6、3か
所の反射面を有する直角プリズム7、12、および1/4
波長板8、13とを備えている。また、4つのたわみ梁
37で基板36に支持された移動基板34上に設置され
た、各々平行平面9c、14cを有する直角プリズム
9、14とを有している。移動基板34には該基板34
を移動させる駆動手段としてピエゾ素子33が設置さ
れ、移動基板34を図中X方向に移動させることで載置
台35に載置された試料10を移動させることができ
る。なお、この光路差増倍光学系は、平行平面9c、1
4cに対する入射光および反射光の光軸方向が、前記X
方向と同方向となるように配置されている。前記出力光
学系は、直角プリズム9、14で反射したあと前記光路
差増倍光学系の光路を戻ってきて合成された光束を2つ
に分割するビームスプリッタ15、分割された一方のレ
ーザ光の光路中に設置された1/4 波長板21、直角プリ
ズム22、両光路に対して配置された1/2 波長板16、
両光路のレーザ光に対して偏光方向に応じて2つに分離
する偏光ビームスプリッタ17、23、各偏光ビームス
プリッタ17、23で分離されたうちの一方の光路中に
設置された直角プリズム19、25、および反射光の各
光路に対して設置された結像レンズ18、20、24、
26とを備えている。さらに、前記各結像レンズにより
集光されたレーザ光を各々伝搬するライトガイド27、
28、29、30と、これらライトガイドからの干渉光
を信号処理部32に導く石英系のファイバ31とを有し
ている。信号処理部32は、ライトガイドによって送ら
れた前記4つの光信号(干渉光)を電気信号に変換する
ディテクタ、互いに逆位相の信号を減算する差動アン
プ、一周期毎にパルスを発生させて計数する周期カウン
タ、一周期中の位相を多分割する分割カウンタ、これら
周期カウンタと分割カウンタにおける2つのデータを加
算した値に波長を乗じる CPU、および CPUでの結果を移
動基板34の移動量として表示する表示手段、とを有し
ている。次に、測定時のレーザ光の伝搬について説明す
る。レーザ光源1から出射した直線偏光ビーム(以下、
レーザ光という)は、偏波面保存ファィバ2内を伝搬し
てコリメートレンズ3に入射して平行光束化される。そ
して、1/2 波長板4を通過することで紙面に対して45°
傾いた直線偏光となって偏光ビームスプリッタ5に入射
する。レーザ光は、偏光ビームスプリッタ5によって、
前記光路差増倍光学系における差動系を形成するS(直
線)偏光の第1の測定光(図中、左方向へ進む)51と
P(直線)偏光の第2の測定光(図中、右方向へ進む)
52とに分離され、光路差増倍光学系に進む。偏光ビー
ムスプリッタ5で反射された第1の測定光51は、直角
プリズム6により進行方向を90°変えられ直角プリズム
7に入射する。そして、この第1の測定光51は直角プ
リズム7の各反射面と直角プリズム9の各反射面との間
で反射を繰り返した(図では一往復させた場合を示し、
反射面7a、9a、9b、7b、7cの順で反射する)
後、1/4 波長板8を通過して直角プリズム9の平行平面
9cに入射してここで反射する。反射した第1の測定光
は、再度1/4 波長板8を通過することでP偏光となり、
入射時とは逆の経路を通って偏光ビームスプリッタ5に
向かう。一方、偏光ビームスプリッタ5を通過した第2
の測定光52は、直角プリズム6を経て直角プリズム1
2に入射する。そして、第1の測定光51と同様に直角
プリズム12と平行平面14cを有する直角プリズム1
4との間で反射を繰り返した(図では一往復させた場合
を示し、反射面12a、14a、14b、12b、12
cの順で反射する)後、1/4 波長板13を通過して直角
プリズム14の平行平面14cに入射してここで反射す
る。反射した第2の測定光52は、再度1/4 波長板13
を通過することでS偏光となり、逆の経路を通って偏光
ビームスプリッタ5に向かう。このとき、各測定光5
1、52は、試料10が移動した空間を3往復している
ので、この試料10の移動距離の6倍の光路長変化が得
られたことになる。戻ってきた各測定光51および52
は、偏光ビームスプリッタ5で重ねられて互いに干渉す
る。この干渉光は、ビームスプリッタ15に入射して2
方向に分割される。ビームスプリッタ15を透過したレ
ーザ光(干渉光)は、1/2 波長板16により偏光面を45
°傾けられた状態で偏光ビームスプリッタ17に入射
し、透過光と反射光とに分離される。この偏光ビームス
プリッタ17における反射光の光軸と透過光の光軸は互
いに直交しており、干渉強度は逆相(即ち0°と180 °
の位相信号)となる。一方、ビームスプリッタ15で反
射したレーザ光(干渉光)は、1/4 波長板21により前
記参照光と測定光の位相差が90°になる。この後、直角
プリズム22により進行方向を90°変えられて1/2 波長
板16を通過し、偏光ビームスプリッタ23に入射す
る。この偏光ビームスプリッタ23で分離された透過光
と反射光の光軸は、前記偏光ビームスプリッタ17の場
合と同様に互いに直交しているため、位相差が180 °と
なっている(つまり、90°と270 °の位相差信号が得ら
れる)。このようにして0°、180 °、90°、270 °の
信号が得られる。これらの4つの信号は、各々結像レン
ズ18、20、24、26により集光されてそれぞれレ
ーザ光を伝搬するライトガイド27、28、29、30
内に導入される。そして、石英系ファイバ31により信
号処理部32に送られる。信号処理部32では、前記4
つの信号をディテクタで検出して電気信号に変換した後
電気的に増幅する。そして、互いに逆位相の信号を差動
アンプ(図示せず)で減算することにより、90°の位相
差をもつ2つの信号を得る。この信号は一周期毎にパル
スを発生させて計数する周期カウンタと一周期中の位相
を多分割する分割カウンタ(共に図示せず)とに入力さ
れる。 CPU(図示せず)では前記周期カウンタと分割カ
ウンタにおける2つのデータを加算し、この加算後の値
に波長を乗じることで、その結果を移動基板34の移動
量として表示する。
【実施例2】図3は、本発明の他の実施例を示す概略平
面図である。なお、図3において図1と同一機能を有す
る構成要件は同一符号を付してその説明を適宜省略す
る。本実施例の干渉計も実施例1と同様、電子顕微鏡等
において試料の移動量の測定に用いられることを想定し
ている。この干渉計は、実施例1の干渉計と同様、偏光
分割光学系、光路差増倍光学系、出力光学系の3つの光
学系を備え、前記偏光分割光学系と出力光学系は実施例
1における各光学系とそれぞれ同じ構成である。本実施
例と実施例1の干渉計の違いは、本実施例ではレーザ光
源1から出射されたレーザ光を偏光方向に応じて2つに
分割する手段と、分割された各測定光を合致させる手段
とを別構成にしたことである。そして、前記光路差増倍
光学系は、レーザ光の進路を90°変える直角プリズム
6、2か所の反射面を有する直角プリズム60、61、
1/4 波長板8、13、および偏光ビームスプリッタ5
5、56、57とを備えている。また、4つのたわみ梁
37で基板36に支持された移動基板34上に設置され
た、それぞれ平行平面62c、63cを有する直角プリ
ズム62、63とを有している。この光路差増倍光学系
は、平行平面62c、63cに対する入射光および反射
光の光軸方向が移動基板34の移動方向Xと同じになる
ように配置される。次に、測定時のレーザ光の伝搬につ
いて説明する。レーザ光源1から出射したレーザ光は、
偏波面保存ファイバ2内を伝搬してコリメートレンズ3
に入射して平行光束化される。そして、ポラライザ4を
通過することで紙面に対して45°傾いた直線偏光となっ
て偏光ビームスプリッタ5に入射する。このレーザ光
は、偏光ビームスプリッタ5によって、前記光路差増倍
光学系(本実施例では5増倍:測定光が試料10が移動
した空間を5往復するので、この試料10の移動距離の
10倍の光路長変化が得られる)における差動系を形成す
るS(直線)偏光の第1の測定光51とP(直線)偏光
の第2の測定光52とに分離され、光路差増倍光学系に
進む。偏光ビームスプリッタ5で反射された第1の測定
光51は、直角プリズム6により進行方向を90°変えら
れ、偏光ビームスプリッタ55の偏光ビームスプリット
面55aで反射された後、平行平面62cを有する直角
プリズム62に入射する。そして、この第1の測定光5
1は、直角プリズム62の各反射面と直角プリズム60
の各反射面との間で反射を繰り返した後、1/4 波長板8
を通過して直角プリズム62の平行平面62cに入射し
てこの面で反射する。反射した第1の測定光51は、再
度1/4 波長板8を通過することでS偏光からP偏光に変
わり、直角プリズム62と直角プリズム60の各反射面
で反射を繰り返した後、ビームスプリッタ55の偏光ビ
ームスプリット面55aを通過する。そして、直角プリ
ズム6により進行方向を90°変えられて偏光ビームスプ
リッタ57に向かう。一方、偏光ビームスプリッタ5を
通過した第2の測定光52は、直角プリズム6を経て偏
光ビームスプリッタ56の偏光ビームスプリット面56
aを通過した後、直角プリズム63に入射する。そし
て、第1の測定光51と同じように直角プリズム61と
直角プリズム63との間で反射を繰り返した後、1/4 波
長板13を通過して直角プリズム63の平行平面63c
に入射してこの面で反射する。反射した第2の測定光5
2は、再度1/4 波長板13を通過することでP偏光から
S偏光に変わり、直角プリズム63と直角プリズム61
の各反射面で反射を繰り返した後、ビームスプリッタ5
6の偏光ビームスプリット面56aで反射する。そし
て、直角プリズム6により進行方向を90°変えられ、偏
光ビームスプリッタ57に向かう。各測定光51、52
は、試料10が移動した空間を5往復しているので、こ
の試料10の移動距離の10倍の光路長変化が得られたこ
とになる。戻ってきた各測定光51と52は、偏光ビー
ムスプリッタ57で重ねられて互いに干渉し、ビームス
プリッタ15に入射する。ビームスプリッタ15以降の
レーザ光(第1、第2の測定光)の伝搬過程は実施例1
と同一であるので説明を省略する。
【発明の効果】以上のように本発明では、反射手段とし
てコーナキューブの換わりに三角形の底辺に平行な平面
を持つプリズムを使用することで、干渉計の高さ寸法を
極めて小さくすることができる。そのため、電子顕微鏡
の試料室のようにスペースが限られている場所にも設置
することができる。また、XYテーブルや半導体製造装置
における高精度寸法測定用としても使用することができ
る。さらに、本発明の干渉計を備えた干渉測長装置を電
子顕微鏡の試料室に設置すれば、光の波長を基準とした
絶対測定が可能となるので従来の比較測定よりも高い精
度で測定することができる。なお、本発明は、空気(大
気)の「ゆらぎ」による測定誤差を除去するために、2
つの異なる波長の光(2色の光)を用いてこの光の干渉
によって同時に同一測定物の測長を行う光学系を有する
「2波長干渉計」においても適用できるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実施例1の構成を示す概略平面図である。
【図2】は、図1のAA’断面を示す概略図である。
図3】は、実施例2の構成を示す概略平面図である。
【主要部分の符号の説明】 1 レーザ光源 2 偏波面保存ファイバ 3 コリメートレンズ 4 1/2 波長板またはポラライザー 5 偏光ビームスプリッタ(分割手段または合致手段) 7 3カ所の反射面を有する直角プリズム 8 1/4 波長板 9 平行平面を有する直角プリズム 10 試料 12 3カ所の反射面を有する直角プリズム 13 1/4 波長板 14 平行平面を有する直角プリズム 15 ビームスプリッタ 16 1/2 波長板 17 偏光ビームスプリッタ 21 1/4 波長板 23 偏光ビームスプリッタ 31 石英系ファイバ 32 信号処理部 33 ピエゾ素子 34 移動基板 36 固定基板 37 たわみ梁55 偏光ビームスプリッタ 56 偏光ビームスプリッタ 57 偏光ビームスプリッタ(合致手段) 60 2か所の反射面を有する直角プリズム 61 2か所の反射面を有する直角プリズム
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 「互いに直交する方向に直線偏光を行う
    偏光成分を有する平行光束化された偏光ビーム」を偏光
    方向に応じて分割する分割手段、前記分割された2つの
    偏光ビームの各々の光路において被測定物の移動と共に
    移動する平面状の反射面を有する反射手段、該反射手段
    と対向して配置され前記反射手段との間で(n+1:n
    は整数)回前記偏光ビームを往復させることで前記被測
    定物の移動距離の2×(n+1)倍の光路長変化を得る
    固定光学素子、および前記被測定物の移動距離に比例す
    る位相差を持った互いに直交する方向に偏光する一対の
    偏光ビームを合致させる合致手段とを有することを特徴
    とする干渉計システム。
  2. 【請求項2】 前記「互いに直交する方向に直線偏光を
    行う偏光成分を有する平行光束化された偏光ビーム」
    を、互いに直交した偏光成分を有する偏光ビームから形
    成するか、または直線偏光ビームを紙面に45°傾いた直
    線偏光の平行光束とすることで形成する光源部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の干渉計システム。
  3. 【請求項3】 被測定物を移動させると共に前記反射手
    段が設置された移動基板と、 前記反射手段および固定光学素子にそれぞれ設けられた
    互いに直交する反射面と、 前記反射手段および固定光学素子のいずれか一方に設け
    られた前記直交する反射面に各々45°の角度で交わる測
    定基準反射面と、 該測定基準反射面への入射光および該基準反射面からの
    反射光が各々通過するように前記測定基準反射面と対向
    して配置された 1/4波長板と、を有することを特徴とす
    る請求項1記載の干渉計システム。
  4. 【請求項4】 前記分割手段が、前記合致手段を兼ねる
    ことを特徴とする請求項1記載の干渉計システム。
  5. 【請求項5】 前記合致手段から出射した偏光ビームを
    2方向に分割するビームスプリッタ、該2分割された偏
    光ビームの各光路中に設置された 1/2波長板、前記2分
    割されたビームの1方の偏光ビームの光路中に設置され
    た 1/4波長板、前記2分割された偏光ビームがそれぞれ
    前記 1/2波長板および 1/4波長板を通過した後の光路中
    に設置された偏光ビームスプリッタ、および該偏光ビー
    ムスプリッタにより分割した偏光ビームを各々光伝搬手
    段に導入するための結像手段とを有する出力光学系を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の干渉計システム。
JP4165727A 1992-06-24 1992-06-24 干渉計システム Pending JPH063107A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001324308A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Nikon Corp 間隔測定装置及び面形状測定装置
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