JP2003110922A - Tvカメラ用作動命令指示システム - Google Patents

Tvカメラ用作動命令指示システム

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JP2003110922A
JP2003110922A JP2001296958A JP2001296958A JP2003110922A JP 2003110922 A JP2003110922 A JP 2003110922A JP 2001296958 A JP2001296958 A JP 2001296958A JP 2001296958 A JP2001296958 A JP 2001296958A JP 2003110922 A JP2003110922 A JP 2003110922A
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vibration
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control signal
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JP2001296958A
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Akira Higo
晶 肥後
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Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラマンが撮影意図に応じてズーム機能や防
振機能をON/OFF操作したり防振制御のモードを切
り換えたりする際に、TVカメラに余計な振動を与えな
い。 【解決手段】カメラマンが、作動させたい内容を音声に
てマイク402に与え、入力された音声を、音声認識ユ
ニット406が所定のコード信号に変換し、CPU40
8が変換されたコード信号を受信して当該コード信号か
ら作動制御信号を生成し、レンズ装置14にその作動制
御信号を送信して、レンズ装置14はその作動制御信号
を受信して制御すべき部材を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TVカメラ用作動
命令指示システムに係り、特に、TVカメラや、TVカ
メラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する防
振レンズを備えたTVカメラ用防振装置に適用されるT
Vカメラ用作動命令指示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TVカメラにおいて、レンズのズ
ーム機能のテレ/ワイドの操作や防振機能のON/OF
F等は、カメラマンがTVカメラに取り付けられている
操作棒やトグル、押しボタン等の操作部材あるいは機械
スイッチを操作していた。なお、一軸二操作と呼ばれる
操作棒の押し引き・回転操作によってズームレンズ、フ
ォーカスレンズの駆動操作をおこなうものは、特開20
01−147361等で公知のものである。また、防振
機能付きTVカメラにおいて、防振機能のON/OFF
スイッチが設けられているものは、特開平9−7451
5等で公知のものである。
【0003】これらの操作部材あるいは機械スイッチは
TVカメラに固定された部材に取り付けられているの
で、操作時に余計な振動をTVカメラに与えてしまうこ
とがある。更に、レンズにおいて画角1°以内の高倍率
ズームを作動させるとき操作棒を押し引きすると振動を
発生させやすい。
【0004】また、TVスタジオにおいてTVカメラ付
近は通常暗く、操作スイッチがカメラマンの手元に集中
していることから、カメラマンは操作すべきスイッチを
瞬時に捜し当てるのが容易でない。特に防振機能が必要
なTVカメラの場合は、高倍率のレンズを使用している
のが一般的で、少しの振動でも画像に悪影響を与えてし
まう。そのために防振機能を働かせているが、その機能
をON/OFFするその操作自体が振動源になってしま
うことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、カメラマンが撮影意図に応
じてズーム機能操作や防振機能をON/OFF操作した
り防振制御のモードを切り換えたりする際に、TVカメ
ラに余計な振動を与えず、かつ暗い場所でもTVカメラ
のズーム機能や防振機能等の諸機能を正確に作動させる
ことができるTVカメラ用作動命令指示システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、TVカメラ用
作動命令指示システムであって、TVカメラの作動に関
する命令を内容とする音声の入力を受ける音声入力手段
と、入力された音声を所定のコード信号に変換する音声
認識手段と、変換されたコード信号を受信して当該コー
ド信号から作動制御信号を生成し、TVカメラに当該作
動制御信号を送信する制御信号生成手段と、からなるT
Vカメラ用作動命令指示システム、からなる。
【0007】本発明によれば、カメラマン等が、作動さ
せたい内容を音声にて音声入力手段に与え、入力された
音声を、音声認識手段が所定のコード信号に変換し、制
御信号生成手段が変換されたコード信号を受信して当該
コード信号から作動制御信号を生成し、TVカメラにそ
の作動制御信号を送信して、TVカメラはその作動制御
信号を受信して制御すべき部材を作動させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るTVカメラ用作動命令指示システムの好ましい実施の
形態について詳説する。
【0009】図1には、本発明の実施形態に係るTVカ
メラ用作動命令指示システムが適用されたテレビカメラ
装置12が示されている。このテレビカメラ装置12
は、従来の一軸二操作式の操作方式によってズーム操作
及びフォーカス操作を行うことができると共に、本発明
の作動命令指示システムを備えた装置であり、EFPレ
ンズ装置(以下、レンズ装置という。)14、防振アダ
プタ10、及びカメラ本体16を主として構成されてい
る。
【0010】カメラ本体16は、三脚又はペデスタル1
8の上部に設けられた雲台20に着脱自在に取り付けら
れている。操作棒22は、レンズ装置14に対して着脱
可能であり、カメラ本体16及び防振アダプタ10を貫
通して配設される。操作棒22は、カメラ本体16に形
成された操作棒挿通穴16Aに通され、操作棒22の先
端部はレンズ装置14の図示しないレンズ駆動部に接続
される。
【0011】カメラマンは、図1に示したカメラ本体1
6の上部に設置されているビューファインダ24に映る
映像を見ながら、操作棒22のグリップ23を把持し、
操作棒22を押し引き操作することでズーム操作を行う
ことができ、また、グリップ23を回転操作し、操作棒
22を回転させることでフォーカス調整を行うことがで
きる。
【0012】雲台20から延設されたパン/チルト棒2
5A、25Bには、ズームレートデマンド26とフォー
カスポジションデマンド28を設置することができる。
カメラマンは、ズームレートデマンド26のサムリング
26Aを親指で回動操作することによりズーム操作を行
うことができ、フォーカスポジションデマンド28のフ
ォーカスノブ28Aを回動操作することでフォーカス操
作を行うことができる。
【0013】ズームレートデマンド26からはサムリン
グ26Aの操作方向及び操作量に応じてズーム速度を指
令するズーム速度指令信号が出力され、フォーカスポジ
ションデマンド28からはフォーカスノブ28Aの回転
位置に応じてフォーカス位置を指令するフォーカス位置
指令信号が出力される。これらの指令信号はケーブル2
6B、28Bを介してレンズ装置14に送信される。
【0014】ズームレートデマンド26やフォーカスポ
ジションデマンド28等のコントローラと操作棒22と
を併設した場合には、操作棒22によるレンズ操作方式
と、ズームレートデマンド26やフォーカスポジション
デマンド28によるレンズ操作方式を切り換える図示せ
ぬ切換手段が設けられ、該切換手段によって操作方式を
選択することができる。なお、操作棒22の動きを電気
的に検出してズームやフォーカスをサーボ駆動する態様
も可能であり、操作棒22を手動操作方式及びサーボ方
式の操作手段として兼用し、その役割を切換手段によっ
て切り換えることも可能である。
【0015】防振アダプタ10における防振機能のON
(有効)/OFF(無効)は、防振アダプタ10の下部
に設けられた図示しないコントローラ用コネクタに、図
示しないケーブルを介して接続されたコントローラ(図
7中符号310として記載)によって操作することがで
きる。カメラマンの手元(パン/チルト操作棒25A、
25Bの端部付近など)に設けられるコントローラ31
0には、防振機能のON/OFF状態を表示する表示器
付きのモーメンタリースイッチを取り付けることができ
る。操作方法の一例として、モーメンタリースイッチの
押下中のみ防振機能がONされ、スイッチの押下を解除
すると防振機能がOFFされるようにする。また、これ
と並設してトグルスイッチ等の切換スイッチを設け、こ
の切換スイッチを切り換えることによって、モーメンタ
リースイッチの押下中のみ防振機能がOFFされ、スイ
ッチの押下を解除すると防振機能がONされるように、
モーメンタリースイッチの機能を切り換えるようにして
もよい。
【0016】このように、防振機能をON/OFFする
スイッチに反転機能を設け、押しているときだけON、
逆に、押しているときだけOFFの何れかを選択して使
用できるようにするのは、カメラマンや撮影場面によっ
ては、防振が必要な時ONする場合と、常にONしてお
き、必要なときのみOFFするという使用態様が考えら
れるためである。
【0017】防振レンズ44は図3の如く、第1固定レ
ンズ74、可動レンズ76、及び第2固定レンズ78か
ら構成されている。第1固定レンズ74は、凹部38に
設けられたレンズ枠80に固定され、第2固定レンズ7
8はバヨネットマウント55の内側に設けられたレンズ
枠82に固定されている。可動レンズ76は、レンズ枠
77に保持された状態で前記防振機構に連結され、この
防振機構によって光軸Pに直交する面内で移動され、実
質的に像ブレを補正する。この可動レンズ76が、防振
レンズ固定用レバー66によって固定/固定解除され
る。
【0018】レンズ装置14からの情報は防振アダプタ
10内を通してカメラ本体16へ伝達される。防振アダ
プタ10内には電子回路基板176が配設されており、
この電子回路基板176は防振アダプタ10の制御回路
(CPU280)等が搭載されたコントロール基板であ
り、CPU280は、レンズ装置14又はカメラ本体1
6から必要な情報(例えば、レンズの焦点距離情報やエ
クステンダー情報など)を取り込んで可動レンズ76の
動作制御等に利用する。
【0019】次に、防振アダプタ10に適用される防振
機構の例について説明する。図4は、可動レンズ76の
支持構造を示した正面図である。可動レンズ76は、リ
ニアモータ244、246によって撮影光軸Pと直交す
る面内で像ぶれを補正する方向に移動される。可動レン
ズ76は、4本のアーム248、248、250、25
0からなる平行リンク機構を介して後板54内側に移動
自在に支持されている。
【0020】リニアモータ244は、可動レンズ76を
図4において左右方向に移動させるもので、モータ本体
244A、及びロッド244Bから構成される。モータ
本体244Aは、後板54に固定され、ロッド244B
の先端はレンズ枠77の長穴252にローラ254を介
して係合されている。長穴252は同図においてレンズ
枠77の左側部に上下方向に形成されており、長穴25
2とローラ254とは相対的に図4の上下方向に移動自
在に係合されている。
【0021】モータ本体244Aの駆動力によりロッド
244Bが伸縮動作すると、可動レンズ76はロッド2
44Bに押されて、又はロッド244Bに引かれて図4
上で左右方向に移動する。また、図4上でレンズ枠77
に上下方向の力が加わると、ローラ254が長穴252
にガイドされて可動レンズ76が図4において上下方向
に移動する。
【0022】リニアモータ244のロッド244Bに
は、連結枠256が固着されている。この連結枠256
は、図4上で上下方向に配設されており、中央部にロッ
ド244Bが固着され、上下端部がそれぞれリニアガイ
ド258、258に摺動自在に支持されている。リニア
ガイド258、258は、ロッド244Bと平行に設け
られており、ロッド244Bが伸縮されると、連結枠2
56はその姿勢を保持したまま左右方向に平行移動す
る。
【0023】連結枠256には、位置センサ260の検
出用接触針260Bの先端が押圧当接されている。位置
センサ260は、検出用接触針260Bがロッド244
Bと平行になる位置に、そのセンサ本体260Aが後板
54に固定されており、ロッド244Bの伸縮動作で平
行移動する連結枠256の移動量を検知する。
【0024】本実施の形態の位置センサ260は、検出
用接触針260Bをレンズ枠体77の周面に直接当接さ
せるのではなく、可動レンズ76の移動量を間接的に検
知することができる連結枠256に当接させている。連
結枠256は、前述したようにロッド244Bの伸縮量
に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その
移動中に検出用接触針260Bが連結枠256からズレ
たり、滑ったりすることはない。
【0025】符号262Aは、スピードジェネレータ2
62を構成するボビンであり、符号262Bは、スピー
ドジェネレータ262を構成するコアである。このコア
262Bが連結枠256に固着されている。
【0026】一方、リニアモータ246は、可動レンズ
76を図4において上下方向に移動させるもので、モー
タ本体246A及びロッド246Bから構成される。モ
ータ本体246Aは、後板54に固定され、ロッド24
6Bの先端はレンズ枠77の長穴264にローラ266
を介して係合されている。長穴264は図4においてレ
ンズ枠77の下部に左右方向に形成されており、長穴2
64とローラ266とは相対的に図4の左右方向に移動
自在に係合されている。
【0027】モータ本体246Aの駆動力によりロッド
246Bが伸縮動作すると、可動レンズ76はロッド2
46Bに押されて、又はロッド246Bに引かれて図4
の上下方向に移動する。また、図4上でレンズ枠体77
に左右方向の力が加わると、ローラ266が長穴264
にガイドされて可動レンズ76が図4の左右方向に移動
する。
【0028】リニアモータ246のロッド246Bに
は、連結枠268が固着される。連結枠268は、図4
において左右方向に配設されており、中央部にロッド2
46Bが固着され、左右端部がそれぞれリニアガイド2
70、270に摺動自在に支持されている。リニアガイ
ド270、270は、ロッド246Bと平行に設けられ
ており、ロッド246Bが伸縮されると、連結枠268
はその姿勢を保持したまま上下に平行移動する。
【0029】連結枠268には、位置センサ272の検
出用接触針272Bの先端が押圧当接されている。位置
センサ272は、検出用接触針272Bがロッド246
Bと平行になる位置に、センサ本体272Aが後板54
に固定され、ロッド246Bの伸縮動作で平行移動する
連結枠268の移動量を検知する。
【0030】この位置センサ272も位置センサ260
と同様に、検出用接触針272Bをレンズ枠77の周面
に直接当接させるのではなく、可動レンズ76の移動量
を間接的に検知することができる連結枠268に当接さ
せている。連結枠268は、ロッド246Bの伸縮量に
関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移
動中に検出用接触針272Bが連結枠268からズレた
り、滑ったりすることはない。
【0031】符号274Aは、スピードジェネレータ2
74を構成するボビンであり、符号274Bはスピード
ジェネレータ274を構成するコアである。このコア2
74Bが連結枠268に固着されている。
【0032】なお、防振アダプタ10の内部構造は図4
に示した形態に限定するものではなく、可動レンズ76
をアクチュエータ等の駆動手段で適宜移動させる具体的
な構造は、様々な形態が可能である。
【0033】図6は、可動レンズ76の駆動制御系を示
すブロック図である。同図に示す角速度センサ276、
278は防振アダプタ10の内部(後板54の内側)に
配設されている。一方の角速度センサ276は、テレビ
カメラ装置12に伝達された振動のうち左右方向成分の
振動を検知するもので、この検知された情報はCPU2
80に提供される。
【0034】CPU280は、角速度センサ276から
受入した情報に基づいて可動レンズ76に与えるべき左
右方向の補正移動量を演算する。この左右方向の補正移
動量を示す信号は、アンプ282で増幅されたのち、リ
ニアモータ244(図4参照)に出力される。リニアモ
ータ244は、CPU280からの指令信号に応じた量
だけロッド244Bを伸長又は収縮させるように作動
し、可動レンズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。こ
れにより、左右方向の振動成分が可動レンズ76の移動
で相殺されて左右方向の像ぶれが抑制される。
【0035】可動レンズ76の左右方向の移動時におい
て、位置センサ260は、連結枠256の移動位置を検
出している。位置センサ260で検出した位置信号と、
CPU280から出力されている補正移動量を示す信号
とが比較され、リニアモータ244は、補正移動量に対
応する位置に可動レンズ76を位置させるようにフィー
ドバック制御されている。
【0036】同様に、他方の角速度センサ278は、テ
レビカメラ装置12に伝達された振動のうち上下方向成
分の振動を検知するもので、検知された情報はCPU2
80に提供される。CPU280は、角速度センサ27
8から受入した情報に基づいて可動レンズ76に与える
べき上下方向の補正移動量を演算し、この上下方向の補
正移動量を示す信号をアンプ282を介してリニアモー
タ246(図4参照)に出力する。リニアモータ246
は、CPU280からの指令信号に応じた量だけロッド
246Bを伸長又は収縮させるように作動し、可動レン
ズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。これにより、上
下方向の振動成分が可動レンズ76の移動で相殺されて
上下方向の像ぶれが抑制される。
【0037】可動レンズ276の上下方向の移動時にお
いて、位置センサ272は、連結枠268の移動位置を
検出している。この検出した位置信号と、CPU280
から出力されている補正移動量を示す信号とが比較さ
れ、リニアモータ246は、補正移動量に対応する位置
に可動レンズ276を位置させるようにフィードバック
制御されている。
【0038】図7は、防振アダプタ10の全体構成を示
すブロック図である。防振アダプタ10は主として、振
れ検出センサ284、レンズ情報メモリ286、駆動回
路288、供給電源判断回路290、CPU280、レ
ンズ情報設定スイッチ292等から構成される。振れ検
出センサ284は、図6で述べた角速度センサ276、
278に相当するものである。駆動回路288は、可動
レンズ76を駆動するための回路ブロックであり、図6
で述べたアンプ282及びリニアモータ244、246
等を含む。レンズ情報設定スイッチ292は、図示しな
いディップスイッチに相当する。
【0039】防振アダプタ10の電源は、バッテリ29
4等の外部電源若しくはカメラ本体16の図示しないカ
メラ電源端子から供給可能である。供給電源判断回路2
90によって供給電源を判別し、防振アダプタ10内部
の電源端子296への電力の供給元をバッテリ294又
はカメラ電源端子295の何れかに自動的に切り替える
ようになっている。
【0040】レンズ装置14は、ズーム焦点距離情報出
力手段298、エクステンダー情報出力手段300及び
レンズ情報提供手段302を有している。レンズ装置1
4のズーム位置(現在設定されている焦点距離)は、図
示せぬポテンショメータ等の検出センサによって常時検
出され、その焦点距離情報がズーム焦点距離情報出力手
段298から防振アダプタ10のCPU280に通知さ
れる。また、レンズ装置14のエクステンダーの状態
(エクステンダーの使用の有無やエクステンダー倍率)
を示す情報(エクステンダー情報)がエクステンダー情
報出力手段300からCPU280に通知される。
【0041】レンズ情報提供手段302は、当該レンズ
装置14の機種情報や光学性能諸元データ(レンズ倍率
を含むレンズ固有情報)などを防振アダプタ10及びカ
メラ本体16側に提供する手段であり、例えば、レンズ
固有情報が格納されたROMが用いられる。レンズ装置
14に防振アダプタ10が接続されると、レンズ情報提
供手段302からレンズ固有情報が防振アダプタ10の
CPU280に伝達され、その情報はレンズ情報メモリ
286に記憶される。CPU280は、必要に応じてレ
ンズ情報メモリ286からデータを読み出して可動レン
ズ76の制御に関する演算を行う。
【0042】また、レンズ情報メモリ286には複数の
レンズ機種に対応したデータが予め格納されており、ユ
ーザがレンズ情報設定スイッチ292を操作して使用す
るレンズ装置14を指定することにより、CPU280
は該当するレンズ装置14の制御に必要なデータをレン
ズ情報メモリ286から読み出すことができる。
【0043】防振アダプタ10には、コントローラ31
0が接続される。コントローラ310は、防振機能のO
N/OFFを選択するための防振ON/OFFスイッチ
312と、防振機能の感度を調節する感度設定手段31
4と、防振機能のON/OFF状態を表示する表示手段
316と、防振ON/OFFスイッチ310の機能を反
転させるスイッチ反転手段318とを有している。
【0044】防振ON/OFFスイッチ312によって
防振機能をオンすると、コントローラ310の表示手段
316及び防振アダプタ10の表示器96において防振
機能がON状態であることを示す表示が行われる。
【0045】図5は、本形態のTVカメラ用作動命令指
示システム400の構成を示している。この指示システ
ム400は、マイク402、アンプ404、音声認識ユ
ニット406、CPU408からなる。
【0046】マイク402はカメラマンの頭部に装着さ
れているマイクであり、このマイク402がテレビカメ
ラ装置12に配設されているアンプ404に接続してお
り、アンプ404はテレビカメラ装置12に配設されて
いる音声認識ユニット406に接続している。マイク4
02とアンプ404は有線で接続してもよいし、無線で
接続してもよい。音声認識ユニット406はCPU40
8に接続しており、CPU408はレンズ装置14に接
続している。
【0047】カメラマンが作動に関する命令、例えば
「ズームテレ」とマイク402に向かって話すと、マイ
ク402がその音声の入力を受け、アンプ404が入力
された音声信号を増幅し、音声認識ユニット406が音
声信号を所定のコード信号に変換する。CPU408は
そのコード信号を受信してそのコード信号から作動制御
信号を生成し、レンズ装置14にその作動制御信号を送
信してレンズ装置14は制御対象となっている部材を駆
動させる。
【0048】駆動対象としては、前述したように、操作
棒22、パン/チルト棒25A、25Bのズーム装置、
フォーカス装置がある。すなわち、従来、操作棒22、
パン/チルト棒25A、25Bで行なっていたズーム操
作、フォーカス操作をTVカメラ用作動命令指示システ
ム400で行うことができる。特に、画角1°以内の高
倍率ズームでは、従来、操作棒22の押し引き操作に振
動が生じていたので、本システム400を使用すること
により、ズーム時に振動を発生させずに済む。さらに、
スタジオが暗いときでも確実に瞬時の操作が可能であ
る。また、従来のたくさんあるスイッチを細かく使い分
ける煩雑さが解消され、発声だけで済むので操作の簡易
性も確保できる。
【0049】また、防振アダプタ10における防振機能
のON(有効)/OFF(無効)にも本システム400
を適用することができる。カメラマンが発する作動に関
する命令としては、例えば、「防振ON」、「防振OF
F」、「H方向解除」などがある。「H方向解除」と
は、前述の図4において縦方向の防振機構の作動を解除
することである。
【0050】本システム400を防振アダプタ10に適
用する場合には、図5中、CPU408は図7のCPU
280としてもよい。この場合、音声認識ユニット40
6からのコード信号はCPU280に送信され、CPU
280で生成された作動制御信号が駆動回路288、表
示器96に送信されて駆動対象となっている部材(例え
ば、リニアモータ246)を駆動させる。
【0051】また、従来、防振機能のON(有効)/O
FF(無効)は、例えば、防振アダプタ10に装着され
ているモーメンタリースイッチによって行なってきた
が、モーメンタリースイッチの押し下げ中のみ防振機能
がONされ、スイッチの押し下げを解除すると防振機能
がOFFされるような機能を、本システム400に適用
することができる。すなわち、音声で発している間のみ
防振機能がONされ、発声を止めるとOFFされる。こ
のスイッチ機能に切換え機能をもたせることもでき、切
換えスイッチを切換えることによって、発声中のみ防振
機能がOFFされ、発声を止めると防振機能がONにさ
れるようにすることもできる。
【0052】もちろん、一般的なスイッチ形態のよう
に、1回命令を発声したらしたら次に発声するまでその
作動を有効にすることもできる。また、発声することに
よって、防振機能をONにしたり、防振機能をOFFに
したりすることもできる。
【0053】本システム400を防振機能のON/OF
Fに適用することにより、防振機能のON/OFF時に
カメラ装置12に余計な振動を与えなくて済む。また、
スタジオが暗いときでも確実に瞬時の防振機能操作が可
能である。
【0054】本実施の形態では、ズーム操作、フォーカ
ス操作、防振機能のON/OFF操作をそれぞれ操作棒
22やパン/チルト棒25A、25B、モーメンタリー
スイッチで行うことができ、かつそれらの操作をTVカ
メラ用作動命令指示システム400でも行うことができ
る場合を述べたが、もちろん、TVカメラ用作動命令指
示システム400だけで操作をおこなうようにしてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るTV
カメラ用作動命令指示システムによれば、カメラマンが
撮影意図に応じてズーム機能や防振機能をON/OFF
操作したり防振制御のモードを切り換えたりする際に、
TVカメラに直接接触することなしに音声により指示を
与えるので、TVカメラに余計な振動を与えず、かつ暗
い場所でもTVカメラのズーム機能や防振機能等の諸機
能を瞬時に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るTVカメラ用作動命令
指示システムが適用されたテレビカメラ装置の全体斜視
図。
【図2】実施の形態のTVカメラ用作動命令指示システ
ムが適用されたテレビカメラ装置の側面図。
【図3】実施の形態の防振アダプタの断面図。
【図4】防振アダプタに内蔵された可動レンズの支持構
造を示した正面図
【図5】本形態のTVカメラ用作動命令指示システムの
構成を示した図。
【図6】図4に示した防振機構の制御系を示すブロック
図。
【図7】防振アダプタの全体構成を示すブロック図
【符号の説明】
12…テレビカメラ装置、400…TVカメラ用作動命
令指示システム、402…マイク、404…アンプ、4
06…音声認識ユニット、408…CPU
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/00 G03B 19/00 H04N 5/222 H04N 5/222 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TVカメラ用作動命令指示システムであ
    って、 TVカメラの作動に関する命令を内容とする音声の入力
    を受ける音声入力手段と、 入力された音声を所定のコード信号に変換する音声認識
    手段と、 変換されたコード信号を受信して当該コード信号から作
    動制御信号を生成し、TVカメラに当該作動制御信号を
    送信する制御信号生成手段と、からなるTVカメラ用作
    動命令指示システム。
  2. 【請求項2】 TVカメラの防振装置用作動命令指示シ
    ステムであって、 TVカメラの防振機能に関する命令を内容とする音声の
    入力を受ける音声入力部と、 入力された音声を所定のコード信号に変換する音声認識
    部と、 変換されたコード信号を受信して当該コード信号から作
    動制御信号を生成し、防振装置に当該作動制御信号を送
    信する制御信号生成部と、からなるTVカメラの防振装
    置用作動命令指示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064800A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 株式会社 シリコンプラス 自立型監視カメラ

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JP2015064800A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 株式会社 シリコンプラス 自立型監視カメラ

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