JP4661228B2 - 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置に関するものである。
画像の形成やマイクロデバイスの製造に際して液滴吐出法(インクジェット法)が提案されている。この液滴吐出法は、画像形成のためのインクやデバイスを形成するための材料を含む機能液を液滴状にして液滴吐出ヘッドより吐出して基体上に所望のパターンを形成する方法である。
下記特許文献には、液滴吐出ヘッド(インクジェット式記録ヘッド)に関する技術の一例が開示されている。この特許文献に開示されている液滴吐出ヘッドにおいては、駆動回路部(ドライバIC)と駆動素子(圧電素子)とがワイヤボンディングの手法によって接続されている。
特開2000−127379号公報
ところで、液滴吐出法に基づいて画像形成やマイクロデバイス製造を行う方法にあっては、画像の高精細化やマイクロデバイスの微細化を実現するために、液滴吐出ヘッドに設けられたノズル開口部同士の間の距離(ノズルピッチ)をできるだけ小さく(狭く)することが好ましい。上記圧電素子はノズル開口部に対応して複数形成されるため、ノズルピッチを小さくすると、そのノズルピッチに応じて圧電素子同士の間の距離も小さくする必要がある。ところが、圧電素子同士の間の距離が小さくなると、それら複数の圧電素子のそれぞれとドライバICとをワイヤボンディングの手法によって接続することが困難となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ノズルピッチを小さくしても、駆動回路部(ドライバIC)と駆動素子(圧電素子)とを接続する際の作業性を低下させることなく接続作業を行うことができ、優れた信頼性を有し、かつ歩留まりよく製造できる液滴吐出ヘッドを提供することを目的としている。また本発明は、上記液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために、液滴を吐出するノズル開口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室の外側に配設されて該圧力発生室に圧力変化を生じさせる駆動素子と、該駆動素子を挟んで前記圧力発生室と反対側に設けられた保護基板とを備え、前記保護基板に、当該保護基板を貫通して前記駆動素子の回路接続部に達する開口部が、前記駆動素子側に向けて先窄まり状を成して形成されており、前記駆動素子に電気信号を供給する駆動回路部を有するフレキシブル基板が前記開口部の開口形状に沿って撓曲されて配され、前記駆動回路部から導出された前記フレキシブル基板上の端子部と前記回路接続部とが、当該開口部内で電気的に接続されていることを特徴とする液滴吐出ヘッドを提供する。
この構成によれば、前記駆動回路部と駆動素子とが、フレキシブル基板を介して接続された構造となっているので、ワイヤボンディングにより両者を接続する構造では必須のワイヤを引き回すための空間が不要になり、液滴吐出ヘッドを薄型化することができる。またフレキシブル基板を実装するために保護基板に設けられた開口部が駆動素子側に向かう先窄まり状に形成されており、この開口形状に沿ってフレキシブル基板を撓曲させて配するようになっているので、曲げによるフレキシブル基板の変位が小さくなり、フレキシブル基板の破損等を防止できる。また、前記開口部はフレキシブル基板の進入側が広口の形状になっているので、フレキシブル基板の配置が容易であり、製造の容易性を高め、また正確な実装を可能にする構造となっている。さらにフレキシブル基板の曲げ幅が小さいので弾性復帰力も小さくなり、端子部と回路接続部との接続部における剥離も生じ難いものとなる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記端子部と前記回路接続部とが、導電性接着剤を介して電気的に接続されていてもよい。この構成によれば、はんだ等のろう材によって端子部と回路接続部との導電接続構造を得ることができる。
また本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記端子部と前記回路接続部とが、ろう材により電気的に接続されていてもよい。この構成によれば、異方性導電膜(ACF:anisotropic conductive film)や異方性導電ペースト(ACP:anisotropic conductive paste)を含む異方性導電材料によって、端子部と回路接続部との電気的な接続を作業性良く得ることができる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記端子部と前記回路接続部との接続部位が樹脂モールドによって封止されていることが好ましい。
この構成によれば、端子部と回路接続部との接続部が樹脂モールドされているので、その接続部を保護しつつ固定することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記樹脂モールドが、前記開口部内に撓曲されて配されたフレキシブル基板上まで延設されて該フレキシブル基板の撓曲形状を固定している構成とすることもできる。
この構成によれば、前記樹脂モールドによってフレキシブル基板の形状が保持されるため、フレキシブル基板の弾性復帰力によって接続部に応力が加わるのを効果的に防止でき、接続部の信頼性をさらに高めることができる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、複数の前記ノズル開口と、前記各ノズル開口に対応する前記圧力発生室と前記駆動素子とを備え、前記保護基板の開口部内に露出された前記複数の駆動素子の回路接続部に対して、前記フレキシブル基板の対応する前記端子部が電気的に接続されている構成とすることもできる。
この構成によれば、複数の駆動素子と複数の端子部とを同時に接続可能な構成となるので、フレキシブル基板の実装を効率よく迅速に行うことができる液滴吐出ヘッドが得られる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記開口部が平面視略矩形状を成しており、当該開口部の側壁部のうち平面視で長手方向に延びる2つの側壁部が前記保護基板の主面に対して傾斜した傾斜面部とされており、前記複数の駆動素子の回路接続部が、前記各斜面部の下端部から前記開口部内に向かって延出されるとともに前記長手方向に配列されており、2つの前記フレキシブル基板が、前記開口部の幅方向外側から前記各傾斜面部に沿うように延びて互いの先端部を突き合わせて配置されており、前記各フレキシブル基板の先端部に設けられた前記端子部と前記回路接続部とが電気的に接続されている構成とすることもできる。
この構成によれば、平面視略矩形状の開口部の幅方向(短手方向)両側に、長手方向に並んで複数の回路接続部が設けられており、これらの回路接続部に対して開口部の幅方向両側からフレキシブル基板を進出させてフレキシブル基板の端子部と前記回路接続部とを接続した構造の液滴吐出ヘッドが得られる。かかる構成は、ノズル開口を2列に並べて多数配列した構造の液滴吐出ヘッドに用いて好適な構成であり、狭ピッチで多数のノズル開口が配列された液滴吐出ヘッドの薄型化、低コスト化を実現できるものである。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記樹脂モールドが、前記2つのフレキシブル基板の先端部に跨って設けられていることが好ましい。
この構成によれば、2つのフレキシブル基板を開口部内に良好に保持でき、前記端子部と前記回路接続部との接続部の信頼性を高めることができる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記駆動回路部が前記フレキシブル基板の前記保護基板と対向する面に実装されており、前記保護基板とフレキシブル基板との間に設けられた接着材により、前記駆動回路部が保護基板上に固定されている構成とすることもできる。
この構成によれば、駆動回路部が保護基板に固定されるので、液滴吐出ヘッドの製造時や使用時に駆動回路部が揺動するのを防止でき、保護回路部が保護基板や他の部材と衝突したり、電気信号の伝達に不具合を生じるのを防止することができる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記駆動回路部が、前記保護基板とフレキシブル基板との間に設けられた樹脂モールドによって封止されていることが好ましい。
この構成によれば、前記樹脂モールドによって駆動回路部を保護基板上に固定することができるので、製造時や使用時にフレキシブル基板が振動して駆動回路部を破損するのを防止でき、また駆動回路部とともにフレキシブル基板も固定されるため、フレキシブル基板に対する外部回路等の接続も容易になる。
本発明の液滴吐出ヘッドでは、前記駆動回路部が、前記フレキシブル基板上にフリップチップ実装されていることが好ましい。
この構成によれば、駆動回路部をフレキシブル基板にフリップチップ実装することで、駆動回路部と導電部との電気的な接続を作業性良く且つ良好に行うことができる。
本発明の液滴吐出装置は、先に記載の本発明の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする。この構成によれば、狭ノズルピッチの液滴吐出ヘッドを具備し、高精細の画像形成やマイクロデバイス形成を液滴吐出法により良好に行うことができる液滴吐出装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。
<液滴吐出ヘッド>
液滴吐出ヘッドの一実施形態について図1から図4を参照しつつ説明する。図1は液滴吐出ヘッドの一実施形態を示す斜視構成図、図2は液滴吐出ヘッドを下側から見た斜視構成図の一部破断図、図3は図1のA−A線に沿う断面構成図、図4はフレキシブル基板を下面側から見た図である。
本実施形態の液滴吐出ヘッド1は、機能液を液滴状にしてノズルから吐出するものであって、液滴が吐出されるノズル開口15を備えたノズル基板16と、ノズル基板16の上面に接続され、液滴が流れる流路を形成する流路形成基板10と、流路形成基板10の上面に接続され、圧電素子(駆動素子)300の駆動によって変位する振動板400と、振動板400の上面に接続され、リザーバ100を形成するためのリザーバ形成基板(保護基板)20と、リザーバ形成基板20の上面側に設けられた可撓性を有する4枚のフレキシブル基板501〜504とを備えている。
各フレキシブル基板501〜504のそれぞれの下面側(リザーバ形成基板20側)には、前記圧電素子300を駆動するための駆動回路部(ドライバIC)200と、駆動回路部200と圧電素子300とを電気的に接続するための配線パターン(導電パターン)510とが設けられている。
液滴吐出ヘッド1の動作は、フレキシブル基板501〜504を介して接続される図示略の外部コントローラによって制御される。図2に示す流路形成基板10と、ノズル基板16と、振動板400とにより区画された空間に圧力発生室12が形成されており、この圧力発生室12に機能液を収容し、圧力発生室12に印加される圧力によってノズル開口15から機能液を吐出するようになっている。また、リザーバ形成基板20と流路形成基板10とにより囲まれた空間が圧力発生室12に供給するための機能液を予備的に保持するリザーバ100となっている。
図2及び図3に示すように、流路形成基板10の図示下面側は開口しており、その開口を覆うようにノズル基板16が流路形成基板10の下面に接続されている。流路形成基板10の下面とノズル基板16とは、例えば接着剤や熱溶着フィルム等を介して固定されている。ノズル基板16には、液滴を吐出する複数のノズル開口15が設けられている。
具体的には、ノズル基板16に設けられた複数のノズル開口15はY軸方向に配列されており、本実施形態では、ノズル基板16上の複数の領域に配列された一群のノズル開口15を、それぞれ第1ノズル開口群15A、第2ノズル開口群15B、第3ノズル開口群15C、及び第4ノズル開口群15Dと称する。
第1ノズル開口群15Aと第2ノズル開口群15BとはX軸方向に関して互いに対向するように配置されている。第3ノズル開口群15Cは第1ノズル開口群15Aの+Y側に設けられており、第4ノズル開口群15Dは第2ノズル開口群15Bの+Y側に設けられている。これら第3ノズル開口群15Cと第4ノズル開口群15DとはX軸方向に関して互いに対向するように配置されている。
なお、図2では各ノズル開口群15A〜15Dのそれぞれは6個のノズル開口15によって構成されているように示されているが、実際には、各ノズル開口群は例えば720個程度のノズル開口15によって構成されるものである。
流路形成基板10の内側には、その中央部からX方向に延びる複数の隔壁11が形成されている。流路形成基板10はシリコンによって形成されており、複数の隔壁11は、流路形成基板10の母材であるシリコン単結晶基板を異方性エッチングすることにより形成されたものである。複数の隔壁11を有する流路形成基板10と、ノズル基板16と、振動板400とにより区画された複数の空間が圧力発生室12である。
各圧力発生室12は、複数のノズル開口15に対応して設けられている。すなわち、圧力発生室12は、第1〜第4ノズル開口群15A〜15Dのそれぞれを構成する複数のノズル開口15に対応するように、Y軸方向に複数並んで設けられている。そして、第1ノズル開口群15Aに対応して複数形成された圧力発生室12が第1圧力発生室群12Aを構成し、第2ノズル開口群15Bに対応して複数形成された圧力発生室12が第2圧力発生室群12Bを構成し、第3ノズル開口群15Cに対応して複数形成された圧力発生室12が第3圧力発生室群12Cを構成し、第4ノズル開口群15Dに対応して複数形成された圧力発生室12が第4圧力発生室群12Dを構成している。
第1圧力発生室群12Aと第2圧力発生室群12BとはX軸方向に関して互いに対向するように配置されており、それらの間には隔壁10Kが形成されている。同様に、第3圧力発生室群12Cと第4圧力発生室群12Dとの間にも隔壁10Kが形成されており、それらはX軸方向に関して互いに対向するように配置されている。
第1圧力発生室群12Aを形成する複数の圧力発生室12の基板中央部側(−X側)の端部は上述した隔壁10Kによって閉塞されているが、基板外縁部側(+X側)の端部は互いに接続するように集合され、リザーバ100と接続されている。リザーバ100は、図1及び図3に示す機能液導入口25より導入され、圧力発生室12に供給される前の機能液を一時的に保持するものであって、リザーバ形成基板20にY軸方向に延びるように形成されたリザーバ部21と、流路形成基板10にY軸方向に延びるように形成されてリザーバ部21と各圧力発生室12のそれぞれとを接続する連通部13とから構成されている。すなわち、リザーバ100は、第1圧力発生室群12Aを構成する複数の圧力発生室12の共通の機能液保持室(インク室)となっている。図3に示す機能液の経路をみると、機能液導入口25より導入された機能液は、導入路26を経てリザーバ100に流れ込み、供給路14を経て、第1圧力発生室群12Aを構成する複数の圧力発生室12のそれぞれに供給されるようになっている。
また、第2、第3、第4圧力発生室群12B、12C、12Dのそれぞれを構成する圧力発生室12のそれぞれにも、上述と同様のリザーバ100が接続されており、各圧力発生室群12B〜12Dに供給される機能液の一時貯留部を構成している。
流路形成基板10とリザーバ形成基板20との間に配置された振動板400は、流路形成基板10側から順に弾性膜50と、下電極膜60とを積層した構造を備えている。流路形成基板10側に配される弾性膜50は、例えば1〜2μm程度の厚さの酸化シリコン膜からなるものであり、下電極膜60は、例えば0.2μm程度の厚さの金属膜からなるものである。本実施形態において、下電極膜60は、流路形成基板10とリザーバ形成基板20との間に配される複数の圧電素子300の共通電極として機能するものとなっている。
振動板400を変形させるための圧電素子300は、図3に示すように、下電極膜60側から順に圧電体膜70と、上電極膜80とを積層した構造を備えている。圧電体膜70の厚さは例えば1μm程度、上電極膜80の厚さは例えば0.1μm程度である。
なお、圧電素子300の概念としては、圧電体膜70及び上電極膜80に加えて、下電極膜60を含むものであってもよい。下電極膜60は圧電素子300としての機能と、振動板400としての機能とを兼ね備えたものとなっているからである。本実施形態では、弾性膜50及び下電極膜60が振動板400として機能する構成を採用しているが、弾性膜50を省略して下電極膜60が弾性膜としても機能する構成とすることもできる。
圧電素子300(圧電体膜70及び上電極膜80)は、複数のノズル開口15及び圧力発生室12のそれぞれに対応するように複数設けられている。
本実施形態では、便宜的に、第1ノズル開口群15Aを構成するノズル開口15のそれぞれに対応するようにY軸方向に複数並んで設けられた一群の圧電素子300を第1圧電素子群と呼ぶこととする。また同様に、第2ノズル開口群15Bを構成するノズル開口15のそれぞれに対応するようにY軸方向に複数並んで設けられた一群の圧電素子300を第2圧電素子群と呼ぶこととする。さらに、第3ノズル開口群15Cに対応する一群の圧電素子300を第3圧電素子群と呼び、第4ノズル開口群15Dに対応する一群の圧電素子300を第4圧電素子群と呼ぶこととする。
上記第1圧電素子群と第2圧電素子群とは、X軸方向に関して互いに対向するように配置されている。同様に、第3、第4ノズル開口群15C、15Dにそれぞれ対応する第3、第4圧電素子群は、X軸方向に関して互いに対向するように配置されている。
図1及び図3に示すリザーバ形成基板20の外側(流路形成基板10と反対側)には、封止膜31と固定板32とを積層した構造のコンプライアンス基板30が接合されている。このコンプライアンス基板30において、内側に配される封止膜31は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さ6μm程度のポリフェニレンスルフィドフィルム)からなり、この封止膜31によってリザーバ部21の上部が封止されている。他方、外側に配される固定板32は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さ30μm程度のステンレス鋼)からなる板状部材である。この固定板32には、リザーバ100に対応する平面領域を切り欠いてなる開口部33が形成されており、この構成によりリザーバ100の上部は、可撓性を有する封止膜31のみで封止され、内部圧力の変化によって変形可能な可撓部22となっている。
通常、機能液導入口25からリザーバ100に機能液が供給されると、例えば、圧電素子300の駆動時の機能液の流れ、あるいは、周囲の熱などによってリザーバ100内に圧力変化が生じる。しかしながら、上述のように、リザーバ100の上部が封止膜31のみよって封止されて可撓部22となっているため、この可撓部22が撓み変形してその圧力変化を吸収する。したがって、リザーバ100内は常に一定の圧力に保持される。なお、その他の部分は固定板32によって十分な強度に保持されている。そして、リザーバ100の外側のコンプライアンス基板30上には、リザーバ100に機能液を供給するための機能液導入口25が形成されており、リザーバ形成基板20には、機能液導入口25とリザーバ100の側壁とを連通する導入路26が設けられている。
図1に示すように、リザーバ形成基板20のうち、X軸方向に関して中央部には、Y軸方向に延びる溝部(開口部)700が形成されている。本実施形態では、図3に示すように、溝部700の幅方向両側に、リザーバ形成基板20の主面(XY面)に対して傾斜した傾斜側壁20aがそれぞれ形成されており、その結果、溝部700は図3に示す断面視で流路形成基板10側に向かって先窄まり状に形成されている。詳細は後述するが、このように溝部700が傾斜側壁20aを有する構成とされたことで、溝部700の底部で圧電素子300に接続されるフレキシブル基板501〜504の実装が容易かつ正確に行えるようになっている。
リザーバ形成基板20のうち、図1に示すフレキシブル基板501と平面的に重なっている部分を第1封止部20Aとし、フレキシブル基板502と平面的に重なっている部分を第2封止部20Bとすると、前記第1封止部20Aが、第1圧力発生室群12Aに対応して設けられた第1圧電素子群を封止しており、第2封止部20Bは第2圧力発生室群12Bに対応して設けられた第2圧電素子群3を封止している。
また同様に、リザーバ形成基板20のうちフレキシブル基板503と平面的に重なる部分の第3封止部は、第3圧力発生室群12Cに対応して設けられた第3圧電素子群を封止しており、フレキシブル基板504と平面的に重なる部分の第4封止部は第4圧力発生室群12Dに対応して設けられた第4圧電素子群を封止している。
また図3に示すように、リザーバ形成基板20には、その圧電素子300に対向する領域に、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を確保するとともに、その空間を密封する圧電素子保持部24が設けられている。圧電素子保持部24は、先の第1封止部20A、第2封止部20B、及び第3封止部、第4封止部のそれぞれに別個に形成されており、それぞれ第1〜第4圧電素子群を封止できる大きさに形成されている。また、圧電素子300のうち、少なくとも圧電体膜70は、この圧電素子保持部24内に密封されている。
このように、リザーバ形成基板20は、圧電素子300を外部環境と遮断して圧電素子300を封止する封止部材としての機能を有している。リザーバ形成基板20によって圧電素子300を封止することで、水分等の外部環境による圧電素子300の特性劣化等を防止することができる。また本実施形態では、圧電素子保持部24の内部を密封状態にしただけであるが、例えば、圧電素子保持部24内の空間を真空にしたり、あるいは窒素又はアルゴン雰囲気等とすることにより、圧電素子保持部24内を低湿度に保持する構成も採用でき、これらの構成により圧電素子300の劣化をさらに効果的に防止することができる。
リザーバ形成基板20は、流路形成基板10とともに液滴吐出ヘッド1の基体を成す部材であるから剛体とすることが好ましく、リザーバ形成基板20を形成する材料として流路形成基板10と略同一の熱膨張率を有する材料を用いることがより好ましい。本実施形態の場合、流路形成基板10がシリコンからなるものであるから、それと同一材料のシリコン単結晶基板が好適に用られる。シリコンを用いた場合、異方性エッチングにより容易に高精度の加工が可能であるため、圧電素子保持部24や溝部700を容易に形成できるという利点が得られる。その他、流路形成基板10と同様、ガラス、セラミック材料等を用いることもできる。
図3に示すように、第1封止部20Aの圧電素子保持部24によって封止されている圧電素子300のうち、上電極膜80の−X側の端部は、第1封止部20Aの外側まで延び、溝部700を構成する一方の傾斜側壁20aの下端部から溝部700内に露出している。また図3に示すように、溝部700における流路形成基板10上に下電極膜60の一部が配置されている場合においては、上電極膜80と下電極膜60との短絡を防止するための絶縁膜600が、上電極膜80と下電極膜60との間に介挿されている。
同様に、第2封止部20Bの圧電素子保持部24によって封止されている圧電素子300のうち、上電極膜80の+X側の端部が、第2封止部20Bの外側まで延びて、溝部700内に露出しており、この露出側の端部にも、上電極膜80と下電極膜60との間に絶縁膜600が介挿されている。さらに不図示ではあるが、第3、第4封止部で封止されている圧電素子300についても、それらの上電極膜80の一部が、第3、第4封止部の外側まで延びて溝部700内に露出されている。
圧電素子300を駆動するための駆動回路部200は、例えば回路基板あるいは駆動回路を含む半導体集積回路(IC)を含んで構成されており、フレキシブル基板501〜504の下面(リザーバ形成基板20側面)に接続されている。そして、フレキシブル基板501〜504を介して接続された圧電素子300を駆動できるようになっている。
フレキシブル基板501〜504は可撓性を有しており、例えばポリイミドからなる絶縁性のフィルム状部材によって構成されている。また、フレキシブル基板501〜504の図示下面には、銅などの導電性材料からなる導電性の配線パターン510が、プリント方式により、メッキやエッチングなどの手法によって設けられている。
ここで、図4を示してフレキシブル基板501〜504についてさらに詳細に説明する。フレキシブル基板501〜504は、概略同一の構成を具備した回路基板であり、面上の所定位置に実装された駆動回路部200と、駆動回路部200から図示中央部側へ導出された配線パターン510と、配線パターン510と反対側の基板端部に設けられた外部接続端子部580とを備えて構成されている。外部接続端子部580の各端子は、駆動回路部200から導出された図示略の配線パターンに電気的に接続されており、駆動回路部200に外部の電源回路や制御回路を接続するための端子として機能する。
駆動回路部200は、フレキシブル基板501〜504の一面側にフリップチップ実装されて前記配線パターン510の一部と接続されており、さらにフリップチップ実装された後、樹脂201による樹脂モールドによって各フレキシブル基板に固定されている。フレキシブル基板501〜504は、それぞれ第1〜第4ノズル開口群15A〜15Dに対応して設けられており、フレキシブル基板501〜504の各駆動回路部200により、それぞれのノズル開口群に対応して設けられた圧電素子300を駆動するようになっている。
フレキシブル基板501〜504は、少なくとも端子部512側を曲げる(撓ませる)ことができるようになっており、これにより図1及び図3に示したように、端子部512を撓曲させて溝部700内に配置するようになっている。
フレキシブル基板501〜504上の配線パターン510は、それぞれ複数の端子部512を有している。これらの端子部512は、フレキシブル基板501の駆動回路部200と、圧電素子300とを配線パターン510を介して電気的に接続するものである。フレキシブル基板501に設けられた複数の端子部512は、先の第1圧電素子群を構成する複数の圧電素子300(上電極膜80)にそれぞれに接続されるものであって、第1圧電素子群を構成する複数の圧電素子300に対応するようにY軸方向に複数(例えば720個)並んで設けられており、第1端子群512Aを構成している。
同様に、フレキシブル基板502に設けられた複数の端子部512は、第2圧電素子群を構成する複数の圧電素子300に対応するようにY軸方向に複数(例えば720個)並んで設けられて第2端子群512Bを構成している。かかるフレキシブル基板501,502の実装に際しては、図4に示すように第1端子群512Aと第2端子群512BとをX軸方向に関して互いに対向するように配置し、図3に示したように溝部700の両側からフレキシブル基板501,502を進入させて溝部内に配置することで、同様にX軸方向に関して対向するように配置されている第1圧電素子群及び第2圧電素子群に対して第1端子群512Aと第2端子群512Bとを接続する。
具体的には、図3に示すように、フレキシブル基板501,502とリザーバ形成基板20とを対向配置し、それぞれの端子部512と圧電素子300とを位置決めした状態で、端子部512が設けられたフレキシブル基板501,502の端部を傾斜側壁20aに沿って撓曲させることで、フレキシブル基板501,502の裏面501A,502Aにそれぞれ設けられた端子部512と、圧電素子300の上電極膜80とを接続するようになっている。溝部700内に露出された上電極膜80の上面は、圧電素子300においてフレキシブル基板の端子部512と接続される回路接続部となっている。
上記フレキシブル基板501,502と同様に、フレキシブル基板503,504に設けられた複数の端子部512は、第3圧電素子群を構成する複数の圧電素子300に対応するようにY軸方向に複数(例えば720個)並んで設けられて第3端子群512C、及び第4端子群512Dをそれぞれ構成している。そして、第3端子群512Cと第4端子群512DとがX軸方向に関して互いに対向するようにフレキシブル基板503,504を配置することで、溝部700の第3圧電素子群及び第4圧電素子群にそれぞれ第3端子群512C、512Dを接続するようになっている。これらのフレキシブル基板503,504についても、第3、第4端子群512C、512Dが設けられた基板端部を傾斜側壁20aに沿って撓曲させることで、フレキシブル基板の一面に設けられた端子部512と圧電素子300の上電極膜80とを接続する。
ここで、端子部512と圧電素子300(上電極膜80)とは、ろう材、又は異方性導電膜(ACF:anisotropic conductive film)や異方性導電ペースト(ACP:anisotropic conductive paste)を含む異方性導電材料によって良好に接続することができる。
図3に示すように、溝部700の内側のフレキシブル基板501,502によって形成された断面視凹状の領域に樹脂202が配置されてモールドされており、樹脂202の一部はフレキシブル基板501,502の間の隙間に進入して流路形成基板10の表面に達している。この樹脂202により端子部512と圧電素子300(上電極膜80)との接続部が封止されている。このようにフレキシブル基板と圧電素子との接続部を封止しておくことで、製造中や使用中に端子部512が圧電素子300から剥離するのを防止でき、信頼性に優れた液滴吐出ヘッドを得ることができる。また固化した樹脂202は、曲げられて溝部700内に配置されたフレキシブル基板501,502を傾斜側壁20aに沿った形状に保持する機能を奏し、これにより前記接続部の封止による信頼性向上効果を助長することができる。
さらに、図3に示すように、樹脂202の一部がフレキシブル基板501と傾斜側壁20aとの間、及びフレキシブル基板502と傾斜側壁20aとの間にまで注入されていれば、フレキシブル基板501,502と傾斜側壁20aとを接着することができ、より高い信頼性を得ることができる。
なお、図3ではフレキシブル基板501,502とリザーバ形成基板20との間には、何も設けていないが、この空間に樹脂モールドを設けるならば、その樹脂モールドによる樹脂モールドによって駆動回路部200をリザーバ形成基板20に固定することができ、液滴吐出ヘッドの信頼性を高めることができる。
このように、本実施形態の液滴吐出ヘッド1では、リザーバ形成基板20の溝部700に対してフレキシブル基板501〜504を撓曲させて配置し、溝部700の底部に露出されている圧電素子300に対してフレキシブル基板501〜504の端子部512を接続するようになっている。これにより、ワイヤボンディングにより駆動回路部200と圧電素子300とを接続する構造のようにワイヤを引き回す空間が不要となり、液滴吐出ヘッド1の薄型化を実現できる。また、フレキシブル基板501〜504は単純な平面矩形状のものを用いることができるため、フレキシブル基板を複雑な形状に加工する場合のようなコスト上昇は生じない。
さらに、フレキシブル基板501〜504は、溝部700を構成する傾斜側壁20aに沿って配されるため、その曲げ変位は小さく、したがってフレキシブル基板501〜504の曲げによる損傷や、フレキシブル基板の弾性復帰力による圧電素子300との接続部における剥離等も生じ難いものとなっている。
次に、上述した構成を有する液滴吐出ヘッド1の動作について説明する。液滴吐出ヘッド1より機能液の液滴を吐出するには、当該液滴吐出ヘッド1に接続された外部コントローラ(図示略)によって機能液導入口25に接続された不図示の外部機能液供給装置を駆動する。外部機能液供給装置から送出された機能液は、機能液導入口25を介してリザーバ100に供給された後、ノズル開口15に至るまでの液滴吐出ヘッド1の内部流路を満たす。また、外部コントローラは、フレキシブル基板501〜504に設けられた外部接続端子部580を介して駆動回路部200等に駆動電力や指令信号を送信する。
外部接続端子部580を介して駆動回路部200に指令信号等が入力されると、駆動回路部200は、外部コントローラからの指令に基づく駆動信号を、端子部512を含む配線パターン510を介して接続された各圧電素子300に送信する。
すると、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜80との間に電圧が印加される結果、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体膜70に変位が生じ、この変位によって各圧力発生室12の容積が変化して内部圧力が高まり、ノズル開口15より液滴が吐出される。
<液滴吐出ヘッドの製造方法>
次に、液滴吐出ヘッド1の製造方法について図5のフローチャート図、及び図6の模式図を参照するとともに、適宜図3及び図4を参照しつつ説明する。
以下では、駆動回路部200と圧電素子300との電気的接続に係る手順について主に説明し、液滴吐出ヘッド1のうち、ノズル基板16、流路形成基板10、リザーバ形成基板20、圧電素子300等の製造及び接続・配置作業は既に完了しているものとする。また、上記実施形態の液滴吐出ヘッド1は、4枚のフレキシブル基板501〜504を備えたものであるが、以下の製造方法では、液滴吐出ヘッド1のうち、フレキシブル基板501,502が設けられる部位について主に説明することとする。
まず、図4に示すように、ポリイミド等からなる可撓性を有するフレキシブル基板501,502の裏面501Aに、銅などの導電性材料からなる端子部512を含む配線パターン510を、プリント方式により、メッキやエッチングなどの手法によって設ける(ステップSA1)。端子部512を含む配線パターン510は、隣接して設けられているノズル開口15,15間の距離(ノズルピッチ)、すなわち圧電素子300同士の間の距離に応じて精度良く形成される。
次に、フレキシブル基板501,502の所定領域(実装領域)に対して、駆動回路部200をフリップチップ実装する(ステップSA2)。その後、樹脂201によってフレキシブル基板501,502と駆動回路部200とを固定する(ステップSA3)。
このように、配線パターン510が設けられたフレキシブル基板501,502上に駆動回路部200を設けることで、液滴吐出ヘッド1全体のコンパクト化を図ることができ、また配線パターン510と駆動回路部200との位置決めを容易に行うこともできる。また、駆動回路部200をフレキシブル基板501〜504にそれぞれフリップチップ実装することで、駆動回路部200と配線パターン510との電気的な接続を、作業性良く且つ良好に行うことができるという利点もある。
次に、図6に示すように、フレキシブル基板501,502に設けられた端子部512と、圧電素子300の上電極膜80とを接続する(ステップSA4)。この端子部512と上電極膜80との接続に際しては、押圧部材800によって、溝部700上に配したフレキシブル基板501,502の端縁部を上方から押圧する。ここで、押圧部材800によるフレキシブル基板に対する押圧動作は、各フレキシブル基板501,502とリザーバ形成基板20の溝部700とを位置合わせした状態で行う。
この位置合わせした状態においては、第1封止部20Aから溝部700内に一部延出された第1圧電素子群の各圧電素子300と、第1端子群512Aを構成する各端子部512とのそれぞれが位置合わせされるとともに、第2封止部20Bから溝部700内に一部延出された第2圧電素子群の各圧電素子300と、第2端子群512Bを構成する各端子部512とのそれぞれが位置合わせされる。また不図示であるが、フレキシブル基板503,504についても同様であり、第3、第4圧電素子群を構成する複数の圧電素子300と、第3、第4端子群512C、512Dを構成する複数の端子部512とのそれぞれが位置合わせされる。
そして、上記位置合わせした状態で押圧部材800を図示下方に移動させると、フレキシブル基板501,502の端縁部が押圧部材800によって押圧されて下方に向けて撓む(曲がる)ので、フレキシブル基板501,502の端縁部にそれぞれ設けられている端子部512と、溝部700内に露出している圧電素子300の上電極膜80とを接続することができる。ここで、端子部512及び上電極膜80のうち少なくともいずれか一方には、ろう材又は異方性導電材料900が予め設けられているため、これらろう材又は異方性導電材料900を介在させた状態で、押圧部材800による押圧動作を行うことで、端子部512と上電極膜80(圧電素子300)との電気的な接続を作業性良く且つ良好に行うことができる。なお、ろう材を予め設けておく場合には、端子部512及び上電極膜80のうち、端子部512上に設けておくことが好ましい。フレキシブル基板501,502上には、先に記載のように配線パターン510が、メッキを含むプリント技術によって形成されているが、その配線パターン510の形成手法と同様の手法によれば、フレキシブル基板501,502の所望位置にろう材を円滑に配置することができるからである。
また本実施形態における押圧部材800による押圧動作においては、溝部700を形成している第1封止部20A、第2封止部20Bの側壁部が、リザーバ形成基板20の主面に対して傾斜した傾斜側壁20aとされているので、押圧部材80により曲げられて溝部700内に押し込まれるフレキシブル基板501,502は傾斜側壁20aに沿って配され、曲げによる変位幅が小さくなる。これにより、フレキシブル基板501,502における配線パターンの断線等が生じ難くなり、信頼性を向上させることができる。またフレキシブル基板501,502の弾性復帰力が小さくなるので、ろう材や異方性導電材料を介して端子部512と圧電素子300とを接着した後において、前記弾性復帰力による接続部の剥離等が生じ難くなる。
また、上方に向かって広口の溝部700に対して押圧部材80を押し込むようになっているので、押圧部材80の挿入が円滑に行われるという利点があり、押圧部材80の進入位置がずれていて押圧部材80が傾斜側壁20a上を押圧した場合にも、押圧部材80の先端部側壁が傾斜側壁20aに押圧されたフレキシブル基板上で摺動するため、リザーバ形成基板20に対し直接的に応力が加わるのを回避でき、リザーバ形成基板20の破損を防止することができる。
さらに押圧部材80はその先端部のみが細幅に形成されていればよいため、図6に示すような先窄まり状の形状とすることができる。このような形状とすることで、押圧部材80の基端部側の幅W2を、先端部側の幅W1に対して相当大きくすることができるため、紙面垂直方向に長手の押圧部材80の変形等も良好に防止できる。押圧部材80自体が曲がっていたり、フレキシブル基板を押圧した際に変形すると端子部512と圧電素子300との接続に不良を生じるおそれがあるが、本実施形態で用いる押圧部材によれば、このような変形がなく、正確な端子接続が可能である。
上記溝部700を構成する傾斜側壁20aは、リザーバ形成基板20の構成材であるシリコン基板を異方性エッチングすることで形成することができる。例えば水酸化カリウム(KOH)を用いて異方性エッチングを行った場合、傾斜側壁20aは傾斜角度55°程度にて再現性よく形成することができる。この場合において、例えばリザーバ形成基板20の厚さが300μmであれば、流路形成基板10側の開口幅が1mmになるように形成すると、溝部700のフレキシブル基板側の開口幅は1.58mm程度になるため、押圧部材80の寸法精度や押圧動作時の位置精度を大きく緩和することが可能である。したがって、小型高精度の押圧部材80を用意したり、高精度の実装装置を用いる必要が無くなり、液滴吐出ヘッド1の製造コストの低減に大いに寄与し得る。また、液滴吐出ヘッドの小型化によって溝部700の幅が狭くなった場合にも、開口端側の幅をある程度の広さに維持できるため、フレキシブル基板のボンディングを容易に行うことが可能である。
また、上記押圧部材800による押圧動作においては、図6に示すように、押圧部材800は、互いに対向するフレキシブル基板501,502を同時に押圧する。本実施形態においては、第1圧電素子群を構成する圧電素子300の上電極膜80の一端部と、第2圧電素子群を構成する圧電素子300の上電極膜80の一端部が同一の溝部700に延出しており、それら第1、第2圧電素子群に接続されるべき第1、第2端子群512A、512Bも、フレキシブル基板501,502を位置決めした状態で互いに対向するように配置されている。そのため、フレキシブル基板501,502を押圧部材800で一括して同時に押圧することで、複数の端子部512とそれらに対応する複数の圧電素子300(上電極膜80)との接続を、フレキシブル基板501,502の各端子部512の全てで同時に行うことができる。またフレキシブル基板503,504についても同様である。したがって、本実施形態によればフレキシブル基板501〜504の接続工程において良好な作業性を実現することができる。
また、フレキシブル基板501〜504上に、ノズルピッチに応じた端子部512を含む配線パターン510をプリント技術によって精度良く設けておくことで、ノズルピッチを小さくすることによって、圧電素子300同士の間のY軸方向に関する距離が小さく(狭く)なっても、そのノズルピッチに応じて設けられた複数の圧電素子300(上電極膜80)のそれぞれと端子部512との電気的な接続を作業性良く且つ良好に行うことができる。
押圧部材800によって上方より下方に向かって押圧するとき、本実施形態においては、端子部512及び上電極膜80の下側には、剛体である隔壁10K(流路形成基板10)が配置されている。すなわち、端子部512、異方性導電材料900、及び上電極膜80は、剛体である押圧部材800と剛体である隔壁10Kとの間に挟まれた状態となっている。したがって、押圧部材800を隔壁10Kに向けて押圧することで、端子部512と上電極膜80とを良好に接続することができる。また、接続された後のフレキシブル基板501,502上の端子部512及び上電極膜80を、剛体である隔壁10Kで良好に支持することができる。
端子部512と上電極膜80との接続作業が完了した後、樹脂202によって、フレキシブル基板501,502とリザーバ形成基板20とを固定するとともに、端子部512と上電極膜80との接続部を覆う(ステップSA5)。これにより、フレキシブル基板501,502の位置が固定されるとともに、フレキシブル基板501,502自体が樹脂202によって補強される。更には、樹脂202によって、端子部512と上電極膜80との接続部が保護される。
なお、本実施形態においては、駆動回路部200が実装されたフレキシブル基板501,502を用い、これらのフレキシブル基板の端子部512を圧電素子300(上電極膜80)に対して接続する手順で製造を行っているが、フレキシブル基板501,502に設けられた端子部512と圧電素子300との接続を行った後、フレキシブル基板501,502に駆動回路部200を実装する手順を採用することもできる。
<液滴吐出装置>
次に、上述した液滴吐出ヘッド1を備えた液滴吐出装置の一例について図7を参照しながら説明する。本例では、その一例として、前述の液滴吐出ヘッドを備えたインクジェット式記録装置について説明する。
液滴吐出ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載されている。図7に示すように、液滴吐出ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bには、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられており、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3が、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に取り付けられている。
記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3がキャリッジ軸5に沿って移動するようになっている。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上に搬送されるようになっている。上記構成を具備したインクジェット式記録装置は、前述の液滴吐出ヘッドを備えているので、小型で信頼性が高く、更に低コストなインクジェット式記録装置となっている。
なお、図7では、本発明の液滴吐出装置の一例としてプリンタ単体としてのインクジェット式記録装置を示したが、本発明はこれに限らず、係る液滴吐出ヘッドを組み込むことによって実現されるプリンタユニットに適用することも可能である。このようなプリンタユニットは、例えば、テレビ等の表示デバイスやホワイトボード等の入力デバイスに装着され、該表示デバイス又は入力デバイスによって表示若しくは入力された画像を印刷するために使用される。
また上記液滴吐出ヘッドは、液相法により各種デバイスを形成するための液滴吐出装置にも適用することができる。この形態においては、液滴吐出ヘッドより吐出される機能液として、液晶表示デバイスを形成するための液晶表示デバイス形成用材料、有機EL表示デバイスを形成するための有機EL形成用材料、電子回路の配線パターンを形成するための配線パターン形成用材料などを含むものが用いられる。これらの機能液を液滴吐出装置により基体上に選択配置する製造プロセスによれば、フォトリソグラフィ工程を経ることなく機能材料のパターン配置が可能であるため、液晶表示装置や有機EL装置、回路基板等を安価に製造することができる。
実施形態に係る液滴吐出ヘッドの斜視構成図。 同、液滴吐出ヘッドを下側から見た斜視構成図。 図1のA−A線に沿う断面構成図。 実施形態に係るフレキシブル基板を下側から見た平面構成図。 液滴吐出ヘッドの製造工程の一例を示すフローチャート。 液滴吐出ヘッドの製造工程を説明するための断面構成図。 液滴吐出装置の一例を示す斜視構成図。
符号の説明
1…液滴吐出ヘッド、15…ノズル開口、15A〜15D…ノズル開口群、20…リザーバ形成基板(保護基板)、70…圧電体膜、80…上電極膜(回路接続部)、200…駆動回路部、201…樹脂、202…樹脂モールド、300…圧電素子(駆動素子)、501〜504…フレキシブル基板、510…配線パターン、512…端子部、900…異方性導電材料

Claims (12)

  1. 液滴を吐出するノズル開口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室の外側に配設されて該圧力発生室に圧力変化を生じさせる駆動素子と、該駆動素子を挟んで前記圧力発生室と反対側に設けられた保護基板とを備え、
    前記保護基板に、当該保護基板を貫通して前記駆動素子の回路接続部に達する開口部が、前記駆動素子側に向けて先窄まり状を成して形成されており、
    前記駆動素子に電気信号を供給する駆動回路部を有するフレキシブル基板が前記開口部の開口形状に沿って撓曲されて配され、前記駆動回路部から導出された前記フレキシブル基板上の端子部と前記回路接続部とが、当該開口部内で電気的に接続されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記端子部と前記回路接続部とが、導電性接着剤を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記端子部と前記回路接続部とが、ろう材により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記端子部と前記回路接続部との接続部位が樹脂モールドによって封止されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記樹脂モールドが、前記開口部内に撓曲されて配されたフレキシブル基板上まで延設されて該フレキシブル基板の撓曲形状を固定していることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 複数の前記ノズル開口と、前記各ノズル開口に対応する前記圧力発生室及び前記駆動素子を備え、
    前記保護基板の開口部内に露出された前記複数の駆動素子の回路接続部に対して、前記フレキシブル基板の対応する前記端子部が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記開口部が平面視略矩形状を成しており、当該開口部の側壁部のうち平面視で長手方向に延びる2つの側壁部が前記保護基板の主面に対して傾斜した傾斜面部とされており、
    前記複数の駆動素子の回路接続部が、前記各斜面部の下端部から前記開口部内に向かって延出されるとともに前記長手方向に配列されており、
    2つの前記フレキシブル基板が、前記開口部の幅方向外側から前記各傾斜面部に沿うように延びて互いの先端部を突き合わせて配置されており、
    前記各フレキシブル基板の先端部に設けられた前記端子部と前記回路接続部とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 前記樹脂モールドが、前記2つのフレキシブル基板の先端部に跨って設けられていることを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出ヘッド。
  9. 前記駆動回路部が前記フレキシブル基板の前記保護基板と対向する面に実装されており、
    前記保護基板とフレキシブル基板との間に設けられた接着材により、前記駆動回路部が保護基板上に固定されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  10. 前記駆動回路部が、前記保護基板とフレキシブル基板との間に設けられた樹脂モールドによって封止されていることを特徴とする請求項9に記載の液滴吐出ヘッド。
  11. 前記駆動回路部が、前記フレキシブル基板上にフリップチップ実装されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドを備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
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