JP4648563B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納物を収納するための複数の引出部を備えるキャビネット、特に、システムキッチンの構成部材として、上面にシンク(流し台)を備える天板が設けられたキャビネットに関する。
【0002】
【背景の技術】
通常、システムキッチンにおいては、作業台となる天板の下部を収納空間としたキャビネットが利用されている。天板にはシンクが設けられるが、このシンクは、前記収納空間の内部に張り出すように設置されるので、キャビネット内部には、収納に利用することのできないデッドスペースが生じる。
そこで、このキャビネットを引出式とする場合、引出の幅や高さは、その上方に設けられたシンクの幅や深さと干渉しないように決定されていた。このため、引出前面の前板の幅や高さが不均一となりやすく、キャビネット前面の意匠性を損なうことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、システムキッチンの天板からキャビネット内部に張り出したシンクによるデッドスペースなど、キャビネット内部の構造に関わらず、キャビネットに備えられた複数の引出部の前板の幅や高さを決定することができ、これら前板を規則的に配列することでキャビネット前面の意匠性を確保できるキャビネットを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば図2〜図5に示すように、中空箱状のキャビネット本体2と、このキャビネット本体2に引出し可能に設けられた複数の引出部3〜6とを備えたキャビネット1において、前記引出部3,4は、キャビネット本体2の前面側に露出する前板31,41と、この前板31,41の背面に取り付けられて収納物を収納する引出本体32,42とを備え、左右に隣り合う前記引出部3,4の前板31,41は、それぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対して左右対称に配置され、左右に隣り合う前記引出部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VLに対して非対称に配置され、
左右に隣り合う前記引出部3,4のうち、一方の引出部4の引出本体42の左右の長さ42Wが、他方の引出部3の引出本体32の左右の長さ32Wより長くなっており、
一方の前記引出部4の引出本体42が、前記前板41の上端より下方になるようにして、該前板41の背面に取り付けられていることを特徴とする。
【0005】
この請求項1記載の発明によれば、左右に隣り合う引出部3,4の前板31,41は、それぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対して左右対称に配置されるとともに、左右に隣り合う前記引出部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VLに対して非対称に配置されているので、左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32W,42Wや配置間隔が不均一であっても、前板31,41の左右の長さ31W,41Wや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0007】
また、左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32W,42Wが不均一であっても、前板31,41の左右の長さ31W,41Wを均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0009】
また、一方の前記引出部4の引出本体42が、前記前板41の上端より下方になるようにして、該前板41の背面に取り付けられているので、キャビネット本体2内部の引出部4の引出本体42の上方に、収納空間として利用できないデッドスペースがある場合にも、前板41によって、このデッドスペースの前面が覆われる。よって、前板41の上下の長さを、引出部4の左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の一方(引出本体42)のみの上方に、上記デッドスペースがある場合にも、引出部3,4の前板31,41の上下の長さ31H、41Hを揃えることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0010】
請求項記載の発明は、例えば図2〜図5,図8に示すように、請求項記載のキャビネット1において、前記キャビネット本体2の上面には、シンク71を備えた天板7が設けられており、前記シンク71は一方の引出部4の引出本体42の上方に配置されていることを特徴とする。
【0011】
この請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるとともに、前記キャビネット本体2の上面には、シンク71を備えた天板7が設けられており、前記シンク71は一方の引出部4の引出本体42の上方に配置されているので、シンクの幅を、その下方に配置されている引出部4の前板41の左右の長さ41Wよりも大きくすることができる。
【0012】
請求項記載の発明は、例えば図7(または図8)に示すように、中空箱状のキャビネット本体2と、このキャビネット本体2に引出し可能に設けられた複数の引出部3〜6とを備えたキャビネット1において、前記引出部3〜6は、キャビネット本体2の前面側に露出する前板31,41,51,61と、この前板31,41,51,61の背面に取り付けられて収納物を収納する引出本体32,42,52,62とを備え、上下に隣り合う前記引出部3,5(または4,6)の前板は、それぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61H)が等しく、上下に隣り合う前記引出部3,5(4,6)は、それぞれの前板31,51(41,61)に対する引出本体32,52(42,62)の取付高さが互いに異なることを特徴とする。
【0013】
この請求項記載の発明によれば、上下に隣り合う引出部3,5(または4,6)の前板は、それぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61H)が等しく、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)は、それぞれの前板31,51(41,61)に対する引出本体32,52(42,62)の取付高さが互いに異なるので、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)の引出本体32,52(42,62)の上下の長さ32H,52H(42H,62H)や配置間隔が不均一であっても、前板の上下の長さ31H,41Hや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0014】
請求項記載の発明は、例えば図7(または図8,図9)に示すように、請求項記載のキャビネット1において、最下段の引出部5(または6)は、前記キャビネット本体2の底部の直上に備えられ、最下段の引出部5(6)の底部5B(6B)は、同引出部5(6)の前板51(61)の下端よりも下方とされているとともに、最下段の引出部5(6)の引出本体52(62)の、同引出部5(6)の前板51(61)より下方に位置する部位の前面には、この前板51(61)より引出本体52(62)側に蹴込板53(63)が備えられていることを特徴とする。
【0015】
この請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるとともに、最下段の引出部5(または6)は、前記キャビネット本体2の底部の直上に備えられているので、キャビネット本体2の内部を、その底部(すなわちキャビネット1が設置される床面の近傍)まで、収納空間として利用できる。また、最下段の引出部5(6)の底部5B(6B)は、同引出部5(6)の前板51(61)の下端よりも下方とされているとともに、最下段の引出部5(6)の引出本体52(62)の、同引出部5(6)の前板51(61)より下方に位置する部位の前面には、この前板51(61)より引出本体52(62)側に蹴込板53(63)が備えられているので、キャビネット1の天板7を使用して作業を行う際、作業者が、足の爪先を、最下段の引出部5(6)の前板51(61)の下方にまで自由に動かすことができ、作業性が向上する。また、最下段の引出部5(6)に蹴込板53(63)が設けられていても、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)の前板31,51(41,61)の上下の長さ31H,51H(41H,61H)は等しいので、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0016】
請求項記載の発明は、例えば図4,図7に示すように、請求項1〜のいずれかに記載のキャビネット1において、前記引出部3(または5)の引出本体32(52)の上方でかつ前板31(51)の上端より下方には、収納棚8(9)がキャビネット本体2に支持された状態で設けられていることを特徴とする。
【0017】
ここで、前記収納棚8(9)は、キャビネット本体2に対して固定された状態で支持されていてもよいし、キャビネット本体2に対して可動な状態で支持されていてもよい。
例えば、収納棚8(9)を引出式とし、キャビネット本体2から引き出すことを可能としてもよい。
【0018】
この請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれかと同様の効果が得られるとともに、引出部3(または5)の引出本体32(52)の上方でかつ前板31(51)の上端より下方には、収納棚8(9)がキャビネット本体2に支持された状態で設けられているので、キャビネット1内部の、引出部3(または5)の引出本体32(52)上方の空間を、この部位に設けられた収納棚8(9)により、収納空間として利用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明のキャビネットの実施の形態を詳細に説明する。図1,図2はそれぞれ、本実施の形態のキャビネット1を示す斜視図、正面図である。図3は、同キャビネット1の要部を示す斜視図である。図4、図7、図8は、同キャビネットの縦断面図である。図5、図6は、それぞれ、同キャビネットの平面図、底面図である。図9は、同キャビネット1における引出部6の斜視図である。
【0020】
本実施の形態のキャビネット1は、図1〜図5に示すように、側板21〜23を含む部材を組み合わせて構成された中空箱状のキャビネット本体2と、このキャビネット本体2に引出し可能に設けられた複数の引出部3〜6、および、キャビネット本体2の上面に設けられた、シンク71を備える天板7とから、概略構成されている。
【0021】
キャビネット本体2は、図4に示すように、側板22および23によって左右に区画され、左右に2列の引出部3,4(または5,6)を格納するようになっている。
側板23は、図4および図6に示すように、キャビネット本体2の中央(仮想線VL上)に配置されている。
引出部4の上方に配置されたシンク71は、図4に示すように、キャビネット本体2内部においてキャビネット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側に張り出している。そこで、側板23の略上方に位置する側板22は、図4および図5に示すように、キャビネット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側に寄せて配置されている。
【0022】
引出部3〜6は、図5〜図8に示すように、それぞれ、キャビネット本体2の前面側に露出する前板31(左右の長さ,上下の長さ:31W,31H),41(同:41W,41H),51(同:51W,51H),61(同:61W,61H)と、この前板31,41,51,61の背面に取り付けられて収納物を収納する引出本体32(左右の長さ,上下の長さ:32W,32H),42(同:42W,42H),52(同:52W,52H),62(同:62W,62H)とを備えている。
各引出部3〜6の引出本体32,42,52,62は、図7または図8に示すように、それぞれ、前板31,41,51,61の上端より下方になるようにして、この前板31,41,51,61の背面に取り付けられている。
【0023】
これら引出部3〜6は、キャビネット本体2の内部に、図4に示すように配列されている。各引出部3〜6の引出本体32,42,52,62の側面が、キャビネット本体2の側板21〜23に、スライドレール(図示は省略)を介して取り付けられることで、各引出部3〜6を、キャビネット本体2に対して引き出したり、押し戻すことが可能とされている。
【0024】
引出部3〜6の前板31,41,51,61の左右の長さ31W,41W,51W,61Wおよび上下の長さ31H,41H,51H,61Hは、図5〜図8に示すように、同一寸法に形成されている。
【0025】
引出部3の引出本体32の左右の長さ32Wは、図4に示すように、引出部46の引出本体42,52,62の左右の長さ42W,52W,62Wよりも短く形成されている。
つまり、左右に隣り合う引出部3,4の前板31,41は、それぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対して左右対称に配置され、この引出部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VLに対して非対称に配置されている。
【0026】
下段の引出部5,6は、図4および図7〜図9に示すように、キャビネット本体2の底部の直上に備えられ、下段の引出部5,6の底部5B,6Bは、同引出部5,6の前板51,61の下端よりも下方とされているとともに、下段の引出部5,6の引出本体52,62の、同引出部5,6の前板51,61より下方に位置する部位の前面には、この前板51,61より引出本体52,62側に蹴込板53,63が備えられている。
このことにより、下段の引出部5,6の引出本体52,62の上下の長さ52H,62Hは、上段の引出部3,4の引出本体32,42の引出本体32,42の上下の長さ32H,42Hよりも長くなっている。
つまり、上下に隣り合う引出部3,5(または4,6)の前板は、それぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61H)が等しく、この引出部3,5(4,6)は、それぞれの前板31,51(41,61)に対する引出本体32,52(42,62)の取付高さが互いに異なる。
【0027】
また、引出部3,5の引出本体32,52の上方でかつ前板31,51の上端より下方には、図4および図7に示すように、収納棚8,9がキャビネット本体2に支持された状態で設けられている。
この収納棚8,9は、引出部3〜6と同様、キャビネット本体2の側板21〜23に、スライドレール(図示は省略)を介して取り付けられることで、キャビネット本体2に対して引き出したり、押し戻すことが可能とされている。
【0028】
以上、本実施の形態に記載のキャビネットによれば、左右に隣り合う引出部3,4の前板31,41は、それぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対して左右対称に配置されるとともに、左右に隣り合う前記引出部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VLに対して非対称に配置されているので、左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32W,42Wや配置間隔が不均一であっても、前板31,41の左右の長さ31W,41Wや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0029】
また、左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32W,42Wが不均一であっても、前板31,41の左右の長さ31W,41Wを均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0030】
また、一方の前記引出部4の引出本体42が、前記前板41の上端より下方になるようにして、該前板41の背面に取り付けられているので、キャビネット本体2内部の引出部4の引出本体42の上方に、収納空間として利用できないデッドスペースがある場合にも、前板41によって、このデッドスペースの前面が覆われる。
よって、前板41の上下の長さを、引出部4の左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の一方(引出本体42)のみの上方に、上記デッドスペースがある場合にも、引出部3,4の前板31,41の上下の長さ31H、41Hを揃えることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0031】
また、前記キャビネット本体2の上面には、シンク71を備えた天板7が設けられており、前記シンク71は一方の引出部4の引出本体42の上方に配置されているので、シンクの幅を、その下方に配置されている引出部4の前板41の左右の長さ41Wよりも大きくすることができる。
【0032】
また、上下に隣り合う引出部3,5(または4,6)の前板は、それぞれ上下の長さ3H,5H(4H,6H)が等しく、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)は、それぞれの前板31,51(41,61)に対する引出本体32,52(42,62)の取付高さが互いに異なるので、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)の引出本体32,52(42,62)の上下の長さ32H,52H(42H,62H)や配置間隔が不均一であっても、前板の上下の長さ31H,41Hや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0033】
また、最下段の引出部5(または6)は、前記キャビネット本体2の底部の直上に備えられているので、キャビネット本体2の内部を、その底部(すなわちキャビネット1が設置される床面の近傍)まで、収納空間として利用できる。
また、最下段の引出部5(6)の底部5B(6B)は、同引出部5(6)の前板51(61)の下端よりも下方とされているとともに、最下段の引出部5(6)の引出本体52(62)の、同引出部5(6)の前板51(61)より下方に位置する部位の前面には、この前板51(61)より引出本体52(62)側に蹴込板53(63)が備えられているので、キャビネット1の天板7を使用して作業を行う際、作業者が、足の爪先を、最下段の引出部5(6)の前板51(61)の下方にまで自由に動かすことができ、作業性が向上する。
また、最下段の引出部5(6)に蹴込板53(63)が設けられていても、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)の前板31,51(41,61)の上下の長さ31H,51H(41H,61H)は等しいので、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
【0034】
また、引出部3(または5)の引出本体32(52)の上方でかつ前板31(51)の上端より下方には、収納棚8(9)がキャビネット本体2に支持された状態で設けられているので、キャビネット1内部の、引出部3(または5)の引出本体32(52)上方の空間を、この部位に設けられた収納棚8(9)により、収納空間として利用できる。
【0035】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、上記の実施の形態においては、図4に示すように、シンク71は、キャビネット本体2内部においてキャビネット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側に若干張り出している程度であるが、側板22をより左側に寄せることによって、キャビネット1前面に表れる引出部3〜6の前板31,41,51,61の割付を変えることなく、更に幅広のシンクを設置できるのはもちろんである。
また、収納棚8,9を、キャビネット本体2に固定的に支持された状態で設け、キャビネットの構造を単純にしてもよい。
その他、具体的な細部構造などについても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、左右に隣り合う引出部の前板は、それぞれ左右の長さが等しくかつ仮想線に対して左右対称に配置されるとともに、左右に隣り合う前記引出部の引出本体は、前記仮想線に対して非対称に配置されているので、左右に隣り合う引出部の引出本体の左右の長さや配置間隔が不均一であっても、前板の左右の長さや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
【0037】
また、左右に隣り合う引出部の引出本体の左右の長さが不均一であっても、前板の左右の長さを均一にすることができ、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
【0038】
また、一方の前記引出部の引出本体が、前記前板の上端より下方になるようにして、該前板の背面に取り付けられているので、キャビネット本体内部の引出部の引出本体の上方に、収納空間として利用できないデッドスペースがある場合にも、前板によって、このデッドスペースの前面が覆われる。よって、前板の上下の長さを、引出部の左右に隣り合う引出部の引出本体の一方のみの上方に、上記デッドスペースがある場合にも、引出部の前板の上下の長さを揃えることができ、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
【0039】
請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるとともに、前記キャビネット本体の上面には、シンクを備えた天板が設けられており、前記シンクは一方の引出部の引出本体の上方に配置されているので、シンクの幅を、その下方に配置されている引出部の前板の左右の長さよりも大きくすることができる。
【0040】
請求項記載の発明によれば、上下に隣り合う引出部の前板は、それぞれ上下の長さが等しく、上下に隣り合う引出部は、それぞれの前板に対する引出本体の取付高さが互いに異なるので、上下に隣り合う引出部の引出本体の上下の長さや配置間隔が不均一であっても、前板の上下の長さや配置間隔を均一にすることができ、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
【0041】
請求項記載の発明によれば、請求項と同様の効果が得られるとともに、最下段の引出部は、前記キャビネット本体の底部の直上に備えられているので、キャビネット本体の内部を、その底部(すなわちキャビネットが設置される床面の近傍)まで、収納空間として利用できる。また、最下段の引出部の底部は、同引出部の前板の下端よりも下方とされているとともに、最下段の引出部の引出本体の、同引出部の前板より下方に位置する部位の前面には、この前板より引出本体側に蹴込板が備えられているので、キャビネット1の天板7を使用して作業を行う際、作業者が、足の爪先を、最下段の引出部の前板の下方にまで自由に動かすことができ、作業性が向上する。また、最下段の引出部に蹴込板が設けられていても、上下に隣り合う引出部の前板の上下の長さは等しいので、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
【0042】
請求項記載の発明によれば、請求項1〜のいずれかと同様の効果が得られるとともに、引出部の引出本体の上方でかつ前板の上端より下方には、収納棚がキャビネット本体に支持された状態で設けられているので、キャビネット内部の、引出部の引出本体上方の空間を、この部位に設けられた収納棚により、収納空間として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビネットの一例の斜視図である。
【図2】本発明のキャビネットの一例の正面図である。
【図3】本発明のキャビネットの一例の要部を示す、斜視図である。
【図4】本発明のキャビネットの一例の縦断面図である。
【図5】本発明のキャビネットの一例の平面図である。
【図6】本発明のキャビネットの一例の底面図である。
【図7】本発明のキャビネットの一例の縦断面図である。
【図8】本発明のキャビネットの一例の縦断面図である。
【図9】本発明のキャビネットの一例における引出部の斜視図である。
【符号の説明】
1 キャビネット
2 キャビネット本体
3〜6 引出部
5B,6B 底部
7 天板
8,9 収納棚
31,41,51,61 前板
31W,41W (前板の)左右の長さ
31H,41H,51H,61H (前板の)上下の長さ
32,42,52,62 引出本体
32W,42W (引出本体の)左右の長さ
31W,41,51,61 前板
53,63 蹴込板
71 シンク
VL 仮想線

Claims (5)

  1. 中空箱状のキャビネット本体と、このキャビネット本体に引出し可能に設けられた複数の引出部とを備えたキャビネットにおいて、
    前記引出部は、キャビネット本体の前面側に露出する前板と、この前板の背面に取り付けられて収納物を収納する引出本体とを備え、左右に隣り合う前記引出部の前板は、それぞれ左右の長さが等しくかつ仮想線に対して左右対称に配置され、左右に隣り合う前記引出部の引出本体は、前記仮想線に対して非対称に配置され、
    左右に隣り合う前記引出部のうち、一方の引出部の引出本体の左右長さが、他方の引出部の引出本体の左右長さより長くなっており、
    一方の前記引出部の引出本体が、前記前板の上端より下方になるようにして、該前板の背面に取り付けられていることを特徴とするキャビネット。
  2. 請求項記載のキャビネットにおいて、前記キャビネット本体の上面には、シンクを備えた天板が設けられており、前記シンクは一方の引出部の引出本体の上方に配置されていることを特徴とするキャビネット。
  3. 中空箱状のキャビネット本体と、このキャビネット本体に引出し可能に設けられた複数の引出部とを備えたキャビネットにおいて、前記引出部は、キャビネット本体の前面側に露出する前板と、この前板の背面に取り付けられて収納物を収納する引出本体とを備え、上下に隣り合う前記引出部の前板は、それぞれ上下の長さが等しく、上下に隣り合う前記引出部は、それぞれの前板に対する引出本体の取付高さが互いに異なることを特徴とするキャビネット。
  4. 請求項記載のキャビネットにおいて、最下段の引出部は、前記キャビネット本体の底部の直上に備えられ、最下段の引出部の底部は、同引出部の前板の下端よりも下方とされているとともに、最下段の引出部の引出本体の、同引出部の前板より下方に位置する部位の前面には、この前板より引出本体側に蹴込板が備えられていることを特徴とするキャビネット。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のキャビネットにおいて、前記引出部の引出本体の上方でかつ前板の上端より下方には、収納棚がキャビネット本体に支持された状態で設けられていることを特徴とするキャビネット。
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