JP2002306261A - キャビネット - Google Patents
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Abstract
部に張り出したシンクによるデッドスペースなどキャビ
ネット内部の構造に関わらず、キャビネットに備えられ
た複数の引出部の前板の幅や高さを決定し、キャビネッ
ト前面の意匠性を確保できるキャビネットを提供する。 【解決手段】 中空箱状のキャビネット本体2と、この
キャビネット本体2に引出し可能に設けられた複数の引
出部3〜6とを備えたキャビネット1において、引出部
3,4は、キャビネット本体2の前面側に露出する前板
31,41と、この前板31,41の背面に取り付けら
れて収納物を収納する引出本体32,42とを備え、左
右に隣り合う引出部3,4の前板31,41を、それぞ
れ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに
対して左右対称に配置し、左右に隣り合う引出部3,4
の引出本体32,42を、仮想線VLに対して非対称に
配置する。
Description
ための複数の引出部を備えるキャビネット、特に、シス
テムキッチンの構成部材として、上面にシンク(流し
台)を備える天板が設けられたキャビネットに関する。
業台となる天板の下部を収納空間としたキャビネットが
利用されている。天板にはシンクが設けられるが、この
シンクは、前記収納空間の内部に張り出すように設置さ
れるので、キャビネット内部には、収納に利用すること
のできないデッドスペースが生じる。そこで、このキャ
ビネットを引出式とする場合、引出の幅や高さは、その
上方に設けられたシンクの幅や深さと干渉しないように
決定されていた。このため、引出前面の前板の幅や高さ
が不均一となりやすく、キャビネット前面の意匠性を損
なうことがあった。
テムキッチンの天板からキャビネット内部に張り出した
シンクによるデッドスペースなど、キャビネット内部の
構造に関わらず、キャビネットに備えられた複数の引出
部の前板の幅や高さを決定することができ、これら前板
を規則的に配列することでキャビネット前面の意匠性を
確保できるキャビネットを提供することである。
め、請求項1記載の発明は、例えば図2〜図5に示すよ
うに、中空箱状のキャビネット本体2と、このキャビネ
ット本体2に引出し可能に設けられた複数の引出部3〜
6とを備えたキャビネット1において、前記引出部3,
4は、キャビネット本体2の前面側に露出する前板3
1,41と、この前板31,41の背面に取り付けられ
て収納物を収納する引出本体32,42とを備え、左右
に隣り合う前記引出部3,4の前板31,41は、それ
ぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VL
に対して左右対称に配置され、左右に隣り合う前記引出
部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VLに対
して非対称に配置されていることを特徴とする。
隣り合う引出部3,4の前板31,41は、それぞれ左
右の長さ31W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対し
て左右対称に配置されるとともに、左右に隣り合う前記
引出部3,4の引出本体32,42は、前記仮想線VL
に対して非対称に配置されているので、左右に隣り合う
引出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32
W,42Wや配置間隔が不均一であっても、前板31,
41の左右の長さ31W,41Wや配置間隔を均一にす
ることができ、キャビネット1前面の意匠性が良くな
る。
に示すように、請求項1記載のキャビネット1におい
て、左右に隣り合う前記引出部3,4のうち、一方の引
出部4の引出本体42の左右の長さ42Wが、他方の引
出部3の引出本体32の左右の長さ32Wより長いこと
を特徴とする。
1と同様の効果が得られるとともに、左右に隣り合う引
出部3,4の引出本体32,42の左右の長さ32W,
42Wが不均一であっても、前板31,41の左右の長
さ31W,41Wを均一にすることができ、キャビネッ
ト1前面の意匠性が良くなる。
5,図8に示すように、請求項2記載のキャビネット1
において、一方の前記引出部4の引出本体42が、前記
前板41の上端より下方になるようにして、該前板41
の背面に取り付けられていることを特徴とする。
2と同様の効果が得られるとともに、一方の前記引出部
4の引出本体42が、前記前板41の上端より下方にな
るようにして、該前板41の背面に取り付けられている
ので、キャビネット本体2内部の引出部4の引出本体4
2の上方に、収納空間として利用できないデッドスペー
スがある場合にも、前板41によって、このデッドスペ
ースの前面が覆われる。よって、前板41の上下の長さ
を、引出部4の左右に隣り合う引出部3,4の引出本体
32,42の一方(引出本体42)のみの上方に、上記
デッドスペースがある場合にも、引出部3,4の前板3
1,41の上下の長さ31H、41Hを揃えることがで
き、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
5,図8に示すように、請求項3記載のキャビネット1
において、前記キャビネット本体2の上面には、シンク
71を備えた天板7が設けられており、前記シンク71
は一方の引出部4の引出本体42の上方に配置されてい
ることを特徴とする。
3と同様の効果が得られるとともに、前記キャビネット
本体2の上面には、シンク71を備えた天板7が設けら
れており、前記シンク71は一方の引出部4の引出本体
42の上方に配置されているので、シンクの幅を、その
下方に配置されている引出部4の前板41の左右の長さ
41Wよりも大きくすることができる。
は図8)に示すように、中空箱状のキャビネット本体2
と、このキャビネット本体2に引出し可能に設けられた
複数の引出部3〜6とを備えたキャビネット1におい
て、前記引出部3〜6は、キャビネット本体2の前面側
に露出する前板31,41,51,61と、この前板3
1,41,51,61の背面に取り付けられて収納物を
収納する引出本体32,42,52,62とを備え、上
下に隣り合う前記引出部3,5(または4,6)の前板
は、それぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61
H)が等しく、上下に隣り合う前記引出部3,5(4,
6)は、それぞれの前板31,51(41,61)に対
する引出本体32,52(42,62)の取付高さが互
いに異なることを特徴とする。
隣り合う引出部3,5(または4,6)の前板は、それ
ぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61H)が等
しく、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)は、それ
ぞれの前板31,51(41,61)に対する引出本体
32,52(42,62)の取付高さが互いに異なるの
で、上下に隣り合う引出部3,5(4,6)の引出本体
32,52(42,62)の上下の長さ32H,52H
(42H,62H)や配置間隔が不均一であっても、前
板の上下の長さ31H,41Hや配置間隔を均一にする
ことができ、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
は図8,図9)に示すように、請求項5記載のキャビネ
ット1において、最下段の引出部5(または6)は、前
記キャビネット本体2の底部の直上に備えられ、最下段
の引出部5(6)の底部5B(6B)は、同引出部5
(6)の前板51(61)の下端よりも下方とされてい
るとともに、最下段の引出部5(6)の引出本体52
(62)の、同引出部5(6)の前板51(61)より
下方に位置する部位の前面には、この前板51(61)
より引出本体52(62)側に蹴込板53(63)が備
えられていることを特徴とする。
5と同様の効果が得られるとともに、最下段の引出部5
(または6)は、前記キャビネット本体2の底部の直上
に備えられているので、キャビネット本体2の内部を、
その底部(すなわちキャビネット1が設置される床面の
近傍)まで、収納空間として利用できる。また、最下段
の引出部5(6)の底部5B(6B)は、同引出部5
(6)の前板51(61)の下端よりも下方とされてい
るとともに、最下段の引出部5(6)の引出本体52
(62)の、同引出部5(6)の前板51(61)より
下方に位置する部位の前面には、この前板51(61)
より引出本体52(62)側に蹴込板53(63)が備
えられているので、キャビネット1の天板7を使用して
作業を行う際、作業者が、足の爪先を、最下段の引出部
5(6)の前板51(61)の下方にまで自由に動かす
ことができ、作業性が向上する。また、最下段の引出部
5(6)に蹴込板53(63)が設けられていても、上
下に隣り合う引出部3,5(4,6)の前板31,51
(41,61)の上下の長さ31H,51H(41H,
61H)は等しいので、キャビネット1前面の意匠性が
良くなる。
に示すように、請求項1〜6のいずれかに記載のキャビ
ネット1において、前記引出部3(または5)の引出本
体32(52)の上方でかつ前板31(51)の上端よ
り下方には、収納棚8(9)がキャビネット本体2に支
持された状態で設けられていることを特徴とする。
ット本体2に対して固定された状態で支持されていても
よいし、キャビネット本体2に対して可動な状態で支持
されていてもよい。例えば、収納棚8(9)を引出式と
し、キャビネット本体2から引き出すことを可能として
もよい。
1〜6のいずれかと同様の効果が得られるとともに、引
出部3(または5)の引出本体32(52)の上方でか
つ前板31(51)の上端より下方には、収納棚8
(9)がキャビネット本体2に支持された状態で設けら
れているので、キャビネット1内部の、引出部3(また
は5)の引出本体32(52)上方の空間を、この部位
に設けられた収納棚8(9)により、収納空間として利
用できる。
キャビネットの実施の形態を詳細に説明する。図1,図
2はそれぞれ、本実施の形態のキャビネット1を示す斜
視図、正面図である。図3は、同キャビネット1の要部
を示す斜視図である。図4、図7、図8は、同キャビネ
ットの縦断面図である。図5、図6は、それぞれ、同キ
ャビネットの平面図、底面図である。図9は、同キャビ
ネット1における引出部6の斜視図である。
図5に示すように、側板21〜23を含む部材を組み合
わせて構成された中空箱状のキャビネット本体2と、こ
のキャビネット本体2に引出し可能に設けられた複数の
引出部3〜6、および、キャビネット本体2の上面に設
けられた、シンク71を備える天板7とから、概略構成
されている。
に、側板22および23によって左右に区画され、左右
に2列の引出部3,4(または5,6)を格納するよう
になっている。側板23は、図4および図6に示すよう
に、キャビネット本体2の中央(仮想線VL上)に配置
されている。引出部4の上方に配置されたシンク71
は、図4に示すように、キャビネット本体2内部におい
てキャビネット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側
に張り出している。そこで、側板23の略上方に位置す
る側板22は、図4および図5に示すように、キャビネ
ット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側に寄せて配
置されている。
に、それぞれ、キャビネット本体2の前面側に露出する
前板31(左右の長さ,上下の長さ:31W,31
H),41(同:41W,41H),51(同:51
W,51H),61(同:61W,61H)と、この前
板31,41,51,61の背面に取り付けられて収納
物を収納する引出本体32(左右の長さ,上下の長さ:
32W,32H),42(同:42W,42H),52
(同:52W,52H),62(同:62W,62H)
とを備えている。各引出部3〜6の引出本体32,4
2,52,62は、図7または図8に示すように、それ
ぞれ、前板31,41,51,61の上端より下方にな
るようにして、この前板31,41,51,61の背面
に取り付けられている。
2の内部に、図4に示すように配列されている。各引出
部3〜6の引出本体32,42,52,62の側面が、
キャビネット本体2の側板21〜23に、スライドレー
ル(図示は省略)を介して取り付けられることで、各引
出部3〜6を、キャビネット本体2に対して引き出した
り、押し戻すことが可能とされている。
1の左右の長さ31W,41W,51W,61Wおよび
上下の長さ31H,41H,51H,61Hは、図5〜
図8に示すように、同一寸法に形成されている。
Wは、図4に示すように、引出部46の引出本体42,
52,62の左右の長さ42W,52W,62Wよりも
短く形成されている。つまり、左右に隣り合う引出部
3,4の前板31,41は、それぞれ左右の長さ31
W,41Wが等しくかつ仮想線VLに対して左右対称に
配置され、この引出部3,4の引出本体32,42は、
前記仮想線VLに対して非対称に配置されている。
図9に示すように、キャビネット本体2の底部の直上に
備えられ、下段の引出部5,6の底部5B,6Bは、同
引出部5,6の前板51,61の下端よりも下方とされ
ているとともに、下段の引出部5,6の引出本体52,
62の、同引出部5,6の前板51,61より下方に位
置する部位の前面には、この前板51,61より引出本
体52,62側に蹴込板53,63が備えられている。
このことにより、下段の引出部5,6の引出本体52,
62の上下の長さ52H,62Hは、上段の引出部3,
4の引出本体32,42の引出本体32,42の上下の
長さ32H,42Hよりも長くなっている。つまり、上
下に隣り合う引出部3,5(または4,6)の前板は、
それぞれ上下の長さ31H,51H(41H,61H)
が等しく、この引出部3,5(4,6)は、それぞれの
前板31,51(41,61)に対する引出本体32,
52(42,62)の取付高さが互いに異なる。
の上方でかつ前板31,51の上端より下方には、図4
および図7に示すように、収納棚8,9がキャビネット
本体2に支持された状態で設けられている。この収納棚
8,9は、引出部3〜6と同様、キャビネット本体2の
側板21〜23に、スライドレール(図示は省略)を介
して取り付けられることで、キャビネット本体2に対し
て引き出したり、押し戻すことが可能とされている。
によれば、左右に隣り合う引出部3,4の前板31,4
1は、それぞれ左右の長さ31W,41Wが等しくかつ
仮想線VLに対して左右対称に配置されるとともに、左
右に隣り合う前記引出部3,4の引出本体32,42
は、前記仮想線VLに対して非対称に配置されているの
で、左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42
の左右の長さ32W,42Wや配置間隔が不均一であっ
ても、前板31,41の左右の長さ31W,41Wや配
置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面の
意匠性が良くなる。
本体32,42の左右の長さ32W,42Wが不均一で
あっても、前板31,41の左右の長さ31W,41W
を均一にすることができ、キャビネット1前面の意匠性
が良くなる。
が、前記前板41の上端より下方になるようにして、該
前板41の背面に取り付けられているので、キャビネッ
ト本体2内部の引出部4の引出本体42の上方に、収納
空間として利用できないデッドスペースがある場合に
も、前板41によって、このデッドスペースの前面が覆
われる。よって、前板41の上下の長さを、引出部4の
左右に隣り合う引出部3,4の引出本体32,42の一
方(引出本体42)のみの上方に、上記デッドスペース
がある場合にも、引出部3,4の前板31,41の上下
の長さ31H、41Hを揃えることができ、キャビネッ
ト1前面の意匠性が良くなる。
は、シンク71を備えた天板7が設けられており、前記
シンク71は一方の引出部4の引出本体42の上方に配
置されているので、シンクの幅を、その下方に配置され
ている引出部4の前板41の左右の長さ41Wよりも大
きくすることができる。
は4,6)の前板は、それぞれ上下の長さ3H,5H
(4H,6H)が等しく、上下に隣り合う引出部3,5
(4,6)は、それぞれの前板31,51(41,6
1)に対する引出本体32,52(42,62)の取付
高さが互いに異なるので、上下に隣り合う引出部3,5
(4,6)の引出本体32,52(42,62)の上下
の長さ32H,52H(42H,62H)や配置間隔が
不均一であっても、前板の上下の長さ31H,41Hや
配置間隔を均一にすることができ、キャビネット1前面
の意匠性が良くなる。
前記キャビネット本体2の底部の直上に備えられている
ので、キャビネット本体2の内部を、その底部(すなわ
ちキャビネット1が設置される床面の近傍)まで、収納
空間として利用できる。また、最下段の引出部5(6)
の底部5B(6B)は、同引出部5(6)の前板51
(61)の下端よりも下方とされているとともに、最下
段の引出部5(6)の引出本体52(62)の、同引出
部5(6)の前板51(61)より下方に位置する部位
の前面には、この前板51(61)より引出本体52
(62)側に蹴込板53(63)が備えられているの
で、キャビネット1の天板7を使用して作業を行う際、
作業者が、足の爪先を、最下段の引出部5(6)の前板
51(61)の下方にまで自由に動かすことができ、作
業性が向上する。また、最下段の引出部5(6)に蹴込
板53(63)が設けられていても、上下に隣り合う引
出部3,5(4,6)の前板31,51(41,61)
の上下の長さ31H,51H(41H,61H)は等し
いので、キャビネット1前面の意匠性が良くなる。
2(52)の上方でかつ前板31(51)の上端より下
方には、収納棚8(9)がキャビネット本体2に支持さ
れた状態で設けられているので、キャビネット1内部
の、引出部3(または5)の引出本体32(52)上方
の空間を、この部位に設けられた収納棚8(9)によ
り、収納空間として利用できる。
れることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。例え
ば、上記の実施の形態においては、図4に示すように、
シンク71は、キャビネット本体2内部においてキャビ
ネット本体2の中央(仮想線VL)よりも左側に若干張
り出している程度であるが、側板22をより左側に寄せ
ることによって、キャビネット1前面に表れる引出部3
〜6の前板31,41,51,61の割付を変えること
なく、更に幅広のシンクを設置できるのはもちろんであ
る。また、収納棚8,9を、キャビネット本体2に固定
的に支持された状態で設け、キャビネットの構造を単純
にしてもよい。その他、具体的な細部構造などについて
も適宜に変更可能であることは勿論である。
り合う引出部の前板は、それぞれ左右の長さが等しくか
つ仮想線に対して左右対称に配置されるとともに、左右
に隣り合う前記引出部の引出本体は、前記仮想線に対し
て非対称に配置されているので、左右に隣り合う引出部
の引出本体の左右の長さや配置間隔が不均一であって
も、前板の左右の長さや配置間隔を均一にすることがで
き、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
同様の効果が得られるとともに、左右に隣り合う引出部
の引出本体の左右の長さが不均一であっても、前板の左
右の長さを均一にすることができ、キャビネット前面の
意匠性が良くなる。
同様の効果が得られるとともに、一方の前記引出部の引
出本体が、前記前板の上端より下方になるようにして、
該前板の背面に取り付けられているので、キャビネット
本体内部の引出部の引出本体の上方に、収納空間として
利用できないデッドスペースがある場合にも、前板によ
って、このデッドスペースの前面が覆われる。よって、
前板の上下の長さを、引出部の左右に隣り合う引出部の
引出本体の一方のみの上方に、上記デッドスペースがあ
る場合にも、引出部の前板の上下の長さを揃えることが
でき、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
同様の効果が得られるとともに、前記キャビネット本体
の上面には、シンクを備えた天板が設けられており、前
記シンクは一方の引出部の引出本体の上方に配置されて
いるので、シンクの幅を、その下方に配置されている引
出部の前板の左右の長さよりも大きくすることができ
る。
合う引出部の前板は、それぞれ上下の長さが等しく、上
下に隣り合う引出部は、それぞれの前板に対する引出本
体の取付高さが互いに異なるので、上下に隣り合う引出
部の引出本体の上下の長さや配置間隔が不均一であって
も、前板の上下の長さや配置間隔を均一にすることがで
き、キャビネット前面の意匠性が良くなる。
同様の効果が得られるとともに、最下段の引出部は、前
記キャビネット本体の底部の直上に備えられているの
で、キャビネット本体の内部を、その底部(すなわちキ
ャビネットが設置される床面の近傍)まで、収納空間と
して利用できる。また、最下段の引出部の底部は、同引
出部の前板の下端よりも下方とされているとともに、最
下段の引出部の引出本体の、同引出部の前板より下方に
位置する部位の前面には、この前板より引出本体側に蹴
込板が備えられているので、キャビネット1の天板7を
使用して作業を行う際、作業者が、足の爪先を、最下段
の引出部の前板の下方にまで自由に動かすことができ、
作業性が向上する。また、最下段の引出部に蹴込板が設
けられていても、上下に隣り合う引出部の前板の上下の
長さは等しいので、キャビネット前面の意匠性が良くな
る。
6のいずれかと同様の効果が得られるとともに、引出部
の引出本体の上方でかつ前板の上端より下方には、収納
棚がキャビネット本体に支持された状態で設けられてい
るので、キャビネット内部の、引出部の引出本体上方の
空間を、この部位に設けられた収納棚により、収納空間
として利用できる。
視図である。
る。
る。
る。
斜視図である。
長さ 32,42,52,62 引出本体 32W,42W (引出本体の)左右の長さ 31W,41,51,61 前板 53,63 蹴込板 71 シンク VL 仮想線
Claims (7)
- 【請求項1】 中空箱状のキャビネット本体と、このキ
ャビネット本体に引出し可能に設けられた複数の引出部
とを備えたキャビネットにおいて、 前記引出部は、キャビネット本体の前面側に露出する前
板と、この前板の背面に取り付けられて収納物を収納す
る引出本体とを備え、 左右に隣り合う前記引出部の前板は、それぞれ左右の長
さが等しくかつ仮想線に対して左右対称に配置され、 左右に隣り合う前記引出部の引出本体は、前記仮想線に
対して非対称に配置されていることを特徴とするキャビ
ネット。 - 【請求項2】 請求項1記載のキャビネットにおいて、 左右に隣り合う前記引出部のうち、一方の引出部の引出
本体の左右長さが、他方の引出部の引出本体の左右長さ
より長いことを特徴とするキャビネット。 - 【請求項3】 請求項2記載のキャビネットにおいて、 一方の前記引出部の引出本体が、前記前板の上端より下
方になるようにして、該前板の背面に取り付けられてい
ることを特徴とするキャビネット。 - 【請求項4】 請求項3記載のキャビネットにおいて、 前記キャビネット本体の上面には、シンクを備えた天板
が設けられており、前記シンクは一方の引出部の引出本
体の上方に配置されていることを特徴とするキャビネッ
ト。 - 【請求項5】 中空箱状のキャビネット本体と、このキ
ャビネット本体に引出し可能に設けられた複数の引出部
とを備えたキャビネットにおいて、 前記引出部は、キャビネット本体の前面側に露出する前
板と、この前板の背面に取り付けられて収納物を収納す
る引出本体とを備え、 上下に隣り合う前記引出部の前板は、それぞれ上下の長
さが等しく、 上下に隣り合う前記引出部は、それぞれの前板に対する
引出本体の取付高さが互いに異なることを特徴とするキ
ャビネット。 - 【請求項6】 請求項5記載のキャビネットにおいて、 最下段の引出部は、前記キャビネット本体の底部の直上
に備えられ、 最下段の引出部の底部は、同引出部の前板の下端よりも
下方とされているとともに、 最下段の引出部の引出本体の、同引出部の前板より下方
に位置する部位の前面には、この前板より引出本体側に
蹴込板が備えられていることを特徴とするキャビネッ
ト。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のキャビ
ネットにおいて、 前記引出部の引出本体の上方でかつ前板の上端より下方
には、収納棚がキャビネット本体に支持された状態で設
けられていることを特徴とするキャビネット。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006230676A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Hitachi Housetec Co Ltd | キッチンキャビネット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01297007A (ja) * | 1988-05-25 | 1989-11-30 | Miyajima Kagu Kogyo:Kk | 抽斗のロック機構 |
JP2000236964A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-05 | Cleanup Corp | 厨房家具のキャビネット |
-
2001
- 2001-04-11 JP JP2001112975A patent/JP4648563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
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JP4588485B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2010-12-01 | 株式会社ハウステック | キッチンキャビネット |
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