JP4664015B2 - 電子部品実装方法および電子部品実装装置 - Google Patents

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本発明は、電子部品を電子基板に実装する電子部品実装方法および電子部品実装装置に関する。
近年、電子機器製品の小型化に伴い、電子部品実装の分野においても電子部品の高密度化や電子回路基板の薄型化が進み、より高い精度での実装が求められている。さらに、電子部品実装においては、電子回路基板の良品効率生産が求められている。
従来の電子部品実装方法としては、電子部品が実装される電子回路基板の高さを測定し、電子部品を実装する高さを補正する事により、電子部品を高品質に実装しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。なお、図15は、上記特許文献1で開示された従来の電子部品実装機の構成を示す概略図である。図16は、当該電子部品実装方法の手順を示すフローチャートである。
図15において、従来の電子部品実装機は、吸着ノズル100、制御装置101、レーザ変位計102、およびステージ103を有している。吸着ノズル100は、その先端に実装する電子部品Pを吸着し、ステージ103上に載置された電子回路基板Sにおける装着位置に当該電子部品Pを実装する。レーザ変位計102は、吸着ノズル100と同じ移動ヘッドに設置されており、電子回路基板Sにおける上記装着位置に対して高さを測定する。そして、制御装置101は、レーザ変位計102における高さ測定結果に基づいて、吸着ノズル100の装着高さを調整する。
図16を参照して、従来の電子部品実装機の動作について説明する。図16において、電子部品実装機の移動ヘッドに設置された吸着ノズル100の先端に電子部品Pが吸着されて取り出される(ステップS11)。
次に、制御装置101は、吸着ノズル100に吸着した電子部品Pの部品データおよび装着位置データに基づいて、理想的な装着高さおよびノズル位置を設定する(ステップS12)。そして、制御装置101は、ラインセンサなどを用いて吸着ノズル100に吸着した電子部品Pの厚さを測定する(ステップS13)。このとき、制御装置101は、上記ステップS13による電子部品Pの測定厚さと理想的な電子部品Pの厚さとの差HΔpを演算する。
次に、制御装置101は、電子回路基板Sの電子部品Pの装着位置がレーザ変位計102の高さ測定点になるように移動ヘッドを移動させ、当該高さ測定点における電子回路基板Sの高さを測定する(ステップS14)。このとき、制御装置101は、上記ステップS14による電子回路基板Sの測定高さと理想的な電子回路基板Sの高さとの差HΔbを演算する。
次に、制御装置101は、上記装着位置における吸着ノズル100の装着高さの補正計算を行う(ステップS15)。ここで、補正後の装着高さHaは、以下の式で計算される。
Ha=Hi−HΔp−HΔb
ここで、Hiは理想的な吸着ノズル100の装着高さである。
そして、制御装置101は、電子回路基板Sの装着位置に吸着ノズル100に吸着された電子部品Pが配置されるように移動ヘッドを移動させ、補正後の装着高さHaに基づいて当該吸着ノズル100に吸着した電子部品Pを実装する(ステップS16)。
特開平7−22800号公報(第5頁、図1、図2)
しかしながら、従来の電子部品実装方法では、電子回路基板Sに反りが生じており、当該電子回路基板Sの装着面と装着する電子部品Pの装着面とが平行にならない場合、電子部品Pの装着面両端が同時に電子回路基板Sの装着面に接触しない。したがって、電子回路基板Sと電子部品Pとの間では、電子部品Pの実装位置ずれやクリーム半田の余分な掻き分けなどによって接触不十分な状態が発生し、ショートおよびオープン不良を誘発することがあった。
それ故に、本発明の目的は、電子回路基板に反りなどが生じていた場合でも、電子部品実装時の品質および生産性を向上した電子部品実装方法および電子部品実装装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、以下に述べるような特徴を有している。
本発明の電子部品実装方法は、設定ステップ、部品検出ステップ、基板検出ステップ、補正ステップ、移動ステップ、および実装ステップを含んでいる。設定ステップは、吸着ノズルの先端に保持された電子部品に関して、電子基板に実装する基準面からの装着高さと、当該基準面に対する装着角度と、当該装着高さおよび装着角度で電子基板に実装するための吸着ノズルの位置とを設定する。部品検出ステップは、吸着ノズルの先端に保持された電子部品の厚さ、位置、および基準面に対する当該電子部品の装着面の傾きを検出する。基板検出ステップは、電子部品を電子基板に実装する装着位置における、当該電子基板の基準面からの高さ、および基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出する。補正ステップは、部品検出ステップで検出された検出結果と、基板検出ステップで検出された検出結果とに基づいて、電子部品の装着面と電子基板の装着面とが平行になるように、設定ステップで設定された装着高さと、装着角度と、吸着ノズルの位置とを補正する。移動ステップは、補正ステップで補正された装着高さと、装着角度と、吸着ノズルの位置とに基づいて、回動部を回動させて吸着ノズルを移動する。実装ステップは、移動ステップで移動した吸着ノズルの直動機構部を直動させて、補正ステップで補正された装着高さおよび装着角度に、吸着ノズルの先端に保持された電子部品を電子基板に実装する。
また、上記電子部品実装方法における基板検出ステップは、基準面および電子基板に対して所定の角度で平行光を照射する照射ステップと、基準面および電子基板で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置をそれぞれ取得する投光取得ステップと、投光取得ステップで取得された、基準面で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置と、電子基板で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置とを比較する比較ステップとを含み、比較ステップによって比較された比較結果に基づいて、電子基板の基準面からの高さ、および基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出することが好ましい。さらに、実装ステップは、吸着ノズルの先端に保持された電子部品と、電子基板とが接触した際に、吸着ノズルに加わる圧力を検出する圧力検出ステップを含み、実装位置算出部は、電子部品を電子基板に実装する際に、圧力検出ステップで検出された圧力に基づいて、当該圧力がノズル軸方向に加わるように、回動部および直動機構部の動作を制御しても構わない。
また、本発明は、上述した電子部品実装方法を実現する電子部品実装装置としても適用することが可能である。
本発明の電子部品実装方法によれば、電子部品を実装する電子基板の反りが生じている場合でも、電子基板の装着位置に対して基準面からの高さおよび当該基準面に対する傾きを検出し、電子部品と電子基板との相対的な角度および装着位置を補正するため、電子基板の反りによる影響を軽減して電子部品実装を行うことができる。
また、吸着ノズルの先端部の長軸方向および位置を調整する機構、または電子基板を揺動させる機構を設けることによって、電子基板と電子部品と常に平行な状態に保って実装することが可能となるため、電子部品実装時の品質および生産性を向上した電子部品実装を行うことができる。
また、本発明の電子部品実装装置によれば、上述した電子部品実装方法と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る電子部品実装装置について説明する。なお、図1は、当該電子部品実装装置を用いた電子部品実装方法の概略を示す図である。
図1において、大略的に、当該電子部品実装装置は、吸着ノズル1、実装位置算出部2、ラインセンサ3、部品カメラ4、実装位置カメラ5、実装位置照明6、およびステージ7を備えている。なお、実装位置算出部2、実装位置カメラ5、および実装位置照明6によって、本発明の高さ傾き測定装置を構成する。
吸着ノズル1は、その先端に実装する電子部品Pを吸着し、ステージ7上に載置された電子回路基板Sにおける装着位置に当該電子部品Pを実装する。ラインセンサ3は、吸着ノズル1に吸着した電子部品Pの厚さを測定するためのデータを生成し、そのデータを実装位置算出部2に出力する。部品カメラ4は、吸着ノズル1に吸着した電子部品Pの位置および装着面の傾きを検出するためのデータを生成し、そのデータを実装位置算出部2に出力する。実装位置カメラ5および実装位置照明6は、部品装着位置に対して電子回路基板Sの高さおよび傾きを算出するためのデータを生成し、そのデータを実装位置算出部2に出力する。実装位置算出部2は、データ記憶部を備えた一般的なコンピュータシステムで構成され、上記各構成部から出力されるデータに基づいて、電子部品Pを実装する位置、高さ、および角度を演算する。また、実装位置算出部2は、上記演算結果に基づいて、吸着ノズル1の動作制御を行って電子部品Pを電子回路基板Sに実装する。
次に、電子部品実装装置を用いた電子部品実装方法の概略について説明する。まず、部品吸着のシーケンスにおいて、供給された電子部品Pが吸着ノズル1に吸着される。次に、部品高さ測定のシーケンスにおいて、吸着ノズル1をラインセンサ3が設置された位置に移動させ、吸着された電子部品Pの高さ(実装方向の厚み)が測定され、実装位置算出部2にデータを出力する。そして、実装位置算出部2は、吸着された電子部品Pの高さと理想高さとのズレを演算する(図1の左端の状態)。
次に、位置測定シーケンスにおいて、吸着ノズル1を部品カメラ4が設置された位置に移動させ、吸着された電子部品Pの装着面が撮像され、実装位置算出部2に撮像画像を出力する。そして、実装位置算出部2は、撮像画像を用いて、吸着された電子部品Pの位置および装着面の傾きを検出する(図1の中央の状態)。
次に、基板高さ測定シーケンスにおいて、実装位置照明6によって部品装着位置が照明された電子回路基板Sが実装位置カメラ5によって撮像され、実装位置算出部2に撮像画像が出力される。そして、実装位置算出部2は、撮像画像を用いて、部品装着位置における電子回路基板Sの高さおよび傾きを算出する。次に、補正後部品実装シーケンスでは、上述した算出結果に基づいて、実装位置算出部2が吸着ノズル1に位置決めの指令を生成し、当該指令に応じて、吸着ノズル1が電子部品Pを電子回路基板Sに実装する。
次に、図2を参照して、吸着ノズル1の構成について説明する。なお、図2は、吸着ノズル1の概略構造を示す正面概略図である。
図2において、吸着ノズル1は、電子部品実装装置の移動ヘッドに設置されており、支持部11、第1回動部12、第2回動部13、第3回動部14、ノズル先端部15、および直動機構部16を有している。なお、以下の説明を具体的にするために、座標軸を定義する。吸着ノズル1は、ステージ7が設けられるxy平面に対してz軸方向に実装することとし、紙面左から右方向をx軸方向、紙面手前から奥への方向をy軸方向、紙面下から上方向をz軸方向と定義する。
支持部11は、その上部が移動ヘッドに固設されている。支持部11の下部には、x軸周りの図示α方向に支持部11に対して回動可能に構成された第1回動部12が設けられている。第1回動部12の下部には、y軸周りの図示β方向に第1回動部12に対して回動可能に構成された第2回動部13が設けられている。そして、第2回動部13の下部には、z軸周りの図示γ方向に第2回動部13に対して回動可能に構成された第3回動部14が設けられている。また、第3回動部14の下部には、直動機構部16を介してノズル先端部15が配設されている。ノズル先端部15は、直動機構部16の駆動によってz軸方向の図示d方向に第3回動部14に対して伸縮可能に設けられている。そして、ノズル先端部15には、図示しない負圧減から吸着のための負圧が供給され、その先端部に電子部品Pを吸着する。なお、吸着ノズル1には、上述した各回動動作および直動動作のためのモータが設けられ、各モータの駆動が実装位置算出部2によって制御されるが、ここでは図示を省略している。
このように、吸着ノズル1は、各回動動作および直動動作を組み合わせることによって、ノズル先端部15が図示α、β、およびγ方向への回動およびd方向への直動が可能となる。また、吸着ノズル1が固設されている移動ヘッドは、図示xおよびy軸方向に移動可能であり、これによって、ノズル先端部15が図示xおよびy軸方向に移動可能となる。つまり、吸着ノズル1のノズル先端部15は、互いに直交する3軸方向に移動可能であり、互いに直交する3軸を中心とした回動が可能に構成されている。これによって、吸着ノズル1は、吸着する電子部品Pを電子回路基板Sに対して自由な位置、かつ自由な角度で実装することが可能となる。
例えば、図3に示すように、ステージ7上に載置された電子回路基板Sに反りが生じている場合を仮定する。後述により明らかとなるが、実装位置算出部2は、所定の基準面からの装着位置に対する電子回路基板Sの反りの角度および高さを演算する。吸着ノズル1は、実装位置算出部2が演算した装着位置に対する電子回路基板Sの角度および高さに応じて、第1回動部12および第2回動部13による図示αおよびβ方向の角度と、直動機構部16による図示d方向の高さとを変化させる。また、吸着ノズル1は、実装位置算出部2が演算した吸着された電子部品Pの位置に応じて、第3回動部14による図示γ方向の角度を変化させる。これら吸着ノズル1における角度および高さの制御は、全て実装位置算出部2によって行われる。なお、吸着ノズル1における角度および高さの制御方法の詳細については、後述する。
次に、図4〜図10を参照して、実装位置カメラ5および実装位置照明6を用いて、実装位置算出部2が装着位置に対する電子回路基板Sの角度および高さを得る方法について説明する。なお、図4は、基準面Rに対する実装位置カメラ5および実装位置照明6の側面方向の配置例を示す図である。図5は、z軸方向から見た基準面R上の平行光Lおよび実装位置カメラ5で撮像されたが基準面R上の平行光Lの一例を示す図である。図6は、基準面Rに対して高さHの位置に載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図である。図7は、図6の電子回路基板S上の平行光Lを実装位置カメラ5が撮像した一例である。図8は、基準面Rに対してy軸周りに角度θxz傾いて載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図である。図9は、基準面Rに対してx軸周りに角度θyz傾いて載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図である。図10は、図9の電子回路基板S上の平行光Lを実装位置カメラ5が撮像した一例である。
図4において、基準面Rは、上述した座標軸におけるxy平面上に設定される。つまり、基準面Rは、ステージ7と平行に設定される。これに対して、実装位置カメラ5および実装位置照明6のそれぞれの光軸(図4では一点鎖線で示す)は、同じxz平面上に配置される。また、上記光軸は、基準面R上の装着位置で交差する。そして、実装位置カメラ5の光軸と基準面Rの法線との成す角度を角度θcとする。また、実装位置照明6と基準面Rの法線との成す角度を角度θtとする。
実装位置照明6は、直径mの円形の平行光L(図4では破線で示す)を基準面Rに向かって投光する。これによって、基準面R上には、実装位置照明6からの平行光Lの投光パターンが楕円となって現れる。一方、実装位置カメラ5は、CCDカメラなどで構成され、基準面Rで反射する平行光Lの投光パターンを撮像する。ここで、図4に示すように、実装位置カメラ5のカメラ座標として、実装位置カメラ5に入射する光軸方向をzc軸方向とし、上記x軸方向を撮像した方向をxc軸方向、上記y軸方向を撮像した方向をyc軸方向として定義する。
図5(a)は、基準面R上に投光された平行光Lの投光パターンをz軸方向から見た一例である。図5(a)に示すように、基準面R上に投光された平行光Lの投光パターンは、x軸方向に長さmx、y軸方向に長さmyとなった楕円形状となり、いずれか一方の長さが楕円の長軸直径であり、いずれか他方が楕円の短軸直径となる。例えば、図4に示した実装位置照明6と基準面Rとの位置関係である場合、長さmxが楕円の長軸直径となる。具体的には、
my=m
mx=m/cosθt
となる。
図5(b)は、基準面R上に投光された平行光Lの投光パターンを実装位置カメラ5から見た一例である。図5(b)に示すように、基準面R上に投光された平行光Lの投光パターンは、xc軸方向に長さmxc、yc軸方向に長さmycとなった楕円形状となり、いずれか一方の長さが楕円の長軸直径であり、いずれか他方が楕円の短軸直径となる。例えば、図4に示した実装位置カメラ5および実装位置照明6と基準面Rとの位置関係であれば、具体的には、
myc=my=m
mxc=mx*cosθc=m*cosθc/cosθt
となる。そして、θt=θcの場合、mxc=mとなる。
次に、図6および図7を参照して、基準面Rに対して高さHの位置に載置された電子回路基板Sを一例に説明する。図6において、電子回路基板Sは、その上面が基準面Rに対して平行に高さHだけz軸方向にずれて配置されている。そして、実装位置照明6は、直径mの円形の平行光Lを電子回路基板Sに向かって投光する。この場合、平行光Lの光軸(直径mの円形の中心)と電子回路基板Sの上面との交点は、上述した基準面Rとの交点と比較して、x軸方向に距離e1だけずれる。そして、電子回路基板Sの上面で反射して実装位置カメラ5に入射する平行光Lの光軸は、基準面Rで反射する平行光Lの光軸と比較して、x軸方向に距離e2だけずれ、xc軸方向に距離e3だけずれる。そして、図7に示すように、電子回路基板Sの上面で反射して実装位置カメラ5で撮像される平行光Lの投光パターンは、基準面Rで反射する平行光L0(図7において破線で示す)に対して距離e3だけxc軸方向にずれて撮像される。
ここで、上記距離e1〜e3は、それぞれ
e1=H*tanθt
e2=e1+H*tanθc
e3=e2*cosθc
である。つまり、高さHは、
H=e3/{cosθc*(tanθc+tanθt)}
となる。したがって、実装位置算出部2は、実装位置カメラ5においてずれて撮像されるxc軸方向の距離e3を検出すれば、高さHを導くことができる。
次に、図8を参照して、基準面Rに対してy軸周りに角度θxz傾いて載置された電子回路基板Sを一例に説明する。図8において、電子回路基板Sは、その上面が基準面Rに対して装着位置を中心にy軸周りに角度θxz傾いて載置されている。そして、実装位置照明6は、直径mの円形の平行光Lを電子回路基板Sに向かって投光する。この場合、電子回路基板Sの上面に投光される平行光Lの投光パターンは、基準面R上に投光された投光パターンと比較して、x軸方向の長さmx(図5参照)が変化した楕円形状となる。そして、実装位置カメラ5から見た電子回路基板Sの上面に投光される平行光Lの投光パターンも、基準面R上に投光された投光パターンと比較して、xc軸方向の長さmxc(図5参照)が変化した楕円形状となる。具体的には、
mxc=m*cos(θc−θxz)/cos(θt+θxz)
となり、
tanθxz
=(mxc*cosθt−m*cosθc)/(m*sinθt−mxc*sinθt)
が導かれる。したがって、実装位置算出部2は、実装位置カメラ5においてずれて撮像されるxc軸方向の楕円形状長さmxcを検出し、上記式を解けば角度θxzを導くことができる。そして、導かれた角度θxzの正負を区別することによって、基準面Rに対する実装回路基板Sの上面の傾き方向も判別できる。
次に、図9および図10を参照して、基準面Rに対してx軸周りに角度θyz傾いて載置された電子回路基板Sを一例に説明する。図9において、電子回路基板Sは、その上面が基準面Rに対して装着位置を中心にx軸周りに角度θyz傾いて載置されている。そして、実装位置照明6は、直径mの円形の平行光Lを電子回路基板Sに向かって投光する。そして、そして、電子回路基板Sに投光された平行光Lのz軸方向最高部と最低部との高さの差をΔtとする。つまり、
tanθyz=Δt/m
となる。なお、図9においては、実装位置カメラ5の図示を省略している。
この場合、電子回路基板Sの上面に投光される平行光Lの投光パターンは、基準面R上に投光された投光パターンと比較して、y軸方向に対して最大および最小となる位置がx軸方向に対してずれた楕円形状となる。そして、図10に示すように、実装位置カメラ5から見た電子回路基板Sの上面に投光される平行光Lの投光パターンも、基準面R上に投光された投光パターンと比較して、yc軸方向に対して最大となる位置Q1および最小となる位置Q2がxc軸方向に対してずれた楕円形状となる。具体的には、実装位置カメラ5から見た電子回路基板Sの上面に投光される平行光Lにおける投光パターンのxc軸方向の長さをmxcとすると、
mxc=mx*cosθc=m*cosθc/cosθt
となる。そして、位置Q1のxc軸座標をQ1x、位置Q2のxc座標をQ2xとして、平行移動のズレ量を計算する式によって、
Δt=(Q2x−Q1x)/{cosθc*(tanθc+tanθt)}
となり、
tanθyz
=(Q2x−Q1x)/{(m*cosθc)*(tanθc+tanθt)}
となる。したがって、実装位置算出部2は、実装位置カメラ5において撮像される位置Q1およびQ2におけるそれぞれのxc軸座標を検出し、上記式を解けば角度θyzを導くことができる。そして、導かれた角度θyzの正負を区別することによって、基準面Rに対する実装回路基板Sの上面の傾き方向も判別できる。具体的には、Q2x<Q1xの場合(図10の場合)、実装回路基板Sは、x軸周りにy軸方向に対して漸増的に高くなるように傾いている(図9参照)。このように、実装位置算出部2は、実装位置カメラ5および実装位置照明6を用いて、基準面Rに対する装着位置の実装回路基板Sの高さH、y軸周りの傾き角度θxz、およびx軸周りの傾き角度θyzを導くことができる。
次に、図11を参照して、吸着ノズル1における角度および高さの制御方法について説明する。なお、図11は、吸着ノズル1の概略構造に動作制御に関わるパラメータを付与して示す正面概略図である。
図11において、実装位置算出部2は、上述したように導いた基準面Rに対する装着位置の実装回路基板Sの高さH、y軸周りの傾き角度θxz、およびx軸周りの傾き角度θyzに基づいて、吸着ノズル1の各回動動作および直動動作を制御する。具体的には、実装位置算出部2は、上記x軸周りの傾き角度θyzと一致するように第1回動部12を図示α方向に回動させる。また、実装位置算出部2は、上記y軸周りの傾き角度θxzと一致するように第2回動部13を図示β方向に回動させる。そして、実装位置算出部2は、上記高さHと一致させるようにノズル先端部15を直動機構部16の駆動によって図示d方向に伸縮させる。これらの動作を行った場合、吸着ノズル1に吸着された電子部品Pの位置が目標とする位置からずれてしまうことになる。以下、上記吸着ノズル1の各回動動作および直動動作によってずれる電子部品Pの位置を補正する方法について説明する。
図11に示すように、吸着ノズル1における支持部11の重心に、基準位置i(xi、yi、zi)を設定する。そして、電子部品Pの装着面の中心に実装する目標位置j(xj、yj、zj)を設定する。また、z軸方向における、基準位置iから第1回動部12の図示α方向の回動軸までの距離をf1、図示α方向の回動軸から第2回動部13の図示β方向の回動軸までの距離をf2、図示β方向の回動軸から第3回動部14の先端部までの距離をf3、第3回動部14の先端部から電子部品Pの装着面までの距離をf4とする。ただし、距離f4は、直動機構部16の駆動によって変動する。角度θyz=0°および角度θxz=0°の場合、
xj=xi
yj=yi
zj=zi+f1+f2+f3+f4
となる。また、角度θyz≠0°および角度θxz≠0°の場合、
xj=(f3+f4)*sinθxz*cosθyz+xi
yj=(f3+f4)*sinθyz*cosθxz+f2*sinθyz+yi
zj=f1+f2*cosθyz+(f3+f4)*cosθyz*cosθxz+zi
となる。したがって、実装位置算出部2は、基準位置i(xi、yi、zi)に対して実装回路基板Sの高さH、y軸周りの傾き角度θxz、およびx軸周りの傾き角度θyzに基づいた補正を付加して、目標位置j(xj、yj、zj)を設定することができる。
次に、図12を参照して、本実施例での電子部品実装装置の動作について説明する。なお、図12は、電子部品実装装置の動作の示すフローチャートである。
図12において、電子部品実装装置の移動ヘッドに設置された吸着ノズル1の先端に電子部品Pが吸着されて取り出される(ステップS1)。そして、実装位置算出部2は、吸着ノズル1に吸着した電子部品Pの部品データおよび装着位置データに基づいて、理想的な装着高さ、装着角度、およびノズル位置を設定する(ステップS2)。
次に、実装位置算出部2は、ラインセンサ3を用いて吸着ノズル1に吸着した電子部品Pの厚さを測定する(ステップS3)。このとき、実装位置算出部2は、上記ステップS3による電子部品Pの測定厚さと理想的な電子部品Pの厚さとの差を演算する。
次に、実装位置算出部2は、部品カメラ4を用いて吸着ノズル1に吸着した電子部品Pの装着面を撮像し、撮像画像を生成する(ステップS4)。このとき、実装位置算出部2は、撮像画像を用いて、吸着された電子部品Pの位置および装着面の傾きを検出する。
次に、実装位置算出部2は、実装位置カメラ5および実装位置照明6を用いて電子部品Pを実装する装着位置に対する電子回路基板Sの高さおよび傾きを算出する(ステップS5)。上述したように、このステップS5では、実装位置算出部2は、基準面Rに対する装着位置の実装回路基板Sの高さH、y軸周りの傾き角度θxz、およびx軸周りの傾き角度θyzを得る。
次に、実装位置算出部2は、上記ステップS2で設定した理想的な装着高さ、装着角度、およびノズル位置を、上記ステップS3〜S5で得た電子部品Pの厚さとの差、電子部品Pの位置および装着面の傾き、高さH、傾き角度θxz、および傾き角度θyzに基づいて補正する(ステップS6)。
そして、実装位置算出部2は、上記ステップS6で補正された装着高さ、装着角度、およびノズル位置に基づいて、移動ヘッドの移動動作と吸着ノズル1の各回動動作および直動動作とを制御し、当該吸着ノズル1に吸着した電子部品Pを電子回路基板Sの装着位置に実装する(ステップS7)。
このように、本実施形態の電子部品実装装置によれば、電子部品を実装する電子回路基板の反りが生じている場合でも、電子回路基板と電子部品と常に平行な状態に保って実装するため、電子部品実装時の品質および生産性を向上した電子部品実装を行うことができる。
なお、本実施形態の説明において、電子回路基板の高さおよび傾きを求める方法としてCCDカメラを用いたが、レーザ変位計の多点計測によって高さおよび傾きを抽出してもかまわない。
また、本実施形態の説明において、αおよびβ方向に回動して実装する機構を吸着ノズル側に設けたが、電子回路基板側(例えば、ステージ7)に当該回動して実装する機構を設けてもかまわない。
また、電子部品を電子回路基板に実装する場合、当該電子回路基板へ電子部品を押し込むことがある。この場合、直動機構部16によるノズル先端部15の伸縮動作によって直動方向の押し込みを行ってもかまわない。また、装着位置が電子回路基板の固定位置(例えば、ステージ7と接触する位置)を支点とした円弧状に変化すると推定した計算式に基づいて、吸着ノズル1の各回動動作および移動ヘッドの移動動作を加えながら当該円弧状に電子部品が押し込まれるように動作させてもかまわない。
(第2の実施形態)
図13を参照して、本発明の第2の実施形態に係る電子部品実装装置について説明する。第2の実施形態に係る電子部品実装装置は、第1の実施形態と比較して、吸着ノズル1の構造のみが異なる。したがって、吸着ノズル1以外について、同様の構成部には同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。なお、図13は、第2の実施形態に係る吸着ノズル1の概略構造を示す正面概略図である。
図13において、第2の実施形態に係る吸着ノズル1は、第1の実施形態に対して圧力センサ17が追加されている。他の構成部については、第1の実施形態と同様であるため、同様の構成部には同一の参照符号を付して、詳細な説明を省略する。
圧力センサ17は、第2回動部13と第3回動部14との間に設けられる。圧力センサ17は、ノズル先端部15に加えられる圧力を2次元で検出できる2次元圧力センサで構成され、例えば、2個のひずみゲージを直交させて用いることで実現される。例えば、圧力センサ17は、ノズル先端部15に吸着した電子部品Pと電子回路基板Sとが接触した際の反力による歪みを、2次元(xy方向)的に検出し、その2次元圧力データを実装位置算出部2へ出力する。
図14は、圧力センサ17が検出した2次元圧力データの一例である。図14において、圧力センサ17から出力される2次元圧力データには、x軸およびy軸が定義され、それぞれ図13におけるx軸およびy軸に対応する。2次元圧力データには、ノズル先端部15の長軸方向に作用する圧力を示す点P0が設定される。そして、図14における点gのように、ノズル先端部15の長軸方向からずれた圧力がノズル先端部15に加わった場合、その方向を示す位置に圧力ポイントが示される。
実装位置算出部2は、電子部品を電子回路基板に実装する際(図12のステップS7参照)、圧力センサ17が検出した2次元圧力データが示す圧力ポイントが点P0となるように吸着ノズル1の各回動動作および直動動作とを制御する。図14の例においては、実装位置算出部2は、点gが図示矢印方向に移動して点P0と一致するように制御する。これによって、電子部品を電子回路基板に実装中においても、常に電子部品と電子回路基板とを平行にして実装することができる。なお、第2の実施形態における電子部品実装装置の動作については、上述した実装中の圧力センサ17を用いた制御以外は、図12を用いて説明した第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本発明に係る電子部品実装方法および電子部品実装装置は、実装する電子回路基板に反りが生じても、電子部品実装時の品質および生産性を向上することができ、電子回路基板に電子部品等を実装する方法や装置の他に、2つの部品を組み合わせる一般的な組立を行う方法や装置等にも適用できる。
本発明の第1の実施形態に係る電子部品実装装置を用いた電子部品実装方法の概略を示す図 図1の吸着ノズル1の概略構造を示す正面概略図 ステージ7上に載置された電子回路基板Sに反りが生じている場合を仮定した吸着ノズル1の動作を示す正面概略図 基準面Rに対する実装位置カメラ5および実装位置照明6の側面方向の配置例を示す図 z軸方向から見た基準面R上の平行光Lおよび実装位置カメラ5で撮像されたが基準面R上の平行光Lの一例を示す図 基準面Rに対して高さHの位置に載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図 図6の電子回路基板S上の平行光Lを実装位置カメラ5が撮像した一例 基準面Rに対してy軸周りに角度θxz傾いて載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図 基準面Rに対してx軸周りに角度θyz傾いて載置された電子回路基板S上の平行光Lの一例を示す図 図9の電子回路基板S上の平行光Lを実装位置カメラ5が撮像した一例 図1の吸着ノズル1の概略構造に動作制御に関わるパラメータを付与して示す正面概略図 図1の電子部品実装装置の動作の示すフローチャート 第2の実施形態に係る吸着ノズル1の概略構造を示す正面概略図 図13の圧力センサ17が検出した2次元圧力データの一例 従来の電子部品実装機の構成を示す概略図 従来の電子部品実装方法の手順を示すフローチャート
符号の説明
1…吸着ノズル
11…支持部
12…第1回動部
13…第2回動部
14…第3回動部
15…ノズル先端部
16…直動機構部
17…圧力センサ
2…実装位置算出部
3…ラインセンサ
4…部品カメラ
5…実装位置カメラ
6…実装位置照明
7…ステージ

Claims (6)

  1. 吸着ノズルの先端に保持された電子部品をステージに載置された電子基板に実装する電子部品実装装置が実行する電子部品実装方法であって、
    前記吸着ノズルは、
    空間上において互いに直交する3軸にそれぞれ回動する回動部と、
    前記吸着ノズルが伸縮するノズル軸方向に、前記吸着ノズルの先端部であるノズル先端部を直動させる直動機構部とを備え、
    前記回動部および前記直動機構部の動作は、実装位置算出部で制御され、
    前記実装位置算出部は、
    前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品に関して、前記電子基板に実装する基準面からの装着高さと、当該基準面に対する装着角度と、当該装着高さおよび装着角度で前記電子基板に実装するための前記吸着ノズルの位置とを設定する設定ステップと、
    前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品の厚さ、位置、および前記基準面に対する当該電子部品の装着面の傾きを検出する部品検出ステップと、
    前記電子部品を前記電子基板に実装する装着位置における、当該電子基板の前記基準面からの高さ、および前記基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出する基板検出ステップと、
    前記部品検出ステップで検出された検出結果と、前記基板検出ステップで検出された検出結果とに基づいて、前記電子部品の装着面と前記電子基板の装着面とが平行になるように、前記設定ステップで設定された装着高さと、装着角度と、前記吸着ノズルの位置とを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップで補正された装着高さと、装着角度と、前記吸着ノズルの位置とに基づいて、前記回動部を回動させて前記吸着ノズルを移動する移動ステップと、
    前記移動ステップで移動した吸着ノズルの前記直動機構部を直動させて、前記補正ステップで補正された装着高さおよび装着角度に、前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品を電子基板に実装する実装ステップとを実行する、電子部品実装方法。
  2. 前記基板検出ステップは、
    前記基準面および前記電子基板に対して所定の角度で平行光を照射する照射ステップと、
    前記基準面および前記電子基板で反射した前記平行光の投光パターンおよび投光位置をそれぞれ取得する投光取得ステップと、
    前記投光取得ステップで取得された、前記基準面で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置と、前記電子基板で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置とを比較する比較ステップとを含み、
    前記比較ステップによって比較された比較結果に基づいて、前記電子基板の前記基準面からの高さ、および前記基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出することを特徴とする、請求項1に記載の電子部品実装方法。
  3. 前記実装ステップは、前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品と、前記電子基板とが接触した際に、前記吸着ノズルに加わる圧力を検出する圧力検出ステップを含み、
    前記実装位置算出部は、前記電子部品を前記電子基板に実装する際に、前記圧力検出ステップで検出された圧力に基づいて、当該圧力が前記ノズル軸方向に加わるように、前記回動部および前記直動機構部の動作を制御することを特徴とする、請求項1または2に記載の電子部品実装方法。
  4. 吸着ノズルの先端に保持された電子部品を電子基板に実装する電子部品実装装置であって、
    前記電子基板を載置するステージと、
    空間上において互いに直交する3軸にそれぞれ回動する回動部と、
    前記吸着ノズルが伸縮するノズル軸方向に、前記吸着ノズルの先端部であるノズル先端部を直動させる直動機構部と、
    前記回動部および前記直動機構部の動作を制御する実装位置算出部とを備え、
    前記実装位置算出部は、
    前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品に関して、前記電子基板に実装する基準面からの装着高さと、当該基準面に対する装着角度と、当該装着高さおよび装着角度で前記電子基板に実装するための前記吸着ノズルの位置とを設定する設定手段と、
    前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品の厚さ、位置、および前記基準面に対する当該電子部品の装着面の傾きを検出する部品検出手段と、
    前記電子部品を前記電子基板に実装する装着位置における、当該電子基板の前記基準面からの高さ、および前記基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出する基板検出手段と、
    前記部品検出手段によって検出された検出結果と、前記基板検出手段によって検出された検出結果とに基づいて、前記電子部品の装着面と前記電子基板の装着面とが平行になるように、前記設定手段によって設定された装着高さと、装着角度と、前記吸着ノズルの位置とを補正する補正手段とを含み、
    前記補正手段によって補正された装着高さと、装着角度と、前記吸着ノズルの位置とに基づいて、前記回動部を回動させて前記吸着ノズルを移動し、当該移動した吸着ノズルの前記直動機構部を直動させて前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品を電子基板に実装する、電子部品実装装置。
  5. 前記基板検出手段は、
    前記基準面および前記電子基板に対して所定の角度で平行光を照射する照射手段と、
    前記基準面および前記電子基板で反射した前記平行光の投光パターンおよび投光位置をそれぞれ取得する投光取得手段と、
    前記投光取得手段によって取得された、前記基準面で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置と、前記電子基板で反射した平行光の投光パターンおよび投光位置とを比較する比較手段とを含み、
    前記比較手段によって比較された比較結果に基づいて、前記電子基板の前記基準面からの高さ、および前記基準面に対する当該電子基板の装着面の傾きを検出することを特徴とする、請求項4に記載の電子部品実装装置。
  6. 前記吸着ノズルの先端に保持された電子部品と、前記電子基板とが接触した際に、前記吸着ノズルに加わる圧力を検出する圧力センサを、さらに備え、
    前記実装位置算出部は、前記電子部品を電子基板に実装する際に、前記圧力センサによって検出された圧力に基づいて、当該圧力が前記ノズル軸方向に加わるように、前記回動部および前記直動機構部の動作を制御することを特徴とする、請求項4または5に記載の電子部品実装装置。
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