JP4644783B2 - モールディング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はモールディングに係り、例えば自動車の天井パネルに沿って配置されて雨水を導水可能なモールディングに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示す自動車30は、天井パネル31と、天井パネル31を挟むように配置された一対の稜部パネル32,32との間の目地を処理するために、進行方向に沿って一対のモールディング40Aが設けられている。
【0003】
図4(A)に示すように、モールディング40Aは、天井パネル31および稜部パネル32間に形成された接合溝33内に配置される断面略矩形状の脚部41と、脚部41に沿って設けられた意匠部42およびリップ部43,43とを有する断面略H字状に形成されている。
このモールディング40Aは、脚部41にインサート成形された硬質の芯材44により一定の撓み強度を有しているとともに、意匠部42が接合溝33の段差部34,34に密着し、かつ、リップ部43,43がそれぞれ接合溝33の内面に密着することにより、接合溝33の防水性を得るとともに、接合溝33に対して自己保持している。
【0004】
一方、図4(B)に示すモールディング40Bおよび図4(C)に示すモールディング40Cは、リップ部42に積層するように形成された肉盛部45,46により断面略V字状あるいは断面略コ字状の樋部47,48が設けられている(従来例)。
これらのモールディング40B,40Cによれば、リップ部42に樋部47,48が設けられているため、樋部47,48が天井パネル31側を向くように接合溝33に嵌合されれば、自動車の天井パネル31上に溜まった雨水が樋部47,48に導水されてウィンドウスクリーンあるいはリヤウィンドウに流れ落ち、これにより自動車に乗降する乗員に対して雨水が流れ落ちないという効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した従来例は、樋部47,48が断面略V字状あるいは断面略コ字状であるため、例えば自動車の乗員が乗降する際に身体を支えるために、乗員の指が樋部47,48内に挿入される可能性がある。
この場合、樋部47,48を介してモールディング40B,40Cに力が作用するため、接合溝33に対するモールディング40B,40Cの位置ずれが生じたり、あるいは接合溝33からモールディング40B,40Cが浮き上がる虞れがある。
【0006】
このような問題は、自動車の乗員が乗降する場合だけに生ずるものではなく、例えば洗車時に洗車ブラシ等が樋部47,48に接触した場合にも同様に生ずる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は樋部が位置ずれの要因とならないモールディングを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載したように、自動車の天井パネルと稜部パネルとの間に形成され、前記天井パネル側及び前記稜部パネル側にそれぞれ段差部を備えた接合溝に配置されるモールティングであって、前記モールティングは、断面略矩形状の脚部と、前記脚部に沿って設けられた意匠部及びリップ部を有する断面略H字状の部材であり、前記意匠部は前記天井パネル側及び前記稜部パネル側の段差部に密着し、前記リップ部は前記意匠部の下側に設けられて前記接合溝の内面に密着し、前記意匠部は、上方を向く面に沿って配置されて雨水を導水するための樋部を有し、前記樋部の断面形状は断面入口よりも断面中央部の方が大きな略蟻溝状であり、前記断面入口が前記天井パネルから離れた側に配置された断面非対称形状であることを特徴としている。
ここで、樋部としては、断面入口よりも断面中央部が大きい、換言すれば断面入口から内方広がりの凹状に形成しておけばよい。また、このような樋部は、断面入口を中心とする線対称形状であってもよく、あるいは非対称形状であってもよい。
【0008】
このようなモールディングにおいては、樋部の断面形状が略蟻溝状であるため、例えば断面入口の幅寸法を人間における通常の指の太さよりも狭く設定しておけば、例えば自動車の乗員が乗降する際に身体を支えるために、乗員の指が樋部内に挿入される可能性を回避できることになる。
従って、このモールディングにおいては、従来のように、接合溝に対する位置ずれや、あるいは浮き上がり等の虞れを低減できることになり、これにより前述した目的を達成できる。
【0009】
また、本発明にかかるモールディングにおいては、樋部の断面形状は前記断面入口が前記天井パネルから離れた側に配置された断面非対称形状であるため、動車の乗員の指が樋部内に挿入された場合、当該モールディングに加えられる梃作用を軽減できることになる。
すなわち、このモールディングにおいては、乗員の指が樋部内に挿入されても、位置ずれ等の虞れを少なくできることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、既に図3および図4において説明した部材等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0011】
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるモールディング10は、自動車の天井パネル31および稜部パネル32間に形成された接合溝33内に配置される断面略矩形状の脚部11と、脚部11に沿って設けられた意匠部12,12およびリップ部13,13とを有する断面略H字状に形成されている。
このモールディング10は、脚部11の芯材14により一定の撓み強度を有しているとともに、意匠部12,12が接合溝33の段差部34,34に密着し、かつ、リップ部13,13がそれぞれ接合溝33の内面に密着する。
このようなモールディング10は、意匠部12,12に雨水を導水するための樋部15が設けられている。
【0012】
樋部15は、断面入口15Aよりも断面中央部15Bが大きい略蟻溝状、換言すれば断面入口15Aから断面中央部15Bに向かって内方広がりの凹状に形成されている。
この樋部15は、断面中央部15Bの端部に断面入口15Aが配置された断面非対称形状とされ、断面入口15Aの幅寸法が人間における通常の指の太さよりも狭く設定されている。
【0013】
前述したモールディング10によれば、樋部15の断面形状が略蟻溝状であるため、自動車の乗員が乗降する際に身体を支えるために、乗員の指が樋部15内に挿入される可能性を回避できる。
従って、このモールディング10によれば、従来のように、接合溝33に対する位置ずれや、あるいは浮き上がり等の虞れを低減できる。
【0014】
特に、このモールディング10によれば、樋部15における断面入口15Aの幅寸法が人間における通常の指の太さよりも狭く設定されているため、乗員の指が樋部15内に挿入される可能性をさらに低減できる。
【0015】
また、前述したモールディング10によれば、樋部15が断面非対称形状であるため、樋部15の断面入口15Aが自動車の天井パネル31から離れるように配置しておけば、例えば自動車の乗員の指が樋部15内に挿入された場合に生ずる梃作用を軽減でき、これにより位置ずれ等の虞れを一層少なくできる。
【0016】
図2には、本発明に係る参考例のモールディング20が示されている。
モールディング20は、前述した第1実施形態と同様に、雨水を導水するための樋部25が、断面入口25Aよりも断面中央部25Bが大きい略蟻溝状、換言すれば断面入口25Aから断面中央部25Bに向かって内方広がりの凹状に形成されている。
この樋部25は、断面対称形状とされ、断面入口25Aの幅寸法が人間における通常の指の太さよりも狭く設定されている。
【0017】
以上のようなモールディング20によれば、基本的に前述した第1実施形態と同様に構成されているため、前述した第1実施形態と同様な効果が得られる。
そして、このモールディング20によれば、樋部25が断面対称形状であるため、当該モールディング20に方向性がなく、接合溝33に嵌合する作業を簡略化できる。
【0018】
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であり、その材質や樋部の形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0019】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、所定部材における上方を向く面に沿って配置されて雨水を導水するため樋部の断面形状が略蟻溝状であるため、例えば断面入口の幅寸法を人間における通常の指の太さよりも狭く設定しておけば、指が樋部内に挿入される可能性を回避でき、接合溝に対する位置ずれや、あるいは浮き上がり等の虞れを低減できる。
【0020】
また、本発明によれば、の断面形状は前記断面入口が前記天井パネルから離れた側に配置された断面非対称形状であるため、当該モールディングに加えられる梃作用を軽減でき、位置ずれ等の虞れを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態を示す要部断面図である。
【図2】 本発明に係る参考例を示す要部断面図である。
【図3】 モールディングの使用箇所を示す模式斜視図である。
【図4】 従来のモールディングを示す要部断面図である。
【符号の説明】
10,20 モールディング
15,25 樋部

Claims (1)

  1. 自動車の天井パネルと稜部パネルとの間に形成され、前記天井パネル側及び前記稜部パネル側にそれぞれ段差部を備えた接合溝に配置されるモールティングであって、
    前記モールティングは、断面略矩形状の脚部と、前記脚部に沿って設けられた意匠部及びリップ部を有する断面略H字状の部材であり、
    前記意匠部は前記天井パネル側及び前記稜部パネル側の段差部に密着し、
    前記リップ部は前記意匠部の下側に設けられて前記接合溝の内面に密着し、
    前記意匠部は、上方を向く面に沿って配置されて雨水を導水するための樋部を有し、
    前記樋部の断面形状は断面入口よりも断面中央部の方が大きな略蟻溝状であり、
    前記断面入口が前記天井パネルから離れた側に配置された断面非対称形状であることを特徴とするモールティング。
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