JPH1126377A - レジスト吐出システムとレジスト吐出方法 - Google Patents

レジスト吐出システムとレジスト吐出方法

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JPH1126377A
JPH1126377A JP10083898A JP8389898A JPH1126377A JP H1126377 A JPH1126377 A JP H1126377A JP 10083898 A JP10083898 A JP 10083898A JP 8389898 A JP8389898 A JP 8389898A JP H1126377 A JPH1126377 A JP H1126377A
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motor
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pump
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Toshikazu Yamauchi
俊和 山内
Yutaka Ichiki
豊 市木
Naoto Yoshitaka
直人 吉高
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Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスト吐出システムの吐出量と吐出状態の
両方を適性化にする。 【解決手段】 3か所に設けられたモータ駆動部33,
62,72は、速度制御やタイミング制御が容易なパル
スモータまたはサーボモータで構成されている。モータ
駆動部33の駆動によってレジストポンプ30を動作さ
せ、レジスト20をガロンビン21から吸収してから、
レジスト20の圧送を開始させる。次に、モータ駆動部
72を駆動してオペレートバルブ60を開いてノズル8
0からのレジスト20の吐出を開始させる。吐出したレ
ジスト20がウエハ91に供給される。レジスト20の
供給を終了する場合には、オペレートバルブ60を開じ
てからレジストポンプ30を停止させる。レジスト20
の供給を終了した段階で、モータ駆動部72を駆動して
サックバックバルブ70を閉状態から開状態にする。こ
れにより、ノズル80の先端のレジスト20が適当量引
戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程の一つであるホトリソ工程で用いられ、ウエハにレ
ジストを供給してコーティングするレジスト吐出システ
ムと、そのレジスト吐出方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この分野の技術としては、例え
ば、次の文献1〜4に記載されるものがある。 文献1;特開平5−190437号公報 文献2;特開平7−130627号公報 文献3;特開平7−161621号公報 文献4;特開平7−273011号公報 最近では、レジストの使用量を削減するために、ウエハ
を回転させながらその表面にレジストを供給するダイナ
ミック塗布が、主に用いられている。そのため、一般的
なレジスト吐出システムでは、エアシリンダ等を用い、
液状のレジストをノズルの先端から吐出するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レジスト吐出システムでは、次のような課題があった。
図2は、従来の一般的なレジスト吐出システムの構成図
である。このレジスト吐出システムは、ガロンビン1か
らレジストを必要量だけ吸収し、その吸収したレジスト
をノズル2側へ圧送するレジストポンプ10を備えてい
る。レジストポンプ10は、実際にレジストの吸引と圧
送とを行うべローズ部(またはダイアフラム部)11
と、このベローズ部11を伸縮させるための駆動源であ
るエアシリンダ12とで構成されている。エアシリンダ
12の動作は、電磁弁12aと、流量制御弁12b,1
2cとで制御されるようになっている。レジストポンプ
10の出力側にはフィルタ13が配置されている。フィ
ルタ13には、絞り弁13aが設けられてドレンが抜か
れるようになっている。フィルタ13とノズル2のまで
の間に、エアオペレートバルブ14とサックバックバル
ブ15とが配置されている。
【0004】図3は、図2中のエアオペレートバルブ1
4の要部の断面図であり、図4は、図2中のサックバッ
クバルブ15の要部の断面図である。エアオペレートバ
ルブ14は、フィルタ13からノズル2までの間の流路
の開閉を行うものであり、バルブ部14Aとエアシリン
ダ部14Bとで構成されいてる。エアシリンダ部14B
が、図3のバルブ部14A内のダイアダイアフラム14
を上下するようになっている。つまり、ダイアフラム1
4 はピストン14に連結され、エアシリンダ部14B
によって駆動されてピストン14 が上下することで、
レジスト入口14 とレジスト出口14 の間が開閉さ
れる構成になっている。このエアオペレートバルブ14
の動作速度は、図2の電磁弁14aと2段の流量制御弁
14b,14cとによって制御される構成である。サッ
クバックバルブ15は、ノズル2の先端に停止している
レジストを、乾燥やぼた落ち防止のために、ノズル2の
奥に吸い上げるものであり、バルブ部15Aとエアシリ
ンダ15Bとで構成されている。バルブ部15A内のダ
イアダイアフラム15 がピストン15 に連結され、
エアシリンダ部15Aによってピストン15 が上がる
ことで、開き状態になってバルブ室15 の体積が増加
し、レジストを吸い上げるようになっている。このサッ
クバックバルブ15の動作速度は、図1の電磁弁14a
と2段の流量制御弁15b,15cとによって制御され
る構成である。ノズル2の吐出するレジストが、スピン
チャック17に吸着されたウエハ18に供給されるよう
になっている。
【0005】図5は、レジストの吐出状態を説明する図
であり、図2のノズル2の先端が示されている。レジス
トのダイナミック塗布を確実に実行するためには、レジ
ストの吐出状態を安定化させることが、必要条件にな
る。即ち、図5で「正常」の欄に示すように、吐出開始
から吐出終了に至るまでの吐出時間が一定であることは
もちろんのこと、常にその吐出量が一定であることが必
要である。図5の「不良モード」の欄には、吐出状態の
不良例が、吐出終了後のサックバック動作の不良例と共
に示されてる。主な不良例は、次の(1)から(6)の
ようなものがある。
【0006】(1)吐出開始直前において、瞬間的に一
度レジストが引き上がり、その速度か速いと、ノズル2
の内壁とレジストの接触抵抗により、レジストに気泡が
混入する(一度引き)。 (2)吐出開始直後にレジストの吐出量が少なく、レジ
ストの筋が細く、次第に太くなる現象(先細り)があ
る。また、一旦一滴程度を吐出した後に吐出が停止し、
再度吐出される(二度落ち)こともある。 (3)吐出中に、レジストの筋が細くなったり、太くな
ったりする(脈動)。 (4)吐出終了直前には、次第にレジストの筋が細くな
る(細り)。 (5)吐出終了直後には、ノズル2の先端よりもレジス
トが飛び出して停止する(キレが遅い)、ノズル2の先
端よりもレジストが奥で止まる(キレが早い)、あるい
は一旦吐出終了後に再度一滴程度が吐出される(ボタ落
ち)等がある。 (6)サックバック直後には、サックバック量が少なす
ぎたり多すぎたりする(サックバック不十分及びサック
バック過大)ことがあると共に、サックバック速度が速
すぎると、気泡がレジストに混入する(気泡混入)。 以上の(1)から(6)のような不良が発生すると、ウ
エハ18に対する塗布状態が不均一となり、レジスト膜
厚不良(コート不良)が生じる。このレジスト膜厚不良
は、レジストの吐出量を少なくすればすれほど顕著にな
り、省レジスト化の大きな障害になる。
【0007】ここで、従来のレジスト吐出システムの吐
出状態変動の発生原因等を、考察する。レジストを良好
な状態で吐出させるためには、レジストポンプ10だけ
ではなく、エアオペレートバルブ14が必要である。も
し、エアオペレートバルブ14がないと、吐出開始時に
吐出圧不足となり、レジストが先細って吐出される。ま
た、吐出終了時には、除々にレジストが細って停止す
る。さらに、レジスト吐出終了直後の状態がまったく制
御できず、安定しない。よって、最悪の場合にはボタ落
ちが発生する。吐出状態は、レジストポンプ10とエア
オペレートバルブ14が動作するタイミングとそれらの
動作速度に大きく依存する。動作タイミングに関して
は、通常、レジストポンプ10が動作を開始した直後
に、エアオペレートバルブ14が開き始め、このエアオ
ペレートバルブ14が閉じた直後にレジストポンプ10
の動作を終了するように設定されている。このようにす
ると、レジストポンプ10とノズル2の間に、吐出開始
時及び終了時に適度な与圧を掛けることが可能になるの
で、レジストの筋の細り等を防ぐことができる。
【0008】動作する速度について言及すると、エアオ
ペレートバルブ15が開閉する最適な速度は、レジスト
ポンプ10が動作する速度と、レジストの種類によって
異なる粘度と、配管径やフィルタの種類によって異なる
配管の抵抗とに、応じて設定される。エアオペレートバ
ルブ14の開く速度が速すぎると、吐出開始直後に一度
引きが発生し、遅すぎると先細りや二度落ちが発生す
る。逆に、閉まる速度が速すぎると、吐出終了直後にキ
レが速すぎる現象が発生し、遅すぎるとキレが遅くな
り、最悪の場合にはボタ落ちが発生する。このような現
象は、エアオペレートバルブ14のバルブが構造上スポ
イトに似た機能を持つこと起因している。同様の理由で
サックバックバルブ15も、開閉するタイミングとその
速度が吐出状態に影響を与える。吐出中の状態に関して
は、主にレジストポンプ10の動作状態によって影響を
受ける。レジストポンプ10の動作速度が一定でなく変
動すると、脈動が発生する。
【0009】以上のように、従来のレジスト吐出システ
ムで理想の吐出状態を確保するためには、レジストポン
プ10、エアオペレートバルブ14、及びサックバック
バルブ15が微妙な動作タイミングを保ちながら、一定
の決められた速度で動作する必要がある。ところが、現
状のレジスト吐出システムにおけるレジストポンプ1
0、エアオペレートバルブ14及びサックバックバルブ
15は、エアシリンダによって駆動され、それらの動作
速度は流量制御弁12b,12c,14b,14c,1
5b,15cで調整されている。これらのエアシリンダ
では、0.1秒単位での正確な動作速度安定性と長期的
動作速度安定性とが得られない。とくに、動作速度を遅
くするときと動作ストロークを短く調整するときには、
ピストンを動かすシリンダにおける動作速度が不規則に
なり、停止したり動いたりする。つまり、スティックス
リック現象を起し易くなる。また、フィルタ13の目詰
り等の外部負荷要因によっても、多少の影響を受ける。
さらに、各シリンダは、別々に調整する必要があるの
で、全体の調整が非常に困難であり、一度調整しても動
作タイミングが狂いやすい。
【0010】そこで、前記文献1〜4では、それぞれの
方法で対策を講じているが、いずれも根本的な解決に至
っていない。以下に、その理由を示す。文献1によれ
ば、計量器でノズルからの吐出量を測定してその吐出量
を調整しておき、ノズルを移動させて実際にウエハにレ
ジストを供給するようにしている。このようにすること
で、ウエハ1枚あたりのレジストの総吐出量は解決でき
るが、吐出状態の変動は解決されていない。文献2によ
れば、レジストポンプの駆動源をステップモータにして
いるので、吐出中の吐出量が制御できるが、吐出状態変
動は解決していない。文献3には、流量測定装置を設
け、流量の測定結果に基づき吐出量を変化させる例が示
されている。これも、ウエハ1枚あたりのレジストの総
吐出量は解決できるが、吐出状態の変動は解決していな
い。文献4によれば、レジストを貯蔵するメインタンク
の下側に、一回に吐出するレジストの量の容積を有する
吐出用タンクを設け、吐出用タンクからウエハに対し
て、レジストの自重を利用してレジストの供給を行って
いる。この方法でも、ウエハ1枚あたりのレジストの総
吐出量が制御できるが、吐出状態の解決はされていな
い。また、レジストの自重のみでレジスト供給を行うの
で、レジストの粘度が高くなると、吐出時間の制御が困
難になる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためのものでありその代表的なものは、ノズルを有
し、該ノズルから半導体ウエハの表面にレジストを吐出
するレジスト吐出システムにおいて、前記レジストを貯
蔵する容器と、第1の制御信号で設定されたタイミング
で駆動される第1のモータを有し、該第1のモータの駆
動によって前記容器中のレジストを所定量吸収し、該吸
収したレジストを圧送するレジストポンプと、前記レジ
ストポンプから前記ノズルへ至るレジストの流路に設け
られたオペレートバルブであって、第2の制御信号で設
定されたタイミングで駆動される第2のモータを有し、
該第2のモータの駆動によって、前記レジストの流路に
おける前記レジストの遮断と開放とを行う前記オペレー
トバルブと、前記レジストの流路に設けられたサックバ
ックバルブであって、第3の制御信号で設定されたタイ
ミングで駆動される第3のモータを有し、前記レジスト
の吐出が終了した後に該第3のモータの駆動により、該
ノズルの先端のレジストを適当量引き戻す前記サックバ
ックバルブと、前記第1の制御信号、第2の制御信号及
び第3の制御信号を発生して前記レジストポンプと前記
オペレートバルブと前記サックバックバルブとに対する
同期制御を行い、前記レジストの吐出状態を制御する制
御部とを備えたレジスト吐出システムである。
【0012】本発明の代表的な発明によれば、以上のよ
うにレジスト吐出システムを構成したので、容器に貯蔵
されたレジストが、所望量レジストポンプに吸収され、
このレジストポンプからノズル側に、レジストが圧送さ
れる。レジストはフィルタによって濾過される。フィル
タとノズルの間のオペレートバルブの開放によって、ノ
ズルからのレジストの吐出が開始され、遮断によって吐
出が終了する。吐出終了時にサックバックバルブを閉状
態から開状態に移行させることにより、ノズルの先端の
レジスタが所望量引き戻される。ここで、レジストポン
プばかりでなく、オペレートレジスタ及びサックバック
バルブは、第1〜第3のパルスモータまたはターボモー
タでそれそれ駆動される。これらのパルスモータまたは
ターボモータにおける動作速度及びタイミングは、高精
度に制御できる。従って、前記課題は、解決できるので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施形態
を示すレジスト吐出システムの構成図である。 このレ
ジスト吐出システムにおいては、レジスト20が、容器
であるガロンビン21に貯蔵されている。ガロンビン2
1からのレジスト用配管22が、レジストポンプ30の
逆止弁31に接続されている。レジスト用配管22は、
例えばPTFE製である。レジストポンプ30には、さ
らに、べローズ32とそれを伸縮させるモータ駆動部3
3とを有している。
【0014】図6は、図1中のモータ駆動部33の概要
を示す構成図であり、モータを使用したシリンダ機構が
示されている。モーターの駆動部33は、パルスモータ
またはサーボモータで構成されたモータ34を有してい
る。モータ34は支持台35上の支持部35aに固定さ
れている。モータ34の軸は、連結器36でシャフト3
7に連結されている。シャフト37は、支持台35上の
支持部35bに回転自在に保持されている。すなわち、
支持部35bとシャフト37の間には、ベアリング38
等が設けられている。シャフト37の先端には、ボール
ネジ39が形成されている。ボールネジ39にはナット
40を介して筒体41が取り付けられている。筒体41
の先端にピストンロッド42が配置されている。筒体4
1と支持台35との間には、リニアガイド43が設けら
れ、筒体41をシャフト37の軸方向に摺動させるよう
になっている。ピストンロッド42が、図1のベローズ
32に接続されている。このようにモータ駆動部33を
構成することで、べローズ32の伸縮長とその速度とを
高精度に制御することができる。
【0015】レジストポンプ30の逆止弁31から出た
配管43は、フィルタ部50に接続されている。フィル
タ部50は、径が0.1〜0.2μmの微細孔が無数に
形成された濾過用PTFEを有している。このフィルタ
部50には、絞り弁51を有するドレン用配管52が接
続されている。レジストポンプ30とフィルタ部50の
間の配管43には、圧力計53が分岐して接続されてい
る。圧力計53は、常に配管43内の圧力をモニタする
ものであり、モニタした結果であるアナログ信号S53
を出力する機能を有している。
【0016】フィルタ部50から出た配管54は、オペ
レートバルブ60に接続されている。オペレートバルブ
60はバルブ部61とこのバルブ部61内のダイアフラ
ム708を上下させるモータ駆動部62とで構成されて
いる。オペレートバルブ60をこのように構成すること
で、オペレートバルブ60のダイアフラム708の上下
ストロークとその速度を高精度に制御できるようになっ
ている。オペレートバルブ60の出力側にはサックバッ
クバルブ70が隣接して接続されている。サックバック
バルブ70は、バルブ部71とこのバルブ部71内のダ
イアフラム731を上下させるモータ駆動部72とで構
成されている。サックバックバルブ70をこのように構
成することで、サックバックバルブ70のダイアフラム
731の上下ストロークとその速度を高精度に制御でき
るようになっている。
【0017】サックバックバルブ70から出た配管73
は、ノズル80に接続されている。ノズル80の先端
は、スピンチャック90に吸着されたウエハ91の中心
の上に位置するように配置されている。このレジスト吐
出システムには、さらに、制御部100が設けられてい
る。制御部100は、各モータ駆動部33,62,72
に第1〜第3の制御信号S33,S62,S72をそれ
ぞれ送って制御するものであり、マイコン制御コントロ
ーラ、パルスモータドライバ、及びA/Dコンバータ等
を備えている。また、圧力計53が出力する信号S53
が、この制御部100に入力される構成になっている。
【0018】図7には、オペレートバルブ60及びサッ
クバックバルブ70の正面側から見た断面図が示されて
おり、図8には側面から見た断面図が示されている。図
7において、紙面の右側(A側)がオペレートバルブ6
0であり、左側(B側)がサックバックバルブ70であ
る。オペレートバルブ60とサックバックバルブ70
は、PTFE製のバルブボディー701(斜線部)及び
ユニット固定板730によって接続されている。レジス
ト20は、供給口702より供給され、穴704、バル
ブ室706と、穴705、バルブ室707を通過して、
出口703より排出され、ノズル80に至る。
【0019】次にオペレートバルブ60の構成について
詳細に説明する。バルブ室706には、円形のダイアフ
ラム708(PTFE製)が設けられている。このダイ
アフラム708は、周辺部がバルブボディー701と部
品711との間に挟まれるように固定されている。これ
によりダイアフラム708の周辺部はシール効果を発揮
するので、レジスト21はバルブボディー701とダイ
アフラム708以外の部分には触れないようになる。
【0020】ダイヤフラム708の中心部は、ピストン
ロッド709と接続されている。ピストンロッド709
には、ピン710が打ち込んであり、部品711の溝に
はまり込んでいる。従ってピストンロッド709はこの
ピン710の作用により回転しないようになっている。
一方、ピストンロッド709の両端(紙面の上側の端部
と下側の端部)は、部品711と部品713によって支
持されており、上下方向には自由に動作するようになっ
ている。
【0021】ピストンロッド709のつば部分と部品7
13の間には圧縮バネ712が設置されており、ピスト
ンロッド709は通常紙面の下方向に押さえ付けられて
いる。よってダイアフラム708の中心部の下部が穴7
05を塞ぐので、通常オペレートバルブ60はバネの力
により閉じられている。
【0022】ピストンロッド709の上部には溝が切ら
れており、この溝にフリージョイント714が取り付け
られている。フリージョイント714とピストンロッド
709の上部の溝接続部には、0.2mmの隙間が設けられ
ている。これは、オペレートバルブ60を閉じる力は最
終的にバネの力だけにして、パルスモーター729に余
計な負荷をかけないためである。
【0023】フリージョイント714は、ボールネジ7
20の下部端面にネジで固定されている。ホールネジ7
20の上部は、部品723に埋め込み固定されたブッシ
ュ721により支持されている。ブッシュ721にはD
型穴加工がなされていて、ボールネジ720が回転しな
いようになっている。
【0024】ボールネジ720の最上部には、センサフ
ラグ728が取り付けられている。センサー727は部
品723に固定されている。ボールネジナット719は
部品716に挿入され、タイミングプーリ726と共に
固定されている。タイミングプーリ726の中心には逃
げ穴が設けられており、ボールネジ720と干渉しない
ようになっている。
【0025】部品716は部品722に挿入されてい
る。また部品716は、部品718によって外輪を保持
されたアンギュラベアリング717の内輪に挿入されて
いる。さらに部品716は、ゆるみ止め付きナット71
5により、アンギュラベアリング717の内輪を挟むよ
うに固定されている。部品716の内部は空洞になって
いるので、フリージョイント714等と干渉しない。
【0026】タイミングプーリ726には、タイミング
ベルト725がかけられており、パルスモータ729の
駆動シャフトに挿入固定されたタイミングプーリ724
と連結している。
【0027】次にサックバックバルブ70の構成につい
て説明する。バルブ室707には、円形のダイアフラム
731(PTFE製)が設けられている。このダイアフ
ラム731は、周辺部がバルブボディー701と部品7
33との間に挟まれるように固定されている。これによ
りオペレートバルブ60と同様の理由でレジスト21は
バルブボディー701とダイアフラム731以外の部分
には触れないようになる。
【0028】ダイアフラム731は、オペレートバルブ
60のダイアフラム708と同様に、ピストンロッド7
32と接続されており、ピストンロッド732が上下す
るとその中心部も上下する。これにより、バルブ室70
7の容積が変化するので、サックバック(レジスト20
の引き戻し)が可能となる。
【0029】ピストンロッド732には、オペレートバ
ルブ60のピストンロッド709とは逆に、通常上方向
にバネの力が働くように、部品733とピストンロッド
732のツバ部分に圧縮バネが設けられている。部品7
34より上方の構成についてはオペレートバルブ60と
同様であるので説明を省略する。
【0030】次にオペレートバルブ60の動作について
説明する。直接オペレートバルブ60の開閉を行なうの
は、ダイアフラム708であり、このダイアフラム70
8の中心部が上下に移動(1mm程度)することでオペレ
ートバルブ60の開閉が行なわれる。通常、ダイアフラ
ム708は圧縮バネ712の力により下方向に押さえ付
けられているため、オペレートバルブ60は閉じてい
る。
【0031】一方、ダイアフラム708の中心部は、ピ
ストンロッド709とフリージョイント714を介して
ボールネジ720と連結している。ボールネジ720は
ブッシュ721により回り止めが施されているので、ボ
ールナット719が回転すると、ボールネジ720は上
下の直線運動を行なう。よってボールネジナット719
が回転運動することで、オペレートバルブ60の開閉が
行なわれる。
【0032】ボールナット719は部品716とアンギ
ュラベアリング717により支持されているので、回転
方向に自由に運動することができる。回転運動の駆動源
はパルスモータ729であり、駆動力伝達要素はタイミ
ングプーリ726、724と、タイミングベルト725
である。またセンサーフラグ728がセンサー727で
検出されることによりパルスモータ729の原点位置が
認識される。この原点位置は、ボールネジ720の通常
待機位置(バルブ閉位置)でもあり、もしオペレートバ
ルブ60の開閉動作中に通常待機位置にボールネジ72
0が戻ってきたとき、センサーフラグ728が検出され
ないときは、エラー(パルスモータの脱調)信号が制御
部100から出力される。これによりシステムの誤動作
発生を防いでいる。
【0033】次にサックバックバルブ70の動作につい
て説明する。直接サックバックバルブ70の開閉を行な
うのは、ダイアフラム731であり、このダイアフラム
731の中心部が上下に移動(1mm程度)することでバ
ルブ室707の容積が変化しサックバックが行なわれ
る。すなわち、ダイアフラム731の中心部を下から上
に移動させることによって、ノズル80の端面で停止し
たレジスト20を引き上げる。この上下運動を行なわせ
るための動作原理は、オペレートバルブ60の動作原理
と同様であるので説明を省略する。
【0034】図9は、図1のシステムにおける制御部1
00から出力される制御信号のシーケンスを示すタイム
チャートであり、図10はこの制御信号を受けて動作す
る各バルブ、ポンプの実動作を示すタイムチャートであ
る。以下にこの図9及び図10を参照しつつ、このレジ
スト吐出システムの動作を説明する。
【0035】図10には、レジストポンプ30の駆動状
態と、オペレートバルブ60及びサックバックバルブ7
0における開閉動作が、横軸に示された時間経過と共に
示されている。この時間経過は、一例であり、各動作の
時間の長さは、フィルタ部50の種類、配管22,4
3,54,73の径と長さ、及びバルブ類のオリフィス
径等の配管系の相違によって異なる。また、ウエハ91
の径、目標厚さ、スピンチャック90の回転数、及びレ
ジストの種類等のプロセスの相違によっても、時間の設
定が変わる。また、図10では、吐出動作と吸引動作が
それぞれ一回づつ示されているが、連続的にウエハにレ
ジストを吐出する場合には、吸引動作→吐出動作を繰り
返し、最後に図10のように吸引動作を行って処理を終
了または中断する。
【0036】まず吐出動作を説明する。初期状態として
時刻0秒において制御部100がモータ駆動部62に対
して、オペレートバルブ60を閉じさせるような制御信
号S62を出力しており、モータ駆動部72に対してサ
ックバックバルブ70を開かせる(レジストを引く)よ
うな制御信号S72を与えているとする。この状態にお
いて、制御部100は、モータ駆動部33に対して、レ
ジストを吐出させるような制御信号S33を出力する。
すると、モータ駆動部33のモータ34が駆動されべロ
ーズ32が縮む。これにより、レジストポンプ30内に
溜まったレジスト20がノズル80側へ圧送される。逆
止弁31があるので、そのレジスト20はガロンビン2
1へ戻らない。このときの動作加速時間は0.1秒(図
10の横軸0秒〜0.1秒)である。時刻0.1秒において、
レジストポンプ30の動作が最高速度になると、(図1
0の横軸0.1秒)制御部100はモータ駆動部62に対
して、オペレートバルブ60を開かせるような制御信号
S62を出力し、モータ駆動部72に対してはサックバ
ックバルブ70を閉じさせる(ダイヤフラムの状態を元
に戻させる)ような制御信号S72を与える。モータ駆
動部62はこのような制御信号S62を受信して、オペ
レートバルブ60を開かせ始める。0.2秒後(図10
の横軸0.3秒)に、オペレートバルブ60が全開にな
る。モータ駆動部72はこのような制御信号S72を受
信して、オペレートバルブ60の動作と同時(図10の
横軸0.1秒)にサックバックバルブ70を閉じさせ始
め、0.2秒後(図の横軸0.3秒)に所定の位置で停止
する(完全には閉まらない)サックバックバルブ70が
閉じる動作は、サックバック動作の準備である。時刻0.
3秒において、制御部100はモータ駆動部62に対し
て、オペレートバルブ60の状態を維持させるような制
御信号S62を出力し、モータ駆動部72に対してもサ
ックバックバルブ70の状態を維持させるような制御信
号S72を与える。モータ駆動部62はこのような制御
信号S62を受信して、開状態のオペレートバルブ60
の状態及び閉状態のサックバックバルブ70の状態を維
持させる。このように、オペレートバルブ60が開状態
となることにより、レジストポンプ30から圧送された
レジスト20がノズル40側へ送られる。時刻0.9秒に
おいて、制御部100はモータ駆動部62に対して、オ
ペレートバルブ60を閉じさせるような制御信号S62
を0.2秒間出力する。モータ駆動部62はこのような制
御信号S62を受信して、オペレートバルブ60の状態
を閉じさせる。これにより、オペレートバルブ60は、
全開してから0.6秒後(図10の横軸0.9秒)に閉じ
始め、それから0.2秒後(図10の横軸1.1秒)に完
全に閉じる。時刻1.1秒において、制御部100はモー
タ駆動部62に対して、閉状態のオペレートバルブ60
の状態を維持させるような制御信号S62を出力し、モ
ータ駆動部33に対して、レジストの吐出を停止させる
ような制御信号S33を出力する。モータ駆動部62は
このような制御信号S62を受信して、閉状態のオペレ
ートバルブ60の状態を維持させる。モータ駆動部33
はこのような制御信号S33を受信して、レジストポン
プ30を停止させる。レジストポンプ30は、オペレー
トバルブ60が完全に閉じた時点(図10の横軸1.1
秒)で、この制御信号S33により減速し始める。その
減速時間は0.1秒(図10の横軸1.1秒〜1.2秒)であ
る。その結果、レジストポンプ30の吐出動作は約1.
2秒(図の横軸0秒〜1.2秒)になる。しかしオペレート
バルブ60が開いている期間は約1秒(図10の横軸0.
1秒〜1.1秒)なので、実際にノズル80からレジスト2
0が吐出される時間は、このオペレートバルブ60が開
いている期間である。
【0037】時刻1.2秒において、制御部100はモー
タ駆動部72に対して、サックバックバルブ70を開か
せるような制御信号S72を出力する。モータ駆動部7
2はこのような制御信号S72を受信して、サックバッ
クバルブ70を開かせる。サックバックバルブ70は、
この制御信号S72によって開き始め、0.5秒(図1
0の横軸1.2秒〜1.7秒)で完全に開く。即ち、0.5秒
かけてノズル80の先端に停止しているレジスト20を
設定量だけノズル80内部に引き上げる。
【0038】次に吸引動作を説明する。時刻1.7秒にお
いて、制御部100はモータ駆動部72に対して、サッ
クバックバルブ70の状態を維持させるような制御信号
S72を出力し、モータ駆動部33に対しては、レジス
トを吸引させような制御信号S33を出力する。モータ
駆動部33がこのような制御信号S33を受信すると、
モータ34が駆動されてべローズ32が伸びる。これに
よってガロンビン21中のレジスト20が設定された量
だけレジストポンプ30に吸引される。このときの動作
の最高速度に達するまでの加速時間は約0.1秒(図1
0の横軸1.7秒〜1.8秒)である。時刻3.4秒において、
制御部100はモータ駆動部33に対して、レジストの
吸引を停止させるような制御信号S33を出力する。モ
ータ駆動部33がこのような制御信号S33を受信する
と、モータ34が停止する。このときレジストポンプ3
0が停止するまでの減速時間は0.1秒(図10の横軸
3.4秒〜3.5秒)である。その結果、レジスト吸引動作全
体の処理時間は1.8秒(図の横軸1.7秒〜3.5秒)とな
る。これらの動作は、すべて制御部100によって同期
制御されている。動作速度や動作位置に関しては、自由
かつ簡単にその設定を変化させることができる。さら
に、制御部100にデータを記憶する手段を設けて一度
設定したタイムチャートを記憶しておくことで、設定を
再び行う場合の手間も省ける。一方、フィルタ部50に
は、絞り弁51を通してドレンに接続されている。この
機構は、吐出時にレジスト20を若干リーク(スローリ
ーク)させることで、フィルタ部50での配管抵抗を低
減させているためのものである。例えば、配管抵抗が大
きくなりすぎると、フィルタ50の前後で与圧差が発生
する。この与圧差は時間の経過と共に平均化されるが、
吐出時間が変更になると与圧差の平均値も変り、吐出状
態の安定性に悪影響を及ぼす。そのため、フィルタ部5
0を絞り弁51を通してドレンに接続し、0.1cc程
度のスローリークを行う。
【0039】しかし、フィルタ部50が目詰まり等を起
こして配管抵抗が増加すると、スローリークだけでは与
圧差を吸収しきれなくなる。そこで制御部100は、圧
力計53からフィードバックされたアナログ信号S53
に基づき、圧力が所定の値よりも大きくなったことを検
知し、システムを停止(インタロック)させる。また、
このアナログ信号S53を用いることで、さらに、安定
した吐出状態を確保することが可能になる。つまり、制
御部100がアナログ信号S53を内蔵するA/Dコン
バータで段階的に処理し、予め各段階毎に設定された動
作タイムチャートを選択するようなプログラムを用意す
ることにより、常に、最適な吐出がでできることにな
る。
【0040】以上のように、第1の実施形態では、次の
ような利点を有している。 (i) レジストポンプ30、オペレートバルブ60及
びサックバックバルブ70に、従来のエアシリンダの代
わりに、パルスモータやサーボモータで構成されたモー
タ駆動部33,62,72をそれぞれ設け、それらを制
御部100で同期制御するようにしている。そのため、
レジストの吐出量、吐出速度、吐出状態のすべてを長期
に渡って安定させることが可能になり、少量のレジスト
20をウエハ91に供給する場合でも、膜厚不良を発生
させること無く安定したコーティングができ、レジスト
の使用量を削減できると共に、歩留まりが向上する。 (ii) 圧力計53によるフィードバック機構を設けた
ので、(i)の利点がさらに増長されて、吐出安定性を
さらに高めることができる。 (iii) レジストポンプ30、オペレートバルブ60及
びサックバックバルブ70のモータ駆動部33,62,
72をパルスモータやサーボモータで構成し、制御部1
00でそれらを制御するので、動作タイミング及び速度
の調整がすべてタイムチャートに沿った数値入力とな
り、簡単である。また、数値で定量的に制御できるの
で、それを記憶しておけば、フィルタ部50やレジスト
20の種類を変更する場合でも、吐出状態の再調整を行
う必要が無くなり、操作性が良くなると共に、保守が容
易化できる。
【0041】なお、本発明は、上記第1の実施形態に限
定されず種々の変形が可能である。例えば、図1のレジ
スト吐出システムでは吐出安定性を高めるために、圧力
計53を設けてアナログ信号S53をフィードバックし
ているが、圧力計53を設けなくとも、従来のレジスト
吐出システムよりも遥かに吐出安定性が高まる。また、
図1中のレジストポンプ30ではべローズ32を採用し
ているが、ダイアフラムを用いる場合でも、本実施形態
と同様の効果が得られる。
【0042】(第2の実施の形態)フィルタ50の内部
にレジスト吐出時の残圧が蓄積されると、気泡の発生を
招く可能性がある。従って第1の実施の形態において
は、レジスト吐出時にフィルタ50のドレンからスロー
リーク(レジストをわずかに捨てる)を行なった。しか
し、フィルタ50が目づまりしてくると、レジスト吐出
口の抵抗が大きくなるのに対して、ドレン口の抵抗は変
化しない。(フィルタ入り口からドレン口の間にはフィ
ルタ本体を通過せず、フィルタハウジングにより繋がっ
ている)従って、単純にスローリークを行なったので
は、レジストの吐出量が少なくなりスローリーク量が増
えてしまうため改善が望まれる。本第2の実施の形態で
は、フィルタ50の残圧を開放する手法を提案する。合
わせて第2の実施の形態では、新たなレジスト吐出のシ
ーケンスについても提案する。
【0043】図11は、本発明の第2の実施形態を示す
レジスト吐出システムの構成図であり、図1と同一の構
成には同一の符号を付与している。第2の実施の形態が
第1の実施の形態と異なる点は、圧力計53をなくした
こと、絞り弁51とドレンとの間に、制御部100から
出力される制御信号S1135により動作が制御される
フィルタバルブ1135を設けたことである。フィルタ
バルブ1135は、フィルター50の目ずまりによる影
響を抑えるためのものであり、図7のエアオペレートバ
ルブと同様の構成をしている。具体的には、レジスト吐
出を行なっているときには、フィルタバルブ1135は
閉じていて、スローリークがレジスト吐出量や吐出状態
へ余計な影響を及ぼさないようにする。レジスト吐出後
においては、フィルタバルブ1135は開き、フィルタ
50の内の残圧をドレンから逃がすことによって、フィ
ルタ50内に残圧が蓄積されないように作用する。
【0044】図12は、制御部100から出力される各
制御信号S33、S1135、S62、S72の状態を
示すタイムチャートである。なお制御信号を受信して動
作するモータ駆動部62等の被制御部は、実際にはこれ
らの制御信号に若干遅延して動作するため、実動作上は
図10で示したようなグラフ上での傾きが生じる。ま
た、各駆動部の動作時間は、レジストの吐出量、吐出時
間、配管の径、ノズルの径、レジストの粘度、フィルタ
のろ過度等で異なる。しかし、各駆動部同士が動作する
タイミング(例えばレジストポンプ30が動作を開始す
る時刻に対してのオペレートバルブ60が動作を開始す
る時刻等)は、オペレートバルブ60開閉時のバルブ室
706の容積変化量とサックバックバルブ70開閉時の
バルブ室707の容積変化量がほぼ同等であれば、レジ
スト吐出システムの配菅の径等の違いに関わらずほぼ一
定である。
【0045】まず吐出動作を説明する。初期状態として
時刻0秒において制御部100がモータ駆動部62に対
して、オペレートバルブ60を開かせるような制御信号
S62を与えており、モータ駆動部72に対してはサッ
クバックバルブ70を閉じさせるような(戻り動作)制
御信号S72を与えており、モータ駆動部33に対して
はレジストを吐出させるような制御信号S33を与えて
いるものとする。さらに、制御部100はフィルタバル
ブ1135に対して、フィルタバルブ1135を閉じさ
せるような制御信号S1135を与えている。この状態
においては、モータ駆動部33のモータ34が駆動され
べローズ32が縮む。これにより、レジストポンプ30
内に溜まったレジスト20がノズル80側へ圧送され
る。逆止弁31があるので、そのレジスト20はガロン
ビン21へ戻らない。モータ駆動部62は制御信号S6
2を受信して、オペレートバルブ70を開かせ始める。
0.35秒後に、オペレートバルブ60が全開になる。
一方、モータ駆動部72は制御信号S72を受信して、
サックバックバルブ60を閉じさせ始め、0.3秒後に
所定の位置で停止する。時刻0.3秒において、制御部1
00はモータ駆動部72に対して、サックバックバルブ
70の状態を維持させるような制御信号S72を出力
し、時刻0.35秒においては、モータ駆動部62に対し
て、オペレートバルブ60の状態を維持させるような制
御信号S62を与える。モータ駆動部62はこのような
制御信号S62を受信して、開状態のオペレートバルブ
60の状態及び戻り状態(閉状態)のサックバックバル
ブ70の状態を維持させる。時刻0.85秒において、制御
部100はモータ駆動部62に対して、オペレートバル
ブ60を閉じさせるような制御信号S62を0.15秒間出
力する。モータ駆動部62はこのような制御信号S62
を受信して、オペレートバルブ60の状態を閉じさせ
る。これにより、オペレートバルブ60は、全開してか
ら0.5秒後(図12の横軸0.85秒)に閉じ始め、それ
から0.15秒後(図12の横軸1.0秒)に完全に閉じ
る。この時刻0.85秒においては、制御部100はモータ
駆動部72に対して、サックバックバルブ70を引き状
態(開状態)とするような制御信号S72を出力する。
モータ駆動部72はこのような制御信号S72を受信し
て、サックバックバルブ70を開かせ始める。サックバ
ックバルブ70は、この制御信号S72によって開き始
め、0.65秒で完全に開く。即ち、時刻0.85秒に閉じ
始めたエアオペレートバルブ60によってノズル80の
先端に停止したレジスト20を0.65秒かけて設定量
だけ引き上げる。時刻1.0秒において、制御部100は
モータ駆動部62に対して、閉状態のオペレートバルブ
60の状態を維持させるような制御信号S62を出力
し、モータ駆動部33に対して、レジストの吐出を停止
させるような制御信号S33を出力する。モータ駆動部
62はこのような制御信号S62を受信して、閉状態の
オペレートバルブ60の状態を維持させる。モータ駆動
部33はこのような制御信号S33を受信して、レジス
トポンプ30を0.5秒間停止させる。
【0046】時刻1.2秒において、制御部100はフィ
ルタバルブ1135に対して、フィルタバルブ1135
を開かせるような制御信号S1135を出力する。フィ
ルタバルブ1135はこのような制御信号S1135を
受信して、フィルタバルブ1135を開く。そして、図
示しないがフィルタバルブ1135は6秒間この状態を
維持し、フィルタ50内の残圧を除去する。すなわち、
この6秒というのは、フィルタ50内の残圧が完全にな
くなるまでに要する時間である。
【0047】次に吸引動作を説明する。時刻1.5秒にお
いて、制御部100はモータ駆動部72に対して、サッ
クバックバルブ70の状態を維持させるような制御信号
S72を出力し、モータ駆動部33に対しては、レジス
トを吸引させるような制御信号S33を出力する。モー
タ駆動部33がこのような制御信号S33を受信する
と、モータ34が駆動されてべローズ32が伸びる。こ
れによってガロンビン21中のレジスト20が設定され
た量だけレジストポンプ30に吸引される。時刻2.5秒
において、制御部100はモータ駆動部33に対して、
レジストの吸引を停止させるような制御信号S33を出
力する。モータ駆動部33がこのような制御信号S33
を受信すると、モータ34が停止する。これらの動作
は、すべて制御部100によって同期制御されている。
【0048】以上のように第2の実施の形態によれば、
フィルタとドレン間のスローリークをもフィルタバルブ
により制御するようにしたので、第1の実施の形態で得
られる効果に加えて、フィルタの目ずまりによってレジ
ストの吐出量が減減少することを確実に防止することが
できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、第1のパルスモータまたはサーボモ
ータで駆動されるレジストポンプと、第2のパルスモー
タまたはサーボモータで駆動されるオペレートバルブ
と、第3のパルスモータまたはサーボモータで駆動され
るサックバックバルブとを備え、それら第1から第3の
パルスモータまたはサーボモータに対して第1〜第3の
制御信号を送って同期制御を行う制御部を設けたので、
レジストをノズルからウエハに吐出する場合の吐出量と
吐出状態とが、両方とも制御可能になる。第3の発明に
よれば、第1のパルスモータまたはサーボモータを駆動
してレジストを吸収しておき、その第1のパルスモータ
またはサーボモータを駆動して、レジストポンプにレジ
ストの圧送を開始させおき、第2のパルスモータまたは
サーボモータを駆動してオペレートバルブを開く。ここ
で、各パルスモータまたはサーボモータは速度制御が容
易であり、レジストの一度引きやレジストの細りのない
吐出を開始できる。また、レジストポンプを駆動したま
ま、オペレートバルブを遮断するので、吐出終了直前の
レジストの細りや吐出終了直後のボタ落ちを防止しつ
つ、レジストの吐出を終了できる。さらに、吐出が終了
した後、第3のパルスモータまたはサーボモータでサッ
クバックバルブを閉状態から開状態にする。この第3の
パルスモータまたはサーボモータも速度制御が容易なの
で、サックバック動作の速度も適正化され、所望量のレ
ジストをノズルから引き戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すレジスト吐出シ
ステムの構成図である。
【図2】従来の一般的なレジスト吐出システムの構成図
である。
【図3】図2中のエアオペレートバルブ14の要部の断
面図である。
【図4】図2中のサックバックバルブ15の要部の断面
図である。
【図5】レジストの吐出状態を説明する図である。
【図6】図1中のモータ駆動部33の概要を示す構成図
である。
【図7】オペレートバルブ及びサックバックバルブの正
面図である。
【図8】オペレートバルブ及びサックバックバルブの側
面図である。
【図9】図1の吐出シーケンスを示すタイムチャートで
ある。
【図10】図1の吐出シーケンスを示すタイムチャート
である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示すレジスト吐出
システムの構成図である。
【図12】図11の吐出シーケンスを示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
20 レジスト 21 ガロンビン 22,43,54,73 配管 30 レジストポンプ 33,62,72 モータ駆動部 34 パルスモータまたはサー
ボモータ 50 フィルタ部 53 圧力計 60 オペレートバルブ 70 サックバックバルブ 80 ノズル 91 ウエハ S33,S62,S72 制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉高 直人 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下田島19370 有限会社宮崎マシンデザイン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルを有し、該ノズルから半導体ウエ
    ハの表面にレジストを吐出するレジスト吐出システムに
    おいて、 前記レジストを貯蔵する容器と、 第1の制御信号で設定されたタイミングで駆動される第
    1のモータを有し、該第1のモータの駆動によって前記
    容器中のレジストを所定量吸収し、該吸収したレジスト
    を圧送するレジストポンプと、 前記レジストポンプから前記ノズルへ至るレジストの流
    路に設けられたオペレートバルブであって、第2の制御
    信号で設定されたタイミングで駆動される第2のモータ
    を有し、該第2のモータの駆動によって、前記レジスト
    の流路における前記レジストの遮断と開放とを行う前記
    オペレートバルブと、 前記レジストの流路に設けられたサックバックバルブで
    あって、第3の制御信号で設定されたタイミングで駆動
    される第3のモータを有し、前記レジストの吐出が終了
    した後に該第3のモータの駆動により、該ノズルの先端
    のレジストを適当量引き戻す前記サックバックバルブ
    と、 前記第1の制御信号、第2の制御信号及び第3の制御信
    号を発生して前記レジストポンプと前記オペレートバル
    ブと前記サックバックバルブとに対する同期制御を行
    い、前記レジストの吐出状態を制御する制御部とを、 備えたことを特徴とするレジスト吐出システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレジスト吐出システムは
    さらに、 前記レジストポンプと前記オペレートバルブとの間に設
    けられたフィルタと、 前記レジストポンプと前記フィルタとの間のレジストの
    圧力を計測し該計測結果を前記制御部に伝達する圧力計
    とを有し、 前記制御部は、前記計測結果を参照して前記第1の制御
    信号、第2の制御信号及び第3の制御信号を送出する構
    成にしたことを特徴とする請求項1記載のレジスト吐出
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のレジスト吐出システムは
    さらに、 前記レジストポンプと前記オペレートバルブとの間に設
    けられたフィルタと、 前記フィルタに接続され、第4の制御信号によって動作
    するフィルタバルブであって、前記レジストポンプによ
    る前記レジストの圧送が終了した後に前記フィルタ内の
    残圧を開放する前記フィルタバルブとを有することを特
    徴とする請求項1記載のレジスト吐出システム。
  4. 【請求項4】 ノズルから半導体ウエハの表面にレジス
    トを吐出するレジスト吐出方法において、 前記レジストの吸収と圧送を行う機能を有するレジスト
    ポンプを第1のモータで駆動し、前記レジストを貯蔵し
    た容器から該レジストを所定量吸収させる吸引処理を行
    う工程と、 前記第1のモータを駆動して前記レジストポンプに吸収
    したレジストの前記圧送を開始する工程と、 前記レジストポンプから前記ノズルへ至るレジストの流
    路の遮断及び開放を行う機能を有するオペレートバルブ
    を、前記圧送の開始から所定の時間経過したのちに第2
    のモータで駆動し、該流路を開放して前記レジストの吐
    出を開始する工程と、 前記流路が開放されるのとほぼ同時に、前記流路に設け
    られ閉状態から開状態になることで該ノズル内部のレジ
    ストを適当量引き戻す機能を有するサックバックバルブ
    を、第3のモータで駆動して閉状態とし、該引き戻しに
    対する準備を行う工程と、 前記流路が開放と前記引き戻しの準備が行われてから所
    定の時間が経過したのちに、前記オペレートバルブを前
    記第2のモータで駆動し、該流路を遮断して前記レジス
    トの吐出を終了する工程と、 前記第1のモータの駆動を停止し、前記レジストポンプ
    の前記レジストの圧送を停止する工程と、 前記オペレートバルブによる前記流路の遮断と同時ある
    いはその後に、前記サックバックバルブを前記第3のモ
    ータで駆動して開状態に設定し、前記ノズルの内部のレ
    ジストを適当量引き戻させる工程とからなる吐出工程を
    実施することを特徴とするレジスト吐出方法。
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