JP2001322274A - 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2001322274A
JP2001322274A JP2000145898A JP2000145898A JP2001322274A JP 2001322274 A JP2001322274 A JP 2001322274A JP 2000145898 A JP2000145898 A JP 2000145898A JP 2000145898 A JP2000145898 A JP 2000145898A JP 2001322274 A JP2001322274 A JP 2001322274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
droplet discharge
discharge head
nozzle plate
electrode
actuator member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000145898A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Ota
善久 太田
Shuzo Matsumoto
修三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000145898A priority Critical patent/JP2001322274A/ja
Publication of JP2001322274A publication Critical patent/JP2001322274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14411Groove in the nozzle plate

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電極取り出し部にインクが付着すると、イン
クによって電極間で電気的リークが発生して吐出不能に
なったり、誤動作をするチャンネルが発生する。そこ
で、電極取り出し部へのインクの侵入を防止した。 【解決手段】 ノズル板43の一部が圧力発生手段を設
けたアクチュエータ部材の電極取り出し部55aを覆っ
ている構成とした。ここで、ノズル板43とアクチュエ
ータ部材の電極取り出し部55aとの間にプリント基板
61が挟み込まれていることが好ましい。この場合、プ
リント基板61と電極取り出し部55aの接続部の封止
とノズル板43とアクチュエータ部材との接合を同一の
部材で行っていることが好ましい。また、アクチュエー
タ部材よりもノズル板43が大きいことが好ましい。さ
らに、アクチュエータ部材及びノズル板43を固定する
フレーム部材65を有し、このフレーム部材65はノズ
ル板よりも大きいことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液滴吐出ヘッド及びその
製造方法並びにインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写
装置、プロッタ等の画像記録装置(画像形成装置)とし
て用いるインクジェット記録装置において使用する液滴
吐出ヘッドであるインクジェットヘッドは、液滴を吐出
するノズルと、このノズルが連通する加圧室(圧力室、
加圧液室、液室、吐出室、インク流路等とも称され
る。)と、この加圧室内のインクを加圧する圧力発生手
段とを備えて、圧力発生手段を駆動することで加圧室内
インクを加圧してノズルから液滴を吐出させる。
【0003】従来のインクジェットヘッドは、圧力発生
手段の種類という点から、圧電素子を用いて加圧室の壁
面を形成して振動板を変形変位させることでインク滴を
吐出させるピエゾ型のもの、加圧室内に配設した発熱抵
抗体を用いてインクの膜沸騰でバブルを発生させてイン
ク滴を吐出させるバブル型のもの、加圧室の壁面を形成
する振動板(又はこれと一体の電極)と電極を用いて静
電力で振動板を変形変位させることでインク滴を吐出さ
せる静電型のものなどに大別される。
【0004】また、従来のインクジェットヘッドは、イ
ンク滴の吐出方向という点から、特にピエゾ型及び静電
型のものにあっては、特開平6−8449号公報、特開
平6−23986号公報などに記載されているように、
振動板の変位方向と直交する方向にインク滴を吐出させ
るエッジシュータ方式と、特開平9−314837号公
報、特開平10−304685号公報などに記載されて
いるように振動板の変位方向にインク滴を吐出させるサ
イドシュータ方式とに大別される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなインクジェットヘッドにおいては、圧力発生手段を
駆動するために外部の駆動回路と圧力発生手段とをフレ
キシブルプリント基板(以下「FPCケーブル」とい
う。)などのプリント基板(接続手段)を介して接続し
なければならない。そのため、圧力発生手段を配置した
アクチュエータ部材に圧力発生手段を構成する電極或い
は圧電素子などに接続した電極とプリント基板とを接続
するための電極取り出し部を設けるようにしている。
【0006】この場合、電極取り出し部にインクが付着
すると、インクによって電極間で電気的リークが発生し
て吐出不能になったり、誤動作をするチャンネルが発生
する。
【0007】特に、振動板の変位方向がインク滴吐出方
向に一致するサイドシュータ方式の静電型インクジェッ
トヘッドの場合にあっては、ヘッドの小型化に従って、
電極取り出し部とノズル面とが近接していることから電
極取り出し部へのインクの侵入が生じ易くなっている。
【0008】なお、このような問題は、圧力発生手段と
して振動板に対向配置した電極を有する静電型インクジ
ェットヘッドに限らず、例えば基板上に積層型圧電素子
を配置したインクジェットヘッドにあっても、基板上に
電気機械変換素子に駆動波形を与えるための電極取り出
し部を設けて、この電極取り出し部とプリント基板とを
接続するような場合には同様に発生するものである。た
だし、積層型圧電素子を用いる場合にはノズル面と電極
パターンとが静電型インクジェットヘッドに比べて離れ
ているので、静電型インクジェットヘッドの場合ほど顕
著ではない。
【0009】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、信頼性を向上した液滴吐出ヘッド及びその製造
方法及びそのインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、ノズル板の一部が
圧力発生手段を設けたアクチュエータ部材の電極取り出
し部を覆っている構成としたものである。
【0011】ここで、ノズル板とアクチュエータ部材の
電極取り出し部との間にプリント基板が挟み込まれてい
ることが好ましい。この場合、プリント基板と電極取り
出し部の接続部の封止とノズル板とアクチュエータ部材
との接合を同一の部材で行っていることが好ましい。ま
た、アクチュエータ部材よりもノズル板が大きいことが
好ましい。
【0012】さらに、アクチュエータ部材及びノズル板
を固定するフレーム部材を有し、このフレーム部材はノ
ズル板よりも大きいことが好ましい。
【0013】ここで、アクチュエータ部材はノズル板よ
りも内側でフレーム部材に接合していることが好まし
い。また、アクチュエータ部材とフレーム部材との間に
間隙を有することが好ましい。この場合、アクチュエー
タ部材とフレーム部材との間の間隙がノズル板で覆われ
ていることが好ましい。さらに、アクチュエータ部材
は、このアクチュエータ部材の外周より内側でフレーム
部材に接合していることが好ましい。
【0014】また、ノズルが連通する加圧室へ液体を供
給する共通液室流路をヘッド中央部に設け、両側に配列
した各加圧室へ液体を供給することができる。さらに、
ノズルが連通する加圧室へ液体を供給する共通液室流路
を電極取り出し部より上方に立体的に配置することがで
きる。この場合、共通液室流路を電極取り出し部の略直
上に配置していることが好ましい。
【0015】さらに、圧力発生手段がノズルが連通する
加圧室の壁面を形成する振動板と、この振動板に対向す
る電極とを有し、振動板を静電力で変形変位させること
で加圧室内液体を加圧してノズルから液滴を吐出させる
ものであることが好ましい。
【0016】本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法
は、本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法であって、
アクチュエータ部材の電極取り出し部にプリント基板を
接合するとともにノズル板を接合した後、プリント基板
をフレーム部材とアクチュエータ部材の間隙に通して、
アクチュエータ部材をフレーム部材に接合する構成とし
たものである。
【0017】本発明に係るインクジェット記録装置は、
インクジェットヘッドとして上記本発明に係る液滴吐出
ヘッドを用いたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るインクジ
ェット記録装置の機構部の概略斜視説明図、図2は同機
構部の側面説明図である。
【0019】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本
体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能
な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)4を抜
き差し自在に装着することができ、また、用紙3を手差
しで給紙するための手差しトレイ5を開倒することがで
き、給紙カセット4或いは手差しトレイ5から給送され
る用紙3を取り込み、印字機構部2によって所要の画像
を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙
する。
【0020】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイ
ドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で
紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ1
3にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する
本発明に係る液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッ
ドからなるヘッド14をインク滴吐出方向を下方に向け
て装着し、キャリッジ13の上側にはヘッド14に各色
のインクを供給するための各インクタンク(インクカー
トリッジ)15を交換可能に装着している。
【0021】ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬
送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装
し、前方側(用紙搬送方向下流側)を従ガイドロッド1
2に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ
13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ1
7で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19と
の間にタイミングベルト20を張装し、このタイミング
ベルト20をキャリッジ13に固定している。また、記
録ヘッドとしてここでは各色のヘッド14を用いている
が、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のヘ
ッドでもよい。
【0022】一方、給紙カセット4にセットした用紙3
をヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット
4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリク
ションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23
と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ
24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬
送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し
角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ロー
ラ24は副走査モータ27によってギヤ列を介して回転
駆動される。
【0023】そして、キャリッジ13の主走査方向の移
動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙
3を記録ヘッド14の下方側で案内する用紙ガイド部材
である印写受け部材29を設けている。この印写受け部
材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ
送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32
を設け、さらに用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ロ
ーラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部
材35,36とを配設している。
【0024】また、キャリッジ13の移動方向右端側に
はヘッド14の信頼性を維持、回復するための信頼性維
持回復機構(以下「サブシステム」という。)37を配
置している。キャリッジ13は印字待機中にはこのサブ
システム37側に移動されてキャッピング手段などでヘ
ッド14をキャッピングされる。
【0025】次に、このインクジェット記録装置のヘッ
ド14を構成する液滴吐出ヘッドであるインクジェット
ヘッドの一例について図3乃至図を参照して説明する。
なお、図3はヘッド14の分解斜視説明図、図4は同ヘ
ッド14の振動板長手方向の断面説明図、図5は図4の
要部拡大図、図6は同ヘッドの振動板短手方向の断面説
明図、図7は同ヘッド14を透過状態で示す要部平面説
明図である。
【0026】インクジェットヘッド40は、単結晶シリ
コン基板、多結晶シリコン基板、SOI基板などのシリ
コン基板等を用いた振動板/液室基板41と、この振動
板/液室基板1の下側に設けたシリコン基板、パイレッ
クス(登録商標)ガラス基板、セラミックス基板等を用
いた電極基板42と、振動板/液室基板41の上側に設
けたノズル板43とを備え、複数のインク滴を吐出する
ノズル44、各ノズル44が連通するインク流路である
加圧室46、各加圧室46にインク供給路を兼ねた流体
抵抗部47を介して連通する共通液室流路48などを形
成している。このインクジェットヘッド40においては
電極基板42がアクチュエータ部材となる。
【0027】振動板/液室基板41にはノズル44が連
通する複数の加圧室46及びこの加圧室46の壁面であ
る底部をなす振動板50(電極を兼ねているが別に電極
を形成しても良い。)を形成する凹部を形成し、ノズル
板43には流体抵抗部47を形成する溝を形成し、また
振動板/液室基板41と電極基板42には共通液室流路
48を形成する貫通部を形成している。
【0028】ここで、振動板/液室基板41は、例えば
単結晶シリコン基板を用いた場合、予め振動板厚さにボ
ロンを注入してエッチングストップ層となる高濃度ボロ
ン層を形成し、電極基板42と接合した後、加圧室46
となる凹部をKOH水溶液などのエッチング液を用いて
異方性エッチングすることにより、このとき高濃度ボロ
ン層がエッチングストップ層となって振動板50が高精
度に形成される。また、多結晶シリコン基板で振動板5
0を形成する場合は、液室基板上に振動板となる多結晶
シリコン薄膜を形成する方法、または、予め電極基板4
2を犠牲材料で平坦化し、その上に多結晶シリコン薄膜
を成膜した後、犠牲材料を除去することで形成できる。
【0029】なお、振動板50に別途電極膜を形成して
もよいが、上述したように不純物の拡散などによって振
動板が電極を兼ねるようにしている。また、振動板50
の電極基板42側の面に絶縁膜を形成することもでき
る。この絶縁膜としてはSiO2等の酸化膜系絶縁膜、S
i34等の窒化膜系絶縁膜などを用いることができる。
絶縁膜の成膜は、振動板表面を熱酸化して酸化膜を形成
したり、成膜手法を用いたりすることができる。
【0030】また、電極基板42には酸化膜層42aを
形成し、この酸化膜層42aの部分に凹部54を形成し
て、この凹部54底面に振動板50に対向する電極55
を設け、振動板50と電極55との間にギャップ56を
形成し、これらの振動板50と電極55とによってアク
チュエータ部を構成している。電極55は外部に延設し
て外部駆動回路に接続された接続手段と接続するための
接続部(電極取り出し部)55aとしている。なお、電
極55表面にはSiO2膜などの酸化膜系絶縁膜、Si3
4膜などの窒化膜系絶縁膜からなる電極保護膜57を成
膜しているが、電極表面55に電極保護膜57を形成し
ないで、振動板50側に絶縁膜を形成することもでき
る。
【0031】この電極基板42として単結晶シリコン基
板を用いる場合には通常のシリコンウエハーを用いるこ
とができる。その厚さはシリコンウエハーの直径で異な
るが、直径4インチのシリコンウエハーであれば厚さが
500μm程度、直径6インチのシリコンウエハーであ
れば厚さは600μm程度であることが多い。シリコン
ウエハー以外の材料を選択する場合には、振動板/液室
基板のシリコンと熱膨張係数の差が小さい方が振動板と
接合する場合に信頼性を向上できる。
【0032】これらの振動板/液室基板41と電極基板
42との接合は、接着剤による接合も可能であるが、よ
り信頼性の高い物理的な接合、例えば電極基板42がシ
リコンで形成される場合、酸化膜を介した直接接合法を
用いることができる。この直接接合は1000℃程度の
高温化で実施する。また、電極基板42がガラスの場
合、陽極接合を行うことができる。電極基板42をシリ
コンで形成して、陽極接合を行う場合には、電極基板4
2と振動板/液室基板41との間にパイレックスガラス
を成膜し、この膜を介して陽極接合を行うこともでき
る。さらに、振動板/液室基板41と電極基板42にシ
リコン基板を使用して金等のバインダーを接合面に介在
させた共晶接合で接合することもできる。
【0033】また、電極基板42の電極55としては、
通常半導体素子の形成プロセスで一般的に用いられるA
l、Cr、Ni等の金属材料や、Ti、TiN、W等の
高融点金属、または不純物により低抵抗化した多結晶シ
リコン材料などを用いることができる。電極基板42を
シリコンウエハで形成する場合には、電極基板42と電
極55との間には絶縁層(上述した酸化膜層42a)を
形成する必要がある。電極基板42にガラス基板、セラ
ミック基板等の絶縁性材料を用いる場合には電極55と
の間に絶縁層を形成する必要はない。
【0034】また、電極基板42にシリコン基板を用い
る場合、電極55としては、不純物拡散領域を用いるこ
とができる。この場合、拡散に用いる不純物は基板シリ
コンの導電型と反対の導電型を示す不純物を用い、拡散
領域周辺にpn接合を形成し、電極55と電極基板42
とを電気的に絶縁する。
【0035】ノズル板43には、多数のノズル44を形
成するとともに、共通液室流路47と加圧室46を連通
するための流体抵抗部47を形成する溝部を形成してい
る。ここでは、このノズル板43はNi電鋳工法で製作
しているが、この他、例えば、SUS、或いは樹脂と金
属層の複層構造のものなども用いることができる。
【0036】このノズル板43は、図4及び図5にも示
すように、アクチュエータ部材である電極基板42より
も大きく形成し、ノズル板43の一部がアクチュエータ
部材の電極取り出し部55aを覆うようにしている。こ
のようにノズル板43をアクチュエータ部材よりも大き
くすることにより、ノズル板43でアクチュエータ部材
の電極取り出し部55aを完全に覆うことができて、ノ
ズル板43上に滞留するインクが電極取り出し部55a
の部分に侵入することを確実に防止することができる。
【0037】このインクジェットヘッド40ではノズル
44を二列配置し、この各ノズル44に対応して加圧室
46、振動板50、電極55なども二列配置し、各ノズ
ル列の中央部(ヘッド中央部)に共通液室流路48を配
置して、共通液室流路48から左右の加圧室46にイン
クを振り分けて供給する構成を採用している。これによ
り、各加圧室46へのインク供給を均等に配分すること
ができ、各加圧室の駆動状態の緩衝をほとんど受けるこ
となく、均一なインク滴吐出特性を確保することができ
て、簡単なヘッド構成で多数のノズルを有するマルチノ
ズルヘッドを構成することができる。
【0038】そして、インクジェットヘッド40の電極
55に連続する電極取り出し部)55aににヘッド駆動
回路であるドライバIC(駆動用ICチップ)60をワ
イヤボンドによって搭載したFPCケーブル61を異方
性導電膜などを介して接続している。このとき、電極基
板42とノズル板43との間(ギャップ56入口)を含
めて電極取り出し部55aとノズル板43との間は、図
4及び図5に示すようにエポキシ樹脂等の接着剤を用い
たギャップ封止剤62にて気密封止し、ギャップ56内
に湿気が侵入して振動板50が変位しなくなるのを防止
している。
【0039】このように、ノズル板43と電極取り出し
部55aとの間にFPCケーブル61を挟むことで電極
取り出し部55aの省スペース化を図れる。また、電極
取り出し部55aとFPCケーブル61との接続部の封
止とノズル板43と電極基板42との接合とを同じ部材
であるギャップ封止剤62で行うことにより、工程の簡
略化を図れる。
【0040】さらに、インクジェットヘッド40のアク
チュエータ部材である電極基板42及びノズル板43を
をフレーム部材65上に接着剤で接合している。ここ
で、フレーム部材65の外側部65aはノズル板43よ
りも大きく、外側部65a内周側に形成した段部65c
にノズル板43の端部をエポキシ樹脂等の接着剤を用い
たギャップ封止剤68にて封止接合し、撥水性を有する
ノズル板43表面のインクが電極基板42やFPCケー
ブル61等に回り込むことを防止している。
【0041】このように、フレーム部材65をノズル板
43より大きく形成することで、フレーム部材65とノ
ズル板43の接合が容易になる。また、フレーム部材6
5の段部65cの段差をノズル板43の厚さより大きく
して、フレーム部材65上面よりもノズル板43の吐出
面が下がった位置になる、つまり、ノズル板43をフレ
ーム部材65より立体的に凹ませた構成をとることで、
紙詰まり等が生じた場合にジャム紙がノズル板43の吐
出面を擦ることを低減できる。
【0042】また、アクチュエータ部材である電極基板
42はフレーム部材65の内側部65b上に接合するこ
とにより、電極基板42はノズル板43よりも内側でフ
レーム部材65に接合している。これにより、上述した
ようにノズル板43をフレーム部材65より立体的に凹
ませた構成をとることが可能になる。
【0043】このフレーム部材65にはインクジェット
ヘッド40の共通液室流路48に外部からインクを供給
するためのインク供給穴66を形成しており、またFP
Cケーブル61等はフレーム部材65に形成した穴部6
7に収納される。
【0044】ここで、アクチュエータ部材である電極基
板42の端部はフレーム部材65の穴部67の側壁面よ
り内側に位置することでフレーム部材65との間に間隙
69を設けている。これにより、電極取り出し部55a
に接続するFPCケーブル61を湾曲させて隙間69を
通すことができ、ノズル板43とは反対側にFPCケー
ブル61を這いまわすことができる。
【0045】そして、この電極基板42端部とフレーム
部材65との間の間隙69がノズル板43で覆われてい
るものとすることで、隙間69を覆うための別部材が不
要になる。
【0046】さらに、アクチュエータ部材である電極基
板42は、上述したように、電極基板42の外周より内
側でフレーム部材65の内側部65bに接合しているの
で、折り曲げて隙間69を通したFPCケーブル61上
にフレーム部材61内部でドライバIC60を配置する
ことができるようになる。
【0047】そして、このヘッド14のフレーム部材6
5にはインクカートリッジ15とのジョイント部材70
が連結されて、フレーム部材65に熱融着したフィルタ
71を介してインクカートリッジ15からインク供給穴
66を通じて共通液室流路48にインクが供給される。
【0048】このインクジェットヘッド40において
は、振動板50を共通電極とし、電極55を個別電極と
して(逆の構成とすることもできる。)、振動板50と
電極55との間に駆動電圧を印加することによって、振
動板50と電極55との間に発生する静電力によって振
動板50が電極55側に変形変位し、この状態から振動
板50と電極55間の電荷を放電させることによって振
動板50が復帰変形して、加圧室46の内容積(体積)
/圧力が変化することによって、ノズル44からインク
滴が吐出される。
【0049】すなわち、個別電極とする電極55にパル
ス電圧を印加すると、共通電極となる振動板50との間
に電位差が生じて、個別電極55と振動板50の間に静
電力が生じる。この結果、振動板50は印加した電圧の
大きさに応じて変位する。その後、印加したパルス電圧
を立ち下げることで、振動板50の変位が復元して、そ
の復元力により加圧室46内の圧力が高くなり、ノズル
44からインク滴が吐出される。この場合、振動板50
を電極55(実際には絶縁保護膜57表面)に当接する
まで変位させる方式を当接駆動方式、振動板50を電極
55に当接させない位置まで変位させる方式を非当接駆
動方式と称する。
【0050】このインクジェットヘッド40の組み立て
手順について説明すると、アクチュエータ部材である電
極基板42の電極取り出し部55aにドライバIC60
が搭載されたFPCケーブル61を異方性導電膜などに
より電気的に接続する。そして、アクチュエータ部の振
動板/液室基板41とノズル板43とを接合するため、
振動板/液室基板41の上面に接着剤を塗布する。
【0051】この接着剤接合を行う場合、接着剤のはみ
出しが噴射特性に影響を与えるため、接着剤塗布膜厚は
1μm前後にすることが好ましい。したがって、振動板
/液室基板41上面への接着剤の塗布は転写法によって
行うことが好ましい。転写法は、例えば、ローラ上でド
クターブレードによって接着剤を薄膜化し、この薄膜化
した接着剤を、別のローラ周面に設けた転写パッドに転
写し、更に転写パッドから振動板/液室基板上面に接着
剤を転写する方法が一般的である。
【0052】また、振動板50と電極55とのギャップ
56を封止するために接着剤62を塗布する。さらに、
ノズル板43と振動板/液室基板41との位置決めをす
るために仮接合用の紫外線硬化型接着剤或いは瞬間接着
剤を振動板/液室基板41の角部に塗布する。そして、
ノズル板43とアクチュエータ部の振動板/液室基板4
1との位置合わせをして仮加圧を行う。ここで、紫外線
硬化型接着剤の場合には、紫外線を照射して接着剤を硬
化させ、本加圧を行い加熱硬化させる。
【0053】加熱接合するときに、アクチュエータ部が
長いと、シリコン基板からなる振動板/液室基板41と
Ni或いはSUS等からなるノズル板43との線膨張係
数の差によって反りが発生してしまう。この反りが発生
すると、内部応力によってアクチュエータ部が破壊され
る。したがって、硬化温度は低い方が良く、二液混合型
(常温硬化型)のエポキシ系接着剤が好ましい。硬化温
度としては、40から100℃が好ましい。
【0054】このようにして、アクチュエータ部材であ
る電極基板42にFPCケーブル61を接続し、振動板
/液室基板41にノズル板43を接合した後、FPCケ
ーブル61及びドライバIC60をフレーム部材65の
穴部67に通して、フレーム部材65の内側部65bに
電極基板42を、フレーム部材65の外側部61aにノ
ズル板43を接合する。
【0055】このように、アクチュエータ部材の電極取
り出し部にプリント基板を接合するとともにノズル板を
接合した後、プリント基板をフレーム部材とアクチュエ
ータ部材の間隙を通して、アクチュエータ部材をフレー
ム部材に接合することによって、高い信頼性が要求され
るドライバIC(ICチップ)接合や接合信頼性を確保
するために高度な接合技術を要するノズル板とアクチュ
エータ部材の接合を回りの部材の影響を受けることなく
行うことができる。
【0056】次に、本発明の他の実施形態について図8
を参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係る液
滴吐出ヘッドの振動板長手方向の要部断面説明図であ
る。このインクジェットヘッドは、アクチュエータ部材
である電極基板42上に、加圧室46及びその壁面をな
す振動板50を形成した振動板基板81と、流体抵抗部
47及びノズル連通路82の一部をなす穴部を形成した
流体抵抗板83と、共通液室流路48を形成する穴部及
びノズル連通路82の一部をなす穴部を形成したドライ
フィルムレジスト(DFR)等からなる共通液室板84
と、ノズル44を形成したノズル板43とを順次積層し
て構成している。
【0057】そして、このインクジェットヘッドにおい
ては、共通液室流路48をFPCケーブル61と電極基
板42の電極取り出し部55aとの接続部の直上に配置
することで、立体的な配置を行っている。これにより、
加圧室46や共通液室流路48の振動板長手方向長さを
短くできて、電極基板42の長さを短くすることができ
るので、電極基板や振動板基板或いは振動板/液室基板
をシリコンウエハで形成するときに1枚のウエハから取
り出せる個数を増加することができる。
【0058】なお、流体抵抗板83の流体抵抗部47の
寸法精度はインク滴特性、特に周波数応答性に大きな影
響を及ぼすために、流体抵抗板93はノズル板43のノ
ズル44と同精度が得られる工法を採用している。
【0059】次に、本発明の更に他の実施形態について
図9を参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係
る液滴吐出ヘッドの振動板長手方向の要部断面説明図で
ある。このインクジェットヘッドは、上記図8のインク
ジェットヘッドと同様に、電極基板42上に、振動板基
板81と、流体抵抗板83と、共通液室板84と、ノズ
ル板43とを順次積層したものであるが、共通液室流路
48を電極取り出し部55aより上方で、加圧室46と
電極取り出し部55aとの間に配置したものである。
【0060】ただし、このように、加圧室46、共通液
室流路83、電極取り出し部55aが略直列に配置され
る構成にした場合には、上記他の実施形態のインクジェ
ットヘッドに比べて電極基板42の振動板長手方向の長
さは長くなり、ウエハ上でのスケールメリットは低減す
る。
【0061】なお、上記各実施形態においては本発明を
静電型インクジェットヘッドに適用した例で説明した、
ピエゾ型インクジェットヘッドにも適用することはでき
る。また、液滴吐出ヘッドとしてはインクジェットヘッ
ドに限らず、液体レジスト等を吐出するヘッドにも適用
することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液滴
吐出ヘッドによれば、ノズル板の一部がアクチュエータ
部材の電極取り出し部を覆っているので、ノズル板の吐
出面に付着する液体が電極取り出し部へ侵入することを
防止できて、信頼性、耐久性が向上する。
【0063】ここで、ノズル板とアクチュエータ部材の
電極取り出し部の間にプリント基板が挟み込まれている
ことにより、電極取り出し部の省スペース化を図れ、コ
ンパクトで、安価なヘッドを得ることができる。この場
合、プリント基板と電極取り出し部の接続部の封止とノ
ズル板とアクチュエータ部材との接合を同一の部材で行
うことで、簡単な工程で封止及び接合を行うことができ
る。
【0064】また、アクチュエータ部材よりもノズル板
を大きくすることにより、電極取り出し部を確実に覆う
ことができ、電極取り出し部への液体の侵入を完全に遮
断できて、信頼性及び耐久性が向上する。
【0065】さらに、アクチュエータ部材及びノズル板
を固定するフレーム部材を有し、このフレーム部材をノ
ズル板よりも大きくすることで、フレーム部材とノズル
板との接合が容易になっているとともに、紙詰まりなど
の外乱に対してノズル板を保護することができる。この
場合、アクチュエータ部材は、ノズル板よりも内側でフ
レーム部材に接合することにより、ノズル板をフレーム
部材上面よりも立体的に凹ませることができて、紙詰ま
りなどの外乱に対してノズル板を保護することができ
る。
【0066】また、アクチュエータ部材とフレーム部材
との間に間隙を有することで、電極取り出し部に接合し
ているプリント基板を間隙からノズル板と反対側に容易
に引出すことできる。この場合、アクチュエータ部材と
フレーム部材との間の間隙をノズル板で覆うことで、ノ
ズル板を蓋部材として代用できて、他の蓋部材を追加す
ることがないため、安価に液を遮断することができると
ともに、信頼性、密封性を向上できる。
【0067】さらに、アクチュエータ部材は、このアク
チュエータ部材の外周より内側でフレーム部材に接合す
ることにより、プリント基板上に駆動ICを実装してフ
レーム内部に収納することができて、小型化を図れる。
【0068】また、ノズルが連通する加圧室へ液体を供
給する共通液室流路をヘッド中央部に設け、両側に配列
した各加圧室へ液体を供給することにより、安定した液
滴吐出特性を得ることができる。この場合、ノズルが連
通する加圧室へ液体を供給する共通液室流路をプリント
基板と電極取り出し部との接続部より上方に立体的に配
置することにより、液室長手方向の寸法を小さくするこ
とができ、低コスト化を図れる。
【0069】本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法に
よれば、上記本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法で
あって、アクチュエータ部材にノズル板及びプリント基
板を接合した後、プリント基板をフレーム部材の間隙を
通して、フレーム部材に接合するので、ヘッド品質の安
定化を図れる。
【0070】本発明に係るインクジェット記録装置によ
れば、インクジェットヘッドとして上記本発明に係る液
滴吐出ヘッドを用いたので、信頼性及び耐久性が向上
し、安定した画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の機構部
の概略斜視説明図
【図2】同記録装置の側断面説明図
【図3】同記録装置のヘッドの分解斜視説明図
【図4】同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図
【図5】図4の要部拡大図
【図6】同ヘッドの振動板短手方向の断面説明図
【図7】同ヘッドを透過状態で示す要部平面説明図
【図8】本発明に係る液滴吐出ヘッドの他の実施形態を
説明する要部拡大断面説明図
【図9】本発明に係る液滴吐出ヘッドの更に他の実施形
態を説明する要部拡大断面説明図
【符号の説明】
13…キャリッジ、14…ヘッド、24…搬送ローラ、
33…排紙ローラ、40…インクジェットヘッド、41
…振動板/液室基板、42…電極基板、43…ノズル
板、44…ノズル、46…加圧室、47…流体抵抗部、
48…共通液室流路、50…振動板、51…フレキシブ
ルプリント基板、55…電極、55a…電極取り出し
部、60…ドライバIC、61…フレーム部材、62…
接着剤、69…隙間、81…振動板基板、82…ノズル
連通路、83…流体抵抗板、84…共通液室流路板。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴を吐出する複数のノズルを有するノ
    ズル板と、前記ノズルから液滴を吐出させる圧力を発生
    する圧力発生手段を設けたアクチュエータ部材とを備え
    た液滴吐出ヘッドにおいて、前記ノズル板の一部が前記
    アクチュエータ部材の電極取り出し部を覆っていること
    を特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記ノズル板と前記アクチュエータ部材の電極取り
    出し部との間にプリント基板が挟み込まれていることを
    特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記プリント基板と前記電極取り出し部の接続部の
    封止と前記ノズル板と前記アクチュエータ部材との接合
    を同一の部材で行っていることを特徴とする液滴吐出ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃3のいずれかに記載の液滴吐
    出ヘッドにおいて、前記アクチュエータ部材よりも前記
    ノズル板が大きいことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記アクチュエータ部材及びノズ
    ル板を固定するフレーム部材を有し、このフレーム部材
    は前記ノズル板よりも大きいことを特徴とする液滴吐出
    ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記アクチュエータ部材は前記ノズル板よりも内側
    で前記フレーム部材に接合していることを特徴とする液
    滴吐出ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の液滴吐出ヘッド
    において、前記アクチュエータ部材とフレーム部材との
    間に間隙を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記アクチュエータ部材とフレーム部材との間の間
    隙が前記ノズル板で覆われていることを特徴とする液滴
    吐出ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至7のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記アクチュエータ部材は、この
    アクチュエータ部材の外周より内側で前記フレーム部材
    に接合していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9に記載の液滴吐出ヘッ
    ドにおいて、前記ノズルが連通する加圧室へ液体を供給
    する共通液室流路をヘッド中央部に設け、両側に配列し
    た各加圧室へ液体を供給することを特徴とする液滴吐出
    ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9に記載の液滴吐出ヘッ
    ドにおいて、前記ノズルが連通する加圧室へ液体を供給
    する共通液室流路を前記電極取り出し部より上方に立体
    的に配置していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の液滴吐出ヘッドに
    おいて、前記共通液室流路を前記電極取り出し部の略直
    上に配置していることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    液滴吐出ヘッドにおいて、前記圧力発生手段が前記ノズ
    ルが連通する加圧室の壁面を形成する振動板と、この振
    動板に対向する電極とを有し、前記振動板を静電力で変
    形変位させることで加圧室内液体を加圧して前記ノズル
    から液滴を吐出させることを特徴とする液滴吐出ヘッ
    ド。
  14. 【請求項14】 請求項2乃至13のいずれかに記載の
    液滴吐出ヘッドを製造する方法において、前記アクチュ
    エータ部材の電極取り出し部にプリント基板を接合する
    とともに前記ノズル板を接合した後、前記プリント基板
    を前記フレーム部材とアクチュエータ部材の間隙を通し
    て、前記アクチュエータ部材をフレーム部材に接合する
    ことを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  15. 【請求項15】 インクジェットヘッドを搭載したイン
    クジェット記録装置において、前記インクジェットヘッ
    ドが前記請求項1乃至13のいずれかの液滴吐出ヘッド
    であることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2000145898A 2000-05-18 2000-05-18 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置 Pending JP2001322274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145898A JP2001322274A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145898A JP2001322274A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001322274A true JP2001322274A (ja) 2001-11-20

Family

ID=18652339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000145898A Pending JP2001322274A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001322274A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192686A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2015066877A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置およびその製造方法
JP2015134505A (ja) * 2015-04-28 2015-07-27 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US10507644B2 (en) 2017-04-21 2019-12-17 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting head

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192686A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP4661228B2 (ja) * 2005-01-13 2011-03-30 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2015066877A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置およびその製造方法
JP2015134505A (ja) * 2015-04-28 2015-07-27 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US10507644B2 (en) 2017-04-21 2019-12-17 Canon Kabushiki Kaisha Liquid ejecting head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1534525A1 (en) Electrostatic actuator formed by a semiconductor manufacturing process
JP2005096419A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP5936094B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
JP5375555B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2003250281A (ja) 積層型圧電素子及びその製造方法、圧電型アクチュエータ、液滴吐出ヘッド並びにインクジェット記録装置
JP6859600B2 (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドユニットの製造方法
JP2012131180A (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
US8028411B2 (en) Method for manufacturing a liquid jet head and a liquid jet apparatus
US7018023B2 (en) Liquid-jet head, method of manufacturing the same, and liquid-jet apparatus
TWI610821B (zh) 墨水噴頭、及噴墨印表機
JP2009051081A (ja) 液滴吐出ヘッド、一体型液滴吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP2002331667A (ja) 記録ヘッド、記録ヘッドの製造方法、およびインクジェット記録装置
JP2001322274A (ja) 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置
JP2016159441A (ja) 液体噴射ヘッド、液体噴射装置および液体噴射ヘッドの製造方法
JP2001277502A (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2004284176A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP6729188B2 (ja) 接合構造体、圧電デバイス、液体噴射ヘッド、液体噴射装置、及び、接合構造体の製造方法
JP5472595B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP3681288B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2015009366A (ja) 液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
JP4067737B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、インクジェット記録装置及びマイクロアクチュエータ、画像形成装置、液滴を吐出する装置
JP4408582B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP7102788B2 (ja) 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法
JP2003011368A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP2002103632A (ja) 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置