JP2003263776A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2003263776A
JP2003263776A JP2002063499A JP2002063499A JP2003263776A JP 2003263776 A JP2003263776 A JP 2003263776A JP 2002063499 A JP2002063499 A JP 2002063499A JP 2002063499 A JP2002063499 A JP 2002063499A JP 2003263776 A JP2003263776 A JP 2003263776A
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Masato Harigai
眞人 針谷
Toshishige Fujii
俊茂 藤井
Yoshiyuki Kageyama
喜之 影山
Masaaki Umehara
正彬 梅原
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度対応の追記型光記録媒体において、記
録感度、記録前後のコントラスト、再生信号(C/N
比)、及び耐環境特性の全てに優れた光記録媒体を提供
する。 【解決手段】 記録層として第一記録層(2)と第二記
録層(3)との二層を設ける。第一記録層(2)はSn
又はBiから成り、Te、Ti、V、Y、Mn、Ni、
Pd、Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素を
0.1原子%以上5原子%以下の範囲内で含有する。第
二記録層(3)はGeから成り、Al、Ag、In、M
n、Ni、Zn、Zrの中から選ばれた少なくとも一つ
の元素を0.5原子%以上10原子%以下の範囲内で含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度対応の追記
型の光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁波、特にレーザ入射によりデータの
記録又は再生を行う追記型の光記録媒体としては、レー
ザ入射により媒体にピット(孔)をあけるピット方式
や、相変化又は合金化等による構造変化を生じさせて反
射率を変化させて情報を記録する相変化方式又は合金化
方式が提案されている。例えばピット方式の場合、情報
を記録する記録層としてTe膜を用いる研究が進み、そ
の中で耐環境特性を改善するため、特開昭58−189
850号公報ではTe膜表面に酸化膜を形成する技術が
開示されている。同じく、耐環境特性の改善のため、記
録層としてTeにSeやCを添加した提案やCS−T
e膜の検討も進められた。また、Te膜の記録感度の向
上のために、特開昭58−9234号公報ではBi、Z
n、Cd、In、Sb、Snとの合金化により低融点化
を図る技術が開示されている。
【0003】一方、相変化方式としては、代表的なもの
として、TeO及びこれにGe、Sn、Pbを添加し
た案や、BiTeを反射層、SbSeを相変化
記録層とした二層タイプのものが提案されている。ま
た、合金化方式としては、Ge、Si、Snの元素の群
から選択された少なくとも一種の元素から成る層と、A
u、Ag、Al、Cuの元素群から選択された少なくと
も一種の元素から成る層に、レーザ光を入射して、この
二層を合金化させて記録する技術が特開平4−2267
84号公報に提案されている。さらに、合金化方式とし
ては、基板状にInを含む第一の記録層と、その上に設
けられた周期律表の5B族又は6B族から選ばれた元素
を含む第二の記録層から成る記録媒体が、特開平11−
34501号公報に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピット
方式の場合、記録密度の向上に伴い、均一なピットを得
ることが困難となり、これにより耐環境特性と記録感度
が低下してしまう。また、相変化方式の場合、結晶と非
結晶の間の相転移を利用するもので、高温高湿条件下等
の保存環境により記録が消去されてしまう危険性があ
る。合金化方式の場合、レーザ入射による反射率の変動
即ち記録した再生信号のコントラストが小さく、再生時
に読み取りエラーが発生しやすいという問題を有する。
従って本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、高密度対応の追記型光記録媒体において、
再生信号のコントラストが良好で、記録感度が充分に高
く、かつ耐環境特性に優れた光記録媒体を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明は、電磁波を記録層に入射
することで情報を記録又は再生する追記型の光記録媒体
において、記録層は、Sn又はBiを含む第一記録層
と、Geを含む第二記録層との二層から構成される事を
特徴とする光記録媒体とする。請求項2に記載の本発明
は、前記光記録媒体において、第一記録層は光入射側の
基板上に設けられ、第二記録層は第一記録層上に設けら
れる事を特徴とする請求項1記載の光記録媒体とする。
請求項3に記載の本発明は、前記光記録媒体において、
第一記録層は、Te、Ti、V、Y、Mn、Ni、P
d、Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素を含有
する事を特徴とする請求項1又は2記載の光記録媒体と
する。請求項4に記載の本発明は、前記光記録媒体にお
いて、第二記録層は、Al、Ag、In、Mn、Ni、
Zn、Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素を含
有する事を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の光記録媒体とする。請求項5に記載の本発明は、前記
光記録媒体において、第一記録層の組成式をSn
100−x1M1x1又はBi100−x1M1x1
する時、x1は0.1以上5以下の範囲内である事を特
徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録媒体
とする。(但しx1は原子%であり、M1はTe、T
i、V、Y、Mn、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる
少なくとも一つの元素とする)請求項6に記載の本発明
は、前記光記録媒体において、第二記録層の組成式をG
100−x2M2x2とする時、x2は0.5以上1
0以下の範囲内である事を特徴とする請求項1乃至5の
いずれかに記載の光記録媒体とする。(但しx2は原子
%であり、M2はAl、Ag、In、Mn、Ni、Z
n、Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素とす
る)
【0006】
【発明の実施の形態】以下より、本発明の実施の形態に
ついて図に基づき説明する。本発明の光記録媒体は追記
型の光記録媒体であり、特に例えばDVD−R等のデジ
タルビデオディスク、デジタルオーディオディスク、コ
ンピュータ用メモリディスク等に好適な高密度対応の光
記録媒体である。図1は本発明の光記録媒体の構成を示
したものである。本発明では、高密度対応の情報を記録
するための記録層は、第一記録層(2)と第二記録層
(3)とから成る。案内溝を有する基板(1)の上に、
二層の記録層である第一記録層(2)及び第二記録層
(3)、そしてその上に環境保護層(4)が順次設けら
れている。情報を記録するための電磁波は基板(1)側
から入射し、二層の記録層の相互拡散による光学的変化
を利用して記録層の反射率を変化させ、情報を記録す
る。
【0007】第一記録層(2)は基板側に設けられる層
であり、Sn又はBiを含む層、或いは、Sn合金又は
Bi合金から成る層である。Sn及びBiは半金属であ
り、バンドギャップが極めて小さいため、光吸収能が良
く、融点が低い特性を有する。それと同時に、自由電子
が多いため、光に対する反射率が金属以外の他の元素に
比較して高く、高い記録感度と反射率を必要とする光記
録媒体の記録材料に適している。第二記録層(3)は第
一記録層(2)の上に設けられる層であり、Geを含む
層又はGe合金から成る層である。Geは半導体であ
り、光吸収能が良いため、記録感度を向上させる特性を
有する。基板(1)側から情報の記録のための電磁波、
例えばレーザ光を入射すると、第一記録層(2)は、S
n又はBiを含むため、光の吸収能が良好で、融点が低
いこともあいまって、低い記録パワーで溶融し、第二記
録層(3)との相互拡散が速やかに、しかも効率よく行
われる。これにより、記録前後における第一記録層
(2)の光学特性の変化を大きくすることができるため
に、感度が高くコントラストの大きい光記録媒体を得る
ことができる。ここで、第二記録層(3)に含まれるG
eも光吸収能がよいために、第一記録層(3)を透過し
た光を吸収し、第一記録層(2)との熱拡散による相互
拡散に寄与する。
【0008】しかし、Sn、Bi、及びGeは酸化しや
すく、耐候犀を劣化させるので、これを防止するため
に、本発明における第一記録層(2)は、Te、Ti、
V、Y、Mn、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少な
くとも一つの元素を含有する。Te、Ti、V、Y、M
n、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少なくとも一つ
の元素は、0.1原子%以上5原子%以下の範囲内で添
加されるのが良い。これらの元素はSn及びBiの特性
を損なわずに酸化を防止するだけでなく、また、これら
の元素の添加により熱伝導率が低下するため、レーザ光
の入射により発生した熱の散逸を防止して熱の利用効率
を向上させることができ、記録感度の向上につながる。
これらの元素の添加が0.1原子%未満であると耐酸化
性即ち耐環境特性と記録感度が低下し、5原子%より大
きいと伝導電子が少なくなるため反射率が低下する。ま
た、本発明の第二記録層(3)は、Al、Ag、In、
Mn、Ni、Zn、Zrの中から選ばれた少なくとも一
つの元素を含有する。Al、Ag、In、Mn、Ni、
Zn、Zrの中から選ばれた少なくとも一つの元素は、
0.5原子%以上10原子%以下の範囲内で添加される
のが良い。これらの元素はGeの特性を損なわずに酸化
を防止することができる。このとき、添加元素が0.5
原子%未満であると耐環境特性が悪化し、10原子%よ
り大きいと記録感度が低下する。
【0009】上述のように、本発明の光記録媒体の記録
原理は、Sn又はBiと、Geとの間の相互拡散による
光学的変化を利用するものであるが、二層の記録層の
内、電磁波を入射する基板(1)側に融点の低い第一記
録層(1)を設けることで記録時の溶融化を低パワーで
実現することができ、溶融に伴う二つの記録層間の原子
の相互拡散を促進させるので、記録感度を向上させ、さ
らに、第一記録層にTe、Ti、V、Y、Mn、Ni、
Pd、Zrを、第二記録層にAl、Ag、In、Mn、
Ni、Zn、Zrを加えることで、耐環境特性を向上さ
せることができる。また、前者のTe等の一群の元素
は、記録感度を向上させる。この二層の記録層の構成を
逆にすると、入射光が第二記録層(3)で吸収されてし
まい、反射率が悪くなる。また、第一記録層(2)が記
録時に溶融しやすいことによる固体時の体積変化に伴う
基板(1)の変形等の効果が重合されており、高レベル
な再生信号を得ることができ、読み取りエラーのない、
極めて大きいコントラストを実現することができる。
【0010】各記録層の成膜法としては、各種気相成長
法、例えば真空蒸着法、スパッタリング法、電子ビーム
法等があるが、とくにスパッタリング法が好ましい。第
一記録層(2)の膜厚は5nmから20nm、好ましく
は10nmから15nmの範囲が良い。5nmより薄い
と反射率が低下し、20nmより厚いと記録感度が悪く
なる。また、第二記録層(3)の膜厚は10nmから4
0nm、好ましくは20nmから30nmの範囲が良
い。10nmより薄いとコントラストが低下し、40n
mより厚いと記録感度が悪くなる。基板(1)の材料
は、通常、ガラス、セラミック、或いは樹脂が用いら
れ、樹脂基板が成形性の点で好ましい。代表例として
は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ABS樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられるが、加工性、光学特性
等の点からポリカーボネート樹脂が好ましい。また、基
板(1)の形状は、ディスク状、カード状、あるいはシ
ート状であってもよい。環境保護層(4)の材料は、紫
外線硬化性の樹脂を用いることができる。化学的安定
性、機械的強度等を考慮するとエポキシ系樹脂が好まし
く、第二記録層(3)上にスピンコート法により設ける
ことが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。図1の構成のディスク状光記録媒体を作製した。基
板(1)は、ピッチ0.74μm、案内溝深さ40μ
m、厚さ0.6mm、直径120mmのポリカーボネー
ト基板であり、基板(1)上に第一記録層(2)と第二
記録層(3)から成る記録層を順次スパッタ法により設
けた。表1に本実施例及び比較例における記録層の構成
を示す。表1に示すように、実施例1から10は、第一
記録層がSn又はBiから成り、かつTe、Ti、V、
Y、Mn、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少なくと
も一つの元素を、0.1原子%以上5原子%以下の範囲
内で含有するものであり、第二記録層がGeから成り、
かつAl、Ag、In、Mn、Ni、Zn、Zrの中か
ら選ばれた少なくとも一つの元素を、0.5原子%以上
10原子%以下の範囲内で含有するものである。比較例
1から5は、従来技術の構成のものを用いた。
【表1】
【0012】また、得られた光記録媒体の信号特性は、
再生信号(C/N比)と記録前の反射率、記録前後のコ
ントラストで評価した。記録信号はEFMランダムパタ
ーンを用い、記録パワーは8mW、10mW、12mW
とした。記録線速は6m/sで行い、C/N比は3T信
号で評価した。記録再生用光源の半導体レーザの波長は
650nmのものを用いた。また、耐環境特性は80
℃、85%温湿下で、200時間保存後の記録マーク
(10mW記録)のC/N比と反射率で評価した。以上
の結果を表2に示す。
【表2】
【0013】表1及び表2からわかるように、本発明の
実施例は、いずれの記録パワーにおいても、C/N比が
57dB以上、未記録部の反射率が46%以上、コント
ラスト0.66以上の特性を実現し、高密度ディスク状
光記録媒体(DVD−R)の規格値を満足している。ま
た、80℃、85%温室下で200時間放置後も良好な
特性を保持している。一方、比較例に示した従来技術で
は、本発明より明らかに特性が劣ることがわかる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、記録感度が高く、情報記録マークの再生信号の
C/N比、コントラストが良好であり、耐環境特性に優
れたDVD−R対応の追記型光記録媒体を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 第一記録層 3 第二記録層 4 環境保護層
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月3日(2002.4.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ピット
方式の場合、記録密度の向上に伴い、均一なピットを得
ることが困難となり、これにより再生信号特性と記録感
度が低下してしまう。また、相変化方式の場合、結晶と
非結晶の間の相転移を利用するもので、高温高湿条件下
等の保存環境により記録が消去されてしまう危険性があ
る。合金化方式の場合、レーザ入射による反射率の変動
即ち記録した再生信号のコントラストが小さく、再生時
に読み取りエラーが発生しやすいという問題を有する。
従って本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、高密度対応の追記型光記録媒体において、
再生信号のコントラストが良好で、記録感度が充分に高
く、かつ耐環境特性に優れた光記録媒体を提供すること
を目的とするものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかし、Sn、Bi、及びGeは酸化しや
すく、耐候性を劣化させるので、これを防止するため
に、本発明における第一記録層(2)は、Te、Ti、
V、Y、Mn、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少な
くとも一つの元素を含有する。Te、Ti、V、Y、M
n、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少なくとも一つ
の元素は、0.1原子%以上5原子%以下の範囲内で添
加されるのが良い。これらの元素はSn及びBiの特性
を損なわずに酸化を防止するだけでなく、また、これら
の元素の添加により熱伝導率が低下するため、レーザ光
の入射により発生した熱の散逸を防止して熱の利用効率
を向上させることができ、記録感度の向上につながる。
これらの元素の添加が0.1原子%未満であると耐酸化
性即ち耐環境特性と記録感度が低下し、5原子%より大
きいと伝導電子が少なくなるため反射率が低下する。ま
た、本発明の第二記録層(3)は、Al、Ag、In、
Mn、Ni、Zn、Zrの中から選ばれた少なくとも一
つの元素を含有する。Al、Ag、In、Mn、Ni、
Zn、Zrの中から選ばれた少なくとも一つの元素は、
0.5原子%以上10原子%以下の範囲内で添加される
のが良い。これらの元素はGeの特性を損なわずに酸化
を防止することができる。このとき、添加元素が0.5
原子%未満であると耐環境特性が悪化し、10原子%よ
り大きいと記録感度が低下する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。図1の構成のディスク状光記録媒体を作製した。基
板(1)は、ピッチ0.74μm、案内溝深さ40n
m、厚さ0.6mm、直径120mmのポリカーボネー
ト基板であり、基板(1)上に第一記録層(2)と第二
記録層(3)から成る記録層を順次スパッタ法により設
けた。表1に本実施例及び比較例における記録層の構成
を示す。表1に示すように、実施例1から10は、第一
記録層がSn又はBiから成り、かつTe、Ti、V、
Y、Mn、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少なくと
も一つの元素を、0.1原子%以上5原子%以下の範囲
内で含有するものであり、第二記録層がGeから成り、
かつAl、Ag、In、Mn、Ni、Zn、Zrの中か
ら選ばれた少なくとも一つの元素を、0.5原子%以上
10原子%以下の範囲内で含有するものである。比較例
1から5は、従来技術の構成のものを用いた。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅原 正彬 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA32 EA37 EA39 FA02 FA14 FA30 FB03 FB05 FB06 FB10 FB17 FB19 FB20 FB21 FB23 FB30 5D029 JA01 JB05 JB28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を記録層に入射することで情報を
    記録又は再生する追記型の光記録媒体において、 記録層は、Sn又はBiを含む第一記録層と、Geを含
    む第二記録層との二層から構成される事を特徴とする光
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記光記録媒体において、 第一記録層は光入射側の基板上に設けられ、第二記録層
    は第一記録層上に設けられる事を特徴とする請求項1記
    載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記光記録媒体において、 第一記録層は、Te、Ti、V、Y、Mn、Ni、P
    d、Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素を含有
    する事を特徴とする請求項1又は2記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記光記録媒体において、 第二記録層は、Al、Ag、In、Mn、Ni、Zn、
    Zrの中から選ばれる少なくとも一つの元素を含有する
    事を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光記
    録媒体。
  5. 【請求項5】 前記光記録媒体において、第一記録層の
    組成式をSn100 −x1M1x1、又はBi
    100−x1M1x1とする時、 x1は0.1以上5以下の範囲内である事を特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光記録媒体。(但し
    x1は原子%であり、M1はTe、Ti、V、Y、M
    n、Ni、Pd、Zrの中から選ばれる少なくとも一つ
    の元素)
  6. 【請求項6】 前記光記録媒体において、第二記録層の
    組成式をGe100 −x2M2x2とする時、 x2は0.5以上10以下の範囲内である事を特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の光記録媒体。(但
    しx2は原子%であり、M2はAl、Ag、In、M
    n、Ni、Zn、Zrの中から選ばれる少なくとも一つ
    の元素)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007046390A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 光情報記録媒体用記録層、光情報記録媒体、および光情報記録媒体用スパッタリングターゲット

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WO2007046390A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 光情報記録媒体用記録層、光情報記録媒体、および光情報記録媒体用スパッタリングターゲット

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