JP2002518519A - サイクロスポリン誘導体の新規製造方法 - Google Patents

サイクロスポリン誘導体の新規製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヘキサメチルジシラザン金属塩を用い、場合により金属ハロゲン化物の存在下でサイクロスポリンを処理してサイクロスポリン誘導体を製造するための中間体であるポリアニオンの新規製造方法に関する。処理されたサイクロスポリンは、1個または数個の遊離ヒドロキシル基および/またα位に非メチル化窒素原子および/または場合により脱プロトン化または保護された形にある脱プロトン化が可能ないずれかのその他の酸基を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、サイクロスポリンのヘキサメチルジシラザン金属塩を用いる処理か
らなる、3−位において変性されたサイクロスポリン誘導体の新規製造方法に関
する。
【0002】 サイクロスポリン類は、環状ポリ−N−メチル化ウンデカペプチドの群を構成
し、これらは多くの場合に免疫抑制性、抗炎症性および駆虫性を有するが、しか
し非免疫抑制剤であることもあり、またHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に対し
ても活性であることもできる。
【0003】 単離された最初の天然サイクロスポリン類の一種は、サイクロスポリンAの名
称で知られており、その構造は下記である。
【0004】
【化11】
【0005】 今日では、多数の天然サイクロスポリン類が公知であり、単離されており(例え
ばサイクロスポリン類A〜Z、以後「サイクロスポリン類」とする)、多数の合
成サイクロスポリン類が製造されている(以後「サイクロスポリン誘導体」とす
る)。
【0006】 3−位で変性されたサイクロスポリン誘導体は、特許EP194,972中に
開示された方法に従って最近得られている。この方法は、特には、第一段階で、
サイクロスポリンを有機金属誘導体を用いて不活性雰囲気中で処理し、次いで、
第二段階で、3−位で変性されたサイクロスポリン誘導体を求電子剤を加えて製
造することからなる。この方法の主要な欠点は、総括収率が一般に極めて低いこ
とである。さらに、大過剰の求電子剤の存在下で操作する必要がある。さらに、
Rエピマーに対して著しい量のSエピマーがこの方法で形成され、従って分離段
階が必要となる。
【0007】 本出願人の会社は、今や、本発明による方法が、3−位で変性されたサイクロ
スポリンを著しく改善された収率で得ることができることを明らかにした。本方
法の別の利点は、反応が大幅に高い温度および著しく低い過剰の求電子剤を用い
て実施されることにあり、これは工業規模での実施を容易とする。本出願人の会
社は、また要求されるRエピマーがさらに高い選択率で形成されることを明らか
にしている。
【0008】 このように、本発明は、サイクロスポリン誘導体の製造における中間体である
ポリアニオンが、サイクロスポリンをヘキサメチルジシラザン金属塩を用い、場
合により金属ハロゲン化物の存在下で、処理して製造されることを特徴とする。
【0009】 得られるポリアニオンは、一般式:
【0010】
【化12】
【0011】 〔式中、
【0012】
【化13】
【0013】 は1個またはそれ以上の遊離ヒドロキシル基および/またはα−位において1個
またはそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プロ
トン化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護され
た形にあるサイクロスポリンを表す〕を有する。
【0014】 反応は、一般に、脂肪族または環状エーテル、芳香族炭化水素またはこれらの
溶剤の混合物中で実施される。例として、テトラヒドロフラン(THF)、t−
ブチルメチルエーテル(TBME)、ジメトキシエタン(DME)、アニソール
、ジオキサンまたはトルエンが挙げられる。反応は好ましくはt−ブチルメチル
エーテル中またはテトラヒドロフラン中で、芳香族炭化水素の存在下で行われる
【0015】 サイクロスポリンの処理は、−40〜0℃の間の温度で実施される。反応は、
好ましくは−25〜−15の間の温度で開始される。
【0016】 反応は、本発明によりヘキサメチルジシラザン金属塩の20〜30モル当量、
好ましくは23〜28モル当量の存在下で実施される。ヘキサメチルジシラザン
金属塩は、例示すればヘキサメチルジシラザンアルカリ金属塩であってもよい。
特には、ヘキサメチルジシラザンリチウム塩、ヘキサメチルジシラザンナトリウ
ム塩またはヘキサメチルジシラザンカリウム塩であってもよい。反応は、好まし
くはヘキサメチルジシラザンリチウム塩の存在下でで行われる。
【0017】 本発明の変法によると、サイクロスポリンポリアニオンの製造は、金属ハロゲ
ン化物の存在下で実施できる。これらは、例えば、塩化リチウム、塩化セシウム
、フッ化セシウム、塩化水銀(II)、塩化銅(I)などであってもよい。反応
は、好ましくは塩化セシウムまたは塩化リチウム2〜8モル当量およびさらに好
ましくは塩化セシウム5〜7モル当量の存在下で実施される。
【0018】 さらに、溶液の総重量に関して含められるサイクロスポリンの割合(重量/重
量)は、一般に10%未満またはこれと等しい。反応は、好ましくは6%未満ま
たはこれと等しいサイクロスポリンの割合で実施される。好ましくは、サイクロ
スポリン2〜5%が導入される。
【0019】 本発明の好ましくは態様によると、得られるサイクロスポリンは、式:
【0020】
【化14】
【0021】 〔式中、 i)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に定
義されるか、あるいは ii)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
定義されるが、ただし、4−位においてアミノ酸4’−ヒドロキシ−MeLeu
を有すると定義されているR4 およびZ4 を除き、あるいは iii)置換基R2 およびR5 からR11およびZ2 およびZ5 からZ11は、サイ
クロスポリンAと同様に定義され、そして ・Z1 は、メチル基であり、そしてR1 は式:
【0022】
【化15】
【0023】 を有し −Rは、式−CH2 −CH=CH−CH2 −R’(式中、R’はアルキルチオ
、アミノアルキルチオ、アルキルアミノアルキルチオ、ジアルキルアミノアルキ
ルチオ、ピリミジニルチオ、チアゾリルチオ、N−アルキルイミダゾリルチオ、
ヒドロキシアルキルフェニルチオ、ヒドロキシアルキルフェニルオキシ、ニトロ
フェニルアミノまたは2−オキソピリミジン−1−イル基である)の基であり、
または −Rは、式−CH2 −S−Alk(式中、Alkはアルキル基を表す)の基で
あり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸メチルロイシン(MeLeu)
または4’−ヒドロキシMeLeuが存在する基であり、あるいは iv) ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式: Ri CH2 CH(CH3 )−CH(OH)−CH(NHCH3 )−COOH (IIIb) (式中、Ri は、n−プロピルまたはプロペニルを表し、そして二重結合は好ま
しくはトランス配置を示す)の置換されたホモトレオニンが存在する基であり、
そして ・R2 およびZ2 は、2−位において、α−アミノ酪酸(αAbu)、バリン(
Val)、ノルバリン(Nva)またはトレオニン(Thr)が存在する基であ
り、そして ・R4 およびZ4 は、4−位において、N−メチル−γ−ヒドロキシロイシンま
たはN−メチル−γ−アセチルオキシロイシンが存在する基であり、そして ・R5 およびZ5 は、5−位において、バリンが存在する基であり、そして ・R6 、Z6 、R9 、Z9 、R10およびZ10は、6−、9−および10−位にお
いて、N−メチルロイシンが存在する基であり、そして ・R7 およびZ7 は、7−位において、アラニン(Ala)が存在する基であり
、そして ・R8 およびZ8 は、8−位において、D−アラニンまたはD−セリンが存在す
る基であり、そして ・R11およびZ11は、11−位において、N−メチルバリンが存在する基であり
、あるいは、 v)Z1 およびR1 は、1−位において、MeBmt置換基または一般式:
【0024】
【化16】
【0025】 (Rj は、水素原子または低級アルキル基、低級アルケニル、低級ハロアルキル
、アリール、低級アルキルオキシ、アルコキシ−C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
キシメチル、低級アルキルチオ、アルキルチオ−C1 〜C6 −アルキル、C1
6 −メルカプトアルキルまたはヘテロアリールを表し、アリールおよびヘテロ
アリール基は1個またはそれ以上の下記の官能基で置換されていることも可能で
ある:C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルカノイル、C1 〜C6 −ハロア
ルキル、ハロゲン、シアノ、C1 〜C3 −ヒドロキシアルキル、C1 〜C6 −ア
ルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキル−S(O)n (式中、n=0、1または2
)、NRb CORc (式中、Rb およびRc は独立してHまたはC1 〜C6 −ア
ルキル、−NO2 、−NRbc 、−ORb 、−CONRbc 、−CORb
−NRb CONRbc 、NRb CORc 、−OCORb 、−SCORb または
−OCH2 O−を表す)、そしてRa は低級アルキルであり、Z1 は低級アルキ
ル、低級フェニルアルキルまたはアリールであり、またXはS、SO、SO2
OまたはNRb を表す)を有する置換基が存在する基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸L−2−アミノ酪酸、ノルバリ
ン、L−トレオニンまたは1−位と同じアミノ酸が存在する置換基であり、そし
て ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸L−バリンまたはノルバリンが
存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z7 およびR7 は、7−位において、アミノ酸L−アラニン、L−2−アミノ
酪酸またはL−フェニルアラニンが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−アラニンまたはL−アラニ
ンが存在する置換基であり、そして ・Z9 およびR9 は、9−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンまた
はN−メチル−L−バリンが存在する置換基であり、そして ・Z10およびR10は、10−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンま
たはL−ロイシンが存在する置換基であり、そして ・Z11およびR11は、11−位において、アミノ酸N−メチル−L−バリン、L
−バリンまたはL−2−アミノ酪酸が存在する基であり、あるいは vi)置換基R4 から11RおよびZ4 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
定義されるものであり、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmtまたはジヒドロMe
Bmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Thr、Valまた
はNvaが存在する置換基であり、あるいは vii)置換基R7 から11RおよびZ7 からZ11は、サイクロスポリンAと同様
に定義されるものであり、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmt、ジヒドロMeBm
tまたは8’−ヒドロキシ−MeBmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
vaまたはMeOThrが存在する置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeaIleま
たはMeaThrが存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸Val、Leu、MeValま
たはMeLeuが存在する基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、またはMeAlaが存在する置換基であり、 ただし、R4 およびZ4 がMeLeuを表す場合には、R5 およびZ5 はMeV
alまたはMeLeuを表すかあるいはR1 およびZ1 は8’−ヒドロキシ−M
eBmtを表し、あるいは viii)置換基R1 から11RおよびZ1 からZ11は、1−位における残基の3
’炭素または2−位における残基のβ炭素がO−アシルまたはオキソにより置換
されているサイクロスポリンAを意味し、そして特には ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式
【0026】
【化17】
【0027】 (式中、−v−w−は、CH2 −CH2 またはトランスCH=CHそしてACY
1 はアシル基を表す)の残基が存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
vaまたはβ−O−アシル化α−アミノ酸が存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、同時にアミノ酸Nvaが2−位にある場
合に、アミノ酸ValまたはNvaが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−AlaまたはD配置を有す
るβ−O−アシル化またはβ−ヒドロキシル化α−アミノ酸が存在する置換基で
あり、そして ・4−、6−、7−および9−から11−位における置換基は、サイクロスポリ
ンAと同様に定義される〕 を有し、1個またはそれ以上のヒドロキシル基および/またはα−位において1
個またはそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プ
ロトン化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護さ
れた形で該一般式(II)中に存在する。
【0028】 本発明による方法から得られた一般式(II)のポリアニオンは、一般式
【0029】
【化18】
【0030】 〔式中: 1)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のi)中に定義のものと同
様であり、そしてR3 は置換基−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を有するシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノによる)フェニ
ル、シクロアルキル(3〜6C)、アルケニル(2〜4C)またはアルキル基を
表すか、またはベンジル基または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を
含む飽和または不飽和の複素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、こ
れらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6環員数を含み、窒素、酸素
または硫黄から選ばれている他のヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によ
りアルキル、フェニルまたはベンジルにより置換されている飽和または不飽和の
複素環を形成している) ・または一般式
【0031】
【化19】
【0032】 (式中、G1 およびG2 は上記と同様に定義され、G3 は、水素原子またはアル
キル基を表し、そしてnは2〜4の整数、上記に定義のアルキル部分または基は
、直鎖または分枝状であり、炭素原子1〜4個を含む)を表す)を表すか、ある
いは 2)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のii)中に定義のものと
同様であり、そしてR3 は−S−CH3 または置換基−S−Alk−R0 (式中
: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を含むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・ヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基または一般式
【0033】
【化20】
【0034】 の上記に定義したものと同様の基を表す)を表し、 3)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11の置換基は、上記のiii)中に定
義のものと同様であり、またR3 は構造−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を含むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・水素原子またはヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル
基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノによる)フェニ
ル、シクロアルキル(3〜6C)またはアルキル基を表すか、またはベンジル基
または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を含む飽和または不飽和の複
素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、これらが結合している窒素原
子と一緒になって5あたは6環員数を含み、窒素、酸素または硫黄から選ばれて
いる他のヘテロ原子を含んでいてもよく、またこれらは場合によりアルキルによ
り置換されている5または6員複素環を形成している) ・または一般式
【0035】
【化21】
【0036】 の上記に定義のものと同様の基を表す)の基であるか、あるいは 4)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のiv)中に定義のものと
同様であり、そしてR3 は下記: −線状または分枝状アルキル(C2 〜C6 )、アルケニルまたはアルキニルであ
って、これらの基は、さらにヒドロキシル、アミノ、C1 〜C4 −アルキルアミ
ノ、C1 〜C3 −ジアルキルアミノ、アルキルオキシまたはアシルオキシ基によ
り置換されていてもよく、または −COOG4 またはCONHG4 であって、G4 は炭素原子1〜4個からなる線
状または分枝状アルキルであるか、または −−Y−G5 (式中、Y=SまたはO、そしてG5 は線状または分枝状C1 〜C 4 −アルキル、線状または分枝状アルケニルまたは線状または分枝状アルキニル
であり、そして式中、Y=Sの場合には、G5 はまたアリールまたはヘテロアリ
ールであってもよい)、または −ハロゲンまたはシアノ基、または −CHG67 (式中、G6 は水素原子またはメチル、エチルまたはフェニル基
、そしてG7 は水素原子またはヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、C1 〜C4
アルキルアミノ、C1 〜C4 −ジアルキルアミノ、アシルオキシ、t−ブトキシ
カルボニルアミノエトキシ−エトキシアセチルオキシまたはアルキルオキシカル
ボニル基である)からの置換基であるか、あるいは 5)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のv)中に定義のものと同
様であり、そしてR3 は、3−位において、α−(メチルメルカプト)サルコシ
ルまたはN−メチル−D−アラニル残基がある基であるか、あるいは 6)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のvi)中に定義のものと
同様であり、またR3 はC1 〜C6 −アルキル、ハロゲン−C1 〜C6 −アルキ
ル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、メルカプトC1 〜C6 −アルキル、アミ
ノC1 〜C6 −アルキル、C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ(C1 〜C 4 −アルキル)、ニトロC1 〜C6 −アルキル、シアノC1 〜C5 −アルキル、
1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C1 〜C6 −アルキルチオ
(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルカノイルオキシ(C1 〜C6 −ア
ルキル)、C2 〜C7 −ジアゾアルカノイルオキシ(C1 〜C6 −アルキル)、
カルボキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルコキシカルボニル(C 1 〜C6 −アルキル)、アミノカルボニル(C1 〜C4 −アルキル)、アミノカ
ルボニルオキシ(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C1 〜C4 −アルカノイル
オキシ)−(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C2 〜C9 −アルコキシカルボ
ニル)(C1 〜C4 −アルキル)、C2 〜C7 −アルキルカルボニル、C2 〜C 7 −アルコキシカルボニル、C1 〜C6 −アルキルチオ、ヒドロキシC1 〜C6
−アルキルチオ、C1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキルチオ)、C2
〜C11−アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11−アル
カノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、C2 〜C11−アルカノ
イルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニルオキシ(C 2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11−アミノアルカノイルオキシ(C2 〜C 4 −アルキルチオ)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィ
ニル)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノ
アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、アミノアルカノイ
ルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニル、C3 〜C6
−アルケニル、C3 〜C6 −アルキニル、ハロゲンC3 〜C6 −アルケニル、ハ
ロゲンC3 〜C6 −アルキニル、ヒドロキシC3 〜C6 −アルケニル、アリール
(C1 〜C6 −アルキル)、ヒドロキシル化アリール(C1 〜C6 −アルキル)
、アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、アリール(C3 〜C6 −アルキニル)
、ヒドロキシル化アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、ヒドロキシル化アリー
ル(C3 〜C6 −アルキニル)、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリール
(C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ)−(C1 〜C4 −アルキル)、ハ
ロゲンまたはシアノ基または式Q−(CH2 −CH2 −O)n −CO−O−CH 2 −(式中、nは1、2または3、Qはアミノである)であるか、あるいは 7)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のvii)中に定義のもの
と同様であり、またR3 は、3−位において、アミノ酸D−MeAlaがある基
であるか、あるいは 8)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、上記のviii)中に定義のも
のと同様であり、またR3 は、3−位において、α−位でN−メチル化されてお
りそしてD−配置を有するα−アミノ酸がある基である〕 のサイクロスポリン誘導体の製造の際の中間体として特に好ましい。
【0037】 一般式(IV)のサイクロスポリン誘導体は、求電子剤を一般式(II)のポ
リアニオンに付加して得ることができる。本剤の置換基が反応を阻害できる場合
には、所要位置への挿入が可能であり、そして分子の他の部分に影響を与えない
で除去できる相容性の基を用いてあらかじめこれらを保護することが好ましい。
付加には、適切な場合には、当該技術分野の熟練者には公知の方法に従って式(
IV)のサイクロスポリン誘導体の分離および精製の段階を続けることができる
【0038】 その置換基が1)、2)、3)または4)(式中、R3 はS−G5 )中のよう
に定義されている一般式IV)のサイクロスポリン誘導体は、一般式(II)の
ポリアニオンへの一般式 G−S−S−G (VI) 〔式中、GはAlk−R0 または上記の1)、2)、3)または4)中に定義の
ものと同様のG5 である〕の二硫化物の付加により得ることができ、反応を阻害
できるポリアニオンの官能基は、適切な場合には、あらかじめ保護されており、
引き続いて、適切な場合には、保護基(1個/複数個)の除去を行う。
【0039】 一般式(VI)の二硫化物は、一般に純粋または有機溶剤、例えば脂肪族また
は環状エーテル(例えばテトラヒドロフラン、t−ブチルメチルエーテルまたは
ジメトキシエタン)または炭化水素(例えばトルエン)中の溶液中に、−40〜
0℃の温度において添加される。
【0040】 二硫化物の添加は、好ましくは−25から−15℃までを含む温度で行われる
【0041】 一般式(VI)の二硫化物の添加の後、反応混合物を好ましくは0℃を越える
温度に上げる。反応混合物は、好ましくは0〜30℃に維持され、また反応の進
行は、当該技術分野の熟練者には公知の方法に従って監視される。さらに好まし
くは、反応混合物を15から25℃までの温度を含む温度に維持される。
【0042】 一般式(VI)の二硫化物は、一般式G−SH〔式中、GはAlk−R0 また
は上記の1)、2)、3)または4)中お定義と同様のG5 である〕の化合物の
2当量から得ることができる。この反応は、酸化性媒体内、有機溶剤中(例えば
ジエチルエーテル中またはジクロロメタン中)またはアルコール(例えばメタノ
ールまたはエタノール)中、およびアルカリ金属水酸化物の存在下で実施される
。酸化性媒体は、特には有機溶剤、例えばジエチルエーテル中に酸素を通過させ
るか、または二ヨウ素の添加により得られる。アルカリ金属水酸化物は、好まし
くは水酸化ナトリウムである。
【0043】 G基の置換基が反応を阻害できる場合には、所要位置に挿入が可能でそして分
子の他の部分に影響を及ぼさないで除去できる相容性の基を用いてあらかじめこ
れらを保護することが好ましい。さらに、サイクロスポリン上に存在するヒドロ
キシル基は、場合により反応を阻害しないいかなる基を用いても保護できる。
【0044】 例示として、保護基は、T.W.グリーン「有機合成における保護基」〔 T.W
. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, J. Wiley-Interscience
Publication (1991)) またはマコミー「有機合成における保護基」(McOmie, Pro
tective Groups in Organic Synthesis, Plenum Press (1973)〕により記載され
ている基から選択できる。
【0045】 一般式(V)内で、G1 および/またはG2 が複素環状置換基を表す場合に、
後者は、ピリジル、テトラヒドロピリジル、ピペリジル、イミダゾリル、オキサ
ゾリルまたはチアゾリルから有利に選定できる。
【0046】 G1 およびG2 が、これらが結合している窒素原子と一緒に複素環を形成して
いる場合には、複素環基は、例示として、アゼチジニル、ピペリジル、ピペラジ
ニル、N−メチルピペラジニル、N−フェニルピペラジニル、N−ベンジルピペ
ラジニル、ピリジル、イミダゾリル、モルホリノ、チオモルホリノ、テトラヒド
ロピリジル、メチルテトラヒドロピリジル(例えば、4−メチルテトラヒドロピ
リジル)またはフェニルテトラヒドロピリジル(例えば、4−フェニルテトラヒ
ドロピリジル)から選択できる。
【0047】 チオアルキル化反応は、適切な場合には、当該技術分野の熟練者には公知の方
法により、一般式(IV)のサイクロスポリン誘導体の分離および精製の段階を
後に続けることができる。特には、これらは結晶化またはクロマトグラフィーな
どの方法により実施できる。
【0048】 R3 がS−G5 を表すことを除き置換基R1 からR11およびZ1 からZ11が4
)に定義されている一般式(IV)の誘導体は、本発明によるポリアニオンから
、特許出願WO97/04005中に開示された方法またはその他の同等の方法
により得ることができる。
【0049】 置換基R1 からR11およびZ1 からZ11が5)に定義されている一般式(IV
)の誘導体は、本発明によるポリアニオンから、特許出願EP194,972中
に開示された方法との類推により、得ることができる。
【0050】 置換基R1 からR11およびZ1 からZ11が6)に定義されている一般式(IV
)の誘導体は、本発明によるポリアニオンから、特許出願EP194,972中
に開示された方法またはその他の同等の方法により得ることができる。
【0051】 置換基R1 からR11およびZ1 からZ11が7)に定義されている一般式(IV
)の誘導体は、本発明によるポリアニオンから、特許出願EP194,972中
に開示された方法との類推により得ることができる。
【0052】 置換基R1 からR11およびZ1 からZ11が8)に定義されている一般式(IV
)の誘導体は、本発明によるポリアニオンから、特許出願EP194,972流
に開示された方法との類推により得ることができる。
【0053】 得られたサイクロスポリン誘導体は、場合により、存在する場合には塩に変換
できると理解される。
【0054】 1)、2)、3)、4)または7)に定義されているサイクロスポリン誘導体
は、レトロウイルス感染およびさらに具体的にはAIDS(後天性免疫不全症候
群)および関連する症候群〔ARC(AIDS関連症候群)〕の治療および/ま
たは予防に有用である。これらは、非常に弱い免疫抑制作用という利点を有する
【0055】 5)に定義されているサイクロスポリン誘導体は、免疫抑制作用を示し、従っ
て各種の慢性炎症疾患および自己免疫疾患の治療に有用である。
【0056】 6)および8)に定義されているサイクロスポリン誘導体は、 −免疫抑制作用を有し、従ってこれらは特には自己免疫疾患の治療および/また
は予防または移植器官の拒絶を防ぐために有用であるか、 −または抗炎症作用を有し、従ってこれらは特には炎症、例えば関節炎およびリ
ウマチ疾患の治療に有用であるか、 −または駆虫作用を有し、従ってこれらは特には、例えば住血吸虫症、住血糸状
虫症、リーシュマニア症、コクシジオイデス症またはマラリアの治療に有用であ
る。
【0057】 以下の実施例は、限定を意図するものではなく、本発明を説明するものである
【0058】 実施例1:〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAの製造。トルエ
ン68cm3 およびt−ブチルメチルエーテル40cm3 を、窒素雰囲気中、−
20℃に維持され、t−ブチルメチルエーテル104cm3 中のヘキサメチルジ
シラザンリチウム塩36.8gの溶液を入れてある反応器内に導入する。9.6
gの〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAを攪拌しながら
加える。この混合物を15分間、約−20℃の温度で攪拌し、次いで塩化セシウ
ム8.3gを一回で加える。反応混合物を30分間攪拌し、次いでジ〔2−(N
,N−ジメチルアミノ)エチル〕ジスルフィド25.5gを30分間で加える。
次いで、反応混合物を約1時間30分間で約25℃の温度とする。2時間攪拌し
た後、反応混合物を約−10℃のの温度に冷却し、酢酸14.4cm3 を注加す
る。最後に、水200mlを温度を維持しないで加え、次いで有機相を沈降して
分離した後に除去する。
【0059】 外標準法を用いる有機相のHPLC(高速液体クロマトグラフィー)分析から
、反応混合物は3.95gの〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル
チオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA
を含んでいることが分かり、これはモル収率38%に相当する。
【0060】 〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’
−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAは下記の方法により単離さ
れる。
【0061】 有機相に蒸留水100cm3 を加えた後、混合物を5℃に冷却する。約30分
間で攪拌しながらメタンスルホン酸を滴下して(約21cm3 )、水相のpHを
6.5とする。次いでアルミナ20gを有機相に加え、沈降により分離し、混合
物を10分間攪拌する。混合物を濾過し、回収された固体をt−ブチルメチルエ
ーテルを用いて洗浄する。引き続いて有機相を一緒にし、蒸留水200mlを加
える。次いで、メタンスルホン酸を攪拌しながら加えて、pHを2に調整する。
混合物を1時間攪拌し、アセトニトリル50cm3 を加える。最後に、有機相を
沈降により分離し、次いで廃棄する。水相を減圧下(2.7kPa)、温度約3
0℃で、有機溶剤が完全に除去されるまで濃縮する。次いで20%アンモニア水
を攪拌しながら加えて水相のpHを9とする。これにより、粗〔(R)−2−(
N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−Me
Leu〕4 −サイクロスポリンAが水相から沈殿する。沈殿物を濾過により単離
し、次いで40℃で約12時間、減圧下(2.7kPa)で乾燥した後、6gの
粗〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’
−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAが得られる。
【0062】 粗〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4
’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAの1gの部分をシリカカ
ラム上でガスクロマトグラフィーにより精製する(0.63〜0.20mm、溶
離剤:85/15/1アセトニトリル/メタノール/20%アンモニア水、体積
基準)。予想される製品を含む画分を、乾燥するまで減圧下(2.7kPa)で
乾燥するまで濃縮すると、白色固体の形の〔(R)−2−(N,N−ジメチルア
ミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイク
ロスポリンAが0.4gが得られる。
【0063】 1H NMRスペクトル (400MHz、CDCl3 、δ(ppm)):1.2
3(d,J=7Hz,3H,8βCH3 )、1.33(d,J=7.5Hz,3
H,7βCH3 )、1.60(d,J=5Hz,3H,1ηCH3 )、1.68
および2.36(2 dd,J=15および6.5Hz,いずれも1H,4βC
2 )、2.23(ブロード s,6H,3αにおける2−ジメチルアミノエチ
ルチオのN(CH32 )、2.40(mt,1H,5βCH)、2.50〜2
.85(mt,4H,3αにおける2−ジメチルアミノエチルチオのSCH2
2 N)、2.68、3.09、3.16、3.22、3.42および3.47
(6s,それぞれ6H,3H,3H,3H,3Hおよび3H,7 NCH3 )、
3.63(d,J=6Hz,1H,1βにおけるOH)、3.72(mt,1H
,1βCH)、4.52(mt,1H,7αCH)、4.61(t,J=9Hz
,1H,5αCH)、4.81(mt,1H,8αCH)、4.95(dd,J
=9および6Hz,1H,ロイシンのαCH)、5.00〜5.10(mt,2
H,2αCHおよびロイシンのαCH)、5.10(d,J=11Hz,1H,
11αCH)、5.20〜5.35(mt,2H,CH=CH)、5.40(t
,J=6.5Hz,1H,4αCH)、5.47(d,J=6Hz,1H,1α
CH)、5.68(dd,J=10.5および4Hz,1H,ロイシンのαCH
)、5.96(s,1H,3αCH)、7.12(d,J=8Hz,1H,8に
あるCONH)、7.46(d,J=9Hz,1H,5にあるCONH)、7.
60(d,J=7.5Hz,1H,7にあるCONH)、7.92(d,J=9
.5Hz,1H,2にあるCONH)。
【0064】 実施例2:〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕 3 −サイクロスポリンAのメタンスルホン酸塩の製造。トルエン38cm3 およ
びt−ブチルメチルエーテル25cm3 を、窒素雰囲気中、−20℃に維持され
、t−ブチルメチルエーテル58cm3 中のヘキサメチルジシラザンリチウム塩
20.8gの溶液を入れてある反応器内に導入する。サイクロスポリンA 5.
1gを攪拌しながら1回で加え、引き続いてt−ブチルメチルエーテル15cm 3 を加える。この混合物を15分間、約−20℃の温度で攪拌し、次いで塩化セ
シウム4.4gを一回で加える。反応混合物を30分間攪拌し、次いでジ〔2−
(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕ジスルフィド13.9gを10分間で加え
る。次いで、反応混合物を約1時間30分間で約25℃の温度とする。1時間攪
拌した後、反応混合物を約−10℃の温度に冷却し、酢酸10cm3 を注加する
。最後に、水75cm3 を温度を維持しないで加え、次いで有機相を沈降させて
分離する。
【0065】 外標準法を用いる有機相のHPLC(高速液体クロマトグラフィー)分析から
、反応混合物は2.9gの〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチ
オ−Sar〕3 −サイクロスポリンAを含むことが分かり、これはモル収率53
%に相当する。
【0066】 〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイク
ロスポリンAのメタンスルホン酸塩は下記の方法により分離される。
【0067】 上記で得られた有機相を、温度約35℃、減圧下(2.7kPa)で乾燥する
まで濃縮する。得られた橙色の油状残留物(16.13g)をジエチルエーテル
240cm3 、蒸留水1.3 lおよび5N塩酸40cm3 を用いて処理する。
有機相を沈降により分離し、廃棄する。
【0068】 水相をジエチルエーテル250cm3 を用いて抽出し、次いで固体の炭酸水素
ナトリウムを飽和するまで加えて中和する。次いで、上記の中和した水相をジエ
チルエーテル250cm3 を用いて抽出する。有機相を沈降により分離して除去
し、水相を再びジエチルエーテル250cm3 を用いて抽出する。
【0069】 一緒にした有機相を飽和塩化ナトリウム溶液を全体で180cm3 用いて洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、次いで濾過する。濾液を減圧下(2.7kPa
)、温度約30℃で乾燥するまで濃縮すると、4.5gの粗〔(R)−2−(N
,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンAがクリー
ム状発泡体の形で得られる。粗〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンAの1gの部分を中性アルミナのカラム
でガスクロマトグラフィーにより精製する(溶離剤:1/4シクロヘキサン/酢
酸エチル、体積基準)。予想される製品を含む画分を一緒にし、乾燥するまで減
圧下(2.7kPa)、温度約35℃で濃縮すると、白色発泡体0.4gが得ら
れる。得られた〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar
3 −サイクロスポリンAを、中性アルミナカラム上で再クロマトグラフィーす
る(溶離剤:1/4シクロヘキサン/酢酸エチル、体積基準)。予想される製品
を含む画分を一緒にし、減圧下(2.7kPa)、温度約35℃で乾燥するまで
濃縮すると、白色発泡体0.1gが得られる。
【0070】 上記の白色発泡体をジエチルエーテル0.5cm3 中に溶かす。ジエチルエー
テル中の0.2Nメタンスルホン酸溶液0.4cm3 をこの溶液中に加える。1
時間、温度約20℃で攪拌した後、混合物を濾過する。固体を2回、ジエチルエ
ーテル0.1cm3 を用いて洗浄する。減圧下(2.7kPa)、温度約30℃
で24時間、固体を一定重量となるまで乾燥した後、〔(R)−2−(N,N−
ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンAのメタンスルホ
ン酸塩0.06gが、白色固体の形で得られる。
【0071】 1H NMRスペクトル (400MHz、(CD32 SO、δ(ppm)):
1.21(d,J=7.5Hz,3H,8βCH3 )、1.29(d,J=7.
5Hz,3H,7βCH3 )、1.69(d,J=6.5Hz,3H,1ηCH 3 )、1.99(mt,1H,5βCH)、2.35(s,3H,メタンスルホ
ン酸のCH3 )、2.45〜2.70(mt,2H,3αにおける2−ジメチル
アミノエチルチオのSCH2 )、2.64、2.80、2.86、2.93、2
.99および3.17(6s,それぞれ3H,6H,9H,3H,3Hおよび3
H,7 NCH3 および3αにおける2−ジメチルアミノエチルチオのNCH3
)、3.25〜3.40(mt,2H,3αにおける2−ジメチルアミノエチル
チオのCH2 N)、3.99(mt,1H,1βCH)、4.15(mt,1H
,7αCH)、4.26(t,J=9Hz,1H,5αCH)、4.42(ブロ
ードs,1H,OHにおける1β)、4.79(mt,1H,8αCH)、4.
89(mt,1H,2αCH)、5.00〜5.15(mt,1H,ロイシンの
αCH)、5.11(d,J=11Hz,1H,11αCH)、5.23(mt
,2H,ロイシンの1αCHおよびαCH)、5.33(dd,J=10および
5Hz,1H,ロイシンのαCH)、5.30〜5.50および5.62(2 mts,それぞれ1H,CH=CH)、5.48(dd,J=11および5Hz
,1H,ロイシンのαCH)、6.87(s,1H,3αCH)、7.64(d
,J=7.5Hz,1H,7におけるCONH)、8.24(d,J=9.5H
z,1H,2におけるCONH)、8.28(d,J=8Hz,1H,8におけ
るCONH)、8.68(d,J=9Hz,1H,5におけるCONH)、9.
28(分解されないピーク、1H,メタンスルホン酸のSO3 H)。
【0072】 実施例3:〔(R)−メチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeL
eu〕4 −サイクロスポリンAの製造。
【0073】 テトラヒドロフラン85cm3 およびトルエン22.5cm3 を、窒素雰囲気
中、−20℃に維持され、ヘキサメチルジシラザンリチウム塩19gを入れてあ
る反応器内に導入する。サイクロスポリンA4.8gを攪拌しながら一回で、そ
して引き続いてテトラヒドロフラン10cm3 を加える。この混合物を15分間
、約−20℃の温度で攪拌し、次いで塩化セシウム4.46gを一回で加える。
反応混合物を15分間攪拌し、次いで二硫化ジメチル5.8gを約15分間で加
える。反応混合物を約2時間30分間で約25℃の温度とする。4時間攪拌した
後、反応混合物を約−10℃の温度に冷却し、酢酸10cm3 を注加する。水7
5cm3 を温度を維持しないで加え、次いで有機相を沈降させて分離する。外標
準法を用いる有機相のHPLC(高速液体クロマトグラフィー)分析から、反応
混合物は2.3gの〔(R)−メチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−
MeLeu〕4 −サイクロスポリンAを含むことが分かり、これはモル収率46
%に相当する。
【0074】 〔(R)−メチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4
サイクロスポリンAは下記の方法により分離できる。
【0075】 水500cm3 を上記で得られた有機相に加える。5N塩酸40cm3 を攪拌
しながら約15分間で注加する。15分間攪拌した後、有機相を沈降して分離し
、次いで、減圧下(2.7kPa)、温度約35℃で乾燥するまで濃縮する。こ
れにより6.3gの粗〔(R)−メチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ
−MeLeu〕4 −サイクロスポリンAが黄色の発泡体の形で得られる。
【0076】 粗〔(R)−メチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4
−サイクロスポリンAの0.1gの部分を分取シリカ薄層ガスクロマトグラフィ
ーにより精製する(溶離剤:65/25/10ジクロロメタン/アセトニトリル
/2−プロパノール、体積基準)。予想される製品を含むシリカを取り出し、ジ
クロロメタン5cm3 と一緒に攪拌する。減圧下(2.7kPa)、温度約30
℃で濾過および蒸発させると、0.035gの無色膜状の形の〔(R)−メチル
チオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA
が得られる。
【0077】 1H NMRスペクトル (400MHz、CDCl3 、δ(ppm)):1.2
7(d,J=7Hz,3H,8βCH3 )、1.37(d,J=7.5Hz,3
H,7βCH3 )、1.64(d,J=5Hz,3H,1ηCH3 )、1.65
〜1.80および2.41(それぞれmtおよびdd,J=15および6.5H
z,いずれも1H,4βCH2 )、2.17(s,3H,SCH3 )、2.47
(mt,1H,5βCH)、2.71、3.13、3.18、3.27、3.4
6および3.52(6s,それぞれ6H,3H,3H,3Hおよび3H,7 N
CH3 )、3.70(d,J=6.5Hz,1H,1βにおけるOH)、3.7
8(mt,1H,1βCH)、4.56(mt,1H,7αCH)、4.67(
t,J=9Hz,1H,5αCH)、4.86(mt,1H,8αCH)、5.
00(dd,J=9および6Hz,1H,ロイシンのαCH)、5.05〜5.
15(mt,2H,ロイシンの2αCHおよびαCH)、5.15(d,J=1
1Hz,1H,11αCH)、5.25〜5.40(mt,2H,CH=CH)
、5.45(t,J=6.5Hz,1H,4αCH)、5.52(d,J=6H
z,1H,1αCH)、5.72(dd,J=10.5および4Hz,1H,ロ
イシンのαCH)、5.75(s,1H,3αCH)、7.16(d,J=8H
z,1H,8におけるCONH)、7.52(d,J=9Hz,1H,5におけ
るCONH)、7.65(d,J=7.5Hz,1H,7におけるCONH)、
7.94(d,J=9.5Hz,1H,2におけるCONH)。
【0078】 実施例4 上記の実施例に記載の方法と同様の方法で製造を行うと、下記の製品が製造さ
れる: 〔(R)−2−アミノエチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−2−(N−エチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−2−(N−イソプロピルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−2−(N−t−ブチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロス
ポリンA; 〔(R)−2−(N−フェニルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−2−(N−ベンジルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−エチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−アリルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−フェニルアミノ)エチルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジアリルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−3−アミノプロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−3−(N−エチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−3−(N−イソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイク
ロスポリンA; 〔(R)−3−(N−t−ブチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−3−(N−フェニルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロス
ポリンA; 〔(R)−3−(N−ベンジルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロス
ポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−エチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar
3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−t−ブチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕 3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−アリルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
−サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
−サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイク
ロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジイソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジアリルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイク
ロスポリンA; 〔(R)−3−(1−ピペリリジル)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−4−アミノブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−4−(N−エチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−4−(N−イソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−4−(N−t−ブチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロス
ポリンA; 〔(R)−4−(N−フェニルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−4−(N−ベンジルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポ
リンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−エチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕 3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−t−ブチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
−サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−アリルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジメチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サ
イクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジアリルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−4−(1−ピペリジル)ブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリン
A; 〔(R)−2−アミノ−2−メチルプロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メチルプロピルチオ−Sar
3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルプロピルチオ−Sar
3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(1−ピペリジル−2−メチルプロピルチオ−Sar〕3 −サイ
クロスポリンA; 〔(R)−3−アミノ−3−メチルブチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリン
A; 〔(R)−3−(N,N−ジメチルアミノ)−3−メチルブチルチオ−Sar〕 3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジエチルアミノ)−3−メチルブチルチオ−Sar〕 3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(1−ピペリジル)−3−メチルブチルチオ−Sar〕3 −サイ
クロスポリンA; 〔(R)−2−(1−モルホリノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリン
A; 〔(R)−2−(1−アゼチジノ)エチルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリン
A; {(R)−2−〔1−(4−メチルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3 −サ
イクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−フェニルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3
サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−ベンジルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3
サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)
〕エチルチオ−Sar}3 −サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル
)〕エチルチオ−Sar}3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(1−モルホリノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; 〔(R)−3−(1−アゼチジノ)プロピルチオ−Sar〕3 −サイクロスポリ
ンA; {(R)−3−〔1−(4−メチルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−フェニルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
−サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−ベンジルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
−サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)
〕プロピルチオ−Sar}3 −サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル
)〕プロピルチオ−Sar}3 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−アミノエチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLe
u〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−エチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−イソプロピルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−t−ブチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒ
ドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−フェニルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−ベンジルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−エチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)エチルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−t−ブチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−アリルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−フェニルアミノ)エチルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)エチルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジイソプロピルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジアリルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(1−ピペリジル)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキ
シ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−アミノプロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeL
eu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−エチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−イソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’
−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−t−ブチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−フェニルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒ
ドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−ベンジルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒ
ドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−エチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar
3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−t−ブチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−アリルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−フェニルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’
−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジイソプロピルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジアリルアミノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’
−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(1−ピペリジル)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−アミノブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLe
u〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−エチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−イソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−t−ブチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒ
ドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−フェニルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−ベンジルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒド
ロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−エチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−t−ブチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−アリルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジメチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジイソプロピルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(N,N−ジアリルアミノ)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−
ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−4−(1−ピペリジル)ブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキ
シ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−アミノ−2−メチルプロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メチルプロピルチオ−Sar
3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルプロピルチオ−Sar
3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(1−ピペリジル)−2−メチルプロピルチオ−Sar〕3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−アミノ−3−メチルブチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキ
シ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジメチルアミノ)−3−メチルブチルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(N,N−ジエチルアミノ)−3−メチルブチルチオ−Sar〕 3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(1−ピペリジル)−3−メチルブチルチオ−Sar〕3 −〔4
’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(1−モルホリノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキ
シ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−2−(1−アゼチジノ)エチルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロキ
シ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−メチルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3 −〔
4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−フェニルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−ベンジルピペラジノ)〕エチルチオ−Sar}3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−2−〔1−(4−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)
〕エチルチオ−Sar}3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロス
ポリンA; {(R)−2−〔1−(4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル
)〕エチルチオ−Sar}3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロ
スポリンA; 〔(R)−3−(1−モルホリノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; 〔(R)−3−(1−アゼチジノ)プロピルチオ−Sar〕3 −〔4’−ヒドロ
キシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−メチルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−フェニルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−ベンジルピペラジノ)〕プロピルチオ−Sar}3
−〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロスポリンA; {(R)−3−〔1−(4−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル)
〕プロピルチオ−Sar}3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイクロ
スポリンA; {(R)−3−〔1−(4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジル
)〕プロピルチオ−Sar}3 −〔4’−ヒドロキシ−MeLeu〕4 −サイク
ロスポリンA;
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月12日(2000.7.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 〔式中、
【化2】 は1個またはそれ以上のヒドロキシル基および/またはα−位において1個また
はそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プロトン
化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護形にある
サイクロスポリンを表す〕を有することを特徴とする請求項1に記載のサイクロ
スポリン誘導体の製造における中間体であるポリアニオンの製造のための方法。
【化3】 〔式中、 i)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4 からZ11 は、サイクロスポリンAと同様に定義され、あるいは ii)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4 からZ 11 は、サイクロスポリンAと同様に定義されるが、ただし、4−位において、ア
ミノ酸4’−ヒドロキシ−MeLeuを有すると定義されているR4 およびZ4
を除き、あるいは iii)置換基R2 およびR5 からR11およびZ2 およびZ5 からZ11は、サイ
クロスポリンAと同様に定義され、そして ・Z1 は、メチル基であり、そしてR1 は式:
【化4】 を有し −Rは、式−CH2 −CH=CH−CH2 −R’(式中、R’はアルキルチオ
、アミノアルキルチオ、アルキルアミノアルキルチオ、ジアルキルアミノアルキ
ルチオ、ピリミジニルチオ、チアゾリルチオ、N−アルキルイミダゾリルチオ、
ヒドロキシアルキルフェニルチオ、ヒドロキシアルキルフェニルオキシ、ニトロ
フェニルアミノまたは2−オキソピリミジン−1−イル基を表す)の基であり、
または −Rは、式−CH2 −S−Alk(式中、Alkはアルキル基を表す)の基で
あり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeuまたは4’−ヒドロ
キシMeLeuが存在する基であり、あるいは iv) ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式: Ri CH2 CH(CH3 )−CH(OH)−CH(NHCH3 )−COOH (IIIb) (式中、Ri は、n−プロピルまたはプロペニルを表し、そして二重結合は好ま
しくはトランス配置を示す)の置換されたホモトレオニンが存在する基であり、
そして ・R2 およびZ2 は、2−位において、α−アミノ酪酸(αAbu)、バリン(
Val)、ノルバリン(Nva)またはトレオニン(Thr)が存在する基であ
り、そして ・R4 およびZ4 は、4−位において、N−メチル−γ−ヒドロキシロイシンま
たはN−メチル−γ−アセチルオキシロイシンが存在する基であり、そして ・R5 およびZ5 は、5−位において、バリンが存在する基であり、そして ・R6 、Z6 、R9 、Z9 、R10およびZ10は、6−、9−および10−位にお
いて、N−メチルロイシンが存在する基であり、そして ・R7 およびZ7 は、7−位において、アラニン(Ala)が存在する基であり
、そして ・R8 およびZ8 は、8−位において、D−アラニンまたはD−セリンが存在す
る基であり、そして ・R11およびZ11は、11−位において、N−メチルバリンが存在する基であり
、あるいは、 v)Z1 およびR1 は、1−位において、MeBmt置換基または一般式:
【化5】 (Rj は、水素原子または低級アルキル基、低級アルケニル、低級ハロアルキル
、アリール、低級アルキルオキシ、アルコキシ−C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
キシメチル、低級アルキルチオ、アルキルチオ−C1 〜C6 −アルキル、C1
6 −メルカプトアルキルまたはヘテロアリールを表し、アリールおよびヘテロ
アリール基は1個またはそれ以上の下記の官能基で置換されていることも可能で
ある:C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルカノイル、C1 〜C6 −ハロア
ルキル、ハロゲン、シアノ、C1 〜C3 −ヒドロキシアルキル、C1 〜C6 −ア
ルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキル−S(O)n (式中、n=0、1または2
)、NRb CORc (式中、Rb およびRc は独立してHまたはC1 〜C6 −ア
ルキル、−NO2 、−NRbc 、−ORb 、−CONRbc 、−CORb
−NRb CONRbc 、NRb CORc 、−OCORb 、−SCORb または
−OCH2 O−を表す)、そしてRa は低級アルキルであり、Z1 は低級アルキ
ル、低級フェニルアルキルまたはアリールであり、またXはS、SO、SO2
OまたはNRb を表す)を有する置換基が存在する基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸L−2−アミノ酪酸、ノルバリ
ン、L−トレオニンまたは1−位と同じアミノ酸がある置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸L−バリンまたはノルバリンが
存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z7 およびR7 は、7−位において、アミノ酸L−アラニン、L−2−アミノ
酪酸またはL−フェニルアラニンが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−アラニンまたはL−アラニ
ンが存在する置換基であり、そして ・Z9 およびR9 は、9−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンまた
はN−メチル−L−バリンが存在する置換基であり、そして ・Z10およびR10は、10−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンま
たはL−ロイシンが存在する置換基であり、そして ・Z11およびR11は、11−位において、アミノ酸N−メチル−L−バリン、L
−バリンまたはL−2−アミノ酪酸が存在する置換基であり、あるいは vi)置換基R4 から11RおよびZ4 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
定義され、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmtまたはジヒドロMe
Bmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Thr、Valまた
はNvaが存在する置換基であり、あるいは vii)置換基R7 から11RおよびZ7 からZ11は、サイクロスポリンAと同様
に定義され、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmt、ジヒドロMeBm
tまたは8’−ヒドロキシ−MeBmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
vaまたはMeOThrが存在する置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeaIleま
たはMeaThrが存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸Val、Leu、MeValま
たはMeLeuが存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、またはMeAlaが存在する置換基であり、 ただし、R4 およびZ4 がMeLeuを表す場合には、R5 およびZ5 はMeV
alまたはMeLeuを表すかあるいはR1 およびZ1 は8’−ヒドロキシ−M
eBmtを表し、あるいは viii)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4
らZ11 は、1−位における残基の3’炭素または2−位における残基のβ炭素が
O−アシルまたはオキソにより置換されているサイクロスポリンAを意味し、そ
して特には ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式
【化6】 (式中、−v−w−は、CH2 −CH2 またはトランスCH=CHそしてACY
1 はアシル基を表す)の残基が存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
vaまたはβ−O−アシル化α−アミノ酸が存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、同時にアミノ酸Nvaが2−位にある場
合に、アミノ酸ValまたはNvaが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−AlaまたはD配置を有す
るβ−O−アシル化またはβ−ヒドロキシル化α−アミノ酸が存在する置換基で
あり、そして ・4−、6−、7−および9−から11−位における置換基は、サイクロスポリ
ンAと同様に定義される〕 を有し、1個またはそれ以上のヒドロキシル基および/またはα−位において1
個またはそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プ
ロトン化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護さ
れた形で該一般式(II)中に存在することを特徴とする、請求項1に記載の方
法。
【請求項12】 3−位において置換されているサイクロスポリン誘導体の
製造方法において、ポリアニオンが、サイクロスポリンをヘキサメチルジシラザ
ン金属塩を用い、場合により金属ハロゲン化物の存在下で処理され、次いで求電
子剤を加え、反応を阻害する可能性があるサイクロスポリン上に存在するヒドロ
キシル基をあらかじめ保護し、次いで、適切な場合には、保護基を除去するかそ
して/または得られた生成物を、存在する場合には塩に場合により変換すること
を特徴とする方法。
【請求項13得られた3−位において置換されているサイクロスポリン
誘導体が、一般式
【化7】 〔式中: 1)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のi)中に定義のも
のと同様であり、そしてR3 は置換基−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を有するシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノにより)フェニ
ル、シクロアルキル(3〜6C)、アルケニル(2〜4C)またはアルキル基を
表すか、またはベンジル基または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を
含む飽和または不飽和の複素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、こ
れらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6環員数を含み、窒素、酸素
または硫黄から選ばれている他のヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によ
りアルキル、フェニルまたはベンジルにより置換されている飽和または不飽和の
複素環を形成している) ・または一般式
【化8】 (式中、G1 およびG2 は上記と同様に定義され、G3 は、水素原子またはアル
キル基を表し、そしてnは2〜4の整数、上記に定義のアルキル部分または基は
、直鎖または分枝状であり、炭素原子1〜4個を含む)を表す)を表すか、ある
いは 2)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のii)中に定義の
ものと同様であり、そしてR3 は−S−CH3 または置換基−S−Alk−R0
(式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を含むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・ヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基または一般式
【化9】 の上記に定義したものと同様の基を表す)を表し、 3)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11の置換基は、請求項3中のiii)
中に定義のものと同様であり、またR3 は構造−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
素原子3〜6個を組むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・水素原子またはヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル
基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノにより)フェニ
ル、シクロアルキル(3〜6C)またはアルキル基を表すか、またはベンジル基
または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を含む飽和または不飽和の複
素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、これらが結合している窒素原
子と一緒になって5または6環員数を含み、窒素、酸素または硫黄から選ばれる
他のヘテロ原子を含んでいてもよく、またこれらは場合によりアルキルにより置
換されている5または6員複素環を形成している) ・または一般式
【化10】 の上記に定義のものと同様の基を表す)の基であるか、あるいは 4)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のiv)中に定義の
ものと同様であり、そしてR3 は下記: −線状または分枝状アルキル(C2 〜C6 )、アルケニルまたはアルキニルであ
って、これらの基は、さらにヒドロキシル、アミノ、C1 〜C4 −アルキルアミ
ノ、C1 〜C3 −ジアルキルアミノ、アルキルオキシまたはアシルオキシ基によ
り置換されていてもよく、または −COOG4 またはCONHG4 であって、G4 は炭素原子1〜4個からなる線
状または分枝状アルキルであり、または −−Y−G5 (式中、Y=SまたはO、そしてG5 は線状または分枝状C1 〜C 4 −アルキル、線状または分枝状アルケニルまたは線状または分枝状アルキニル
であり、そして式中、Y=Sの場合には、G5 はまたアリールまたはヘテロアリ
ールであってもよい)、または −ハロゲンまたはシアノ基、または −CHG67 (式中、G6 は水素原子またはメチル、エチルまたはフェニル基
、そしてG7 は水素原子またはヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、C1 〜C4
アルキルアミノ、C1 〜C4 −ジアルキルアミノ、アシルオキシ、t−ブトキシ
カルボニルアミノエトキシ−エトキシアセチルオキシまたはアルキルオキシカル
ボニル基である)からの置換基であるか、あるいは 5)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のv)中に定義のも
のと同様であり、そしてR3 は、3−位において、α−(メチルメルカプト)サ
ルコシルまたはN−メチル−D−アラニル残基がある基であるか、あるいは 6)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のvi)中に定義の
ものと同様であり、またR3 はC1 〜C6 −アルキル、ハロゲン−C1 〜C6
アルキル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、メルカプトC1 〜C6 −アルキル
、アミノC1 〜C6 −アルキル、C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ(C 1 〜C4 −アルキル)、ニトロC1 〜C6 −アルキル、シアノC1 〜C5 −アル
キル、C1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C1 〜C6 −アルキ
ルチオ(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルカノイルオキシ(C1 〜C 6 −アルキル)、C2 〜C7 −ジアゾアルカノイルオキシ(C1 〜C6 −アルキ
ル)、カルボキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルコキシカルボニ
ル(C1 〜C6 −アルキル)、アミノカルボニル(C1 〜C4 −アルキル)、ア
ミノカルボニルオキシ(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C1 〜C4 −アルカ
ノイルオキシ)−(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C2 〜C9 −アルコキシ
カルボニル)(C1 〜C4 −アルキル)、C2 〜C7 −アルキルカルボニル、C 2 〜C7 −アルコキシカルボニル、C1 〜C6 −アルキルチオ、ヒドロキシC1
〜C6 −アルキルチオ、C1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキルチオ)
、C2 〜C11−アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11 −アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、C2 〜C11−ア
ルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニルオキ
シ(C2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11−アミノアルカノイルオキシ(C 2 〜C4 −アルキルチオ)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルス
ルフィニル)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、
アミノアルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、アミノアル
カノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニル、C3
〜C6 −アルケニル、C3 〜C6 −アルキニル、ハロゲンC3 〜C6 −アルケニ
ル、ハロゲンC3 〜C6 −アルキニル、ヒドロキシC3 〜C6 −アルケニル、ア
リール(C1 〜C6 −アルキル)、ヒドロキシル化アリール(C1 〜C6 −アル
キル)、アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、アリール(C3 〜C6 −アルキ
ニル)、ヒドロキシル化アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、ヒドロキシル化
アリール(C3 〜C6 −アルキニル)、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ア
リール(C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ)−(C1 〜C4 −アルキル
)、ハロゲンまたはシアノ基または式Q−(CH2 −CH2 −O)n −CO−O
−CH2 −(式中、nは1、2または3、Qはアミノである)であるか、あるい
は 7)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のvii)中に定義
のものと同様であり、またR3 は、3−位において、アミノ酸D−MeAlaが
ある基である、あるいは 8)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のviii)中に定
義のものと同様であり、またR3 は、3−位において、α−位でN−メチル化さ
れておりそしてD−配置を有するα−アミノ酸が存在する基である〕を有することを特徴とする、請求項12に記載の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【化11】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【化12】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 〔式中、 i)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4 からZ11 は、サイクロスポリンAと同様に定義され、あるいは ii)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4 からZ 11 は、サイクロスポリンAと同様に定義されるが、ただし、4−位においてアミ
ノ酸4’−ヒドロキシ−MeLeuを有すると定義されているR4 およびZ4
除き、あるいは iii)置換基R2 およびR5 からR11およびZ2 およびZ5 からZ11は、サイ
クロスポリンAと同様に定義され、そして ・Z1 は、メチル基であり、そしてR1 は式:
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 (Rj は、水素原子または低級アルキル基、低級アルケニル、低級ハロアルキル
、アリール、低級アルキルオキシ、アルコキシ−C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
キシメチル、低級アルキルチオ、アルキルチオ−C1 〜C6 −アルキル、C1
6 −メルカプトアルキルまたはヘテロアリールを表し、アリールおよびヘテロ
アリール基は1個またはそれ以上の下記の官能基で置換されていることも可能で
ある:C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルカノイル、C1 〜C6 −ハロア
ルキル、ハロゲン、シアノ、C1 〜C3 −ヒドロキシアルキル、C1 〜C6 −ア
ルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキル−S(O)n (式中、n=0、1または2
)、NRb CORc (式中、Rb およびRc は独立してHまたはC1 〜C6 −ア
ルキル、−NO2 、−NRbc 、−ORb 、−CONRbc 、−CORb
−NRb CONRbc 、NRb CORc 、−OCORb 、−SCORb または
−OCH2 O−を表す)、そしてRa は低級アルキルであり、Z1 は低級アルキ
ル、低級フェニルアルキルまたはアリールであり、またXはS、SO、SO2
OまたはNRb を表す)を有する置換基が存在する基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸L−2−アミノ酪酸、ノルバリ
ン、L−トレオニンまたは1−位と同じアミノ酸が存在する置換基であり、そし
て ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸L−バリンまたはノルバリンが
存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
在する置換基であり、そして ・Z7 およびR7 は、7−位において、アミノ酸L−アラニン、L−2−アミノ
酪酸またはL−フェニルアラニンが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−アラニンまたはL−アラニ
ンが存在する置換基であり、そして ・Z9 およびR9 は、9−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンまた
はN−メチル−L−バリンが存在する置換基であり、そして ・Z10およびR10は、10−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンま
たはL−ロイシンが存在する置換基であり、そして ・Z11およびR11は、11−位において、アミノ酸N−メチル−L−バリン、L
−バリンまたはL−2−アミノ酪酸が存在する基であり、あるいは vi)置換基R4 から11RおよびZ4 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
定義されるものであり、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmtまたはジヒドロMe
Bmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Thr、Valまた
はNvaが存在する置換基であり、あるいは vii)置換基R7 から11RおよびZ7 からZ11は、サイクロスポリンAと同様
に定義されるものであり、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmt、ジヒドロMeBm
tまたは8’−ヒドロキシ−MeBmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
vaまたはMeOThrが存在する置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeaIleま
たはMeaThrが存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸Val、Leu、MeValま
たはMeLeuが存在する基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
eLeu、またはMeAlaが存在する置換基であり、 ただし、R4 およびZ4 がMeLeuを表す場合には、R5 およびZ5 はMeV
alまたはMeLeuを表すかあるいはR1 およびZ1 は8’−ヒドロキシ−M
eBmtを表し、あるいは viii)置換基1 、R2 およびR4 からR11およびZ1 、Z2 およびZ4
らZ11 は、1−位における残基の3’炭素または2−位における残基のβ炭素が
O−アシルまたはオキソにより置換されているサイクロスポリンAを意味し、そ
して特には ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AU,BA,BB,BG,BR ,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK, SL,TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU,Z A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロスポリン誘導体の製造における中間体であるポリア
    ニオンの製造方法において、サイクロスポリンをヘキサメチルジシラザン金属塩
    を用い、場合により金属ハロゲン化物の存在下で処理することを特徴とする方法
  2. 【請求項2】 該ポリアニオンが式: 【化1】 〔式中、 【化2】 は1個またはそれ以上のヒドロキシル基および/またはα−位において1個また
    はそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プロトン
    化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護形にある
    サイクロスポリンを表す〕を有することを特徴とする請求項1に記載の、サイク
    ロスポリン誘導体の製造における中間体であるポリアニオンの製造方法。
  3. 【請求項3】 該ポリアニオンが、一般式: 【化3】 〔式中、 i)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に定
    義され、あるいは ii)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
    定義されるが、ただし、4−位において、アミノ酸4’−ヒドロキシ−MeLe
    uを有すると定義されているR4 およびZ4 を除き、あるいは iii)置換基R2 およびR5 からR11およびZ2 およびZ5 からZ11は、サイ
    クロスポリンAと同様に定義され、そして ・Z1 は、メチル基であり、そしてR1 は式: 【化4】 を有し −Rは、式−CH2 −CH=CH−CH2 −R’(式中、R’はアルキルチオ
    、アミノアルキルチオ、アルキルアミノアルキルチオ、ジアルキルアミノアルキ
    ルチオ、ピリミジニルチオ、チアゾリルチオ、N−アルキルイミダゾリルチオ、
    ヒドロキシアルキルフェニルチオ、ヒドロキシアルキルフェニルオキシ、ニトロ
    フェニルアミノまたは2−オキソピリミジン−1−イル基を表す)の基であり、
    または −Rは、式−CH2 −S−Alk(式中、Alkはアルキル基を表す)の基で
    あり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeuまたは4’−ヒドロ
    キシMeLeuが存在する基であり、あるいは iv) ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式: Ri CH2 CH(CH3 )−CH(OH)−CH(NHCH3 )−COOH (IIIb) (式中、Ri は、n−プロピルまたはプロペニルを表し、そして二重結合は好ま
    しくはトランス配置を示す)の置換されたホモトレオニンが存在する基であり、
    そして ・R2 およびZ2 は、2−位において、α−アミノ酪酸(αAbu)、バリン(
    Val)、ノルバリン(Nva)またはトレオニン(Thr)が存在する基であ
    り、そして ・R4 およびZ4 は、4−位において、N−メチル−γ−ヒドロキシロイシンま
    たはN−メチル−γ−アセチルオキシロイシンが存在する基であり、そして ・R5 およびZ5 は、5−位において、バリンが存在する基であり、そして ・R6 、Z6 、R9 、Z9 、R10およびZ10は、6−、9−および10−位にお
    いて、N−メチルロイシンが存在する基であり、そして ・R7 およびZ7 は、7−位において、アラニン(Ala)が存在する基であり
    、そして ・R8 およびZ8 は、8−位において、D−アラニンまたはD−セリンが存在す
    る基であり、そして ・R11およびZ11は、11−位において、N−メチルバリンが存在する基であり
    、あるいは、 v)Z1 およびR1 は、1−位において、MeBmt置換基または一般式: 【化5】 (Rj は、水素原子または低級アルキル基、低級アルケニル、低級ハロアルキル
    、アリール、低級アルキルオキシ、アルコキシ−C1 〜C6 −アルキル、ヒドロ
    キシメチル、低級アルキルチオ、アルキルチオ−C1 〜C6 −アルキル、C1
    6 −メルカプトアルキルまたはヘテロアリールを表し、アリールおよびヘテロ
    アリール基は1個またはそれ以上の下記の官能基で置換されていることも可能で
    ある:C1 〜C6 −アルキル、C1 〜C6 −アルカノイル、C1 〜C6 −ハロア
    ルキル、ハロゲン、シアノ、C1 〜C3 −ヒドロキシアルキル、C1 〜C6 −ア
    ルキルオキシ、C1 〜C6 −アルキル−S(O)n (式中、n=0、1または2
    )、NRb CORc (式中、Rb およびRc は独立してHまたはC1 〜C6 −ア
    ルキル、−NO2 、−NRbc 、−ORb 、−CONRbc 、−CORb
    −NRb CONRbc 、NRb CORc 、−OCORb 、−SCORb または
    −OCH2 O−を表す)、そしてRa は低級アルキルであり、Z1 は低級アルキ
    ル、低級フェニルアルキルまたはアリールであり、またXはS、SO、SO2
    OまたはNRb を表す)を有する置換基が存在する基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸L−2−アミノ酪酸、ノルバリ
    ン、L−トレオニンまたは1−位と同じアミノ酸がある置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
    在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸L−バリンまたはノルバリンが
    存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンが存
    在する置換基であり、そして ・Z7 およびR7 は、7−位において、アミノ酸L−アラニン、L−2−アミノ
    酪酸またはL−フェニルアラニンが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−アラニンまたはL−アラニ
    ンが存在する置換基であり、そして ・Z9 およびR9 は、9−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンまた
    はN−メチル−L−バリンが存在する置換基であり、そして ・Z10およびR10は、10−位において、アミノ酸N−メチル−L−ロイシンま
    たはL−ロイシンが存在する置換基であり、そして ・Z11およびR11は、11−位において、アミノ酸N−メチル−L−バリン、L
    −バリンまたはL−2−アミノ酪酸が存在する置換基であり、あるいは vi)置換基R4 から11RおよびZ4 からZ11は、サイクロスポリンAと同様に
    定義され、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmtまたはジヒドロMe
    Bmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Thr、Valまた
    はNvaが存在する置換基であり、あるいは vii)置換基R7 から11RおよびZ7 からZ11は、サイクロスポリンAと同様
    に定義され、そして: ・Z1 およびR1 は、1−位において、アミノ酸MeBmt、ジヒドロMeBm
    tまたは8’−ヒドロキシ−MeBmtが存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
    vaまたはMeOThrが存在する置換基であり、そして ・Z4 およびR4 は、4−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
    eLeu、MeIle、MeVal、MeThr、MeAla、MeaIleま
    たはMeaThrが存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、アミノ酸Val、Leu、MeValま
    たはMeLeuが存在する置換基であり、そして ・Z6 およびR6 は、6−位において、アミノ酸MeLeu、γ−ヒドロキシM
    eLeu、またはMeAlaが存在する置換基であり、 ただし、R4 およびZ4 がMeLeuを表す場合には、R5 およびZ5 はMeV
    alまたはMeLeuを表すかあるいはR1 およびZ1 は8’−ヒドロキシ−M
    eBmtを表し、あるいは viii)置換基R1 から11RおよびZ1 からZ11は、1−位における残基の3
    ’炭素または2−位における残基のβ炭素がO−アシルまたはオキソにより置換
    されているサイクロスポリンAを意味し、そして特には ・Z1 およびR1 は、1−位において、一般式 【化6】 (式中、−v−w−は、CH2 −CH2 またはトランスCH=CHそしてACY
    1 はアシル基を表す)の残基が存在する置換基であり、そして ・Z2 およびR2 は、2−位において、アミノ酸αAbu、Val、Thr、N
    vaまたはβ−O−アシル化α−アミノ酸が存在する置換基であり、そして ・Z5 およびR5 は、5−位において、同時にアミノ酸Nvaが2−位に存在す
    る場合には、アミノ酸ValまたはNvaが存在する置換基であり、そして ・Z8 およびR8 は、8−位において、アミノ酸D−AlaまたはD配置を有す
    るβ−O−アシル化またはβ−ヒドロキシル化α−アミノ酸が存在する置換基で
    あり、そして ・4−、6−、7−および9−から11−位における置換基は、サイクロスポリ
    ンAと同様に定義される〕 を有し、1個またはそれ以上のヒドロキシル基および/またはα−位において1
    個またはそれ以上の非メチル化窒素原子および/またはいずれかのその他の脱プ
    ロトン化が可能な酸性基が、場合により脱プロトン化されているかまたは保護さ
    れた形で該一般式(II)中に存在することを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 該ヘキサメチルジシラザン金属塩がヘキサメチルジシラザン
    アルカリ金属塩であることを特徴とする、請求項1から3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 該ヘキサメチルジシラザン金属塩がヘキサメチルジシラザン
    リチウム塩、ヘキサメチルジシラザンナトリウム塩またはヘキサメチルジシラザ
    ンカリウム塩から選択されていることを特徴とする、請求項1から4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 さらに、該ヘキサメチルジシラザン金属塩が、20から30
    モル当量の間の量で使用されることを特徴とする、請求項1から5に記載の方法
  7. 【請求項7】 サイクロスポリンの処理が金属ハロゲン化物の存在下で行わ
    れる場合に、該金属ハロゲン化物が塩化リチウム、塩化セシウム、フッ化セシウ
    ム、塩化銅(I)または塩化水銀(II)から選択されていることを特徴とする
    、請求項1から6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 サイクロスポリンの処理が金属ハロゲン化物の存在下で行わ
    れる場合に、該金属ハロゲン化物が、さらに、2〜8モル当量の量で使用される
    ことを特徴とする、請求項1から7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 さらに、サイクロスポリンの処理が脂肪族または環状エーテ
    ル、芳香族炭化水素またはこれら溶剤の混合物中で行われることを特徴とする、
    上記のいずれか1項にに記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、サイクロスポリンの処理が、−40℃から0℃の
    間の温度で行われることを特徴とする、上記のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 さらに、サイクロスポリンの処理が、10%未満またはこ
    れと等しい、溶液の総重量に関して含まれるサイクロスポリンの割合で実施され
    ることを特徴とする、上記のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 一般式 【化7】 〔式中: 1)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のi)中に定義のも
    のと同様であり、そしてR3 は置換基−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
    素原子3〜6個を有するシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
    水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
    シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノにより)フェニ
    ル、シクロアルキル(3〜6C)、アルケニル(2〜4C)またはアルキル基を
    表すか、またはベンジル基または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を
    含む飽和または不飽和の複素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、こ
    れらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜6環員数を含み、窒素、酸素
    または硫黄から選ばれている他のヘテロ原子を含んでいてもよく、また場合によ
    りアルキル、フェニルまたはベンジルにより置換されている飽和または不飽和の
    複素環を形成している) ・または一般式 【化8】 (式中、G1 およびG2 は上記と同様に定義され、G3 は、水素原子またはアル
    キル基を表し、そしてnは2〜4の整数、上記に定義のアルキル部分または基は
    、直鎖または分枝状であり、炭素原子1〜4個を含む)を表す)を表すか、ある
    いは 2)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のii)中に定義の
    ものと同様であり、そしてR3 は−S−CH3 または置換基−S−Alk−R0
    (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
    素原子3〜6個を含むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・ヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル基か、 ・または−NG12 基または一般式 【化9】 の上記に定義したものと同様の基を表す)を表し、 3)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11の置換基は、請求項3中のiii)
    中に定義のものと同様であり、またR3 は構造−S−Alk−R0 (式中: −Alkは直鎖または分枝鎖状の炭素原子2〜6個を含むアルキレン基または炭
    素原子3〜6個を組むシクロアルキレン基を表し、そして −R0 は ・水素原子またはヒドロキシル、カルボキシルまたはアルキルオキシカルボニル
    基か、 ・または−NG12 基(式中、同じかまたは異なっているG1 およびG2 は、
    水素原子または場合により置換(ハロゲン原子、アルキルオキシ、アルキルオキ
    シカルボニル、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノにより)フェニ
    ル、シクロアルキル(3〜6C)またはアルキル基を表すか、またはベンジル基
    または5または6環員数およびヘテロ原子1〜3個を含む飽和または不飽和の複
    素環基を表すか、または式中、G1 およびG2 は、これらが結合している窒素原
    子と一緒になって5または6環員数を含み、窒素、酸素または硫黄から選ばれる
    他のヘテロ原子を含んでいてもよく、またこれらは場合によりアルキルにより置
    換されている5または6員複素環を形成している) ・または一般式 【化10】 の上記に定義のものと同様の基を表す)の基であるか、あるいは 4)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のiv)中に定義の
    ものと同様であり、そしてR3 は下記: −線状または分枝状アルキル(C2 〜C6 )、アルケニルまたはアルキニルであ
    って、これらの基は、さらにヒドロキシル、アミノ、C1 〜C4 −アルキルアミ
    ノ、C1 〜C3 −ジアルキルアミノ、アルキルオキシまたはアシルオキシ基によ
    り置換されていてもよく、または −COOG4 またはCONHG4 であって、G4 は炭素原子1〜4個からなる線
    状または分枝状アルキルであり、または −−Y−G5 (式中、Y=SまたはO、そしてG5 は線状または分枝状C1 〜C 4 −アルキル、線状または分枝状アルケニルまたは線状または分枝状アルキニル
    であり、そして式中、Y=Sの場合には、G5 はまたアリールまたはヘテロアリ
    ールであってもよい)、または −ハロゲンまたはシアノ基、または −CHG67 (式中、G6 は水素原子またはメチル、エチルまたはフェニル基
    、そしてG7 は水素原子またはヒドロキシル、ハロゲン、アミノ、C1 〜C4
    アルキルアミノ、C1 〜C4 −ジアルキルアミノ、アシルオキシ、t−ブトキシ
    カルボニルアミノエトキシ−エトキシアセチルオキシまたはアルキルオキシカル
    ボニル基である)からの置換基であるか、あるいは 5)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のv)中に定義のも
    のと同様であり、そしてR3 は、3−位において、α−(メチルメルカプト)サ
    ルコシルまたはN−メチル−D−アラニル残基がある基であるか、あるいは 6)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のvi)中に定義の
    ものと同様であり、またR3 はC1 〜C6 −アルキル、ハロゲン−C1 〜C6
    アルキル、ヒドロキシC1 〜C6 −アルキル、メルカプトC1 〜C6 −アルキル
    、アミノC1 〜C6 −アルキル、C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ(C 1 〜C4 −アルキル)、ニトロC1 〜C6 −アルキル、シアノC1 〜C5 −アル
    キル、C1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C1 〜C6 −アルキ
    ルチオ(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルカノイルオキシ(C1 〜C 6 −アルキル)、C2 〜C7 −ジアゾアルカノイルオキシ(C1 〜C6 −アルキ
    ル)、カルボキシ(C1 〜C6 −アルキル)、C2 〜C7 −アルコキシカルボニ
    ル(C1 〜C6 −アルキル)、アミノカルボニル(C1 〜C4 −アルキル)、ア
    ミノカルボニルオキシ(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C1 〜C4 −アルカ
    ノイルオキシ)−(C1 〜C4 −アルキル)、アミノ(C2 〜C9 −アルコキシ
    カルボニル)(C1 〜C4 −アルキル)、C2 〜C7 −アルキルカルボニル、C 2 〜C7 −アルコキシカルボニル、C1 〜C6 −アルキルチオ、ヒドロキシC1
    〜C6 −アルキルチオ、C1 〜C6 −アルコキシ(C1 〜C6 −アルキルチオ)
    、C2 〜C11−アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11 −アルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、C2 〜C11−ア
    ルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニルオキ
    シ(C2 〜C4 −アルキルチオ)、C2 〜C11−アミノアルカノイルオキシ(C 2 〜C4 −アルキルチオ)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルス
    ルフィニル)、アミノカルボニルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、
    アミノアルカノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルフィニル)、アミノアル
    カノイルオキシ(C2 〜C4 −アルキルスルホニル)、アミノカルボニル、C3
    〜C6 −アルケニル、C3 〜C6 −アルキニル、ハロゲンC3 〜C6 −アルケニ
    ル、ハロゲンC3 〜C6 −アルキニル、ヒドロキシC3 〜C6 −アルケニル、ア
    リール(C1 〜C6 −アルキル)、ヒドロキシル化アリール(C1 〜C6 −アル
    キル)、アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、アリール(C3 〜C6 −アルキ
    ニル)、ヒドロキシル化アリール(C3 〜C6 −アルケニル)、ヒドロキシル化
    アリール(C3 〜C6 −アルキニル)、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ア
    リール(C2 〜C5 −アルコキシカルボニルアミノ)−(C1 〜C4 −アルキル
    )、ハロゲンまたはシアノ基または式Q−(CH2 −CH2 −O)n −CO−O
    −CH2 −(式中、nは1、2または3、Qはアミノである)であるか、あるい
    は 7)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のvii)中に定義
    のものと同様であり、またR3 は、3−位において、アミノ酸D−MeAlaが
    ある基である、あるいは 8)置換基R1 からR11およびZ1 からZ11は、請求項3中のviii)中に定
    義のものと同様であり、またR3 は、3−位において、α−位でN−メチル化さ
    れておりそしてD−配置を有するα−アミノ酸が存在する基である〕 のサイクロスポリン誘導体の製造において、求電子剤の該ポリアニオンへの付加
    により反応を阻害することができる関係するサイクロスポリンの官能基を、適切
    な場合にはあらかじめ保護し、引き続いて、適切な場合には、保護基の除去によ
    り、次いで、場合により、分離おび精製工程による、上記の請求項のいずれか1
    項に記載に従って製造されたポリアニオンの使用。
  13. 【請求項13】 3−位において置換されているサイクロスポリン誘導体の
    製造方法において、ポリアニオンが、サイクロスポリンをヘキサメチルジシラザ
    ン金属塩を用い、場合により金属ハロゲン化物の存在下で処理され、次いで求電
    子剤を加え、反応を阻害する可能性があるサイクロスポリン上に存在するヒドロ
    キシル基をあらかじめ保護し、次いで、適切な場合には、保護基を除去するかそ
    して/または得られた生成物を、存在する場合には塩に場合により変換すること
    を特徴とする方法。
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