JP4651968B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関し、さらに詳しくは、孔版印刷装置等を含む印刷装置に関する。
多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体製のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な印刷ドラム(以下、「版胴」と言い替える)と、熱可塑性樹脂フィルムに、和紙繊維または合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造の感熱孔版マスタ(以下、「マスタ」という)とを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム部分をサーマルヘッドで加熱穿孔・製版した後に版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段で版胴の内周面に適量のインキを供給して、プレスローラや圧胴あるいは中押しローラと呼ばれる押圧手段で印刷用紙(以下、単に「用紙」という)を版胴上の製版済みのマスタに押圧することにより、版胴開孔部、マスタ穿孔部より滲み出たインキを用紙に転移させて印刷を行う感熱デジタル式の孔版印刷装置が知られている。
このような孔版印刷装置では、通常、版胴のホームポジションや、給紙開始のトリガを与えるための給紙開始位置、マスタを版胴に巻装開始するために版胴が停止する給版位置、版胴上の使用済みのマスタを剥離・排版するための排版位置、あるいは機密保持モード設定状態のときに版胴を装置本体から抜き出し不能とするロック位置等の版胴の回転位置を検知するために、孔版印刷装置本体(以下、「装置本体」という)奥側に位置する版胴の端板ないしは端板近傍には、該端板(エンドフランジとも呼ばれる)から版胴の回転中心線方向の外方に向けて突出し版胴の回転位置を検知される被検知部材としてのセンサフィラー(遮光板とも呼ばれる)が取り付け・固定されている。一方、センサフィラーが取り付けられている版胴の端板ないしは端板近傍に対向する装置本体側には、センサフィラーと係合することにより版胴の回転位置を検知する回転位置検知部材としての透過型の光学センサからなる位置センサが少なくとも1個取り付け・固定されている(特許文献1、2参照)。
このような孔版印刷装置において発生する問題点について、図11〜図17を参照しながら説明する。
図11(a)、(b)、図12(b)および図13(a)、(b)、(c)において、符号9は、版胴ユニットを、符号10は、孔版印刷装置の装置本体内に装着された多孔性円筒状の版胴を、符号10aは、版胴10の回転中心線を、符号11aは装置本体奥側に対向する版胴10の端板としての後フランジを、符号120は、後フランジ11aから外方に回転中心線10aとほぼ平行な方向に突出し版胴10の回転位置としての例えばホームポジションを検知される被検知部材としてのセンサフィラー120を、符号46は、装置本体奥側に配置された本体後側板を、符号15は、センサフィラー120が取り付けられている版胴10の後フランジ11aに対向する本体後側板46に配置されセンサフィラー120と係合することにより版胴10のホームポジションを検知するホームポジションセンサを、符号125は、ホームポジションセンサ15を本体後側板46に取り付け・固定するためのセンサブラケットを、それぞれ示す。
図11(a)、(b)および図13(a)等において、符号Yで示す両矢印は、版胴10の回転中心線10a方向と平行な版胴ユニット9の着脱方向(版胴幅方向、用紙幅方向ないしはマスタ幅方向でもある)を示す。
版胴10は、図11〜図13に示すように、版胴10の両端部に配置されたドラムフランジまたはエンドフランジとも呼ばれる一対の後フランジ11a、前フランジ11bと共に、支軸24と各後・前フランジ11a,11bの中央部に配設された図示しない転がり軸受を介して支軸24の周りに回転方向Aに回転自在に支持されている周知の構成をなす。
ホームポジションセンサ15は、版胴10の回転位置であるホームポジションを検知する回転位置検知部材としての機能を有する。ホームポジションセンサ15は、発光素子および受光素子を具備した透過型の光学センサ(フォトインタラプタ)からなる。ホームポジションセンサ15における上記発光素子と上記受光素子との間であって、上記発光素子から出射され上記受光素子で受光される光の光路となる空間を、以下、「スリット」という。
センサフィラー120は、後フランジ11aから版胴10の回転中心線10a方向と平行な方向の外方に向けて突出するように配置された凸状部材であり、遮光板とも呼ばれる。センサフィラー120は、正面視でほぼ倒立したL字状をなし、平面視でほぼ平坦な矩形状をなしていて、ホームポジションセンサ15のスリットと係合可能、すなわち同センサ15の上記発光素子および上記受光素子間の光路を安定的かつ確実に遮ることが可能な遮光用の平坦係合部120aと、後フランジ11aにねじ等で取り付け・締結される被取付部120bとを備えている。
平坦係合部120aにおける版胴10の回転方向Aの下流端は、ホームポジションセンサ15の上記光路を安定的かつ確実に遮るために、自身における版胴10の回転方向Aの下流端形状が版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な直線状をなす。版胴10のホームポジションを検知するタイミングは、通常、平坦係合部120aの上記下流端がホームポジションセンサ15の上記光路を遮蔽開始する時、つまり平易に言えばホームポジションセンサ15のスリットと平坦係合部120aの上記下流端との係合状態が開始する時に設定されている。
ホームポジションセンサ15は、図11(a)、(b)および図12(b)に示したものに限らず、図12(a)に示すように、機密保持モード設定状態のときに版胴10を装置本体から抜き出し不能とするロック位置を占めていることを検知するための透過型の光学センサからなるロック位置センサ16をホームポジションセンサ15と共に、センサブラケット125に代えたセンサブラケット125Aを介して本体後側板46に取り付け・固定される場合もある。
センサブラケット125およびセンサブラケット125Aは、例えば板金で一体的に形成されていて、一般的にねじ等の締結手段によって本体後側板46に位置決めされて締結・固定される。ホームポジションセンサ15およびロック位置センサ16は、一般的に、図示しない凸状の嵌合部をそれぞれの背面壁に備えていて、センサブラケット125およびセンサブラケット125Aにそれぞれ形成された凹状の被嵌合部(図示せず)に上記図示しない凸状の嵌合部が嵌合されることで、センサブラケット125およびセンサブラケット125Aにはめ込み式に固定される。勿論、各センサ15,16は、ねじ等の締結手段によってセンサブラケット125,125Aに締結・固定される場合もある。
給紙開始のトリガを与えるための給紙開始位置を検知する図示しない給紙開始位置センサ、マスタを版胴10に巻装開始するために版胴10が停止する給版位置を検知する図示しない給版位置センサや、版胴上の使用済みのマスタを剥離・排版するための排版位置を検知する図示しない排版位置センサも、ホームポジションセンサ15およびロック位置センサ16と同様の透過型の光学センサからなり、それぞれ図示しないセンサブラケットを介して、版胴10の回転中心線10aに対向する本体後側板46のほぼ同一円周上の適宜の位置にセンサフィラー120の平坦係合部120aと係合可能にはめ込み・固定される。
以下、ホームポジションセンサ15、ロック位置センサ16、上記図示しない給紙開始位置センサ、上記図示しない給版位置センサ、上記図示しない排版位置センサは、本体後側板46に対する取付位置のみ相違することに着目して、ホームポジションセンサ15(以下、一般化・説明の簡単化のために「位置センサ15」と言い替える)を代表してその細部を説明することとする。
同様に、以下、センサブラケット125およびセンサブラケット125Aは、本体後側板46に対する取付位置および形状のみ相違することに着目して、センサブラケット125を代表してその細部を説明する。センサブラケット125は、位置センサ15をはめ込み式に固定するセンサ取付部125aと、本体後側板46にねじ等で締結・固定される被取付部125bとを備えている。
以下、位置センサ15、センサフィラー120、センサブラケット125等の実施例的な細部の形状は、図12(a)、(b)の斜視図に示したとおりであるが、正面図、平面図および側面図に示すときには、後述する実施形態等を含めてそれぞれの機能を損なわない程度に簡略化して示すものとする。すなわち、位置センサ15のリード線、コネクタ形状および締結用のねじ等を省略すると共に、センサフィラー120の平坦係合部120a等のほぼ中央部においての「く」字状の若干の曲げ形状および被取付部の120bの締結用のねじ等を随時省略するものとする。また、センサフィラー120、センサブラケット125等の板厚は、誇張・拡大して示す。
通常の孔版印刷装置では、版胴外周面上への用紙の巻き上がりや用紙搬送ミス等により発生したジャム用紙の処理やジャムしたマスタの処理、版胴周辺に配置されている各装置部の保守整備・清掃、あるいは色替えのために、図13(a)、(b)、(c)および図14に示すように、版胴10が版胴10の内部に設けられた後述するインキ供給手段(図示せず)、インキ供給装置34および支軸24等と共にドラムユニットとも呼ばれる版胴ユニット9を構成していて、その版胴ユニット9が装置本体に対して着脱自在に構成されている。符号36は、版胴ユニット9を着脱可能に支持するユニット支持手段を示す。版胴ユニット9およびユニット支持手段36の細部構成は、後述する。
図13においては、位置センサ15およびセンサブラケット125の図示を省略している。また、同図において、符号SAは、版胴10上の製版済みのマスタ61に貼り付き・巻き付いてしまった用紙Sを取り除こうとした場合に取り除き切れなかった未処理のジャム用紙である残ジャム紙を示す。
版胴ユニット9は、図13(a)に示すように版胴ユニット9が装着位置を占めている状態から、図示しない取っ手を持って図13(b)に示すように把持フレーム32のコロ対33が支持フレーム37上を転動させながら図中矢印で示すユニット引き出し方向Ybに移動させることで版胴ユニット9をして装置本体から離脱した離脱位置を占めさせることができる。支持フレーム37および上記図示しない取っ手を持って図13(c)に示すように把持フレーム32のコロ対33を先頭にして支持フレーム37上を転動させながら図中矢印で示すユニット挿入方向Yaに移動させることで、支軸24の後端部が位置決め部材38に挿入・支持されると共に、版胴ギヤ35と図示しない駆動ギヤとが噛み合うことで、版胴ユニット9をして装着位置を占めさせることができる。
上述したとおり、通常の孔版印刷装置においては、版胴10が版胴ユニット9を構成していて、装置本体内に装着された版胴10の後フランジ11aおよび該後フランジ11aに対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な方向に突出するように配置された凸状部材としてのセンサフィラー120および位置センサ15を有している。
特開平11−309844号公報 特開2002−361995号公報
しかしながら、センサフィラー120および位置センサ15は、版胴10の後フランジ11aおよび本体後側板46からそれぞれ回転中心線10aとほぼ平行な方向に突出し露出した状態で配置されているため、図15に示す用紙Sの巻き上がり等によって版胴10の外周面に巻き付いた用紙Sが、センサフィラー120や位置センサ15に絡まってしまうことで、結果的に、図16に示すようにセンサフィラー120を変形させたり、センサブラケット125から位置センサ15を取り外したり、ひいては位置センサ15を破損させたりする不具合を発生させるという問題点があった。
ここで、「用紙Sの巻き上がり」とは、製版済みのマスタ61における多孔質支持体の繊維間を通過したインキが熱可塑性樹脂フィルムの穿孔部分より滲出し用紙Sに転移して印刷が行われるために、用紙Sがインキの粘着力で版胴10上の製版済みのマスタ61に貼り付いて排出されない不具合現象をいう。
具体例を挙げると、例えば、「先端余白が非常に少ない製版画像を有する製版済みのマスタ61」を用いて用紙Sに印刷した場合や、「先端余白が少なく、かつ、先端余白寄りの部位にベタ部の多い製版画像を有する製版済みのマスタ61」を用いて用紙Sに印刷した場合、その用紙Sは排紙部7を構成している排紙爪114による機械的な剥離作用およびその先端から所定のタイミングで吐出するエアによる剥離作用、剥離ファン119からの送風による剥離作用によっても剥離することができずに、吸着搬送ユニット8へ搬送されずにインキの粘着力で版胴10上の製版済みのマスタ61に貼り付き・巻き付いてしまう。
その後、図13(a)、(b)、(c)に示すように、版胴10上の製版済みのマスタ61に貼り付き・巻き付いてしまった用紙Sを取り除こうと、版胴ユニット9を抜き差しした時、取り除き切れなかった残ジャム紙SAが、センサフィラー120に絡まったり、あるいは版胴10の後フランジ11aとフレーム後側板30との間に入り込み、版胴10の回転時にセンサフィラー120が残ジャム紙SAに引っ掛かるため、残ジャム紙SA絡まったセンサフィラー120が位置センサ15のスリットを通過する際に、図16に示すようにセンサフィラー120を変形させたり、センサブラケット125からの位置センサ15の外れを起こしたり、あるいは位置センサ15を破損させたりする。
なお、版胴10上の使用済みのマスタ61の排版ミス等によるジャムしたマスタが原因で上記と同様の不具合を発生するような場合も極めて稀にはあり得る。
上述したように、特に、一般的な感熱デジタル式の製版印刷一体型の孔版印刷装置においては、印刷版としてマスタを使用して自動的に給版・着版・排版する必要があるため、版胴の回転位置を精度良く検知して版胴をして所定の停止位置や作動位置を占めさせるよう制御することが重要となっている。それ故に、上記不具合を簡単な手段で、かつ、最小限のコストアップで解消することが急務となっている。
従って、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、装置本体内に装着された版胴の端板近傍および端板近傍に対向する装置本体のうちの少なくとも一方において、版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置された凸状部材に、ジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部を設けることにより、センサフィラーを変形させたり、センサブラケットからの位置センサの外れを起こしたり、位置センサを破損させたりすることを未然に防止できる印刷装置を提供することを主な目的としている。また、これを簡単な構成・手段で、かつ、最小限のコストアップで実現することも目的としている。
本発明は、上述した課題を解決して前記目的を達成するために、請求項ごとの発明においては以下の構成を採っていることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜した傾斜部が設けられた凸状部材を有し、上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、上記被検知部材は、上記傾斜部と、上記回転位置検知部材と係合可能であって上記回転中心線とほぼ平行な平坦係合部とを具備していることを特徴とする。
ここで、「版胴の端板近傍」とは、端板そのものを含む他、端板の外周縁部に取り付けられている版胴の両端部の外周縁部等も含む広い部位を指す。
「版胴の回転中心線とほぼ平行な方向」とは、版胴の回転中心線と平行な方向を含む他、例えば設計上の公差範囲内における版胴の回転中心線と平行な方向も含むことを意味する(以下、同じ)
・・・傾斜部が設けられた凸状部材」とは、傾斜部を凸状部材に一体的に形成した場合と、傾斜部を凸状部材に別体的に設けた場合との両方を含むことを意味する。また、凸状部材は、端板自体に一体的に形成されている場合(厳密な用語表現では「凸状部」)や、端板の外周縁部に取り付けられている版胴の両端部の外周縁部等に一体的に形成されている場合(厳密な用語表現では「凸状部」)も含む広い概念の用語である。「凸状部材」には、被検知部材や回転位置検知部材の他に、別の凸状部材(あるいは凸状部)も含まれることはいうまでもない(以下、同じ)。
請求項2記載の発明は、装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜した傾斜部が設けられた凸状部材を有し、上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、上記被検知部材は、上記傾斜部と、該傾斜部の一部をなすと共に上記回転位置検知部材と係合可能であって上記回転中心線とほぼ平行な係合部とを具備しており、上記回転位置を検知するタイミングを、上記回転位置検知部材と上記係合部との係合状態が終了する時に設定したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、傾斜部が設けられた凸状部材を有し、上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、上記傾斜部は、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて90度以下の角度をなして傾斜し上記回転位置検知部材を保護するように該回転位置検知部材側に配置されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の印刷装置において、上記傾斜部を弾性材で形成したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項ないしの何れか一つに記載の印刷装置において、上記回転位置検知部材は、上記回転中心線に対向する上記装置本体のほぼ同一円周上に複数配置されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の印刷装置において、上記回転位置検知部材は、透過型の光学センサであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1ないしの何れか一つに記載の印刷装置において、上記版胴は、上記装置本体に対して着脱自在な版胴ユニットを構成していることを特徴とする。
本発明によれば、上述したような従来の印刷装置の有する諸問題点を解決して新規な印刷装置を提供することができる。本発明の主要な効果を挙げれば次のとおりである。
本発明によれば、凸状部材(例えば被検知部材、回転位置検知部材)に絡まりつこうとするジャム用紙等を、装置本体内に装着された版胴の端板近傍および端板近傍に対向する装置本体のうちの少なくとも一方に設けた傾斜部により案内し逃がすことによって、凸状部材へのジャム用紙等の絡まりをなくすことができるので、凸状部材(例えば被検知部材としてのセンサフィラー)を変形させたり、例えば回転位置検知部材側のセンサブラケットからの回転位置検知部材(例えばホームポジションセンサ等の位置センサ)の外れを起こしたり、例えば回転位置検知部材(例えばホームポジションセンサ等の位置センサ)を破損させたりすることを、比較的簡単な構成でかつ最小限のコストアップで未然に防止することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態および実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。上述した背景技術、実施形態や変形例等に亘り、同一の機能および形状等を有する部材や構成部品等の構成要素については、同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がないものは適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素をそのまま引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
まず、図17を参照して、本発明の一実施形態を適用する印刷装置の一例としての感熱デジタル式の製版印刷一体型の孔版印刷装置1の全体構成とその動作について説明する。
図17において、符号50は、孔版印刷装置1の装置本体の骨組みをなす装置本体フレームを示す。装置本体フレーム50の上部にある、符号4で示す部分は画像読取部を構成し、その下方の符号5で示す部分は製版給版部、その左下方に符号2で示す部分は版胴10およびプレスローラ23等が配置された印刷部、その左上方の符号3で示す部分は排版部、製版給版部5の下方の符号6で示す部分は給紙部、装置本体フレーム50の左下方の符号7で示す部分は排紙部を、それぞれ示している。
孔版印刷装置1の動作についてその細部構成を含めて以下に説明する。
まず、画像読取部4の上部に配置された原稿載置台(図示せず)に、印刷すべき画像を持った原稿60を載置し、図示しない操作パネルに配置されている製版スタートキー(図示せず)を押す。この製版スタートキーの押下に伴い、先ず排版工程が実行される。すなわち、この状態においては、印刷部2の版胴10の外周面に前回の印刷で使用された使用済みマスタ61bが装着されたまま残っている。
先ず、版胴10が回転方向Aと反対の反時計回り方向に回転し、版胴10外周面の使用済みマスタ61bの後端部が排版部3における排版剥離ローラ対71a,71bに近づくと、同ローラ対71a,71bは回転しつつ一方の排版剥離ローラ71aで使用済みマスタ61bの後端部をすくい上げ、排版剥離ローラ対71a,71bの左方に配設された排版コロ対73a,73bと排版剥離ローラ対71a,71bとの間に掛け渡された排版搬送ベルト対72a,72bで矢印X1方向へ搬送されつつ排版ボックス74内へ排出され、使用済みマスタ61bが版胴10の外周面から引き剥がされ排版工程が終了する。このとき版胴10は反時計回り方向への回転を続けている。剥離排出された使用済みマスタ61bは、その後、圧縮板75により排版ボックス74の内部で圧縮される。
排版工程と並行して、画像読取部4では原稿読取が行われる。すなわち、図示しない原稿載置台に載置された原稿60は、分離ローラ81、前原稿搬送ローラ対82a,82bおよび後原稿搬送ローラ対83a,83bのそれぞれの回転により矢印X2からX3方向に搬送されつつ露光読み取りに供される。このとき、原稿60が多数枚あるときは、分離ブレード84の作用でその最下部の原稿のみが搬送される。原稿60の画像読み取りは、コンタクトガラス85上を搬送されつつ、蛍光灯86により照明された原稿60の表面からの反射光を、ミラー87で反射させレンズ88を通して、CCD(電荷結合素子)等からなる画像センサ89に入射させることにより行われる。その画像が読み取られた原稿60は原稿トレイ80A上に排出される。画像センサ89で光電変換された電気信号は、装置本体フレーム50内の図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に入力されデジタル画像信号に変換される。
一方、この画像読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像情報に基づき製版および給版工程が行われる。すなわち、製版給版部5の所定部位にセットされたマスタ61は、ロール状に巻かれたロール状態から引き出され、サーマルヘッド91にマスタ61を介して押圧しているプラテンローラ92、および送りローラ対93a,93bの回転により、間欠的に搬送路の下流側に搬送される。このように搬送されるマスタ61に対して、サーマルヘッド91の主走査方向に一列に配列された多数の微小な発熱素子が、前記A/D変換基板から送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱素子に接触しているマスタ61の熱可塑性樹脂フィルム部分が溶融穿孔される。このように、画像情報に応じたマスタ61の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
画像情報が書き込まれた製版済みマスタ61aの先端は、給版ローラ対94a,94bにより版胴10の外周部側へ向かって送り出され、図示しないガイド部材により進行方向を下方へ変えられ、図示する給版位置状態にある版胴10の拡開した二点鎖線で示すクランパ22へ向かって垂れ下がる。このとき版胴10は、排版工程により使用済みマスタ61bを既に除去されている。
そして、製版済みマスタ61aの先端が、一定のタイミングでクランパ22によりクランプされると、版胴10は回転方向A(時計回り方向)に回転しつつ外周面に製版済みマスタ61aを徐々に巻きつけていく。製版済みマスタ61aの後端部は、製版完了後にカッタ95により一定の長さに切断される。
一版の製版済みマスタ61aが版胴10の外周面に巻装されると製版および給版工程が終了し、印刷工程が開始される。先ず、給紙台51上に積載されたシート状記録媒体としての用紙Sの最上位の1枚が、給紙コロ111および分離コロ対112a,112bによりレジストローラ対113a,113bに向けて矢印X4方向に送り出され、さらにレジストローラ対113a,113bにより版胴10の回転と同期した所定のタイミングで印刷部2の印刷ニップ部に送られる。送り出された用紙Sが、版胴10とプレスローラ23との間にくると、版胴10の外周面下方に離間していたプレスローラ23が上方に移動されることにより、版胴10の外周面に巻装された製版済みマスタ61aに押圧される。こうして、版胴10の開孔部分および製版済みマスタ61aの穿孔部分からインキが滲み出し、この滲み出たインキが用紙Sの表面に転移されて、印刷画像が形成される。
この時、版胴10の内周側では、支軸24を兼ねるインキ供給管24に形成された複数のインキ供給孔24aからインキローラ25とドクターローラ26との間に形成されるインキ溜まり27にインキが滴下して供給され、版胴10の回転方向と同一方向に、かつ、版胴10の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインキローラ25により、インキが版胴10の内周側に供給される。
印刷部2において印刷画像が形成された用紙Sは、排紙部7において版胴10の外周面に近接自在に設けられた排紙爪114による剥離作用およびその先端から所定のタイミングで吐出するエアによる剥離作用ならびに剥離ファン119からの送風による剥離作用によって版胴10から剥がされ、吸着搬送ユニット8を構成する吸着用ファン118による吸引力で、吸着排紙入口ローラ115および吸着排紙出口ローラ116に掛け渡された多孔性の搬送ベルト117上に吸着されつつ、搬送ベルト117の反時計回り方向の回転により、矢印X5のように排紙部7の下流側へ向かって搬送され、排紙台52上に順次排出積載される。このようにしていわゆる試し刷り(または版付け印刷とも呼ばれる)が終了する。
次に、上記操作パネルに配置されている図示しないテンキーで印刷枚数をセットし、上記操作パネルに配置されている図示しない印刷スタートキーを押すと前記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷および排紙の各工程がセットした印刷枚数分繰り返して行われ、孔版印刷の全工程が終了する。
位置センサ15、センサフィラー120、版胴ユニット9およびユニット支持手段36について、補足説明をする。
回転位置検知部材として透過型の光学センサからなる位置センサ15を採用し、
被検知部材としてセンサフィラー120を採用したのは、版胴10の回転位置の検知精度が良好で、かつ、耐久・信頼性等を十分に確保できるからである。版胴10の後フランジ11a近傍および該後フランジ11a近傍に対向する本体後側板46のうちの少なくとも一方において、版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な方向に突出するように配置された凸状部材としての回転位置検知部材・被検知部材としては、例えば反射型の光学センサや、マイクロスイッチおよびこれと係合可能な凸状の作動部材なども含まれるが、これらでは一般的に透過型の光学センサを採用した場合ほどの優れた上記効果を得られない。
センサフィラー120は、例えば比較的薄い板金(例えば 〜 mm程度)で一体的に形成されている。残ジャム紙SA等がセンサフィラー120に絡まることによるセンサフィラー120自体の変形を防ぐ点からだけ述べれば、センサフィラー120を形成している板金等の板厚を厚くしたり、強度アップの形状にしたりすればそれで済むが、残ジャム紙SA等がセンサフィラー120に絡まることによる位置センサ15の脱落や破損を招いてしまうことにより、このような強度対策では本発明の課題を解決するための本質的な手段とはならない。
版胴ユニット9は、版胴10を回転自在に支持する上記支軸24と、版胴10を挟んで支軸24の両端部に固着されたフレーム後側板30およびフレーム前側板31と、フレーム後側板30およびフレーム前側板31の間に掛け渡され固着された把持フレーム32と、把持フレーム32のフレーム後側板30寄りの後端部に転動自在に設けられた一対のコロ33と、後フランジ11aに固着され装置本体側に配設された図示しない駆動ギヤと噛み合う版胴ギヤ35と、フレーム前側板31に固着され後述するインキ供給管24(支軸24を兼ねる)へインキを供給するインキポンプ(図示せず)および内部にインキを貯容したインキパックを載置するインキパック受け台(共に図示せず)等を備えたインキ供給装置34等とから主に構成される。上記図示しない駆動ギヤは、版胴10を回転駆動する駆動モータ(図示せず)に図示しない周知の駆動力伝達手段(例えばタイミングプーリおよびタイミングベルト等)を介して連結されている。
把持フレーム32は、下向きに開口した断面ほぼコ字形状をなしていて、インキ供給装置34部位に配設されている図示しない取っ手と共に版胴ユニット9を持ち運ぶための形状を有している。
ユニット支持手段36は、本体後側板46と図示しない本体前側板との間に掛け渡され固着され一対のコロ33を転動自在に支持する支持フレーム37と、支軸24の後端部を位置決め支持する位置決め部材38とから主に構成される。
版胴ユニット9の着脱は、版胴10がホームポジションを占めたとき(図17において、版胴10のクランパ22がほぼ真上に位置する版胴10の回転位置)に限って可能となるように構成されている。
(第1の実施形態)
図1〜図3および図7(a)を参照して、第1の実施形態について説明する。
第1の実施形態は、図11(a)、(b)、図12(b)および図13(a)、(b)、(c)等に示した従来例ならびに図17に示した孔版印刷装置1と比較して、センサフィラー120に代えたセンサフィラー12を有することのみ相違し、他の構成は上記各図に示した構成および孔版印刷装置1と同様である。
センサフィラー12は、センサフィラー120と比較して、ジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部としての用紙案内傾斜部12cを自身の一部に備えている点が主に相違する。すなわち、センサフィラー12は、位置センサ15のスリットと係合可能であって版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な遮光用の平坦係合部12aと、後フランジ11aにねじ等で取り付け・締結される被取付部12bと、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側(進み側)から上流側(遅れ側)に向けて鋭角をなして傾斜している用紙案内傾斜部12cとを備えている。
センサフィラー12は、正面視でほぼ倒立したL字状をなし、平面視で擬似台形状をなしていて、例えばセンサフィラー120と同様の比較的薄い板金で一体的に形成されている。平坦係合部12aは、位置センサ15のスリットと係合可能、すなわち同センサ15の上記光路を安定的かつ確実に遮ることが可能な形状をなす。さらに詳しくは、平坦係合部12aは、センサフィラー120の平坦係合部120aと同様に、位置センサ15の上記光路を安定的かつ確実に遮るために、自身における版胴10の回転方向Aの下流端形状が版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な直線状をなす。版胴10のホームポジション等の回転位置を検知するタイミングは、従来と同様、図7(a)に示すように、平坦係合部12aの図中黒丸印で示す下流端が位置センサ15の上記光路を遮蔽開始する時、つまり位置センサ15のスリットと平坦係合部12aの上記下流端との係合状態が開始する時に設定されている。
用紙案内傾斜部12cは、後フランジ11aから外方に向けて回転中心線10aとほぼ平行に突出していて、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜していて、センサフィラー12の突出部分に絡みつくジャム用紙等を逃げやすく案内する機能を有する。
センサフィラー12が版胴10と共に進む回転方向Aに、ジャム用紙や紙片や残ジャム紙SA、あるいはジャムしたマスタやマスタ切断片等(以下、これらを総称して「残ジャム紙SA等」という)があった場合、この用紙案内傾斜部12cにより残ジャム紙SA等は図1(a)中矢印Bの方向へ案内されて逃げやすくなり、残ジャム紙SA等がセンサフィラー12に絡まりにくくなる。
残ジャム紙SA等がセンサフィラー12に絡まると、残ジャム紙SA等が絡みついたセンサフィラー12の平坦係合部12aが位置センサ15のスリットを通過する際に、センサフィラー12を変形させたり、センサブラケット125からの位置センサ15の外れを起こしたり、あるいは位置センサ15を破損させたりする不具合が発生するが、本実施形態では残ジャム紙SA等のセンサフィラー12への絡まりがなくなるので、上記不具合が発生しなくなる。従って、簡単な構成でかつ最小限のコストアップで上記不具合の発生を未然に防止することができる。
ここで、残ジャム紙SA等とは、ジャム用紙SAそのものの他、紙片あるいはジャムしたマスタやマスタ切断片等を含む広い概念用語を意味する。
用紙案内傾斜部12cの角度θは、上記作用・効果を考慮すると、より鋭角であることが望ましいが、45度以下の傾斜であればよいことを実験で確認済みである。なお、図3において、平坦係合部12aにつなげて、版胴10の回転方向Aの上流側(遅れ側)に二点鎖線で示したように延びた平坦係合部12a’の部分は、遮光部があまりに短いと誤検知と判断される場合もあることから、必要に応じて長さを変えるとよい。また全体的にタイミングを修正する場合、フィラー(遮光部)の長さを変えることで修正できる。つまり、単独の位置センサ15とセンサフィラー12とに着目してみた場合には、平坦係合部12a’の部分は本質的に必要のない遮光形状であることを付記しておく。
(変形例1)
図4〜図7を参照して、第1の実施形態の変形例1について説明する。
変形例1は、図1〜図3に示した第1の実施形態と比較して、センサフィラー12に代えたセンサフィラー18を有することのみ相違し、他の構成は第1の実施形態と同様である。
センサフィラー18は、センサフィラー12と比較して、用紙案内傾斜部12cに続いて直線状の下流端を含む形状として形成された平坦係合部12aを除去して、用紙案内傾斜部12cと同様の機能を有する用紙案内傾斜部18cを連続的に形成した点が主に相違する。すなわち、センサフィラー18は、用紙案内傾斜部18cの一部をなすと共に位置センサ15のスリットと係合可能であって版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な遮光用の係合部18aと、後フランジ11aにねじ等で取り付け・締結される被取付部18bと、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして連続的に傾斜した用紙案内傾斜部18cとを備えている。
センサフィラー18は、正面視でほぼ倒立したL字状をなし、平面視で台形状をなしていて、例えばセンサフィラー12と同様の比較的薄い板金で一体的に形成されている。係合部18aにおける版胴10の回転方向Aの上流端形状は、位置センサ15のスリットと係合可能、すなわち位置センサ15の上記光路を安定的かつ確実に遮るために、自身における版胴10の回転方向Aの上流端形状が版胴10の回転中心線10aとほぼ平行な直線状をなす。
用紙案内傾斜部18cは、後フランジ11aから外方に向けて回転中心線10aとほぼ平行に突出していて、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜していて、センサフィラー18の突出部分に絡みつくジャム用紙等を逃げやすく案内する機能を有する。
センサフィラー18が版胴10と共に進む回転方向Aに残ジャム紙SA等があった場合、本変形例ではセンサフィラー12の平坦係合部12aが形成されていないためセンサフィラー12と比べて、用紙案内傾斜部18cにより残ジャム紙SA等は図4(a)中矢印Bの方向へさらに確実に案内されてより確実に逃げやすくなり、残ジャム紙SA等がセンサフィラー18により一層絡まりにくくなる。
本変形例では、残ジャム紙SA等のセンサフィラー18への絡まりがより確実になくなるので、第1の実施形態と比べて上記不具合がより確実に発生しなくなる。従って、本変形例でも、簡単な構成でかつ最小限のコストアップで上記不具合の発生を未然に防止することができる。
用紙案内傾斜部18cの角度θは、第1の実施形態と同様である。なお、図6において、係合部18aにつなげて、版胴10の回転方向Aの上流側(遅れ側)に二点鎖線で示したように延びた係合部18a’の部分は、遮光部があまりに短いと誤検知と判断される場合もあることから、必要に応じて長さを変えるとよい。また全体的にタイミングを修正する場合、フィラー(遮光部)の長さを変えることで修正できる。つまり、単独の位置センサ15とセンサフィラー18とに着目してみた場合には、係合部18a’の部分は本質的に必要のない遮光形状であることを付記しておく。
本変形例では、用紙案内傾斜部18cに平坦係合部12aが形成されていないため、版胴ユニット9が装着位置を占めているときに着脱方向Yの位置のバラツキにより、センサフィラー18の係合部18aの下流端が位置センサ15のスリットを通過するタイミングがばらついてしまう。
そこで、図7(b)に示すように、位置センサ15からの出力信号のタイミングを、用紙案内傾斜部18cの一部をなす係合部18aの下流端が位置センサ15の上記光路を遮蔽開始する瞬間から、係合部18aの図中黒丸印で示す上流端が位置センサ15の上記光路を遮蔽終了する瞬間に、つまり位置センサ15のスリットと係合部18aの下流端との係合状態が終了する時に設定すべく制御方法を変更した。従って、版胴10の回転位置を従来と同様に精度高く確実に検知できる。
第1の実施形態および変形例1は、これに限らず、センサフィラー12,18を本体後側板46に配置し、位置センサ15を版胴10の後フランジ11aもしくはこの近傍に配置してもよい。
また、第1の実施形態および変形例1では、用紙案内傾斜部12cを備えたセンサフィラー12、用紙案内傾斜部18cを備えたセンサフィラー18を、部品点数の増加を抑えて安価に形成する点から比較的安価な板金で一体的に形成したが、これらの利点を望まなくてもよいのであれば、用紙案内傾斜部12c,18cに相当する部分を例えば板金等で別体的に形成してねじ等の結合手段で固定したりしても構わない。各センサフィラー12,18の形状は、従来のセンサフィラー120よりも強度的に有利になる形状として示されているが、これは上述したとおり本発明の本質的なものではないことを付記しておく。
(第2の実施形態)
図8および図9を参照して、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、図11(a)、(b)、図12(b)および図13(a)、(b)、(c)等に示した従来例ならびに図17に示した孔版印刷装置1と比較して、センサブラケット125に代えたセンサブラケット20を有することのみ相違し、他の構成は上記各図に示した構成および孔版印刷装置1と同様である。
別言すると、第2の実施形態は、第1の実施形態と比較して、凸状部材・被検知部材としてのセンサフィラー12側にジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部を設けたのに代えて、凸状部材・回転位置検知部材としての位置センサ15側にジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部を設けた点が主に相違する。
センサブラケット20は、センサブラケット125と比較して、ジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部としての用紙案内傾斜部20cを自身の一部に備えている点が主に相違する。すなわち、センサブラケット20は、位置センサ15をはめ込み式に固定するセンサ取付部20aと、本体後側板46にねじ等で締結・固定される被取付部20bと、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側(進み側)から上流側(遅れ側)に向けて鋭角をなして傾斜し位置センサ15を保護する状態に形成された用紙案内傾斜部20cとを備えている。
センサブラケット20は、例えば板金で一体的に形成されていて、ねじ等の締結手段によって本体後側板46に位置決めされて締結・固定される。センサブラケット20の用紙案内傾斜部20cには、版胴10の回転中心線10aを中心として位置センサ15のスリットと同一円周に位置するように切欠溝20dが形成されている。用紙案内傾斜部20cは、センサフィラー120の平坦係合部120a等により引っ掛けられたきた残ジャム紙SA等を逃げやすく案内する機能を有する。
図8(a)において、用紙案内傾斜部20cの角度θaは、上記作用・効果を考慮すると、より鋭角であるほうが強度的にも望ましいが、位置センサ15を保護する観点から90度以下の傾斜であればよいことを実験で確認済みである。なお、図8(a)において、版胴10の後フランジ11aを本体後側板46の外壁面とほぼ平行であるとみなして、符号11aに括弧を付して区別することにより用紙案内傾斜部20cの角度θaを表している(後述する変形例2でも同じ)。
図9に示すように、センサフィラー120の平坦係合部120a等が残ジャム紙SA(図9には図示せず)を引っ掛けながら版胴10と共に回転方向Aに回転してきた場合、センサブラケット20の用紙案内傾斜部20cにより残ジャム紙SA等は図8(a)中矢印Cの方向へ案内されて逃がされるので、残ジャム紙SA等と位置センサ15との接触が回避される。なお、図9に示した位置センサ15およびセンサブラケット20は、版胴10の回転中心線10aを中心として本体後側板46の上部に配置した状態で表したものであるが、実質的に図8に図示したものと同様である。
残ジャム紙SA等が位置センサ15のスリット部等に絡まると、センサフィラー120を変形させたり、センサブラケット20からの位置センサ15の外れを起こしたり、あるいは位置センサ15を破損させたりする不具合が発生するが、本実施形態によれば、残ジャム紙SA等がセンサブラケット20の用紙案内傾斜部20cによって傾斜方向へ案内され逃がされるので、上記不具合が発生しなくなる。従って、本実施形態でも、簡単な構成でかつ最小限のコストアップで上記不具合の発生を未然に防止することができる。センサブラケット20を比較的安価な板金で一体的に形成したので、部品点数を減少させる点およびコスト的には次に述べる変形例2よりコスト的にも有利である。
(変形例2)
図10を参照して、第2の実施形態の変形例2について説明する。
変形例2は、図8および図9に示した第2の実施形態と比較して、用紙案内傾斜部20c等を備えたセンサブラケット20に代えて、従来とほぼ同様のセンサブラケット125Aを有する点、およびジャム用紙等の絡まりを防止するための傾斜部を弾性材で形成した用紙案内傾斜部材21をセンサブラケット125Aと別体的に有する点が主に相違し、他の構成は第2の実施形態の構成および孔版印刷装置1と同様である。
センサブラケット125Aは、センサブラケット125と比べて、用紙案内傾斜部材21を取り付け・固定する分だけセンサ取付部125aの形状を大きく形成したことのみ相違する。
用紙案内傾斜部材21は、版胴10の回転方向Aに沿う後フランジ11aに対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜し位置センサ15を保護する状態に形成された用紙案内傾斜面21aと、版胴10の回転中心線10aを中心として位置センサ15のスリットと同一円周に位置するように形成された切欠溝21bとを備えている。用紙案内傾斜面21aは、センサフィラー120の平坦係合部120a等により引っ掛けられたきた残ジャム紙SA等を逃げやすく案内する機能を有する。
用紙案内傾斜部材21は、樹脂(例えばポリアセタール(POM))や、弾性材(例えばJIS A20〜80のポリウレタンゴム(PUR))で一体的に形成されている。樹脂で形成した場合、樹脂部のみが外れるようにまたは破壊されるようにして、板金製のセンサブラケット125Aを変形させないようにする。弾性材で形成した場合、その永久変形を防ぐものである。弾性材としては、他の適宜のゴム等でも構わない。
用紙案内傾斜部材21は、センサブラケット125のセンサ取付部125a側に例えばねじ等の締結手段や、適宜の接着剤や両面接着テープ等で取り付け・固定される。図10(a)において、用紙案内傾斜面21aの角度θaは、第2の実施形態と同様である。
図9に示したセンサフィラー120を借りて説明すると、センサフィラー120の平坦係合部120a等が残ジャム紙SA(図9には図示せず)を引っ掛けながら版胴10と共に回転方向Aに回転してきた場合、用紙案内傾斜部材21の用紙案内傾斜面21aにより残ジャム紙SA等は図10(a)中矢印Cの方向へ案内されて逃がされるので、残ジャム紙SA等と位置センサ15との接触が回避される。
従って、本変形例によっても、残ジャム紙SA等が用紙案内傾斜部材21の用紙案内傾斜面21aによって傾斜方向へ案内され逃がされるので、比較的簡単な構成でかつコストアップを抑えて、第2の実施形態と同様に上記不具合の発生を未然に防止することができる。また、第2の実施形態のように傾斜部を板金からなるセンサブラケット20で形成すると、悪い条件が重なった場合には変形する虞があるが、ゴム等の弾性材で形成すれば永久変形してしまって復元しなくなるようなことがなくなる。また、弾性材でない比較的固い樹脂等のものを板金製のセンサブラケットに別体として取り付けておけば、その樹脂部の外れないしは破壊のみとなるので、板金(センサブラケット)の永久変形を防ぐことができる。
第2の実施形態および変形例2は、これに限らず、センサブラケット20および位置センサ15、センサブラケット125A、用紙案内傾斜部材21および位置センサ15を版胴10の後フランジ11aもしくはこの近傍に配置し、センサフィラー120を本体後側板46に配置してもよい。
第2の実施形態および変形例2は、上記不具合を解決するための手段・構成が簡素で、かつ、最小限のコストアップに抑えたりすることを望まなくてもよいのであれば、これに限らず、第2の実施形態のセンサブラケット20と第1の実施形態のセンサフィラー12との組み合わせ、第2の実施形態のセンサブラケット20と変形例1のセンサフィラー18との組み合わせ、変形例2の用紙案内傾斜部材21と第1の実施形態のセンサフィラー12との組み合わせ、または変形例2の用紙案内傾斜部材21と変形例1のセンサフィラー18との組み合わせで構成してもよい。
上記実施形態や変形例は、版胴ユニット9が装置本体フレーム50に対して着脱自在に構成された孔版印刷装置1などにおいて上記不具合が発生する確率が高いことに鑑みてこれを解決するためになされたことで、上述した効果が顕著となるものであったが、例えば保守点検整備等以外は、版胴が装置本体内に装着されたままの孔版印刷装置等でも上記不具合が発生する虞があるから、このような印刷装置にも適用可能である。
本発明は、孔版印刷装置を含む印刷装置に限らず、画像形成装置等において印刷用紙や転写材シートを含むシート状記録媒体に画像形成を行うための円筒状の回転体(例えばオフセット印刷機等の版胴や、像担持体としての感光体ドラム等を含む)の回転位置を検知するために回転体の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置された被検知部材およびこれと係合可能な回転位置検知部材(凸状部材)を具備する装置等にも適用可能である。
第1の実施形態を示す孔版印刷装置の要部を示す図であって、(a)は版胴、センサフィラー取り付け周りの平面図、(b)は同様部位の正面図、(c)は同様部位の側面図である。 図1における用紙案内傾斜部の角度を説明するための拡大平面図である。 第1の実施形態の要部を示す分解斜視図である。 変形例1を示す孔版印刷装置の要部を示す図であって、(a)は版胴、センサフィラー取り付け周りの平面図、(b)は同様部位の正面図、(c)は同様部位の側面図である。 図4における用紙案内傾斜部の角度を説明するための拡大平面図である。 図4の要部を示す分解斜視図である。 (a)は第1の実施形態における位置センサとセンサフィラーとの係合タイミングを、(b)は変形例1における同様の係合タイミングを説明する平面図である。 第2の実施形態を示す孔版印刷装置の要部を示す図であって、(a)は位置センサ、センサブラケット取り付け周りの平面図、(b)は同様部位の正面図、(c)は同様部位の側面図である。 図8の要部を別の方向から見て示す分解斜視図である。 変形例2を示す孔版印刷装置の要部を示す図であって、(a)は位置センサ、センサブラケット・用紙案内傾斜部材取り付け周りの平面図、(b)は同様部位の正面図、(c)は同様部位の側面図である。 従来の孔版印刷装置の要部を示す図であって、(a)はセンサフィラーと位置センサとの係合状態を示すの平面図、(b)は同様部位の正面図である。 (a)はセンサフィラーと2つの位置センサとの係合状態を、(b)はセンサフィラーと単独の位置センサとの係合状態をそれぞれ示す分解斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、版胴ユニットの着脱時の移動に伴う残ジャム紙の状態を示す正面図である。 版胴ユニットの一例を示す斜視図である。 印刷時における版胴への用紙巻き上がり状態を説明する側面図である。 版胴回転時における残ジャム紙によるセンサフィラーの変形、位置センサの外れ不具合を説明する平面図である。 本発明を適用する孔版印刷装置の全体構成を示す側面図である。
符号の説明
1 印刷装置の一例としての孔版印刷装置
2 印刷部
3 排版部
4 画像読取部
5 製版給版部
6 給紙部
7 排紙部
9 版胴ユニット
10 版胴
10a 版胴の回転中心線
11a 端板としての後フランジ
12、18 凸状部材・被検知部材としてのセンサフィラー
12c、18c 傾斜部としての用紙案内傾斜部
15 凸状部材・回転位置検知部材としての位置センサ
20 センサブラケット
20c 傾斜部としての用紙案内傾斜部
21 傾斜部としての用紙案内傾斜部材
21a 用紙案内傾斜面
46 本体後側板
50 装置本体としての装置本体フレーム
A 版胴の回転方向
S 用紙(シート状記録媒体)
SA 残ジャム紙
Y 版胴ユニットの着脱方向

Claims (7)

  1. 装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜した傾斜部が設けられた凸状部材を有し、
    上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、
    上記被検知部材は、上記傾斜部と、上記回転位置検知部材と係合可能であって上記回転中心線とほぼ平行な平坦係合部とを具備していることを特徴とする印刷装置。
  2. 装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて鋭角をなして傾斜した傾斜部が設けられた凸状部材を有し、
    上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、
    上記被検知部材は、上記傾斜部と、該傾斜部の一部をなすと共に上記回転位置検知部材と係合可能であって上記回転中心線とほぼ平行な係合部とを具備しており、
    上記回転位置を検知するタイミングを、上記回転位置検知部材と上記係合部との係合状態が終了する時に設定したことを特徴とする印刷装置。
  3. 装置本体内に装着された版胴の端板近傍および該端板近傍に対向する該装置本体のうちの少なくとも一方において、上記版胴の回転中心線とほぼ平行な方向に突出するように配置され、傾斜部が設けられた凸状部材を有し、
    上記凸状部材は、上記端板近傍に配置され上記版胴の回転位置を検知される被検知部材と、該被検知部材に対向する上記装置本体に配置され上記被検知部材と係合することにより上記回転位置を検知する回転位置検知部材とからなり、
    上記傾斜部は、上記版胴の回転方向に沿う上記端板に対してその下流側から上流側に向けて90度以下の角度をなして傾斜し上記回転位置検知部材を保護するように該回転位置検知部材側に配置されていることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項記載の印刷装置において、
    上記傾斜部を弾性材で形成したことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の印刷装置において、
    上記回転位置検知部材は、上記回転中心線に対向する上記装置本体のほぼ同一円周上に複数配置されていることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の印刷装置において、
    上記回転位置検知部材は、透過型の光学センサであることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一つに記載の印刷装置において、
    上記版胴は、上記装置本体に対して着脱自在な版胴ユニットを構成していることを特徴とする印刷装置。
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