JP4647310B2 - サイクロスポリン3−位誘導体の毛髪成長のための利用 - Google Patents

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Description

本発明はサイクロスポリン誘導体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤に関し、さらに詳しくは3−位が改変されたサイクロスポリン誘導体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤に関する。
人間の頭皮には、平均して約10万から15万本ほどの毛髪が含有されている。それぞれの毛髪は、主として三つの成長段階、即ち、発育期(anagen)、退行期(catagen)、休止期(telogen)を有し、その後、脱落する。このような毛髪成長サイクルは、3〜6年の周期で繰り返され、一つのサイクルの長さは他のサイクルのそれとは異なる。その結果、平均的な成人で、通常、毎日約50本から100本の毛髪が脱落する。一般に、脱毛症とはこのような発育成長期の期間が短くなり、退行期及び休止期の毛髪の割合が多くなって、抜け毛の数が過剰に且つ異常に増加する現象に因るものである。
例えば、血液循環不良説、男性ホルモン作用過剰説、皮脂分泌過剰説、過酸化物、細菌などによる頭皮機能低下説、遺伝的要因、老化、ストレスなどの脱毛を説明する多くの説がある。しかしながら、明確なメカニズムは明らかにされていない。最近、食生活の変化、現代の社会環境などによるストレスの増加などにより脱毛で悩んでいる人口が増えつつある傾向にある。また、脱毛症に罹る人の年齢も低くなっており、しかも女性の脱毛症人口も上昇しつつある。
脱毛症の治療や予防のために、最も幅広く使用されている製剤の一つはミノキシジル含有製剤である。アメリカFDAの承認を受けている毛髪再生剤は二つあり、ミノキシジルはそれら承認を受けている毛髪再生剤のうちの一つである。ミノキシジルは、当初は血圧降下を目的とした高血圧薬剤として開発された。しかしながら、この薬剤を使用した際に、副作用として発毛効果が観察されたことから、それ以後、この薬剤は、毛髪再生剤として有名になった。ミノキシジルが毛髪再生剤として作用するメカニズムについては明確に解明されていないが、ミノキシジルが血管を拡張させることにより血流量が増加し、それによって毛根に多くの栄養が供給され、その結果として毛髪の成育が増進されると推測されている。
このような血流量増加モデルはミノキシジルが毛根を構成する主要細胞である真皮乳頭で血管拡張に関わる成長因子である血管内皮成長因子(VEGF)の発現を増幅させるという最近の報告によって間接的に支持されている。また、ミノキシジルの毛髪回復メカニズムにおける血管拡張効果以外にも、ミノキシジルが体外培養で毛根中の真皮乳頭細胞の活性化を増進すると共に、体外での小胞の組織培養において毛嚢の成育を増進させることが報告されている。これらの事実は、ミノキシジルが成長因子として毛根に直接作用していることを示している。
更に、最近メルク(Merck)社が発売開始したプロぺシア(Propecia)の主成分であるフィナステライド(finasteride)は、脱毛症の治療剤として使用される。それは、男性ホルモンであるテストステロンが、テストステロンよりも更に強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロンに転換されることを抑制する。1997年12月、フィナステライドの1mg錠が男性型脱毛症の治療のための男性用のみの毛髪再生剤としてFDAから使用承認を受けて現在販売中である。臨床試験において、それは有意な毛髪成長促進効果を有することが証明されている。しかしながら、フィナステライドには、副作用として男性機能を抑制する虞があることも報告されている。フィナステライドもミノキシジルも臨床試験における効果がさほど優れず、しかも副作用に対する虞があることから、新たな改善された毛髪再生剤の開発のための多くの研究がなされている。
サイクロスポリン系の薬剤は免疫抑制活性を有している。これらはまた、ウィルス、真菌類、原虫等の成長を抑制する効果を有していると共に、腎臓毒性、肝毒性、高血圧、歯周組織肥大、発毛効果等々の様々な生理学的な効果を副作用として有している。代表的なサイクロスポリンであるサイクロスポリンAは数個のN−メチルアミノ酸と8番目の位置にD−アラニンを有する11個のアミノ酸で構成された環状のペプチドであって、以下の化学式を有している。
Figure 0004647310
上記式中、MeBmtは、N−メチル−(4R)−4−[(E)−2−ブテニル]−4−メチル−L−スレオニンであり、AbuはL−α−アミノ酪酸であり、Sarはサルコシンであり、MeLeuはN−メチル−L−ロイシンであり、ValはL−バリンであり、AlaはL−アラニンであり、DAlaはD−アラニンであり、そしてMeValはN−メチル−L−バリンである。
上記化学式1のサイクロスポリンAのアミノ酸の形態は、特に指定がなければ、L−配置である。アミノ酸残基の番号は上記構造式1で示した通り、MeBmtから出発して、即ち、MeBmtを1番にして、時計方向の順序で最後のMeVal(N−メチル−L−バリン)を11番とする。サイクロスポリンAからZを含む多様な誘導体の命名法は一般に使用される方法に基づく。例えばサイクロスポリンAの2−位のAbuが、L−アラニン、L−スレオニン、L−バリン又はL−ノルバリンで置換された場合、得られた誘導体は、それぞれサイクロスポリンB、サイクロスポリンC、サイクロスポリンD又はサイクロスポリンGと命名される。また、サイクロスポリン誘導体のアミノ酸残基がサイクロスポリンA分子のそれらと異なる場合、誘導体の命名はその置換基を記載することにより表示される。例えば、サイクロスポリンAの3番目の残基であるサルコシンが、[D−2−エチルチオ−sar]又は[D−2−プロピルチオ−sar]で置換された場合、こうして製造される誘導体はそれぞれ[D−2−エチルチオ−sar]サイクロスポリンA又は[D−2−プロピルチオ−sar]サイクロスポリンAと命名される。また一方、一般的に使用されるアミノ酸略語法、例えば、N−メチル−L−ロイシンはMeLeu、N−メチル−L−イソロイシンはMeIle、N−メチル−L−バリンはMeVal、N−メチル−L−アラニンはMeAla、N−メチル−L−ノルバリンはMeNva、L−ロイシンはLeu、L−イソロイシンはIle、サルコシンはSar、L−セリンはSer、L−バリンはVal、L−アラニンはAla、D−アラニンはDAla、L−アミノ酪酸はAbu、L−スレオニンはThr、そしてL−ノルバリンはNvaがそれぞれ用いられる。
これまで、サイクロスポリンの毛髪再生剤としての開発可能性について多くの研究グループによって検討されてきた。特に、動物の発毛試験、ヒトの円形脱毛症、ヒト男性型脱毛症及び動物モデルでの化学療法による脱毛抑制効果などについての研究が幅広くなされてきた。マウスの背中での比較試験結果によれば、サイクロスポリンは、ミノキシジルより約100倍ほど優れた発毛効果を有することが示されている。この結果に基づいて、サイクロスポリンを男性型脱毛症の治療剤として利用する試みがなされており、数多くの特許出願がなされている。
例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3はサイクロスポリン誘導体の毛髪再生剤としての利用を開示している。また。特許文献4は、8−位が改変されたサイクロスポリン誘導体を教示しており、特許文献5はイソサイクロスポリンを教示している。更に、特許文献6及び特許文献7は、毛髪再生剤としてサイクロスポリンを使用する場合に、サイクロスポリンが経皮吸収性に優れていることを開示している。
特開昭60−243008号 特開昭62−19512号 特開昭62−19513号 ヨーロッパ特許公開公報第0414632B1号 国際特許公開公報第93/17039号 アメリカ特許第5,807,820号 イギリス特許第2,218,334A号
従って、本発明は、サイクロスポリンAの副作用に係わる上記問題点に鑑みなされたもので、有効成分としてサイクロスポリン誘導体を含んでなる、優れた毛髪成長促進能を有する毛髪成長促進剤を提供することを目的とする。
毛髪成長促進効果を有する新規な薬剤の開発を目的とし、本発明者らは多数のサクロスポリンの3−位類縁体を化学的に合成し、そしてそれらの毛髪成長促進効果を検討した。そして、本発明はサイクロスポリン誘導体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤を提供する。
本発明の一態様によれば、下記式1で表されるサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤の提供によって、上記の及びその他の目的が達成することができ、これは毛髪成長促進効果を有する新規な薬剤の開発を目的として、その多数の誘導体を合成してそれらの毛髪成長促進効果を評価することによってなされた。
Figure 0004647310
ここにおいて、MeBmtはN−メチル−(4R)−4−[(E)−2−ブテニル]−4−メチル−L−スレオニンを示し;AbuはL−アミノ酪酸を示し、Xは一般式、
Figure 0004647310
ここにおいて、Rは水素、チオアシル、非置換又はアミノ、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、エステル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、アリール、アルキルアミノ及びジアルキルアミノからなる群より選ばれる1つ以上で置換されているC〜C直鎖又は分枝状のアルキル、アルケニル又はアルキニル残基、非置換又はアミノ、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、エステル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、アリール、アルキルアミノ及びジアルキルアミノからなる群より選ばれる1以上で置換されている環状又はアリール残基、及び(C=X’)−R’(ここにおいて、X’は酸素又は硫黄であり、R’は水素、非置換又はアミノ、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、エステル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、アリール、アルキルアミノ及びジアルキルアミノからなる群より選ばれる1つ以上で置換されているC〜C直鎖又は分枝状のアルキル、アルケニル又はアルキニル残基、及び非置換又はアミノ、ヒドロキシ、ハロ、ハロアルキル、エステル、アルコキシ、シアノ、ニトロ、アリール、アルキルアミノ及びジアルキルアミノからなる群より選ばれる1つ以上で置換されている環状又はアリール残基からなる群より選ばれるものである)からなる群より選ばれるものである)で表され;MeLeuはN−メチル−L−ロイシンを示し;ValはL−バリンを示し;AlaはL−アラニンを示し;DAlaはD−アラニンを示し;MeValはN−メチル−L−バリンを示す。
本発明の他の態様によれば、下記の式2で表される、毛髪成長促進効果に優れたサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤が提供される。
Figure 0004647310
ここにおいて、MeBmtはN−メチル−(4R)−4−[(E)−2−ブテニル]−4−メチル−L−スレオニンを示し;AbuはL−アミノ酪酸を示し;X’は[D−2−エチルチオサルコシン]、[D−2−プロピルチオサルコシン]、[D−2−イソプロピルチオサルコシン]、[D−2−アリルチオサルコシン]、[D−2−ベンジルチオサルコシン]、 [D−2−(4−ニトロフェニル)チオサルコシン]又は[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオサルコシン]であり;MeLeuはN−メチル−L−ロイシンを示し;ValはL−バリンを示し;AlaはL−アラニンを示し;DAlaはD−アラニンを示し;MeValはN−メチル−L−バリンを示す。
本発明の更なる態様によれば、液剤、スプレー、ゲル、ペースト、乳剤、クリーム、コンディショナー又はシャンプーの形状で製剤化することができるサイクロスポリン3−位類縁体を含有してなる組成物である、毛髪成長促進剤が提供される。
この発明の前記及び他の目的、特徴及び利点は、添付図面を参照する次の詳細な説明によって明確に理解されるであろう。
以下、本発明を実施例により詳述する。これらの実施例は例示に過ぎず、本発明はこれら実施例に限定されると解釈されるものではない。
[実施例1]
サイクロスポリンAの3−位類縁体の合成
サイクロスポリンAのアルキル化は以下の一般的な方法に従って行った。窒素テトラヒドロフラン(THF)にジイソプロピルアミン((i−Pr)NH)を加え、雰囲気下、−78℃でブチルリチウム(BuLi)のヘキサン溶液を加えて、30分間撹拌した。こうして生成されたLDA(リチウムイソジプロピルアミド)溶液にサイクロスポリンAのTHF溶液を加えて1時間撹拌した後、求電子試薬を加えた。
[実施例1−1]
[D−2−エチルチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物1の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化エチル(Et、1.6ml)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後、20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.32g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図1及び図2にそれぞれ示されている。
[実施例1−2]
[D−2−プロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物2の合成
上記の一般的の方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化プロピル(Pr、1.8ml)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後、20mlの水を加えた、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.21g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図3及び図4にそれぞれ示されている。
[実施例1−3]
[D−2−イソプロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物3の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化イソプロピル(i−Pr、1.8ml)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.12g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図5及び図6にそれぞれ示されている。
[実施例1−4]
[D−2−アリルチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物4の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化アリル((CH=CHCH、2.0ml)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.15g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図7及び図8にそれぞれ示されている。
[実施例1−5]
[D−2−ベンジルチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物5の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化ベンジル((CCH、3g)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.23g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図9及び図10にそれぞれ示されている。
[実施例1−6]
[D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物6の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化(4−ニトロフェニル)((4−NO、4.2g)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.11g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図11及び図12にそれぞれ示されている。
[実施例1−7]
[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar ]サイクロスポリンA:化合物7の合成
上記の一般的な方法に従い、THF(100ml)、(i−Pr)NH(1.6ml)、BuLi(4.0ml)、THF(10ml)に溶解したサイクロスポリンA(1.0g)及び二硫化(テトラメチルチウラム)(((CHNCS)、2.9g)を使用した。反応混合物を0℃で24時間攪拌した後20mlの水を加え、次いで濃縮した。残渣に酢酸エチル(EtOAc)を加え、水及び飽和塩化ナトリウム水で順次に洗浄し、無水MgSOで乾燥した。濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(シリカゲル100g、ジクロロメタン:メチルアルコール=100:1〜50:1)で精製し、次いでHPLCで精製して表題化合物(0.11g)を得た。この化合物の分子量をFAB MS(ZMS AX 505H)分析で決定した。分子の構造を確認するため、H−NMRには600MHz(Bruker)で、13C−NMRには150(Bruker)で核磁気共鳴(NMR)測定を行った。そのスペクトルは図13及び図14にそれぞれ示されている。
[製剤例1]
ヘアートニック
[製剤例1−1]
[D−2−エチルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表1に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表1の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−2]
[D−2−プロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表2に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表2の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−3]
[D−2−イソプロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有へアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表3に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表3の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−4]
[D−2−アリルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表4に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表4の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−5]
[D−2−ベンジルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表5に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表5の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−6]
[D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表6に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表6の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例1−7]
[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアートニックの製造
それぞれの成分を混合、撹拌し、完全に溶解させて、下記表7に示される組成の3種の毛髪成長促進トニックを調製した。表7の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアートニックと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2]
ヘアクリーム
[製剤例2−1]
[D−2−エチルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表8に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表8の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−2]
[D−2−プロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表9に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表9の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−3]
[D−2−イソプロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表10に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表10の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−4]
[D−2−アリルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表11に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表11の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−5]
[D−2−ベンジルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表12に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表12の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−6]
[D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar ]サイクロスポリンA([D−2−(4−nitrophenyl)thio−Sar ]Cyclosporin A)含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表13に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表13の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例2−7]
[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar ]サイクロスポリンA([D−2−(dimethylthiocarbamyl)dithio−Sar ]Cyclosporin A)含有ヘアクリームの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表14に示される組成の3種のヘアークリームを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調節するために加えた。
表14の組成物1は、後述する試験例による動物実験での評価で、0.1%サイクロスポリンA含有の通常のヘアークリームと同等のレベルの毛髪成長促進効果を有することが判った。
Figure 0004647310
[製剤例3]
シャンプ
[製剤例3−1]
[D−2−エチルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表15に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−2]
[D−2−プロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表16に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−3]
[D−2−イソプロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表17に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−4]
[D−2−アリルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表18に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−5]
[D−2−ベンジルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表19に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−6]
[D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表20に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例3−7]
[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar ]サイクロスポリンA含有シャンプの製造
香料、着色剤及び水を除いた各成分を混合し、混合物を撹拌下に加熱して完全に溶解させた。室温まで冷却した後、混合物を香料及び着色剤と混合した。最後に水を総量が100%になるように加えて、下記表21に示される組成の3種のシャンプーを調製した。
Figure 0004647310
[製剤例4]
ヘアーコンディショナー
[製剤例4−1]
[D−2−エチルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナーの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表22に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−2]
[D−2−プロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナーの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表23に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−3]
[D−2−イソプロピルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナ−の製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表24に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−4]
[D−2−アリルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナーの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表25に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−5]
[D−2−ベンジルチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナ−の製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表26に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−6]
[D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナーの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表27に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
[製剤例4−7]
[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar ]サイクロスポリンA含有ヘアーコンディショナーの製造
油相成分及び水相成分をそれぞれ別の容器で混合し、それぞれの混合物を80℃に加熱して完全に溶解させた。二相の成分を混合し、乳化した後、室温まで冷却した。これに香料及び着色剤のような添加物を混合して、下記表28に示される組成の3種のヘアーコンディショナーを調製した。水は油相成分と水相成分を含む全量を100%に調整するために加えた。
Figure 0004647310
試験例
本発明のサイクロスポリン誘導体の毛髪成長促進効果試験
生後6〜7週の雌C57BL/6マウスを使用した。背中部位の毛を電気剃刀を用いて除去した後、各マウスの重さを計って体重が均一に分散されるようランダムに幾つかの試験グループに分けた。順応期間を1日設けた。次の日から、その背中部位にサイクロスポリンA及び実施例1でHPLCにより精製したサイクロスポリンA誘導体(化合物1〜7)100μl(濃度:0.1%w/v)を1日1回、30日間塗布した。その結果は育毛の程度を肉眼で測定することにより判断した。それぞれの除毛した領域に関して、新生毛が育った面積の割合を求めて比較した。
表29から判るように、本発明のサイクロスポリン誘導体は、ベヒクル(vehicle)だけを塗布した対照群に比べて顕著な毛髪成長促進効果がある。更に、本発明の誘導体は、サイクロスポリンAの場合と同等のレベルの毛髪成長促進効果を示す。一方、30日の実験過程を通して背中の状態を比較したが、対照群及び全ての試験群のマウスで特異な皮膚刺激所見は認められなかった。
Figure 0004647310
上記結果から、本発明のサイクロスポリン誘導体は、液剤、スプレー、ゲル、ペースト、乳剤、クリーム、コンディショナー、シャンプー等々の種々の形状に剤型化することが出来る。多数の形状を得ることができるが、ここでは特に商業的に多用されるヘアートニック、クリーム、コンディショナー、及びシャンプーを提供する。前記実験例が示すように、本発明のサイクロスポリン誘導体は対照群に比べ、優れた発毛効果を示した。
上記から明らかのように、本発明は優れた毛髪成長効果を示す、サイクロスポリンAの3−位が置換されているサイクロスポリン誘導体を有効成分として含有してなる毛髪成長促進剤を提供する。
[D−2−エチルチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−エチルチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルをである。 [D−2−プロピルチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−プロピルチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルである。 [D−2−イソプロピルチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−イソプロピルチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルである。 [D−2−アリールチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−アリールチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルである。 [D−2−ベンジルチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−ベンジルチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルをである。 [D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−(4−ニトロフェニル)チオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルである。 [D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar]サイクロスポリンAのH−NMRスペクトルである。 [D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオ−sar]サイクロスポリンAの13C−NMRスペクトルである。

Claims (9)

  1. 式1:
    Figure 0004647310
    [ここにおいて、MeBmtはN−メチル−(4R)−4−[(E)−2−ブテニル]−4−メチル−L−スレオニンを示し;AbuはL−アミノ酪酸を示し、Xは[D−2−エチルチオサルコシン]、[D−2−プロピルチオサルコシン]、[D−2−イソプロピルチオサルコシン]、[D−2−アリルチオサルコシン]、[D−2−ベンジルチオサルコシン]、[D−2−(4−ニトロフェニル)チオサルコシン]又は[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオサルコシン]を示し;
    MeLeuはN−メチル−L−ロイシンを示し;
    ValはL−バリンを示し;
    AlaはL−アラニンを示し;
    DAlaはD−アラニンを示し;
    MeValはN−メチル−L−バリンを示す]
    で表されるサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  2. Xが[D−2−エチルチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  3. Xが[D−2−プロピルチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  4. Xが[D−2−イソプロピルチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  5. Xが[D−2−アリルチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  6. Xが[D−2−ベンジルチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  7. Xが[D−2−(4−ニトロフェニル)チオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  8. Xが[D−2−(ジメチルチオカルバミル)ジチオサルコシンである請求項1に記載のサイクロスポリンの3−位類縁体を有効成分として含有してなる、毛髪成長促進剤。
  9. 液剤、スプレー、ゲル、ペースト、乳剤、クリーム、コンディショナー及びシャンプ−からなる群より選ばれる形状で製剤化されてなる、請求項1ないし8のいずれかに記載の毛髪成長促進剤。
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