JP2002156677A - 防振アダプタ - Google Patents

防振アダプタ

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JP2002156677A
JP2002156677A JP2000311662A JP2000311662A JP2002156677A JP 2002156677 A JP2002156677 A JP 2002156677A JP 2000311662 A JP2000311662 A JP 2000311662A JP 2000311662 A JP2000311662 A JP 2000311662A JP 2002156677 A JP2002156677 A JP 2002156677A
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JP
Japan
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lens
vibration
adapter
switch
camera
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JP2000311662A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Takeda
俊明 武田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE60127909T priority patent/DE60127909T2/de
Priority to EP05028753A priority patent/EP1653272B1/en
Priority to EP01121287A priority patent/EP1186934B1/en
Priority to US09/947,369 priority patent/US6937286B2/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズとカメラの間に配置される防振アダプタ
を操作するための操作部をアダプタ外周側面から突出し
ないように凹部に形成し、レンズ及びカメラと一体感の
あるフォルムを実現するとともに、操作部の保護を図
る。 【解決手段】レンズとカメラの間に装着される着脱式の
防振アダプタ10の外周側面59両側に凹部62を形成
し、一方の側面凹部62に電源スイッチ64と、防振レ
ンズ固定用レバー66を配置し、他方の側面凹部に、レ
ンズ選択用のディップスイッチ、パン/チルト制御に関
する設定用のディップスイッチ、テストモードスイッチ
等を配置する。電源スイッチ64は、防振レンズ固定用
レバー66をロック状態にしなければ操作できない構造
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防振アダプタに係
り、特にTVカメラが屋外のスポーツ中継や不安定な足
場上で使用される際、カメラに加わった振動によって生
じる像ぶれを補正する防振レンズを備えた防振アダプタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−189181号公報には、カ
メラとレンズ装置との間に着脱自在に装着される中間ア
ダプタ(防振アダプタ)が開示されている。この防振ア
ダプタは、内部に防振レンズに相当する可変頂角プリズ
ム、振れ検出センサ、及び可変頂角プリズム駆動回路等
が設けられ、振れ検出センサで検出された振れ情報に基
づいて可変頂角プリズム駆動回路が可変頂角プリズムを
移動させて光軸を偏心させることにより像ぶれを補正す
る。
【0003】一方、特開平11−284900号公報の
図12には、防振装置(防振アダプタ)の前面にレンズ
装置が接続され、防振アダプタの後面にカメラが接続さ
れた使用形態が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−189181号公報及び特開平11−284900
号公報においては、防振アダプタの操作部について開示
がない。防振アダプタを各種レンズ、カメラに共通的に
使用できるものとするには、レンズの機種に合わせて防
振レンズの補正量(移動量)を制御する必要があり、使
用されるレンズ機種の設定を行うための手段が必要とな
る。また、カメラマンが撮影意図に応じて防振機能をO
N/OFF操作したり、防振制御のモードを自由に切り
換えることができる手段を備えることが好ましい。
【0005】このような各種操作手段は、その役割と操
作状況に配慮して操作部の配置場所等を工夫する必要が
あるとともに、輸送時や使用時に不慮の衝突などによっ
て操作部が破損しないように操作部を保護できる構造が
望まれる。更に、着脱式の防振アダプタは、レンズ及び
カメラの中間に配置されるため、装着状態においてレン
ズ及びカメラと一体感のあるフォルムを実現することが
望ましい。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、レンズとカメラの間に防振アダプタを装着した
状態で各種操作部の操作が可能であるとともに、装着状
態においてレンズ及びカメラと一体感のあるフォルムを
実現し、操作部の保護を図ることができる防振アダプタ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1に記載の発明は、レンズ及びカメラの
間に配置される防振アダプタにおいて、該防振アダプタ
を操作するための操作部が前記防振アダプタの外周側面
に形成されていることを特徴としている。
【0008】本発明によれば、防振アダプタはレンズ装
置とカメラの間に取り付けられ、アダプタ装着状態にお
いて防振アダプタの外周側面が露出する。この外周側面
に操作部を配設したことにより、装着状態で操作が可能
となる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記操作
部は、前記防振アダプタの外周側面から突出しないよう
に、前記外周側面の凹部に配置されていることを特徴と
している。外周側面に凹部を設け、その凹部に操作部を
配置して、操作部が出っ張らないように構成したことに
より、装着時にレンズ及びカメラと一体感のあるフォル
ムを実現し、操作部の保護を図ることができる。
【0010】また、請求項3に示したように、前記操作
部としては、電源ON/OFFスイッチ、防振レンズを
固定するロックツマミ、使用するレンズの倍率設定を行
うディップスイッチ、パン/チルト動作に関する防振制
御モードの設定を行うディップスイッチ、所定の条件で
防振アダプタの状態をテストするテストモードスイッチ
のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0011】操作部にレンズ機種の設定を行うディップ
スイッチやパン/チルト動作に関する防振制御モードの
設定を行うディップスイッチを具備する態様において、
請求項4に示したように、前記ディップスイッチの調整
は、前記外周側面に設けられた開口から操作でき、この
開口は、第1の開口と第2の開口とで形成され、前記第
1の開口はねじで固定された第1の蓋部で被覆され、前
記第2の開口は工具不要で着脱容易な第2の蓋部で被覆
されている構造が好ましい。
【0012】かかる構成により、ユーザが操作する頻度
の高いディップスイッチについては、ゴムキャップなど
の着脱容易な第2の蓋部で開閉可能な第2の開口から操
作可能とし、操作頻度の低い若しくは保守用操作に関す
るスイッチについては、ねじで固定される第1の蓋部で
覆われる第1の開口から操作可能とする。例えば、請求
項5に示したように、前記レンズの倍率設定を行うディ
ップスイッチは前記第2の開口から操作でき、前記パン
/チルト動作に関する防振制御モードの設定を行うディ
ップスイッチは前記第1の開口から操作できるように構
成する。
【0013】請求項6に記載した態様によれば、前記ロ
ックツマミをロック状態にしないと前記電源ON/OF
Fスイッチが操作できないように構成されていることを
特徴としている。例えば、ロックツマミをレバー部材で
構成し、該ロックツマミを「ロック解除」の状態にする
と、レバー部材が電源ON/OFFスイッチの上に進出
して、電源ON/OFFスイッチの操作を阻止する一
方、ツマミを「ロック状態」にすると、レバー部材が電
源ON/OFFスイッチから退避して電源ON/OFF
スイッチの操作が可能となる機構によって実現される。
【0014】このような機械的機構によって電源ON/
OFFスイッチの操作を阻止する構造に限らず、電気的
な制御によって電源ON/OFFスイッチの操作禁止と
許容を切り換える構成も可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る防振アダプタの好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0016】図1及び図2には、本発明の実施形態に係
る防振アダプタ10が適用されたテレビカメラ装置12
が示されている。このテレビカメラ装置12は、一軸二
操作式の操作方式によってズーム操作及びフォーカス操
作を行うことができる装置であり、EFPレンズ装置
(以下、レンズ装置という。)14、防振アダプタ1
0、及びカメラ本体16を主として構成されている。
【0017】カメラ本体16は、三脚又はペデスタル1
8の上部に設けられた雲台20に着脱自在に取り付けら
れている。操作棒22は、レンズ装置14に対して着脱
可能であり、カメラ本体16及び防振アダプタ10を貫
通して配設される。操作棒22は、カメラ本体16に形
成された操作棒挿通穴16Aに通され、操作棒22の先
端部はレンズ装置14の不図示のレンズ駆動部に接続さ
れる。操作棒22の着脱構造については後述する(図1
2及び図13)。
【0018】カメラマンは、図1に示したカメラ本体1
6の上部に設置されているビューファインダ24に映る
映像を見ながら、操作棒22のグリップ23を把持し、
操作棒22を押し引き操作することでズーム操作を行う
ことができ、また、グリップ23を回転操作し、操作棒
22を回転させることでフォーカス調整を行うことがで
きる。
【0019】雲台20から延設されたパン/チルト棒2
5A、25Bには、ズームレートデマンド26とフォー
カスポジションデマンド28を設置することができる。
カメラマンは、ズームレートデマンド26のサムリング
26Aを親指で回動操作することによりズーム操作を行
うことができ、フォーカスポジションデマンド28のフ
ォーカスノブ28Aを回動操作することでフォーカス操
作を行うことができる。
【0020】ズームレートデマンド26からはサムリン
グ26Aの操作方向及び操作量に応じてズーム速度を指
令するズーム速度指令信号が出力され、フォーカスポジ
ションデマンド28からはフォーカスノブ28Aの回転
位置に応じてフォーカス位置を指令するフォーカス位置
指令信号が出力される。これらの指令信号はケーブル2
6B、28Bを介してレンズ装置14に送信される。
【0021】ズームレートデマンド26やフォーカスポ
ジションデマンド28等のコントローラと操作棒22と
を併設した場合には、操作棒22によるレンズ操作方式
と、ズームレートデマンド26やフォーカスポジション
デマンド28によるレンズ操作方式を切り換える図示せ
ぬ切換手段が設けられ、該切換手段によって操作方式を
選択することができる。なお、操作棒22の動きを電気
的に検出してズームやフォーカスをサーボ駆動する態様
も可能であり、操作棒22を手動操作方式及びサーボ方
式の操作手段として兼用し、その役割を切換手段によっ
て切り換えることも可能である。かかる手動/サーボ兼
用の操作装置は、本出願人から提案されている(特願平
11−138616号)。
【0022】図3及び図4は防振アダプタ10の外観を
示す斜視図であり、図5は防振アダプタ10の装着状態
における要部断面図である。これらの図面に示すように
防振アダプタ10の本体ケース30は、偏平な箱型に形
成されている。この箱型は、前板32、後板54、及び
外周側面59から構成される。図3に示す本体ケース3
0の前板(前面)32には、図2に示したレンズ装置1
4が接続されるとともに、この前板32は、図3の如く
四隅にねじ込まれた4本のねじ34、34…によって本
体ケース30の枠体36に固定されている。
【0023】また、前板32の略中央部には、レンズ装
置14側のバヨネットマウント(図5中符号15)を逃
がすための凹部(逃げ部)38が形成されている。この
ように凹部38を形成すると、テレビカメラ装置12を
組み立てた際にバヨネットマウント15が凹部38に収
納されるので、テレビカメラ装置12の全長を短くする
ことができる。符号39は、操作棒22が挿通される通
し穴(以下、操作棒穴という。)である。
【0024】図3に示す前板32の上部には、レンズ装
置14を接続するためのフック(レンズ接続部)40が
設けられている。このフック40は、カメラ本体16側
に設けられている既存のフック(図5中符号41)と同
一形状に形成されている。
【0025】また、前板32の図3上左下隅部にはコネ
クタ42が設けられ、このコネクタ42は、前板32に
レンズ装置14が接続された際に、レンズ装置14側の
コネクタ(図14中符号170として記載)に接続され
る。これにより、レンズ装置14からの焦点距離情報等
が防振アダプタ10のCPU(図19中符号280とし
て記載)に提供される。このCPU280は、前記情報
に基づいて図5に示す防振レンズ44の移動量等を設定
する。
【0026】図3の前板32の下部中央には凹部46が
形成され、この凹部46に、レンズ装置14の後端面に
突設された、ばね性を有するピン(図5中符号48)が
嵌合される。また、前板32の下部には、図3の如く挟
圧板50が設けられている。この挟圧板50と前板32
との間に、レンズ装置14側の支持板(図4に示す支持
板63と同様なもの、図5中符号51として記載)が挿
入され、挟圧板50をねじ52、52で締め込むことに
より、挟圧板50と前板32との間で支持板51が挟圧
保持される(図2、図21、及び図22参照)。以上の
如く、防振アダプタ10の前板32にレンズ装置14が
フック40、ピン48及び挟圧板50を介して接続され
る。
【0027】一方、図4に示す本体ケース30の後板
(後面)54は、外周側面59を構成する枠体36と一
体に形成されており、該後板54には図2に示したカメ
ラ本体16が接続される。
【0028】後板54の略中央部には、バヨネットマウ
ント55が突設される。このバヨネットマウント55
は、ENGカメラ等のハンディカメラを接続する際に使
用されるが、図2のような箱型のカメラ本体16を接続
する場合には、図4に示す後板54の上部に設けられた
フック(カメラ接続部)56を利用して接続される。な
お、ハンディカメラを使用する場合には、レンズサポー
タ(図21中符号350として記載)が用いられ、防振
アダプタ10の後面をレンズサポータ350の前面に接
続するとともに、レンズサポータ350を介して防振ア
ダプタ10のバヨネットマウント55をカメラ(図21
中符号360)に接続する。
【0029】図4に示したフック56は、レンズ装置1
4側の後端部に設けられている既存のフック(図5中符
号57)と同一形状に形成されている。また、バヨネッ
トマウント55も同様に、レンズ装置14のバヨネット
マウント15と同一構造に構成されている。
【0030】後板54の図4上右下隅部にはコネクタ5
8が設けられ、このコネクタ58は、後板54にカメラ
本体16が接続された際に、カメラ本体16側のコネク
タ(図14中符号172として記載)に接続される。コ
ネクタ58と図3に示したコネクタ42とは、本体ケー
ス30内に配設されたケーブル(図14中符号174と
して記載)で接続され、レンズ装置14とカメラ本体1
6の間で各種の情報がケーブル174を介して伝達され
るようになっている。
【0031】図4の後板54の下部中央には、ばね性を
有するピン60が突設されている。このピン60は、カ
メラ本体16の前端部に形成された凹部(図5中符号6
2)に嵌合される。また、このピン60は、レンズ装置
14の後端部に設けられた既存のピン48と同一形状に
形成されている。
【0032】後板54の下部には、図4の如く支持板6
3が下方に向けて突出形成されている。この支持板63
は、カメラ本体16に設けられた挟圧部材(図2中符号
17として記載)に挟圧保持される。以上の如く、防振
アダプタ10の後板54にカメラ本体16がフック5
6、ピン60及び挟圧部材17を介して接続される。
【0033】図3に示す枠体36の右側面には、凹部6
2が形成され、この凹部62内に電源スイッチ64、及
び防振レンズ固定用レバー66が凹部62から突出しな
いように設けられている。電源スイッチ64は、防振ア
ダプタ10の電源をON/OFFするもので、ON操作
すると防振アダプタ10の回路に給電され、振動検出セ
ンサ(図19中符号284に相当)が作動する。
【0034】なお、カメラ本体16から供給される電源
が不足する場合には、図3に示した本体ケース30の下
部に設けられた電源用コネクタ68に、不図示のACア
ダプタのケーブルコネクタを接続することにより、AC
アダプタから防振アダプタ10に電源が供給される。電
源用コネクタ68にはバッテリ(図19中符号294と
して記載)を接続することが可能であり、バッテリ電源
を取り込み、バッテリ294による駆動も可能である。
【0035】防振アダプタ10において、電源供給源が
ユーザによって選択、又は自動選択できる機能を持たせ
る態様も好ましい。カメラからの電源供給能力が低い場
合、別電源(外部電源)を供給すると自動的に別電源が
優先となり、別電源からの供給が無い場合には、カメラ
の電源を取り込むように自動選択される。また、別電源
のみ選択可能な切換スイッチなどを設けてもよい。更
に、別電源はカメラがONのときのみ供給可能となる機
能を持つようにする態様がある。
【0036】防振アダプタ10における防振機能のON
(有効)/OFF(無効)は、本体ケース30の下部に
設けられた図4のコントローラ用コネクタ70に、不図
示のケーブルを介して接続されたコントローラ(図19
中符号310として記載)によって操作することができ
る。カメラマンの手元(パン/チルト操作棒25A、2
5Bの端部付近など)に設けられるコントローラ310
には、防振機能のON/OFF状態を表示する表示器付
きのモーメンタリースイッチを取り付けることができ
る。操作方法の一例として、モーメンタリースイッチの
押下中のみ防振機能がONされ、スイッチの押下を解除
すると防振機能がOFFされるようにする。また、これ
と並設してトグルスイッチ等の切換スイッチを設け、こ
の切換スイッチを切り換えることによって、モーメンタ
リースイッチの押下中のみ防振機能がOFFされ、スイ
ッチの押下を解除すると防振機能がONされるように、
モーメンタリースイッチの機能を切り換えるようにして
もよい。
【0037】このように、防振機能をON/OFFする
スイッチに反転機能を設け、押しているときだけON、
逆に、押しているときだけOFFの何れかを選択して使
用できるようにするのは、カメラマンや撮影場面によっ
ては、防振が必要な時ONする場合と、常にONしてお
き、必要なときのみOFFするという使用態様が考えら
れるためである。
【0038】図3及び図4に示したように、電源用コネ
クタ68及びコントローラ用コネクタ70は、本体ケー
ス30の下部に形成された断面三角形状の突出部72、
72の外側斜面に設けられている。これにより、電源用
コネクタ68及びコントローラ用コネクタ70は、下方
で斜め外方に向けて配置されている。これに対して、コ
ネクタ68、70を真下に向けて配置した場合には、コ
ネクタ68、70の下方に図2の雲台20があるので、
ケーブルの着脱操作及びケーブルの引回しが困難にな
る。よって、コネクタ68、70を下方で斜め外方に向
けて配置した防振アダプタ10は、コネクタ68、70
に対するケーブルの着脱操作及びケーブルの引回しが容
易になる。
【0039】図3に示した防振レンズ固定用レバー66
は、本体ケース30に内蔵された防振レンズ(図5中符
号44)を動かないように固定(ロック)する機構(図
20で詳述)に連結されており、プッシュ操作及び回動
操作によってロック機構を動作させ、防振レンズ44を
固定し、又は固定を解除する。
【0040】図3上実線で示すレバー66の位置が、防
振レンズ44の固定位置であり、図3上二点鎖線で示す
レバー66の位置が防振レンズ44の固定解除(フリ
ー)位置である。このフリー位置において、電源スイッ
チ64はレバー66で邪魔されて操作不能であるが、前
記固定位置ではレバー66が電源スイッチ64から退避
されているので、電源スイッチ64の操作が可能であ
る。よって、電源スッチ64のON/OFF操作は、前
記固定位置においてのみ可能なので、電源スイッチ64
のOFF時には、必ず防振レンズ44は固定されてい
る。したがって、電源OFF時における防振レンズ44
のフリー状態を防止できるので、例えば防振アダプタ1
0の搬送時に生じる振動から、防振レンズ44及び防振
機構を保護することができる。防振機構の構造について
は後述する(図15乃至図18)。
【0041】防振レンズ44は図5の如く、第1固定レ
ンズ74、可動レンズ76、及び第2固定レンズ78か
ら構成されている。第1固定レンズ74は、凹部38に
設けられたレンズ枠80に固定され、第2固定レンズ7
8はバヨネットマウント55の内側に設けられたレンズ
枠82に固定されている。可動レンズ76は、レンズ枠
77に保持された状態で前記防振機構に連結され、この
防振機構によって光軸Pに直交する面内で移動され、実
質的に像ブレを補正する。この可動レンズ76が、防振
レンズ固定用レバー66によって固定/固定解除され
る。
【0042】第1固定レンズ74を保持するレンズ枠8
0は、凹部38の形状を構成する部分と一体的に構成さ
れた部材であり、このレンズ枠80は、ねじ81によっ
て前板32に固定される。また、第2固定レンズ78が
固定されたバヨネットマウント55は、ねじ83によっ
て後板54に固定される。こうして、可動レンズ76
は、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78によっ
て閉塞された空間に配置される。
【0043】防振アダプタ10の本体ケース30は、レ
ンズ装置14を介して入射する被写体からの光を通過さ
せる光路を形成するために、前板32と後板54のそれ
ぞれに開口を有し、前板32の開口には第1固定レンズ
74が取り付けられ、後板54の開口には第2固定レン
ズ78が取り付けられている。こうして、第1固定レン
ズ74及び第2固定レンズ78によって本体ケース30
が密閉される。
【0044】可動レンズ76は、この密閉された空間内
に配置されるため、塵埃の付着等が発生しないという利
点があり、高性能なレンズ状態を維持できる。また、仮
に、第1固定レンズ74及び第2固定レンズ78の外側
をガラス等によって更に覆う構造にするとアダプタの厚
さ寸法が大きくなる。したがって、本例のように、第1
固定レンズ74及び第2固定レンズ78を露出させる構
成により、防振アダプタ10の厚さ寸法を可能な限り薄
型化できる。
【0045】ここで、防振レンズ44は、焦点距離を
1.25倍拡大し、結像位置を防振アダプタ10の厚み
分後方にずらすようにしている。この焦点距離の拡大倍
率(1.25倍)は、防振アダプタ10の厚み寸法に応
じて変更される。
【0046】一方、図4に示す枠体36の右側面には凹
部84が形成され、この凹部84には、不図示のスイッ
チ群が配置されている。スイッチ群の詳細については後
述するが(図6乃至図7)、これらのスイッチ群は、凹
部84に着脱自在に取り付けられた蓋板86によって塞
がれた開口部(図6中符号100)の奥に配置されてい
る。また、蓋板86には小さめの開口部(図6中符号1
12)が形成され、この開口部112はゴムキャップ8
8によって着脱自在に塞がれている。
【0047】本体ケース30の上面には、把手90が設
けられている。この把手90を利用して、レンズ装置1
4及びカメラ本体16に対する防振アダプタ10の着脱
が行われる。防振アダプタ10の着脱作業の際に、作業
者は把手90をつかんで防振アダプタ10を取り扱うこ
とができるため、作業性が向上する。なお、把手90の
取付位置は、本体ケース30の上面に限定されず、側面
でもよい。
【0048】防振アダプタ10の装着は、図5に示した
ように、防振アダプタ10のフック40にレンズ装置1
4のフック57を係合させるとともに、カメラ本体16
のフック41に防振アダプタ10のフック56を係合さ
せることにより行う。これらのフック40、57、4
1、56には、傾斜角度約45°に形成されたテーパ面
が形成され、このテーパ面同士を係合させることによ
り、防振アダプタ10の装着が行われる。なお、バヨネ
ットマウント55部分は、カメラ本体16に形成されて
いる凹部(マウント逃げ部)91に収納される。
【0049】レンズ装置14のフック57には、位置決
めピン92が突設されている。このピン92が、防振ア
ダプタ10のフック40の中央部に形成された溝93に
係合される。防振アダプタ10とレンズ装置14との装
着において、アダプタ側のフック40にレンズ側のフッ
ク57を係合させると、レンズ装置14側の光軸と防振
アダプタ10側の光軸とが上下方向において一致し、溝
93にピン92を係合させると、双方の光軸が水平方向
において一致する。これにより、双方の光軸が一致す
る。
【0050】一方で、防振アダプタ10後面側のフック
56には、位置決めピン94が突設されている。このピ
ン94が、図5に示すカメラ本体16のフック41の中
央部に形成された溝95に係合される。防振アダプタ1
0とカメラ本体16との装着において、カメラ側のフッ
ク41にアダプタ側のフック56を係合させると、カメ
ラ本体16側の光軸と防振アダプタ10側の光軸とが上
下方向において一致し、溝95にピン94を係合させる
と、双方の光軸が水平方向において一致する。これによ
り、双方の光軸が一致するので、レンズ装置14、防振
アダプタ10、及びカメラ本体16の各光軸が一致す
る。
【0051】その後、レンズ装置14後端下部の支持板
51を防振アダプタ10の挟圧板50で締め付け固定す
るとともに、防振アダプタ10の支持板63をカメラ本
体16の挟圧部材17で締め付け固定することにより、
防振アダプタ10がレンズ装置14とカメラ本体16の
間に固定される。
【0052】本実施形態に係る防振アダプタ10によれ
ば、レンズ装置14とカメラ本体16とを接続するため
のフック57、41と同様のフック40(レンズ接続
部)及びフック56(カメラ接続部)を防振アダプタ1
0の前板32及び後板54に設けたので、レンズ装置1
4とカメラ本体16の間に防振アダプタ10を直接的に
接続することができる。
【0053】また、防振アダプタ10前面のフック40
がカメラ本体16前面のフック41と共通し、かつ、防
振アダプタ10後面のフック56がレンズ装置14後面
のフック57と共通しているので、別途専用の接続手段
を付加する必要がなく、機構も簡単で、その接続作業も
容易である。
【0054】更に、防振アダプタ10の前板にバヨネッ
トマウント15の逃げ部である凹部38を形成し、レン
ズ装置14の接続時にレンズ装置14のバヨネットマウ
ント15を凹部38に収納して、レンズ装置14の後面
と防振アダプタ10の前板32とを密着させる構造にし
たので、防振アダプタ10の薄型化、及びテレビカメラ
装置12の小型化を達成できる。
【0055】図3及び図4に示したように、本体ケース
30の左右両側上部(外周側面59の左右のコーナ部付
近)には、防振機能のON/OFF状態を表示する表示
器96、96が設けられている。表示器96の詳細につ
いては図8乃至図10で説明する。
【0056】図6は、防振アダプタ10の右側面部の拡
大図であり、図7は図6の7−7線に沿う断面図であ
る。これらの図面に示したように、防振アダプタ10の
外周右側面部には開口部100が形成されており、該開
口部100の奥には、ディップスイッチ102、104
及びコネクタ106が配置されている。符号108は、
ディップスイッチ102、104及びコネクタ106そ
の他の電子部品を載せた電子回路基板である。
【0057】図6中上下に並んだディップスイッチ10
2、104のうち、上側のディップスイッチ102はレ
ンズ選択スイッチであり、下側のディップスイッチ10
4は、パン/チルト制御スイッチ及びテストモードスイ
ッチとして機能する。レンズ選択スイッチは、取り付け
るレンズの機種に応じてスイッチの設定を合わせるもの
である。
【0058】対象レンズは、55倍、66倍、70倍、
80倍、87倍など、各種倍率のレンズに適用でき、ま
た、ハイビジョン用のテレビレンズ(HDレンズ)な
ど、様々な高倍率フィールドレンズに取り付けが可能で
ある。
【0059】レンズ選択スイッチの設定に基づいて防振
アダプタ10内のCPU280は、レンズ装置14から
受入する焦点距離情報と防振アダプタ10内のメモリ
(図19中符号286として記載)に記憶されている焦
点距離情報を合わせる処理を行う。
【0060】パン/チルト制御スイッチは、パン方向及
びチルト方向の動きを自動検出するモード、パン方向の
動きのみを自動検出するモード、チルト方向の動きのみ
を自動検出するモードの各モードの切り換えを行い、又
は垂直方向のみについて防振動作を有効とするモード、
水平方向のみについて防振動作を有効とするモード、垂
直及び水平の両方向について防振動作を有効とするモー
ドのモード選択を行うためのスイッチである。必要に応
じてパン/チルト制御のモードを選択することにより、
パン・チルト操作時の「揺り戻し」現象(カメラマンに
よるパン・チルト操作を振動と検出して、これを補正す
る防振動作を行うことにより生じる画像揺れの現象)を
最小限に抑制することができる。
【0061】テストモードスイッチは、防振アダプタ1
0のみでレンズのある焦点距離での状態をテストできる
テストモードを利用するときに使用されるスイッチであ
る。
【0062】開口部100は、ディップスイッチ10
2、104及びコネクタ106の操作面を露出させるこ
とができる大きさを有し、該開口部100は蓋板86で
覆われる。蓋板86は四隅を止めねじ110によって防
振アダプタ10に固定されており、図示せぬ工具を用い
て止めねじ110を外すことで、蓋板86の取り外しが
可能である。
【0063】蓋板86は、ディップスイッチ102に対
応する部位に開口部112を有し、この開口部112は
ゴムキャップ88によって閉塞される。開口部112は
ディップスイッチ102の操作面を露出させることがで
きる大きさを有し、ゴムキャップ88を取り外すこと
で、ディップスイッチ102の操作が可能となる。ゴム
キャップ88は、工具を用いることなく簡単に着脱する
ことができる。なお、ゴムキャップ88に代えて、手で
簡単に開閉可能な扉やスライド窓などを適用してもよ
い。
【0064】ユーザが操作する頻度の高いディップスイ
ッチ102については、ゴムキャップ88などの着脱容
易な蓋部によって開閉可能な開口部112から操作可能
であり、操作頻度の低い若しくは保守用操作に関するス
イッチ(本例では符号104のディップスイッチ)につ
いては、止めねじ110で固定される蓋板86で覆われ
る開口部100から操作可能となっている。
【0065】また、本例の防振アダプタ10によれば、
本体ケース30の外周側面59に各種操作部(64、6
6、102、104)を形成したので、アダプタ装着状
態で防振アダプタ10に関する各種の操作が可能とな
る。特に、外周側面59に凹部62、84を設け、その
凹部62、84に操作部を配置して、操作部が出っ張ら
ないように構成したことにより、アダプタ装着状態にお
いてレンズ及びカメラと一体感のあるフォルムを実現で
きるとともに、操作部の保護を図ることができる。
【0066】図8は、テレビカメラ装置12の背面図で
ある。カメラ本体16の背面には、操作棒22のグリッ
プ23の他、各種スイッチ120及びコネクタ122が
設けられている。符号124はカメラの把手である。
【0067】同図に示すように、防振アダプタ10の左
右両側上部に設けられている表示器96は、アーム96
Aの先端にランプ96Bが配設された構造を有し、防振
機能のON/OFF状態に応じてランプ96Bが点灯/
消灯する。
【0068】アーム96Aの基端部は、防振アダプタ1
0の枠体36に回動自在に支持されており、撮影時には
図8のようにアーム96Aを起立させ、ランプ96Bを
ビューファインダ24の横に位置させる。このとき、表
示器96は、ビューファインダ24の角度調整ツマミ1
26と重ならないように起立し、カメラマンがビューフ
ァインダ24を見るときの視界にランプ96Bが入るよ
うになっている。図8中符号128で示した一点鎖線で
囲んだ範囲は、カメラマンが通常の操作姿勢でビューフ
ァインダ24を見ているときの視野範囲を示している。
したがって、カメラマンは、ビューファインダ24から
視線を動かさなくても、ランプ96Bの点灯状態を確認
することができる。
【0069】図9は、表示器96周辺の拡大図、図10
はその要部断面図である。これらの図面に示したよう
に、防振アダプタ10の外周側面には表示器96を収納
するための凹部130が形成され、収納時には表示器9
6が凹部130に没入し、防振アダプタ10の外周側面
59から突出しないようになっている。
【0070】表示器96のアーム96Aの基端部は、軸
132によって回動自在に支持されている。また、ラン
プ96Bは、アーム96Aの先端部に回動可能に支持さ
れており、ランプ96Bをアーム96Aの長手方向に沿
う回転軸134を中心に回動させることで、ランプ96
Bの表示面(発光面)をカメラマン側(カメラ後方側)
に向けることができる。
【0071】ランプ96Bの表示面と反対側の面(被写
体側に向けられる面)は、ランプ96Bの光が漏れない
ように遮光部材135で覆われている。すなわち、ラン
プ96Bの表示面は、カメラマン側にのみ向けられ、被
写体側からはランプ96Bの表示を確認できないように
構成されている。これは、撮影実行中の有無を示すタリ
ーランプによる表示との混同を防止するためである。な
お、タリーランプは通常赤色のランプが用いられるた
め、防振機能のON/OFF状態を示す表示器96のラ
ンプ96Bには、赤色以外の点灯色(橙色、緑色など)
を用いて混乱を防止することも好ましい。また、ランプ
96Bの点灯信号を利用してビューファインダ24に防
振機能のON/OFF状態を示す情報を表示させてもよ
い。
【0072】図8乃至図10に示した表示器96の変形
例として、アーム96Aを長手方向に伸縮自在な構成に
してもよい。また、ランプ96Bの位置を任意に変更で
きるようにアーム96Aの基端部をユニバーサルジョイ
ント等で支持する態様や、アーム96Aにフレキシブル
材料を適用することも可能である。また、本例では防振
アダプタ10の左右両側に表示器96を設けたが、左右
の何れか一方のみに表示器96を設けてもよい。
【0073】図11は、防振アダプタ10に形成された
操作棒穴39の構造を示す断面図である。前板32と後
板54を貫通する操作棒穴39には、円筒状の遮光部材
(以下、遮光筒という。)140が取り付けられてい
る。遮光筒140の一端(同図において右端)にはフラ
ンジ部141が形成され、該フランジ部141には、止
めねじ143の通し穴144が複数箇所(例えば、12
0度の等角度分配による三箇所)設けられている。
【0074】後板54の内側には遮光筒140のフラン
ジ部141を固定するための取付部146が形成されて
おり、取付部146には、ねじ穴147と位置決め用の
段差溝148が設けられている。遮光筒140の後端
(図11上で右端)を段差溝148に嵌合し、通し穴1
44とねじ穴147の位置を合わせてから座金150を
介して止めねじ143をねじ穴147に螺挿することに
より遮光筒140が後板54に固定される。
【0075】フランジ部141と反対側の遮光筒140
の先端部(図11上で左端)は前板32に連結される。
遮光筒140と前板32との連結部分にはシール部材1
52が設けられ、該シール部材152によって防振アダ
プタ10の内部は密閉される。操作棒穴39を遮光筒1
40とシール部材152とによって密閉し、かつ遮光構
造としたので、防振アダプタ10の内部に塵埃等が進入
することはなく、また不要な光も入射しない。
【0076】図12は、操作棒22の着脱機構を示す斜
視図であり、図13はその要部断面図である。これらの
図面に示したように、操作棒22の先端に雄ねじ部15
6が形成されており、レンズ装置14側の操作棒連結軸
(以下、連結軸という。)158の先端には雌ねじ部1
60が形成されている。また、連結軸158の先端部分
には、一対の爪162を有する爪部材163が設けら
れ、操作棒22側には爪162が係合する溝164が形
成されている。
【0077】爪部材163の周面には長穴165が形成
されており、該長穴165は連結軸158の軸方向に長
い形状を有している。連結軸158には径方向に突出す
るピン167が固設されている。ピン167は長穴16
5に遊挿されており、爪部材163は長穴165の範囲
で連結軸158の軸方向に移動可能であるとともに、連
結軸158を中心とする回転方向の動きは規制されてい
る。
【0078】爪部材163は、バネ168によって図1
2の右方向に付勢されている。なお、符号169は、バ
ネ168の基端を支持するばね押さえリングであり、該
リング169は連結軸158に固設されている。操作棒
22の連結時には爪部材163を図12上で左方向に退
避させて、操作棒22の雄ねじ部156を連結軸158
の雌ねじ部160に螺挿した後、爪部材163の退避を
解除して爪162を溝164に係合させる。こうして、
操作棒22が連結軸158に連結される。このような連
結作業は、レンズ装置14の側面に形成されている図示
せぬ凹部に連結軸158の先端部分を露出させて行う。
なお、操作棒22と取り外す時は、連結時と逆の手順に
より連結を解除する。
【0079】図14は、レンズ装置14、防振アダプタ
10及びカメラ本体16の間で情報の受け渡しを行うイ
ンターフェース部分の拡大図である。防振アダプタ10
の前面側コネクタ42には、レンズ装置14のコネクタ
170が接続され、防振アダプタ10の後面側コネクタ
58にはカメラ本体16のコネクタ172が接続され
る。
【0080】防振アダプタ10のコネクタ42、58同
士はケーブル174によって連結されており、レンズ装
置14からの情報は防振アダプタ10内を通してカメラ
本体16へ伝達される。また、各コネクタ42、58の
一部のピンはケーブル176を介して防振アダプタ10
内の電子回路基板178に接続されている。この電子回
路基板176は、防振アダプタ10の制御回路(CPU
280)等が搭載されたコントロール基板であり、CP
U280は、レンズ装置14又はカメラ本体16から必
要な情報(例えば、レンズの焦点距離情報やエクステン
ダー情報など)を取り込んで可動レンズ76の動作制御
等に利用する。
【0081】このように、情報の伝達経路を防振アダプ
タ10内部に形成したことにより、情報伝達用のケーブ
ルを防振アダプタ10の外側に取り回す必要が無く、作
業性が向上する。
【0082】次に、防振アダプタ10に適用される防振
機構の例について説明する。図15は、可動レンズ76
の支持構造を示した正面図である。可動レンズ76は、
リニアモータ244、246によって撮影光軸Pと直交
する面内で像ぶれを補正する方向に移動される。可動レ
ンズ76は、4本のアーム248、248、250、2
50からなる平行リンク機構を介して後板54内側に移
動自在に支持されている。
【0083】リニアモータ244は、可動レンズ76を
図15において左右方向に移動させるもので、モータ本
体244A、及びロッド244Bから構成される。モー
タ本体244Aは、後板54に固定され、ロッド244
Bの先端はレンズ枠77の長穴252にローラ254を
介して係合されている。長穴252は同図においてレン
ズ枠77の左側部に上下方向に形成されており、長穴2
52とローラ254とは相対的に図15の上下方向に移
動自在に係合されている。
【0084】モータ本体244Aの駆動力によりロッド
244Bが伸縮動作すると、図16に示すように可動レ
ンズ76はロッド244Bに押されて、又はロッド24
4Bに引かれて図16上で左右方向に移動する。また、
図15上でレンズ枠77に上下方向の力が加わると、ロ
ーラ254が長穴252にガイドされて可動レンズ76
が図15において上下方向に移動する。
【0085】リニアモータ244のロッド244Bに
は、連結枠256が固着されている。この連結枠256
は、図15上で上下方向に配設されており、中央部にロ
ッド244Bが固着され、上下端部がそれぞれリニアガ
イド258、258に摺動自在に支持されている。リニ
アガイド258、258は、ロッド244Bと平行に設
けられており、ロッド244Bが伸縮されると、連結枠
256はその姿勢を保持したまま左右方向に平行移動す
る。
【0086】連結枠256には、位置センサ260の検
出用接触針260Bの先端が押圧当接されている。位置
センサ260は、検出用接触針260Bがロッド244
Bと平行になる位置に、そのセンサ本体260Aが後板
54に固定されており、ロッド244Bの伸縮動作で平
行移動する連結枠256の移動量を検知する。
【0087】本実施の形態の位置センサ260は、検出
用接触針260Bをレンズ枠体77の周面に直接当接さ
せるのではなく、可動レンズ76の移動量を間接的に検
知することができる連結枠256に当接させている。連
結枠256は、前述したようにロッド244Bの伸縮量
に関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その
移動中に検出用接触針260Bが連結枠256からズレ
たり、滑ったりすることはない。
【0088】符号262Aは、スピードジェネレータ2
62を構成するボビンであり、符号262Bは、スピー
ドジェネレータ262を構成するコアである。このコア
262Bが連結枠256に固着されている。
【0089】一方、リニアモータ246は、可動レンズ
76を図15において上下方向に移動させるもので、モ
ータ本体246A及びロッド246Bから構成される。
モータ本体246Aは、後板54に固定され、ロッド2
46Bの先端はレンズ枠77の長穴264にローラ26
6を介して係合されている。長穴264は図15におい
てレンズ枠77の下部に左右方向に形成されており、長
穴264とローラ266とは相対的に図15の左右方向
に移動自在に係合されている。
【0090】モータ本体246Aの駆動力によりロッド
246Bが伸縮動作すると、図17に示すように可動レ
ンズ76はロッド246Bに押されて、又はロッド46
Bに引かれて図17の上下方向に移動する。また、図1
5上でレンズ枠体77に左右方向の力が加わると、ロー
ラ266が長穴264にガイドされて可動レンズ76が
図15の左右方向に移動する。
【0091】リニアモータ246のロッド246Bに
は、連結枠268が固着される。連結枠268は、図1
5において左右方向に配設されており、中央部にロッド
246Bが固着され、左右端部がそれぞれリニアガイド
270、270に摺動自在に支持されている。リニアガ
イド270、270は、ロッド246Bと平行に設けら
れており、ロッド246Bが伸縮されると、連結枠26
8はその姿勢を保持したまま上下に平行移動する。
【0092】連結枠268には、位置センサ272の検
出用接触針272Bの先端が押圧当接されている。位置
センサ272は、検出用接触針272Bがロッド246
Bと平行になる位置に、センサ本体272Aが後板54
に固定され、ロッド246Bの伸縮動作で平行移動する
連結枠268の移動量を検知する。
【0093】この位置センサ272も位置センサ260
と同様に、検出用接触針272Bをレンズ枠77の周面
に直接当接させるのではなく、可動レンズ76の移動量
を間接的に検知することができる連結枠268に当接さ
せている。連結枠268は、ロッド246Bの伸縮量に
関係なく姿勢を保持したまま平行移動するので、その移
動中に検出用接触針260Bが連結枠268からズレた
り、滑ったりすることはない。
【0094】符号274Aは、スピードジェネレータ2
74を構成するボビンであり、符号274Bはスピード
ジェネレータ274を構成するコアである。このコア2
74Bが連結枠268に固着されている。
【0095】なお、防振アダプタ10の内部構造は図1
5乃至図17に示した形態に限定するものではなく、可
動レンズ76をアクチュエータ等の駆動手段で適宜移動
させる具体的な構造は、様々な形態が可能である。
【0096】図18は、可動レンズ76の駆動制御系を
示すブロック図である。同図に示す角速度センサ27
6、278は防振アダプタ10の内部(後板54の内
側)に配設されている。一方の角速度センサ276は、
テレビカメラ装置12に伝達された振動のうち左右方向
成分の振動を検知するもので、この検知された情報はC
PU280に提供される。
【0097】CPU280は、角速度センサ276から
受入した情報に基づいて可動レンズ76に与えるべき左
右方向の補正移動量を演算する。この左右方向の補正移
動量を示す信号は、アンプ282で増幅されたのち、リ
ニアモータ244(図15参照)に出力される。リニア
モータ244は、CPU280からの指令信号に応じた
量だけロッド244Bを伸長又は収縮させるように作動
し、可動レンズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。こ
れにより、左右方向の振動成分が可動レンズ76の移動
で相殺されて左右方向の像ぶれが抑制される。
【0098】可動レンズ76の左右方向の移動時におい
て、位置センサ260は、連結枠56の移動位置を検出
している。位置センサ260で検出した位置信号と、C
PU280から出力されている補正移動量を示す信号と
が比較され、リニアモータ244は、補正移動量に対応
する位置に可動レンズ76を位置させるようにフィード
バック制御されている。
【0099】同様に、他方の角速度センサ278は、テ
レビカメラ装置12に伝達された振動のうち上下方向成
分の振動を検知するもので、検知された情報はCPU2
80に提供される。CPU280は、角速度センサ27
8から受入した情報に基づいて可動レンズ76に与える
べき上下方向の補正移動量を演算し、この上下方向の補
正移動量を示す信号をアンプ282を介してリニアモー
タ246(図15参照)に出力する。リニアモータ24
6は、CPU280からの指令信号に応じた量だけロッ
ド246Bを伸長又は収縮させるように作動し、可動レ
ンズ76を像ぶれ補正位置に移動させる。これにより、
上下方向の振動成分が可動レンズ76の移動で相殺され
て上下方向の像ぶれが抑制される。
【0100】可動レンズ276の上下方向の移動時にお
いて、位置センサ272は、連結枠68の移動位置を検
出している。この検出した位置信号と、CPU280か
ら出力されている補正移動量を示す信号とが比較され、
リニアモータ246は、補正移動量に対応する位置に可
動レンズ276を位置させるようにフィードバック制御
されている。
【0101】図19は、防振アダプタ10の全体構成を
示すブロック図である。防振アダプタ10は主として、
振れ検出センサ284、レンズ情報メモリ286、駆動
回路288、供給電源判断回路290、CPU280、
レンズ情報設定スイッチ292等から構成される。振れ
検出センサ284は、図18で述べた角速度センサ27
6、278に相当するものである。駆動回路288は、
可動レンズ76を駆動するための回路ブロックであり、
図18で述べたアンプ282及びリニアモータ244、
246等を含む。レンズ情報設定スイッチ292は、図
6で説明したディップスイッチ102に相当する。
【0102】防振アダプタ10の電源は、バッテリ29
4等の外部電源若しくはカメラ本体16のカメラ電源端
子295から供給可能である。供給電源判断回路290
によって供給電源を判別し、防振アダプタ10内部の電
源端子296への電力の供給元をバッテリ294又はカ
メラ電源端子295の何れかに自動的に切り替えるよう
になっている。
【0103】レンズ装置14は、ズーム焦点距離情報出
力手段298、エクステンダー情報出力手段300及び
レンズ情報提供手段302を有している。レンズ装置1
4のズーム位置(現在設定されている焦点距離)は、図
示せぬポテンショメータ等の検出センサによって常時検
出され、その焦点距離情報がズーム焦点距離情報出力手
段298から防振アダプタ10のCPU280に通知さ
れる。また、レンズ装置14のエクステンダーの状態
(エクステンダーの使用の有無やエクステンダー倍率)
を示す情報(エクステンダー情報)がエクステンダー情
報出力手段300からCPU280に通知される。
【0104】レンズ情報提供手段302は、当該レンズ
装置14の機種情報や光学性能諸元データ(レンズ倍率
を含むレンズ固有情報)などを防振アダプタ10及びカ
メラ本体16側に提供する手段であり、例えば、レンズ
固有情報が格納されたROMが用いられる。レンズ装置
14に防振アダプタ10が接続されると、レンズ情報提
供手段302からレンズ固有情報が防振アダプタ10の
CPU280に伝達され、その情報はレンズ情報メモリ
286に記憶される。CPU280は、必要に応じてレ
ンズ情報メモリ286からデータを読み出して可動レン
ズ76の制御に関する演算を行う。
【0105】また、レンズ情報メモリ286には複数の
レンズ機種に対応したデータが予め格納されており、ユ
ーザがレンズ情報設定スイッチ292を操作して使用す
るレンズ装置14を指定することにより、CPU280
は該当するレンズ装置14の制御に必要なデータをレン
ズ情報メモリ286から読み出すことができる。
【0106】防振アダプタ10には、コントローラ(遠
隔操作部)310が接続される。コントローラ310
は、防振機能のON/OFFを選択するための防振ON
/OFFスイッチ312と、防振機能の感度を調節する
感度設定手段314と、防振機能のON/OFF状態を
表示する表示手段316と、防振ON/OFFスイッチ
310の機能を反転させるスイッチ反転手段318とを
有している。
【0107】防振ON/OFFスイッチ312によって
防振機能をオンすると、コントローラ310の表示手段
316及び防振アダプタ10の表示器96において防振
機能がON状態であることを示す表示が行われる。
【0108】図20は、防振レンズ44のロック機構の
構造例を示す断面図である。可動レンズ76をロックす
るための機構は、主として、レンズ枠77を押さえるロ
ック環330と、ロック環330をレンズ枠77に接触
させる方向(図20上で左方向)に付勢する圧縮バネ3
32と、ロック環330をバネ力に抗して退避方向(図
20上で右方向)に移動させるテーパ部材334と、レ
バー66の操作力をテーパ部材334に伝達する軸部3
36とから構成される。
【0109】レンズ枠77にはテーパ面77A(例え
ば、傾斜角度45°)が形成されており、ロック環33
0には、レンズ枠77のテーパ面77Aと傾斜角度が略
一致するテーパ面331が形成されている。レンズ枠7
7のテーパ面77Aにロック環330のテーパ面331
が圧縮バネ332の作用によって圧接されることによ
り、可動レンズ76が光軸原点(設計上の原点位置)で
ロックされる。
【0110】軸部336は、滑りクラッチ338を介し
て第1軸部340と第2軸部342とが連結された構造
を有し、図20において上側の第1軸部340の上端に
レバー66が固設され、第2軸部342の下端にテーパ
部材334が固設されている。第2軸部342は、バネ
344によって図20の上方に付勢されている。符号3
46は、バネ344の基端を支持するバネ押さえ部材で
あり、後板54(図20中不図示)に固設されている。
【0111】レバー66は、軸方向の押し込み操作と、
軸中心の回動操作が可能である。レバー66を押し込み
操作するとテーパ部材334が図20上で下方に移動す
る。ロック環330は、テーパ部材334のテーパ面3
35と傾斜角度が略一致するテーパ面338(例えば、
傾斜角度45°)を有している。レバー66が軸方向
(図20の上下方向)に押し込み操作され、その操作力
によってテーパ部材334が図20において下方に移動
するとテーパ面335がロック環330のテーパ面33
8を押し、ロック環330は圧縮バネ332のバネ力に
抗して図20の右方向に移動する。
【0112】こうして、ロック環330がレンズ枠77
から離れ、可動レンズ76は移動可能な状態(ロック解
除状態)になる。このロック解除状態でレバー66を回
動操作して「ロック解除位置」に回すと、第1軸部34
0が図示せぬ係止機構によってロックされ、軸部63の
軸方向の動きが規制(固定)され、ロック解除状態が維
持される。
【0113】レバー66を「ロック位置」に回すと、前
記係止機構の係止が外れ、バネ344の力でテーパ部材
334が図20において上方に押し戻される。このと
き、ロック環330は、圧縮バネ332の付勢力によっ
て図20の左方向に移動し、可動レンズ76をロックす
る。
【0114】本例の防振アダプタ10では、本体ケース
30を構成する後板54側に、図15で説明した防振機
構及び図20で説明したロック機構を取り付けたので、
前板32を取り外すことで防振機構のメンテナンス作業
が可能である。
【0115】上記した実施の形態では、防振アダプタ1
0をレンズ装置14とカメラ本体16の間に直接的に接
続したが、使用するカメラの機種によっては、図21に
示すようにレンズサポータ350が用いられる。
【0116】この場合、レンズ装置14と防振アダプタ
10との連結構造は図3乃至図5で説明した通りであ
り、防振アダプタ10の後面はレンズサポータ350の
マウント枠352に連結される。マウント枠352の詳
細については図示しないが、マウント枠352の図21
上で左側には、図5で説明したカメラ本体16の前面と
同様の接続手段(フック41、凹部62と同様のもの)
及び図14で説明したコネクタ172と同様のコネクタ
が設けられている。
【0117】カメラ(この場合、ENGカメラ)360
は、レンズサポータ350のマウント枠352の後方
(図21においてマウント枠352の右側)に配置さ
れ、マウント枠352を挟んで防振アダプタ10のレン
ズマウント55がカメラ350に接続される。同図中符
号354は、カメラ360の高さを調節するための高さ
調節ツマミである。
【0118】また、レンズサポータ350は、防振アダ
プタ10の支持板63を固定する挟圧部材356(図1
で説明した挟圧板17と同様のもの)を有し、図22に
示したように、支持板63をレンズサポータ350の前
側起立面357と挟圧部材356との間に挟みこみ、締
め付けねじ358を締め込むことにより、支持板63が
挟圧保持される。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防振ア
ダプタによれば、レンズとカメラの間に配置される防振
アダプタの外周側面に操作部を形成したので、アダプタ
装着状態で防振アダプタに関する各種の操作が可能とな
る。特に、前記外周側面に凹部を設け、その凹部に操作
部を配置して、操作部が出っ張らないように構成したこ
とにより、アダプタ装着状態においてレンズ及びカメラ
と一体感のあるフォルムを実現できるとともに、操作部
の保護を図ることができる。
【0120】また、本発明によれば、HDレンズにも対
応した高画質を維持できる光学シフト式の防振アダプタ
を実現でき、スポーツ中継時の風や足場の揺れによる画
像ぶれを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の防振アダプタが適用されたテレビ
カメラ装置の斜視図
【図2】実施の形態の防振アダプタが適用されたテレビ
カメラ装置の側面図
【図3】実施の形態の防振アダプタを前板から見た斜視
【図4】実施の形態の防振アダプタを後板から見た斜視
【図5】実施の形態の防振アダプタの断面図
【図6】本例の防振アダプタの右側面部についての拡大
【図7】図6の7−7線に沿う断面図
【図8】テレビカメラ装置を後方(カメラマン側)から
見た図
【図9】本例のテレビカメラ装置の要部拡大図
【図10】防振アダプタに設けられている表示器の構造
を示す図
【図11】操作棒が挿入される操作棒穴の構造を示す断
面図
【図12】操作棒の着脱構造を示す斜視図
【図13】操作棒の着脱構造を示す断面図
【図14】レンズ装置、防振アダプタ及びカメラ本体の
間で情報の受け渡しを行うインターフェース部分の拡大
【図15】防振アダプタに内蔵された可動レンズの支持
構造を示した正面図
【図16】可動レンズが左右方向に移動する時の動作を
示す説明図
【図17】可動レンズが上下方向に移動する時の動作を
示す説明図
【図18】図15に示した防振機構の制御系を示すブロ
ック図
【図19】防振アダプタの全体構成を示すブロック図
【図20】可動レンズのロック機構を示す断面図
【図21】レンズサポータを用いてカメラと防振アダプ
タを連結する態様を示す側面図
【図22】防振アダプタの下部の支持板をレンズサポー
タに固定する構造を示す斜視図
【符号の説明】
10…防振アダプタ、12…テレビカメラ装置、14…
EFPレンズ装置、15…バヨネットマウント、16…
カメラ本体、30…本体ケース、32…前板、36…枠
体、38…凹部、40、41、56、57…フック、4
2、58…コネクタ、44…防振レンズ、54…後板、
62、84…凹部、64…電源スイッチ、66…防振レ
ンズ固定用レバー、68…電源用コネクタ、70…コン
トローラ用コネクタ、76…可動レンズ、86…蓋板、
88…ゴムキャップ、100…開口部、102、104
…ディップスイッチ、106…コネクタ、110…止め
ねじ、112…開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ及びカメラの間に配置される防振
    アダプタにおいて、該防振アダプタを操作するための操
    作部が前記防振アダプタの外周側面に形成されているこ
    とを特徴とする防振アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記操作部は、前記防振アダプタの外周
    側面から突出しないように、前記外周側面の凹部に配置
    されていることを特徴とする請求項1記載の防振アダプ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、電源ON/OFFスイッ
    チ、防振レンズを固定するロックツマミ、使用するレン
    ズの倍率設定を行うディップスイッチ、パン/チルト動
    作に関する防振制御モードの設定を行うディップスイッ
    チ、所定の条件で防振アダプタの状態をテストするテス
    トモードスイッチのうちの少なくとも1つを含むことを
    特徴とする請求項1又は2記載の防振アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記ディップスイッチの調整は、前記外
    周側面に設けられた開口から操作でき、この開口は、第
    1の開口と第2の開口とで形成され、前記第1の開口は
    ねじで固定された第1の蓋部で被覆され、前記第2の開
    口は工具不要で着脱容易な第2の蓋部で被覆されている
    ことを特徴とする請求項3記載の防振アダプタ。
  5. 【請求項5】 前記レンズの倍率設定を行うディップス
    イッチは前記第2の開口から操作でき、前記パン/チル
    ト動作に関する防振制御モードの設定を行うディップス
    イッチは前記第1の開口から操作できることを特徴とす
    る請求項4記載の防振アダプタ。
  6. 【請求項6】 前記ロックツマミをロック状態にしない
    と前記電源ON/OFFスイッチが操作できないことを
    特徴とする請求項3記載の防振アダプタ。
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EP05028753A EP1653272B1 (en) 2000-09-07 2001-09-05 Vibration compensating adapter for a camera
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006078668A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Fujinon Corp レンズ装置

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