JP4656692B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの制御装置に関し、特に、エレベータ機器の異常を検出した時、救出運転を行うエレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの制御装置は、乗りかごの位置や扉の開閉状態などを検出するセンサーからの信号や、電動機制御の電流・電圧、制御機器の温度などを常時監視し、これらの異常を検出した時には、エレベータを停止させる保護機能を有している。この時に、エレベータが階間で停止してしまった場合には、最寄りの停止階までエレベータを走行させて、乗客を救出する機能も有している。
【0003】
さらに、これらの異常が一時的なものでありエレベータの運転を再開しても差し支えないと判断した場合には、エレベータの運転を再開させる機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、エレベータの異常を検出して停止させる時に、既に登録されている呼びを取り消してしまい、すぐに運転を再開したとしても乗客は再び呼びを登録しなければエレベータを利用できない。特に乗り場でエレベータを待っていた乗客にとっては、呼びが取り消された時点でエレベータの利用をあきらめてしまう可能性もある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、エレベータの異常を検出して一旦停止させてから運転を再開する際に、乗客になるべく違和感を与えないエレベータの制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、請求項1に係る本発明のエレベータの制御装置は、
エレベータの異常を検出する異常検出手段と、
この異常検出手段によって異常を検出したとき、エレベータを停止させる非常停止手段と、
この非常停止手段によって停止する直前の走行方向を記憶する前回走行方向記憶手段と、
非常停止手段によってエレベータが停止した後に、異常検出手段によって異常を検出しなくなったとき、既登録の呼びを残したままで、前回走行方向記憶手段によって記憶している前回走行方向の最寄りの停止階まで走行させて運転を再開させる救出運転手段と
を具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載の本発明では、異常検出手段によって異常を検出して非常停止装置がエレベータを停止させた時に、前回走行方向記憶手段が記憶している走行方向に従って、救出運転手段が既登録の呼びを残したままでエレベータを最寄りの停止階まで走行させて運転を再開させることができる。従って、エレベータの異常を検出して一旦停止させてから運転を再開する際に、乗客になるべく違和感を与えずに、運転を再開させることができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のエレベータの制御装置において
、
通常運転時に異常検出手段による異常検出回数をカウントする通常運転時異常検出回数カウント手段と、
この通常運転時異常検出回数カウント手段によってカウントされた異常検出回数が所定時間内に所定回数を超えた場合に、既登録の呼びを取り消すと共に、救出運転手段によって最寄りの停止階まで走行後に運転を打ち切る運転停止手段と
を具備したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の本発明では、異常検出手段によって異常を検出して非常停止装置がエレベータを停止させた時に、通常運転時異常検出回数カウント手段がカウントした異常検出回数が所定時間内に所定回数を超えた場合、運転停止手段が既登録の呼びを取り消すと共に、救出運転手段による運転再開を中止させることができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載のエレベータの制御装置において、救出運転手段によって最寄りの停止階まで走行中に異常検出手段による異常検出回数をカウントする救出運転時異常検出回数カウント手段と、この救出運転時異常検出回数カウント手段によってカウントされた異常検出回数が所定回数を超えた場合に、既登録の呼びを取り消すと共に、救出運転手段による最寄りの停止階までの走行を打ち切る救出運転停止手段と
を具備したことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の本発明では、異常検出手段によって異常を検出して非常停止手段がエレベータを停止させて、救出運転手段が最寄りの停止階までエレベータを走行させている間に、救出運転時異常検出回数カウント手段がカウントした異常検出回数が所定回数を超えた場合、救出運転停止手段が既登録の呼びを取り消すと共に、救出運転手段による救出運転を中止させることができる。
【0012】
請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエレベータの制御装置において、
異常検出手段によって検出している異常が継続している異常継続時間を計測する異常継続時間計測手段と、
この異常継続時間測定手段で測定した異常継続時間が所定時間を超えた場合に、既登録の呼びを取り消す異常継続時呼び消去手段と
を具備したことを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の本発明では、異常検出手段によって異常を検出して非常停止手段がエレベータを停止させて、異常継続時間測定手段が測定した異常継続時間が所定時間を超えた場合、異常継続時呼び消去手段が既登録の呼びを取り消すことができる。
【0014】
請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータの制御装置において、救出運転手段による救出運転中に、不停止階を通過させる不停止階通過手段を具備したことを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の本発明では、救出運転手段が救出運転を行っている時に、不停止階通過手段が不停止階への停止を禁止して、最寄りのサービス可能階まで走行させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図において、同符号は同一部分または対応部分を示す。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図であり、図2は第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0018】
図1に示すように、この実施形態においては、エレベータの異常を検出して異常検出信号を出力する異常検出装置1aと、異常検出装置1aからの異常検出信号によりエレベータを停止させる非常停止装置1bと、非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する前回走行方向記憶装置1dと、異常検出装置1aからの異常検出信号が消去されたとき、前回走行方向記憶装置1dから前回走行方向を受け取り、前回走行方向の最寄りの停止階までエレベータを走行させる救出運転装置1cとを設けている。
【0019】
図2を参照して第1の実施形態の動作を説明する。異常検出装置1aは、エレベータの異常を検出すると(ステップS1)、異常検出信号を非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力する。非常停止装置1bは異常検出装置1aからの異常検出信号を受けてエレベータを停止させる(ステップS2)と共に、非常停止信号を前回走行方向記憶装置1dに出力する。前回走行方向記憶装置1dは非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する(ステップS3)と共に、救出運転装置1cに、記憶した前回走行方向を伝える。
【0020】
次に異常検出装置1aはエレベータの異常を検出しなくなったら(ステップS4)、非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力した異常検出信号を消去する。救出運転装置1cは、前記異常検出装置1aからの異常検出信号が消去されたら、前回走行方向記憶装置1dから前回走行方向を受け取り、既登録の呼びを残したままで前回走行方向の最寄りの停止階までエレベータを走行させて(ステップS5、ステップS6)、通常運転を再開させる(ステップS7)。
【0021】
このようにして、異常検出後に既登録の呼びを残したままで救出運転を行い、運転を再開する。従って、エレベータの異常が一時的なものである場合に、異常を検出して一旦停止させてから運転を再開する際に、乗客になるべく違和感を与えずに、運転を再開させることができる。
【0022】
(第2の実施形態)
図3は第2の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図であり、図4は第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0023】
図3に示すように、この第2の実施形態においては、図1に示す第1の実施形態の構成に加えて、通常運転時に異常検出装置1aからの異常検出信号を受けて異常検出回数をカウントする通常運転時異常検出回数カウント装置3aと、通常運転時異常検出回数カウント装置3aから受け取った異常検出回数が一定回数を超えたとき、救出運転装置1cに運転停止指令を出力する運転停止装置3bとを設けている。
【0024】
図4を参照して第2の実施形態の動作を説明する。異常検出装置1aはエレベータの異常を検出すると(ステップS1)、異常検出信号を非常停止装置1b、救出運転装置1c、及び通常運転時異常検出回数カウント装置3aに出力する。非常停止装置1bは異常検出装置1aからの異常検出信号を受けてエレベータを停止させる(ステップS2)と共に、非常停止信号を前回走行方向記憶装置1dに出力する。前回走行方向記憶装置1dは非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する(ステップS3)と共に、救出運転装置1cに、記憶した前回走行方向を伝える。
【0025】
一方で、通常運転時異常検出回数カウント装置3aは、通常運転時に異常検出装置1aからの異常検出信号を受けて異常検出回数をカウントし、異常検出回数を運転停止装置3bに伝える。また、通常運転時異常検出回数カウント装置3aは一定時間異常検出装置1aからの異常検出信号を受けない場合、異常検出回数を零に戻す。
【0026】
この時、運転停止装置3bは通常運転時異常検出回数カウント装置3aから受け取った異常検出回数が一定回数を超えていたら(ステップS8)、救出運転装置1cに運転停止指令を出力すると共に、既登録の呼びを取り消す(ステップS9)。
【0027】
次に異常検出装置1aはエレベータの異常を検出しなくなったら(ステップS4)、前記非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力した異常検出信号を消去する。救出運転装置1cは異常検出装置1aからの異常検出信号が消去されたら、前回走行方向記憶装置1dから前回走行方向を受け取り、前回走行方向の最寄りの停止階までエレベータを走行させ(ステップS5、ステップS6)、運転停止装置3bから運転停止指令が出力されていたら(ステップS10)、通常運転に復帰させない(ステップS11)。
【0028】
このようにして、一定時間内に一定回数以上異常を検出したら、救出運転後に運転を停止する。即ち、一定時間内に一定回数以上異常を検出した場合は、救出運転により前回走行方向の最寄りの停止階までの運転は行うものの、それ以上の運転を行うことは好ましくないと判断して、救出運転後に運転を停止する。
【0029】
(第3の実施形態)
図5は第3の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図であり、図6は第3の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0030】
図5に示すように、この第3の実施形態においては、図1に示す第1の実施形態(または第2の実施形態)の構成に加えて、救出運転中に異常検出装置1aからの異常検出信号を受けて異常検出回数をカウントする救出運転時異常検出回数カウント装置5aと、救出運転時異常検出回数カウント装置5aから受け取った異常検出回数が一定回数を超えたとき、救出運転装置1cに救出運転停止指令を出力する救出運転停止装置5bとを設けている。
【0031】
図6を参照して第3の実施形態の動作を説明する。異常検出装置1aはエレベータの異常を検出すると(ステップS1)、異常検出信号を非常停止装置1b、救出運転装置1c、及び救出運転時異常検出回数カウント装置5aに出力する。非常停止装置1bは異常検出装置1aからの異常検出信号を受けてエレベータを停止させる(ステップS2)と共に、非常停止信号を前回走行方向記憶装置1dに出力する。前回走行方向記憶装置1dは非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する(ステップS3)と共に、救出運転装置1cに、記憶した前回走行方向を伝える。
【0032】
次に異常検出装置1aはエレベータの異常を検出しなくなったら(ステップS4)、非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力した異常検出信号を消去する。救出運転装置1cは異常検出装置1aからの異常検出信号が消去されたら前回走行方向記憶装置1dから前回走行方向を受け取り、既登録の呼びを残したままで前回走行方向へ最寄りの停止階までエレベータを走行させる(ステップS5、ステップS6)。
【0033】
一方、救出運転時異常検出回数カウント装置5aは救出運転手段1cによる救出運転中に、異常検出手段1aからの異常検出信号を受けて異常検出回数をカウントし、異常検出回数を救出運転停止装置5bに伝える。
【0034】
次に救出運転停止装置5bは救出運転時異常検出回数カウント装置5aから受け取った異常検出回数が一定回数を超えたら(ステップS12)、救出運転装置1cに救出運転停止指令を出力すると共に既登録の呼びを取り消す。
【0035】
ここで、救出運転装置1cは救出運転停止装置5bからの救出運転停止指令を受けて救出運転を中止する(ステップS13)。
【0036】
このようにして、救出運転中に一定回数以上異常を検出したら、救出運転を中止する。即ち救出運転中に一定回数以上異常を検出したら、救出運転を行うことも好ましくないと判断して、直ちに救出運転を中止する。
【0037】
(第4の実施形態)
図7は第4の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図であり、図8は第4の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0038】
図7に示すように、この第4の実施形態においては、図1に示す第1の実施形態(または第2乃至第3の実施形態)の構成に加えて、異常検出装置1aからの異常検出信号を受けて異常継続時間を測定する異常継続時間測定装置7aと、異常継続時間測定装置7aから受け取った異常継続時間が一定時間を超えたとき、既登録の呼びを取り消す異常継続時呼び消去装置7bとを設けている。
【0039】
図8を参照して第4の実施形態の動作を説明する。異常検出装置1aはエレベータの異常を検出すると(ステップS1)、異常検出信号を非常停止装置1b、救出運転装置1c、及び異常継続時間測定装置7aに出力する。非常停止装置1bは異常検出装置1aからの異常検出信号を受けてエレベータを停止させる(ステップS2)と共に、非常停止信号を前回走行方向記憶装置1dに出力する。前回走行方向記憶装置1dは非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する(ステップS3)と共に、救出運転装置1cに、記憶した前回走行方向を伝える。
【0040】
一方、異常継続時間測定装置7aは異常検出装置1aからの異常検出信号が継続している時間を測定し、異常継続時間を異常継続時呼び消去装置7bに伝える。
【0041】
異常継続時呼び消去装置7bは異常継続時間測定装置7aから受け取った異常継続時間が一定時間を超えたら(ステップS14)、既登録の呼びを取り消す(ステップS15)。
【0042】
このようにして、異常が一定時間以上継続したら既登録の呼びを取り消すことができる。
【0043】
(第5の実施形態)
図9は第5の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図であり、図10は第5の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0044】
図9に示すように、この第5の実施形態においては、図1に示す第1の実施形態(または第2乃至第4の実施形態)の構成に加えて、走行中のエレベータのかご位置が不停止階のとき、不停止階通過指令を救出運転装置1cに出力する不停止階通過装置9aを設けている。
【0045】
図10を参照して第5の実施形態の動作を説明する。異常検出装置1aはエレベータの異常を検出すると(ステップS1)、異常検出信号を非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力する。非常停止装置1bは異常検出装置1aからの異常検出信号を受けてエレベータを停止させる(ステップS2)と共に、非常停止信号を前回走行方向記憶装置1dに出力する。前回走行方向記憶装置1dは非常停止装置1bからの非常停止信号を受けて、停止する直前の走行方向、即ち前回走行方向を記憶する(ステップS3)と共に、救出運転装置1cに記憶した前回走行方向を伝える。
【0046】
一方、不停止階通過装置9aはエレベータのかご位置が不停止階ならば不停止階通過指令を救出運転装置1cに出力する。
【0047】
次に異常検出装置1aはエレベータの異常を検出しなくなったら(ステップS4)、非常停止装置1b及び救出運転装置1cに出力した異常検出信号を消去する。救出運転装置1cは、異常検出装置1aからの異常検出信号が消去されたら、前回走行方向記憶装置1dから前回走行方向を受け取り、既登録の呼びを残したままで前回走行方向へ不停止階通過装置9aからの不停止階通過指令が無くなるまで走行し、サービス可能な最寄りの停止階までエレベータを走行させて(ステップS5、ステップS16)、通常運転を再開させる(ステップS7)。
【0048】
このようにして、異常検出後に既登録の呼びを残したままで、サービス可能な階まで救出運転を行い、運転を再開する。
【0049】
【発明の効果】
以上のようにして、本発明によれば、エレベータの異常を検出して一旦停止させてから運転を再開する際に、乗客になるべく違和感を与えないエレベータの制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図。
【図2】 本発明の第1の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図3】 本発明の第2の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図。
【図4】 本発明の第2の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図5】 本発明の第3の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図。
【図6】 本発明の第3の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図7】 本発明の第4の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図。
【図8】 本発明の第4の実施形態の動作を示すフローチャート。
【図9】 本発明の第5の実施形態の構成を示す制御装置のブロック図。
【図10】本発明の第5の実施形態の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1a…異常検出装置
1b…非常停止装置
1c…救出運転装置
1d…前回走行方向記憶装置
3a…通常運転時異常検出回数カウント装置
3b…運転停止装置
5a…救出運転異常検出回数カウント装置
5b…救出運転停止装置
7a…異常継続時間測定装置
7b…異常継続時呼び消去装置
9a…不停止階通過装置
Claims (5)
- エレベータの異常を検出する異常検出手段と、
この異常検出手段によって異常を検出したとき、エレベータを停止させる非常停止手段と、
この非常停止手段によって停止する直前の走行方向を記憶する前回走行方向記憶手段と、
前記非常停止手段によってエレベータが停止した後に、前記異常検出手段によって異常を検出しなくなったとき、既登録の呼びを残したままで、前回走行方向記憶手段によって記憶している前回走行方向の最寄りの停止階まで走行させて運転を再開させる救出運転手段と
を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 通常運転時に前記異常検出手段による異常検出回数をカウントする通常運転時異常検出回数カウント手段と、
この通常運転時異常検出回数カウント手段によってカウントされた異常検出回数が所定時間内に所定回数を超えた場合に、既登録の呼びを取り消すと共に、前記救出運転手段によって最寄りの停止階まで走行後に運転を打ち切る運転停止手段と
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。 - 前記救出運転手段によって最寄りの停止階まで走行中に前記異常検出手段による異常検出回数をカウントする救出運転時異常検出回数カウント手段と、
この救出運転時異常検出回数カウント手段によってカウントされた異常検出回数が所定回数を超えた場合に、既登録の呼びを取り消すと共に、前記救出運転手段による最寄りの停止階までの走行を打ち切る救出運転停止手段と
を具備したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータの制御装置。 - 前記異常検出手段によって検出している異常が継続している異常継続時間を計測する異常継続時間計測手段と、
この異常継続時間測定手段で測定した異常継続時間が所定時間を超えた場合に、既登録の呼びを取り消す異常継続時呼び消去手段と
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエレベータの制御装置。 - 前記救出運転手段による救出運転中に、不停止階を通過させる不停止階通過手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
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