JP4662866B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4662866B2
JP4662866B2 JP2006054695A JP2006054695A JP4662866B2 JP 4662866 B2 JP4662866 B2 JP 4662866B2 JP 2006054695 A JP2006054695 A JP 2006054695A JP 2006054695 A JP2006054695 A JP 2006054695A JP 4662866 B2 JP4662866 B2 JP 4662866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
light
denotes
recording medium
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006054695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006344348A (ja
Inventor
博 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006054695A priority Critical patent/JP4662866B2/ja
Priority to US11/409,449 priority patent/US7920458B2/en
Publication of JP2006344348A publication Critical patent/JP2006344348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4662866B2 publication Critical patent/JP4662866B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

本発明は、光の照射によって情報を記録する記録型の光記録媒体に関し、更に詳しくはトラックピッチを縮小して高記録密度を得ることができる記録型の光記録媒体(以下、「光ディスク」と称することもある)に関する。
従来より、記録型の光ディスクでは、クロスライト、クロスイレース、及びクロストーク(隣接トラック間の熱干渉)を抑制するためにトラックピッチにマージンを設けることが知られている。例えばレーザビームの波長が405nmであり、光学系の対物レンズの開口数NAが0.85である場合、トラックピッチは320nm以上に設定される。
このような光ディスクでは、クロスライト、クロスイレースの抑制については多くの提案がある。例えば光記録媒体の構造に関して、基板上に形成されている記録領域がトラックごとに分断され、該トラック間に前記記録領域を構成する記録材料より熱伝導率の小さい材料を介在させるもの(特許文献1参照)、基板に形成されている案内溝上にのみ記録層を備え、案内溝間には記録層を存在させないもの(特許文献2参照)、基板のランド平坦部がランド及びグルーブ境界斜面と接する両側の境界部分に、該ランド平坦部よりも高い突起部をランドの長さ方向に連続的に形成したもの(特許文献3参照)、石英製の基板上の隣接したランド部及びグルーブ部に積層された記録層を不連続に形成したもの(特許文献4参照)などが提案されている。
しかし、上記先行技術のいずれの構造においてもクロスライトやクロスイレースを完全に防止することは極めて困難であり、トラックピッチを大幅に縮小することはできない。また、本願出願人は、先に、支持基板にレーザビームのトラック方向と平行ライン状の導電体を設けた光記録媒体を提案している(特許文献5参照)。しかし、この提案においても、未だ十分満足できる性能を有するものは得られておらず、更なる改良、開発が望まれているのが現状である。
特開2000−276770号公報 特開2001−236689号公報 特開2004−39106号公報 特開2001−266405号公報 特開2003−228880号公報
本発明は、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、クロスライト及びクロスイレースを抑制し、トラックピッチを従来に比べて大幅に縮小することができる記録型の光記録媒体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 支持基板と、該支持基板上に、光を吸収し発熱する第1の光吸収発熱部と、第1の記録部と、光を吸収し発熱する第2の光吸収発熱部と、第2の記録部とをこの順に有する光記録媒体において、
前記第1の記録部が、前記第1の光吸収発熱部上に突出して、かつ記録トラックに沿って並列して延設され、記録トラック間で分離されており、
前記第1の記録部上に第2の光吸収発熱部及び第2の記録部がスパッタ法により積層され、
前記第2の光吸収発熱部の発熱により前記第1及び第2の記録部に記録マークが形成されたことを特徴とする光記録媒体である。
<2> 記録及び再生光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、分離された記録部の媒体半径方向の周期であるトラックピッチが(λ/2NA)値以下であり、かつ該分離された記録部の幅が、該トラックピッチの0.6〜0.9倍である前記<1>に記載の光記録媒体である。
<3> 支持基板が記録光及び再生光の案内溝である凹部及び凸部を有し、記録部が該案内溝の前記凹部及び凸部上に存在し、かつ該記録部は前記凹部及び凸部間で分離されている前記<1>から<2>のいずれかに記載の光記録媒体である。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、クロスライト及びクロスイレースを抑制し、トラックピッチを従来に比べて大幅に縮小することができる記録型の光記録媒体を提供することができる。
本発明の光記録媒体は、支持基板と、該支持基板上に、光を吸収し発熱する光吸収発熱部と、記録部とを少なくとも有してなり、更に必要に応じてその他の構成を有してなる。前記記録部は記録トラック間で分離されて設けられている。
ここで、図1A〜図1Dは、本発明の光記録媒体の一例を示す概略断面図である。この図1Aにおいて、101は光吸収発熱部、102は記録部、103は光吸収発熱部、104は支持基板を示し、半径方向に記録部102と光吸収発熱部101とからなる複数の積層体が分離して設けられている。記録部102は記録トラックに沿って連続して存在する線形状に設けられ、隣接する記録トラック間において分離して設けられている。本発明は、このように記録部102が記録トラック間で分離された状態で設けられていることを特徴とする。
前記記録部102を構成する記録材料としては、シリコン化合物を材料Aとし、硫化物材料、セレン化物材料、フッ化物材料及び窒化物材料から選ばれる少なくとも一つの材料を材料Bとすると、材料A及び材料Bを含有することが好ましい。
前記材料Aのシリコン化合物としては、例えばSiO、SiONなどが挙げられる。
前記材料Bの硫化物材料としては、例えばZnS、CaS、BaSなどが挙げられる。
前記材料Bのセレン化物材料としては、例えばZnSe、BaSeなどが挙げられる。
前記材料Bのフッ化物材料としては、例えばCaF、BaFなどが挙げられる。
前記材料Bの窒化物材料としては、例えばAlN、GaN、SiNなどが挙げられる。
本発明においては、シリコン化合物である材料Aを含有する混合体とすることによって記録部の熱伝導率が低下する。記録時はレーザ光が光吸収発熱部101で吸収され、該光吸収発熱部101の発熱により記録部が変化し、記録マークが形成されるが、記録部が低熱伝導率なので熱の拡散が抑制され、微細な記録マークを形成することができる。そして、微細な記録マークが形成できるので記録密度の向上が図れる。
このように光吸収発熱部に照射した光は該光吸収発熱部における発熱材料で吸収され、光を吸収することで該発熱材料が発熱するものである。
前記光吸収発熱部101及び光吸収発熱部103を構成する発熱材料としては、記録光を吸収し発熱する材料であればどのような材料でも構わないが、相変化材料、半導体材料、低融点金属材料、金属間化合物材料及び酸化物材料から選ばれる少なくとも1種の材料が好ましい。このような光吸収発熱部によれば、記録部を簡便な方法で分離させることができる。また、再生時には解像限界の微小マークを再生することができる。なお、光吸収発熱部101と光吸収発熱部103とは同じ材料であっても、異なる材料であってもよい。
前記相変化材料としては、SbとTeを少なくとも含有し、SbとTeの比(原子比)Sb/Teが1〜4の範囲にある材料が好ましく、例えば、Sb(70原子%)/Te(30原子%)、Sb(75原子%)/Te(25原子%)、Sb(80原子%)/Te(20原子%)などが好適に挙げられる。また、SbとTeの比(Sb/Te)が1〜4の範囲にあるSbTeは、Sb及びTe以外の元素を含んでいても構わない。このような元素としては、例えばAg、In、Ge、Gaなどが挙げられる。前記相変化材料としては、例えば、Ag−In−Sb(65原子%)−Te(25原子%)、Ag−In−Sb(60原子%)−Te(30原子%)、Ge−Sb(70原子%)−Te(25原子%)、Ga−Sb(70原子%)−Te(25原子%)、Ge−Ga−Sb(65原子%)−Te(25原子%)などが挙げられる。
前記半導体材料としては、例えばSi、Geなどが挙げられる。前記低融点金属材料としては、例えばBi、In、Snなどが挙げられる。
前記金属間化合物材料としては、例えばBi、Ga、In、Sn等の低融点金属を含む化合物材料を用いることができ、具体的にはBiTe、BiIn、GaSb、GaP、InP、InSb、InTe、SbSnなどが挙げられる。
前記酸化物材料としては、例えばV、Cr、Mn、Fe、Co、CuO、ZnOなどが挙げられる。
前記支持基板104としては、ガラス、石英などを用いることができる。また、Si、SOI(シリコンオンインシュレータ)等の半導体の製造に用いられる基板;アルミニウム(Al)、不透明ガラス基板等のHDD(ハードディスク)用の基板;ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、紫外線硬化樹脂等の樹脂基板を用いることができる。
本発明における記録及び再生光はレーザ光である。該レーザ光はレーザ光源として半導体レーザを用いる。半導体レーザの波長は370〜780nmが好ましく、390〜410nmがより好ましい。例えば、GaN系による半導体レーザを用いる。対物レンズの開口数(NA)は、0.5〜2.0が好ましく、0.8〜0.95がより好ましい。
記録部102を線形状に加工して記録トラック毎に分離する方法は次の通りである。
分離前の記録部102は薄膜状であり、光吸収発熱部103上に積層されている。記録トラックとする部分にレーザ光を照射する。レーザ光は光吸収発熱部103で吸収され、光吸収発熱部での発熱で薄膜状である記録部の一部が変化(変質)する。記録部の変質した部分では、エッチング耐性が向上する。光記録媒体をエッチング処理することによって、薄膜状であった記録部の一部が残り、図1Aに示すような記録トラック毎に分離された記録部102が形成できる。そして分離された記録部102上に発熱材料を積層し、光吸収発熱部101を設ける。
図1Aの光記録媒体への記録方法は次の通りである。
光吸収発熱部101と記録部102の積層構成に対して、光吸収発熱部101側からレーザ光を照射する。レーザ光は光吸収発熱部101で吸収され、光吸収発熱部での発熱によって、記録部102が変化(変質)する。記録の際のレーザパワーレベルは、記録部を形成した際のレーザパワーレベルよりも高く設定する。このように、記録部の変質によって情報が記録される。
また、図1Aに示す光記録媒体の再生方法は次の通りである。
再生の際には、レーザ光は光吸収発熱部101で吸収され、発熱によって光吸収発熱部の光学特性を変化させる。この際に、光学特性の変化がレーザビーム径よりも小さな領域で起こるようにレーザ光のパワーレベルを設定する。ビーム径内一部で光吸収発熱部101の光学特性が変化することによって、実効的にはビーム径よりも小さな光学的開口が光吸収発熱部101に形成された状態になる。その小さな光学的開口によって、通常のビーム径では解像限界にあたる微小マークを再生する。ここで、前記解像限界とは、レーザ光の波長をλとし、対物レンズの開口数をNAとすると、(λ/2NA)値以下の周期を意味する。このように、解像限界の記録マークを周期信号として再生する方法を超解像再生と呼んでいる。本発明においては、相変化材料、半導体材料、低融点金属材料、金属間化合物材料、及び酸化物材料から選ばれる少なくとも1種の材料を含有する光吸収発熱部を設けることによって解像限界の微小な記録マークを再生することができる。
図1Bは、光吸収発熱部101の上に更に記録部201が積層された例である。記録時は、記録光が光吸収発熱部101で吸収され、光吸収発熱部の熱により記録部が変化し、記録マークが形成される。熱は上下に伝導するため、光吸収発熱部101の上下に記録部201,102を設けることができる。
図1Cは、図1Bの構成において支持基板104と光吸収発熱部103との間に熱伝導抑止材料からなる熱伝導抑止層301を設けた例である。熱伝導抑止層301は発熱層103から基板104への熱拡散を抑制するために設けたものである。
前記熱伝導抑止材料としては、熱伝導を抑制できる材料であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、SiO、SiON、SiN等のシリコン化合物材料;CaF、BaF等のフッ化物材料などが挙げられる。また、記録部201,102と同様に、シリコン酸化物を材料Aとする、材料Aと材料Bの混合体材料を用いることができる。ここで、材料Aはシリコン酸化物であり、材料Bは硫化物材料、セレン化物材料、フッ化物材料、窒化物材料、金属材料、及び半導体材料から選択される少なくとも1種の材料である。前記材料Aのシリコン酸化物としては、例えばSiO、SiONなどが挙げられる。
前記材料Bの硫化物材料としては、例えばZnS、CaS、BaSなどが挙げられる。前記材料Bのセレン化物材料としては、例えばZnSe、BaSeなどが挙げられる。前記材料Bのフッ化物材料としては、例えばCaF、BaFなどが挙げられる。前記材料Bの窒化物材料としては、例えばAlN、GaN、SiNなどが挙げられる。
図1Dは、図1Cの構成において、膜厚方向の最上層に保護層401を設けた例である。該保護層401は光記録媒体を保護するために設ける。
前記保護層401の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えばSiN、SiO、SiON、SiC等のシリコン化合物;ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリオレフィン、エポキシ、ビニルエステル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、紫外線硬化樹脂等の透光性樹脂材料などが挙げられる。なお、各材料を単層で保護層としてもよい。
図2A及び図2Bは光記録媒体の構造を用いて記録状態を示したものである。図2Aは記録前の状態であり、図1Bと同様、201は記録部、101は光吸収発熱部、102は記録部、103は光吸収発熱部を示す。501は記録再生方向を示す。図2Bは記録後の状態であり、511、512は記録マークを示す。
光吸収発熱部101の発熱で上下の記録部201,102が変化する。図2Bの511,512は記録部が変質した状態を示す。記録部が変質した状態、つまり、記録形態は材料密度の変化である。つまり、記録部の変質した部分511,512では、それ以外の部分よりも材料の密度が高密度化している。また、記録形態は光吸収発熱部513と記録部511,512間での元素の相互拡散があってもよい。つまり、光吸収発熱部を構成する元素と、記録部を構成する元素が相互に混ざり合っていても構わない。相互拡散が起こることによって、未記録部分(511及び512以外の記録部)との光学的コントラストが大きくなり、再生信号強度が増加する。また、記録形態は光吸収発熱部101及び記録部511,512の変形があってもよい。つまり、光吸収発熱部513が変形し、それに伴って記録部511,512が変形していても構わない。変形が起こることによって、未記録部分(511及び512以外の記録部)との光学的コントラストが大きくなり、再生信号強度が増加する。
記録部201,102の材料として材料Aと材料Bを用いることは、上述したとおりであるが、更に、材料Cとして銀、白金、及びパラジウムから選ばれる少なくとも1種の材料を材料A及び材料Bと混合して用いると、記録前は、材料A、材料B、及び材料Cが均一に分散した状態にあるが、記録に際して、レーザ光を照射した高温部分(図2Bの511,512)では、前述したように形態変化が起こると共に材料Cが凝集する。金属材料である材料Cが凝集することによって記録マークの光学的コントラストが増加して信号強度を向上させることができる。
図3は本発明の光記録媒体の構成を断面図と平面図で示したものである。即ち、図3の下が断面図、図3の上が平面図である。記録部102は記録トラックに沿って連続して存在する線形状であり、隣接する記録トラック間において完全に分離された状態で設けられている。
次に、図4に示す従来の光記録媒体の構成と、図5に示す本発明の光記録媒体の構成との比較から、本発明の光記録媒体の記録原理と効果について説明する。
図4は従来の光記録媒体の構成であり、薄膜を積層したのみの構成となっている。
図4の(a)は光記録媒体の断面図と記録時の温度分布を示す。701は記録部、702は光吸収発熱部、703は記録部である。記録部は薄膜状であり、光記録媒体面内において分離はされていない。704はレーザ光の照射方向を示す。705は記録マークである。矢印は媒体半径方向の記録マークの大きさ(以下、「記録マーク幅」と称することもある)を示す。706はレーザ照射時の光吸収発熱部702の温度分布を示す。即ち媒体半径方向の温度分布である。707は記録温度を示す。708はレーザビーム径を示す。光吸収発熱部702の温度分布はレーザビームの強度分布を反映し、ガウシアン分布になる。記録温度707以上に昇温した部分の記録部が変化し、記録マークになる。
図4の(b)はレーザ光照射方向から見た光記録媒体の平面図であり、記録状態を示す。711は記録マークを示す。712はレーザビーム径、713は記録マーク幅を示す。714はトラック方向におけるマークの大きさ(以下、「記録マーク長」と称することもある)を示す。715はトラックピッチである。716はトラック方向における記録マークの周期(以下、「記録周期」と称することもある)を示す。
図4の(c)は記録時のレーザパワーの変調方法を示す。721は記録パルス幅を示す。722は記録パワーレベルを示す。723はバイアスパワーレベルを示す。パルス幅721を短くすることによってトラック方向における温度分布を制御し、マーク長714を短くすることができる。図4の(a)に示すように、媒体半径方向における温度分布は、レーザビームの強度分布に従うので、マーク幅713はマーク長714程には短くできない。従って従来の光記録媒体では記録マーク711は、半径方向に拡がった状態になる。そこで記録マークの重なり(クロスライト)を避けるため、トラックピッチ715に余裕を持たせる。トラックピッチ715はマーク幅713以下にはできない。
図5は本発明の光記録媒体の構成を示すものであり、記録部は線形状である。図5の(a)は光記録媒体の断面図と温度分布を示す。201は記録部、101は光吸収発熱部、102は記録部、103は光吸収発熱部である。記録部102は線形状であり、媒体半径方向において完全に分離されている。801はレーザ光の照射方向を示す。802は記録マークを示す。矢印は記録マーク幅を示す。803はレーザ照射時の光吸収発熱部の温度分布であり、媒体半径方向の温度分布を示している。
804は記録温度を示す。805はレーザビーム径を示す。記録部201及び光吸収発熱部101は、線形状である記録部102の上に積層され、媒体半径方向において分離された状態になっている。光吸収発熱部101が分離された状態になっていることから面内での熱拡散が制限され、レーザビーム中心の光吸収発熱部が特に高温になる。記録温度804以上に昇温した部分が記録マークになる。
図5の(b)はレーザ光照射側から見た光記録媒体の平面図であり、記録状態を示す。102は線形状の記録部を示す。811は記録マークを示す。812はレーザビーム径を示す。813は記録マークの幅を示す。814は記録マーク長を示す。815はトラックピッチを示す。816は記録マーク周期を示す。817は記録部102の幅を示す。
図5の(c)は記録時のレーザパワーの変調方法を示す。821は記録パルス幅、822は記録パワーレベル、823はバイアスパワーレベルを示す。記録温度804以上の部分が記録マークになることから、マーク幅813の半径方向への拡がりは、記録部の幅817以下に制限される。記録マーク811はトラック方向、半径方向ともに短くできる。記録マーク幅813が縮小できることから、トラックピッチ815は狭く設定できる。
本発明の光記録媒体においては、記録及び再生光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、分離した記録部の媒体半径方向の周期であるトラックピッチが(λ/2NA)値以下であり、かつ該分離された記録部の幅が、該トラックピッチの0.6〜0.9倍であることが好ましい。これは、光記録媒体の構成を備えたもので、本発明の光記録媒体における記録部の媒体面内におけるレイアウトに関している。
図3を参照して説明すると、図3の下は光記録媒体の記録部と光吸収発熱部のみを示した断面図である。201は記録部、101は光吸収発熱部、102は記録部、103は光吸収発熱部である。図3の上は、記録部のみを記載した平面図であり、図1A〜図1Dに共通した記録部102を示す。
図3の上の610はレーザビーム径を示す。レーザ波長をλ、光学系の対物レンズの開口数をNAとすると、レーザビーム径は、0.82×λ/NAで概算される。以降の説明で示すレーザビーム径は、この式で概算される値である。611は記録部の媒体半径方向の周期(以下、「トラックピッチ」と称することもある)を示す。記録及び再生光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、トラックピッチ611は、(λ/2NA)値以下である。612は線形状である記録部の幅を示す。記録部の幅は、トラックピッチ×(0.6〜0.9)である。図5で説明した記録原理のように、本発明の光記録媒体では記録部に倣った記録マークが形成される。従って、記録部幅612を狭くする程、記録マーク幅が狭くなる。しかし、記録マーク幅が狭くなると、信号強度が低下する。よって、記録部の幅はトラックピッチの0.6〜0.9倍の範囲に設定することが好ましい。
本発明の光記録媒体においては、支持基板が記録光及び再生光の案内溝である凹部及び凸部を有し、記録部が該案内溝の前記凹部及び凸部上に存在し、かつ該記録部は前記凹部及び凸部間で分離されていることが好ましい。これは、本発明の光記録媒体の断面形状に関し、記録部が凹部及び凸部上に存在し、かつ記録部が凸部と凹部間で分離された状態で設けられていることを意味する。
図6に基づき説明すると、図6は光記録媒体の断面図であり、201は記録部、101は光吸収発熱部、102は記録部、103は光吸収発熱部、301は熱伝導抑止層、104は支持基板を示す。901は記録及び再生の際のレーザ光照射方向を示す。支持基板104には記録及び再生レーザ光の案内溝(凹部及び凸部)が存在する。902は凸部、903は凹部を示す。904はトラックピッチを示す。図6に示す通り、線形状である記録部は、凹部及び凸部上に設ける。記録及び再生の際は、レーザ光を凸部902又は凹部903に対してトラッキングする。
トラッキングの方法としてはプッシュプル法、及びディファレンシャルプッシュプル(DPP)法のいずれを使ってもよい。支持基板に凹凸が存在することから、記録部の形状の影響を受けることなく、プッシュプル信号が生成される。従って、安定してトラッキングすることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は下記実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例1及び比較例1)
<線形状の記録部の作製>
図7A〜図7Cは実施例による本発明の光記録媒体の記録部の製造方法を示すものである。
図7Aは記録部を線形状に加工する前の光記録媒体の構成を示す。102は記録部である。材料はZnS−SiOであり、材料の比率はZnSが80mol%であり、SiOが20mol%である。102の記録部の膜厚は45nmである。
103は光吸収発熱部である。材料はGeであり、膜厚は10nmである。301は熱伝導抑止層である。材料はZnS−SiOであり、材料の比率はZnSが80mol%であり、SiOが20mol%であり、103の光吸収発熱部の膜厚は50nmである。
104は支持基板である。材料はポリカーボネートであり、厚みは0.6mmである。大きさは直径12cmであり、所謂CDサイズである。支持基板にはトラッキング用の溝が存在する。1001は凸部、1002は凹部を示す。
図7Bはレーザ光照射工程を示す。記録部として残す部分にレーザ光を照射する。即ちレーザ光を凸部と凹部に倣わせて照射し、凸部と凹部上の記録部を変化させる。1003はレーザ光照射方向を示す。レーザ光源には波長405nmの半導体レーザを用いた。対物レンズの開口数は0.85である。レーザ光を凸部1001、凹部1002に対してトラッキングしながら照射した。照射条件は、1.8mW(CW)である。レーザ照射部の記録部102が緻密化する。1004は緻密化部分を示している。
図7Cはエッチング工程を示す。エッチングで記録部を線形状に加工する。加工にはウエットエッチング法を用いる。エッチング溶液はフッ酸水溶液(HF:HO=1:10)である。フッ酸水溶液に浸漬することによって、レーザ非照射部分が除去され、記録部を線形状に加工することができる。1005は線形状に加工した記録部を示す。1006は記録部のトラックピッチを示す。図7Cから、支持基板には記録及び再生光の案内溝(凹部及び凸部)が存在し、線形状である記録部が凹部及び凸部上に存在していることがわかる。
図8に記録部を線形状に加工した状態を走査型電子顕微鏡(SEM)で観測した表面像を示す。線形状に加工した記録部のZnS−SiOが白いコントラストで観測されている。1101は凸部上のZnS−SiO、1102は凹部上のZnS−SiOである。1103は分離部分(スペース)である。トラックピッチ1104は220nmである。記録部の幅1105は180nmである。記録及び再生に用いるレーザ光の波長λは405nm、対物レンズの開口数NAは0.85である。トラックピッチはλ/2NA=238nm以下である。また、記録部の幅はトラックピッチ×0.8である。これらの結果から、記録部が記録及び再生光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、分離した記録部の媒体半径方向の周期であるトラックピッチが(λ/2NA)値以下であり、かつ該分離された記録部の幅が、該トラックピッチの0.6〜0.9倍であることを満たすレイアウトに加工できていることがわかる。
次に、図7Cで示した線形状に加工した記録部1005上に光吸収発熱部101と記録部201を積層した。図9はそのように構成した光記録媒体である。図9の102は線形状で分離された記録部を示す。101は記録部上に積層した光吸収発熱部、201は記録部を示す。図9に示す通り、線形状に分離された記録部102の端部は急峻な形状(垂直もしくは逆テーパープロファイル形状)になっている。急峻な形状であることから、記録部102に側壁には薄膜が堆積されにくい。記録部上に積層された光吸収発熱部101、及び記録部201の膜厚は、記録部の側壁で減少する。よって、光吸収発熱部101及び記録部201は、エッチング処理することなく、記録部102ごとに分離された状態で形成される。
記録部201は、記録材料がZnS−SiO−Agである。材料の比率はZnSが70mol%、SiOが20mol%、Agが10mol%であり、この記録部201の膜厚は45nmである。
光吸収発熱部101は、材料がAgInSbTeである。発熱材料の比率は、Agが4原子%、Inが7原子%、Sbが61原子%、Teが28原子%であり、この光吸収発熱部101の膜厚は20nmであった。トラックピッチ1204は220nmである。
図10は、比較例1として作製した光記録媒体の構成を示す。
1301は記録部である。材料はZnS−SiO−Agであり、材料の比率はZnSが70mol%であり、SiOが20mol%であり、Agが10mol%であった。この記録部1301の膜厚は45nmであった。
1302は光吸収発熱部である。材料はAgInSbTeであり、材料の比率は、Agが4原子%、Inが7原子%、Sbが61原子%、Teが28原子%であった。この光吸収発熱部1302の膜厚は20nmであった。
1303は記録部である。材料はZnS−SiOであり、材料の比率はZnSが80mol%、SiOが20mol%であった。この記録部1303の膜厚は50nmである。
1304は支持基板である。材料はポリカーボネートであり、厚みは0.6mmである。1305はレーザ光の照射方向を示す。
図10の薄膜を積層した比較例1の光記録媒体、及び図9の実施例1の光記録媒体を記録することにより比較した。記録に用いたレーザ光の波長は405nm、対物レンズの開口数は0.85である。図11に記録結果を示す。図11の右図の1401は記録パルスを示す。記録レベルとバイアスレベル間でレーザパワーを変調し記録した。記録周期は400nmである。記録及び再生線速度は3.5m/secである。再生パワーは0.2mWである。図11の左図の1402は記録パワーによる信号振幅の変化を示す。1403は実施例1の光記録媒体の記録結果を示し、1404は比較例1の光記録媒体の記録結果を示す。
比較例1の1404の場合は、記録パワーを上げることで記録マーク幅が半径方向に拡がる(図4の(b)の状態参照)。その結果、信号振幅は記録パワーに応じて増加する。一方、実施例1の1403の場合は、記録マーク幅が拡がらない(図5の(b)の状態参照)。その結果、信号振幅はほぼ一定値を保つ。また、実施例1の光記録媒体は記録部が分離された状態であることから、媒体面内における熱の拡散が抑制されている。その結果、比較例よりも低パワーで大きな信号振幅が得られる。以上のように、記録マークの拡がりを押さえる効果が再生信号の変化から確認される。
また、実施例1に示したように、光記録媒体のトラックピッチを220nmまで縮小することができた。即ち、レーザ光の波長405nm、対物レンズの開口数0.85の場合、従来の光記録媒体ではトラックピッチを320nm以上に設定されるが、これと対比すると、実施例1の光記録媒体ではトラックピッチを従来の70%まで縮小できたことになる。
(実施例2及び比較例2)
次に、記録マーク幅の拡がりを走査型電子顕微鏡(SEM)観察で調べた。
図9は実施例2の光記録媒体の構成を示す図である。図9の102は線形状で分離された記録部を示す。101は記録部上に積層した光吸収発熱部、201は記録部を示す。図9に示すように、線形状に分離された記録部102の端部は急峻な形状(垂直もしくは逆テーパープロファイル形状)になっている。このように急峻な形状であることから、記録部102に側壁には薄膜が堆積されにくい。記録部上に積層された光吸収発熱部101、及び記録部201の膜厚は、記録部の側壁で減少する。よって、光吸収発熱部101及び記録部201は、エッチング処理することなく、記録部102ごとに分離された状態で形成される。記録部201は、記録材料がZnS−SiOである。材料の比率はZnSが80mol%、SiOが20mol%であり、膜厚は60nmである。光吸収発熱部101は、材料がAgInSbTeである。発熱材料の比率は、Agが4原子%、Inが7原子%、Sbが61原子%、Teが28原子%であり、膜厚は20nmである。トラックピッチ1204は220nmである。
一方、図10は比較例2として作製した光記録媒体の構成を示す図である。1301は記録部である。材料はZnS−SiOであり、材料の比率はZnSが80mol%であり、SiOが20mol%である。この記録部1301の膜厚は45nmである。1302は光吸収発熱部である。材料はAgInSbTeであり、材料の比率は、Agが4原子%、Inが7原子%、Sbが61原子%、Teが28原子%である。この光吸収発熱部の膜厚は20nmである。1303は記録部である。材料はZnS−SiOであり、材料の比率はZnSが80mol%、SiOが20mol%である。この記録部1303の膜厚は50nmである。1304は支持基板である。材料はポリカーボネートで、厚みは0.6mmである。1305はレーザ光の照射方向を示す。
図12には、実施例2の光記録媒体の記録状態を走査型電子顕微鏡(SEM)の観測写真を示す。記録に用いたレーザ光の波長は405nm、対物レンズの開口数(NA)は0.85である。記録レベルとバイアスレベル間でレーザパワーを変調し記録した。記録レベルは3.5mW、バイアスレベルは0.4mWである。1201(SEM像の白部分)は記録マークを示す。記録後に光記録媒体をエッチング処理してマークをSEM観察しやすくしている。1202は光吸収発熱部101のAgInSbTeである。1203は記録マークの幅を示す。1204はトラックピッチを示す。トラックピッチは220nmである。図12に示すように、記録マーク幅の拡がりは抑制され、隣接トラックにマークがはみ出すことなく記録できていることが分かる。
次に、図9に示す実施例2の光記録媒体に対する記録状態と、図10に示す比較例2の光記録媒体に対する記録状態を、記録マーク幅の拡がりに関して比較した。記録に用いたレーザ光の波長は405nm、対物レンズの開口数(NA)は0.85である。図13に記録結果を示す。図12の1203に示した記録マーク幅の記録パワーによる変化を比較した。比較例2の場合、記録パワーに応じて記録マーク幅は変化し、記録パワーを上げると記録マーク幅も広がる。これに対して、実施例2の場合は記録パワーを変えても記録マーク幅が変化しないパワー範囲がある。記録パワーによらず一定幅のマークが記録できることから、実施例2の光記録媒体は比較例2の光記録媒体よりもクロスライトを抑制することができる。クロスライトが抑制できることによってトラックピッチをその分縮小することができ、記録密度を上げることができる。比較例2の従来の光記録媒体の構成では、レーザ光の波長は405nm、対物レンズの開口数(NA)を0.85で記録した場合のトラックピッチの縮小限界は、300〜320nm付近にあった。実施例2の光記録媒体の構成することによって、トラックピッチを160〜220nmまで縮小できることがわかった。
本発明の記録型の光記録媒体は、クロスライト及びクロスイレースを抑制し、トラックピッチを従来に比べて大幅に縮小することができるので、各種光記録媒体の高密度化手段として好適に用いられる。
図1Aは、本発明の光記録媒体の一例を示す概略断面図である。 図1Bは、本発明の光記録媒体の他の一例を示す概略断面図である。 図1Cは、本発明の光記録媒体の更に他の一例を示す概略断面図である。 図1Dは、本発明の光記録媒体の更に他の一例を示す概略断面図である。 図2Aは、本発明の光記録媒体の記録前の状態を示す部分概略断面図である。 図2Bは、本発明の光記録媒体の記録後の状態を示す部分概略断面図である。 図3は、本発明の光記録媒体の一例を示し、上図は平面図であり、下図は断面図である。 図4は、従来の光記録媒体の記録状態を示す図であり、(a)は、光記録媒体の断面図と記録時の温度分布図を表し、(b)は光記録媒体の平面図を表し、記録時のレーザパワー変調方法を示す図を表す。 図5は、本発明の光記録媒体の記録状態を示す図を表す記録原理の説明図であり、(a)は、光記録媒体の断面図と記録時の温度分布図であり、(b)は光記録媒体の平面図を表し、(c)は記録時のレーザパワー変調方法を示す図である。 図6は、本発明の光記録媒体の一例を示す概略断面図である。 図7Aは、実施例1における記録部を線形状に加工する前の光記録媒体の断面図である。 図7Bは、実施例1におけるレーザ光照射工程を示す断面図である。 図7Cは、実施例1におけるエッチング工程を示す断面図である。 図8は、実施例1の記録部を線形状に加工した状態を示す表面SEM像である。 図9は、実施例1の光記録媒体の概略断面図である。 図10は、比較例1(従来)の光記録媒体の断面図である。 図11は、実施例1及び比較例1の記録結果を示すグラフである。 図12は、実施例2の光記録媒体の記録状態を示す表面SEM像である。 図13は、実施例2及び比較例2の記録マーク幅の結果を示すグラフである。
符号の説明
101 光吸収発熱部
102 記録部
103 光吸収発熱部
104 支持基板
201 記録部
301 熱伝導抑止層
401 保護層
501 記録再生方向
511 記録マーク
512 記録マーク
513 光吸収発熱部の変形部
610 レーザビーム径
611 記録部のトラックピッチ
612 記録部の幅
701 記録部
702 光吸収発熱部
703 記録部
704 レーザ光照射方向
705 記録マーク幅
706 レーザ光照射時の光吸収発熱部温度分布
707 記録温度
708 レーザビーム径
711 記録マーク
712 レーザビーム径
713 記録マーク径
714 記録マーク長
715 トラックピッチ
716 記録周期
721 記録パルス幅
722 記録パワーレベル
723 バイアスパワーレベル
801 レーザ光照射方向
802 記録マーク幅
803 レーザ照射時の光吸収発熱部温度分布
804 記録温度
805 レーザビーム径
811 記録マーク
812 レーザビーム径
813 記録マーク幅
814 記録マーク長
901 レーザ光照射方向
902 凸部
903 凹部
904 トラックピッチ
1001 凸部
1002 凹部
1301 記録部
1302 光吸収発熱部
1303 記録部
1304 支持基板
1305 レーザ光照射方向

Claims (3)

  1. 支持基板と、該支持基板上に、光を吸収し発熱する第1の光吸収発熱部と、第1の記録部と、光を吸収し発熱する第2の光吸収発熱部と、第2の記録部とをこの順に有する光記録媒体において、
    前記第1の記録部が、前記第1の光吸収発熱部上に突出して、かつ記録トラックに沿って並列して延設され、記録トラック間で分離されており、
    前記第1の記録部上に第2の光吸収発熱部及び第2の記録部がスパッタ法により積層され、かつ記録トラック間で分離されており、
    前記第2の光吸収発熱部の発熱により前記第1及び第2の記録部に記録マークが形成されたことを特徴とする光記録媒体。
  2. 記録及び再生光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとすると、分離された記録部の媒体半径方向の周期であるトラックピッチが(λ/2NA)値以下であり、かつ該分離された記録部の幅が、該トラックピッチの0.6〜0.9倍である請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 支持基板が記録光及び再生光の案内溝である凹部及び凸部を有し、記録部が該案内溝の前記凹部及び凸部上に存在し、かつ該記録部は前記凹部及び凸部間で分離されている請求項1から2のいずれかに記載の光記録媒体。
JP2006054695A 2005-04-27 2006-03-01 光記録媒体 Expired - Fee Related JP4662866B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006054695A JP4662866B2 (ja) 2005-05-11 2006-03-01 光記録媒体
US11/409,449 US7920458B2 (en) 2005-04-27 2006-04-20 Optical recording medium, and recording and reproducing method

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005138961 2005-05-11
JP2006054695A JP4662866B2 (ja) 2005-05-11 2006-03-01 光記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006344348A JP2006344348A (ja) 2006-12-21
JP4662866B2 true JP4662866B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=37641172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006054695A Expired - Fee Related JP4662866B2 (ja) 2005-04-27 2006-03-01 光記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4662866B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5834554B2 (ja) 2011-07-07 2015-12-24 ソニー株式会社 光記録媒体

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02276036A (ja) * 1989-04-18 1990-11-09 Dainippon Ink & Chem Inc 光記録媒体
JPH04162223A (ja) * 1990-10-26 1992-06-05 Toshiba Corp 光情報記録媒体
JPH05205313A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Hitachi Ltd 高耐久性光記録媒体
JP2000011447A (ja) * 1998-06-17 2000-01-14 Toshiba Corp 情報記憶媒体および情報記憶媒体記録再生装置
JP2000251321A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Ricoh Co Ltd 書換型光ディスク
JP2000276770A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Fujitsu Ltd 高密度光ディスク
JP2002222543A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 光情報記録媒体
WO2003060900A1 (fr) * 2002-01-11 2003-07-24 Fujitsu Limited Appareil de stockage
JP2004013942A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Tdk Corp 光記録再生方法及び光記録媒体
WO2004057593A1 (en) * 2002-12-19 2004-07-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Writable optical record carrier
JP2006309857A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Ricoh Co Ltd 光記録媒体及びその記録・再生方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02276036A (ja) * 1989-04-18 1990-11-09 Dainippon Ink & Chem Inc 光記録媒体
JPH04162223A (ja) * 1990-10-26 1992-06-05 Toshiba Corp 光情報記録媒体
JPH05205313A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Hitachi Ltd 高耐久性光記録媒体
JP2000011447A (ja) * 1998-06-17 2000-01-14 Toshiba Corp 情報記憶媒体および情報記憶媒体記録再生装置
JP2000251321A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Ricoh Co Ltd 書換型光ディスク
JP2000276770A (ja) * 1999-03-25 2000-10-06 Fujitsu Ltd 高密度光ディスク
JP2002222543A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 光情報記録媒体
WO2003060900A1 (fr) * 2002-01-11 2003-07-24 Fujitsu Limited Appareil de stockage
JP2004013942A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Tdk Corp 光記録再生方法及び光記録媒体
WO2004057593A1 (en) * 2002-12-19 2004-07-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Writable optical record carrier
JP2006309857A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Ricoh Co Ltd 光記録媒体及びその記録・再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006344348A (ja) 2006-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20060133007A (ko) 마스크층을 갖는 광학 마스터 기판과, 고밀도 릴리프구조의 제조방법
KR100930243B1 (ko) 고융점의 기록층을 갖는 기록 매체 및 그 기록 매체의정보 기록 방법, 및 그 기록 매체로부터 정보를 재생하는정보 재생 장치 및 정보 재생 방법
JP3852408B2 (ja) 光記録媒体
JP4662866B2 (ja) 光記録媒体
JP4554401B2 (ja) 微細構造形成方法、光加工装置および光記録媒体
JP4376814B2 (ja) 光情報記録媒体及びその製造方法
JP2005174425A (ja) 光記録媒体、光記録媒体の再生方法、及び光記録媒体の作製方法
US7920458B2 (en) Optical recording medium, and recording and reproducing method
JP4210627B2 (ja) 光記録媒体、記録再生方法及び媒体製造方法
JP4373360B2 (ja) 光記録媒体及びその記録・再生方法
JP4382613B2 (ja) 光記録媒体とその記録再生方法及び製造方法
JP2000260073A (ja) 誘電体膜の製造方法及びその誘電体膜を用いた相変化型光ディスク媒体とその製造方法
JP4324454B2 (ja) 光記録媒体の製造方法
JP3852420B2 (ja) 光記録媒体
JP4401909B2 (ja) 光記録媒体および光記録媒体の製造方法
JP2007265593A (ja) 光ディスク、光ディスク基板および光ディスク原盤ならびに、これらの製造方法
JP4134110B2 (ja) 光記録媒体
JP4532562B2 (ja) マスター基板および高密度凹凸構造を製造する方法
JPH0342275A (ja) 光情報記録媒体
KR20080032216A (ko) 광디스크 및 광디스크 재생장치
JP2001195785A (ja) 光記録媒体及びその記録再生方法
JP2005216462A (ja) 光情報記録媒体
JP2003263776A (ja) 光記録媒体
JP2007087564A (ja) 光記録媒体とその製造方法
JPH04221443A (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees