JPH0756438Y2 - 押入れ等で使用する収納ユニット - Google Patents

押入れ等で使用する収納ユニット

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JPH0756438Y2
JPH0756438Y2 JP1992085467U JP8546792U JPH0756438Y2 JP H0756438 Y2 JPH0756438 Y2 JP H0756438Y2 JP 1992085467 U JP1992085467 U JP 1992085467U JP 8546792 U JP8546792 U JP 8546792U JP H0756438 Y2 JPH0756438 Y2 JP H0756438Y2
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JP
Japan
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drawer
storage unit
outer case
storage
shelf
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Application number
JP1992085467U
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English (en)
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JPH0644942U (ja
Inventor
鐵夫 三浦
Original Assignee
デノン工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、押入れ等で使用する収
納ユニット、特に引出し付きキャビネットと棚とを兼備
した収納ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押入れ内に左右のキャビネットを
設置し、これらキャビネット上に引出し付き中棚を載置
架設したものは特公昭58−5051号公報で公知であ
るが、これによると中棚の高さを調整できない。一方、
複数の収納ボックスを多段に重ねて押入れ内に設置し、
その重ねた収納ボックス上に中棚を載置架設して中棚の
高さを段階的に調整できるようにしたものは、特開昭6
3−161259号公報で公知であるが、これは収納ボ
ックスを多段に重ねる場合、互いの平坦な天面と底面と
を単に重ねるだけであるため、重ねた収納ボックス同士
が前後又は左右にずれ、収納ボックスの積み重ね状態が
不安定で、従って中棚の支持も不安定にならざるを得な
い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
問題点に鑑み、収納ボックス同士を互いにずれることな
く安定した積み重ね状態にすることができるとともに、
その上に棚を安定した状態で載せることができるように
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による収納ユニッ
トは、図1の例示のように、外ケース3に例えば図2に
示すような引出し4を抜き差し自在に装入しかつ外ケー
ス同士を多段に積み重ねることができる複数の収納ボッ
クス1と、該収納ボックス1上に載置支持できる、例え
ば簀の子状の棚2とからなる。
【0005】上記外ケース3の左右側壁板6・7の上辺
には、前後に長い凸部13を設け、下辺には、下段の収
納ボックス1の外ケース3の上記凸部13を嵌合させる
ことができる前後に長い凹部14を設けている。また、
それら左右側壁板6・7の前端部及び後端部に、図3に
示す如く引出し4の前後端部を載置支持する前後の底板
11・12を固定している。そして、それら前後の底板
11・12の一部を前記凹部14の形成領域の前後端部
まで延長させ、その延長部の左右端面11a・12a
を、下段の収納ボックス1の外ケース3の凸部13の前
後端部の内面と係合させている。
【0006】引出し4を押入れの奥行きに合わせて前後
に長くした場合には、引出し4の奥に入れた収納物はそ
の取り出しが困難となる。このような場合、引出し4の
前後を逆にして外ケース3に装入すれば取り出しが容易
になる。そこで、このような使い方をする場合のことを
考え、引出し4の前端面及び後端面に、図2・図3に示
すように前飾り板5に設けられた被嵌合部22と嵌合し
て該前飾り板5を着脱自在に保持する嵌合部19・20
をそれぞれ設ける。
【0007】
【作用】複数の収納ボックス1を積み重ねる場合には、
上段の収納ボックス1と下段の収納ボックス1において
それらの凹部14と凸部13とを嵌合させる。その嵌合
を行うと、収納ボックス相互の前後方向のずれが規制さ
れるとともに、上段の収納ボックス1の前後の底板11
・12の左右端面11a ・12a が、下段の収納ボック
ス1の凸部13の前後端部の内面と係合し、収納ボック
ス相互の左右方向のずれが規制される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。本収納ユニットは、図1に示すように前後
に長い複数の収納ボックス1と左右に長い棚2とで構成
される。各収納ボックス1は、図2に示すように外ケー
ス3と、該外ケース3中に抜き差し自在に装入できる引
出し4と、該引出し4の前後端面に着脱自在に取り付け
ることができる前飾り板5とからなる。
【0009】外ケース3は、図2・図3に示すように左
右側壁板6・7の前後端部の上端に固定された前後の上
板8・9間に天板10を架設して上面を閉じ、また左右
側壁板6・7の前後端部の下端に、引出し4の前後端部
を載置支持する前後の底板11・12を固定し、これら
前後の底板11・12間は開口させている。天板10
は、その前後端部を上板8・9の段部8a ・9a と係合
させてこれに固定され、天板10の上面は上板8・9の
上面と面一になっている。左右側壁板6・7の上辺に
は、その前後端部を残して天板10よりも上方へ突出す
る前後に長い凸部13が形成され、また下辺には、該凸
部13に対応する前後に長い凹部14が形成されてい
る。前後の底板11・12の一部はこの凹部14の形成
領域の前後端部まで延長し、その延長部の左右端面11
a ・12a は凹部14の前後端部で露呈している。凸部
13の前後端の角部及び凹部14の前後端の角部は円弧
状になっている。左右側壁板6・7の内面上部には前後
に長い案内溝15・16が設けられている。
【0010】引出し4は上面のみを開口させた前後に長
い箱状で、その左右外側面には、外ケース3の左右の案
内溝15・16に摺動自在に嵌合する前後に長い左右の
凸条17・18が設けられ、また前後端面には、前飾り
板5を保持するための嵌合部である上下に長い蟻ほぞ1
9・20が前後それぞれ1本ずつ設けられている。この
引出し4は、その前後の向きを逆にしても外ケース3内
に同様に装入できる。なお、図3において21は引出し
4内を前後に仕切る中仕切り板で、引出し4内に着脱自
在に立てることができるようになっている。
【0011】前飾り板5は、外ケース3の左右側壁板6
・7の前端面をも覆うことができる幅員で、その背面中
央には上下に長い1本の蟻溝22、背面の下端縁部には
指掛け凹部23が設けられている。この前飾り板5は、
その蟻溝22を引出し4の蟻ほぞ19又は20と上側か
ら嵌合させ、引出し4の正面に向いた方の端面に着脱自
在に取り付ける。なお、図5に示すように収納ボックス
1の左右幅(外ケース3及び引出し4の左右幅)を広く
した場合には、蟻溝22を左右2本設け、また引出し4
の前後端面に蟻ほぞ19・20をそれぞれ2本ずつ設け
れば、引出し4の左右幅を広くしても前飾り板5を安定
した状態で取り付けることができる。
【0012】棚2は、図1・図4に示すように前・中、
後の3本の梁材24・25・26上に多数枚の床板27
を所定の間隔で固定して簀の子状にしたものである。こ
の棚2は、収納ボックス1の外ケース3上に載せて水平
に架設できるように、中梁材25の上下寸法を、前後の
梁材24・26に比べて外ケース3の凸部13の突出高
さ分だけ小さくしてある。この棚2は鋸などで容易に切
断できる材質で作られ(例えば木製)、予め長めに製作
して使用場所に合った適宜の長さに切断して使用するよ
うになっている。
【0013】図6は4個の収納ボックス1を積み重ね、
その最上段の収納ボックス1上に棚2を載置した状態の
断面図である。収納ボックス1を積み重ねる場合には、
上段の収納ボックス1の外ケース3の左右の凹部14を
下段の収納ボックス1の左右の凸部13と嵌合させる。
この嵌合により収納ボックス1同士は前後のずれを規制
されるとともに、上段の収納ボックス1の前後の底板1
1・12の左右端面11a ・12a が、下段の収納ボッ
クス1の凸部13の前後端部の内面と係合し、収納ボッ
クス相互の左右方向のずれが規制される。
【0014】また、棚2は、最上段の収納ボックス1の
外ケース3に対し、前後の梁材24・26が凸部13の
前後において前後の上板8・9上又は左右側壁板6・7
の上辺縁上に乗載し、また中梁材25が左右の凸部13
上に乗載するため、前後方向に僅かに移動できる余裕は
あるものの、前後の梁材24・26が凸部13の前後端
に当たったところで前後の移動を規制されるため、前後
に大きく移動することはなく、安定した載置状態とな
る。
【0015】図7から図12は本収納ユニットを押入れ
28内で使用した様々な使用形態を示す。図7は収納ボ
ックス1を押入れ28の床上の左右両脇に3段ずつ重
ね、その上に棚2を渡してこの棚2を押入れ2の中棚、
左右3段ずつの収納ボックス1を引出し付きキャビネッ
トとして使用するものである。図8・図9は収納ボック
ス1を押入れ28の左右両脇に3段ずつ又は2段ずつ重
ね、その上に棚2を渡し、更に棚2上にも収納ボックス
1を重ねて載置したものである。図10は押入れ28の
床上に収納ボックス1を並べて配置し、その上に棚2を
載せたものである。図11は収納ボックス1を押入れの
左右それぞれにつき、2段2組ずつ設置し、その上に棚
2を渡したものである。図12は棚2を押入れ28の床
上に置き、その上に収納ボックス1を多段に積み重ねた
ものである。
【0016】なお、本考案による収納ユニットの使用場
所は押入れ内に限られるものではなく、押入れ外での棚
付き収納家具としても使用でき、また棚2は簀の子状に
限らず、単なる板状や引出し付き構造とすることもでき
る。更に、前飾り板5を引出し4の前端面又は後端面に
着脱自在に取り付ける構造も、蟻溝22と蟻ほぞ19・
20以外の公知の嵌合手段で行うことができる。
【0017】
【考案の効果】本考案の収納ユニットによれば次のよう
な効果がある。 収納ボックス同士の前後方向、更に左右方向のずれ
を防止して、収納ボックスを安定した積み重ね状態にで
きるとともに、棚を安定した状態で載置支持できる。 設置スペースに合わせた様々な使用形態を採ること
ができる。
【0018】 引出しの前端面又は後端面に前飾り板
を着脱自在に保持できるようにすれば、引出しの向きを
前後逆にしても同様に使用できるので、引出しの前後の
奥行きが長く、その奥に入れた収納物の取り出しが困難
となるような場合、引出しの前後を逆にして外ケースに
装入することにより、収納物の取り出しを容易に行え
る。また、前飾り板を交換して収納ボックスの前面のデ
ザインを変えることもできる。 棚を簀の子状にすることにより、通気性を良くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による収納ユニットの一例の斜視図であ
る。
【図2】同収納ユニットにおける収納ボックスの分解斜
視図である。
【図3】収納ボックスの断面図である。
【図4】棚の平面図である。
【図5】図1・図2の収納ボックスよりも左右幅を広く
した収納ボックスの斜視図である。
【図6】収納ボックスを積み重ねその上に棚を載せた状
態の断面図である。
【図7】上記収納ユニットの押入れ内での使用形態の第
1例を示す正面図である。
【図8】第2例を示す正面図である。
【図9】第3例を示す正面図である。
【図10】第4例を示す正面図である。
【図11】第5例を示す正面図である。
【図12】第6例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 収納ボックス 2 棚 3 外ケース 4 引出し 5 前飾り板 6・7 左右側壁板 11・12 前後の底板 11a ・12a 左右端面 13 凸部 14 凹部 19・20 蟻ほぞ 22 蟻溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外ケース3に引出し4を抜き差し自在に装
    入しかつ外ケース同士を多段に積み重ねることができる
    複数の収納ボックス1と、該収納ボックス1上に載置支
    持できる棚2とからなる、押入れ等で使用する収納ユニ
    ットにおいて、上記外ケース3の左右側壁板6・7の上
    辺に前後に長い凸部13を設け、下辺に、下段の収納ボ
    ックス1の外ケース3の上記凸部13を嵌合させること
    ができる前後に長い凹部14を設けるとともに、それら
    左右側壁板6・7の前端部及び後端部に、前記引出し4
    の前後端部を載置支持する前後の底板11・12を固定
    し、これら前後の底板11・12の一部を前記凹部14
    の形成領域の前後端部まで延長させ、その延長部の左右
    端面11a・12aが、下段の収納ボックス1の外ケー
    ス3の凸部13の前後端部の内面と係合するようにした
    ことを特徴とする、押入れ等で使用する収納ユニット。
  2. 【請求項2】前記引出し4の前端面及び後端面に、前飾
    り板5に設けられた被嵌合部22と嵌合して該前飾り板
    5を着脱自在に保持する嵌合部19・20をそれぞれ設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の、押入れ等で使
    用する収納ユニット。
  3. 【請求項3】前記棚2を簀の子状としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の、押入れ等で使用する収納ユニッ
    ト。
JP1992085467U 1992-11-19 1992-11-19 押入れ等で使用する収納ユニット Expired - Lifetime JPH0756438Y2 (ja)

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JP1992085467U JPH0756438Y2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 押入れ等で使用する収納ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0644942U JPH0644942U (ja) 1994-06-14
JPH0756438Y2 true JPH0756438Y2 (ja) 1995-12-25

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JP1992085467U Expired - Lifetime JPH0756438Y2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 押入れ等で使用する収納ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63161259A (ja) * 1986-12-24 1988-07-04 ナショナル住宅産業株式会社 押し入れ収納装置

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JPH0644942U (ja) 1994-06-14

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