JP4657234B2 - ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム及びその製造方法 - Google Patents

ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、エンボス処理が行えるように熱可塑性ポリエステル内層(B)の両面に融着防止性のポリエステル外層(A層)が積層された3層(A/B/A)構造を有するウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムに関する。
通常、エンボス模様付きフィルムがウインドウに貼り付けられている場合には、ウインドウに隠蔽性と美麗性を与えることができる。このために、従来より、ウインドウのエンボス加工用フィルムとしては、塩化ビニール(PVC)フィルムが用いられてきている。その具体的な製造方法は、塩化ビニールフィルムの表面にエンボス模様を入れ、その背面には接着剤を塗布した後、離型フィルムと貼り合わせる。このようにして製造された塩化ビニールウインドウのエンボス加工用フィルムをウインドウに貼り付けるとき、下地となる離型フィルムを外してからウインドウに貼り付ける。
一方、ポリエステルフィルムは、包装用、電子材用、ラミネート用、グラフィックアート用、ウインドウ用、離型用、キャリア用などとして用いられているが、ポリエステルフィルムそのものが塩化ビニールフィルムのようにエンボス加工用として用いられるケースは多くない。
エンボス加工の施された装飾用シートの一例が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。すなわち、この文献記載の前記シートは、ポリエステルフィルム、接着体層、塩化ビニールフィルム、硬化型塗布層及び凹凸パターン層が順次に形成されてなる。ここで、ポリエステルフィルムは塩化ビニールフィルムの強性を高め、シートを折り曲げたときに凹凸パターン層に亀裂が入ることを防ぐ目的で用いられる。
しかしながら、従来よりエンボス加工に汎用されてきた塩化ビニールフィルムは、環境を汚染させるという問題があるため、その使用頻度が次第に減りつつあるのが現状である。
一方、上述の塩化ビニールフィルムを基材フィルムとして用いるときに生じる問題点を克服するために、通常のポリエステルフィルム、すなわち、可塑性を付与していないポリエステルフィルムを用いる場合、既存のエンボス加工装置においてはエンボス処理を行うことができない。具体的には、通常のポリエステルフィルムをエンボス加工処理するためには、200〜250℃に加熱する必要がある。この場合、エンボス工程の最中に、既設のドラムやエンボスロールにくっ付いてしまうという現象が起きることがある。すなわち、通常、ポリエステルフィルムの融点は250℃であるが、溶融し始める温度は220℃であり、低分子量の鎖の場合、これよりもはるかに低い200℃においても溶融が起きることもある。このように、ポリエステルフィルムが溶融し始める温度では、先ず、表面から一部溶融が起き、ドラムやエムボスロールにくっつこうとする性質、すなわち、融着性が現れる恐れがある。このような問題を解決するためには、既設のエンボス設備ではなく、新たな設備を工夫する必要があり、そのための一層の改善が求められるという問題がある。
大韓民国公開特許第2003−0070830号
本発明は、上述の如き問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、人体に有害なPVCを全く用いることなく、層間材質の異なるポリエステル3層フィルムを用いることにより環境汚染を防ぎ、しかも、エンボス処理を簡単に施すことのできるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム及びその製造方法を提供するところにある。
上述の如き本発明の技術的な課題を達成するために、本発明の一実施形態によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムは、熱可塑性ポリエステル内層(B層)の両面に融着防止性のポリエステル外層(A層)が積層された3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを製造するが、前記ポリエステルフィルムの片面はエンボス処理され、且つ、エンボス処理された面の裏面には貼合層及び離型フィルムが順次に積層される。
前記エンボス処理された層は、好ましくは、離型フィルムと離型フィルムが積層される面のA層を除いた反対面のA層とB層の2層である。
前記貼合層としては、好ましくは、粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤を用いる。
前記エンボス処理は、好ましくは、100〜150℃の温度条件下で行われる。
前記熱可塑性ポリエステル内層Bは、好ましくは、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物を副成分として、前記主成分と副成分を混合してなる。
前記熱可塑性ポリエステル内層Bは、好ましくは、ジカルボン酸成分とジオール成分とからなるが、前記ジカルボン酸成分はテレフタル酸もしくはジメチルテレフタレートの単体またはこれらの混合物を主成分としイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸、ジフェニルジカルボン酸、5−第3級ブチルイソフタル酸、2,2,6,6−テトラメチルジフェニル−4,4−ジカルボン酸、1,1,3−トリメチル−3−フェニルインダン−4,5−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、トリメリット酸、シュウ酸、マロン酸、クエン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ピロメリット酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及び1,3−シクロヘキサンジカルボン酸よりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とし、前記ジオール成分は、エチレングリコールを主成分としジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、2、2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン誘導体のジオール、キシレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール及び2、2−ジメチル−1,3−プロパンジオールよりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とする。
前記融着防止性のポリエステル外層Aは、好ましくは、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物である。
本発明の他の実施形態によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの製造方法は、熱可塑性ポリエステル内層(B層)を製造する段階と、前記内層の両面に融着防止性のポリエステル外層(A層)を共押出して3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを製造する段階と、前記ポリエステルフィルムA層とB層の2層をエンボス処理する段階と、前記ポリエステルフィルムのエンボス処理した面の裏面に粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤よりなる貼合層を形成する段階と、前記貼合層に離型フィルムを積層する段階と、を含む。
前記熱可塑性ポリエステル内層は、好ましくは、混合法または共重合法により製造できる。
前記エンボス処理段階は、好ましくは、100〜150℃の温度条件下で行う。
本発明によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムは、人体に有害なPVCを全く用いていないことから、環境にやさしいものとなっているだけではなく、ポリエステルフィルムに熱可塑性を付与して低温下でもエンボス加工処理が施せるようにしている。
さらに、融着防止性のポリエステル層を積層していることから、エンボス加工処理に際してポリエステルフィルムがロールの上に融着されることが防がれる。
以下、添付図面に基づき、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの断面図である。より具体的に、本発明によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムは、熱可塑性ポリエステル内層11の両面に融着防止性のポリエステル外層12、13を積層して3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルム10を得る。前記ポリエステルフィルムの片面12はエンボス処理し(図2参照)、裏面13には貼合層21及び離型フィルム31が順次積層される。
先ず、熱可塑性ポリエステル内層11を説明する。
本発明による熱可塑性ポリエステル内層11は、PVCを全く用いることなく、エンボス加工処理が施せるようなウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムを提供する。より具体的に、通常のポリエステルフィルムにエンボス処理を施す場合、200〜250℃の温度条件下で熱処理を施す必要があり、この場合、エンボス工程の最中に既設のドラムやエンボスロールにくっついてしまうという現象が起きることがある。すなわち、通常のポリエステルフィルムの融点は250℃であるが、溶融し始める温度は220℃であり、低分子量の鎖の場合、これよりもはるかに低い200℃においても溶融が起きることがある。このように、ポリエステルフィルムが溶融し始める温度においては、先ず、表面から一部溶融が起き、ドラムやエンボスロールにくっついてしまう性質、すなわち、融着性が現れる恐れがある。このような問題を解決するためには、既設のエンボス設備ではなく、新たな設備を工夫する必要があり、そのための一層の改善が求められるという問題がある。これに対し、本発明によるポリエステル内層には熱可塑性を付与し、熱処理温度を100〜150℃にしてエンボス工程を行うことができる。これにより、生産コストの節減、ポリエステルフィルムの取り扱いし易さ及びエンボス工程のし易さなどの効果を得ることができる。
このために、前記熱可塑性ポリエステル内層11は、好ましくは、通常の混合法または共重合法により製造することができるが、これらの製造方法により前記熱可塑性ポリエステル内層11の組成が異なってくる。
先ず、混合法は、主成分と副成分を適宜に混合する方法であり、以下では、主成分とは、種々の構成成分のうち含有量が比率的に最も多い成分を意味し、副成分とは、主成分を除く残りの成分を意味する。
前記混合法において、主成分としては、ポリエチレンテレフタレートを使用し、副成分としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物を使用し、前記主成分と副成分を適宜混合して熱可塑性を付与することができ、好ましくは、前記主成分100重量部に対して副成分を1〜99重量部混合することもできる。
共重合法の場合、通常のポリエステルフィルムの共重合法を用いることができ、好ましくは、ジカルボン酸成分とジオール成分とからなるが、前記ジカルボン酸成分は、テレフタル酸もしくはジメチルテレフタレートの単体またはこれらの混合物を主成分としイソフタル酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸、ジフェニルジカルボン酸、5−第3級ブチルイソフタル酸、2,2,6,6−テトラメチルジフェニル−4,4−ジカルボン酸、1,1,3−トリメチル−3−フェニルインダン−4,5−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、トリメリット酸、シュウ酸、マロン酸、クエン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ピロメリット酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及び1,3−シクロヘキサンジカルボン酸よりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分としてなる。
前記ジオール成分は、エチレングリコールを主成分としジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、2、2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン誘導体のジオール、キシレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール及び2、2−ジメチル−1,3−プロパンジオールよりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分としてなる。
ジカルボン酸とジオールとの成分比は、通常の熱可塑性ポリエステルフィルムの混合比と同じであるが、好ましくは、ジカルボン酸100モル%に対するジオールの混合比は、50〜150モル%である。
また、好ましくは、前記ジカルボン酸100モル%に対するジカルボン酸の主成分は50〜99モル%であり、副成分は1〜49モル%であり、前記ジオール100モル%に対するジオールの主成分は50〜99モル%であり、副成分は1〜49モル%である。
一方、本発明による熱可塑性ポリエステル内層11の厚さは好ましくは3〜400μmの範囲である。内層11が薄すぎるとフィルムの取り扱い性が問題となり、内層11が厚すぎるとコスト高の問題がある。
次いで、熱可塑性ポリエステル内層11の両面に積層される融着防止性のポリエステル外層12、13について説明する。
本発明において、熱可塑性ポリエステル内層11の両面に融着防止のためのポリエステル外層12、13が積層され、このような層構成にしている理由は、エンボス加工条件のためである。通常のエンボス加工設備の場合、アンワインダー、ガイドロール、ドラム、エンボスロール、ガイドロール、リワインダーなどが順次に配置されている。ここで、ドラムは、エンボスロールの直前に位置するが、前記ドラムは、フィルムがエンボスロールに入ったとき、エンボス処理をより一層行い易いように予備加熱する。ところで、通常、ドラムの材質がスチールであるため、熱安定性の低いフィルムが導入される場合、フィルムがドラムに融着されるという問題が生じる。
このような問題点を克服するために、外層に融着防止性に優れたポリエステルを用いている。より具体的に、ポリブチレンテレフタレート(PBT)もしくはポリプロピレンテレフタレート(PPT)の単体またはこれらの混合物を外層として用いている。これにより、高温のエンボス加工工程における融着の発生を防いでいる。
本発明による熱可塑性ポリエステル内層11の両面に積層される融着防止性のポリエステル外層12、13は、融着防止性を有するポリエステル層である限り、同じ構成成分を有しても、異なる構成成分を有してもよい。
一方、本発明による3層の熱可塑性ポリエステル外層12、13の厚さは、好ましくは0.05〜50μmの範囲である。より好ましくは、0.1〜40μmであり、さらに好ましくは、1〜30μmである。熱可塑性ポリエステル外層12、13が薄すぎると、融着防止が不足するという問題があり、その一方、厚すぎると、エンボス性が悪くなるという問題がある。
一方、図2は、本発明のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの1つの実施形態であり、より具体的に、本発明に従いエンボス処理された層は、好ましくは、A層12とB層11の2層である。なお、A層のうち、裏面フィルム31と貼り合わせられるA層13はエンボス処理を施さない。
本発明によるポリエステルフィルムは、フィルム同士のブロッキング性の防止または走行性の改善を図るために、種々の添加剤を含んでいる。
これらの添加剤としては、例えば、シリカ、炭酸カルシウム、カオリン、アルミナ、ジルコニア、ゼオライト、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、ケイ酸ソーダ、水酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化錫、3酸化アンチモン、カーボンブラック、2硫化モリブデンなどの無機微粒子;アクリル系の架橋重合体、スチレン系の架橋重合体、架橋シリコン樹脂、フッ素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、ナイロン樹脂などの有機微粒子;が挙げられる。
本発明によるポリエステルフィルムに導入可能なその他の添加剤としては、熱安定剤、酸化防止剤、ピニング性向上剤、紫外線遮断剤、抗菌剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤などが挙げられる。これらの添加剤は、その使用目的に応じて、通用される範囲内において選んで用いることができる。
本発明による融着防止性のポリエステル外層13に形成される貼合層21は、貼り合わせ可能なものであれば、いかなる慣用手段も使用可能であるが、好ましくは、粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤を用いるか、あるいは、加熱圧縮により貼り合わせる。前記接着剤は、好ましくは、エポキシ系、エステル系、オレフィン系、アクリル系、アクリルエポキシ系、エステルエポキシ系、フェノール系、イミド系などの接着剤または粘着剤を用いることが好ましい。これは、離型フィルムを剥がして用いるためには、前記離型フィルムに対する接着力が弱くてスムーズに外し得るものである必要があるためである。なお、貼合層は、通常の厚さのものであれば十分であり、特に制限がない。
本発明において使用可能な離型フィルムは、通常の離型フィルムであればいずれも使用可能であるが、好ましくは、シリコン系の離型フィルムを使用することもでき、その厚さは、通常の厚さであれば十分であり、特に制限がない。
本発明によるウインドウのエンボスポリエステル系のフィルムを製造する方法は、図1に示すように、融着防止性を有する外層とエンボス性を有する内層を含む3層のポリエステルフィルムを製造するための方法である。この3層ポリエステルフィルムにエンボス処理工程を行うことにより、その表面にエンボス模様を入れる。エンボス処理工程のエンボスロールは一方の側に位置して、前記ポリエステルフィルムの片面にのみエンボスを加えることができる。
外層12と内層11を同時にエンボス処理し、このとき、100〜150℃の温度条件下でエンボス処理工程が行われる。その後、3層ポリエステル系のフィルムの裏面の外層13には接着剤21を塗布する。ここに離型フィルム31を貼り付けて最終的なウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムを製造する。
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明する。下記の実施例は単なる本発明を例示するためのものに過ぎず、本発明の範囲が下記の実施例に限定されることはない。
<製造例1>ポリエチレンテレフタレート(PET)の製造
2000kgのジメチルテレフタレートと1278kgのエチレングリコールを反応管に入れた後、ジメチルテレフタレートに対して0.08重量%の酢酸マンガンを入れた。反応管を240℃まで徐々に昇温させながら、発生するメタノールを除去し、エステル交換反応が終わった後、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れた。5分後、酢酸ナトリウム水和物(Na(0Ac)・3HO)をジメチルテレフタレートに対して0.125重量%入れた。5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れた。5分後、シリカ粒子(平均粒径10μm)をジメチルテレフタレートに対して4重量%入れて5分間攪拌し続け、オリゴマー状の混合物を得た。
その後、得られたオリゴマー状の反応混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃から280℃まで昇温させながら反応させ、固有粘度が0.6dl/gであるポリエチレンテレフタレート(粒子PET)を得た。
<製造例2>ポリブチレンテレフタレート(PBT)の製造
2000kgのジメチルテレフタレートと1856kgの1,4−ブタンジオールを反応管に入れた後、750gのテトラブチルチタネート、150gのハイトレートモノブチル錫オキサイド、2500gのナトリウム2,2’−メチレンビス−(4,6−ジ-tert-ブチルフェニル)ホスフェート、耐熱剤としての1250gのIGANOX1010(チバガイギー(Ciba-Geigy)社製)を入れた後、反応管を240℃まで徐々に昇温させながら、発生するメタノールを除去した。次に、エステル交換反応が終わった後、225gの酢酸リチウムと750gのテトラブチルチタネートを入れた。その次、別の真空設備付き反応器に移した後、250℃まで昇温させながら反応させ、固有粘度が0.83dl/gであるポリブチレンテレフタレート(PBT)を得た。
<製造例3>共重合ポリエステル1の製造
ジメチルテレフタレート1000kg、エチレングリコール(EG)509kg、ネオペンチルグリコール(NPG)93kg、1,3−プロパンジオール54kgを反応管に入れ、ジメチルテレフタレートに対して0.08重量%の酢酸マンガンと0.01重量%の酢酸ナトリウムを入れた。240℃まで徐々に昇温させながら、流れ出るメタノールを除去し、エステル交換反応が終わった後には、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れ、5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.04重量%入れ、さらに5分後、シリカ粒子(平均粒径10μm)をジメチルテレフタレートに対して0.05重量入れてさらに5分間攪拌し続けた。このオリゴマー状の混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃から280℃まで昇温させながら、共重合ポリエステル1を得た。この共重合ポリエステルの固有粘度は0.68dl/gであった。
<製造例4>共重合ポリエステル2の製造
ジメチルテレフタレート1000kg、エチレングリコール(EG)600kg、1,4−シクロヘキサンジメタノール165kgを反応管に入れ、ジメチルテレフタレート対比0.08重量%の酢酸マンガンと0.01重量%の酢酸ナトリウムを入れた。240℃まで徐々に昇温させながら、流れ出るメタノールを除去し、エステル交換反応が終わった後には、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れ、5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.04重量%入れ、さらに5分後、シリカ粒子(平均粒径10μm)をジメチルテレフタレートに対して0.05重量%入れてさらに5分間攪拌し続けた。このオリゴマー状の混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃から280℃まで昇温させながら、共重合ポリエステル2を得た。この共重合ポリエステルの固有粘度は0.65dl/gであった。
<製造例5>ポリプロピレンテレフタレート(PPT)の製造
2000kgのジメチルテレフタレートと1568kgの1,3−プロパンジオールを反応管に入れた後、ジメチルテレフタレート対比0.08重量%の酢酸マンガンを入れた。反応管を240℃まで徐々に昇温させながら、流れ出るメタノールを除去した。エステル交換反応が終わった後には、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れ、5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.04重量%入れ、さらに10分後、テトラブチルチタネートをジメチルテレフタレートに対して0.05重量%入れてさらに5分間攪拌し続けた。このオリゴマー状の混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃まで昇温させながら、ポリプロピレンテレフタレート(PPT)を得た。このポリプロピレンテレフタレートの固有粘度は1.0dl/gであった。
<製造例6>共重合ポリエステル3の製造
ジメチルテレフタレート1000kg、エチレングリコール447kg、ネオペンチルグリコール322kgを反応管に入れ、ジメチルテレフタレートに対して0.08重量%の酢酸マンガンを入れた。240℃まで徐々に昇温させながら、流れ出るメタノールを除去し、エステル交換反応が終わった後には、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れた。5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.04重量%入れ、さらに5分後、シリカ粒子(平均粒径10μm)をジメチルテレフタレートに対して0.05重量入れてさらに5分間攪拌し続けた。このオリゴマー状の混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃から280℃まで昇温させながら、ネオペンチルグリコール共重合ポリエステル3を得た。このネオペンチルグリコール共重合ポリエステル(P(EG/NPG40)T)の固有粘度は0.7dl/gであり、全体ジオルの中でネオペンチルグリコールの含量が40モル%であつた。(Tg=79%)
<製造例7>共重合ポリエステル4の製造
ジメチルテレフタレート1000kg、エチレングリコール472kg、ネオペンチルグリコール168kg、1,4−ブタンジオール52.9kgを反応管に入れ、ジメチルテレフタレート対比0.08重量%の酢酸マンガンと0.01重量%の酢酸ナトリウムを入れた。240℃まで徐々に昇温させながら、流れ出るメタノールを除去し、エステル交換反応が終わった後には、熱安定剤としてトリメチルホスフェートをジメチルテレフタレートに対して0.03重量%入れ、5分後、アンチモントリオキシドをジメチルテレフタレートに対して0.04重量%入れた。さらに5分後、シリカ粒子(平均粒径10μm)をジメチルテレフタレートに対して0.05重量%入れてさらに5分間攪拌し続けた。このオリゴマー状の混合物を別の真空設備付き反応器に移した後、250℃から280℃まで昇温させながら、共重合ポリエステル4を得た。この共重合ポリエステルの固有粘度は0.70dl/gであった。
<実施例1>
3層(A/B/A)よりなるポリエステル積層フィルムを下記のようにして製造した。融着防止性を付与するためのA層(外層)の原料としては、前記製造例2のポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用し、エンボス加工性を付与するためのB層(内層)の原料としては、前記製造例1に従い得られたポリエチレンテレフタレート(PET)95重量%、製造例2に従い得られたポリブチレンテレフタレート(PBT)5重量%を使用した。前記A層の原料とB層の原料をそれぞれ別々の2軸スクリュー押出器に入れて混合溶融し、フィードブロックにより貼り合わせた後、Tダイから285℃の温度下で溶融押出し、静電気的に冷却回転ロールに押し付けて冷却させて、厚さ125μm(層比は、1/10.5/1(A/B/A)としている)の無延伸積層フィルムを製造した。具体的には、A層はそれぞれ10μmであり、B層は105μmであった。
このようにして得られた3層のポリエステルフィルムの表面のうちA/B層を120℃のエンボス処理工程によりエンボス処理した(離型フィルムと接着されるA層は、エンボス処理を施していない)。このようにして得られたエンボス処理済みの3層ポリエステルフィルム(裏面)とTORAY SAEHAN INC.製のシリコン離型フィルム(XG5SR−23μm)をアクリル酸エステル系の粘着剤(SAM WON CO., LTD.製のAT−3001)を用いてドライラミネーション(貼り合わせ)して、エンボス処理済みの3層ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例2>
下記表1に示すように、外層にはポリプロピレンテレフタレート(PPT)を使用し、内層にはポリエチレンテレフタレート(PET)95重量%、製造例5に従い得られたポリプロピレンテレフタレート(PPT)5重量%を使用した以外は、実施例1の方法と同様にして、3層ポリエステルフィルムを製造した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例3>
下記表1の実施例3に示すように、外層(A層)にはポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用し、内層(B層)には製造例6の共重合ポリエステル3を使用し、外層(A層)の厚さは5μmにし、内層(B層)の厚さは150μm(3層の厚さは160 μm、A/B/A=1/30/1)にした以外は、実施例1の方法と同様にして、3層ポリエステルフィルムを製造した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例4>
下記表1の実施例4に示すように、外層(A層)にはポリブチレンプロピレンテレフタレート(PBT)を使用し、内層(B層)には製造例3の共重合ポリエステル1を使用し、外層(A層)の厚さを1μmにし、内層(B層)の厚さは200μmにした以外は、実施例1の方法と同様にして、3層ポリエステルフィルムを製造した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例5>
融着防止性を付与するためのA層(外層)の原料として、製造例2のポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用し、エンボス加工性を付与するためのB層(内層)の原料として、製造例4に従い得られた共重合ポリエステル2を使用した。前記A層の原料とB層の原料をそれぞれ別々の2軸スクリュー押出器に入れて混合溶融し、フィードブロックにより貼り合わせた後、Tダイから285℃の温度下で溶融押出し、静電気的に冷却回転ロールに押し付けて冷却させて、厚さ180μm(外層(A層)は1μmにし、内層は178μmにしている)の無延伸積層フィルムを製造した。
このようにして得られた3層のポリエステルフィルムの表面を120℃のエンボス処理工程によりエンボス処理した(A/B層にエンボス処理している)。
このようにして得られたエンボス処理済み3層ポリエステルフィルム(裏面)とTORAY SAEHAN INC.製のシリコン離型フィルム(XG5SR−23μm)をアクリル酸エステル系の粘着剤(SAM WON CO., LTD.製のAT−3001)を用いてドライラミネーション(貼り合わせ)して、エンボス処理済みの3層ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例6>
融着防止性を付与するためのA層(外層)の原料として、製造例2のポリブチレンテレフタレート(PBT)を使用し、エンボス加工性を付与するためのB層(内層)の原料として、製造例7に従い得られた共重合ポリエステル4を使用した。前記A層の原料とB層の原料をそれぞれ別々の2軸スクリュー押出器に入れて混合溶融し、フィードブロックにより貼り合わせた後、Tダイから285℃の温度下で溶融押出し、静電気的に冷却回転ロールに押し付けて冷却させて、厚さ60μm(外層(A層))は4.8μmにし、内層は50.4μmにしている(層比は1/10.5/1(A/B/A)にした))の無延伸積層フィルムを製造した。
このようにして得られた3層のポリエステルフィルムの表面を120℃のエンボス処理工程によりエンボス処理した(A/B層にエンボス処理している)。
このようにして得られたエンボス処理済み3層ポリエステルフィルム(裏面)とTORAY SAEHAN INC.製のシリコン離型フィルム(XG5SR−23μm)をアクリル酸エステル系の粘着剤(SAM WON CO., LTD.製のAT−3001)を用いてドライラミネーション(貼り合わせ)して、エンボス処理済みの3層ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実施例7>
実施例3と同様な組成及び条件下でTダイから押出した後、72℃下縦方向に2.5倍延伸し、且つ、100℃下横方向に3.2倍延伸した。次いで、210℃、5秒間の熱固定を行い、最終的に20μmの3層ポリエステルフィルムを製造(層構造A/B/A=1/30/1)した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<比較例1>
製造例1のポリエチレンテレフタレート(PET)を2軸スクリュー押出器に入れて溶融し、フィードブロックにより貼り合わせた後、Tダイから285℃の温度下で溶融押出し、静電気的に冷却回転ロールに押し付けて冷却させて、厚さ125μmの無延伸ポリエステルフィルムを製造した。
このようにして得られたポリエステルフィルムの表面を120℃のエンボス処理工程によりエンボス処理した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<比較例2>
製造例1のポリエチレンテレフタレート(PET)を95重量%、製造例2のポリブチレンテレフタレート(PBT)を5重量%それぞれ2軸スクリュー押出器に入れて溶融し、フィードブロックにより貼り合わせた後、Tダイから285℃の温度下で溶融押出し、静電気的に冷却回転ロールに押し付けて冷却させて、厚さ125μmの無延伸ポリエステルフィルムを製造した。
このようにして得られたポリエステルフィルムの表面を120℃のエンボス処理工程によりエンボス処理した後、ポリエステルフィルム/接着剤/離型フィルムの構造を有するフィルムを製造した。
<実験例>
前記実施例1〜6及び比較例1〜2に従い製造されたポリエステルフィルムに対して下記のごとき物性評価を行い、その結果を表1に示す。
1.エンボス加工性
上記のようにして製造されたポリエステルフィルムをA4サイズにカットし、ポリエステルフィルム面と磨き布の粗い面を重ね合わせた後、温度を100℃、110℃、120℃、130℃、140℃または150℃にし、且つ、速度を5にして、ラミネーター(GMPのLAMIART−470LSIQ1)に通す。次いで、磨き布を外し、共重合ポリエステルサンプル表面のエンボス状態を下記のようにして判断した。使用された磨き布は、コリョ研磨工業社製のKA161(粒度40)であった。ラミネートの速度5は、ラミネート自体の速度設定値である。
○:種々の角度から観察したときのエンボスイメージが良好であった。
△:エンボスが十分に行われていない。
X:エンボスが全く行われていない。
エンボス評価中に、融着現象により評価自体が行い難かった場合もあった。その場合には、XX印を付した。
2.融着防止性
蒸着フィルム(TORAY SAEHAN INC.製のVM1510)の蒸着面とサンプルの融着評価対象面が互いに突き当たるようにして重ね合わせ、熱傾斜処理器(Heat Gradient)に入れる。熱傾斜処理器の熱処理条件については、圧力:1.2kgf/cm、時間:5秒、温度:100℃、110℃、120℃、130℃、140℃または150℃にし、この条件下で、融着防止性の評価を行った。但し、この温度は実際にエンボス工程のドラムに加える温度であるため、フィルムの材質に応じて温度条件を変えることができる。
熱傾斜処理器において熱処理を施した後、フィルムと蒸着フィルムを両手でとって剥がす場合における融着の度合いを下記の基準に従い評価した。上記の表現のうち、融着評価対象面とは、エンボス工程を施すときにドラムに当たる面を意味する。
○:蒸着層がフィルムに全く転写されず、きれいに仕上がっている(融着防止性に優れている)
△:蒸着層がフィルムにやや転写されている(融着防止性が普通である)
X:蒸着層がフィルムに大いに転写されている(融着防止性が悪い)
この測定方法において、ポリエステルフィルムと蒸着面が互いに突き当たるようにして重ね合わせた後、熱傾斜処理器に入れてフィルムと蒸着面との融着特性を調べた。すなわち、ポリエステルフィルムの融着性が高い場合には蒸着層がポリエステルフィルム側に転写されるため、目視が容易であった。
Figure 0004657234
前記表1から明らかなように、本発明による3層構造の実施例1〜6のポリエステルフィルムは、エンボス性及び融着防止性に優れているのに対し、本発明による構造を有しない比較例1〜2のポリエステルフィルムの場合には、適切なエンボス性及び融着防止性を示さなかった。
以上、本発明について実施例に挙げて詳細に説明したが、本発明の技術的な範囲内であれば、種々の変形及び修正が可能であることは当業者にとって明白であり、このような変形及び修正が本発明に属することは当然のことである。
本発明のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの断面図である。 本発明の一実施形態によるウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムを示す断面図である。
符号の説明
10 ポリエステルフィルム
11 熱可塑性ポリエステル内層
12,13 融着防止性のポリエステル外層
21 貼合層
31 離型フィルム

Claims (9)

  1. 熱可塑性ポリエステル内層(B層)の両面にポリエステル外層(A層)が積層された3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを有し、前記ポリエステルフィルムの片面がエンボス処理されており、該エンボス処理された面の裏面に貼合層及び離型フィルムが順次積層されており、
    前記ポリエステル外層は、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物であり、
    前記熱可塑性ポリエステル内層は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物を副成分として、前記主成分と副成分を混合してなることを特徴とする、ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム。
  2. 熱可塑性ポリエステル内層(B層)の両面にポリエステル外層(A層)が積層された3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを有し、前記ポリエステルフィルムの片面がエンボス処理されており、該エンボス処理された面の裏面に貼合層及び離型フィルムが順次積層されており、
    前記ポリエステル外層は、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物であり、
    前記熱可塑性ポリエステル内層はジカルボン酸成分とジオール成分とからなり、前記ジカルボン酸成分はテレフタル酸もしくはジメチルテレフタレートの単体またはこれらの混合物を主成分としイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸、ジフェニルジカルボン酸、5−第3級ブチルイソフタル酸、2,2,6,6−テトラメチルジフェニル−4,4−ジカルボン酸、1,1,3−トリメチル−3−フェニルインダン−4,5−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、トリメリット酸、シュウ酸、マロン酸、クエン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ピロメリット酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及び1,3−シクロヘキサンジカルボン酸よりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とし、
    前記ジオール成分は、エチレングリコールを主成分としジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン誘導体のジオール、キシレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール及び2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールよりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とすることを特徴とする、ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム。
  3. 前記エンボス処理がA層とB層の2層に対して行われることを特徴とする、請求項1または2に記載のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム。
  4. 前記貼合層が、粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム。
  5. 前記エンボス処理が100〜150℃の温度条件下で行われることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルム。
  6. 熱可塑性ポリエステル内層(B層)を製造する段階と、
    前記内層の両面にポリエステル外層(A層)を共押出して3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを製造する段階と、
    前記ポリエステルフィルムA層とB層の2層をエンボス処理する段階と、
    前記ポリエステルフィルムのエンボス処理した面の裏面に粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤よりなる貼合層を形成する段階と、
    前記貼合層に離型フィルムを積層する段階と、を含み、
    前記ポリエステル外層は、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物であり、
    前記熱可塑性ポリエステル内層は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物を副成分として、前記主成分と副成分を混合してなることを特徴とする、ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの製造方法。
  7. 熱可塑性ポリエステル内層(B層)を製造する段階と、
    前記内層の両面にポリエステル外層(A層)を共押出して3層(A/B/A)構造のポリエステルフィルムを製造する段階と、
    前記ポリエステルフィルムA層とB層の2層をエンボス処理する段階と、
    前記ポリエステルフィルムのエンボス処理した面の裏面に粘着剤または前記離型フィルムに対して容易に脱着可能な接着力を有する接着剤よりなる貼合層を形成する段階と、
    前記貼合層に離型フィルムを積層する段階と、を含み、
    前記ポリエステル外層は、ポリブチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンテレフタレートの単体またはこれらの混合物であり、
    前記熱可塑性ポリエステル内層はジカルボン酸成分とジオール成分とからなり、前記ジカルボン酸成分はテレフタル酸もしくはジメチルテレフタレートの単体またはこれらの混合物を主成分としイソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸、ジフェニルジカルボン酸、5−第3級ブチルイソフタル酸、2,2,6,6−テトラメチルジフェニル−4,4−ジカルボン酸、1,1,3−トリメチル−3−フェニルインダン−4,5−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、トリメリット酸、シュウ酸、マロン酸、クエン酸、グルタル酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ピロメリット酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸及び1,3−シクロヘキサンジカルボン酸よりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とし、
    前記ジオール成分は、エチレングリコールを主成分としジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン誘導体のジオール、キシレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール及び2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールよりなる群から選ばれるいずれか1種以上を副成分とすることを特徴とする、ウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの製造方法。
  8. 前記熱可塑性ポリエステル内層を、混合法または共重合法により製造することを特徴とする、請求項6または7に記載のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの製造方法。
  9. 前記エンボス処理段階を、100〜150℃の温度条件下で行うことを特徴とする、請求項6ないし8のいずれかに記載のウインドウのエンボス加工用ポリエステルフィルムの製造方法。
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