JP4656811B2 - タイヤの設計方法及びタイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、コンピュータ及び情報データベースの補助によってタイヤを設計及び製造する方法に関する。
【0002】
特に、本発明は、所定の性能特徴を有するタイヤを設計及び製造する方法に関する。タイヤの構造部品の寸法は、この構造部品の間の一組の相関関係(a set of correlations)を使用して画定され、これは、前記タイヤの所望の性能と関連している。
【0003】
また、本発明は、一連のタイヤの寸法的な特徴が基準タイヤをベースとして自動的に計算され、その構造が前記基準タイヤの構造的な構成部品と対応する前記一連のタイヤの構造部品との間の一組の相関関係を応用することによって自動的に変更される(以下、この方法を「パラメタライゼーション」と称する)、一連のタイヤを設計及び製造する方法に関する。
【0004】
上述の相関関係の組は、基準タイヤの寸法上の特徴から、前記組に関して同じか異なる寸法及び同様か異なる作動上の特徴を有するという事実によって特徴づけられる一連のタイヤの構造部品の寸法上の特徴を得るために使用される。
【0005】
さらに、本発明は、タイヤを設計し製造する集約された方法に関し、この方法によれば、異なる設計フェーズの結果がタイヤ組立機械の作業指示に自動的に変換される。
【0006】
また、本発明はタイヤを設計する方法に関し、この方法において、設計フェーズは、好ましくはリアルタイムで、タイヤメーカー(サーバー・システム)とクライアントの処理システム(クライアント・システム)を接続する通信ネットワーク(インターネット)から受けとった情報または要求によって少なくとも一部が決定される。
【0007】
特に、本発明は、タイヤを設計する方法に関し、この方法によれば、前記情報は、タイヤの寸法上の要求及び性能上の要求に関する選択肢の配列内からクライアントによって選択される要求を含み、前記配列は、メーカーによって提供される。
【0008】
知られているように、最近までのタイヤ設計システムによれば、クライアントの要求に依存して画定される一連の寸法上の制約と性能上の特徴を基礎として設計エンジニアの経験と技術的な知識の補助によってタイヤが設計されていたが、今では、形状寸法、使用される材料及び処理方法を画定する新しいタイヤの構成部品(半完成部品)の全てを構造的に説明するテーブルから成る製品の仕様を製造することができるようになった。
【0009】
このテーブルを基礎として、作業ユニット(工場)は、必要な材料、機械及び設備を提供し、所定の手順に続いて、種々の半完成品を製造し、粗仕上げされたタイヤを形成するようにそれらを一緒に組み立てる。粗仕上げされたタイヤは、タイヤの外観を画定する特別の成形型で加硫される。この製品は、販売できることを確認するために、一連のチェックが行われる。
【0010】
コンピュータの補助によって実行されるタイヤの設計は、最近開発された。
【0011】
米国特許第5,710,718号は、次の工程を有するタイヤを設計する方法を開示する;この方法は、
タイヤの部品全体を含む前記タイヤの断面によって表される基本的なタイヤモデルを識別する工程と、
前記タイヤの性能の特徴を評価するための複数の物理的な基準パラメータを選択する工程と、
前記タイヤの全体寸法、その断面及び前記タイヤの構造、及び複数の物理的なパラメータを形成する寸法値を選択する工程と、
前記寸法上の値と関連して、前記パラメータの計算の実行と最適化の目的で
前記断面内の基本的モデルの構造部品の最大変位の範囲を画定する工程と、
最適化計算によって、前記基準値と比較可能な前記物理的なパラメータの最適値を得るまで、最大変位の範囲の値を変化させる工程と、
前記基準パラメータの最適化を生じる最大変位の範囲の基礎でタイヤを再設計する工程とを含む。
【0012】
ヨーロッパ特許出願第953,834号は、最初に基本的なタイヤモデルが構成されるタイヤを設計する方法を開示している。前記基本モデルに第1の組の変数が適用され、モデルのタイヤの一定のパッチの条件を決定するために使用される。これらの条件は、2つの比較すべき条件が収束しているかどうかをチェックするために前記接触パッチの対応する所定の条件と比較される。これがそのようではない場合には、変数の組は、これらの所定の条件に向かう値が得られるまで、モデルのタイヤの接触パッチのための新しい条件をつくるようにインクリメントされる。
【0013】
考えられる変数の組は、そのモデルが製造されるタイヤの可能性のある摩耗、前記タイヤに付加される半径方向の負荷及び作動圧を有する。
【0014】
この出願は、前述した技術の状態で、新しいタイプの設計が、基本的なタイヤのモデルを選択し、新しいタイヤの所定の動作又は所定の性能上の特徴を表す所定の条件または制約を選択する工程と、連続的に近似することによって(by means of subsequent approximations)、設計フェーズの始めに予め定められた制約に従う追加のタイヤモデルを得る工程と、前記基礎的なモデルに対する変形及び対応する確認を含む処理を繰り返す工程とを含む。
【0015】
最近、出願人は、従来技術において使用される半完成品、例えば、トレッドバンド、サイドウォールストリップ、カーカスプライ、ベルトストリップ及びビードワイヤ等を省略するタイヤを製造する新しい方法を開発した。これらの半完成品は、どのようなタイヤでもほぼ同じである基本的な構成部品である異なる3つのタイプのみによって置換され、それらによって、製造されるタイヤの構造部品が環状の支持体上に直接製造される。これらの3つのタイプの構成部品は、それぞれ、混合物、補強コード、2つまたはそれ以上のコードを含むリステル混合物から成るゴムの織物テープ(バンド)である。
【0016】
当業者は、異なる要求及び利用可能な技術に依存して、異なる数の基本構成部品、例えば欧州特許第664,232に説明されたような、例えば混合物及び補強コードのみを使用することができる。
【0017】
本発明において、この明細書で使用される用語「補強コード」は、個々のストランドと、公知の方法で一緒に巻かれた複数の前記ストランドによって形成されたコードの双方を意味する。
【0018】
ドラムとして以下に述べる上述した環状支持体は、収縮可能な剛性の支持体(collapsible rigid support)であり、この支持体は、完成したタイヤから引き出され、その半径方向外側輪郭は、粗仕上げタイヤの半径方向内側輪郭と合致することが好ましい。
【0019】
特別の場合を除いて、タイヤは通常、異なるタイヤのいくつかの、例えば、8つの混合物を含む。補強コードは、織物(通常、レーヨン、ナイロン、またはケブラー(KevlarTM)や、金属、特にHT(高抗張)スチール、すなわち、高炭素の内容物から成るストランドからつくることができる。また、バンドは、組み込まれているコードのタイプに依存して織物または金属からつくることができる。出願人は、2〜10本のコードを含むバンドを使用することを選択している。
【0020】
また、出願人は、タイヤの組立方法を変更し、組立体ドラムの軸線に平行な直接的な運動、例えば重要なものとして、ビードワイヤ、カーカスプライの端部の後方への折り曲げ、カーカスへのサイドウォールの取付けを有する工程を基本的に無くしている。
【0021】
タイヤの組立に関する新しい方法は、タイヤの構造部品(従来技術において半完成品によって製造される部分に実質的に該当する)を形成するために設計された構成部品を上述したドラムの上に置くことによって実行され、これは、2つのタイプの動作、すなわち、ドラムの回転軸にまっすぐ向かう半径方向の配置動作と、その軸線の周りで回転するドラムの表面への周方向の配置動作、またはその2つの組み合わせの動作を用いて実行される。
【0022】
さらに詳細には、基本的な構成部品は、連続する細長い部品の形態で前記ドラムに取り付けられる。好ましい実施形態において、半径方向に置かれる部品は、所定の寸法の部分に予め切断され、周方向に置かれる構成部品は、ドラムに巻かれた後に切断される。
【0023】
これらの基本的な部品は、製造すべき構造部品の寸法より小さい寸法の断面を有することが好ましく、コードを除いて、ほぼ矩形の形状を有する。
【0024】
さらに詳細には、好ましくは、ドラムは、7つの回転軸線を有する人の形に似たタイプのロボットのアームによって片持ちレバー状に支持されている。各回転軸線は、アームの移動及び/又は回転によって、基礎的な構成部品の供給の位置に関してドラムをどのような空間的な位置に向けることもできる
【0025】
典型的には、この工程において、カーカスプライまたはベルトストリップを形成するバンド部分は、半径方向の動きで置かれるが、リステル混合物及び0°の向きの補強コードは、空間的な円周運動で置かれる。
【0026】
好ましくは、リステルの混合物は、組成部分のタイプに依存して、最初の長さに対して30%〜70%の伸長した状態となるように、張力を加えられた状態で置かれる。
【0027】
特に、カーカスプライ及びベルトストリップは、前記ドラムのステップ毎の回転によって、前記予めカットされたバンドを周方向に連続してドラム上に配置することによって製造される。バンドの幅、各部分の配置後にドラムが実行しなければならない回転角度と、ベルトの場合において、ドラムの回転軸とバンド部分の軸との間の相対角度とは、前もって決定される。
【0028】
異なる工程において、特許第EP664,232号によれば、半径方向に置かれた構成部品は、前記ドラムの環状体の表面の周りの連続した交互の動きでドラム上で半径方向に置かれ、ドラムは、その軸線の周りで回転する。この技術の組み合わせにおいて、混合物単独から成る構造部品は、制御された容量の射出処理を使用して適用される。
【0029】
出願人は、半径方向及び周方向の動きを有する上述した処理によって、製造すべき種々のタイプのモデルの企画中に非常に高度な柔軟性が可能になる。なぜならば、各タイプのタイヤにおいて基本的な構成成分がほぼ同様であることによって、各タイヤがその前のタイヤと異なっている一連のタイヤを製造することができるからである。
【0030】
事実、周方向に付与される構成部品に対するドラムの回転数、及び半径方向に付与される構成部品の軸線方向の伸長のみが、タイヤに依存して変化することができる。
【0031】
出願人は、上述したタイヤの製造方法、すなわち、半径方向または周方向の動作で、またはこの2つの組み合わせで構成部品を置くことによってタイヤを製造する方法は、タイヤの設計中、非常に高度な柔軟性を可能とすることが分かった。さらに出願人は、この方法によって、以後において「プロトタイプ」と称する基準タイヤを好ましくは基礎として、同じか又は異なる寸法、及び同じか又は異なる性能特徴を有する他のタイヤの設計を自動化することが可能になることが分かった。また、この発明は、異なるタイヤ堪能の製造方法にも応用することができる。
【0032】
出願人は、小さい断面寸法、すなわち、関連する構造部品の断面の最終的な寸法の何分の一かである寸法の、リステル混合物を使用してタイヤの構造部品の製造することによって、従来技術による大きな制約に打ち勝つことができることを理解した。構造部品を得るために半完成品の別々のシリーズ−寸法に関して別々のシリーズを使用する必要があることから、構造部品自身がそれらの寸法に関して連続的な機能(a continuous function with regard to their dimensions)と見なされることを阻んでいた。
【0033】
出願人は、指示した態様で設計された一連のプロトタイプを分析することによって、タイヤのタイプ及びタイヤの動作上の性能の程度(例えば、高速での安定性または濡れた表面での把持性に関する乗り心地)がタイヤの前記構造部品の所定の寸法上の値の間の特別の相関関係に関連していることに気がついた。
【0034】
出願人は、プロトタイプの寸法と異なる寸法を有するタイヤの構造に前記相関関係を維持することで、上述したプロトタイプのタイプ及び性能の水準に一致するタイプ及び性能の水準を前記タイヤに割り当てることができることに、経験的に気づき、確認した。
【0035】
出願人は、プロトタイプの寸法と同じ寸法か異なる寸法を有するタイヤの構造の相関関係を変化させることが、プロトタイプと異なるタイプ及び性能の水準を前記タイヤに割り当てることができることが経験的に分かり、確認した。最も複雑な場合、所定のタイプの動作上の性能を有するタイヤ構造に関連する相関関係の組が知られている場合、出願人によって提案された本発明によって、少なくとも1つのプロトタイプの画定構造(寸法上の値)を自動的に、プロトタイプと寸法が異なる他のタイヤの画定構造に変換することができ、プロトタイプと異なる必要な性能特徴を有することが可能となる。
【0036】
出願人は、相関関係のいくつかの組及び各組に関する性能特徴の知識が、公知の構造のプロトタイプを基礎として、プロトタイプと異なる各タイヤのタイプのに対し、必要な性能のタイプに最も適している構造を自動的に画定することができることが分かった。
【0037】
本発明の実施形態において、「タイヤ構造」という用語は、形状寸法のフォームの組及びタイヤの断面を特徴づける材料を基本的に意味するものと理解すべきである。この状況において、個々の構造部品の幾何学的なフォームは、タイヤの特定の性能特徴の最適化に有効であることが分かっている、数学的な機能または好ましくは数学的な機能のセットによって互いに関連している。
【0038】
この態様によれば、タイヤの設計プロセスは、構造を規定する幾何学的パラメータの絶対値を画定せず、「機能的」ルールを画定する。それによって、前記幾何学的フォームは性能特徴の所定のカテゴリーに依存して互いに相互作用する。
【0039】
前記機能的相関関係ルールの確認は、数学的な計算を使用するシミュレーション、例えば、有限要素分析(FEA)によって、又は実験によるノウハウを獲得することによって実行される。
【0040】
本発明によれば、さらに設計プロセスは、所定のタイヤ構造の幾何学的パラメータの絶対値を、異なるタイヤ構造の幾何学的パラメータの絶対値に変換する。
【0041】
本発明の第1の態様によれば、本発明は、複数の構造部品を有するタイヤを設計する方法であって、その構造部品(structural parts)は、寸法、成分(何からできているか)または前記タイヤの断面内の位置に関して、互いに異なっており、前記断面は、半径方向外側の輪郭及び半径方向内側の輪郭によって区切られ、各構造部品は、基本的な構成部品(component)を含み、前記方法は、
−少なくとも1つの前記輪郭を予め画定する工程と、
−前記構造部品の予め定められた値を基礎として他の輪郭を作成する工程と、
−前記外側及び内側の輪郭によって区切られた前記タイヤの断面内で、前記構造部品の形状(断面の輪郭)を作成する工程と、
−好ましくは前記基本的な構成部品の断面を互いに重複させて又は隣接させて配置することによって(by overlapping or arranging next to each other transverse sections of said basic component)、前記形状の各々を対応する(構造上の)基本的な構成部品で充填する工程とを含む。
【0042】
好ましくは、前記構造部品の1つは、所定の輪郭に沿って前記断面内に配置された少なくとも1つのカーカスプライを含む。このカーカスプライの輪郭の位置は、他の構造部品の存在及び位置と調和して、前記内側または外側の輪郭の一方を基礎として決定されることができる。別の例として、このカーカスプライの輪郭は、最初に画定され、内側及び外側の輪郭の位置が、他の構造部品の存在及び位置と調和するように決定されてもよい。
【0043】
好ましくは、前記方法は、前記構造部品の各々と、第1のグループの絶対値のパラメータ(a first group of absolute parameters)とを関連づける。好ましくは、前記方法は、前記構造部品の各々と、変更可能な第2のグループのパラメータとを関連づける。さらに好ましくは、前記絶対値のパラメータは、前記構造部品の寸法上の値を画定する。別の例として、または追加的に、それらは、前記構造部品を形成する材料の化学的及び物理的特性を画定する。
【0044】
好ましくは、この方法は、前記少なくとも1つのカーカスプレイの輪郭と前記外側輪郭または内側輪郭の一方との間の距離の関数として、少なくとも1つの前記変更可能な寸法上の値を計算する。
【0045】
好ましくは、この方法は、間素敵な相関関係の組を適用することによって(by applying a predefined set of functional correlations)、少なくとも1つの前記変更可能な寸法上の値を計算する。
【0046】
本発明の1つの態様によれば、本発明による方法は、タイヤの前記断面内の少なくとも1つのカーカスプライの輪郭の少なくとも1つの部分が次の条件を満足することを確実にする(ensuring)ステップを有する。
ρ・y=一定
ここでρは、曲率半径、及びyは、フィッティング径からの輪郭上の点までの距離。
【0047】
好ましくは、この方法は、少なくとも前記条件が前記タイヤの断面のサイドウォールの領域で満足しなければならないことが考えられる。
【0048】
好ましくは、本発明による方法によれば、少なくとも1つのカーカスプライの前記輪郭が前記タイヤの膨張状態に対応する輪郭でなければならないことが考えられる。
【0049】
好ましくは、本発明による方法によれば、前記タイヤの半径方向外側の輪郭を画定する工程は、前記タイヤのフィッティング径、外径、サイドウォールの高さ、最大コード(the maximum chord)を含むグループから選択された、少なくとも1つの寸法上の制約を予め定める工程を有する。
【0050】
本発明の態様によれば、本発明は、前記充填工程が、各構造部品の基本構成部品の複数の断面を互いに隣接するか、その上に配置することによって実行されるという事実に関する。
【0051】
好ましくは、前記位置決めは、各形状と関連する構造部品の製造のための指示を発生する。
【0052】
また、好ましくは、前記製造の指示は、前記製造工場の空間的な基準点に関する前記基本的な構成部品の断面に沿った点の位置決めと、基準軸線、好ましくは、組立ドラムの回転軸に対して前記断面の輪郭の少なくとも1つの部分の向きを含む。
【0053】
他の態様によれば、本発明は、前記位置決め工程が、前記タイヤを形成する少なくとも2つの前記構造部品の幾何学的寸法の間の少なくとも1つの相関関係によって支配されているという事実に関する。
【0054】
好ましくは、次のパラメータの対が、互いの代わりにまたは互いに組み合わされて、相互の相関関係で配される(in mutual correlation, as an alternative to or in combination with each other):トレッドの幅とサイドウォールの高さ、サイドウォールの高さとトレッドの曲率、ビード充填の高さとサイドウォールの高さ、カーカスの半径とトレッドの半径である。これらの相関関係は、いくつかの組として組み合わされ、この各々は、タイヤの性能特徴の異なるカテゴリーを表す。
【0055】
好ましくは、異なる寸法のタイヤにおいて前記幾何学的寸法の1つまたは複数の値を固定した後、前記少なくとも1つの相関関係が、前記所定の寸法と異なる寸法のタイヤにおいて、前記幾何学的寸法の対応する値を画定する。
【0056】
好ましくは、異なる寸法のタイヤの値の前記画定は、自動的に実行される。
【0057】
本発明は、その態様によれば、前記タイヤが複数の作業手順によって構造的に画定され、その各々は、前記タイヤの各構造部品の製造指示または機械サイクルを含む。
【0058】
さらに本発明の態様によれば、本発明は、前記寸法上の制約または前記第1のグループの絶対値がクライアントの特定の要求から引き出されるという事実に関する。
【0059】
好ましくは、前記要求は、クライアントの処理システムとメーカーの処理システムとの間のオンライン接続によって、寸法上の制約の前記グループ、または前記第1のグループの値に直接取り入れられる。
【0060】
本発明の他の態様によれば、予め選択可能な要求を満足させる相関関係の等式を基礎として、一緒になった所定の基本的な構成部品を使用してタイヤを設計し、対応する製造の指示を作成し、コンピュータ、一般回線(例えば、インターネット)または専用ネットワークを介して、寸法上及び/又は性能上の要求を含むタイヤに関する一組の要求をクライアントから受け、これらの要求に対応して有利なタイヤ構造及び関連する製造上の手順を画定し、好ましくはリアルタイムで前記要求を満足する特徴を有する1つまたは複数のタイヤの製造を実行する。
【0061】
さらに、本発明の特徴及び利点は、単に非制限的な例として提供される詳細な説明及び添付図面からさらに明らかになる。
【0062】
図1は、本発明によって構成された自動車のタイヤの一般的な構造を示す半径方向の断面図である。
【0063】
一般に、タイヤは、タイヤを取付リムに固定するためにその内周縁に沿って画定された2つのビードを有しており、一緒に組み立てられる複数の構造部品を有するカーカスとして知られている内部が中空のドーナツ型の構造体からなる。前記カーカスは、第1に少なくとも1つのカーカスプライとビードワイヤと称される少なくとも一対の環状補強コアとを含み、ビードワイヤは、周方向に伸長不可能であり、前記ビードの内側に収納されている(すなわち、ビード毎に少なくとも1つのビードワイヤが収容されている)。
【0064】
カーカスプライは、支持構造体を含み、この支持構造体は、織物または金属コードを含み、それらの端縁は、対応するビードワイヤと関連し、前記ドーナツ構造を形成するように1つのビードから他方のビードに軸線方向に延びている。
【0065】
いわゆるラジアルタイプのタイヤにおいて、上述したコードは、タイヤの回転軸線を含む平面、またはそれからわずかに離れた平面上に実質的に配置される。
【0066】
このカーカスは、そのクラウン部にベルト構造として知られている環状の上部構造体を備えており、この構造体は、1つまたは複数のゴム引き織物ストリップから成り、これらはいわゆる「ベルトパック」を画定するように相互に半径方向に重ねられる。また、カーカスは、ベルトパックの周りに巻かれ、エラストマー材料からつくられ、さらに、道路上へのタイヤのローリング接触のためのレリーフが成型された構成を備えるトレッドを備えている。さらに、カーカスは、軸線方向の両側の側方の位置に2つのサイドウォールを備えており、この2つのサイドウォールはエラストマー材料からつくられ、その各々は、対応するビードの外縁から半径方向外側に向かって延びている。
【0067】
動作中に内側のチューブの使用を必要としないいわゆるチューブレス型のタイヤの場合、カーカスの内面は、一般に、いわゆるライナ、すなわち、空気が透過することができないエラストマー材料の1つまたは複数の層で裏打ちされる。最後に、カーカスは、製造すべき特定のタイヤモデルに依存した数及びタイプの補強材、リステル及び充填材のような、他の公知の部品を有する。
【0068】
本発明の目的において、この明細書で使用する「エラストマー」材料という用語は、全体として、ゴム成分、補強フィラー及び/又は種々のタイプの処理添加剤と適当に組み合わされた少なくとも1つのポリマーベースによって形成された組立体を意味するものとして理解される。
【0069】
特に、図1による断面は、内側から外側に向かって半径方向に、上述した構造部品のいくつか、すなわち、第1のライナ層31及び第2のライナ層32、カーカスプライ40の第1の連続したバンド部分41の端部及び前記カーカスプライの第2の連続したバンド部分42の端部が示されている。
【0070】
さらに、このタイヤのビード領域において、9つのコードの巻線部分61を含む第1のビードワイヤと、5つのコードの巻線部分62を有する第2のビード部分が示されている。タイヤのクラウン部分は、互いに上部に配置されている第1のベルトストリップ81と第2のベルトストリップ82とを含むベルトパックと、ベルト層の全てをカバーする0°の方向を向くナイロンコードの第1の層91と、ベルトストリップの端部領域のみをカバーする0°の向きを有する一対のナイロンコードの層92とを有する。
【0071】
下層93を備えたトレッドバンド94が上記の層の上部に配置されている。
【0072】
また、ビード領域は、耐摩耗性の混合物95の第1の充填材と、高い硬度ファクタを備え、ビード領域に配置された一対の充填材96とを有し、一対の充填材96のうち一方は、第1のバンド部分41と第2のバンド部分42との間に配置され、他方は、第2のバンド部分42と耐摩耗性充填材95との間に配置されている。一対のサイドウォール97が、ビード領域からタイヤのショルダ領域に延びており、カーカスに沿って並んで、トレッドバンド94の側縁と接触している。
【0073】
この断面分内のタイヤ構造の形状寸法は、回転中実部分であるため、タイヤ全体を画定する。
【0074】
本発明によれば、タイヤの断面部分及びその部品を形成する構造部品は、それらと関連する絶対寸法値の第1のグループと、変更することができる寸法値の第2のグループとを有する。
【0075】
絶対値は、可能な範囲の値から選択することができるが、それらは、いったん選択されると、同じ設計モデル内で変更することができない。なぜならば、それらは適合せざるを得ない寸法上及び構造上の制約を画定するからである。タイヤの断面に関しては、例えば、絶対値は、タイヤの外径、膨張中の最大限のコード、フィッティング直径、すなわち、全体寸法である。
【0076】
基本的な部品に関しては、例えば、絶対値は、補強コードの寸法、バンドの厚さ及びリステルの断面寸法である。
【0077】
特に基本的な部品に関しては、最初にプレカットバンド部分(例えば、カーカスパイルの部分及びベルトストリップの部分)の幅及びリステルの幅及び高さが選択され、これらの値によれば、エラストマー材料を供給する押出器のノズルの寸法が画定される。
【0078】
変更される値は、所定の調和状態に対応するために所定の相関関係の等式によって変化する。
【0079】
タイヤの断面に関しては、変更される値は、例えば、トレッド幅、断面比H/C(断面の高さ/最大コード)の値及びサイドウォールの高さと曲率である。
【0080】
タイヤの構造部品に関して変形される値は、例えば、いくつかの形状寸法、例えば、バンドの直線的な軸方向幅及びエラストマー構造部品の寸法及び形状である。
【0081】
各タイヤのモデルは、本質的に化学的、物理的、構造的な寸法によって及び外観的な特徴の組によって、また、ハンドリング、乗り心地、路面保持性、ノイズ等のような性能特徴によって、他のモデルと識別される。
【0082】
化学的及び物理的な特徴は、本質的に材料のタイプ及び組成、特にエラストマー材料の製造に使用される種々の混合物の化合物に依存する。構造的な特徴は、そのタイプに存在する構造部品の数及びタイプとその構造内の相互位置を画定する。
【0083】
寸法的な特徴は、形状寸法的な数値と、そのタイプの断面輪郭(外径、最大コード、すなわち、サイドウォールの幅、高さ及び高さ/コード比、すなわち、断面比)を言い、以降、単に「寸法」と記載する。この外観の特徴は、一般に、トレッドローリング面の模様、タイヤ、例えば、タイヤのサイドウォールに再生される装飾用のパターン、種々の文字または顕著な記号を有し、説明した以外の部分は、全体を、不適当な方法であるかもしれないが、「トレッド」パターンと称する。
【0084】
次の説明において、本発明の目的のために、次のものが画定される。
−タイヤモデル:予め画定された寸法、断面において予め画定された構造部品及び予め画定されたトレッドパターンを有するタイヤ;
−カーカスの膨張輪郭:ゼロ負荷状態での正常な作動圧に膨張されたタイヤにおいて、タイヤの断面内でのカーカスプライの中立軸線に沿った輪郭;
−タイヤの成型輪郭;加硫工程中にタイヤの外面が接触する加硫成形型の輪郭に対応するタイヤの外側輪郭;
−タイヤの組立体の輪郭:好ましくは、タイヤの製造中、タイヤの内面が接触したままになる組立体ドラムの輪郭に対応するタイヤの内側輪郭;
−カーカス平衡輪郭:ゼロ負荷状態で作動圧まで膨張されるタイヤの断面内のカーカスプライの中心軸線に沿った輪郭。この輪郭は、次の等式を満足する。
P・y=k・p=一定
ここで、p、yは、上述したような意味を有し、図3に示されており、pは、膨張圧の値であり、kは一定である。
【0085】
その幅の少なくとも一部に沿って平衡輪郭とほぼ整列した膨張輪郭を有するタイヤのカーカスは、動作中にタイヤ構造内に自動車及び道路によって発生された応力を最適な方法で分散し最小限にする。
【0086】
各タイヤが、例えば、非常に良好なドライビング性能(方向安定性、路面保持性、スリップスラスト、応答ステアリング等)を有し、それによって乗り心地、ノイズ、耐摩耗性等の特徴が余り重要ではないタイプを有しなければならない性能特徴の組に比較して主な特定の性能を有する新しいタイヤを設計する必要があると仮定する。便宜のために、以降かかるタイヤを「ハンドリング志向」タイプとして画定する。
【0087】
この例において、トレッドパターンは、従来の技術を使用して設計され、画定されることが好ましい。設計エンジニアは、同じスペシフィックパフォーマンスに関して、良好な品質の水準を有することが証明された公知のタイヤの構造の技術的な知識、経験に基づいて第1のグループ(絶対値)の絶対値を固定する。上述したようにこのグループの値は、寸法的、構造的及び機能的なパラメータを含む。
【0088】
第1のデータ入力マスクが所定の寸法的なパラメータを記憶し、このパラメータは、少なくとも1つの前記(成型、組立体またはカーカスの)輪郭を画定する重要なパラメータを含む。
【0089】
図1に示す例において、タイヤの断面は、タイヤの成形型輪郭に基づき得られた。
【0090】
公知の態様で開発された設計方法は、前記第1のデータ入力マスクへ前記重要なパラメータを入力することによってタイヤの成形型輪郭を自動的に画定することが好ましく、この第1のデータ内への第1のデータ入力マスク内に各データの各項目は、対応する領域で記憶される。
【0091】
外部輪郭に関連するこれらの重要なパラメータは、図3に示すように次のものを有する;
−製造すべきタイヤの寸法
−タイヤの前記外部輪郭の最大寸法(部分Hの高さ、最大コードC)
−タイヤのクラウン領域の外側輪郭の寸法LC
−タイヤのサイドウォールの外側輪郭の寸法LF
−タイヤのビードの外側輪郭の寸法LT
【0092】
タイヤのクラウン領域、サイドウォール及びビードの外側輪郭の上述した大きなパラメータは、各々がある曲率半径を有するいくつかのセグメントにタイヤの外側輪郭をサブ分割する。特に、図3に示す例において、曲率半径RC1を有する第1のクラウン部分、曲率半径RC2を有する第2のクラウン部分、曲率半径RS1を有するショルダ部分、曲率半径RF1を有する第1のサイドウォール部分、曲率半径RF2を有する第2のサイドウォール部分及び曲率半径RTを有するビード部分を有する。
【0093】
構造上のパラメータは、設計されているタイヤモデルを形成する構造部品の数、タイプ及び相互位置並びにそれらの各々の基礎部品の特徴から成る。これらの構造上のパラメータは、第2のデータ入力マスクによって画定される。
【0094】
特に、前記第2のマスクにおいて、次の値が画定される;
−貼り付けられたカーカスプライの数と構造上の組成、例えば、第1のプライ及び第2のプライ、各プライのバンド部分のスペーシングまたはそれに沿った配置;
−ベルトストリップ、例えば、第1のストリップ及び第2のストリップの数;
−0°でのコードの層の数、各層において、回転数、例えば、全体幅にわたって下にある層のベルトストリップを裏打ちするための多くの回転を有する単一層;
−ビードワイヤの数と場所及び各ビードの、回転数、例えば、第1の連続したカーカス部分に貼り付けられた第1のビードワイヤと、第2の連続したカーカス部分に貼り付けられる第2のビードワイヤ;
−エラストマー構造部品、例えば、トレッドバンド、サイドウォール、耐摩耗性リステルの形状及び位置。
【0095】
前記エラストマー構造部品の各々において、それらが製造されるエラストマー材料を選択することもできる。
【0096】
本発明の用途の他のモードによれば、断面部分の構造部品が選択され、位置決めされ、それらの寸法は、圧力、加えられる負荷、車種、速度のカテゴリー、性能カテゴリーのようなタイヤの作動データを基礎としたプログラムによって画定される。このデータは、クライアントによって供給される。
【0097】
この機能的なパラメータは、必要とされる性能カテゴリー及びルール、または各性能カテゴリーに関連する相関関係ルールまたは等式の組から成る。
【0098】
例えば、前記性能カテゴリーは、乗り心地がよく、乾燥した路面、濡れた路面、雪で覆われた路面、氷ついた路面高の場合、高性能で乗り心地のよい特別の路面把持性を有するグループから選択される。
【0099】
本発明によれば、タイヤは、それと関連して各々が相関関係の等式の組と関連するいくつかの性能モデルを有する。これらのモデルの関連または組合せが同じタイヤで異なる場合には、互いに互換性のない等式の存在を避けるために変更されるか消去されてもよい。それと対応してこの方法で得られるタイヤの全体性能は、同時に最大限の相互に正反対の性能水準を同時に達成することは実際には不可能なので必要な性能特性間での妥協であり、通常、最良の妥協である。
【0100】
組になった等式の数及び/又は等式の組の数が大きくなればなるほど、可能な限りクライアントの要求を満たすタイヤを製造する可能性が大きくなる。
【0101】
好ましくは、この場合、タイヤは、各性能カテゴリー内の性能水準によって識別され、これは、最小値及び最大値の間、例えば、1〜5の範囲のコードが割り当てられる。
【0102】
値、したがって、コードに対応する性能水準の絶対値は、寸法、コスト及びタイプを含むタイヤのカテゴリーによって変化する(この場合、タイプは、例えば、乗り心地、かっこよさ、乗り心地/かっこよさ、ハンドリング、濡れた状態などでの路面把持性のような意味として理解すべきである)。
【0103】
これらのパラメータが入力された後、上述した設計方法は、特に、図面的に、設計すべきタイヤの構造体を作成する。要するに、まず第1に、前記タイヤの外部輪郭PE及び内部輪郭PIによってタイヤの断面が画定される(図2参照)。
【0104】
前記輪郭は、所定の輪郭に基づき画定されることが好ましいことに留意しなければならず、好ましくは、前記所定の輪郭は、図示した場合のように、所定の状態、例えば、膨張状態でカーカスプライの輪郭及び図示した場合のタイヤの成形輪郭から選択される。
【0105】
本発明によれば、図示した態様で処理された外部輪郭の設計は、硫化成形型の寸法を画定する。それは、データベースまたは同様の装置に記憶され、リアルタイムで、または、適当な媒体に記録した後、ある時間を経て、好ましくは、リアルタイムで、対応する成形型を製造する成形型のメーカーに送ることができる。
【0106】
前記断面内において、上述した設計方法は、割り当てられた相関関係を適用することによって、カーカス及びベルトパイルの輪郭並びに形状、すなわち、前記断面に存在するすべての構造部品の断面の外形輪郭を画定する。
【0107】
特に、カーカスプライ及びベルトストリップの場合、タイヤの断面内のそれらの輪郭の位置だけではなく、一連の曲率半径によって画定された上述した輪郭の状態も決定する。カーカスプライの場合、この輪郭は、その幅の少なくとも一部に沿って、好ましくは、少なくともショルダとビードとの間のサイドウォール部分で平衡輪郭に対応することが好ましい。
【0108】
図1に示す断面は、タイヤの成形輪郭をベースとして得られた。このタイヤの完全な設計は、上述した成形輪郭によって、構造部品によって占められる面積全体を示す。ゆえに、他の部分における加硫されたタイヤの実際の寸法は、成型されたタイヤの断面として画定される(MTC設計)。
【0109】
成形タイヤの断面は、対応する基本的な構成部品で構造部品の形状を充填することによって前記断面を完成することができるようにドラム上に製造されたタイヤの断面に変換される。他の部分においては、ドラムの断面の設計が、ドラムタイヤの断面として画定される(DTC)。
【0110】
上述した設計の方法は、MTC設計をDTC設計に自動的に変換し、とりわけ、コードの弾性及び成分の塑性のような材料の特徴、硫化工程中に導入される膨張を計算に入れる所定の変換等式を適用する。
【0111】
図2は、内側輪郭PI及び外側輪郭PEを有するタイヤの断面の輪郭の設計を示す。本発明によれば、図示した態様で処理された内側輪郭の設計は、組立体のドラムの寸法を画定する。それは、データベースまたは同様の機器に記憶され、電子的にリアルタイムで、または適当な媒体に記録された後にある時間を置いて、好ましくはリアルタイムで関連するドラムを製造するドラムメーカーに送られる。
【0112】
第3のデータ入力マスクは、タイヤの内側組立体の輪郭及びドラムの寸法を画定するデータを入力することができるようにする。
【0113】
図5は、MTC設計のビードの部分を示す。
【0114】
この設計エンジニアは、エラストマー材料から製造される構造部品の各形状を、前記リステルの複数の断面の互いに隣接した構成によって対応する材料のリステルで満たす。
【0115】
好ましくは、使用すべき基礎的な組成の寸法、すなわち、前述したリステルの組成、特に、前記リステルの断面の幅及び高さ並びにそれが製造される材料は、所定の値である。好ましくは、上述した断面は、3mmと12mmとの間の最大寸法を有する。さらに、好ましくは、この断面部分は、3×7mmの寸法のほぼ矩形の形状を有する。
【0116】
図5は、タイヤのビード領域に配置されたエラストマー構造部品の形状を充填するための前記リステルの部分的な堆積を示す。この図面は、前記リステルの複数の断面の重複を含む、互いに隣接した構成によってどのように充填が実行されるかを示す。
【0117】
公知の方法を使用して開発された図表処理プログラムが、タイヤの断面の完全な設計、前述した寸法を有するリステル及びタイヤの構造部品全体の形状の断面の完全な設計をオペレータに提供する。
【0118】
設計エンジニアは、マニュアルのドラッグ装置によって、互いの上に一部が重複した形状の領域の内側にリステルの断面を配置する。特に、図5において、設計エンジニアは、第2のビードワイヤ62の近傍にリステルの第1の部分2221の位置決めを開始する。
【0119】
この動作は、例えば、コンピュータのマウスによってプログラムによって利用可能につくられたグラフィックウインドウの一部分を除去し、また、最終的な配置位置の近傍に配置されるまで、グラフで表示された充填形状にドラッグすることによって実行される。
【0120】
このプログラムは、各部分の画定された位置を正確に決定し、前記リステルを形成する材料の塑性及び堆積中にストレッチング及び隣接する基礎的な部品の間の相互重複によって生じる前記部分の変形を計算する。断面形状のこの変更例は、リステルが形成される材料の前に記憶された特徴を基礎として計算する。
【0121】
同時に、その形状内に配置された各部分において、次の内容が記憶される。
−重要な点の位置(x、y)例えば、リステルの断面の底部側の中間点において、固定基準点に対して、例えば、ドラムと一体の一対のカルテシアン(Cartesian)軸
−固定基準点、例えば、ドラムの回転軸線に関して堆積された部分の方向の角度アルファα。
【0122】
図4は、座標(x、y)が記憶されている点P及びその向きの角度αを示す細長いリステルを通る断面を示している。
【0123】
図5において、ビードワイヤ62の巻線と接触することによってリステルの部分2221がどのように変化するかを理解することができる。同時に、この部分の最終位置(x、y、α)が上述したように記憶される。この時点で設計エンジニアは、リステルの他の部分2222を除去し、同じ方法を使用して、それを第1の部分2221の近傍に配置する。このプログラムは、一部が第1の部分2221の追加の部分2222に重複し、それを塑性の程度によって変形する最終的な位置を決定する。
【0124】
また、この部分2222の最終的な位置(x、y、α)が記憶される。この方法は、この特定の構造部品のために意図された空隙が完全に充填されるまで続けられる。
【0125】
本発明によれば、短時間のこの記憶動作によって、巻線の意図された方向及び数でロボットがドラムにリステルを巻くために必要な製造指示を含む動作手順が自動的に作成される。
【0126】
この方法は、基本的な構成部品としてのリステルを有する各構造部品において繰り返される。
【0127】
上述した工場において、これらの細長い構成部品は、好ましくは押出機によって供給され、押出ヘッドの前方でドラムを回転することによって周方向に置かれることによってドラムに巻かれる。したがって、タイヤの断面内に引くことによって、各リステルの断面によって占められる領域において、ドラムの回転によってタイヤ全体上への実際の堆積が再生される。
【0128】
タイヤの構造部品を充填するこの技術は、エラストマー材料のリステルには制限されないが、周方向の堆積によってドラムに貼り付けられる基本的なすべての構成部品に加えられることができる。
【0129】
他の基本的な構成部品、通常、ビードワイヤの補強コード、0°に配置されたコードのバンドが、前記形状の内側の前記クロス部分をドラッグすることによってタイヤの断面内に、さらに正確には、対応する構造部品の形状内に配置される。
【0130】
各周方向に堆積された各構造部品の堆積シーケンスは、タイヤの断面内で上述した点全体の座標を有する。ドラム上でタイヤを成形する間、ドラムを移動させるロボット化されたアームは、構造部品の堆積が完了するまで、前記ドラムの回転毎に、3つの座標(x、y、α)の1つの組から次の組への位置の変化を決定する。
【0131】
上述した構造部品は、組立体ドラムに連続(半径方向及び周方向)して配置する形態で記憶される新しいタイプのモデルを形成するように所定のシーケンスによって製造される。
【0132】
この方法において、各タイヤモデルにおいて、構造部品を配置するシーケンスに関する情報及び使用する形状、位置及び材料に関する情報が提供される。
【0133】
DTC設計を基礎として、基本構成部品の堆積シーケンスは、互いに分離して発生される。
【0134】
組立体に基本的な部品を配置する手順を説明する必要は、DTC設計の有効性を必要とする。最初の設計がMTC設計の場合、上述したようにDTC設計組立体ドラム上のタイヤに変換される。
【0135】
構造上の構成部品全体の堆積の最後に、各タイヤモデルが機械サイクルを有する一連の製造指示を有する複数の動作手順によって説明される。
【0136】
本発明の目的のために、種々のシーケンスがデータベースに記憶される。
【0137】
前記シーケンスの各々は、基本的には、次のものから成る。
−堆積すべき基本的な構成部品のタイプ(連続した細長い構成部品またはバンド部分)、したがって、堆積(周方向またはラジアル)のタイプ;
−構成部品の寸法(連続した細長い構成部品の断面またはバンド部分の断面と長さ);
−使用すべき材料(連続した細長い構成部品の混合物またはバンド部分の組成、関連するコードの数及びタイプを含むことが必要な場合)
−動作上の取り扱い装置の一連の取り扱い指示(例えば、周方向の堆積の自動アームまたは半径方向の堆積の作業ユニット)
【0138】
本発明によれば、設計段階は、基本的に構造部品全体の配置のシーケンスを再生する複数の手順を自動的に作成し、この手順は、設計段階の間に、新しいタイヤモデルをつくるタイヤ製造工場によって決定される。
【0139】
各々が構造部品を配置するシーケンスを含むこれらの手順は、データベース内に存在することが好ましく、そこから適当に呼び出され、製造プラントの対応する製造ユニットに送られる。
【0140】
本発明によって処理される各タイヤモデルに関連する情報の全ては、製造可能なタイヤモデルのデータベースに記憶される。データベースは必要に応じて更新され、データ及び相関関係が、例えば、新しいタイヤモデルまたは異なる相関関係または相関関係の組が画定される度毎に付加され置換される。
【0141】
特に、各々が相関関係の組と関連する複雑な組を特徴とするタイヤを必要とするクライアントが期待する要求に自動的に対応する目的で、データベースは、階層的な命令が必要な場合には、受けられた要求に個々に応答するように相関関係の組とそれらを選択する機構を含む。
【0142】
好ましくは、データベースは、各製造可能なタイヤモデル(特別の認識コード)の認識コードSI及び複数のアドレス領域に関連し、その各々は、上述した手順の1つに関連している。
【0143】
好ましくは、SIコードは、最初に述べた構造上機能的な仕様で生産可能なタイヤモデルに関連している。例えば、データベースに記憶された各タイヤモデルの場合、利用できる寸法性能カテゴリー、トレッドパターン等についての情報が提供される。
【0144】
新しいタイヤモデルを設計する必要が生じる場合、すでに設計されたタイヤモデルの生産についての手順に関する情報をデータベースから引き出し、それらの一方またはそれらの組み合わせが新しい所望のモデルの要求を満足するかいなかをチェックするために一緒に組み合わせる。上述した情報及びデータベースの相関関係を提供することによって、所定の設計上の制約を満足させる新しいタイプのモデルを画定する情報を含む、異なるタイプの寸法上、構造上、及び機能上のパラメータの大量の組み合わせを短時間の間で得ることができる。
【0145】
新しいタイヤのモデルは、構造的及び/又は物理的及び/又は寸法上のパラメータとの間の相関関係に関してすでに記憶された機能的なルールを基礎として製造されることが好ましく、それらを特定の基準のタイヤに適用し、これは、新しいタイヤのモデルの構造を得るためにすでに記憶されており、それらの寸法は、絶対値についてすでに画定されている。
【0146】
表1は、市場で入手可能なタイヤモデルによっては満足されていない要求を有するクライアントの特別の要求に応じた2つの異なるタイヤの設計を参照して本発明の用途の典型的な例を示している。
【0147】
この要求は、従来の方法で提供されるが、利用可能な通信技術(例えば、インターネット、種々の商業またはビジネスの分野で使用されるものと同様の技術)によって、以下に説明するような一緒に接続されるコンピュータネットワークを介して前記要求を受けることができる。
【0148】
特に、良好な乗り心地特性(変更Aハンドリング志向)を有するモデル(乗り心地志向)、及び良好なハンドリング特性(変更Bハンドリング志向)を有するモデルについての要求があり、その双方は、特に、16インチのフィット(fit)を有する特定の寸法を有する。
【0149】
本発明によれば、2組の等式、すなわち、タイヤの断面の寸法値の間のの2つのグループが予め選択され、前記グループは、COMF_1(乗り心地志向の性能)とHAND_1(取り扱い志向の性能)として画定される。
【0150】
本発明の実施形態の好ましい態様として、この設計は、設計エンジニアによって試験的に画定された可能な絶対パラメータの選択には基づいていないが、この選択は、良好なハンドリング特性は知られているが、クライアントによって望まれる寸法とは異なる寸法で既存のタイヤに関するパラメータの獲得に基づいている。
【0151】
基準タイヤ(プロトタイプ)、寸法205/55R16が選択され、前記タイヤは、設計すべき新しいタイヤ(245/50R16)の寸法に近い寸法であり、特に、製造すべき2つの新しいタイヤと同じフィッティング径を有する。
【0152】
以下の表は、3つのタイヤの外径(D)、フィッティング径(Dc)及びサイドウォールの高さ(Hs)を特定し、前記値は、関連するタイヤの非変形可能な制約を形成する。
【0153】
さらに、この表は、2つのグループの等式並びに各グループの個々の等式で考えられる形状と寸法を特定する。基準タイヤ(プロトタイプ)の場合、テーブルは、これらの寸法の絶対値を特定する。
【0154】
2つの変更されたタイヤを参照すると、この表は、対応する等式をプロトタイプの基準値に適用することによって得られた上述した寸法の絶対値を示している。
【0155】
2つの変更されたタイヤを参照すると、連続して行われた研究室のテスト及び路面のテストは、設計の目的が達成されたことを示した。
【0156】
特に、同じ全体寸法及びフィッティング寸法において、ハンドリングを重視するハンドリング志向のタイヤは、乗り心地を重視する乗り心地志向のタイヤの対応する値よりもかなり大きい充填高さとトレッド半径の値を有することが理解できる。
【0157】
【表1】
Figure 0004656811
【0158】
上述したタイヤの設計と製造方法の高い柔軟性によって、クライアントとタイヤメーカーとの間の新しい形のインターフェイスが可能になる。
【0159】
特に、前記方法は、クライアントの要求による形状のタイヤの製造が可能になる。
【0160】
従来技術によれば、タイヤ製造メーカーは、これまでの知識に基づいて、例えば、寸法及び性能について主な要求の統計学的な分析に基づいて予め画定された制限された数の異なるタイヤのモデルを市場に提供した。このクライアントは、入手可能なモデルから製品を選択することができた。
【0161】
新しい設計方法によれば、クライアントから、タイヤの制限されたバッチに関し、また単一のユニットの特定の要求を絶対値の第1のグループに導入することができる。
【0162】
これらの要求は、例えば、タイヤ、寸法及びトレッドパターンの全体寸法のような寸法パラメータ及び例えば、特定の材料のような構造パラメータ、例えば、高性能のモデル、良好な乗り心地モデル、特定のルート及び/又は路面に適したモデルの性能カテゴリーの画定のような機能パラメータに関する。特に、これらの要求は、タイヤの寸法上の値の範囲及び/又は各モデルの性能モデル及び性能水準を参照して選択される。好ましくは、クライアントは、タイヤメーカーによって入手可能に製造されたオプションのリストからの要求を選択することができる。
【0163】
好ましくは、メーカーによって提案された選択は、必要な性能の水準、タイヤのカテゴリーまたはタイヤが意図する車両及びクライアントが負担することができる費用の範囲の間のリンクを確立する。
【0164】
本発明によれば、クライアントによって前もってなされた要求から得られる製造パラメータは、タイヤ製造工程の指示に自動的に変換される。
【0165】
本発明によれば、これらの要求は、公的ライン(インターネット)を介して、又はメーカーの処理システムにメーカーの処理システムを接続する私的ライン(専用ライン)を通してコンピュータの間のリンクよってリアルタイムでクライアントによって送られ、タイヤメーカーに受けられる。
【0166】
本発明による方法は、自動車メーカーまたは専属ディーラーのような部門で特殊化されたクライアント、及び例えば、個人のような特別の技術または設計技術を持たないクライアントの双方に適用される。
【0167】
クライアントが同じクライアントの要求に対応するタイヤの設計及び構造に適したデータをタイヤメーカーに提供するのを補助するために、データ入力マスクが提供されることが有利であり、例えば、インターネットのウエブサイトのウエブページの形態で通信ネットワークを介してクライアントが利用することができる。
【0168】
前記マスクは、メーカーによって決定されたデータに統合され、そのデータと作動的に均一な形態で記憶されることができ、またこのデータの形態は、メーカーの上述した処理システムですぐに処理することができる。なぜならば、それは設計に対応し、上述した本発明を使用してメーカーの設計及び製造の可能性に対応しているからである。
【0169】
入力マスクは好ましくは、1つまたは複数の組の所定の質問を有し、この質問は、連続する形か、グループになった形で提示され、それらの選択がなされた後、クライアントの主たる要求を認識し、その結果、要求を案内するために提示される。また、このマスクは、固有の方法でクライアントの要求を公式化し、特に技術的な観点から提案された要求と、例えば、コスト的に観点からの不満足な結果とが両立できない状況を避けるための所定の選択の配列を含む。
【0170】
クライアントが有効に利用可能にすることができる上述したデータ入力マスクによって、クライアントの要求及びそれに関する他の情報、例えば、要求されるモデルが新しい設計を要求するかどうかには係わらず、製造すべき部品の数、配分の場所、支払いの方法等が受けられ、動作時に新しい要求とプログラムを組み合わせるようにメーカーの処理システムに導入される。これによって、クライアントの要求を関連するクライアントの要求に最も適した方法を使用して非常に迅速に取り扱うことができる。
【0171】
好ましくは、提供されるウエブページで一回または複数回のクリックによって要求に関するデータに入力と前記クライアントの識別情報とからなるクライアントによるオーダーの送付は、リアルタイムで確認プログラムをスタートさせ、メーカーの処理システムにある計画プログラムを変更する。
【0172】
受けられたオーダー及びその確認に応答するために、メーカーの処理システムは、クライアントに応答する情報を発生して要求を受けたラインまたはネットワークを介してその情報を送ることができ、この情報は、環境に依存して、オーダーの受領の確認、支払いの方法、コスト、データ、製品の配分方法または他の理論コスト関連情報を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 加硫型の輪郭によって形成された前記部品の構造部品形成輪郭を示す本発明によるタイプの構造体の部分断面図である。
【図2】 組立体ドラムに形成された図1によるタイヤの断面を制限する外側輪郭及び内側輪郭を示す。
【図3】 ρによって示された中心点の曲率半径と、関連する高さyによって図1による形状のタイヤの外側輪郭を示す図である。
【図4】 リステル混合物から成る基本部品の構成部品の断面図を示す。
【図5】 図4による基本的な構成部品の部分的な配置が示されている組立ドラム上のドラムの断面の小さい部分を示す図である。

Claims (18)

  1. 寸法、成分またはタイヤの断面内の位置に関して互いに異なる複数の構造部品を備えるタイヤの設計方法であって、前記断面は、半径方向の外側の輪郭及び半径方向内側の輪郭によって画定され、前記各構造部品は、ゴム混合物、補強コード、ゴムの織物テープから選択される基本的な構成部品を有し、前記構造部品の1つは、所定の輪郭に沿って前記断面内に配置された少なくとも1つのカーカスプライを有し、前記方法は、
    前記タイヤのフィッティング径、外径、サイドウォールの高さ、最大コードから選択された所定の寸法上の制約の1グループを基礎として少なくとも1つの前記輪郭を画定する工程と、
    −前記構造部品の所定の寸法値を基礎として前記タイヤの他の輪郭を画定する工程と、
    −前記外側輪郭及び内側輪郭によって画定された前記タイヤの断面内で、前記構造部品の形状を画定する工程と、
    各構造部品の前記基本的な構成部品の断面を互いに隣接させて配置することによって、前記基本的な構成部品で各形状を充填する工程であって、前記基本的な構成部品は、前記形状によって画定された構造部品の機能に依存して選択される、工程とを含むタイヤの設計方法。
  2. 数学的な機能のセットによって、前記各構造部品と、寸法上の値を画定する絶対値のパラメータの第1のグループとを関連させる工程を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記関連工程は、前記構造部品の寸法的な特徴を画定する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記関連工程は、前記構造部品を形成する材料の化学的及び物理的特性を画定する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 数学的な機能のセットによって、前記各構造部品と、寸法上の値を画定する変更可能なパラメータの第2のグループとを関連させる工程を含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記関連工程は、前記少なくとも1つのカーカスプライの輪郭と前記外側または内側の輪郭の一方との間の距離の関数として前記変形可能な変数の少なくとも1つを計算する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記輪郭の少なくとも1つを画定する前記工程は、タイヤの前記断面内で少なくとも1つの前記カーカスプライの輪郭のうち少なくとも1部分が条件(ρ*y=一定;ρは当該輪郭の曲率半径、yはフィッティング径から当該輪郭上の点までの距離)を満たすことを確実にする工程を含む請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記条件が前記タイヤの前記断面のサイドウォールの領域で満たされるのを確実にすることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのカーカスプライの輪郭は、前記タイヤの膨張状態における前記少なくとも1つのカーカスプライの輪郭に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記充填する工程は、各構造部品の断面の外郭輪郭の形状に関連する構造部品の製造に関する指示を発生することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記製造に関する指示は、前記基本的な構成部品の断面の一点の位置決めと、基準軸に対して前記断面の輪郭の少なくとも1つの部分の方向の決定を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記構造部品の形状を決定する工程は、前記タイヤの前記断面の内側の各形状を位置決めする工程を含む請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記位置決め工程は、前記タイヤを形成する前記構造部品の寸法上の値の間の複数の数学的関係に基づくことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記構造部品の寸法の値が所定のタイヤ寸法について固定された場合、前記複数の関係は、前記所定の寸法と異なる寸法の別のタイヤの前記構造部品の寸法値を画定することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記異なる寸法のタイヤの前記所定の値の画定は、自動的に実行されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記タイヤは、前記タイヤの各構造部品に対する複数の前記製造指示によって構造的に画定されことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 少なくとも1つの前記寸法上の制約または1つの前記第1のグループの寸法上の値を画定する絶対値のパラメータは、クライアントによって供給される特定のデータから引き出されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  18. 前記データは、前記クライアントの処理システムと前記メーカーの処理システムとの間のオンライン接続によって、寸法上の制約の前記グループまたは寸法上の値を画定する絶対値のパラメータの前記第1のグループに直接導入されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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