JP4655898B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像装置に係り、特にグローバルシャッタ型のCMOSセンサに関する。
従来から固体撮像装置の一例としてローリングシャッタ型CMOSセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。図9はこの従来の固体撮像装置の一例の等価回路図を示す。同図に示す固体撮像装置であるCMOSセンサは、簡単のため、単位画素1が横方向2画素、縦方向2画素の2×2画素の配置とされている。単位画素1は、被写体像を光電変換するフォトダイオード(PD)2と、信号電荷の増幅用MOS型電界効果トランジスタ(以下、MOSFET)3と、電荷転送用MOSFET4と、リセット用MOSFET5と、選択用MOSFET7とよりなり、電源ライン6がMOSFET3、5のドレインに接続され、増幅用MOSFET3のソースが選択用MOSFET7のドレインに接続されている。
増幅用MOSFET3のゲート電極はフローティングディフュージョン(FD)になっており、フォトダイオード2の電荷が電荷転送用MOSFET4のドレイン−ソースを介して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)に転送される。また、増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)の電位は、リセット用MOSFET5によりリセットされる。
選択用MOSFET7がオン状態になると、増幅用MOSFET3のソースを選択用MOSFET7のドレイン・ソースを通して画素出力ライン8に導通させる。画素出力ライン8は定電流供給用MOSFET9のドレインに接続されている。定電流供給用MOSFET9は、増幅用MOSFET3のソースフォロア回路の負荷として作用する。定電流供給用MOSFET9は、ゲート電位供給ライン13のゲート電位により制御される。
また、リセット用制御ライン10、電荷転送用制御ライン11、画素選択用制御ライン12は、それぞれリセット用MOSFET5、電荷転送用MOSFET4、選択用MOSFET7の各ゲート電極に接続されており、その電位はそれぞれパルス供給端子15、14、16から、MOSFET19、20、21のドレイン・ソースをそれぞれ通して供給される。
垂直シフトレジスタ17は、行順次走査のために2×2画素の行を選択する回路で、その垂直シフトレジスタ出力線18−1、18−2が、各行のMOSFET19、20、21のゲート電極に接続されており、パルス供給端子15、14、16の端子に供給されたパルスがどの行の画素を制御するかを決定する。
また、読み出しブロック22は、リセット信号出力を保持する容量23、光信号出力を保持する容量24、どちらの容量に保持するかを選択するスイッチ用MOSFET25及び26、水平出力線27、28に接続されたスイッチ用MOSFET29、30からなる。スイッチ用MOSFET25、26は端子37、38からそのゲート電極に供給されるパルスによりスイッチング制御される。
水平シフトレジスタ34は、2×2画素のうち、どの列の画素の保持信号を水平出力線27、28に出力するかをスイッチ用MOSFET29、30のゲートに接続された水平シフトレジスタ出力線35−1、35−2への出力電位で決定する。また、水平出力線27、28をリセットするための電位を端子33から供給し、リセットのタイミングは端子36から供給するパルスでスイッチ用MOSFET31、32をスイッチング制御して行う。水平出力線27、28は差動アンプ39の入力端子に接続されている。差動アンプ39はリセット信号出力と光信号出力の差をとり、その差信号をアンプ出力端子40からセンサ外に出力する。
次に、図9に示す従来のCMOSセンサの動作について図10のタイミングチャートを併せ参照して説明する。なお、図9中のMOSFETはすべてN型とし、よって、MOSFETはそのゲート電位がハイレベル(High)でオン、ローレベル(Low)でオフとなる。
まず、垂直シフトレジスタ出力線18−1の電位が図10(D)に示すように時刻t1でHighとなり、これにより1行目の画素1が選択される。続いて、パルス供給端子16の入力パルスが図10(C)に示すように時刻t2(>t1)でHighになり、これにより1行目の画素1の選択用MOSFET7がオン状態になるため、1行目の画素1の増幅用MOSFET3のソースが選択用MOSFET7のドレイン・ソースと画素出力ライン8を通して定電流供給用MOSFET9につながり、ソースフォロア回路を形成する。
この状態で、最初にパルス供給端子15に図10(B)に示すように一定時間Highのパルスが供給され、1行目の画素1のリセット用MOSFET5のドレイン・ソースを通して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)がリセットされる。その後の時刻t3(>t2)で、パルス供給端子37の入力パルスが図10(I)に示すようにHighになり、スイッチ用MOSFET25をオン状態とし、容量23に1行目の画素1のソースフォロワ回路から出力されたリセット信号出力が保持される。
次に、パルス供給端子14に時刻t4(>t3)で図10(A)に示すようにHighパルスが印加されると、1行目の画素1内の電荷転送用MOSFET4がオンし、1行目の画素1内のフォトダイオード2に蓄積されている電荷が電荷転送用MOSFET4のドレイン・ソースを介して増幅用MOSFET3のゲート電極(FD)に転送される。その後の時刻t5(>t4)で、パルス供給端子38に図10(J)に示すようにHighパルスが印加されると、容量24に1行目の画素1のソースフォロワ回路から出力された光信号出力が保持される。続いて、パルス供給端子16の入力パルスが図10(C)に示すように、時刻t6(>t5)でLowになるため、1行目の画素1内の選択用MOSFET7がオフになり、1行目の画素1からの出力はなくなる。
端子36の入力信号はこの間図10(H)に示すようにHighであり、水平出力ライン27、28はリセット状態になっている。しかし、上記の時刻t6で端子36の入力信号が図10(H)に示すようにLowになり、この状態で水平シフトレジスタ出力線35−1に図10(F)に示すHighパルスを印加すると、1列目のスイッチ用MOSFET29、30がそれぞれオンとされるため、1列目の容量23、24の各信号が1列目のスイッチ用MOSFET29、30を通して水平出力ライン27、28にそれぞれ出力されて差動アンプ39に供給される。差動アンプ39は1列目の容量23、24の各信号、すなわち、リセット信号出力と光信号出力との差をとり、増幅用MOSFET3のしきい値ばらつきに起因したノイズを除去した光信号を出力端子40より出力する。
次に、端子36に図10(H)に示す時刻t7(>t6)でHighパルスを印加すると、水平出力ライン27、28が再びリセットされ、その後水平シフトレジスタ出力線35−2に、図10(G)に示すように時刻t8(>t7)でHighパルスが印加され、2列目のスイッチ用MOSFET29、30がそれぞれオンとされるため、2列目の容量23、24の各信号が2列目のスイッチ用MOSFET29、30を通して水平出力ライン27、28にそれぞれ出力されて差動アンプ39に供給され、2列目の信号が1列目と同様に差動アンプ39から出力端子40に出力される。
その後、図10(D)に示す時刻t9(>t8)で垂直シフトレジスタ出力線18−1の電位がLowとなり、1行目の処理が終わる。次に時刻t10(>t9)で図10(E)に示すように、垂直シフトレジスタ出力線18−2の電位がHighになり、以下1行目と同様な処理が行われ、全画素の読み出しが終了する。
従って、このCMOSセンサの場合、1行目と2行目のフォトダイオード2で光電変換しているタイミングが異なる。このような撮像方式をローリングシャッタ、あるいはフォーカルプレーンと呼ぶ。
特開2003−17677号公報
しかしながら、図9に示すような構成の従来のローリングシャッタ型CMOSセンサは、1行ずつ順番に読み出しを行うもので、読み出しが終了するまで電荷は図9のフォトダイオード2に蓄えられている。従って、1行ずつ光電変換のタイミングが異なるローリングシャッタ型CMOSセンサを用いると、動きのある被写体をセンスすると光電変換のタイミングとの関係で取り込んだ被写体が歪むということになる。
上記の問題を回避するためには、例えば、ローリングシャッタ型CMOSセンサの光入射面前方に、メカニカルシャッタを設け、そのオープン期間に対応して全ラインの1フレーム期間の露光を行い、そのクローズ期間で各1ラインずつ順次に読み出しを行うことで、露光プロセスと信号読出しプロセスが分離できる。しかし、この場合は機構や制御がその分複雑になる。また、固体撮像装置では光電変換効率を向上して高品質の撮像信号を出力することが望まれる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、全画素同時に蓄積を開始し、同時に読み出すグローバルシャッタ機能を有することで上記の課題を解決した固体撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、光電変換領域の光電変換効率を向上し、かつ、高品質の撮像信号を出力し得る固体撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は光電変換領域に光電変換されて蓄積された電荷を、電荷転送手段で信号出力用トランジスタへ転送し、信号出力用トランジスタが入力された電荷の量を電位の変化として出力する固体撮像装置であって、第1の導電型の基板の表面に、それぞれ第2の導電型の第1のウェルと第2のウェルとが互いに分離して形成され、第2のウェルよりも不純物濃度が低くされた第1のウェル内に、第1の導電型の光電変換領域と信号出力用トランジスタの第2の導電型のソース領域及びドレイン領域とを少なくとも含む画素敷き詰め領域を形成し、第1のウェルよりも不純物濃度が高くされた第2のウェル内に、MOS型の電気回路を形成したことを特徴とする。
この発明では、画素敷き詰め領域が形成されるウェルとMOS型の電気回路が形成されるウェルとを分離するようにしたため、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルの電位の変動は直接、画素敷き詰め領域に伝搬せず、寄生容量による容量結合となって画素敷き詰め領域への影響は小さくできる。
また、本発明では、画素敷き詰め領域はMOS型の電気回路に比べて動作スピードが遅く半導体の微細加工ルールは緩いことに鑑み、画素敷き詰め領域が形成された第1のウェルは、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルよりも不純物濃度が低くされているため、光電変換効率を向上でき、一方、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルの不純物濃度は第1のウェルの不純物濃度よりも高いので、半導体加工ルールが微細化されたときの、短チャネル効果抑制や素子分離効果向上に寄与する。
ここで、上記の電気回路は、電荷転送手段及び信号出力用トランジスタを動作させる電位制御回路と、信号出力用トランジスタから出力される信号に対して相関二重サンプリングを行うCDS回路と、CDS回路から出力される信号を増幅するアンプと、アンプから出力される信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、AD変換器から出力されるデジタル信号に対して信号レベル補正や画素欠陥補正などの所定の信号処理を行う信号処理回路とのうち、いずれか一以上の回路であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明は全画素の光電変換領域に被写体からの光を同時に露光し、露光期間に光電変換領域に蓄積した電荷を、電荷転送手段を介して信号出力用トランジスタへ全画素一斉に転送した後、各画素の信号出力用トランジスタから撮像信号を順次出力するグローバルシャッタ機能を備えたことを特徴とする。この発明では、グローバルシャッタ機能を有するので、メカニカルシャッタを設けることなく、露光プロセスと信号読出しプロセスを分離できる。
また、本発明は、上記の信号出力用トランジスタは、第1のウェル上に絶縁膜を挟んで形成されたリング状ゲート電極と、第1のウェル内に第1のウェルと電気的に一体化するよう形成された高濃度の第2の導電型のドレイン領域と、リング状ゲート電極の中心開口部に対応する第1のウェル内の位置に設けられた第2の導電型のソース領域と、ソース領域を取り囲み、かつ、ドレイン領域まで達しないように第1のウェル内に設けられた第1の導電型のソース近傍領域とからなり、上記の電荷転送手段は、絶縁膜上のリング状ゲート電極と光電変換領域の間の、第1のウェル上に絶縁膜を挟んで設けられた転送ゲート電極を有することを特徴とする。
本発明によれば、グローバルシャッタ機能を有するので、メカニカルシャッタを設けることなく、露光プロセスと信号読出しプロセスを分離できるので、複雑な機構や制御を必要とすることなく、歪みのない動画、静止画を撮像することができる。
また、本発明によれば、画素敷き詰め領域が形成されるウェルとMOS型の電気回路が形成されるウェルとを分離するようにしたため、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルの電位の変動は直接、画素敷き詰め領域に伝搬せず、寄生容量による容量結合となって画素敷き詰め領域への影響は小さくできるため、画素敷き詰め領域からS/Nが良好な高品質の撮像信号を出力することができる。
更に、本発明によれば、画素敷き詰め領域が形成された第1のウェルは、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルよりも不純物濃度が低くされているため、光電変換効率を向上でき、一方、MOS型の電気回路が形成された第2のウェルの不純物濃度は第1のウェルの不純物濃度よりも高いので、半導体加工ルールが微細化されたときの、短チャネル効果抑制や素子分離効果向上に寄与する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明になる固体撮像装置の一実施の形態の構成図を示す。同図に示すように、本実施の形態の固体撮像装置は、光電変換を行う画素を敷き詰めている領域101と、画素を動作させる電位制御回路102と、その電位制御回路102を制御する垂直シフトレジスタ103と、画素からの信号に対してCDS(相関二重サンプリング)動作を行うCDS回路104と、CDS回路104の制御を行う水平シフトレジスタ105と、CDS回路104から出力された信号の増幅等を行うアンプ106と、アンプ106から出力された信号をデジタル信号に変換するAD変換器(ADC)107と、ADC107の出力デジタル信号に対して、信号レベル補正や画素欠陥補正などの所定の信号処理を行うデジタル信号処理回路108と、装置全体を統括的にコントロールする信号発生回路109とよりなる。この信号発生回路109等を外部から設定するインターフェース回路もこの信号発生回路ブロックに含まれる。
図2は、図1中のH−H’線に沿う装置断面の模式図を示す。図2において、駆動等制御回路領域201は図1の垂直シフトレジスタ103及び電位制御回路10の回路領域に相当し、画素敷き詰め領域202は図1の画素敷き詰め領域101に相当する。駆動等制御回路領域201と画素敷き詰め領域202とは、同じp型基板110上に形成されており、基板110の表面にはnウェル111とn-ウェル112とが形成され、更にnウェル111内には反対導電型のpウェル113も形成されており、トリプルウェル構造となっている。
駆動等制御回路領域201のpウェル113内にはゲート回路131、nウェルコンタクト138、139などが形成されており、また、nウェル111の表面にはp型のソース、ドレイン拡散領域134が形成されている。また、画素敷き詰め領域202のn-ウェル112内には、光電変換領域を構成する埋め込みのp-型領域114や + 型のソース、ドレイン領域やnウェルコンタクト140などが形成されており、更にn-ウェル112上には平面形状がリング状のゲート電極115などが形成されている。駆動等制御回路は例えばリング状ゲート電極115を制御しており、駆動等制御回路とリング状ゲート電極115は配線で結ばれている。
さて、駆動等制御回路領域201のnウェル111と、画素敷き詰め領域202のn-ウェル112は同一のp基板110上にある。これは駆動等制御回路領域201と画素敷き詰め領域202を分離して画素部の信号に駆動部等からノイズを注入しないようにするためである。つまり、駆動等制御回路領域201のゲート回路131でスイッチング等によるノイズが寄生容量によりnウェル111に漏れこむ。これはnウェル111の電位を決めるウェルコンタクト138で外部の電源等に接続されるが、ウェル自体の抵抗値により、完全に電源電圧に固定されず変動する。
nウェル111を画素敷き詰め領域202のn-ウェル112と共用すると、この変動が直接画素敷き詰め領域202のウェルに伝わり、画素を構成するp-型領域114で光電変換された信号にノイズとして影響を与える。そこで、図2に示すように、nウェルを111と112に分離して、p基板110の電位を固定にすることで、駆動制御回路領域201のnウェル111の電位の変動は直接、画素敷き詰め領域202に伝搬せず、寄生容量による容量結合となって画素敷き詰め領域202への影響は小さくなる。
また、光電変換を行う場合、ウェル濃度が低い方が光電変換効率が向上するので、駆動制御回路領域201のnウェル111よりも画素敷き詰め領域202のn-ウェル112の方がウェル濃度が低く設定される。
図3は図1のY−Y’線に沿う装置断面の模式図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図3において、ADC等回路領域203は図1のADC107に相当し、画素敷き詰め領域202は図1の画素敷き詰め領域101に相当する。ADC等回路領域203と画素敷き詰め領域202とは、同じp型基板110上に形成されているが、互いには配線で直接結ばれていない。基板110の表面にはnウェル116とnウェル112とが形成され、更にnウェル116内には反対導電型のpウェル117も形成されており、トリプルウェル構造となっている。
また、nウェル116内には反対導電型のソース、ドレイン拡散領域135、nウェルコンタクト142などが形成され、pウェル117内にはゲート回路121、pウェルコンタクト141などが形成されている。また、画素敷き詰め領域202のn-ウェル112内には、光電変換領域を構成する埋め込みのp-型領域118や + 型のソース、ドレイン領域やnウェルコンタクト143などが形成されており、更にn-ウェル112上には平面形状がリング状のゲート電極119などが形成されている。
図4は図1のZ−Z’線に沿う装置断面の模式図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図4において、信号処理等回路領域204は図1のデジタル信号処理回路108に相当し、画素敷き詰め領域202は図1の画素敷き詰め領域101に相当する。信号処理等回路領域204と画素敷き詰め領域202とは、同じp型基板110上に形成されているが、互いには配線で直接結ばれていない。基板110の表面にはnウェル122とnウェル112とが形成され、更にnウェル122内には反対導電型のpウェル123も形成されており、トリプルウェル構造となっている。
また、nウェル122内には反対導電型のソース、ドレイン拡散領域136やnウェルコンタクト145が形成され、pウェル123内にはゲート回路127やpウェルコンタクト144などが形成されている。また、画素敷き詰め領域202のn-ウェル112内には、光電変換領域を構成する埋め込みのp-型領域124や + 型のソース、ドレイン領域などが形成されており、更にn-ウェル112上には平面形状がリング状のゲート電極125などが形成されている。
図5は図1のV−V’線に沿う装置断面の模式図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付してある。図5において、CDS等回路領域205は図1のCDS回路104に相当し、画素敷き詰め領域202は図1の画素敷き詰め領域101に相当する。CDS等回路領域205と画素敷き詰め領域202とは、同じp型基板110上に形成されており、配線で直接結ばれている。基板110の表面にはnウェル132とn-ウェル112とが形成され、更にnウェル132内には反対導電型のpウェル133も形成されており、トリプルウェル構造となっている。
また、nウェル132内には反対導電型のソース、ドレイン拡散領域137やnウェルコンタクト148が形成され、pウェル133内にはゲート回路134やpウェルコンタクト147などが形成されている。また、画素敷き詰め領域202のn-ウェル112内には、光電変換領域を構成する埋め込みのp-型領域129や + 型のソース、ドレイン領域やnウェルコンタクト149などが形成されており、更にn-ウェル112上には平面形状がリング状のゲート電極130などが形成されている。
上記の図3、図4及び図5の装置断面図に示すように、本実施の形態では、画素敷き詰め領域202と、ADC等回路領域203、信号処理等回路領域204及びCDS等回路領域205との間でも、ノイズの影響を排除するためにnウェルを分離している。また、これらのADC等回路領域203、信号処理等回路領域204、CDS等回路領域205の各回路は、画素敷き詰め領域202の画素より高速に動作する必要がある。そのため、これらは画素敷き詰め領域202の半導体における微細加工ルールより微細な加工ルールが必要となる。
半導体加工ルールが微細化されると、短チャネル効果抑制や素子分離効果向上のために、ウェルの不純物濃度を高くする必要がある。従って、半導体の構成上、画素周辺回路領域203〜205のnウェル濃度は、画素敷き詰め領域202のnウェル濃度より高くする必要がある。一方、画素駆動制御回路は高速で動作する必要はないので、加工ルールはその他の周辺回路よりも緩くてもよい。
そこで、本実施の形態では、画素駆動等制御回路領域201と画素周辺回路領域203〜205の加工ルールを分けることは非効率なので、加工ルールを微細な方に合わせる。従って、画素駆動等制御回路領域201と画素周辺回路領域203〜205のnウェル濃度は、高い方に合わせるようにする。また、各回路領域のnウェル、pウェルは分離されており、お互いに雑音などの影響を与えることはない。
次に、画素敷き詰め領域101、202における画素の一実施の形態の構成及び動作について詳細に説明する。図6は本発明になる固体撮像装置の一実施の形態の一画素の構成図を示し、同図(A)は平面図、同図(B)は同図(A)のX−X’線に沿う縦断面図を示す。図6(A)、(B)に示すように、本実施の形態の固体撮像装置は、グローバルシャッタ型CMOSセンサであり、p+型基板41上にp-型エピタキシャル層42を成長し、このエピタキシャル層42の表面にnウェル43がある。nウェル43上にはゲート酸化膜44を挟んで第1のゲート電極である平面形状がリング状のゲート電極45が形成されている。このnウェル43が図2〜図5に示したn-ウェル112に相当し、リング状ゲート電極45が図2〜図5に示したリング状ゲート電極115、119、125に相当する。
リング状ゲート電極45の中心部に対応したnウェル43の表面にはn+型のソース領域46が形成されており、そのソース領域46に隣接してソース近傍p型領域47が形成され、更にソース領域46とソース近傍p型領域47の外側の離間した位置にはn+型のドレイン領域48が形成されている。更に、ドレイン領域48の下のnウェル43中には埋め込みのp-型領域49がある。この埋め込みのp-型領域49とnウェル43は、図6(A)に示す埋め込みフォトダイオード50を構成している。上記の埋め込みのp-型領域49が、図2〜図5に示した埋め込みのp-型領域114、118、124に相当する。
また、図6(A)、(B)に示すように、埋め込みフォトダイオード50とリング状ゲート電極45との間には、第2のゲート電極である転送ゲート電極51がある。ドレイン領域48、リング状ゲート電極45、ソース領域46、転送ゲート電極51には、それぞれメタル配線であるドレイン電極配線52、リング状ゲート電極配線53、ソース電極配線(出力線)54、転送ゲート電極配線55が接続されている。また、上記の各構成の上方には、図6(B)に示すように遮光膜56が形成されており、その遮光膜56の埋め込みフォトダイオード50に対応した位置には開口部57が穿設されている。この遮光膜56は金属、あるいは有機膜等で形成される。光は、開口部57を通して埋め込みフォトダイオード50に達して光電変換される。
次に、CMOSセンサの画素構造と撮像装置全体の構造について、電気回路で表現した図7と共に説明する。同図において、まず、画素はm行n列に画素敷き詰め領域61(図1の画素敷き詰め領域101に相当する)に配置されている。図7ではこれらm行n列の画素のうち、s行t列の一画素62を代表として等価回路で表現している。この画素62は、リング状ゲートMOSFET63と、フォトダイオード64と、転送ゲートMOSFET65とからなり、リング状ゲートMOSFET63のドレインがフォトダイオード64のn側端子とドレイン電極配線66(図6の52に相当)に接続され、転送ゲートMOSFET65のソースがフォトダイオード64のp側端子に接続され、ドレインがリング状ゲートMOSFET63のバックゲートに接続されている。
なお、上記のリング状ゲートMOSFET63は、図6(B)ではリング状ゲート電極45直下のソース近傍p型領域47をゲート領域とし、n型のソース領域46及びn型のドレイン領域48を有するnチャネルMOSFETである。また、上記の転送ゲートMOSFET65は、図6(B)では転送ゲート電極51直下のnウェル43をゲート領域、フォトダイオード50の埋め込みのp型領域49をソース領域、ソース近傍p型領域47をドレインとするpチャネルMOSFETである。
図7において、m行n列の各画素から1フレーム分の信号を読み出すために、まず読み出しを始める合図を出すフレームスタート信号を発生させる回路67がある。このフレームスタート信号は撮像装置の外から与えられてもよい。このフレームスタート信号は垂直シフトレジスタ68に供給される。垂直シフトレジスタ68は、m行n列の各画素のうちの何行目の画素を読み出すかの信号を出力する。
各行の画素はリング状ゲート電極、転送ゲート電極、ドレイン電極の電位を制御する制御回路に接続されており、これらの制御回路は垂直レジスタ68の出力信号が供給される。例えば、s行目の各画素のリング状ゲート電極は、リング状ゲート電極配線69(図6の53に相当)を介してリング状ゲート電位制御回路70に接続され、各画素の転送ゲート電極は、転送ゲート電極配線71(図6の55に相当)を介して転送ゲート電位制御回路72に接続され、各画素のドレイン電極は、ドレイン電極配線66(図6の52に相当)を介してドレイン電位制御回路73に接続されている。上記の各制御回路70、72、73には垂直シフトレジスタ68の出力信号が供給される。
なお、リング状ゲート電極は、行毎に制御するので横方向に配線するが、転送ゲート電極は全画素で一斉に制御するので、配線方向は問わず、縦方向でもよい。ここでは横方向に配線するものとして表現する。ドレイン電位制御回路73は、全画素一斉に制御するが、行毎に制御する可能性もあるので、フレームスタート信号と垂直レジスタ68の両方と接続して表現している。
画素62のリング状ゲートMOSFET63のソース電極は、ソース電極配線74(図6の54に相当)を介して2分岐され、一方はスイッチSW1を介してソース電極電位を制御するソース電位制御回路75に接続され、他方はスイッチSW2を介して信号読み出し回路76に接続されている。信号を読み出すときにはスイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンにし、ソース電位を制御する時にはスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフにする。信号は縦方向に出すので、ソース電極の配線方向は縦にする。
信号読み出し回路76は次のように構成されている。画素62の出力はリング状ゲートMOSFET63のソースから行われ、出力線74には負荷、例えば電流源77が繋がっている。従って、ソースフォロア回路となっている。電流源77にはキャパシタC1とキャパシタC2の各一端がスイッチsc1とスイッチsc2を介して繋がっている。他端が接地されているキャパシタC1、C2の各一端は、また差動アンプ78の反転入力端子と非反転入力端子に繋がっており、両キャパシタC1及びC2の電位差を差動アンプ78から出力するようになっている。
このような信号読み出し回路76はCDS回路(相関二重サンプリング回路)と呼ばれ、ここに描かれた方式以外にも種々の回路が提案されており、この回路に限るわけではない。信号読み出し回路76から出力された信号は、出力スイッチswtを介して出力される。同じ列にある出力スイッチswtは、水平シフトレジスタ79から出力される信号によりスイッチング制御される。
次に、図7に示すCMOSセンサの駆動方法について、図8のタイミングチャートと共に説明する。まず、図8(1)に示す期間では、埋め込みのフォトダイオード(図6(A)の50、図7の64等)に光が入射し、光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオードの埋め込みp型領域49にホールが蓄積される。このとき転送ゲート電極51の電位はドレイン電位Vddと同じになっており、転送ゲートMOSFET65はオフ状態である。これらの蓄積は、前フレームの読み出し操作が行われている時に同時に実行されている。
続く図8(2)に示す期間では、前フレームの読み出しが終了すると、同図(A)に示すように新しいフレームスタート信号が発信されて、次のフレームの読み出しが始まる。最初に行うのは全画素一斉にフォトダイオード(図6(A)の50、図7の64等)からリング状ゲート電極(図6の45)のソース近傍p型領域(図6の47)にホールを転送することである。そのため、図8(B)に示すように転送ゲート電位制御回路72から出力される転送ゲート制御信号がVddからLow2に下がり、転送ゲート電極(図6の41)の電位がLow2となり、転送ゲートMOSFET65がオン状態になる。
このとき、リング状ゲート電位制御回路70により制御されるリング状ゲート電極配線69の電位は、図8(C)に示すように、LowからLow1になるが、Low2の方がLow1よりも大きい。Low1はLowと同じでもよい。最も簡便にはLow1=Low=0(V)に設定する。
一方、ソース電位制御回路75からスイッチSW1を介してソース電極配線74からリング状ゲートMOSFET63のソースに供給されるソース電位をはじめとする、全画素のソース電位は図8(D)に示すように電位S1に設定される。S1>Low1であり、これにより、リング状ゲートMOSFET63がオフのままであり、電流が流れないようにする。この結果、全画素のフォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素のリング状ゲート電極の下に一斉に転送される。
図6(B)に示すリング状ゲート電極45の下の領域で、ソース近傍p型領域47が最もポテンシャルが低いので、フォトダイオードに蓄積されていたホールはソース近傍p型領域47に達し、そこに蓄積される。ホールが蓄積される結果、ソース近傍p型領域47の電位が上昇する。
続いて、図8(3)に示す期間では、同図(B)に示すように転送ゲート電極が再びVddになり、転送ゲートMOSFET65がオフになる。これにより、フォトダイオード(図6(A)の50、図7の64等)では再び光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオードの埋め込みp型領域49にホールが蓄積され始める。この蓄積動作は次の電荷転送時まで続けられる。
一方、読み出し操作は行単位で順番に行われるので、1行目〜(s−1)行目を読み出す期間(3)では、リング状ゲート電極の電位は図8(C)に示すようにLowの状態で、ソース近傍p型領域47にホールを蓄積したまま待機状態となる。ソース電位は他の行からの信号読み出しが行われている間、その画素からの信号の値により、様々な値をとり得る。また、リング状ゲート電極電位は行毎に様々な値をとり得るが、s行目ではLowに設定され、リング状ゲートMOSFET63がオフ状態である。
続く図8(4)〜(6)に示す期間では、画素の信号読み出しが行われる。s行目t列目の画素62について代表してこの信号読み出し動作について説明するに、まず、ソース近傍p型領域47にホールを蓄積した状態で、図8(E)に示す垂直シフトレジスタ68の出力信号が、同図(H)に示すようにローレベルである期間(4)において、リング状ゲート電位制御回路70からリング状ゲート電極配線69に出力される制御信号により、リング状ゲート電極45の電位を図8(K)に示すように、LowからVg1に上げる。
ここで、上記の電位Vg1は、前述した各電位Low、Low1、Vddとの間に
Low≦Low1≦Vg1≦Vdd (ただし、Low<Vdd)
なる不等式が成立する電位である。また、上記の期間(4)ではスイッチSW1が図8(I)に示すようにオフ、スイッチSW2が同図(J)に示すようにオン、スイッチsc1が同図(M)に示すようにオン、スイッチsc2が同図(N)に示すようにオフとされる。
この結果、リング状ゲートMOSFET63のソースに接続されたソースフォロア回路が働き、リング状ゲートMOSFET63のソース電位は、図8(L)に示すように期間(4)ではS2(=Vg1−Vth1)となる。ここで、Vth1とはバックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがある状態での、リング状ゲートMOSFET63のしきい値電位である。このソース電位S2がオンとされているスイッチsc1を通してキャパシタC1に記憶される。
続く図8(5)に示す期間では、リング状ゲート電位制御回路70からリング状ゲート電極配線69に出力される制御信号により、リング状ゲート電極45の電位を図8(K)に示すようにHigh1に上げると同時に、同図(I)、(J)に示すようにスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフとすると共に、ソース電位制御回路75から出力されるソース電位を同図(L)に示すようにHighsに上げる。ここで、High1、Highs>Low1である。
上記の電位High1及びHighsの値は同じであっても異なっていてもよいが、設計の簡単のためにはHigh1、Highs≦Vddが望ましい。簡便な設定では、High1=Highs=Vddとする。また、リング状ゲートMOSFET63がオンして電流が流れないような電位設定にすることが望ましい。この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが上昇し、nウェル43のバリアを越えてホールがエピタキシャル層42に排出される(リセット)。
続く図8(6)に示す期間では、再び前記期間(4)と同じ信号読み出し状態にする。ただし、期間(4)とは異なり、図8(M)、(N)に示すように、スイッチsc1はオフ、スイッチsc2はオンとする。リング状ゲート電極は図8(K)に示すように期間(4)と同じVg1とする。しかし、この期間(6)では直前の期間(5)でホールが基板に排出されていて、ソース近傍p型領域47にはホールが存在しないので、リング状ゲートMOSFET63のソース電位は、図8(L)に示すように期間(6)ではS0(=Vg1−Vth0)となる。ここでVth0は、バックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがない状態でのリング状ゲートMOSFET63のしきい値電圧である。
このソース電位S0はオンとされたスイッチsc2を介してキャパシタC2に記憶される。差動アンプ78はキャパシタC1とC2の電位差を出力する。すなわち、差動アンプ78は(Vth0−Vth1)を出力する。この出力値(Vth0−Vth1)は、ホール電荷による電位変化分である。その後、水平シフトレジスタ79から出力される図8(F)に示すパルスのうち、同図(O)に示すt列目の出力パルスに基づき、図7の出力スイッチswtがオンとされ、このswtのオン期間に図8(P)にハッチングにより模式的に示すように、差動アンプ78からのホール電荷による電位変化分が画素62の出力信号Voutとしてセンサ外へ出力される。
続いて、図8に(7)で示す期間では、再びリング状ゲート電極45の電位を図8(B)に示すようにLowにし、ソース近傍p型領域47にはホールがない状態で、全ての行の信号処理が終了するまで(s+1行〜n行の画素の読み出しが終了するまで)待機する。これらの読み出し期間中、フォトダイオード64では光電変換効果によるホールの蓄積が進行している。その後、前記期間(1)に戻って、ホールの転送から繰り返す。これにより、各画素から図8(G)に示す出力信号が読み出される。すべての画素から信号を読み出すと、再び次のフレームが開始される。
上記の図6(A)、(B)に示す構成の固体撮像装置は、リング状のゲート電極45を持つリング状ゲートMOSFET63が増幅用MOSFETであり、図7に示したように各画素内に増幅用MOSFETを持つという意味で、CMOSセンサの一種である。そして、このCMOSセンサは、フォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素のリング状ゲート電極の下のソース近傍p型領域47に一斉に転送されるようにすることで、グローバルシャッタを実現している。
なお、図8の期間(5)のリセット時のソース電極配線74の電位供給は、ソース電位制御回路75から供給する以外の次の方法もある。すなわち、上記期間(5)でスイッチSW1、SW2をともにオフとして、ソース電極配線74をフローティングにする。ここでリング状ゲート電極配線69の電位をHigh1とすると、リング状ゲートMOSFET63がオン状態となり、ソース電極にドレインから電流が供給され、ソース電極電位が上昇する。
この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが持ち上げられ、nウェル43のバリアを越えて、ホールがp型エピタキシャル層42に排出される(リセット)。ホールが完全に排出されたときのソース電極電位は、High1−Vth0になる。この方法では、ソース電位制御回路75のうち、Highsを供給するトランジスタを削減することができ、その結果、チップ面積を減らすことができる。
なお、図7の画素62の回路構成は簡略化して示してある。画素62の回路は、厳密には、転送ゲートMOSFET65のソースとリング状ゲートMOSFET63のバックゲートとの間に、リング状ゲート電極配線69と転送ゲート電極配線71の各電位に連動したスイッチが設けられる構成である。このスイッチは、リング状ゲート電極配線69の電位Low1と、転送ゲート電極配線71の電位Low2との間に、Low1≦Low2の関係があるときはオン状態になり、Low1>Low2の関係があるときにはオフ状態になる。
このスイッチを設けることにより、リング状ゲート電極45(電位Low1)の下の基板電位が、転送ゲート電極61(電位Low2)の下の基板電位よりも高くなっていて、リング状ゲート電極45(電位Low1)の下の基板電位がバリアとして働き、ホールがソース近傍p型領域47に達することができないという現象を回路的に表現できる。しかしながら、転送時は上記のLow1≦Low2の条件は、電位制御回路70、72等により常に満たされているので、図7ではこのスイッチを省略して図示している。
上記の構成及び動作をするグローバルシャッタ型CMOSセンサでは、露光は各ライン毎にタイミングがずれることなく同一の1フレーム期間で行われる。これは図8の期間(1)に当たる。一定期間の露光後、グローバルシャッタ型CMOSセンサ202内の転送ゲート(図7の転送ゲートMOSFET65等)により、全画素の電荷が一斉に各画素の所定領域(図7のリング状ゲートMOSFET63のバックゲート(図6(B)のソース近傍p型領域47))に転送される。これは図8の期間(2)に当たる。その後、読み出し回路により、読み出し期間内で、順次各画素からの信号が読み出される。これは図8の期間(3)〜(7)に当たる。これにより、移動する被写体を撮像した場合でも、撮像画像は同一時刻で露光した画像であるので、被写体の画像と異なる画像歪みは発生しない。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、半導体の導電型であるp型、n型を以上の実施の形態とは反対導電型に作り、電荷として電子を用い、ポテンシャルの方向を逆にとれば、各実施の形態と全く同じ効果が得られることは勿論である。
本発明の固体撮像装置の一実施の形態の構成図である。 図1中のH−H’線に沿う装置断面の模式図である。 図1中のY−Y’線に沿う装置断面の模式図である。 図1中のZ−Z’線に沿う装置断面の模式図である。 図1中のV−V’線に沿う装置断面の模式図である。 本発明の1画素分の素子構造の一例の平面図と、そのX−X‘線に沿う縦断面図である。 本発明の固体撮像装置の全体構成を電気等価回路で示した図である。 図7の等価回路の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の固体撮像装置の一例の等価回路図である。 図9の動作説明用タイミングチャートである。
符号の説明
43 nウェル
45 リング状ゲート電極
46 n型ソース領域
47 ソース近傍p型領域
48 n型ドレイン領域
49 埋め込みp型領域
50、64 フォトダイオード
51 転送ゲート電極
52、66 ドレイン電極配線
53、69 リング状ゲート電極配線
54、74 ソース電極配線(出力線)
55、71 転送ゲート電極配線
61、101、202 画素敷き詰め領域
62 画素
63 リング状ゲートMOSFET
65 転送ゲートMOSFET
102 電位制御回路
103 垂直シフトレジスタ
104 CDS回路
105 水平シフトレジスタ
106 アンプ
107 ADC(AD変換器)
108 デジタル信号処理回路
109 信号発生回路
110 p基板
111、116、122、132 nウェル
112 画素敷き詰め領域内のn-ウェル
113、117、123、133 pウェル
114、118、124、129 埋め込みのp-型領域
115、119、125、130 リング状ゲート電極
121、131、134 ゲート回路
201 駆動等制御回路領域
203 ADC等回路領域
204 信号処理等回路領域
205 CDS等回路領域



Claims (4)

  1. 光電変換領域に光電変換されて蓄積された電荷を、電荷転送手段で信号出力用トランジスタへ転送し、前記信号出力用トランジスタが入力された電荷の量を電位の変化として出力する固体撮像装置であって、
    第1の導電型の基板の表面に、それぞれ第2の導電型の第1のウェルと第2のウェルとが互いに分離して形成され、前記第2のウェルよりも不純物濃度が低くされた前記第1のウェル内に、第1の導電型の前記光電変換領域と前記信号出力用トランジスタの第2の導電型のソース領域及びドレイン領域とを少なくとも含む画素敷き詰め領域を形成し、
    前記第1のウェルよりも不純物濃度が高くされた前記第2のウェル内に、MOS型の電気回路を形成したことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記電気回路は、前記電荷転送手段及び前記信号出力用トランジスタを動作させる電位制御回路と、前記信号出力用トランジスタから出力される信号に対して相関二重サンプリングを行うCDS回路と、前記CDS回路から出力される信号を増幅するアンプと、前記アンプから出力される信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器から出力されるデジタル信号に対して信号レベル補正や画素欠陥補正などの所定の信号処理を行う信号処理回路とのうち、いずれか一以上の回路であることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 全画素の前記光電変換領域に被写体からの光を同時に露光し、露光期間に前記光電変換領域に蓄積した前記電荷を、前記電荷転送手段を介して前記信号出力用トランジスタへ全画素一斉に転送した後、各画素の前記信号出力用トランジスタから撮像信号を順次出力するグローバルシャッタ機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号出力用トランジスタは、
    前記第1のウェル上に絶縁膜を挟んで形成されたリング状ゲート電極と、前記第1のウェル内に該第1のウェルと電気的に一体化するよう形成された高濃度の前記第2の導電型のドレイン領域と、前記リング状ゲート電極の中心開口部に対応する前記第1のウェル内の位置に設けられた前記第2の導電型のソース領域と、前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記ドレイン領域まで達しないように前記第1のウェル内に設けられた第1の導電型のソース近傍領域とからなり、
    前記電荷転送手段は、前記絶縁膜上の前記リング状ゲート電極と前記光電変換領域の間の、前記第1のウェル上に前記絶縁膜を挟んで設けられた転送ゲート電極を有することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。




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