JP4560710B2 - 発電システム - Google Patents

発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP4560710B2
JP4560710B2 JP2004158547A JP2004158547A JP4560710B2 JP 4560710 B2 JP4560710 B2 JP 4560710B2 JP 2004158547 A JP2004158547 A JP 2004158547A JP 2004158547 A JP2004158547 A JP 2004158547A JP 4560710 B2 JP4560710 B2 JP 4560710B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
mode
generator
voltage
power converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004158547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005341740A (ja
Inventor
章夫 鳥羽
光悦 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric Systems Co Ltd
Priority to JP2004158547A priority Critical patent/JP4560710B2/ja
Publication of JP2005341740A publication Critical patent/JP2005341740A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560710B2 publication Critical patent/JP4560710B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

本発明は、永久磁石や界磁巻線からなる界磁子を有する交流発電機と、この界磁付き交流発電機による発電電力を制御する電力変換器とを備えた発電システムに関する。
図8はこの種の発電システムの従来技術を示している。図において、10は界磁付き交流発電機、20は発電機10の三相交流出力側に接続された電力変換器、30は電力変換器20の直流出力側に接続されたコンデンサ、40は負荷、50は前記コンデンサ30の両端の直流電圧部である。
上記構成において、発電機10には動力源(図示せず)により回転力が与えられ、その界磁は永久磁石または界磁巻線によって構成されている。
また、電力変換器20は、発電機10の端子電圧を適切に制御しながら電力変換を行い、直流電圧部50に所定の直流電圧を発生させて負荷40に直流電力を供給している。
ここで、発電機10の発電電力と負荷40の消費電力とが等しい場合、コンデンサ30の両端電圧、すなわち直流電圧部50の電圧は一定に維持される。従って、電力変換器20の制御は、コンデンサ30の両端電圧が一定になるように発電機10の発電電力を調整することが基本となる。
次に、図9は上記従来技術における電力変換器20の代表的な構成を示す回路図である。
この電力変換器20は、いわゆる三相電圧形インバータであり、三相フルブリッジ接続された半導体スイッチング素子(図ではIGBT)21と、各スイッチング素子21に逆並列接続されたダイオード(還流ダイオード)22とから構成されている。
この種の電力変換器20において、発電機10の発電電力をきめ細かく制御したい場合、特に電流波形の高調波や発電機10のトルク脈動を低減したい場合には、PWM制御を行うことが一般的である。このPWM制御を行うための制御回路の構成やその動作は周知であるため、ここでは説明を省略する。
電力変換器としては、図9の三相電圧形インバータ以外に種々の形態の電力変換器を用いることができ、その相数も三相に限定されるものではない。
なお、図8に示したような発電システムは、例えば以下の特許文献1に開示されている。
特開平11−46456号公報(請求項1、図1、図2等)
電力変換器をPWM制御する場合、数[kHz]ないし10[kHz]前後の高周波で各スイッチング素子のオン・オフを繰り返すため、スイッチング損失が顕著になることがよく知られている。
一方、発電システムでは効率が重視されるため、スイッチング損失の低減が強く望まれる。そして、発生損失が小さくなれば、それだけスイッチング素子からの発熱量も少なくため、冷却構造を簡素化でき、システム全体を小型・軽量化できるという利点も生まれる。
そこで本発明の解決課題は、電力変換器のスイッチング損失を低減して効率を向上させ、システム全体の小型・軽量化を可能にした発電システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって
前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて
前記直流電圧部には、この直流電圧部に電流が流入する極性のダイオードを介して直流電源が接続され、前記発電機の線間無負荷誘起電圧の振幅が前記直流電源の電圧振幅以上である場合に、前記電力変換器を、第1モード及び第2モードの併用、または第2モードのみによって動作させるものである。
請求項2に記載した発明は、請求項1において、前記直流電源の電圧を制御可能であることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2において、前記電力変換器を第2モードで運転中に第1モードに切り替えて発電機の発電電力を制御するものである。
請求項4に記載した発明は、半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって、
前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて、
第1モードから第2モードへ切り替える前に、前記直流電圧部の電圧を、第2モードへ切り替えた後の定常状態の値に近付けるように変化させるものである。
請求項5に記載した発明は、半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって、
前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて、
第1モードでは前記発電機の回転子位置検出値を用いずに前記電力変換器を制御し、かつ、第2モードから第1モードへ切り替える際には、前記発電機に流れる電流に基づいて前記発電機の回転子位置を推定し、この推定値に基づいて前記電力変換器の制御を開始するものである。
請求項6に記載した発明は、請求項において、第2モードから第1モードへ切り替える際には、前記発電機に流れる電流の位相に基づいて前記発電機の回転子位置を推定するものである。
請求項1〜に記載した発明によれば、電力変換器のスイッチング損失を低減して効率を向上させ、同時に冷却構造の簡素化によりシステム全体の小型・軽量化を図ることができる。また、必要に応じて発電機の発電電力をきめ細かく制御可能な発電システムを実現可能である。
請求項に記載した発明によれば、第1モードから第2モードへ切り替える際の突入電流を回避して素子の過熱や発電機、機械系等への負担を軽減し、直流電圧部の電圧変動を抑制して制御の不安定化を防止することができる。また、第2モードから第1モードへ切り替える際には、回転子位置を適切に推定可能として位置センサレス制御により電力変換器を円滑に起動させ、過大なトルクや電流を発生させない高信頼性の発電システムを提供することができる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は本発明の第1実施形態を示す構成図であり、図8と同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。
図1において、200は電力変換器であり、界磁付き交流発電機10の発電電力を直流電力に変換して負荷40に供給するものである。この電力変換器200は、前記図9と同一の構成でも良いし、後述する図2の構成、またはこれら以外の構成であっても良い。
また、60はスイッチングパターン生成部、70はモード切替部、80はスイッチである。スイッチングパターン生成部60は、電力変換器200の半導体スイッチング素子に対するスイッチングパターンを生成して出力する。モード切替部70は、上記スイッチングパターンによりスイッチング素子をオン・オフ制御して発電機10の発電電力を調整する第1モードと、全てのスイッチング素子をオフさせる第2モードとを切り替えるための制御信号を出力する。そして、スイッチ80は、上記制御信号によりスイッチングパターン生成部60の出力信号(スイッチングパターン)と全オフ信号とを切り替えて電力変換器200に供給するためのものである。
さて、前記図9に示した電力変換器20では、スイッチング素子21を全てオフ状態にした場合、実質的にスイッチング素子21には電流が流れなくなるため、各スイッチング素子21に逆並列に接続されたダイオード22のみが電流を通流し得ることが分かる。これはすなわち、発電機10と直流電圧部50とが、実質的にダイオード整流器を介して結合されることを意味する。
界磁付き交流発電機10は無負荷誘起電圧を発生するため、その線間電圧振幅が直流電圧部50の電圧振幅よりも大きくなれば、電力変換器内のダイオードがオンして発電動作をすることができる。このとき、電力変換器においてスイッチング損失は発生しないため、電力変換器の効率を大幅に高めることが可能となる。
一方、無負荷誘起電圧が低い場合や、無負荷誘起電圧が高い場合であって発電電力をきめ細かく制御したい場合には、電力変換器のスイッチング素子を所定のスイッチングパターンに従ってオン・オフ制御することにより、発電電力を調整することが可能である。
上記の点に着目し、本発明では、電力変換器200の動作モードとして、スイッチング素子のオン・オフを制御して発電電力を調整する第1モードと、全てのスイッチング素子をオフする第2モードとを有し、これらの両方を使い分けることにより、発電電力の制御及び発電システム全体の効率向上を可能にしている。
上述した原理に基づく具体的な動作は、以下の通りである。
まず、電力変換器200の負荷40が、例えば抵抗などの受動素子である場合、負荷40への供給電力は直流電圧部50の電圧の二乗に比例する。また、発電機10の発電電力は、無負荷誘起電圧の振幅と直流電圧部50の電圧振幅との差に対して単調増加する(すなわち、電圧の差が大きいほど発電電力が大きい)。無負荷誘起電圧は発電機10の回転子の速度に比例するため、回転速度が高いほど大きな発電電力が得られる。
従って、前述した第2モードにおいて負荷40への供給電力を制御するためには、発電機10の回転速度を制御すればよいことになる。
一方、負荷40が例えばインバータのように能動的である場合、負荷40の電力はインバータ自体によって制御され、このとき、インバータが必要とする電力は直流電圧部50から吸収されることになる。
なお、インバータは、直流電圧部50の電圧が変化しても、出力電力が所望の値となるように制御されることが多い。一方、発電機10の発電電力については、前述したように、無負荷誘起電圧の振幅と直流電圧部50の電圧振幅との差に対して単調増加する。
従って、第2モードにおいて、直流電圧部50の電圧は、インバータにより吸収される電力と発電機10の発電電力とが一致する値に自動的に収束する。
以上の動作は、電力変換器200が図9に示したような三相電圧形インバータである場合だけでなく、例えば図2に示すような中性点クランプ形多レベルインバータである場合にも同様に成り立つ。図2に示す電力変換器は3レベルインバータであり、半導体スイッチング素子201〜212、ダイオード221〜232,241〜246から構成されている。なお、コンデンサ31,32は図1のコンデンサ30に相当する。
この種の中性点クランプ形3レベルインバータの動作は、例えば特許第3287137号公報「3レベルインバータのPWM制御方法」、同第3248321号公報「3レベルインバータの制御回路」等により公知であるため、説明を割愛する。
すなわち、本発明は、スイッチング素子を全てオフした場合に、界磁付き発電機が、実質的にダイオード整流器として動作する電力変換器を介して直流電圧部に結合される発電システム全てに適用可能であり、電力変換器の形態や相数に制約されるものではない。
次に、図3は本発明の第2実施形態を示す構成図である。
図3において、90は図1の直流電圧部50に接続された直流電源であり、直流電圧部50の電圧はこの直流電源90の電圧によって規制されている。
この実施形態において、第2モードにおける発電機10の発電電力は、前述したように無負荷誘起電圧の振幅と直流電圧部の電圧振幅との差に対して単調増加するため、直流電圧部50の電圧が一定の場合、無負荷誘起電圧が高いほど、すなわち発電機10の回転速度が高いほど発電電力が大きくなる。
負荷40の電力に対して発電電力が大きい場合、余剰の電力は直流電源90に与えられる。例えば、直流電源90がバッテリーである場合、このバッテリーは余剰の電力によって充電される。逆に、発電電力が負荷40の電力よりも小さければ、不足分の電力が直流電源90から供給されることになる。
なお、直流電源90に出入りする電力(電力変換器200との間で授受される電力)を制御したい場合には、第2モードを止めて第1モードへ移行し、電力変換器200により発電機10の発電電力を制御することによって間接的に実施可能である。すなわち、直流電源90と電力変換器200との間で授受される電力をP、発電機10の発電電力をP、負荷電力をPとした場合、数式1の関係が成り立つため、負荷電力Pに応じて発電電力Pを制御すれば、電力Pを所定の値に制御することができる。
[数式1]
=P−P
このように、直流電源90が接続される場合にも本システムは適用可能であり、通常はモード切替部70により第2モードを選択することによって図1の実施形態と同様に電力変換器200のスイッチング損失を低減することができる。そして、発電機10の電力を調整する必要が生じた場合には、モード切替部70により第1モードに切り替えてスイッチングパターン生成部60のスイッチングパターンにより、スイッチング素子をオン・オフ制御すれば良い。
なお、直流電源90の電圧を制御可能である場合には、前述のように発電機10の発電電力が直流電圧部(直流電源90)の電圧に依存するため、第2モードにより電力変換器200のスイッチングを行わない状態で発電機10の発電電力を制御することができる。
ただし、発電機10の回転速度が高くなって無負荷誘起電圧が高くなり、これに対して直流電源90の電圧の制御上限が決まっている場合には、発電電力を抑制できなくなる。その場合には、電力変換器200を第1モードに移行させれば発電機10の発電電力を制御することが可能である。
次に、図4は本発明の第3実施形態を示す構成図である。
この実施形態は、前述した図3における直流電源90と直流電圧部50との間にダイオード100を図示の極性(直流電源90から直流電圧部50に電流が流入する極性)で接続したものである。
本実施形態において、直流電圧部50の電圧が直流電源90の電圧よりも高い場合には、ダイオード100の作用によって電流が阻止されるため、直流電源90と直流電圧部50または電力変換器200との間の電力の授受は理論的にゼロになる。このような構成では、電力変換器200によって直流電圧部50の電圧を直流電源90の電圧よりも高くなるように制御することにより、全ての負荷電力を発電機10から電力変換器200を介して供給することができる。そして、負荷電力が大きい場合、または発電機10の発電電力を減らしたい場合に、直流電圧部50の電圧を下げるように電力変換器200を制御すれば、不足分の電力だけが直流電源90からダイオード100を介して供給されるようになる。
ここで、通常の動作条件として、発電機10の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電源90の電圧振幅よりも高くなるように発電機10の回転速度を決めれば、電力変換器200を第2モードにしてスイッチングを行わせずに負荷40へ電力を供給することができる。この場合には、負荷電力が所定値の場合に、発電機10から所定の電力が得られ、しかも直流電圧部50の電圧が適切な値となるように発電機10の特性及び回転速度を設計する必要がある。
また、負荷40がインバータのような能動負荷の場合には、第2モードにおいて負荷電力が減少すれば、負荷40が直流電圧部50から吸収する電力が少なくなって負荷40へ流れる電流が減少し、発電機10から電力変換器200を介して供給される電力が負荷電力を上回ることになる。このため、直流電圧部50の電圧が自動的に上昇し、その結果、発電機10の発電電力が低下して適当な値に収束する。そして、負荷電力がゼロになれば、いわゆる発電機10からのピーク充電により、直流電圧部50の電圧は発電機10の線間無負荷誘起電圧の振幅まで上昇して安定する。
なお、電力変換器200が第2モードで動作中に、発電機10の発電電力を低下させる必要が生じる場合がある。
すなわち、発電機10の駆動源が例えば水車であって、水車の別の負荷(例:ポンプ)に与える軸出力を増大させたい場合、発電機10の発電電力を低減させればその分を別の負荷に与えることができる。しかし、回転速度及び負荷電力が一定の場合、発電機10の発電電力は第2モードでは制御不能である。
そこで、このような場合には第1モードに切り替え、電力変換器200によって発電機10の発電電力を低減するように制御すればよい。第1モードに移行後、負荷電力が発電機10の発電電力を上回っている場合、直流電圧部50の電圧が低下して直流電源90の電圧に至り、不足分の電力が直流電源90から供給されるようになる。
以上をまとめれば、通常時は電力変換器200を第2モードで運転し、発電機10の軸トルクまたは発電電力を制御する必要が生じた場合にのみ第1モードに切り替えることにより、通常時にはスイッチング損失を少なくして発電効率を高めつつ、必要に応じて発電電力の制御も可能な発電システムを構成することができる。
以上の動作は、図4における直流電源90及びダイオード100の代わりに、例えば図5に示す如く交流電源110及びダイオード整流器120を組み合わせた構成に対しても同様に成り立つ。この場合、交流電源110の線間電圧振幅または実効値が、図4の直流電源90の電圧に対応しており、動作は図4の場合と同様になる。
次いで、本発明の第4実施形態を説明する。
前述したように、第2モードでは、発電機10の発電電力は直流電圧部50の電圧及び発電機10の回転速度によって一義的に決まる。例えば図4の構成において、電力変換器200を第2モードで運転し、発電機10から全ての負荷電力を供給している場合には、直流電圧部50の電圧は発電機10の発電電力が負荷電力に一致する値に収束する。
一方、第1モードでは、負荷40がインバータ等の能動的負荷である場合に、直流電圧部50の電圧として様々な値を選定し得る。すなわち、直流電圧部50の電圧が変化しても、負荷40がインバータ等の電力変換器を含む能動的な回路構成であれば、負荷電力を任意に調整することが可能であり、また、発電機10の発電電力も上記負荷40を構成するインバータ等の制御によって制御可能である。
この場合、第1モードから第2モードへの切替時の直流電圧部50の電圧について、第1モードにおける電圧Edc1と第2モードにおいて収束する電圧Edc2とが異なっているという状況が発生する可能性がある。
ここで、Edc1<Edc2という関係がある場合、第1モードにて直流電圧Edc1で動作中に急に電力変換器200のスイッチング素子を全オフして第2モードに切り替えると、無負荷誘起電圧がEdc1に対して過大になるため、発電機10から大きな電流が電力変換器200を介して直流電圧部50に突入する。この時は、第2モードへの切替によってスイッチング素子が全オフになっているため、過大電流が流れてもこれを制御できない事態となる。
これにより、回路素子の過熱を招くだけでなく、直流電圧部50の大きな電圧変動によって能動負荷の制御が不安定になるという悪影響を及ぼす。また、発電機10の界磁が永久磁石により構成されている場合には、過電流によって永久磁石を減磁してしまうおそれもある。
そこで、図6に示すように、第1モードにおいて直流電圧部50の電圧がEdc1で運転中の場合には、第2モードへ切り替える前に、時間t〜tの間に直流電圧を徐々に上昇させて電圧Edc2に変更しておき、その後に第2モードに移行させることにより、突入電流の発生を防いで直流電圧部50の電圧の急変を防止することができる。
なお、第2モードへ移行する際に直流電圧部50の電圧がEdc2に一致していなくても、Edc1より大きく、かつEdc2に近い値であれば、突入電流の抑制効果をある程度期待することができる。
また、Edc1>Edc2の場合には、第1モードから第2モードへの切替時に過電流が発生することはないものの、直流電圧部50の電圧変動が制御系への外乱となるので、これを回避するために、切替前にある程度の時間をかけてEdc1をEdc2に等しくまたはこれに近い値にまで減少させておくことは有益である。
次に、本発明の第5実施形態を説明する。
発電機10として界磁付き同期発電機を用いる場合、その駆動時には、回転子における界磁極の位置に応じて巻線電流を適切に制御する必要があるため、通常は回転子位置検出器が用いられている。しかし、この位置検出器は一般に高価であり、また、温度条件や機械的な制約が発電機本体よりも大きいため、その取り付けによって装置全体としての耐環境性が低下したり、回転子位置検出信号を制御回路に送るための配線が煩雑になる等の問題がある。
これに対し、回転子位置検出器を用いずに界磁付き電動機または発電機を駆動する、いわゆる位置センサレス駆動方法が各種提案されている。その具体的方法は、例えば、Watanabe他,“DC-Brushless Servo System without Rotor Position and Speed Sensor”,Proceedings of IEEE International Conference on Industrial Electronics, Control, and Instrumentation (IECON)'87, pp.228-234 (1987)等に詳述されているため説明を省略するが、基本的には、発電機の電流検出値と、発電機の端子電圧検出値(または電力変換器が発電機に印加する電圧の指令値によって代用)とに基づいて発電機のインピーダンス特性から回転子位置を割り出している。
特に、電圧指令値を用いる方法では電圧検出器も不要になり、検出器としては電流検出器のみでよいため、低コストのシステムを構築することが可能である。
このような位置センサレス駆動方法は、本発明で言えば、電力変換器200を第1モードにより運転する場合に用いられ得る技術である。
しかし、本発明のように電力変換器200のスイッチング素子をオン・オフさせて発電機10の発電電力をきめ細かく制御する第1モードと、スイッチング素子を全オフしてダイオード整流器を介し発電する第2モードとの両方を用いる場合、第2モードから第1モードへの移行時には電流は流れているものの正弦波ではなく、かつ電力変換器200が動作していないため電圧指令値も利用できない。更に、第2モードで運転時に回転速度が低下して発電機10の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電圧部50の電圧振幅を下回った場合には、電力変換器200が有するダイオードによる整流動作が行われず、電流がゼロになるため、電流情報も得られなくなる。
このため、本発明において第2モードから第1モードに切り替えるためには第1モードで使用する前述の一般的な位置センサレス駆動方法以外の技術を用いて回転子位置を推定することが必要になる。
界磁付き発電機(電動機)の位置センサレス駆動において、回転子が空転中に電力変換器を起動する方法については、例えば特開平11−75394号公報記載の「交流回転機用電力変換装置」等が存在する。
この公知発明は、回転子が空転中にスイッチング素子をオンし、これによって流れる電動機の電流から回転子の位置、速度及び回転方向を割り出すものであり、一般に回転子の位置、速度及び回転方向が分かれば、回転子の空転状態から電力変換器を起動して位置センサレス運転を開始することができる。
但し、上記の公知発明は、回転子が空転中の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電圧部の電圧振幅未満である場合を想定したものであり、本発明における第2モードのように、電力変換器がダイオード整流モードで動作している場合の発電機の位置センサレス駆動には適用することができない。
そこで、本発明の第5実施形態では、第2モードから第1モードへ切り替える場合に、次のような方法により回転子位置を推定するようにした。
1)回転子が空転中の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電圧部の電圧振幅未満である場合には、前記特開平11−75394号公報記載の公知発明のようにスイッチング素子をオンして発電機に電流を流し、その電流に基づいて回転子位置を割り出す。
2)回転子が空転中の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電圧部の電圧振幅以上である場合には、発電機に断続的または連続的に電流が流れているため、その電流に基づいて回転子位置を割り出す。
図7は、上記2)の場合における発電機の無負荷誘起電圧波形及び各相(U,V,W相)電流波形の一例を示している。
図示するように、発電機電流は正弦波ではないが、無負荷誘起電圧の位相に依存した、つまり回転子位置に依存した交流電流となる。よって、この電流に基づいて回転子位置を推定することが可能である。
上記2)の方法に関して、更に具体的に述べると以下の通りである。
界磁付き発電機(電動機)では、無負荷誘起電圧の位相と回転子位置との関係は常に固定されているため、無負荷誘起電圧の位相が分かれば回転子位置を判別することができる。また、無負荷誘起電圧の周波数は回転子の回転速度に比例するため(比例定数は回転子の極対数)、無負荷誘起電圧の周波数が分かれば回転速度を検出することができ、更に、回転子の回転方向は多相の無負荷誘起電圧の相順から判別することができる。
第2モードにおいて発電中の発電電力が、直流電圧部50の電圧及び回転速度によって一義的に決まることは前述した通りである。また、図7に示したように、発電機10の電流波形と、無負荷誘起電圧に対する電流の位相も、直流電圧部50の電圧及び回転速度によって一義的に決まる。その理由は、直流電圧部50の電圧及び回転速度が一定の場合、発電機10、電力変換器200(第2モードでは実質的にダイオード整流器)及び直流電圧部50からなる回路は、周波数及び振幅が一定の無負荷誘起電圧、発電機10のインピーダンス、ダイオード整流器及び電圧一定の直流電源によって構成されるため、定常状態は一義的に定まるからである。なお、この場合、周囲温度は一定としている。
無負荷誘起電圧の周波数は発電機電流の周波数に一致するので、検出した発電機電流の周波数から無負荷誘起電圧の周波数がわかり、比例関係にある回転速度を検出することができる。
また、直流電圧部50の電圧を検出しているのであれば、その電圧と上記回転速度から発電機電流波形が分かり、この発電機電流と無負荷誘起電圧との位相関係も既知であるため、回転子位置が判明する。
更に、発電機電流の相順は無負荷誘起電圧の相順と一致するので、回転方向の判別も可能である。
以上のことから、回転子が空転中の線間無負荷誘起電圧の振幅が直流電圧部の電圧以上である場合にも、電力変換器200を起動して位置センサレス駆動を開始するために必要な回転子位置、速度及び回転方向といった情報を得ることができる。
なお、発電機電流の位相は、発電機電流検出値を低域通過フィルタに通すか、または周波数分析により抽出した基本波の位相を検出しても良いし、更に簡単に電流がゼロとなる時点から検出しても良い。
無負荷誘起電圧と発電機電流との位相関係は、直流電圧部50の電圧や回転子の回転速度によって変化するものの、その変化は比較的小さいため、直流電圧部50の電圧や回転速度を参照せずに発電機電流の位相のみから回転子位置を推定することも可能である。その場合、回転子位置の推定値と実際値との間に誤差があったとしても、位置センサレス駆動を開始することでその誤差が小さくなるように制御系が動作し、やがて通常動作に移行させることができる。
また、三相のうち二相の発電機電流について、同じ位相値(例えばゼロ位相)となる時刻をそれぞれ測定し、その時間差と二相間の電気角(三相の場合には120°または240°)とから回転速度を求めることもできる。
以上説明した各実施形態では、電力変換器200と発電機10とを組み合わせた発電システムについて説明したが、これらをインバータと電動機との組み合わせとして考えることも可能であり、その場合には、インバータの交流出力電力により電動機を駆動して軸出力を得ることも可能である。
本発明の第1実施形態を示す構成図である。 図1における電力変換器の一例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態を示す構成図である。 本発明の第3実施形態を示す構成図である。 第3実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第4実施形態における動作説明図である。 本発明の第5実施形態における発電機の無負荷誘起電圧及び電流の波形図である。 従来技術を示す構成図である。 図8における電力変換器の代表的な構成図である。
符号の説明
10:界磁付き交流発電機
30:コンデンサ
40:負荷
50:直流電圧部
60:スイッチングパターン生成部
70:モード切替部
80:スイッチ
90:直流電源
100:ダイオード
110:交流電源
120:ダイオード整流器
200:電力変換器

Claims (6)

  1. 半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって
    前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて
    前記直流電圧部には、この直流電圧部に電流が流入する極性のダイオードを介して直流電源が接続され、
    前記発電機の線間無負荷誘起電圧の振幅が前記直流電源の電圧振幅以上である場合に、前記電力変換器を、第1モード及び第2モードの併用、または第2モードのみによって動作させることを特徴とする発電システム。
  2. 請求項1に記載した発電システムにおいて、
    前記直流電源の電圧を制御可能であることを特徴とする発電システム。
  3. 請求項1または2に記載した発電システムにおいて、
    前記電力変換器を第2モードで運転中に第1モードに切り替えて発電機の発電電力を制御することを特徴とする発電システム。
  4. 半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって、
    前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて、
    第1モードから第2モードへ切り替える前に、前記直流電圧部の電圧を、第2モードへ切り替えた後の定常状態の値に近付けるように変化させることを特徴とする発電システム。
  5. 半導体スイッチング素子及びダイオードを有する電力変換器と、この電力変換器に接続された界磁付き交流発電機とを備え、前記電力変換器の変換動作によりその直流電圧部と前記発電機との間で電力を授受する発電システムであって、
    前記電力変換器の動作モードとして、半導体スイッチング素子のオン・オフを制御して前記発電機の発電電力を調整する第1モードと、半導体スイッチング素子を全てオフして前記ダイオードの整流作用により発電する第2モードとを有し、これらの第1モード、第2モードを切替可能とした発電システムにおいて、
    第1モードでは前記発電機の回転子位置検出値を用いずに前記電力変換器を制御し、かつ、第2モードから第1モードへ切り替える際には、前記発電機に流れる電流に基づいて前記発電機の回転子位置を推定し、この推定値に基づいて前記電力変換器の制御を開始することを特徴とする発電システム。
  6. 請求項に記載した発電システムにおいて、
    第2モードから第1モードへ切り替える際には、前記発電機に流れる電流の位相に基づいて前記発電機の回転子位置を推定することを特徴とする発電システム。
JP2004158547A 2004-05-28 2004-05-28 発電システム Expired - Fee Related JP4560710B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158547A JP4560710B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004158547A JP4560710B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005341740A JP2005341740A (ja) 2005-12-08
JP4560710B2 true JP4560710B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35494679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004158547A Expired - Fee Related JP4560710B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4560710B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5898593B2 (ja) * 2012-08-24 2016-04-06 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ駆動回路、モータ駆動システム、電動パワーステアリングシステム、電動ブレーキシステム、車両駆動システム
JP6117599B2 (ja) * 2013-04-08 2017-04-19 本田技研工業株式会社 車両用バッテリ充電装置
JP6083331B2 (ja) * 2013-06-21 2017-02-22 株式会社デンソー 車両用回転電機
CN108631669B (zh) * 2018-04-26 2024-03-19 国网浙江省电力有限公司电力科学研究院 一种中性点电压可控的三电平直流变换电路及其控制方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003225000A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Mitsubishi Electric Corp 車両用電源装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003225000A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Mitsubishi Electric Corp 車両用電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005341740A (ja) 2005-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8581533B2 (en) Motor driver and method of controlling the same
JP4022630B2 (ja) 電力変換制御装置、電力変換制御方法、および電力変換制御用プログラム
JP5862125B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
KR101272356B1 (ko) 모터 제어 장치, 공기 조화기
JP2004282969A (ja) 交流電動機の制御装置及び制御方法
US20120206076A1 (en) Motor-driving apparatus for variable-speed motor
JPWO2010026699A1 (ja) 電力変換装置
JPS6148167B2 (ja)
JP4663684B2 (ja) 交流電動機の制御装置及び制御方法
JP3758059B2 (ja) 同期電動機の駆動制御装置
JP2009232604A (ja) 回転電機制御システム
JP2009183051A (ja) 同期機の制御装置
JP2008154431A (ja) モータ制御装置
JP5045622B2 (ja) 電力変換装置
JP4560710B2 (ja) 発電システム
JP5338880B2 (ja) 電動機駆動システム
JP2005295626A (ja) 発電機の駆動制御装置
JP2006136121A (ja) 巻線型誘導電動機の制御装置
JP3590541B2 (ja) 直流ブラシレスモータの駆動装置
JP3239532B2 (ja) 電動機駆動装置
JP2008160915A (ja) モータ駆動用インバータ制御装置および該装置を用いた機器
JP4946060B2 (ja) 風力発電装置
CN101471622B (zh) 换流器的控制装置
WO2024057633A1 (ja) 電源回生コンバータ
JP2003209999A (ja) モータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070315

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080919

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080919

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4560710

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees