JP4651590B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、所定時間使用されなければ制御手段の電源をオフするオートパワーオフ機能を有する加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器においては、商用電源と電源回路との間に設けられたドアの開放でオン動作し閉成でオフ動作するドアスイッチと、該ドアスイッチに並列接続され、前記ドアスイッチがオン動作したときオンして前記商用電源を前記電源回路に接続する電力開閉手段とを備え、ドア開閉検知手段が検出したドアの開放中にタイマー手段で所定時間計時したときに、表示手段への通電を停止するとともに電力開閉手段をオフし、その後のドア開閉検知手段でドアの閉成を検出しても電力開閉手段のオフ動作を維持するようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−022180号公報(第1頁、図2)。
しかしながら、従来の加熱調理器においては、ドアを開放したまま所定時間以上が経過した場合に、その後のドア開閉検知手段でドアの閉成を検出しても電力開閉手段のオフ動作を維持していたため、非常に使い勝手が悪かった。
すなわち、オーブン調理後は、必ず加熱室内の温度が高くなっており、続けて高周波加熱調理などを行なう場合、ラップや容器が溶けないようにするため、加熱室内の温度を冷ます必要があった。とりわけ、赤外線センサーを使用した自動調理を行う場合には、加熱室内の温度を十分に冷ます必要があった。
すなわち、加熱室内の温度が高いと赤外線センサーは食品の温度を精度良く検出出来ず、仕上がり温度が低くなってしまうため、良好な検出精度を得るためには、加熱室内の温度を十分に冷ます必要があった。
このため、加熱室内の温度が十分に冷めていない場合には、調理器が加熱室内が高温である旨を表示し、調理を行なわせないように制御されており、また、取扱説明書には、「ドアを開けたままにし、加熱室内を十分に冷ましてから調理してください。(15分程度)」というような注意書きがされている。
また、ゆでもの調理や、スチーム調理を行なった後は、加熱室内に多くの水滴が付着してしまうため、使用者はドアを開放したまま放置して、加熱室内を乾燥させることが多かった。
このような加熱調理器においては、当然ながらドアを開けたまま放置されることが多い。にも拘わらず、その後、再度調理を行う際に、加熱室内に食品を入れ、ドアを閉めただけでは制御手段へ通電されない。このため、使用者は制御手段への通電を行うために、もう一度ドアを開閉するという無駄な操作を行わなければならないという大きな問題があった。また、ドアを閉めただけでは、電源が入らないために故障と勘違いしてしまうという問題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、オートパワーオフ機能を備え、待機時の消費電力を低減すると共に、使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、食品を収納するために開閉するドアを有する加熱室と、該加熱室内の前記食品を加熱する加熱源と、該加熱源の動作内容を設定する入力手段と、前記ドアの開閉を検出するドア開閉検知手段と、前記入力手段の設定に基づいて前記加熱源の動作を制御する制御手段と、該制御手段に電源を供給する電源回路と、商用電源と前記電源回路との間に介設されて前記ドアの開放でオン動作し、閉成でオフ動作するドアスイッチと、該ドアスイッチに並列接続された電力開閉手段と、所定のタイマー時間を計時するタイマー手段と、前記電源回路に供給された前記商用電源の周波数を判別して周波数判別信号を前記制御手段に出力する周波数判別手段と、前記電力開閉手段をオン・オフするオートパワーオフ手段とを備え、前記制御手段は、前記ドアスイッチがオン動作すると、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオンさせ、前記タイマー手段をセットして所定のタイマー時間の計時を開始する制御を行い、その後、前記入力手段からの入力が無い状態で前記タイマー手段が前記所定のタイマー時間を計時したときに、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの開放を検出していれば、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオフさせる第1の制御を行い、その後、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの閉成を検出すると、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオンさせるとともに、前記周波数判別手段から前記周波数判別信号が出力されるまでは、前記制御手段への前記周波数判別信号が途絶えた場合に前記制御手段が瞬時停電であると判断する瞬時停電判断を無効化する第2の制御を行い、その後、前記周波数判別信号が出力されると前記瞬時停電判断を有効化する第3の制御を行い、その後、前記タイマー手段をリセットして、前記所定のタイマー時間の計時を開始させる第4の制御を行うものである。
本発明は以上説明したとおり、使用者が加熱調理器を使用するべくドアを開放すると、ドアスイッチがオン動作して商用電源から電源回路に電力が供給され、電源回路から電力が供給された制御手段は、ドア開閉検知手段からドア開成の検出信号を受けるとオートパワーオフ手段により電力開閉手段をオンさせ、タイマー手段がタイマー時間を計時して入力手段からの入力がなく計時が終了すると、オートパワーオフ手段により電力開閉手段をオフし、その後にドアが閉成されてドアスイッチがオン動作から切り替わってオフ動作した場合にドア開閉検知手段からドア閉成の検知信号を受けるとオートパワーオフ手段により電力開閉手段を再びオンさせ、タイマー手段をリセットし、計時を開始するようにしたので、調理を行うためにドアを開放した後や、調理後にドアを開放した後に、入力手段からの入力がなく所定のタイマー時間が経過する前にドアが閉じられた場合には調理が行われないものと判断して所定のタイマー時間が経過した後に商用電源から電源回路への電力供給を停止させるとともに、ドアを開放したまま放置して入力手段からの入力がなく所定のタイマー時間が経過してもドアが開いている場合は調理が行われる可能性があるものと判断し、その後にドアが閉じられたときには商用電源から電源回路への電力供給を行って制御手段への通電を再開させるようにしたため、従来のように食品を加熱室に入れてドアを閉めた後に。もう一度ドアを開閉するという煩わしく無駄な操作を行う必要がなく、待機時の電力を低減できると共に、使い勝手を向上できるという効果がある。
さらに、ドアが開放された状態で電力開閉手段がオフした状態からその後にドアを閉成した場合に、電源周波数判別信号が該制御手段に入力されるまで、瞬時停電判断を無効化するようにしたので、ドアの閉成検出直後に加熱動作が設定された場合でも、制御手段は支障なく加熱動作させることができ、信頼性を向上させることができるという効果がある。
図1は本発明の参考例1のオーブンレンジの制御回路図、図2は同オーブンレンジの外観を示す斜視図、図3は同オーブンレンジの動作を示すフローチャートである。
図2において、加熱調理器であるオーブンレンジ1内に形成されたほぼ箱状の加熱室2は、前面側に開口部を有している。オーブンレンジ1の前面側には、ヒンジ部によって開閉自在に取り付けられた閉塞時に加熱室2の前面壁を構成するドア3が設けられており、加熱調理時に加熱室2の開口部を閉塞する。また、同じくオーブンレンジ1の前面側に設けられた操作パネル4には、加熱室2内に収納した食品の加熱条件を設定する入力手段5及び表示手段6が配置されている。
図1において、商用電源7の一方は電流ヒューズ8を介してドア3の開閉に連動して動作するドアスイッチ9の可動接点9aが接続されている。ドアスイッチ9の閉接点9bはモニタスイッチ10を介して商用電源7の他方に接続されている。
このドアスイッチ9はドア3の閉成時に可動接点9aが閉接点9bと接続し、ドア3の開放時に可動接点9aが開接点9cと接続する。
また、モニタスイッチ10は、ドアスイッチ9の可動接点9aが開接点9cと接続している時には閉成し、ドアスイッチ9の可動接点9aが閉接点9bと接続している時には開成する。そのモニタスイッチ10は、ドアスイッチ9がドア3の開放中に可動接点9aが閉接点9bから離れない溶着故障が発生したときに電流ヒューズ8を溶断させるためのものである。
加熱室2の天井部や底面に設けられた加熱源となるヒータ11の一方はリレー15を介してドアスイッチ9の閉接点9bに接続され、ヒータ11の他方はメインリレー17を介して商用電源7の他方に接続されている。
マグネトロンなどで構成された高周波発生源12の一方はリレー16を介してドアスイッチ9の閉接点9bに接続され、高周波発生源12の他方はメインリレー17を介して商用電源7の他方に接続されている。その高周波発生源12に冷却ファンモータ13が並列に接続されている。調理中に加熱室2内を照明するランプ14の一方はドアスイッチ9の閉接点9bに接続され、高周波発生源12の他方はメインリレー17を介して商用電源7の他方に接続されている。
これらリレー15、16は後述する制御手段に制御され、ヒータ11、高周波発生源12及び冷却ファンモータ13を商用電源7へ接続するためのものである。
また、メインリレー17は後述する制御手段によってオン/オフ制御され、ヒータ11、高周波発生源12、冷却ファンモータ13及びランプ14からなる負荷回路を商用電源7へ接続するためのものである。
電力開閉手段をなすリレー(以下、「電力開閉手段」と称する)18はドアスイッチ9の可動接点9aと開接点9cに並列に接続されている。その電力開閉手段18は後述する制御手段によってオン/オフ制御されるものである。後述する制御手段に直流電圧を供給する電源回路19の入力側の一方は電力開閉手段18の一方に接続され、電源回路19の入力側の他方は商用電源7の他方に接続されている。
制御回路20は、制御手段であるマイコン21と、リレー15、16、17を駆動制御するリレー駆動手段22と、電力開閉手段18をオン/オフ駆動するオートパワーオフ手段23と、操作パネル4に設けられた入力手段5及び表示手段6と、ドア3の開閉状態をドアスイッチ9とは別のスイッチ(図示省略)により検知して検知信号を出力するドア開閉検知手段24と、加熱室2内の温度を検出する温度センサや食品の温度を検出する赤外線センサ等からなるセンサ回路25と、電源回路19の直流電圧が立ち上がった時を検出してマイコン21にリセット信号を出力し、マイコン21を初期化するリセット手段26と、商用電源7の周波数を判別して周波数判別信号を出力する周波数判別手段27とを有している。また、マイコン21は、調理時間などの各種時間を計時するタイマー手段21aを備えている。
次に、本発明の参考例1に係る加熱調理器の動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
その前に電力開閉手段18に関係する動作について説明する。
電源が切れた状態、すなわちドアスイッチ9の可動接点9aが閉接点9bに接続し、電力開閉手段18がオフしている状態で、使用者がオーブンレンジを使用するべくドア3を開放すると、ドアスイッチ9の可動接点9aが開接点9cに接続が切り替わり、商用電源7から電源回路19に電力が供給され、制御手段20に電力が供給される。この電源回路19の電圧の立ち上がりをリセット手段26は検出してマイコン21にリセット信号を与える。
また、周波数判別手段27は、電源回路19に供給された商用電源7から、商用電源7の周波数が50Hzであるか60Hzであるかを判別するための周波数判別信号をマイコン21に与える。この周波数判別信号をもとに、マイコン21は、調理時間などの時間カウントの基準を作成したり、瞬間的な停電(いわゆる瞬時停電)を検出して、リレー駆動手段22を制御する。
リセット手段26からのリセット信号を受けた制御手段20は、ステップS1でレジスタや動作、RAMのリセットを行なって初期化が終了すると、マイコン21は表示手段6に通電を開始して表示点灯すると共にオートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオンする(S2)。
次に、タイマー手段21aにカウントすべきタイマー時間t1をセットする(S3)。本参考例1ではタイマー時間t1は例えば、5分とする。タイマー手段21aのタイマー時間については、使用者が表示手段6を見ながら入力手段5により調理メニューを決定したり、または調理が終了したことを表示手段6を見て確認するために十分な時間に設定されており、5分に限定されるものではない。
ステップS3で所定のタイマー時間t1が設定されると、マイコン21のタイマー手段21aはタイマー時間t1の計時動作、すなわち減算動作を開始し(S4)、入力手段5によりキー入力操作が行われたかどうかを判断する(S5)。
また、ステップS5で、キー入力操作が行われたと判断すると、タイマー手段21aのタイマー時間をリセットし(S6)、そのタイマー時間のリセット後に、ドア開閉検知手段24によりドア3が閉じられているかどうかを判断する(S7)。
ステップS7で、ドア3が開いていると判断した場合には、ステップS4に移行し、改めてタイマー時間t1の計時を開始する。また、ステップS7でドア3が閉じていると判断した場合には、入力されたキーが調理開始キーであるかどうかを判定する(S8)。ステップS8で入力されたキーが調理開始キーで無い場合は、ステップS4に移行し、改めてタイマー時間t1の計時を開始する。
入力手段5の調理開始キーが操作された場合には、まず、マイコン21はリレー駆動回路22により、メインリレー17を駆動制御し、ランプ14を点灯させ加熱室2内を照らすと共に、リレー15または16を駆動制御して加熱源であるヒータ11または高周波発生源12を、使用者が入力手段5により設定した加熱制御で加熱動作を開始させる(S9)。
加熱動作を開始すると、ドア開閉検知手段24によりドア3が開かれたかどうかを判断する(S10)。また、入力手段5から加熱調理中断のための取り消しキーが操作されたかどうかを判定する(S11)。
ステップS10においてドア3が開放されていた場合、また、ステップS11にて取り消しキーが操作されたと判定された場合には、マイコン21はリレー駆動回路22を制御し、リレー17、リレー15または16を開成して加熱源の動作を中断する(S12)。その後、タイマー手段21aのタイマー時間をリセットし(S13)、ステップS4に移行しタイマー時間t1の計時動作を開始する。
また、ステップS9の加熱動作開始後、ドア開放も、取り消しキーの入力操作も無かった場合には、調理が終了したかどうかを判定する(S14)。即ち、設定された加熱時間が経過したり、センサー回路26の入力が、所定の値に到達したか等の調理終了判断をおこなう。
調理が終了していない場合は、ステップS10に戻り加熱動作を継続する。一方、調理が終了したと判断した場合には、マイコン21は、リレー駆動回路22を制御し、リレー17、リレー15または16を開成して加熱源の動作を終了すると共に、表示手段5及び報知手段(図示せず)などで調理が終了した旨を使用者に報知する(S15)。その後、ステップS13にてタイマー手段21aのタイマー時間をリセット後、ステップS4に移行しタイマー時間t1の計時動作を開始させる。
なお、調理が終了した旨が使用者に報知された後は、ドア3が開放されて加熱された食品が加熱室2から取り出され、その後キー入力がなくドア3が閉成された場合は調理されることはないものとされ、後述するステップS18を経て最終的に電源回路19への商用電源7からの電力供給は停止し、電源がオフされる。
以上のように、ステップS5にてキー入力があった場合は、ステップS7でドア3の開閉状態を見た後、ステップS8で調理開始キーが入力されたか否かを判別し、ステップS9で調理動作を開始すると、ステップS10からステップS14を繰り返して加熱動作を実行する。
一方、ステップS5でキー入力がなかった場合は、タイマー時間t1の計時動作を継続し、タイマー手段21aにセットされたタイマー時間をカウントし終えたか否かを判定する(S16)。カウントし終えていなければ、ステップS5に戻り、キー入力操作がないかどうか判定を行う。ステップS16で、セットされたタイマー時間をカウントし終えていれば、ステップS17に移行し、ドア開閉検知手段24により、ドア3の開閉状態を検出する(S17)。
ドア3が閉成されている場合は、ステップS18に移行し、マイコン21は、表示手段6への通電を停止して表示を消灯すると共に、オートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオフさせる。この時、ドア3は閉成されているため、ドアスイッチ9の可動接点9aは閉接点9bと接続されており、電源回路19への商用電源7からの電力供給は停止し、電源がオフされる。
一方、ステップS17においてドア3が開放されている場合は、ステップS19に移行し、マイコン21は、表示手段6への通電を停止して表示を消灯すると共に、オートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオフさせる。そして、ドア3が開放されていればステップS20でドア3が閉成されるまで待機する。この時、電力開閉手段18はオフされているが、ドアスイッチ9の可動接点9aは開接点9cと接続されているため、電源回路19へは、商用電源7から継続して電力が供給されている。
ステップS20で、ドア3が閉成されたかどうかをドア開閉検知手段24が検出している。そして、ドア開閉検知手段24がドア3の閉成を検出した場合、ドア3が閉成されていることにより、ドアスイッチ9の可動接点9aが閉接点9bと接続され、商用電源7から電源回路19への電力供給は停止される。
このように電源回路19への電力供給は停止されるときには、電源回路19の電圧が低下し、リセット手段26がマイコン21にリセット信号を出力するまでの時間としては1秒程度ある。この1秒程度の時間は後述するマイコン21がオートパワーオフ手段23を駆動して電力開閉手段18を再度オンさせ電力供給を再開させるまでの時間よりも長いものである。
従って、この1秒の間に、マイコン21はドア開閉検知手段24がドア3の閉成を検出した検知信号を受けて表示手段6への通電を再開し、表示を点灯させると共に、オートパワーオフ手段23により電力開閉手段18を再度オンさせて(S21)、電力供給を再開させれば、電源回路19への電力供給は実質的に停止されず、その後にタイマー手段21aをリセットし(S22)、タイマー手段21aに新たにタイマー時間t2をセットすることができる(S23)。
参考例1ではタイマー時間t2もタイマー時間t1と同様に5分とする。その後、ステップS4に移行し、タイマー時間t2の計時動作を開始し、調理待機状態に移行する。
以上のように、本発明の参考例1によれば、電源が切れた状態で、使用者がオーブンレンジ1を使用するべくドア3を開放すると、ドアスイッチ9がオン動作して商用電源7から電源回路19に電力が供給され、電力が供給されたマイコン21はオートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオンし、次にタイマー手段21aに所定のタイマー時間t1をセットし、タイマー時間t1の計時動作が開始され、その計時動作中に調理開始キーが操作された場合にはタイマー手段21aのタイマー時間t1をリセットし、ドア開閉検知手段24によりドア3が閉成されているかどうかを確認した後にマイコン21がリレー駆動回路22によりリレー15、16を駆動制御してヒータ11又は高周波発生源12を動作させて加熱調理を行わせるが、タイマー時間t1の計時動作中に調理開始キーが操作されず、タイマー時間t1をカウントし終えたときに、ドア開閉検知手段24によりドア3の開閉状態を検出し、ドア3が閉成されていることをマイコン21が確認したときにはマイコン21はオートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオフさせて商用電源7から電源回路19への電力供給が停止され、またドア3が開放されていることをマイコン21が確認したときもマイコン21はオートパワーオフ手段23により電力開閉手段18をオフさせて商用電源7から電源回路19への電力供給が停止されるが、このときにはドアスイッチ9はオン動作して商用電源7から電源回路19に電力が供給されており、その後にドア3が閉成されてドアスイッチ9がオフ動作している場合に、ドア3の閉成をドア開閉検知手段24が検出したことをマイコン21が確認したときはマイコン21はオートパワーオフ手段23により電力開閉手段18を再度オンさせ、タイマー手段21aをリセットし、タイマー手段21aを再設定し、計時を開始するようにしたので、調理を行うためにドア3を開放してそのまま放置した後や、オーブン調理後やスチーム調理後にドア3を開放したまま放置してキー入力がなく一定時間経過してドア3が閉じられている場合は調理が行われないものと判断して商用電源7から電源回路19への電力供給を停止させ、ドア3を開放したまま放置してキー入力がなく一定時間経過してもドア3が開いている場合は調理が行われる可能性があるものと判断し、その後にドア3が閉じられたときには商用電源7から電源回路19への電力供給を行ってマイコン21への通電を再開させるようにしたため、従来のように食品を加熱室内に入れてドアを閉めた後に、もう一度ドアを開閉するという煩わしく無駄な操作を行なう必要がなく、待機時の電力を低減できると共に、使い勝手を向上できる。
参考例2.
本発明の参考例2の構成において上記参考例1と相違する点は、タイマー手段21aに設定するカウント時間t2をカウント時間t1よりも短く設定するようにしたところにあり、それ以外の構成は同一であるので、構成の説明は省略する。
本発明の参考例2に係る加熱調理器の動作について図4のフローチャート図を用いて説明する。
図4のフローチャートにおいて、ステップS31〜ステップS51は参考例1を示す図3のステップS1〜ステップS21と同様であるので説明を省略する。
ステップS53において、本参考例2ではタイマー手段21aにカウントすべきタイマー時間t2として30秒をセットする。ここで、タイマー時間t2は、ステップS33でセットしたタイマー時間t1よりも短い時間が設定されている。すなわち、オーブン調理後等で長時間ドア3を開けたまま放置した後、使用者がステップS50にてドア3を閉成する目的は、大きく二つある。
一つは、ドア3を開放したまま放置したことに気づき、ドア3を閉成した場合、もう一つは、新たに食品の加熱調理を行う場合である。前者の場合、制御回路20(マイコン21)への電力供給は1秒でも早く停止されたほうが待機時の消費電力をより低減できるが、後者の場合は、使用者が加熱調理条件を入力手段5によりキー入力するまで制御回路20(マイコン21)への電力供給が継続するようにしなければならない。
そこで、本参考例2では、加熱調理条件を入力手段5により入力するのに十分な時間として、タイマー時間t2を30秒として設定している。
以上のように、本参考例2では、オーブン調理後等で長時間ドア3を開けたまま放置した後、使用者がドア3を閉成した後のタイマー時間t2を最初の加熱調理を行うためのタイマー時間t1よりも短く設定したので、使用者が加熱調理条件を入力手段5によりキー入力するまでに充分な時間であり、使い勝手を向上させると共に、タイマー時間t1よりも短いタイマー時間t2の経過後にドア3が閉成されると、制御回路20への電力供給が停止されるため待機時の電力を低減することができる。
また、加熱調理条件を入力手段5によりキー入力するまでの時間は、使用者により様々であるため、標準はタイマー時間t1と同一時間とし、タイマー時間t2は、使用者が入力手段5により任意の時間に設定することができるようにしても良い。
さらに、設定したタイマー時間t2をマイコン21内の不揮発性メモリ(図示せず)に記憶するようにすれば、その後に使用する場合、より使用者にあった使い勝手の良い加熱調理器を提供することができる。
実施の形態
本発明における実施の形態は、上記参考例1もしくは2において、ドア3が開放された状態で表示手段6と電力開閉手段18がオフした状態(即ち、参考例1のステップS19、参考例2のステップS49)から、ドア3の閉成を検出し、電力開閉手段18を再びオンさせるまでの間に、ドアスイッチ9とドア開閉検知手段24との動作タイミングの関係で、ドアスイッチ9のオフ動作よりもドア開閉検知手段24のドア閉成検出が遅れ、マイコン21への周波数判別信号が途絶えてしまい、マイコン21が瞬時停電と誤判断してしまうことを回避し、動作信頼性を向上させるためのものである。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の動作について図5のフローチャート図を用いて説明する。
図5のフローチャートにおいて、ステップS51〜ステップS70は参考例1を示す図3のステップS1〜ステップS21と同様であるので説明を省略する。
ステップS70において、ドア開閉検知手段24がドア3の閉成を検出した場合に、マイコン21はオートパワーオフ手段22により、電力開閉手段18をオンさせ(S71)、さらにマイコン21が行う瞬時停電判断を無効化する(S72)。
そして、周波数判別手段27から周波数判別信号が再びマイコン21に入力されるまで待機し(S73)、周波数判別手段27から周波数判別信号がマイコン21に入力されれば、オンした電力開閉手段18を介して、電源回路19に商用電源7から電力が供給がされたことになり、マイコン21の電源は安定したことになる。
そこで、マイコン21は周波数判別信号を検出後、表示手段6に通電を再開すると共にマイコン21自身が行う瞬時停電判断を有効化し(S74)、タイマー手段21aをリセットし(S75)、新たにタイマー手段21aにタイマー時間t2として30秒をセットし(S76)、ステップS54に移行し、計時を開始する。
以上のように、本実施の形態では、ドア開閉検知手段24がドア3の閉成を検出した後、周波数判別手段27から周波数判別信号がマイコン21に入力されるまでの間は、マイコン21は自分自身が行う時停電判断を無効化したので、ドア開閉検知手段24によるドア3の閉成検出直後に加熱動作が設定された場合でも、マイコン21は支障なく加熱動作させることができ、信頼性を向上させることができる。
本発明の参考例1のオーブンレンジの制御回路図。 同オーブンレンジの外観を示す斜視図。 同オーブンレンジの動作を示すフローチャート図。 本発明の参考例2のオーブンレンジの動作を示すフローチャート。 本発明の実施の形態のオーブンレンジの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 オーブンレンジ(加熱調理器)、2 加熱室、3 ドア、4 操作パネル、5 入力手段、6 表示手段、7 商用電源、8 電流ヒューズ、9 ドアスイッチ、9a 可動接点、9b 開接点、9c 閉接点、10 モニタスイッチ、11 ヒータ、12 高周波発生源、13 冷却ファンモータ、14 ランプ、15,16 リレー、17 メインリレー、18 電力開閉手段、19 電源回路、20 制御回路、21 マイコン(制御手段)、21a タイマー手段、22 リレー駆動回路、23 オートパワーオフ手段、24 ドア開閉検知手段、25 センサ回路、26 リセット手段、27 周波数判別手段。

Claims (2)

  1. 食品を収納するために開閉するドアを有する加熱室と、
    該加熱室内の前記食品を加熱する加熱源と、
    該加熱源の動作内容を設定する入力手段と、
    前記ドアの開閉を検出するドア開閉検知手段と、
    前記入力手段の設定に基づいて前記加熱源の動作を制御する制御手段と、
    該制御手段に電源を供給する電源回路と、
    商用電源と前記電源回路との間に介設されて前記ドアの開放でオン動作し、閉成でオフ動作するドアスイッチと、
    該ドアスイッチに並列接続された電力開閉手段と、
    前記入力手段からの入力が無い状態で計時するタイマー手段と、
    前記電源回路に供給された前記商用電源の周波数を判別して周波数判別信号を前記制御手段に出力する周波数判別手段と、
    前記電力開閉手段をオン・オフするオートパワーオフ手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記ドアスイッチがオン動作すると、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオンさせ、前記タイマー手段をセットして所定のタイマー時間の計時を開始する制御を行い、その後、
    前記入力手段からの入力が無い状態で前記タイマー手段が前記所定のタイマー時間を計時したときに、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの開放を検出していれば、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオフさせる第1の制御を行い、
    その後、前記ドア開閉検知手段が前記ドアの閉成を検出すると、前記オートパワーオフ手段により前記電力開閉手段をオンさせるとともに、前記周波数判別手段から前記周波数判別信号が出力されるまでは、前記制御手段への前記周波数判別信号が途絶えた場合に前記制御手段が瞬時停電であると判断する瞬時停電判断を無効化する第2の制御を行い、
    その後、前記周波数判別信号が出力されると前記瞬時停電判断を有効化する第3の制御を行い、
    その後、前記タイマー手段をリセットして、前記所定のタイマー時間の計時を開始させる第4の制御を行う
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記制御手段は、前記第1の制御、第2の制御、第3の制御、及び第4の制御を繰り返し行う場合、2回目以降の制御においては、初回よりも前記所定のタイマー時間を短く設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
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