JP6927792B2 - 対面式キッチンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットに関する。
従来、キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットが提案されている(特許文献1参照)。
引用文献1に記載の対面式キッチンユニットは、カウンター部(キッチンキャビネット)及び間仕切り部材(バックパネル)を備える。カウンター部の上部には、シンク及びコンロ等が対面式キッチンユニットの長手方向に並設されている。間仕切り部材は板状をなし、カウンター部をダイニング側又はリビングダイニング側から覆う。間仕切り部材は、カウンター部よりも上方へ突出する部分を有するので、カウンター部を目隠しし、ダイニング又はリビングダイニングへの水跳ね若しくは油跳ね等を阻止することができる。
特許第4318078号公報
引用文献1に記載の対面式キッチンユニットの場合、1枚の間仕切り部材が対面式キッチンユニットの長手方向に沿って移動する。故に、例えばシンクを覆う位置に間仕切り部材があるとき、コンロを覆う位置に間仕切り部材はない。従って、間仕切り部材は、シンクを目隠しし、水跳ねを阻止することと、コンロを目隠しし、油跳ねを阻止することとを両立させることができない。この結果、例えばキッチンでの作業内容がシンクでの洗い物からコンロでの調理に変わった場合に、間仕切り部材を、シンクを覆う位置からコンロを覆う位置へ移動させなければならない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、キッチンキャビネットを目隠しし、ダイニング又はリビングダイニングへの異物の飛散を阻止することができる対面式キッチンユニットを提供することにある。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットにおいて、前記キッチンに正面を向けるキッチンキャビネットと、夫々が前記キッチンキャビネットを背後から覆い、該キッチンキャビネットよりも高く突出している複数枚のバックパネルとを備え、該複数枚のバックパネルの内、一のバックパネルは前記キッチンキャビネットに近接しており、他のバックパネルは前記キッチンキャビネットから後方に離隔しており、前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間に収納部が設けられており、前記他のバックパネルは前記収納部に対して相対的に不動に設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、前記収納部は、前記他のバックパネルに平行な側板及び水平な棚板を有する棚状をなし、前記他のバックパネルによって目隠しされていることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間、且つ前記収納部の上側に、耐水性を有し、上向きに開口している箱体が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットにおいて、前記キッチンに正面を向けるキッチンキャビネットと、夫々が前記キッチンキャビネットを背後から覆い、該キッチンキャビネットよりも高く突出している複数枚のバックパネルとを備え、該複数枚のバックパネルの内、一のバックパネルは前記キッチンキャビネットに近接しており、他のバックパネルは前記キッチンキャビネットから後方に離隔しており、前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間に、耐水性を有し、上向きに開口している箱体が設けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、前記箱体の開口周縁部には、前後方向に互いに離隔している2つの上向きの面が設けられており、該2つの上向きの面に架け渡されて載置される載架部材を更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、隣り合う前記一のバックパネル及び前記他のバックパネル夫々は、互いに近い周縁部同士が前後方向に対向配置されていることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、前記他のバックパネルの高さは前記一のバックパネルの高さ以下であることを特徴とする。
本実施の形態に係る対面式キッチンユニットは、前記他のバックパネルの高さは前記一のバックパネルの高さ未満であり、前記キッチンキャビネットには、調理台と流し台又はコンロ台とが並設されており、前記他のバックパネルは前記調理台を覆い、前記一のバックパネルは前記流し台又は前記コンロ台を覆うことを特徴とする。
本実施の形態にあっては、複数枚のバックパネルが、キッチンキャビネットを背後から覆う。各バックパネルはキッチンキャビネットよりも高く突出している。故に、キッチンキャビネットを含むキッチンとダイニング又はリビングダイニングとが複数枚のバックパネルによって区画される。従って、キッチンキャビネットを目隠しし、ダイニング又はリビングダイニングへの異物の飛散を阻止することができる。
複数枚のバックパネルの内、一のバックパネルはキッチンキャビネットに近接している。一方、他のバックパネルはキッチンキャビネットから後方に離隔している。即ち、複数枚のバックパネルは面一に並置されていない。このような対面式キッチンユニットは、他のバックパネルがある部分がダイニング又はリビングダイニングに向けて突出している珍しい形状なので、視覚的な意外性を有している。この結果、対面式キッチンユニットの意匠性を向上させることができる。
他のバックパネルとキッチンキャビネットとの間には収納部及び箱体の少なくとも一方が設けられている。両方設けられている場合、箱体は収納部の上側に配される。
収納部が設けられている場合、対面式キッチンユニットの物品収納容量を増大させることができる。
箱体が設けられている場合、箱体は耐水性を有し、上向きに開口しているので、例えば水槽、水受け、又は濡れた物品用の収納部として箱体を利用することができる。
本実施の形態にあっては、他のバックパネルとキッチンキャビネットとの間に棚状の収納部が設けられている。他のバックパネルと収納部の側板とが平行なので、収納部に対する物品の出し入れは、他のバックパネルに沿う横方向から行なわれる。
収納部は、他のバックパネルによって目隠しされているので、収納部(及び収納部に収納されている物品)は目立たない。この結果、対面式キッチンユニットの美観を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、箱体の開口周縁部に設けられた2つの上向きの面に載架部材が架け渡される。
載架部材は、載架部材の形状及び素材等に応じて、例えば箱体の蓋、水切り用の網、又は物品置き場として用いることができる。
本実施の形態にあっては、正面又は背後から見た場合に、隣り合う一のバックパネルと他のバックパネルとが部分的に重なり合っている。故に、一のバックパネルと他のバックパネルとの隙間が目立たない。この結果、対面式キッチンユニットの美観を向上させることができる。
本実施の形態にあっては、一のバックパネルの高さと他のバックパネルの高さとが等しい場合、複数枚のバックパネルの統一感が向上する。この結果、対面式キッチンユニットの意匠性を向上させることができる。
一方、一のバックパネルの高さよりも他のバックパネルの高さの方が低い場合、収納部の位置が視覚的に分かり易い。この結果、対面式キッチンユニットの利便性を向上させることができる。また、一のバックパネルと他のバックパネルとの高低差により、視覚的な意外性が向上するので、対面式キッチンユニットの意匠性を更に向上させることができる。
本実施の形態にあっては、調理台を覆う他のバックパネルは低いので、キッチンにいる使用者とダイニング又はリビングダイニングにいる使用者との間で他のバックパネル越しに物品を受け渡すことが容易にできる。また、ダイニング又はリビングダイニングにいる使用者が他のバックパネル越しに調理台へ手を伸ばすことが容易である。この結果、対面式キッチンユニットの利便性を向上させることができる。
一方、流し台(又はコンロ台)を覆う一のバックパネルは高いので、流し台(又はコンロ台)を確実に目隠しすることができる。また、ダイニング又はリビングダイニングへの水跳ね(又は油跳ね)を確実に阻止することができる。更に、ダイニング又はリビングダイニングにいる使用者が一のバックパネル越しに流し台(又はコンロ台)へ手を伸ばすことが困難である。更にまた、流し台(又はコンロ台)とバックパネルとの間には収納部がないので、流し台(又はコンロ台)からの水跳ね(又は油跳ね)が収納部又は収納部に収納された物品を汚損することが抑制される。以上の結果、対面式キッチンユニットの美観、衛生、及び安全性を向上させることができる。
本実施の形態の対面式キッチンユニットによる場合、キッチンキャビネットを目隠しし、ダイニング又はリビングダイニングへの異物の飛散を阻止することができる。
実施の形態1に係る対面式キッチンユニットの構成を略示するキッチンから見た斜視図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示するダイニングから見た斜視図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する背面図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する平面図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する側面図である。 対面式キッチンユニットが備える収納部近傍の構成を略示する斜視図である。 実施の形態2に係る対面式キッチンユニットの構成を略示する平面図である。 収納部近傍の構成を略示する斜視図である。 実施の形態3に係る対面式キッチンユニットの構成を略示する背面図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する平面図である。 実施の形態4に係る対面式キッチンユニットの構成を略示する背面図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する平面図である。 実施の形態5に係る対面式キッチンユニットの構成を略示する平面図である。 対面式キッチンユニットの構成を略示する背面図である。 対面式キッチンユニットが備える収納部の構成を略示する側面図である。 対面式キッチンユニットが備える箱体の構成を略示する斜視図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1及び図2は、実施の形態1に係る対面式キッチンユニットの構成を略示する斜視図である。
図3、図4、及び図5は、対面式キッチンユニットの構成を略示する背面図、平面図、及び側面図である。
図中1は対面式キッチンユニットであり、対面式キッチンユニット1(以下、キッチンユニット1という)は、キッチンKとダイニングDとの間の床Fに設置されている。図1はキッチンKから見た斜視図であり、図2はダイニングDから見た斜視図である。
図3及び図4に示すように、キッチンユニット1は壁Wに接触している。図1及び図2における床F及び壁Wの図示は省略している。図5は壁W側から見た側面図である。
キッチンユニット1は、キッチンキャビネット2(以下、キャビネット2という)と、3枚のバックパネル31〜33と収納部4とを備えている。
キャビネット2は直方体状をなす。キャビネット2の正面は、キッチンKに向けられている。以下では、キャビネット2の正面側を前側といい、キャビネット2の背面側を後側という。
キャビネット2には、コンロ台21、調理台22、及び流し台23が直線状にこの順に並設されている。以下ではコンロ台21、調理台22、及び流し台23の並設方向を左右方向という。また、キャビネット2のコンロ台21側を右側といい、キャビネット2の流し台23側を左側という。
コンロ台21、調理台22、及び流し台23夫々の上部には、共通のワークトップ24が取り付けられている。ワークトップ24は、平面視矩形状をなし、前後方向より左右方向に長い。ワークトップ24の後辺部には、バックガード241が突設されている。
コンロ台21の上段にはビルトインコンロ211が取り付けられている。ワークトップ24におけるコンロ台21を覆う部分には開口が設けられており、この開口を通して、ビルトインコンロ211の火口が露出している。コンロ台21の中段及び下段には、抽斗212,212が設けられている。コンロ台21の右側面、及びワークトップ24の右端面夫々は、壁Wに接触している。
調理台22には上下3段の抽斗221,221,…が設けられている。ワークトップ24における調理台22を覆う部分は、水平面状をなす。
流し台23には上下2段の抽斗231,231が設けられている。ワークトップ24における流し台23を覆う部分には水槽232が設けられている。流し台23の上部には水栓233が突設されている。水栓233は、水槽232に向けて吐水する。
キャビネット2においては、水栓233が最も高い位置にある。水栓233の次に高い位置にはバックガード241がある。
流し台23の左側面には、サイドパネル11が取り付けられている。サイドパネル11は矩形平板である。サイドパネル11は、流し台23を左側から覆っている。サイドパネル11の下辺部は床Fに接触している。サイドパネル11は、床Fに垂直に、キャビネット2の水栓233よりも高く突出している。
バックパネル31〜33夫々は矩形平板である。バックパネル31〜33夫々の厚みはサイドパネル11の厚みと同程度である。
バックパネル31は、キャビネット2に近接しており、主にコンロ台21を覆っている。バックパネル31(一のバックパネル)は、コンロ台21の後面に取り付けられている。バックパネル31の右端面は、壁Wに接触している。
バックパネル33は、キャビネット2に近接しており、主に流し台23を覆っている。バックパネル33(一のバックパネル)は、流し台23の後面に取り付けられている。バックパネル33の左端面は、サイドパネル11の左面と面一である。バックパネル33の前面にはサイドパネル11の後端面が接触している。
バックパネル31,33夫々の下端面は床Fに接触している。バックパネル31,33夫々は、床Fに垂直に、キャビネット2の水栓233よりも高く突出している。バックパネル31,33夫々の床Fからの高さは、サイドパネル11の床Fからの高さに等しい。
一方、バックパネル32(他のバックパネル)は、キャビネット2から後方に離隔しており、主に調理台22を覆っている。バックパネル32はバックパネル31,33夫々に平行である。
バックパネル32の下端面は床Fに接触している。バックパネル32は、床Fに垂直に、キャビネット2のバックガード241よりも高く突出している。バックパネル32の床Fからの高さは、バックパネル31,33夫々の床Fからの高さ未満である。
バックパネル32の右辺部は、バックパネル31の左辺部と前後方向に対向配置されている。バックパネル32の左辺部は、バックパネル33の右辺部と前後方向に対向配置されている。
バックパネル31〜33及びサイドパネル11夫々は、例えば木材製であり、少なくとも人目に触れる部分に共通の化粧が施されている(例えば同色の化粧シートが貼り付けられている)。故に、バックパネル31〜33及びサイドパネル11には統一感がある。
なお、バックパネル31〜33夫々は、矩形平板に限定されず、例えば角丸矩形平板又は正方形平板でもよく、意匠性を有する凹凸が設けられてもよい。また、バックパネル31〜33夫々は、1枚の平板に限定されず、複数枚の平板が上下方向又は左右方向に並置された部材でもよい。
図6は、収納部4近傍の構成を略示する斜視図である。
収納部4は、キャビネット2とバックパネル32との間に設けられている。
収納部4は棚状をなす。収納部4は、4枚の側板41,42,42,43(図4及び図5参照)と複数枚(図中6枚)の棚板44,44,…とを有する。側板41〜43及び棚板44,44,…夫々は、例えば木材製である。
側板41〜43夫々は矩形平板である。側板41〜43夫々の厚みは互いに同程度である。側板41〜43夫々はバックパネル32より薄い。側板41〜43夫々はバックパネル32に平行である。
側板41,43は、左右方向に離隔して並置されている。
側板41は、バックパネル31の後面の左辺部に取り付けられている。側板41の左端面はバックパネル31の左端面と面一である。側板41の右端面の左右方向の位置は、バックパネル32の右端面の左右方向の位置よりも左側である。
側板43は、バックパネル33の後面の右辺部に取り付けられている。側板43の右端面はバックパネル31の右端面と面一である。側板43の左端面の左右方向の位置は、バックパネル32の左端面の左右方向の位置よりも右側である。
側板42,42夫々はバックパネル32の前面に取り付けられている。側板42,42は、左右方向に並置されている。右側の側板42の左端面と左側の側板42の右端面とは接触している。右側の側板41の右端面の左右方向の位置は、側板41の右端面の左右方向の位置と同じである。左側の側板42の左端面の左右方向の位置は、側板43の左端面の左右方向の位置と同じである。
側板41〜43夫々の下辺部は床Fに接触している。側板41〜43夫々の床からの高さはキャビネット2のバックガード241の床Fからの高さより低い。
バックパネル31〜33への側板41〜43の取り付けは、例えばビス留めによって行なわれる。
各棚板44は矩形平板である。ただし、棚板44は、一方の長辺部の長手方向両端部に、矩形切り欠き状の凹部を1つずつ有する。棚板44は、長手方向が左右方向に沿う水平な姿勢で、且つ、バックパネル31の側板41に覆われた左端部及びバックパネル33の側板43に覆われた右端部に2つの凹部が嵌め合わされた状態で、側板41〜43に取り付けられている。棚板44の右端面の左右方向の位置は、側板41の右端面の左右方向の位置よりも左側である。棚板44の左端面の左右方向の位置は、側板43の左端面の左右方向の位置よりも右側である。棚板44の前端面は、調理台22の後面に接触している。側板41〜43夫々への棚板44の取り付けは、例えばアングル材を側板41〜43夫々及び棚板44にビス留めすることによって行なわれる。
本実施の形態におけるバックパネル32は、収納部4を介在してバックパネル31,33の後面に取り付けられているが、これに限定されるものではない。バックパネル32は、例えば収納部4とは異なる部材を介してバックパネル31,33、調理台22の後面、又は床Fに取り付けられていてもよい。
なお、収納部4は、2枚の側板42,42に替えて、1枚の側板を備えていてもよい。この場合、1枚の側板は、2枚の側板42,42と同程度のサイズである。
以上のようなキッチンユニット1は、キャビネット2がバックパネル31〜33によって背後から覆われている。キッチンユニット1は、バックパネル32がある部分がダイニングDに向けて突出している珍しい形状なので、視覚的な意外性を有している。この結果、キッチンユニット1の意匠性を向上させることができる。
また、バックパネル31,33夫々の高さよりもバックパネル32の高さの方が低いので、バックパネル31,33夫々とバックパネル32との高低差により、視覚的な意外性が向上する。故に、キッチンユニット1の意匠性を更に向上させることができる。
なお、バックパネル31,33夫々の高さとバックパネル32の高さとが等しくてもよい。この場合、バックパネル31〜33及びサイドパネル11の統一感が向上する。この結果、キッチンユニット1の意匠性を更に向上させることができる。
バックパネル31〜33は面一に並置されておらず、千鳥に配置されている。とはいえ、バックパネル31〜33は、キャビネット2を含むキッチンKとダイニングDとを区画している。従って、ダイニングDにいる使用者からキャビネット2(及びキャビネット2に載せ置かれている物品)が目隠しされている。
キッチンユニット1を前側又は後側から見た場合、バックパネル31,33夫々とバックパネル32とが部分的に重なり合っている。故に、バックパネル31,33夫々とバックパネル32との隙間が目立たない。
バックパネル31はダイニングDへの油跳ねを阻止する。コンロ台21と収納部4との間にもバックパネル31があるので、バックパネル31は、収納部4への油跳ねも阻止する。バックパネル31は高いので、ダイニングDにいる使用者がバックパネル31越しにコンロ台21へ手を伸ばすことが困難である。
バックパネル33は、ダイニングDへの水跳ねを阻止する。流し台23と収納部4との間にもバックパネル33があるので、バックパネル33は、収納部4への水跳ねも阻止する。バックパネル33は高いので、ダイニングDにいる使用者がバックパネル33越しに流し台23へ手を伸ばすことが困難である。
バックパネル32は、調理台22からダイニングDへ物品又は水滴等が無用に移動することを阻止する。ワークトップ24のバックガード241は、調理台22から収納部4へ物品又は水滴等が無用に移動することを抑制する。
バックパネル32は低いので、キッチンKにいる使用者とダイニングDにいる使用者との間でバックパネル32越しに物品を受け渡すことが容易にできる。また、ダイニングDにいる使用者がバックパネル32越しに調理台22へ手を伸ばすことが容易である。この結果、キッチンユニット1の利便性を向上させることができる。
図に示すバックパネル32の高さは水栓233の高さよりも低い。しかしながら、バックパネル32は流し台23ではなく調理台22を覆っているので、水栓233もダイニングDにいる使用者から目隠しされている。
サイドパネル11は、キャビネット2を含むキッチンKと、キッチンK及びダイニングDを結ぶ通路とを区画している。従って、通路にいる使用者からキャビネット2(及びキャビネット2に載せ置かれている物品)が目隠しされている。サイドパネル11は、流し台23から通路への水跳ねを阻止する。
収納部4は、キッチンユニット1の物品収納容量を増大させることができる。収納部4には、例えば、ダイニングDにてダイニングテーブルに配膳する前に、ダイニングテーブルに載せ置かれている物品を収納することができる。
収納部4は、バックパネル32に平行な側板41〜43を有する。故に、収納部4に対する物品の出し入れは、左右方向から行なわれる。ただし、本実施の形態の収納部4は天板を有していないので、収納部4に対する物品の出し入れは、上側から行なうこともできる。
収納部4は、ダイニングDにいる使用者が利用する。しかしながら、キッチンKにいる使用者が、収納部4の最上段の棚板44を利用してもよい。このために、例えば物品を縦置きするための収納具が最上段の棚板44に配されていてもよい。
バックパネル32はバックパネル31,33夫々よりも低いので、収納部4の位置が視覚的に分かり易い。
その一方で、収納部4そのもの(及び収納部4に収納されている物品)は目立たない。何故ならば、収納部4がバックパネル32より低く、且つバックパネル32より左右方向に小さいので、収納部4がバックパネル32によって目隠しされているからである。
以上の結果、キッチンユニット1の美観、衛生、安全性、及び利便性を向上させることができる。
なお、収納部4は天板を有していてもよい。
また、ワークトップ24はバックガード241を有していなくてもよい。この場合、収納部4は、ワークトップ24における調理台22を覆う部分と面一の天板を有していてもよい。このとき、ワークトップ24から収納部4の天板に亘って物品を載置することができる。
収納部4には、例えば扉又は抽斗が設けられていてもよい。
収納部4は、水平な棚板44,44,…を有する棚状に限定されない。例えば、収納部4は、上方から差し入れられた物品を立てて収納する箱状又はマガジンラック状でもよく、フックを介して掛止された物品を収納する網状又は有孔ボード状でもよい。
収納部4は、側板42,42を有していない構成でもよい。つまり、バックパネル32が収納部4の側板を兼ねていてもよい。この場合、棚板44,44,…は、バックパネル32に取り付けられる。
収納部4は、側板41,43を有していない構成でもよい。この場合、棚板44,44,…は、バックパネル31,33に取り付けられる。
本実施の形態においては、キッチンユニット1がキッチンKとダイニングDとの間に設置されている場合を例示したが、これに限定されない。キッチンユニット1は、キッチンKとリビングダイニングとの間に設置されてもよい。
キッチンユニット1は壁Wに接触している構成に限定されず、壁Wから離隔している構成でもよい。
キッチンユニット1は、コンロ台21、調理台22、及び流し台23が直線状に並設された構成に限定されない。例えば、キッチンユニット1は、コンロ台21、調理台22、及び流し台23が曲線状に並設された構成でもよい。この場合、各バックパネル31〜33夫々は湾曲した板状をなす。
次に、実施の形態2〜5を説明する。実施の形態2〜5のキッチンユニット1は、実施の形態1のキッチンユニット1と略同様の構成である。実施の形態2〜5のキッチンユニット1は、実施の形態1のキッチンユニット1の作用効果と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態 2.
図7は、実施の形態2に係るキッチンユニット1の構成を略示する平面図である。
図8は、収納部4近傍の構成を略示する斜視図である。
本実施の形態では、キャビネット2とバックパネル32との間に、収納部4,5が前後方向に並設されている。
収納部4の側板41,43は、側板41の左端面と側板43の右端面とが接触するように、左右方向に並置されている。側板41,43は、例えば端面同士の接着によって、互いに取り付けられている。
各棚板44は矩形平板である。棚板44の前端面は、側板41,43に接触している。
なお、収納部4は、2枚の側板41,43に替えて、1枚の側板を備えていてもよい。この場合、1枚の側板は、2枚の側板41,43と同程度のサイズである。
収納部5は、収納部4の側板41,43とキャビネット2の調理台22との間に設けられている。
収納部5は、上向きに開口する箱状をなす。収納部5の前後方向の長さは、バックパネル31,33夫々の厚みと同程度である。収納部5の深さは、例えば市販の俎板の長手方向の長さより短い。図に示す収納部5は区隔壁51を有する。区隔壁51は、収納部5の内部を左右に2分する。収納部5は、キャビネット2の後面、バックパネル31の左端面、バックパネル33の右端面、又は収納部4の側板41,43夫々の前面に取り付けられている。
収納部5には、例えば俎板又は料理本が縦置きで収納される。収納部5に対する物品の出し入れは、上側から行なわれる。
なお、収納部5の前面はキャビネット2の背面と共通でもよく、収納部5の後面は収納部4の側板41,43夫々の前面と共通でもよく、収納部5の右側面はバックパネル31の左端面と共通でもよく、収納部5の左側面はバックパネル31の右端面と共通でもよい。
また、収納部4の側板41,43は、実施の形態1の側板41,43と同様の構成でもよい。この場合、最上段の棚板44以外の棚板44,44,…は実施の形態1の棚板44,44,…と同様の構成である。収納部5は、最上段の棚板44とキャビネット2の調理台22との間に設けられる。故に、収納部5を前後方向に大きくすることができる。
実施の形態 3.
図9及び図10は、実施の形態3に係るキッチンユニット1の構成を略示する背面図及び平面図である。
実施の形態1,2のバックパネル31,33夫々は一のバックパネルであり、バックパネル32は他のバックパネルである。
一方、本実施の形態のバックパネル32は一のバックパネルであり、キャビネット2に近接している。バックパネル31,33夫々は他のバックパネルであり、キャビネット2から後方に離隔している。
図では、バックパネル31〜33夫々の床Fからの高さが等しい。故に、バックパネル31〜33及びサイドパネル11の統一感が向上する。
なお、バックパネル31,33夫々の床Fからの高さがバックパネル32の床Fからの高さよりも低くてもよい。
サイドパネル11は、キャビネット2よりも後方に突出する部分を有する。
キャビネット2とバックパネル31との間には、収納部4が設けられている。この収納部4は、側板41,42,42及び棚板44,44,…を有する。
側板41は、バックパネル32の後面の右辺部に取り付けられている。側板42,42夫々はバックパネル31の前面に取り付けられている。棚板44は、一方の長辺部の左端部に、矩形切り欠き状の凹部を有する。棚板44は、長手方向が左右方向に沿う水平な姿勢で、且つ、バックパネル32の側板41に覆われた右端部に矩形切り欠き状の凹部が嵌め合わされた状態で、側板41,42,42及びコンロ台21の後面に取り付けられている。右側の側板42及び各棚板44夫々の右端面は、壁Wに接触している。
キャビネット2とバックパネル33との間にも、収納部4が設けられている。この収納部4は、側板42,42,43及び棚板44,44,…を有する。
側板43は、バックパネル32の後面の左辺部に取り付けられている。側板42,42夫々はバックパネル33の前面に取り付けられている。棚板44は、一方の長辺部の左端部に、矩形切り欠き状の凹部を有する。棚板44は、長手方向が左右方向に沿う水平な姿勢で、且つ、バックパネル32の側板43に覆われた左端部に矩形切り欠き状の凹部が嵌め合わされた状態で、側板42,42,43及び流し台23の後面に取り付けられている。左側の側板42及び各棚板44夫々の左端面は、サイドパネル11に接触している。
以上のようなキッチンユニット1は、2つの収納部4,4を備えているので、キッチンユニット1の物品収納容量を更に増大させることができる。
実施の形態 4.
図11及び図12は、実施の形態4に係るキッチンユニット1の構成を略示する背面図及び平面図である。
キッチンユニット1は、キャビネット2と、2枚のバックパネル32,33と収納部4とを備えている。キャビネット2には、調理台22及び流し台23が直線状にこの順に並設されている。即ち、本実施の形態のキッチンユニット1は、実施の形態1のキッチンユニット1からコンロ台21及びバックパネル31を省略したような構成である。
収納部4は、側板42,42,43及び棚板44,44,…を有する。棚板44は、一方の長辺部の左端部に、矩形切り欠き状の凹部を有する。棚板44は、長手方向が左右方向に沿う水平な姿勢で、且つ、バックパネル33の側板43に覆われた右端部に矩形切り欠き状の凹部が嵌め合わされた状態で、側板42,42,43及び調理台22の後面に取り付けられている。右側の側板42及び各棚板44夫々の右端面は、壁Wに接触している。
キッチンユニット1の前方には、壁Wに垂直な壁に沿って、キッチンキャビネット61及び冷蔵庫62が左右方向に並置されている。
キッチンキャビネット61には、コンロ台611及び調理台612が左右方向に並設されている。
キッチンユニット1は、キッチンキャビネット61と共に、いわゆるII型キッチンを構成することができる。
なお、キッチンユニット1は、II型キッチンに限定されず、例えばいわゆるL型キッチン又はU型キッチンを構成することも可能である。
実施の形態 5.
図13は、実施の形態5に係るキッチンユニット1の構成を略示する平面図である。
図14は、キッチンユニット1の構成を略示する背面図である。
キッチンユニット1は、キャビネット2、2枚のバックパネル31,32、収納部4、箱体71、及び3つの載架部材721,722,722を備える。
実施の形態1のキャビネット2の場合、キッチンK側からキャビネット2に向かって右側にコンロ台21があり、左側に流し台23がある。一方、本実施の形態のキャビネット2の場合、キッチンK側からキャビネット2に向かって右側に流し台23があり、左側にコンロ台21がある。しかしながら、本実施の形態においても、キャビネット2のコンロ台21側を右側といい、キャビネット2の流し台23側を左側という。
本実施の形態のバックパネル32は、キャビネット2から後方に離隔しており、主に調理台22及び流し台23を覆っている。また、バックパネル32は、収納部4を介在してバックパネル31の後面に取り付けられていると共に、後述する支持体13,13を介在してキャビネット2の後面に取り付けられている。
本実施の形態のサイドパネル11の床Fからの高さは、実施の形態1のサイドパネル11の床Fからの高さより低い。サイドパネル11の上端面及び左面は、バックパネル32の上端面及び左端面と面一である。サイドパネル11の後端面はバックパネル32の前面に接触している。
図15は、キッチンユニット1が備える収納部4の構成を略示する側面図である。
図14及び図15に示す収納部4は、キャビネット2とバックパネル32との間に設けられている。図14においては、収納部4及び支持体13,13等を図示するために、バックパネル32が想像線で示されている。図15には、壁W側から見た収納部4が示されている。
収納部4は棚状をなす。収納部4は、2枚の側板41,42、棚板44、天板45、底板46、及び背板47を有する。ただし、図14においては側板41の図示は省略している。
側板41は、実施の形態2の側板41と同様に、バックパネル31の後面を覆う部分と、バックパネル31よりも左側に延設された部分とを有する。
側板42の前面は、側板41の後面に対向している。
天板45及び底板46夫々は矩形平板であり、例えば木材製である。天板45及び底板46夫々は、夫々の一面が水平になるようにして、側板41,42に取り付けられている。天板45は、側板41,42夫々の上辺部に亘る。天板45の上面の床Fからの高さは、キャビネット2のバックガード241の床Fからの高さより低い。底板46は天板45の下方に配されている。
背板47は矩形平板であり、例えば木材製である。背板47は、側板41,42、天板45、及び底板46夫々に直交し、側板41,42、天板45、及び底板46夫々の左辺部同士に亘るようにして、側板41,42、天板45、及び底板46夫々に取り付けられている。
棚板44は矩形平板であり、例えば木材製である。棚板44は、棚板44の一面が水平になるようにして、側板41,42に架け渡されている。棚板44は、底板46と天板45との間に配されている。
収納部4は壁Wに向けて開口しているので、キッチンK及びダイニングDを結ぶ通路にいる使用者から収納部4の内部が目隠しされている。
キッチンユニット1は、目隠し部材12、2つの支持体13,13、及び支持板14を備える。
図13〜図15に示す目隠し部材12は、キッチンユニット1を前側又は後側から見た場合にバックパネル31,32が互いに重なり合っている部分、且つ収納部4の上側の空隙に配され、この部分を目隠しする。
更に詳細には、目隠し部材12は、矩形状の底板121を有する有底筒である。目隠し部材12は、底板121の外面が上向きになるようにして、収納部4の天板45の右端部に取り付けられている。目隠し部材12の4枚の側板の内、左右方向に対向する2枚の側板122,122は、バックパネル31,32夫々に直交する。一方の側板122はバックパネル31の左端部とバックパネル32とに亘り、他方の側板122はバックパネル31とバックパネル32の右端部とに亘る。側板122,122は、収納部4の上側におけるバックパネル31,32間の空隙を目隠しする。
各側板122には貫通孔123が設けられている。貫通孔123には、配線用差込接続器のプラグ受けが、差込プラグを受ける面が外向きになるようにして嵌め込まれている。
図14に示すように、支持体13は、一面が全面的に開口している矩形箱状をなす。支持体13は、収納部4とサイドパネル11との間に配され、支持体13の開口に対向する面が収納部4の背板47に平行になるようにして、キャビネット2及びバックパネル31に取り付けられている。支持体13の上面の床Fからの高さは、収納部4の上面の床Fからの高さと同程度である。支持体13,13の一方はサイドパネル11の右面に接触しており、他方はサイドパネル11と収納部4との間の中央部に配されている。
なお、支持体13は矩形箱状に限定されない。
支持板14は一方向に細長い矩形板である。支持板14は、支持板14の一面が水平になり、支持板14の長手方向が左右方向に沿うようにして、支持体13,13及び収納部4夫々の上面に取り付けられている。
図16は、キッチンユニット1が備える箱体71の構成を略示する斜視図である。
図13〜図16に示す箱体71は耐水性を有し、例えばステンレス製である。箱体71は、箱本体711及びフランジ712を有する。
箱本体711は矩形箱であり、一方向に細長い矩形状の底板71aと、底板71aの2つの長辺から立ち上がる2つの側板71b,71bと、底板71aの2つの短辺から立ち上がる2つの側板71c,71cとを有する。図16には、箱体71の箱本体711の長手方向の一端部が図示されている。
箱体71は、箱本体711が上向きに開口し、箱本体711の長手方向が左右方向に沿い、キャビネット2、バックパネル32、サイドパネル11、及び目隠し部材12に囲まれるようにして、支持板14に載置されている。側板71b,71bは前後方向に互いに対向し、側板71c,71cは前後方向に互いに対向している。
支持板14に下側から支持されることによって、箱体71の長さ方向の曲げ剛性が高まる。支持板14は、箱体71の底板71aと支持体13,13及び収納部4夫々の上面との間に介在するスペーサとしても機能する。
フランジ712は、箱本体711の側板71b,71b,71c,71cから外向きに突出するようにして、箱本体711の開口周縁部を縁取っている。フランジ712の上面の床Fからの高さは、キャビネット2のバックガード241の床Fからの高さと同程度か、やや高い。
フランジ712とキャビネット2、バックパネル32、サイドパネル11、及び目隠し部材12との間には、防水性を有する接着剤が充填されていることが望ましい。
フランジ712と各側板71bとの境界部分には、載置面713及び接触面714を有する段部が設けられている。
載置面713は左右方向に細長く、底板71aに平行な上向きの面である。載置面713の内側の長辺からは側板71bが垂れ下がっている。載置面713の外側の長辺からは接触面714が立ち上がっている。
接触面714は左右方向に細長く、側板71bに平行な面である。接触面714は、フランジ712の上面から垂れ下がっている。
載架部材721,722,722夫々は耐水性を有し、一方向に長い矩形板状又は矩形皿状をなす。図16には、載架部材722の長手方向の一端部が図示されている。
図13及び図16に示す載架部材721,722,722夫々の短手方向の長さは箱体71の接触面714,714間の前後方向の長さと同程度である。載架部材721,722,722夫々は、夫々の短手方向が前後方向に沿うようにして、箱体71の載置面713,713に架け渡されて載置される。載置面713,713に架け渡された載架部材721,722,722夫々は、接触面714,714に接触する。
載架部材721は俎板置きである。載架部材721を俎板置きとして使用する場合、載架部材721は流し台23の水槽232の開口周縁部に架け渡される。載架部材721を俎板置きとして使用しない場合、載架部材721は箱体71に架け渡される。つまり、使用されていない俎板置きをコンパクトに収納することができる。しかも、箱体71に架け渡された載架部材721には物品を載置することが可能である。
各載架部材722は、底板に複数の開口が設けられた水切りトレイである。箱体71に架け渡された載架部材722には、濡れた物品が載置される。物品に付着した水は、載架部材722に受け止められ、載架部材722の開口から箱体71に滴下する。
載架部材721,722,722を全て箱体71の載置面713,713に架け渡すことによって、箱体71の内部を目隠しすることができる。
載架部材721,722,722の少なくとも1つを載置面713,713から取り外すことによって、箱体71に物品を収容することができる。箱体71は耐水性を有するので、箱体71には濡れた物品を収容して自然乾燥させることが可能である。
箱体71が深い場合(例えば深さ13cm程度)、箱体71に収容された物品がバックパネル32の上端面を越えて上側に突出することが抑制される。
箱体71が浅い場合(例えば深さ5cm程度)、キッチンKにいる使用者が箱体71の内部を容易に清掃することができる。
なお、箱体71の内部における載架部材722の下側に水受けトレイが載置されてもよい。この場合、水受けトレイを箱体71から取り出すことによって、箱体71へ滴下した水を容易に排出することができる。
また、箱体71の底板71aに、排水管に接続された排水口が設けられ、箱体71の排水管が、流し台23の水槽232の排水管に接続されてもよい。
なお、載架部材は俎板置き及び水切りトレイ等に限定されない。
以上のように、キャビネット2とバックパネル32との間に箱体71が設けられている上に、箱体71に載架部材721,722,722が架け渡されるので、キッチンユニット1の利便性を更に向上させることができる。
箱体71は収納部4の上側に設けられているので、箱体71と収納部4とが干渉し合うことがない。また、流し台23からの水跳ねは箱体71によって受け止められるので、収納部4又は収納部4に収納された物品の汚損が抑制される。
実施の形態1〜4のキッチンユニット1は収納部4を備えて箱体71を備えず、実施の形態5のキッチンユニット1は収納部4と箱体71とを備えるが、キッチンユニット1は収納部4を備えず箱体71を備えてもよい。この場合、例えばバックパネル31,32の間を、例えばバックパネル31,32夫々に直交する化粧パネルで目隠ししてもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 キッチンユニット(対面式キッチンユニット)
2 キャビネット(キッチンキャビネット)
21 コンロ台
22 調理台
23 流し台
31〜33 バックパネル
4,5 収納部
41〜43 側板
44 棚板
71 箱体
713 載置面(上向きの面)
721,722 載架部材
D ダイニング
K キッチン

Claims (8)

  1. キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットにおいて、
    前記キッチンに正面を向けるキッチンキャビネットと、
    夫々が前記キッチンキャビネットを背後から覆い、該キッチンキャビネットよりも高く突出している複数枚のバックパネルと
    を備え、
    該複数枚のバックパネルの内、
    一のバックパネルは前記キッチンキャビネットに近接しており、
    他のバックパネルは前記キッチンキャビネットから後方に離隔しており、
    前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間に収納部が設けられており、
    前記他のバックパネルは前記収納部に対して相対的に不動に設けられていることを特徴とする対面式キッチンユニット。
  2. 前記収納部は、前記他のバックパネルに平行な側板及び水平な棚板を有する棚状をなし、前記他のバックパネルによって目隠しされていることを特徴とする請求項1に記載の対面式キッチンユニット。
  3. 前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間、且つ前記収納部の上側に、耐水性を有し、上向きに開口している箱体が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の対面式キッチンユニット。
  4. キッチンとダイニング又はリビングダイニングとの間に設置される対面式キッチンユニットにおいて、
    前記キッチンに正面を向けるキッチンキャビネットと、
    夫々が前記キッチンキャビネットを背後から覆い、該キッチンキャビネットよりも高く突出している複数枚のバックパネルと
    を備え、
    該複数枚のバックパネルの内、
    一のバックパネルは前記キッチンキャビネットに近接しており、
    他のバックパネルは前記キッチンキャビネットから後方に離隔しており、
    前記キッチンキャビネットと前記他のバックパネルとの間に、耐水性を有し、上向きに開口している箱体が設けられていることを特徴とする対面式キッチンユニット。
  5. 前記箱体の開口周縁部には、前後方向に互いに離隔している2つの上向きの面が設けられており、
    該2つの上向きの面に架け渡されて載置される載架部材を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の対面式キッチンユニット。
  6. 隣り合う前記一のバックパネル及び前記他のバックパネル夫々は、互いに近い周縁部同士が前後方向に対向配置されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の対面式キッチンユニット。
  7. 前記他のバックパネルの高さは前記一のバックパネルの高さ以下であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の対面式キッチンユニット。
  8. 前記他のバックパネルの高さは前記一のバックパネルの高さ未満であり、
    前記キッチンキャビネットには、調理台と流し台又はコンロ台とが並設されており、
    前記他のバックパネルは前記調理台を覆い、
    前記一のバックパネルは前記流し台又は前記コンロ台を覆うことを特徴とする請求項7に記載の対面式キッチンユニット。
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