JP4646381B2 - 塗布液供給装置及び塗布装置 - Google Patents

塗布液供給装置及び塗布装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4646381B2
JP4646381B2 JP2000344935A JP2000344935A JP4646381B2 JP 4646381 B2 JP4646381 B2 JP 4646381B2 JP 2000344935 A JP2000344935 A JP 2000344935A JP 2000344935 A JP2000344935 A JP 2000344935A JP 4646381 B2 JP4646381 B2 JP 4646381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pump
nozzle
liquid supply
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000344935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002143752A (ja
Inventor
雄二 下村
公男 元田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2000344935A priority Critical patent/JP4646381B2/ja
Publication of JP2002143752A publication Critical patent/JP2002143752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4646381B2 publication Critical patent/JP4646381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理体に向けてノズルより塗布用の液体を供給する塗布液供給装置および被処理体に該液体の塗布膜を形成する塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、LCDや半導体デバイスの製造プロセスにおけるリソグラフィー工程では、被処理基板(ガラス基板、半導体基板)上にレジスト液を塗布するための新しいレジスト塗布法として、被処理基板の上方でレジストノズルを相対移動または走査させながらレジストノズルよりレジスト液を細径の線状で連続的に吐出させることにより、高速回転を要することなく被処理基板上に所望の膜厚でレジスト液を塗布するようにした技法(スピンレス法)が提案されている。このスピンレス法に使用されるレジストノズルは、口径の非常に小さい(たとえば100μm程度の)吐出口を有し、相当高い圧力でレジスト液を吐出するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような微細径吐出型のレジストノズルを使用する場合は、レジスト液供給源よりレジスト液を相当高い作動圧力でレジストノズルへ送る必要がある。従来は、レジスト液供給源のレジスト液貯留部を二重容器構造とし、可撓性の材質からなる内容器の中にレジスト液を収容し、密閉構造の外容器と内容器の隙間にガス(通常は窒素ガス)を供給することにより、ガスの圧力で内容器を押し潰してレジスト液を押し出す方式(第1の方式)が用いられていた。しかしながら、この第1の方式では、内容器から押し出すレジスト液の流量または圧力を一定に維持するのが難しく、このため塗布処理中にレジストノズルの吐出流量または吐出圧力が変動しやすく、レジスト塗布膜の膜圧均一性を保証できない。
【0004】
従来の別の方式として、シリンダ等の容積型ポンプを使用し、ポンプとレジストノズルとの間に流量制御弁を設ける方式(第2の方式)も行われている。この第2の方式では、予め所要量(通常は1回分)のレジスト液をレジスト液貯留部よりポンプに移して(吸入して)ポンプ室内に蓄積しておき、塗布処理中は塗布開始から塗布終了まで持続的にポンプ室内のレジスト液をレジストノズル側に押し出し続けるようにしており、上記第1の方式よりも安定したノズル吐出圧力を得ることができる。しかしながら、塗布処理時間を通じてノズル吐出圧力を確実に一定に維持できるほどの信頼性はない。また、塗布処理に先立って少なくとも塗布処理1回分のレジスト液をポンプ室内に貯留しておかなくてはならないため、ポンプの容積が大型化するという問題もあった。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、塗布液を微細径型ノズルで吐出する方式であっても安定した吐出圧力を保証できる信頼性の高い塗布液供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の別の目的は、ポンプ容量が小さくてもその容量を越える量の塗布液をほぼ一定の吐出圧力で連続的に吐出できる塗布液供給装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、高速のスピン回転を要することなく被処理体上に均一な膜圧で塗布膜を形成できる塗布装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の塗布液供給装置は、所定の被処理体に向けて塗布用の液体を吐出するためのノズルと、液体貯留部より前記液体を吸い込み、吸い込んだ前記液体を前記ノズル側へ押し出すポンプと、前記ポンプより押し出された前記液体を前記ノズルへ送るための液体供給管と、前記ノズルまたは前記液体供給管における前記液体の圧力を検出するための圧力センサと、前記被処理体に対する塗布処理中に、塗布処理時間を通じて、前記ノズルの吐出圧力が所定圧力を越える上昇と前記所定圧力を割る低下とをほぼ一定の周期で繰り返すように、前記圧力センサの出力信号に応じて前記ポンプの押し出し動作と吸い込み動作とを交互に制御する制御とを有する。
【0009】
本発明の塗布液供給装置では、被処理体に対する塗布処理中に、塗布処理時間を通じて、塗布用液体の吐出圧力が圧力センサによって検出され、制御部にフィードバックされる。そして、フィードバックされる吐出圧力がノズルの吐出圧力が所定圧力を越える上昇と該所定圧力を割る低下とをほぼ一定の周期で繰り返しながら該所定圧力付近に維持されるように、制御部がポンプの動作を制御することにより、ポンプ容量が小さくてもその容量を優に超える塗布処理一回分の量の塗布液を所定圧力付近に維持される安定した吐出圧力で連続的に吐出することができる。
【0010】
本発明の塗布液供給装置において、このような定吐出圧制御を行うための好ましい一態様として、前記制御手段が、前記圧力センサの出力信号により得られる圧力測定値を予め設定した第1の圧力設定値と比較し、前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値を越えた時は前記ポンプの動作を押出し動作から吸込み動作に切り換え、前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値を割った時は前記ポンプの動作を吸込み動作から押出し動作に切り換える構成としてよい。
【0011】
あるいは別の好ましい態様として、前記制御手段が、前記圧力センサの出力信号により得られる圧力測定値を第2の圧力設定値および前記第2の圧力設定値よりも所定の値だけ低い第3の圧力設定値と比較し、前記圧力測定値が前記第2の圧力設定値を越えた時は前記ポンプの動作を押出し動作から吸込み動作に切り換え、前記圧力測定値が前記第3の圧力設定値を割った時は前記ポンプの動作を吸込み動作から押出し動作に切り換える構成としてもよい。
【0012】
また、本発明の塗布液供給装置において、好適な一態様によれば、フレキシブルかつ精細な吐出圧制御を行うために、前記制御手段が、前記ポンプの押出し動作における単位時間当たりの押出し量を可変制御する。
【0013】
また、本発明の塗布液供給装置において、好適な一態様によれば、吐出圧制御の信頼性を高めるために、前記制御手段が、前記ポンプの吸入開始から終了までの動作に要した時間に基づいて前記ノズルまたは前記液体供給管における前記液体の流れ具合の良否を判定する。
【0014】
また、本発明の塗布液供給装置において、吐出圧力を高速かつ安定に立ち上げるために、前記制御手段が、前記ノズルより前記液体の吐出を開始して前記ノズルの吐出圧力を立ち上げる際に、前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値または前記第3の圧力設定値よりも所定の値だけ低い第4の圧力設定値を越えるまでは第1の単位時間当たりの押出し量で前記ポンプの押出し動作を持続させ、前記圧力測定値が前記第4の圧力設定値を越えてからは前記ポンプの押出し動作における単位時間当たりの押出し量を前記第1の単位時間当たりの押出し量よりも低い第2の単位時間当たりの押出し量に切り換える構成としてよい。
【0015】
本発明の塗布液供給装置において、ポンプの押出し動作と吸込み動作を安定確実に行うために、好ましくは、前記ポンプが、前記液体貯留部より前記液体を第1の逆止め弁を介して吸い込み、吸い込んだ前記液体を第2の逆止め弁を介して前記ノズル側へ押し出す構成としてよい。
【0016】
この方式の好ましい態様は、前記ポンプが、軸方向に伸縮可能なベローズ型のポンプ室と、前記液体を吸い込むために前記ポンプ室を伸張させ、前記液体を押し出すために前記ポンプ室を圧縮する駆動部とを有する構成である。このようなベローズ型のポンプにおいて、好ましい一態様は、前記ポンプの駆動部が、前記制御部により回転方向、回転速度および回転量を制御される電動モータと、前記電動モータの回転駆動力をベローズ軸方向の直線運動に変換して前記ポンプ室に伝える伝達手段とを含む構成である。
【0017】
本発明の塗布液供給装置においては、前記ノズルの吐出口を吐出流路の終端付近で口径が拡大しながら開口するような構成とすることで、塗布液を吐出口付近で渦流を生じることなく直進性に優れた安定した層流で吐出することができる。
【0018】
本発明の塗布装置は、本発明の塗布液供給装置を備えることにより、高速のスピン回転を要することなく被処理体上に均一な膜圧で塗布膜を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0020】
図1に、本発明の塗布装置が組み込み可能なシステム例として塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
【0021】
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)10と、プロセスステーション(P/S)12と、インタフェース部(I/F)14とで構成される。
【0022】
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ16と、このステージ16上のカセットCについて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えている。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)12側の主搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
【0023】
プロセスステーション(P/S)12は、上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロセス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25およびスペース27を介して(挟んで)横一列に設けている。
【0024】
洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含んでいる。
【0025】
塗布プロセス部24は、レジスト塗布ユニット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42と、エッジリムーバ・ユニット(ER)44と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
【0026】
現像プロセス部26は、3つの現像ユニット(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)55と、加熱ユニット(HP)53とを含んでいる。
【0027】
各プロセス部22,24,26の中央部には長手方向に搬送路36,52,58が設けられ、主搬送装置38,54,60が各搬送路に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部22,24,26において、搬送路36,52,58の一方の側にスピンナ系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理または照射処理系のユニット(HP,COL,UV等)が配置されている。
【0028】
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)14は、プロセスステーション12と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)57およびバッファステージ56を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構59を設けている。
【0029】
図2に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)10において、搬送機構20が、ステージ16上の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部22の主搬送装置38に渡す(ステップS1)。
【0030】
洗浄プロセス部22において、基板Gは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に順次搬入され、上段の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次に下段の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線照射洗浄では基板表面の有機物が除去される。これによって、基板Gの濡れ性が向上し、次工程のスクラビング洗浄における洗浄効果を高めることができる。
【0031】
次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビング洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(HP)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部22における前処理が終了し、基板Gは、主搬送装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセス部24へ搬送される。
【0032】
塗布プロセス部24において、基板Gは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
【0033】
その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受け、次いでエッジリムーバ・ユニット(ER)44で基板周縁部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS8)。
【0034】
次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(HP/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行われ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を用いることもできる。
【0035】
上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセス部24の主搬送装置54と現像プロセス部26の主搬送装置60とによってインタフェース部(I/F)14へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)14に戻される。インタフェース部(I/F)14の搬送機構59は、露光装置から受け取った基板Gをイクステンション57を介してプロセスステーション(P/S)12の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
【0036】
現像プロセス部26において、基板Gは、現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)55の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)53を用いることもできる。
【0037】
現像プロセス部26での一連の処理が済んだ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の搬送装置60,54,38によりカセットステーション(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
【0038】
この塗布現像処理システムにおいては、塗布プロセス部24のレジスト塗布ユニット(CT)に本発明を適用することができる。以下、図3〜図12につき本発明をレジスト塗布ユニット(CT)に適用した実施形態を説明する。
【0039】
図3に、本発明の第1の実施形態によるレジスト塗布ユニット(CT)内のノズル走査機構の構成を示す。この実施形態のレジスト塗布ユニット(CT)は、スピンレス法によって基板G上に所望の膜厚でレジスト液を塗布するために、基板Gの上方でレジストノズル62をXY方向で駆動するノズル走査機構64を有している。
【0040】
図3に示すように、このレジスト塗布ユニット(CT)内で基板Gはステージ66の上にほぼ水平に載置される。このステージ66には、基板Gの搬入/搬出時に基板Gを水平姿勢で下から支持するための昇降可能な複数本のリフトピン(図示せず)が設けられている。
【0041】
このノズル走査機構64では、ステージ66のX方向の両側にY方向に延びる一対のYガイドレール68,70が配置されるとともに、両Yガイドレール68,70の間にX方向に延在するXガイドレール72がY方向に移動可能に架け渡されている。所定位置たとえばYガイドレール68の一端に配置されたY方向駆動部74が,無端ベルト等の伝動機構(図示せず)を介してXガイドレール72を両Yガイドレール68,70に沿ってY方向に駆動するようになっている。また、Xガイドレール72に沿ってX方向にたとえば自走式または外部駆動式で移動できるキャリッジ(搬送体)76が設けられており、このキャリッジ76にレジストノズル62が取り付けられている。
【0042】
このノズル走査機構64においては、たとえば、Yガイドレール68,70上の所望の位置でXガイドレール72を固定(静止)したままXガイドレール72上でキャリッジ76をX方向に移動させる動作(X走査)と、Xガイドレール72上の所望の位置にキャリッジ76を固定(静止)したままYガイドレール68,70上でXガイドレール72をY方向に移動させる動作(Y走査)とを交互に繰り返すことで、ステージ66の上方で基板Gの端から端までレジストノズル62を走査させることができる。
【0043】
図4に、このレジスト塗布ユニット(CT)におけるレジスト液供給部80の構成を示す。このレジスト液供給部80は、レジスト液タンク82と、このレジスト液タンク82よりレジスト液Rを吸い込んでレジストノズル62に向けて押し出すベローズポンプ84とを有している。レジスト液タンク82とベローズポンプ84とはレジスト液吸入管(配管)86で接続され、ベローズポンプ84とレジストノズル62とはレジスト液供給管(配管)88で接続されている。レジスト液供給管88の途中に異物除去用フイルタ90および開閉弁92が設けられてよい。
【0044】
ベローズポンプ84は、軸方向に伸縮自在なベローズ型のポンプ室94と、このポンプ室94をボールネジ機構96を介して軸方向に伸張または圧縮変形させる駆動用の電動モータ98とを有している。
【0045】
ポンプ室94のポートは、入力/出力兼用型であり、第1の逆止め弁(チェック弁)100を介してレジスト液吸入管86の終端(出口)に接続されるとともに、第2の逆止め弁102を介してレジスト液供給管88の始端(入口)に接続される。
【0046】
電動モータ98はたとえばパルスモータからなる。制御部104が、電動モータ98の回転(回転方向、回転量および回転速度等)を制御することにより、ベローズポンプ84の動作(吸込み/押出しの切換え、吸込み量/押出し量、単位時間当たりの吸込み量/押出し量等)を制御するようになっている。制御部104が電動モータ98の回転動作を確認するために、たとえば電動モータ98にロータリエンコーダ106が取り付けられてよい。
【0047】
制御部104は、たとえばマイクロコンピュータからなり、レジスト液供給部80内の開閉弁92や上記ノズル機構64に対しても所要の制御を行う。レジスト液供給部80においては、レジストノズル62に吐出圧力を検出するための圧力センサ108が取り付けられている。
【0048】
図5および図6に、この実施形態におけるレジストノズル62の構成を示す。
図5に示すように、レジストノズル62の本体は、たとえばステンレス鋼(SUS)からなり、レジスト液供給管88の終端(図示せず)よりレジスト液を導入するための導入通路62aと、導入したレジスト液Rをいったん溜めるバッファ室62bと、バッファ室62bの底面より垂直下方に延在する1個または複数個のノズル吐出流路62cと、各ノズル吐出流路62cの終端に設けられた吐出口62dとを有している。吐出口62dの口径は微細径で、たとえば100μm程度に選ばれている。
【0049】
図6に示すように、この実施形態では、ノズル吐出流路62cの終端部が断面テーパ状に先細り(61)になって吐出口62dに接続している。そして、吐出口62dの流路はエッジ付近で口径を拡大させながら、好ましくは湾曲状(63)に拡大させながら、開口している。かかる構成によれば、レジスト液Rが吐出口62d付近で渦流を生じることなく安定した層流で吐出され、吐出流の直進性が向上する。
【0050】
図5において、レジストノズル62のバッファ室62bの一側壁にプローブ孔110が形成され、このプローブ孔110に圧力センサ108が取り付けられている。この圧力センサ108は、圧力感知素子および圧力検出回路を有しており、ノズル吐出圧力としてバッファ室62b内の圧力を表すセンサ出力信号PSを出力する。
【0051】
図7に、この実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式を示す。この実施形態では、主搬送装置54(図1)により塗布処理前の基板Gが本レジスト塗布ユニット(CT)に搬入され、上記リフトピン(図示せず)により該基板Gがステージ66(図3)上に載置されてから、レジスト塗布処理が実行される。
【0052】
1回のレジスト塗布処理に先立ち、制御部104は予めベローズポンプ84に所定量のレジスト液Rを充填させておく。詳細には、モータ98を駆動制御してポンプ室94を所定の長さに伸張させ、負圧吸引力でレジスト液タンク82よりレジスト液Rをポンプ室94内に吸い込ませる。この時、第1の逆止め弁100は開き、第2の逆止め弁102は閉じる。ここで、ポンプ室94におけるレジスト液の吸込み量または充填量は、レジスト塗布処理1回分の使用量または消費量よりずっと少なくてよく、たとえば数分の1程度であってもよい。
【0053】
レジスト塗布処理の初期化の一つとして、制御部104は、ステージ66の外に設定された所定のスタート位置でレジストノズル62よりレジスト液Rの吐出を開始させ、かつ定常用の吐出圧力設定値P2付近まで立ち上げる。
【0054】
この吐出圧力の立ち上げに際して、制御部104は、開閉弁92を開け、ベローズポンプ84に押出し動作を開始させる。押出し動作では、モータ98を駆動制御してポンプ室94を所望のレートで圧縮する。押出し動作の開始直後は、単位時間当たりの押出し量を立ち上げ用の大きな値(第1の押出し量設定値)に選ぶことにより、図7に示すように吐出圧力を高速または急勾配Fで立ち上げる。
【0055】
そして、制御部104は、圧力センサ108を通じてレジストノズル62の吐出圧力を監視し、吐出圧力が定常用つまり塗布処理用の設定値P2よりも所定値だけ低い設定値P1に達した時点(またはP1を越えた時点)t1で、ベローズポンプ84の単位時間当たりの押出し量を塗布処理用の吐出圧力設定値P2に応じた値、好ましくはP2を少し上回る値(第2の押出し量設定値)に切り換える。これにより、切換え時点t1を過ぎてから、レジストノズル62における吐出圧力は立ち上げ用の急勾配Fよりもなだらかな所定の勾配Gで上昇する。
【0056】
そして、レジストノズル62の吐出圧力が設定値P2に達すると、それ以降は、図8に示すように、ベローズポンプ84に押出し動作と吸込み動作とをほぼ一定の周期で交互に行わせ(H)、レジストノズル62の吐出圧力を設定値P2付近に維持する。こうしてレジストノズル62の吐出圧力を設定値P2に維持しながら、制御部104はノズル走査機構64を制御してレジストノズル62を基板G上で走査させる。
【0057】
この実施形態の定吐出圧制御において、より詳細には、レジストノズル62の吐出圧力が設定値P2を越えると、制御部104はベローズポンプ84の動作を押出し動作から吸込み動作に切り換える。この際、吐出圧力が設定値P2を越えてからベローズポンプ84が吸込み動作を開始するまでに一定の時間遅れがある。ベローズポンプ84が吸込み動作を行うことで、レジスト液タンク82よりレジスト液Rが開状態の第1の逆止め弁100を通ってポンプ室94に吸入(補充)される。この間、第2の逆止め弁102は閉じており、レジスト液供給管88内の残圧によりレジストノズル62はレジスト液Rを吐出し続けるが、吐出圧力は漸次低下する。
【0058】
そして、レジストノズル62の吐出圧力が設定値P2を割ると、制御部104はベローズポンプ84の動作を吸込み動作から押出し動作に切り換える。この際にも、吐出圧力が設定値P2を割ってからベローズポンプ84が押出し動作を開始するまでに一定の時間遅れがある。ベローズポンプ84が押出し動作を行うと、ポンプ室94よりレジスト液Rが開状態の第2の逆止め弁102を通ってレジスト液供給管88側に押し出され、レジストノズル62に送られる。これにより、レジストノズル62の吐出圧力は上昇に転じる。第1の逆止め弁100は閉じた状態になる。
【0059】
上記のようにしてベローズポンプ84が押出し動作と吸込み動作をほぼ一定の周期で交互に繰り返すことにより、レジストノズル62の吐出圧力は設定値P2を中心に上昇(微増)と低下(微減)を繰り返しながら設定値P2付近に維持される。ベローズポンプ84においては、押出し動作によってレジスト液Rを放出するものの、直後の吸込み動作によってレジスト液タンク82よりレジスト液Rを補充できるので、ポンプ室94内の貯留量または残量が少なくても、何ら支障はなく、レジストノズル62に設定通りの圧力および流量でレジスト液Rを安定供給できる。
【0060】
このように、この実施形態においては、塗布処理に先立って塗布処理1回分のレジスト液をベローズポンプ84のポンプ室94内に貯留(用意)しておく必要はない。ポンプ室94は小容量で足り、小型のベローズポンプを使用できる。
【0061】
上記のような定吐出圧制御において、ベローズポンプ84の単位時間当たりの押出し量は任意の値に設定可能であり、可変制御も可能である。通常は、上記のように吐出圧力の立ち上げ終了時点(t1)で切り換えた値(第2の押出し量設定値)を維持してよい。あるいは、吐出圧力を設定値P2に可及的に近づけることも可能である。その場合は、図9に示すように、押出し動作における吐出圧力の上昇勾配は零に近づき、押出し動作のサイクルが長くなる。つまり、1回の押出し動作サイクルで吐出されるレジスト液の総量が増える。
【0062】
ベローズポンプ84の単位時間当たりの吸込み量も任意の値に設定可能であり、可変制御も可能である。通常は、単位時間当たりの押出し量に相当する値に選んでよい。
【0063】
ところで、上記のように小容量型のベローズポンプ84を用いると、ポンプ応答速度が高くなる反面、押出し動作と吸込み動作のサイクルが短くなり、上記のようなフィードバック式の定吐出圧制御が不安定になることがある。その場合は、図10に示すように、適当なオフセット値δPを有する2つの基準値P2a,P2bを設定し、レジストノズル62の吐出圧力が高い方の基準値P2aを越えたならベローズポンプ84の動作を押出し動作から吸込み動作に切り換え、ノズル吐出圧力が低い方の基準値P2bを割ったならベローズポンプ84の動作を吸込み動作から押出し動作に切り換えるような制御を行ってよい。
【0064】
また、上記のような定吐出圧制御を行う中で、制御部104は圧力センサ106の出力信号に基づいて押出し動作と吸込み動作のサイクルTを計時することで、サイクルが異常に変化した時は、警報信号を発生するなどの処置をとることができる。たとえば、図11の例では、サイクルTi+3が異常に長くなっており、レジストノズル62等で目詰まりを起こしたおそれがある。この実施形態では、このようなレジスト液供給部80内の異常事態を早期に検出できる。
【0065】
図12に、本発明の第2の実施形態によるレジスト塗布ユニット(CT)の特徴部分の構成を示す。この第2の実施形態では、スピンチャック118上に基板Gを載置して、静止状態の基板G上にレジスト液Rを大まかに分布させて供給する第1工程と、基板G上でレジスト液Rを広げて塗布膜をレベリング(膜厚均一化)するために基板Gをスピン回転させる第2工程とを順次行うようにしている。第1工程では、上記第1の実施形態におけるノズル走査機構(図3)およびレジスト液供給部80(図4)を用いることができる。
【0066】
従来一般のスピンコート法では基板中心部にレジスト液を滴下してから2000〜3000rpm以上の高速度でスピン回転させるのに対して、この第2実施形態の方式では基板上にレジスト液をある程度広く分布させてからたとえば1000rpm程度の低速度でスピン回転させるため基板の外に飛散するレジスト液を少なくすることができる。
【0067】
図12において、スピンチャック118の回転軸118aは駆動部120内に設けられている回転駆動部(図示せず)に作動結合されている。スピンチャック118の上面に設けられているチャック吸引口(図示せず)は回転軸118a内に貫通している空気通路を介して負圧源たとえば真空ポンプ(図示せず)に接続されている。駆動部120内には、スピンチャック118を昇降移動させるための昇降駆動部(図示せず)も設けられている。基板Gの搬入/搬出時にはスピンチャック118が上昇して外部搬送装置つまり主搬送装置54(図1)と基板Gのやりとりを行うようになっている。
【0068】
スピンチャック118を取り囲むように回転カップ122が回転可能に設けられ、さらに回転カップ122の外側にドレインカップ124が固定配置されている。両カップ122,124のいずれも上面が開口している。回転カップ122の底部は、筒状の支持部材126を介して駆動部120内の回転駆動部に作動接続されている。
【0069】
回転カップ122の上方には、ロボットアーム128により上下移動可能な蓋体130が配置されている。回転カップ122の上方でレジストノズル62を走査させるとき、つまり基板G上にレジスト液Rを供給する工程(第1工程)の間は、蓋体130がノズル走査機構64の上方に退避している。第1工程が終了して、塗布膜のレベリングを行う工程(第2の工程)に際しては蓋体130が降りてきて回転カップ122の上面を閉じる。そして、駆動部126の回転駆動によりスピンチャック118と回転カップ122(および蓋体130)が一緒に回転し、基板G上でレジスト液Rが遠心力で広げられ、基板Gの外に振り切られ飛散したレジスト液Rは回転カップ122に受けられる。スピンチャック118の下面には回転カップ122の底面を密閉するためのリング状シール部材131が取付されている。
【0070】
回転カップ122に回収されたレジスト液Rは、カップ122底部の外周縁部に形成されているドレイン口132を通ってドレインカップ124へ導かれ、ドレインカップ124底部のドレイン口134より廃液処理部(図示せず)へ送られる。なお、スピン回転中にドレイン口134より空気が流出して回転カップ122内部が負圧になるのを防止するために、回転カップ122の上部または蓋体130に適当な給気口(図示せず)が設けられてよい。回転カップ122側からドレインカップ124内に流入した空気はドレインカップ124の外周面に形成された排気口136より排気系統(図示せず)へ排出される。
【0071】
この第2の実施形態における第1の工程では、上記したように基板G上にレジスト液Rをある程度広く分布させて供給すればよく、基板全面にむらなく均一塗布する必要はない。したがって、レジストノズル62を基板Gの外へ出すことなく始終基板Gの上で走査させることも可能である。
【0072】
上記した実施形態におけるレジスト液供給部80やノズル走査機構64等の各部の構成は一例であり、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形・変更が可能である。たとえば、レジスト液供給部80において、ベローズポンプ84に代えてシリンダ型ポンプやダイヤフラム型ポンプ等を用いることもできる。圧力センサ108をレジスト液供給管88に取り付ける構成も可能である。ノズル走査機構64は、XY走査型に限らず、回動走査型等の構成でもよい。走査は、レジストノズルまたは被処理基板の一方または双方を移動させるものであれば、任意の形態が可能である。また、走査式でなくても、たとえば静止状態で塗布液を吐出する方式にも本発明は適用可能である。
【0073】
本発明における塗布液としては、レジスト液以外にも、たとえば層間絶縁材料、誘電体材料、配線材料等の液体も可能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の塗布液供給装置によれば、塗布液を微細径型ノズルで吐出する方式であっても安定した吐出圧力を保証することができる。また、ポンプ容量が小さくてもその容量を越える量の塗布液をほぼ一定の吐出圧力で連続的に吐出することも可能である。
本発明の塗布装置によれば、高速のスピン回転を要することなく被処理体上に均一な膜圧で塗布膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置が適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。
【図2】実施形態の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態によるレジスト塗布ユニット内のノズル走査機構の構成を示す斜視図である。
【図4】実施形態のレジスト塗布ユニットにおけるレジスト液供給部の構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態におけるレジストノズルの一構成例を示す断面図である。
【図6】実施形態におけるレジストノズルの要部の構成を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図7】実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式を示す波形図である。
【図8】実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式の要部の波形を拡大してを示す部分拡大波形図である。
【図9】実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式の一態様を示す部分拡大波形図である。
【図10】実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式の一態様を示す部分拡大波形図である。
【図11】実施形態におけるノズル吐出圧力制御方式の一態様を示す部分拡大波形図である。
【図12】本発明の第2の実施形態によるレジスト塗布ユニット内の特徴部分の構成を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
40 レジスト塗布ユニット(CT)
62 レジストノズル
64 ノズル走査機構
80 レジスト液供給部
82 レジスト液タンク
84 ベローズポンプ
86 レジスト液吸入管
88 レジスト液供給管
100 第1の逆止め弁
102 第2の逆止め弁
104 制御部
108 圧力センサ
118 スピンチャック
120 駆動部
122 回転カップ
130 蓋体

Claims (11)

  1. 所定の被処理体に向けて塗布用の液体を吐出するためのノズルと、
    液体貯留部より前記液体を吸い込み、吸い込んだ前記液体を前記ノズル側へ押し出すポンプと、
    前記ポンプより押し出された前記液体を前記ノズルへ送るための液体供給管と、
    前記ノズルまたは前記液体供給管における前記液体の圧力を検出するための圧力センサと、
    前記被処理体に対する塗布処理中に、塗布処理時間を通じて、前記ノズルの吐出圧力が所定圧力を越える上昇と前記所定圧力を割る低下とをほぼ一定の周期で繰り返すように、前記圧力センサの出力信号に応じて前記ポンプの押し出し動作と吸い込み動作とを交互に制御する制御
    を有する塗布液供給装置。
  2. 前記制御が、
    前記圧力センサの出力信号により得られる圧力測定値を予め設定した第1の圧力設定値と比較し、
    前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値を越えた時は前記ポンプの動作を押出し動作から吸込み動作に切り換え、
    前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値を割った時は前記ポンプの動作を吸込み動作から押出し動作に切り換える
    請求項1に記載の塗布液供給装置。
  3. 前記制御が、
    前記圧力センサの出力信号により得られる圧力測定値を第2の圧力設定値および前記第2の圧力設定値よりも所定の値だけ低い第3の圧力設定値と比較し、
    前記圧力測定値が前記第2の圧力設定値を越えた時は前記ポンプの動作を押出し動作から吸込み動作に切り換え、
    前記圧力測定値が前記第3の圧力設定値を割った時は前記ポンプの動作を吸込み動作から押出し動作に切り換える
    請求項1に記載の塗布液供給装置。
  4. 前記制御が、前記ポンプの押出し動作における単位時間当たりの押出し量を可変制御する請求項1〜3のいずれかに記載の塗布液供給装置。
  5. 前記制御が、前記ポンプの吸入開始から終了までの動作に要した時間に基づいて前記ノズルまたは前記液体供給管における前記液体の流れ具合の良否を判定する請求項1〜4のいずれかに記載の塗布液供給装置。
  6. 前記制御が、前記ノズルより前記液体の吐出を開始して前記ノズルの吐出圧力を立ち上げる際に、前記圧力測定値が前記第1の圧力設定値よりも所定の値だけ低い第4の圧力設定値を越えるまでは第1の単位時間当たりの押出し量で前記ポンプの押出し動作を持続させ、前記圧力測定値が前記第4の圧力設定値を越えてからは前記ポンプの押出し動作における単位時間当たりの押出し量を前記第1の単位時間当たりの押出し量よりも低い第2の単位時間当たりの押出し量に切り換える請求項に記載の塗布液供給装置。
  7. 前記制御が、前記ノズルより前記液体の吐出を開始して前記ノズルの吐出圧力を立ち上げる際に、前記圧力測定値が前記第3の圧力設定値よりも所定の値だけ低い第4の圧力設定値を越えるまでは第1の単位時間当たりの押出し量で前記ポンプの押出し動作を持続させ、前記圧力測定値が前記第4の圧力設定値を越えてからは前記ポンプの押出し動作における単位時間当たりの押出し量を前記第1の単位時間当たりの押出し量よりも低い第2の単位時間当たりの押出し量に切り換える請求項に記載の塗布液供給装置。
  8. 前記ポンプが、前記液体貯留部より前記液体を第1の逆止め弁を介して吸い込み、吸い込んだ前記液体を第2の逆止め弁を介して前記ノズル側へ押し出す請求項1〜のいずれかに記載の塗布液供給装置。
  9. 前記ポンプが、
    軸方向に伸縮可能なベローズ型のポンプ室と、
    前記液体を吸い込むために前記ポンプ室を伸張させ、前記液体を押し出すために前記ポンプ室を圧縮する駆動部とを有する
    請求項1〜のいずれかに記載の塗布液供給装置。
  10. 前記ポンプの駆動部が、
    前記制御部により回転方向、回転速度および回転量を制御される電動モータと、
    前記電動モータの回転駆動力をベローズ軸方向の直線運動に変換して前記ポンプ室に伝える伝達手段とを含む、
    請求項に記載の塗布液供給装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の塗布液供給装置と、
    前記被処理体の被処理面上に前記液体を塗布するために前記被処理体および前記ノズルの一方または双方を移動させる走査駆動部
    を有する塗布装置。
JP2000344935A 2000-11-13 2000-11-13 塗布液供給装置及び塗布装置 Expired - Fee Related JP4646381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344935A JP4646381B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 塗布液供給装置及び塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000344935A JP4646381B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 塗布液供給装置及び塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002143752A JP2002143752A (ja) 2002-05-21
JP4646381B2 true JP4646381B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=18819056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000344935A Expired - Fee Related JP4646381B2 (ja) 2000-11-13 2000-11-13 塗布液供給装置及び塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4646381B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004141744A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Toppan Printing Co Ltd 塗布液供給装置及び方法
KR100558928B1 (ko) * 2003-11-21 2006-03-10 세메스 주식회사 평판표시소자 제조를 위한 기판 상에 포토레지스트를도포하는 장치 및 이에 사용되는 노즐
JP4422006B2 (ja) 2004-12-08 2010-02-24 東京エレクトロン株式会社 処理装置及び処理液供給方法及び処理液供給プログラム
JP4717782B2 (ja) 2006-11-13 2011-07-06 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置
JP5297658B2 (ja) * 2008-01-28 2013-09-25 東京応化工業株式会社 レジスト液供給回収システム
TWI413156B (zh) * 2008-01-28 2013-10-21 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 光阻液供給回收系統及光阻液回收方法
JP5249593B2 (ja) * 2008-01-28 2013-07-31 東京応化工業株式会社 レジスト液回収方法
JP5255660B2 (ja) * 2011-01-18 2013-08-07 東京エレクトロン株式会社 薬液供給方法及び薬液供給システム
JP6295053B2 (ja) * 2013-09-27 2018-03-14 株式会社Screenホールディングス 塗布装置および塗布方法
JP6418737B2 (ja) * 2013-12-26 2018-11-07 住友重機械工業株式会社 塗布装置
CN107921461B (zh) * 2016-03-24 2019-08-20 中外炉工业株式会社 向曲面基材涂敷涂敷液的涂敷装置和涂敷方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59112872A (ja) * 1982-12-16 1984-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転塗装装置
JPS60168554A (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 Sugino Mach:Kk 液中ジエツト噴射用ノズル
JPH0278462A (ja) * 1988-09-13 1990-03-19 Iwata Tosouki Kogyo Kk 塗料圧送ポンプの制御装置
JPH02133472U (ja) * 1989-04-14 1990-11-06
JPH1126377A (ja) * 1997-04-01 1999-01-29 Miyazaki Oki Electric Co Ltd レジスト吐出システムとレジスト吐出方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3620108B2 (ja) * 1995-08-29 2005-02-16 アイシン精機株式会社 蓄圧制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59112872A (ja) * 1982-12-16 1984-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転塗装装置
JPS60168554A (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 Sugino Mach:Kk 液中ジエツト噴射用ノズル
JPH0278462A (ja) * 1988-09-13 1990-03-19 Iwata Tosouki Kogyo Kk 塗料圧送ポンプの制御装置
JPH02133472U (ja) * 1989-04-14 1990-11-06
JPH1126377A (ja) * 1997-04-01 1999-01-29 Miyazaki Oki Electric Co Ltd レジスト吐出システムとレジスト吐出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002143752A (ja) 2002-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6676757B2 (en) Coating film forming apparatus and coating unit
US6872256B2 (en) Film forming unit
JP4646381B2 (ja) 塗布液供給装置及び塗布装置
KR100598993B1 (ko) 기판세정장치 및 기판세정방법
KR101096847B1 (ko) 처리 장치 및 처리액 공급 방법 및 처리액 공급 프로그램을 저장한 기억 매체
JPH11354426A (ja) 塗布膜形成装置及びその方法
JP4592524B2 (ja) 基板処理装置
JP2002324828A (ja) 基板両面処理装置
JP3993496B2 (ja) 基板の処理方法および塗布処理装置
JP4334758B2 (ja) 膜形成装置
KR20060101311A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP3321540B2 (ja) 脱気機構およびそれを用いた処理装置、ならびに脱気方法
TW201007872A (en) Decompression drying equipment
JP3777542B2 (ja) ノズル装置及び塗布装置及び塗布方法
JP2003332213A (ja) 液処理装置および液処理方法
JP4256583B2 (ja) 塗布膜形成装置
JP3865669B2 (ja) 液処理装置及び液処理方法
JP2004140099A (ja) 薬液ポンプ、配管システム、基板処理ユニット、基板処理装置、薬液吐出方法、配液方法および基板処理方法
JP4353628B2 (ja) 塗布装置
JP4318563B2 (ja) 塗布装置及び塗布方法
JP2001176781A (ja) 膜形成装置
JP3576835B2 (ja) 薬液供給システムおよび基板処理システム、ならびに液処理方法
JP3340394B2 (ja) 薬液供給システムおよび基板処理システムおよび基板処理方法
JP2003136015A (ja) 液処理装置の自動設定方法及びその装置
JP2003203893A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees