JP6513526B2 - 収納ケース - Google Patents
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Description
一方、ティッシュ箱は、通常、上面にティッシュの取り出し口が設けられた直方体形状の箱である。このようなティッシュ箱としては、近年、高さ寸法の比較的小さいコンパクトタイプのティッシュ箱や、機能性ティッシュを収納した高さ寸法の比較的大きいティッシュ箱など、様々なサイズのティッシュ箱が流通している。
そのため、従来の箱状の収納ケースでは、ティッシュ箱が入らなかったり、ティッシュ箱が安定して収納されず、収納ケース内で移動したりすることがあり、1つの収納ケースで異なるサイズのティッシュ箱を安定して収納することは難しかった。
上記収納本体の側壁は、高さ寸法の相対的に高い互いにほぼ平行な1組の側壁と、高さ寸法の相対的に低い互いにほぼ平行な別の1組の側壁とからなり、
上記仕切り部材は、高い方の上記側壁とほぼ平行に配設されており、
低い方の上記側壁のそれぞれの内壁には、上記仕切り部材の側縁部を保持しうる複数の溝部が上下方向に形成されており、
低い方の上記1組の側壁間の距離は、上記ティッシュ箱の底面短辺の長さよりも長く、かつ、上記ティッシュ箱の底面長辺の長さよりも短い、ことを特徴とする。
具体的には、仕切り部材の配設位置(仕切り部材と高い方の側壁との距離)をティッシュ箱の高さ寸法に合わせて調節し、ティッシュ箱を縦向きに収納する場合には、ティッシュ箱の小さい方の側面を収納本体の底板で支持し、ティッシュ箱を横向きに収納する場合には、ティッシュ箱の大きい方の側面を収納本体の低い方の側壁の上面で支持することにより、ティッシュ箱を安定して収納することができる。
この場合、収納本体の収納領域側に、湾曲した仕切り部材の凸の面が向くように仕切り部材を配設することにより、収納されたティッシュ箱を仕切り部材で側壁側に押し付けることができる。そのため、収納本体内において、収納されたティッシュ箱が動きにくくなり、より安定してティッシュ箱を収納することができる。
高い方の上記側壁の高さと低い方の上記側壁の高さとの差は、上記ティッシュ箱の上面長辺からティッシュの取り出し口までの距離より短い、ことが好ましい。
この場合、ティッシュ箱を縦向きに収納した場合にも、横向きに収納した場合にもティッシュ箱の取り出し口が、収納本体の側壁で塞がれることがない。また、側壁にティッシュの取り出し口を設ける必要もない。
そのため、使用中のティッシュ箱であっても、容易にティッシュ箱自体を取り出すことができる。
従って、特許文献1に記載されたティッシュ箱では、側面部に設けられた取り出し口を介してティッシュを取り出すため、使用中のティッシュ箱を収納ケースから取り外して別の場所で使用するのは面倒であったのに対し、上記の構成を備えた収納ケースでは、このような不都合を解消することができる。
この場合、収納ケースは、磁性体である金属パネル、例えば、琺瑯パネルなどで構成されたキッチンや洗面所などの壁面に取り付けて使用することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る収納ケースの一例を示す斜視図である。図2は、図1に示した収納ケースのA−A線断面図である。図3は、図1に示したラックのB−B線断面図である。
図1に示すように、収納ケース100は、上方が開口した箱状の収納本体110と、収納本体110の内部に配設された板状の仕切り部材120とを備える。
収納本体110は、平面視矩形状の底板111と、高さ寸法の相対的に高い2枚の側壁(以下、高側壁ともいう)112(112a、112b)及び高さ寸法の相対的に低い2枚の側壁(以下、低側壁ともいう)113(113a、113b)とからなる。
また、収納本体110では、一組の低側壁113における側壁間の距離(低側壁113aと低側壁113bとの間隔)が、収納するティッシュ箱の底面短辺の長さよりも長く、かつ、上記ティッシュ箱の底面長辺の長さよりも短くなっている。これにより、ティッシュ箱を縦向きにも横向きにも収納することができる。
このような湾曲した形状の仕切り部材120を使用すると、仕切り部材120によって、収納されたティッシュ箱を側壁112a側に押し付けることができるため、収納本体110内でティッシュ箱が動きにくくなり、より安定してティッシュ箱を収納することができる。
図4は、図1に示した収納ケースの使用状態の一例を説明する斜視図であり、図5は、図1に示した収納ケースの使用状態の別の一例を説明する斜視図である。
収納ケース100は、ティッシュ箱10を縦向きにも横向きにも収納することができる。
このとき、仕切り部材120の配設位置を、手前側の高側壁112aと仕切り部材120との間隔がティッシュ箱10の高さ寸法と一致するように調整する。これにより、ティッシュ箱10を収納ケース100に安定して収納することができる。
図6(a)、(b)はそれぞれ本発明の収納ケースの使用方法の別の一例を示す斜視図である。
収納ケース100は、例えば、図6(a)に示すように、調味料20a〜20c等のティッシュ箱以外の物品を底板111に載置して収納することができる。
また、収納ケース100は、例えば、図6(b)に示すように、低側壁113a、113bの上面で本30を支持することにより、書見台(ブックスタンド)として使用することもできる。このとき、仕切り部材120の配設位置を調節することにより、本30の傾きを調節することができる。
このような収納ケース100は、例えば、机の上や、キッチンカウンターの上等に載置して使用する。
第1実施形態に係る収納ケース100は、通常、机やキッチンカウンターの上に載置して使用するものであるが、本発明の実施形態に係る収納ケースは壁面に取り付けて使用することもできる。
本実施形態に係る収納ケースは、収納本体を支持し、かつ、壁面に着脱可能な壁面用取付部材を更に備えている。
図7は、(a)は、本発明の第2実施形態に係る収納ケースを示す斜視図であり、(b)は(a)の分解斜視図である。図8は、図7(b)に示した壁面用取付部材の背面図である。図9は、図8に示した壁面用取付部材のC−C′線断面図である。
収納本体210は、第1実施形態における収納本体110と同様、上方が開口した箱状を有し、平面視矩形状の底板211と、互いに平行に配置された2枚の高側壁212(212a、212b)及び互いに平行に配置された2枚の低側壁213(213a、213b)とからなり、低側壁213a、213bの内壁のそれぞれには、複数本の溝部214が上下方向に形成されている。
また、収納本体210では、一組の低側壁213における側壁間の距離が、収納するティッシュ箱の底面短辺の長さよりも長く、かつ、上記ティッシュ箱の底面長辺の長さよりも短くなっている。
一方、収納本体210は、第1実施形態における収納本体110と異なり、その下部(低側壁213の上面より下の部分、図中210A参照)が壁面用取付部材と嵌合するように、高側壁212及び低側壁213のそれぞれの下部の壁厚を薄くしている。そのため、高側壁212及び低側壁213の外壁には、段差が形成されている。
仕切り部材220は、第1実施形態における仕切り部材120と同様の部材である。
取付ベース310は、取付ベース310を壁面に着脱するための着脱面311を有し、着脱面311には、琺瑯パネルなどで構成されたキッチンや洗面所などの壁面(図示せず)に取付ベース310を着脱するための吸盤312及び磁石313が取り付けられている。
また、取付ベース310の着脱面311の下端縁部には、壁面に向かって(図9中、右側に向かって)突出する突起部314が形成されており、このような突起部314を設けることにより、使用時に取付フレーム320の上面が壁側から前端側に向かって上方に少し傾斜するようになる。そのため、壁面用取付部材230の使用時に、壁面用取付部材230の下方への耐荷重を大きくすることができる。
また、取付フレーム320の枠部321Aの内壁には、収納本体210を支持するための掛止部323が枠部321Aの長手方向に沿って設けられている。
また、取付フレーム320の前端側の枠部321Bの内壁には、枠部321Bの長手方向に沿って補強リブ324が設けられている。補強リブ324を設けることにより、使用時における取付フレーム320のたわみを抑制することができる。更に、補強リブ324は、収納本体210を支持するための掛止部としても機能する。
収納ケース200は、上述した通り、壁面に取り付けて使用することができる。
上記収納ケースが備える仕切り部材は、必ずしも湾曲した形状を有している必要はなく、平板状であってもよい。
低側壁の内壁に形成される溝部の本数は特に限定されないが、通常、3〜10本程度である。
上記収納ケースを構成する収納本体や仕切り部材、壁面用取付部材は、通常、樹脂製であるが、樹脂製に限定されず、木製や金属製等であってもよい。
11 取り出し口
100、200 収納ケース
110、210 収納本体
111、211 底板
112、112a、112b、212、212a、212b 高側壁
113、113a、113b、213、213a、213b 低側壁
114、214 溝部
120、220 仕切り部材
121 側縁部
230 壁面用取付部材
310 取付ベース
311 着脱面
312 吸盤
313 磁石
314 突起部
315 ネジ
320 取付フレーム
321、321A、321B 枠部
323 掛止部
324 補強リブ
Claims (4)
- 上方が開口した箱状の収納本体と、前記収納本体の内部に配設された板状の仕切り部材とを備えたティッシュ箱を収納するための収納ケースであって、
前記収納本体の側壁は、高さ寸法の相対的に高い互いにほぼ平行な1組の側壁と、高さ寸法の相対的に低い互いにほぼ平行な別の1組の側壁とからなり、
前記仕切り部材は、高い方の前記側壁とほぼ平行に配設されており、
低い方の前記側壁のそれぞれの内壁には、前記仕切り部材の側縁部を保持しうる複数の溝部が上下方向に形成されており、
低い方の前記1組の側壁間の距離は、前記ティッシュ箱の底面短辺の長さよりも長く、かつ、前記ティッシュ箱の底面長辺の長さよりも短い、
ことを特徴とする収納ケース。 - 前記仕切り部材は、上面視形状が湾曲した形状である請求項1に記載の収納ケース。
- 高い方の前記側壁の高さは、前記ティッシュ箱の上面短辺からティッシュの取り出し口までの距離より短く、かつ、
高い方の前記側壁の高さと低い方の前記側壁の高さとの差は、前記ティッシュ箱の上面長辺からティッシュの取り出し口までの距離より短い、請求項1又は2に記載の収納ケース。 - 前記収納本体を支持し、かつ、壁面に着脱可能な壁面用取付部材を更に備える請求項1〜3のいずれかに記載の収納ケース。
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JP2015165738A JP6513526B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 収納ケース |
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JP2015165738A JP6513526B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 収納ケース |
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Family Applications (1)
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JP2015165738A Active JP6513526B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 収納ケース |
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2015
- 2015-08-25 JP JP2015165738A patent/JP6513526B2/ja active Active
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