JP4650594B2 - 防振アダプタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は防振アダプタに係り、特にTVカメラが屋外のスポーツ中継や不安定な足場上で使用される際、カメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する防振レンズを備えた防振アダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−189181号公報には、カメラとレンズ装置との間に着脱自在に装着される中間アダプタ(防振アダプタ)が開示されている。この防振アダプタは、内部に防振レンズに相当する可変頂角プリズム、振れ検出センサ、及び可変頂角プリズム駆動回路等が設けられ、振れ検出センサで検出された振れ情報に基づいて可変頂角プリズム駆動回路が可変頂角プリズムを移動させて光軸を偏心させることにより像ぶれを補正する。
【0003】
一方、特開平11−284900号公報の図12には、防振装置(防振アダプタ)の前面にレンズ装置が接続され、防振アダプタの後面にカメラが接続された使用形態が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−189181号公報及び特開平11−284900号公報においては、防振アダプタの具体的な構造について開示が無い。多種のレンズ装置及びカメラ機種について共通的に使用可能な着脱式防振アダプタを実現し、かつその小型化と高性能維持を図るために、構造的な工夫が要求される。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、小型で高性能なレンズ状態を維持できる着脱式の防振アダプタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、バヨネットマウントを備えたレンズ装置がカメラ本体に接続可能に形成され、前記カメラ本体に貫通して配置される操作棒を前記カメラ本体に接続された前記レンズ装置に接続することにより、前記レンズ装置を前記操作棒で操作可能なテレビレンズ装置の前記レンズ装置と前記カメラ本体との間に配置される防振アダプタにおいて、前面を構成し、前記レンズ装置に接続される前板と、後面を構成し、前記カメラ本体に接続される後板と、外周側面を構成する枠体とからなり、密閉状態に組み付けられる本体ケースと、前記本体ケース内に収納され、前記カメラ本体に加わる振動によって生じる像ぶれを補正するように移動される可動レンズと、前記本体ケースの前面に形成され、前記レンズ装置の前記バヨネットマウントを収納する凹部と、前記レンズ装置を介して入射する被写体からの光を通過させるために、前記本体ケースの前面に形成された前記凹部に形成される第1の開口と、前記レンズ装置を介して入射する被写体からの光を通過させるために、前記本体ケースの後面に形成される第2の開口と、前記第1の開口を密閉するように取り付けられて、前記可動レンズの光軸上に配置される第1のレンズと、前記第2の開口を密閉するように取り付けられて、前記可動レンズの光軸上に配置される第2のレンズと、前記本体ケースの前面と後面とを貫通して形成され、前記レンズ装置に接続される前記操作棒を挿通可能な操作棒穴と、前記操作棒を挿通可能な筒状に形成され、前記操作棒穴に取り付けられて、前記本体ケースの内部を密閉するとともに遮光する遮光部材と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、像ぶれ補正用の可動レンズは、本体ケース内に収納されており、可動レンズを挟んで光軸上の前後、すなわち、本体ケースの前面(レンズ装置の接続側)と後面(カメラの接続側)にはそれぞれ被写体光の通過用開口が形成されている。前面の開口には第1のレンズが取り付けられ、後面の開口には第2のレンズが取り付けられることにより、本体ケースの内部が密閉される。そして、この密閉された空間内に可動レンズが配置される。かかる構造により、可動レンズに塵埃などが付着せず、高性能なレンズ状態を維持できる。
【0008】
また、第1のレンズ、可動レンズ及び第2のレンズによって防振アダプタの光学系が構成されるが、密閉用の透明ガラスなどを用いることなく、第1のレンズ及び第2のレンズによって直接本体ケースの開口を覆う構成にしたので、防振アダプタの薄型化を達成できる。
【0010】
例えば、後板に枠部を一体的に形成して、箱型の収納部を構成する一方、前板をその蓋部として前記収納部の開放面(本体ケースの前面部分)を覆う構造とする。もちろん、前板に枠部を一体的に設けて収納部を構成し、後板をその蓋部とする構造も可能である。このような、箱型の構造によって、組立作業やメンテナンス作業が容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る防振アダプタの好ましい実施の形態について詳説する。
【0012】
図1及び図2には、本発明の実施形態に係る防振アダプタ10が適用されたテレビカメラ装置12が示されている。このテレビカメラ装置12は、一軸二操作式の操作方式によってズーム操作及びフォーカス操作を行うことができる装置であり、EFPレンズ装置(以下、レンズ装置という。)14、防振アダプタ10、及びカメラ本体16を主として構成されている。
【0013】
カメラ本体16は、三脚又はペデスタル18の上部に設けられた雲台20に着脱自在に取り付けられている。操作棒22は、レンズ装置14に対して着脱可能であり、カメラ本体16及び防振アダプタ10を貫通して配設される。操作棒22は、カメラ本体16に形成された操作棒挿通穴16Aに通され、操作棒22の先端部はレンズ装置14の不図示のレンズ駆動部に接続される。操作棒22の着脱構造については後述する(図12及び図13)。
【0014】
カメラマンは、図1に示したカメラ本体16の上部に設置されているビューファインダ24に映る映像を見ながら、操作棒22のグリップ23を把持し、操作棒22を押し引き操作することでズーム操作を行うことができ、また、グリップ23を回転操作し、操作棒22を回転させることでフォーカス調整を行うことができる。
【0015】
雲台20から延設されたパン/チルト棒25A、25Bには、ズームレートデマンド26とフォーカスポジションデマンド28を設置することができる。カメラマンは、ズームレートデマンド26のサムリング26Aを親指で回動操作することによりズーム操作を行うことができ、フォーカスポジションデマンド28のフォーカスノブ28Aを回動操作することでフォーカス操作を行うことができる。
【0016】
ズームレートデマンド26からはサムリング26Aの操作方向及び操作量に応じてズーム速度を指令するズーム速度指令信号が出力され、フォーカスポジションデマンド28からはフォーカスノブ28Aの回転位置に応じてフォーカス位置を指令するフォーカス位置指令信号が出力される。これらの指令信号はケーブル26B、28Bを介してレンズ装置14に送信される。
【0017】
ズームレートデマンド26やフォーカスポジションデマンド28等のコントローラと操作棒22とを併設した場合には、操作棒22によるレンズ操作方式と、ズームレートデマンド26やフォーカスポジションデマンド28によるレンズ操作方式を切り換える図示せぬ切換手段が設けられ、該切換手段によって操作方式を選択することができる。なお、操作棒22の動きを電気的に検出してズームやフォーカスをサーボ駆動する態様も可能であり、操作棒22を手動操作方式及びサーボ方式の操作手段として兼用し、その役割を切換手段によって切り換えることも可能である。かかる手動/サーボ兼用の操作装置は、本出願人から提案されている(特願平11−138616号)。
【0018】
図3及び図4は防振アダプタ10の外観を示す斜視図であり、図5は防振アダプタ10の装着状態における要部断面図である。これらの図面に示すように防振アダプタ10の本体ケース30は、偏平な箱型に形成されている。この箱型は、前板32、後板54、及び外周側面59から構成される。図3に示す本体ケース30の前板(前面)32には、図2に示したレンズ装置14が接続されるとともに、この前板32は、図3の如く四隅にねじ込まれた4本のねじ34、34…によって本体ケース30の枠体36に固定されている。
【0019】
また、前板32の略中央部には、レンズ装置14側のバヨネットマウント(図5中符号15)を逃がすための凹部(逃げ部)38が形成されている。このように凹部38を形成すると、テレビカメラ装置12を組み立てた際にバヨネットマウント15が凹部38に収納されるので、テレビカメラ装置12の全長を短くすることができる。符号39は、操作棒22が挿通される通し穴(以下、操作棒穴という。)である。
【0020】
図3に示す前板32の上部には、レンズ装置14を接続するためのフック(レンズ接続部)40が設けられている。このフック40は、カメラ本体16側に設けられている既存のフック(図5中符号41)と同一形状に形成されている。
【0021】
また、前板32の図3上左下隅部にはコネクタ42が設けられ、このコネクタ42は、前板32にレンズ装置14が接続された際に、レンズ装置14側のコネクタ(図14中符号170として記載)に接続される。これにより、レンズ装置14からの焦点距離情報等が防振アダプタ10のCPU(図19中符号280として記載)に提供される。このCPU280は、前記情報に基づいて図5に示す防振レンズ44の移動量等を設定する。
【0022】
図3の前板32の下部中央には凹部46が形成され、この凹部46に、レンズ装置14の後端面に突設された、ばね性を有するピン(図5中符号48)が嵌合される。また、前板32の下部には、図3の如く挟圧板50が設けられている。この挟圧板50と前板32との間に、レンズ装置14側の支持板(図4に示す支持板63と同様なもの、図5中符号51として記載)が挿入され、挟圧板50をねじ52、52で締め込むことにより、挟圧板50と前板32との間で支持板51が挟圧保持される(図2、図21、及び図22参照)。以上の如く、防振アダプタ10の前板32にレンズ装置14がフック40、ピン48及び挟圧板50を介して接続される。
【0023】
一方、図4に示す本体ケース30の後板(後面)54は、外周側面59を構成する枠体36と一体に形成されており、該後板54には図2に示したカメラ本体16が接続される。
【0024】
後板54の略中央部には、バヨネットマウント55が突設される。このバヨネットマウント55は、ENGカメラ等のハンディカメラを接続する際に使用されるが、図2のような箱型のカメラ本体16を接続する場合には、図4に示す後板54の上部に設けられたフック(カメラ接続部)56を利用して接続される。なお、ハンディカメラを使用する場合には、レンズサポータ(図21中符号350として記載)が用いられ、防振アダプタ10の後面をレンズサポータ350の前面に接続するとともに、レンズサポータ350を介して防振アダプタ10のバヨネットマウント55をカメラ(図21中符号360)に接続する。
【0025】
図4に示したフック56は、レンズ装置14側の後端部に設けられている既存のフック(図5中符号57)と同一形状に形成されている。また、バヨネットマウント55も同様に、レンズ装置14のバヨネットマウント15と同一構造に構成されている。
【0026】
後板54の図4上右下隅部にはコネクタ58が設けられ、このコネクタ58は、後板54にカメラ本体16が接続された際に、カメラ本体16側のコネクタ(図14中符号172として記載)に接続される。コネクタ58と図3に示したコネクタ42とは、本体ケース30内に配設されたケーブル(図14中符号174として記載)で接続され、レンズ装置14とカメラ本体16の間で各種の情報がケーブル174を介して伝達されるようになっている。
【0027】
図4の後板54の下部中央には、ばね性を有するピン60が突設されている。
このピン60は、カメラ本体16の前端部に形成された凹部(図5中符号62)に嵌合される。また、このピン60は、レンズ装置14の後端部に設けられた既存のピン48と同一形状に形成されている。
【0028】
後板54の下部には、図4の如く支持板63が下方に向けて突出形成されている。この支持板63は、カメラ本体16に設けられた挟圧部材(図2中符号17として記載)に挟圧保持される。以上の如く、防振アダプタ10の後板54にカメラ本体16がフック56、ピン60及び挟圧部材17を介して接続される。
【0029】
図3に示す枠体36の右側面には、凹部62が形成され、この凹部62内に電源スイッチ64、及び防振レンズ固定用レバー66が凹部62から突出しないように設けられている。電源スイッチ64は、防振アダプタ10の電源をON/OFFするもので、ON操作すると防振アダプタ10の回路に給電され、振動検出センサ(図19中符号284に相当)が作動する。
【0030】
なお、カメラ本体16から供給される電源が不足する場合には、図3に示した本体ケース30の下部に設けられた電源用コネクタ68に、不図示のACアダプタのケーブルコネクタを接続することにより、ACアダプタから防振アダプタ10に電源が供給される。電源用コネクタ68にはバッテリ(図19中符号294として記載)を接続することが可能であり、バッテリ電源を取り込み、バッテリ294による駆動も可能である。
【0031】
防振アダプタ10において、電源供給源がユーザによって選択、又は自動選択できる機能を持たせる態様も好ましい。カメラからの電源供給能力が低い場合、別電源(外部電源)を供給すると自動的に別電源が優先となり、別電源からの供給が無い場合には、カメラの電源を取り込むように自動選択される。また、別電源のみ選択可能な切換スイッチなどを設けてもよい。更に、別電源はカメラがONのときのみ供給可能となる機能を持つようにする態様がある。
【0032】
防振アダプタ10における防振機能のON(有効)/OFF(無効)は、本体ケース30の下部に設けられた図4のコントローラ用コネクタ70に、不図示のケーブルを介して接続されたコントローラ(図19中符号310として記載)によって操作することができる。カメラマンの手元(パン/チルト操作棒25A、25Bの端部付近など)に設けられるコントローラ310には、防振機能のON/OFF状態を表示する表示器付きのモーメンタリースイッチを取り付けることができる。操作方法の一例として、モーメンタリースイッチの押下中のみ防振機能がONされ、スイッチの押下を解除すると防振機能がOFFされるようにする。また、これと並設してトグルスイッチ等の切換スイッチを設け、この切換スイッチを切り換えることによって、モーメンタリースイッチの押下中のみ防振機能がOFFされ、スイッチの押下を解除すると防振機能がONされるように、モーメンタリースイッチの機能を切り換えるようにしてもよい。
【0033】
このように、防振機能をON/OFFするスイッチに反転機能を設け、押しているときだけON、逆に、押しているときだけOFFの何れかを選択して使用できるようにするのは、カメラマンや撮影場面によっては、防振が必要な時ONする場合と、常にONしておき、必要なときのみOFFするという使用態様が考えられるためである。
【0034】
図3及び図4に示したように、電源用コネクタ68及びコントローラ用コネクタ70は、本体ケース30の下部に形成された断面三角形状の突出部72、72の外側斜面に設けられている。これにより、電源用コネクタ68及びコントローラ用コネクタ70は、下方で斜め外方に向けて配置されている。これに対して、コネクタ68、70を真下に向けて配置した場合には、コネクタ68、70の下方に図2の雲台20があるので、ケーブルの着脱操作及びケーブルの引回しが困難になる。よって、コネクタ68、70を下方で斜め外方に向けて配置した防振アダプタ10は、コネクタ68、70に対するケーブルの着脱操作及びケーブルの引回しが容易になる。
【0035】
図3に示した防振レンズ固定用レバー66は、本体ケース30に内蔵された防振レンズ(図5中符号44)を動かないように固定(ロック)する機構(図20で詳述)に連結されており、プッシュ操作及び回動操作によってロック機構を動作させ、防振レンズ44を固定し、又は固定を解除する。
【0036】
図3上実線で示すレバー66の位置が、防振レンズ44の固定位置であり、図3上二点鎖線で示すレバー66の位置が防振レンズ44の固定解除(フリー)位置である。このフリー位置において、電源スイッチ64はレバー66で邪魔されて操作不能であるが、前記固定位置ではレバー66が電源スイッチ64から退避されているので、電源スイッチ64の操作が可能である。よって、電源スッチ64のON/OFF操作は、前記固定位置においてのみ可能なので、電源スイッチ64のOFF時には、必ず防振レンズ44は固定されている。したがって、電源OFF時における防振レンズ44のフリー状態を防止できるので、例えば防振アダプタ10の搬送時に生じる振動から、防振レンズ44及び防振機構を保護することができる。防振機構の構造については後述する(図15乃至図18)。
【0037】
防振レンズ44は図5の如く、第1固定レンズ74、可動レンズ76、及び第2固定レンズ78から構成されている。第1固定レンズ74は、凹部38に設けられたレンズ枠80に固定され、第2固定レンズ78はバヨネットマウント55の内側に設けられたレンズ枠82に固定されている。可動レンズ76は、レンズ枠77に保持された状態で前記防振機構に連結され、この防振機構によって光軸Pに直交する面内で移動され、実質的に像ブレを補正する。この可動レンズ76が、防振レンズ固定用レバー66によって固定/固定解除される。
【0038】
第1固定レンズ74を保持するレンズ枠80は、凹部38の形状を構成する部分と一体的に構成された部材であり、このレンズ枠80は、ねじ81によって前板32に固定される。また、第2固定レンズ78が固定されたバヨネットマウント55は、ねじ83によって後板54に固定される。こうして、可動レンズ76は、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78によって閉塞された空間に配置される。
【0039】
防振アダプタ10の本体ケース30は、レンズ装置14を介して入射する被写体からの光を通過させる光路を形成するために、前板32と後板54のそれぞれに開口を有し、前板32の開口には第1固定レンズ74が取り付けられ、後板54の開口には第2固定レンズ78が取り付けられている。こうして、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78によって本体ケース30が密閉される。
【0040】
可動レンズ76は、この密閉された空間内に配置されるため、塵埃の付着等が発生しないという利点があり、高性能なレンズ状態を維持できる。また、仮に、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78の外側をガラス等によって更に覆う構造にするとアダプタの厚さ寸法が大きくなる。したがって、本例のように、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78を露出させる構成により、防振アダプタ10の厚さ寸法を可能な限り薄型化できる。
【0041】
ここで、防振レンズ44は、焦点距離を1.25倍拡大し、結像位置を防振アダプタ10の厚み分後方にずらすようにしている。この焦点距離の拡大倍率(1.25倍)は、防振アダプタ10の厚み寸法に応じて変更される。
【0042】
一方、図4に示す枠体36の右側面には凹部84が形成され、この凹部84には、不図示のスイッチ群が配置されている。スイッチ群の詳細については後述するが(図6乃至図7)、これらのスイッチ群は、凹部84に着脱自在に取り付けられた蓋板86によって塞がれた開口部(図6中符号100)の奥に配置されている。また、蓋板86には小さめの開口部(図6中符号112)が形成され、この開口部112はゴムキャップ88によって着脱自在に塞がれている。
【0043】
本体ケース30の上面には、把手90が設けられている。この把手90を利用して、レンズ装置14及びカメラ本体16に対する防振アダプタ10の着脱が行われる。防振アダプタ10の着脱作業の際に、作業者は把手90をつかんで防振アダプタ10を取り扱うことができるため、作業性が向上する。なお、把手90の取付位置は、本体ケース30の上面に限定されず、側面でもよい。
【0044】
防振アダプタ10の装着は、図5に示したように、防振アダプタ10のフック40にレンズ装置14のフック57を係合させるとともに、カメラ本体16のフック41に防振アダプタ10のフック56を係合させることにより行う。これらのフック40、57、41、56には、傾斜角度約45°に形成されたテーパ面が形成され、このテーパ面同士を係合させることにより、防振アダプタ10の装着が行われる。なお、バヨネットマウント55部分は、カメラ本体16に形成されている凹部(マウント逃げ部)91に収納される。
【0045】
レンズ装置14のフック57には、位置決めピン92が突設されている。このピン92が、防振アダプタ10のフック40の中央部に形成された溝93に係合される。防振アダプタ10とレンズ装置14との装着において、アダプタ側のフック40にレンズ側のフック57を係合させると、レンズ装置14側の光軸と防振アダプタ10側の光軸とが上下方向において一致し、溝93にピン92を係合させると、双方の光軸が水平方向において一致する。これにより、双方の光軸が一致する。
【0046】
一方で、防振アダプタ10後面側のフック56には、位置決めピン94が突設されている。このピン94が、図5に示すカメラ本体16のフック41の中央部に形成された溝95に係合される。防振アダプタ10とカメラ本体16との装着において、カメラ側のフック41にアダプタ側のフック56を係合させると、カメラ本体16側の光軸と防振アダプタ10側の光軸とが上下方向において一致し、溝95にピン94を係合させると、双方の光軸が水平方向において一致する。これにより、双方の光軸が一致するので、レンズ装置14、防振アダプタ10、及びカメラ本体16の各光軸が一致する。
【0047】
その後、レンズ装置14後端下部の支持板51を防振アダプタ10の挟圧板50で締め付け固定するとともに、防振アダプタ10の支持板63をカメラ本体16の挟圧部材17で締め付け固定することにより、防振アダプタ10がレンズ装置14とカメラ本体16の間に固定される。
【0048】
本実施形態に係る防振アダプタ10によれば、レンズ装置14とカメラ本体16とを接続するためのフック57、41と同様のフック40(レンズ接続部)及びフック56(カメラ接続部)を防振アダプタ10の前板32及び後板54に設けたので、レンズ装置14とカメラ本体16の間に防振アダプタ10を直接的に接続することができる。
【0049】
また、防振アダプタ10前面のフック40がカメラ本体16前面のフック41と共通し、かつ、防振アダプタ10後面のフック56がレンズ装置14後面のフック57と共通しているので、別途専用の接続手段を付加する必要がなく、機構も簡単で、その接続作業も容易である。
【0050】
更に、防振アダプタ10の前板にバヨネットマウント15の逃げ部である凹部38を形成し、レンズ装置14の接続時にレンズ装置14のバヨネットマウント15を凹部38に収納して、レンズ装置14の後面と防振アダプタ10の前板32とを密着させる構造にしたので、防振アダプタ10の薄型化、及びテレビカメラ装置12の小型化を達成できる。
【0051】
図3及び図4に示したように、本体ケース30の左右両側上部(外周側面59の左右のコーナ部付近)には、防振機能のON/OFF状態を表示する表示器96、96が設けられている。表示器96の詳細については図8乃至図10で説明する。
【0052】
図6は、防振アダプタ10の右側面部の拡大図であり、図7は図6の7−7線に沿う断面図である。これらの図面に示したように、防振アダプタ10の外周右側面部には開口部100が形成されており、該開口部100の奥には、ディップスイッチ102、104及びコネクタ106が配置されている。符号108は、ディップスイッチ102、104及びコネクタ106その他の電子部品を載せた電子回路基板である。
【0053】
図6中上下に並んだディップスイッチ102、104のうち、上側のディップスイッチ102はレンズ選択スイッチであり、下側のディップスイッチ104は、パン/チルト制御スイッチ及びテストモードスイッチとして機能する。レンズ選択スイッチは、取り付けるレンズの機種に応じてスイッチの設定を合わせるものである。
【0054】
対象レンズは、55倍、66倍、70倍、80倍、87倍など、各種倍率のレンズに適用でき、また、ハイビジョン用のテレビレンズ(HDレンズ)など、様々な高倍率フィールドレンズに取り付けが可能である。
【0055】
レンズ選択スイッチの設定に基づいて防振アダプタ10内のCPU280は、レンズ装置14から受入する焦点距離情報と防振アダプタ10内のメモリ(図19中符号286として記載)に記憶されている焦点距離情報を合わせる処理を行う。
【0056】
パン/チルト制御スイッチは、パン方向及びチルト方向の動きを自動検出するモード、パン方向の動きのみを自動検出するモード、チルト方向の動きのみを自動検出するモードの各モードの切り換えを行い、又は垂直方向のみについて防振動作を有効とするモード、水平方向のみについて防振動作を有効とするモード、垂直及び水平の両方向について防振動作を有効とするモードのモード選択を行うためのスイッチである。必要に応じてパン/チルト制御のモードを選択することにより、パン・チルト操作時の「揺り戻し」現象(カメラマンによるパン・チルト操作を振動と検出して、これを補正する防振動作を行うことにより生じる画像揺れの現象)を最小限に抑制することができる。
【0057】
テストモードスイッチは、防振アダプタ10のみでレンズのある焦点距離での状態をテストできるテストモードを利用するときに使用されるスイッチである。
【0058】
開口部100は、ディップスイッチ102、104及びコネクタ106の操作面を露出させることができる大きさを有し、該開口部100は蓋板86で覆われる。蓋板86は四隅を止めねじ110によって防振アダプタ10に固定されており、図示せぬ工具を用いて止めねじ110を外すことで、蓋板86の取り外しが可能である。
【0059】
蓋板86は、ディップスイッチ102に対応する部位に開口部112を有し、この開口部112はゴムキャップ88によって閉塞される。開口部112はディップスイッチ102の操作面を露出させることができる大きさを有し、ゴムキャップ88を取り外すことで、ディップスイッチ102の操作が可能となる。ゴムキャップ88は、工具を用いることなく簡単に着脱することができる。なお、ゴムキャップ88に代えて、手で簡単に開閉可能な扉やスライド窓などを適用してもよい。
【0060】
ユーザが操作する頻度の高いディップスイッチ102については、ゴムキャップ88などの着脱容易な蓋部によって開閉可能な開口部112から操作可能であり、操作頻度の低い若しくは保守用操作に関するスイッチ(本例では符号104のディップスイッチ)については、止めねじ110で固定される蓋板86で覆われる開口部100から操作可能となっている。
【0061】
また、本例の防振アダプタ10によれば、本体ケース30の外周側面59に各種操作部(64、66、102、104)を形成したので、アダプタ装着状態で防振アダプタ10に関する各種の操作が可能となる。特に、外周側面59に凹部62、84を設け、その凹部62、84に操作部を配置して、操作部が出っ張らないように構成したことにより、アダプタ装着状態においてレンズ及びカメラと一体感のあるフォルムを実現できるとともに、操作部の保護を図ることができる。
【0062】
図8は、テレビカメラ装置12の背面図である。カメラ本体16の背面には、操作棒22のグリップ23の他、各種スイッチ120及びコネクタ122が設けられている。符号124はカメラの把手である。
【0063】
同図に示すように、防振アダプタ10の左右両側上部に設けられている表示器96は、アーム96Aの先端にランプ96Bが配設された構造を有し、防振機能のON/OFF状態に応じてランプ96Bが点灯/消灯する。
【0064】
アーム96Aの基端部は、防振アダプタ10の枠体36に回動自在に支持されており、撮影時には図8のようにアーム96Aを起立させ、ランプ96Bをビューファインダ24の横に位置させる。このとき、表示器96は、ビューファインダ24の角度調整ツマミ126と重ならないように起立し、カメラマンがビューファインダ24を見るときの視界にランプ96Bが入るようになっている。図8中符号128で示した一点鎖線で囲んだ範囲は、カメラマンが通常の操作姿勢でビューファインダ24を見ているときの視野範囲を示している。したがって、カメラマンは、ビューファインダ24から視線を動かさなくても、ランプ96Bの点灯状態を確認することができる。
【0065】
図9は、表示器96周辺の拡大図、図10はその要部断面図である。これらの図面に示したように、防振アダプタ10の外周側面には表示器96を収納するための凹部130が形成され、収納時には表示器96が凹部130に没入し、防振アダプタ10の外周側面59から突出しないようになっている。
【0066】
表示器96のアーム96Aの基端部は、軸132によって回動自在に支持されている。また、ランプ96Bは、アーム96Aの先端部に回動可能に支持されており、ランプ96Bをアーム96Aの長手方向に沿う回転軸134を中心に回動させることで、ランプ96Bの表示面(発光面)をカメラマン側(カメラ後方側)に向けることができる。
【0067】
ランプ96Bの表示面と反対側の面(被写体側に向けられる面)は、ランプ96Bの光が漏れないように遮光部材135で覆われている。すなわち、ランプ96Bの表示面は、カメラマン側にのみ向けられ、被写体側からはランプ96Bの表示を確認できないように構成されている。これは、撮影実行中の有無を示すタリーランプによる表示との混同を防止するためである。なお、タリーランプは通常赤色のランプが用いられるため、防振機能のON/OFF状態を示す表示器96のランプ96Bには、赤色以外の点灯色(橙色、緑色など)を用いて混乱を防止することも好ましい。また、ランプ96Bの点灯信号を利用してビューファインダ24に防振機能のON/OFF状態を示す情報を表示させてもよい。
【0068】
図8乃至図10に示した表示器96の変形例として、アーム96Aを長手方向に伸縮自在な構成にしてもよい。また、ランプ96Bの位置を任意に変更できるようにアーム96Aの基端部をユニバーサルジョイント等で支持する態様や、アーム96Aにフレキシブル材料を適用することも可能である。また、本例では防振アダプタ10の左右両側に表示器96を設けたが、左右の何れか一方のみに表示器96を設けてもよい。
【0069】
図11は、防振アダプタ10に形成された操作棒穴39の構造を示す断面図である。前板32と後板54を貫通する操作棒穴39には、円筒状の遮光部材(以下、遮光筒という。)140が取り付けられている。遮光筒140の一端(同図において右端)にはフランジ部141が形成され、該フランジ部141には、止めねじ143の通し穴144が複数箇所(例えば、120度の等角度分配による三箇所)設けられている。
【0070】
後板54の内側には遮光筒140のフランジ部141を固定するための取付部146が形成されており、取付部146には、ねじ穴147と位置決め用の段差溝148が設けられている。遮光筒140の後端(図11上で右端)を段差溝148に嵌合し、通し穴144とねじ穴147の位置を合わせてから座金150を介して止めねじ143をねじ穴147に螺挿することにより遮光筒140が後板54に固定される。
【0071】
フランジ部141と反対側の遮光筒140の先端部(図11上で左端)は前板32に連結される。遮光筒140と前板32との連結部分にはシール部材152が設けられ、該シール部材152によって防振アダプタ10の内部は密閉される。操作棒穴39を遮光筒140とシール部材152とによって密閉し、かつ遮光構造としたので、防振アダプタ10の内部に塵埃等が進入することはなく、また不要な光も入射しない。
【0072】
図12は、操作棒22の着脱機構を示す斜視図であり、図13はその要部断面図である。これらの図面に示したように、操作棒22の先端に雄ねじ部156が形成されており、レンズ装置14側の操作棒連結軸(以下、連結軸という。)158の先端には雌ねじ部160が形成されている。また、連結軸158の先端部分には、一対の爪162を有する爪部材163が設けられ、操作棒22側には爪162が係合する溝164が形成されている。
【0073】
爪部材163の周面には長穴165が形成されており、該長穴165は連結軸158の軸方向に長い形状を有している。連結軸158には径方向に突出するピン167が固設されている。ピン167は長穴165に遊挿されており、爪部材163は長穴165の範囲で連結軸158の軸方向に移動可能であるとともに、連結軸158を中心とする回転方向の動きは規制されている。
【0074】
爪部材163は、バネ168によって図12の右方向に付勢されている。なお、符号169は、バネ168の基端を支持するばね押さえリングであり、該リング169は連結軸158に固設されている。操作棒22の連結時には爪部材163を図12上で左方向に退避させて、操作棒22の雄ねじ部156を連結軸158の雌ねじ部160に螺挿した後、爪部材163の退避を解除して爪162を溝164に係合させる。こうして、操作棒22が連結軸158に連結される。このような連結作業は、レンズ装置14の側面に形成されている図示せぬ凹部に連結軸158の先端部分を露出させて行う。なお、操作棒22と取り外す時は、連結時と逆の手順により連結を解除する。
【0075】
図14は、レンズ装置14、防振アダプタ10及びカメラ本体16の間で情報の受け渡しを行うインターフェース部分の拡大図である。防振アダプタ10の前面側コネクタ42には、レンズ装置14のコネクタ170が接続され、防振アダプタ10の後面側コネクタ58にはカメラ本体16のコネクタ172が接続される。
【0076】
防振アダプタ10のコネクタ42、58同士はケーブル174によって連結されており、レンズ装置14からの情報は防振アダプタ10内を通してカメラ本体16へ伝達される。また、各コネクタ42、58の一部のピンはケーブル176を介して防振アダプタ10内の電子回路基板178に接続されている。この電子回路基板176は、防振アダプタ10の制御回路(CPU280)等が搭載されたコントロール基板であり、CPU280は、レンズ装置14又はカメラ本体16から必要な情報(例えば、レンズの焦点距離情報やエクステンダー情報など)を取り込んで可動レンズ76の動作制御等に利用する。
【0077】
このように、情報の伝達経路を防振アダプタ10内部に形成したことにより、情報伝達用のケーブルを防振アダプタ10の外側に取り回す必要が無く、作業性が向上する。
【0078】
次に、防振アダプタ10に適用される防振機構の例について説明する。図15は、可動レンズ76の支持構造を示した正面図である。可動レンズ76は、リニアモータ244、246によって撮影光軸Pと直交する面内で像ぶれを補正する方向に移動される。可動レンズ76は、4本のアーム248、248、250、250からなる平行リンク機構を介して後板54内側に移動自在に支持されている。
【0079】
リニアモータ244は、可動レンズ76を図15において左右方向に移動させるもので、モータ本体244A、及びロッド244Bから構成される。モータ本体244Aは、後板54に固定され、ロッド244Bの先端はレンズ枠77の長穴252にローラ254を介して係合されている。長穴252は同図においてレンズ枠77の左側部に上下方向に形成されており、長穴252とローラ254とは相対的に図15の上下方向に移動自在に係合されている。
【0080】
モータ本体244Aの駆動力によりロッド244Bが伸縮動作すると、図16に示すように可動レンズ76はロッド244Bに押されて、又はロッド244Bに引かれて図16上で左右方向に移動する。また、図15上でレンズ枠77に上下方向の力が加わると、ローラ254が長穴252にガイドされて可動レンズ76が図15において上下方向に移動する。
【0081】
リニアモータ244のロッド244Bには、連結枠256が固着されている。
この連結枠256は、図15上で上下方向に配設されており、中央部にロッド244Bが固着され、上下端部がそれぞれリニアガイド258、258に摺動自在に支持されている。リニアガイド258、258は、ロッド244Bと平行に設けられており、ロッド244Bが伸縮されると、連結枠256はその姿勢を保持したまま左右方向に平行移動する。
【0082】
連結枠256には、位置センサ260の検出用接触針260Bの先端が押圧当接されている。位置センサ260は、検出用接触針260Bがロッド244Bと平行になる位置に、そのセンサ本体260Aが後板54に固定されており、ロッド244Bの伸縮動作で平行移動する連結枠256の移動量を検知する。
【0083】
本実施の形態の位置センサ260は、検出用接触針260Bをレンズ枠体77の周面に直接当接させるのではなく、可動レンズ76の移動量を間接的に検知することができる連結枠256に当接させている。連結枠256は、前述したようにロッド244Bの伸縮量に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移動中に検出用接触針260Bが連結枠256からズレたり、滑ったりすることはない。
【0084】
符号262Aは、スピードジェネレータ262を構成するボビンであり、符号262Bは、スピードジェネレータ262を構成するコアである。このコア262Bが連結枠256に固着されている。
【0085】
一方、リニアモータ246は、可動レンズ76を図15において上下方向に移動させるもので、モータ本体246A及びロッド246Bから構成される。モータ本体246Aは、後板54に固定され、ロッド246Bの先端はレンズ枠77の長穴264にローラ266を介して係合されている。長穴264は図15においてレンズ枠77の下部に左右方向に形成されており、長穴264とローラ266とは相対的に図15の左右方向に移動自在に係合されている。
【0086】
モータ本体246Aの駆動力によりロッド246Bが伸縮動作すると、図17に示すように可動レンズ76はロッド246Bに押されて、又はロッド46Bに引かれて図17の上下方向に移動する。また、図15上でレンズ枠体77に左右方向の力が加わると、ローラ266が長穴264にガイドされて可動レンズ76が図15の左右方向に移動する。
【0087】
リニアモータ246のロッド246Bには、連結枠268が固着される。連結枠268は、図15において左右方向に配設されており、中央部にロッド246Bが固着され、左右端部がそれぞれリニアガイド270、270に摺動自在に支持されている。リニアガイド270、270は、ロッド246Bと平行に設けられており、ロッド246Bが伸縮されると、連結枠268はその姿勢を保持したまま上下に平行移動する。
【0088】
連結枠268には、位置センサ272の検出用接触針272Bの先端が押圧当接されている。位置センサ272は、検出用接触針272Bがロッド246Bと平行になる位置に、センサ本体272Aが後板54に固定され、ロッド246Bの伸縮動作で平行移動する連結枠268の移動量を検知する。
【0089】
この位置センサ272も位置センサ260と同様に、検出用接触針272Bをレンズ枠77の周面に直接当接させるのではなく、可動レンズ76の移動量を間接的に検知することができる連結枠268に当接させている。連結枠268は、ロッド246Bの伸縮量に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移動中に検出用接触針260Bが連結枠268からズレたり、滑ったりすることはない。
【0090】
符号274Aは、スピードジェネレータ274を構成するボビンであり、符号274Bはスピードジェネレータ274を構成するコアである。このコア274Bが連結枠268に固着されている。
【0091】
なお、防振アダプタ10の内部構造は図15乃至図17に示した形態に限定するものではなく、可動レンズ76をアクチュエータ等の駆動手段で適宜移動させる具体的な構造は、様々な形態が可能である。
【0092】
図18は、可動レンズ76の駆動制御系を示すブロック図である。同図に示す角速度センサ276、278は防振アダプタ10の内部(後板54の内側)に配設されている。一方の角速度センサ276は、テレビカメラ装置12に伝達された振動のうち左右方向成分の振動を検知するもので、この検知された情報はCPU280に提供される。
【0093】
CPU280は、角速度センサ276から受入した情報に基づいて可動レンズ76に与えるべき左右方向の補正移動量を演算する。この左右方向の補正移動量を示す信号は、アンプ282で増幅されたのち、リニアモータ244(図15参照)に出力される。リニアモータ244は、CPU280からの指令信号に応じた量だけロッド244Bを伸長又は収縮させるように作動し、可動レンズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。これにより、左右方向の振動成分が可動レンズ76の移動で相殺されて左右方向の像ぶれが抑制される。
【0094】
可動レンズ76の左右方向の移動時において、位置センサ260は、連結枠56の移動位置を検出している。位置センサ260で検出した位置信号と、CPU280から出力されている補正移動量を示す信号とが比較され、リニアモータ244は、補正移動量に対応する位置に可動レンズ76を位置させるようにフィードバック制御されている。
【0095】
同様に、他方の角速度センサ278は、テレビカメラ装置12に伝達された振動のうち上下方向成分の振動を検知するもので、検知された情報はCPU280に提供される。CPU280は、角速度センサ278から受入した情報に基づいて可動レンズ76に与えるべき上下方向の補正移動量を演算し、この上下方向の補正移動量を示す信号をアンプ282を介してリニアモータ246(図15参照)に出力する。リニアモータ246は、CPU280からの指令信号に応じた量だけロッド246Bを伸長又は収縮させるように作動し、可動レンズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。これにより、上下方向の振動成分が可動レンズ76の移動で相殺されて上下方向の像ぶれが抑制される。
【0096】
可動レンズ276の上下方向の移動時において、位置センサ272は、連結枠68の移動位置を検出している。この検出した位置信号と、CPU280から出力されている補正移動量を示す信号とが比較され、リニアモータ246は、補正移動量に対応する位置に可動レンズ276を位置させるようにフィードバック制御されている。
【0097】
図19は、防振アダプタ10の全体構成を示すブロック図である。防振アダプタ10は主として、振れ検出センサ284、レンズ情報メモリ286、駆動回路288、供給電源判断回路290、CPU280、レンズ情報設定スイッチ292等から構成される。振れ検出センサ284は、図18で述べた角速度センサ276、278に相当するものである。駆動回路288は、可動レンズ76を駆動するための回路ブロックであり、図18で述べたアンプ282及びリニアモータ244、246等を含む。レンズ情報設定スイッチ292は、図6で説明したディップスイッチ102に相当する。
【0098】
防振アダプタ10の電源は、バッテリ294等の外部電源若しくはカメラ本体16のカメラ電源端子295から供給可能である。供給電源判断回路290によって供給電源を判別し、防振アダプタ10内部の電源端子296への電力の供給元をバッテリ294又はカメラ電源端子295の何れかに自動的に切り替えるようになっている。
【0099】
レンズ装置14は、ズーム焦点距離情報出力手段298、エクステンダー情報出力手段300及びレンズ情報提供手段302を有している。レンズ装置14のズーム位置(現在設定されている焦点距離)は、図示せぬポテンショメータ等の検出センサによって常時検出され、その焦点距離情報がズーム焦点距離情報出力手段298から防振アダプタ10のCPU280に通知される。また、レンズ装置14のエクステンダーの状態(エクステンダーの使用の有無やエクステンダー倍率)を示す情報(エクステンダー情報)がエクステンダー情報出力手段300からCPU280に通知される。
【0100】
レンズ情報提供手段302は、当該レンズ装置14の機種情報や光学性能諸元データ(レンズ倍率を含むレンズ固有情報)などを防振アダプタ10及びカメラ本体16側に提供する手段であり、例えば、レンズ固有情報が格納されたROMが用いられる。レンズ装置14に防振アダプタ10が接続されると、レンズ情報提供手段302からレンズ固有情報が防振アダプタ10のCPU280に伝達され、その情報はレンズ情報メモリ286に記憶される。CPU280は、必要に応じてレンズ情報メモリ286からデータを読み出して可動レンズ76の制御に関する演算を行う。
【0101】
また、レンズ情報メモリ286には複数のレンズ機種に対応したデータが予め格納されており、ユーザがレンズ情報設定スイッチ292を操作して使用するレンズ装置14を指定することにより、CPU280は該当するレンズ装置14の制御に必要なデータをレンズ情報メモリ286から読み出すことができる。
【0102】
防振アダプタ10には、コントローラ(遠隔操作部)310が接続される。コントローラ310は、防振機能のON/OFFを選択するための防振ON/OFFスイッチ312と、防振機能の感度を調節する感度設定手段314と、防振機能のON/OFF状態を表示する表示手段316と、防振ON/OFFスイッチ310の機能を反転させるスイッチ反転手段318とを有している。
【0103】
防振ON/OFFスイッチ312によって防振機能をオンすると、コントローラ310の表示手段316及び防振アダプタ10の表示器96において防振機能がON状態であることを示す表示が行われる。
【0104】
図20は、防振レンズ44のロック機構の構造例を示す断面図である。可動レンズ76をロックするための機構は、主として、レンズ枠77を押さえるロック環330と、ロック環330をレンズ枠77に接触させる方向(図20上で左方向)に付勢する圧縮バネ332と、ロック環330をバネ力に抗して退避方向(図20上で右方向)に移動させるテーパ部材334と、レバー66の操作力をテーパ部材334に伝達する軸部336とから構成される。
【0105】
レンズ枠77にはテーパ面77A(例えば、傾斜角度45°)が形成されており、ロック環330には、レンズ枠77のテーパ面77Aと傾斜角度が略一致するテーパ面331が形成されている。レンズ枠77のテーパ面77Aにロック環330のテーパ面331が圧縮バネ332の作用によって圧接されることにより、可動レンズ76が光軸原点(設計上の原点位置)でロックされる。
【0106】
軸部336は、滑りクラッチ338を介して第1軸部340と第2軸部342とが連結された構造を有し、図20において上側の第1軸部340の上端にレバー66が固設され、第2軸部342の下端にテーパ部材334が固設されている。第2軸部342は、バネ344によって図20の上方に付勢されている。符号346は、バネ344の基端を支持するバネ押さえ部材であり、後板54(図20中不図示)に固設されている。
【0107】
レバー66は、軸方向の押し込み操作と、軸中心の回動操作が可能である。レバー66を押し込み操作するとテーパ部材334が図20上で下方に移動する。ロック環330は、テーパ部材334のテーパ面335と傾斜角度が略一致するテーパ面338(例えば、傾斜角度45°)を有している。レバー66が軸方向(図20の上下方向)に押し込み操作され、その操作力によってテーパ部材334が図20において下方に移動するとテーパ面335がロック環330のテーパ面338を押し、ロック環330は圧縮バネ332のバネ力に抗して図20の右方向に移動する。
【0108】
こうして、ロック環330がレンズ枠77から離れ、可動レンズ76は移動可能な状態(ロック解除状態)になる。このロック解除状態でレバー66を回動操作して「ロック解除位置」に回すと、第1軸部340が図示せぬ係止機構によってロックされ、軸部63の軸方向の動きが規制(固定)され、ロック解除状態が維持される。
【0109】
レバー66を「ロック位置」に回すと、前記係止機構の係止が外れ、バネ344の力でテーパ部材334が図20において上方に押し戻される。このとき、ロック環330は、圧縮バネ332の付勢力によって図20の左方向に移動し、可動レンズ76をロックする。
【0110】
本例の防振アダプタ10では、本体ケース30を構成する後板54側に、図15で説明した防振機構及び図20で説明したロック機構を取り付けたので、前板32を取り外すことで防振機構のメンテナンス作業が可能である。
【0111】
上記した実施の形態では、防振アダプタ10をレンズ装置14とカメラ本体16の間に直接的に接続したが、使用するカメラの機種によっては、図21に示すようにレンズサポータ350が用いられる。
【0112】
この場合、レンズ装置14と防振アダプタ10との連結構造は図3乃至図5で説明した通りであり、防振アダプタ10の後面はレンズサポータ350のマウント枠352に連結される。マウント枠352の詳細については図示しないが、マウント枠352の図21上で左側には、図5で説明したカメラ本体16の前面と同様の接続手段(フック41、凹部62と同様のもの)及び図14で説明したコネクタ172と同様のコネクタが設けられている。
【0113】
カメラ(この場合、ENGカメラ)360は、レンズサポータ350のマウント枠352の後方(図21においてマウント枠352の右側)に配置され、マウント枠352を挟んで防振アダプタ10のレンズマウント55がカメラ350に接続される。同図中符号354は、カメラ360の高さを調節するための高さ調節ツマミである。
【0114】
また、レンズサポータ350は、防振アダプタ10の支持板63を固定する挟圧部材356(図1で説明した挟圧板17と同様のもの)を有し、図22に示したように、支持板63をレンズサポータ350の前側起立面357と挟圧部材356との間に挟みこみ、締め付けねじ358を締め込むことにより、支持板63が挟圧保持される。
【0115】
上述した通り、本発明を適用することにより、HDレンズにも対応した高画質を維持できる光学シフト式の防振アダプタを実現でき、スポーツ中継時の風や足場の揺れによる画像ぶれを低減することができる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る防振アダプタによれば、可動レンズが収納される本体ケースの前面及び後面に被写体光通過用の開口を形成し、これら前後の各開口に第1のレンズ及び第2のレンズを取り付けて本体ケース内部を密閉構造にしたので、可動レンズに対する塵埃の付着を防止でき、高性能のレンズ性能を維持することができる。また、密閉のための透明ガラス等を省略でき、防振アダプタの薄型化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の防振アダプタが適用されたテレビカメラ装置の斜視図
【図2】実施の形態の防振アダプタが適用されたテレビカメラ装置の側面図
【図3】実施の形態の防振アダプタを前板から見た斜視図
【図4】実施の形態の防振アダプタを後板から見た斜視図
【図5】実施の形態の防振アダプタの断面図
【図6】本例の防振アダプタの右側面部についての拡大図
【図7】図6の7−7線に沿う断面図
【図8】テレビカメラ装置を後方(カメラマン側)から見た図
【図9】本例のテレビカメラ装置の要部拡大図
【図10】防振アダプタに設けられている表示器の構造を示す図
【図11】操作棒が挿入される操作棒穴の構造を示す断面図
【図12】操作棒の着脱構造を示す斜視図
【図13】操作棒の着脱構造を示す断面図
【図14】レンズ装置、防振アダプタ及びカメラ本体の間で情報の受け渡しを行うインターフェース部分の拡大図
【図15】防振アダプタに内蔵された可動レンズの支持構造を示した正面図
【図16】可動レンズが左右方向に移動する時の動作を示す説明図
【図17】可動レンズが上下方向に移動する時の動作を示す説明図
【図18】図15に示した防振機構の制御系を示すブロック図
【図19】防振アダプタの全体構成を示すブロック図
【図20】可動レンズのロック機構を示す断面図
【図21】レンズサポータを用いてカメラと防振アダプタを連結する態様を示す側面図
【図22】防振アダプタの下部の支持板をレンズサポータに固定する構造を示す斜視図
【符号の説明】
10…防振アダプタ、12…テレビカメラ装置、14…レンズ装置、16…カメラ本体、22…操作棒、24…ビューファインダ、30…本体ケース、32…前板、36…枠体、39…操作棒穴、40…フック、44…防振レンズ、54…後板、55…バヨネットマウント、56…フック、59…外周側面、74…第1固定レンズ、76…可動レンズ、78…第2固定レンズ、350…レンズサポータ
Claims (2)
- バヨネットマウントを備えたレンズ装置がカメラ本体に接続可能に形成され、前記カメラ本体に貫通して配置される操作棒を前記カメラ本体に接続された前記レンズ装置に接続することにより、前記レンズ装置を前記操作棒で操作可能なテレビレンズ装置の前記レンズ装置と前記カメラ本体との間に配置される防振アダプタにおいて、
前面を構成し、前記レンズ装置に接続される前板と、後面を構成し、前記カメラ本体に接続される後板と、外周側面を構成する枠体とからなり、密閉状態に組み付けられる本体ケースと、
前記本体ケース内に収納され、前記カメラ本体に加わる振動によって生じる像ぶれを補正するように移動される可動レンズと、
前記本体ケースの前面に形成され、前記レンズ装置の前記バヨネットマウントを収納する凹部と、
前記レンズ装置を介して入射する被写体からの光を通過させるために、前記本体ケースの前面に形成された前記凹部に形成される第1の開口と、
前記レンズ装置を介して入射する被写体からの光を通過させるために、前記本体ケースの後面に形成される第2の開口と、
前記第1の開口を密閉するように取り付けられて、前記可動レンズの光軸上に配置される第1のレンズと、
前記第2の開口を密閉するように取り付けられて、前記可動レンズの光軸上に配置される第2のレンズと、
前記本体ケースの前面と後面とを貫通して形成され、前記レンズ装置に接続される前記操作棒を挿通可能な操作棒穴と、
前記操作棒を挿通可能な筒状に形成され、前記操作棒穴に取り付けられて、前記本体ケースの内部を密閉するとともに遮光する遮光部材と、
を備えたことを特徴とする防振アダプタ。 - 前記カメラ本体から電源を供給可能に形成されるとともに、外部電源を接続して、該外部電源から電源を供給可能に形成され、
前記カメラ本体からの電源供給能力が低い場合、前記外部電源から電源を供給すると、電源の供給元を自動的に前記外部電源に設定し、前記外部電源から電源の供給がない場合には、電源の供給元を前記カメラ本体に自動的に設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の防振アダプタ。
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