JP7258547B2 - 収納什器 - Google Patents
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Description
特許文献2には、比較的高さのある書籍を、表紙を傾斜させた状態で展示できるように載置するための什器であって、傾斜状態の雑誌背面支持面と雑誌下面支持面とからなる側面視L字状に形成された棚板を備え、かつこれら雑誌背面支持面と雑誌下面支持面が前後方向に複数連結された状態で側板に支持された構成となっている。
すなわち、上述した特許文献2に示すような従来の収納什器では、雑誌を使用者の目の高さに近い位置から正面に向かって視認できるようにするため、雑誌を垂直に近い状態で支持ように構成される。これに対し、雑誌の上方からの視認性を向上させる場合には、複数の棚板を上述した特許文献1に開示されるような什器に設けたうえで、鉛直方向に対してより大きく傾斜させる構成を採用することが考えられる。
この場合には、棚板上の埃が、傾斜によってより下方に移動し、雑誌背面支持部と雑誌下部支持部との結節点に溜まりやすくなる。この結節点に溜まっている埃によって雑誌自体が汚れてしまうとともに、収納什器としての外観や体裁を損なうことから、その点で改善の余地があった。
この場合には、収納枠の一部に連結部材が設けられるので、什器全体の剛性を向上させることができる。さらに、連結部材には開口穴が形成され、この開口穴が下方開口部の下方に配置されている。そのため、物品載置部と物品下部支持部との角部に溜まった埃を下方開口部から排出すると、その埃はさらに開口穴を通じて下方空間に排出されることになる。
収納枠2は、前面板21、後面板22、及び一対の側面板23、23によって上面視で矩形状に囲まれた形状を呈している。前面板21、後面板22、及び一対の側面板23、23は、それぞれ平板状で平面視矩形に形成されている。
そして、一対の側面板23は、それぞれの前端23a及び後端23bが前面板21及び後面板22に対してダボ係合と接着により接合されている。
図7に示すように、凹溝25の溝深さDは、複数配列される棚板3のうち最も後方に位置する棚板3(第三棚板3C)を凹溝25内に進入させて当接させた状態で、その第三棚板3Cの後端部3aが凹溝25の天面25aによって上方から覆われる寸法に設定されている。つまり、第三棚板3Cの前頂端3bは、凹溝25の内側に位置して、凹溝25よりも上側に位置する後面板22の内面22aよりも収納部R側に張り出さないようになっている。
ここで、各棚板3において、前方から後方に配列される順に第一棚板3A、第二棚板3B、第三棚板3Cとする。
棚板ユニット30が収納部Rに配置されると、物品載置面31aは斜めに向けた状態で配置される。そして、物品載置板31と物品下部支持部32の内角側の領域(物品載置領域M)には、本実施形態では雑誌等が物品載置面31aに立て掛けるようにして載置される。
下方開口部33によって形成される開口は、図4及び図6に示すように、上述した底面板24と側面板23との間に形成される埃排出開口26の上方に重なる位置となっている。つまり、棚板ユニット30における物品載置面31a側の物品載置領域Mと、埃排出開口26と、埃排出空間Kとが連通している(図3参照)。
本実施形態によるマガジンラック1では、図3、図9及び図10に示すように、収納枠2の収納部Rに配置される棚板3における物品載置板31と物品下部支持部32との角部3eに溜まった埃を、物品載置板31と物品下部支持部32に形成された下方開口部33を通じて棚板3の埃排出空間Kに排出することができる。つまり、前記角部3eの埃を例えばブラシ等の清掃具を使用して下方開口部33側に向けて掃き出すことだけで、清掃作業を容易に行うことができる。そのため、収納什器としての外観や体裁を良好な状態で維持することができる。
したがって、この下方開口部33を通して容易に埃を棚板3の下方に位置する埃排出空間Kに排出することにより、什器の外観や体裁を良好に維持することができる。
この場合には、収納枠の一部に連結部材が設けられるので、什器全体の剛性を向上させることができる。さらに、連結部材には開口穴が形成され、この開口穴が下方開口部の下方に配置されている。そのため、物品載置部と物品下部支持部との角部に溜まった埃を下方開口部から排出すると、その埃はさらに開口穴を通じて下方空間に排出されることになる。
さらに、本実施形態では、棚板3と底面板24に開口部を形成しているが、このような開口部を省略してもよい。
2 収納枠
3、3A、3B、3C 棚板
3d 角部
21 前面板
22 後面板
23 側面板
24 底面板(連結部材)
26 埃排出開口(開口穴)
30 棚板ユニット
31 物品載置板(物品載置部)
31a 物品載置面
32 物品下部支持部
33、34、35、36、37 下方開口部
33A 第一下方開口部
33b 第二下方開口部
K 埃排出空間(下方空間)
M 物品載置領域
R 収納部
X1 左右方向
X2 前後方向
X3 上下方向
F 床面
Claims (4)
- 物品を収納する収納部を有する収納枠と、該収納枠の内周面に支持されて前記収納部に配置され、鉛直面に対して傾斜する物品載置面が形成された物品載置部を有する棚板と、を備え、
前記棚板は、前記物品載置部の下部から前側に向けて突出する物品下部支持部を有し、
前記物品載置部と前記物品下部支持部との角部には、前記物品載置部と前記物品下部支持部の少なくとも一方に前記棚板の下方空間に連通するように形成された下方開口部が配置され、
前記棚板の下方には、前記収納枠に支持され水平に延在する連結部材が設けられ、
前記連結部材には、前記下方空間に連通する開口穴が形成され、
前記開口穴は、前記下方開口部の下方に配置されていることを特徴とする収納什器。 - 物品を収納する収納部を有する収納枠と、該収納枠の内周面に支持されて前記収納部に配置され、鉛直面に対して傾斜する物品載置面が形成された物品載置部を有する棚板と、を備え、
前記棚板は、前記物品載置部の下部から前側に向けて突出する物品下部支持部を有し、
前記物品載置部と前記物品下部支持部との角部には、前記物品載置部と前記物品下部支持部の少なくとも一方に前記棚板の下方空間に連通するように形成された下方開口部が配置され、
前記棚板の下方には、前記収納枠に支持され水平に延在する連結部材が設けられ、
前記連結部材と前記収納枠との間には、前記下方空間に連通する開口穴が形成され、
前記開口穴は、前記下方開口部の下方に配置されていることを特徴とする収納什器。 - 物品を収納する収納部を有する収納枠と、該収納枠の内周面に支持されて前記収納部に配置され、鉛直面に対して傾斜する物品載置面が形成された物品載置部を有する棚板と、を備え、
前記棚板は、前記物品載置部の下部から前側に向けて突出する物品下部支持部を有し、
前記物品下部支持部の前端部は、前記物品載置部と前記物品下部支持部とによって形成される角部よりも前方に位置し、
前記物品載置部と前記物品下部支持部との角部には、前記物品載置部の基端部に形成される第一下方開口部と前記物品下部支持部の基端部に形成される第二下方開口部とが互いに連通して形成され、前記棚板の下方空間に連通するように形成された下方開口部が配置されていることを特徴とする収納什器。 - 前記下方開口部は、前記棚板の幅方向の両端部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の収納什器
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018248379A JP7258547B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 収納什器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018248379A JP7258547B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 収納什器 |
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JP2020103853A JP2020103853A (ja) | 2020-07-09 |
JP7258547B2 true JP7258547B2 (ja) | 2023-04-17 |
Family
ID=71450210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018248379A Active JP7258547B2 (ja) | 2018-12-28 | 2018-12-28 | 収納什器 |
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JP (1) | JP7258547B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001087097A (ja) | 1999-09-28 | 2001-04-03 | Okamura Corp | 陳列棚 |
JP2017192619A (ja) | 2016-04-22 | 2017-10-26 | 株式会社イトーキ | 組み合わせ家具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US2067051A (en) * | 1935-01-30 | 1937-01-05 | Joyce C Hall | Rack |
JPS492412U (ja) * | 1972-04-06 | 1974-01-10 |
-
2018
- 2018-12-28 JP JP2018248379A patent/JP7258547B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2020103853A (ja) | 2020-07-09 |
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