JP4648950B2 - 有機化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、有機化合物、それらの製造および医薬としてのそれらの使用に関する。
第一の局面において、本発明は、遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、式I
Figure 0004648950
[式中、
Tは、水素、または所望によりC−C10−アルコキシ、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、またはC−C15−炭素環式基(該C−C15−炭素環式基は、所望によりハロ、C−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、ハロ−C−C10−アルキル、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、または所望によりC−C10−アリールにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよい。)により、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルキルであるか;
または、Tは、ハロ、C−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、ハロ−C−C10−アルキル、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、または所望によりC−C−アルキルもしくはC−C10−アリールにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C15−炭素環式基であり;そして
、R、R、R、RおよびRは、独立して、水素、C−C10−アルキル、C−C10−アルコキシ、C−C10−シクロアルキルまたはC−C10−アリールである。]
で示される化合物を提供する。
本明細書で用いる用語は、以下の意味を有する:
本明細書で用いる「所望により1箇所、2箇所または3箇所で置換されていて良い」は、その基が、その前に挙げたラジカルの任意の1個または任意の組み合わせにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいことを意味する。
本明細書で用いる「ハロ」または「ハロゲン」は、元素の周期表の17族(以前は、VII族)に属する元素を示し、それらは、例えばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり得る。好ましくは、ハロまたはハロゲンは、クロロである。
本明細書で用いる“C−C10−アルキル”は、1から10個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキルを示す。Tが、C−C10−アルキルであるとき、それは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけn−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、−C(CH、−CH(CH)Cまたは−CH(CH)CHC(CHである。Tが、C−C−アルキルにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されるC−C10−炭素環式基であるとき、C−C10−アルキルは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけエチルまたはs−ブチルである。R、R、R、R、RおよびRのいずれか1つが、C−C10−アルキルであるとき、それは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけメチルである。
本明細書で用いる“C−C10−アルコキシ”は、1から10個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキルを示す。Tが、C−C10−アルコキシにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されるC−C15−炭素環式基により1箇所、2箇所または3箇所で置換されるC−C10−アルキルであるとき、C−C10−アルコキシは、好ましくはC−C−アルコキシ、とりわけメトキシまたはn−ブトキシである。Tが、C−C10−アルコキシにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されるC−C15−炭素環式基であるとき、C−C10−アルコキシは、好ましくはC−C−アルコキシ、とりわけエトキシである。R、R、R、R、RおよびRのいずれか1つが、C−C10−アルコキシであるとき、それは、好ましくはC−C−アルコキシである。
本明細書で用いる“C−C10−シクロアルキル”は、3から10個の環炭素原子を有するシクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニルまたはシクロデシルのような単環式基、またはビシクロヘプチルまたはビシクロオクチルのような二環式基を示す。好ましくはC−C10−シクロアルキルは、C−C−シクロアルキル、とりわけシクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
本明細書で用いる“ハロ−C−C10−アルキル”は、1個以上のハロゲン原子、好ましくは1個、2個または3個のハロゲン原子により置換された上記のC−C10−アルキルを示す。好ましくはハロ−C−C10−アルキルは、フルオロ−C−C−アルキルである。
本明細書で用いる“C−C10−アリール”は、6から10個の炭素原子を含む一価の炭素環式芳香族基を示し、それは、例えばフェニルのような単環式基、またはナフチルのような二環式基であり得る。好ましくはC−C10−アリールは、C−C−アリール、とりわけフェニルである。
本明細書で用いる“C−C15−炭素環式基”は、3から15個の環炭素原子を有する炭素環式基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルまたはフェニルのような、芳香族性または非芳香族性の単環式基、またはビシクロオクチル、ビシクロノニル、ビシクロデシル、インダニルまたはインデニルのような二環式基を示す。
Tが、C−C15−炭素環式基により1箇所、2箇所または3箇所で置換されるC−C10−アルキルであるとき、C−C15−炭素環式基は、好ましくはC−C10−炭素環式基、とりわけフェニルまたはシクロヘキシルのような単環式基である。Tが、C−C15−炭素環式基であるとき、それは、好ましくはC−C10−炭素環式基、とりわけシクロペンチルのような単環式非芳香族基、またはインダニルのような二環式基である。
本明細書で用いる“窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員または6員のヘテロ環式環”は、例えばピロール、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、フラン、チアジアゾール、イソチアゾール、チオフェン、オキサジアゾール、ピリジン、オキサゾール、イソオキサゾール、ピラジン、ピリダジン、ピリミジン、ピペラジン、モルホリノ、トリアジン、オキサジンまたはチアゾールであり得る。好ましい5員または6員のヘテロ環式環には、ピリジン、フランおよびチオフェンのような不飽和環が含まれる。
本明細書で用いる“溶媒和物”は、本発明の化合物および1個以上の薬学的に許容される溶媒分子、例えばエタノールを含む分子複合体を示す。用語“水和物”は、溶媒が水であるときに用いられる。
本明細書中および特許請求の範囲において、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、用語“包含(comprise)”、または“含む(comprises)”もしくは“含んでいる(comprising)”のような変形は、指定された個体(integer)もしくは段階(step)または複数の個体もしくは複数の段階の群を含むことを意味するが、全ての他の個体もしくは段階または複数の個体もしくは複数の段階の群を除外するものではないことは理解されるであろう。
好ましい本発明の化合物には、遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、
Tが、所望により−NRまたはC−C15−炭素環式基(該C−C15−炭素環式基は、所望によりハロ、−NRまたはC−C10−アルコキシにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよい。)により1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルキルであるか;
または、Tが、所望によりC−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、−NRにより、または所望によりC−C10−アリールにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C15−炭素環式基であり;そして
、R、R、R、RおよびRが、独立して、C−C10−アルキルまたはC−C10−アリールである、
式Iの化合物が含まれる。
とりわけ好ましい本発明の化合物には、
Tが、所望により−NRまたはC−C10−炭素環式基(該C−C10−炭素環式基は、所望によりハロ、−NRまたはC−C−アルコキシにより1箇所または1箇所で置換されていてよい。)により一箇所で置換されていてよいC−C−アルキルであるか;
または、Tが、所望によりC−C−アルキル、C−C10−シクロアルキル、−NRにより、または所望によりC−C−アリール、とりわけフェニルにより一箇所で置換されていてよいC−C−アルコキシにより、一箇所または2箇所で置換されていてよいC−C10−炭素環式基であり;そして
、R、R、R、RおよびRが、独立して、C−C−アルキルまたはC−C−アリール、とりわけフェニルである、
式Iの化合物が含まれる。
式Iで示される化合物は、酸付加塩、特に薬学的に許容される酸付加塩を形成し得る。式Iの化合物の薬学的に許容される酸付加塩には、無機酸、例えばフッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸またはヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸のようなハロゲン化水素酸;および有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸および酪酸のような脂肪族モノカルボン酸、乳酸、クエン酸、酒石酸またはリンゴ酸のような脂肪族ヒドロキシ酸、マレイン酸またはコハク酸のようなジカルボン酸、安息香酸、p−クロロ安息香酸、ジフェニル酢酸、パラ−ビフェニル安息香酸またはトリフェニル酢酸のような芳香族性カルボン酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、1−ヒドロキシナフタレン−2−カルボン酸または3−ヒドロキシナフタレン−2−カルボン酸のような芳香族性ヒドロキシ酸、3−(2−ナフタレニル)プロペン酸、パラ−メトキシ桂皮酸またはパラ−メチル桂皮酸のような桂皮酸、およびメタンスルホン酸またはベンゼンスルホン酸のようなスルホン酸、の酸付加塩が含まれる。これらの塩は、既知の塩形成方法により式Iの化合物から製造され得る。
式Iで示される化合物は、非溶媒和物または溶媒和物の形態で存在し得る。薬学的に許容される溶媒和物には、結晶化の溶媒、例えばDO、d−アセトンまたはd−DMSOが、等方的に置換され得る、水和物および溶媒和物が含まれる。
式Iで示される化合物は、少なくとも1個の不斉炭素原子を含み、故に、それらは、個々の光学活性異性体形態またはその混合物、例えばラセミ混合物またはジアステレオマー混合物として存在する。本発明は、個々の光学活性RおよびS異性体、ならびにその混合物、例えばラセミ混合物またはジアステレオマー混合物を包含する。これらの異性体は、常套法、例えば分別結晶法またはカラムクロマトグラフィー法によりにより分離することができる。
特定のとりわけ好ましい本発明の化合物を、下記の実施例に記載する。
本発明はまた、遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、式Iの化合物の製造方法を提供する。本発明の化合物は、
(i)(A)式II
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基であり、Rは、C−C−アルキルまたはC−C10−アリールである。]
で示される化合物を、式III
Figure 0004648950
[式中、Tは、上記の通りである。]
で示される化合物と反応させる工程;または
(B)式IIA
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基である。]
で示される化合物を、式III(ここで、Tは、上記に記載の通りである。)で示される化合物と反応させる工程;
(ii)保護基を除去する工程;および
(iii)遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、式Iの結果化合物を回収する工程、
を含む方法により製造できる。
工程Aを、スルホン酸エステルとアミンを反応させる公知の方法、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて行うことができる。Rは、好ましくはC−C−アルキルであり、とりわけメチルである。その反応を、トルエンのような有機溶媒中で都合よく行う。その反応温度は、0℃から200℃、好ましくは70℃から100℃、とりわけ80℃から90℃が都合よい。その温度を、常套の加熱により、またはマイクロ波照射により、達成することができる。
工程Bを、エポキシドとアミンを反応させる公知の方法、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて行うことができる。その反応を、トルエンのような有機溶媒中で都合よく行う。その反応温度は、0℃から200℃、好ましくは70℃から100℃、とりわけ80℃から90℃が都合よい。その温度を、常套の加熱により、またはマイクロ波照射により、達成することができる。
保護基、RおよびRを、例えばProtective Groups in Organic Synthesis, T.W. Greene and P.G.M. Wuts, John Wiley & Sons Inc, Third Edition, 1999(この文献は、水素による保護基の置換に適する方法も記載する。)に記載の通りに、官能基の性質によって選択することができる。Rは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけイソプロピルである。Rは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけtert−ブチルである。
保護基を、何らかの常套法を用いて導入および除去することができる。例えば、ヒドロキシ基がベンジル基により保護されるとき、最後に、パラジウム炭素の存在下に、以下の実施例において用いられる方法のような常套法を用いて接触水素化することにより除去することができる。
遊離形の式Iの化合物を、常套法でその塩形態に変換することができ、その逆も可能である。遊離形または塩形態の化合物を、水和物または結晶化に用いる溶媒を含む溶媒和物の形態で得ることができる。式Iの化合物を、常套法で反応混合物から回収し、精製することができる。エナンチオマーのような異性体を、常套法により、例えば、分別結晶法または対応する非対称に置換された、例えば光学活性の出発物質からの不斉合成法により得ることができる。
式IIの化合物は新規であり、Zhou et al J. Organic Letters (2002), 4(1)、43−46頁に記載の通りの、または以下の実施例に記載の方法と同様の、選択的モノスルホニル化反応について公知の方法を用いて、式IV
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基である。]
で示される化合物を、塩化スルホニル、例えば塩化メタンスルホニルと反応させることにより製造することができる。(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオールとの反応により、R−エナンチオマーが得られ、一方、(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオールとの反応により、S−エナンチオマーが得られる。その反応を、ピリジンのような有機溶媒中で都合よく行う。その反応温度は、−20℃から30℃が都合よいが、好ましくは約0℃である。
式IIAの化合物は新規であり、例えば国際特許出願WO04/016601に記載の通りに、オキシラニル置換ヘテロ環式化合物を製造するための公知の方法を用いて製造することができる。例えば、式IIAの化合物を、式IIの化合物を、トルエン、テトラヒドロフランまたはジクロロエタンのような塩基性溶媒の存在下で、例えば室温から150℃に、好ましくは50から100℃に加熱することにより製造することができる。式IIAの化合物は、式Iの化合物を形成するための、式IIの化合物と式IIIの化合物の上記の反応中に中間体としても形成され得る。
式IIIの化合物は公知であるか、または公知の方法もしくは以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて製造され得る。
式IVの化合物を、式V
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基である。]
で示される化合物を、触媒、例えば(DHQD)2PHAL(1,4−ビス(ジヒドロキニジニル)フタラジン)および再酸化剤、例えばKFe(CN)の存在下または不存在下のどちらかで、四酸化オスミウムのようなジヒドロキシル化剤と反応させるか、または非対称的ジヒドロキシル化アルケンについて公知の方法または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて、AD−mix−αもしくはAD−mix−βのような予め混合したジヒドロキシル化剤と反応させることにより製造することができる。その反応を、有機溶媒、例えばtert−ブタノール/水中、好ましくは(DHQD)2PHALのような触媒と再酸化剤としてのKFe(CN)の存在下、四酸化オスミウムを用いて都合よく行う。その反応温度は、−10℃から10℃が都合よいが、好ましくは約0℃である。
式Vの化合物を、アルケンを形成するためのアルデヒドの反応について公知の方法、例えばウィッティヒ反応、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて、式VI
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基である。]
で示される化合物をオレフィン化することにより製造することができる。その反応を、有機溶媒、例えばTHF(テトラヒドロフラン)またはDCM(ジクロロメタン)中で都合よく行う。その反応温度は、10℃から40℃が都合よいが、好ましくは室温である。
式VIの化合物を、Stanetty et al J. Org. Chem. 1996, 61, 5130−5133に記載の方法、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて、式VII
Figure 0004648950
[式中、RおよびRは、保護基であり、Xは、ハロ、好ましくはフルオロである。]
で示される化合物を、強塩基、例えばtert−ブチルリチウム、および求電子試薬の添加によりクエンチされた中間体アニオン、例えばジメチルホルムアミドと反応させることにより製造することができる。その反応を、有機溶媒、例えばTHF中で都合よく行う。その反応温度は、−90℃から20℃の範囲が都合よいが、好ましくは約−78℃から約−10℃である。
式VIIの化合物を、チオカルバメートを形成するためのイソチオシアネートとアルコールの反応について公知の方法、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて、式VIII
Figure 0004648950
[式中、Rは、保護基であり、Xは、ハロである。]
で示される化合物を、式IX
Figure 0004648950
[式中、Rは、保護基である。]
で示される化合物と反応させることにより製造することができる。Rは、好ましくはC−C−アルキル、とりわけイソプロピルである。その反応を、好ましくは塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で都合よく行う。その反応温度は、0℃から120℃が都合よいが、好ましくは約60℃である。
式VIIIの化合物を、アミンからイソチオシアネートへ変換するための公知の方法、または以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて、例えば式X
Figure 0004648950
[式中、Rは保護基であり、Xはハロである。]
で示される化合物を、チオホスゲン(二塩化チオカルボニル)と反応させることにより、アニリンからイソチオシアネートへ変換するための公知の方法により製造することができる。その反応を、好ましくは塩基、例えば炭酸カリウムの存在下、クロロホルムのような有機溶媒中で都合よく行う。その反応温度は、−20℃から20℃が都合よいが、好ましくは約0℃である。
式IXの化合物は公知であるか、または公知の方法もしくは以下の実施例に記載の方法と同様の方法を用いて製造することができる。
遊離形、塩形態または溶媒和物の形態の式Iの化合物は、医薬として有用である。従って、本発明は、医薬としての使用を目的とした、遊離形、塩形態または溶媒和物の形態の式Iの化合物も提供する。以下、“本発明の薬剤”と称することもある、遊離形、塩形態または溶媒和物の形態の式Iの化合物は、優れたβ−アドレナリン受容体アゴニスト活性を有する。本発明の薬剤の、βアゴニスト活性、作用発現および作用期間は、R.A. Coleman and A.T. Nials, J. Pharmacol. Methods 1989, 21, 71の方法に従い、モルモットの気管切片を使用したインビトロアッセイ(the guinea pig tracheal strip in vitro assay)を用いて試験し得る。そのβ−アドレナリン受容体と比べてβ−アドレナリン受容体への結合能および選択性を、Current Protocols in Pharmacology(S. J. Enna (editor−in−chief) et al, John Wiley & Son, Inc, 1998)の方法に従って古典的ろ過結合アッセイ(classical filtration binding assay)により、またはB. January et al, Brit. J. Pharmacol. 1998, 123, 701の方法に従い、β−またはβ−アドレナリン受容体を発現する細胞におけるcAMP分析により、測定することができる。
本発明の薬剤は、通常、早い作用発現を示し、β−アドレナリン受容体に対する長期の刺激作用を有し、下記の実施例の化合物は、0.1から1000nM程度のK(β)値を有し、1時間から12時間を超える程度の作用持続性を有する。該化合物の多くは、β−アドレナリン受容体と比べてβ−アドレナリン受容体に1.5から500倍選択的に結合する。実施例2、4、9、14および17の化合物は、β結合能を有し、古典的ろ過結合分析による測定で、0.061、0.027、0.016、0.056および0.002μMのK値をそれぞれ示す。
実施例1および18の化合物は、モルモット気管切片試験において、T(50%)時間(分)が100nM濃度で>672、10nM濃度で595をそれぞれ示す。ここでT(50%)は、収縮の阻害がその最大値の50%に減少するまでの時間である。
それらのβアゴニスト活性に鑑み、本発明の薬剤は、β−アドレナリン受容体の活性化により予防または緩和される全ての状態の処置における使用に適する。それらの長時間作用性選択的βアゴニスト活性に鑑み、本発明の薬剤は、気管支平滑筋の弛緩および気管支収縮の緩和に有用である。気管支収縮の緩和は、Chong et al, J. Pharmacol. Toxicol. Methods 1998, 39, 163、 Hammelmann et al, Am. J. Respir. Crit. Care Med., 1997, 156, 766のインビボプレチスモグラフィーモデル(in vivo plethysmography model)、および同様のモデルのような各種モデルにおいて測定することができる。
故に、本発明の薬剤は、閉塞性または炎症性気道疾患の処置に有用である。その長期作用を考慮して、かかる疾患の処置において本発明の薬剤を1日1回投与することが可能である。他の局面において、本発明の薬剤は、通常、頻脈、震えおよび情動不安のようなβアゴニストを用いて通常見られる副作用の低い発生率を示すという特徴を示し、従って、かかる薬剤は、閉塞性または炎症性気道疾患の即時(救急)処置ならびに予防処置における使用に適する。
本発明による疾患の処置は、対症的または予防的処置であり得る。本発明を適用可能な炎症性または閉塞性気道疾患には、内因性(非アレルギー性)喘息および外因性(アレルギー性)喘息の両方を含む、どんな型または原因の喘息も含まれる。喘息の処置には、喘鳴症状を示し、「喘鳴のある幼児」(主要な医学懸念の確立された患者カテゴリーであり、現在、多くの場合に初期または早期の喘息として同定される)と診断されたかまたは診断され得る、例えば4歳または5歳以下の対象の処置が包含されるとも解される(便宜上、この特定の喘息状態を、「喘鳴のある幼児症候群」と称する。)。
喘息の処置における予防的効果は、発作症状、例えば急性喘息または気管支収縮性の発作の頻度または重症度の減少、肺機能の改善または気道過敏症の改善により明らかであろう。それは、さらに、他の対症療法、すなわち発作症状が起こったとき、症候的発作を制限するまたは阻止するための、またはそれを意図した治療、例えば抗炎症剤(例えば、コルチステロイド)または気管支拡張剤の必要性が減少することによっても明らかであり得る。喘息における予防の恩恵は、特に、「モーニング・ディッピング(morning dipping)」の傾向にある対象者に現れ得る。「モーニング・ディッピング」とは、喘息症候群として認識され、かなりの割合の喘息に共通し、そして、例えば、およそ午前4時から6時の間、すなわち、前回の対症的喘息治療薬を投与してから、通常かなり時間の隔たった時の喘息発作により特徴付けられる。
本発明が適用可能な他の炎症性または閉塞性気道疾患および状態には、成人/急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、慢性閉塞性肺疾患、または慢性の気管支炎もしくはそれに関連する呼吸困難を含む気道疾患(COPDまたはCOAD)、気腫、ならびに他の薬剤治療、特に、他の吸入薬治療の結果としての気道過敏症の悪化が含まれる。本発明はまた、例えば、急性、アラキン酸性、カタル性、クループ性、慢性または肺結核性気管支炎を含む、どんな型または起源の気管支炎の処置にも適用可能である。さらに、本発明が適用可能な炎症性または閉塞性気道疾患には、例えば、アルミニウム肺症、炭粉沈着症、石綿肺症、石肺症、ダチョウ塵肺症、鉄沈着症、珪肺症、タバコ症および綿肺症を含む、どんな型または起源の塵肺(炎症性の、通常職業病的な肺の疾患であり、気道閉塞により頻繁に起こり、慢性または急性のどちらかであり、そしてほこりの吸入の繰り返しにより引き起こされる)も含まれる。
それらのβアゴニスト活性を考慮すれば、本発明の薬剤はまた、子宮または脈管系の平滑筋の弛緩を要する状態の処置に有用である。故に、それらは、妊娠時の早期の陣痛の予防または緩和に有用である。それらはまた、慢性および急性蕁麻疹、乾癬、アレルギー性結膜炎、日光性炎症(actinitis)、枯草熱および肥満細胞症の処置に有用である。
本発明の薬剤はまた、抗炎症剤、気管支拡張剤、抗ヒスタミン剤または鎮咳薬のような他の薬剤成分との併用のための共治療薬として有用であり、特に、上記のような閉塞性または炎症性気道疾患の処置において、例えばかかる薬剤の治療的活性の増強剤としてか、またはかかる薬剤の必要投与量を減らすかもしくは潜在的な副作用を減らす手段として有用である。本発明の薬剤は、固定した医薬組成物中に他の薬剤成分と混合され得るか、またはそれは、他の薬剤成分と別々に、それより前に、同時にまたはそれより後に投与され得る。従って、本発明には、上記の本発明の薬剤と抗炎症剤、気管支拡張剤、抗ヒスタミン剤または鎮咳薬との組み合わせ(該本発明の薬剤および該薬剤成分は、同一または異なる医薬組成物中に含まれる。)が含まれる。
適する抗炎症剤には、ステロイド、特に、ブデソニドのようなグルココルチステロイド、ベクロメタゾンジプロピオン酸エステル、プロピオン酸フルチカゾン、シクレソニド(ciclesonide)またはフランカルボン酸モメタゾン、またはWO02/88167、WO02/12266、WO02/100879、WO02/00679(とりわけ、その実施例3、11、14、17、19、26、34、37、39、51、60、67、72、73、90、99および101)、WO03/35668、WO03/48181、WO03/62259、WO03/64445、WO03/72592、WO04/39827およびWO04/66920に記載のステロイド;DE10261874、WO00/00531、WO02/10143、WO03/82280、WO03/82787、WO03/86294、WO03/104195、WO03/101932、WO04/05229、WO04/18429、WO04/19935およびWO04/26248に記載されるような非ステロイド系グルココルチコイド受容体アゴニスト;BIIL284、CP−195543、DPC11870、LTB4エタノールアミド、LY293111、LY255283、CGS025019C、CP−195543、ONO−4057、SB209247、SC−53228および米国特許第5451700号に記載のもののようなLTB4アンタゴニスト;モンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト、アコレート、SR2640、Wy−48,252、ICI198615、MK−571、LY−171883、Ro24−5913およびL−648051を含むようなLTD4アンタゴニスト;シロミラスト(Ariflo(登録商標)GlaxoSmithKline)、ロフルミラスト(Byk Gulden)、V−11294A(Napp)、BAY19−8004(Bayer)、SCH−351591(Schering−Plough)、アロフィリン(Almirall Prodesfarma)、PD189659/PD168787(Parke−Davis)、AWD−12−281(Asta Medica)、CDC−801(Celgene)、SelCID(TM)CC−10004(Celgene)、VM554/UM565(Vernalis)、T−440(田辺)、KW−4490(協和発酵工業)のようなPDE4阻害剤、ならびにWO92/19594、WO93/19749、WO93/19750、WO93/19751、WO98/18796、WO99/16766、WO01/13953、WO03/104204、WO03/104205、WO03/39544、WO04/000814、WO04/000839、WO04/005258、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/018431、WO04/018449、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/018431、WO04/018449、WO04/018450、WO04/018451、WO04/018457、WO04/018465、WO04/019944、WO04/019945、WO04/045607およびWO04/037805に開示のもの;EP1052264、EP1241176、EP409595A2、WO94/17090、WO96/02543、WO96/02553、WO98/28319、WO99/24449、WO99/24450、WO99/24451、WO99/38877、WO99/41267、WO99/67263、WO99/67264、WO99/67265、WO99/67266、WO00/23457、WO00/77018、WO00/78774、WO01/23399、WO01/27130、WO01/27131、WO01/60835、WO01/94368、WO02/00676、WO02/22630、WO02/96462およびWO03/086408に記載のようなA2Aアゴニスト;ならびに、WO02/42298に記載のようなA2Bアンタゴニストが含まれる。
適する気管支拡張剤には、抗コリン薬または抗ムスカリン薬、特に臭化イプラトロピウム(ipratropium bromide)、臭化オキシトロピウム、チオトロピウム塩およびCHF4226(Chiesi)、ならびにグリコピロレートだけでなく、EP424021、US3714357、US5171744、WO01/04118、WO02/00652、WO02/51841、WO02/53564、WO03/00840、WO03/33495、WO03/53966、WO03/87094、WO04/018422およびWO04/05285に記載のものが含まれる。
適する二重作用性気管支拡張剤には、US2004/0167167、WO04/74246およびWO04/74812に記載のような、二重β2アドレナリン受容体アゴニスト/ムスカリン性アンタゴニストが含まれる。
適する抗ヒスタミン剤成分には、塩酸セチリジン、アセトアミノフェン、フマル酸クレマスチン、プロメタジン、ロラタジン(loratidine)、デスロラチジン(desloratidine)、ジフェンヒドラミンおよび塩酸フェキソフェナジン、アクチバスチン(activastine)、アステミゾール、アゼラスチン、エバスチン、エピナスチン、ミズラスチンおよびテフェナジン(tefenadine)、ならびにJP2004107299、WO03/099807およびWO04/026841に開示のものが含まれる。
本発明の薬剤はまた、例えば救急薬として、他のβ−アドレナリン受容体アゴニストと併用するための共治療薬として有用である。適するβ−アドレナリン受容体アゴニストには、アルブテロール(サルブタモール)、メタプロテレノール、テルブタリン、サルメテロール、フェノテロール、カルモテロール、プロカテロール、およびとりわけ、フォルモテロールおよびその薬学的に許容される塩、およびWO0075114(引用により本明細書中に包含される)の式Iの化合物(遊離形または塩形態または溶媒和物の形態)、好ましくはその実施例の化合物であり、とりわけ式
Figure 0004648950
で示される化合物、およびその薬学的に許容される塩、ならびにWO04/16601の式Iの化合物(遊離形または塩形態または溶媒和物の形態)、およびまた、EP1440966、JP05025045、WO93/18007、WO99/64035、US2002/0055651、WO01/42193、WO01/83462、WO02/66422、WO02/70490、WO02/76933、WO03/24439、WO03/42160、WO03/42164、WO03/72539、WO03/91204、WO03/99764、WO04/16578、WO04/22547、WO04/32921、WO04/33412、WO04/37768、WO04/37773、WO04/37807、WO04/39762、WO04/39766、WO04/45618、WO04/46083、WO04/80964、EP1460064、WO04/087142、WO04/089892、EP01477167、US2004/0242622、US2004/0229904、WO04/108675、WO04/108676、WO05/033121、WO05/040103およびWO05/044787の化合物が含まれる。
本発明の薬剤と抗炎症剤の他の有用な組み合わせは、ケモカイン受容体、例えばCCR−1、CCR−2、CCR−3、CCR−4、CCR−5、CCR−6、CCR−7、CCR−8、CCR−9およびCCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3、CXCR4、CXCR5のアンタゴニスト、特に、シェリング・プラウ(Schering−plough)のアンタゴニストであるSC−351125、SCH−55700およびSCH−DなどのCCR−5アンタゴニスト、N−[[4−[[[6,7−ジヒドロ−2−(4−メチルフェニル)−5H−ベンゾ−シクロヘプテン−8−イル]カルボニル]アミノ]フェニル]−メチル]テトラヒドロ−N,N−ジメチル−2H−ピラン−4−塩化アミニウム(TAK−770)などの武田(Takeda)のアンタゴニスト、US6166037(特に、請求項18および19)、WO00/66558(特に、請求項8)、およびWO00/66559(特に、請求項9)、WO04/018425およびWO04/026873に記載のCCR−5アンタゴニストとのものである。
本発明の薬剤と、ステロイド、PDE4阻害剤、A2Aアゴニスト、A2BアゴニストまたはLTD4アンタゴニストの組み合わせを、例えば、COPD、または特に、喘息の処置に用いることができる。本発明の薬剤と抗コリン薬または抗ムスカリン薬、PDE4阻害剤、A2Aアゴニスト、A2Bアゴニスト、ドーパアミン受容体アゴニストまたはLTB4アンタゴニストの組み合わせを、例えば、喘息、または特にCOPDの処置に用いることができる。
上記に従い、本発明はまた、閉塞性または炎症性気道疾患の処置のための方法であって、上記の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を、それを必要とする対象、特にヒト対象に投与することを含む方法を提供する。他の局面において、本発明は、閉塞性または炎症性気道疾患の処置のための薬剤の製造における使用を目的とした、上記の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を提供する。
本発明の薬剤は、何らかの適当な経路、例えば、錠剤またはカプセルの形態で経口的に;例えば、静脈内に非経腸的に;例えば、乾癬の処置にて、皮膚に局所的に;例えば枯草熱の処置にて、経鼻的に;または、好ましくは、特に、閉塞性または炎症性気道疾患の処置において、吸入により、投与され得る。
さらなる局面において、本発明はまた、遊離形またはその薬学的に許容される塩形態もしくは溶媒和物の形態の式Iの化合物を、要すれば、その薬学的に許容される希釈剤または担体と共に含む医薬組成物を提供する。かかる組成物は、通常の希釈剤または賦形剤を用いて、製剤技術にて公知の技術を用いて製造され得る。故に、経口投与量形態には、錠剤およびカプセルが含まれ得る。局所投与のための製剤は、クリーム、軟膏、ジェルまたは経皮的な送達系、例えばパッチの形態をとり得る。吸入のための組成物には、エアロゾルまたは他の噴霧可能製剤または乾燥粉末製剤が含まれ得る。
該組成物がエアロゾル製剤を含むとき、それは、好ましくは、例えば、HFA134aまたはHFA227のようなヒドロフルオロアルカン(HFA)噴射剤またはそれらの混合物を含み、そして1種以上の、エタノール(重量で20%まで)のような当業者に公知の共溶媒、および/または1種以上の、オレイン酸または三オレイン酸ソルビタンのような界面活性剤、および/または1種以上の、ラクトースのような充填剤を含み得る。該組成物が乾燥粉末製剤を構成するとき、それは、好ましくは、例えば、10ミクロンまでの粒径を有する式Iの化合物を含み、要すれば所望の粒子サイズ分布の、ラクトースのような希釈剤または担体を一緒に含んでいてよく、そして湿度による生成物の性能の低下に対する保護を助ける化合物、例えばステアリン酸マグネシウムを、例えば0.01から1.5%含む。該組成物がネブライザー製剤を含むとき、それは、好ましくは、例えば、水含有ビヒクル、エタノールまたはプロピレングリコールなどの共溶媒、およびスタビライザー(それは界面活性剤であり得る)中に、溶解されたかまたは懸濁された式Iの化合物を含む。
本発明はまた、(A)吸入可能形態の、遊離形、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物の形態の、式Iの化合物;(B)吸入可能形態のかかる化合物を、吸入可能形態の薬学的に許容される担体と共に含む吸入可能薬剤;(C)吸入装置と共に、吸入可能形態のかかる化合物を含む医薬品;および、(D)吸入可能形態のかかる化合物を含む吸入装置、を含む。
本発明の実行に用いられる投与量は、もちろん、例えば処置される特定の状態、望まれる効果および投与方法に依存して変化するであろう。一般に、吸入による投与に適する1日投与量は、1から5000μg程度である。
本発明を、下記の実施例により説明する。
とりわけ好ましい式Iの化合物はまた、式XI
Figure 0004648950
[式中、Tは下記の表に示す通りである。]
で示される化合物でもあり、その製造方法を以下に記載する。全ての化合物は、塩形態または遊離形である。1H NMRスペクトルは、他に特記しない限り、CDCl中400MHzで記録する。質量スペクトルは、エレクトロスプレーイオン化条件下、0.1%ギ酸の存在下で、5%から95%アセトニトリル−水の勾配溶離により得られる。
Figure 0004648950
Figure 0004648950
Figure 0004648950
中間体の製造
用いた略語は、以下の通りである:DCMは、ジクロロメタン、DMFは、ジメチルホルムアミド、そしてDMSOは、ジメチルスルホキシド、THFは、テトラヒドロフランである。
1−ブロモ−3−tert−ブトキシ−5−フルオロベンゼン
tert−ブタノール(28.2g)を、ジメチルアセトアミド(200ml)中に溶解する。NaH(15.6g、60%油中分散)を、15分かけて添加する。反応混合物を、室温で2時間撹拌する。3,5−ジフルオロブロモベンゼン(50g)を、30分かけて滴下する。反応混合物を、HPLCにより反応の完了が示されるまで室温で撹拌する。反応混合物を、水(10ml)を加えてクエンチし、水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去し、表題化合物を得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz);7.00 (ddd, 1H), 6.95 (dd, 1H), 6.68 (ddd, 1H), 1.4 (s, 9H)。
3−tert−ブトキシ−5−フルオロ−フェニルアミン
1−ブロモ−3−tert−ブトキシ−5−フルオロベンゼン(56.1g)、ベンゾフェノン(50.9g)、NaOMe(50.5g)および2,2’−ビス−ジフェニルホスファニル−[1,1’]ビナフタレニル(17.5g)を、トルエン(500ml)中に溶解する。反応混合物を、アルゴンでフラッシュし、Pd(dba)(5.4g)を添加し、反応混合物を40時間80℃まで加熱する。反応混合物を、水でクエンチする。有機層を分離し、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。中間体を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 ジクロロメタン)により得る。
その後、得られた生成物を、MeOH(1L)中に溶解する。NaOAc(46.1g)、塩酸ヒドロキシルアミン(29.1g)を添加し、反応混合物を、室温で2.5時間撹拌する。反応混合物を、0.1M NaOHでクエンチし、DCM中に抽出し(2×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去し、表題化合物を得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 6.20 (m, 3H), 3.75 (br s, 2H), 1.4 (s, 9H)。
1−tert−ブトキシ−3−フルオロ−5−イソチオシアネートベンゼン
CHCl(250ml)中チオホスゲン(33.6g)およびHO(450ml)中KCO(64.7g)を、別々にかつ同時に、0℃で、CHCl(350ml)中3−tert−ブトキシ−5−フルオロ−フェニル−アミン(42.9g)の溶液に滴下する。反応混合物を、一晩かけて室温まで温める。有機層を分離し、水で洗浄し(3×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 ジクロロメタン/イソヘキサン 1:3)により得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 6.70 (m, 3H), 1.40 (s, 9H)。
(3−tert−ブトキシ−5−フルオロ−フェニル)−チオカルバミン酸 O−イソプロピルエステル
1−tert−ブトキシ−3−フルオロ−5−イソチオシアネート−ベンゼン(24.0g)およびトリエチルアミン(10.9g)を、イソプロパノール(150ml)中に溶解する。反応混合物を、18時間還流し、溶媒を真空下で除去する。粗生成物を、ヘキサン:ジエチルエーテル(19:1)中に溶解する。ジエチルエーテルを真空下で除去し、溶液を3時間0℃まで冷却する。その溶液をろ過し、表題化合物を得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 8.10 (br s, 1H), 6.65 (br s, 2H), 6.45 (ddd, 1H) 5.60 (sept, 1H), 1.35 (d, 6H), 1.30 (s, 9H)。
5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−カルバルデヒド
(3−tert−ブトキシ−5−フルオロ−フェニル)−チオカルバミン酸 O−イソプロピルエステル(2.2g)を、乾燥テトラヒドロフラン(20ml)中に溶解する。反応混合物を−78℃まで冷却し、tert−ブチルリチウム(15.2ml、1.5M溶液)を20分かけて添加する。その後、反応混合物を、75分間−10℃まで温める。その後、反応混合物を−78℃まで再冷却し、N,N−ジメチル−ホルムアミド(1.5g)を添加し、反応混合物を−10℃で1時間撹拌した後、ゆっくり室温まで温める。反応混合物を、HCl(aq)(5ml、2M溶液)でクエンチし、有機層を、酢酸エチル/水の間に分離させ、真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 酢酸エチル/イソヘキサン 1:9)により得る。MS(ES+ m/e 294 (MH) LCT50865。
5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−7−ビニルベンゾチアゾール
PhPMe.Br(5.0g)を、アルゴン下、乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中に溶解する。N−ブチルリチウム(8.8ml、1.6M溶液)を、室温で10分かけて添加し、反応混合物をさらに30分間撹拌する。ジクロロメタン(40ml)中5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−カルバルデヒド(1.25g)の溶液を、その反応混合物に滴下し、反応混合物を、室温で4.5時間撹拌する。溶媒を、真空下で除去し、酢酸エチル中に再溶解し、水で洗浄し(3×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 酢酸エチル/イソヘキサン 1:9)により得る。MS(ES+) m/e 292 (MH) LCT55980。
(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオール
Fe(CN)(1.2g)、KCO(0.5g)、(DHQD)PHAL(19mg)を、アルゴン下、tert−ブタノール/水(15ml、1:1混合)中に溶解し、15分間撹拌する。反応混合物を0℃まで冷却し、OsO(3.1mg)を添加し、次いで5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−7−ビニル−ベンゾチアゾール(0.35g)を添加する。反応混合物を室温で一晩撹拌する。反応混合物を、メタ重硫酸ナトリウム(1g)でクエンチし、1.5時間撹拌する。酢酸エチルを添加し、有機層を分離させ、水で洗浄し(2×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 酢酸エチル/イソヘキサン 2:5)により得る。MS(ES+) m/e 326 (MH) LCT56091。
メタンスルホン酸(R)−2−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−ヒドロキシ−エチルエステル
塩化メタンスルホニル(35mg)を、0℃で、ピリジン(2ml)中(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオール(100mg)の溶液に添加する。その後、反応混合物を、0℃で3.5時間撹拌する。溶媒を真空下で除去し、得られた残渣を、HCl(aq)(2M)とエーテルの間に分配させる。有機層を、水で洗浄し(1×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去し、表題化合物を得る。H nmr (CDCl3, 400 MHz); 7.20 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 5.30 (sept, 1H), 5.10 (t, 1H), 4.30 (d, 2H), 3.00 (s, 3H), 1.40 (d, 6H), 1.30 (s, 9H)。
(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオール
tert−ブタノール/水(40ml、1:1混合)中KFe(CN)(3.4g)、KCO(1.4g)、(DHQ)PHAL(53mg)を、アルゴン下、20分間撹拌する。反応混合物を、0℃まで冷却し、OsO(8.6mg)を添加し、次いで5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−7−ビニル−ベンゾチアゾール(1.0g)を添加する。反応混合物を室温で一晩撹拌する。反応混合物を、メタ重硫酸ナトリウム(1.2g)でクエンチし、1.5時間撹拌する。酢酸エチルを添加し、有機層を分離させ、水で洗浄し(2×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 酢酸エチル/イソヘキサン 1:3)により得る。MS(ES+) m/e 326.12 LCT60289。
メタンスルホン酸(S)−2−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−ヒドロキシ−エチルエステル
塩化メタンスルホニル(112mg)を、0℃で、ピリジン(2ml)中(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−エタン−1,2−ジオール(289mg)に添加する。その後、反応混合物を、0℃で3時間撹拌する。溶媒を、真空下で除去し、得られた残渣を、HCl(aq)(2M)とエーテルの間に分配させ、有機層を、水で洗浄し(2×)、塩水で洗浄し(1×)、MgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去し、表題化合物を得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 7.20 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 5.30 (sept, 1H), 5.10 (t, 1H), 4.30 (d, 2H), 3.00 (s, 3H), 1.40 (d, 6H), 1.30 (s, 9H)。
2−(4−ブトキシ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミン
この化合物を、国際特許出願WO01/83462に記載の方法に従い製造する。MS(ES+) m/e 222.20 (MH) 20% LCT59933。
[4−(2−アミノ−2−メチル−プロピル)−フェニル]−ジメチル−アミン
この化合物を、国際特許出願WO01/83462に記載の方法に従い製造する。MS(ES+) m/e 193 (MH) 2% LCT59932。
(S)−5−イソブチル−インダン−2−イルアミン
(a)(S)−5−ブロモ−インダン−2−イルアミン:
この化合物を、国際特許出願WO96/23760に記載の方法に従い製造する。
(b)(S)−(5−イソブチル−インダン−2−イル)−カルバミン酸ベンジルエステル:
ジクロロメタン(10ml)中に懸濁した(S)−5−ブロモ−インダン−2−イルアミン(1.0g)を、0℃まで冷却し、クロロギ酸ベンジル(0.74ml)を滴下し、反応混合物を0.5時間撹拌する。溶液をろ過し、(S)−(5−ブロモ−インダン−2−イル)−カルバミン酸ベンジルエステルを得る。PdCl(dppf)(59mg)を、アルゴン下で、乾燥フラスコ中に入れ、イソブチル臭化亜鉛(isobutyl zinc bromide)(50ml、THF中0.5M溶液)を添加する。(5−ブロモ−インダン−2−イル)−カルバミン酸ベンジルエステル(2.50g)を、乾燥THF(2ml)中に溶解し、その溶液を、反応混合物に添加する。反応混合物を、50℃で18時間撹拌し、その後、HCl(aq)(2M)でクエンチし、酢酸エチルと水の間に分配させる。有機層をMgSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を真空下で除去する。表題化合物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカ、溶離液 酢酸エチル/イソヘキサン 1:4)により得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 7.35 (m, 5H), 7.10 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.90 (d, 1H), 5.1 (s, 2H), 4.55 (m, 1H), 3.30 (m, 2H), 2.75 (dt, 2H), 2.45 (d, 2H), 1.80 (m, 1H), 0.90 (d, 6H)。
(c)(S)−5−イソブチル−インダン−2−イルアミン:
(S)−(5−イソブチル−インダン−2−イル)−カルバミン酸ベンジルエステル(b)を、メタノール(100ml)中に溶解し、10%Pd−C(200mg)を添加し、フラスコをH2(g)(0.35バール)でパージする。反応混合物を、18時間撹拌し、触媒をろ過により取り出す。溶媒を真空下で除去し、表題化合物を得る。1H nmr (CDCl3, 400 MHz); 7.10 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.90 (d, 1H), 3.85 (m, 1H), 3.15 (dd, 2H), 2.65 (dt, 2H), 2.45 (d, 2H), 1.80 (br m, 3H), 0.90 (d, 6H)。
5,6−ジエチル−インダン−2−イルアミン
この化合物を、国際特許出願WO03/76387に記載の方法に従い製造する。
(R,R)−ビシクロペンチル−2−イルアミン
この化合物を、S. Hartmann et al Eur. J. Med. Chem. (2000), 35, 377−392の方法により、ビシクロペンチル−2−オンから製造する。MS(ES+) m/e 154.23 (MH) LCT59419。
実施例1
(R)−7−[2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−5−ヒドロキシ−3H−ベンゾチアゾール−2−オン
a)(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−エタノール
メタンスルホン酸(R)−2−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−ヒドロキシ−エチルエステル(122mg)およびフェンタルミン(165mg)を、トルエン(2ml)中に溶解する。反応混合物を、20時間90℃まで加熱する。溶媒を真空下で除去し、(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−エタノールを、Jones Flashmaster Personal(商標)フラッシュクロマトグラフィーシステム(ISOLUTE FLASH C18、AcCN/水 0から60%の勾配溶出)を用いて逆相カラムクロマトグラフィーにより得る。MS(ES+) m/e 457.32 (MH) LCT56716。
b)(R)−7−[2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−1−ヒドロキシ−エチル]−5−ヒドロキシ−3H−ベンゾチアゾール−2−オン
(R)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−エタノール(40mg)を、ギ酸(2ml)中で72時間撹拌する。ギ酸を真空下で除去し、表題化合物を、Jones Flashmaster Personal(商標)フラッシュクロマトグラフィーシステム(ISOLUTE FLASH C18、AcCN/水 0から50%の勾配溶出)を用いて逆相カラムクロマトグラフィーにより得る。MS(ES+) m/e 359.26 (MH) LCT57144。
実施例2から17
実施例2から17の化合物を、実施例1に用いた方法と同様の方法を用いて製造する。
実施例18
(S)−7−{2−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−5−ヒドロキシ−3H−ベンゾチアゾール−2−オン
a)(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エタノール
[4−(2−アミノ−2−メチル−プロピル)−フェニル]−ジメチル−アミン(210mg)およびメタンスルホン酸(S)−2−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−ヒドロキシ−エチルエステル(120mg)を、トルエン(2ml)中に溶解する。反応混合物を、20時間80℃まで加熱する。溶媒を真空下で除去し、(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−エタノールを得る。MS(ES+) m/e. 500。
b)(S)−7−{2−[2−(4−ジメチルアミノ−フェニル)−1,1−ジメチル−エチルアミノ]−1−ヒドロキシ−エチル}−5−ヒドロキシ−3H−ベンゾチアゾール−2−オン
(S)−1−(5−tert−ブトキシ−2−イソプロポキシ−ベンゾチアゾール−7−イル)−2−(1,1−ジメチル−2−フェニル−エチルアミノ)−エタノール(40mg)を、ギ酸(2ml)中で72時間撹拌する。ギ酸を真空下で除去し、表題化合物を、Jones Flashmaster Personal(商標)フラッシュクロマトグラフィーシステム(ISOLUTE FLASH C18、AcCN/水 0から50%の勾配溶出)を用いて逆相フラッシュカラムクロマトグラフィーにより得る。MS(ES+) m/e. 402.15。

Claims (6)

  1. 遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、式I
    Figure 0004648950
    [式中、
    Tは、水素、または、所望によりC−C10−アルコキシ、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、またはC−C15−炭素環式基(該C−C15−炭素環式基は、所望によりハロ、C−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、ハロ−C−C10−アルキル、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、または所望によりC−C10−アリールにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよい。)により、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルキルであるか;
    または、Tは、所望によりハロ、C−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、ハロ−C−C10−アルキル、−NR、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む5員もしくは6員のヘテロ環式環により、または所望によりC−C−アルキルもしくはC−C10−アリールにより1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C15−炭素環式基であり;そして
    、R、R、R、RおよびRは、独立して、水素、C−C10−アルキル、C−C10−アルコキシ、C−C10−シクロアルキルまたはC−C10−アリールである。]
    で示される化合物。
  2. Tが、所望により−NRまたはC−C15−炭素環式基(該C−C15−炭素環式基は、所望によりハロ、−NRもしくはC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよい。)により、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルキルであるか;
    または、Tが、所望によりC−C10−アルキル、C−C10−シクロアルキル、−NRにより、または所望によりC−C10−アリールにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C10−アルコキシにより、1箇所、2箇所または3箇所で置換されていてよいC−C15−炭素環式基であり;そして
    、R、R、R、RおよびRは、独立して、C−C10−アルキルまたはC−C10−アリールである、
    請求項1に記載の化合物。
  3. Tが、所望により−NRまたはC−C10−炭素環式基(該C−C10−炭素環式基は、所望によりハロ、−NRまたはC−C−アルコキシにより、1箇所または2箇所で置換されていてよい。)により、1箇所で置換されていてよいC−C−アルキルであるか;
    または、Tが、所望によりC−C−アルキル、C−C10−シクロアルキル、−NRにより、または所望によりC−C−アリールにより、1箇所で置換されていてよいC−C−アルコキシにより、1箇所または2箇所で置換されていてよいC−C10−炭素環式基であり;そして
    、R、R、R、RおよびRが、独立して、C−C−アルキルまたはC−C−アリールである
    請求項2に記載の化合物。
  4. 式XI
    Figure 0004648950
    [式中、Tは、下記の表:
    Figure 0004648950
    Figure 0004648950
    Figure 0004648950
    に示した通りである。]
    で示される化合物である、請求項1に記載の化合物。
  5. 遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、下記:
    (i)式II
    Figure 0004648950
    [式中、R およびR は、保護基であり、R は、C −C −アルキルまたはC −C 10 −アリールである。]
    で示される化合物を、式III
    Figure 0004648950
    [式中、Tは、請求項1に記載の通りである。]
    で示される化合物と反応させる工程;
    (ii)保護基を除去する工程;および
    (iii)得られた遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の式Iの化合物を回収する工程、
    を含む、方法。
  6. 遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の、請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法であって、下記:
    (i)式IIA
    Figure 0004648950
    [式中、R およびR は、保護基である。]
    で示される化合物を、式III
    Figure 0004648950
    [式中、Tは、請求項1に記載の通りである。]
    で示される化合物と反応させる工程;
    (ii)保護基を除去する工程;および
    (iii)得られた遊離形または塩形態または溶媒和物の形態の式Iの化合物を回収する工程、
    を含む、方法。
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