JP4656298B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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Description
従来のソフトスイッチング電力変換装置は、特許文献1のようにインバ−タブリッジの出力端にインダクタ(L)とスイッチ素子を直列に接続した回路を備えたもの、特許文献2のように直流母線に共振用の回路を持つもの、特許文献3、4、5のようにインバ−タブリッジの相間に転流回路を持つもの、特許文献6のようにインバ−タブリッジの出力端にインダクタ(L)とキャパシタ(C)の直列回路を備えたものなどが提案されてきた。
また、特許文献2で提案されている電力変換装置は、インバ−タブリッジにかかる電圧を共振動作によって零となるようにして、その零電圧時にスイッチングすることでスイッチング損失を低減するものである。
また、特許文献3、4、5で提案されている電力変換装置は、相間にある転流回路によってスイッチ素子に流れる電流を調整しスイッチング損失を低減するものである。
また、特許文献6で提案されている電力変換装置は、LC直列回路にPWM周期に同期した脈動電流を流すことで、スイッチ素子に還流電流を流しソフトスイッチングを実現し、スイッチング損失を低減するものである。
この特許文献6で提案されている電力変換装置は、特許文献1〜5のような補助スイッチを持たず、補助スイッチの制御駆動回路の必要もないので、構造が簡単で部品点数が少なく、低コストである。
図14は、従来技術を示す電力変換装置の構成図である。図14において、1はモ−タなどの負荷装置、2はインダクタ、3はキャパシタ、4は直流(DC)電圧源、5はインバ−タブリッジ、51、52、53、54はスイッチ素子、8(8B)は制御回路、80はキャリア信号発生回路、81は出力電圧指令発生回路、82は指令キャリア比較回路、83はスイッチ素子駆動回路、84は電圧平均値制御回路、9は出力端子間に設けられたインダクタ2とキャパシタ3から成るLC直列回路である。
以下、図14を用いて、従来技術の電力変換装置の構成を説明する。
スイッチ素子51、52、53、54から成るインバ−タブリッジを有し、インバ−タブリッジの入力は直流電圧源4に接続されており、出力の一端にはインダクタ2とキャパシタ3からなるLC直列回路9が接続されている。出力の他端はインダクタ2とキャパシタ3の中点と接続されている。キャパシタ3の両端には負荷装置1が接続されている。スイッチ素子51、52、53、54は制御回路8Bに接続されている。制御回路8Bは、キャリア信号発生回路80、出力電圧指令発生回路81、指令キャリア比較回路82から成る電圧平均値制御回路84を内蔵しており、この制御回路8BによってPWM変調され、インバ−タブリッジの出力VaおよびVbを制御している。
次に、図15を用いて従来技術の電力変換装置の動作を詳細説明する。
出力電圧指令発生回路81からの出力電圧指令Va*およびVb*は、キャリア信号発生回路80により発生された(一般的に三角波が利用される)キャリア波(搬送波)と指令キャリア比較回路82により比較され、その大小関係によって、スイッチ素子駆動回路83はスイッチ素子51〜54をオン・オフし、出力電圧Va、Vbとして矩形波の電圧が出力される。負荷装置1とLC直列回路9には、VaおよびVbの差分の電圧(線間電圧)が印加され、その差分値Va−Vbによって電流Iaが流れる。負荷装置1がモ−タやスピ−カなどの誘導性負荷の場合、出力電流Iaは、図15に示すようにVa−Vbの瞬時電圧(矩形波)に応じた、PWM周期に同期した脈動電流とVa−Vbの平均値に応じた出力電流平均値との和が流れ、負荷電流は出力電流平均値となる。制御回路8BはVa−Vbの平均値をPWMによって調整し、出力電圧平均値・出力電流平均値を制御することにより、負荷装置1に電力を供給している。モ−タを駆動する電力変換装置では出力電流の平均値(負荷電流)を制御することが一般的であり、スピ−カを駆動する電力変換装置では出力電圧の平均値(負荷電圧)を制御することが一般的である。LC回路9の共振周波数とキャリア周波数が近くなると、LC直列回路9に流れる脈動電流の成分が大きくなる。このLC直列回路9の脈動電流振幅が出力電流平均値よりも大きくなると、脈動電流に同期してIaは正負の値を取るようになり、スイッチ素子51〜54のソフトスイッチングが可能となる。
この問題に対して、特許文献6では、キャリア周波数を変える周波数変調を行なうことで、Va−Vbの出力電圧平均値を変えずに、Va−Vbの瞬時電圧を変化させ、脈動電流の振幅を制御することにより効率を改善していた。
請求項1に記載の発明は、2相構成のインバータブリッジを有し、該出力にインダクタとキャパシタから成る直列回路と、前記インバータブリッジの出力電圧または出力電流の平均値を各相のPWM変調の電圧平均値で制御する平均電圧制御手段を有する制御回路と、を備えた電力変換装置において、
前記制御回路は、前記直列回路に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分を前記各相のPWM変調においてキャリアの立ち上がりと立ち下がりで電圧指令を変え線間電圧として正および負の瞬時電圧をキャリア周期中に発生することによって制御する瞬時電圧制御手段を備え、前記制御回路は、前記直列回路に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を、前記電力変換装置の出力電流の平均値に応じて前記インバータブリッジの出力電流の極性が反転するよう制御する振幅制御手段を備えたことを特徴としている。
図1、2において、8(8A)は制御回路、85は瞬時電圧制御回路、86は振幅制御回路、87は力率制御回路、88は脈動電流停止回路、89は脈動電流制限回路である。
本発明が従来技術である図9と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、制御回路8Aは、キャリア周期内で指令電圧を調整し、線間電圧(Va−Vb)として正または負の瞬時電圧を発生する瞬時電圧制御回路85、LC直列回路9に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を電力変換装置の出力電流の平均値に応じて制御する振幅制御回路86または出力電圧の平均値と出力電流の平均値の力率に応じて制御する力率制御回路87、電力変換装置の出力電流の平均値が少ない時はLC直列回路9に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の制御を停止する脈動電流停止回路88、電力変換装置の出力電圧の平均値の振幅値が母線電圧の1/2よりも高い場合には出力電流の平均値をLC直列回路9に流すことのできるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅に応じて制限する脈動電流制限回路89を備えるようにしている点である。
図3は、本発明の第1実施例を示す電力変換装置の動作説明図であり、図1、2に共通である。
先ず、本発明の瞬時電圧制御回路85の動作について説明する。
図3に示すようにキャリア周期内でキャリアの立ち上がりとたち下がりで指令電圧Va*、Vb*を変えて調整する瞬時電圧制御回路85を備えることにより、線間電圧(Va−Vb)として正または負の瞬時電圧を発生する。このようにすると、脈動電流は正および負の電圧に対応して流れ、負荷に流れる出力電流の平均値は正および負電圧の出力電圧の平均値に応じた電流となる。正または負の瞬時電圧は、PWM周期中に出力電流Iaが反転するように調整することでソフトスイッチングが実現できる。指令電圧Va*、Vb*の変え方は、瞬時電圧発生時間T1a、T1bを求めることで決定される。すなわち、脈動電流成分を流すのに必要な瞬時電圧の総発生時間T1(=T1a+T1b)を、LC直列回路9のインダクタ2のインダクタンスLと出力電圧の平均値Vo、母線電圧Vdc、出力電流の平均値Ioから T1≧2・Io・L/(Vdc−Vo)のように概略計算し、これと出力電圧平均値Vo=Vdc(T1a−T1b)の関係、および、誤差要素から、脈動電流の振幅をなるだけ低く、且つPWM周期中にIaの極性が反転するよう瞬時電圧発生時間T1a、T1bを最終的に決定する。
以上のように、出力電流に応じて脈動電流の振幅を制御することにより、スイッチング損失を低減しつつ、スイッチの導通損失も低減できる。
脈動電流成分の振幅は、電流が正の方向へ向かって流れる期間と負の方向に向かって流れる期間が等しくなる条件で最大となるので、正または負の電圧デュ−ティが50%の時の振幅を最大とすると、正の電圧デュ−ティ50%、負の電圧デュ−ティ0%で振幅最大(このときVo=0.5・Vdc)、正の電圧デュ−ティ0%、負の電圧デュ−ティ50%でも振幅最大(このときVo=−0.5・Vdc)、正の電圧デュ−ティ50%、負の電圧デュ−ティ50%でも振幅最大(このときVo=0)となる。従って、本発明では、出力電圧の平均値が±0.5・Vdc以下であれば、脈動電流の振幅を最大まで制御できることが判る。一方、電圧デュ−ティが50%を超えると電流脈動の振幅は減少する。そこで、出力電圧の平均値および主回路電圧出力電圧の平均値を検出し、主回路電圧出力電圧の平均値が主回路電圧の半分以上の電圧となった場合は、出力電流の平均値を、その電圧デュ−ティで流すことのできる脈動電流成分の振幅に応じて制限する脈動電流制限回路89を設ければよい。このようにすることによって、出力電流の平均値は制限されるが、出力電圧の平均値を高く、且つソフトスイッチングを行なうことができ、高回転時のトルクを必要としないモ−タの用途(工作機用モ−タ)に利用することで、装置を高効率化することができる。
ここで、出力電流の平均値に応じて脈動電流成分を制御するには、出力電流の平均値を計測し、瞬時電圧を演算する必要があり、高性能のCPUと高速の電流検出センサを有する振幅制御回路86が必要となりコスト高となる問題がある。そこで、負荷電流の大まかな力率から脈動電流成分の振幅の最低レベルを決め、瞬時電圧の最低レベルを調整する力率制御回路87を用いることで、高速のCPUや電流センサを必要とせず低コスト化が実現できる。
電力変換装置の出力電流の平均値が小さくなるとスイッチング損失も少なくなるので、脈動電流を流すことによるスイッチング損失の低減効果が、脈動電流を流すことによる導通損失の増加よりも下回る場合が発生する。
この場合は脈動電流を流さない方がト−タルの損失を減らすことができるので、スイッチング損失の低減効果が、脈動電流を流すことによる導通損失の増加よりも下回る時の出力電流の平均値を予め設定しておき、電力変換装置の出力電流を監視し、出力電流の平均値が設定された値より小さくなった時は、脈動電流を流す制御を停止する脈動電流停止回路88を備えることで導通損失を低減できる。
図4、5、6、7において55、56はスイッチ素子である。
本実施例が第1実施例と異なる点は、第1実施例のインバ−タブリッジが2相(単相)で構成されているのに対し、本実施例は3相で構成している点である。
図4に示すように出力電圧をVa、Vb、Vc、出力電流をIa、Ib、Icとし、指令電圧を図8のように調整すると、線間電圧(Va−VbおよびVa−Vc)は正および負の瞬時電圧を発生する。Vaの電圧指令Va*を基準にVb*とVc0*を調整すればVa−VbとVa−Vcは独立して調整可能であるので、3相構成にしてもIb、Icの脈動電流成分と出力電圧の平均値は独立して調整できる。3相負荷の場合、3相電流は平衡しているのでIa+Ib+Ic=0の条件が成り立ち、Ia=−(Ib+Ic)となる。Vaの切り替わり点でのIb、Icの電流極性は同じなのでIaの電流極性はIb、Icの振幅状態には依存せず、Vaのインバ−タブリッジもソフトスイッチングの条件を満たす。
図9、10において、41、42は直流(DC)電圧源、61、62は整流素子である。
本実施例が第1、2実施例と異なる点は、本実施例のインバ−タは、直流電圧源41、42および整流素子61、62を備え、相電圧に3値を出力できる3レベルインバ−タで構成している点である。
以下、図11を用いて本実施例の電力変換装置の動作を説明する。
1相で正および負の瞬時電圧を発生できるので、3レベルインバ−タにおいても正および負の瞬時電圧と平均電圧を独立に制御することで、脈動電流成分と出力電圧の平均値を調整しソフトスイッチングを実現できる。
なお、図9、10で示した3レベルインバ−タは1相で構成しているが、2相以上で構成した場合も同様にソフトスイッチングを実現できる。
図12、13において、21、22、23はインダクタ、31、32、33はキャパシタ、71、72、73は抵抗である。
本実施例が第2実施例と異なる点は、第2実施例に示すインダクタ22、23、24とキャパシタ31、32、33から成るLC直列回路と直列に抵抗71、72、73を追加し備えるようにしている点である。
抵抗抵抗71、72、73は、LC直列回路に流れる電流に対してのみ抵抗として働くので、スイッチ素子51〜56に流れる電流の脈動成分の流れすぎを抑制し、スイッチ素子の導通ロスとインダクタおよびキャパシタが持つ導通ロス成分を低減できる。
またキャリア周波数とLC直列回路の共振周波数が近い場合には、LC回路の共振による脈動電流の流れすぎも抑制できるので、抵抗71、72、73が無い場合に比べてト−タルの導通ロスを低減できる。また、出力電圧が急激に変化するような過渡状態時には、LC直列回路の共振周波数成分の電流も多く流れてしまい、出力電圧が不安定になるが、この共振周波数成分の電流も抵抗71、72、73によって、抑制することができ電力変換装置の安定性を向上できる。なお、図12、図13では、キャパシタ31、32、33それぞれに抵抗71、72、73を設けた例を示しているが、キャパシタの接続状態から電気的に直列となる抵抗を設ければ良いので、抵抗の数や配置は特に限定されるものではない。
また、本発明では周波数変調を用いないので、部品点数の増加を最低限に抑えられ制御を簡単化できるだけでなく、スイッチング周波数と脈動電流の周波数が変化しないので、放射ノイズ、誘導ノイズの対策は固定キャリアのインバ−タと同等の手段で対応でき、低ノイズ、低コストを実現できる。
2、21、22、23 インダクタ
3、31、32、33 キャパシタ
4、41、42 直流電圧源
5 インバ−タブリッジ
51、52、53、54、55、56スイッチ素子
61、62 整流素子
71、72、73 抵抗
8、8A、8B 制御回路
80 キャリア信号発生回路
81 出力電圧指令発生回路
82 指令キャリア比較回路
83 スイッチ素子駆動回路
84 電圧平均値制御回路
85 瞬時電圧制御回路
86 振幅制御回路
87 力率制御回路
88 脈動電流停止手段
89 脈動電流制限手段
9 LC直列回路
Claims (6)
- 2相構成のインバータブリッジを有し、該出力にインダクタ(2)とキャパシタ(3)から成る直列回路(9)と、前記インバータブリッジの出力電圧または出力電流の平均値を各相のPWM変調の電圧平均値で制御する平均電圧制御手段(84)を有する制御回路(8)と、を備えた電力変換装置において、
前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分を前記各相のPWM変調においてキャリアの立ち上がりと立ち下がりで電圧指令を変え線間電圧として正および負の瞬時電圧をキャリア周期中に発生することによって制御する瞬時電圧制御手段(85)を備え、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を、前記電力変換装置の出力電流の平均値に応じて前記インバータブリッジの出力電流の極性が反転するよう制御する振幅制御手段(86)を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 3相以上で構成されたインバータブリッジを有し、該出力にインダクタ(21、22、23)とキャパシタ(31、32 、33)から成る直列回路(9)と、前記インバータブリッジの出力電圧または出力電流の平均値を各相のPWM変調の電圧平均値で制御する平均電圧制御手段(84)を有する制御回路(8)と、を備えた電力変換装置において、
前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分を前記各相のPWM変調においてキャリアの立ち上がりと立ち下がりで電圧指令を変え線間電圧として正および負の瞬時電圧をキャリア周期中に発生することによって制御する瞬時電圧制御手段(85)を備え、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を、前記電力変換装置の出力電流の平均値に応じて前記インバータブリッジの出力電流の極性が反転するよう制御する振幅制御手段(86)を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 3値レベルを出力するインバータブリッジを有し、該出力にインダクタ(2)とキャパシタ(3)から成る直列回路(9)と、前記インバータブリッジの出力電圧または出力電流の平均値を各相のPWM変調の電圧平均値で制御する平均電圧制御手段(84)を有する制御回路(8)と、を備えた電力変換装置において、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分を前記各相のPWM変調において正および負の瞬時電圧をキャリア周期中に発生することによって制御する瞬時電圧制御手段(85)を備え、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を、前記電力変換装置の出力電流の平均値に応じて前記インバータブリッジの出力電流の極性が反転するよう制御する振幅制御手段(86)を備えたことを特徴とする電力変換装置。
- 2相以上で構成され3値レベルを出力するインバータブリッジを有し、該出力にインダクタ(2)とキャパシタ(3)から成る直列回路(9)と、前記インバータブリッジの出力電圧または出力電流の平均値を各相のPWM変調の電圧平均値で制御する平均電圧制御手段(84)を有する制御回路(8)と、を備えた電力変換装置において、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分を前記各相のPWM 変調において正および負の瞬時電圧をキャリア周期中に発生することによって制御する瞬時電圧制御手段(85)を備え、前記制御回路(8)は、前記直列回路(9)に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅を、前記電力変換装置の出力電流の平均値に応じて前記インバータブリッジの出力電流の極性が反転するよう制御する振幅制御手段(86)を備えたことを特徴とする電力変換装置。
- 前記制御回路(8)は、前記電力変換装置の出力電流を監視し、前記出力電流の平均値が予め設定された値より小さくなった時は、前記直列回路に流れるPWM周期に同期した脈動電流成分の制御を停止する脈動電流停止手段(88)を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電力変換装置。
- 前記制御回路(8)は、前記電力変換装置の出力電圧の平均値の振幅値が母線電圧の1/2よりも高い場合には、前記電力変換装置の出力電流の平均値を、前記直列回路(9)に流すことのできるPWM周期に同期した脈動電流成分の振幅に応じて制限する脈動電流制限手段(89)を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電力変換装置。
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