JP4649384B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
このような自動変速機には、その作動を制御するための制御装置(コントローラ)が設けられており、このコントローラ内にエンジン負荷(アクセル開度)と車速とをパラメータとした変速線図(変速マップ)が記憶されている。そして、この変速線図の設定の仕方に応じて、変速特性を加速性能を重視したスポーティな特性としたり、燃費性能を重視したエコノミーな特性とすることができる。
また、このスポーツフィールやパワーフィールが要求される走行シーンには大きく2つの状況が考えられる。一つはサーキット走行に代表される走行シーンであって、主に高速走行を主体としながら加減速が頻繁に繰り返される場合であり、もう一つは高速道路などの高速巡航を主体としながらレスポンス良い追い越し加速が要求される場合である。なお、ここで、高速巡航とは、最高変速段走行(低回転運転)により低燃費と低騒音とを求めている走行状態をいう。
例えば、高速道路などで中高速巡航状態から頻繁に追い越し加速する場合、レスポンスよく追い越しを実現したいドライバはスポーツモード変速特性を選択することになるが、このスポーツモードでは最高変速段への切り換えが禁止されているため低燃費及び低騒音を要求する高速巡航というドライバの意図を反映できない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、高速巡航とレスポンスの良い追い越し加速とを両立できるようにした、自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の第二の自動変速機の制御装置は、複数の変速段を有し、車速とエンジン負荷とに基づいて目標変速段を設定する自動変速機の制御装置であって、変速比が一番大きい最低変速段と、変速比が一番小さい最高変速段と、該最低変速段と該最高変速段との間に設定される中間変速段とからなる変速段の変速特性が記憶された第1変速特性記憶手段と、該第1変速特性記憶手段に対し、前記中間変速段が省略されて前記中間変速段数が少なくされた変速特性が記憶された第2変速特性記憶手段と、運転者の手動操作又は各種パラメータに基づき判断した走行状態に基づいて該第1変速特性記憶手段と該第2変速特性記憶手段とを切り換える変速特性切り換え手段と、該変速特性切り換え手段により切り換えられた変速特性記憶手段に基づいて最終的な目標変速段を設定する目標変速段設定手段とを備え、前記中間変速段は複数設けられており、前記第1変速特性記憶手段のみにあり、前記第2変速特性記憶手段で省略された中間変速段は、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な変速段数が相対的に少ない変速段であることを特徴としている(請求項2)。
また、変速特性該切り換え手段が該各種パラメータに基づき判断した走行状態から該2つの変速特性記憶手段を切り換えるよう構成され、切り換え後の変速特性記憶手段で設定される目標変速段と現在の変速段とが一致しない場合には、該変速特性切り換え手段は、該変速特性記憶手段の切り換えを禁止するのが好ましい(請求項6)。
また、本発明の第一の自動変速機の制御装置によれば、さらに、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な変速段数が相対的に多い変速段を残すことで、複雑な制御を必要しないで達成可能な変速段が増えることになり、変速の自由度が増すこととなる(請求項1)。
また、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な変速段数が相対的に少ない変速段を残すと、現在の変速段から最終目標変速段へ1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成不可能な場合が頻繁に発生することとなる。このようなときに、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放する変速を複数回連続して実行することで最終変速段を達成すると、最終変速段の達成までに時間がかかったり、あるいは、複雑な制御となり、変速ショックが発生する。そこで、本発明の第二の自動変速機の制御装置によれば、上記の効果に加えて、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な変速段数が相対的に少ない変速段を省略することで、最終変速段への変速が遅れたり、変速ショックが発生したりするのを防止できる(請求項2)。
また、現在選択されている変速特性を考慮せずに変速特性記憶手段を切り換えてしまうと、それぞれの変速特性の変速段数が異なるため、切り換え後の変速特性記憶手段で設定される目標変速段と現在の実変速段とが一致しない場合が考えられる。この場合、変速特性記憶手段の切り換えに起因して変速が発生してしまい、変速の頻度が増大してドライバビリティが悪化する。
本実施形態に係る自動変速機は、前進7速と後退1速の変速段を有する自動車用変速機であって、車両のエンジンEgに対し、ロックアップクラッチLUCを備えたトルクコンバータTCを介して接続されている。エンジンEgから出力された回転は、トルクコンバータTCのポンプインペラ及びオイルポンプOPに伝達され、このポンプインペラの回転により攪拌されたオイルがステータを介してタービンランナに伝達され、入力軸Inputが駆動されるようになっている。
[自動変速機の構成]
次に、自動変速機の構成について説明する。入力軸Input側から軸方向出力軸Output側に向けて、第1遊星ギヤセットGS1,第2遊星ギヤセットGS2の順に遊星歯車機構が配置されている。また、摩擦要素として複数のクラッチC1,C2,C3及びブレーキB1,B2,B3,B4が配置されるとともに、複数のワンウェイクラッチF1,F2が配置されている。
また、第2遊星ギヤG2も、第2サンギヤS2と、第2リングギヤR2と、両ギヤS2,R2に噛み合う第2ピニオンP2と、上記第2ピニオンP2を回転支持する第2キャリヤPC2とを有するシングルピニオン型遊星ギヤである。
また、第4遊星ギヤG4も第1〜3ギヤセット同様、第4サンギヤS4と、第4リングギヤR4と、両ギヤS4,R4に噛み合う第4ピニオンP4と、上記第4ピニオンP4を回転を支持する第4キャリヤPC4とを有するシングルピニオン型遊星ギヤである。
一方、出力軸Outputは、第3キャリヤPC3に連結され、出力回転駆動力は図示しないファイナルギヤ等を介して駆動輪に伝達されるようになっている。
ところで、第1リングギヤR1と第2キャリヤPC2と第4リングギヤR4とは、第1連結メンバM1により一体的に連結されている。また、第3リングギヤR3と第4キャリヤPC4とは、第2連結メンバM2により一体的に連結されており、この第2連結メンバM2は、クラッチC1を介して入力軸Input及び第2リングギヤR2に接続されている。
したがって、第1遊星ギヤセットGS1は、第1遊星ギヤG1と第2遊星ギヤG2とを第1連結メンバM1及び第3連結メンバM3により連結することで、4つの回転要素から構成されている。また、第2遊星ギヤセットGS2は、第3遊星ギヤG3と第4遊星ギヤG4とを第2連結メンバM2により連結することで、5つの回転要素から構成されている。
また、第2遊星ギヤセットGS2は、入力軸Inputから第2連結メンバM2に入力されるトルク入力経路と、第1連結メンバM1から第4リングギヤR4に入力されるトルク入力経路を有しており、第2遊星ギヤセットGS2に入力されたトルクは、第3キャリヤPC3から出力軸Outputに出力されるようになっている。
また、H&LRクラッチC3は、第3サンギヤS3と第4サンギヤS4とを選択的に断接するクラッチである。なお、第3サンギヤS3と第4サンギヤS4との間には、一方向へのみ相対回転を許容し、逆方向へは一体となって回転する第2ワンウェイクラッチF2が配置されている。
また、各種ブレーキB1〜B4のうち、フロントブレーキB1は、第1キャリヤPC1の回転を選択的に停止させるブレーキである。また、フロントブレーキB1と並列に第1ワンウェイクラッチF1が配置されている。
[タービン回転数演算]
入力軸Inputは第2リングギヤR2に連結され、更に第1遊星ギヤG1と第2遊星ギヤG2は2つの回転要素が連結された第1遊星ギヤセットGS1を構成していることに着目し、ATCU20内に設けられた回転数算出部において、2つのタービン回転数センサ3,4を用いて入力軸Inputの回転数を計算により検出している。
そして、第1キャリヤPC1の回転数をN(PC1),第2キャリヤPC2の回転数をN(PC2),第2リングギヤR2の回転数をN(R2)とし、第2リングギヤR2と第2キャリヤPC2(第1リングギヤR1)のギヤ比を1とし、第1リングギヤR1(第2キャリヤPC2)と第1キャリヤPC1のギヤ比をβとすると、下記の式により第2リングギヤR2の回転数N(R2)を算出することができる。
N(R2)=(1+1/β)・N(PC2)−(1/β)・N(PC1)
これにより、第2リングギヤR2(入力軸Input)の回転数=タービン回転数を求めることができる。
[コントロールバルブユニットの構成]
次に、図2を用いてコントロールバルブユニットCVUの油圧回路について説明する。この油圧回路には、エンジンEgにより駆動された油圧源としてのオイルポンプOPと、ドライバのシフトレバー操作と連動して、ライン圧PLを供給する油路を切り換えるマニュアルバルブMVと、ライン圧を所定の一定圧に減圧するパイロットバルブPVが設けられている。
[油路構成]
エンジンにより駆動されるオイルポンプOPの吐出圧は、ライン圧に調圧された後、油路101及び油路102に供給される。油路101には、ドライバのシフトレバー操作に連動して作動するマニュアルバルブMVと接続された油路101aと、フロントブレーキB1の締結圧の元圧を供給する油路101bと、H&LRクラッチC3の締結圧の元圧を供給する油路101cが接続されている。
油路105には、ローブレーキB2の締結圧の元圧を供給する油路105aと、インプットクラッチC1の締結圧の元圧を供給する油路105bと、2346ブレーキB3の締結圧の元圧を供給する油路105cと、ダイレクトクラッチC2の締結圧の元圧を供給する油路105dと、後述する第2切換弁SV2の切り換え圧を供給する油路105eとが接続されている。
油路102にはパイロットバルブPVを介してパイロット圧を供給する油路103が接続されている。油路103には、第1ソレノイドバルブSOL1にパイロット圧を供給する油路103aと、第2ソレノイドバルブSOL2にパイロット圧を供給する油路103bと、第3ソレノイドバルブSOL3にパイロット圧を供給する油路103cと、第4ソレノイドバルブSOL4にパイロット圧を供給する油路103dと、第5ソレノイドバルブSOL5にパイロット圧を供給する油路103eと、第6ソレノイドバルブSOL6にパイロット圧を供給する油路103fと、第7ソレノイドバルブSOL7にパイロット圧を供給する油路103gとが設けられている。
そして、図3の締結作動表に示すように、各クラッチC1〜C3及び各ブレーキB1〜B4の締結(○印)と解放(無印)とを適宜組み合わせることにより、前進7速,後退1速の各変速段を実現することができる。
[変速作用]
次に、変速作用について説明する。
<1速>
1速は、エンジンブレーキ作用時(エンジンブレーキレンジ位置選択中)とエンジンブレーキ非作用時(通常前進走行レンジ位置選択中)とで異なる摩擦要素が作用する。エンジンブレーキ作用時は、図3の(○)に示すように、フロントブレーキB1とローブレーキB2とH&LRクラッチC3との締結により得られる。なお、フロントブレーキB1に並列に設けられた第1ワンウェイクラッチF1と、H&LRクラッチC3と並列に設けられた第2ワンウェイクラッチF2もトルク伝達に関与する。エンジンブレーキ非作用時は、フロントブレーキB1とH&LRクラッチC3は解放され、ローブレーキB2のみが締結され、第1ワンウェイクラッチF1と第2ワンウェイクラッチF2によりトルク伝達される。
このとき、図4のソレノイドバルブ作動表に示すように、第1〜第3ソレノイドバルブSOL1〜SOL3及び第6及び第7ソレノイドバルブSOL6,SOL7をオンとし、それ以外をオフとすることで、所望の摩擦要素に締結圧が供給される。
<2速>
2速は、エンジンブレーキ作用時(エンジンブレーキレンジ位置選択中)とエンジンブレーキ非作用時(通常前進走行レンジ位置選択中)とで異なる摩擦要素が締結する。エンジンブレーキ作用時は、図3の(○)に示すように、ローブレーキB2と2346ブレーキB3とH&LRクラッチC3との締結により得られる。なお、H&LRクラッチC3と並列に設けられた第2ワンウェイクラッチF2もトルク伝達に関与する。エンジンブレーキ非作動時は、H&LRクラッチC3は解放され、ローブレーキB2と2346ブレーキB3が締結され、第2ワンウェイクラッチF2によりトルク伝達される。
なお、1速から2速へのアップシフト時は、フロントブレーキB1を早めに解放し、2346ブレーキB3の締結を開始することで、2346ブレーキB3の締結容量が確保された時点で第1ワンウェイクラッチF1が解放される。よって、変速タイミングの精度の向上を図ることができる。
<3速>
3速は、図3に示すように、2346ブレーキB3とローブレーキB2とダイレクトクラッチC2との締結により得られる。
この3速では、2346ブレーキB3,ローブレーキB2,ダイレクトクラッチC2,第1連結メンバM1,第2連結メンバM2,第3連結メンバM3にトルクが作用する。つまり、第2遊星ギヤG2と第2遊星ギヤセットGS2がトルク伝達に関与する。
このとき、図4のソレノイドバルブ作動表に示すように、第1,第2,第4,5及び第7ソレノイドバルブSOL1,SOL2,SOL4,SOL5,SOL7をオンとし、それ以外をオフとすることで、所望の摩擦要素に締結圧が供給される。
<4速>
4速は、図3に示すように、2346ブレーキB3とダイレクトクラッチC2とH&LRクラッチC3との締結により得られる。
このとき、図4のソレノイドバルブ作動表に示すように、第2及び第5ソレノイドバルブSOL2,SOL5をオンとし、それ以外をオフとすることで、所望の摩擦要素に締結圧が供給される。
<5速>
5速は、図3に示すように、インプットクラッチC1とダイレクトクラッチC2とH&LRクラッチC3との締結により得られる。
この5速では、インプットクラッチC1,ダイレクトクラッチC2,H&LRクラッチC3,第2連結メンバM2にトルクが作用する。つまり、第3遊星ギヤG3のみがトルク伝達に関与する。
<6速>
6速は、図3に示すように、インプットクラッチC1とH&LRクラッチC3と2346ブレーキB3の締結により得られる。
このとき、図4のソレノイドバルブ作動表に示すように、第5及び第6ソレノイドバルブSOL5,SOL6をオンとし、他のソレノイドバルブSOL1,SOL2,SOL3,SOL4,SOL7をオフとすることで、所望の摩擦要素に締結圧が供給される。
<7速>
7速は、図3に示すように、インプットクラッチC1とH&LRクラッチC3とフロントブレーキB1(第1ワンウェイクラッチF1)の締結により得られる。
このとき、図4のソレノイドバルブ作動表に示すように、第3及び第6ソレノイドバルブSOL3,SOL6をオンとし、他のソレノイドバルブSOL1,SOL2,SOL4,SOL5,SOL7をオフとすることで、所望の摩擦要素に締結圧が供給される。
後退は、図3に示すように、H&LRクラッチC3とフロントブレーキB1とリバースブレーキB4の締結により得られる。
この後退では、フロントブレーキB1が締結されているため、第1遊星ギヤセットGS1により減速された回転が第1連結メンバM1から第4リングギヤR4に出力される。また、H&LRクラッチC3が締結され、リバースブレーキB4が締結されているため、第2遊星ギヤセットGS2は、第4リングギヤR4の回転と、第2連結メンバM2の固定によって規定される回転を第3キャリヤPC3から出力する。
この後退でのトルクフローは、H&LRクラッチC3,フロントブレーキB1,リバースブレーキB4,第1連結メンバM1,第2連結メンバM2,第3連結メンバM3にトルクが作用する。つまり、第1遊星ギヤセットGS1及び第2遊星ギヤセットGS2がトルク伝達に関与する。
リバースブレーキB4には、第3切換弁SV3を介してRレンジ圧が供給される。Rレンジには、専用の調圧弁を持っていないため、締結初期には、ダイレクトクラッチC2に使用していた第6調圧弁CV6を用いてリバースブレーキB4の締結圧を調圧する。まず、マニュアルバルブMVによりRレンジ圧に切り換えられると、第2切換弁SV2は図2中右方に移動し、第6調圧弁CV6にRレンジ圧が供給される。また、第4切換弁SV4は図2中左方に移動し、油路121と油路122とを連通する。これにより、第6調圧弁CV6により調圧された油圧が油路122に導入される。
[本発明の要部の説明]
次に、図5を用いて本発明の一実施形態に係る自動変速機の制御装置の要部構成について説明すると、自動変速機のコントローラ(ATCU)20には目標変速段を設定する変速マップとして、図5に示すように2つの変速マップ21,22が設けられている。
ここで、まず2つの変速マップ21,22について説明すると、一方の変速マップ21は、最低変速段としての1速から最高変速段としての7速までの全変速段(7段)の変速特性が記憶された変速マップ(第1変速特性記憶手段)であって、主に通常走行時に適用される変速マップである。なお、以下では、この変速マップ21を通常7速変速マップ又は通常7速シフトマップという。
また、他方のマップ22は、最低変速段(1速)と最高変速段(7速)との間に設定される中間変速段の中から少なくとも1段が省略されて変速特性が記憶された変速マップ(第2変速特性記憶手段)であって、本実施形態では、3速と5速との変速特性が省略された変速マップである。
つまり、図7(a)に示すように、変速段が6速以上の多段化した自動変速機では、シフトマップ上の変速線の間隔が比較的密となるため、スポーツ走行時のようなアクセル開度の変化が大きい運転時には、頻繁にアップシフト線やダウンシフト線を横切り、変速がハンチングすることが考えられる。また、シフト線が密となると、1回の変速で3段以上のダウンシフトやアップシフトが頻繁に生じることが考えられる。
そこで、上述のように例えば6速から3速へのダウンシフト時には、6速→4速の変速と4速→3速の変速とを連続させて6速→3速を実現することにより、もともとプログラム化されている変速種を組み合わせることができ、新たなプログラムを不要としてメモリの大容量化を回避しているのである。
そこで、本発明では、変速が頻繁に行われるような運転状態、即ちドライバがスポーツ走行を行っていると判定すると、通常7速シフトマップ21から、所定数(本実施形態では2つ)の中間変速段の変速特性線を間引いた擬似5速シフトマップ22に切り換えることにより、頻繁な変速を抑制するようにしているのである。
次に、擬似5速シフトマップ22を作成にする際に、通常7速変速マップ21から省略する変速特性線(省略する中間変速段)の選定手法について説明する。まず、通常7速変速マップ21から省略する変速特性線を選択する際には、当然ギヤ比は無視できないので、ギヤ比のバラツキが偏らないようにすることが大事である。
詳細に説明すると、図3の摩擦要素締結表からもわかるように、すでに説明した6速⇔3速以外にも、1回の掛け換え制御では達成できない変速種としては、1速⇔3速,1速⇔4速,1速⇔5速,1速⇔6速,2速⇔5速,2速⇔7速,3速⇔5速,3速⇔6速,3速⇔7速,4速⇔7速が存在する。
本実施形態の場合は、1速及び3速は4つの変速種で、5速及び7速は3つの変速種で複数の掛け換え制御が必要になる。したがって、これらの変速段(1速,3速,5速,7速)が擬似5速シフトマップ22を設定する際に間引きの対象の変速段となる。
また、図6は1回の掛け換え制御のみで変速可能な変速種の相関関係を示すものであり、矢印で結んでいる変速段同士は1回の掛け換え制御のみで変速が可能である。この図からもわかるように、3速は隣接する変速段(2速と4速)以外には1回の掛け換え制御で変速可能な変速種が存在しない。また、5速は隣接する変速段(2速と4速)以外に1回の掛け換え制御で変速可能な変速種が1つしか存在しない。
また、擬似5速シフトマップ22は、図7(a)に示す通常7速変速マップ21から単に3速と5速とを間引いたものではなく、5速の変速特性に合わせて、変速特性を変更している。つまり、通常7速変速マップ21と同じ特性で3速と5速とを省略すると、2速と4速(擬似5速シフトマップ22では3速)との領域が広がりすぎ、また、6速(擬似5速シフトマップ22では4速)の領域が4速の領域に比べて極端に狭くなり、かえってドライバビリティを損ないかねない。
さて、次に図5に示す切り換え手段23について説明すると、この切り換え手段23は、各種センサからの情報に基づいてドライバの運転意図を判定するとともに、この判定結果に基づいて、変速に用いるシフトマップを通常7速シフトマップ21と擬似5速シフトマップ22との間で切り換えるものである。
そして、算出されたドライバの加速意図に基づいて、例えば停車又は定常走行中と判定し、燃費特性を重視した燃費走行(エコノミー走行モード)であると判定したり、市街地走行に沿った加減速走行(市街地走行モード)であると判定したり、高速道路の走行に適した高速道路走行モード、山岳路を積極的に走行するワインディング走行(ワインディング走行モード)と判定したり、サーキット走行に相当する車両性能限界走行(限界走行モード)と判定するようになっている。なお、加速意図は低い方から、エコノミー走行モード、市街地走行モード、高速道路走行モード、ワインディング走行モード及び限界走行モードの順に選択するようになっている。
これは、ドライバの走行モードのみに基づいて変速マップを切り換えると、場合によっては、変速マップの切り換えに起因して変速が生じるためであり、このような変速マップ切り換えに起因した変速を回避して変速頻度を低減するようになっている。
そして、目標変速段設定手段24では、切り換え手段23により切り換えられた(或いは選択された)変速マップを用いて最終的な目標変速段を設定するようになっている。また、目標変速段設定手段24で設定された目標変速段と、現在の実変速段とを比較して、目標変速段と実変速段とが異なっていれば、上記目標変速段への変速指示を図1に示すコントロールバルブユニットCVUに対して出力するようになっている。
次に、本装置の要部の作用について説明すると、図9はこの図8のステップS2における変速マップの切り換え制御に関するサブルーチンである。以下、図9に示すサブルーチンに沿って変速マップの切り換え制御について説明すると、まずステップS11において現在の走行モードを判定する。つまり、現在、加速意図が比較的低い通常7速シフトマップ21を用いた通常走行モード(エコノミー走行モード又は市街地走行モードの総称である)であるのか、加速意図が比較的大きい擬似5速シフトマップ22を用いたスポーツ走行モード(高速道走行モード又はワインディング走行モード又は限界走行モードの総称)であるのかを判定する。なお、イグニッションキーオン後の最初のルーチンについては、初期設定として通常走行モードが選択される。また、2回目以降のルーチンでは前回までのルーチンを参照して現在の走行モードが判定される。そして、ステップS11で通常走行モードと判定されるとステップS12以降に進み、スポーツ走行モードと判定されるとステップS17以降に進む。
一方、ステップS12において、加速意図が高いときは、その後、直ちに変速マップを切り換えるのではなく、ステップS13〜ステップS15において所定の判定条件を満たしてから後述のステップS16で変速マップの切り換えが行われる。
そして、ステップS13において、加速意図「高い」が一時的なもの(つまり加速意図の継続性がない)と判定されると、変速マップを切り換える必要がないとしてリターンする。
そして、ステップS14で変速が発生しないと判定された場合、即ち、擬似5速シフトマップ22に切り換えても、この擬似5速シフトマップ22で設定される目標変速段と現在の変速段とが一致すると判定された場合には、ステップS16に進んで変速マップの切り換えが実行される。
そして、このステップS15において、現在の変速マップ(通常7速シフトマップ21)でダウンシフト判定の有無が判断されて、ダウンシフト判定があった場合には、ステップS16で変速マップの切り換えが実行される。
また、ステップS15において、ダウンシフト判定がない場合には、このままリターンする。なお、ステップS15からリターンした場合には、次回以降の制御ルーチンにおいてダウンシフトの変速が判定されたタイミングで変速マップの切り換えが実行される。
つまり、ステップS17において、ドライバの運転意図が算出されて、加速意図が比較的低く通常走行モード(エコノミー走行モード又は市街地走行モード)の場合にはドライバは通常走行を意図していると判定し、加速意図が高くスポーツ走行モード(高速道走行モード又はワインディング走行モード又は限界走行モード)の場合には、スポーツ走行を意図していると判定する。
一方、ステップS17において、加速意図が低いときは、その後、直ちに変速マップを切り換えるのではなく、ステップS18〜ステップS20において所定の判定条件を満たすとステップS16で変速マップの切り換えが行われる。
そして、ステップS18において、加速意図「低い」が一時的なもの(つまり加速意図の継続性がない)と判定されるとリターンする。
また、変速すると判定された場合には、ステップS20に進み、現在の変速マップ(擬似5速シフトマップ22)でダウンシフト判定の有無が判断されて、ダウンシフト判定があった場合には、ステップS16で変速マップの切り換えが実行される。
また、ステップS20において、ダウンシフト判定がない場合には、このままリターンして、次回以降の制御ルーチンにおいてダウンシフトの変速が判定されたタイミングで変速マップの切り換えが実行される。
また、現在選択されている走行モード(変速特性)を考慮せずに変速マップ21,22を切り換えてしまうと、それぞれの変速特性の変速段数が異なるため、直前に現在選択されている変速特性で変速を行っている場合などが考えられ、さらにはこの切り換えに対応してダウンシフトやアップシフトが発生する可能性が高く、変速が頻繁に発生することが考えられる。そこで、現在の変速特性において、変速判定されていない場合には、切り換えを禁止することで、変速の発生頻度を抑制し、乗り心地を向上させることができる。
なお、本実施形態ではダウンシフトの変速判定時のみ変速マップの切り換えを許容しているが、アップシフトの変速判定時にも変速マップの切り換えを許容するようにしてもよい。
また、本実施形態では7速の自動変速機を擬似的に5速自動変速機として作動させるものについて説明したが、自動変速機としては特に6速以上の変速機を適用するのが効果が大きい。また擬似的に作動させる変速段は5速に限定されず、4速でも良いしこれ以外の変速段でも良い。
1a スロットル開度センサ
2 エンジン回転数センサ
3,4 タービン回転数センサ
5 出力軸回転数センサ
10 エンジンコントローラ(ECU)
20 自動変速機のコントローラ(ATCU)
21 通常7速変速マップ又は通常7速シフトマップ(第1変速特性記憶手段)
22 擬似5速変速マップ又は擬似5速シフトマップ(第2変速特性記憶手段)
23 切り換え手段(変速特性切り換え手段)
24 目標変速段設定手段
Eg エンジン
LUC ロックアップクラッチ
TC トルクコンバータ
OP オイルポンプ
Claims (7)
- 複数の変速段を有し、車速とエンジン負荷とに基づいて目標変速段を設定する自動変速機の制御装置であって、
変速比が一番大きい最低変速段と、変速比が一番小さい最高変速段と、該最低変速段と該最高変速段との間に設定される中間変速段とからなる変速段の変速特性が記憶された第1変速特性記憶手段と、
該第1変速特性記憶手段に対し、前記中間変速段が省略されて前記中間変速段数が少なくされた変速特性が記憶された第2変速特性記憶手段と、
運転者の手動操作又は各種パラメータに基づき判断した走行状態に基づいて該第1変速特性記憶手段と該第2変速特性記憶手段とを切り換える変速特性切り換え手段と、
該変速特性切り換え手段により切り換えられた変速特性記憶手段に基づいて最終的な目標変速段を設定する目標変速段設定手段とを備え、
前記中間変速段は複数設けられており、
前記第2変速特性手段で省略されていない中間変速段は、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な他の変速段の数が相対的に多い変速段である
ことを特徴とする、自動変速機の制御装置。 - 複数の変速段を有し、車速とエンジン負荷とに基づいて目標変速段を設定する自動変速機の制御装置であって、
変速比が一番大きい最低変速段と、変速比が一番小さい最高変速段と、該最低変速段と該最高変速段との間に設定される中間変速段とからなる変速段の変速特性が記憶された第1変速特性記憶手段と、
該第1変速特性記憶手段に対し、前記中間変速段が省略されて前記中間変速段数が少なくされた変速特性が記憶された第2変速特性記憶手段と、
運転者の手動操作又は各種パラメータに基づき判断した走行状態に基づいて該第1変速特性記憶手段と該第2変速特性記憶手段とを切り換える変速特性切り換え手段と、
該変速特性切り換え手段により切り換えられた変速特性記憶手段に基づいて最終的な目標変速段を設定する目標変速段設定手段とを備え、
前記中間変速段は複数設けられており、
前記第1変速特性記憶手段のみにあり、前記第2変速特性記憶手段で省略された中間変速段は、1つの摩擦要素を係合し、他の1つの摩擦要素を解放することで達成可能な変速段数が相対的に少ない変速段である
ことを特徴とする、自動変速機の制御装置。 - 該自動変速機は、6段以上の変速段を有し、
前記第2変速特性記憶手段は、前記6段以上の変速段の中の前記中間変速段から少なくとも1段が省略されている
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の自動変速機の制御装置。 - 該変速特性切り換え手段が該各種パラメータに基づき判断した走行状態から該2つの変速特性記憶手段を切り換えるよう構成され、現在選択されている変速特性記憶手段で変速が判定されていない場合には、該変速特性切り換え手段は、該変速特性記憶手段の切り換えを禁止する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 該変速特性切り換え手段が該各種パラメータに基づき判断した走行状態から該2つの変速特性記憶手段を切り換えるよう構成され、現在選択されている変速特性記憶手段で変速が判定されると、前記変速特性切り換え手段は、該変速特性記憶手段の切り換えを許容する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 該変速特性切り換え手段が該各種パラメータに基づき判断した走行状態から該2つの変速特性記憶手段を切り換えるよう構成され、切り換え後の変速特性記憶手段で設定される目標変速段と現在の変速段とが一致しない場合には、該変速特性切り換え手段は、該変速特性記憶手段の切り換えを禁止する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。 - 該変速特性切り換え手段が該各種パラメータに基づき判断した走行状態から該2つの変速特性記憶手段を切り換えるよう構成され、切り換え後の変速特性記憶手段で設定される目標変速段と現在の変速段とが一致する場合には、前記変速特性切り換え手段は、該変速特性記憶手段を切り換えを許容する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機の制御装置。
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